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手術後寝たきりにならないために
〜術前から始めるリハビリの重要性〜
国立がん研究センター東病院 骨軟部腫瘍・リハビリテーション科
理学療法士 立松 典篤
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手術前から始めるリハビリテーション
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Step 1:評価を行い、把握する
【体力チェック】 • 筋力 • 歩行能力 • 呼吸機能 • 心肺機能 など
【生活習慣チェック】 • 生活スタイル • 運動習慣 • 喫煙歴、飲酒歴 など
【その他のチェック】 • 既往歴、現病歴 • 家庭(家族)状況 • やる気 など
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Step 2:指導を行い、チェックする
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• 同じセラピストが入院後のリハビリも担当します!
• 手術前に、手術後のリハビリの進め方に関する説明を行います!!
• 手術前の不安を可能な限り、軽減します!!!
Step 3:入院後も継続的に関わる
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手術後早期からのリハビリテーション
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手術の翌日からリハビリは始まります
活動(リハビリ)と休息(安静)をバランスよく行う
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早期離床(りしょう)・運動療法
退院に向けて、段階的に運動の強度を上げていく
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機能障害に対するリハビリテーション
術後の関節可動域制限
• 乳癌術後 • 頭頸(とうけい)部癌術後 • 骨軟部(こつなんぶ)腫瘍術後 etc.
嚥下(えんげ)障害
• 頭頸部癌術後 • 食道癌術後 • 高齢がん患者 etc.
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退院時の運動指導
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運動習慣を身につけることの重要性
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【18歳以上、65歳未満】 • “歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を毎日60分 程度行うこと”
【65歳以上】 • “強度を問わず、身体活動を毎日40分行うこと”
【全ての世代】 • “現在の身体活動を少しでも増やすこと” • “運動習慣をもつようにすること”
健康づくりのための身体活動基準2013
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• 現在の身体活動量を少しでも増やしましょう – 例えば、今日より毎日10分ずつ長く歩くなど。
• 運動習慣を持つようにしましょう – 例えば、30分以上の運動を週2日以上行うなど。
がんになるリスクを減らすために
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• 生活の中で簡単に行える運動です! – 歩くことは運動の基本です
• 30分くらいを目安に歩きましょう!! – 午前と午後、1日2回歩く機会をつくるとより効果的です
• 毎日の歩数を記録しましょう!!! – まずは5,000歩/日をひとつの目標にしましょう
ウォーキング(有酸素運動)
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まとめ
• 入院する前より、手術に向けた準備は始まっています! – 安全に手術を受けるためにも、しっかりと準備をしましょう。
• 手術後は翌日から積極的に動きましょう!! – 不必要な安静を避け、早期回復・早期退院を目指しましょう。
• 運動習慣を身につけましょう!!! – 身体活動の高い生活を送ることは、健康の第一歩です。