超音波検査の基礎知識

・超音波とは

・超音波の歴史

・超音波検査の注意点

・当院の超音波検査

・検査部ワークショップ

超音波検査の基礎知識

・超音波とは

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・超音波検査の注意点

・当院の超音波検査

・検査部ワークショップ

超音波といえば

イルカ、クジラ コウモリ

コウモリは盲目であるにもかかわらず、洞窟の中で自由に飛び回り、なおかつ虫も捕まえてしまうのは、超音波を利用しているから

エサの魚がいる方向や距離、大きさなどを判別

形だけでなく、材質の違いも区別

また仲間同士でコミュニケーションも図ります

イルカのこうした能力は「エコーロケーション」。

超音波を出す動物

夜行性の鳥、 アザラシ、 マウス、 ラットなど

ゴキブリ

イヌ、ネコ

ツキノワグマ

超音波

ヒトの可聴域（音波） 約20～20000Hz

これより周波数の高い音を 超音波 （定義：聞く事を目的としない音）

これより周波数の低い音を 超低音

一般的な超音波装置

3～20MHz前後が一般的に用いられる。（3.5～18×10⁶Hz）

超音波検査 ＝ エコー

やまびこ ＝ 音波のエコー

心エコーや腹部エコー ＝ 超音波のエコー

反射波を画像化したもの

音波が壁・射面などで反射し返って来る現象。やまびこ、こだま

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・超音波の歴史

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・当院の超音波検査

・検査部ワークショップ

1912年 豪華客船のタイタニック号の沈没事故がきっかけ

船から海中の氷山の位置を調べる方法として、水の中で減衰しにくい超音波が跳ね返ってくるまでの時間を測定

1914年 3km先の氷山を見つけられるようになった

第一次世界大戦では潜水艦の位置を知る目的に利用

この時に作られた超音波が現在の医療用超音波の基礎になった（100年目）

1880年 人間が超音波を作り出せるようになる。

医療用 超音波

1950年代より各診療科で用いられるようになった

心臓エコー 1967（昭和42）年

米国Indiana州立Indiana大学医学部

Mモード法による左心房径（LAD）計測法や

Mモード法による左心機能の評価法としての心室径の計測法を確立

産婦人科エコー（胎児） 1976年1月に鹿児島で日本ではじめて出生した、「山下さんちの五つ子」のために開発されたらしい

大きく膨れた体内にごちゃごちゃに入った胎児を観察できる高性能超音波

エコーでは4人確認できたが・・・

お産をしたその場ではじめて五つ子だったことが判明した

・大和運輸「クロネコヤマトの宅急便」を開始

1日 2個口の荷物配達からのスタート

・ロッキード事件、モントリオール五輪でのコマネチの活躍の年・

・「徹子の部屋」（テレビ朝日系）放送開始

・不毛地帯 発刊および映画化

・青春の門 「筑豊編」で 五木寛之は吉川英治文学賞

・こちら葛飾区亀有公園前派出所、週刊少年ジャンプにて連載開始

・はやった歌 およげ！たいやきくん・ ビューティフル・サンデー

春一番 S.O.S なごり雪

・1976年生まれの有名人

城島健司 山本モナ はるな愛 岩崎ひろみ 観月ありさ

中谷美紀 タカ（タカアンドトシ） 森山直太郎 小島聖

1976年

松山赤十字看護専門学校と改名

37～8年経過した今

産婦人科領域では4Dエコーの時代

当院産婦人科でも4Dを導入

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・超音波検査の注意点

・当院の超音波検査

・検査部ワークショップ

超音波検査の注意点

・プローブ選択 コンベックス； 腹部、骨盤内臓器、深部の血管 リニア； 血管、表在臓器、消化管（腸管、膵臓、胆嚢など） セクタ； 心臓、腎動脈狭窄などの高速血流 ・ゲイン調整 様々な強度の信号から必要な強度を選び調整する。 ・ダイナミックレンジ（DR） ゲイン調整する信号強度の幅 ・STC 同じエコー源でも深さにより強度は変わるので一定にする ・フォーカス 観察したい深さにピントを合わせる ・ボディーマーク どの部位をどの体位で撮影したかを表示

プローブ選択

コンベックス； 腹部、骨盤内血管・臓器、深部の血管

リニア； 血管、表在臓器、消化管（腸管、膵臓、胆嚢など）

セクタ； 心臓、腎動脈狭窄、仮性動脈瘤などの高速血流

プローべ はガラスのように繊細です！！ 慎重に扱ってください

当てたり、落としたら壊れます・・・ 1本 定価150～200万円 by心エコーの達人

腹部、消化管

ゲイン調整 ダイナミックレンジ（DR）

高輝度

低輝度

GAIN調整 DRレンジ調整

DRを狭く設定

DRを広く設定

窓の幅を調整

パリッと硬いイメージに・・・

ボヤっと軟らかいイメージ

STC 、フォーカス、ボディーマーク

均一に

見たいところへ

同じエコー源でも深度が違うと

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・当院の超音波検査

・検査部ワークショップ

当院の超音波検査

・心臓エコー

・頸動脈エコー

・下肢動脈/静脈エコー

・腎動脈エコー （腎機能・腎形態評価、腎性高血圧、副腎評価ほか）

・関節エコー （関節リウマチの評価）

・シャントエコー （シャント内血流量の評価）

・乳腺エコー

・腹部エコー（健康管理センター）

・病棟ポータブルエコー （腹部エコー、甲状腺エコーなど）

・上腹部エコー

・頚部/甲状腺エコー

検査室対応

放射線科外来対応

★入院中の患者（基本的に午後対応です）★

状態が悪くストレッチャーでの移動・・・チョット大変

起動力もエコーのメリットです！

・検査目的を明記

（臨床症状や観察部位）

検査オーダ上のお願い

・まずはABI

そして下肢動脈エコー

・DVT疑いで下肢静脈エコー

D-ダイマーは依頼してますか？

・胆道系、腎動脈エコー

食後はちょっと・・・

・もしエコーで困った時には・・・ 検査室までお電話ください

一緒に診ましょう！！

心臓エコー室 下肢動脈/静脈エコー

頸動脈エコー

腎動脈エコー

関節、シャントエコー

病棟ポータブルエコー

神経機能検査室

☎ 内線 2739 ☎ 内線 2269

超音波検査士

心臓領域 4名

消化器領域 2名

血管領域 2名

表在臓器 2名

健診領域 1名

血管診療技師（CVT） 2名

検体検査のデータも

反映させます

心電図、肺機能、血管検査系

各種エコーレポート

各種エコー画像

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・当院の超音波検査

・検査部ワークショップ

平成 25年 7月１１日

平成 25年度 第 1回検査部ワークショップ

開催日 平成 25年 7月 31日（水）

開催時間 18時 30分～（一時間程度）

開催場所 松山赤十字病院 検査部 血液検査室 ＆ 神経機能検査室

参加の先生方には血液形態検査（Aグループ）と超音波検査（Bグループ）の 2グ

ループに分かれて頂くことになります。次回開催の際に Aが超音波、Bが血液形態

検査の研修を行って頂き、どちらも研修できるよう計画しております。

先日の日程調査の結果から、以下のとおり出席者を２グループに分けていますので、

ご出席の程よろしくお願いします。

氏名 グループ 氏名 グループ

河内先生 Ａ 吉屋先生 Ｂ

谷口先生 Ａ 西川先生 Ｂ

馬庭先生 Ａ 沼田先生 Ｂ

安野先生 Ａ 中尾先生 Ｂ

林先生 Ａ 吉田（安）先生 Ｂ

吉田（和）先生 Ａ 河野先生 Ｂ

山添先生 Ａ 大野先生 Ｂ

山本先生 Ａ 吉岡先生 Ｂ

澤口先生 Ａ 中田先生 Ｂ

丸本先生 Ａ 古川先生 Ｂ

・血算（CBC）

・標本作製

・ギムザ染色

・血液形態検査 など

・心臓エコーの基本的操作など

7月31日（水曜日） 研修医を対象とした検査部ワークショプ開催

〇今年度の第一回目

血液形態検査＆心臓エコーを実施

8月に同ワークショップ開催

昨年度と同様に微生物検査（グラム染色の実際や鏡検）や輸血関連検査も予定

7月 血液形態＆エコー 8月 エコー＆血液形態 9月 微生物検査＆エコー 10月 エコー＆微生物検査 11月 エコー全般 12月 エコー全般 1月 輸血関連検査＆エコー 2月 エコー＆輸血関連検査

心臓エコー

基本的な描出法や心エコークイズ

エコー検査

なぜか裸で・・・・腹部エコー

血液形態検査

微生物検査

輸血関連検査

今年度も一緒に勉強しましょう

よろしくお願いします