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総合スポーツゾーン全体構想 平成26年1月 概要版

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Page 1: 総合スポーツゾーン全体構想 - Tochigi Prefecture...1 総合スポーツゾーン全体構想の背景・目的 (1) 総合スポーツゾーンの基本コンセプト 「県民に愛され、県民が誇れる、

総合スポーツゾーン全体構想

平成26年1月栃 木 県

≪概要版≫

Page 2: 総合スポーツゾーン全体構想 - Tochigi Prefecture...1 総合スポーツゾーン全体構想の背景・目的 (1) 総合スポーツゾーンの基本コンセプト 「県民に愛され、県民が誇れる、

1 総合スポーツゾーン全体構想の背景・目的

(1) 総合スポーツゾーンの基本コンセプト

「県民に愛され、県民が誇れる、県民総スポーツの推進拠点」

「県民に愛され、県民が誇れる、県民総スポーツの推進拠点」

5 総合スポーツゾーンの基本理念・基本方針

【方針1】生涯スポーツやレクリエーションを楽しめる施設整備を目指す

(3) 総合スポーツゾーンの基本方針

2 総合スポーツゾーンの位置と区域

総合スポーツゾーン整備に関連する計画や土地利用条件

4 総合スポーツゾーンの整備に向けた課題

(2) 総合スポーツゾーンの基本理念

県民総スポーツの推進拠点」県民総スポーツの推進拠点」

総合スポーツゾーンの基本理念

【方針3】競技力の向上を支援する施設整備を目指す

生涯スポーツやレクリエーションを楽しめる施設整備を目指す

【方針2】プロスポーツを含めトップアスリートが競技できる施設整備を目指す

【方針8】県民の命を守る防災拠点としての施設整備を目指す

【方針4】県民との協働によるスポーツ支援を目指す

【方針5】多目的な利用を想定した施設整備を目指す

【方針6】自然に親しむ憩いの空間としての施設整備を目指す

【方針7】環境への配慮や周辺のまちづくりと調和した施設整備を目指す

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北エリア

•元運転免許試験場と県警機動センター、県体育館分館を合わせた6.6haの敷地に新たに体育館及び水泳場(以下「新体育館・屋内水泳場」という。)を併設して配置します。

•新体育館・屋内水泳場とともに親しみのあるエリアを形成します。

東エリア(元運転免許試験場等)

•元競馬場(16.5ha)の敷地には、陸上競技場兼サッカー場(以下「新スタジアム」という。)と多目的広場が配置され、陸上競技やサッカーを中心とした競技スポーツの拠点としてのエリアを形成します。

北エリア(元競馬場)

6 総合スポーツゾーンのゾーニング

東エリア

中央エリア

•様々な運動施設が集積するとともに、中央広場やとちのきファミリーランドなど、人が集い、憩う空間を提供しており、総合スポーツゾーンの中核となるエリアです。

•現在の水泳場の位置には、新たに武道館及び弓道場(以下「新武道館」という。)を配置します。

中央エリア(現総合運動公園)

総合スポーツゾーンのゾーニング 2

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7 施設の整備方針 (1) 新たに整備する施設

•稼働率や施設整備費、維持管理費を含めたトータルコスト等を考慮し、陸上競技場とサッカー場は兼用

•新スタジアムは、第1種公認陸上競技場やJリーグの施設基準に準拠

•観客席数は、現在の総合運動公園陸上競技場の収容人数が24,000人であることや、他都道府県のスタジアムの状況、Jリーグ主管試合の開催等を踏まえ、25,000席程度

•多数の利用者が集合・離散するため、施設に近接して待機スペースを確保できる元競馬場に配置

•陸上競技やサッカーなど多目的な利用となるため、相互の運営に支障を来たさないよう、近接して付帯投てき場を整備

•競技力向上を目的とした専門的なトレーニングルームを整備

•快適な観戦環境を確保するため、観客席の個席化や屋根の設置、大型映像装置等を整備するとともに、コンサートや各種イベント開催に対応できる音響設備等を整備

•競技面数は、バスケットボールコートで4面を確保

•大会運営を考慮し、バスケットボールコートで2面程度のサブアリーナを整備

•観客席数は、他都道府県の同規模体育館の状況やプロバスケットボールの観客者数を踏まえ、5,000席程度(うち固定席は3,000席程度)を確保

•多数の利用者が集合・離散するため、施設に近接して待機スペースを確保でき、他の施設の利用者との錯綜を避けることができる元運転免許試験場及び県警機動センターに配置

•天候に左右されず、活用用途も広いため、整備運営手法は、民間活力の導入を検討

•健康増進や体力向上を目的としたトレーニングルームを整備

•快適な観戦環境を確保するため、冷暖房設備の整備や電光掲示板の設置、多目的室等を整備するとともに、コンサートや各種イベント開催に対応できる音響設備等を整備

新スタジアム 新体育館

北エリア

東エリア

中央エリア

【武道館】

•競技面数は、柔道と剣道の兼用で6面を確保

•大会運営を考慮し、柔道及び剣道それぞれ2面程度のサブ武道場を整備

•観客席数は、他都道府県の武道館等の状況や、県内の利用状況等を勘案し、1,500席程度を確保

•快適な観戦環境を確保するため、冷暖房設備を整備

【弓道場】

•射場数は、近的で12人立ち、遠的で6人立ちを確保

•観客席数は、他都道府県の弓道場の状況や、県内の利用状況等を勘案し、150席程度を確保

新武道館

•他都道府県の国体等開催会場の状況や競技力の向上等を考慮し、屋内プール化

•施設整備費や維持管理費を含めたトータルコスト等を考慮し、50mプールと飛込用プール(25mプール兼用)を整備

•国体等の開催会場を想定し、50mプールの水深は、2.0m以上、飛込用プールは、5.0mを確保し、日常利用も踏まえ可動床

•観客席数は、2,000席程度を確保

•体育館と同様に天候に左右されず、民間活力の導入の実績も多いため、体育館との併設とし、整備運営手法は民間活力の導入を検討

新屋内水泳場

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北エリア

(2) 既存施設

補助競技場

•現在の陸上競技場が補助競技場になるため廃止•敷地は、駐車場やバスの転回場等の活用を検討

トレーニングセンター

•現在のトレーニングセンターは廃止•アリーナ機能は、新体育館で代替•トレーニング機能は、新スタジアムと新体育館で充実強化

合宿所

•機能維持のための設備更新工事を実施•ベッド等の宿泊設備の更新や宿泊部屋のリニューアル、研修室等の確保、トイレの洋式化など、利用環境の改善

(3) その他の公園機能

北エリア• ウォーキング・サイクリングコースの整備

• ニュースポーツ(グラウンド・ゴルフ等)が楽しめる多目的広場の整備

•広域災害対策活動拠点としての機能拡充

•健康遊具の設置• スポーツ医・科学等を取り入れた支援の充実・拡充

•駐車場の多目的利用

東エリア•広域災害対策活動拠点としての機能拡充

中央エリア• ウォーキングコースの拡充•サイクリングコースの整備•広域災害対策活動拠点や緊急離着陸場としての機能拡充

•芝生広場の整備・拡充•駐車場の多目的利用

北エリア

東エリア

中央エリア

•総合運動公園内のその他の既存施設(軟式野球場、テニスコート、相撲場等)については、国体等の競技会場の選定状況を踏まえながら、機能維持のための修繕工事を実施

陸上競技場

•現在の陸上競技場は、新スタジアムの補助競技場(第3種公認陸上競技場)として改修•既存のメインスタンドは、耐震改修工事を実施した上で、会議室や研修室等として活用

硬式野球場

•メインスタンド及びスコアボードは耐震改修工事を実施し、内野スタンド等を含め全面的にリニューアル•現在の機能を維持するため、設備更新工事を実施•野球場に隣接してウォーミングアップ場を整備•多目的トイレの整備や夜間照明設備の設置

体育館分館

•機能維持のための修繕工事を実施

その他の施設

その他(施設・園地全般)

•ユニバーサルデザインの採用•身障者に配慮した駐車場スペースの配置や「おもいやり駐車スペース」の確保

• スポーツに関する情報提供• スポーツボランティア等の活用•既存樹林と新たに植栽する樹木等とのネットワークの形成

• スポーツ団体間の連携を図るための研修室等の整備

•再生可能エネルギーの利用等による環境負荷の低減

•緩衝帯としての緑地整備や騒音・漏れ光対策

•圧迫感を押さえた施設外観や施設のコンパクト化

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8 総合スポーツゾーンの動線

•東武宇都宮線西川田駅(以下「東武西川田駅」という。)からのアクセスを主動線と位置付け、一般県道西川田停車場運動公園線(以下「国体通り」という。)の再構築等により、安全で快適な歩行者空間を確保します。また、公園西側入口から北エリアや中央エリア、東エリアを結ぶ動線を主園路と位置付け、誰もが円滑に移動できるように努めます。また、各駐車場からの補助動線を主園路とつなげます。

•JR雀宮駅方面からの動線は、歩道整備も含め、安全な歩行者空間の確保に努めます。

•東武宇都宮線西川田駅(以下「東武西川田駅」という。)からのアクセスを主動線と位置付け、一般県道西川田停車場運動公園線(以下「国体通り」という。)の再構築等により、安全で快適な歩行者空間を確保します。また、公園西側入口から北エリアや中央エリア、東エリアを結ぶ動線を主園路と位置付け、誰もが円滑に移動できるように努めます。また、各駐車場からの補助動線を主園路とつなげます。

•JR雀宮駅方面からの動線は、歩道整備も含め、安全な歩行者空間の確保に努めます。

•来園車両の駐車場への動線は、周辺の住宅地を避け、主に一般国道121号(宮環)側からのアクセスを主動線と位置付けます。

•駐車場は一般国道121号(宮環)側からのアクセス性、利用者の利便性を考慮し、各エリアに分散して配置します。

•園内車両動線は、利用者の安全性確保の観点から、歩行者動線との重複をできる限り避ける動線を設定します。

•来園車両の駐車場への動線は、周辺の住宅地を避け、主に一般国道121号(宮環)側からのアクセスを主動線と位置付けます。

•駐車場は一般国道121号(宮環)側からのアクセス性、利用者の利便性を考慮し、各エリアに分散して配置します。

•園内車両動線は、利用者の安全性確保の観点から、歩行者動線との重複をできる限り避ける動線を設定します。

•宇都宮市が位置付けている自転車ネットワーク路線からつながる自転車通行帯と総合スポーツゾーン内のサイクリングコースとの連続性を確保します。

•園内への出入口等には、駐輪場を整備します。

•宇都宮市が位置付けている自転車ネットワーク路線からつながる自転車通行帯と総合スポーツゾーン内のサイクリングコースとの連続性を確保します。

•園内への出入口等には、駐輪場を整備します。

歩行者歩行者 車 両車 両 自転車自転車

•園内は、主動線から各施設へつながる歩行者動線をネットワーク化させます。

•各エリア間が道路で分断されているため、利用者の円滑な移動と安全性の確保に向けて、歩道橋等の立体化を進めます。

•園内は、主動線から各施設へつながる歩行者動線をネットワーク化させます。

•各エリア間が道路で分断されているため、利用者の円滑な移動と安全性の確保に向けて、歩道橋等の立体化を進めます。

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(1) 交通計画の整理

① 「平常時」

平常時は、年間開園日における来場者の約9割に対応した最大駐車台数を2,900台と設定し、以下の対応策を中心に具体化を図ります。

•公共交通を最大限に活用•周辺住宅地内での渋滞発生を回避•駐車場の効率的・効果的な配置と効果的な道路整備による渋滞抑制

交通計画の基本姿勢

「平常時」利用者数に応じた駐車場台数の設定と現在の交通状態を悪化させない駐車場の配置及び必要最小限の周辺道路整備「特異日」公共交通や園外駐車場等からシャトルバスの利用を主体とした交通計画

交通計画の進め方

①来園車両を効率的に誘導

• 高度交通情報等を活用した駐車場案内の整備(モバイル端末等を活用した駐車場利用状況の案内等)

• 周辺住宅地内への進入抑制策として、面的規制と特定路線規制を組み合わせて検討

• イベント主催者による交通誘導と交通管理者による取締りの強化• J1リーグ及び高校野球(準)決勝等の大規模イベントが行われる日(特異日)における駐車場運用計画と利用者への事前周知等の広報の充実 等

②交通施設の利用環境の向上

• 東武西川田駅のバリアフリー化 等

③計画的な道路整備

• 自転車、歩行者の通行環境の整備• 歩行者、自転車、自動車動線のネットワーク強化 等

④大規模な大会等の開催時における来退園時間の適正化

• 大規模な大会等の開催日時には、各施設の利用状況等を勘案し適切に設定• プロスポーツ等の観戦開始前にプレイベントを開催• 飲食店やイベントグッズショップの開店時間を調整• とちのきファミリーランドの活用と各種催し物の開催 等

② 「特異日」

9 交通計画

J1リーグ及び高校野球(準)決勝の大規模イベントが行われる場合を「特異日」と設定した上で、園内駐車場の利用を限定し、公共交通や園外駐車場等からシャ

(2) 更なる交通円滑化策等の提案

第4駐車場

第5駐車場

第1駐車場

第2駐車場

第3南駐車場

一般国道121号(宮環)

2,900台と設定し、以下の対応策を中心に具体化を図ります。

• 駐車場は分散配置• 主に一般国道121号(宮環)からの利用(周辺住宅地内への来園車両の混入を防止)を想定

• 駐車場の利用頻度を考慮して駐車場利用時以外の多目的利用も想定

• 総合スポーツゾーンへの主要な動線となる一般国道121号(宮環)の交差点や宮環から総合スポーツゾーンを結ぶ道路の改良を実施

第3北駐車場

東武西川田駅

• 園外駐車場を確保し、パーク&シャトルバスによる対応

• 園内駐車場は利用を制限し、すべて予約制

• JR宇都宮駅、JR雀宮駅からシャトルバスを運行• 東武宇都宮線利用者の利便性を向上させるため臨時列車を運行• 東武西川田駅利用者の安全で快適な歩行空間を確保するため、「国体通り」を再構築

• 路線バスは、更なる利用環境の向上や利用の啓発を実施

• 自転車は、園内駐輪場の整備や歩行者と分離させた園内動線を確保

交通シミュレーションで抽出した課題箇所への渋滞対策

駐車場の効率的・効果的な配置

自家用車利用者への対応

鉄道利用者への対応

路線バス・自転車利用者への対応

図8 平常時の交通計画 図9 特異日の交通計画

と設定した上で、園内駐車場の利用を限定し、公共交通や園外駐車場等からシャトルバスを活用した交通計画を検討しました。特異日の来園者総数は、多くの来園者が予想されるJ1リーグの開催日を想定して25,000人と設定し、下記の対応により来園者を輸送します。

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10 全体構想の具体化に向けて

(1) 整備スケジュール

(3) 関係者との情報交換

•競技団体等と積極的な情報交換を図り、利用者や大会運営者の視点に立った、使いやすい施設整備に向けた検討を行います。

•整備された施設を最大限活用するため、スポーツ振興に資する取組を関係団体とともに検討していきます。

•交通計画は、公共交通利用への転換と、ピーク時交通量の分散、周辺住宅地への進入抑制が重要な課題であり、地元宇都宮市を始めとして、関係者との緊密な連携や情報交換を進めていきます。

平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度 平成31年度 平成32年度 平成33年度 平成34年度

(2014) (2015) (2016) (2017) (2018) (2019) (2020) (2021) (2022)

新スタジアム

新体育館・屋内水泳場

新武道館

サブ競技場(現陸上競技場)

新たな施設整備

施設名称

既存施

設計・諸手続等 工事

工事設計・諸手続等

設計・諸手続等 工事

導入可能性調査

アドバイザリー業務等工事設計・諸手続等

東京オリンピック

・パラリンピック

国体

リハーサル大会

国民体育大会

全国障害者

スポーツ大会

(2) 概算事業費主な項目 概算事業費

新たな施設整備 約 360億円

既存施設の改修・整備 約 35億円

その他周辺整備 約 95億円

(4) 周辺住民への情報提供

総合スポーツゾーン整備の概算事業費については、右記のとおり想定しています。

今後、関係機関との調整や詳細な設計を通して具体化していきます。

総合スポーツゾーンの整備に当たっては、夜間照明設備や交通計画など、周辺住民の皆様の御理解を得ながら進めていく必要があるため、積極的な情報提供に努めます。

(現陸上競技場)

硬式野球場

合宿所

園地・園路・駐車場等

その他

周辺整備

設の改修・整備

工事設計・諸手続等

工事設計等

用地・工事測量・設計等

詳しい内容は、

を御覧ください。

総合スポーツゾーン全体構想

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