運輸・倉庫業でのit徹底活用による業務革新 - fujitsucopyright 2008 fujitsu limited...

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Copyright 2008 FUJITSU LIMITED 運輸・倉庫業でのIT徹底活用による業務革新 ~物流現場情報の活用による業務効率化と環境負荷低減の追求~ 2008年5月15日 富士通株式会社 流通ビジネス本部 ロジスティクス推進部 シニアコンサルタント 横山正弘

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運輸・倉庫業でのIT徹底活用による業務革新~物流現場情報の活用による業務効率化と環境負荷低減の追求~

2008年5月15日富士通株式会社

流通ビジネス本部 ロジスティクス推進部シニアコンサルタント 横山正弘

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目 次目 次

1.物流業界の方向性と情報化

2.物流事業者のデータ活用による業務革新

3.富士通のロジスティクスソリューションご紹介

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1.物流業界の方向性と情報化1.物流業界の方向性と情報化

• 業界の環境

• 財務から見た物流事業者のカテゴリ

• 経営の方向性とIT投資

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1.1 物流業界を取り巻く環境1.1 物流業界を取り巻く環境

□価格競争の激化→低い利益率□サービスの高度化→時間指定、決済サービス,

デビット・クレジットカード対応

□モーダルシフト□共同運送による輸送効率向上

□燃料費の高騰

□価格競争の激化→低い利益率□サービスの高度化→時間指定、決済サービス,

デビット・クレジットカード対応

□モーダルシフト□共同運送による輸送効率向上

□燃料費の高騰

□景気低迷による貨物量の伸び悩み□輸送品質の高品質化□時間指定への厳しい要求□輸送速度の短縮化□小口多頻度(一括)運送の要請□静脈物流の進展(リサイクル・産廃)

□景気低迷による貨物量の伸び悩み□輸送品質の高品質化□時間指定への厳しい要求□輸送速度の短縮化□小口多頻度(一括)運送の要請□静脈物流の進展(リサイクル・産廃)

□新規荷主・サービスの開拓□国際一貫物流事業

□3PL事業への取組□日々収支管理の実施□数値による事業・荷主評価

□新規荷主・サービスの開拓□国際一貫物流事業

□3PL事業への取組□日々収支管理の実施□数値による事業・荷主評価

□道路交通の情報化の進展□車両の知能化(車載端末、携帯電話)□特殊ノウハウの標準化□インターネットによる業務効率化□統合配車システム

□道路交通の情報化の進展□車両の知能化(車載端末、携帯電話)□特殊ノウハウの標準化□インターネットによる業務効率化□統合配車システム

□自社および荷主の内部統制対応□個人情報保護・プライバシーマーク□グリーン物流・改正省エネ法(エネルギー消費量報告義務付け)

□国際規格化(ISO9000、ISO14000、HACCP)

□2003年運転規制 (最高速度、長距離運転)

□自社および荷主の内部統制対応□個人情報保護・プライバシーマーク□グリーン物流・改正省エネ法(エネルギー消費量報告義務付け)

□国際規格化(ISO9000、ISO14000、HACCP)

□2003年運転規制 (最高速度、長距離運転)

□物流コストの低減・品質向上□SCMの導入

□新規商品・サービス開発□物流業務のアウトソーシング化□共同配送化

□KPIによる物流事業者評価

□物流コストの低減・品質向上□SCMの導入

□新規商品・サービス開発□物流業務のアウトソーシング化□共同配送化

□KPIによる物流事業者評価

□高齢化 (ドライバーの平均年齢上昇)□若年労働力不足□人件費削減努力□数値による評価制度の見直し

(ドライバーの意識改革)□労務管理の徹底(コンプライアンス)

□高齢化 (ドライバーの平均年齢上昇)□若年労働力不足□人件費削減努力□数値による評価制度の見直し

(ドライバーの意識改革)□労務管理の徹底(コンプライアンス)

◇業界動向 ◇市場動向

◇事業改革

◇規制/規格◇顧客 ◇雇用/組織/人事

◇情報技術

固有価値の創出

ローコスト経営

新規事業展開スピード経営多角化経営

業務改革・業務改革・改善の継続的改善の継続的

な取組な取組

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物流事業者の戦略 勝ち残る物流事業者の形態

環境対応戦略

→グリーン物流の実践→回収物流→梱包資材リサイクル

国際化戦略

→国際ネットワーク形成→輸出入機能強化

売上拡大戦略

→3PL事業/共同化

アライアンス事業

総合物流サービス業総合物流サービス業(3PL,(3PL,システム物流システム物流))

((荷主企業における物流業務全般を荷主企業における物流業務全般をサポート)サポート)

専門特化サービス業(特定地域・特定分野)専門特化サービス業(特定地域・特定分野)

二極分化

二極分化

費冷凍倉庫

製品倉庫

流通倉庫

トランクルーム 個人

輸入倉庫

原材料倉庫

輸出入倉庫

リサイクルセンター

備蓄倉庫

1.3 勝ち残る物流事業者の戦略と形態

特化サービス集中化戦略

→低温物流、求貨求車

生鮮物流、特定業界荷主

収支管理・数値管理徹底による利益確保

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1.4 物流事業者における経営の方向性

②企業間のアラインス・組合化によるネットワーク拡大

①既存事業の維持(コストダウン重視) ③特定業界・サービスへの特化

④個別荷主の物流業務の包括的受託(3PL)

受託業務規模

受託作業内容既存の業務 カストマイズされた個別特化業務

・タイプの異なる企業のアライアンス(機能による棲み分け、アライアンスによる機能補完。)

・タイプが同一の企業のアライアンス(エリア、市場による棲み分け、アライアンスによるエリア補完。)

・中堅運送事業者によるアライアンス(共同組合設立。共同受注、配車の実施)

・積載率、実車率、回転率の向上・燃費改善・安全管理による保険、補償コスト削減・トラック稼働時間を増やせる荷主開拓

・輸配送+物流センター運営業務・受注代行(セールスドライバー)・受注センター運営・製造業における調達物流、資材管理、ライン投入など上流の物流業務受託・荷主物流部門、物流子会社と共同での戦略立案

・定温、低温物流、宅配・特定業界の共同配送(医薬品・自動車部品・菓子・日配品)

・特殊貨物と付加サービス(パソコン、家電、家具の設置サービス)

・流通加工業務(アパレル、梱包)・フォワーダー、引越業

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1.51.5 既存事業の維持既存事業の維持

● コストダウンの徹底

・積載率、実車率向上、回転率向上~配車計画(積み合わせ)の改善

・エコドライブの徹底による燃費向上~デジタコの活用

・安全管理を重視した運行管理指導による、事故補償費や保険料の削減

● 既存資源(車両・ドライバー)を有効活用するための荷主開拓(営業活動)

・トラックの稼働時間を増加させるための荷主開拓(時間帯別の荷主、荷物の開拓)

実行すべき施策

●デジタコ機能導入により、燃費向上。安全管理を徹底し輸送品質向上

●配車支援システムによる積載率・回転率・実車率向上

●ハンディーターミナル、DPSなど庫内現場システム導入による品質、作業改善によるコストダウン

ITの活用例

現場の業務の情報化・目的を絞った改善

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1.61.6 企業間のアライアンス・組合化によるネットワーク拡大企業間のアライアンス・組合化によるネットワーク拡大

● 共通の目的・目標を持つ事ができる企業を探す

● アライアンス、組合化によるビジネスのメリット・デメリットを明確し、事業計画を作成する

● 参加企業各社の責任範囲の明確化と出資

● 必要に応じて、物流効率化法などの適用を受け、補助金や低利子融資などを活用する

実行すべき施策

●中堅運送事業者のシステム共同利用~A共同組合(共同受注配車拠点設立による受注配車システム)

共同組合B社(地場中堅6社、通過型物流センターシステム)

共同組合C社(共同配車システム、共同購入システム)

ITの活用例

企業間の業務標準化システムの共同構築・共同使用

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1.71.7 特定業界・特定業界・特定特定サービスへの特化サービスへの特化

● 定温、低温物流~A運輸倉庫、B運輸~輸送中の温度管理システム、車両動態把握システム

● 特定業界の共同化~C倉庫(医薬品メーカー物流)における業界EDI構築

● 求貨・求車システムによる新規情報ビジネス~D社

実行すべき施策

ITの活用例

● 自社サービスの差別化要因の明確化(強み、弱みの認識)~ロケーション、業界、システム、組織ネッ

トワーク

● 特化するマーケットの調査、設定

● 攻略するマーケットの慣習、特性の理解

● 受託にあたり、対象マーケット・サービスに特化した物流拠点、設備、情報システム、車両の整備

● 攻略するマーケット内部での、実績やノウハウの展開活動の継続(シェアの早期拡大)

特化マーケットに最適化された、情報システムインフラ

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1.81.8 個別荷主の物流業務の包括的受託(3PL)個別荷主の物流業務の包括的受託(3PL)

● 自社の差別化要因の明確化(強み、弱みの認識)

● 提案の対象とするマーケットの調査、設定

● 攻略する荷主業界の慣習、特性の理解

● 専任担当者の設置(営業・情報システム・現場)と、提案力の育成

● 受託にあたり、効率化や荷主へのアピールのための物流拠点、設備、情報システムの整備

● 業務受託後の運営ルール、作業マニュアルの整備

● 荷主毎のコスト管理と、改善活動の継続

実行すべき施策

●日々の業務に関する収支決算システム

●3PL事業受託のための、荷主業界別標準化システムの開発と導入

●荷主別の収益分析・管理システム

●生産性、時間、品質など数値管理により、業務をマネジメントできるシステム

●物量実績データからモーダルシフト実施時のCO2排出量シミュレーションシステム

ITの活用例

コスト・品質・生産性・環境をマネジメントできる情報システム

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2.物流事業者のデータ活用による業務改革2.物流事業者のデータ活用による業務改革

社内部門間の壁と対策

数値管理経営について

数値管理を支援する情報システム

企業事例

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2.1物流事業者 社内部門間の見えない「壁」2.1物流事業者 社内部門間の見えない「壁」

「うちの営業所は利益が出ていないが、それは現場部門でコストがかかっているからだ。」「間接部門はサポートが良くないわりにコストがかかっている。」「コストがかかる顧客でも、売上を上げるためには、つきあわざるを得ない」「見積はきちんとやっているのに利益が出ない。」「現場の品質が低いから荷主からクレームが多い。」

「現場がどれだけ改善しても、営業が顧客から無理な取引条件を受け入れる以上、コスト高は避けられない。」「全ての責任は、現場作業を理解しない営業にある。」「自分の出来る範囲で、改善は行っている。」

「自分たちは、売上や利益向上に貢献できる立場では無い。」

「営業部門や物流現場部門が、コスト高体質の原因を作っている。」

物流現場部門 間接部門

営業部門

「同業他社に比較して、コスト・品質面で、差別化できていない。」「そもそも、どこに問題があるのか? どこから着手すべきか?」「見える化という言葉が叫ばれているが、なにが見えたら改善・改革ができるのか?」「荷主と交渉するための、説得材料となる物がない。」

経営層

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2.2 社内の見えない壁を壊すには?

①改革目標の数値指標化

・顧客毎、委託先毎ごとの利益率・取り扱いサービスメニュー毎の利益率・物流業務(工程)毎の経費率・事業所毎の営業利益率

②全社部門間の共通語・目標の設定

・管理部門/営業/物流現場部門の部門間横断・ボトルネック(ムダ、制約条件)の早期発見・利益が出せる物流サービス、営業の提案活動・全社の統一基準による部門別比較、競合他社とのベンチマークの実現による改善

①正確・簡単なデータの収集(財務データなど複数システム連携、現場端末活用)②スピーディ、リアルタイムな実績データを収集(高速ネットワーク、モバイル)③データ統合・短時間で簡単に分析(統合・集中化システムによるデータ処理)

物流現場業務データを「見える化」する事により、従来の不明確な基準から、全社統一の明確な数値による評価基準への移行が必要である。

ITによる支援

②数値管理経営を支援するIT化推進

①数値管理経営

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2.3 数値管理経営における経営指標例

QQ品質品質

CCコストコスト

物流物流KPIKPI

((重要業績評価指標重要業績評価指標 ))

物流物流KGIKGI

((重要目標達成指標重要目標達成指標 ))

誤納品率誤ピッキング率誤入荷検品率欠品数、件数在庫精度ドライバー別・車両事故数・交通違反数・荷物事故回数・指定時間遵守率現場作業員別・作業品質・クレーム件数

営業コスト輸配送費・燃料費・車両費・人件費パート化比率設備維持費傭車比率梱包資材コスト梱包資材リサイクル管理コストEDI化比率案件別コスト荷主別収支営業利益率

納品リードタイム問合せ応答時間クレーム処理時間荷主からの出荷指示受付時間(締め時間)

ISO9000認証取得ISO14001認証取得内部統制対応プライバシーマーク取得

評価指標評価指標

物流トータルコスト

削減

納品リードタイム短縮拠点集約

受注件数増加

在庫回転率ピッキング効率対物量人件費庫内佐合別効率受注確率車両積載率車両回転率車両実車率物量/人員車両稼働率設備稼働率・時間個人別生産性協力会社別生産性

PP生産性生産性

DD時間時間

KPIは、Key Performance Indicator、KGIとは、Key Goal Indicatorの略である。

数値管理指標(KPI)をカテゴリー(生産性、品質、コスト、時間、環境)別に設定し、全社の共通目標とする。

EE環境環境

CO2総排出量

CO2原単位削減

グリーン経営

車両別燃費ドライバー別燃費事務所電気使用量荷主別CO2排出量拠点別CO2排出量アイドリング時間モーダルシフト率

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2.6 例えば、輸配送の現場では・・・・・・

作業現場からのデータ収集と集約化作業現場からのデータ収集と集約化物流現場の可視化

社内業務の改善・改革を促進するPDCAサイクルの確立社内業務の改善・改革を促進するPDCAサイクルの確立

WMSの集中管理①現場業務から、実績(時間、品質、生産性、コスト、環境関連)データを自動収集。

(車載ステーション、ハンディターミナル、携帯電話、タイムレコーダを活用したデータ収集)

①現場業務から、実績(時間、品質、生産性、コスト、環境関連)データを自動収集。

(車載ステーション、ハンディターミナル、携帯電話、タイムレコーダを活用したデータ収集)

②収集したデータを一カ所に集約し、データベース化する。(全社での活用、比較のため)②収集したデータを一カ所に集約し、データベース化する。(全社での活用、比較のため)

④データベースから、定期的(日々、月、四半期、年次)に評価数値を自動算出する。

営業所別、車両別、荷主別などで、横並びに比較する事により、改善指示を出す。

④データベースから、定期的(日々、月、四半期、年次)に評価数値を自動算出する。

営業所別、車両別、荷主別などで、横並びに比較する事により、改善指示を出す。

①受注・荷主指示データに基づく、作業・配車計画立案・モーダルシフト計画立案。①受注・荷主指示データに基づく、作業・配車計画立案・モーダルシフト計画立案。

②作業・配車計画データに基づき、ハンディターミナル、車載ステーション、携帯電話、業務用ナビに作業指示。

リアルタイムな庫内作業実態・運行実態(動態)の把握による、計画値との差異把握。

現場作業における、作業時間、待ち時間、納品先到着時間、荷物積込時間のデータ収集。

②作業・配車計画データに基づき、ハンディターミナル、車載ステーション、携帯電話、業務用ナビに作業指示。

リアルタイムな庫内作業実態・運行実態(動態)の把握による、計画値との差異把握。

現場作業における、作業時間、待ち時間、納品先到着時間、荷物積込時間のデータ収集。

③作業・配車計画と作業実績データの突き合わせによる、計画精度向上のための確認。

日々、週、月、四半期単位での改善計画、実行、結果推移のPDCAサイクル実行。

荷主、荷物カテゴリ別の作業生産性、品質向上のためのノウハウを全社でナレッジ化し、共有化する。

CO2排出量、燃費の推移を確認し、モーダルシフトの効果を確認する。

③作業・配車計画と作業実績データの突き合わせによる、計画精度向上のための確認。

日々、週、月、四半期単位での改善計画、実行、結果推移のPDCAサイクル実行。

荷主、荷物カテゴリ別の作業生産性、品質向上のためのノウハウを全社でナレッジ化し、共有化する。

CO2排出量、燃費の推移を確認し、モーダルシフトの効果を確認する。

PLANPLAN

DODO

CHECKCHECK

ACTIONACTION

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2.7 輸配送現場・拠点でのPDCAイメージ

輸配送業務におけるPDCAサイクルの確立

Check

Feed Back

Plan

Do

受注システム配車計画立案による積載率、実車率向上

動態把握による車両の有効活用

指定時間納品の管理

数値比較による改善点抽出評価実施Co2排出量計算

運行管理によるドライバー指導

エコドライブによるCo2削減

荷主

改善提案

車両活用・品質管理車両活用・品質管理

配車計画立案配車計画立案

運行管理運行管理

評価数値算出・改善検討評価数値算出・改善検討

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2.10 データ活用・数値管理経営まとめ

全社の風土、文化を変えていく経営者の強い意志が必要。さらに現場から拠点管理者、経営トップの全員の理解が必要

ただデータを収集すればいいと言うわけでは無い。問題点改善の仮説に基づき、必要なデータを選択して収集。

データ収集には手間をかけず、業務運用の中で自動的に収集できるシステムの構築。

現場改善だけでなく、人材育成と組織改革にも利用。拠点責任者のマネジメント能力向上を意識。

改正省エネ法の特定荷主企業からの、運行実態・CO2排出量データ提供依頼に備える。(荷主単独、物流事業者単独での改善には限界があるため、データ共有と共同改善へ取組。)

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3.富士通のロジスティクスソリューションご紹介3.富士通のロジスティクスソリューションご紹介

富士通のロジスティクソリューション体系

物流センターシステム・事例

グリーン物流・輸配送ソリューション・事例

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基幹から物流システムまでトータルにサポート

■ 物流情報システムソリューション

■ グリーン物流輸配送ソリューション

■ 物流センターソリューション

庫内運用と情報システムを中心とした物流センターの構築、運用をサポート

・情報システム

(WMS、庫内作業支援システム)

・庫内設備

(エンジニアリング、ソリューション製品)

・建物

(設計、監理、コンサルティング、ファシリティマネージメント)

荷主、物流事業者における輸配送業務のシステム構築、運用をサポート

・配車支援

・動態把握

・車載ステーション/運行支援

・CO2排出量計算

物流情報システムの構築・サービスをご提供

・集中・集約型在庫管理システム ・統合型輸配送情報システム・ロジスティクスマネージメントシステム 等

基幹システム

■コンサルティングサービス

■物流モデルの構築・改善

・最適拠点立地シミュレーション

・拠点統廃合シミュレーション

・共同配送/集中配車

■物流の可視化

・在庫コントロール・KPI/物流ABC・コスト管理・CO2排出量算出評価・物流センター投資回収

■物流運営改善・設計

・現場改善コンサル

・物流センター構想

・最適ルート設計

お客様の求める最適なお客様の求める最適なロジスティクスモデル・ロジスティクスモデル・機能を機能を各ソリューション・各ソリューション・サービスを組合せてご提供いたします。サービスを組合せてご提供いたします。

3.1 富士通のロジスティクスソリューション体系

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■ 物流情報システムソリューション

■ 輸配送ソリューション ■ 物流センターソリューション

基幹システム

■コンサルティングサービス

■物流モデルの構築・改善■物流の可視化■物流運営改善・設計

■集中WMS■統合TMS

運用運用/情報/マテハン設備/建物/情報/マテハン設備/建物LOMOSシリーズLOMOSシリーズ

配送計画・運行管理・配送計画・運行管理・動態把握・貨物追跡等動態把握・貨物追跡等

3.2 ロジスティクスソリューションの実績

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※エコプロダクツ大賞は、企業等による環境負荷低減に配慮した製品またはサービス(エコプロダクツ)を国によって開発・普及するため、財務省・厚生労働省・農林水産省・経済産業省・国土交通省・環境省が2004年度より設けた賞です。

弊社のロジスティクスソリューションは、2006年12月 第3回エコプロダクツ大賞※で【「エコプロダクツ部門」「エコサービス部門」あわせて127件の応募有り】

エコサービス部門 エコプロダクツ大会推進協議会会長賞(優秀賞) を受賞しました。エコサービス部門エコサービス部門 エコプロダクツ大会推進協議会会長賞(優秀賞)エコプロダクツ大会推進協議会会長賞(優秀賞) を受賞しました。を受賞しました。

エコサービス部門 エコプロダクツ大会推進協議会会長賞 受賞

※ご参考

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3.3.1 ロジスティクス戦略立案ソリューション

経営戦略立案 ロジスティクス戦略立案 個別物流戦略立案

物流情報システム

物流センター

輸配送システム

・ドメインの見直し

・顧客サービス設計

・企業間連携 など

・拠点の再配置

・全社在庫の適正化

・物流ABC など

・流通在庫政策

STEP1 STEP2

■戦略、中長期構想確認

■現状調査・分析・評価

■目標・目的■機能選択、

優先付け

■新ロジスティクスプロセス設計・物流拠点・情報システム・輸配送

■プロトタイプモデル設定

ロジスティクス戦略立案コンサルSTEP3

構想立案書まとめ

STEP3

<物流情報システム>・物流管理・受注管理 ・発注管理・ベンダー管理 ・マスタ管理

<物流センター>・センター分析・現場運用設計・建物企画構想・センター投資効果分析

<輸配送システム>・配車計画 ・配送計画・運行管理計画・輸配送コスト分析

開発コンサル企画・計画コンサル 運用・評価コンサル

物流情報システム開発

物流センター構築

輸配送システム開発

運用評価

運用評価

運用評価

① ロジスティクス構築に向けた推進方法

物流のエキスパートによる企画コンサルティングやコスト分析により、グループ企業やお取引先まで を含んだ、最適なロジスティクス戦略の構想をご支援します。

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納品物サービスメニュー

現状調査

分析

物流現場診断

現状調査分析/評価

ロジスティクス構想立案(現状調査・分析含む)

システム化構想立案(現状調査・分析含む)

個別コンサルティング

研修・教育

◆スコアカード評価報告書

◆現状調査分析/評価報告書

◆現状調査分析/評価報告書

◆ロジスティクス構想立案書

◆現状調査分析/評価報告書

◆システム化構想立案書

◆別途

◆研修・教育用資料

■物流ABC分析

■物流コスト分析

■ロジスティクス構築のための現状調査分析

■物流管理会計・KPIシステム構想立案

■物流現場作業・運用効率化および標準化 等

■社内SCMモデルを前提とした在庫削減構想立案

■ 3PL事業化モデル構築構想立案

■物流拠点統廃合に向けての構想立案

■物流情報部門分社化に向けての構想立案

■ロジスティクススコアカード評価

■物流セミナー 等

■貨物追跡、動態把握を目指した情報システム構想立案

■物流情報基幹システム構築構想

■輸出入業務システム構想立案

3.3.2 ロジスティクスコンサルメニュー例

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◆安全性(365日24時間対応)と集中管理を実現する高信頼プラットホームと富士通IDC

統合型物流情報システム(富士通IDC設置例)

ピッキングピッキング 検品検品 出荷出荷

構内作業支援構内作業支援入荷入荷

日配ソリューションマテハンシステム

物流情報システム統合TMS(TMS,WebSERVE輸配送)集中WMS(LOMOS/DJ V2)

・・・・・

複数拠点

◆統合型物流情報システムのメリット

拠点情報の一元管理・コントロール

システムメンテナンスの容易性向上

統廃合・商流拡大に伴うシステム費用の軽減

納品要件を考慮した輸送・配送車両の最適化

◆ソリューションシステム体系

複数拠点・複数荷主の入出庫情報・在庫情報、配車・運行状況、収支管理情報などを情報センター集中で実現するシステムをソリューションとしてご提供いたします。

複数荷主

富士通IDCへの設置によるシステム信頼性向上

LogisticsDWH

輸配送システム輸配送システム

配車・運行管理等

会計販売受発注生産管理

3.4. 物流情報システムソリューション

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輸配送業務基幹システムをテンプレートとして提供輸配送業務基幹システムをテンプレートとして提供

これまでは

個別パッケージの導入(複数導入の場合あり)

手作りによる開発

安価なコスト

機能の制限/MMIの不統一機能の制限/MMIの不統一

パッケージ間連携の制限パッケージ間連携の制限

容易な追加導入

必要機能の搭載/MMIの統一

高価なコスト高価なコスト

機能追加の制約機能追加の制約

有機的な情報連携

どちらも一長一短であり、お客様のニーズを充分に満たしているとはいえない

TMSでは

TMSの導入

安価なコスト

容易な追加導入

必要機能の搭載/MMIの統一

有機的な情報連携

「個別パッケージの導入」と、「手作りによる開発」の、それぞれのメリットを享受できるテンプレートとして構築

◎◎

3.5.13.5.1 TMS(輸配送基幹システム)の基本コンセプト①TMS(輸配送基幹システム)の基本コンセプト①

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お客様の業務システムの導入状況に合わせた柔軟なサブシステム選択が可能お客様の業務システムの導入状況に合わせた柔軟なサブシステム選択が可能

①既存の業務システムとの柔軟な連携 ②必要なものだけサブシステムの選択が可能

これまでは

受注システム

配車システム

販売管理システム

人事給与システム

会計システム

・・・

I/F

I/F

見積・受注見積・受注 配車配車 運行運行 実績管理実績管理

インターフェース接続による、使い勝手の悪さ

インターフェース接続による、使い勝手の悪さ

システム間の連携がなく、個々のシステムにて入力・管理(データの二度打ちのムダ)

システム間の連携がなく、個々のシステムにて入力・管理(データの二度打ちのムダ)

運行管理システム

TMSでは

見積・受注見積・受注 配車配車 運行運行 実績管理実績管理

見積・受注 配車 運行管理

動態把握求貨求車運賃計算

実績管理

請求・債権管理

支払・債務管理

人事給与システム

会計システム

・・・

TMSTMS

必要なサブシステムの選択が可能追加導入も容易

必要なサブシステムの選択が可能追加導入も容易

I/FI/F

TMS共通のI/Fによる、既存システムとの柔軟な連携が可能

TMS共通のI/Fによる、既存システムとの柔軟な連携が可能

3.5.2 TMS(輸配送基幹システム)の基本コンセプト②

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3.5.3 TMS機能連携概要

見積/受注見積/受注

配車配車

運行/動態運行/動態

売上/支払売上/支払

車両管理車両管理

乗務員管理乗務員管理

経費経費

基幹DB基幹DB

TT MM SS

人事給与人事給与

固定資産固定資産

会会 計計

データウェアデータウェアハウスハウス

(経営管理)(経営管理)

人事給与人事給与DBDB

固定資産固定資産DBDB

会計会計DBDB

給与/賞与給与/賞与

人事管理人事管理

勤怠管理勤怠管理

取得取得

入出金入出金

収益収益

移動・廃棄移動・廃棄

原価償却原価償却

費用費用

経経 営営

予算予算

分析分析

管理管理

営業情報営業情報

開示情報開示情報顧客サービス顧客サービス

支援支援

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3.6.1 WebSERVE物流統合ソリューション

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■日■日々の決済や月の会計決算が遅い々の決済や月の会計決算が遅い

■受注~請求の■受注~請求の中中で入力業務が重複で入力業務が重複

⇒収支分析に時間がかかりミスも多い⇒収支分析に時間がかかりミスも多い

課題課題

☆受注入力を起点にデータを一元管理

☆会計システムと日々自動連携し、短期間での

会計報告書作成を支援

⇒入力業務の標準化

⇒スピーディかつ正確な経営収支の把握

解決解決

3.6.2 WebSERVE物流統合ソリューション(輸配送)①

請求業務

システムシステム

会計業務

システムシステム

経営収支

ExcelExcel??

データ集計や加データ集計や加工に時間がか工に時間がかかるかる

会計システム

受注業務

連携なし連携なし

(作業の重複)(作業の重複)

受注

実績

請求

債権/債務

物流統合ソリューション(輸配送)物流統合ソリューション(輸配送)

経営収支

経費

・得意先別

・部門別

・車両別

自動連携により、自動連携により、

リアルタイムな収支分析が可能リアルタイムな収支分析が可能

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■荷主毎の正確な利益が分からない■荷主毎の正確な利益が分からない

⇒重点荷主の切り分けができない⇒重点荷主の切り分けができない

■部門ごとの損益が把握できていない■部門ごとの損益が把握できていない

⇒損益改善のポイントが見つからない⇒損益改善のポイントが見つからない

課題課題

☆荷主/車両での損益把握が可能なため、

重点荷主や要注意顧客の切り分けが可能

☆部門や営業所毎の損益を正確に把握

⇒正確な経営判断や業務改善点の発見へ

解決解決

3.6.3 WebSERVE物流統合ソリューション(輸配送)②

【【売上売上】】

【請求管理】

荷主荷主AA 荷主荷主BB 荷主荷主CC

別管理別管理

経営収支

(EXCEL?)

加工・集計

加工・集計

・集計までに時間がかかる・集計までに時間がかかる

・正確性に欠ける・正確性に欠ける

【【売上売上】】

受注・請求

物流統合ソリューション(輸配送)物流統合ソリューション(輸配送)

【【コストコスト】】

【【コスト

コスト】】

【債務管理】

荷主荷主AA 荷主荷主BB 荷主荷主CC

【会計】

経費経費

債務 会計

荷主荷主AA 荷主荷主AA 経費経費

明細単位での明細単位での

損益把握が可能損益把握が可能

荷主荷主BB

営業所営業所11

荷主荷主BB

営業所営業所11

経費経費

営業所営業所11

営業所営業所22 営業所営業所22 営業所営業所22

社内部社内部門毎の門毎の

損益把握損益把握

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■各システムや業務毎に管理/人員が発生し■各システムや業務毎に管理/人員が発生し

高いコストがかかっている高いコストがかかっている

■■システムの運用管理システムの運用管理に追われ、本来の業に追われ、本来の業

務(システム企画等)ができない務(システム企画等)ができない

課題課題

☆受注~収支の一連の業務を一元管理することで

高コストな運用管理から脱却

☆システム運用業務をアウトソーシング

→コア業務へシフトし「攻めの運輸業」へ

解決解決

インターネットインターネット

AplSERVE

(アウトソーシングサービス)

物流ソリューション物流ソリューションシステムシステム

管理業務管理業務管理業務からから

コア業務コア業務へへ

受注業務

システムシステム

倉庫業務

システムシステム

会計管理

システムシステム

管理業務 管理業務 管理業務

重複作業 重複作業

物流統合ソリューション物流統合ソリューション

受注業務 倉庫業務 会計管理

管理業務

3.6.4 WebSERVE物流統合ソリューション(輸配送)②

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⇒Webアプリケーション、マルチプラットフォームの最新技術を使い、WMSの基本機能はもちろんの事、集中センター管理、拠点の容易な展開、3PL対応(複数拠点複数荷主)等が可能なシステムです。

Web型WMS “LOMOS/DJ V2”とは・・・

複数拠点在庫の日付・ロット別引当に対応

荷主からの作業指示画面の提供

物流・作業者分析/作業進捗の参照が可能

荷主別出荷トレーサビリティへの対応

複数拠点、複数荷主(3PL,VMI)に対応

特別納品先に対して優先的に出荷

補充(発注)勧告、出荷指図(受注)入力に対応

3.7 物流センター管理システム(WMS)

特 長 全体イメージ

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導入イメージ

無線基地局

MultiPad

委託先

物流センター

無線基地局

MultiPad

管理サーバDB

エミュレーション基幹システム

※接続確認を必要とします。

シンクライアント

シンクライアント

方式方式

MultiPad

地域デポ

無線基地局

WAN対応

WAN対応

※※

エミュレーション

⇒入荷~出荷における物流センター庫内作業を、ハンディを利用する事により作業精度・作業効率を追求するシステムです

庫内作業支援システム “LOMOS/TM”とは・・・

作業実績・作業進捗表示機能

ハンディにアプリケーションを持つ従来型にも対応

はなまる機能(生産性設定による評価)

音声オペレーション指示機能(音声ガイダンス)

シンクライアント方式、WAN対応

メールによる作業指示機能

上位システム(基幹システム、WMS)と連携可能

3.9 庫内現場作業支援システム

特 長 全体イメージ

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3.11 グリーン物流・輸配送ソリューション

Check

Feed Back

Plan

Do

受注システム 配車支援ソリューション

・ルート配送計画・広域配車計画

動態把握ソリューション

・動態把握

荷主別CO2排出量計算ソリューション・事業体毎の排出量計算

運行支援ソリューション

・運行支援把握・ドライバー支援

富士通輸配送システム4つのコンポーネント

配車支援

・LOMOS/配送計画・TRIAS/DP

(広域配車支援)

動態把握

・動態把握ASP

運行支援

・TRIAS/TRーLight、Pro・運行支援システムASP

環境報告

荷主別CO2排出量計算ソリューション

荷主

改善提案

運行効率化の実現運行効率化の実現

CO2削減施策の立案CO2削減施策の立案

最適運行支援最適運行支援

環境報告・評価・改善提案環境報告・評価・改善提案

環境負荷軽減に向けた、CO2排出量の実態把握、輸配送業務の最適改善をご支援

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3.12 配車支援ソリューション

車両台数・走行距離を削減し、コスト・CO2削減に貢献車両台数・走行距離を削減し、コスト・CO2削減に貢献LOMOS/配送計画の概要

メリット

システムイメージ

トータルのコストの削減

環境負荷軽減に向けて

配車作業の省力化、平準化

トータル配送コストの削減、配車作業の省力化・平準化、配車情報の共有化をめざし、LOMOS/配送計画は、配送効率のアップを支援します。

・納品条件、車両条件を考慮した配送ルートの効率改善と見直し

・システム導入と合わせた社内の配車業務の見直しによる業務効率化

・ベースとなるルート組を瞬時に作成

・配車マンの作業負荷軽減

・社内ルールの統一化による作業平準化、非専任化

・車両台数、走行距離の削減による環境負荷の低減

・車載端末情報活用による精度向上(オプション)

タイムチャート表示 配送ルート表示

配送車両情報・積載制限・車両情報・移動時間制限・走行距離制限

シミュレーション条件最適化の目標・車両台数最小化・走行時間/距離最小化・積載率最大化計画条件・休憩時間、他

出荷データ・出荷物量(重量/体積)・指定納品時刻・積降時間

地図情報・配送先位置情報・緯度/経度

道路情報・道路別平均速度・規制情報・混雑度情報

配送計画エンジン遺伝的アルゴリズム(GA)

基幹システム

固定ルート配送計画日々配送計画

配送先情報・名前、住所・車種制限・積降時間

ナビゲーション道路地図を活用し、精度の高い計画立案が可能です。

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3.13 動態把握ソリューション車両の位置を把握し、空き車両を有効活用、収益向上とCO2削減

インターネット公開機能インターネット公開機能

システムイメージ概 要

導入効果

・ 事務所にてリアルタイムに位置等の車両情報を把握、車両とのコミュニケーション機能をご提供し積載率向上、帰り荷の確保を支援することにより車両台数を削減します。

空き車両を活用した共同運行

積載効率向上への支援

リアルタイムで車両の情報公開

・ 空き車両の情報を活用することにより共同運行への支援ができます。(車両台数・走行距離を少なくすることによるCO2の削減)

・ 運行中の車両とリアルタイム双方向通信機能により、車両へのメッセージや車両からのメッセージを管理者側へ通知できます。・インターネットにより各荷主への情報公開ができます。

荷主様

物流会社様

小売店様

車両側 事務所側

・ 積載情報(キー入力)の把握により運行車両の積載実績が把握でき、必要最低限の車両で運行可能。

作業進捗管理作業進捗管理

車両状況照会車両状況照会

車両履歴照会車両履歴照会

空車両が空車両がありそうだありそうだ!!

空車情報を登録空車情報を登録しておこう!しておこう!

GPS衛星

積載情報積載情報入力入力

♪集荷依頼ですよ集荷依頼ですよ~使用車両台数の削減によりCO2排出量を削減~

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3.15 運行支援ソリューション

~運転方法の改善指導によるCO2削減を支援~概 要 システムイメージ

効果(経済走行支援)

・ 急加減速、スピードオーバー、アイドリング等の運転に対し車載の各センサーによりドライバーに対する音声アラームによる警告を行い、燃費の向上させることによりCO2削減に貢献する。また、運行情報をカードに記録し事務所の運行管理者が運転方法の指導できる日報を出力する、運行を支援するシステム。

配送

運行カード

・GPSアンテナ(標準)・速度センサー・ETC装置

・エンジン回線センサー・温度センサー・ドアセンサー

カストマイズ

車両実績表

車両実績表

乗務員実績表

乗務員実績表

安全運転グラフ表

安全運転グラフ表

評価表評価表

運転日報運転日報

温度タイムチャート

温度タイムチャート

警告書警告書

コース別配送実績

コース別配送実績

拘束時間管理表

拘束時間管理表

基幹系システム

・受発注・配車・売上請求・人事給与・財務会計など

個別機能

TRIAS/TR-Light機能

個別機能

個別

帳票

個別

帳票

TRIAS/TR-Pro

GPS

経費一覧表

経費一覧表

稼動状況推移表

稼動状況推移表

◆急加速

◆急ブレーキ

◆速度オーバー

◆アイドリング

音声警告

♪速度違反です。♪注意してください!

アイドリング1時間で1~1.5㍑の燃料を消費

波状運転(スピードを上げたり下げたりする運転)をすると、等速運転に比べて燃料

消費量が約10%増加。

経済運転を現場で指導

燃費向上

・速度違反/急加減速/アイドリングを発生現場で音声警告→燃費向上

急加速は、通常の加速

に比べて、燃料消費量

15~20%増加

環境実績書環境実績書

車両数稼動実績車両数稼動実績

安全運転確認書安全運転確認書

各種帳票

・受発注・配車・売上請求

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3.18 CO2排出量計算ソリューション

荷主別CO2排出量計算ソリューションの概要

メリット

システムイメージ

CO2排出量計算

報告書出力

改善シミュレーション

運行実績や配送計画をもとに、国土交通省(運送業者)や主管省庁(荷主)への報告のためのCO2排出量を計算しレポートを行うシステム。

・国土交通省より提示のある複数の計算法をサポート

・LOMOS/配送計画・運行管理ASPからの出力取り込み

・エディタ機能により、手入力や修正も可

・荷主向けのアウトプットも入力として取り込み可

・運行実績を元に、改善のためのシミュレーションを実施

・複数の計算法による結果の比較が可能

・国土交通省向け、主管省庁向けの報告書を作成

・荷主、運送業者の両方に適用可能

CO2計算モジュールを中心に、レポートや分析をオプション提供

入力データ

算定用係数

LOMOS/配送計画運行管理ASP

算定手法の係数・燃料法:CO2排出係数・燃費法:CO2排出係数・改良トンキロ法:CO2排出原単位

算定結果

CO2排出量計算

国交省向け報告書

荷主向け報告書

主管省向け報告書

条件変更によるシミュレーション

エディタ

CO2排出量計算の効率化と、モーダルシフトによる削減効果をシミュレーション

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地下2階 展示ホール

環境/ユニバーサル

デザイン

テーマステージ

(A)環境貢献と物流効率化・品質向上を追求した輸配送業務の実践

関連展示デモご紹介関連展示デモご紹介

A

環境/ユニバーサルデザイン

フロントITインフラ

新世代ERP

先端技術/

ものづくり

安心安全

SaaS

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■配送計画ソリューション LOMOS/配送計画Mini

・Web上の商品情報サイト

http://segroup.fujitsu.com/logistics/services/services_d/d01.html

■CO2排出量計算ソリューション LOMOS/EC

・Web上の商品情報サイト

http://segroup.fujitsu.com/logistics/services/services_d/d02.html

■運行支援ソリューション/車載ステーション

・Web上の商品情報サイト

http://segroup.fujitsu.com/its/services/logistics/solution/concept/

http://segroup.fujitsu.com/its/services/logistics/solution/mbcd/

電話でのお問い合わせおよび個別デモの依頼先

富士通株式会社 流通ビジネス本部 ロジスティクス推進部

担当:播田、鈴木、横山

電話:03-6252-2394

紹介商品のご購入・ご導入を検討中のお客様へ紹介商品のご購入・ご導入を検討中のお客様へ

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