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経営分析システム 『マーキュリー』のご紹介 株式会社コア・クリエイトシステム 導入施設における活用事例

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  • 経営分析システム『マーキュリー』のご紹介

    株式会社コア・クリエイトシステム

    導入施設における活用事例

  • D

    C

    A

    PDCAサイクルCopyright (C) 2013 CoreCreateSystem co.,Ltd. All Rights Reserved.

    1

    医師の診療プラン(例えばクリニカルパス)

    診療内容に立ち入った経営分析分析結果の診療科へのフィードバック

    患者に対する実際の診療行為

    診療科内部での診療行為そのものの改善の取り組み

    診療行為の分析ができる専門スタッフ⇒(キーパーソン)経営分析システム

    PDCAサイクルP

    必要なのは経営改善に向けての診療現場との対話

  • 活用事例1• DPC分析における財務アウトライヤー症例検討

    2

    財務アウトライヤーとは・・・財務的にはずれ値となった症例。例えば、包括/出来高比が0.8以下

    症例検討の具体的な方法 アウトライヤー症例の抽出

    診療科、期間、包括出来高比を決める Mercuryの集計機能活用 原価シミュレーション→患者別原価集計→期間・診療科指定→検索→エクスポート

    エクセルファイルから包括出来高比0.8以下の症例抽出

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  • 活用事例1

    3

    アウトライヤー症例の原因分析 カルテ(電子カルテ)等で診療内容の分析 Mercuryの診療行為単位での収支シミュレーション(クリニカルパス・シミュレーション)が極めて有効

    診療科へのヒアリング 問題を指摘するだけでなく、一緒に解決するような議論を行う。 財務アウトライヤー症例検討以外の様々な問題にも言及する。 毎月、特定の診療科に絞り、症例提示会を行う。

    分析結果の記載、症例のデータベース化 書式に則り記載 (エクセルで書式を作成中)

    分析担当者コメント、診療科コメント、研究会コメント、財務アウトライヤー分類コード 研究会ホームページへの投稿 (匿名化は完全に):

    →マーキュリーユーザ会にて発表。アウトライヤー症例データベース

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  • 活用事例1

    4

    次ページに、アウトライヤー症例についての診療科と検討を行うためのシートをご紹介いたします。

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  • 5

    化学療法だが、2クールは長すぎたか?この日数ならば“乳房の悪性腫瘍化学療法あり”の方が収

    入が上だった。

    化学療法だが、2クールは長すぎたか?この日数ならば“乳房の悪性腫瘍化学療法あり”の方が収

    入が上だった。

    ★こうして分析してみると、○理由はさまざま(医療行為、コーディング、病院の体制、外部環境、医療制度 etc.)○当然、仕方のなかった症例もある(=それが医療)

    マーキュリーの「DPC別患者一覧」よりエクセルファイルにエクスポートしたものを使用。「入院までの経過」「入院後の経過」「アウトライヤー理由」などは、電子カルテなどから調査を行う。

    Copyright (C) 2013 CoreCreateSystem co.,Ltd. All Rights Reserved. 症例検討 例

  • 活用事例2

    6

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    日次の医事I/Fデータ取込みによる科別・実施部署別収入情報(稼働額)の確認

    償還材料の使用(物流データ)と請求(医事データ)の照合による請求状況を調査

    収入情報及び経費情報に基づく資料作成、病院運営企画会議等へ提供

    「DPCツール」を利用した日次DPCデータに基づく候補DPCコード及び詳細資源投入量の確認

    活用の内容・取組活用事項

    1.経営分析情報の活用

    2.DPCツールによる包括業務の支援

    3.日次収入情報による稼働額の迅速把握

    4.償還材料の請求照合処理

    ※施設固有のカスタマイズにて対応している機能も含まれております。

  • 活用事例21.経営分析情報の活用

    7

    ■ 経営分析情報の情報提供診療科及び外来・病棟・中央診療部門における医療活動の対価量を収入情報「稼働額」とし、各部署における医療資源の消費量を支出情報「費用」として原価計算後の数値データを取得し、各種統計・集計表の作成をしている。(利用情報は、下記表の通り。但し、入院・外来患者数に関する患者統計や審査機関査定減情報は、医事会計システムからの提供となる。)※経営分析情報の前提条件分析の基本として、収益情報は病院医業収益(稼働額)を計上し、この医業収益に投じられた経費を医業費用(可能な限り、使用実績値を利用)として収支計算(原価計算)を実施している。したがって、附属病院における「財務諸表」で示される財務係数と異なるものである。

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    ■ 経営分析システム(マーキュリー)の利用情報(主たるものを抜粋)情報区分 収入(収益)情報 支出(費用)情報 利益情報

    内部提供・利用(院内報告:Web掲載、各種委員会会議資料)

    ・診療科別診療費用請求額 ・診療科別医療費使用額・診療科別医療費率

    ・インセンティブ配分の基礎資料・診療科別収支分析表 ・診断群分類別収支分析表 ・DPC症例分析

    ・償還材料の請求、使用照合

    外部提供・利用(DBC、他機関)

    ・医療機関別、月別稼働額→DBCに月次提供

    ・他機関調査(随時)

    ・患者別原価計算 →DBCに提供・部門別収支調査 →厚労省調査班に提供

    ※DBC:国立大学病院データベースセンター

  • 活用事例22.DPCツールによる包括業務の支援

    8

    医師による主要診断群と最も医療資源を投入した傷病名が付けられ、さらに診療行為(手術、処置等)が入力される。この診断群分類に対して診療情報管理士によるDPCコードの確認作業が行われる。この作業は、退院前日又は月末在院者は、保険請求作業までに主要診断群と最も医療資源を投入した傷病に係る診療内容の検証を限られた期間内に終えなければならない。このDPCコード検証さぎょうに対して、「DPCツール」を利用することにより、診療情報管理士の業務を支援する仕組みを講じた。

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    「設定中DPC」と「候補DPC」の確認 詳細資源投入量の確認

    ※候補DPC:医師入力のDPCコード(設定中DPC)に対して、より収益性の高いDPCコード(候補DPC)を提案する機能※詳細資源投入量:一入院期間内に包括された内服・外用・注射などの医薬品の数量、実施検査項目の回数を集計する機能

  • 活用事例23.日次収入情報による稼働額の迅速把握

    9

    病床稼働率や手術実績の動向を反映する病院収益の迅速な把握のために、様式1及び診療報酬請求情報(D/E/Fファイル)だけでなく、包括対象外の診療科・労災・委託・自費診療の入院診療分及び外来診療分を含め、月次にて取り込んでいる医事I/Fデータのファイル群をすべて日次にて取り込むこととした。翌月のレセプト処理完了(毎月10日)を待たずとも、日々の通院患者や入院患者への診療実績や手術実績が反映される病院収益(診療科別・実施部署別などの稼働額)の迅速な把握が可能となった。

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    様式1及び医事I/Fデータの流れ 各科入院・外来別収入集計実施部署別収入集計

    日次集計

  • 活用事例24.償還材料の請求照合処理

    10

    物流管理システムのラベル運用は、償還材料の確実な保険請求の実施を目的とし、診療行為の入力時に使用した材料情報を入力(バーコード利用)することにより、記録情報ならびにオーダ情報の使用材料として医事会計システムに反映させている。

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    償還材料の請求照合処理概念図

    そこで医事会計システムの償還材料請求情報と物流管理システムの患者消費情報による請求照合に加え、償還材料の納品・払出し情報をもとに、医事請求の確認・補完を行う仕組みを構築した。

    ただし、貼付不可能な材料、行為施行時の持ち込み、再滅菌、物流マスタ未登録材料などには、ラベル適用できないという問題点もある。

  • 活用事例3

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    • 分析用ビューア(BIツール等)の為のデータベースエンジンとしての利用

    BIツールなどのような大量の数値データを分析するのに、様々な視点で他面的に集計、分析が行えるツールに対して、マーキュリーがDWHの役目をし、内部で計算を行った収入情報、支出情報、および収支の情報を提供する。ビューア側では、「ドリルダウン」や評価軸を変更していく「スライス・アンド・ダイス」といった分析操作が簡単に行え、また多様なグラフを用いることで、より多様な分析を行えるようになる。

    例1:疾病ごとの収支と在院日数

    例2:症例ごとの収支と在院日数

    これらのツールでどのように分析を行うかは、ユーザに一任されるが、例えば、診療科別の収支から症例別にドリルダウン、さらに同症例の患者別へドリルダウンする分析が可能である。また、作成された帳票を院内Webサイトに掲載し、誰でも閲覧できるような運用をされている。