弁護士白書　2014 年版76

❷　司法試験合格者の状況（１）司法試験合格者数の推移　以下は、1970 年からの司法試験合格者数の推移である。2014 年の司法試験合格者数は、1810 人、合格率は 22.6%であった。

（２）司法試験の合格状況

司法試験合格者数の推移資料 1-2-3

【注】1． 2006年から 2011年の合格者数は、新司法試験及び旧司法試験の合計数、2012年以降は、新司法試験による合格者数（法務省公表資料による）である。

2． 2006年から開始された新司法試験と並行して実施されてきた旧司法試験は、2011年の試験を最後に新司法試験に一本化された。2011年の旧司法試験は、2010年の第二次試験筆記試験に合格した者に対する口述試験に限り実施され（2011年 4月）、合格者は 6人であった。なお、旧司法試験の終了に伴い、2012年から「新司法試験」は、「司法試験」となっている。

3． 2014年の合格者 1810人のうち、163人は予備試験を経た合格者である（資料 1-2-5参照）。

司法試験受験状況と合格率の推移資料 1-2-4

〈参考〉予備試験経由による司法試験合格者数資料 1-2-5

「予備試験」とは、経済的事情などにより、法科大学院に通えない者に対して設けられた制度で、「予備試験」に合格すれば、司法試験を受験する資格を得ることができる。

2012年 2013年 2014年合格者数（人） 58 120 163

【注】 法務省公表資料によるもの。

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

1970 1975 1980 1985 1990 1995 2000 2005 2010

（人）

男性女性 2,133

1,464

994

738

499486486472507

2014（年）

1,810司法試験合格者数計

2006年新司法試験制度導入

2,091

4,607

6,261

7,392

8,1638,765 8,387

7,653 8,015

1,009

1,851 2,065 2,043 2,074 2,063 2,102 2,049 1,810

48.3

40.2

33.027.6

25.4 23.5 25.1 26.8

22.6

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014

（％）（人）

（年）

受験者数（人） 合格者数（人） 合格率（％）