BCH-U037-011
1.1版
(2017年 12月)
ビッグローブ株式会社
BIGLOBE クラウドホスティング
Windows Server 2012 R2
RDWebアクセス構築手順書
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目次
1. はじめに .......................................................................................................................................................................................................... 1 1.1. 前提 .............................................................................................................................................................................................................. 1 1.2. 商標について ............................................................................................................................................................................................ 1 1.3. ご注意 .......................................................................................................................................................................................................... 1 1.4. 環境構成 .................................................................................................................................................................................................... 2 1.5. 全体の流れ ............................................................................................................................................................................................... 3
2. 構築手順 ......................................................................................................................................................................................................... 4 2.1. サーバ購入................................................................................................................................................................................................ 4 2.2. ActiveDirectory構築 .............................................................................................................................................................................. 2 2.2.1. Active Directory ドメインコントローラ構築 ............................................................................................................................... 2 2.2.2. 非管理者アカウントへのローカルログオン権利の割当 .................................................................................................. 12 2.2.3. Active Directoryユーザ登録 ..................................................................................................................................................... 17 2.3. RDSライセンスマネージャー設定 .................................................................................................................................................. 20 2.4. リモートデスクトップサービスのインストール ............................................................................................................................. 26 2.5. RDSライセンスサーバとライセンスモードの指定 .................................................................................................................... 32 2.6. セッションコレクションの作成 ........................................................................................................................................................... 35 2.7. RemoteApp の公開 .............................................................................................................................................................................. 39 2.8. RemoteApp 動作確認 ......................................................................................................................................................................... 42 2.9. RDSライセンス申告 ............................................................................................................................................................................. 46
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1. はじめに
1.1.前提
本手順は、BIGLOBE クラウドアプリストアが提供しているリモートデスクトップサービス(RDS)のライセンスサーバがプ
リインストールされた Microsoft Windows Server2012 R2(64bit)の OS のサーバに対して、RDWeb アクセスを用いた
RemoteApp を公開するまでに必要な構築手順の例を示すものです。
クラウドアプリストアから購入可能な「RDS ライセンスサーバがプリインストールされたサーバ」は、提供時点では、
「WORKGROUP構成」となります。Microsoft Windows Server2012 R2の仕様では、リモートデスクトップサービスをイン
ストールするためには、そのサーバがActive Directoryドメインに参加している必要があり、インストールを実施する際
は、ドメインの管理者ユーザでサインインしている必要があります。(「WORKGROUP 構成」では、リモートデスクトップ
サービスをインストールすることができません。)そのため、大まかな流れとしては、まず Active Directory ドメイン環境
の構築を行い、その後、リモートデスクトップサービスのインストール、および設定を行います。
本手順は、一般的な手順の参考例を簡易的に示すものであり、動作を保証するものではありません。動作・仕様に関
する詳細は Microsoft社へお問い合わせください。
1.2.商標について
Microsoft、Windowsは米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です。
1.3.ご注意
本書の内容の一部または全部を無断転載することは禁じられています。
本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。
本書の内容については万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤り、記載もれなどお気づきのことがあ
りましたら、BIGLOBE法人コンタクトセンターへご連絡ください。
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1.4.環境構成
本手順で構築する環境構成は以下の通りとします。
BIGLOBE クラウドホスティングのサーバで設定された RDWeb アクセスで公開された RemoteApp を「クライアント PC」
からインターネット経由で利用します。
役割 内容
サーバ
(ホスト名:
win2012demo)
・クラウドアプリストアで購入した RDS ライセンスサーバのプリインストールサーバ
・OSは、Microsoft Windows Server2012 R2(64bit)
・Active Directory ドメインコントローラー兼 DNSサーバ(ドメイン名は demo.biglobe.jp)
・リモートデスクトップサービス(RDセッションホスト、RDWebアクセス、RD接続ブローカー、RDラ
イセンス)
・RDWeb アクセスにて、RemoteApp公開
クライアント PC
・OS は Windows 7 SP1
・ブラウザは IE8
・demo.biglobe.jp ドメイン不参加
(インターネット経由でパブリッククラウドへアクセスを前提とするため)
・RemoteApp にアクセスするクライアント PC として使用
※インターネットの通信経路にて「クライアント PC」から「win2012demo」サーバへのリモートデスクトップ接続に必要な
通信ポート(3389/tcp)、および RDweb アクセスで利用する https 通信ポート(443/tcp)が空いていることを前提としま
す。
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1.5.全体の流れ
大きく以下の 9つの手順にて、作業を行います。
手順 作業内容 対象 作業手段 項
番
1 サーバ購入 サーバ ブラウザ 2.1
2 ActiveDirectory 構築 ※OS再起動 サーバ リモートデスクトップ接続/コンソール接続 2.2
3 RDS ライセンスマネージャー設定 サーバ リモートデスクトップ接続/コンソール接続 2.3
4 リモートデスクトップサービスインストール ※OS再起動 サーバ リモートデスクトップ接続(※)/コンソール接続 2.4
5 RDS ライセンスサーバとライセンスモードの設定 サーバ リモートデスクトップ接続(※)/コンソール接続 2.5
6 セッションコレクション作成 サーバ リモートデスクトップ接続/コンソール接続 2.6
7 RemoteApp公開 サーバ リモートデスクトップ接続/コンソール接続 2.7
8 RemoteApp動作確認 クライアント PC ブラウザ 2.8
9 コントロールパネルにて、ライセンスの申告 サーバ ブラウザ 2.9
※注意事項
クライアントPCからサーバに対して、リモートデスクトップ接続を行って作業を行う場合、作業順 4(項番 2.4)のOS
再起動後は、明示的に管理者接続として RDS ライセンスを消費しない形での接続を行う必要があります。
(管理者接続を行わない場合、「ライセンスを提供するためのリモートディスクトップライセンスサーバがないため、
リモートセッションは切断されました」というエラーメッセージが表示され、接続できません。)
作業順 5(項番 2.5)の作業完了後は、ライセンスサーバとライセンスモードの指定がされるため、明示的に管理者
接続をせずとも繋がるようになります。
<リモートデスクトップの管理者接続の方法>
クライアント PCにて、コマンドプロンプトにて、以下コマンドを実行して、リモートデスクトップを起動します。
mstsc.exe /admin
コマンド実行後に、[リモートデスクトップ接続]ウインドウが管理者モードで起動します。
※リモートデスクトップサービスのインストール
中は左記コマンド以外の方法でリモートデスク
トップを実行してもサーバに接続できない場合
があります。
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2. 構築手順
2.1.サーバ購入
BIGLOBE クラウドアプリストアにて、OSが Microsoft Windows Server2012 R2(64bit)で、RDS ライセンスが含まれる
ものを購入してください。
例)
Microsoft Windows Server 2012 R2 Office Standard サーバ
Microsoft Windows Server 2012 R2 リモートデスクトップ接続(RDS)サーバ
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2.2.ActiveDirectory構築
2.2.1. Active Directoryドメインコントローラ構築
① 購入したサーバに、Administrator としてサインインし、サーバーマネージャーを起動します。
サーバーマネージャーは、Windows Server 2012 の標準的なサーバ用管理ツールです。Administrator とし
てサインインすると自動的に起動しますが、手動で起動する場合はデスクトップの下にある次のアイコンを
クリックします。
② [(2) 役割と機能の追加]をクリックします。
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③ [役割と機能の追加ウィザード]が起動されるため、[開始する前に]ウインドウではメッセージを読み、[次
へ]をクリックします。
④ [インストールの種類の選択]ウインドウでは、[役割ベースまたは機能ベースのインストール]を選択し、
[次へ]をクリックします。
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⑤ [対象サーバーの選択]ウインドウで、Active Directory ドメインサービスのインストール対象となるコンピュ
ータを指定します。ここではローカルサーバである win2012demoを選択し、[次へ]をクリックします。
⑥ [サーバーの役割の選択]ウインドウで[Active Directory ドメインサービス]を選択します。
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⑦ Active Directoryドメインサービスと依存関係にある機能などが自動的にチェックされます。依存関係のある
機能がある場合は次のようなウインドウが表示されるため、[機能の追加]をクリックします。
⑧ 以下のウインドウが表示されたら[次へ]をクリックします。
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⑨ [機能の選択]ウインドウでは、何も選択せずに[次へ]をクリックします。
⑩ [Active Directory ドメインサービス]ウインドウでは[次へ]をクリックします。
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⑪ [インストールオプションの確認]ウインドウでは、インストールの最終確認を行います。「必要に応じて対象
サーバーを自動的に再起動する」にチェックを入れ、確認後、[インストール]をクリックします。
⑫ インストールが開始されます。
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⑬ インストールが終わると、以下のウインドウが表示されるため、[このサーバーをドメインコントローラーに昇
格する]をクリックします。
⑭ [配置構成]ウインドウでは、[新しいフォレストを追加する]を選択します。また、[ルートドメイン名]にこの
Active Directory ドメインの名前を指定し、[次へ]をクリックします。
(本手順の例では、新しいフォレストに demo.biglobe.jp ドメインだけが存在する構成にします。)
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⑮ [ドメインコントローラー オプション]ウインドウでは、フォレストとドメインの機能レベルを選択します。また、
DNS サーバのインストールも行うため、[ドメインネームシステム(DNS)サーバー]チェックボックスをオンに
します。ディレクトリサービス復元モードパスワードを指定し、[次へ]をクリックします。
⑯ [DNSオプション]ウインドウで、[次へ]をクリックします。
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⑰ [追加オプション]ウインドウでは、自動的に表示される名前を確認後[次へ]をクリックします。
⑱ [パス]ウインドウでは、パスを確認後[次へ]をクリックします。
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⑲ 最後に、これまで指定した内容が[オプションの確認]ウインドウに表示されるため、確認後[次へ]をクリッ
クします。
⑳ インストール前のチェックが自動的に行われます。チェックに合格したことを通知するメッセージが表示され
たら、[インストール]をクリックします。インストールが完了後、OS を再起動します。後にドメインの
Administrator(demo.biglobe.jp\administrator)としてサインインできるようになります。Administrator のパスワ
ー ドは、もともと使用していたローカル Administratorのパスワードが引き継がれます。
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2.2.2. 非管理者アカウントへのローカルログオン権利の割当
初期設定では、Active Directory を構築したサーバにローカルログインできるのは、管理者権限をもったユーザア
カウントに限定されているため、Active Directory に、非管理者ユーザアカウント(ユーザ権限)で、ローカルログオ
ンできる設定を行います。
① [スタート] - [管理ツール] を選択し、[管理ツール]ウインドウにて、[グループポリシーの管理]をダブルクリックします。
② [グループポリシーの管理]ウインドウで、[フォレスト:demo.biglobe.jp] – [ドメイン] - [demo.biglobe.jp] –
[Domain Controllers] – [Default Domain Controllers Policy] を右クリックし、[編集]を選択します。
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③ [グループポリシー管理エディター]ウインドウにて、[コンピューターの構成] – [ポリシー] – [Windows の設
定] – [セキュリティの設定] – [ローカルポリシー] – [ユーザー権利の割り当て] にて一覧が表示されるため、
[ローカルログオンを許可]をダブルクリックします。
④ [ローカル ログインを許可のプロパティ]ウインドウにて、[ユーザーまたはグループの追加]をクリックしま
す。
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⑤ [ユーザーまたはグループの追加]ウインドウにて[参照]をクリックします。
⑥ [ユーザー、コンピューター、サービスアカウントまたはグループの選択]ウインドウにて、[詳細設定]をクリッ
クします。
⑦ [ユーザー、コンピューター、サービスアカウントまたはグループの選択]ウインドウで[検索]をクリックしま
す。
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⑧ [ユーザー、コンピューター、サービスアカウントまたはグループの選択]ウインドウの検索結果の一覧から
[Domain Users]を選択し、[OK]をクリックします。
⑨ [ユーザー、コンピューター、サービスアカウントまたはグループの選択]ウインドウで、[Domain Users]が表
示されていることを確認し、[OK]をクリックします。
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⑩ [ユーザーまたはグループの追加]ウインドウで[DEMO\Domain Users] が表示されていることを確認し、
[OK]をクリックします。
⑪ [ローカルログオンを許可のプロパティ]ウインドウで[DEMO\Domain Users] が追加されていることを確認し、
[OK] をクリックします。
⑫ [グループポリシー管理エディター]ウインドウを閉じ、[コマンドプロンプト(管理者)]ウインドウを起動し、
[gpupdate /force] のコマンドを実行し、グループポリシーを強制的に反映します。
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2.2.3. Active Directoryユーザ登録
クライアント PCから RemoteApp を利用するユーザを作成します。
⑬ Administrator としてサインインし、サーバーマネージャーを起動し、[ツール]-[Active Directory 管理セン
ター]を選択します。
⑭ [demo(ローカル)]―[Users](※)―[新規]―[ユーザー]を選択します。
※Users というのは、Active Directory をインストールすると自動的に作成されるコンテナです。コンテナとは、Active Directory
のオブジェクトを分類するための入れ物のことで、Users はユーザーアカウントを保存する場所として使われています。
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⑮ 以下の情報を参考に、ユーザーを作成します。ここでは、次のように入力し、[OK]をクリックします。
項目 入力内容
フリガナ(姓) シナガワ
姓 品川
フリガナ(名) ハナコ
名 花子
ユーザーUPNログオン [email protected]
ユーザーSAMアカウント名ログオン demo\h-shinagawa
パスワード 大文字、小文字、数字、記号のうち 3種類を使用した、7文
字以上のパスワードを任意で設定。
パスワードのオプション
その他のパスワードオプション
※本手順では、次回ログオン時にパスワードの変更が求め
られないように設定します。
上記以外の項目については、任意で設定してください。
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⑯ 対象ユーザが追加されたことを確認します。
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2.3.RDSライセンスマネージャー設定
① サーバマネージャーを起動し、「リモートデスクトップサービス」を選択します。
② [サーバー]を選択し、表示された[サーバ名]を右クリックし、[RD ライセンスマネージャー]を選択します。
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③ RD ライセンスマネージャーが起動されますので、表示されたサーバーを右クリックし、[構成の確認]をクリックします。
④ [構成]のウインドウにて、[グループに追加]をクリックします。
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⑤ [RD ライセンスマネージャー]の警告メッセージのウインドウが表示されますので、そのまま[続行]をクリックします。
⑥ 次のようなメッセージを確認したら、[OK]をクリックします。
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⑦ 再び[構成]のウインドウに戻り、[SCP として登録]をクリックします。
⑧ 次のようなメッセージを確認したら、[OK]をクリックします。
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⑨ 再び[構成]のウインドウに戻り、表示内容を確認し、[OK]をクリックします。
⑩ [サーバーマネージャー]-[リモートデスクトップサービス]-[サーバー]を表示します。
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⑪ [サービス]の[リモートデスクトップ ライセンスサービス]を右クリックし、[サービスの再起動]をクリックします。
⑫ リモートデスクトップ ライセンスサービスが再起動され、[ライセンスマネージャー]-[構成]のウインドウにて、
メッセージの内容が以下の通りであることを確認し、[OK]をクリックします。
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2.4.リモートデスクトップサービスのインストール
※以降の手順は、ドメインの administratorでサインインしている必要があります。
① サーバーマネージャーから [管理] - [役割と機能の追加]を選択します。
② [役割と機能の追加ウィザード]が開始されますので、「開始する前に」ウインドウにて、[次へ] をクリックしま
す。
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③ [インストールの種類の選択]ウインドウにて、[リモートデスクトップサービスのインストール] を選択し、[次
へ] をクリックします。
④ [展開の種類の選択]ウインドウにて、[標準の展開]を選択し、[次へ]をクリックします。
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⑤ [展開のシナリオの選択]ウインドウにて、[セッション ベースのデスクトップ展開] を選択し、[次へ] をクリッ
クします。
⑥ [役割サービスの確認]ウインドウにて、[次へ] をクリックします。
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⑦ [RD 接続ブローカー サーバーの指定]ウインドウにて、サーバープールから [demo.biglobe.jp] を [選択
済み] にして、[次へ] をクリックします。
⑧ [RD Web アクセス サーバーの指定]ウインドウにて、[RD 接続ブローカーサーバーに RD Webアクセスの
役割サービスをインストールする]にチェックを入れ、[次へ]をクリックします。
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⑨ [RD セッションホストサーバーの指定]ウインドウにて、サーバープールから [demo.biglobe.jp] を [選択済
み] にして、[次へ] をクリックします。
⑩ [選択内容の確認]ウインドウにて、[必要に応じてターゲット サーバーを自動的に再起動する]にチェックを
入れ、[展開] をクリックします。
※自動的に再起動する、にチェックを入れないと [展開] がクリックできません。
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⑪ [進行状況の表示]ウインドウが表示され、インストールが開始されます。
インストールが完了すると自動的に OS が再起動されます。
⑫ OS 再起動完了後、コンソール接続にてサインインすると以下のようにインストールが正常終了していること
が確認できます。確認後は、[閉じる]をクリックします。
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2.5.RDSライセンスサーバとライセンスモードの指定
① [サーバーマネージャー] – [リモートデスクトップサービス] – [概要] – [展開の概要]から[RD ライセンス]をク
リックします。
② [サーバーの選択]ウインドウにて、サーバープールを選択済みにして、[次へ]をクリックします。
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③ [選択内容の確認]ウインドウにて、選択内容の確認をして、[追加]をクリックします。
④ [進行状況の表示]ウインドウにて、以下のようにインストールが正常終了していることを確認し、[閉じる]を
クリックします。
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⑤ [サーバーマネージャー] – [リモートデスクトップサービス] – [概要] – [展開の概要]の[タスク]から[展開プロ
パティ]の編集をクリックします。
⑥ [展開の構成]ウインドウにて、左の一覧から[RDライセンス]を選択し、ライセンスモードに[接続ユーザ数]を
選択し、[OK]をクリックします。
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2.6.セッションコレクションの作成
⑦ サーバーマネージャーにて [リモート デスクトップ サービス] を選択します。以下のウインドウが表示され
るので、[リモート デスクトップ サービス展開の設定] 内にある[セッション コレクションの作成] をクリック
します。
⑧ [開始する前に]ウインドウにて、[次へ] をクリックします。
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⑨ 「コレクション名の指定」ウインドウにて、名前に [テストコレクション] と入力し、[次へ] をクリックします。
⑩ 「 RD セ ッ シ ョ ン ホ ス ト サー バ ー の指定 」 ウ イ ン ド ウ に て 、 サ ー バ ー プ ー ルか ら
[win2012demo.demo.biglobe.jp] を [選択済み] にして、[次へ] をクリックします。
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⑪ [ユーザー グループの指定]ウインドウにて、コレクションにアクセスできるユーザーグループを指定します。
ここではデフォルトであるドメインの User グループを指定したまま、[次へ] をクリックします。
⑫ [ユーザー プロファイル ディスクの指定」ウインドウにて、ユーザー プロファイルを保管するフォルダを指
定します。ここでは [C:\DemoProfile] と入力し、[次へ] をクリックします。
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⑬ [選択内容の確認]ウインドウにて、[作成] をクリックします。
⑭ [進行状況の表示]ウインドウにて、成功を確認して、[閉じる] をクリックします。
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2.7.RemoteAppの公開
① [サーバーマネージャー] → [リモートデスクトップサービス] → [コレクション] → [demo-collection] を
選択し、サーバーマネージャーウインドウの中央付近に表示される [RemoteApp プログラムの公開] をク
リックします。
② [RemoteApp プログラムの選択]ウインドウにて、公開するプログラムを指定します。ここでは [ペイント]と
[電卓] を選択して、[次へ] をクリックします。
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③ [確認]ウインドウにて、[次へ] をクリックします。
④ [公開中]ウインドウが表示されます。
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⑤ [完了]ウインドウを確認したら、[閉じる] をクリックします。
以上で RemoteApp の公開は完了です。
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2.8.RemoteApp動作確認
[クライアント PC] から RemoteApp を使用します。
[クライアント PC] は WORKGROUP 構成(demo.biglobe.jp ドメイン不参加) であるため、win2012demo.demo.biglobe.jp
にアクセスできるように、C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts に以下の行を追記します。
(133.208.xx.yy は win2012demoサーバーの グローバル IPアドレスです)
hosts に追加したら、ブラウザを起動して RemoteApp を使用します。
手順は以下の通りです。
① ブラウザ(本手順では IE8を利用)を起動して、[https:// win2012demo.demo.biglobe.jp /RDWeb] にアクセス
します。自己署名証明書であるため、以下の警告ウインドウ表示されますが、[このサイトの閲覧を続行す
る (推奨されません)。] をクリックします。
※ ブラウザでプロキシサーバを設定している場合、[ローカルアドレスにはプロキシサーバを指定しない]を
ONにする必要があります。[https://グローバル IPアドレス/RDweb/]でアクセスしても同様です。
133.208.xx.yy win2012demo.demo.biglobe.jp
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② ドメインのユーザーとパスワードを入力し、[サインイン] をクリックします。
※ここではドメイン名と[2.2.2 ActiveDirectoryユーザ登録]で作成したをユーザとパスワードを入力します。
ユーザ名:demo.biglobe..jp\h-shinagawa パスワード:[2.2.2 ActiveDirectoryユーザ登録]したパスワード
③ ログインが完了すると、ログインユーザーに公開されている RemoteApp の一覧が表示されるので、[電卓]
または[ペイント] をクリックします。
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④ [このリモートコンピューターの ID を識別できません。接続しますか?]が表示されたら、[はい]をクリックしま
す。
⑤ [クライアント PC]にて、[電卓]ウインドウ、または[ペイント]ウインドウが表示されます。
ペイント
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電卓
以上
⑥ ペイントまたは電卓の[ヘルプ]-[バージョン]を表示するとリモートサーバーのウインドウであることが確認で
きます。
ペイント
電卓
以上
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2.9.RDSライセンス申告
ご利用中の RDS ライセンス数を適正に申告してください。
RDS ライセンスは、アクセスするユーザ毎に購入する必要があります。(同時接続数ではありません。)
① コントロールパネルにて「ライセンス数」の設定を実施します。コントロールパネル後、左メニューより「ライセン
スサーバ一覧」を選択し、変更ボタンをクリックします。
② 当月に必要なライセンス数(利用者総数)を設定し、[確認]→[完了]と進みます。
※ここのライセンス数設定は当月内のみ有効となります。当月中に数値の入力・変更を行ってください。変更
がなかった場合は、入力済の数値が継続となります。
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