究極の防振工具Silent Tools®
対応ISO13
399
■切削加工における工具振動(びびり)▶切削抵抗によるたわみ
切削加工において、非常に長い工具突出しが必要とされるケースでは、工具の振動(びびり)が問題になることが多くある。びびりは、加工品質の低下、工具の破損、加工効率の低下など、さまざまな問題を引き起こす面倒な現象である。以下に、このびびりの原因および解決策を示す。
切削抵抗の力による工具のたわみは、びびり発生原因の最も基本となる部分である。たわみを最小限に抑えることがびびりを抑えることにもつながる。その為には、 ●より切削抵抗が低くなるような工具選定を行う ●突出しを可能な限り短くする ●工具の静的剛性を上げる (工具径を太くする、工具材質を変えるなど。超硬貼り付けなどもこれにあたる)などの方法がある。
■防振機構の仕組み▶サイレントツールの防振機構サンドビックのサイレントツールには、右図のような防振機構が内蔵されている。これは、超硬貼り付け、減衰性の高い素材の使用、異形状設計・異素材組み合わせなどによる共振性低下、などとは根本的に異なる手法である。また、防振機構内蔵の手法の中にもいくつかの分類がある。防振機構内では、特殊なウェイトがラバースプリングによって半固定されている。
▶防振機構の原理工具に振動がおきた際、防振機構内のウェイトは、慣性の法則によりその場に留まろうとする。その結果、バイト全体の振動による動きと、内部ウェイトの動きには位相差が生じ、この位相差がバイトの振動を吸収する形となり、振動を減衰させる。
▶切削抵抗変動切削抵抗による工具たわみが起きた場合でも、その力が常に一定であれば、工具はたわみを保持し、振動は発生しない。実際に振動が発生するのは、その力が常に一定ではなく、時間とともに変化しているからである。現実には、加工中の切削抵抗変動を完全に取り除くことは不可能であるが、切削抵抗自体を低下させることにより、変動幅を抑え、状況を改善することは可能である。
▶動的剛性向上上記ポイントに基づいてびびり解消の努力を行っても、ワークの形状により工具の長い突出しを余儀なくされる場合など、びびりが起きるケースがある。そのような場合に有効な手段として、工具の動的剛性向上が挙げられる。つまり、工具内にダンパーを内蔵し、振動の“動き”に対する抵抗力を飛躍的に向上させる、という手段である。サイレントツール(防振工具)も、この手法を採用することにより高い防振性を獲得している。
防振機構内蔵工具は、複数のメーカから発売されているが、内部構造の形状・配置・パーツ構成、また、その結果得られる防振性能はメーカによって様々である。
サイレントツール(防振工具)とは…
究極の防振工具 Silent Tools®
■旋削用 ボーリングバイト ……航空機部品、機械主軸、自動車部品に最適
防振工具の種類と用途
切削振動
の振幅
防振バイト突出し長さ7倍の場合 鋼バイト突出し長さ7倍の場合(防振機構なし)
クーラントパイプ
ウェイト
ラバースプリング
●最大突出し量L/D=7, 10, 12, 14に対応●バイト径=φ10~250を標準品として用意●最小加工径=φ13mmの小径から加工可能
ねじ切り用/溝入れ専用バイトもあり●最大突出し量L/D=~5Dに対応●バイト径=φ40~60
■フライス用 アダプタ ……金型、大型箱物部品、建機部品に最適
●カッター径φ20mmからφ160mmまで●切り込み、送りを上げて能率アップが可能●防振内蔵コロミル390もラインナップ
■ボーリング用 荒用・仕上げ用 ……建機部品、自動車部品、航空機部品に最適
●マシニングセンタでのボーリング加工に●荒・仕上げ専用工具をラインナップ●加工径 φ25~φ150mm(荒用) φ23~φ315mm(仕上げ用)
他社比較 サンドビックだけのフルスペック防振機構内蔵
加工事例 切込量増加によりパス回数を低減
バイト突出し量 (mm)チップ切削速度 Vc(m/min)送り fn(mm/rev)
サンドビック防振工具570-3C 25 255(φ25)175TPMT110304-PF1500.2
他社防振工具φ25175TPMT1604041500.2
L/D 7倍被削材:SCM440
切込みmmサンドビック防振バイト他社防振バイト
0.5◎△
1◎×
2◎
× チップ欠け
◎びびりなし △びびり気味 ×びびり
他社防振工具の追随を許さない桁違いの性能!
他社防振バイトVS
2
■切削加工における工具振動(びびり)▶切削抵抗によるたわみ
切削加工において、非常に長い工具突出しが必要とされるケースでは、工具の振動(びびり)が問題になることが多くある。びびりは、加工品質の低下、工具の破損、加工効率の低下など、さまざまな問題を引き起こす面倒な現象である。以下に、このびびりの原因および解決策を示す。
切削抵抗の力による工具のたわみは、びびり発生原因の最も基本となる部分である。たわみを最小限に抑えることがびびりを抑えることにもつながる。その為には、 ●より切削抵抗が低くなるような工具選定を行う ●突出しを可能な限り短くする ●工具の静的剛性を上げる (工具径を太くする、工具材質を変えるなど。超硬貼り付けなどもこれにあたる)などの方法がある。
■防振機構の仕組み▶サイレントツールの防振機構サンドビックのサイレントツールには、右図のような防振機構が内蔵されている。これは、超硬貼り付け、減衰性の高い素材の使用、異形状設計・異素材組み合わせなどによる共振性低下、などとは根本的に異なる手法である。また、防振機構内蔵の手法の中にもいくつかの分類がある。防振機構内では、特殊なウェイトがラバースプリングによって半固定されている。
▶防振機構の原理工具に振動がおきた際、防振機構内のウェイトは、慣性の法則によりその場に留まろうとする。その結果、バイト全体の振動による動きと、内部ウェイトの動きには位相差が生じ、この位相差がバイトの振動を吸収する形となり、振動を減衰させる。
▶切削抵抗変動切削抵抗による工具たわみが起きた場合でも、その力が常に一定であれば、工具はたわみを保持し、振動は発生しない。実際に振動が発生するのは、その力が常に一定ではなく、時間とともに変化しているからである。現実には、加工中の切削抵抗変動を完全に取り除くことは不可能であるが、切削抵抗自体を低下させることにより、変動幅を抑え、状況を改善することは可能である。
▶動的剛性向上上記ポイントに基づいてびびり解消の努力を行っても、ワークの形状により工具の長い突出しを余儀なくされる場合など、びびりが起きるケースがある。そのような場合に有効な手段として、工具の動的剛性向上が挙げられる。つまり、工具内にダンパーを内蔵し、振動の“動き”に対する抵抗力を飛躍的に向上させる、という手段である。サイレントツール(防振工具)も、この手法を採用することにより高い防振性を獲得している。
防振機構内蔵工具は、複数のメーカから発売されているが、内部構造の形状・配置・パーツ構成、また、その結果得られる防振性能はメーカによって様々である。
サイレントツール(防振工具)とは…
究極の防振工具 Silent Tools®
■旋削用 ボーリングバイト ……航空機部品、機械主軸、自動車部品に最適
防振工具の種類と用途
切削振動
の振幅
防振バイト突出し長さ7倍の場合 鋼バイト突出し長さ7倍の場合(防振機構なし)
クーラントパイプ
ウェイト
ラバースプリング
●最大突出し量L/D=7, 10, 12, 14に対応●バイト径=φ10~250を標準品として用意●最小加工径=φ13mmの小径から加工可能
ねじ切り用/溝入れ専用バイトもあり●最大突出し量L/D=~5Dに対応●バイト径=φ40~60
■フライス用 アダプタ ……金型、大型箱物部品、建機部品に最適
●カッター径φ20mmからφ160mmまで●切り込み、送りを上げて能率アップが可能●防振内蔵コロミル390もラインナップ
■ボーリング用 荒用・仕上げ用 ……建機部品、自動車部品、航空機部品に最適
●マシニングセンタでのボーリング加工に●荒・仕上げ専用工具をラインナップ●加工径 φ25~φ150mm(荒用) φ23~φ315mm(仕上げ用)
他社比較 サンドビックだけのフルスペック防振機構内蔵
加工事例 切込量増加によりパス回数を低減
バイト突出し量 (mm)チップ切削速度 Vc(m/min)送り fn(mm/rev)
サンドビック防振工具570-3C 25 255(φ25)175TPMT110304-PF1500.2
他社防振工具φ25175TPMT1604041500.2
L/D 7倍被削材:SCM440
切込みmmサンドビック防振バイト他社防振バイト
0.5◎△
1◎×
2◎
× チップ欠け
◎びびりなし △びびり気味 ×びびり
他社防振工具の追随を許さない桁違いの性能!
他社防振バイトVS
3
■最大突出しについて
加工深さはバイト径の最大14倍まで可能加工径に対応した3種類のボーリングバイトをラインナップ ●φ10-12:一体型 ●φ16-60:コロターンSL(ヘッド分割式) ●φ80-250:コロターンSLクイックチェンジ(ヘッド分割式)
旋削加工におけるびびりの原因は加工中の切削力によるバイトのたわみとその変動です。びびりを最小限に抑え、加工品質を上げるための工具選定のポイントを以下に示します。
加工内容により、バイトに加わる切削抵抗が異なるため、下記の最大突出し量を目安としてください。
切削力の方向をバイトの軸方向(送り分力)により多く配分できる切込角90°に近い方がびびりにくい。
究極の防振工具 Silent Tools®
■切込角
旋削工具 選定ポイント
バイト径φ10~φ12の旋削加工用バイトは、バイトとカッティングヘッドに分かれた分割設計ではなく、一体型の設計を採用。(φ16~は分割型設計)超硬を使用してバイトを補強し、最大でL/D=10までの加工が可能。
小径旋削バイト (バイト径φ10、12)
一般旋削:L/D≦10(防振バイト)L/D≦14(超硬補強防振バイト)
ねじ切り:L/D≦5溝 入 れ:L/D≦3~5
※ねじ切りピッチ、溝入れのチップ幅等により変動します。
■バイトのクランプ方法について旋削用ボーリングバイトや防振バイトのクランプ方法は、防振性能を最大限に発揮する上で大変重要になります。
最適:すり割りホルダ、イージーフィックススリーブ可 :スクリューでVシートに押し付け不適:スクリュー直締め
すり割りホルダは、全方向から均一に面で圧が加わるため、高いクランプ剛性が実現可能です。
■イージーフィックススリーブについて防振バイトには、平取りがされていませんが、イージーフィックススリーブを使用することにより、簡単に芯高がセット可能です。(バイト径φ25mm 超硬補強タイプを除く)
※φ32mm~の芯高合わせ方法については刃先芯高調整をご参照ください。※φ25mmの超硬補強タイプのバイトには、上記イージーフィックス用の溝がありません。芯高調整にはバイトのセレーション部を用い、右写真のようにセレーションの機械ヘッドに対する平行出しを行うか、もしくは調整用ツール(7ページ参照)をご使用ください。
・バイトの溝とスプリングプランジャーにより自動的に芯高調整・すり割り形状による高いクランプ剛性・セットアップ時間短縮、段取り工数減
角シャンクスリーブタイプと円筒スリーブタイプを取り揃えています。
▶小径バイトの特徴バイトサイズ最小加工径チップタイプチップのネガ/ポジ
: φ10、φ12: φ13~(φ10バイト)、φ16~(φ12バイト): Dタイプ(菱形55°)、Tタイプ(三角60°): ポジのみ
コロターン107(チップ逃げ角7°)、コロターン111(チップ逃げ角11°)の2種類あり
加工事例 びびり解消!切削条件UP12倍!
バイトチップ切削速度 Vc(m/min)送り fn(mm/rev)切込み (mm)
防振工具F12Q-STFCR09-R(φ12)TCMT090204-MF1250.10.3
従来工具鋼バイト(φ12)TCMT090204-MF130.080.3
L/D 7倍被削材:ステンレ
ス鋼
切込角90°
切込角45°以下
送り分力 大 → びびりにくい
背分力 大 → びびりやすい
また、チップノーズRの値よりも切込量が小さい場合、上記切込角が小さいときと同様に切削力の径方向配分が増えるためびびりやすくなる。
■チップノーズRと切込量チップノーズR大
チップノーズR小
切削抵抗高く、びびりやすい
切削抵抗低く、びびりにくい
刃先すくい角がよりボジなものを選ぶと、切削抵抗を減少させ、びびりにくい。
■チップブレーカ形状
ホーニング量が大きい、コーティング膜が厚いと切削抵抗は大きくなりびびりの原因になることがある。薄膜コーティングチップ、またはノンコートチップを選定することはびびり回避に有効。また、逃げ面摩耗(VB)が大きくなると刃先と加工面の逃げが変わり、びびりが生じることがある。
■刃先形状
旋削工具
4
■最大突出しについて
加工深さはバイト径の最大14倍まで可能加工径に対応した3種類のボーリングバイトをラインナップ ●φ10-12:一体型 ●φ16-60:コロターンSL(ヘッド分割式) ●φ80-250:コロターンSLクイックチェンジ(ヘッド分割式)
旋削加工におけるびびりの原因は加工中の切削力によるバイトのたわみとその変動です。びびりを最小限に抑え、加工品質を上げるための工具選定のポイントを以下に示します。
加工内容により、バイトに加わる切削抵抗が異なるため、下記の最大突出し量を目安としてください。
切削力の方向をバイトの軸方向(送り分力)により多く配分できる切込角90°に近い方がびびりにくい。
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■切込角
旋削工具 選定ポイント
バイト径φ10~φ12の旋削加工用バイトは、バイトとカッティングヘッドに分かれた分割設計ではなく、一体型の設計を採用。(φ16~は分割型設計)超硬を使用してバイトを補強し、最大でL/D=10までの加工が可能。
小径旋削バイト (バイト径φ10、12)
一般旋削:L/D≦10(防振バイト)L/D≦14(超硬補強防振バイト)
ねじ切り:L/D≦5溝 入 れ:L/D≦3~5
※ねじ切りピッチ、溝入れのチップ幅等により変動します。
■バイトのクランプ方法について旋削用ボーリングバイトや防振バイトのクランプ方法は、防振性能を最大限に発揮する上で大変重要になります。
最適:すり割りホルダ、イージーフィックススリーブ可 :スクリューでVシートに押し付け不適:スクリュー直締め
すり割りホルダは、全方向から均一に面で圧が加わるため、高いクランプ剛性が実現可能です。
■イージーフィックススリーブについて防振バイトには、平取りがされていませんが、イージーフィックススリーブを使用することにより、簡単に芯高がセット可能です。(バイト径φ25mm 超硬補強タイプを除く)
※φ32mm~の芯高合わせ方法については刃先芯高調整をご参照ください。※φ25mmの超硬補強タイプのバイトには、上記イージーフィックス用の溝がありません。芯高調整にはバイトのセレーション部を用い、右写真のようにセレーションの機械ヘッドに対する平行出しを行うか、もしくは調整用ツール(7ページ参照)をご使用ください。
・バイトの溝とスプリングプランジャーにより自動的に芯高調整・すり割り形状による高いクランプ剛性・セットアップ時間短縮、段取り工数減
角シャンクスリーブタイプと円筒スリーブタイプを取り揃えています。
▶小径バイトの特徴バイトサイズ最小加工径チップタイプチップのネガ/ポジ
: φ10、φ12: φ13~(φ10バイト)、φ16~(φ12バイト): Dタイプ(菱形55°)、Tタイプ(三角60°): ポジのみ
コロターン107(チップ逃げ角7°)、コロターン111(チップ逃げ角11°)の2種類あり
加工事例 びびり解消!切削条件UP12倍!
バイトチップ切削速度 Vc(m/min)送り fn(mm/rev)切込み (mm)
防振工具F12Q-STFCR09-R(φ12)TCMT090204-MF1250.10.3
従来工具鋼バイト(φ12)TCMT090204-MF130.080.3
L/D 7倍被削材:ステンレ
ス鋼
切込角90°
切込角45°以下
送り分力 大 → びびりにくい
背分力 大 → びびりやすい
また、チップノーズRの値よりも切込量が小さい場合、上記切込角が小さいときと同様に切削力の径方向配分が増えるためびびりやすくなる。
■チップノーズRと切込量チップノーズR大
チップノーズR小
切削抵抗高く、びびりやすい
切削抵抗低く、びびりにくい
刃先すくい角がよりボジなものを選ぶと、切削抵抗を減少させ、びびりにくい。
■チップブレーカ形状
ホーニング量が大きい、コーティング膜が厚いと切削抵抗は大きくなりびびりの原因になることがある。薄膜コーティングチップ、またはノンコートチップを選定することはびびり回避に有効。また、逃げ面摩耗(VB)が大きくなると刃先と加工面の逃げが変わり、びびりが生じることがある。
■刃先形状
旋削工具
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バイト径φ16~φ60の旋削加工用バイトは、バイトとカッティングヘッドに分かれた分割設計(SL)を採用し、多種多様な工具の組み合わせ・加工への適用が可能。
▶コロターンSLカップリング分割設計(バイト径φ16~60)
旋削バイト
究極の防振工具 Silent Tools®
バイトは、丸シャンクタイプとコロマントキャプトタイプの2種類から選択可能。カッティングヘッドはチップタイプ別、加工内容別など多数用意。φ16~φ60のバイトは分割設計、接続部にはコロターンSLカップリングを採用。コロターンSLカップリングは、 ●セレーション形状により、高い接続剛性、芯高精度 ●不測の衝突時に、バーへのダメージを最小限に抑え、 経済的にも有利
▶コロターンSLクイックチェンジ(バイト径φ80~)φ80~のバイトは分割設計、接続部にはコロターンSLクイックチェンジカップリングを採用。コロターンSLクイックチェンジカップリングは、 ●セレーション形状により、高い接続剛性、芯高精度 ●不測の衝突時に、バーへのダメージを最小限に抑え、経済的にも有利 ●径方向寸法調整可能で、幅広いワーク形状に対応可能
セレーション分割設計
加工事例 防振効果でビビリ解消!切削条件UP10倍以上!
バイトチップ切削速度 Vc(m/min)送り fn(mm/rev)切込み (mm)
サンドビック防振工具570-3C 25 330(φ25)DCMT 11T304-MM1100.122.5
他社工具ロー付け特殊(φ25)-300.052.0 L/D 9倍
被削材:低合金鋼
加工事例 超硬バイトと比較して2倍の加工能率を達成!
バイトチップ切削速度 Vc(m/min)送り fn(mm/rev)切込み (mm)加工深さ (mm)
サンドビック防振工具570-3C 80 1200(φ80)DNGP 150604600.160.3560
他社超硬バイトφ80←300.160.3560 L/D 7倍
被削材:高張力鋼 HRC56
多彩なアダプタ・ヘッドラインナップ
径方向寸法調整可能
■芯高調整用ツール
■バイトの切断バイトが長すぎる場合、後端部を切断して短くすることが可能です。その場合、内蔵防振機構により、切断長さに制限があります。右図参照ください。※φ25以上の超硬補強タイプは切断できません。※φ120以上のすべての防振バイトは切断できません。
切断後の最小長さ
切断後の最小長さ
DMM 7 x D 10 x D
推奨最小クランプ長さ:4xDMM
バイト径
標準バイトの修正
1620253240506080100
100125155190240305380360415
155200255320410520630360415
平取り部分
■刃先芯高調整
旋削用防振バイトはシャンク部に平取りを設けておりません。刃先芯高調整の際は、右写真に示しているカッティングヘッド上の平取り部を使用し、この平取り部分の平行を出すことで芯高合わせを行ってください。φ16~φ25(超硬補強タイプを除く)はイージーフィックススリーブ(イージーフィックススリーブについて参照)用の溝がバイトに加工してあります。イージーフィックススリーブと併用することで芯高調整を簡単に行うことができます。また、コロマントキャプトタイプをご使用いただくと、芯高調整の手間がかからず、時間効率の向上に貢献します。
平取り部分
バイト径φ16~60
バイト径φ80~
φ80~防振バイトはシャンク部に平取りを設けておりません。刃先芯高調整の際は、カッティングヘッド上の平取り部を使用し、この平取り部分の平行を出すことで芯高合わせを行ってください。
芯高調整用ツールを使用して、コロターン SL 円筒シャンクボーリングバイトの切れ刃の芯高を調整することができます。
使用手順:- 調整用ツールを円筒シャンクボーリングバイトの セレーション部分に押し当てます。- ボーリングバイトを正しいポジションに回します。- 気泡が中心位置に来ると、バイトが平行になり、使用準備完了です。
調整用ツールは操作が簡単で、25 mm 径を越える大径ボーリングバイトの調整を適切に、素早く、容易に行なうことができます。また、この調整用ツールは角度調整機構があり、一部のスラントベッドタイプの機械や複合加工機でも使用可能です。
型番:SL-CHS-01
Ø25
Ø32
気泡が中心位置に来ると、バイトは平行です。
セレーション部分をバイトに押し当てます。
バイトをひねり、適切な芯高を得ます。
6
バイト径φ16~φ60の旋削加工用バイトは、バイトとカッティングヘッドに分かれた分割設計(SL)を採用し、多種多様な工具の組み合わせ・加工への適用が可能。
▶コロターンSLカップリング分割設計(バイト径φ16~60)
旋削バイト
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バイトは、丸シャンクタイプとコロマントキャプトタイプの2種類から選択可能。カッティングヘッドはチップタイプ別、加工内容別など多数用意。φ16~φ60のバイトは分割設計、接続部にはコロターンSLカップリングを採用。コロターンSLカップリングは、 ●セレーション形状により、高い接続剛性、芯高精度 ●不測の衝突時に、バーへのダメージを最小限に抑え、 経済的にも有利
▶コロターンSLクイックチェンジ(バイト径φ80~)φ80~のバイトは分割設計、接続部にはコロターンSLクイックチェンジカップリングを採用。コロターンSLクイックチェンジカップリングは、 ●セレーション形状により、高い接続剛性、芯高精度 ●不測の衝突時に、バーへのダメージを最小限に抑え、経済的にも有利 ●径方向寸法調整可能で、幅広いワーク形状に対応可能
セレーション分割設計
加工事例 防振効果でビビリ解消!切削条件UP10倍以上!
バイトチップ切削速度 Vc(m/min)送り fn(mm/rev)切込み (mm)
サンドビック防振工具570-3C 25 330(φ25)DCMT 11T304-MM1100.122.5
他社工具ロー付け特殊(φ25)-300.052.0 L/D 9倍
被削材:低合金鋼
加工事例 超硬バイトと比較して2倍の加工能率を達成!
バイトチップ切削速度 Vc(m/min)送り fn(mm/rev)切込み (mm)加工深さ (mm)
サンドビック防振工具570-3C 80 1200(φ80)DNGP 150604600.160.3560
他社超硬バイトφ80←300.160.3560 L/D 7倍
被削材:高張力鋼 HRC56
多彩なアダプタ・ヘッドラインナップ
径方向寸法調整可能
■芯高調整用ツール
■バイトの切断バイトが長すぎる場合、後端部を切断して短くすることが可能です。その場合、内蔵防振機構により、切断長さに制限があります。右図参照ください。※φ25以上の超硬補強タイプは切断できません。※φ120以上のすべての防振バイトは切断できません。
切断後の最小長さ
切断後の最小長さ
DMM 7 x D 10 x D
推奨最小クランプ長さ:4xDMM
バイト径
標準バイトの修正
1620253240506080100
100125155190240305380360415
155200255320410520630360415
平取り部分
■刃先芯高調整
旋削用防振バイトはシャンク部に平取りを設けておりません。刃先芯高調整の際は、右写真に示しているカッティングヘッド上の平取り部を使用し、この平取り部分の平行を出すことで芯高合わせを行ってください。φ16~φ25(超硬補強タイプを除く)はイージーフィックススリーブ(イージーフィックススリーブについて参照)用の溝がバイトに加工してあります。イージーフィックススリーブと併用することで芯高調整を簡単に行うことができます。また、コロマントキャプトタイプをご使用いただくと、芯高調整の手間がかからず、時間効率の向上に貢献します。
平取り部分
バイト径φ16~60
バイト径φ80~
φ80~防振バイトはシャンク部に平取りを設けておりません。刃先芯高調整の際は、カッティングヘッド上の平取り部を使用し、この平取り部分の平行を出すことで芯高合わせを行ってください。
芯高調整用ツールを使用して、コロターン SL 円筒シャンクボーリングバイトの切れ刃の芯高を調整することができます。
使用手順:- 調整用ツールを円筒シャンクボーリングバイトの セレーション部分に押し当てます。- ボーリングバイトを正しいポジションに回します。- 気泡が中心位置に来ると、バイトが平行になり、使用準備完了です。
調整用ツールは操作が簡単で、25 mm 径を越える大径ボーリングバイトの調整を適切に、素早く、容易に行なうことができます。また、この調整用ツールは角度調整機構があり、一部のスラントベッドタイプの機械や複合加工機でも使用可能です。
型番:SL-CHS-01
Ø25
Ø32
気泡が中心位置に来ると、バイトは平行です。
セレーション部分をバイトに押し当てます。
バイトをひねり、適切な芯高を得ます。
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■カッター選定
フライス加工用サイレントツールには、各種カッターと組み合わせて使用するフェースミルアダプタと防振機構内蔵一体型のコロミル390がある。主に金型や大物の箱物部品などの加工に最適。
旋削加工と同様に、カッターの切込角の選定によって切削力のかかる方向をコントロールすることができる。
■チップ選定上記カッター選定におけるすくい角の影響と同様にチップの選択によってもすくい角が変化したり、刃先形状によって切削抵抗を下げることが可能。すくい角がポジでかつ大きく、刃先のシャープなチップほどびびりにくくなる。
■刃数、ピッチカッターには同径であっても刃数によって何種類かのタイプがある。刃数少のコースピッチ、刃数中のクロスピッチ、刃数多のエクストラクロスピッチなどである。びびりやすい加工においては、コースピッチ(刃数少)、また、不等分割のカッターを選ぶと良い。
■ダウンカット?アップカット?通常、フライス加工においてはダウンカットが推奨となるが、工具突出しが長いなど加工が不安定な状態にある場合、アップカットを選択することによってびびりを軽減できる。
■先端工具重量防振工具の先に付くカッターについては、その重量もびびり軽減に関わる要素のひとつとなる。より重量のある工具を先端につけている場合、発生する振動のエネルギーが大きくなり、びびりもおさまりにくくなる。
また、カッターによってすくい角が異なり、より大きなすくい角を持つカッターほど、切削抵抗が低く、びびりにくくなる。
■コロミル390D 防振機構内蔵コロミル390スローアウェイエンドミルコロミル390には、防振機構を直接カッターボディに内蔵し、一体型構造にした、コロミル390Dがある。コロミル390Dに内蔵した防振機構は、基本の仕組みは上記防振フェースミルアダプタと同様としながらも、同タイプと比較して、廉価かつ高回転・高温仕様とした。カッター径:φ20~40円筒シャンク、コロマントキャプトC5, C6の3タイプ
▶フライス加工における工具選定のポイント
フライス工具
究極の防振工具 Silent Tools®
フライス加工においても、びびりの基本原因は旋削加工同様に切削力による工具のたわみと切削力変動である。フライス加工の場合はそれに加えて、工具自体の回転、断続切削といった要素が加わる。
加工事例 防振タイプの絶大な効果!生産性大幅UP!
加工事例 従来工具と比較して、加工時間が1/4に!
ベーシックホルダエクステンションアダプタカッターチップ切削速度 Vc(m/min)テーブル送り fn(mm/rev)軸方向切込み (mm)突出し長さ (mm)
防振工具ISO 50 ベーシックホルダC6-391.01-63 100C6-Q22D-060-260R390-063Q22-11M (φ63、6枚刃)R390-11T310M-PH19015001.0430
従来工具←
←←15011400.3←
被削材:ダクタイル鋳鉄
切込角90°
切込角45°
径方向にかかる力大 → びびりやすい
軸方向にかかる力大 → びびりにくい
(ポジタイプ) (刃先強化タイプ)
アップカット ダウンカット
■フライス加工用防振フェースミルアダプタコロマントEHカップリングタイプとカッターアーバタイプの2タイプのアダプタがある。コロマントEHカップリングタイプにはコロマントキャプト、またカッターアーバタイプにはコロマントキャプトとHSKの両タイプがある。
コロマントEHカップリングタイプコロマントキャプトC4, C5, C6, C8カッター径:φ10~42用
カッターアーバタイプコロマントキャプトC4, C5, C6, C8, C10カッター径:φ40~
カッターアーバタイプHSK63, HSK100カッター径:φ40~
生産性最大4倍!
切り込み量アップ
コロマントキャプトC5タイプ
(コースピッチ) (クロスピッチ) (エクストラクロスピッチ)
ブレーカチップ
円筒シャンクタイプ コロマントキャプト
R390-025C5D-11L175
炭素鋼 S50C
8
■カッター選定
フライス加工用サイレントツールには、各種カッターと組み合わせて使用するフェースミルアダプタと防振機構内蔵一体型のコロミル390がある。主に金型や大物の箱物部品などの加工に最適。
旋削加工と同様に、カッターの切込角の選定によって切削力のかかる方向をコントロールすることができる。
■チップ選定上記カッター選定におけるすくい角の影響と同様にチップの選択によってもすくい角が変化したり、刃先形状によって切削抵抗を下げることが可能。すくい角がポジでかつ大きく、刃先のシャープなチップほどびびりにくくなる。
■刃数、ピッチカッターには同径であっても刃数によって何種類かのタイプがある。刃数少のコースピッチ、刃数中のクロスピッチ、刃数多のエクストラクロスピッチなどである。びびりやすい加工においては、コースピッチ(刃数少)、また、不等分割のカッターを選ぶと良い。
■ダウンカット?アップカット?通常、フライス加工においてはダウンカットが推奨となるが、工具突出しが長いなど加工が不安定な状態にある場合、アップカットを選択することによってびびりを軽減できる。
■先端工具重量防振工具の先に付くカッターについては、その重量もびびり軽減に関わる要素のひとつとなる。より重量のある工具を先端につけている場合、発生する振動のエネルギーが大きくなり、びびりもおさまりにくくなる。
また、カッターによってすくい角が異なり、より大きなすくい角を持つカッターほど、切削抵抗が低く、びびりにくくなる。
■コロミル390D 防振機構内蔵コロミル390スローアウェイエンドミルコロミル390には、防振機構を直接カッターボディに内蔵し、一体型構造にした、コロミル390Dがある。コロミル390Dに内蔵した防振機構は、基本の仕組みは上記防振フェースミルアダプタと同様としながらも、同タイプと比較して、廉価かつ高回転・高温仕様とした。カッター径:φ20~40円筒シャンク、コロマントキャプトC5, C6の3タイプ
▶フライス加工における工具選定のポイント
フライス工具
究極の防振工具 Silent Tools®
フライス加工においても、びびりの基本原因は旋削加工同様に切削力による工具のたわみと切削力変動である。フライス加工の場合はそれに加えて、工具自体の回転、断続切削といった要素が加わる。
加工事例 防振タイプの絶大な効果!生産性大幅UP!
加工事例 従来工具と比較して、加工時間が1/4に!
ベーシックホルダエクステンションアダプタカッターチップ切削速度 Vc(m/min)テーブル送り fn(mm/rev)軸方向切込み (mm)突出し長さ (mm)
防振工具ISO 50 ベーシックホルダC6-391.01-63 100C6-Q22D-060-260R390-063Q22-11M (φ63、6枚刃)R390-11T310M-PH19015001.0430
従来工具←
←←15011400.3←
被削材:ダクタイル鋳鉄
切込角90°
切込角45°
径方向にかかる力大 → びびりやすい
軸方向にかかる力大 → びびりにくい
(ポジタイプ) (刃先強化タイプ)
アップカット ダウンカット
■フライス加工用防振フェースミルアダプタコロマントEHカップリングタイプとカッターアーバタイプの2タイプのアダプタがある。コロマントEHカップリングタイプにはコロマントキャプト、またカッターアーバタイプにはコロマントキャプトとHSKの両タイプがある。
コロマントEHカップリングタイプコロマントキャプトC4, C5, C6, C8カッター径:φ10~42用
カッターアーバタイプコロマントキャプトC4, C5, C6, C8, C10カッター径:φ40~
カッターアーバタイプHSK63, HSK100カッター径:φ40~
生産性最大4倍!
切り込み量アップ
コロマントキャプトC5タイプ
(コースピッチ) (クロスピッチ) (エクストラクロスピッチ)
ブレーカチップ
円筒シャンクタイプ コロマントキャプト
R390-025C5D-11L175
炭素鋼 S50C
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マシニングセンタ用ボーリング工具には、荒用と仕上げ用の二種類があり、加工内容、加工径に応じて、バイト、チップを選択する仕組みとなっている。荒は最小加工径φ25~、仕上げは最小加工径φ23~。
深穴ボーリング加工を“あきらめたり、切削条件で妥協してませんか?”サイレントツールの最高の加工性能を特殊品でも! 加工の悩みを解決いたします! 標準品では工具長が足りないとき、特殊な加工部品形状で加工が難しい場合に、お客さまのニーズに合わせて、旋削・ミリング・ボーリング加工用特殊工具を提供可能。
ボーリング工具
究極の防振工具 Silent Tools®
特殊工具
加工事例 加工径6倍の仕上げボーリング加工をスムーズに!
アダプタカートリッジスライドチップ
コロボア825DC5-R825B-FAD315AR825B-AF17STUP902A825B-036ATCMT 090204-PF
加工事例 加工時間30%(年間960時間)削減!
バイトチップ切削速度 Vc(m/min)送り fn(mm/rev)切込み (mm)
特殊品(径φ220mm 長さ4,000mm)DNGA 150408 CBN材種1150.4回転(荒)、0.2回転(仕上げ)3.0(荒)、1.0(仕上げ)
L/D 13.6倍被削材:超高張力
鋼
加工部品:航空機脚(ランディング
ギヤ)
■荒用工具:コロボアBR、デュオボア821D刃先は径方向に寸法調整可能スライドの組み合わせで、シングルエッジ、ツインエッジ、ステップボーリングの選択が可能チップタイプはT(三角60°)、C(菱形80°)、S(四角90°)、R(丸形)
加工径
加工深さ
φ25~150㎜
6×Dc※調整範囲の最小加工径を基準とする。
■仕上げ用工具:コロボア825D、コロボア825DXL/826DXL刃先は径方向に寸法精密調整可能スライドエクステンションを使用すればバックボーリングも可能チップタイプはT(三角60°)、C(菱形80°)
加工径
加工径調整
加工深さ
φ23~167㎜
0.002㎜単位
6×Dc
コロボア825D
φ148~315㎜
0.002㎜単位
6×キャプトフランジ径※調整範囲の最小加工径を基準とする。
ツインエッジ シングルエッジ ステップボーリング
■サイレントツール特殊設計品加工内容・ワーク形状にあわせた様々な特殊設計品の製作が可能。●加工径にあわせた段付き形状●各種インターフェースとの一体型形状 (コロマントキャプト、BT50、HSK、VDI…)●標準品にはない特大径など(最大でφ600まで)
特殊品見積もりご希望の際は、最寄のサンドビック営業所までご連絡ください。その際、以下の加工・ワーク情報を併せてご連絡ください。●加工内容について 被削材質・硬さ・加工部形状(加工前・加工後)・加工公差●工具について 現状使用工具・工具取付インターフェース●切削条件 切削速度・切込み量・送りなど●使用機械について タイプ・型式・重量制限・工具取付インターフェースなど
穴深さ3,000mm
コロボア825DXL/826DXL
バックボーリング
炭素鋼 仕上げ加工
切削条件Dm mm刃数 zn切削速度 Vc(m/min)送り fn(mm/rev)切込み ap(mm)サイクルタイム(min)ワーク加工数/コーナ
コロボア825D47.6138.10.0380.0566.931
他社品47.6130.50.0050.05219.821
送りを上げてもびびりなし!ワークあたりの加工時間2/3短縮。
結果従来品
ワークあたり加工サイクルタイム
特殊品
加工時間
6000
5000
4000
3000
2000
1000
0
(時間)
10
マシニングセンタ用ボーリング工具には、荒用と仕上げ用の二種類があり、加工内容、加工径に応じて、バイト、チップを選択する仕組みとなっている。荒は最小加工径φ25~、仕上げは最小加工径φ23~。
深穴ボーリング加工を“あきらめたり、切削条件で妥協してませんか?”サイレントツールの最高の加工性能を特殊品でも! 加工の悩みを解決いたします! 標準品では工具長が足りないとき、特殊な加工部品形状で加工が難しい場合に、お客さまのニーズに合わせて、旋削・ミリング・ボーリング加工用特殊工具を提供可能。
ボーリング工具
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特殊工具
加工事例 加工径6倍の仕上げボーリング加工をスムーズに!
アダプタカートリッジスライドチップ
コロボア825DC5-R825B-FAD315AR825B-AF17STUP902A825B-036ATCMT 090204-PF
加工事例 加工時間30%(年間960時間)削減!
バイトチップ切削速度 Vc(m/min)送り fn(mm/rev)切込み (mm)
特殊品(径φ220mm 長さ4,000mm)DNGA 150408 CBN材種1150.4回転(荒)、0.2回転(仕上げ)3.0(荒)、1.0(仕上げ)
L/D 13.6倍被削材:超高張力
鋼
加工部品:航空機脚(ランディング
ギヤ)
■荒用工具:コロボアBR、デュオボア821D刃先は径方向に寸法調整可能スライドの組み合わせで、シングルエッジ、ツインエッジ、ステップボーリングの選択が可能チップタイプはT(三角60°)、C(菱形80°)、S(四角90°)、R(丸形)
加工径
加工深さ
φ25~150㎜
6×Dc※調整範囲の最小加工径を基準とする。
■仕上げ用工具:コロボア825D、コロボア825DXL/826DXL刃先は径方向に寸法精密調整可能スライドエクステンションを使用すればバックボーリングも可能チップタイプはT(三角60°)、C(菱形80°)
加工径
加工径調整
加工深さ
φ23~167㎜
0.002㎜単位
6×Dc
コロボア825D
φ148~315㎜
0.002㎜単位
6×キャプトフランジ径※調整範囲の最小加工径を基準とする。
ツインエッジ シングルエッジ ステップボーリング
■サイレントツール特殊設計品加工内容・ワーク形状にあわせた様々な特殊設計品の製作が可能。●加工径にあわせた段付き形状●各種インターフェースとの一体型形状 (コロマントキャプト、BT50、HSK、VDI…)●標準品にはない特大径など(最大でφ600まで)
特殊品見積もりご希望の際は、最寄のサンドビック営業所までご連絡ください。その際、以下の加工・ワーク情報を併せてご連絡ください。●加工内容について 被削材質・硬さ・加工部形状(加工前・加工後)・加工公差●工具について 現状使用工具・工具取付インターフェース●切削条件 切削速度・切込み量・送りなど●使用機械について タイプ・型式・重量制限・工具取付インターフェースなど
穴深さ3,000mm
コロボア825DXL/826DXL
バックボーリング
炭素鋼 仕上げ加工
切削条件Dm mm刃数 zn切削速度 Vc(m/min)送り fn(mm/rev)切込み ap(mm)サイクルタイム(min)ワーク加工数/コーナ
コロボア825D47.6138.10.0380.0566.931
他社品47.6130.50.0050.05219.821
送りを上げてもびびりなし!ワークあたりの加工時間2/3短縮。
結果従来品
ワークあたり加工サイクルタイム
特殊品
加工時間
6000
5000
4000
3000
2000
1000
0
(時間)
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究極の防振工具 Silent Tools®
サイレントツール使用上の注意事項
▶クランプ不可能な領域
技術的改良により仕様を予告なく変更する場合もあります。CG-036J/R2 17.04 7M® 環境に配慮し、このカタログでは植物油インキを使用しております。
φ60以下の防振ボーリングバイト(570-4C ねじ切り加工用を除く)は、防振機構内臓部分をクランプすると機構にダメージを与えるおそれがあります。クランプしないようご注意ください。この領域の範囲については、総合カタログに記載の寸法を参照ください。また、コロマントキャプトツールの組付け時などに、防振機構内蔵領域をバイスなどではさむことも同様におやめください。この場合は、コロマントキャプト専用治具をお使いください。
▶防振機構の経年劣化サイレントツールは内部に精密な防振機構を内蔵しており、半永久的に使用することはできません。機構内部のパーツ経年劣化・緩衝体の漏出などにより、やがて防振機能が低下してきます。使用可能な期間は、切削条件、クーラント使用の有無、加工状態等により左右されます。
◆使用中の温度内部パーツの中で最も劣化しやすいものがラバースプリングです。また、加工中の切削による工具温度上昇がこのラバースプリングの劣化速度を早めます。サイレントツールは旋削用小径バイトφ10・φ12を除いて全て内部給油仕様になっております。内部給油でのクーラント使用が工具温度を低下させ、サイレントツールの寿命延長に有効です。
▶修理についてサイレントツールの中には、防振機能が低下してきた場合に修理を行うことのできるものもあります。
◆修理対象防振機構内蔵部寸法がφ50以上のサイレントツール上記に合致する場合でも、旧型の防振機構内蔵品等、修理が不可能な場合もあります。◆修理見積もり対象にあたるサイレントツールで修理希望のものがございましたら、最寄りのサンドビック営業所までお問い合わせください。
コロメール 会員募集中!!安全について●切れ刃や切りくずには直接素手で触らないでください。 ●推奨条件の範囲内でご使用し、工具交換は早めに行ってください。●高温の切りくずが飛散したり、長く伸びた切りくずが排出されることがあります。安全カバーや保護めがねなどの保護具を使用してください。●不水溶性切削油剤を使用する場合は、防火対策を必ず行ってください。 ●チップや部品の取付けは、付属のレンチやスパナを用いて確実に取り付けてください。
サンドビック株式会社 コロマントカンパニー東 部 支 店 TEL(045)478-7600 ●横浜営業所●仙台営業所●高崎営業所●北関東営業所中 部 支 店 TEL(052)778-1001 ●名古屋営業所●浜松営業所西 部 支 店 TEL(06)4796-6310 ●大阪営業所●金沢営業所●兵庫営業所●岡山営業所●広島営業所●福岡営業所
技術相談フリーダイヤル 0120-350-930 ●月曜~金曜 祝日を除く ホームページ http://www.sandvik.coromant.com
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