72

　各質問に対する回答間の関連性

１　飲酒への関心との関連性（１）都市規模との関連性

●児童生徒の飲酒への関心は、都市規模によって差があるかについて情報を得るために、人

口「30 万人以上の市」と「3 万から 4 万程度の市町村」の児童生徒間で比較した。

●人口「30 万人以上の市」と「3 万から 4 万程度の市町村」の児童生徒間で「酒を飲みた

いと思ったことがある」と回答した児童生徒の割合に大きな差が認められなかったが、高

等学校女子では、「3 万から 4 万程度の市町村」の生徒の割合が「30 万人以上の市」より

3 ～ 5 ポイント程度高かった。

図Ⅳ -1-(1)　飲酒への関心と都市規模との関連性

女 子男 子

飲みたいと思ったことがある 飲みたいと思ったことがない 飲みたいと思ったことがある 飲みたいと思ったことがない

74.9

73.9

72.7

71.1

68.1

69.1

63.8

63.8

56.5

57.5

46.8

45.4

45.2

46.8

42.1

43.3

78.7

78.3

72.7

71.1

68.2

65.0

59.4

59.8

51.2

51.9

42.1

38.2

42.1

37.3

39.2

36.0

0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100%

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

30万以上 ３〜４万程度 30万以上 ３〜４万程度

25.1

26.1

27.3

28.9

31.9

30.9

36.2

36.2

43.5

42.5

53.2

54.6

54.8

53.2

57.9

56.7

74.9

73.9

72.7

71.1

68.1

69.1

63.8

63.8

56.5

57.5

46.8

45.4

45.2

46.8

42.1

43.3

78.7

78.3

72.7

71.1

68.2

65.0

59.4

59.8

51.2

51.9

42.1

38.2

42.1

37.3

39.2

36.0

21.3

21.7

27.3

28.9

31.8

35.0

40.6

40.2

48.8

48.1

57.9

61.8

57.9

62.7

60.8

64.0

73

第１章　薬物等に対する意識等調査報告書（概要）１（２）健康影響への認識との関連性

●児童生徒の飲酒への関心は、健康影響への認識の違いによって差があるかについて情報を

得るために、健康影響への「認識あり」と「認識なし」の児童生徒間で比較した。

●「酒を飲むと健康に害があると思いますか」の質問に対して「大いに害があると思う」と

回答した児童生徒を健康影響への「認識あり」とし、「害がほとんどないと思う」、「多少

はあるだろうがたいしたことはないと思う」または「わからない」と回答した児童生徒を

健康影響への「認識なし」とした。

●「飲みたいと思ったことがある」と回答した児童生徒の割合は、男女ともに学校種・学年

にかかわらず飲酒による健康影響について認識のある児童生徒と比較して、認識のない児

童生徒において高かった。

図Ⅳ -1-(2)　飲酒への関心と健康影響への認識との関連性

男 子 女 子

飲みたいと思ったことがある 飲みたいと思ったことがない 飲みたいと思ったことがある 飲みたいと思ったことがない

認識あり 認識なし 認識あり 認識なし

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100%

17.2

18.4

22.3

25.3

29.3

38.3

37.4

41.4

32.3

38.1

39.9

43.5

52.8

60.9

60.7

62.9

82.8

81.6

77.7

74.7

70.7

61.7

62.6

58.6

67.7

61.9

60.1

56.5

47.2

39.1

39.3

37.1

84.2

79.0

76.2

70.3

62.0

54.0

56.0

51.7

72.6

63.7

58.2

51.4

42.5

32.9

33.5

32.2

82.8

81.6

77.7

74.7

70.7

61.7

62.6

58.6

67.7

61.9

60.1

56.5

47.2

39.1

39.3

37.1

15.8

21.0

23.8

29.7

38.0

46.0

44.0

48.3

27.4

36.3

41.8

48.6

57.5

67.1

66.5

67.8

84.2

79.0

76.2

70.3

62.0

54.0

56.0

51.7

72.6

63.7

58.2

51.4

42.5

32.9

33.5

32.2

74

（３）酒の宣伝やコマーシャルの印象との関連性

●児童生徒の飲酒への関心は、酒の宣伝やコマーシャルの印象によって差があるかについて

情報を得るために、酒の宣伝やコマーシャルについて「肯定的」、「肯定的以外」に分類し

児童生徒間で比較した。

●「酒の宣伝やコマーシャルをみて、あなたはどう思いますか」の質問に対して「『かっこ

いい』・おしゃれ」、「さわやか」、「おいしそう」、「楽しい」、「健康的」のいずれか１つに

でもそう思うと回答し、かつ「宣伝やコマーシャルをするのはおかしい」、「特に何とも思

わない」及び「宣伝やコマーシャルを見たことがない」のいずれにもそう思うと回答して

いない児童生徒を「肯定的」とし、それらの児童生徒以外を「肯定的以外」とした。

●「飲みたいと思ったことがある」と回答した児童生徒の割合は、男女ともに学校種・学年

にかかわらず酒の宣伝やコマーシャルについて「肯定的以外」の印象をもつ児童生徒と比

較して「肯定的」な印象をもつ児童生徒において高かった。

図Ⅳ -1-(3)　飲酒への関心と酒の宣伝やコマーシャルの印象との関連性

男 子 女 子

飲みたいと思ったことがある 飲みたいと思ったことがない 飲みたいと思ったことがある 飲みたいと思ったことがない

肯定的 肯定的以外 肯定的 肯定的以外

0% 20% 40% 60% 80% 100%

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

0% 20% 40% 60% 80% 100%

57.3

57.7

59.1

60.8

65.0

70.4

69.6

72.0

16.2

18.7

22.0

25.2

32.2

44.2

45.8

50.0

42.7

42.3

40.9

39.2

35.0

29.6

30.4

28.0

83.8

81.3

78.0

74.8

67.8

55.8

54.2

50.0

51.9

45.0

42.6

39.0

31.0

24.9

25.6

23.4

86.0

81.4

78.8

71.0

64.6

53.1

51.7

48.3

42.7

42.3

40.9

39.2

35.0

29.6

30.4

28.0

83.8

81.3

78.0

74.8

67.8

55.8

54.2

50.0

48.1

55.0

57.4

61.0

69.0

75.1

74.4

76.6

14.0

18.6

21.2

29.0

35.4

46.9

48.3

51.7

51.9

45.0

42.6

39.0

31.0

24.9

25.6

23.4

86.0

81.4

78.8

71.0

64.6

53.1

51.7

48.3

75

第１章　薬物等に対する意識等調査報告書（概要）１２　喫煙への関心との関連性

（１）都市規模との関連性

●児童生徒の喫煙への関心は、都市規模によって差があるかについて情報を得るために、人

口「30 万人以上の市」と「3 万から 4 万程度の市町村」の児童生徒間で比較した。

●人口「30 万人以上の市」と「3 万から 4 万程度の市町村」の児童生徒間で「たばこを吸

いたいと思ったことがある」と回答した児童生徒の割合に大きな差が認められなかったが、

高等学校では、男女ともに「3 万から 4 万程度の市町村」の生徒の割合が「30 万人以上の市」

より 2 ～ 4 ポイント程度高かった。

図Ⅳ -2-(1)　喫煙への関心と都市規模との関連性

男 子 女 子

吸いたいと思ったことがある 吸いたいと思ったことがない 吸いたいと思ったことがある 吸いたいと思ったことがない

30万以上 ３〜４万程度 30万以上 ３〜４万程度

0% 20% 40% 60% 80% 100%

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

0% 20% 40% 60% 80% 100%

5.9

5.0

5.8

8.0

9.9

10.3

12.2

13.4

7.0

6.2

6.1

8.1

9.7

14.2

14.3

16.0

3.5

3.1

3.2

4.3

3.6

3.7

3.7

5.6

5.9

5.6

6.1

5.8

6.1

6.3

8.8

8.3

5.9

5.0

5.8

8.0

9.9

10.3

12.2

13.4

7.0

6.2

6.1

8.1

9.7

14.2

14.3

16.0

94.1

95.0

94.2

92.0

90.1

89.7

87.8

86.6

93.0

93.8

93.9

91.9

90.3

85.8

85.7

84.0

96.5

96.9

96.8

95.7

94.4

94.1

94.4

93.9

96.4

96.3

96.3

94.2

93.9

93.7

91.2

91.7

94.1

95.0

94.2

92.0

90.1

89.7

87.8

86.6

93.0

93.8

93.9

91.9

90.3

85.8

85.7

84.0

3.5

3.1

3.2

4.3

3.6

3.7

3.7

5.6

5.9

5.6

6.1

5.8

6.1

6.3

8.8

8.3

96.5

96.9

96.8

95.7

94.4

94.1

94.4

93.9

96.4

96.3

96.3

94.2

93.9

93.7

91.2

91.7

76

（２）健康影響への認識との関連性

●児童生徒の喫煙への関心は、健康影響への認識の違いによって差があるかについて情報を

得るために、健康影響への「認識あり」と「認識なし」の児童生徒間で比較した。

●「たばこを吸うと健康に害があると思いますか」の質問に対して「大いに害があると思う」

と回答した児童生徒を健康影響への「認識あり」とし、「害がほとんどないと思う」、「多

少はあるだろうがたいしたことはないと思う」または「わからない」と回答した児童生徒

を健康影響への「認識なし」とした。

●「吸いたいと思ったことがある」と回答した児童生徒の割合は、男女ともに学校種・学年

にかかわらず喫煙による健康影響について認識のある児童生徒と比較して、認識のない児

童生徒において高かった。

図Ⅳ -2-(2)　喫煙への関心と健康影響への認識との関連性

男 子 女 子

吸いたいと思ったことがある 吸いたいと思ったことがない 吸いたいと思ったことがある 吸いたいと思ったことがない

認識あり 認識なし 認識あり 認識なし

0% 20% 40% 60% 80% 100%

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

0% 20% 40% 60% 80% 100%

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

4.8

4.4

4.7

6.1

7.6

9.1

10.4

12.1

4.8

4.4

4.7

6.1

7.6

9.1

10.4

12.1

18.4

18.8

23.8

30.9

35.7

40.1

37.9

34.9

95.2

95.6

95.3

93.9

92.4

90.9

89.6

87.9

81.6

81.2

76.2

69.1

64.3

59.9

62.1

65.1

97.2

97.5

97.4

96.3

95.5

95.2

94.4

94.2

89.1

85.6

82.3

75.7

69.7

66.4

73.1

75.1

95.2

95.6

95.3

93.9

92.4

90.9

89.6

87.9

81.6

81.2

76.2

69.1

64.3

59.9

62.1

65.1

2.8

2.5

2.6

3.7

4.5

4.8

5.6

5.8

2.8

2.5

2.6

3.7

4.5

4.8

5.6

5.8

10.9

14.4

17.7

24.3

30.3

33.6

26.9

24.9

97.2

97.5

97.4

96.3

95.5

95.2

94.4

94.2

89.1

85.6

82.3

75.7

69.7

66.4

73.1

75.1

77

第１章　薬物等に対する意識等調査報告書（概要）１（３）たばこの宣伝やコマーシャルの印象との関連性

●児童生徒の喫煙に対する関心は、たばこの宣伝やコマーシャルの印象によって差があるか

について情報を得るために、たばこの宣伝やコマーシャルについて「肯定的」、「肯定的以

外」に分類し児童生徒間で比較した。

●「たばこの宣伝やコマーシャルをみて、あなたはどう思いますか」の質問に対して「『かっ

こいい』・おしゃれ」、「さわやか」、「おいしそう」、「楽しい」、「健康的」のいずれか１つ

にでもそう思うと回答し、かつ「宣伝やコマーシャルをするのはおかしい」、「特に何とも

思わない」及び「宣伝やコマーシャルを見たことがない」のいずれにもそう思うと回答し

ていない児童生徒を「肯定的」とし、それらの児童生徒以外を「肯定的以外」とした。

●「吸いたいと思ったことがある」と回答した児童生徒の割合は、男女ともに学校種・学年

にかかわらずたばこの宣伝やコマーシャルについて「肯定的以外」の印象をもつ児童生徒

と比較して「肯定的」な印象をもつ児童生徒において高かった。

図Ⅳ -2-(3)　喫煙への関心とたばこの宣伝やコマーシャルの印象との関連性

男 子 女 子

吸いたいと思ったことがある 吸いたいと思ったことがない 吸いたいと思ったことがある 吸いたいと思ったことがない

肯定的 肯定的以外 肯定的 肯定的以外

0% 20% 40% 60% 80% 100%

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

0% 20% 40% 60% 80% 100%

46.0

44.6

42.2

35.6

44.4

50.0

44.0

49.3

4.9

4.2

4.5

6.6

8.0

9.8

10.8

12.2

4.9

4.2

4.5

6.6

8.0

9.8

10.8

12.2

54.0

55.4

57.8

64.4

55.6

50.0

56.0

50.7

95.1

95.8

95.5

93.4

92.0

90.2

89.2

87.8

67.4

67.6

56.6

63.6

67.0

64.2

64.7

61.6

97.1

97.2

97.4

96.0

94.9

94.6

94.0

94.0

54.0

55.4

57.8

64.4

55.6

50.0

56.0

50.7

95.1

95.8

95.5

93.4

92.0

90.2

89.2

87.8

32.6

32.4

43.4

36.4

33.0

35.8

35.3

38.4

2.9

2.8

2.6

4.0

5.1

5.4

6.0

6.0

2.9

2.8

2.6

4.0

5.1

5.4

6.0

6.0

67.4

67.6

56.6

63.6

67.0

64.2

64.7

61.6

97.1

97.2

97.4

96.0

94.9

94.6

94.0

94.0

78

３　薬物使用に対する考えとの関連性（１）都市規模との関連性

●児童生徒における薬物の使用に対する考えは、都市規模によって差があるかについて情報

を得るために、人口「30 万人以上の市」と「3 万から 4 万程度の市町村」の児童生徒間

で比較した。

●人口「30 万人以上の市」と「3 万から 4 万程度の市町村」の児童生徒間で「どのような

理由であれ、絶対に使うべきではないし、許されることではない」と回答した児童生徒の

割合に大きな差が認められなかった。

図Ⅳ -3-(1)　薬物使用に対する考えと都市規模との関連性

男 子 女 子

１回くらいならかまわない

個人の自由

その他

絶対に使うべきではない １回くらいならかまわない

個人の自由

その他

絶対に使うべきではない

0% 20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100%

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

0.7

0.5

0.5

0.4

0.7

0.4

0.8

0.7

2.8

2.8

4.1

2.6

3.9

4.2

6.1

5.9

6.0

6.4

0.7

0.6

0.6

0.3

0.8

0.8

1.0

0.5

3.3

3.0

2.7

4.2

5.0

5.4

7.5

8.0

4.8

4.2

3.7

4.9

4.4

4.7

6.1

5.9

7.8

7.7

5.7

7.5

5.3

3.7

0.7

0.5

0.5

0.4

0.7

0.4

0.8

0.7

2.8

2.8

4.1

2.6

3.9

4.2

6.1

5.9

6.0

6.4

0.7

0.6

0.6

0.3

0.8

0.8

1.0

0.5

3.3

3.0

2.7

4.2

5.0

5.4

7.5

8.0

4.8

4.2

3.7

4.9

4.4

4.7

6.1

5.9

95.4

95.2

94.0

91.1

91.9

92.5

92.6

91.6

93.1

94.5

94.4

93.4

93.1

94.0

92.4

92.6

95.4

95.2

94.0

91.1

91.9

92.5

92.6

91.6

93.1

94.5

94.4

93.4

93.1

94.0

92.4

92.6

0.5

0.4

0.4

0.4

0.3

0.3

0.2

0.4

1.3

2.3

2.8

2.8

2.1

2.8

4.1

3.4

3.4

4.0

3.9

0.4

0.6

0.1

0.3

0.4

0.1

0.1

0.3

2.5

1.9

2.9

3.8

3.8

2.7

4.5

3.6

4.0

3.0

2.6

2.6

2.6

3.2

3.1

3.4

4.1

3.3

3.9

4.5

4.4

0.5

0.4

0.4

0.4

0.3

0.3

0.2

0.4

1.3

2.3

2.8

2.8

2.1

2.8

4.1

3.4

3.4

4.0

3.9

0.4

0.6

0.1

0.3

0.4

0.1

0.1

0.3

2.5

1.9

2.9

3.8

3.8

2.7

4.5

3.6

4.0

3.0

2.6

2.6

2.6

3.2

3.1

3.4

92.4

94.1

91.9

90.1

85.8

88.0

85.5

85.2

91.2

92.2

92.9

90.6

89.8

89.1

85.4

85.6

92.4

94.1

91.9

90.1

85.8

88.0

85.5

85.2

91.2

92.2

92.9

90.6

89.8

89.1

85.4

85.6

30万以上 ３〜４万程度 30万以上 ３〜４万程度

79

第１章　薬物等に対する意識等調査報告書（概要）１ （２）罰則の認識との関連性

●児童生徒における薬物の使用に対する考えは、罰則の認識の違いによって差があるかにつ

いて情報を得るために、罰則の「認識あり」と「認識なし」の児童生徒間で比較した。

●薬物使用による健康影響については、「あなたは、覚せい剤などの薬物を使ったり、持っ

ていたりした場合、どうなると思いますか」の質問に対して「使ったり、持っていたりし

たらすべて罰せられる」と回答した児童生徒を罰則の「認識あり」とし、「１回使うくら

いなら、罰せられることはない」、「持っているだけでは罰せられることはない」、「使った

り、持っていたりしても罰せられることはない」または「わからない」と回答した児童生

徒を罰則の「認識なし」とした。

●「どのような理由であれ、絶対に使うべきではないし、許されることではない」と回答し

た児童生徒の割合は、男女ともに学校種・学年にかかわらず覚せい剤などの薬物を使った

り、持っていたりした場合の罰則について認識のある児童生徒と比較して、認識のない児

童生徒において著しく低かった。

図Ⅳ -3-(2)　薬物使用に対する考えと罰則の認識との関連性

男 子 女 子

１回くらいならかまわない

個人の自由

その他

絶対に使うべきではない

１回くらいならかまわない

個人の自由

その他

絶対に使うべきではない

認識あり 認識なし 認識あり 認識なし

0%

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

20% 40% 60% 80% 100% 0% 20% 40% 60% 80% 100%

96.2

95.4

94.8

92.8

90.2

90.7

88.5

88.3

74.9

77.7

67.7

65.8

56.8

58.3

52.9

57.7

96.2

95.4

94.8

92.8

90.2

90.7

88.5

88.3

74.9

77.7

67.7

65.8

56.8

58.3

52.9

57.7

0.3

0.4

0.2

0.2

0.5

0.4

0.5

0.5

1.5

2.2

2.5

2.0

2.0

2.5

2.9

3.7

4.0

4.4

4.5

2.4

1.7

3.7

1.8

2.3

2.5

4.1

1.4

8.8

8.6

11.7

13.2

17.3

13.7

18.9

18.0

13.9

12.0

16.9

19.1

23.6

25.5

24.0

23.0

4.0

5.5

5.0

6.6

6.8

0.3

0.4

0.2

0.2

0.5

0.4

0.5

0.5

1.5

2.2

2.5

2.0

2.0

2.5

2.9

3.7

4.0

4.4

4.5

2.4

1.7

3.7

1.8

2.3

2.5

4.1

1.4

8.8

8.6

11.7

13.2

17.3

13.7

18.9

18.0

13.9

12.0

16.9

19.1

23.6

25.5

24.0

23.0

97.6

96.5

95.8

94.1

94.2

94.1

93.9

93.7

82.3

83.1

79.0

69.7

67.0

70.2

70.0

60.9

97.6

96.5

95.8

94.1

94.2

94.1

93.9

93.7

82.3

83.1

79.0

69.7

67.0

70.2

70.0

60.9

0.2

0.2

0.2

0.2

0.3

0.2

0.1

0.2

1.0

1.5

2.0

3.2

3.3

2.9

3.2

3.3

1.1

1.7

2.0

2.6

2.2

2.8

2.8

2.8

1.3

2.3

1.0

2.4

1.3

1.1

1.0

3.3

4.6

7.0

10.1

14.2

16.8

14.7

11.0

15.3

11.7

7.6

9.8

13.7

14.9

14.0

18.0

20.4

0.2

0.2

0.2

0.2

0.3

0.2

0.1

0.2

1.0

1.5

2.0

3.2

3.3

2.9

3.2

3.3

1.1

1.7

2.0

2.6

2.2

2.8

2.8

2.8

1.3

2.3

1.0

2.4

1.3

1.1

1.0

3.3

4.6

7.0

10.1

14.2

16.8

14.7

11.0

15.3

11.7

7.6

9.8

13.7

14.9

14.0

18.0

20.4

80

（３）健康影響への認識との関連性

●児童生徒における薬物の使用に対する考えは、健康影響への認識の違いによって差がある

かについて情報を得るために、健康影響への「認識あり」と「認識なし」の児童生徒間で

比較した。

●薬物使用による健康影響については、「あなたは、覚せい剤などの薬物を使った場合、心

や体に次のような害があることを知っていましたか」の７つ質問すべてについて「知って

いる」と回答した児童生徒を健康影響への「認識あり」とし、１つでも「知らない」と回

答した児童生徒を健康影響への「認識なし」とした。

●「どのような理由であれ、絶対に使うべきではないし、許されることではない」と回答し

た児童生徒の割合は、男女ともに学校種・学年にかかわらず覚せい剤などの薬物を使った

場合の健康影響について認識のある児童生徒と比較して、認識のない児童生徒において低

かった。

図Ⅳ -3-(3)　薬物使用に対する考えと健康影響への認識との関連性

男 子 女 子

１回くらいならかまわない

個人の自由

その他

絶対に使うべきではない １回くらいならかまわない

個人の自由

その他

絶対に使うべきではない

認識あり 認識なし 認識あり 認識なし

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

0% 20% 40% 60% 80% 100% 20% 40% 60% 80% 100%0%

95.9

95.3

94.4

92.0

90.0

91.0

89.1

88.4

90.9

92.5

91.0

89.3

84.6

86.0

81.7

82.0

96.6

96.3

94.1

93.2

93.3

94.7

94.2

93.7

94.1

94.4

94.2

91.1

91.2

91.1

90.9

89.9

95.9

95.3

94.4

92.0

90.0

91.0

89.1

88.4

90.9

92.5

91.0

89.3

84.6

86.0

81.7

82.0

0.4

0.3

0.4

0.3

0.3

0.5

0.4

0.3

1.4

2.3

2.5

2.3

2.1

2.7

3.7

4.3

3.9

4.6

4.8

0.8

0.7

0.6

0.4

1.1

0.5

1.3

0.9

3.4

3.2

3.9

5.4

7.7

6.4

9.4

9.3

4.9

3.6

4.5

4.8

6.6

7.0

7.5

7.8

6.4

5.9

4.6

5.4

4.0

0.4

0.3

0.4

0.3

0.3

0.5

0.4

0.3

1.4

2.3

2.5

2.3

2.1

2.7

3.7

4.3

3.9

4.6

4.8

0.8

0.7

0.6

0.4

1.1

0.5

1.3

0.9

3.4

3.2

3.9

5.4

7.7

6.4

9.4

9.3

4.9

3.6

4.5

4.8

6.6

7.0

7.5

7.8

96.6

96.3

94.1

93.2

93.3

94.7

94.2

93.7

94.1

94.4

94.2

91.1

91.2

91.1

90.9

89.9

0.5

0.1

0.4

0.1

0.3

0.1

0.1

0.2

1.4

1.6

3.0

3.6

3.5

2.2

2.8

3.0

1.4

2.0

2.5

3.2

2.9

3.0

2.9

3.1

0.4

0.6

0.2

0.6

0.4

0.3

0.2

0.6

1.8

2.4

2.7

4.5

5.0

4.9

4.5

5.0

3.7

2.6

2.9

3.8

3.4

3.7

4.5

4.5

0.5

0.1

0.4

0.1

0.3

0.1

0.1

0.2

1.4

1.6

3.0

3.6

3.5

2.2

2.8

3.0

1.4

2.0

2.5

3.2

2.9

3.0

2.9

3.1

0.4

0.6

0.2

0.6

0.4

0.3

0.2

0.6

1.8

2.4

2.7

4.5

5.0

4.9

4.5

5.0

3.7

2.6

2.9

3.8

3.4

3.7

4.5

4.5

81

第１章　薬物等に対する意識等調査報告書（概要）１（４）学習経験との関連性

●児童生徒における薬物の使用に対する考えは、薬物についての学習経験によって差がある

かについて情報を得るために、学習経験「あり」と「なし」の児童生徒間で比較した。

●「どのような理由であれ、絶対に使うべきではないし、許されることではない」と回答し

た児童生徒の割合は、男女ともに学校種・学年にかかわらず薬物についての学習経験のあ

る児童生徒と比較して、学習経験のない児童生徒において低かった。男女ともにその差は、

学校種が上がるにつれて大きくなり、特に高等学校で著しかった。

図Ⅳ -3-(4)　薬物使用に対する考えと学習経験との関連性

男 子 女 子

１回くらいならかまわない

個人の自由

その他

絶対に使うべきではない

１回くらいならかまわない

個人の自由

その他

絶対に使うべきではない

学習経験あり 学習経験なし 学習経験あり 学習経験なし

0% 20% 40% 60% 80% 100%

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

0% 20% 40% 60% 80% 100%

93.7

94.1

93.0

91.0

88.3

89.3

86.8

86.6

87.0

89.1

77.2

78.7

59.0

49.1

49.7

53.9

93.7

94.1

93.0

91.0

88.3

89.3

86.8

86.6

87.0

89.1

77.2

78.7

59.0

49.1

49.7

53.9

0.6

0.5

0.5

0.3

0.7

0.5

0.6

0.5

2.2

3.0

2.7

3.4

3.9

4.7

4.8

5.2

5.2

1.2

0.9

1.5

1.1

1.1

2.8

8.5

3.5

4.1

8.6

7.8

15.3

10.2

11.8

14.4

8.3

5.9

12.7

12.3

24.6

38.0

30.1

29.4

7.6

7.5

5.5

6.3

4.8

3.1

2.7

2.70.6

0.5

0.5

0.3

0.7

0.5

0.6

0.5

2.2

3.0

2.7

3.4

3.9

4.7

4.8

5.2

5.2

1.2

0.9

1.5

1.1

1.1

2.8

8.5

3.5

4.1

8.6

7.8

15.3

10.2

11.8

14.4

8.3

5.9

12.7

12.3

24.6

38.0

30.1

29.4

96.0

95.4

94.6

92.2

92.6

93.1

92.9

92.6

90.4

91.6

81.7

82.8

81.6

66.7

58.8

57.8

96.0

95.4

94.6

92.2

92.6

93.1

92.9

92.6

90.4

91.6

81.7

82.8

81.6

66.7

58.8

57.8

0.3

0.4

0.2

0.4

0.3

0.2

0.1

0.3

1.5

1.9

2.7

2.1

2.3

2.6

3.3

3.0

3.2

3.3

3.4

0.9

1.2

2.3

1.2

2.0

3.0

5.6

2.2

4.1

6.9

3.6

7.1

9.1

5.9

12.2

6.4

3.1

9.2

12.4

9.2

21.2

35.3

24.4

3.8

3.7

3.5

4.1

4.2

0.3

0.4

0.2

0.4

0.3

0.2

0.1

0.3

1.5

1.9

2.7

2.1

2.3

2.6

3.3

3.0

3.2

3.3

3.4

0.9

1.2

2.3

1.2

2.0

3.0

5.6

2.2

4.1

6.9

3.6

7.1

9.1

5.9

12.2

6.4

3.1

9.2

12.4

9.2

21.2

35.3

24.4

82

（５）飲酒への関心との関連性

●児童生徒における薬物の使用に対する考えは、飲酒への関心の違いによって差があるかに

ついて情報を得るために、飲酒への「関心あり」と「関心なし」の児童生徒間で比較した。

●「どのような理由であれ、絶対に使うべきではないし、許されることではない」と回答し

た児童生徒の割合は、男女ともに学校種・学年にかかわらず「酒を飲みたいと思ったこと

がない」と回答した児童生徒と比較して、「飲みたいと思ったことがある」と回答した児

童生徒において低かった。

図Ⅳ -3-(5)　薬物使用に対する考えと飲酒への関心との関連性

男 子 女 子

１回くらいならかまわない絶対に使うべきではない １回くらいならかまわない

個人の自由

その他

絶対に使うべきではない

個人の自由

その他

関心あり 関心なし 関心あり 関心なし

0%

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

20% 40% 60% 80% 100% 20% 40% 60% 80% 100%0%

89.9

90.8

89.6

86.8

83.6

86.8

83.5

84.5

92.8

94.5

93.5

92.2

89.7

90.2

87.8

86.4

93.2

91.0

90.8

88.3

89.7

92.0

91.8

91.2

95.1

96.6

95.8

94.2

94.9

94.3

93.6

93.1

89.9

90.8

89.6

86.8

83.6

86.8

83.5

84.5

92.8

94.5

93.5

92.2

89.7

90.2

87.8

86.4

1.0

0.9

0.8

0.7

1.0

0.7

1.1

0.9

4.5

3.9

4.5

4.8

6.5

5.3

6.2

6.1

0.6

0.4

0.4

0.2

0.5

0.3

0.6

0.2

2.3

2.3

2.6

3.4

4.9

3.8

5.8

7.0

4.3

2.8

3.5

4.2

4.8

5.7

5.8

6.3

7.7

9.0

7.2

9.2

8.5

1.0

0.9

0.8

0.7

1.0

0.7

1.1

0.9

4.5

3.9

4.5

4.8

6.5

5.3

6.2

6.1

0.6

0.4

0.4

0.2

0.5

0.3

0.6

0.2

2.3

2.3

2.6

3.4

4.9

3.8

5.8

7.0

4.3

2.8

3.5

4.2

4.8

5.7

5.8

6.3

93.2

91.0

90.8

88.3

89.7

92.0

91.8

91.2

95.1

96.6

95.8

94.2

94.9

94.3

93.6

93.1

0.8

0.8

0.4

0.7

0.5

0.2

0.2

0.3

3.0

3.8

3.4

4.5

3.8

3.5

3.6

3.8

0.4

0.3

0.3

0.2

0.1

0.2

0.5

1.4

1.3

1.6

2.6

2.6

2.5

2.6

2.8

3.2

1.8

2.4

3.1

2.4

3.0

3.9

3.6

4.3

5.4

6.5

6.0

4.2

4.4

4.7

3.00.8

0.8

0.4

0.7

0.5

0.2

0.2

0.3

3.0

3.8

3.4

4.5

3.8

3.5

3.6

3.8

0.4

0.3

0.3

0.2

0.1

0.2

0.5

1.4

1.3

1.6

2.6

2.6

2.5

2.6

2.8

3.2

1.8

2.4

3.1

2.4

3.0

3.9

3.6

4.6

4.5

5.1

83

第１章　薬物等に対する意識等調査報告書（概要）１（６）喫煙への関心との関連性

●児童生徒における薬物の使用に対する考えは、喫煙への関心の違いによって差があるかに

ついて情報を得るために、喫煙への「関心あり」と「関心なし」の児童生徒間で比較した。

●「どのような理由であれ、絶対に使うべきではないし、許されることではない」と回答し

た児童生徒の割合は、男女ともに学校種・学年にかかわらず「たばこを吸いたいと思った

ことがない」と回答した児童生徒と比較して、「吸いたいと思ったことがある」と回答し

た児童生徒において低かった。中学校女子では、その差が大きい傾向が認められ、特に、「吸

いたいと思ったことがある」と回答した児童生徒において「個人の自由」と回答した生徒

の割合が高かった。

図Ⅳ -3-(6)　薬物使用に対する考えと喫煙への関心との関連性

男 子 女 子

0

１回くらいならかまわない

個人の自由

その他

絶対に使うべきではない １回くらいならかまわない

個人の自由

その他

絶対に使うべきではない

関心あり 関心なし 関心あり 関心なし

0% 20% 40% 60% 80% 100%

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

小５

小６

中１

中２

中３

高１

高２

高３

0% 20% 40% 60% 80% 100%

80.5

77.8

79.4

79.8

70.9

79.1

76.5

79.1

92.8

94.4

93.1

91.2

88.8

89.6

86.9

86.4

83.7

81.4

71.9

68.9

70.7

78.0

77.9

75.7

95.1

95.5

94.9

93.0

93.6

93.9

93.5

93.1

80.5

77.8

79.4

79.8

70.9

79.1

76.5

79.1

92.8

94.4

93.1

91.2

88.8

89.6

86.9

86.4

83.7

81.4

71.9

68.9

70.7

78.0

77.9

75.7

95.1

95.5

94.9

93.0

93.6

93.9

93.5

93.1

1.4

2.9

2.2

2.4

2.4

1.2

1.5

1.5

8.2

5.7

7.9

9.9

8.9

9.6

6.0

9.9

0.4

0.4

0.2

0.3

0.2

0.2

0.3

1.5

1.9

2.3

3.4

3.5

3.0

2.9

3.3

3.0

2.2

2.6

3.3

2.7

2.9

3.5

3.3

1.4

2.9

2.2

2.4

2.4

1.2

1.5

1.5

6.8

10.0

18.0

18.9

17.9

11.2

14.6

12.9

8.2

5.7

7.9

9.9

8.9

9.6

6.0

9.9

0.4

0.4

0.2

0.3

0.2

0.2

0.3

1.5

1.9

2.3

3.4

3.5

3.0

2.9

3.3

3.0

2.2

2.6

3.3

2.7

2.9

3.5

3.30.5 7.0 6.1

6.5

0.8 6.7 5.6

8.4

0.3 4.9 5.2

7.5

0.6 5.6 5.0

10.4

0.2 4.3 4.3

4.9

0.5 2.9 3.6

7.8

0.5 2.3 2.8

7.5

0.6 2.5

1.9

1.7

1.9

2.7

2.2

2.0

1.5

1.2

4.0

91.9

1.7

1.9

2.7

2.2

2.0

1.5

1.2

8.6

13.0

10.9

12.5

16.4

11.4

13.6

13.2

9.0

7.5

7.8

4.9

10.4

7.5

8.4

6.5

0.6

0.5

0.5

0.2

0.6

0.3

0.8

0.5

2.5

2.3

2.9

4.3

5.6

4.9

6.7

7.0

2.8

3.6

4.3

5.0

5.2

5.6

6.1

4.0

.