第一三共グループが目指す企業像 Global Pharma Innovatorの実現
2005年第一三共(三共と第一製薬との共同持株会社)を設立してスタート
2006年第一三共ヘルスケアが営業開始
2007年
新生第一三共グループとしてスタート
1902年(日本発売) 1900年に三共の初代社長である高峰譲吉が、世界で初めて抽出に成功した副腎ホルモン。1902年には日本国内独占販売契約を、当時米国在住の高峰譲吉と締結し、販売を開始した。
1952年(日本発売) パーク・デービス社(現ファイザー社)が開発した広範囲抗生物質クロラムフェニコール。1950年7月に日本国内での独占販売契約を締結、翌年には技術援助契約を締結し、1952年から国産化を開始した。同年、独自の製法で、国産の出発原料パラニトロアセトフェノンブロマイドを使用した国産化に成功し、輸入品より安価での提供を可能にした。
1986年(日本発売) フェニルプロピオン酸系の鎮痛・抗炎症剤で、プロドラッグ。鎮痛効果が強く(Strong)、速効性があり(Speedy)、安全性の高い(Safety)、“3S”を備えた鎮痛・抗炎症剤として、発売以来、多数の患者さんに使い続けられている。現在では、錠剤、細粒、テープ、ゲル、パップの剤型があり、2011年からはOTC医薬品としても発売している。
1989年(日本発売) 現在、さまざまなスタチンが高脂血症治療剤として世界各国で使用されているが、 世界初のスタチンは1973 年に三共の研究所で発見された。そこから改良の末、生まれたプラバスタチンは、世界70カ国以上で販売されている。
2008年インドのランバクシー社をグループ化
2009年抗血小板剤プラスグレル「Efient®」(ドイツ)、「Effient®」(米国)を発売
2010年第一三共エスファが営業開始
2011年北里第一三共ワクチンが営業開始
アルツハイマー型認知症治療剤「メマリー ®」、経口FXa 阻害剤「リクシアナ ®」、プロトンポンプ阻害剤「ネキシウム®」を発売(日本)
副腎髄質ホルモン剤アドレナリン 抗生物質製剤クロロマイセチン® 高脂血症治療剤メバロチン®
アルツハイマー型認知症治療剤 メマリー ®
鎮痛・抗炎症剤ロキソニン®
絶え間ないイノベーションのあゆみ ~エドキサバンへつながるイノベーションの序章~
n 三共の歴史 “イノベーションのあゆみ”
n 第一三共の歴史
事業エリア拡大への 挑戦
Global
世界の国々に自らが拠点を構えて自ら事業を展開する企業
三共初代社長
高峰譲吉デンプンを分解する酵素、 いわゆるアミラーゼの一種であるジアスターゼを植物から抽出し「タカヂアスターゼ」を発明、その後、世界初のホルモン(アドレナリン)抽出に成功した。
新たなビジネス モデルの構築への挑戦
Innovator
サイエンス・技術におけるイノベーションのみならずビジネスモデルのイノベーションを実現する企業
アンメットメディカル ニーズへの挑戦
Pharma
経営資源を医薬品に集中し、革新的医薬品を継続的に創出し、多様な医療ニーズに応える医薬品を提供する企業
24 第一三共グループ バリューレポート 2014
絶え間ないイノベーションのあゆみ
2013年 4月 グローバルヘルス技術振興基金への参画
6月 骨粗鬆症治療剤「プラリアⓇ皮下注60mg シリンジ」(日本)発売
7月 鉄欠乏性貧血治療剤「インジェクタファー」 新薬承認取得(米国)
9月 新規投資ファンドを活用した オープンイノベーション事業(OiDEファンド)を 開始
9月~ 「エドキサバン」大規模臨床試験結果発表 ~承認申請(12月~ )
2014年
5月 抗血小板剤プラスグレル「エフィエント®」(日本)を発売
1965年(日本発売) 世界初の抗プラスミン剤“イプシロン”(1954年自社開発 日本発売)を改良し、止血領域において国内外での高い評価を得た。1970年開催の大阪万博のタイムカプセルに、後世に残す優れた医薬品として収納された。
1981年(日本発売) フランスParcor社(現サノフィ社)より導入し、経口抗血小板剤として血栓形成防止に関する研究開発を進め、適応領域を拡大した。その後、医学会における抗血小板療法ガイドラインの主要薬剤として推奨された。(2007年10月にサノフィ・アベンティス社(現サノフィ社)に商業化権利を継承)この開発経験がエドキサバンの大規模臨床試験の礎となった。
1985年(日本、西ドイツ発売)
米国から1964年に導入・発売したウイントマイロンをリード化合物として、1,000を超える誘導体の中から発見した。ニューキノロン系合成抗菌剤として自社開発し、世界120カ国におよぶ国々で使用された。
1993年(日本発売) タリビッドを光学分割することにより抗菌力と安全性をさらに改良し、国内外における感染症治療の重要な役割を果たした。
2012年
抗RANKL抗体「ランマーク®」を発売(日本)
ジャパンワクチンの事業開始
2型糖尿病治療剤「テネリア®」(日本)を発売
抗プラスミン剤トランサミン® 抗血小板剤チクロピジン
抗RANKL抗体ランマーク®
広範囲経口抗菌製剤タリビッド® 広範囲経口抗菌製剤クラビット®
エドキサバンへ
n 第一三共の歴史
n 第一製薬の歴史 “イノベーションのあゆみ”
第一製薬の前身
「アーセミン商会」設立者
慶松勝左衛門第一次世界大戦によりドイツからの医薬品の輸入が途絶えたため、当時国民病の一つとなっていた梅毒の治療薬であるサルバルサンを国産化した。第一製薬の前身であるアーセミン商会を設立した。
骨粗鬆症治療剤プラリア®
皮下注60mgシリンジ鉄欠乏性貧血治療剤「インジェクタファー」
第一三共グループ バリューレポート 2014 25