安曇野タマネギ生産振興シンポジウム ~タマネギ機械化体系で水田農業の経営安定を考えよう~
日時:平成 27年 8月 7日(金)13:30~16:30
場所:豊科交流学習センター「きぼう」
主催:安曇野市農業再生協議会
資料目次
項
1 開催要項 1
2 事例紹介① 3
「JAとなみ野におけるたまねぎ栽培と加工業務用出荷への取組」
講師:雄川勉氏(JAとなみ野 経済部 特産振興課長)
3 事例紹介② 14
「安曇野市におけるタマネギ栽培機械化一貫体系の取組」
講師:唐澤 陽子氏(松本農業改良普及センター 技師)
4 玉ねぎ生産振興モデル事業による機械化一貫体系案 20
5 大型機械による収穫体系概要 27
6 安曇野市のタマネギ振興策 28
【参考資料】
・「AGRIXnagano」による複合経営シュミレーション
・タマネギ経営指標
・野菜需要及び加工・業務用野菜をめぐる現状
1
1.開催要項
安曇野タマネギ生産振興シンポジウム
~タマネギ機械化体系で水田農業の経営安定を考えよう~
(1)趣旨
安曇野は古くからタマネギの産地であり、野菜の主要品目としてあづみ農業協同組合、松本ハイラ
ンド農業協同組合及び安曇野市が重点品目として生産振興に取り組み、農林水産省より指定産地に指
定されている。昭和 40年頃はタマネギ専用の貨車で東京市場まで運ばれるほどの一大産地であったが、
機械化による水稲単作化や高齢化等の影響により、平成 7 年には生産量が最盛期の半分以下まで低下
した。安曇野市では旧豊科町が平成 8 年からタマネギ産地復活へ向け、定植作業の機械化や奨励金の
交付のほか、シンボルキャラクター「とよしな玉ねぎ元気くん」や各種加工品の開発等の生産振興に
取り組んだ。また平成 10年からは直売と収穫体験を兼ねたタマネギ祭りを開催している。当初町内 1
箇所のほ場でスタートした「豊科玉ねぎ祭り」は徐々に規模を拡大し、平成 26 年には 13 会場 6.1ha
で開催され、販売実績は約 145tであった。現在では「安曇野玉ねぎ祭り」として人気も高く、安曇野
市の一大イベントに定着している。これらの取組により、平成 14年ころまでは順調に生産量が回復し
ていたが、近年は頭打ちとなっており、この状況を打開するための新たな取り組みが必要である。
タマネギは日本人 1 人あたりの年間購入量がキャベツに次いで第 2位であり(総務省統計局「家計
調査年報」)、近年増加傾向にある。特に、加工業務用については供給が追い付かず、中国をはじめ外
国からの輸入に頼っており、国産タマネギへの需要は高い。一方で、米価の低迷や 3 年後に迫った減
反政策の大転換等による農家所得の低下が懸念され、稲作に代わる収益性の高い土地利用型作物の生
産振興が急務となっている。
このような背景から、安曇野市農業再生協議会では稲作に代わる作物として栽培の機械化が可能な
タマネギに着目し、生産振興に取り組んでいる。タマネギは重量品目であることが生産振興上の大き
な課題であることから、平成 24 年度からは作業の軽量化を目的とし、播種、定植、収穫、乾燥調製、
出荷まで一貫した機械化栽培体系の確立に向けた取り組みを行っている。
今回はタマネギ機械化一貫体系安曇野モデルを紹介し、タマネギ栽培に取り組む農業者を増やした
いと考え、シンポジウムを開催する。
(2)主催
安曇野市農業再生協議会
(3)日時・場所
安曇野市農業再生協議会
日時:平成 27年 8月 7日(金) 13:30~16:30(開場 13:00)
場所:豊科交流学習センター「きぼう」多目的交流ホール
〒399-8205 長野県安曇野市豊科 5609番地 3 TEL 0263-71-4033
2
(4)プログラム
13:00 開場
13:30 開会
あいさつ
板花 守夫(安曇野市農業再生協議会長)
13:40 来賓紹介
池田 秀幸 様(長野県松本地方事務所長)
宮澤 宗弘 様(安曇野市長)
千國 茂 様(JAあづみ 代表理事組合長)
小笠原 寛 様(JA松本ハイランド 常務理事)
13:55 事例紹介
・JAとなみ野におけるたまねぎ栽培と加工業務用出荷への取組
雄川 勉 様(JAとなみ野 経済部 特産振興課長)
14:15 ・安曇野市におけるタマネギ栽培機械化一貫体系の取組
唐澤 陽子 様(松本農業改良普及センター 技師)
14:35 ≪休憩≫
15:10 パネルディスカッション
・テーマ:タマネギ機械化体系で水田農業の経営安定を考えよう
・パネリスト
池田 敏隆 様(JA全農長野 中信事業所 営業課 係長)
小穴 英明 様(農事組合法人 踏入ゆい生産組合 組合長)
雄川 勉 様(JAとなみ野 経済部 特産振興課長)
塚田 孝雄 様(JAあづみ タマネギ部会長)
傳田 功 様(株式会社長印 野菜部 2課 副部長)
・コーディネーター
高見沢 春夫 様(長野県農政部農業技術課 主任専門技術員)
16:25 閉会
JAとなみ野経済部
特産振興課 雄川 勉 1
1 取り組みの背景
砺波市
南砺市
たまねぎの産地化をすすめているのは
JAとなみ野管内
砺波市
南砺市
砺波地域の散居村
2
水稲生産に特化した農業構造
砺波市・南砺市
富山県
水田率(%)
96.7
96.0
ほ場整備率(%)
93.3
83.1
集落営農組織数
92
484
農業生産法人数
95
339
大規模経営体数
(100ha以上)
9
15
1 取り組みの背景
3
・米の生産調整の固定化
・米価の低迷
・主穀作経営体の所得向上
・経営体質の強化
課題
園芸作物等の導入による
経営の複合化推進
1 取り組みの背景
4
3
2.事例紹介①
たまねぎを戦略品目として選定した理由
(1)水稲作業と競合しない
(2)機械化一貫体系が可能
(3)他県産の端境期の出荷となる
(4)県内に産地が無く自給率低い
(5)古くからチューリップ球根栽培
が盛んでノウハウを活用できる
1 取り組みの背景
5
1 取り組みの背景
図 月別の水稲、大豆、たまねぎの作業時間
(1)水稲作業と競合しない
6
定植
掘り上げ
収穫
乾燥
根葉切り
選別
1 取り組みの背景
(2)機械化一貫体系が可能
7
1 取り組みの背景
図 県内市場のたまねぎ取扱量(H
19、富山市場)
(3)他県産の端境期の出荷となる
端境期
8
4
1 取り組みの背景
表 県内市場の産地別たまねぎ取扱量(H
19、富山市場)
(4)県内に産地が無く自給率低い
産地
取扱量(t)
割合(%)
北海道
2,743
61
愛知
1,097
24
兵庫県
433
10
富山県
5
0.1
9
1 取り組みの背景
(5)チューリップ球根栽培のノウハウが活用可能
10
・JAは日本海側初となる機械化一貫体系を導入。
・省力機械
(定植機、収穫機等
)を生産者へ貸出し、
生産者の初期投資を軽減。
・乾燥、調製、選別施設の整備により、収穫後の
作業を省力化。
2 取り組みの特徴
(1)機械化一貫の導入
11
たまねぎ作付面積、生産者数の推移
作付面積、生産者数が一気に拡大
2 取り組みの特徴
12
5
たまねぎの機械化体系を紹介
①育苗
は種プラント
ハウスでの育苗
13
たまねぎの機械化体系を紹介
②畝立て
畝立成形機(逆転または正転)
14
たまねぎの機械化体系を紹介
③定植
歩行型全自動移植機
乗用型全自動移植機
1
5
たまねぎの機械化体系を紹介
④収穫
根切り+掘り上げ+乗用収穫機
16
6
たまねぎの機械化体系を紹介
④収穫
掘取機+ピッカー
改良型ピッカー
17
たまねぎの機械化体系を紹介
⑤乾燥
除湿乾燥庫
差圧式風乾庫
ラック式乾燥庫
(10日~2週間)
(3~4日)
(2日)
(300t)
(140t)
(308t)
18
たまねぎの機械化体系を紹介
⑥冷蔵
冷蔵保管施設
(830t貯蔵可能)
19
たまねぎの機械化体系を紹介
⑦根葉切り
根葉切り施設
(処理量
40t/日)
20
7
たまねぎの機械化体系を紹介
⑧選別・出荷
21
生産者や栽培面積が一気に拡大するに伴い、
2 取り組みの特徴
(2)となみ型栽培技術の確立
22
目標とする単収に遠く及ばない・・・
たまねぎ単収の推移
2 取り組みの特徴
23
砺波地域の環境に適した機械化
体系による栽培技術の確立が必要
先進地を参考に導入した省力機械や栽
培技術が、砺波地域の大区画水田転換
畑や積雪地帯において、通用しなかった。
2 取り組みの特徴
24
8
JA専門部署の設置
2 取り組みの特徴
専門部署設置による「対応強化」「本気度アップ」
経
済
部
農業機械課
生産企画課
販売課
資材配送センター
経
済
部
農業機械課
生産企画課
販売課
資材配送センタ-
特産振興課
2名
H2
3より産振興課付で、7支店より
選任指導員を設置!!
25
・園芸研究所
・広域普及指導センター
・農産食品課
・全農とやま
・砺波農林振興センター
・JAとなみ野
「たまねぎプロジェクトチーム」の設立
2 取り組みの特徴
技術の改善と検証、対応の繰り返しによる技術確立
26
プロジェクトチーム」での取り組み
2 取り組みの特徴
(1)改善した栽培技術
(2)生育調査データに基づく生育指標の作成
(3)マニュアルの作成と見直し
たまねぎ育苗、栽培マニュアル
・育苗
→
高温期の健苗育成技術
・越冬率向上
→
適正な年内生育量(1
0月定植)
・排水不良
→
ほ場選定、排水対策の徹底
・雑草対策
→
除草剤体系の見直し
27
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
4月
5月
6月
は種
積雪期間(約3ヶ月)
収穫
定植
◎富山県における「たまねぎ栽培」の作型
①年内生育量を確保するため
10月中の定植を推進
②育苗日数(
55日以上)を確保するため8月下旬から播種
2 取り組みの特徴
28
9
◎育苗時の高温対策
2 取り組みの特徴
発芽までの遮熱シートの被覆
ハウスへの寒冷紗被覆
29
県外先進地のアドバイス
2 取り組みの特徴
兵庫県から講師を招いての
ほ場巡回
JA職員の佐賀県での
2週間の実務研修
30
雪国の特徴を活かした栽培
2 取り組みの特徴
積雪期間中は
防除などの管理がいらない
干ばつ時の畝間潅水
31
単収
(t/
10a)
秀品率
(%)
大玉比率
(%)
H23年産
1.7
41
30
H24年産
3.3
51
63
H25年産
3.8
75
70
H26年産
4.8
74
85
表 単収、秀品率、大玉比率の推移
単収、秀品率が年々向上
2 取り組みの特徴
32
10
2 取り組みの特徴
(3)販売について
販売先の割合
①市場出荷(7上~8下)
・県内(富山、高岡)
・県外(東京、中京)
②加工業務用
・原料
・剥きたまねぎ
33
2 取り組みの特徴
34
加工業務用販売の拡大
H25
562t(全出荷量の約3割)
・流通コストの低減
大型コンテナ出荷(7~
8月)約
250t
2 取り組みの特徴
35
2 取り組みの特徴
剥きたまねぎの加工(9月~3月)
約250t
の原料加工
36
11
2 取り組みの特徴
加工品の商品化
レトルトカレー
焼酎
パイ
スープ
37
2 取り組みの特徴
・26年産全出荷量
2,7
00t
・26年産平均単収
4.8t/
10a
・26年産販売高
230,0
00千円
・27年産作付
84ha
38
経営面積
(ha)
作付面積
(a)
単収
(kg)
単価
(円)
販売金額
(千円)
労働時間
(h)
目標
36
141
4,000
75
300
70
実績
36
200
7,191
78
612
63
2 取り組みの特徴
26年度
モデル経営体の育成実績
産地づくり交付金
48千円含む。
1,000万
円売上経営体を10件育成目標!!
39
(1)気象の変動に対応できる栽培技術の確立
(2)一層の単収、秀品率の向上による
農家所得の確保
(3)作付面積の拡大によるコスト削減
(4)複合経営確立へ向けた従事者の確保
3 今後の課題(栽培・生産者)
40
12
3 今後の課題(倉庫・流通)
(1)米作地帯に適した栽培機械の開発・改良
(2)施設・機械費の支援及び流通コスト削減
(3)実需者との連携による販路確保
(4)栽培~出荷(販売)における情報の共有
41
13
安曇野タマネギ生産振興シンポジウム
安曇野市におけるタマネギ栽培
機械化一貫体系の取組
平成27年8月7日
松本農業改良普及センター
1
安曇野市
農業の概要
農業経営体数:
3,8
00
経営体
農地面積:
6,9
10
ha
田耕地面積:5
,40
0h
a(長野県
1位)
水田面積率
2
米価の下落
米政策の転換
水稲主体の経営が非常に不安定
現状と課題
土地利用型作物+α
収益性の高い複合品目の導入が必要
・安定した収入が見込める・土地利用型作型に組み込める
・機械化による省力化が可能・・・etc
3
現状と課題
現状と課題
4
3.事例紹介②
14
【出典】
関東農政局長野統計・情報センター(昭和44年~平成16年、旧5市町村のデータを合計)
農林水産省 農林水産統計データ(平成17年~平成25年)
現状と課題
水田裏作として従来から栽培
されており、安曇野の気候に
適している。
(国の指定産地
)
0102030405060
0
500
1,00
0
1,50
0
2,00
0
2,50
0
3,00
0
昭和44年
昭和45年
昭和46年
昭和47年
昭和48年
昭和49年
昭和50年
昭和51年
昭和52年
昭和53年
昭和54年
昭和55年
昭和56年
昭和57年
昭和58年
昭和59年
昭和60年
昭和61年
昭和62年
昭和63年
平成元年
平成2年
平成3年
平成4年
平成5年
平成6年
平成7年
平成8年
平成9年
平成10年
平成11年
平成12年
平成13年
平成14年
平成15年
平成16年
平成17年
平成18年
平成19年
平成20年
平成21年
平成22年
平成23年
平成24年
平成25年
安曇野市の玉ねぎ生産量
収穫量
作付面積
(t)
(ha)
面積・収量共に横ばい
5
機械化一貫体系の確立
現状と課題
機械化による省力化・効率化
タマネギは重量品目
(
20
kgネット)→
従来の栽培方法(手植え、手収穫等)では
労力面で限界がある。
他産地では機械の導入が進んでいる。
6
タマネギ生産振興モデル事業
(H24~
)
H
25~タマネギ栽培機械化一貫体系プロジェクト
チーム
(タマネギPT
)立ち上げ
機械や作業について
準備・認識不足等により上手くいかず・・・
収穫時に切断されてしまったタマネギ
乾燥中の腐敗
7
タマネギ生産振興モデル事業
H2
6-2
7
・安曇野市
・JAあづみ
・普及センター
・
(有)あづみアグリサービス
(事業実施主体
)
タマネギPT
安曇野市、JAあづみ、
普及センター
各担当者
実務者チーム
①新規機械の導入・実演会開催
:定植機、収穫機、ピッカー、調製機
②試験・実証圃場(
1.2
ha)の設置
:ソバ後、水田後、麦後、マルチ有無、品種
③調査の実施
:越冬率、収量、品質、作業時間
④作業受委託料金表作成・経営モデル作成
方針・結果の整理
対策検討
活動の実施
8
15
タマネギ生産振興モデル事業
9
タマネギ生産振興モデル事業
10
タマネギ生産振興モデル事業
11
タマネギ生産振興モデル事業
12
16
タマネギ生産振興モデル事業
13
調査結果
タマネギ生産振興モデル事業
0%
20%
40%
60%
80%
100
%
越冬率
品
種:ネオアース
(タキイ種苗
)、もみじ
3号
(七宝
) 定植日:
10
/29~
30
調査日:
12
/4(越冬前
)、3
/17
(越冬後
) 収穫日:
6/1
7
14
調査結果
タマネギ生産振興モデル事業
0.0
50.
0
100
.0
150
.0
200
.0
250
.0
300
.0
ソバ後・ネオ・裸地
水田後・ネオ・裸地
水田後・もみじ・裸地
麦後・ネオ・マルチ
(青切り)一玉重量
(g)
0.0
20.
0
40.
0
60.
0
80.
0
100
.0
ソバ後・ネオ・裸地
水田後・ネオ・裸地
水田後・もみじ・裸地
麦後・ネオ・マルチ
玉径
(mm
)
※一部マルチが剥がれてし
まったためマルチ区を除く
参考
2
L: 9
.5cm以上
L
:8
.0㎝~
9.5㎝
M
: 7
.0㎝~
8.0㎝
S
:6
.0㎝~
7.0㎝
15
調査結果
タマネギ生産振興モデル事業
〇ソバ・麦後圃場では凍み抜けを減らすことができれば単
収を上げることが可能と考えられる。
マルチはコスト高・管理が大変
定植時期を早め活着を促進
することで越冬率を上げる
〇水稲後圃場は越冬率は
7割は超えていたが、その後
の
生育不良により玉伸びが劣った。
水分や
pHなど土壌環境が関係
している可能性が高い。
水田
→麦
→タマネギという
体系を組んだ方がよいと思
われる。
16
17
作目
52
1
設定
条件
3
経営
費及
び流
通経
費の
算出
基礎
(10
a当
たり
)(1
)適
応地
域温
暖地
区分
品目
名単
位単
価使
用量
年数
金額
種種
子代
(ネオ
アー
ス)
1万
粒10,500
31
31,500
(2
)栽
培条
件機
械作
業苗
みの
るポ
ット
1枚
530
553
9,717
費培
土1袋
1,905
61
11,430
(3
)経
営類
型小
計
52,647
野菜
、水
田経
営(米
+麦
+ソ
バ)複
合肥
みさ
と堆
肥1t
5,500
21
11,000
(4
)作
目の
組み
合わ
せと
規模
料B
M重
焼燐
20kg
2,940
11
2,940
a費
あず
み野
土根
性20kg
1,970
51
9,850
a固
形35号
20kg
2,470
51
12,350
a尿
素20kg
1,925
11
1,925
a燐
焼安
加里
S604
20kg
2,850
21
5,700
延べ
作付
面積
a堆
肥散
布費
10a
4,900
11
4,900
経営
面積
a小
計
48,665
農3kg
1,180
1.7
11,967
(5
)労
働力
家族
2.5
人薬
コサ
イド
3000
500g
1,600
0.6
1960
費ランマ
ンフロアブル
500ml
6,000
0.3
11,800
リドミ
ルゴー
ルド
MZ
500g
2,600
0.6
11,560
ジェ
イエ
ース
水和
剤500g
2,600
0.6
11,560
2
経済
性(1
0a
当た
り)
カー
ゼー
トPZ水
和剤
500g
2,750
1.2
13,300
区分
項
目プロ
ポー
ズ顆
粒水
和剤
500g
3,500
0.6
12,100
種苗
費ランネ
ート4
5D
F500ml
1,725
0.6
11,035
肥料
費モ
スピラ
ン顆
粒水
和剤
100g
1,800
21
3,600
農薬
費フロンサ
イド
SC
液剤
500ml
6,000
0.6
13,600
諸材
料費
トップシ
゙ンM
水和
剤500g
2,200
0.6
11,320
光熱
・動
力費
ネオ
エス
テリン
500ml
390
0.481
187
小農
具費
トレファノ
サイ
ド粒
剤2.5
3kg
1,320
1.7
12,200
修繕
費アクチ
ノール
乳剤
500ml
2,555
0.4
11,022
土地
改良
・水
利費
小
計26,211
賃借
料・料
金諸
太陽
シー
ト本
7,940
13
2,647
償建
物・構
築物
材寒
冷紗
(白)
本25,820
13
8,607
却農
機具
・車
両料
1費
植物
・動
物費
1小
作料
※1
共済
掛金
小
計11,254
支払
利息
※1
光ガ
ソリ
ンL
150
401
6,000
雇用
労賃
熱軽
油L
130
101
1,300
雑費
・オ
イル
、そ
の他
1,500
11
1,500
小計
動1
流通
経費
力1
合
計
費1
生産
物収
量kg
小
計8,800
収平
均単
価小
コン
テナ
個760
2505
38,000
主産
物収
益農
苗運
搬棚
棚92,400
15
18,480
益助
成金
※2
具サ
ーキ
ュレ
ータ
ー台
10,000
25
4,000
粗収
益費
1農
業所
得1
1時
間当
たり
農業
所得
小
計60,480
修別
途計
算繕
※1
支払
利息
費小
計
0
農業
近代
化資
金:貸
付利
率0・8%
そ1
※2
助成
金の
1
水田
活用
直接
支払
交付
金(県
):35,0
00円
他1 1
小
計0
流共
選費
ケー
ス220
2501
55,000
通資
材代
ケー
ス190
2501
47,500
経施
設利
用料
10a
15
2501
3,750
費積
立金
0.4%450,000
11,800
設計
ポイ
ント
と利
用上
の留
意点
運賃
10
①8月
中旬
~9月
上旬
は種
、6月
収穫
とし
た。
農薬
事故
対策
費10a
12501
250
②株
間11
うね
幅145cm
1
条間
24cm
4条
植え
1
栽植
密度
:約23
,000
本/1
0a小
計
108,300
安
曇野
市農
業振
興作
物等
推進
助成
(市):
15,0
00円
農業
所得
率
%
19.3
500,000
96,298
450,000
50,000
5,00090
108,300
403,702
1,000
295,4020
9,000 0
1,175
2,411
17,835
43,365
1,250
60,480
11,309
8,800
52,647
48,665
26,211
金額
(円
)
1,000
ソバ
600
3,000
2,000
ダイ
アシ
゙ノン粒
剤5
タマ
ネギ
(安曇
野版
)
タマ
ネギ
400
水稲
1,000
麦
経 営 費
11,254
4
主要
技術
指標
及び
栽培
上の
ポイ
ント
主要
技術
指標
栽培
上の
ポイ
ント
は種
期8
中~
9上
①機
械化
一貫
栽培
の推
進定
植期
10
中~
11
上②
機械
収穫
、貯
蔵性
の向
上収
穫期
6中
~下
③害
虫の
早期
発見
と初
期防
除徹
底品
種ネ
オア
ース
(タキ
イ種
苗)
④除
草剤
の体
系処
理
5
作業
体系
6
作業
別労
働時
間(
10
a当
たり
)7
月
別労
働時
間(
10
a当
たり
)
育苗
管理
は種
耕耘
、耕
起施
肥定
植除
草病
害虫
防除
追肥
収穫
、乾
燥調
製、
出荷
後片
づけ
計旬
別労
働時
間掲
載ペ
ージ
290
8
資本
装備
(固
定資
産名
・取
得価
額・
耐用
年数
のみ
使用
償
却費
は別
途計
算)
建格
納庫
(172m2)
24
40
物育
苗パ
イプ
ハウ
ス(1
425m2)
840
・ 構 築 物
小
計農 機
乗用
トラ
クタ
40PS
715
具ブ
ロー
ドキ
ャス
タ
300L
715
・ロ
ータ
リ
200cm
(1台
)7
25
車ブ
ーム
スプ
レヤ
6m
725
両動
力散
粒機
(2台
)7
20
軽ト
ラッ
ク(2台
)4
15
フォ
ーク
リフ
ト4
40
アッ
パー
ロー
タリ
ー7
100
播種
機7
100
剪葉
機7
100
定植
機(歩
行4条
)7
100
収穫
機(歩
行2条
)7
100
ピッ
カー
7100
調整
機7
100
小
計
植 物 動 物
小
計合
計
00
00
50,601
4,830,940
2,448,068
61,200
2,640
377,143
377,143
9,429
328,571
2,300
19,007
3,047,427
1,734,663
43,365
1,250
178,571
78,571
1,964
178,571
4,464
1,570
224,286
224,286
5,607
8,214
328,571
642
91,714
91,714
2,293
580
82,857
82,857
2,071
550
78,571
1,500
375,000
150,000
3,750
100,000
25,000
625
1,600
400,000
61,538
1,538
210
30,000
6,000
150
350
50,000
7,692
192
750
107,143
26,786
670
700
4,365
623,571
95,934
2,398
31,594
1,783,513
713,405
17,835
5,605
700,625
280,250
7,006
25,989
1,082,888
433,155
10,829
固
定
資
産
名取
得価
額(千
円)
耐用
年数
年償
却額
(円
)負
担割
合負
担金
額(円
)10a当
たり
(円
)
内
家族
29.3
32.3
内
雇用
3.0
3.0
12
月計
32.3
3.0
10
月7.0
10.0
11
月1.5
8月
0.3
3.0
9月
3.0
1.0
5月
1.0
1.5
6月
8.3
0.5
7月
6.5
3.0
4月
2.2
時間
作
業
名作
業
名
0.3
3月
1.5
3.0
時間
1月
4.0
2月
1.0
17
面積:
20
00
a
水稲
+小麦
+そば
(小麦裏作
)
安曇野モデル
安曇野モデル
安曇野モデル
18
面積:
20
00
a
水稲
+小麦
+そば(小麦裏作)+タマネギ(小麦裏作)
安曇野モデル
安曇野モデル
安曇野モデル
19
タマネギ生産振興モデル事業
従来のモデル
機械化体系モデル
10
a 農家所得
( 円)
99
,10
0
95
,49
8
10
a 作業時間
(hr)
1
60
33
水稲
+ 麦・ソバ
水稲
+ 麦・ソバ・タマネギ
農業所得
( 円)
2,8
22
,16
2
6,0
86
,08
5
労働時間
(hr)
1
93
5
31
15
・機械化することで作業時間を従来の
8割近く削減するこ
とが可能。
・水稲+小麦・ソバにタマネギを導入することで、農業所
得が約
2倍となる。
2
0
18
今後の課題
安曇野の気候に適した
機械化栽培技術の確立
→乾燥貯蔵施設の検討、機械化栽培指針の作成
越冬率の向上
栽培支援の整備
→定植時期、土壌水分、品種、乾燥方法の検証
21
10
a本数
約
23
,00
0本
1玉重量
約
25
0g
収量
(青切り
) 5
,00
0kg
(ロス率
13%以下)
H2
8年産の目標
今後の課題
22
面積拡大
生産量の確保
所得の向上・経営の安定化
2
3
19
20
4.タマネギ生産振興モデル事業による機械化一貫体系案
1.播種 2.育苗
3.畝立て 4.定植
5.収穫(葉切り・堀上) 6.収穫(拾い上げ・コンテナ収納)
7.乾燥 8.調整(根切り・葉切り・磨き)・選別
21
○これまでタマネギ生産振興モデル事業において購入した機械
機械名(型式) 歩行 4条たまねぎ全自動移植機(OPK-4)
メーカー (株)クボタ
適応うね高さ 15~25cm
使用苗箱 448穴ポット
作業能率 (カタログ)
90~105分/10a
メーカー 希望小売価格
\2,385,000(税込)
事業主体:有限会社 あづみアグリサービス
購入補助:平成 26年度 需要に応える園芸産地育成事業(県単独事業:補助率 1/2)
購入補助:農業用機械導入モデル検証助成事業(安曇野市農業再生協議会:補助率 1/4)
22
機械名(型式) 歩行型たまねぎ収穫機(OH3-3MSR)
メーカー (株)クボタ
適応うね高さ 15~20cm
茎葉切断範囲 5~10cm
作業能率 (カタログ)
2.5~4.5 時間/10a
メーカー 希望小売価格
\1,357,000(税別)
事業主体:有限会社 あづみアグリサービス
購入補助:平成 25年度補正 攻めの農業実践緊急対策事業(農林水産省:補助率 1/2)
購入補助:農業用機械導入モデル検証助成事業(安曇野市農業再生協議会:補助率 1/4)
23
機械名(型式) たまねぎピッカー(KOP-1000)
メーカー (株)クボタ
適応うね高さ 15~20cm
茎葉切断範囲 5~10cm
作業能率 (カタログ)
2.5~4.5 時間/10a
メーカー 希望小売価格
\1,700,000(税別)
事業主体:有限会社 あづみアグリサービス
購入補助:平成 25年度補正 攻めの農業実践緊急対策事業(農林水産省:補助率 1/2)
購入補助:農業用機械導入モデル検証助成事業(安曇野市農業再生協議会:補助率 1/4)
24
機械名(型式) 産業用除湿機(KFH-P5A)
メーカー 三菱電機(株)
除湿能力 14.6/16.3L/時間
消費電力 4.1/5.2kW
電源 三相 200V 50/60Hz
メーカー 希望小売価格
1,359,000 円(税別)
設置状況 ブルーシートによる仕切り
搬入状況 排水
事業主体:JAあづみ
購入補助:農業用機械導入モデル検証助成事業(安曇野市農業再生協議会:補助率 1/2)
25
機械名(型式) 玉ねぎ調整機(KOC-1)
メーカー (株)クボタ
作業能率 (カタログ)
6~6.6時間/10a※
メーカー 希望小売価格
\2,980,000(税別)
供給部(コンテナから直接投入) 整列部(玉の向きをそろえる)
切断部(葉切り、根切り) 選別部
事業主体:JAあづみ
購入補助:平成 26年度 需要に応える園芸産地育成事業(県単独事業:補助率 1/2)
購入補助:農業用機械導入モデル検証助成事業(安曇野市農業再生協議会:補助率 1/4)
※作業能率のカタログ標記は 3,000個~3,300個/時間。タマネギ 1個の重さを 0.2kg、
反収を 4,000kgとすると、概ね 6~6.6時間となる
26
○その他の機械
機械名(型式) 玉ネギ全自動播種機(OSE-11A)
メーカー みのる産業(株)
播種粒数 2Lサイズコーティング種子
1 粒/1ポット
適応苗箱 ポット 448
作業能率 (カタログ)
300枚/時間(50Hz) 360枚/時間(60Hz)
メーカー 希望小売価格
\550,000(税別)
機械名(型式) アッパーローター(APU1610H-4S)
メーカー (株)松山
適応トラクタ 30~50馬力
作業幅 160cm
作業能率 (カタログ)
20~50分/10a
メーカー 希望小売価格
\813,000(税別)
機械名 たまねぎ仕上げ機
メーカー (株)ニシザワ
作業能率 (カタログ)
500~800kg/時間※
メーカー 希望小売価格
\208,000(税別)※
※現行機種 KB-10-7-BGの場合
機械名 たまねぎ選別機
メーカー (株)ニシザワ
選別階級 4 段階(φ70mm、80mm、95mm)
作業能率 (カタログ)
1,000~1,500kg/時間※
メーカー 希望小売価格
\208,000(税別)※
※現行機種 KB-10-7-BGの場合
27
5.大型機械による収穫体系概要(農事組合法人 踏入ゆい生産組合の取り組み)
機械が高価・大型であることから、平地に集約されたタマネギ生産ほ場を持つ大規模農業者向
けの体系。
根切り機、掘取機による掘り上げ
オニオンハーベスターによる葉切り、バルク収集
28
6.安曇野市のタマネギ振興策
安曇野市では平成 23年度に安曇野市農業・農村振興基本計画を策定し、タマネギを含む重点 6品
目について数値目標を掲げている。タマネギについては、平成 23 年度のタマネギ栽培面積 22.1ha
を平成 28 年度には 40.0ha にすることを目標としており、この目標を達成するために下記の振興策
を実施している。
○安曇野市農業振興作物等推進助成補助金(市単独補助事業)
交付単価:15,000円/10a
交付要件:生産調整達成者で、販売目的で生産する販売農家・集落営農
対象農地:水田畑作共通
※50 アール以上作付けし、かつ、農業機械でのほ場間の移動時間がおおむね5分以内である場
合は、さらに9,000円/10a加算される。
○水田活用の直接支払交付金産地交付金の活用(国庫補助)
安曇野市農業再生協議会水田フル活用ビジョンに基づき、市が品目、交付単価を割当てるもの。
交付単価:35,000円/10a
交付要件:販売目的で生産する販売農家
対象農地:水田のみ
○安曇野市農林業振興等助成事業(市単独補助事業)
・安曇野市農業再生協議会アクションプログラム助成事業
タマネギ振興事業を含む安曇野市農業再生協議会が実施する事業に対する補助。
・玉ねぎの生産振興に関する助成事業
安曇野玉ねぎ祭りに参加する団体等が作付ける苗の購入に対する補助。
交付単価:1,500円/10a
※このほか、会場となるほ場の土壌診断費用の全額負担を実施。
安曇野市のタマネギ生産量
※「目標」は、安曇野市農業農村振興基本計画による達成目標
参考資料
・「AGRIXnagano」による複合経営シミュレーション
・タマネギ経営指標
・野菜需要及び加工・業務用野菜をめぐる現状
1地
域
4経
営収
支2
作
物1
)粗
収益
No.
No.
11
30,0
00kg
212.5
22
54,0
00kg
215.9
33
13,5
00kg
773.8
44
55
66
77
合計
3労
働
3)旬
別臨
時雇
用労
働時
間
1)労
働力
1月
2月
3月
4月
5月
6月
2)経
営費
人 数
上旬
No.
2.5
中旬
1下
旬2
7月
8月
9月
10
月11月
12
月3
上旬
4中
旬26.0
10.4
5下
旬36
62
)旬
別必
要労
働時
間hr
71
月2
月3
月4
月5
月6
月7
月8
月9
月1
0月
11月
12
月8
上旬
15.0
60.0
15.0
75.0
130.0
5.0
60.0
75.0
9中
旬40.0
155.0
40.0
60.0
15.0
75.0
215.0
180.0
10
下旬
85.0
130.0
25.0
215.0
15.0
90.0
70.0
90.0
1,9
35
11
12
水稲
13
1,8
00a
小麦
14
そば
15
16
17
18
20
26
10
3)総
括
1 2 3 4 5 6 7 8
10a
10a
安曇
野モ
デル
作
型
1,5
00.0
a
作 物
名
水稲
1,5
00.0
a
安曇
野モ
デル
3,5
00.0
a
合計
常時
雇用
1,8
98.6
hr
指標
単位
10a
安曇
野モ
デル
500.0
a
3
作付
面積
1,9
35.0
hr
合計
費
目労
働時
間
*常
時雇
用を
入れ
た場
合は
常時
雇用
労力
を優
先的
に消
化し
ます
。
その
他収
入
小麦
そば
2,8
22,1
62円
経営
費
農薬
衛生
費諸
材料
費
2,1
60,0
00
9.9
%1,9
35.0
hr
1,8
98.6
hr
25,6
57,6
03円
25,6
57,6
03
その
他費
用
減価
償却
費荷
造運
賃手
数料
農具
費
合計
土地
改良
費
876,0
00
2,8
45,7
50
合
計
36.4
hr
家族
労働
力肥
料費
臨時
雇用
最適
値
家族
労働
時間
区
分粗
収益
総労
働時
間
農業
所得
所得
率
単 位
収 量
600kg
360kg
90kg
10a
10a
10a
作 物
名
単 価
(円
)
10,4
46,7
05
そば
11,6
58,0
60
29,1
20
6,3
75,0
00
金
額(円
)収
量
長野
県
933,4
50
水稲
小麦
線形
計画
種苗
費
100,4
50
金
額(円
)
1,4
86円
28,4
79,7
65円
8,9
27,1
83
賃借
料
12,0
00円
/10a
2,6
77,6
00
79,2
00
500,0
00
雇人
費
金
額
調 査
規 模
備 考
臨時
29,1
20円
2,0
94,6
00
修繕
費
2,1
24,0
00
28,4
79,7
65
動力
光熱
費
17,0
50,9
30円
2,3
10,2
50
家族
労働
1時
間当
たり
所得
合
計
地代
050
100
150
200
250
300
350
400
1 月 上
1 月 中
1 月 下
2 月 上
2 月 中
2 月 下
3 月 上
3 月 中
3 月 下
4 月 上
4 月 中
4 月 下
5 月 上
5 月 中
5 月 下
6 月 上
6 月 中
6 月 下
7 月 上
7 月 中
7 月 下
8 月 上
8 月 中
8 月 下
9 月 上
9 月 中
9 月 下
⑩ 月 上
⑩ 月 中
⑩ 月 下
⑪ 月 上
⑪ 月 中
⑪ 月 下
⑫ 月 上
⑫ 月 中
⑫ 月 下
労働時間(hr)
労働時間グラフ
水稲
小麦
そば
想定労働力
使用家族労働力
「AGRIXnagano」による複合経営シミュレーション(水稲)
1地
域
4経
営収
支2
作
物1
)粗
収益
No.
No.
11
30,0
00kg
212.5
22
54,0
00kg
215.9
33
9,9
00kg
773.8
44
200,0
00kg
100.0
55
66
77
合計
3労
働
3)旬
別臨
時雇
用労
働時
間
1)労
働力
1月
2月
3月
4月
5月
6月
2)経
営費
人 数
上旬
No.
2.5
中旬
1下
旬224.9
27
月8
月9
月1
0月
11月
12
月3
上旬
44.3
70.1
4中
旬38.0
10.4
5下
旬388
62
)旬
別必
要労
働時
間hr
71
月2
月3
月4
月5
月6
月7
月8
月9
月1
0月
11月
12
月8
上旬
67.0
72.0
27.0
275.0
106.0
85.0
260.0
135.0
9中
旬48.0
60.0
167.0
120.0
108.0
15.0
95.0
227.0
180.0
10
下旬
40.0
97.0
142.0
37.0
455.0
15.0
82.0
90.0
110.0
3,1
15
11
12
水稲
13
1,8
00a
小麦
14
そば
15
タマ
ネギ
機械
化
16
17
18
44
70
20
38
10
225
3)総
括
1 2 3 4 5 6 7 8
10a
10a
安曇
野モ
デル
機械
化一
貫10a
400.0
a
作
型
1,1
00.0
a
作 物
名
水稲
1,5
00.0
a
安曇
野モ
デル
3,5
00.0
a
合計
常時
雇用
2,7
27.3
hr
指標
単位
10a
安曇
野モ
デル
500.0
a
4
作付
面積
3,1
15.0
hr
合計
費
目労
働時
間
*常
時雇
用を
入れ
た場
合は
常時
雇用
労力
を優
先的
に消
化し
ます
。
その
他収
入
小麦
そば
タマ
ネギ
機械
化
6,0
86,0
85円
経営
費
農薬
衛生
費諸
材料
費
2,1
60,0
00
13.3
%3,1
15.0
hr
2,7
27.3
hr
39,6
07,8
92円
39,6
07,8
92
その
他費
用
減価
償却
費荷
造運
賃手
数料
農具
費
合計
土地
改良
費
2,8
89,0
80
4,6
69,9
50
合
計
387.7
hr
家族
労働
力肥
料費
臨時
雇用
最適
値
家族
労働
時間
区
分粗
収益
総労
働時
間
農業
所得
所得
率
単 位
収 量
600kg
360kg
90kg
10a
10a
10a
5,0
00kg
10a
20,0
00,0
00
作 物
名
単 価
(円
)
7,6
60,9
17
そば
11,6
58,0
60
タマ
ネギ
機械
化
310,1
60
6,3
75,0
00
金
額(円
)収
量
長野
県
1,9
81,8
90
水稲
小麦
線形
計画
種苗
費
2,5
06,2
50
金
額(円
)
2,2
32円
45,6
93,9
77円
9,8
34,9
92
賃借
料
12,0
00円
/10a
2,9
63,5
60
529,3
60
500,0
00
雇人
費
金
額
調 査
規 模
備 考 臨
時310,1
60円
6,3
45,6
40
修繕
費
2,3
44,0
00
45,6
93,9
77
動力
光熱
費
21,7
28,6
10円
2,5
73,0
10
家族
労働
1時
間当
たり
所得
合
計
地代
0
100
200
300
400
500
600
1 月 上
1 月 中
1 月 下
2 月 上
2 月 中
2 月 下
3 月 上
3 月 中
3 月 下
4 月 上
4 月 中
4 月 下
5 月 上
5 月 中
5 月 下
6 月 上
6 月 中
6 月 下
7 月 上
7 月 中
7 月 下
8 月 上
8 月 中
8 月 下
9 月 上
9 月 中
9 月 下
⑩ 月 上
⑩ 月 中
⑩ 月 下
⑪ 月 上
⑪ 月 中
⑪ 月 下
⑫ 月 上
⑫ 月 中
⑫ 月 下
労働時間(hr)
労働時間グラフ
水稲
小麦
そば
タマネギ機械化
想定労働力
使用家族労働力
「AGRIXnagano」による複合経営シミュレーション(タマネギ)
作目 52
1 設定条件 3 経営費及び流通経費の算出基礎(10a当たり)(1)適応地域 温暖地 区分 品目名 単位 単価 使用量 年数 金額
種 種子代(ネオアース) 1万粒 10,500 3 1 31,500(2)栽培条件 機械作業 苗 みのるポット 1枚 530 55 3 9,717
費 培土 1袋 1,905 6 1 11,430(3)経営類型 小 計 52,647
野菜、水田経営(米+麦+ソバ)複合 肥 みさと堆肥 1t 5,500 2 1 11,000(4)作目の組み合わせと規模 料 BM重焼燐 20kg 2,940 1 1 2,940
a 費 あずみ野土根性 20kg 1,970 5 1 9,850a 固形35号 20kg 2,470 5 1 12,350a 尿素 20kg 1,925 1 1 1,925a 燐焼安加里S604 20kg 2,850 2 1 5,700
延べ作付面積 a 堆肥散布費 10a 4,900 1 1 4,900経営面積 a 小 計 48,665
農 3kg 1,180 1.7 1 1,967(5)労働力 家族 2.5 人 薬 コサイド3000 500g 1,600 0.6 1 960
費 ランマンフロアブル 500ml 6,000 0.3 1 1,800リドミルゴールドMZ 500g 2,600 0.6 1 1,560ジェイエース水和剤 500g 2,600 0.6 1 1,560
2 経済性(10a当たり) カーゼートPZ水和剤 500g 2,750 1.2 1 3,300区分 項 目 プロポーズ顆粒水和剤 500g 3,500 0.6 1 2,100
種苗費 ランネート45DF 500ml 1,725 0.6 1 1,035肥料費 モスピラン顆粒水和剤 100g 1,800 2 1 3,600農薬費 フロンサイドSC液剤 500ml 6,000 0.6 1 3,600諸材料費 トップジンM水和剤 500g 2,200 0.6 1 1,320光熱・動力費 ネオエステリン 500ml 390 0.48 1 187小農具費 トレファノサイド粒剤2.5 3kg 1,320 1.7 1 2,200修繕費 アクチノール乳剤 500ml 2,555 0.4 1 1,022土地改良・水利費 小 計 26,211賃借料・料金 諸 太陽シート 本 7,940 1 3 2,647償 建物・構築物 材 寒冷紗(白) 本 25,820 1 3 8,607却 農機具・車両 料 1費 植物・動物 費 1小作料※ 1共済掛金 小 計 11,254支払利息※1 光 ガソリン L 150 40 1 6,000雇用労賃 熱 軽油 L 130 10 1 1,300雑費 ・ オイル、その他 1,500 1 1 1,500小計 動 1流通経費 力 1合 計 費 1生産物収量 kg 小 計 8,800
収 平均単価 小 コンテナ 個 760 250 5 38,000主産物収益 農 苗運搬棚 棚 92,400 1 5 18,480
益 助成金※2 具 サーキュレーター 台 10,000 2 5 4,000粗収益 費 1
農業所得 11時間当たり農業所得 小 計 60,480
修 別途計算繕
※1 支払利息 費 小 計 0 農業近代化資金:貸付利率0・8% そ 1※2 助成金 の 1 水田活用直接支払交付金(県):35,000円 他 1
1小 計 0
流 共選費 ケース 220 250 1 55,000通 資材代 ケース 190 250 1 47,500経 施設利用料 10a 15 250 1 3,750費 積立金 0.4% 450,000 1 1,800
設計ポイントと利用上の留意点 運賃 1 0①8月中旬~9月上旬は種、6月収穫とした。 農薬事故対策費 10a 1 250 1 250②株間11 うね幅145cm 1 条間24cm 4条植え 1 栽植密度:約23,000本/10a 小 計 108,300
安曇野市農業振興作物等推進助成(市):
農業所得率 % 19.3
500,00096,298
450,00050,000
5,00090
108,300403,702
1,000295,402
09,0000
1,1752,411
17,83543,365
1,250
60,48011,309
8,800
52,64748,66526,211
金額(円)
1,000ソバ 600
3,0002,000
ダイアジノン粒剤5
タマネギ(安曇野版)
タマネギ 400水稲 1,000麦
経 営 費
11,254
タマネギ経営指標
1
4 主要技術指標及び栽培上のポイント主要技術指標 栽培上のポイント
は種期 8中~9上 ①機械化一貫栽培の推進定植期 10中~11上 ②機械収穫、貯蔵性の向上収穫期 6中~下 ③害虫の早期発見と初期防除徹底品種 ネオアース(タキイ種苗) ④除草剤の体系処理
5 作業体系
6 作業別労働時間(10a当たり) 7 月別労働時間(10a当たり)
育苗管理は種耕耘、耕起施肥定植除草病害虫防除追肥収穫、乾燥調製、出荷後片づけ
計旬別労働時間掲載ページ 290
8 資本装備(固定資産名・取得価額・耐用年数のみ使用 償却費は別途計算)
建 格納庫(172m2) 24 40物 育苗パイプハウス(1425m2) 8 40 ・構築物 小 計農機 乗用トラクタ 40PS 7 15具 ブロードキャスタ 300L 7 15 ・ ロータリ 200cm(1台) 7 25車 ブームスプレヤ 6m 7 25両 動力散粒機(2台) 7 20
軽トラック(2台) 4 15フォークリフト 4 40
アッパーロータリー 7 100播種機 7 100剪葉機 7 100定植機(歩行4条) 7 100収穫機(歩行2条) 7 100ピッカー 7 100調整機 7 100 小 計
植物動物 小 計
合 計0 0 0 0
50,601 4,830,940 2,448,068 61,200
2,640 377,143 377,143 9,429
328,5712,300
19,007 3,047,427 1,734,663 43,365
1,250 178,571
78,571 1,964
178,571 4,4641,570 224,286 224,286 5,607
8,214328,571
642 91,714 91,714 2,293
580 82,857 82,857 2,071550 78,571
1,500 375,000 150,000 3,750
100,000 25,000 625
1,600 400,000 61,538 1,538210 30,000 6,000 150
350 50,000 7,692 192
750 107,143 26,786 670700
4,365 623,571 95,934 2,398
31,594 1,783,513 713,405 17,835
5,605 700,625 280,250 7,00625,989 1,082,888 433,155 10,829
固 定 資 産 名取得価額(千円)
耐用年数
年償却額(円)
負担割合
負担金額(円)
10a当たり(円)
内家族 29.332.3 内雇用 3.0
3.0 12月計 32.3
3.0 10月 7.010.0 11月 1.5
8月 0.33.0 9月 3.0
1.0 5月 1.01.5 6月 8.30.5 7月 6.5
3.0 4月 2.2
時間 作 業 名作 業 名
0.3 3月 1.5
3.0
時間 1月4.0 2月 1.0
野菜需要及び加工・業務用野菜をめぐる現状
※農林水産省(2013.1 月)より抜粋
1.野菜消費の現状
1人 1年当たりの野菜消費量は、野菜全体では減少傾向で推移している。その中で、タマネギの消費量
は増加傾向にあり、キャベツに次ぐ 2位となっている。
図 1 1人1年当たりの野菜消費量の推移
図 2 品目別野菜購入量の推移(1人1年当たり)
注:緑黄色野菜は以下の 20 品目
をいう
かぼちゃ、ピーマン、トマト(ミ
ニトマトを含む)、さやえんどう
(グリーンピースを含む) さや
いんげん、オクラ、ほうれんそう、
パセリ、しゅんぎく、ニラ、わけ
ぎ、しそ、みつば、チンゲンサイ、
ブロッコリー、その他のつけな、
アスパラガス、カイワレダイコ
ン、その他の葉茎菜類、にんじん
2.野菜需要の変化
近年の生活スタイルの変化により、食の外部化が進展し、野菜においても生鮮野菜の購入よりもサラ
ダ等の加工調理食品の購入が増加している。食の外部化の進展の背景には、少子化・核家族化等に伴う
世帯人員の減少があり、その変化に連動して食の簡便化志向が高まっている。
図 2 食料消費の用途別支出割合
図 3 家計消費における購入形態の変化
野菜需要のうち加工・業務用需要の割合は、増加傾向で推移し、全体の 6割程度となっている。家庭
消費用の国産割合は、ほぼ 100%であるが、加工・業務用では 7割程度となっている。
図 4 加工・業務用野菜、家計消費用野菜の国内向け量の推移
図 5 加工・業務用需要等に占める国産割合
3.国産野菜のニーズの高まり
消費者を対象に、国産野菜の輸入野菜に対する許容度を聞いた調査では、割高でも国産品を選ぶと回
答した割合は約 6割。
図 6 国産野菜の輸入野菜に対する価格許容度
4.野菜の輸入状況
輸入野菜の品目をみると、たまねぎ、かぼちゃ、にんじん、ねぎ、ごぼうの順で輸入量が多くなって
いる。一方。加工・業務用の用途が多い品目は、にんじん、トマト、ねぎ、だいこん、たまねぎとなっ
ている。
図 7 品目別の輸入量(生鮮)の推移
図 8 品目別の加工・業務用割合(H22年度)