edison mkⅡ 2020taiyoinc.jp/download/manual/brinkmann/img/edison_2.pdf6 説 明 edison...

12
Edison MK Phono Amplifier 取扱説明書

Upload: others

Post on 20-Jul-2020

0 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: Edison MKⅡ 2020taiyoinc.jp/download/manual/brinkmann/img/edison_2.pdf6 説 明 Edison MKⅡフォノアンプは、アナログレコードターンテーブルのカートリッジからの信号

Edison MKⅡ Phono Amplifier

取扱説明書

Page 2: Edison MKⅡ 2020taiyoinc.jp/download/manual/brinkmann/img/edison_2.pdf6 説 明 Edison MKⅡフォノアンプは、アナログレコードターンテーブルのカートリッジからの信号

Page 3: Edison MKⅡ 2020taiyoinc.jp/download/manual/brinkmann/img/edison_2.pdf6 説 明 Edison MKⅡフォノアンプは、アナログレコードターンテーブルのカートリッジからの信号

目 次

ご使用になる前に(安全にお使いいただくために) ................................... 4

梱 包 ...................................................................................................... 5

電 源 ...................................................................................................... 5

説 明 ...................................................................................................... 6

設定と操作 .............................................................................................. 7

フォノアンプのセットアップ ....................................................................... 7

ケーブルの接続 ................................................................................................ 7

操 作 ................................................................................................................. 9

音の最適化......................................................................................................... 9

メンテナンス ................................................................................................. 10

安全性 .............................................................................................................. 11

クリーニング ................................................................................................. 11

Technical Specifications .............................................................. 12

Page 4: Edison MKⅡ 2020taiyoinc.jp/download/manual/brinkmann/img/edison_2.pdf6 説 明 Edison MKⅡフォノアンプは、アナログレコードターンテーブルのカートリッジからの信号

・ 定格電圧AC100Vにてご使用下さい。 ・ 付属のAC電源ケーブルは、本機専用ケーブルですので他の機器に使用しないで下さい。 ・ ケーブル等の接続はこの取扱説明書に従って確実に行って下さい。不完全な場合には接触不良

を招き、火災の原因になります。 ・ AC電源ケーブルをコンセントから抜くときは、プラグを持って抜いて下さい。コードを無理に

引っ張ったりして抜くと断線又は接触不良を招き、感電や火災の原因になります。 ・ AC電源ケーブルを無理に折り曲げたり、引っ張ったり、ねっじったり、継ぎ足す等の加工は行

わないで下さい。火災や感電の原因になります。 ・ 本機の改造や部品の変更は絶対しないようにして下さい。火災や感電、故障、ケガの原因にな

ります。 ・ 水など塗れた手で電源ケーブルを抜き差ししないで下さい。感電の原因になります。 ・ 本機内部に水をこぼしたり、ピン等の金属類を入れないで下さい。感電や火災の原因となりま

す。 ・ 万一、煙が出たり変な臭いがするなどの異常状態が起きた場合は、すぐにAC電源ケーブルを抜

き、異常状態がおさまったことを確認してからお買い求めの販売店、又は当社サービス課まで修理を依頼して下さい。そのまま使用すると、火災・感電の原因になります。

警告

・ 本機を設置する際にはこの取扱説明書に従って確実に行うようにして下さい。 ・ 本機の取り出し、及び設置する際には細心の注意をし、慎重に行うようにして下さい。落下等

でケガや物損を招く原因になります。 ・ 湿度の多い場所で使用しないで下さい。結露等により故障の原因となります。 ・ ゴミやホコリの多い場所では使用しないで下さい。 ・ 室内温度が5℃~40℃の範囲でご使用下さい。 ・ 振動が多く、水平でない場所には設置しないで下さい。機器の落下等でケガや物損を招く原因

になります。 ・ オーディオラック等に納めてご使用になる場合、通風をしっかり取るなど熱のこもりには充分

注意して下さい。故障の原因になる場合があります。 ・ AC電源に、クリーン電源・安定化電源等の装置はご使用にならないで下さい。故障の原

因となる恐れがあります。

本体の汚れは、柔らかい乾いた布で軽く拭き取ってください。ベンジンやシンナーなど揮発性の薬品のご使用は、絶対におやめください。本体の表面が変質する恐れがあります。

注意

リアパネルの端子等のお手入れの際には、必ずAC電源ケーブルを抜き電源をお切り下さい。感電の原因となることがあります。

[ お手入れについて ]

ご使用になる前に (安全にお使いいただくために) 本機をご使用になる際には、 安全上のご注意をよくお確かめ下さい。 以下の注意事項は安全にお使いいただくために大切な内容です。 必ず守るようにして下さい。 [ 設置上のご注意 ]

警告 : 誤って取り扱うと、 死亡や重傷などに結びつく可能性があります。

注意 : 誤って取り扱うと、 傷害または物的損害などの発生に結びつく可能性があ

ります。

注意

Page 5: Edison MKⅡ 2020taiyoinc.jp/download/manual/brinkmann/img/edison_2.pdf6 説 明 Edison MKⅡフォノアンプは、アナログレコードターンテーブルのカートリッジからの信号

梱 包 本機の梱包には下記のものが入っています。 ・ Edison MKⅡフォノアンプ ・ リモートコントローラー ・ 電源と接続ケーブル ・ フォノアンプ用の花崗岩ベース ・ XLRからRCAへのアダプタープラグ×2 ・ パワーケーブル ・ 取扱説明書 ・ 保証登録書 電 源

電源は、アノダイズ加工されたアルミニウム製のシールドケースに入っています。 電源プラグのアースはシャーシグラウンドに接続されています。 電源は、3芯の電源コードでAC電源コンセントに接続してください。 電源内部には、AC電源電圧を必要な交流電圧に変換する変圧器があります。 これらの交流電圧の1つは整流され、22 VDCで安定化されます。 出力は1Aの電流に対してショート保護があり、ショートの発生によってシャットダウンされます。 6ピンコネクターの専用接続ケーブルが損傷したり、折れたりしないように注意することが重要です。

Page 6: Edison MKⅡ 2020taiyoinc.jp/download/manual/brinkmann/img/edison_2.pdf6 説 明 Edison MKⅡフォノアンプは、アナログレコードターンテーブルのカートリッジからの信号

説 明

Edison MKⅡフォノアンプは、アナログレコードターンテーブルのカートリッジからの信号を増幅し、イコライズするように設計されています。 チャンネルごとに2つのTelefunken PCF803真空管が使用されます。 PCF803は60年代に開発され、カラーテレビに使用されました。 ベルリンの会社「Telefunken」は、製品の最高品質と耐久性、そして生産に最新技術を使用することで有名でした。 各チューブには、5極管と3極管の2つのシステムが含まれています。 PCF803の1つはゲインステージに使用され、もう1つは位相インバータと出力ドライバを提供します。 真空管は半導体よりも多くのノイズを生成するため、ゲイン調整にも使用されるバイポーラトランジスタステージを入力回路に追加しました。 フォノアンプの背面には、チャンネルごとに3つのRCA入力が表示されます。 各入力には、入力抵抗を調整するためのロータリースイッチが装備されています。 3つの入力のうち2つにはXLRソケットも装備されています。

RCAソケットとXLRソケットのピン2および3は一緒に接続され、RCAの内側のピンはXLRソケットのピン2に接続されます。 XLR出力ソケット、電源コード用のソケット、およびアース接続用のソケットは、背面パネルの中央にあります。 接地接続は、さまざまなトーンアーム/ターンテーブルのすべての接地コードで使用でき、その後、背面パネルに簡単に接続できます。 フロントパネルの右側には、オンオフボタンとミュートボタン、入力セレクター、中央のディスプレイ、右側にはゲイン調整用のノブ、さらに2つのボタンがあり、これらの1つは入力トランス信号経路の切り替え、もう1つは両方のチャンネルをモノラルに切り替えるためのものです。 Edisonは、モノ機能の代わりに、位相インバーター機能を使用できます。

Page 7: Edison MKⅡ 2020taiyoinc.jp/download/manual/brinkmann/img/edison_2.pdf6 説 明 Edison MKⅡフォノアンプは、アナログレコードターンテーブルのカートリッジからの信号

設定と操作 フォノアンプのセットアップ 花崗岩ベースを含むEdisonフォノアンプの総重量は24キログラムです。したがって、約40 x 45 cmのスペースで支える必要があります。 Edisonフォノアンプを専用パワーサプライ、他の機器のパワーサプライ、プリアンプやパワーアンプのすぐ隣には置かないでください。Edisonフォノアンプのパワーサプライは本体からできるだけ離して配置する必要があります。 Edisonフォノアンプは花崗岩ベースに完全に接触しているため、フォノアンプに振動が浸透するのを防ぎます。 花崗岩ベースとEdison MKⅡの間に他のメーカーの脚部をオプションで使用することも可能です。Edison MKⅡの全重量を支えるために、オプションの足は24kgの重量に耐えるように指定されていることを確認後、ご使用ください。また、花崗岩のベースとサポートの間全面に薄いシート(たとえば、革やゴム)を使用することも可能です。 リモコンの完璧な機能を可能にするために、本機上部に20cmの空きスペースが必要です。 IR(赤外)センサーは、フロントパネル、ゲインコントロールノブのすぐ横にあります。 フォノアンプの上に十分な空きスペースがない場合は、リモコンのセンサーの後ろに小さな直立シート(名刺サイズ程度)を置いて、センサーへのIRインパルスの反射を可能にすることができます。また、可能であれば、パワーサプライには同様の小さな花崗岩のベースなど、共振のないサポート、例えば、HRS ニンバスのような脚部を使用するとよいでしょう。

ケーブルの接続 フォノ入力は背面パネルの左右にあり、XLR出力は背面パネルの中央にあります。正面から見ると、背面のコネクタはそれぞれのチャンネル (R/L) に割り当てられています。 3つのフォノ入力があり、入力1はXLR出力のすぐ隣にあり、入力3は背面パネルの外側にあります。 電源のケーブル用の6極コネクターとアース端子は、背面パネルの中央部にあります。アース端子は複数のアースコードが接続できます。 フォノ入力にはRCA入力があります。 2つの入力(入力1および入力2)には、追加のXLR入力があります。RCAのホットピンはXLR入力端子の2番ピンに接続されています。

Page 8: Edison MKⅡ 2020taiyoinc.jp/download/manual/brinkmann/img/edison_2.pdf6 説 明 Edison MKⅡフォノアンプは、アナログレコードターンテーブルのカートリッジからの信号

フォノアンプを接続するときは、次の順序で行ってください。 1.フォノアンプの信号入力(RCAまたはXLR)をターンテーブルまたはトーンアーム出力に接続します。 2.次にグラウンドケーブルを接続します。グラウンド用4mmスペード(Y)プラグが本機の背面パネルにあるグラウンド端子との接続を確認します。 3.パワーサプライから出力しているDCケーブルの6極プラグを背面パネルの中央にある6極コネクタに接続します。しっかりとカバーしている、キャップナットを締めます。(キャップナットの内側にはネジが切ってあり、入力端子の外側のネジ山と組み合わさってDCケーブルの接続がしっかりと固定されます。) 4. XLR出力をプリアンプのそれぞれの入力に接続します(シングルエンド出力が必要な場合、XLR-RCAアダプターを別途用意してください)。 5.最後に、パワーサプライ電源コードをAC電源コンセントに接続します。 (これは接続がすべて終わった後に行ってください!) Edisonフォノアンプは通常、特別なパワーコンディショニングを必要としません。これは、電源にすでにパワーフィルターが組み込まれているためです。 AC電源への直接接続は、Edison MKⅡには大変好ましい接続です。他の不規則な電力消費を行うオーディオ機器、例えばパワーアンプなどと一緒のACコンセント接続しないことは重要です。

Page 9: Edison MKⅡ 2020taiyoinc.jp/download/manual/brinkmann/img/edison_2.pdf6 説 明 Edison MKⅡフォノアンプは、アナログレコードターンテーブルのカートリッジからの信号

操 作

「On/Off (オンオフ)」スイッチを押すと、ディスプレイと「ミュート」スイッチのLEDが点灯します。ディスプレイに「Edison」が表示されている限り、「ミュート」スイッチは作動しません。この間に真空管が準備されます。 約2分後、ディスプレイは以前に選択された入力を表示します。この入力のゲインはdBで調整されます。機能は「xfmr」および「mono」(もしモノーラルが選択されている場合)、オプション機能では、この入力に対して選択されたフェイズが 0° または 180° と表示されます。 別の入力に切り替えると、この次の入力に対して事前に選択されたすべての機能が表示されます。 これらの機能はすべて、別の入力が選択されたとき、またはユニットの電源がオフになったときにマイクロプロセッサに保存されます。Edison MKⅡが主電源から切断され、別の場所に移動されても、個々の構成は保存されます。 「ミュート」と入力セレクターもリモコンから切り替えることができます。 音の最適化

Edison MKⅡの最高のサウンドパフォーマンスを引き出す方法について、いくつかのアドバイスは以下の通りです。 リアパネルには、入力インピーダンスを調整するためのスイッチがあります。値は、47k、10k、5k、2k、1k、600、400、200、150、100、75 および、50Ωです。 これらの抵抗負荷により、カートリッジからのピークが十分に減衰されるか、「ソフトロールオフ」となるか、微調整ができます。 調整により、すべてのカートリッジからの入力インピーダンスを個別に設定したり、個人的に好まれるサウンドの側面まで含めて調整することができます。 47kΩを設定することでMMカートリッジを本機に接続できます。 背面から見ると、左端の位置は47kΩで始まり、中央の位置は400Ωです。 トランスの「xfmr」が信号経路に切り替わると、負荷値が変わります。

Page 10: Edison MKⅡ 2020taiyoinc.jp/download/manual/brinkmann/img/edison_2.pdf6 説 明 Edison MKⅡフォノアンプは、アナログレコードターンテーブルのカートリッジからの信号

10

47kΩ> 10kΩ、10kΩ> 5k5Ω、5kΩ> 3k5Ω、2kΩ> 1k7Ω、1kΩ > 900Ω、このうちの比較で低い値は聴感上では影響はありません。 トランスが信号経路にあると47kΩではなくなり、MMカートリッジは使用できなくなります。 一方、トランスを使用すると、入力は真のバランスとなります。これは、XLR端子のピン2と3が「ホット」信号(+/-)であることを意味します。 この状態ではRCAソケットは内側(+)と外側(-)との両方に信号が通過するため、ハムノイズが発生する可能性があります。ですから、XLRソケットでバランス入力にして使用することをお勧めします。 トランスを使用しないと、RCAソケットの外側の極はアースされます。ただし、XLRソケットは完全なバランス パフォーマンスとして使用できます。もし、ターンテーブルの側面にXLRケーブル端子がある場合、両方のグラウンドピン(ピン1)を接続すると、ハムの問題が発生する可能性があるため、これは避けてください。

メンテナンス タイプPCF803の2つのオリジナルテレフンケン製真空管がチャネルごとに使用されています。 PCF803は60年代に開発され、カラーテレビに使用されました。ベルリンの会社「テレフンケン」は、製品の最高品質と耐久性、そして生産に最新技術を使用することで知られていました。 各真空管には、5極管と3極管の2つのシステムが含まれています。 PCF803の1つがゲインステージに使用されます。もう1つは、位相インバーターと出力ドライバーを提供します。 PCF803の寿命は、カラーテレビでの安定した使用により、最低10年間と言う想定で設計されています。 本機ではそのような方法でチューブにストレスをかけないので、寿命はずっと長くなります。 Edison Mkllにおいては、寿命のデータがまだないため、チューブの寿命は正確にはわかりません。15 ... 25年位と推定されます。一方、Brinkmannにはこのタイプの真空管は数多く在庫しておりますので、ご安心ください。 他の供給元からの真空管は同じ型番であっても使用しないでください。 オリジナルのTelefunken PCF803、当社で厳しくマッチしたセットのみと交換してください。

Page 11: Edison MKⅡ 2020taiyoinc.jp/download/manual/brinkmann/img/edison_2.pdf6 説 明 Edison MKⅡフォノアンプは、アナログレコードターンテーブルのカートリッジからの信号

11

安全性 このフォノプリアンプは、EN55013およびEN55020のガイドラインに従って設計およびテストされており、EN60065の安全要件を満たしています。 フォノプリアンプ Edison Mkll は平均室内温度の乾燥した部屋でご使用ください。電源は100V電圧で50~60HzのAC電源でのみで使用します。 パワーサプライは、できればグラウンドを取ったコンセントに接続してください。本機がAC100V電源に接続されていないことを確認してから、DC電源を接続または取り外してください。100V電源とパワーサプライが接続されている場合に、本体とパワーサプライケーブルを外すのは危険です。 アンプを長期間使用しない場合(休日など)は、必ずEdison MkllをAC電源から外してください。AC電源に接続されている間は、それなりの注意をお願いします。 本機は湿気、熱、直火から常に遠ざけて、設置してください!また、炎天下には、絶対にさらさないでください!プリアンプまたはその電源に液体の入ったコンセントを置かないでください。(時折不思議な商品を見かけますので) 電源の周りには、十分なスペースを確保してください(両側10 cm、上30 cmを空ける)。本機にはカバーなどは決しておかけにならないでください。パワーサプライ内部には過熱センサーがありません。

クリーニング 本機とパワーサプライは乾いた柔らかいブラシと乾いたマイクロファイバークロス(眼鏡ふきのような)でのみ掃除してください。万一の事故を避けるため、清掃する前にはAC電源から切断してください。濡れた衣服やブラシでの清掃は絶対に禁止です!液体は本機内部でショートを引き起こしかねません。本機がAC電源に接続されている時には、天板のガラスプレートを取り外すことはできません。内部には危険な高電圧があり、感電する恐れもあります。

Page 12: Edison MKⅡ 2020taiyoinc.jp/download/manual/brinkmann/img/edison_2.pdf6 説 明 Edison MKⅡフォノアンプは、アナログレコードターンテーブルのカートリッジからの信号

12

Technical Specifications 入 力 2×RCA/XLR 1×RCA 歪み/相互変調 0,05/0,1% S/N 比 69dB A 出力電圧 最大+/- 8V(バランス) 出力インピーダンス +/- 1kΩ(バランス) 入力インピーダンス 50Ω~47kΩ 12段階 ゲイン 43.5~67dB 16段階 消費電力 35W スタンバイ時消費電力 <2W サイズ

本体:420×95×310mm パワーサプライ:120×80×160mm

重 量 本体:12kg 花崗岩ベース:12kg パワーサプライ:3.2kg