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平成26年度(前期) 岩手大学公開授業講座 岩手大学地域連携推進機構

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平成26年度(前期)

岩手大学公開授業講座

案 内

岩手大学地域連携推進機構

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目 次

平成26年度 (前期) 岩手大学公開授業講座受講生募集要項 1

公開授業科目概要 3

公開授業講座Q&A 30

休講・補講、 来学方法等 31

公開授業科目講義室一覧 32

各学部講義室配置図 34

学生センター棟講義室配置図 35

岩手大学キャンパス案内 37

学生用掲示板配置図 38

岩手大学図書館利用申請書

平成26年度 (前期) 岩手大学公開授業講座仮受講申請書

平成26年度 (前期) 岩手大学公開授業講座受講申込書

…………………………………………………

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平成26年度 (前期) 岩手大学 公開授業講座受講生募集要項

1. 公開授業講座とは

公開授業講座とは、 岩手大学公開講座の一形態として、 学生向けに正規に開講されている授業のう

ち、 市民の方々の受講を受け入れる授業 (原則として試験を除く) のことです。

2. 公開授業講座の授業科目

公開授業講座の授業科目 (以下、 「公開授業科目」) は、 後掲の 「公開授業科目概要」 をご覧下さい。

授業科目の難易度は次の通りです。

A 入門的な内容で、 高等学校卒業程度の学力を必要とするもの

B より進んだ内容で、 当該分野についての一定の基礎知識を必要とするもの

C 高度な内容で、 当該分野についての一定の専門知識を必要とするもの

3. 受講資格

受講資格は特にありませんが、 高等学校卒業またはこれと同等の学力が必要とされます。 ただし、

審査は行いません。

4. 受講生定員

1授業科目5名が定員ですが、 授業科目全体の定員に余裕がある場合は5名を越えて受け入れるこ

とがあります。 逆に、 公開授業科目であっても、 学生で全体の受講定員を満たした場合は、 受講がで

きません。

5. 授業の試聴期間

授業内容・レベルが受講目的にあっているかを確かめてもらうため、 授業の最初の1~2回を試聴

期間として、 自由に受けていただきます。 ただし、 「仮受講申請書」 を提出し、 「仮受講証」 を携帯し

てください。 「仮受講申請書」 の提出は、 次の受講申込にならってください。

仮受講申込期間:4月2日 (水) ~4月18日 (金) 土日祝日を除く9時~17時

6. 受講申込

「平成26年度 (前期) 岩手大学公開授業講座受講申込書」 に記入して、 郵送で申し込んでください。

直接持参されても結構です。 なお、 受講証に貼付する顔写真 (3㎝×3㎝) 1枚を同封で送って下さ

い。

申込受付期間:4月2日 (水) ~4月24日 (木) 土日祝日を除く9時~17時

申 込 先:岩手大学地域連携推進機構

〒020-8551 盛岡市上田4-3-5

問い合せ先:電 話 019-621-6492

F A X 019-621-6493

電子メール [email protected]

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また、 岩手大学図書館の利用を希望される場合は、 巻末の 「利用申請書」 を各自で図書館受付に提

出してください。 提出に際しては身分を証明できる資料 (運転免許証、 保険証等) の提示が必要です。

なお、 前期にすでに 「学外者利用証」 をお持ちの場合は不要です。

7. 受講生の決定

原則として受付順に決定します。 決定後、 「受講内定通知書」 を郵送いたしますので、 1週間以内

に受講料を納入してください。 受講料納入をもって正式決定となります。

8. 受講料の納入

受講料は次の通りです。

90分授業・週1回の場合 4, 000円

135分授業・週1回の場合 5, 000円

90分授業・週2回の場合 6, 000円

受講料の納入は、 「受講内定通知書」 に記載されている金融機関の口座に振り込んでください。

納入後の受講料は、 本学や教員の都合で開講できなくなった場合を除き、 返還できませんのであら

かじめご了承下さい。

9. 受講証の交付

受講料を納入された方には、 顔写真を貼付した 「受講証」 を随時郵送いたします。 来学される時は

必ず携帯され、 授業時間中は机上の見やすい所に置いてください。 「受講証」 が到着するまでは 「受

講内定通知書」 を受講証代わりにご利用下さい。

10. 受講生の義務

公開授業講座の受講生は、 受講にあたり、 本学が行う教育研究に支障が及ぶことがないよう努めて

ください。 また、 必要に応じて本学関係者の指示に従ってください。 この義務に反して、 受講生とし

てふさわしくない言動等があった場合は、 受講を停止することがあります。 その場合であっても、 既

納の受講料は返還できません。

11. 原状回復等

公開授業講座の受講生が、 故意又は過失により本学の施設・設備等を破損・滅失・汚損してしまっ

たときは、 速やかに届け出ていただくとともに、 当該受講生の責任でこれを原状に回復し、 又はその

損害を賠償していただきます。

12. 受講修了証の発行

公開授業講座は単位を認定しませんが、 試験を除く授業回数の3分の2以上出席された場合は、

「公開授業講座受講修了証」 を発行します。

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公開授業科目概要(授業科目一覧)

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№ 授 業 科 目 名 曜日 授業時間帯 難易度 担 当 教 員 受講料

1 漢文学概論 水 14:45~16:15 B 藪 敏 裕 4,000円

2 古文書学 月 14:45~16:15 B 菅 野 文 夫 4,000円

3 日本史概論Ⅰ 金 13:00~14:30 B 菅 野 文 夫 4,000円

4 地域の文学誌 水 14:45~16:15 B 中 村 一 基 4,000円

5 芸能と文学 月 14:45~16:15 B 中 村 一 基 4,000円

6 地域言語論 木 10:30~12:00 B 大 野 眞 男 4,000円

7 地域と生活 火 8:40~10:10 A 遠 藤 匡 俊 4,000円

8 地域と民族 水 10:30~12:00 B 遠 藤 匡 俊 4,000円

9 人文地理学Ⅰ 月 10:30~12:00 B 遠 藤 匡 俊 4,000円

10 国語科教育法 (小) 月 10:30~12:00 B 藤 井 知 弘 4,000円

11 国語科教育法Ⅰ 木 10:30~12:00 B 藤 井 知 弘 4,000円

12 心の理解 月 8:40~10:10 A 阿久津 洋 巳 4,000円

13 生涯発達心理学 月 14:45~16:15 B 阿久津 洋 巳 4,000円

14 道徳教育の研究 金 10:30~12:00 B 室 井 麗 子 4,000円

15 特別支援教育 木 14:45~16:15 B 滝 吉 美知香 4,000円

16 知的障害教育課程論 木 8:40~10:10 B 名古屋 恒 彦 4,000円

17 病弱者の心理・生理・病理 木 10:30~12:00 B 我 妻 則 明 4,000円

18 被服学Ⅱ 木 10:30~12:00 B 天 木 桂 子 4,000円

19 被服学Ⅲ 水 14:45~16:15 B 天 木 桂 子 4,000円

20 現代社会の社会学 月 8:40~10:10 A 麦 倉 哲 4,000円

21 日本語教授法 水 13:00~14:30 B 松 岡 洋 子 4,000円

22 言語習得論Ⅰ 金 10:30~12:00 B 松 林 城 弘 4,000円

23 日本の文学 月 10:30~12:00 A 家 井 美千子 4,000円

24 日本文学講義Ⅲ 月 13:00~14:30 B 家 井 美千子 4,000円

25 日本の思想と文化 水 8:40~10:10 A 中 村 安 宏 4,000円

26 欧米の思想と文化 火 13:00~14:30 A 池 田 成 一 4,000円

27 社会文化思想論Ⅰ 金 13:00~14:30 B 池 田 成 一 4,000円

28 哲学の世界 水 8:40~10:10 A 開 龍 美 4,000円

29 環境倫理学 金 14:45~16:15 B 開 龍 美 4,000円

30 英語構造論Ⅲ 木 13:00~14:30 B 橋 本 学 4,000円

31 ジェンダーの歴史と文化 火 13:00~14:30 A 海 妻 径 子 4,000円

32 ジェンダー文化論Ⅰ 木 13:00~14:30 B 海 妻 径 子 4,000円

33 市民生活と法 火 8:40~10:10 A 宮 本 ともみ 4,000円

34 民法 (家族法) Ⅰ 水 13:00~14:30 B 宮 本 ともみ 4,000円

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№ 授 業 科 目 名 曜日 授業時間帯 難易度 担 当 教 員 受講料

35 現代社会と経済 月 8:40~10:10 A 横 山 英 信 4,000円

36 経済のしくみ 木 10:30~12:00 A 笹 尾 俊 明 4,000円

37 理論経済学Ⅰ 水 14:45~16:15 B 杭 田 俊 之 4,000円

38 憲法 木 10:30~12:00 A 内 田 浩 4,000円

39 持続可能なコミュニティーづくり実践学 水 18:10~19:40 A 中 島 清 隆 4,000円

40 岩手大学ミュージアム学 月 16:30~18:00 A 小野寺 英 輝 4,000円

41 自然のしくみ 水 8:40~10:10 A 花 見 仁 史 4,000円

42 宇宙地球進化論 木 13:00~14:30 A 花 見 仁 史 4,000円

43 物理学 金 10:30~12:00 A 西 崎 滋 4,000円

44 宇宙のしくみ 月 10:30~12:00 A 西 崎 滋 4,000円

45 放射線環境論 月 13:00~14:30 B 西 崎 滋 4,000円

46 砂防学 月 10:30~12:00 A 井良沢 道 也 4,000円

47 環境緑化工学 金 8:40~10:10 B 井良沢 道 也 4,000円

48 ケミカルバイオロジー 木 8:40~10:10 B 木 村 賢 一 4,000円

49 食品化学 木 8:40~10:10 B 長 澤 孝 志 4,000円

50 食品工学 金 10:30~12:00 B 三 浦 靖 4,000円

51 食品物理学 火 8:40~10:10 B 三 浦 靖 4,000円

52 食品衛生学 火 10:30~12:00 B 塚 本 知 玄 4,000円

53 動物栄養学Ⅰ 月 14:45~16:15 B 小 田 伸 一 4,000円

54 植物栄養・肥料学 金 10:30~12:00 B 河 合 成 直 4,000円

55 栄養健康科学 月 10:30~12:00 B 伊 藤 芳 明 4,000円

56 雑草防除論 木 10:30~12:00 B 佐 川 了 4,000円

57 地域おこし論 木 14:45~16:15 B 廣 田 純 一 4,000円

58 生物学 月 8:40~10:10 B 松 浦 哲 也 4,000円

59 物質の世界 水 8:40~10:10 B 吉 澤 正 人 4,000円

60 論理回路 金 10:30~12:00 B 平 山 貴 司 4,000円

61 自動車基礎工学 水 10:30~12:00 B 藤 田 尚 毅 4,000円

62 化学Ⅱ 火 10:30~12:00 B 嶋 田 和 明 4,000円

63 有機合成化学 金 8:40~10:10 B 嶋 田 和 明 4,000円

64 電磁気学Ⅰ 水 13:00~14:30 B 高 木 浩 一 4,000円

65 電磁気学Ⅲ 金 10:30~12:00 B 向 川 政 治 4,000円

66 高電圧パルスパワー工学特論 火 10:30~12:00 C 高 木 浩 一 4,000円

67 福祉住居・福祉支援工学 水 8:40~10:10 B 大川井 宏 明 4,000円

68 都市計画学 金 8:40~10:10 B 南 正 昭 4,000円

69 地震防災工学 水 10:30~12:00 B 山 本 英 和 4,000円

70 確率統計学 金 10:30~12:00 B 晴 山 巧 4,000円

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科目

番号1 漢文学概論

科 目 区 分 難易度

教育学部専門科目 B

担当

教員藪 敏裕

(教育学部国語教育科)

授業

曜日水

授業

時間

14:45~

16:15

対象学年 受講料

1年~4年 4,000円

◆授業の目的◆漢文学を学んでいくにあたって必要な知識、 具体的には漢文読解の技術である訓読に関する基礎的な知識及び中国の歴史・地理・文化に関する知識の獲得をめざす。◆授業の概要◆自力で 『論語』 や 『史記』 といった漢文 (返り点や送り仮名がない白文) を、 正確に訓読し解釈できることをめざす。 自力で 『論語』 や 『史記』 といった漢文 (返り点や送り仮名がない白文) を、 正確に訓読し解釈できることをめざす。◆授業の形式◆主として講義中心の授業である。 事前に次回の授業の範囲を指定するので、 その部分については参考書等で解釈訓読を確認しレジュメを作成すること。◆教室外の学習◆プリントを事前に配布するので、 各自必ず 「参考文献」 に掲載した参考書及び授業中に紹介する書物等を参考にして、 各自で必ず訓読・解釈してくること。◆参考文献◆西田太一郎、 漢文法要説、 朋友出版、 2002年、 4892810533◆初回開講日◆4月16日

科目

番号2 古文書学

科 目 区 分 難易度

教育学部専門科目 B

担当

教員菅野 文夫

(教育学部社会科教育科)

授業

曜日月

授業

時間

14:45~

16:15

対象学年 受講料

2~4年 4,000円

◆授業の目的◆日本近世史を研究するうえで必要な、 史料の読解力を涵義することを目的としている。◆授業の概要◆盛岡藩政史の基本史料である盛岡藩 「雑書」 を読解する。 なお、 2012年度前期まではいわゆる御家流のくずし字読解を行ったが、 今後は活字に翻刻された史料の読解に限定する。◆授業の形式◆演習形式。 ①史料の音読、 ②史料の解釈、 ③史料から引き出せる事実の確認、 を行う。◆教室外の学習◆受講生は全員、 史料に一通り目を通してくること。◆初回開講日◆4月14日

科目

番号3 日本史概論Ⅰ

科 目 区 分 難易度

教育学部専門科目 B

担当

教員菅野 文夫

(教育学部社会科教育科)

授業

曜日金

授業

時間

13:00~

14:30

対象学年 受講料

2~4年 4,000円

◆授業の目的◆奥州藤原氏権力の成立とその性格を検討する。 地域史の視点から、 列島全体の古代から中世への変容を考察するとともに、 10世紀以降の歴史に重要な位地を占めたところの武士について、 その発生・成長の過程を検討することにより、 日本史全体への理解を深める。◆授業の概要◆1章 「武士の登場と成長」、 2章 「11世紀後半の東北地方における戦乱」、 3章 「中世国家の成立と平泉藤原氏」。◆授業の形式◆通常の講義形式。◆教室外の学習◆歴史用語、 人名等について講義で解説しますが、 基礎的な知識は図書館で歴史事典を引くなどしてそれぞれで学習してください (とくに、 高等学校で日本史を履修しなかった受講生)。 また、 講義中に参考文献を紹介することがあるので、 講義に関わる部分を読んでおいて下さい。◆初回開講日◆4月11日

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科目

番号4 地域の文学誌

科 目 区 分 難易度

教育学部専門科目 B

担当

教員中村 一基

(教育学部国語教育科)

授業

曜日水

授業

時間

14:45~

16:15

対象学年 受講料

2~4年 4,000円

◆授業の目的◆特定の地域を取り上げ、 その地域の特性を理解することを目的とする。 今年度は、 《浅草》に焦点を当て、 《浅草》の地域的特性を、 江戸時代の《浅草寺》を中心とした信仰エリア、 さらに、 近代の《浅草六区》の地域的特性までを、 理解することを目的とする。 と同時に、 文学作品に描かれた《浅草》から、 その地域的特性が、 近代作家たちを惹きつけた理由をさぐることを目的とする。◆授業の概要◆山田太一編 『土地の記憶 浅草』 に収録された地誌・外国人の紀行文・評論・随筆・詩などを、 関連する絵図・地図等を参照して、 読解することでいっそう浅草理解を深める。 さらに、 川端康成 『浅草紅団』 (昭和5)を始めとする《浅草もの》、 江戸川乱歩の 「浅草趣味」 が横溢した 『押絵と旅する男』 (昭和4)、 永井荷風の随筆集『日和下駄』・日記 『断腸亭日乗』、 関連して 『�東綺譚』 (昭和12)、 高見順 『如何なる星の下に』 (昭和14) 等の文学作品から、 舞台としての《浅草》と作家の意識を考察する。◆授業の形式◆ゼミ形式。 講義というよりも、 一緒に考えるような《参加型の授業》としたい。 補助資料をできるだけ配布するので、 参考にして積極的に考えてもらう。 演習ではないが、 「課題」 を分担して発表してもらうこともある。◆教室外の学習◆テキスト・配布資料に留まらず、 「《浅草》の文学誌」 に関連すると思われるものを調べ、 ゼミに反映すること。 最終的には、 その内容を 「レポート」 として纏めて提出してもらう。◆留意点◆《浅草》と文学との関わりに強く関心を持つ者の履修を望む。◆教科書◆山田太一 編、 『土地の記憶 浅草』 (岩波現代文庫)、 岩波書店、 2000年◆参考文献◆前田 愛、 都市空間のなかの文学、 筑摩書房、 1982年

東京都江戸東京博物館、 企画展 「浅草今昔展」 図録、 浅草観光連盟、 2008年竹内 誠、 江戸の盛り場・考~浅草・両国の聖と俗~、 教育出版、 2000年小沢詠美子、 江戸っ子と浅草花屋敷~元祖テーマパーク奮闘の軌跡~、 小学館、 2006年細馬宏通、 増補新版 浅草十二階~塔の眺めと<近代>のまなざし~、 青土社、 2011年『文学』、 特集 浅草と文学 (隔月間 第14巻・第4号) (7、 8月号)、 岩波書店、 2013年

◆初回開講日◆4月16日

科目

番号5 芸能と文学

科 目 区 分 難易度

教育学部専門科目 B

担当

教員中村 一基

(教育学部国語教育科)

授業

曜日月

授業

時間

14:45~

16:15

対象学年 受講料

2~4年 4,000円

◆授業の目的◆特定の地域を取り上げ、 その地域の特性を理解することを目的とする。 今年度は、 《浅草》に焦点を当て、 《浅草》の地域的特性を、 江戸時代の《浅草寺》を中心とした信仰エリア、 さらに、 近代の《浅草六区》の地域的特性までを、 理解することを目的とする。 と同時に、 文学作品に描かれた《浅草》から、 その地域的特性が、 近代作家たちを惹きつけた理由をさぐることを目的とする。◆授業の概要◆山田太一編 『土地の記憶 浅草』 に収録された地誌・外国人の紀行文・評論・随筆・詩などを、 関連する絵図・地図等を参照して、 読解することでいっそう浅草理解を深める。 さらに、 川端康成 『浅草紅団』 (昭和5)を始めとする《浅草もの》、 江戸川乱歩の 「浅草趣味」 が横溢した 『押絵と旅する男』 (昭和4)、 永井荷風の随筆集『日和下駄』 ・日記 『断腸亭日乗』、 関連して 『�東綺譚』 (昭和12)、 高見順 『如何なる星の下に』 (昭和14) 等の文学作品から、 舞台としての《浅草》と作家の意識を考察する。◆授業の形式◆ゼミ形式。 講義というよりも、 一緒に考えるような《参加型の授業》としたい。 補助資料をできるだけ配布するので、 参考にして積極的に考えてもらう。 演習ではないが、 「課題」 を分担して発表してもらうこともある。◆教室外の学習◆テキスト・配布資料に留まらず、 「《浅草》の文学誌」 に関連すると思われるものを調べ、 ゼミに反映すること。 最終的には、 その内容を 「レポート」 として纏めて提出してもらう。◆留意点◆《浅草》に強く関心を持つ者の履修を望む。 なお、 「《浅草》の文学誌」 は、 中村統導の 「国文学実地研究:《浅草》」 (2単位。 8月・1泊2日予定) と連動した授業なので、 「国文学実地研究:《浅草》」 に参加希望者は、「《浅草》の文学誌」 を履修しておくこと。 あらかじめ、 書名が上がっているものは、 授業開始 (4月10日) までに読んでおくことが望ましい。◆教科書◆山田太一 編、 『土地の記憶 浅草』 (岩波現代文庫)、 岩波書店、 2000年◆参考文献◆前田 愛、 都市空間のなかの文学、 筑摩書房、 1982年

東京都江戸東京博物館、 企画展 「浅草今昔展」 図録、 浅草観光連盟、 2008年川端康成、 浅草紅団・浅草祭 (講談社文芸文庫)、 講談社、 1996年江戸川乱歩、 江戸川乱歩全集 第5巻 押絵と旅する男、 光文社、 2005年永井荷風著・磯田光一編、 摘録 断腸亭日乗 (上) (岩波文庫)、 岩波書店、 1987年永井荷風著・野口富士男編、 荷風随筆集 (上) 日和下駄 他16篇 (岩波文庫)、 岩波書店、 1986年永井荷風、 『�東綺譚』、 岩波書店、 1947年

◆初回開講日◆4月14日

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科目

番号6 地域言語論

科 目 区 分 難易度

教育学部専門科目 B

担当

教員大野 眞男

(教育学部国語教育科)

授業

曜日木

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

2~4年 4,000円

◆授業の目的◆日本語の話し言葉における地域的変種 (方言と言われることが多い) について、 音韻 (音声・アクセント) ・文法・語彙・歴史・言語生活・言語文化等の分野にわたり言語学的手法を通して理解し、 日本語は地域によって異なっていることについての知見を構築すること。◆授業の概要◆ 「授業の目的」 に同じ。◆授業の形式◆講義を中心に、 必要に応じて演習的要素を取り込む。◆教室外の学習◆日頃から言葉の問題に関心を持っておくこと。◆初回開講日◆4月10日

科目

番号7 地域と生活

科 目 区 分 難易度

全 学 共 通 科 目 A

担当

教員遠藤 匡俊

(教育学部社会科教育科)

授業

曜日火

授業

時間

8:40~

10:10

対象学年 受講料

1~3年 4,000円

◆授業の目的◆自然環境、 生業形態、 民族などが多様であるにもかかわらず、 円村という円周上に家屋が配列する集落に暮らす人々の生活に触れることで、 地域と生活に関する多様性と共通性について考察する。 人間と社会についての幅広い教養と洞察力を培うことが目的である。◆授業の概要◆円村で暮らす人々の具体例として、 狩猟採集民ムブテイピグミー、 狩猟民シャイアン、 牧畜民マサイ、農耕民スラヴをとりあげる。 そして集落形態がなぜ円くなったのかを考察する。◆授業の形式◆講義形式。◆教室外の学習◆講義内容については図書館などで再確認することが必要となる。 課題を出してレポートの提出を求めることがある。◆留意点◆人々に地理学の正確な知識だけではなく、 面白さを伝えられるようになっていただきたい。 図書館の資料は数が限られているので、 閲覧のみとし、 借り出すことはできるだけ控えてください。◆初回開講日◆4月15日

科目

番号8 地域と民族

科 目 区 分 難易度

教育学部専門科目 B

担当

教員遠藤 匡俊

(教育学部社会科教育科)

授業

曜日水

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

2~4年 4,000円

◆授業の目的◆世界の狩猟採集民とアイヌを比較して、 共通点と相違点を理解すること、 そして集団の空間的流動性という狩猟採集民に共通する現象がなぜ生じるのかについて、 考察することが目的である。 そして地域と民族、 国家に関する理解を深める。 地理学的な見方を習得し、 それが歴史学、 考古学、 人類学などとどのように違うのかを理解する。◆授業の概要◆現存の世界の狩猟採集民の分布とその特徴、 および漁撈・狩猟・採集各活動への依存度を述べる。 次に世界の狩猟採集民と19世紀のアイヌとの共通点と相違点をまとめる。 そして、 集団の空間的流動性の原因とメカニズムを考察する。◆授業の形式◆講義形式。◆教室外の学習◆講義内容について図書館等で再確認することが必要となる。◆留意点◆高校で地理を履修していなくても構いません。◆初回開講日◆4月16日

科目

番号9 人文地理学Ⅰ

科 目 区 分 難易度

教育学部専門科目 B

担当

教員遠藤 匡俊

(教育学部社会科教育科)

授業

曜日月

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

2~4年 4,000円

◆授業の目的◆人類史のうえで対極的な位置にある狩猟採集社会と現代の都市社会を、 人文地理学の立場から比較することである。 人文地理学の正確な知識だけではなく面白さを、 教員あるいは指導者という立場で人々に伝えられるようになっていただきたいと思います。◆授業の概要◆狩猟採集民の例としてアフリカ南部のサン (ブッシュマン)、 北海道周辺地域のアイヌの生活を紹介する。 次に、 現代の都市における商業活動について、 具体的な商圏の調査結果に基づいて述べる。 そして、 都市の総合的商圏を設定する方法としてどのようなものが考えられるか、 という問題を提起する。◆授業の形式◆講義形式。◆教室外の学習◆講義内容については図書館などで再確認することが必要。 そのために時々課題のようなものを提示する。◆留意点◆高校で地理を履修していなくても構いません。◆初回開講日◆4月14日

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科目

番号10 国語科教育法 (小)

科 目 区 分 難易度

教育学部専門科目 B

担当

教員藤井 知弘

(教育学部国語教育科)

授業

曜日月

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

2~4年 4,000円

◆授業の目的◆国語科教育を学という視点からみつめ, 小学校教育においてどのように機能するかについて考える。◆授業の概要◆国語教育について, 原理, 教材, 方法, 評価の4つの視点から考察する。 実際の国語科学習場面を例として, 授業のイメージや方法について理解する。◆授業の形式◆講義形式を基本とするが、 できる限りワークショップ方式で授業を行う。◆教室外の学習◆講義内容に関する課題を事前に提示し、 調べたりすることがある。 教育実習校の学校公開に関しては参加することを求める。◆留意点◆小学校学習指導要領国語科解説編は第1回目の授業より持参のこと。◆初回開講日◆4月14日

科目

番号11 国語科教育法Ⅰ

科 目 区 分 難易度

教育学部専門科目 B

担当

教員藤井 知弘

(教育学部国語教育科)

授業

曜日木

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

2~4年 4,000円

◆授業の目的◆国語科教育を学という視点からみつめ、 中学校教育においてどのように機能するかについて考える。◆授業の概要◆国語教育について、 原理、 教材、 方法、 評価の4つの視点から考察する。 実際の国語科学習場面を例として、 授業のイメージや方法について理解する。◆授業の形式◆講義形式を基本とするが, できる限りワークショップ方式で授業を行う。◆教室外の学習◆講義内容に関する課題を事前に提示し, 調べたりすることがある。 教育実習校の学校公開に関しては参加することを求める。◆教科書◆文科省、 中学校学習指導要領国語科(解説)

光村版 中学校国語1年、 2年、 3年◆初回開講日◆4月10日

科目

番号12 心の理解

科 目 区 分 難易度

全 学 共 通 科 目 A

担当

教員阿久津 洋巳

(教育学部学校教育科)

授業

曜日月

授業

時間

8:40~

10:10

対象学年 受講料

1~2年 4,000円

◆授業の目的◆この科目では、 学生が人間の心と行動に関する多くの現象を理解するとともに、 あわせて心に関わる学問分野に特有の 「ものの見方・考え方」 にふれることを通じて、 教養科目全体としての教育目標の達成をめざします。その目標とは、 あらゆる学問分野の基盤となっている各種の常識・通念を根底から深く問い直すための、 深い 「ものの見方・考え方」 や知識を習得することにより、 心の世界との関係において、 創造的・個性的に生きるうえで必要な深い教養を自ら養うことができるようにすることです。◆授業の概要◆心と行動に関する代表的領域からトピックスを選び、 詳しく紹介する。 領域は、 知覚、 学習、 記憶、 性格、 感情、 発達、 文化の影響などである。 講義は、 時に生物学的・生理解剖学的内容を含む。 講義は、 視覚に訴えることを考慮して、 毎回パワーポイントを使って行う。 ビデオを見る機会を取り入れる予定。 授業中に質問紙を行い、自分で採点して心理学の研究について理解を深めてもらうこともある。◆授業の形式◆パワーポイントを使って講義をする。 毎回授業の概略をプリントで配布する。 ビデオを観ることもある。◆教室外の学習◆予習と復習のほかに、 新聞に載る人の心理に関係ある記事を注意深く読んでください。 講義のトピックスに関連がありそうな映画やビデオを観ることを勧めます (講義時に指摘する)。 指定された参考文献を読む。◆留意点◆欠席した場合は、 他の学生から聞くなどして補うこと。 10分以上の遅刻はさけて下さい。

参考図書の2はお勧めです。 自分で生協などに注文して購入してください。◆参考文献◆アトキンソン他、 ヒルガードの心理学、 ブレーン出版

中島信舟、 心理学入門 -実例から原理へ、 日本文化科学社 (2002年)◆初回開講日◆4月14日

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科目

番号13 生涯発達心理学

科 目 区 分 難易度

全 学 共 通 科 目 A

担当

教員阿久津 洋巳

(教育学部学校教育科)

授業

曜日月

授業

時間

14:45~

16:15

対象学年 受講料

2~4年 4,000円

◆授業の目的◆乳幼児期から老年期までの発達を概観する。 今日、 日本は、 高齢者が人口の年齢層に高い割合を占める高齢者社会となった。 そのため、 高齢者の 諸能力と心理を正しく理解し、 適切な社会的役割を提供することが、 高齢者の福利と社会の繁栄のために必要である。 このような社会的事情を背景とし て、 本講義は乳幼児期から高年齢までの年齢にともなう心理学的な変化について学習する。◆授業の概要◆認知の発達、 情動の発達、 社会性の発達、 パーソナリティの発達などを学習する。◆授業の形式◆配布資料とパワーポイントを使った講義形式。◆教室外の学習◆参考書を適宜紹介するので、 図書館を利用して講義内容の理解を深めてほしい。 講義内容に関連する具体例を、 身の回りやテレビなどの中で見つけ出し、 検討してほしい。◆教科書◆二宮、 大野木、 宮沢、 ガイドライン生涯発達心理学、 ナカニシヤ出版◆初回開講日◆4月14日

科目

番号14 道徳教育の研究

科 目 区 分 難易度

教育学部専門科目 B

担当

教員室井 麗子

(教育学部学校教育科)

授業

曜日金

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

2年 4,000円

◆授業の目的◆道徳の諸理論、 道徳教育の思想・歴史、 道徳教育の現状・実践などに関する基本的知見を習得する。◆授業の概要◆古今東西の道徳の諸理論、 道徳教育の思想・歴史、 道徳教育の現状・実践などについて概説する。◆授業の形式◆基本的に講義形式。◆教室外の学習◆適宜指示する。◆参考文献◆ 『中学校 学習指導要領』、 文部科学省、 2008年

松下良平、 『道徳教育はホントに道徳的か?― 「生きづらさ」 の背景を探る』、 日本図書センター、 2011年『中学校学習指導要領 道徳編』、 文部科学省、 2008年『心のノート 中学校』、 文部科学省、 2002年『「心のノート 中学校」 活用のために』、 文部科学省、 2002年小笠原道雄編、 『道徳教育原論』、 福村出版、 1991年井ノ口淳三編、 『道徳教育』 (教師教育テキストシリーズ)、 学文社、 2007年小野寺正一、 藤永芳純、 『新版 道徳教育を学ぶ人のために』、 世界思想社、 2001年服部真長、 渋川久子、 『道徳教育の歴史―修身科から 「道徳」 へ』、 玉川大学出版部、 1984年松下良平、 『道徳の伝達―モダンとポストモダンを超えて』、 日本図書センター、 2004年

◆初回開講日◆4月11日

科目

番号15 特別支援教育

科 目 区 分 難易度

教育学部専門科目 B

担当

教員滝吉 美知香

(教育学部特別支援教育科)

授業

曜日木

授業

時間

14:45~

16:15

対象学年 受講料

2~3年 4,000円

◆授業の目的◆我が国における障害のある幼児, 児童, 生徒の教育に関する理念や制度についての基本的考え方, および, 歴史的背景や諸情勢の変化などについて学ぶことを目的とする。◆授業の概要◆我が国における障害のある幼児, 児童, 生徒の教育に関する理念や制度についての基本的考え方, および, 歴史的背景や諸情勢の変化などについて紹介する。◆授業の形式◆講義形式。◆初回開講日◆4月10日

科目

番号16 知的障害教育課程論

科 目 区 分 難易度

教育学部専門科目 B

担当

教員名古屋 恒彦

(教育学部特別支援教育科)

授業

曜日木

授業

時間

8:40~

10:10

対象学年 受講料

2~4年 4,000円

◆授業の目的◆一般的な教育課程に対する知的障害教育課程の独自性と共通性及び、 実際の教育課程編成・実施における留意点を理解する。◆授業の概要◆知的障害教育課程の特質と変遷、 教育課程の基準としての学習指導要領における知的障害教育課程の理解、 教育課程の編成及び実施における留意事項等について概説する。◆授業の形式◆教科書に即しての講義形式。◆教室外の学習◆できるだけ、 特別支援学校実践現場に関する参観や文献研究を行う。◆参考文献◆名古屋恒彦、 子ども主体の特別支援教育をつくる生活中心教育入門、 大揚社、 2004年、 4434043501

文部科学省、 特別支援学校幼稚部教育要領 小学部・中学部学習指導要領 高等部学習指導要領、 海文堂出版、 2009年、 9784303124229

◆初回開講日◆4月10日

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科目

番号17 病弱者の心理・生理・病理

科 目 区 分 難易度

教育学部専門科目 B

担当

教員我妻 則明

(教育学部特別支援教育科)

授業

曜日木

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

2~4年 4,000円

◆授業の目的◆特別支援教育領域における病弱者の心理, 生理, 病理を学ぶ。◆授業の概要◆特別支援教育領域における病弱者の主要な精神疾患の心理と身体疾病, および病弱者に関する知識を学び、 教育と医療の連携から教育実践を行えるための知識を習得する。◆授業の形式◆講義形式。◆初回開講日◆4月10日

科目

番号18 被服学Ⅱ

科 目 区 分 難易度

教育学部専門科目 B

担当

教員天木 桂子

(教育学部家政教育科)

授業

曜日木

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

2~4年 4,000円

◆授業の目的◆小、 中、 高等学校では、 衣服について着方、 管理、 製作について学習してきた。 しかし、 実生活ではもう少し広い立場から衣生活を考えなければならない時代に入ってきている。 本授業では、 衣生活を特化したものではなく、 人文、 社会、 自然科学の多分野を関連させて理解できるようにしたい。◆授業の概要◆私たちが日常着用している被服は何でできているのでしょうか。 被服を構成している材料の中心は繊維です。 本授業では、 各種繊維の名称、 分類、 特徴などを理解し、 それらが日常の衣生活にどう影響し、 生かされているかをやさしく解説します。 また、 繊維は高分子化合物でもあり、 特に合成繊維は形を変えたプラスチックです。 ここではプラスチックの化学についても考え、 被服の概念や視野を広げます。1. 私たちは何を着ているのでしょう (被服材料の種類)2. 主役は繊維です (繊維の定義、 繊維の構造)3. 繊維って何からつくるんだろう (繊維の分類、 天然繊維と化学繊維)4. 天然繊維って何から採れるの (綿、 麻、 毛、 絹の化学)5. 化学繊維ってどうやって作るの (レーヨン、 キュプラ、 アセテートの化学)6. 合成繊維と化学繊維はどこが違うんだろう (石油から作る繊維の化学)7. 合成繊維とプラスチックは同じものです (ポリエステルとペットボトルの関係)8. 繊維は被服以外にいろんなところで使われています (工業用繊維の紹介)

◆授業の形式◆講義◆教室外の学習◆授業と関連させて物理、 化学、 生物、 生活文化史、 環境科学等についての知識の習得を望む。 関連文献を探して読む.◆初回開講日◆4月10日

科目

番号19 被服学Ⅲ

科 目 区 分 難易度

教育学部専門科目 B

担当

教員天木 桂子

(教育学部家政教育科)

授業

曜日水

授業

時間

14:45~

16:15

対象学年 受講料

2~4年 4,000円

◆授業の目的◆誰もが日常何気なく営んでいる衣生活を、 科学的視点から考えます。 私たちはなぜ衣服を着用しているのか、 それはなぜ人間だけに与えられた行為なのか、 その衣服は何からできているのかを、 「快適さ」 をキーワードに解説します。 また、 季節や場面に合った上手な着こなし、 日本 (特に岩手県を含む寒冷地) での着装の留意点、 着衣がヒト (自分や他人) の心理に与える影響などについて、 私たちを取り巻く環境や文化を意識しながら総合的に学習します。 また、 着衣の主役である自分自身のサイズ、 特徴を知るための簡単な実習を行います。◆授業の概要◆日常生活を営む上で 「衣」 は非常に重要な役割を担っています。 衣は自然環境から身を守る手段であるとともに、 自分の表現手段でもあります。 この講義を通じて、 自分たちを取り巻く衣環境を認識するとともに、 衣が健康に及ぼす影響を学習しながら、 健康な衣生活を実践するきっかけを一緒に考えてみましょう。1. 快適な衣生活を考える・・・衣生活における 「快適さ」 とはどんな意味2. 身体的快適さの定義・・・ 「快適さ」 は万人に共通するある数値で表せます3. 日本の気候, 寒冷地の気候と着衣・・・日本の衣生活は世界的に見ても特徴があります4. ヒトの生理反応と温熱環境が着衣に与える影響・・・ヒトは他の動物とは違います5. 衣服材料の衛生学的特性・・・水を吸いやすい繊維、 暖かくなる布地、 日本の繊維技術は世界一6. ヒトにマイナスの影響を与える衣服・・・身につけると苦しい、 健康を損ねる衣服はなぜ存在する7. 靴と足の科学 (簡単な実習を含む) ・・・靴を正しく選びましょう、 あなたの足の特徴は8. 着装の心理学 (心理的快適さの定義) ・・・こっちは数値で表せない 「快適さ」 です

◆授業の形式◆講義◆教室外の学習◆授業と関連させて物理、 化学、 生物、 生活文化史、 環境科学等についての知識の習得を望む。 関連文献を探して読む.◆教科書・教材◆楠幹江、 布文化の科学・十話 衣服学への誘い、 化学同人、 1998年、 4759808086◆初回開講日◆4月16日

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科目

番号20 現代社会の社会学

科 目 区 分 難易度

全 学 共 通 科 目 A

担当

教員麥倉 哲

(教育学部社会科教育科)

授業

曜日月

授業

時間

8:40~

10:10

対象学年 受講料

1~3年 4,000円

◆授業の目的◆現代社会を象徴する問題でもある、 格差・貧困問題について、 問題のリアリティをつかむとともに、 社会学の多様なアプローチを理解する。 問題の解決策について、 自分なりの提案を打ち出す力を身につける。◆授業の概要◆格差社会とホームレスを講義の主題とする。 なぜ社会は変動するのか、 そしてまたなぜ社会秩序は維持されるのかをわかりやすく説明するのが、 社会学の使命である。 現代社会学の重要テーマとして格差社会を掲げる意味は、 いつしか社会の格差は拡大しこの格差状態が固定しているのはなぜか、 社会学として説明する責任があるからだ。 世界システムがグローバル化する中で、 格差社会というテーマ設定は、 全世界の諸国が直面している問題である。格差社会を象徴する存在は、 ホームレス人口の拡大である。 階級―階層、 貧困、 失業、 差別、 不安―ストレス、 アディクション、 福祉、 そして自立支援などの概念が、 この社会問題と関連する。 社会学の観点から問題点を明らかにし、社会政策の観点から解決策を検討する。 言っておくが、 ホームレス問題が決して他人事ではない。◆授業の形式◆講義形式。 必要に応じて討議、 プレゼンテーションの機会を設ける。◆教室外の学習◆未定。 必要に応じて実施。◆参考文献◆麦倉哲、 ホームレス自立支援システムの研究、 第一書林、 2006年、 886461905◆初回開講日◆4月14日

科目

番号21 日本語教授法

科 目 区 分 難易度

教育学部専門科目 B

担当

教員松岡 洋子

(国際交流センター)

授業

曜日水

授業

時間

13:00~

14:30

対象学年 受講料

1~4年 4,000円

◆授業の目的◆外国語、 第二言語として日本語を客観的に捉え、 その教授の方法について実践的に学ぶ。◆授業の概要◆具体的な事例をとりあげ、 実践的、 批判的に教授法について分析し、 再構築する作業を行う。 講義中に留学生対象の実習を取り入れる予定である。◆授業の形式◆講義と演習。◆教室外の学習◆課題を毎回与える。◆初回開講日◆4月16日

科目

番号22 言語習得論Ⅰ

科 目 区 分 難易度

人文社会科学部専門科目 B

担当

教員松林 城弘

(人文社会科学部国際文化課程)

授業

曜日金

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

2~4年 4,000円

◆授業の目的◆第1言語 (母語) 習得に関わる諸要因, 例えば, 動物と人のコミュニケーションの違い, 母語の習得過程に関わる諸要因, ことばと脳の機能の関係, ことばと社会要因の関係などに焦点をあてながら, 現在までの第1言語研究の動向を踏まえながら概説し, 第1言語 (母語) 習得研究の基礎を培います。◆授業の概要◆言語習得研究の分野は広範囲にわたっているため, 代表的な分野に的を絞って概説します。 2部構成で,前期には, 「ことばと脳」 「ことばの習得過程」 といった言語習得研究の根本的な問題を中心に講義します。 後期には,現在までの主だった第2言語習得研究や基本的な応用言語学の分野を概説する予定です。◆授業の形式◆講義形式です。 講義に即した資料や穴埋め記述式のプリントを毎時間用意する予定です。◆教室外の学習◆講義で扱った話題について、 さらに詳しい知識と認識を得るため指定した本を読んでもらうことがある。◆初回開講日◆4月11日

科目

番号23 日本の文学

科 目 区 分 難易度

全 学 共 通 科 目 A

担当

教員家井 美千子

(人文社会科学部国際文化課程)

授業

曜日月

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

1~2年 4,000円

◆授業の目的◆伝統的な日本文化において、 「物語」 は文字以外でどのように表現されていたのか、 文字表現との比較を通して、 「文学」 の可能性を知る。◆授業の概要◆日本の伝統的芸能である 「能」 「狂言」 「歌舞伎」 の基礎を講義し、 視聴覚資料により、 それがどのような物語を表現しているか、 学生間の話し合いにより考察を深める。◆授業の形式◆基礎知識に関する講義の後に視聴覚資料により実際の舞台表現を理解し、 それについて意見交換、 グループ発表を行う。◆教室外の学習◆配布資料を事前に読み込むこと。 参考資料を図書館等で調査すること。 また、 日常の行動の中で、「物語」 につながるものに注意を向け、 その表現を意識的に分析すること。◆留意点◆レスポンスカードは出席票ではないので、 記入内容が3行以下であるものは提出と認めない。 また記入する内容は、 講義の進行に応じて変化する。 記入されたレスポンスカード内容は、 時々全体に紹介することがあるので、それを前提として記入すること。◆初回開講日◆4月14日

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科目

番号24 日本文学講義Ⅲ

科 目 区 分 難易度

人文社会科学部専門科目 B

担当

教員家井 美千子

(人文社会科学部国際文化課程)

授業

曜日月

授業

時間

13:00~

14:30

対象学年 受講料

1~2年 4,000円

◆授業の目的◆日本における文学現象・文学活動の近世的な展開を、 価値観の大きな変動が起こった時期に焦点を当て考察する。◆授業の概要◆日本における文学現象・文学活動・芸能活動の近世における展開を、 前期は元禄期を、 後期は天明期をそれぞれ焦点化しながら講義し、 文化と地域の関係を探るとともに、 現代に大きな影響を与えた近世の文学を概観する。◆授業の形式◆講義形式だが、 時間内に受講者の意見を聞いたり、 複数回のレポート提出を課す。 毎回、 レスポンスカードの記入を義務づける。◆教室外の学習◆基本的事項に関して図書館の書籍を調査したり、 参考文献の精読を必要とする。◆留意点◆授業中に、 必要な資料等を配布する。 (開始後に教科書を指定する場合あり)。参考文献は、 授業の展開に応じて示す。◆初回開講日◆4月14日

科目

番号25 日本の思想と文化

科 目 区 分 難易度

全 学 共 通 科 目 A

担当

教員中村 安宏

(人文社会科学部国際文化課程)

授業

曜日水

授業

時間

8:40~

10:10

対象学年 受講料

1~2年 4,000円

◆授業の目的◆思想・文化の豊かな世界。 現代に生きる我々がさまざまな問題関心をぶつけることによって、 それはさまざまな顔を見せてくれる。 それを実証的・歴史的に明らかにしていくこと、 そこに思想史・文化史という学問の「ものの見方・考え方」 の面白さがある。 そのことはまた、 現代に埋没している我々自身を問い直す力を養うことでもある。 この授業では、 思想史や文化史という学問の方法や意義について学び、 考えるとともに、 日本史上における思想や文化についての理解を深めることを目的とする。◆授業の概要◆テーマは 「世界の中の日本」。日本人が世界の中での日本をどのように捉えてきたのか、 それをめぐってどのような思想的・文化的営みがなされてきたのか、 時代を追って見ていく。◆授業の形式◆講義形式。◆教室外の学習◆授業で紹介した文献を読んでみる。◆初回開講日◆4月16日

科目

番号26 欧米の思想と文化

科 目 区 分 難易度

全 学 共 通 科 目 A

担当

教員池田 成一

(人文社会科学部国際文化課程)

授業

曜日火

授業

時間

13:00~

14:30

対象学年 受講料

1年 4,000円

◆授業の目的◆現代世界を依然支配している欧米の近代思想とその問題点について学ぶことで、 いろいろの専門分野や個別の文化が、 それらの根底にある思想という点で深くつながっていることを理解し、 自分の専門分野をその中で位置づけられるようにする。◆授業の概要◆現代世界を支配している欧米の近代思想の中心は、 18世紀に形成された 「文明」 の思想であるといってよい。 この思想は、 科学・技術・経済・社会・芸術・道徳等をすべて含んでおり、 それらを相互に連関させた総合的な思想であることによって、 近代における欧米の優位を保証し、 欧米が世界を植民地化していく原動力にもなった。しかし、 既に同じ18世紀には、 この文明思想に対抗するルソーのような思想も生まれている。 この講義では、 「文明」の思想の問題点について、 その批判者であるルソーの視点から見ていくと同時に、 「文明」 の思想がどのようにして成立したかをみていく。◆授業の形式◆講義形式。◆教室外の学習◆授業で渡されるプリントを事前によく読んでおくこと。 また、 テキストに指定するルソーの 『人間不平等起原論』 は必ず読むこと。◆留意点◆概要で述べたように、 講義の内容は、 科学・技術・経済・社会・芸術・道徳等、 広い範囲にわたるので、 広い分野に関心をもっていることが強く望まれる。なお教科書は、 最後の方でしか使わないが、 必ず買って、 自分で読むこと。◆教科書◆ルソー、 人間不平等起原論、 岩波文庫◆初回開講日◆4月15日

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科目

番号27 社会文化思想論Ⅰ

科 目 区 分 難易度

人文社会科学部専門科目 B

担当

教員池田 成一

(人文社会科学部国際文化課程)

授業

曜日金

授業

時間

13:00~

14:30

対象学年 受講料

1~4年 4,000円

◆授業の目的◆ルネサンスと宗教改革によって、 近代の文化の前提が形成されたことを理解する。◆授業の概要◆近代における社会と文化との関わりについて考えるためには、 ヨーロッパにおいて近代文化の原型が形成されたルネサンスと宗教改革の時期にまでさかのぼってみることが必要である。 例えば、 二十世紀に入って、 近代社会の起源をルネサンスに求めるか、 宗教改革に求めるかをめぐって激しい論争が行われたが、 それは、 近代社会の本質をどう考えるかという問題に直結していた。 一時は、 ウェーバーによってとなえられた宗教改革起源説が優勢にみえたが、 それは、 「生産」 と結びついた 「勤勉」 のエートスに近代の本質をみるウェーバーの近代観が広く共感されたからであった。 しかし、 現在、 「消費社会」 という見方が浸透してくる中で、 その起源としてルネサンスをとらえる見方も復活している。 また、 ルネサンスと宗教改革の対立は、 ウェーバーの 「合理化論」 とエリアスの 「文明化論」 の対立という視点から見ることもできる。このように、 ルネサンスと宗教改革についてどうとらえるかは、 近代社会における生産と消費、 それとむすびついた文化をどう考えるかと密接に結びついているのである。この講義では、 以上の理解に立って、 ルネサンスと宗教改革について考えていく。

◆授業の形式◆講義形式。◆教室外の学習◆授業で渡されたプリントを事前によく読む。◆初回開講日◆4月11日

科目

番号28 哲学の世界

科 目 区 分 難易度

全 学 共 通 科 目 A

担当

教員開 龍美

(人文社会科学部環境科学課程)

授業

曜日水

授業

時間

8:40~

10:10

対象学年 受講料

1~2年 4,000円

◆授業の目的◆この授業では, 死生学 (thanatology) を, その分野横断的性格を踏まえながら, 哲学の観点を基軸にして取り上げる。 ここでは生物学的な死が問題なのではない。 存在と無にさしかけられた有限な存在者である人間が自己の消滅の可能性とその切迫を受け止めるところから, いかなる人間理解, 人生観, 死生観を形作るべきなのかを問い, 考察することを目指す。◆授業の概要◆人間の断片化が進む現代においては, 元来表裏一体の生と死も分断され, 浮遊し見えなくなっている。終末期医療, 脳死・臓器移植に絡む生命倫理の問題に集約されるように, 生と死の境界は人為的介入により揺らめいている。 これにともない, 私たち自身の生き方も捉えにくくなっている。 この状況にあって, 「人間らしく生き, 死ぬとはいかなることなのか」 という問いを, 西洋哲学を手がかりに, 各自が引き受けるべきものとして提示し, 人間の根源的な問いかけである哲学への第一歩とする。◆授業の形式◆講義+質疑応答。◆教室外の学習◆課題レポートの作成、 筆記試験での十分な解答のためには, 講義要旨, その他配布資料を熟読するだけでなく, 授業で紹介する参考文献・資料に積極的にあたるべきである。◆留意点◆この授業をきっかけに, 「物事をじっくり考え, 考えを深めること」 の大切さを認識し, 今後の勉学・生活に生かしていただきたい。 問題意識のある学生諸君を歓迎する。 授業内容を理解するには, その都度紹介する文献を読むことが不可欠である。 漫然と聴講しているだけでは不十分である。◆教科書◆講義要旨プリント配布◆初回開講日◆4月16日

科目

番号29 環境倫理学

科 目 区 分 難易度

全 学 共 通 科 目 B

担当

教員開 龍美

(人文社会科学部環境科学課程)

授業

曜日金

授業

時間

14:45~

16:15

対象学年 受講料

2~3年 4,000円

◆授業の目的◆哲学・倫理学が環境問題にいかなる貢献ができるのか, という問題提起・要請に応じて1970年代以降急速に形を整えてきた環境倫理学について, その主要な理論を吟味する。 ただし, 理論のための理論をめぐる議論ではなく, 具体的な環境問題を出発的にして環境倫理学の有効性を試す議論を行いたい。 受講生が, 環境問題に関わる意思決定の場面で環境倫理学の見方を活かせるようになることが, この授業の目的である。◆授業の概要◆テキスト (ジャルダン 『環境倫理学』) に基づき, 環境倫理学の主要な理論について, 経済学, 自然科学などの隣接分野をも考慮に入れつつ, その概要と問題点を議論する。 取り上げる理論・論点は, 自然の内在的価値論, 動物解放論, 生命中心主義, エコセントリズム, 環境正義, ソシアル・エコロジー, エコフェミニズム, 環境プラグマティズムなどである。◆授業の形式◆演習◆教室外の学習◆この授業で扱うテキストはかなり大部なものであるから, 授業での議論に参加するにはしかるべき時間を予習に充てる必要がある。◆教科書◆ジョゼフ・R・ジャルダン、 環境倫理学-環境哲学入門-、 人間の科学社、 2005年◆初回開講日◆4月11日

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科目

番号30 英語構造論Ⅲ

科 目 区 分 難易度

人文社会科学部専門科目 B

担当

教員橋本 学

(人文社会科学部国際文化課程)

授業

曜日木

授業

時間

13:00~

14:30

対象学年 受講料

2~3年 4,000円

◆授業の目的◆この授業では、 理論言語学の主要部門とその関連領域について、 ミニマムエッセンシャル (必要最低限の知識) を習得することが狙いです。◆授業の概要◆前期は、 音声学・音韻論/形態論/統語論/意味論/語用論それぞれの方法論・専門概念・専門用語などのコア (核) について、 各部門2回づつ程度で概観します。◆授業の形式◆講義と演習のハイブリッド形式で行います。◆教室外の学習◆普段の授業において多くの受講生を無作為に選んで質疑応答を行いますから、 予習・復習が不可欠です。 予習の段階で、 次回の学習範囲の内容を批判的に精読し、 自分にとって理解できなかった箇所や疑問点などを明らかにして授業に臨んでください。 参考文献も適宜指示しますので、 あらかじめ (或いは復習の段階で) ブラウズ(ざっと目を通して概要を捉える) しておくことが必要です。◆留意点◆初回の授業において、 私と受講生皆さんの間で、 お互いにとって有意義な授業にするコンセンサス (共通認識) を形成するために必要なオリエンテーションを行いますので、 必ず出席して下さい。◆参考文献◆長谷川、 はじめての英語学、 研究社、 2006年、 9784327401443◆初回開講日◆4月10日

科目

番号31 ジェンダーの歴史と文化

科 目 区 分 難易度

全 学 共 通 科 目 A

担当

教員海妻 径子

(人文社会科学部国際文化課程)

授業

曜日火

授業

時間

13:00~

14:30

対象学年 受講料

1年 4,000円

◆授業の目的◆文化を構成する諸要素の中でも重要なものであるジェンダーが、 様々な力関係の中で歴史的につくりかえられ続けてきたものであることを理解する。◆授業の概要◆近代的なジェンダー秩序の確立の背景を歴史的に検討した上で、 それに対する対抗運動としてのフェミニズムの諸潮流および近年の男性運動の動向などを紹介する。◆授業の形式◆講義形式。◆教室外の学習◆適宜、 中間まとめのプリントを配布するので、 そのつど自らの理解度をチェックし、 不明点は質問等をして解消しておくこと。◆初回開講日◆4月15日

科目

番号32 ジェンダー文化論Ⅰ

科 目 区 分 難易度

人文社会科学部専門科目 B

担当

教員海妻 径子

(人文社会科学部国際文化課程)

授業

曜日木

授業

時間

13:00~

14:30

対象学年 受講料

1~3年 4,000円

◆授業の目的◆ジェンダー論における基礎理論を理解する上で重要な、 基本概念を理解することをめざす。◆授業の概要◆ 『図解雑学 ジェンダー』 をテキストに、 ジェンダーをめぐる諸問題を多方面にわたって講義する◆授業の形式◆講義形式。◆教室外の学習◆配布プリントに事前に目をとおし、 不明点は下調べしておくこと。◆教科書・教材◆加藤秀一・石田仁・海老原暁子、 図解雑学 ジェンダー、 ナツメ社、 2005年◆初回開講日◆4月10日

科目

番号33 市民生活と法

科 目 区 分 難易度

全 学 共 通 科 目 A

担当

教員宮本 ともみ

(人文社会科学部法学・経済課程)

授業

曜日火

授業

時間

8:40~

10:10

対象学年 受講料

2年 4,000円

◆授業の目的◆本講義では、 法的なものの見方・考え方を習得すること、 および、 法律学 (特に民事法) とはどのようなものなのかを概括的に理解してもらうことを目的とします。◆授業の概要◆前半部分で法学についての総論的な講義を行い、 後半部分で各法律分野の基本的な内容を扱います。◆授業の形式◆講義形式です。◆教室外の学習◆毎回の授業について、 各自がノートを取り、 自分で論点を整理してまとめておくことが重要です。◆教科書◆大谷實 (編著)、 エッセンシャル法学 [第5版]、 成文堂、 2010年、 9784792304904◆初回開講日◆4月15日

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科目

番号34 民法 (家族法) Ⅰ

科 目 区 分 難易度

人文社会科学部専門科目 B

担当

教員宮本 ともみ

(人文社会科学部法学・経済課程)

授業

曜日水

授業

時間

13:00~

14:30

対象学年 受講料

2~4年 4,000円

◆授業の目的◆私人間のあらゆる生活関係を規律する民法のなかで、 家族関係について定める部分 (いわゆる家族法)を理解してもらうことが目的です。 その際、 各条文の表面的な意味を知るだけでなく、 条文が定められた趣旨や、 社会状況の移り変わりに応じて条文解釈が変化することを意識しながら理解を深めてもらいます。◆授業の概要◆本講義では、 夫婦にかかわる法的関係を規律している婚姻法を取り上げます。 具体的には、 民法第4編に規定されている725条から771条までを扱います。◆授業の形式◆講義形式で行います。 各自のノート整理に役立てるために、 補助的に板書を多く利用するつもりです。◆教室外の学習◆毎回の授業について、 各自がノートを取り、 自分で論点を整理してまとめておくことが重要です。◆留意点◆毎回の授業においては、 六法を必ず持参すること。◆教科書◆有地 亨、 新版 家族法概論 [補訂版]、 法律文化社、 2005年、 4589028255◆初回開講日◆4月16日

科目

番号35 現代社会と現在

科 目 区 分 難易度

全 学 共 通 科 目 A

担当

教員横山 英信

(人文社会科学部法学・経済課程)

授業

曜日月

授業

時間

8:40~

10:10

対象学年 受講料

1~2年 4,000円

◆授業の目的◆本講義では, 現代社会と経済の関わりを考察する1つの材料として, われわれにとって身近な物資である 「食料」 を取り上げる。 市場経済では 「食料」 も商品の1つとして扱われるが, このことが, 現代社会における食料の需給や安全性さらには環境に関わる問題を究極的に規定している。 本講義では, 食料に関する問題を通して, 現代経済の一側面を明らかにしていく。◆授業の概要◆経済学の基礎理論をベースに据えて, 食料の生産・流通・消費について経済的な視点からその動向を見ていく。◆授業の形式◆講義形式。◆教室外の学習◆授業の中で紹介する参考文献等を積極的に読んでもらいたい。◆教科書◆時子山ひろみ・荏開津典生、 フードシステムの経済学 (第5版)、 医歯薬出版株式会社、 2013年、 9784263706060◆初回開講日◆4月14日

科目

番号36 経済のしくみ

科 目 区 分 難易度

全 学 共 通 科 目 A

担当

教員笹尾 俊明

(人文社会科学部法学・経済課程)

授業

曜日木

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

1~2年 4,000円

◆授業の目的◆本講義の第一の目的は、 私たちの生活を取り巻く経済の大まかなしくみや基本的な機能について学ぶことにあります。 そして、 現代社会を経済的観点から把握するための知識や、 「ものの見方・考え方」 を習得することを目的とします。◆授業の概要◆現代社会において、 人間が生きていくためには様々な財やサービスが必要とされます。 こうした財やサービスの生産・交換・分配・消費が活発に行われている状態がまさに経済のありさまです。 こうした経済の中で、 我々個人 (消費者) や企業などの民間部門に加え、 政府や地方自治体などの公共部門がさまざまな役割を担い、 経済活動を行っています。 本講義では、 こうした経済の大まかなしくみと基本的機能について、 いくつかのトピックに分けて講義します。◆授業の形式◆穴埋め式のレジュメに基づく講義形式を基本としますが、 時々参加者間で議論してもらう機会を設けます。 また、 一定の間隔でレスポンスカードを配布し、 意見・感想・質問を記入してもらいます。◆教室外の学習◆各種メディアを利用して、 常に具体的な経済のニュースや問題に関心を向けるよう心がけて下さい。また、 講義内容が充分に理解できない場合は、 講義レジュメに挙げた参考文献等を参照するなどして、 講義内容の復習に努めて下さい。◆初回開講日◆4月10日

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科目

番号37 理論経済学Ⅰ

科 目 区 分 難易度

人文社会科学部専門科目 B

担当

教員杭田 俊之

(人文社会科学部法学・経済課程)

授業

曜日水

授業

時間

14:45~

16:15

対象学年 受講料

1~2年 4,000円

◆授業の目的◆マクロ経済学の基幹的部分となる議論を取り上げます。現代社会経済の基本的構造と枠組みにたいする理解を深めることにより、 マクロ経済 (=国民経済) が抱える経済的諸問題について自分なりの評価・判断がおこなえるような経済的視点の獲得を目的とします。◆授業の概要◆さまざまな経済活動をひとつの全体としてとらえるマクロ経済学は、 生産、 所得、 消費、 投資、 貯蓄、雇用、 物価、 経済成長など集計概念からなる経済変数の総体的関係から経済全体の状況を理解しようとするものです。一国の経済全体を鳥瞰するという方法をとりながら生産・分配・支出という経済の循環が実現されていくしくみをモノの世界 (財・サービス市場)、 貨幣の世界 (金融市場) と順を追って考察する。 理論経済学Ⅱでは、 それが国民生活との関連で特に重要な雇用という問題 (労働市場) とどのように結びついているのかを考えていきます。◆授業の形式◆講義形式を基本とする。 教科書による予習・復習を前提として、 レジュメの配布と板書、 および質疑応答によって講義を進めます。 また、 授業カードを利用して、 疑問等に答えていきたいと思います。◆教室外の学習◆授業ごとに設定された 「レスポンスカード」を作成し、 理解度を確認しながら授業を受けるというサイクルになります。◆留意点◆指定のマクロ経済学のテキストを予習・復習に使用して理解を深めること。新聞その他のメディアをつうじて日頃から社会的事象に触れておくようにしてください。◆教科書◆伊藤元重、 マクロ経済学、 日本評論社、 2005年、 4535552568◆参考文献◆吉川洋、 いまこそ、 ケインズとシュンペーターに学べ、 ダイヤモンド社、 2009年、 9784478008263◆初回開講日◆4月16日

科目

番号38 憲法

科 目 区 分 難易度

全 学 共 通 科 目 A

担当

教員内田 浩

(人文社会科学部法学・経済課程)

授業

曜日木

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

1~2年 4,000円

◆授業の目的◆憲法は、 立法・行政・司法という三権の相互作用・独自の機能を定める国の基本法である一方、 たとえば自己決定権という言葉が表すように、 れわれの日常生活にも決して無縁ではない。 この講義では、 主に 「人権」 に焦点を当て、 憲法の理念を習得し、 日本の現状を批判的な目でみることができるようにすることを目標とする。◆授業の概要◆授業は現行憲法の 「人権」 を中心に行うが、 その前提として、 「法と権利」 について一応の知識をもつこと、 また、 とくに明治憲法と比較することによって現行憲法の特徴を理解することも視野に入れる。 その上で、 人権の総論的な部分を押さえ、 個々の人権の特徴、 その規制原理、 違憲審査基準などを学ぶ。◆授業の形式◆講義形式。 ただし、 受講生の意見も聞き、 なるべく双方向的な授業を目指したい。 また、 講義の初めに、レスポンスカードによる質問に対する回答、 その週に起きた法律の事件や判例などについて解説する。◆教室外の学習◆レポート等の課題を課す予定はない。 しかし、 新聞やテレビのニュースなどにより、 憲法 (法律一般を含む) に関する事例や判例には日ごろから注目し、 情報の共有ができる準備をする。◆教科書◆井上正仁 ほか、 平成26年版 ポケット六法、 有斐閣◆初回開講日◆4月10日

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科目

番号39 持続可能なコミュニティーづくり実践学

科 目 区 分 難易度

全 学 共 通 科 目 A

担当

教員中島 清隆

(大学教育総合センター)

授業

曜日水

授業

時間

18:10~

19:40

対象学年 受講料

1~4年 4,000円

◆授業の目的◆地域の活性化は、 日本中どこでも大きな課題になっている。 しかし、 そこには王道はない。 それぞれの地域が抱える課題を的確につかみ、 対処法を独自の手法で編み出す中に、 活路が開けてくる。 持続可能な地域“開発・発展”を実践的に学んでみよう。 岩手の中からこの課題を問うてみる。 新しい岩手を発見できるはずだ。 遠野、 葛巻、一戸の首長が直接諸君に語りかける。 この機会を活かしてほしい。◆授業の概要◆中央に依存するのではなく、 独自の主張をして、 中央を巻き込んでいく。 岩手県には地域おこしの多くの事例がある。 そこに学ぶことが何よりも肝心なことだ。 持続可能なコミュニティーづくりという共通項が見えてくるはずだ。 同時に、 広い視野からこの取り組みを位置づけることも重要である。 どの地域にも克服すべき多くの課題がある。 マイナスであった課題をプラスに転じることができたとき、 地域おこしは具体化し、 持続可能な姿を見ることができるようになる。 今回招聘するいずれの講師 (遠野、 葛巻、 一戸の首長) も、 この 「戦い」 の最前線に立っている。 現地に学ぶ豊かさを体現されている。 授業の中でその豊かさを得ることができるか否か、 受講者が問われてくる。 公務員を志望する諸君にとって、 直接自治体の首長と話せる絶好の機会を作ることも充分可能である。 身近に首長と話せる機会は、 大学生活で唯一の時間になるかもしれない。 このチャンスを活かしてほしい。◆授業の形式◆岩手県の自治体の首長 (遠野、 葛巻、 一戸) や地域づくりに携わっている関係者を招聘し、 授業は展開する。 一方的な講義にとどまることなく、 受講者も交えたディスカッションに展開することもある。◆教室外の学習◆毎回、 事前学習のアナウンスが出される。 これを学習して、 授業に参加し、 レスポンスカードに自らの考えや事前学習の成果を表現することが必要となる。◆留意点◆外部から講師をお迎えするので、 講義を妨げる行為はしないこと。 「地元の企業に学ぶESD」 (後期) の受講も薦める。◆教科書◆山崎憲治・中村哲雄、 持続可能な社会をつくる実践学、 岩手日報社、 2010年、 9784872014068◆参考文献◆及川和男、 村長ありき、 れんが書房新社、 2008年、 9784846203412

鈴木重男、 ワインとミルクで地域おこし、 創森社、 2001年、 4883401170亀地宏、 株式会社 「岩手県葛巻町」 の挑戦―ミルクとワインとクリーンエネルギーの理想郷、 秀作社出版、2006年、 978488265404

◆初回開講日◆4月16日

科目

番号40 岩手大学ミュージアム学

科 目 区 分 難易度

工 学 部 専 門 科 目 A

担当

教員小野寺 英輝

(工学部機械工学科)

授業

曜日月

授業

時間

16:30~

18:00

対象学年 受講料

1年 4,000円

◆授業の目的◆自分達の大学の歴史と岩手大学で生まれた研究成果を学び、 今後の自分の学習や研究活動で必要となる「課題探求・解決能力」 などの基礎付けとする。◆授業の概要◆ミュージアムで展示されているものについて、 関連の先生が説明します。◆授業の形式◆パワーポイント他、 視聴覚機器を利用した講義と見学。◆教室外の学習◆各自で岩手大学ミュージアム本館を見学し、 本館受付で指定のカードに検印を受けること。 見学日程は講義中に指示する。 農業教育資料館では同じカードに自分でスタンプを捺すこと。 カードは学生センターの指定ボックスに提出すること。 開館時間は10:00~15:00であるが閉館まぎわの見学はさけること。◆参考文献◆◆初回開講日◆4月14日

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科目

番号41 自然のしくみ

科 目 区 分 難易度

全 学 共 通 科 目 A

担当

教員花見 仁史

(人文社会科学部環境科学課程)

授業

曜日水

授業

時間

8:40~

10:10

対象学年 受講料

1~4年 4,000円

◆授業の目的◆わたしたちは、 光を眼で受けて捉える世界にいます.その真の姿の知るには 「光とはどのようなものなのか?」 の理解が必要でしょう。 この光の現象を説明する究極理論は、 「量子電磁力学」 というものです。 この講義では、 「光と物質との相互作用」 を記述するこのふしぎな理論と 「相対性理論」 を理解することを目指します。◆授業の概要◆身近な風景は、 光と地球環境とわたしたちの感覚が絡らみあった結果です。 この風景に埋もれた光の基本的な性質を取り出して、 それらがいくつかの法則に還元され, 「量子電磁力学」 に統合されることを理解しましょう。 また、 光が 「特殊相対性理論」 につながることも学びます。◆授業の形式◆基本的に板書を中心とした授業です。 以下のURL資料画像などは、 適時使用します。 ただし、 文章はあくまで教室外学習向けです。http://web.cc.iwate-u.ac.jp/̃hanami質問に応じて回答したり、 考察の要点については、 説明を反復したりすることになるので、 理解が進んだものにとってはしつこさを感じるかもしれもしれませんが、 それは全学を対象にしているので容赦願います。◆教室外の学習◆講義する内容は、 基本的には上記のURLにあるので、 必ず眼を通して、 講義の予習、 復習に使用して下さい。 プリント配布の要望も聞きますが、 試験終了後に捨てられる運命ですので、 地球環境保全のためにも、 上記のWEB資料を活用して下さい。◆留意点◆真面目に取り組めば、 中学生でも理解できるように、 数式を用いないので、 理系、 文系などという変な自意識に拘わる必要はないはずです。 代わりにグラフや図形を用いて色々考えるので、 自分の脳味噌を用いて理屈を考えるようなことが好きな人なら向いているでしょう。◆参考文献◆R.P.ファインマン、 光と物質のふしぎな理論ー私の量子電磁力学、 岩波書店

R.P.ファインマン、 ファインマン物理学シリーズ、 岩波書店R.P.ファインマン、 ご冗談でしょうファインマンさん、 岩波書店竹内 建、 数式いらず!見える相対性理論、 岩波書店ロゲルギスト、 新・物理の散歩道シリーズ、 ちくま文芸文庫

◆初回開講日◆4月16日

科目

番号42 宇宙地球進化論

科 目 区 分 難易度

人文社会科学部専門科目 B

担当

教員花見 仁史

(人文社会科学部環境科学課程)

授業

曜日木

授業

時間

13:00~

14:30

対象学年 受講料

1~4年 4,000円

◆授業の目的◆地球規模の環境問題を人間の地球上の活動の問題として捉えるだけではなく、 宇宙の中での地球、 さらにその中に人間が存在しているという視点から、 自然環境を理解することを目指す。◆授業の概要◆近年問題となっているオゾンホールや温室効果などの地球規模の環境の変化は、 太陽からの光、 宇宙線などの地球外部の環境である宇宙からの影響と人間の活動とが関係して引き起こされる事が明かにされつつある。 その視点から、 内容としては以下の項目を学ぶ。1) 風景としての地球環境の現象2) 太陽系の中の地球:太陽からの光と惑星表面の温度3) 宇宙の中の太陽系:宇宙の歴史での太陽系の形成・地球の形成4) 宇宙の中の生命。

◆授業の形式◆基本的に板書を中心とした授業である。 講義資料については、 以下のURLに用意したので、 適時使用する。 http://web.cc.iwate-u.ac.jp/̃hanami計算やグラフを用いた簡単なデータ処理の演習課題を行うので、 受講者は必ず、 関数電卓、 片対数方眼紙、 両対数方眼紙を毎回持参すること。◆教室外の学習◆講義する内容は、 基本的には上記のURLにあるので、 必ず眼を通して、 講義の予習・復習に使用してください。 演習課題は、 時間をかけて自分なりに考え、 かならずやってみてください。◆留意点◆講義を進めるうえで必要となる自然科学の基礎事項についてはその都度、 解説するので、 高校理科等の知識は前提としない。 しかし、 履修者は関数電卓、 片対数方眼紙、 両対数方眼紙を、 毎回持参すること。◆参考文献◆花見 仁史、 http://web.cc.iwate-u.ac.jp/̃hanami、 岩手大学◆初回開講日◆4月10日

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科目

番号43 物理学

科 目 区 分 難易度

人文社会科学部専門科目 B

担当

教員西崎 滋

(人文社会科学部環境科学課程)

授業

曜日金

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

1年 4,000円

◆授業の目的◆物理学における基本的な概念と物理法則の理解を深め、 物理的な物の見方・考え方を身につけることを目的とする。◆授業の概要◆物理学の諸分野の基礎となる古典力学を取り上げ、 力が働く下での物体の運動が力学の基本法則からどのように決まり、 どのように表されるかという点を中心に講じる。 また、 力学的エネルギー保存則をはじめ各種の保存則が基本法則から如何に導かれ、 簡単な物理系にどのように適用されるのかを解説する。◆授業の形式◆教科書の重点事項と例題を中心に解説し、 物理法則・概念の理解を図る。◆教室外の学習◆毎回教科書を予習して授業に臨み、 講義内容、 重点事項をノートにまとめる。 理解を深めるために、復習として、 教科書の問題を解く。◆留意点◆毎時間出席をとる。 期末試験でのノートの持ち込みは不可である。 質問等は、 授業中のほか、 研究室で随時受け付ける。 積極的な姿勢が重要である。◆教科書◆原 康夫、 第4版 基礎物理学、 学術図書出版社、 2012年、 9784780603002 岩手大学人文社会科学部環境科学課程システム物理学、 物理学ミニマム -力学編- 第2.1版、 2012年◆参考文献◆和達三樹、 物理入門コース10 物理のための数学、 岩波書店

薩摩順吉、 岩波基礎物理シリーズ10 物理の数学、 岩波書店、 1995年、 4000079301◆初回開講日◆4月11日

科目

番号44 宇宙のしくみ

科 目 区 分 難易度

全 学 共 通 科 目 A

担当

教員西崎 滋

(人文社会科学部環境科学課程)

授業

曜日月

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

1~2年 4,000円

◆授業の目的◆宇宙のなかの物質と力「宇宙はどうなっているのか」、 「宇宙のなかの物質は何からできているのか」、 という素朴な疑問は、 自然科学の出発点であり、 かつ、 自然科学の基本的課題でもある。 この講義は、 身近な物体の運動や惑星の運動から出発して、 原子・原子核・素粒子といったミクロの世界のしくみや星の進化、 宇宙の進化についての話題を紹介することにより、自然科学、 主として物理学的な物の見方・考え方に触れるとともに、 宇宙の基本法則の内容とその理解を深めることを目的とする。◆授業の概要◆地上の物体の運動と天体の運動を統一的に理解できるようになったのは、 ニュートンの運動法則と万有引力の発見によると言われている。 その経過を振り返るとともに、 この運動法則が語る自然観を紹介する。 続いて、20世紀に開けた原子・原子核・素粒子などのミクロの世界を紹介し、 新しい運動法則とそれに基づく自然観を概観する。 最後に、 宇宙のなかの物質や力との関連に注目しつつ、 星や宇宙の進化についての話題を紹介し、 現代の宇宙像を概観する。◆授業の形式◆初回と最終回にビデオ 『元素誕生の謎にせまる』 を上映して、 講義全体の背景を明確化する。 そして、資料に基づく講義を中心とし、 ビデオや演習によって理解を深める。◆教室外の学習◆授業中に提出した課題に解答したり、 授業で紹介する参考図書を読んだりして、 授業内容の理解を深める。◆参考文献◆岡村定矩 他、 現代の天文学I 人類の住む宇宙、 日本評論社、 2007年、 9784535607217

森田正人、 現代新書1619 文系にもわかる量子論、 講談社佐藤勝彦、 岩波新書1161 宇宙論入門 ―誕生から未来へ、 岩波書店、 2008年、 9784004311614南部陽一郎、 ブルーバックス1205 クォーク第2版 素粒子物理はどこまで進んできたか、 講談社、 1998年、 4062572052

◆初回開講日◆4月14日

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科目

番号45 放射線環境論

科 目 区 分 難易度

人文社会科学部専門科目 B

担当

教員西崎 滋

(人文社会科学部環境科学課程)

授業

曜日月

授業

時間

13:00~

14:30

対象学年 受講料

2~3年 4,000円

◆授業の目的◆地球上に生活する我々は、 自然界から毎年1ミリシーベルト程度の放射線を受けながら日々の生活を送っている。 それ以外にも医療、 工業、 農林業等での利用を通じて、 知らず知らずのうちに放射線の恩恵を受けている。また、 炭酸ガスを放出しない“クリーンな”エネルギー資源といわれる原子力は放射性廃棄物が多量の放射線を放出するために、 環境保全のための管理が重要な鍵となっている。 こうした放射線についての基礎知識を身に付け、 我々を取り巻く環境中での放射線の働きとその利用、 原子力発電をめぐる諸問題について、 我々はどう対処すべきかを考える。◆授業の概要◆放射線とは何か、 放射線と放射能の違いは、 放射線はどこから来るのか、 放射線は物質や生態にどのような作用を及ぼすのか、 といった話題から始めて、 種々の分野での放射線の利用や原子力発電の現状と問題点を平易に解説する。 また、 最近の話題として、 核燃料サイクル、 プルトニウムの利用等についても言及したい。◆授業の形式◆ 資料・板書を中心とした講義で、 演習や小テストを行う。◆教室外の学習◆授業中に紹介する参考文献を読んで、 自分なりの考えをまとめておくようにする。◆参考文献◆疑問等が生じた場合には、 授業時間中あるいは研究室に出向くなど、 積極的な姿勢が重要である。 特別な理由も無く、 出席が2/3に満たない場合は不合格とする。◆初回開講日◆4月14日

科目

番号46 砂防学

科 目 区 分 難易度

農 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員井良沢 道也

(農学部共生環境課程)

授業

曜日月

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

3年 4,000円

◆授業の目的◆2011年3月11日は、 日本はもちろん世界にとっても忘れられない日となりました。 復旧・復興には長い年月がかかるかもしれません。 砂防学は、 地震、 豪雨、 火山噴火等に伴い発生する土石流、 地すべり、 がけ崩れ等による土砂災害から人命や財産を守り、 「安全・安心な国土の基盤を構築する」 ための知識や技術の振興と発展に寄与することを目的としています。 日本列島は、 集中豪雨や台風、 火山噴火、 地震などによって土砂災害が毎年のように発生しています。 本講義では、 こうした土砂災害から人命や財産を守り、 安全・安心な国土の基盤を構築するための知識や技術を一緒に学びます。 安全で安心できる地域づくりに貢献できるようになりましょう。◆授業の概要◆山崩れ、 地すべり、 土石流など山地における土砂災害の発生機構とそれによって引き起こされる土砂災害の防止・軽減対策を体系的に習得することを目的としている。 一方、 渓流を水辺環境空間の場としての活用や、 水源地から河口海岸域まで水系全体の土砂管理の重要性の指摘、 警戒避難の実施などソフト対策の必要性、 里山砂防、渓流環境再生など中山間地の活性化や住民参加など新たな事項についてもふれたい。◆授業の形式◆液晶プロジェクター, 板書, 配布資料により、 講義形式で行う。 またDVDなど視聴覚メディアも使います。 毎回、 数名の学生さんに口頭で質問をします。◆教室外の学習◆本講義内容は多岐に及ぶので、 講義プリント、 教科書、 参考書で十分予習し、 受講後は復習すること。また、 災害の報道、 新聞などにも注意してください。◆参考文献◆池谷浩、 土石流、 岩波新書、 1999年、 400430640X

伊藤和明、 地震と噴火の日本史、 岩波新書、 2002年、 4004307988林拙郎、 保全砂防学入門、 電気書院 、 2008年、 9784485300381太田猛彦、 渓流生態砂防学、 東大出版会、 1999年、 9784130611東三郎、 砂防学概論、 鹿島出版会、 1991年、 4306022277(社) 土木学会、 家族を守る斜面の知識、 (社) 土木学会、 2009年、 9784810606577河田恵昭、 これからの防災・減災がわかる本、 岩波ジュニア新書、 2008年、 9784005006038国土交通省砂防部、 環境保全砂防事例集、 (社) 全国治水砂防協会、 2005年砂防技術研究会、 土砂災害から命を守るポケットブック、 (財) 砂防・地すべり技術センター、 2009年塚本良則、 新砂防工学、 朝倉書店、 1991年、 4254470185

◆初回開講日◆4月14日

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科目

番号47 環境緑化工学

科 目 区 分 難易度

農 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員井良沢 道也

(農学部共生環境課程)

授業

曜日金

授業

時間

8:40~

10:10

対象学年 受講料

2年 4,000円

◆授業の目的◆緑化工学の対象範囲は広いが本講義は防災 (砂防) 緑化を中心に行います。 現在ほど 「みどり」 について切望されている時代は無いと思います。 自然環境に最も影響するものは森林、 原野などの植物群落であり、 特に自然林は多くの動物をはぐくみ、 気象を和らげ、 大気を浄化し、 水資源を調整するなど多くの機能があります。 二次林や人工林にも自然林に準じた機能を有するものが多い。 集落、 都市などに人間が創出した緑も、 やすらぎやうるおいを提供するなど何らかの機能があります。 自然公園や風致地区など自然が多く残る地域できる限り土工量を減じ緑を残すことに努めるべきですし、 裸地化した個所は、 防災機能が高く周辺と調和する植物群落を再生することが重要です。 このように緑化に対する期待は大きく、 土壌基盤や植物の生理・生態系を理解した上で緑化工のあり方を学びたいと思います。 東日本大震災によって被害を受けた防風林、 防砂林など海岸林の再生に向けた取り組みに対してもふれます。◆授業の概要◆緑化とは播種したり木を植えたりする行為だけでなく、 植物のもつ自活力や復元力を利用して、 植物が再生しやすい場を造成したり、 より自然的、 防災的、 景観的な植物群落に導く行為であることを理解することに力点をおく。 こうした方向を実現する緑化工の課題として、 土壌基盤と植物の生理・生態を正しく理解した上で実施することが重要です。 緑化工学の対象範囲は広いが本講義は防災緑化を中心に行う。 本授業では緑化工をめぐる基礎的な知識を養うとともに、 最近の緑化工をめぐる課題などについても説明する。◆授業の形式◆液晶プロジェクター, 板書, 配布資料により、 講義形式で行う。 授業内容の要約及び関連の図表等を資料として配布する。 またビデオなどを用いて視覚的な説明も行う。 また、 授業内容の習熟のために随時課題を課すことがあります。◆教室外の学習◆予習・復習や課題レポートなどの宿題に取り組むための自己学習時間を確保してください。 とりわけ本講義内容は多岐に及ぶので、 講義プリント、 参考書で十分予習し、 受講後は必ず復習すること。 また、 たえず緑化の動向にも注意してください。◆参考文献◆日本緑化工学会、 環境緑化の事典、 朝倉書店、 2005年、 4254180217

土木学会誌編集委員会、 生命環境を守る緑、 土木学会、 2003年、 4810604551亀山章、 生物多様性緑化ハンドブック、 地人書館、 2006年、 4805207663崎尾均、 水辺林の生態学、 東京大学出版会、 2002年、 4130602128大手桂二、 緑と砂防、 (社) 全国治水砂防協会・三和書籍、 2001年林 拙郎、 保全砂防学入門、 電気書院、 2007年、 9784485300381森本幸裕 小林達明、 最新環境緑化工学、 朝倉書店、 2007年、 9784254440263

◆初回開講日◆4月11日

科目

番号48 ケミカルバイオロジー

科 目 区 分 難易度

農 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員木村 賢一

(農学部応用生物化学課程)

授業

曜日木

授業

時間

8:40~

10:10

対象学年 受講料

3年 4,000円

◆授業の目的◆生命現象をDNA、 蛋白質等の高分子側から解析する分子生物学 (Molecular Biology) と対比して、 何らかの生物活性を有する低分子有機化合物をバイオプローブ (Bioprobe) として用い、 生命現象を解析する化学生物学 (Chemical Biology)、 化学遺伝学 (Chemical Genetics)) がある。 これは、 医薬品をはじめ、 特定保健用食品を視野に入れた食品中の活性物質の研究に代表される。 本講義では、 新たな低分子化合物の見つけ方とそれを用いた生命現象の解析例について学び、 生命を別の角度から理解すると共に、 医薬品業界や食品業界との関連性も認識して将来の進路の参考にすることを目的とする。◆授業の概要◆天然資源、 病気の分子レベルの原因を用いたスクリーニング系、 機能性物質の天然資源からの単離精製、機能性物質の構造同定、 機能性物質の活性測定と作用メカニズム、 特許、 医薬品と特定保健用食品の開発。◆授業の形式◆医薬品、 研究試薬、 サプリメントなど生物系の低分子化合物の講義。◆教室外の学習◆低分子化合物を、 常に構造と活性の両方の目で見るように心がけて下さい。◆教科書◆秋久俊博ら、 資源天然物化学、 共立出版、 2002年、 4320043596

入門ケミカルバイオロジー編集委員会、 入門ケミカルバイオロジー、 オーム社、 2008年、 9784274501975◆初回開講日◆4月10日

科目

番号49 食品化学

科 目 区 分 難易度

農 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員長澤 孝志

(農学部応用生物化学課程)

授業

曜日木

授業

時間

8:40~

10:10

対象学年 受講料

1~4年 4,000円

◆授業の目的◆食品は多くの成分からなる多成分系です。 食品の栄養、 加工、 調理の性質を知るために、 食品を構成する成分の化学的性質を十分理解することを目的とします。◆授業の概要◆食品成分を炭水化物、 タンパク質、 脂質、 ビタミン、 ミネラル、 色素、 味、 香り成分に分けて解説します。 PowerPointによるプレゼンテーションを中心に、 確認のためのレスポンスカード、 試験を行います。◆授業の形式◆講義で行います。◆教室外の学習◆食品成分は生体成分なので、 生化学の勉強もあわせて行うことが重要です。◆教科書◆吉田監修、 早瀬、 佐藤編著、 わかりやすい食品化学、 三共出版、 2008年、 9874782705490◆初回開講日◆4月10日

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科目

番号50 食品工学

科 目 区 分 難易度

農 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員三浦 靖

(農学部応用生物化学課程)

授業

曜日金

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

2年 4,000円

◆授業の目的◆食品工業は, 手工業的な色彩から機械化・自動化への道をたどり, 高品質な食品を連続的に効率よく大量生産できる方式が確立されるようになった。 食品工学 (food process engineering) とは, 食品に本来的に具備している栄養的・嗜好的価値を損なうことなく食品を加工, 包装, 保蔵, 流通するための種々の単位操作ならびにその連結系の効率を, 物質的かつエネルギー的に高めることを目的とする応用科学である。 したがって, 食品工学では機械装置に関する工学的な基礎知識に加えて, 食品化学, 食品保蔵学, 食品加工学, 産業微生物学, 食品生産システム学などの食品科学, 物理化学, 有機化学などの科学分野についての知識も要求される。 本授業では, 単位と次元, 物質とエネルギーの収支, 代表的な単位操作の理論と装置, 食品の品質評価法を習得すること, ならびにESD (持続可能な開発のための教育, Education for Sustainable Development) 的なセンスを身に付けることを目指している。◆授業の概要◆単位と次元, 物質とエネルギーの収支, 代表的な単位操作の理論と装置, 食品の品質評価を解説する。

第1回 食品と工学, 食品工学の基礎計算第2回 物質収支・エネルギー収支第3回 殺菌第4回 伝熱第5回 凍結と解凍第6回 濃縮第7回 平衡と物質移動第8回 抽出第9回 流動第10回 撹拌と乳化第11回 レオロジー第12回 固液分離第第13回 膜分離第14回 吸着と洗浄第15回 乾燥

◆授業の形式◆講義形式◆教室外の学習◆教科書に記述されている専門技術用語の英語表記、 定義を調べる。◆留意点◆食品工学の源流となる化学工学における基礎概念である物質移動、 熱移送、 運動量移動の内容を理解してもらいたい。◆教科書◆食品工学会編、 食品工学、 朝倉書店、 2012年、 9784254431148◆参考文献◆熊谷 仁・熊谷日登美・高田昌子、 食品工学入門-食品製造・保存の考え方-、 アイ・ケイコーポレーショ

ン、 2005年、 4874922368林 弘通・堀内 孝・和仁皓明、 基礎食品工学、 建帛社、 1996年、 4767901278架谷昌信、 新編 化学工学、 共立出版、 2012年、 9784320088696

◆初回開講日◆4月11日

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科目

番号51 食品物理学

科 目 区 分 難易度

農 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員三浦 靖

(農学部応用生物化学課程)

授業

曜日火

授業

時間

8:40~

10:10

対象学年 受講料

3年 4,000円

◆授業の目的◆食品は微視的に見れば原子や分子から構成されており, さらに分子を重合度の観点から見れば単量体から重合体になっている。 そして, それらはドメインを形成したり, ネットワークを形成したり, 組織を形成したりして集合体として存在している。 したがって, 食品成分の種類と量が同じであっても, これらの階層構造や相構造, 食品成分の化学変化や物理変化が異なれば当然のことながら物性も変化する。 本授業では, 食品の構造を把握した上で,食品の加工・保蔵で起きる現象の本質を理解し, 食品物性の評価法を習得することを目指している。◆授業の概要◆食品の組織構造, 物理化学の基礎理論, 食品の物性評価法の理論と装置を解説する。

第1回 食品の構造:植物組織 (青果菜類), 動物組織 (鳥獣肉類, 卵類, 魚介類), 分散系 (飲料)第2回 食品の物理化学�:熱力学の基礎①第3回 食品の物理化学�:熱力学の基礎②第4回 食品の物理化学�:相転移・相変化①第5回 食品の物理化学�:相転移・相変化②第6回 食品の物理化学�:相転移・相変化③第7回 食品の物理化学�:界面現象①第8回 食品の物理化学�:界面現象②第9回 食品の物理化学�:界面現象③第10回 食品の物理化学�:移動現象 (運動量移動)第11回 食品の物理化学�:移動現象 (熱移動) ①第12回 食品の物理化学�:移動現象 (熱移動) ②第13回 食品の物理化学�:移動現象 (物質移動) ①第14回 食品の物理化学�:移動現象 (物質移動) ②第15回 総まとめ

◆授業の形式◆講義形式◆教室外の学習◆教科書に記載されている専門技術用語の英語表記, 定義を調べる。◆留意点◆食品の組織・構造、 熱力学、 運動量移動、 熱移動、 物質移動の基礎事項を理解してもらいたい。◆教科書◆松野隆一・矢野俊正編、 食品の科学4 食品物理化学、 文永堂出版、 1996年、 4830040807◆参考文献◆架谷昌信、 新編 化学工学、 共立出版、 2012年、 9784320088696

上田隆宣、 測定から読み解く レオロジーの基礎知識、 日刊工業新聞社、 2012年、 978452606990◆初回開講日◆4月15日

科目

番号52 食品衛生学

科 目 区 分 難易度

農 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員塚本 知玄

(農学部応用生物化学課程)

授業

曜日火

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

3年 4,000円

◆授業の目的◆日本が世界一の長寿国となった原因の一つは, 戦後の衛生環境の飛躍的改善があげられる。 食品分野に関しても, 貯蔵加工法の進歩や広域物流システムの構築等により食中毒が激減した。 しかしその一方で, 新技術利用と国際化社会に起因する新たな諸問題が発生し, 安全で安心な食生活を求める動きが活発となってきている。本授業は, 栽培 (増殖), 生産, 製造から最終消費に至るまでの過程で起こりうる食品由来の危害因子の理解を通

じ, 食品の安全性や健全性を確保するための手段や方法を考えるための基礎知識を身につけることを目的とする。 "◆授業の概要◆ 第1・2回 食品衛生の概念と食中毒発生状況

第3・4回 自然毒食中毒第5・6回 微生物による食中毒第7回 食品汚染指標細菌と食品の腐敗判定第8回 寄生虫感染第9・10回 食品添加物第11・12回 有害物質による食品汚染第13回 食品の表示第14回 HACCP第15回 期末試験

◆授業の形式◆対話形式の講義である。 基本的には受講者全員に毎回質問する。◆教室外の学習◆1. 予習課題:市場に出回っている各種食品について日頃から関心を向け, 食品の表示内容 (品名, 原料等) や販売状況 (温度管理, 賞味期限等) を確認しておくこと。2. 復習課題:授業で出た内容についてあらためて市場の各種食品を観察し, 食品の安全性・健全性を確保するための手段や方法の現状を確認すること。

◆初回開講日◆4月15日

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科目

番号53 動物栄養学Ⅰ

科 目 区 分 難易度

農 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員小田 伸一

(農学部動物科学課程)

授業

曜日月

授業

時間

14:45~

16:15

対象学年 受講料

2年 4,000円

◆授業の目的◆近年、 地球環境をはじめとして、 動物福祉や食の安全・安心に対する意識の向上などから、 畜産をはじめ動物をとりまく環境は大きく変化しつつある。 そのなかにあって、 動物栄養学は永年にわたり構築されてきた畜産学の根幹の一つをなす分野であり、 動物と栄養素の関係を科学するために生化学や生理学の知識を駆使する基礎的な学問である。 本講義では、 最近の畜産学の発展に対処できるように、 まず、 家畜に限らず動物一般の栄養学の基礎を中心に講義を進め、 幅広く応用可能な知識を習得することを目的とする。◆授業の概要◆本講義は、 各種栄養素の分類とその化学的特性や機能性を中心に概説すると共に 「動物に必要な栄養素」に焦点をあてる。 教科書以外の教材も利用しながら、 最近の知見、 特に分子栄養学の情報についても解説も交え、 応用可能な、 より深い理解と動物学や畜産学の将来への展望を追及する。◆授業の形式◆板書とプロジェクターによる説明が主となる。◆教室外の学習◆動物や栄養学に関わる書籍を読んでいると理解が深まる。◆教科書◆唐澤 豊、 動物の栄養、 文永堂出版、 2001年、 4-8300-4095-5

奥村純市、 田中桂一、 動物栄養学、 朝倉書店、 1995年、 4-254-45011-7◆初回開講日◆4月14日

科目

番号54 植物栄養・肥料学

科 目 区 分 難易度

農 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員河合 成直

(農学部応用生物化学課程)

授業

曜日金

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

1~4年 4,000円

◆授業の目的◆農業の基本的作業である施肥と、 植物生育と栄養に対する基本的知識を与えることを主眼において講義を行っている。 植物の栄養吸収に関する知識は、 リービッヒの無機栄養説を根幹として広がり続けており、 現在の生物、 化学の知識は発展途上の科学史の一断面であることが理解されるよう配慮している。 担当教官としては、 学生諸君が将来の食物生産について強い関心を持ってくれることを望んでいる。◆授業の概要◆この講義は、 植物生理学、 無機化学、 生物化学などの基礎知識をもとに、 植物の栄養生理を根と土の関わりに重点を置いて概説するものである。 講義は必須栄養元素、 土壌中の有機物、 窒素、 リン酸の動態について概説した後、 植物栄養生理学の研究史にふれ、 肥料の種類を紹介して講義を終える。 基本的に、 植物の根圏と生理的側面を化学的に理解しようとする学問である事を理解してもらいたい。◆授業の形式◆講義を教科書を用いて、 黒板において説明する。◆教室外の学習◆良書が出版されているので、 各自で日ごろ勉強してもらいたい。◆教科書◆米山忠克、 長谷川功、 関本均、 牧野周、 間藤徹、 河合成直、 森田明雄、 新植物栄養・肥料学、 朝倉書店、2010年、 9784254431087◆初回開講日◆4月11日

科目

番号55 栄養健康科学

科 目 区 分 難易度

農 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員伊藤 芳明

(農学部応用生物化学課程)

授業

曜日月

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

3年 4,000円

◆授業の目的◆食習慣や運動習慣など生活習慣と健康との結びつきは深い。 この講義では食習慣の中でも栄養や食事の内容や取り方などが種々の疾患にどのように影響するのかを栄養生理的、 生化学的に理解することを目的とする。◆授業の概要◆統計的なデータなども示しながら、 生活習慣、 特に食習慣と関わりの深い疾病とそれに関連する代謝機構について概説していく。 また国内外における健康政策などについても説明を加える。◆授業の形式◆講義形式。◆教室外の学習◆講義ごとに紹介された学習書や資料をもとに関連書籍などにあたり、 内容の理解につとめる。◆参考文献◆小田裕昭ら編、 健康栄養学、 共立出版、 2005年、 4320061535

佐藤隆一郎、 今川正良 共著、 生活習慣病の分子生物学、 三共出版、 2007年、 9784782705322金本龍平編、 分子栄養学、 化学同人、 2005年、 4759812148八倉巻和子編著、 公衆栄養学、 建帛社、 2005年、 476790336X

◆初回開講日◆4月14日

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科目

番号56 雑草防除論

科 目 区 分 難易度

農 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員佐川 了(農学部附属寒冷フィールドサイエンス教育研究センター)

授業

曜日木

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

2~4年 4,000円

◆授業の目的◆作物栽培体系において雑草防除は重要な技術的要素である。 雑草防除の理論と技術について、 作物の実栽培に即して講義し、 栽培現場で防除法を体系的に組み立てることができるようになることを目的とする。◆授業の概要◆講義と現場学習を通して、 雑草の種類、 定義、 各防除法、 作物分野別防除体系を講義する。◆授業の形式◆講義と現場学習◆教室外の学習◆雑草防除の実際を多くの栽培現場で観察、 調査する。◆参考文献◆ 「雑草学概論」 伊藤操子著、 養賢堂◆初回開講日◆4月10日

科目

番号57 地域おこし論

科 目 区 分 難易度

農 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員廣田 純一

(農学部共生環境課程)

授業

曜日木

授業

時間

14:45~

16:15

対象学年 受講料

2年 4,000円

◆授業の目的◆地域おこしの実践者の活動と考え方を本人から直接聞くことを通じて, 地域おこしとは何かを考えること。◆授業の概要◆地域おこしの実践者を招き, オムニバス方式で講義を行う。 また, 地域おこし活動の実践地である久慈市山形町バッタリー村を訪問して, 講師の話を聞くとともに活動を体験する。◆授業の形式◆非常勤講師によるオムニバス方式の講義。 一部現地見学あり。◆教室外の学習◆1日かけて現地見学を行う。◆初回開講日◆4月10日

科目

番号58 生物学

科 目 区 分 難易度

工 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員松浦 哲也

(工学部応用化学・生命工学科)

授業

曜日月

授業

時間

8:40~

10:10

対象学年 受講料

1~4年 4,000円

◆授業の目的◆生物学は、 生物の構造と機能を探求する学問である。 医学や福祉分野はもちろんのこと、 工学領域においても生物や生体を理解することの必要性が高まっている。 本講義では、 生命科学の基礎についての理解を図る。◆授業の概要◆はじめに、 細胞の構造、 生体を構成している物質の特徴や機能、 生殖などの基礎について学習する。 次に、 遺伝情報の複製、 遺伝子の働き、 タンパク質合成、 そして老化などについての理解を図る。 さらに、 代謝の維持機構や免疫系、 バイオ技術について分子生物学的観点から概説する。◆授業の形式◆講義。◆教室外の学習◆授業計画を参考にして、 教科書や参考書の関連分野をあらかじめ学習しておくこと。 講義後、 教科書や講義ノートをもとに理解した内容を整理し、 知識を発展させる。 また、 講義中に指示する課題にしたがってレポートを作成し提出する。◆教科書◆野島博、 生命科学の基礎-生命の不思議を探る-、 東京化学同人、 2008年、 4807906512◆参考文献◆石川統、 分子から見た生物学 (改訂版)、 裳華房、 2006年、 4785352043

赤坂甲治・丹羽太貴・渡辺一雄、 生物学と人間、 裳華房、 2000年、 4785350431◆初回開講日◆4月14日

科目

番号59 物質の世界

科 目 区 分 難易度

全 学 共 通 科 目 A

担当

教員吉澤 正人

(工学部マテリアル工学科)

授業

曜日水

授業

時間

8:40~

10:10

対象学年 受講料

1~2年 4,000円

◆授業の目的◆ 1. 物質科学の基礎から最先端までを知る。2. 物質の世界と人間の世界の類似点と相違点を取りかかりとして物質科学を学習する意義を見いだす。3. 科学がもたらした光と影の学習を通じて科学の正しい発展を担う人材を育成する。

◆授業の概要◆物質科学の基礎から最先端の研究を紹介し、 物質の世界特有のものの考え方を学ぶ。◆授業の形式◆講義・演示実験。◆教室外の学習◆自作ソフトについては、 ホームページ上にアップ。 フリーのものは元サイトを明記。 各自ダウンロードして、 実際に試してみること。冊子を配布。 全授業のスケジュールが明記されているので、 授業に関するページは読んでくること。◆留意点◆市販の教科書はない。 配られる冊子に従い授業を行うので、 前もって熟読し、 予習をすることが強く望まれる。◆初回開講日◆4月16日

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科目

番号60 論理回路

科 目 区 分 難易度

工 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員平山 貴司(工学部電気電子・情報システム工学科)

授業

曜日金

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

2年 4,000円

◆授業の目的◆ディジタルの基礎理論と組合せ回路と呼ばれる論理回路の設計技法について学ぶ。◆授業の概要◆計算機の心臓部であるCPUは、 AND, OR, NOTなる論理素子の組み合わせで構成されている。 論理素子は0と1のみを使った単純な論理演算しか行わないが、 これらを組み合わせることによって複雑な計算を行う論理回路になる。 本講義では、 論理代数と論理式を通じて、 ディジタルの基礎理論を学ぶ。 続いて、 種々の論理素子とそれらから構成される実用回路を通じて、 組合せ回路の設計技法について学ぶ。◆授業の形式◆講義を主とするが、 一部授業時間内に演習を行う。◆教室外の学習◆講義の都度、 復習を十分に行っておくこと。◆教科書◆清水賢資、 ディジタル情報回路 第2版、 森北出版、 4627820313◆参考文献◆笹尾勤、 論理設計 スイッチング回路理論、 近代科学社◆初回開講日◆4月11日

科目

番号61 自動車基礎工学

科 目 区 分 難易度

工 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員藤田 尚毅

(工学部機械システム工学科)

授業

曜日水

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

3年 4,000円

◆授業の目的◆自動車は、 広く産業や民生において使用されており、 それ自体が一つの完成された総合的な機械で、 機械に関するすべての知識を結集して築き上げられた分野であり、 最適な機械工学応用科目の一つである。 本講義により機械としての自動車基礎を学び、 社会との関わりを考えながら自動車に関する幅広い知識を習得することを目的とする。◆授業の概要◆授業の構成として、 自動車工学の概観提示、 自動車用エンジン (本体、 燃料装置、 潤滑装置、 冷却装置、吸気・排気装置)、 動力伝達装置、 シャシー関連、 電気装置および自動車の性能について講義する。◆授業の形式◆自動車の構造、 作動、 性能を理解する上での基礎的な事項を講義形式で行う。

講義の進行は必ずしも教科書の記述順にはならない。◆教室外の学習◆講義の折に、 教科書に関連のある演習問題について指示する。 また参考文献、 資料等を紹介するので、それについて読んでおくことを勧める。◆教科書◆齋 輝夫、 自動車工学入門第2版、 オーム社、 2014年、 9784274069895◆参考文献◆廣安博之、 寶諸幸男、 大山宣茂、 内燃機関、 コロナ社、 1999年、 4-339-04067-3◆初回開講日◆4月16日

科目

番号62 化学Ⅱ

科 目 区 分 難易度

工 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員嶋田 和明

(工学部応用化学・生命工学科)

授業

曜日火

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

3年 4,000円

◆授業の目的◆自然界や我々の身の回りで化学がどのように関わっているかを理解するために、 「化学Ⅱ」 と 「基礎有機化学」 では種々の有機化合物の分子構造と化学反応性の関係を学ぶ。 特に 「化学Ⅱ」 では原子間の結合の特性やそれらによって形成される有機化合物の構造的特質の学習を通して自然のしくみの理解に資することを目的とする。◆授業の概要◆本講義では、 � 化学結合論と化学結合の性質、 � 酸と塩基、 � アルカン・シクロアルカン類の構造と化学反応性、 � アルケン・アルキン類の構造、 � 立体化学、 の各項目について学ぶ。◆授業の形式◆講義形式。 講義では教員の作成した配付資料を主に用い、 下記の教科書を補助教材として用いる。 さらに必要に応じて下記参考書を併用する。◆教室外の学習◆本講義では下記教科書の中の適当な演習問題や関連する問題を課題として随時課する。◆留意点◆本講義は岩手大学の専門基礎科目の一つであり、 特に化学結合論と有機化合物の構造的特質の学習を通して現代人に欠かせない自然のしくみの理解に結びつける形で講義を進める。◆教科書◆マクマリー著、 伊東・児玉ほか訳、 「マクマリー 有機化学 第8版」 (上)、 東京化学同人、 2013年、 9784807908097◆参考文献◆畦田博文・鈴木秋弘・高木幸治・川淵浩之 共著、 「これでわかる 基礎有機化学演習」、 三共出版、 2012年、 978482706664◆初回開講日◆4月15日

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科目

番号63 有機合成化学

科 目 区 分 難易度

工 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員嶋田 和明

(工学部応用化学・生命工学科)

授業

曜日金

授業

時間

8:40~

10:10

対象学年 受講料

3年 4,000円

◆授業の目的◆人類の生活は種々の動植物や微生物の生命活動に由来するさまざまな有機化合物によって支えられている。 本講義ではこれらの生物資源中に含まれる天然有機化合物の分類・構造的特徴・合成・工業的利用法などを概説し、 それらを通して自然界のしくみへの理解を深めるための指針を提供する。◆授業の概要◆本講義では自然界に分布する天然有機化合物 (糖類・アミノ酸・脂質・芳香族化合物・テルペノイド・ステロイドなど) を構造に基づいて分類し、 それらの構造的特徴と生合成経路・生理活性・実験室的合成法と工業的合成法・化合物の利用法などを解説する。 さらに、 いくつかの学術論文を通してこれらの化合物の全合成や化学変換に関する歴史的な手法や最近の研究動向に触れる機会を持つ。◆授業の形式◆講義形式。 講義では教員の作成した配付資料を主に用い、 下記の教科書を補助教材として用いる。 さらに必要に応じて下記参考書を併用する。◆教室外の学習◆本講義では下記教科書第25~29章の中の適当な演習問題や関連参考書の中の問題等の中から適当なものを選び出し、 課題として随時課する。◆留意点◆本講義は特に有機合成化学を重視する形で講義を進めるので、 有機化学の諸反応に関する基礎的知識が不可欠である。 従って本講義の履修にあたっては2年次までの有機化学の基礎科目をあらかじめ履修しておくことが望ましい。◆教科書◆マクマリー著、 伊東・児玉ほか訳、 「マクマリー 有機化学 第8版」 (下)、 東京化学同人、 2013年、 9784807906987◆参考文献◆秋久・小池・木島・羽野・堀田・増田・宮澤・安川著、 「資源天然物化学 Chemistry of Organic Natural

Resources」、 共立出版株式会社、 2008年、 4320043596樹林千尋・秋葉光雄 共著、 「新版 ライフサイエンスの有機化学」、 三共出版株式会社、 2004年、 4782704739平野・古川・菅野・真下・鈴木・山口 著、 「新・有機資源化学 エネルギー・環境問題に対処する」、 三共出版株式会社、 2004年、 9784782706林・内尾・岡野・貫名・平田・深宮・本田・松尾 共著、 「天然物化学への招待 資源天然物の有効利用を目指して」、 三共出版株式会社、 2007年、 9784782703939

◆初回開講日◆4月11日

科目

番号64 電磁気学Ⅰ

科 目 区 分 難易度

工 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員�木 浩一(工学部電気電子・情報システム工学科)

授業

曜日水

授業

時間

13:00~

14:30

対象学年 受講料

2年 4,000円

◆授業の目的◆学習目標は、 電気電子工学科の教育プログラムの目標実現に必要となる数理法則や物理原理に関する理論的知識の習得である。 電磁気学は電気電子工学全体を修得する上で極めて重要な基幹科目の1つである。 電磁気学Iでは電荷が移動しない状態における諸現象の理解を通して電磁気学の基本的考え方を修得する。◆授業の概要◆計画は大きく3つの部分に分かれる。 1) 演習、 2) 真空中に置かれた導体の電界やエネルギーに関する講義 (4~8週)、 3) 絶縁物 (誘電体) も存在する場での電界やエネルギーに関する講義である (10~13週)。 演習は、 関連している講義 (電気数学など) や高校で習った関連項目の復習を演習中心に行い、 また2)、 3) の内容終了後にも演習中心の復習を設けている。 2) では、 クーロンの法則、 電界・電位の定義、 電気力線を用いた電界の表現法、 等電位面を用いた電位の表現法、 ガウスの法則について学ぶ。 静電気では、 クーロンの法則、 電位、 電界、電束、 球状電荷の、 電気力線と等電位面との関係 (ベクトル表記) を学習する。 ガウスの法則の応用では、 線電荷のつくる電場、 電荷、 球状電荷、 導体の電場、 導体の空洞内の電場を学習する。◆授業の形式◆授業は、 小テスト、 講義、 演習、 課題よりなる。◆教室外の学習◆毎回90分程度の課題を課す。◆教科書◆高木浩一、 電磁気学I 演習書、 岩手大学生協

電気学会、 電気磁気学、 オーム社◆参考文献◆後藤憲一、 山崎修一、 電磁気学演習、 共立出版、 1970年、 4320030222

小塚洋司、 電気磁気学、 森北出版◆初回開講日◆4月16日

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科目

番号65 電磁気学Ⅲ

科 目 区 分 難易度

工 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員向川 政治(工学部電気電子・情報システム工学科)

授業

曜日金

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

3年 4,000円

◆授業の目的◆電気と磁気の現象がそれぞれ単独のものとして捉えるのではなく、 互いに密接に関連していることを理解し、 電気と磁気の関連を体系的に捉えることを目的にする。◆授業の概要◆講義の前半では、 マクスウェル方程式と新しい項の効果、 平面波、 固有インピーダンス、 電磁波の反射と透過について学習する。 後半では、 電磁ポテンシャルなどのマクスウェル方程式の一般的性質、 静電界・静磁界、電磁波の放射、 電磁エネルギー、 マクスウェル応力について学習する。◆授業の形式◆板書、 教科書、 配布資料、 およびプロジェクターを用いた授業 (板書による講義を主に行うので、 ノートをきちんと取ること)◆教室外の学習◆ 「演習課題」 を必ずやり、 提出すること。 参考文献の 「ファインマン物理学ⅢⅣ」 「砂川重信」 を読むことを勧める。 演習問題を配布するので、 講義の進度に応じて章末問題を各自で解き、 計算力を十分に養うこと。◆教科書◆山田直平 桂井誠、 電気磁気学 (電気学会大学講座)、 電気学会、 2002年、 4886862314松本聡、 工学の基礎 電気磁気学、 裳華房、 2013年、 4785322446◆参考文献◆ファインマン レイトン サンズ 宮島龍興訳、 ファインマン物理学Ⅲ 電磁気学、 岩波書店、 1986年、

9784000077132ファインマン レイトン サンズ 戸田盛和訳、 ファインマン物理学Ⅳ 電磁波と物性、 岩波書店、 2002年、 9784000068338砂川重信、 電磁気学 (物理テキストシリーズ4)、 岩波書店、 1987年、 4000077449砂川重信、 電磁気学演習 (物理テキストシリーズ5)、 岩波書店、 1987年、 4000077457

◆初回開講日◆4月11日

科目

番号66 高電圧パルスパワー工学特論

科 目 区 分 難易度

大 学 院 科 目 C

担当

教員�木 浩一(工学部電気電子・情報システム工学科)

授業

曜日火

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

修士課程 4,000円

◆授業の目的◆高電圧工学、 パルスパワー工学の基礎知識を学ぶ。 応用として重要な、 プラズマ生成や応用についての知識を得る。◆授業の概要◆学部の関連講義 (プラズマ工学など) を基礎として講義を進める。 これまで学んできた定常プラズマの復習、 非定常現象である絶縁破壊や非熱平衡プラズマへ話を展開する。 講義は三段階に分けられる。 始めに本講義を理解するために必要となる気体の性質等について講義する。 次に、 絶縁破壊現象やプラズマの性質、 パルスパワーの発生や計測、 最後に応用について述べる。◆授業の形式◆講義は、 小テスト (復習テスト)、 黒板やパワーポイントを用いた講義、 学生による発表よりなる。 課題は適時与えられる。 最後の講義時には試験が行われる。◆教室外の学習◆講義中、 1つは課題が出される。 各自、 調べて、 内容についてはパワーポイントにまとめ、 講義中にプレゼンテーションを行う。◆教科書◆秋山秀典、 高木浩一他、 EE Text 高電圧パルスパワー工学、 オーム社◆参考文献◆行村建、 高木浩一、 藤原民也 他、 放電プラズマ工学、 オーム社、 2008年、 9784274205262

菅井秀朗、 プラズマエレクトロニクス、 オーム社、 2000年、 4274132102◆初回開講日◆4月15日

科目

番号67 福祉住居・福祉支援工学

科 目 区 分 難易度

工 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員大川井 宏明

(工学部社会環境工学科)

授業

曜日水

授業

時間

8:40~

10:10

対象学年 受講料

1~4年 4,000円

◆授業の目的◆高齢者や障がい者が快適に、 かつ、 健康に生活するための支援方法について具体例を学び、 問題点や改善点を授業の中で考え、 議論することによって、 福祉支援 「工学」 に求められるものは何かを考えること。 社会福祉と福祉工学を関連付けて考えること。 知識を詰め込むことではない。◆授業の概要◆ �排泄を自分で行なうことの意義を考える。�寝たきりにさせない、 ならない。 そのためにどうしたらいいかを考える。�24時間の生活の中で個々の動作や支援の位置付けを理解しながら考える。

社会環境工学科の学習教育目標の�に該当する。◆授業の形式◆毎回、 映像機器による写真や図を用いて講義する。 単に知識を詰め込むのでなく、 考えることを主とするため1回の講義で10人程度に発言してもらう。 医学生物学系、 工学系、 社会を関連づけるチャンスにする。◆教室外の学習◆日常見ている福祉用具、 介護用具、 住まいについて考える。 展示会や講演会には積極的に参加する。健康を保つにはどうしたらいいか常に考える。◆留意点◆社会情勢からいって福祉介護は深刻なテーマであるが、 融合領域であるので楽しく学び、 楽しく考える方がよい。 介護現場 (生活の場) でもやはり楽しさが必要なので楽しい工学をつくりたいという考えが大切だと思う。◆初回開講日◆4月16日

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科目

番号68 都市計画学

科 目 区 分 難易度

工 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員南 正昭

(工学部社会環境工学科)

授業

曜日金

授業

時間

8:40~

10:10

対象学年 受講料

2年 4,000円

◆授業の目的◆都市計画の歴史と思想を学び、 都市の形成がどのように進めれてきたかを理解する。 また現行の都市計画制度に基づき、 実際にどのような手順で都市の計画が立案・実施されるかについて、 理論および事例に基づき理解する。 土地利用計画、 地区計画、 都市デザイン、 都市防災計画、 市民参加型まちづくり等の概要を理解する。◆授業の概要◆都市計画の歴史と思想について、 古典的な事例をもとに解説する。 現行の都市計画制度ならびに個別の計画立案手順について解説するとともに、 盛岡市をはじめ岩手県内の身近な都市における実践事例について説明する。◆授業の形式◆講義形式よる。 適宜、 資料を配布する。◆教室外の学習◆レポートを課す。◆教科書◆加藤晃・竹内伝史、 新・都市計画概論、 共立出版株式会社、 2008年、 4320074246◆初回開講日◆4月11日

科目

番号69 地震防災工学

科 目 区 分 難易度

工 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員山本 英和

(工学部社会環境工学科)

授業

曜日水

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

3年 4,000円

◆授業の目的◆地震・津波・火山などによる自然災害の発生のメカニズムを理解し、 自然の中で生かされている私たちが自然と共生して被害を少なくするために何をなすべきかとの認識を培うことを目的とする。◆授業の概要◆わが国は世界でも有数の地震・火山国であり、 これまで多くの災害を被ってきている。 地球の息吹きともいえる活動を止めることは不可能であり、 我々に出来ることは被害を少しでも少なくする、 すなわち“減災”のための取り組みである。 本講義では、 地震・津波・火山噴火などのメカニズムを基礎として、 社会環境工学分野 (防災)での災害に強い都市つくりや行政とも連携した減災のための手法について講ずる。◆授業の形式◆適宜、 プロジェクタ・ビデオなどを用いて説明する。 また、 随時学生諸君に質問を行い、 考えるところを述べてもらい、 単なる知識の詰込みではなく、 考える能力を培うことをめざす。◆教室外の学習◆教科書の章末問題を課題とする。 小テストや定期試験にも出題する。過去の地震災害事例が記載されている副読本を熟読しておくこと。各地で発生する自然災害や対策に関する報道に留意し、 防災対応についての意見をまとめてもらう。 レポ-トとして提出を求めることも随時行なう。◆留意点◆地震の災害のニュースに注意し、 新聞、 テレビなどの報道をまとめておくこと。 大きな地震災害が発生した場合, 随時その災害についてレポートを課す。◆教科書◆元田, 萩原, 運上、 地震工学概論第2版、 森北出版、 2012年◆参考文献◆伊藤和明、 日本の地震災害、 岩波新書◆初回開講日◆4月16日

科目

番号70 確率統計学

科 目 区 分 難易度

工 学 部 専 門 科 目 B

担当

教員晴山 巧

(工学部マテリアル工学科)

授業

曜日金

授業

時間

10:30~

12:00

対象学年 受講料

3年 4,000円

◆授業の目的◆偶然を伴う自然現象や社会現象から, 法則性を見出したり全体像を推測するために, 様々な分野で確率・統計の手法が用いられている. 本講義では, 確率・統計の基礎を学び, このような現象を数学的に把握し, 法則性の発見や推測を行う手法を学ぶ.◆授業の概要◆ 1. 確率

・確率 ・条件付確率 ・確率変数と確率分布 ・期待値, 分散, 標準偏差・1変量の確率分布 ・多変量の確率分布2. 統計・記述統計 ・母集団と標本 ・推定 ・検定

◆授業の形式◆板書による講義と演習.◆教室外の学習◆ 講義で取り扱った例題, 演習について復習しておくことはもちろんであるが, テキストにある練習問題を自力で完全に解答できるようにしておくこと. 余裕があれば本シラバスに記載している参考書内の問題を解いてみること. また, 高等学校で学ぶ場合の数及び確率の計算, 並びに微分積分学Ⅰ及びⅡ (いずれも必修) を講義の進捗に応じ復習しておくことが望ましい.◆留意点◆教科書で取り扱っていない事項も講義するので各自ノートを整理すること.◆教科書◆石村園子、 やさしく学べる統計学、 共立出版、 2006年、 9784320018082◆参考文献◆馬場敬之、 久池井茂、 統計学キャンパス・ゼミ、 マセマ、 2010年、 4944178778

西岡康夫、 単位が取れる統計ノート、 講談社、 2004年、 4061544578高杉豊、 馬場敬之、 演習 統計学キャンパス・ゼミ、 マセマ、 2011年、 4944178832馬場敬之、 確率統計を人に教えられる本、 マセマ、 2004年、 4944178336

◆初回開講日◆4月11日

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公開授業講座Q&A

Q: 「公開授業講座」 と 「公開講座」 とはどこが違うのですか。

A: 「公開授業講座」 も 「公開講座」 の一種ですが、 「公開授業講座」 は学生向けの授業の公開ですか

ら、 学生と一緒に、 それぞれの授業時間帯に受講してもらいます。 土曜・日曜や夜間の開講は原則

としてありません。 また、 「公開講座」 は受講していただく皆さんにご理解いただけるような内容

を準備しますが、 「公開授業講座」 は、 学生向けの授業をそのまま受講していただくことになりま

すので、 授業内容・レベルに特別の配慮をしていません。 その点をご了解いただきたいと思います。

Q:学生向けの授業ですと、 受講するための資格が何かあるのですか。

A:内容は学生向けのレベルですから、 高卒または同等程度の学力があることが最低条件となります。

ただし、 そのための資格審査等は一切行いません。 したがって、 授業の内容を理解できると皆さん

がご判断されれば、 それで受講資格があります。

Q:学生向けのレベルといわれても、 よくわかりませんが・・・

A:各授業科目ごとに、 次のような難易度を表示していますので、 参考にしてください。

難易度A:入門的な内容で、 高卒程度の学力を必要とするもの (入門的とは、 大学生がその分野で

初めて受講する、 という意味です。 イメージとしては1年次学生向けですが、 実際には2~4年

次向けの場合もあります。)

難易度B:より進んだ内容で、 当該分野についての一定の基礎知識を必要とするもの (その分野に

関するある程度の基礎知識がないと、 理解するのが難しい場合があります。)

難易度C:高度な内容で、 当該分野についての一定の専門知識を必要とするもの (その分野に関す

る系統的な知識がないと、 理解するのが難しい場合があります。)

Q:それでも、 よくわかりませんが・・・

A:授業の最初の1~2回は試聴期間として、 市民の皆さんに自由に受講していただきます。 1回目は

ガイダンス (どんな内容の授業を行うかの説明) の場合が多いのですが、 この期間に、 皆さんが求

めている内容・レベルの授業かどうかを確かめてください。 また、 授業概要のなかに、 参考までに、

授業の対象学年も記載しておきました。

Q:授業は何回くらいあるのですか。

A:科目によって異なりますが、 4月上旬から8月上旬まで、 普通は週1回ですから、 14回くらいです

が、 先生の都合で休講になる場合もあります。 なお、 試験は原則として受けられません。

Q:受講料はいくらですか。

A:基本は90分授業・週1回で、 1科目4千円です。 135分授業・週1回の場合は5千円、 90分授業・

週2回の場合は6千円になります。 なお、 科目によっては教科書や教材などが必要な場合がありま

すが、 それは自己負担になります。

Q:何科目受講してもよいのですか。

A:はい。 授業時間が重ならない限り、 何科目でも受講できます。

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休講・補講、 来学方法等

1. 休講・補講について

担当教員の都合により休講となる場合があります。 休講の連絡は基本的には学内の学生用掲示板

(後掲配置図参照) に掲示されますが、 掲示が間に合わない場合もあります。 特に、 教員の急病等に

より当日の休講もあり得ますので、 ご承知おき下さい。

補講 (休講の代わり) が行われる場合の連絡も、 学生用掲示板に掲示されます。 また、 担当教員が

授業時間中に直接伝える場合もあります。

2. 来学方法

授業期間中は駐車場が大変混み合います。 学内の駐車スペースが少ないため、 来学にあたっては、

なるべく公共交通機関等をご利用下さるよう、 ご理解とご協力をお願いいたします。

自家用車で来学される場合は、 門入り口の警備員室にて 「公開授業講座を受講」 の旨を伝えてくだ

さい。

3. 受講生の呼び出し等

授業中その他、 受講生の呼び出し・取り次ぎ・伝言等は、 対応できかねますので、 あらかじめご了

承下さい。 また、 授業時間中は、 携帯電話の電源をお切り下さい。

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公開授業科目 講義室一覧

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№ 授 業 科 目 名 曜日 授業時間帯 担 当 教 員 講 義 室

●1 漢文学概論 水 14:45~16:15 藪 敏 裕 教育系総合教育研究棟 E27

●2 古文書学 月 14:45~16:15 菅 野 文 夫 教育系総合教育研究棟 E26

●3 日本史概論Ⅰ 金 13:00~14:30 菅 野 文 夫 教育学部2号館 378

●4 地域の文学誌 水 14:45~16:15 中 村 一 基 教育系総合教育研究棟 E35

●5 芸能と文学 月 14:45~16:15 中 村 一 基 教育系総合教育研究棟 E21

●6 地域言語論 木 10:30~12:00 大 野 眞 男 教育系総合教育研究棟 E33

●7 地域と生活 火 8:40~10:10 遠 藤 匡 俊 学生センターA棟 G2大

●8 地域と民族 水 10:30~12:00 遠 藤 匡 俊 教育系総合教育研究棟 E24

●9 人文地理学Ⅰ 月 10:30~12:00 遠 藤 匡 俊 教育系総合教育研究棟 E27

●10 国語科教育法 (小) 月 10:30~12:00 藤 井 知 弘 教育系総合教育研究棟 E26

●11 国語科教育法Ⅰ 木 10:30~12:00 藤 井 知 弘 教育系総合教育研究棟 E26

●12 心の理解 月 8:40~10:10 阿久津 洋 巳 人社学部5号館 52大

●13 生涯発達心理学 月 14:45~16:15 阿久津 洋 巳 学生センターB棟 GB31

●14 道徳教育の研究 金 10:30~12:00 室 井 麗 子 人社学部5号館 51大

●15 特別支援教育 木 14:45~16:15 滝 吉 美知香 人社学部5号館 51大

●16 知的障害教育課程論 木 8:40~10:10 名古屋 恒 彦 教育系総合教育研究棟 E21

●17 病弱者の心理・生理・病理 木 10:30~12:00 我 妻 則 明 教育系総合教育研究棟 E21

●18 被服学Ⅱ 木 10:30~12:00 天 木 桂 子 教育系総合教育研究棟 E28

●19 被服学Ⅲ 水 14:45~16:15 天 木 桂 子 教育系総合教育研究棟 E22

●20 現代社会の社会学 月 8:40~10:10 麦 倉 哲 学生センターA棟 G2大

●21 日本語教授法 水 13:00~14:30 松 岡 洋 子 教育系総合教育研究棟 E23

●22 言語習得論Ⅰ 金 10:30~12:00 松 林 城 弘 学生センターA棟 G28

●23 日本の文学 月 10:30~12:00 家 井 美千子 学生センターA棟 G19

●24 日本文学講義Ⅲ 月 13:00~14:30 家 井 美千子 学生センターA棟 G21

●25 日本の思想と文化 水 8:40~10:10 中 村 安 宏 人社学部5号館 52大

●26 欧米の思想と文化 火 13:00~14:30 池 田 成 一 学生センターA棟 G19

●27 社会文化思想論Ⅰ 金 13:00~14:30 池 田 成 一 学生センターA棟 G21

●28 哲学の世界 水 8:40~10:10 開 龍 美 学生センターB棟 GB32

●29 環境倫理学 金 14:45~16:15 開 龍 美 学生センターA棟 G18

●30 英語構造論Ⅲ 木 13:00~14:30 橋 本 学 学生センターA棟 G37

●31 ジェンダーの歴史と文化 火 13:00~14:30 海 妻 径 子 学生センターA棟 G2大

●32 ジェンダー文化論Ⅰ 木 13:00~14:30 海 妻 径 子 学生センターB棟 GB31

●33 市民生活と法 火 8:40~10:10 宮 本 ともみ 学生センターA棟 G1大

●34 民法 (家族法) Ⅰ 水 13:00~14:30 宮 本 ともみ 学生センターA棟 G28

●35 現代社会と経済 月 8:40~10:10 横 山 英 信 学生センターA棟 G1大

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表中の●1~●70は、 P33~35の講義室配置図の番号と対応しています。なお、 講義室は変更になる場合があります。 学生センター1階の学務課でお尋ね下さい。

№ 授 業 科 目 名 曜日 授業時間帯 担 当 教 員 講 義 室

●36 経済のしくみ 木 10:30~12:00 笹 尾 俊 明 学生センターA棟 G1大

●37 理論経済学Ⅰ 水 14:45~16:15 杭 田 俊 之 学生センターA棟 G29

●38 憲法 木 10:30~12:00 内 田 浩 学生センターA棟 G19

●39 持続可能なコミュニティーづくり実践学 水 18:10~19:40 中 島 清 隆 学生センターA棟 G2大

●40 岩手大学ミュージアム学 月 16:30~18:00 小野寺 英 輝 学生センターA棟 G22

●41 自然のしくみ 水 8:40~10:10 花 見 仁 史 学生センターA棟 G19

●42 宇宙地球進化論 木 13:00~14:30 花 見 仁 史 学生センターA棟 G38

●43 物理学 金 10:30~12:00 西 崎 滋 人社学部2号館 211

●44 宇宙のしくみ 月 10:30~12:00 西 崎 滋 学生センターA棟 G1大

●45 放射線環境論 月 13:00~14:30 西 崎 滋 人社学部2号館 211

●46 砂防学 月 10:30~12:00 井良沢 道 也 農学部 南講義棟2階5

●47 環境緑化工学 金 8:40~10:10 井良沢 道 也 農学部 ぽらんホール

●48 ケミカルバイオロジー 木 8:40~10:10 木 村 賢 一 農学部 北講義棟1階2

●49 食品化学 木 8:40~10:10 長 澤 孝 志 農学部 ぽらんホール

●50 食品工学 金 10:30~12:00 三 浦 靖 農学部 ぽらんホール

●51 食品物理学 火 8:40~10:10 三 浦 靖 農学部 北講義棟1階2

●52 食品衛生学 火 10:30~12:00 塚 本 知 玄 農学部 北講義棟1階2

●53 動物栄養学Ⅰ 月 14:45~16:15 小 田 伸 一 農学部 北講義棟1階2

●54 植物栄養・肥料学 金 10:30~12:00 河 合 成 直 農学部 北講義棟1階2

●55 栄養健康科学 月 10:30~12:00 伊 藤 芳 明 農学部 南講義棟1階4

●56 雑草防除論 木 10:30~12:00 佐 川 了 農学部 北講義棟1階2

●57 地域おこし論 木 14:45~16:15 廣 田 純 一 農学部 南講義棟1階4

●58 生物学 月 8:40~10:10 松 浦 哲 也 工学部 テクノホール

●59 物質の世界 水 8:40~10:10 吉 澤 正 人 人社学部5号館 51大

●60 論理回路 金 10:30~12:00 平 山 貴 司 学生センターA棟 G1大

●61 自動車基礎工学 水 10:30~12:00 藤 田 尚 毅 工学部 テクノホール

●62 化学Ⅱ 火 10:30~12:00 嶋 田 和 明 工学部 北共通講義棟12

●63 有機合成化学 金 8:40~10:10 嶋 田 和 明 工学部 南共通講義棟12

●64 電磁気学Ⅰ 水 13:00~14:30 高 木 浩 一 工学部 南共通講義棟24

●65 電磁気学Ⅲ 金 10:30~12:00 向 川 政 治 工学部 北共通講義棟25

●66 高電圧パルスパワー工学特論 火 10:30~12:00 高 木 浩 一 工学部3号館 127

●67 福祉住居・福祉支援工学 水 8:40~10:10 大川井 宏 明 工学部 北共通講義棟16

●68 都市計画学 金 8:40~10:10 南 正 昭 工学部 南共通講義棟22

●69 地震防災工学 水 10:30~12:00 山 本 英 和 工学部 北共通講義棟16

●70 確率統計学 金 10:30~12:00 晴 山 巧 工学部 北共通講義棟24

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各学部講義室配置図

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注:図中の●数字は、 P32~33の (講義室一覧)の番号と対応しています。

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学生センターA棟講義室配置図

― 35 ―

注:図中の●数字は、 P32~33 (講義室一覧) の番号と対応しています。

30

33

2329

22

24

20 31

37

26

35 36

42

40

39

34

38

44

27

60

41

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学生センターB棟講義室配置図

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2813

注:図中の●数字は、 P32~33 (講義室一覧) の番号と対応しています。

32

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岩手大学キャンパス案内

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学生用掲示板配置図

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教育学部掲示板

農学部掲示板

工学部掲示板

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平成26年度 (前期) 岩手大学 公開授業講座 仮受講申請書仮 受 講 申 請 書

授 業科目名

(№) (科目名)平成26年度 (前期) 岩手大学

公開授業講座仮受講証

下記の者は、 公開授業講座の仮受講生であることを認める。

授業科目名

氏 名

岩手大学地域連携推進機構

氏 名(ふりがな)

住 所〒

連絡先

自宅電話:携帯電話:FAX番号:E-mai l:

仮 受 講 申 請 書

授 業科目名

(№) (科目名)平成26年度 (前期) 岩手大学

公開授業講座仮受講証

下記の者は、 公開授業講座の仮受講生であることを認める。

授業科目名

氏 名

岩手大学地域連携推進機構

氏 名(ふりがな)

住 所〒

連絡先

自宅電話:携帯電話:FAX番号:E-mai l:

仮 受 講 申 請 書

授 業科目名

(№) (科目名)平成26年度 (前期) 岩手大学

公開授業講座仮受講証

下記の者は、 公開授業講座の仮受講生であることを認める。

授業科目名

氏 名

岩手大学地域連携推進機構

氏 名(ふりがな)

住 所〒

連絡先

自宅電話:携帯電話:FAX番号:E-mai l:

(個人情報は、 公開授業講座業務に限定して使用します。 必要な場合はこの申請書をコピーして使って下さい)「仮受講証」 の方にも授業科目名・氏名を記入してください。地域連携推進機構に 「仮受講申請書」 の部分を提出後、 「仮受講証」 をご利用下さい。

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