荻窪りとるぱんぷきんず 1/2 - toto ltd.外観 エントランス...
TRANSCRIPT
外観 エントランス 沐浴トイレ(0-1歳児用) 2歳児用トイレ図面
荻窪りとるぱんぷきんず 1/2
杉並区が推進する高齢者と子どもに優しい福祉の町づくりの一環として「地域に開かれた園」を目指し整備された。周囲の町並みになじむ、シックでスタイリッシュな外観。
広々としたエントランスホール。園の情報などをディスプレイに表示している。ディスプレイコーナー裏側には、下足入れとベンチスペースがあり、使用勝手のよいレイアウトとなっている。
沐浴用バスは使い勝手にこだわり、施主の長年のノウハウを盛り込んだオリジナルのものを設計・作成した。
トイレスペースと洗面スペースを明確に分け、子どもの自立を促すゾーニングとしている。
ランチルーム 沐浴トイレ(0-1歳児用)図面 2歳児用トイレ 2歳児用トイレ
NYカフェをイメージしたランチルームでの食事はビュッフェスタイル。また、毎月のクッキングや菜園活動など、食育にも力を入れている。
園児の順番待ちや脱衣ができるように配慮された、ベンチ付のオープンな空間。2歳児の使い勝手を考慮し、1-2歳児向けの幼児用大便器を若干かさ上げして設置するなど、子どもの発達援助が行える設計になっている。
羞恥心が出てきた子に配慮し、奥の1ヶ所は個室ブースとし、体格に合わせて3-5歳向け幼児用大便器を設置している。
沐浴トイレ(0-1歳児用) 沐浴トイレ(0-1歳児用) 2歳児用トイレ 2歳児用洗面スペース
広々とした沐浴トイレには、沐浴用バス、汚物流し、 1-2歳児向けの幼児用大便器が設置され る
1歳児は保育士のサポートが必要なため、洗浄スイッチ、トイレットペーパーの位置は保育士 作業効率 よ 高 位置 設置し る
衛生上、トイレにタオルを持ち込まないように配慮し、トイレ手洗い器の脇にはドド イヤ を設置し る
洗面スペースには、あえてハンドドライヤーは設置せず、子どもが自らタオルを使用し 自立を促す設計 歯 がきも行うため 洗面脇 は プ置きを大便器が設置されている。 位置は保育士の作業効率のよい高い位置に設置している。
トイレのフラッシュバルブは、園児が触れないように壁に埋め込んでいる。ハンドドライヤーを設置している。 を使用し、自立を促す設計。歯みがきも行うため、洗面脇にはコップ置きを
設置している。
2016.09 作成 無断複製・転載禁止 (C) TOTO. LTD. 2016 All Rights Reserved 29300
3-5歳児用トイレ図面 3-5歳児用トイレ トイレ図面 2F 園児用トイレ
荻窪りとるぱんぷきんず 2/2
トイレスペースと洗面スペースを明確に分け、子どもの自立を促すゾーニングとしている。
保育者が見守りやすいように、大便器ブースを段違いに設置し、上から覗き込めるブース高さとなっている。
2Fホール手前には、園児が利用できる園児用トイレを設置。意匠性に優れたベッセルタイプの手洗器とともに、シックな木目調のカウンターを設えている。
3-5歳児用トイレ 3-5歳児用トイレ 2F だれでもトイレ 全体図
各個室ブースには、3-5歳児向け大便器を設置。小便器は体格別に高さを選べるように、高さ違いに設置している。
トイレの手洗いスペースには、2歳児同様、衛生上タオルを持ち込まないようハンドドライヤーを設置。奥にある、自立を促すしかけを施した洗面スペースとは、用途を明確に分けている。
2Fホール手前のだれでもトイレには、保護者の利用を考慮し大人用大便器を設置。座位の安定や立ち座りをサポートする、手すりを設置。乳幼児連れに配慮し、ベビーチェアも設置している。
3-5歳児用トイレ マルチシンク 3-5歳児用洗面スペース 建築概要
<施設の概要>
水まわりの特長
雑巾など汚いものが目に触れる場所におかれないよう配慮し、洗濯用のシ クは 扉付き 設置し る
洗面器は、手洗い位置がカウンター面より低く、周囲への水はねを低減できるを設置 歳児用トイ 同様 周囲 は 子ども達が使 やす 位置
荻窪りとるぱんぷきんず
東京都杉並区荻窪3-7-29
社会福祉法人 清香会
株式会社龍美一級建築士事務所
平井工業株式会社東京支店
2016年3月
名 称
所 在 地
施 主
設 計
施 工
竣 工 年 月
乳児の沐浴用バスを使いやすい形に特注したり、2歳児用トイレは、園児の体格にあわせた高さにするために、既成の大便器をかさ上げをするなど、随所に強いこだわりを持ったトイレ計画となっている。また、トイレ空間と洗面空間のゾーニングを明確に分け、トイレには、衛生上タオルを持ちこまないよう、トイレ手洗い脇にハンドドライヤーを設置。逆に洗面空間には、あえてハンドドライヤーを設置せずに、歯磨きや手洗い後の児童が、自らタオルを使用するように自立を促す設計となっている。5歳児が、年下の2歳児のためにトイレットペーパーを1回分ずつ折って用意してあげるなど、モンテッソーリ教育の一環として、トイレ教育も自然に組み込まれている。
<トイレの特長>
「荻窪りとるぱんぷきんず」は、杉並区に新設された私立の認可保育園。日本各地に幼児教育施設を展開している社会福祉法人清香会が運営しており、園児が主体的に行動することで、自立した人間形成を促す『モンテッソーリ教育』を導入している。 本施設の内装のコンセプトは「NYカフェ」。五
感が著しく発達する幼少期から、美しいものやセンスのよいものに触れられるよう、他の保育園でよく見られる「子どもらしい」とされるカラフルで賑やかなものとは一線を画し、シックで上質感にあふれた内装となっている。
<施設の概要>
マルチシンクは、扉付きで設置している。 L350を設置。 2歳児用トイレ同様、周囲には、子ども達が使いやすい位置にタオル掛けや、歯磨き用コップを置く棚を多く設置している。
2016.09 作成 無断複製・転載禁止 (C) TOTO. LTD. 2016 All Rights Reserved 29300