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Page 1: KKaalliimmppoonngg TTiimmeess - NPO法人 宮崎国際 ...mivc1.org/KT_may2014.pdfKalimpong)も独立運営していくこととなります。長年 続いてきたプロジェクトだけあり、地域住民からの存続の

2012 年度より実施していた JICA 草の根技術協力

「Regional Horticulture Promotion Project」も終わ

りに近づき、私たち日本人は 5 月末をもってカリンポン

から引き上げることとなりました。皆様からの暖かいご支

援・ご協力ありがとうございました。

今後もカウンターパートである Dr.Graham’s Homes ス

タッフが継続して Green House・食品加工センターを

運営していきます。それに加え、元研修生を中心とした農

業協同組合:JCK(JICA Cooperative Society of

Kalimpong)も独立運営していくこととなります。長年

続いてきたプロジェクトだけあり、地域住民からの存続の

要望も非常に高いのですが、区切りの時期だということも

あり、今後は陰ながらサポート役に徹していきたいと考え

ています。今後もカリンポン事業は継続していきますの

で、何卒、引き続きのご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願

いいたします。

草の根事業最終モニタリングのために、JICA インド事

務所次長、NGO コーディネータの 2 名がカリンポン視察

に来てくださいました。

食品加工研修視察や農村でのモニタリング、元研修生・

JCK コーポラティブメンバーからの聞き取り調査等が行

われ、事業目標である園芸農業分野での計画的生産拡大

による農村地域経済活動の発展と安定に対する事業実績

評価と成果確認が行われました。それと同時に、当団体

からは事業後の方向性の検討と継続性についての報告を

行いました。2 日間の視察ではありましたが、引継ぎ・

事業終了に向けての様々なアドバイスを頂くことがで

き、貴重な時間を過ごすことができました。

まだまだ課題は多いものの、現地スタッフと農民が共に

連携・協力し合い、継続して運営を続けてくれることを

祈っています。

JICA 視察 聞き取り調査

5 月 10 日、カウンターパートである Dr. Graham’s

Home の学校祭が開かれました。例年同様、農作物販売

ブースと食品加工ブースの2つに分かれ、販売を行いま

した。今回は新たな試みとして、ちらし寿司、お好み焼

き、コロッケ、から揚げ、日本カレー、味噌汁などの日

本食を販売しました。珍しいもの飛びついてくるのでは

ないかと期待していたのですが、学生の反応はいまひと

みなさん、こんにちは。カリンポンタイムズ 5 月号です。

インド中を賑わせていた選挙も無事終わり、政権交代、新たなインドに生まれ変わる時となりました。

また当方ごとではありますが、今月をもって私たち日本人はカリンポンから引きあげることとなりました。今まで

定期的に発行してきたカリンポンタイムズですが、事業終了を受け、ひとまず今月で終了とさせて頂きます。

今後は不定期で発行させていただくことになると思いますが、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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つで、なかなか売り上げが伸びませんでした。逆に、日本

食の代表格である“寿司”を知っている父兄・学校関係者

が試しに購入するという感じでした。

インド人の食に対する保守性をしみじみと感じる 1 日と

なりました。

忙しさのあまり、写真を撮るのも忘れ、学校祭を楽しむ余

裕もありませんでしたが、自分たちの商品を宣伝する良い

機会になったと思います。

―3 ヶ月の活動を終えて。食品加工アドバイザーよりー

月並みですが、あっという間の 3 ヶ月でした。

振り返ってみると、一人ジタバタしていたなあという感じ

です。そのなかでも一番の戸惑いはやはり価値観の違いで

した。

日本人の思う“清潔感”と、インド人が思うそれとではだ

いぶ異なります。例えば、毎日、床の掃き掃除や庭掃除は

率先しても、机の上、キッチンの台拭きはしない。使った

ものをその都度違う場所に置き、自分が良かれと思って整

理整頓をすると、かえってどこに何があるのか分からない

と言われてしまう。そして 10 時と 3 時はどんなに忙し

くても必ず tea time があるといった風に‥。

自分が日本人なんだと強く再認識すると共に、時には厳し

く、時にはインド人らしさの良さを実感したり、怒ったり、

笑ったり、悩んだりする毎日でした。

発展が進むインドでの生活は、人々の食習慣の乱れを引き

起こし、人々の身体に強い影響を及ぼし始めていることを

初めて知りました。お腹が痛い、頭が痛い、腎臓系疾患、

肌荒れ等々、若い世代が様々な症状に悩まされている現状

も聞きました。塩辛いもの、辛いものを好み、それを補う

ように甘いお菓子でバランスをとるという悪循環。発展し

続けるインドで、食生活の乱れは今後より一層深刻な問題

となってくると思います。

今回の経験を生かし、また違うかたちで食生活の改善、食

品加工指導に携わっていければと考えています。

貴重な体験をさせていただき、感謝しています。ありがと

うございました。

日本米・合わせ味噌販売 ―担当者変更のお知らせー

2014 年 5 月末をもちまして、JCK 日本米販売窓口であ

った稲垣の帰国に伴い、暫くの間、窓口を母団体である宮

崎国際ボランティアセンターに変更することになりまし

た。お手数お掛けいたしますが、今後、日本米・JCK 商

品に対する問い合わせは宮崎国際ボランティアセンター

のほうへお願いいたします。

電話での対応は、コルカタ在住の Mr.Bradley が対応いた

します。流暢な日本語を話しますので、こちらに直接お問

い合わせ頂いても結構です。

また6月より日本米の価格を値下げすることに致しまし

た。現状価格より Rs.40 値下げし、1kg あたり Rs.150

で販売させていただきます。

変更に伴い、様々な支障が生じる場合があるかもしれませ

んが、何卒ご理解下さいますよう宜しくお願いいたしま

す。

カリンポン産商品販売窓口

宮崎国際ボランティアセンター

E,mail: [email protected]

Mr.Bradley

Tel: (0)8334941056

Email: [email protected]


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