TOA株式会社2017年3月期 期末決算説明会
2017年5月17日
将来の見通しについて
当社が開示する情報の中には将来の見通しに関する事項が含まれている場合がありますが、発表時点での情報に基づく予測であり、経済情勢等の変化によって大きく異なる結果となる場合があります。当社としましては、将来見通しの精度を高めるための努力をするとともに、見通しの変化が生じる場合には適宜開示いたします。
当社ホームページは投資勧誘を目的にしたものではありません。投資に関する決定は、利用者ご自身の判断においておこなわれるようお願いいたします。
当情報の正確さや掲載内容につきましては細心の注意を払っておりますが、なんらそれらの正確性を保証し、または責任を負うものではありませんのでご了承ください。
2017年3月期 期末の業績
執行役員 管理本部長 谷口方啓
<2017年3月期 期末業績の概況報告>・企業価値である「Smiles for the Public ―人々が笑顔になれる社会をつくる― 」
を実現するため、社会の安全・安心に役立てる製品やサービスの創造に注力。
・世界5地域での開発・生産・販売の推進をさらに加速させ、
各国や成長市場への新商品の投入と、販売網拡大による事業拡大を図る。
・為替変動により海外売上が影響を受けたこと、鉄道事業における受注済案件の納期変更、
国内におけるセキュリティ機器販売の伸び悩み等により、2017年3月期の業績は、
当初見込みを下回る。
・中期計画最終年度である2018年3月期について、計画開始時に公表した業績目標を
修正いたしました。
決算業績のまとめ
4
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
2015.3月期 期末 2016.3月期 期末 2017.3月期 期末
60,000
50,000
25,00025,00025,00040,000
(単位:百万円)
(注)親会社株主に帰属する当期純利益 ※%表示は前年比増減率
■売上高
■営業利益
■経常利益
■最終利益(注)
45,152
4,239
4,725
2,947
42,504
2,935
3,040
1,750
(△7.3%)
(△19.3%)
(△16.1%)
(△16.4%)
2017年3月期 期末の業績
45,840
3,638
3,623
2,093
5
(単位:百万円)
地域セグメント別 売上高・利益
0
2000
4000
6000
8000
0
10,000
20,000
30,000
40,000
2016.3月期期末
2017.3月期期末
日本地域
売上 利益
-50
0
50
100
150
(1,500)
0
1,500
3,000
4,500
アメリカ地域
売上 利益
0
150
300
450
600
0
1,500
3,000
4,500
6,000
2016.3月期期末
2017.3月期期末
欧州・中東・アフリカ地域
売上 利益
0
300
600
900
1200
0
2,000
4,000
6,000
8,000
2016.3月期期末
2017.3月期期末
アジア・パシフィック地域
売上 利益
0
150
300
450
600
0
700
1,400
2,100
2,800
2016.3月期期末
2017.3月期期末
中国・東アジア地域
売上 利益
6
-1,500
2016.3月期
期末2017.3月期
期末
(単位:百万円) 2015.3月期期末
2016.3月期期末
2017.3月期期末
現金・預金 16,034 15,283 16,500
受取手形・売掛金 11,170 9,827 9,941
たな卸資産 9,155 8,779 8,827
その他流動資産 3,426 4,487 4,664
固定資産 14,585 14,489 14,362
合計 54,371 52,865 54,294
貸借対照表/資産の部
7
2015.3月期期末
2016.3月期期末
2017.3月期期末
支払手形・買掛金 4,478 3,616 3,926
短期借入金 1,011 1,083 1,292
その他流動負債 3,362 2,385 2,667
固定負債 4,148 4,208 4,102
負債合計 12,999 11,292 11,987
純資産合計 41,371 41,572 42,307
合計 54,371 52,865 54,294
自己資本比率 72.7% 75.0% 74.1%
(単位:百万円)
貸借対照表/負債・純資産の部
8
2015.3月期
期末
2016.3月期
期末
2017.3月期
期末
研究開発費 3,157 2,887 3,042
設備投資 1,173 803 627
減価償却費 810 932 885
(単位:百万円)
研究開発費・設備投資と減価償却費の推移
9
0
1,000
2,000
3,000
4,000
5,000
6,000
7,000
8,000
2015.3月期 期末 2016.3月期 期末 2017.3月期 期末
60,000
50,000
25,00025,00025,00040,000
(単位:百万円)
(注)親会社株主に帰属する当期純利益 ※%表示は前年比増減率
■売上高
■営業利益
■経常利益
■最終利益(注)
45,152
4,239
4,725
2,947
42,504
2,935
3,040
1,750
(△7.3%)
(△19.3%)
(△16.1%)
(△16.4%)
2017年3月期 期末の業績
45,840
3,638
3,623
2,093
10
連結配当性向35%を目安として業績連動配当を実施(単位:円)
配当については、以下の事項を総合的に勘案して決定する方針• 年間 20 円(中間配当 10 円、期末配当 10 円)の配当については、今後も維持。• 最低額を20円/株とした業績連動配当の実施。• 持続的な成長を可能とする内部留保とのバランスを勘案。
20円 20円 20円
2円
61.8円
51.7円
35.6% 42.6%
0%
20%
40%
60%
80%
100%
0
10
20
30
40
50
60
70
業績連動配当金(一株当たり年間)
安定配当金(一株当たり年間)
一株当たり当期純利益
連結配当性向目安35%
2円
2016.3月期 期末 2017.3月期 期末 2018.3月期 期末 予想
2018年3月期 予想 配当
11
記念配当
中期経営基本計画と今期の振り返り
代表取締役会長兼社長 井谷憲次
中期経営基本計画 TOAの企業価値
―― 人々が笑顔になれる社会をつくる ――
「笑顔」とは、単なる満足を超え、人々に「安心、信頼、感動」という価値を提供することで得られるもの。それを当社は、人々の集まりである「社会」に対して実現いたします。
13
中期経営基本計画 ありたい姿
人々の社会生活に かけがえのない価値を提供する強い会社であり続けている
TOATOA
TOAグループの姿
顧客に価値を認めて
いただく
サービスService
Value Chain
技術Technical
Value Chain
製品Product
Supply Chain
ハードからサービスへ
TOAのビジネスのあり方
世界に5つのTOA
欧州・中東・アフリカTOA欧州・中東・アフリカTOA
中国・東アジアTOA中国・東アジアTOA
アジア・パシフィックTOAアジア・パシフィックTOA
アメリカTOAアメリカTOA
14
スピード感ある開発と商品化
超小型天井埋込型スピーカー
15
2017年3月期 Topic 1
約12cm
市場ニーズをとらえ、タイムリーに提供できる仕組みを実現
非常用放送設備として使用可能な、業界最小サイズの天井埋込型スピーカー
スピード感ある開発と商品化を実現
施策・設計
現場検証
ブラッシュアップ
世界に5つのTOA
イスラム人口増加
モスク増加音響機器需要増加
リモートコントローラー
モスク向けアンプ屋内用
マイク 屋外用
16
約60%
地域商品比率
アジア・パシフィック地域
2017年3月期 Topic 2
地域商品が売り上げに寄与
ハードからサービスへ
4G LTE
スマホで
インターネット
タウンレコーダー
17
タブレット操作利用者 観光客
多言語放送サービス
2017年3月期 Topic 3
遠隔見守りサービス
○○駅へのお乗換は…
製品とサービスで顧客の求める価値を提供
2018年3月期 見通し
代表取締役会長兼社長 井谷憲次
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
0
900
1,800
2,700
3,600
4,500
(単位:百万円)
売上高
0
10,000
20,000
30,000
40,000
50,000
音 響 (その他含む) 鉄道セキュリティ
2016.3月期期末
2017.3月期期末
2018.3月期期末 目標
2016.3月期期末
2017.3月期期末
2018.3月期期末 目標
2016.3月期期末
2017.3月期期末
2018.3月期期末 目標
37,590百万円
34,417百万円
7,200百万円
5,624百万円2,200百万円
2,446百万円
36,469百万円
3,223百万円6,134百万円
2018年3月期の見通し 事業別
19
(単位:百万円)
0
8,000
16,000
24,000
32,000
2017.3月期期末
2018.3月期期末 目標
日本地域
0
1,000
2,000
3,000
4,000
2017.3月期期末
2018.3月期期末 目標
アメリカ地域
0
1,500
3,000
4,500
6,000
2017.3月期期末
2018.3月期期末 目標
欧州・中東・アフリカ地域
0
2,000
4,000
6,000
8,000
2017.3月期期末
2018.3月期期末 目標
アジア・パシフィック地域
0
500
1,000
1,500
2,000
2017.3月期期末
2018.3月期期末 目標
中国・東アジア地域
20
売上高
2018年3月期の見通し 地域別
29,500百万円 3,810百万円 5,280百万円
6,680百万円 1,730百万円
27,439百万円 3,140百万円 4,377百万円
6,042百万円1,503百万円
【国内】音響事業
デジタルワイヤレスシステム ネットワークPAシステム
2018年3月期 Topic 1
約60機種の新商品を投入
IPネットワークを介し、工場や複合ビル等大規模かつ複数の施設内での放送システムをサーバーで一括制御
より高音質な新型製品を投入し、デジタルワイヤレスシステムシリーズを拡充
21
【国内】減災・防災
0
400
800
1,200
1,600(単位:百万円)
2016.3月期期末
2017.3月期期末
1,500百万円
売上高
2018.3月期期末 予想
22
防災用スリムスピーカー
交通市場への導入
約1億円増
2018年3月期 Topic 2
商品ラインアップを拡充
中型スリムスピーカー
1,200百万円
1,400百万円
防災用デジタルアンプ
【国内】セキュリティ事業
2018年3月期 Topic 3
フルハイビジョン画質を実現したネットワークカメラシリーズ
高画質を実現した新型アナログカメラシリーズ
約40機種の新商品を投入
23
【海外】世界に5つのTOA 流通の拡大
24
2018年3月期 Topic 4
UNIQLO イギリス311オックスフォードストリート店
各地域で販路を拡大
ホーチミン支店を開設
世界展開を行う商業施設チェーンに対し受注活動を実施
【海外】世界に5つのTOA 新商品
非常用放送設備 VX-3000 海外向けデジタルワイヤレスマイク
2018年3月期 Topic 5
市場のニーズをとらえた地域商品を展開
欧州・中東・アフリカ地域と、アジア・パシフィック地域を中心に販売予定
欧州非常用規格をクリアした業務用非常用放送設備高い品質と高度な機能を備え、従来の半分以下のサイズに小型化
25
鉄道事業
26
車両の保守、サービスの需要を着実に獲得
2018年3月期 Topic 6
「鉄道車両推進部」を発足し、グループを挙げた事業推進を図る
北米地下鉄
アフタービジネスにも注力
【企業価値実現に向けて】あらゆる災いから人々を守る「減災」
屋外緊急放送 屋内
非常放送
スマホ表示 カメラ
センサー
連絡通話
遠隔監視
バリアフリー高度避難誘導システムへ
火災火災火災 犯罪犯罪犯罪津波津波津波 風水害風水害風水害地震地震地震 事故事故事故
27
【高度避難誘導システムへ】多言語化への取り組み
避難してください!
多言語放送支援システム
既存の非常用放送設備
28
日本橋一丁目三井ビル(通称:COREDO日本橋)
【高度避難誘導システムへ】広域防災への取り組み
中型スリムスピーカー
ホーンアレイスピーカー
防災用スリムスピーカー
自治体庁舎 防災本部
避難所はこちらです
高台へ避難してください!
河川から離れてください!
NetworkNetworkNetwork
29
ネットワークPAシステムネットワークPAシステム
企業価値向上への取り組み
当社の企業価値源泉の明確化• “Smiles for the Public”と定義
コーポレートガバナンスの充実• 独立社外取締役を招聘
• グローバル・マネジメント・システム(GMS)導入
• コーポレートガバナンス報告書提出
より透明性の高い経営の追求• 決算短信、株主総会招集通知の英文化
• 事業別売上高の開示(音響、セキュリティ、鉄道車両)
社会貢献活動• 音響協賛による地域社会への貢献
• 減災の心構えを伝える啓蒙活動を開始
安定配当+業績連動配当の実施
社外役員
CSRCSR
グローバル情報インフラグローバル情報インフラ
Smiles for the Public人々が笑顔になれる社会をつくる
TOA企業価値向上
コーポレートガバナンス
ステークホルダー
外部知見の取り込み
30