甲南大学自然科学研究科／甲南高等学校・中学校教諭 吉田 賢史

甲南大学 知能情報学部 服部雄一

甲南大学 文学部 佐藤泰弘

甲南大学 情報教育研究センター 鳩貝耕一

甲南大学 情報教育研究センター 井上明

甲南大学 知能情報学部 中山弘隆

学習意欲を持続させ、学習効果の高い電子教育システム

研究背景

あたかも「先生が指導しているようなe-Learningシステム」ができないか？

同期型システム

メリット対面講義

双方向

デメリット時間と場所の拘束

従来技術とその問題点（１）

非同期型システムメリット時間と場所の拘束なし学習者のペースで学習可能

デメリット臨場感がない一方向受け身の学習 One Way

Lonely learning

現存するシステムでは，学習者は退屈してしまう

学習が長続きしない

従来技術とその問題点（２）

人間的 e-Learningシステム

あたかも教員が側にいるように双方向的な機能

学習者の学習内容に沿った指導自動応答表情豊かな教員キャラクタ(喜び・悲しみ・驚き・怒り)

能動的学習実験的要素を取り入れる

試行錯誤発見的学習

学習の喜び

人間的e-Learning システム

システムのイメージ

Tomcat

PostgreSQL

webMathematica

学習状況に応じたコンテンツ配信

学習内容の把握

フロー図

コンテンツのパターン

1. 数式を中心とした展開

2. 図による解説を中心とした展開

3. シミュレーションなど作業中心の展開

自動応答

適切なフィードバック

コンテンツ例：統計入門

コンテンツ例：漢文入門

新技術の特徴・従来技術との比較

従来の非同期型e-Learningシステムの問題点

であった、学習者の学習状況の把握と最適な教材配信に成功した。

本技術の適用により、オンライン上での学習の高度化・最適化が期待される。

想定される用途

教育機関での教育的利用遠隔講義

遠隔指導

さらに、企業などでの社員研修、業務ノウハウの共有などの利用も期待される。

実用化へ向けた課題

現在、特定コンテンツに対する自働応答、学習履歴把握・最適教材配信まで完了

以下の点などが未解決

汎用化（コンテンツ作成、学習履歴・配信）

企業への期待

コンテンツやシステム実装の汎用化に向け、企業との共同実験・研究を希望

本技術に関する知的財産権

発明の名称 ：電子教育用サーバ及びプログラム

出願番号 ：特願2005-216208出願人 ：学校法人甲南学園発明者 ：吉田賢史,服部雄一,

佐藤泰弘,鳩貝耕一,井上明,中山弘隆

お問い合わせ先

甲南大学フロンティア研究推進機構

産官学連携コーディネーター 安田 耕三

ＴＥＬ 078-435-2559

ＦＡＸ 078-435-2324

e-mail officefront@center.konan-u.ac.jp