三菱電機パッケージエアコン - 三菱電機 オフィシャ …...2...

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据付説明書内で、安全のため必ず守って いただく項目を 警告 注意の形で記 載しました。安全を確保するために、正 しい据付工事が必要です。据付工事の前 に、この説明書を必ずお読みください。 据付工事説明書 販売店・工事店さま用 もくじ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ページ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・2~4 1-1 本製品に関して ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・5 1-2 室内ユニットとの組合わせ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・5 1-3 付属部品の確認 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・5 2-1 据付場所の条件 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・6 2-2 必要スペース ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・7 2-3 吊下げ方法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・8 2-4 基礎への設置 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・8 3-1 冷媒配管工事時のお願い ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・9・10 3-2 冷媒配管システム 床置タイプ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・10・11 3-3 配管接続 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・11~13 3-4 気密試験・真空引き乾燥・冷媒充てん ・13・14 3-5 冷媒配管の断熱施工 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・15 4-1 電気工事時のお願い ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・16 4-2 配線接続位置 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・17 4-3 制御配線の種類と許容長 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・18 4-4 スイッチ設定の種類と方法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・18・19 4-5 主電源配線と器具容量 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・20 4-6 システム接続例 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・21 5-1 試運転前の確認事項 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・22 5-2 試運転方法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・22 5-3 試運転不具合時の対応 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・23・24 5-4 リモコンの動作不具合と処置 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・25 5-5 異常表示とリセット方法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・26 5ー6 次の現象は故障(異常)ではありません ・ ・ ・26 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・27 6.高圧ガス明細書 5.試運転 4.電気工事 3.冷媒配管工事 2.据付場所の選定・据付工事 1.据付けの前に 安全のために必ず守ること PUHV-P280SCM-E-S (-BS, -BSG) <組合わせ用ユニット> 注1. PUHV-P280SCM-E-Sは、組合わせ専用の製品です。単独で使用 することはできません。 冷媒回路内にほこり、ゴミ、水分など が混入しないよう、従来以上に冷媒配 管工事に注意してください。 三菱電機パッケージエアコン 室外ユニット

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Page 1: 三菱電機パッケージエアコン - 三菱電機 オフィシャ …...2 安全のために必ず守ること 警告 ¡この「安全のために必ず守ること」をよくお読みのうえ、据付けてください。¡ここに記載した注意事項は、安全に関する重要な内容です。必ずお守りください。¡図記号の意味は次のとおりです。

据付説明書内で、安全のため必ず守って

いただく項目を 警告 注意の形で記

載しました。安全を確保するために、正

しい据付工事が必要です。据付工事の前

に、この説明書を必ずお読みください。

据付工事説明書 販売店・工事店さま用

もくじ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ページ

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・2~4

1-1 本製品に関して ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・51-2 室内ユニットとの組合わせ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・51-3 付属部品の確認 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・5

2-1 据付場所の条件 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・62-2 必要スペース ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・72-3 吊下げ方法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・82-4 基礎への設置 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・8

3-1 冷媒配管工事時のお願い ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・9・10

3-2 冷媒配管システム床置タイプ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・10・11

3-3 配管接続 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・11~133-4 気密試験・真空引き乾燥・冷媒充てん ・13・143-5 冷媒配管の断熱施工 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・15

4-1 電気工事時のお願い ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・164-2 配線接続位置 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・174-3 制御配線の種類と許容長 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・184-4 スイッチ設定の種類と方法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・18・194-5 主電源配線と器具容量 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・204-6 システム接続例 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・21

5-1 試運転前の確認事項 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・225-2 試運転方法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・225-3 試運転不具合時の対応 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・23・245-4 リモコンの動作不具合と処置 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・255-5 異常表示とリセット方法 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・265ー6 次の現象は故障(異常)ではありません ・ ・ ・26

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・276.高圧ガス明細書

5.試運転

4.電気工事

3.冷媒配管工事

2.据付場所の選定・据付工事

1.据付けの前に

安全のために必ず守ること

PUHV-P280SCM-E-S (-BS, -BSG)

<組合わせ用ユニット>

注1. PUHV-P280SCM-E-Sは、組合わせ専用の製品です。単独で使用することはできません。

冷媒回路内にほこり、ゴミ、水分などが混入しないよう、従来以上に冷媒配管工事に注意してください。

三菱電機パッケージエアコン室外ユニット

Page 2: 三菱電機パッケージエアコン - 三菱電機 オフィシャ …...2 安全のために必ず守ること 警告 ¡この「安全のために必ず守ること」をよくお読みのうえ、据付けてください。¡ここに記載した注意事項は、安全に関する重要な内容です。必ずお守りください。¡図記号の意味は次のとおりです。

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安全のために必ず守ること

警告

¡この「安全のために必ず守ること」をよくお読みのうえ、据付けてください。¡ここに記載した注意事項は、安全に関する重要な内容です。必ずお守りください。

¡図記号の意味は次のとおりです。

注意

取扱いを誤った場合、使用者が死亡または重傷を負うことが想定される危害の程度

取扱いを誤った場合、使用者が傷害を負うことが想定されるか、または、物的損害の発生が想定される危害、損害の程度

¡お読みになったあとは、お使いになる方に必ず本書をお渡しください。¡お使いになる方は、この据付工事説明書をいつでも見られるところに大切に保管してください。移設・修理の場合、工事をされる方にお渡しください。また、お使いになる方が代わる場合、新しくお使いになる方にお渡しください。

警告

電気配線工事は「第二種電気工事士」の資格のある者が行うこと。気密試験は「冷凍装置検査員」の資格のある者が行うこと。

◎据付工事をするときに梱包材を処理すること。

¡包装用のポリ袋で子どもが遊ばないように、破ってから廃棄すること。窒息事故のおそれあり。

(一般注意) (一般禁止) (接触禁止) (ぬれ手禁止) (一般指示) (アース接続)

指示を実行

販売店または専門業者が据付工事説明書に従って据付工事を行うこと。¡不備がある場合、冷媒漏れ・水漏れ・感電・火災のおそれあり。

指示を実行

◎電気工事をするときに端子接続部に配線の外力や張力が伝わらないように固定すること。¡接続や固定に不備がある場合、断線・発熱・発煙・火災のおそれあり。

指示を実行

端子箱や制御箱のカバーまたはパネルを取付けること。¡不備がある場合、ほこり・水などによる感電・発煙・火災のおそれあり。

指示を実行

第二種電気工事士の資格のある者が、「電気設備に関する技術基準」・「内線規程」および据付工事説明書に従って電気工事を行うこと。電気配線には所定の配線を用い専用回路を使用すること。

¡電源回路容量不足や施工不備がある場合、ユニットの故障・感電・発煙・火災のおそれあり。

指示を実行

病院・通信事業所などに据付ける場合、ノイズに対する備えを行うこと。¡インバーター機器・自家発電機・高周波医療機器・無線通信機器などの影響により、ユニットの誤動作や故障が発生するおそれあり。

¡ユニット側から医療機器あるいは通信機器への影響により、人体の医療行為の妨げ・映像放送の乱れや雑音の弊害が生じるおそれあり。

指示を実行

ユニットの質量に耐えられるところに据付けのこと。¡強度不足や取付けに不備がある場合、ユニットの転倒・落下のおそれあり。

指示を実行

◎配管工事をするときに冷媒回路内に、指定の冷媒(R410A)以外の物質(空気など)を混入しないこと。¡異常な圧力上昇による破裂・爆発のおそれあり。

混入禁止

冷媒が漏れていないことを確認すること。

¡冷媒が漏れると、酸素欠乏のおそれあり。¡冷媒が火気に触れると、有毒ガスが発生するおそれあり。

指示を実行

Page 3: 三菱電機パッケージエアコン - 三菱電機 オフィシャ …...2 安全のために必ず守ること 警告 ¡この「安全のために必ず守ること」をよくお読みのうえ、据付けてください。¡ここに記載した注意事項は、安全に関する重要な内容です。必ずお守りください。¡図記号の意味は次のとおりです。

3

D種接地工事(アース工事)は第二種電気工事士の資格のある電気工事業者が行うこと。¡アース線は、ガス管・水道管・避雷針・電話のアース線などに接続しないこと。アースに不備がある場合、ノイズによるユニットの誤作動・感電・発煙・火災のおそれあり。

アース接続

電流容量などに適合した規格品の配線を使用して電源配線工事をすること。¡漏電・発熱・火災のおそれあり。

指示を実行

◎移設・修理をするときに

正しい容量のブレーカー(漏電遮断器・手元開閉器<開閉器+B種ヒューズ>・配線用遮断器)を使用すること。¡大きな容量のブレーカーを使用すると、故障・火災のおそれあり。

指示を実行

◎一般注意

移設・分解・修理・改造をする場合、販売店または専門業者に依頼すること。¡不備がある場合、けが・冷媒漏れ・水漏れ・感電・火災のおそれあり。

指示を実行

特殊環境では、使用しないこと。

¡油・蒸気・有機溶剤・腐食ガス(アンモニア・硫黄化合物・酸など)の多いところや、酸性やアルカリ性の溶液・特殊なスプレーなどを頻繁に使うところで使用すると、著しい性能の低下・腐食による冷媒漏れ・水漏れ・感電・故障・発煙・火災のおそれあり。

使用禁止

保護装置の改造や設定変更をしないこと。

¡圧力開閉器や温度開閉器などの保護装置を短絡して強制的に運転を行った場合、または当社指定品以外のものを使用した場合、発煙・火災・破裂・爆発のおそれあり。

変更禁止

注意◎運搬・据付工事をするときに梱包に使用しているPPバンドを持って運搬しないこと。¡けがのおそれあり。

運搬禁止

長期使用で据付台などが傷んでいないか定期的に点検すること。¡傷んだ状態で放置すると、ユニットの転倒・落下のおそれあり。

指示を実行

搬入を行う場合、ユニットベースの指定位置にて吊下げること。また、横ずれしないよう固定し、四点支持で行うこと。¡三点支持などで運搬・吊下げをすると不安定になり、転倒・落下のおそれあり。

指示を実行

可燃性ガスの発生・流入・滞留・漏れのおそれがあるところへの設置しないこと。¡可燃性ガスがユニットの周囲にたまると、火災・爆発のおそれあり。

据付禁止

強風・地震に備え、所定の据付工事を行うこと。¡不備がある場合、ユニットの転倒・落下のおそれあり。

指示を実行

濡れて困るものの上に据付けないこと。

¡湿度が80%を超える場合や、ドレン出口が詰まっている場合、室内ユニットから露が落ちるおそれあり。また、室外ユニットからもドレンが出るため、必要に応じ室外ユニットも集中排水工事をすること。

据付禁止

据付工事説明書に従って排水工事を行うこと。¡雨水・ドレンなどが屋内に浸水し、家財・周囲を濡らすおそれあり。

指示を実行

付属品の装着や取外しを行うこと。

¡冷媒が漏れ、酸素欠乏・発煙・発火のおそれあり。指示を実行

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4

濡れた手で電気部品に触れたり、スイッチを操作しないこと。¡火災・感電のおそれあり。

ぬれ手禁止

◎配管工事をするときにサービスバルブ操作時、冷媒噴出に注意すること。¡冷媒を浴びたり、火気に冷媒が触れたりすると、けがのおそれあり。

冷媒注意

◎電気工事をするときに電源には漏電遮断器を取付けること。

¡感電のおそれあり。漏電遮断器はユニット1台につき1個設置すること。

指示を実行

運転停止後、すぐに電源を切らないこと。

¡必ず5分以上待つこと。水漏れ・故障のおそれあり。電源遮断禁止

◎一般注意部品端面や熱交換器のフィン表面を素手で触らないこと。¡けがのおそれあり。

接触禁止

運転中および運転停止直後の冷媒配管・冷媒回路部品に素手で触れないこと。¡流れる冷媒の状態により、低温または高温になっているため、素手で触れると凍傷・火傷のおそれあり。

接触禁止

換気をよくすること。

¡冷媒が漏れると、酸素欠乏のおそれあり。¡冷媒が火気に触れると、有毒ガスが発生するおそれあり。

指示を実行

パネルやガードを外したまま運転しないこと。¡回転機器に触れると、巻込まれてけがのおそれあり。¡高電圧部に触れると、感電のおそれあり。¡高温部に触れると、火傷のおそれあり。

使用禁止

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1. 据付けの前に販売店または専門業者が据付工事説明書に従って据付工事を行うこと。¡不備がある場合、冷媒漏れ・水漏れ・感電・火災のおそれあり。

指示を実行

梱包材を処理すること。

¡包装用のポリ袋で子どもが遊ばないように、破ってから廃棄すること。窒息事故のおそれあり。

指示を実行

梱包に使用しているPPバンドを持って運搬しないこと。¡けがのおそれあり。

運搬禁止

1-1 本製品に関して¡本ユニットは、新冷媒のR410Aを使用しています。¡R410Aは、従来の冷媒に比べ設計圧力が高いため、配管の必要肉厚が異なる場合があります。既設配管を流用しないでください。配管が破裂するおそれがあります。配管に関しては、システム設計・工事マニュアルを確認してください。

¡据付工事には、一部R410A専用の工具・器具が必要です。システム設計・工事マニュアルで、使用器具・工具を確認してください。

¡既設の配管内部には、従来の冷凍機油や冷媒中の塩素が残留しています。これらの物質は、新しい機器の冷凍機油劣化の原因になります。

1-2 室内ユニットとの組合わせ本ユニットに接続可能な室内ユニットを下表に記載しています。

馬力 形名(容量)

室外ユニット

構成ユニット形名 接続可能な最大台数 接続可能なユニット形名 接続可能なユニットの形名合計容量

室内ユニット

最大 最小 20 P560形 P280形 P280形 - 560 560 1 P560形

お願い 1. PUHV-P280SCM-E-Sを組合わせてください。PUHV-P280SCM-E形とPUHV-P280SCM-E-S形は、組合わせて使用できません。

1-3 付属部品の確認本ユニットに、下記の部品が同梱されていることを確認してください。

名称

付属場所

P280形

形状

形名

操作弁に取付け 操作弁近くに付属

1個 1個

① 接続管 ② パッキン

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2. 据付場所の選定・据付工事ユニットの質量に耐えられるところに据付けのこと。¡強度不足や取付けに不備がある場合、ユニットの転倒・落下のおそれあり。

指示を実行

特殊環境では、使用しないこと。

¡油・蒸気・有機溶剤・腐食ガス(アンモニア・硫黄化合物・酸など)の多いところや、酸性やアルカリ性の溶液・特殊なスプレーなどを頻繁に使うところで使用すると、著しい性能の低下・腐食による冷媒漏れ・水漏れ・感電・故障・発煙・火災のおそれあり。

使用禁止

濡れて困るものの上に据付けないこと。

¡湿度が80%を超える場合や、ドレン出口が詰まっている場合、室内ユニットから露が落ちるおそれあり。また、室外ユニットからもドレンが出るため、必要に応じ室外ユニットも集中排水工事をすること。

据付禁止

2-1 据付場所の条件据付場所は、施主と相談して選定してください。室外ユニットの据付場所は、下記条件を満たすところを選定してください。¡他の熱源から、直接ふく射熱を受けないところ¡ユニットから発生する騒音で、隣家に迷惑をかけないところ¡強風が吹き付けないところ¡ドレン排水を問題なく行えるところ¡「必要スペース」の項に記載している必要な空間があるところ

可燃性ガスの発生・流入・滞留・漏れのおそれがあるところへの設置しないこと。¡可燃性ガスがユニットの周囲にたまると、火災・爆発のおそれあり。

据付禁止

(1) 季節風対策右図の例を参考に、据付場所の実情に応じ、適切な処置を施してください。特に、単独設置の場合、季節風の影響を受けやすいので、据付場所には配慮してください。一方向からの風が継続的に発生するところで防雪フードを取付ける場合、風が吹出口の正面から当たらないようにしてください。

¡建物の陰など、季節風が直接当たらないところに設置する。

¡季節風が吹出口・吸入口の正面から当たらないところに設置する。

季節風

季節風

季節風

(2) 寒冷地域対策および外気10℃以下で冷房運転する場合の対策冬季に降雪・積雪が予想される地域や季節風が予想される地域では、ユニットが正常運転するために、下記内容をお守りください。また、外気10℃以下で冷房運転をする場合、安定した運転のために、下記内容をお守りください。¡雨・風・雪が直接当たらないところに据付ける¡雨・風・雪が直接当たる場合、オプションの防雪フード(吹出ダクト・吸込ダクト)を取付ける

¡防雪架台の高さは、予測される積雪量の約2倍とする¡外気が0℃以下で、長期間連続的に暖房運転をする場合、ユニットベースへのヒーター取付けなどを適宜行い、ベース上の氷結を防止する

¡外気10℃以下で冷房運転する場合、室外ユニットは室内ユニットと同じ階、もしくは上の階に設置すること。(右図参照)

4m 以下

4m 以上

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7

h500

※ 300+h以上

450+h以上

h

30以上

ユニット 全高

h

15+h以上

ユニット 全高

450以上

450以上

h500

※ 100+h以上

450+h以上

h

100以上

ユニット 全高

h500

h500

300 +h以上

900以上

300 +h以上

450+h以上

h

450以上

450以上

h

500

100+h以上

ユニット 全高

h500

h

ユニット全高

300 +h以上

900以上

1000 +h以上

(イ) 横方向連続設置●側面スペース最小の場合 ●背面スペース最小の場合

(ロ) 前後方向連続設置●前後に壁がある場合 ●横方向に壁がある場合

(ハ) 2列連続設置●前後に壁がある場合 ●L字状に壁がある場合

¡ユニットを設置する場合、通路や風の流通を考慮して、各ブロック間に下図のスペースを確保してください。※印部(ユニットの2方向)は、スペースを空けておくこと。

¡ユニット周囲の壁高さが高さ制約を超えた場合、超えた分の寸法〈h〉を、ユニット前・後のスペース寸法に加算してください。

¡上方に障害物がある場合、下図に示すように必要な空間を確保してください。

〈単位:mm〉

240以上 45°以上

50

吹出ガイド (現地手配)

1000以上

2-2 必要スペース

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2-4 基礎への設置¡ユニットが強風・地震などで倒れないように、右図のようにボルトで強固に固定してください。

¡ユニットの基礎は、コンクリートまたはアングルなどの強固な基礎にしてください。

¡据付条件によって、振動が据付部から伝搬し、床や壁面から、騒音や振動が発生するおそれがあります。十分な防振工事(防振パッド、防振架台の設置など)を行ってください。

¡ユニット取付足コーナー部は、確実に受けてください。コーナー部を受けていないと、取付足が曲がるおそれがあります。防振ゴムを使用する場合、幅方向全面を防振ゴムで受けてください。

¡アンカーボルトの飛び出しは、25±5mm程度にしてください。

¡本製品は、後打ち式アンカーボルト対応ではありません。ただし、右図のようにユニット取付部(4ヵ所)に、固定金具(現地調達品)取付けることにより、後打ち式アンカーボルトに対応できます。

基礎施工は、床面強度・ドレン水処理(運転時にはドレン水がユニット外に流出します)・配管・配線の経路に十分配慮してください。<下配管・下配線時の注意>下配管または下配線を行う場合、ベースの貫通穴を塞がないよう、基礎や架台の施工に注意してください。また、下配管の場合、ユニットの底下に配管が通るよう、基礎の高さを100mm以上にしてください。

コーナー部を 受けてください。

30mm以下

M10アンカーボルト <現地手配>

後打ち式アンカーボルト用 固定金具(ネジ固定3カ所)

防振ゴム 幅方向全面を受けてください

基礎をユニット奥行き方向に施工する場合 基礎をユニット幅方向に施工する場合

貫通穴 基礎 貫通穴 ユニットベース 基礎

100mm以上

基礎

ユニットベース

ユニット

2-3 吊下げ方法¡ユニットに衝撃を与えないようにしてください。¡製品を吊下げて搬入する場合、ロープは8m以上のものを2本使用し、ロープ掛けの角度を40°以下にしてください。¡製品の角など、ロープと接触する部分にキズ付き防止用部材(板など)を挟んでください。

搬入を行う場合、ユニットベースの指定位置にて吊下げること。また、横ずれしないよう固定し、四点支持で行うこと。¡三点支持などで運搬・吊下げをすると不安定になり、転倒・落下のおそれあり。

指示を実行

据付工事説明書に従って排水工事を行うこと。¡雨水・ドレンなどが屋内に浸水し、家財・周囲を濡らすおそれあり。

指示を実行

強風・地震に備え、所定の据付工事を行うこと。¡不備がある場合、ユニットの転倒・落下のおそれあり。

指示を実行

付属品の装着や取外しを行うこと。

¡冷媒が漏れ、酸素欠乏・発煙・発火のおそれあり。指示を実行

Page 9: 三菱電機パッケージエアコン - 三菱電機 オフィシャ …...2 安全のために必ず守ること 警告 ¡この「安全のために必ず守ること」をよくお読みのうえ、据付けてください。¡ここに記載した注意事項は、安全に関する重要な内容です。必ずお守りください。¡図記号の意味は次のとおりです。

9

室外分岐管キット形名

室外合計形名P560形

CMY-Y100BK

3-1 冷媒配管工事時のお願い本ユニットは、冷媒R410Aを使用しています。① 配管の材質と厚さは、右表を参照し、下記の条件を満たすものを選定してください。¡材質: 冷媒配管は、JIS H3300「銅及び銅合金継目無管」の

C1220のリン脱酸銅をお使いください。また、配管の内面・外面ともに美麗で、使用上有害な硫黄・酸化物・ゴミ・切粉・油脂・水分など(コンタミネーション)が付着していないことを確認してください。

¡サイズ:「冷媒配管システム」の項目を参照してください。② 市販の銅管には、ゴミが入っているおそれがあります。乾燥した不活性ガスで吹き飛ばしてください。

③ 配管加工・配管工事中に、配管の中にゴミ・水分が入らないよう注意してください。④ 雨天の場合、室外ユニットの配管接続作業はしないでください。⑤ 室外分岐部には、必ず別売品の下記分岐管セットを使用してください。

3. 冷媒配管工事冷媒回路内に、指定の冷媒(R410A)以外の物質(空気など)を混入しないこと。¡異常な圧力上昇による破裂・爆発のおそれあり。

混入禁止

冷媒が漏れていないことを確認すること。

¡冷媒が漏れると、酸素欠乏のおそれあり。¡冷媒が火気に触れると、有毒ガスが発生するおそれあり。

指示を実行

換気をよくすること。

¡冷媒が漏れると、酸素欠乏のおそれあり。¡冷媒が火気に触れると、有毒ガスが発生するおそれあり。 指示を実行

サービスバルブ操作時、冷媒噴出に注意すること。¡冷媒を浴びたり、火気に冷媒が触れたりすると、けがのおそれあり。

冷媒注意

配管接続は、端末分岐(室外ユニットからの冷媒配管を末端で分岐し、各室内ユニットに接続する)方式です。

配管径(mm) φ6.35 φ9.52 φ12.70 φ15.88 φ19.05 φ22.22 φ25.40 φ28.58 φ31.75 φ38.1

最小肉厚(mm) 0.8 0.8 0.8 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.1 1.35

材質

0材以上

1/2Hまたは H材以上

※ 肉厚が1.2の場合、0材が使用可能です。

形名

床置タイプ

P280形

接続方法 ロウ付接続 ロウ付接続 ロウ付接続 フレア接続

ガス管 液管 ガス管 液管

室内ユニット

室外ユニット

⑥ 指定冷媒配管径が分岐管の配管径と異なる場合、異径接手を使用して、配管径を合わせてください。⑦ 曲げ箇所はできるだけ少くし、曲げ半径はできるだけ大きくしてください。⑧ 冷媒配管制限(許容長さ・高低差・配管径)は、必ずお守りください。故障や冷暖房不良のおそれがあります。⑨ ロウ材は、JIS指定の良質品を使用してください。⑩ 配管を接続する場合、必ず、窒素置換による無酸化ロウ付けをしてください。市販の酸化剤は配管腐食・冷凍機油を劣化させるおそれがあるので使用しないでください。無酸化ロウ付けを行わないと、圧縮機破損のおそれがあります。詳細は、営業窓口にお問い合わせください。(配管接続およびバルブ操作の詳細は、「配管接続」の項を参照してください。)

⑪ 冷媒配管の接続は、室外ユニットのバルブを工場出荷時仕様(全閉)のままで行ってください。室内・室外ユニットと冷媒配管を全て接続して、冷媒漏れ試験、真空引き乾燥作業が終了するまでバルブを操作しないでください。

⑫ 配管の断熱を正しく行ってください。断熱に不備がある場合、冷暖房不良・露落ちなどによる不具合が発生するおそれがあります。(「冷媒配管の断熱」の項を参照してください。)

⑬ 液冷媒を封入してください。⑭ 冷媒が過不足した場合、異常停止します。正確に冷媒充てんを行ってください。また、サービスパネル裏面の「冷媒量記入のお願い」名板:冷媒量計算の欄・組合わせ室内ユニット記入ラベル:追加冷媒量の欄に、配管長とともに追加した冷媒量を必ず記入してください。(「冷媒配管システム」の項を参照してください。)

⑮ フレアタイプの操作弁に配管を接続する場合、必ず付属の穴付きフレアナットを使用してください。他のフレアナットを使用すると、内部に水が浸入し、外気温度が低下した場合、氷結による冷媒漏れのおそれがあります。

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10

既設の冷媒配管を流用しないでください。

¡既設の配管内部には、従来の冷凍機油・冷媒中の塩素が多量に残留しています。これらの物質は、新しい機器の冷凍機油を劣化させるおそれがあります。

液冷媒で封入してください。

¡冷媒をガスで封入すると、ボンベ内の冷媒の組成が変化し、能力不足のおそれがあります。

据付けに使用する配管は屋内に保管し、両端ともロウ付けする直前まで密封しておいてください。エルボなどの継手はビニール袋などに包んだ状態で保管してください。

¡冷媒回路内にほこり・ゴミ・水分が混入すると、油の劣化・圧縮機故障のおそれがあります。

冷媒配管は、JIS H3300「銅及び銅合金継目無管」のC1220のリン脱酸銅をお使いください。また、配管の内面・外面ともに美麗で、使用上有害な硫黄・酸化物・ゴミ・切粉・油脂・水分など(コンタミネーション)が付着していないことを確認してください。

¡冷媒配管の内部にコンタミネーションが付着すると、冷凍機油を劣化させるおそれがあります。

3-2 冷媒配管システム

お願い:

床置タイプ

1冷媒系統

■冷媒分岐管キットの選定 室外ユニット間の分配器は、必ず右記【表.1】 から選定してください。

別売品の分岐管キットを、下表より選定してください。(キットは、液管用・ガス管用のセットです。) 【表.1】室外構成ユニット 室外ユニット形名合計 P560形 室外構成ユニット P280形×2分岐管キット形名 CMY-Y100BK2※ 必ず室外分岐管キットの据付説明書に従い据付工事を行ってください。 ※ 分岐管の傾きは水平面に対して±15°以内にしてください。 分岐管が指定以上に傾くと、機器損傷の原因となります。 注. 分岐管の取付姿勢は右図を参照してください。 ※ 分岐管は、必ず弊社別売品を使用してください。

分配器

±15°

分配器の傾きは水平面に対して±15°以内

LHh

室内ユニット

ガス分配器 液分配器

室外ユニット

C

A

(注1)室外ユニットから分岐管への 配管は、分岐管に向かって下 り勾配にしてください。

油が配管内に滞留すると、油不足の状態に なり、圧縮機を損傷するおそれがあります。 室外ユニットから分岐管への配管が2mを 超える場合、ガス管のみ2m以内にトラップ を設けてください。トラップの高さは、 200mm以上にしてください。

室内ユニットへ 下り勾配

室内ユニットへ 上り勾配

室内ユニットへ

2m以内

室内 ユニットへ

2m

トラップ (ガス管のみ) トラップ (ガス管のみ)

B

室外ユニット間

室外ユニット-室外ユニット間高低差

最  遠  配  管  長 (L)

室 内 - 室 外 間 高 低 差

10m以下

150m以下

0.1m以下

50m以下(室外ユニットが下の場合は40m以下)

A(B)+C

H

h

A+B許容

長さ

高低差

液管サイズ(㎜)室外ユニット形名 ガス管サイズ(㎜)

(1) 室外ユニット~分岐間の冷媒配管径(室外ユニット配管径)(A,B)

(2) 分岐~室内ユニット間の冷媒配管径(室内ユニット配管径)(C)配 管 径(㎜) 形  名

液 管 φ15.88

φ28.58ガス管 P560形

■各部冷媒配管の選定(床置タイプ)

(1)室外ユニット ~分岐間の冷媒配管径

(2)分岐 (室外ユニット配管径)

~室内ユニット間の冷媒配管径 (室内ユニット配管径)

サイズを右記表から選定してください。

の各部 の配管

φ9.52P280形 φ22.2

φ9.52P280形 φ22.2

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¡配管接続・バルブ操作は、次ページの図にしたがって行ってください。¡ガス側のフランジ付接続管は、組付けた状態(右図参照)で出荷しています。※1 フランジ付接続管へロウ付けを行う場合、フランジ付接続管をバルブ

から取外し、ユニットの外部でロウ付けしてください。※2 出荷時は、フランジ間にガス漏れを防ぐため中実のパッキンを入れて

冷媒回路を遮断しています。このままの状態では運転できませんので、配管接続を行う場合、必ず付属の中空パッキンと交換してください。

※3 中空パッキンを取付ける場合、フランジのシート面またはパッキンにゴミなどの付着がないように拭取ってください。パッキンの両面に、冷凍機油(エステル油・エーテル油・少量のアルキルベンゼン)を塗布してください。

■冷媒追加充てん量 工場出荷時の冷媒は、延長配管分を含んで いません。各冷媒配管系統ごとに、現地に て追加充てんしてください。また、サービ スをする場合のために、各液管の配管径・ 長さ・追加充てんした冷媒量を室外ユニッ トの記入用「冷媒量記入のお願い」銘板に 記入してください。 ■冷媒追加充てん量の算出方法  追加充てん量は、延長配管の液管サイズ  とその長さで計算します。  右記要領で冷媒追加充てん量を算出し、  冷媒を追加充てんしてください。  計算結果で0.1㎏未満の端数は切上げて  ください。  (例10.04㎏の場合10.1㎏とします。)

■工場出荷時の冷媒封入量 封入量 9.0kg

室外ユニット形名 P280形(組合わせ)

室外ユニットがP280形×2、室内ユニットがP560形で各配管長が下記のような場合

室内:P560形 〈例〉 A :φ9.52 B :φ9.52 C :φ15.88

3m 1m 30m

φ9.52 :A+B=4m φ15.88 :C=30m

各液管総長は

したがって、 追加充てん量 =4×0.06+30×0.16+5.0

=10.1kg〈計算例〉

の時

液管サイズ φ12.7の総長×0.12

液管サイズ φ15.88の総長×0.16

液管サイズ φ19.05の総長×0.29

■冷媒充てん量の計算

■計算例

〈追加充てん量〉

(m)×0.29(㎏/m) (m)×0.16(㎏/m) (m)×0.12(㎏/m)+ + +

液管サイズ φ9.52の総長×0.06

(m)×0.06(㎏/m)

液管サイズ φ6.35の総長×0.024

(m)×0.024(㎏/m)+ +

接続室内ユニット合計容量 室内ユニット分

P560形 5.0㎏

3-3 配管接続お願い:

中実パッキン

フランジ付接続管

パッキン

操作弁

中空パッキン

フレア・フランジ接続部に、冷凍機油(エステル油・エーテル油・少量のアルキルベンゼン)を塗布してください。¡塗布する冷凍機油に鉱油を使用し、多量に混入すると、冷凍機油劣化のおそれがあります。

フランジ付接続管は、必ず操作弁から取外し、ユニットの外でロウ付けしてください。¡接続管を取付けたままロウ付けすると、バルブが加熱され、故障や冷媒漏れのおそれがあります。また、ユニット内の配線などを焼損するおそれもあります。

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¡真空引き・冷媒充てん完了後、必ずバルブを全開にしてください。バルブを閉めたまま運転すると、冷媒回路高圧側または低圧側が異常圧力となり、圧縮機損傷のおそれがあります。

サービスポート

キャップ

シャフト

フレアナット

パッキン

フランジ付接続管(付属品)

現地配管

<ガス側> フランジタイプ

<液側> フレアタイプ

現地での冷媒配管内真空引き などにご利用ください。 (締付トルク12N・m)

パッキンの両面に、冷凍機油 (エステル油・エーテル油・少量の アルキルベンゼン)を塗布し、フラ ンジを締付けてください。 (ネジ締付トルク25N・m)

キャップを外して、シャフトを操作して ください。作業完了後は、必ずキャップ を元どおり取付けてください。

無酸化ロウ付けを行って ください。

フランジ付接続管は、必ずバルブから 取外し、ユニットの外でロウ付けして ください。

工場出荷時・配管接続時・真空引き時 は全閉にし、上記作業完了後は全開に してください。 <開く場合>  ●六角レンチでシャフトを反時   計方向に回してください。  ●シャフトが止まるまで回して   ください。 <締める場合>  ●六角レンチでシャフトを時計   方向に回してください。  ●シャフトが止まるまで回して   ください。

フレア接続面は、冷凍機油 (エステル油・エーテル油・少量 のアルキルベンゼン)を塗布して ください。 締付トルクは、下表をもとに、 ダブルスパナで行ってください。

組合わせ用P280形・・・φ9.52

組合わせ用P280形・・・φ22.2

¡キャップ・シャフト部の締付トルクは、右表を参照してください。トルクレンチが無い場合の目安として、締付トルクが急に増すまで締付けてください。

配管径(mm)

15 30

φ19.05φ25.4

9 15

5

25 40

20 25

22

φ15.88φ12.7φ9.52

シャフト(N・m)

6 10

4 6

4 六角レンチサイズ(mm) キャップ(N・m)

¡計算式から冷媒追加充てん量を決定し、配管接続作業完了後にサービスポートから追加充てんを行ってください。¡冷媒漏れを防止するため、作業完了後は、サービスポート・キャップを締付けてください。¡R410Aのフレア加工寸法は、気密性を増すために従来より大きくする必要があります。フレア部の加工寸法は、右表を参照してください。

A寸法

配管外径 呼び

1/4"

3/8"

1/2"

5/8"

3/4"

R410A

A寸法

フレア加工寸法(mm)(0材のみ)

B寸法

配管外径 呼び

1/4"

3/8"

1/2"

5/8"

3/4"

R410A(2種)

17.0

22.0

26.0

29.0

36.0

B寸法

フレアナット寸法(mm)

φ6.35

φ9.52

φ12.7

φ15.88

φ19.05

9.1

13.2

16.6

19.7

24.0

φ6.35

φ9.52

φ12.7

φ15.88

φ19.05

¡トルクレンチが無い場合、次の方法を目安にしてください。フレアナットをスパナで締付けると、締付トルクが急に増す瞬間があります。そこで一度締付けを止め、その後更に右表の角度だけ回転させてください。

20°~35° 100~140φ19.05

締付角度 取付角度の目安 適正なトルクレンチ締付力

30°~60°

60°~90° 50~57.575~80

35~42

φ15.88φ12.7φ9.52

締付力(N・m) 銅管外径(mm)

●配管接続例右図を参考に室外ユニット間の配管接続を行ってください。

●分岐管の傾き分岐管の傾きは水平面に対して±15°以内にしてください。分岐管が指定以上に傾くと、機器損傷の原因となります。注. 分岐管の取付姿勢は右図を参照してください。

分配器

±15°

分配器の傾きは水平面に対して±15°以内

現地配管

現地配管 分岐管キット

直管部500mm以上

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●気密試験

気密試験は右図のように、室外ユニットのバルブを閉じたまま、室外ユニットのバルブについているサービスポートから接続配管と室内ユニットに加圧して行います。(必ず、液管・ガス管の両方のサービスポートから加圧してください)気密試験は、冷凍機油に大きく影響します。試験方法は、下記の制約事項を必ずお守りください。また、擬似共沸混合冷媒(R410Aなど)は、冷媒漏れにより組成が変化し、能力不足など性能に影響するおそれがあります。気密試験は慎重に行ってください。

サービスポート

室外ユニット

ガス管

液管

バルブ

Loノブ Hiノブ LO HIシステムアナライザ

窒素ガス

室内ユニットへ

気密試験の手順 制約事項

①窒素ガスで設計圧力(4.15MPa)に加圧後、1日程度放置し、圧力が低下していなければ、気密が保たれており、正常と確認できる。圧力が低下している場合、漏れ箇所があると推定できる。漏れ箇所の確認は、下記の泡式で行ってもよい。②上記加圧後、フレア接続部・ロウ付部・フランジ部など、窒素ガス漏れが予想されるすべての箇所に泡剤(ギュッポフレックスなど)をスプレーし、泡の発生を目視確認する。③確認後、泡剤をよく拭きとる。

加圧ガスに可燃ガスや空気(酸素)を使用すると爆発のおそれあり。

R410A以外の冷媒(R22、R407Cなど)は使用しないでください。¡R410A以外の冷媒をご使用になると、塩素による冷凍機油の劣化・圧縮機故障のおそれがあります。

配管・配線取出し口の開口部は、必ず塞いでください。¡小動物・雨水などが配管・配線取出し部から浸入すると、機器を損傷するおそれがあります。

現地配管への冷媒充てんが完了するまでは、バルブを開けないでください。¡冷媒充てんが完了する前にバルブを開けると、ユニットを損傷するおそれがあります。

閉鎖材例(現地手配) 現地にて隙間を塞いでください。

お願い:

3-4 気密試験・真空引き乾燥・冷媒充てんお願い:

(*)配管内の圧力は外気温度により変化します。下記の計算式にて外気温度の変化による圧力変化を考慮してガス漏れの有無を判断してください。(測定時絶対圧力)=(加圧時絶対圧力)×{(273+測定時温度(℃))/(273+加圧時温度(℃))}

・設置工事時の追加冷媒量・合計冷媒量・設置時に冷媒を充てんした工事店名を冷媒量記入ラベ  ルに記入してください。 ・合計冷媒量は、出荷時冷媒量と設置時の冷媒追加充てん量の合計値を記入してください。  出荷時の冷媒量は、定格銘板に記載された冷媒量です。 ・冷媒を追加した場合やサービスで冷媒を入れ替えた場合には、冷媒量記入ラベルの記入欄に必 要事項を必ず記入してください。

〈フロン排出抑制法による冷媒充てん量値記入のお願い〉

・フロン類をみだりに大気に放出することは禁じられています。 ・この製品を廃棄・整備する場合には、フロン類の回収が必要です。

〈製品の整備・廃棄時のお願い〉

・フロンを使用している製品はフロン排出抑制法の規定に従ってください。

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逆流防止器付真空ポンプを使用してください。

¡冷媒回路内に真空ポンプの油が逆流入すると、ユニットの冷凍機油劣化などのおそれがあります。

●真空引き乾燥お願い:

冷媒回路は、絶対に冷媒による冷媒置換をしないでください。必ず真空ポンプによる真空引き乾燥を行ってください。

冷媒を追加する場合、必ず適正量を追加充てんしてください。(追加冷媒充てん量は、「冷媒配管システム」の項を参照してください。)また、必ず液冷媒を封入してください。冷媒が過不足した場合、異常停止します。

ゲージマニホールド・チャージングホースなどの部品は、各機器に表示されている冷媒専用のものを使用してください。

真空引き乾燥は、下図のように必ず室外ユニットのバルブを閉じたまま、室外ユニットのバルブ(液管・ガス管の両方)についているサービスポートから接続配管と室内ユニットともに真空ポンプにて行ってください。(必ず、液管・ガス管の両方のサービスポートから行ってください)真空度が650Pa[abs]に到達してから、1時間以上真空引きを行ってください。その後、真空ポンプを止めて1時間放置し、真空度が上昇していないことを確認してください。(真空度の上昇幅が130Paより大きい場合、水分が混入しているおそれがあります。もう一度乾燥窒素ガスを充てんし、0.05MPaまで加圧して、真空引き乾燥を行ってください)液管から液冷媒を封入してください。また、運転時に冷媒が適正量になるようガス管から冷媒量を調整してください。

※1 重量計は、精度の高いもの(0.1kgまで測定可能なもの)を使用してください。

※2 真空ポンプは、逆流器付のものを使用してください。(推奨真空度計:ROBINAIR 14010 ThermistorVacuum Gauge.)また真空ポンプは、5分間運転した後に、65Pa[abs]以下のものを使用してください。

※1

※2

重量計

R410A ボ ン ベ

真空ポンプ

バルブ

バルブ 三方接手

サービスポート

ガス管

液管

バルブ

Hiノブ Loノブ LO HIシステムアナライザ

●冷媒充てん

お願い:

冷媒回路内に、指定の冷媒(R410A)以外の物質(空気など)を混入しないこと。¡異常な圧力上昇による破裂・爆発のおそれあり。

混入禁止

ユニットに使用している冷媒は、擬似共沸混合冷媒のため、充てんは液状で行わなければなりません。ボンベからユニットに冷媒充てんをする場合、サイフォン管がないボンベは、右図のようにボンベを逆さにして冷媒を充てんしてください。サイフォン管付ボンベの場合、ボンベを立てたまま冷媒を充てんしてください。ボンベの仕様を確認してから、充てん作業をしてください。

R410A ボンベ

R410A ボンベ

液冷媒

サイフォン管

【サイフォン管付ボンベの場合(立てたまま冷媒を充てんできる)】

【サイフォン管が付いていないボンベの場合】

下記に示す旧冷媒(R22,R407C)に使用していた工具類は、使用しないでください。R410A専用の工具類を使用してください。(ゲージマニホールド・圧力計・チャージングホース・漏れ検知器・逆流防止器・冷媒チャージ用口金・冷媒回収装置)

¡従来の冷媒・冷凍機油が混入すると、冷凍機油劣化のおそれがあります。

¡水分が混入すると、冷凍機油劣化のおそれがあります。¡R410Aは塩素を含まないため、従来の冷媒用漏れ検知器では検知できません。

チャージングシリンダを使用しないでください。

¡チャージングシリンダを使用すると、冷媒の組成が変化し、能力不足のおそれがあります。

工具類の管理は、従来以上に注意してください。

¡冷媒回路内にほこり・ゴミ・水分が混入しますと、冷凍機油劣化のおそれがあります。

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悪い例

良い例

ガス管 液管

電線

仕上げテープ

断熱材

仕上げテープ

断熱材 断熱材

液管 ガス管

この部分が断熱されていない

ガス管と液管を同時に断熱してはならない。 接続部も十分断熱すること。

3-5 冷媒配管の断熱施工冷媒配管の断熱は、十分な厚さの耐熱ポリエチレンフォームを使用してください。室内ユニットと断熱材および断熱材間の継目に隙間がないように行ってください。液管とガス管は、必ず別々に行ってください。断熱に不備がある場合、冷暖房不良・露落ちなどによる不具合が発生するおそれがあります。特に天井裏内の断熱工事は、細心の注意が必要です。

断熱材Aグラスファイバー+鉄線

接着剤+耐熱ポリエチレンフォーム+圧着テープ

ビニールテープ

防水麻布+ブロンズアスファルト

防水麻布+アエン鉄板+油性ペイント

屋内

床下露出

屋外

外装B

※ 被覆材にポリエチレンカバーをご使用になる場合、アスファルトルーフィングは必要ありません。

アスファルト質油性マスチック 又はアスファルト

鉄線

配管

断熱材A 外装B

お願い:電線の断熱処理は行わないでください。

スリーブ 断熱材

コーキング材 防水管

つば付スリーブ

断熱材

断熱材 断熱材

バンド

つば付スリーブ コーキング材 断熱材

ラッキング材

防水管

ラッキング スリーブ

スリーブ

コーキング材

1m 1mスリーブ

不燃性断熱材 モルタル等不燃材で コーキング

●貫通部

モルタルですき間を充てんする場合、貫通部を鋼板で被覆し、断熱材がへこまないようにしてください。また、その部分は不燃性断熱材を使用し、被覆材も不燃性(ビニールテープ巻きはダメ)を使用してください。

¡現地配管の断熱材は、下表の規格を満たしていることを確認してください。※ 建物の最上階など、高温多湿の条件下で使用する場合、右表以上の厚さの断熱材が必要となる場合があります。

※ 客先指定の仕様がある場合、右表の規格を満たす範囲で客先指定に従ってください。

配管サイズ

厚さ 耐熱温度

6.35~25.4mm 28.58~38.1mm10mm以上

100°C以上 15mm以上

〇内壁(いんぺい) 〇外壁 〇外壁(露出) 〇防火区画、界壁等における貫通部

〇床(防水) 〇屋上パイプシャフト

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4. 電気工事端子接続部に配線の外力や張力が伝わらないように固定すること。¡接続や固定に不備がある場合、断線・発熱・発煙・火災のおそれあり。

指示を実行

端子箱や制御箱のカバーまたはパネルを取付けること。¡不備がある場合、ほこり・水などによる感電・発煙・火災のおそれあり。

指示を実行

第二種電気工事士の資格のある者が、「電気設備に関する技術基準」・「内線規程」および据付工事説明書に従って電気工事を行うこと。電気配線には所定の配線を用い専用回路を使用すること。

¡電源回路容量不足や施工不備がある場合、ユニットの故障・感電・発煙・火災のおそれあり。

指示を実行

病院・通信事業所などに据付ける場合、ノイズに対する備えを行うこと。¡インバーター機器・自家発電機・高周波医療機器・無線通信機器などの影響により、ユニットの誤動作や故障が発生するおそれあり。

¡ユニット側から医療機器あるいは通信機器への影響により、人体の医療行為の妨げ・映像放送の乱れや雑音の弊害が生じるおそれあり。

指示を実行

電流容量などに適合した規格品の配線を使用して電源配線工事をすること。¡漏電・発熱・火災のおそれあり。

指示を実行

D種接地工事(アース工事)は第二種電気工事士の資格のある電気工事業者が行うこと。¡アース線は、ガス管・水道管・避雷針・電話のアース線などに接続しないこと。アースに不備がある場合、ノイズによるユニットの誤作動・感電・発煙・火災のおそれあり。

アース接続

正しい容量のブレーカー(漏電遮断器・手元開閉器<開閉器+B種ヒューズ>・配線用遮断器)を使用すること。¡大きな容量のブレーカーを使用すると、故障・火災のおそれあり。

指示を実行

濡れた手で電気部品に触れたり、スイッチを操作しないこと。¡火災・感電のおそれあり。

ぬれ手禁止

電源には漏電遮断器を取付けること。

¡感電のおそれあり。漏電遮断器はユニット1台につき1個設置すること。

指示を実行

4-1 電気工事時のお願い■ ユニット外部では、伝送線用配線が電源配線の電気ノイズを受けないよう、5cm以上離して配線してください。(同一電線管に入れないでください。)

■ 室内ユニット・室外ユニットの制御箱は、サービス時に取外すことがあります。配線は、取外すための余裕を設けてください。

■ 伝送線用端子台に、200V電源配線を絶対に接続しないでください。接続すると、電子部品が焼損します。■ 伝送線用配線は、2心シールド線を使用してください。(下図〇印)系統の異なる伝送線用配線に、多心の同一ケーブルを絶対に使用しないでください。伝送信号の送受信が正常にできなくなり、誤動作のおそれがあります(下図×印)

多心ケーブル

室内ユニット

2心シールド

2心シールド

室内ユニット

リモコン

TB 3 TB 7

TB 3 TB 7

室外ユニット

TB 3 TB 7

TB 3 TB 7

リモコン

TB3:室内外伝送線用端子台 TB7:集中管理用伝送線端子台

TB 3 TB 7

TB 3 TB 7

室外ユニット

TB 3 TB 7

TB 3 TB 7

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1717

お願い:60mm2を超える電源配線は、電源端子台TB1に接続できません。別途プルボックスを使用してください。

(2) 電線管取付け¡ベースおよび正面パネル下部にある配線用ノックアウト穴は、ハンマーなどでたたいて開口してください。

¡ノックアウト穴に直接配線を通す場合、バリを取除き、保護テープなどで配線を保護してください。

¡小動物の侵入が考えられる場合も、電線管を使用し、開口部を狭くしてください。

現地配線用 アースネジ

電源端子台 TB1

ケーブル ストラップ

電源配線 (渡り配線)

電源配線

伝送線

CN40 CN41

室内外伝送線用端子台 (TB3)

集中管理用伝送端子台 (TB7)

ノックアウト穴

バリ

4-2 配線接続位置

(1) 室外ユニット(イ) 制御箱の前パネルは、ネジを4本外し、少し手前に引いて下に引っ張ると外せます。(ロ) 室内外伝送線は、室内外伝送線用端子台(TB3)に接続してください。

複数の室外ユニットを同一冷媒回路系に接続する場合、同一冷媒回路系の室外ユニットの端子台TB3(A・B・端子)を渡り配線接続してください。室内ユニットへ接続する室内外伝送線は、いずれか1台のみ室外ユニットの端子台TB3(A・B・ 端子)に接続してください。

(ハ) 集中管理用伝送線(集中管理システム・異冷媒回路系の室外ユニット間)は集中管理用伝送線端子台TB7に接続してください。複数の室外ユニットを同一冷媒回路系に接続する場合、同一冷媒回路系の室外ユニットの端子台TB7(A,B,S端子)を渡り配線してください。(注1)お願い1. 同一冷媒回路系の室外ユニットの端子台TB7を渡り配線しない場合、集中管理用伝送線は、室外ユニット

OC(注2)の端子台TB7に接続してください。室外ユニットOCの故障・電源遮断時でも集中管理を行う場合は、室外ユニットOC・OSの端子台TB7を渡り配線してください。(制御基板上の給電切換コネクターCN41をCN40に差換えた室外ユニットが故障・電源遮断した場合、端子台TB7を渡り配線しても集中管理できません。)

2. 同一冷媒回路系の室外ユニットのOC・OSは、ユニットが自動判別します。能力の大きな順(能力が同一の場合、アドレスが若い順)にOC・OSです。

(ニ) シールドアースは、下記に従って接続してください。¡室内外伝送線の場合はアース端子 に¡集中管理用伝送線の場合は集中管理用端子台TB7のシールド端子Sに*給電切換コネクターをCN41からCN40に差換えた室外ユニットの場合は、上記に加えてシールド端子Sとアース端子 を接続してください。

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18

記号 ユニットまたはコントローラー

親機・子機 室内ユニット

MAリモコン

アドレス 設定範囲

IC

ロスナイ・外気処理ユニット LC

0,01~50

101~150

151~200 ※3

主リモコン

従リモコン

設定方法 工場出荷時の アドレス設定

同一グループ内で親機にしたい室内ユニットを最も若いアドレスにし、 同一グループ内の室内ユニットのアドレスを連番に設定してください。

同一グループ内の最も若い室内ユニット(親機)アドレス+100に設定してください。

同一冷媒回路系統の最も若い室内ユニット(親機)のアドレス+50 に設定してください。同一冷媒回路系室外ユニットのアドレスは、 連番に設定してください。室外ユニットOC・OSは、自動判別され ます。※4

全室内ユニット設定後に、任意のアドレスを設定してください。

同一グループ内の最も若い室内ユニット(親機)アドレス+150に設定してください。

アドレス設定は不要です。(ただし、2つのリモコンで運転する場合、主従切換スイッチ

              設定が必要です。)

00

00

00

101

201

201

MA

室外ユニット OC OS

RC

RC

M-NET リモコン

システム コントローラー

201~250 管理したい最小グループNo.+200に設定してください。 GR, SCグループリモコン

201~250

0,201~250

左記アドレスの範囲で任意 SR, SCシステムリモコン

201~250 管理したい最小グループNo.+200に設定してください。 AN, SCON/OFFリモコン

247201~250 左記アドレスの範囲で任意 SCLMアダプター

202201~250 左記アドレスの範囲で任意 ST, SC

スケジュール タイマー (M-NET対応)

000左記アドレスの範囲で任意 TR, SC集中コントローラー

※1

0,51~100※2

※1 他の冷媒回路系統の室内ユニット・室外ユニットのアドレスと重複する場合、設定範囲内の空きアドレスを設定してください。 ※2 室外ユニットのアドレスを100に設定する場合、表示値を50にしてください。 ※3 MーNETリモコンのアドレスを200に設定する場合、表示値を00にしてください。 ※4 組合わせ用室外ユニットのアドレスは、能力の大きな順で連番に設定してください。 同一冷媒回路系の室外ユニットのOC・OSは、自動判別されます。能力の大きな順(能力が同一の場合、アドレスが若い順)に、OC・OSです。

機 種

4-4 スイッチ設定の種類と方法スイッチ設定は、システム構成により設定の要否が異なります。配線工事の前に、必ず「システム接続例」の項目を参照してください。スイッチを設定する場合、必ず電源を遮断した状態で行ってください。通電状態のままスイッチを操作した場合、設定内容が変わらないため、正常に動作しません。

(1) アドレス設定システム構成により、アドレス設定の要否・アドレス設定範囲が異なります。「システム接続例」の項目を参照してください。

4-3 制御配線の種類と許容長制御配線は、システム構成により異なります。配線工事の前に、必ず「システム接続例」の項目を参照してください。

(1) 制御配線の種類と許容長制御配線には、「伝送線」と「リモコン線」があり、システム構成により配線の種類・許容長が異なります。また、伝送線が長い場合やノイズ源がユニットに近傍している場合は、ノイズ障害防止のため、ユニット本体をノイズ源から離してください。

リモコン線伝送線(M-NET伝送線)

対象施設

室内外伝送線最遠長

集中管理用伝送線・ 室内外伝送線最遠長

(室外ユニットを経由した最遠長)

配線の種類 種 類 線 数 線 径

全ての施設 シールド線

CVVS・CPEVS・MVVS 2心ケーブル 1.25mm2以上 最大200m 最大500m

*集中管理用伝送線に設置される伝送線用給電ユニット から各室外ユニットおよびシステムコントローラーまで

の配線長は最大200m

配線の種類

総延長

種類

線数

線径

MAスムースリモコン ※1 VCTF,VCTFK,CVV CVS,VVR,VVF,VCT 2心ケーブル 0.3~1.25mm2

※2

最大200m

M-NETリモコン ※1

シールド線 MVVS 

 

10mを超える部分は、室内外伝送線 最遠長の内数としてください。

※2 作業上、0.75mm2 以下の線径を推奨します。 ※3 コンパクトリモコンの端子台に接続する場合、(  )内の線径にして ください。

2心ケーブル 0.3~1.25mm2 ※2

(0.75~1.25mm2)※3

※1 リモコンの種類は以下の通りです

MーNETリモコン MEリモコン MーNETコンパクトリモコン

設備インバーター用 MAスムースリモコン

MAスムースリモコン

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19

(4) 室内ユニット室温検出位置の設定(工場出荷時の設定:SW1-1“OFF”)(イ)リモコン内蔵センサーを使用する場合、室内ユニットのSW1-1を“ON”に設定してください。

*リモコンの機種によっては、内蔵センサーがありません。その場合、室内ユニット内蔵センサーを使用してください。*リモコン内蔵センサーを使用する場合、室温検出可能な部分にリモコンを取付けてください。

(ロ)別売温度センサーを使用する場合、室内ユニットのSW1-1を“OFF”、SW3-8を“ON”に設定してください。*別売温度センサーを使用する場合、室温検出可能な部分に温度センサーを取付けてください。

(5) MAリモコン主従切換スイッチの設定「MAスムースリモコン使用時(工場出荷時の設定:主)」MAスムースリモコンには、主従切換スイッチがあります。2つのリモコンで運転する場合、一方を従リモコンに設定してください。

(2) 室外ユニット給電切換コネクターの設定(工場出荷時の設定:“CN41”にコネクター接続)

(3) 室外ユニット集中管理スイッチの設定(工場出荷時の設定:SW2-1“OFF”)

室内系接続あり

集中系接続あり

システム構成

同一冷媒系統システム

1台の室外ユニットのみ、給電切換コネクター をCN41からCN40に差換えます。 ※CN40に差換えた1台の室外ユニットの端子台  TB7のシールド端子Sとアース端子(  )を接続  してください。

システムコントローラー との接続 給電装置 異冷媒

グルーピング運転 給電切換コネクターの設定

異冷媒系統システム

なし なし

あり/なし

あり/なし

あり

あり

あり/なし 不要

不要 (室外ユニットから給電)

CN41(工場出荷時の設定)のまま

CN41(工場出荷時の設定)のまま

システムコントローラーとの接続システムなし

システムコントローラーとの接続システムあり ※1

システム構成 集中管理スイッチの設定(SW2-1)※2

OFF(工場出荷時の設定)のまま

ON

※1 LMアダプターのみ接続する場合、SW2-1はOFFのままにしてください。

※2 同一冷媒回路系のすべての室外ユニットのSW2-1は、同じ設定にしてください。

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4-5 主電源配線と器具容量

<個別配線接続>

●配線系統図(例)

●主電源の配線太さ・開閉器容量

※1 電源には、必ずインバーター回路用漏電遮断器(三菱電機製NV-Cシリーズまたは同等品)を取付けてください。※2 漏電遮断器で地絡保護専用のものは、手元開閉器・配線用遮断器を組合わせて使用してください。※3 過電流保護器は、B種ヒューズを使用する場合について表示しています。

電   源 三相 200V

<室外ユニット>

アース

室外ユニット

漏電遮断器 手元開閉器 配線用遮断器

幹線 接地線 開閉器容量 (A)

過電流保護器 (A)※3

最小太さ(mm2) 手元開閉器 配線遮断器 (A)

漏電遮断器 ※1,※2

形名 構成 ユニット

P280形 14以上 3.5以上 60 50 50 50A 100mA 0.1s以下 P280形 14以上 3.5以上 60 50 50 50A 100mA 0.1s以下

P560形

電   源 三相 200V

アース

アース線

(a)

(イ)

(b)

(ロ) 室外ユニット

漏電遮断器 手元開閉器 配線用遮断器 室外ユニット

P560形の場合

<組合わせユニットでの渡り配線接続>

●配線系統図(例)

幹線 接地線 開閉器容量 (A)

過電流保護器 (A)※3

最小太さ(mm2) 手元開閉器 配線遮断器 (A)

漏電遮断器 ※1,※2形名

組合わせ ユニット

(イ)P280形 (a)38以上 (ロ)P280形 (b)14以上 ※4

1005.5以上 100 100P560形 100A 100mA 0.1s以下

●主電源の配線太さ・開閉器容量

※1 電源には、必ずインバーター回路用漏電遮断器(三菱電機製NV-Cシリーズまたは同等品)を取付けてください。※2 漏電遮断器で地絡保護専用のものは、手元開閉器・配線用遮断器を組合わせて使用してください。※3 過電流保護器は、B種ヒューズを使用する場合について表示しています。※4 分岐後の配線長さが8mを超える場合、22mm2の配線径を使用してください。

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4-6 システム接続例MAリモコンを使用したシステム<代表システムのみ記載しています。詳細は各機器・コントローラーの据付説明書を参照してください。>

制 御 配 線 例

IC

MA

TB5-1A B S

01

TB151 2

A1B2

OC

TB3

TB7A B

A B

S

51

CN41そのまま CN41そのまま

OS

TB3

TB7A B

A B

S

52

注:室外ユニットにより該当しないシステムがあります。詳しくは、室内ユニット据付工事説明書をご覧ください。

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5. 試運転

5-1 試運転前の確認事項

5-2 試運転方法 ※イラストは、MAスムースリモコンです。

① 試運転を行う最低12時間以上前に元電源を入れる。⇒ 最大5分間“PLEASE WAIT”を表示。以後、

12時間以上放置(クランクケースヒーター通電)

②  ボタンを2度押す。⇒  の液晶表示

③  ボタンを押す。⇒ 風が吹出すことを確認

④  ボタンを押して冷房/暖房運転を切換える。⇒ 冷風/温風が吹出すことを確認

運転切換

運転切換

試 運 転

試運転

冷媒漏れや電源・伝送線のゆるみがないか確認します。電源端子台と大地間の絶縁抵抗値を500Vメガー計で計って、1.0MΩ以上あることを確認します。1.絶縁抵抗値が1.0MΩ以下の場合、運転しないでください。2.伝送線用端子台は、絶対に絶縁抵抗値を計らないでください。制御基板が破損します。3.据付工事直後や長時間元電源を切った状態で放置した場合、圧縮機内に冷媒が溜ることにより、電源端子台と大地間の絶縁抵抗値が1MΩ近くまで低下するおそれがあります。

4.絶縁抵抗値が1MΩ以上ある場合、12時間以上前に元電源を入れて、クランクケースヒーターに通電してください。圧縮機内の冷媒が蒸発し、絶縁抵抗値は上昇します。

5.MAリモコン用伝送線端子台の絶縁抵抗値の測定は、絶対にしないでください。

2

1

低圧側・高圧側のサービスバルブが、ともに全開になっていることを確認します。注1.キャップは必ず締めてください。三相電源の相順と各相間電圧を確認してください。[伝送線用給電拡張ユニットを接続している場合]室外ユニットの電源を入れる前に、伝送線用給電拡張ユニットの電源を入れてください。注1.室外ユニットの電源を先に入れた場合、冷媒系の接続情報を正常に認識できないおそれがあります。注2.室外ユニットの電源を先に入れた場合、以下のように対応してください。

①伝送線用給電拡張ユニットの電源を入れる。②室外ユニットの電源を一度切る。③室外ユニットの電源をもう一度入れる。

3

4

5

集中管理用伝送線に給電ユニットを接続する場合、必ず給電ユニットに通電した状態で試運転を行ってください。このとき、室外ユニットの給電切換コネクターは出荷時のまま(CN41)としてください。試運転は、必ず前下パネルを閉めて行ってください。

6

7

8

試運転を行う最低12時間以上前に元電源を入れて、クランクケースヒーターに通電します。注1.通電時間が短いと、圧縮機故障のおそれがあります。

設定温度 運転/停止

タイマーメニュー 運転切換

ルーバー

風 速 タイマー入切

点検 試運転 換 気

フィルター 上下風向

モニタ/ 設定 戻る

クリア 時間設定

上下風向ボタン

点検(クリア)ボタン

試運転ボタン

風速ボタン

運転/停止ボタン

換気ボタン

設定温度ボタン

下げる 上げる

時間設定ボタン

タイマー入切ボタン

戻す ルーバーボタン

タイマーメニュー (モニター/設定)ボタン

運転切換(戻る)ボタン

フィルター(  )ボタン

試運転残時間表示

試運転/運転モード 交互表示

点検コード表示

室内ユニット液管温度表示

通電表示

進める

・リモコンに点検コードが表示された場合・正常に作動しない場合は、次頁以降を参照してください。・試運転は、切タイマーにより、2時間後自動的に停止します。・試運転中、時刻表示部に試運転残時間を表示します。・試運転中、室内ユニットの液管温度をリモコン室温表示部に表示します。・風向調節ボタンを押すと、機種により“無効ボタン”とリモコンに表示されますが、故障ではありません。

外部入力接続をしている場合、外部入力信号で運転操作し、試運転を行ってください。

お客さま立会いで、必ず試運転を行ってください。

⑤ 換気機器など連動する機器がある場合、その動作を確認。

ボタンを押して試運転を解除する。⇒ 停止

運転/停止

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23

エラーコード 2500 2502 2503 5101 5102 5103 5104 6600 6602 6603

エラーコード 6606 6607 6608 6831 6832 6833 6834 7101 7111

(イ)室内ユニット 不具合内容 不具合内容

漏水異常 ドレンポンプ異常 ドレンセンサー異常・フロートスイッチ作動 吸込センサー異常(TH21) 配管センサー異常(TH22) ガス側配管センサー異常(TH23) 外気温度センサー異常 ユニットアドレス二重設定 送信エラー(伝送プロセッサーハードウェア異常) 送信エラー(伝送路BUSY)

送受信エラー(伝送プロセッサーとの通信異常) 送受信エラー(ACK無しエラー) 送受信エラー(応答フレーム無しエラー) MA通信受信異常(受信なし) MA通信送信異常(同期回復異常) MA通信送信異常(ハードウェア異常) MA通信受信異常(スタートビット検出異常) 能力コードエラー リモコンセンサー異常

エラーコード 0900 2503 2600 2601 4116 5101 5102 5103 5104 6600 6602

エラーコード 6603 6606 6607 6608 6831 6832 6833 6834 7101 7106 7111

(ロ)業務用ロスナイ(加熱・加湿付) 不具合内容 不具合内容

試運転(異常ではありません) ドレンセンサー異常・フロートスイッチ作動 漏水異常 加湿器断水異常 回転数異常・モーター異常 吸込センサー異常(TH4) 配管センサー異常(TH2) ガス側配管センサー異常(TH3) リターン温度センサー異常(TH1) ユニットアドレス二重設定 送信エラー(伝送プロセッサーハードウェア異常)

送信エラー(伝送路BUSY) 送受信エラー(伝送プロセッサーとの通信異常) 送受信エラー(ACK無しエラー) 送受信エラー(応答フレーム無しエラー) MA通信受信異常(受信なし) MA通信送信異常(同期回復異常) MA通信送信異常(ハードウェア異常) MA通信受信異常(スタートビット検出異常) 能力コードエラー 属性設定エラー リモコンセンサー異常

エラーコード 6831 6832

エラーコード 6833 6834

(ニ)MAリモコン 不具合内容 不具合内容

MA通信受信異常(受信なし) MA通信送信異常(同期回復異常)

MA通信送信異常(ハードウェア異常) MA通信受信異常(スタートビット検出異常)

エラーコード 0403 1102 1301 1302 1500 4106 4230 4240 4250 4255 4260 5102 5103 5104 5105

エラーコード 5106 5107 5110 5201 5301 5305 6500 6602 6603 6606 7101 7113 7116 7117

(ハ)室外ユニット 不具合内容 不具合内容

シリアル通信異常 吐出温度異常 低圧圧力異常 高圧圧力異常 冷媒過充てん 自電源OFF異常 放熱板過熱保護(圧縮機用) 過負荷保護(圧縮機用) I PM/過電流遮断異常(圧縮機用) I PM/過電流遮断異常(ファン用) 起動前放熱板過熱保護 サブクールコイルバイパス出口温度センサー異常(TH2) 配管温度センサー異常(TH3) 吐出温度センサー異常(TH4) アキュムレーター入口温度センサー異常(TH5)

サブクール熱交換器液出口センサー異常(TH6) 外気温度センサー異常(TH7) 放熱板温度センサー異常(THHS) 高圧圧力センサー異常 電流センサー/回路異常(圧縮機用) 電流センサー/回路異常(ファン用) 室内ユニット洗浄操作異常 送信エラー(伝送プロセッサーハードウェア異常) 送信エラー(伝送路BUSY) 送受信エラー(伝送プロセッサーとの通信異常) 能力コードエラー 機能設定エラー リプレース未洗浄設定エラー 機種未設定エラー

エラーコード 4102 4115 4121

4220,4225 6600

6607 6608 7100

7102

7105 7110 7130

 ・施工または工事上よくあるエラーコード 不具合内容 不具合内容の説明

欠相異常 電源同期信号異常 高調波対策機器異常 母線電圧異常 ユニットアドレス二重設定 送受信エラー(ACK無しエラー) 応答無しエラー 合計能力エラー 接続台数エラー アドレス設定エラー 接続情報未設定異常 組合わせ異常

電源の欠相、または電圧の異常 電源周波数の異常 アクティブフィルターとの通信異常 インバーター母線電圧の異常 同一アドレスのユニットが存在している 送信した相手から返事が無い コマンドの応答が無い 室内ユニットの合計能力がオーバーしている 室内外伝送線上の接続台数がゼロまたは オーバーしている 室外ユニットのアドレス設定エラー 室内ユニットが正常に接続されていない 室内ユニットの形名エラー

対策内容 電源の各相間電圧を確認 電源の各相間電圧を確認 制御基板スイッチ(SW3-8またはSW6-8)確認 アクティブフィルターとの配線接続確認 アクティブフィルターの異常確認 電源の各相間電圧を確認 エラー発生元と同じアドレスのユニット を探して、アドレスの設定を変更する 伝送線の接続確認 伝送線の接続確認 室内ユニットの形名合計を確認 OC-OS間の配線、電源を確認 室内外伝送線上に接続している室内ユニット台数を確認 室外ユニットの形名確認 室外ユニットのアドレス設定確認 伝送線の接続確認 室内ユニットの形名確認

5-3 試運転不具合時の対応(1) 異常停止時、リモコン表示部に4桁のエラーコードが表示されます。不具合要因を点検してください。

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24

12345678

SW1

自己診断内容 No

1

2

3

4

16

17

18

20

21

22

24

25

26

125

126

127

513

517

表示内容 スイッチ設定

LED点灯(点滅)時の表示内容 フラグ1 フラグ2 フラグ3 フラグ4 フラグ5 フラグ6 フラグ7 フラグ8

備 考

リレー出力 表示1

(点灯表示)

リレー出力 表示3

SW5設定

SW6設定

SW7設定

リレー出力 表示2

室内ユニット 点検 ※1

点検表示 (点滅表示)

点検表示3 (ICも含む)

室内ユニット 運転モード ※1

室内ユニット サーモ ※1

メイン基板S/W バージョン/能力

圧縮機 運転中

マイコン 動作中

室外ユニットOC: 点灯 親機 室外ユニットOS: 消灯 子機

72C

21S4a

21S4b室内系給電出力中

CH11

SV5b

SV1a

1号機 2号機 3号機 4号機 5号機 6号機 7号機 8号機

33号機 34号機 35号機 36号機 37号機 38号機 39号機 40号機

9号機

上段

下段 上段

下段

上段

下段 上段

下段 上段

下段 上段

下段

上段

下段 上段

下段 上段

下段

上段

下段

上段

下段

10号機 11号機 12号機 13号機 14号機 15号機 16号機

41号機 42号機

17号機 18号機 19号機 20号機 21号機 22号機 23号機 24号機

25号機 26号機 27号機 28号機 29号機 30号機 31号機 32号機

1号機 2号機 3号機 4号機 5号機 6号機 7号機 8号機

33号機 34号機 35号機 36号機 37号機 38号機 39号機 40号機

9号機 10号機 11号機 12号機 13号機 14号機 15号機 16号機

41号機 42号機

17号機 18号機 19号機 20号機 21号機 22号機 23号機 24号機

25号機 26号機 27号機 28号機 29号機 30号機 31号機 32号機

1号機 2号機 3号機 4号機 5号機 6号機 7号機 8号機

33号機

SW5-1 SW5-2 SW5-3 SW5-4 SW5-5 SW5-6 SW5-7 SW5-8

SW6-1 SW6-2 SW6-3 SW6-4 SW6-5 SW6-6

SW7-1 SW7-2 SW7-3 SW7-4 SW7-5 SW7-6

SW6-7 SW6-8

34号機 35号機 36号機 37号機 38号機 39号機 40号機

9号機 10号機 11号機 12号機 13号機 14号機 15号機 16号機

41号機 42号機

17号機 18号機 19号機 20号機 21号機 22号機 23号機 24号機

25号機 26号機 27号機 28号機 29号機 30号機 31号機 32号機

0000~9999(アドレスとエラーコードを交互に表示)

0000~9999(アドレスとエラーコードを交互に表示)

異常がなければ “- - - -”と表示 される

(工場出荷時)

ONOFF

12

SW8ONOFF

12345678

ONOFF

12

ONOFF

12345678

ONOFF

12

ONOFF

12345678

ONOFF

12

ONOFF

12345678

ONOFF

12

ONOFF

12345678

ONOFF

12

ONOFF

12345678

ONOFF

12

ONOFF

12345678

ONOFF

12

ONOFF

12345678

ONOFF

12

ONOFF

12345678

ONOFF

12

ONOFF

12345678

ONOFF

12

ONOFF

12345678

ONOFF

12

ONOFF

12345678

ONOFF

12

ONOFF

12345678

ONOFF

12

ONOFF

12345678

ONOFF

12

ONOFF

12345678

ONOFF

12

ONOFF

12345678

ONOFF

12

ONOFF

12345678

ONOFF

12

ONOFF

同一冷媒系統内の室内ユニットと外気処理ユニットのアドレス(1~50)を順番に表示

“S/Wバージョン→冷媒種類→機種と能力表示→通信アドレス”を繰り返し表示

表示ユニット※2OC OS

○ ○

○ ○

○ ○

○ ○

○ ○

○ ○

※3

※1 接続している室内ユニットの台数(系統)分のみ点灯します。 ※2 ○:OCまたはOSの個々の状態を表示します。 ◎:冷媒系システム全体の状態を表示します。

【サービスLEDの表示方法】 サービスLED・エラーコード表示の場合 発生アドレスとエラーコードを交互に表示 例 アドレス51の室外ユニットが吐出温度異常 (コード1102)の場合

・フラグ表示の場合 例 圧縮機運転の場合(表示No.1)

例 21S4a・21S4b・SV1a ONの場合(表示No.3)

(圧縮機運転中は、72CもON) フ ラ グ 1

フ ラ グ 2

フ ラ グ 3

フ ラ グ 4

フ ラ グ 5

フ ラ グ 6

フ ラ グ 7

フ ラ グ 8

フ ラ グ 1

フ ラ グ 2

フ ラ グ 3

フ ラ グ 4

フ ラ グ 5

フ ラ グ 6

フ ラ グ 7

フ ラ グ 8

←上段 ←下段

(2) 室外ユニット制御基板(Control Board)のスイッチとサービスLEDで、室外ユニットの故障判定ができます。

〈自己診断スイッチ(SW1,8)の設定とサービスLED(LD1)の表示内容〉

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チェック方法と処理

5-4 リモコンの動作不具合と処置MAリモコンシステムの場合

不具合現象または点検コード 要因

リモコンに運転と表示されているが、一部の室内ユニットが動作しない

・室内ユニットの電源が入っていない・同一グループ内の室内ユニット間の配線忘れ・スリム機種と同一グループ接続されている・室内ユニット制御基板のヒューズが切れている

・室内ユニット(親機)の電源が入っていない・システムコントローラーとのグルーピングが一致していない・室内ユニット(親機)制御基板のヒューズ切れ

室内ユニットが運転しても、リモコンの表示がすぐに消える

・ロスナイの電源が入っていない・異なる冷媒回路のロスナイで、室外ユニットの電源が入っていない・既に室内ユニットにロスナイ(1台)が登録されている・ロスナイのアドレスが間違っている・ロスナイのアドレスを設定していない・ロスナイが伝送線に接続されていない

ロスナイとの連動登録が正常にできない

室内ユニットは、室内外のシステムの立上げが正常に完了するまで、リモコンに給電されません。・室内ユニットの電源が入っていない・室外ユニットの電源が入っていない・リモコン接続台数(2台)オーバー。または、室内接続台数(16台)オーバー・室内ユニットのアドレスは“00”だが、室外ユニットのアドレスが“00”となっていない。・室内外伝送線がTB7に接続されている・室内外伝送線にMAリモコンが接続されている・リモコン線のショート/断線・電源配線・伝送線のショート/断線・室内ユニット制御基板のヒューズが切れている

リモコンに通電表示( )されない(MAリモコン給電なし)

・室外ユニットの電源が入っていない・伝送線用給電拡張ユニットの電源が入っていない・MAリモコン主従切換を従にしている・室内外伝送線にMAリモコンが接続されている

リモコンの“HO”・“PLEASEWAIT”が消えない。または、“HO”・“PLEASEWAIT”を周期的に繰返す。(室外ユニットの電源を入れた後、通常最大5分間は“HO”・“PLEASE WAIT”が表示されます。)

・室内ユニット(親機)の電源が入っていない・室内外伝送線がTB7に接続されている・室内外伝送線がショート・断線・接触不良・室内ユニット(親機)制御基板のヒューズ切れ

リモコンに通電表示( )が表示されているが、ユニットが運転しない

・異常発生の範囲が、以下のうちどれかを確認する。① システム全体② 冷媒系統内全て③ 同一グループ内のみ④ 一台の室内ユニットのみ

<システム全体の場合・冷媒系統内全ての場合>

・室外ユニットの自己診断LEDを確認する・左記項目のうち、室外ユニットの関連している項目を確認する

<同一グループ内のみの場合・一台の室内ユニットのみ場合>

・左記項目のうち室内ユニットの関連している項目を確認する

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他の室内ユニットが暖(冷)房運転をしている場合、冷(暖)房運転はできません。

暖房運転をしていない室内ユニットから温風が出る。

原因

5-5 異常表示とリセット方法

リモコン表示部に4桁のエラーコードが表示されます。

リモコンの ボタンを押してユニットを停止すると、点検モードがリセットされます。

運転/停止

異常発生時の表示 点検モードのリセット方法

一般空調運転時

5-6 次の現象は、故障(異常)ではありません。

冷房/暖房運転しても室内ユニットが運転しない。

暖房運転中にファンが停止する。

運転を停止してもファンが停止しない。

リモコン表示

オートベーンが勝手に動く。

運転スイッチを“ON”にしても風速が設定値にならない。

オートベーンの制御動作です。冷房運転中に下吹で使用した場合、1時間経過すると自動的に水平吹出しになる場合があります。暖房運転中の霜取の場合・ホットアジャスト制御の場合・サーモOFFの場合、自動的に水平吹出しとなります。

霜取運転中はファンが停止します。

補助電気ヒーターがONの場合、運転停止後余熱排除のため1分間ファンを運転します。

運転スイッチを“ON”にしてから最初の5分間、または配管温度が35℃になるまでは、微風運転します。それから2分間は、弱風運転をします。その後、設定値で運転します。(ホットアジャスト制御)

“冷房”または“暖房”点滅表示

通常表示

霜取中

消灯

暖房準備中

元電源をONにした場合、最大5分間室内ユニットのリモコンに右のような表示をする。

システムの立上げをしています。“HO”または“PLEASE WAIT”の点滅表示が消えたあとにリモコンの操作をしてください。

“HO”または“PLEASEWAIT”点滅表示

現象

冷房/暖房切換時に室内ユニットから音が出る。 冷媒回路の切換音です。異常ではありません。通常表示

運転開始直後に室内ユニットから冷媒流動音が出る。

一時的な冷媒流動の不安定によるものです。異常ではありません。通常表示

暖房運転をしていない室内ユニットへの冷媒寝込み防止のためにLEVを微開にしています。異常ではありません。通常表示

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6. 高圧ガス明細書本製品は、高圧ガス保安法に基づき、冷媒の圧力を受ける部分には規定された材料・構造を採用し、圧力試験を行っています。冷媒の圧力を受ける部分の部品を交換・修理される場合、資格のある事業所(冷凍空調施設工事事業所)に依頼してください。本製品の保安上の明細は、下記のとおりです。

機 種

3.94

P280形

一日の冷凍能力  50Hzトン/日 60Hzトン/日

冷 媒

冷媒充てん量 ㎏ ※

設計圧力(高圧部) MPa

〃 (低圧部) MPa

高圧遮断装置の設定圧力 MPa

台 数

強度確認試験圧力 (高圧部 )MPa

〃 (低圧部 )MPa

気 密 試 験 圧 力 (高圧部 )MPa

〃 (低圧部 )MPa

台 数

耐圧試験圧力 MPa

気密試験圧力 MPa

強度確認試験圧力 MPa

気密試験圧力 MPa

品 名

器 そ の 他 の 容 器

据付の際に現地で冷媒配管を行った設備は、配管施工部分の気密試験を設計圧力以上の圧力で行ってください。 ※ 冷媒充てん量は、出荷時の本体充てん量を表示しています。

9.0

4.15

2.21

4.15

1

12.6

9.0

R410A

4.2

3.0

4.15

気液分離器

6.63

2.21

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三菱電機冷熱相談センター

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