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2009年5月8日 200 2009年3 月期 月期 決算説明会 決算説明会 当社グループの事業は、顧客嗜好、社会情勢、経済情勢等の影響を受けやすい特性を持っているため、 本資料で述べられている様々な予測や見通しには不確実性が含まれていることをご承知おきください。 東京証券取引所 市場第1部 <証券コード:4661> 株式会社オリエンタルランド 株式会社オリエンタルランド 1 プレゼンター 株式会社オリエンタルランド 代表取締役社長(兼)COO 上西 京一郎 執行役員 経理部長 横田 明宜

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2009年5月8日

20020099年年33月期月期決算説明会決算説明会

当社グループの事業は、顧客嗜好、社会情勢、経済情勢等の影響を受けやすい特性を持っているため、本資料で述べられている様々な予測や見通しには不確実性が含まれていることをご承知おきください。

東京証券取引所 市場第1部 <証券コード:4661>

株式会社オリエンタルランド株式会社オリエンタルランド

1

プレゼンター

株式会社オリエンタルランド

代表取締役社長(兼)COO 上西 京一郎

執行役員 経理部長 横田 明宜

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目次

2

Ⅰ.2009年3月期決算概要

Ⅱ.2010年3月期通期業績予想

Ⅲ.中期経営計画Innovate OLC 2010

の進捗状況

1.連結貸借対照表 (2009年3月期末/前期末)

2.連結損益計算書 (2009年3月期実績/前期実績)

・ 主な増減要因 (セグメント別)

3.連結損益計算書 (2009年3月期実績/2月予想)

4.まとめ

1.連結損益計算書 (2010年3月期予想/前期実績)

・ 主な増減要因 (セグメント別)

2.フリー・キャッシュ・フロー (2010年3月期予想)

新しい経営体制

中期経営計画 “Innovate OLC 2010”1.コア事業の更なる強化による利益の成長

(1) クオリティの向上

(2) ターゲットの明確化

(3) コストの効率化

2.新たな成長基盤の確立

3.OLCグループ価値の向上

2

このプレゼンテーションは

Ⅰ.2009年3月期 決算概要

Ⅱ.2010年3月期 通期業績予想

Ⅲ.中期経営計画 Innovate OLC 2010 の進捗状況

の3つのパートで構成されています。

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執行役員 経理部長横田 明宜

ⅠⅠ. . 20092009年年33月期月期

決決算算概要概要

「2009年3月期 決算概要」について説明します。

3

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・ 有価証券、現金及び預金を社債償還に充当

・ 第1回無担保社債の償還 △1,000億円

- 2008年4月償還 (利率:2.6%)

・ 自己株式の取得 △244億円

- 2008年6月 420万株 (発行済株式総数の4.4%) 取得 → 2009年5月 全て消却

1. 連結貸借対照表 (2009年3月期末/前期末)

連結貸借対照表

より健全な財務体質へ

Ⅰ. 決算概要

△ 3.7%△ 1453,7363,881純資産

△ 26.5%△ 9802,7133,693負債

△ 14.9%△ 1,1256,4497,575資産

2009/3期末実績

(億円)

増減(億円)

2008/3期末実績

(億円)

増減率

--0.52倍0.76倍D/Eレシオ

△ 34.4%△ 1,0131,9302,943有利子負債

4

資産の減

負債の減

純資産の減

1. 連結貸借対照表 (2009年3月期末/前期末)

資産の部

有価証券ならびに現金及び預金を、社債償還に充当したため減少しました。

負債の部

1,000億円の無担保社債を、2008年4月に償還したことなどから減少しました。

純資産の部

2008年6月に420万株の自己株式を取得したことなどから減少しました。

以上のことから、当期はバランスシートが圧縮され、より健全な財務体質となりました。

4

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2. 連結損益計算書 (2009年3月期実績/前期実績)

2009/3実績(億円)

増減(億円)

連結損益計算書

過去最高の売上高・営業利益・経常利益

2008/3実績(億円)

増減率

22.8%33180147当期純利益

41.1%113388275経常利益

-△ 1△ 8△ 6その他の事業

-30△ 3リテイル事業

4.5%26259ホテル事業

31.0%81345263テーマパーク事業

28.7%89400311営業利益

26.7%52246194その他の事業

△ 4.0%△ 6162169リテイル事業

38.4%127459331ホテル事業

10.8%2953,0242,728テーマパーク事業

13.7%4683,8923,424売上高

Ⅰ. 決算概要

5

2. 連結損益計算書 (2009年3月期実績/前期実績)

売上高は13.7%増の3,892億円、営業利益は28.7%増の400億円、経常利益は41.1%増の388億円

となり、いずれも過去 高となりました。

5

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・ 東京ディズニーリゾート25thアニバーサリー開催により過去最高

- 2008年4月15日~2009年4月14日 東京ディズニーリゾート25thアニバーサリー開催

- 首都圏のみならず、地方からの来園者数も増加

2. 主な増減要因 (2009年3月期実績/前期実績)

テーマパーク事業① 2009/3実績

増減2008/3

実績増減率

10.8%295億円3,024億円2,728億円売上高

入園者数及びゲスト1人当たり売上高の増により増収

Ⅰ. 決算概要

3.9%80円2,128円2,048円飲食販売収入

8.9%274円3,370円3,096円商品販売収入

△ 0.1%△ 4円4,222円4,226円チケット収入

3.7%349円9,719円9,370円ゲスト1人当たり売上高

7.1%179万人2,722万人2,542万人入園者数

6

入園者数の増

ゲスト1人当たり売上高の増

・ 東京ディズニーリゾート25周年商品・飲食の好調

・ ディズニーベア 「ダッフィー」 商品の好調 (東京ディズニーシー限定)

セグメント別の主な増減要因について説明します。

テーマパーク事業①

売上高は、10.8%増の3,024億円となりました。

これは、東京ディズニーリゾート25thアニバーサリーが奏功し、入園者数及びゲスト1人当たり売

上高が増加したためです。

入園者数は、7.1%増の2,722万人となり、過去 高となりました。

首都圏のみならず、地方からのゲストも増加し、大幅な増加となりました。

ゲスト1人当たり売上高は、3.7%増の9,719円となりました。

25周年商品・飲食が大変好調であったことに加え、東京ディズニーシー限定で販売しているディ

ズニーベア「ダッフィー」商品などが好調でした。

6

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2. 主な増減要因 (2009年3月期実績/前期実績)

・ 売上高の増

・ 人件費の増 △52億円

- 準社員時給改定 (2008年3月実施) ・ 労働時間の増に伴う増 など

・ 減価償却費の増 △25億円

- 東京ディズニーランド大規模改修に伴う減価償却費の増 など

* テーマパーク固定経費※の増 △6億円

- マーケティング先行費用 △5億円

※ 期を通じて25周年イベントを展開したものの、テーマパーク固定経費の増加を抑制

テーマパーク事業② 2009/3実績

増減2008/3

実績増減率

費用が増加したものの、売上高が大幅に増加したことから増益

31.0%81億円345億円263億円営業利益

Ⅰ. 決算概要

7

営業利益の増

テーマパーク事業②

営業利益は、費用が増加したものの、売上高が大幅に増加したことから、81億円の増となりまし

た。

費用については、人件費が52億円、減価償却費が25億円増加しました。

・人件費は、2008年3月に実施した準社員時給改定により約20億円、入園者数の増に伴う労働

時間の増により約20億円増加しました。

・減価償却費は、東京ディズニーランド大規模改修に伴う減価償却費の増などにより増加しまし

た。大規模改修とは、主に水道・ガス・電力などインフラ設備の入れ替え工事のことで、エネル

ギープラントなどの大規模なインフラ設備が竣工しています。

なお、テーマパーク固定経費は、新アトラクションオープン前の先行CMといった、マーケティング

先行費用5億円を追加発生させたことなどにより、 6億円増加しました。期を通じて25周年イベン

トを展開したものの、テーマパーク固定経費の増加を抑制することができました。

7

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・ 売上高の増

- 東京ディズニーランドホテル オープンによる増

2008年7月8日にオープンし好調に推移

・ 東京ディズニーランドホテル 開業前準備費用の増 △28億円

- 開業前準備費用※ (実績30億円) : 家具備品、開業前広告、トレーニングコスト など

※ 開業前準備費用の実績値の詳細は、 「補足資料」 P.6を参照

* なお、開業前準備費用を除くと、東京ディズニーランドホテルは当期 (2009年3月期) より黒字

・ 前期発生した、東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ全面リニューアル費用の未発生 +7億円

2. 主な増減要因 (2009年3月期実績/前期実績)

ホテル事業 2009/3実績

増減2008/3

実績増減率

4.5%2億円62億円59億円営業利益

38.4%127億円459億円331億円売上高

開業前準備費用が増加したものの、東京ディズニーランドホテル好調により増収増益

Ⅰ. 決算概要

8

東京ディズニーランドホテル 実績

5万円台半ば平均客室単価

90%台半ば客室稼働率※

※その他のホテルの指標は 「補足資料」 P.4を参照

営業利益の増

ホテル事業

営業利益は2億円の増となりました。

売上高は、2008年7月にオープンした東京ディズニーランドホテルが好調に推移したため、大幅

な増加となりました。

費用については、同ホテルの開業前準備費用が前期に比べて28億円増加しました。

なお、開業前準備費用を除くと、東京ディズニーランドホテルは、開業初年度である2009年3月

期より黒字となっており、既に利益貢献しています。

開業前準備費用の増加により、期初には減益を予想しておりましたが、東京ディズニーランドホ

テルが好調に推移したことなどにより、増益となりました。

8

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2. 主な増減要因 (2009年3月期実績/前期実績)

・ 商品原価率の改善

リテイル事業 2009/3実績

増減2008/3

実績増減率

-3億円0億円△ 3億円営業利益

△ 4.0%△ 6億円162億円169億円売上高

その他の事業 2009/3実績

増減2008/3

実績増減率

-△ 1億円△ 8億円△ 6億円営業利益

26.7%52億円246億円194億円売上高

開業前準備費用が増加し増収減益

・ シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京 開業前準備費用の増 △3億円

- 開業前準備費用 (実績 6億円) : 開業前広告、人件費 など

開業前準備費用の増加により減益

商品原価率の改善などにより黒字化を達成

Ⅰ. 決算概要

9

営業利益の増

営業損失の増

リテイル事業

景気悪化という環境の中、客数が減少したことなどにより減収となりました。

しかしながら、商品原価率の改善に加え、前期に引き続き固定費を低減したことなどにより、黒

字化を達成しました。

その他の事業

シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京がオープンし、好調に推移しました。

一方、同施設の開業前準備費用が前期に比べて3億円増加したことなどから、増収減益となりま

した。

9

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2. 主な増減要因 (2009年3月期実績/前期実績)

経常利益・純利益 2009/3実績

増減2008/3

実績増減率

22.8%33億円180億円147億円当期純利益

41.1%113億円388億円275億円経常利益

28.7%89億円400億円311億円営業利益

Ⅰ. 決算概要

10

・ 経常利益の増

- 社債償還 (2008年4月) などによる、支払利息・社債利息の減 +19億円

・ 特別損失の増 △20億円

- のれんの一括償却 (リテイル事業) △17億円

- 減損損失 (ディズニーストア店舗など) △9億円

・ 繰延税金資産の取り崩し △23億円

* これらには、将来のコスト軽減・リスク軽減といったプラスの側面あり

特別損失・繰延税金資産の取り崩しを計上

リテイル事業は計画通り改善しているものの、

経済環境の更なる悪化を想定した、慎重な

見通しに基づき計上

当期純利益の増

経常利益・当期純利益

経常利益は、2008年4月に実施した社債償還などにより、支払利息・社債利息が19億円減少し

ました。

一方、リテイル事業ののれんの一括償却17億円や、ディズニーストア店舗などの減損損失9億

円を計上したことなどから、特別損失は20億円増加しました。また、これらに伴う繰延税金資産

の取り崩し23億円を計上しました。

リテイル事業は計画通り改善しているものの、経済環境の更なる悪化を想定した慎重な見通し

に基づき、特別損失及び繰延税金資産の取り崩しを計上しました。

これにより、本業が好調な時に、将来のコスト軽減・リスク軽減を図ることとしました。

10

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3. 連結損益計算書 (2009年3月期実績/2月予想) Ⅰ. 決算概要

2009/3実績(億円)

増減(億円)

連結損益計算書

テーマパーク事業好調により、2月予想に対しても営業増益

2009/32月発表修正予想

(億円)

増減率

△ 13.1%△ 27180208当期純利益

8.0%28388359経常利益

-1△ 8△ 10その他の事業

-10△ 1リテイル事業

6.6%36258ホテル事業

6.1%19345325テーマパーク事業

7.8%28400372営業利益

1.1%2246244その他の事業

3.2%5162157リテイル事業

△ 0.8%△ 3459462ホテル事業

1.2%363,0242,988テーマパーク事業

1.0%403,8923,852売上高

11

3. 連結損益計算書(2009年3月期実績/2月予想)

売上高は1.0%増、営業利益は7.8%増となりました。

これは主に、テーマパークの入園者数およびゲスト1人当たり売上高が増加したことによります。

第4四半期においても、テーマパーク事業は好調に推移しました。

11

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4. まとめ Ⅰ. 決算概要

12

2009年3月期実績 対 前期実績

2009年3月期実績 対 予想

東京ディズニーリゾート25周年が奏功し、テーマパーク入園者数は

過去最高となり、ゲスト1人当たり売上高も増加

さらに、新規施設のオープンも加わり、売上高は過去最高となった

期初予想では前期比で営業減益を予想していたが、結果的に大幅な営業増益となった

期初に慎重な売上高予想を立て固定費などを抑制した一方、期中に売上高が上振れしたため、結果的に大幅な利益の増加となった

新規施設の開業前準備費用 (36億円) があったものの、営業利益・

経常利益ともに過去最高となった

12

4. まとめ

2009年3月期実績を前期実績と比較すると、

・東京ディズニーリゾート25周年が奏功し、テーマパーク入園者数は過去 高となり、ゲスト1人

当たり売上高も増加しました。さらに、東京ディズニーランドホテル及びシルク・ドゥ・ソレイユ シ

アター東京という2つの新規施設のオープンも加わり、売上高は過去 高となりました。

・これら2つの新規施設の開業前準備費用36億円が発生したものの、営業利益・経常利益ともに

過去 高となりました。

2009年3月期実績を予想と比較すると、

・期初予想では前期比で営業減益を予想していましたが、結果的に大幅な営業増益となりました。

期初予想に対して増収増益となったのは、3期連続となります。

・当社事業は、いわゆる装置産業で、固定費が大きいビジネスモデルです。2009年3月期は、期

初に慎重な売上高予想を立て固定費などを抑制した一方、期中に売上高が上振れしたため、結

果的に大幅な利益の増加となりました。このように慎重な計画を立てることは利益改善につなが

るものと判断しております。

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ⅡⅡ. . 20102010年年33月期月期

通期業績予想通期業績予想

「2010年3月期業績予想」について説明します。

13

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1. 連結損益計算書 (2010年3月期予想/前期実績)

2010/3予想(億円)

増減(億円)

連結損益計算書

東京ディズニーリゾート25周年の翌年であることから減収減益

2009/3実績(億円)

増減率

14.4%26206180当期純利益

△ 15.9%△ 61326388経常利益

-123△ 8その他の事業

-220リテイル事業

59.7%379962ホテル事業

△ 32.1%△ 110234345テーマパーク事業

△ 14.9%△ 59341400営業利益

6.4%15262246その他の事業

2.8%4166162リテイル事業

7.8%35494459ホテル事業

△ 8.2%△ 2472,7763,024テーマパーク事業

△ 4.9%△ 1913,7003,892売上高

Ⅱ.業績予想

14

1. 連結損益計算書( 2010年3月期予想/前期実績)

2010年3月期は、東京ディズニーリゾート25周年の翌年であることから、売上高は4.9%減の3,700

億円、営業利益は14.9%減の341億円、経常利益は15.9%減の326億円となる見込みです。

一方、当期純利益は、前期発生した特別損失の減により14.4%増の206億円となる見込みです。

14

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・ 売上高の減

- 入園者数の減 ・ ゲスト1人当たり売上高の減 * 景気悪化を想定し慎重な予想

・ 減価償却費の減 約+30億円

・ 人件費の減 約+20億円

* テーマパーク固定経費は前期並み

- 増加: 東京ディズニーリゾート25周年関連除却費、 メンテナンス費・固定資産税など

- 減少: コスト効率化施策 (予約センター運用効率化、清掃業務効率化など)

テーマパーク事業 2010/3予想

増減2009/3

実績増減率

テーマパークは景気の影響を受けにくいものの、慎重な予想

Ⅱ.業績予想

△ 0.4%△ 8円2,120円2,128円飲食販売収入

△ 7.7%△ 260円3,110円3,370円商品販売収入

△ 0.0%△ 2円4,220円4,222円チケット収入

△ 2.8%△ 269円9,450円9,719円ゲスト1人当たり売上高

△ 6.0%△ 162万人2,560万人2,722万人入園者数

△ 32.1%△ 110億円234億円345億円営業利益

△ 8.2%△ 247億円2,776億円3,024億円売上高

15

営業利益の減

1. 主な増減要因 (2010年3月期予想/前期実績)

セグメント別の主な増減要因について説明します。

テーマパーク事業

営業利益は110億円の減となる見込みです。

2010年3月期は東京ディズニーリゾート25周年の翌年であることから、入園者数及びゲスト1人

当たり売上高が減少し、売上高は247億円の減となる見込みです。なお、入園者数は過去3番目

となる2,560万人を見込んでいます。

一方、費用面では減価償却費が約30億円、人件費が約20億円減少する見込みです。

なお、テーマパーク固定経費は、前期並みを見込んでいます。

東京ディズニーリゾート25周年関連の除却費や、新アトラクション導入に伴うメンテナンス費・固

定資産税の増など、約15億円の増加要素がある一方、予約センターや清掃業務の効率化と

いったコスト効率化施策などにより、前期並みに抑制します。

テーマパークは景気の影響を受けにくいものの、景気悪化を想定し、慎重な予想となっています。

15

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ホテル事業 2010/3予想

増減2009/3

実績増減率

59.7%37億円99億円62億円営業利益

7.8%35億円494億円459億円売上高

Ⅱ.業績予想

・ 売上高の増

- 東京ディズニーランドホテル 通年稼動

・ 東京ディズニーランドホテル 開業前準備費用の減 +30億円

リテイル事業 2010/3予想

増減2009/3

実績増減率

-2億円2億円0億円営業利益

2.8%4億円166億円162億円売上高

改善計画の着実な実行により増収増益

東京ディズニーランドホテルの通年稼動や開業前準備費用の減により増収増益

16

・ 商品原価率の改善など更なるコスト効率化

・ のれん償却費の減 +1億円

1. 主な増減要因 (2010年3月期予想/前期実績)

ホテル事業

営業利益は37億円の増となる見込みです。

東京ディズニーランドホテルが通年稼動することに加え、同ホテルの開業前準備費用30億円が

減少することなどから増収増益となる見込みです。

リテイル事業

営業利益は2億円の増となる見込みです。

売上高の増加や、商品原価率の改善など更なるコスト効率化といった、改善計画の着実な実行

により増収増益となる見込みです。

16

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その他の事業 2010/3予想

増減2009/3

実績増減率

-12億円3億円△ 8億円営業利益

6.4%15億円262億円246億円売上高

・ 売上高の増

- シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京 通年稼動

・ シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京 開業前準備費用の減 +6億円

・ 営業損失を計上していた知的財産権事業からの撤退 +5億円

17

経常利益・純利益 2010/3予想

増減2009/3

実績増減率

14.4%26億円206億円180億円当期純利益

△ 15.9%△ 61億円326億円388億円経常利益

シアターの通年稼動や開業前準備費用の減などにより増収増益

・ 特別損失の減 +41億円

特別損失の減などにより当期純利益は過去最高に

Ⅱ.業績予想1. 主な増減要因 (2010年3月期予想/前期実績)

その他の事業

営業利益は12億円の増となる見込みです。

シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京が通年稼動することに加え、同シアターの開業前準備費用6

億円が減少することなどから増収増益となる見込みです。

また、営業損失を計上していた知的財産権事業から、2009年3月に撤退したことにより、利益が5

億円改善する見込みです。

経常利益・当期純利益

経常利益は減少するものの、前期発生した特別損失41億円が減少することなどから、当期純利

益は過去 高の206億円となる見込みです。

17

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Ⅱ.業績予想2. フリー・キャッシュ・フロー (2010年3月期予想)

18

フリー・キャッシュ・フロー*の増加

56億円

277億円

394億円

2008年3月期 2009年3月期 2010年3月期

*フリー・キャッシュ・フロー=当期純利益+減価償却費-設備投資額

2010年3月期

394億円[予想]

期初予想 233億円

2010年3月期は営業減益となるものの、フリー・キャッシュ・フローは増加

・ 東京ディズニーランドホテルなど設備投資が一段落したため、設備投資額が減少

・ これにより、フリー・キャッシュ・フローがさらに増加

2. 2010年3月期のフリー・キャッシュ・フロー予想

2008年3月期、2009年3月期と東京ディズニーランドホテルなどの大規模な投資を行ってきました

が、これらの設備投資が一段落するため、2010年3月期の設備投資額は減少する見込みです。

このため、2010年3月期は営業減益となるものの、フリー・キャッシュ・フローはさらに増加し、394

億円となる見込みです。厳しい経済環境の中、キャッシュアウトをしっかり抑制し、高水準のフ

リー・キャッシュ・フローを生み出してまいります。

18

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代表取締役社長(兼)COO上西 京一郎

ⅢⅢ..中期経営計画中期経営計画Innovate OLC 2010 Innovate OLC 2010

の進捗状況の進捗状況

「中期経営計画 Innovate OLC 2010 の進捗状況」について説明します。

19

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新しい経営体制 Ⅲ. 中計の進捗状況

使命

方針

事業を通じて、人々に「夢・感動・喜び・やすらぎ」を提供し続けることが社会的使命

東京ディズニーリゾート事業と新たな事業の柱を、バランスよく長期的・安定的に成長

変化の時代だからこそ生まれる「新しい価値」を見出していく

これまでの基本方針を継続

2010年5月、次期中期経営計画 (~2014年3月期) を発表予定

20

20

新しい経営体制

使命

当社の使命である「夢・感動・喜び・やすらぎ」を提供し続けつつ、長期的かつ安定的に企業価

値を向上させるため、私に課された使命は、10年、20年先を見据えた東京ディズニーリゾートと、

それに続く新たな事業の柱を確立させ、双方をバランス良く成長させていくことと捉えています。

そのためには、継続的な「新しい価値」の創造が不可欠です。変えてはいけないものは守りつつ

も、既存概念にとらわれることなくステークホルダー志向を追求することにより、変化の時代だか

らこそ生まれる「新しい価値」を見出していきたいと考えています。

方針

これまでの基本方針を継続します。

そして、2010年5月、10年先の長期ビジョンを踏まえた次期中期経営計画を発表する予定です。

そこで、新しい経営体制における具体的な方針をお示しします。

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中期経営計画 (2008/3~2011/3) の基本方針

コア事業 (東京ディズニーリゾート) の更なる強化による利益の成長(1)クオリティの向上 (2)ターゲットの明確化 (3)コストの効率化

OLCグループ価値の向上

新たな成長基盤の確立

1

2

3

位置づけ: OLCグループの新たな成長に向けた取り組みを推進する期間

Ⅲ. 中計の進捗状況

フリー・キャッシュ・フローの増加’08/3:56億円 → ’11/3:300~400億円レベル

投資レベルの低下’08/3:526億円 → ’11/3:300~400億円レベル

事業開発方針の策定 有利子負債の削減

人財育成

ROEの

向上

中期経営計画 “Innovate OLC 2010”

21

CSR 株主還元

中期経営計画 “Innovate OLC 2010”

中期経営計画の基本方針

「OLCグループの新たな成長に向けた取り組みを推進する期間」と位置づけた、この中計の骨子

は、「コア事業の強化による利益成長」と「投資レベルの低下」により増加したフリー・キャッシュ・

フローを、将来の投資余力確保を目的とした「有利子負債の削減」と「株主還元」に充当していく

ことであり、フリー・キャッシュ・フローの増加が本中計のキーとなっています。

21

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減価償却費の増加により、利益目標の達成年度を見直す

Ⅲ. 中計の進捗状況

目標値 : 2011年3月期 連結当期純利益270億円レベル

2010年3月期2008年3月期 2009年3月期 2011年3月期

2,722万人2,560万人

[予想]

テーマパーク入園者数

2,600万人レベル[ガイドライン値]

減価償却費の増加* 約25億円(450億円レベル → 476億円)

* 償却期間が想定よりも短期間となったため

主な減少要因

中期経営計画 “Innovate OLC 2010”

2,542万人

中計

中計

206億円[予想]

180億円 見通し

当期純利益

147億円

2011年3月期

22

400億円

341億円[予想]

見通し

営業利益

311億円

営業利益450億円レベル

[ガイドライン値]

当期純利益270億円レベル

[目標値]

利益成長に関する進捗状況

今回の中計では、2011年3月期の当期純利益270億円レベルを目標値として定めており、2008

年3月期・2009年3月期と、順調に進捗してまいりました。

しかしながら、2010年3月期および2011年3月期の減価償却費が計画よりも増加する見通しと

なったため、この度、利益目標の達成年度を見直すことと致しました。

この利益目標は、次期中計期間中には達成する見通しであるものの、現在新しい経営体制での

目標を策定中であるため、具体的なことは2010年5月にお示ししたいと思います。

22

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450億円476億円

497億円

436億円

2008年3月期 2009年3月期 2010年3月期 2011年3月期2011年3月期

Ⅲ. 中計の進捗状況

減価償却費

減価償却費は、償却期間の短縮に伴い中計よりも増加

減価償却費 (連結)

23

400億円レベル[ガイドライン値]

450億円レベル[見通し]

476億円[予想]

耐用年数が短い科目・定率法適用科目への投資配分が増加したことや、税制改正の

影響に伴い、償却期間が想定よりも短期間となったため、中計のガイドライン値よりも

約50億円増加する見通し (設備投資額は中計よりも抑制)

450億円レベル

2010年3月期

中期経営計画 “Innovate OLC 2010”

中計

見通し

約50億円増加

約25億円増加

増加増加

減価償却費

計画に比べ、耐用年数が短い科目・定率法適用科目への投資配分が増加したことや、税制改

正の影響に伴い、償却期間が想定よりも短期間となったため、中計よりも増加する見通しとなり

ました。

具体的には、東京ディズニーランド大規模改修の影響により、定額法から定率法への配分が増

加したことや、税制改正に伴い機械装置やインフラ設備などの償却期間が短縮されたことなど

によるものです。中計策定後の税制改正が大きく影響することとなりました。

この結果、2010年3月期は約25億円、中計 終年度である2011年3月期は約50億円、ガイドライ

ン値よりも減価償却費が増加する見込みです。なお、今回の減価償却費の増加は、設備投資額

の増加によるものではありません。

23

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350億円

288億円

401億円

526億円

2008年3月期 2009年3月期 2010年3月期 2011年3月期

Ⅲ. 中計の進捗状況

投資レベルの低下

設備投資額は、中計よりも抑制24

更新改良投資

これまで同様 毎年 200億円レベル

新規投資 (新アトラクションなど)

毎年 100~200億円レベル

設備投資額内訳

設備投資額 (連結)400億円レベル

[ガイドライン値]

2010年3月期

288億円[予想]

期初予想 427億円

300~400億円レベル[見通し]

2011年3月期

抑制抑制

中期経営計画 “Innovate OLC 2010”

東京ディズニーランドホテル

シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京

設備投資額

2009年3月期の設備投資額は、期初予想427億円でしたが、401億円に抑制いたしました。

また、2010年3月期は288億円、2011年3月期は300~400億円レベルと、中計よりも抑制する見

通しです。ホテルやシアターといった大規模な新規投資が一段落した後、投資レベルが低下す

るという中計でしたが、進捗としましては、計画よりも設備投資額を抑制している状況です。

設備投資額の内訳は、これまで申し上げてきた通りです。東京ディズニーリゾートの魅力拡充へ

向けた投資を計画的にしっかりと行ってまいります。

24

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有利子負債の削減 株主への直接的な利益還元

56億円

277億円

394億円

2008年3月期 2009年3月期 2010年3月期 2011年3月期

*フリー・キャッシュ・フロー=当期純利益+減価償却費-設備投資額

2010年3月期

Ⅲ. 中計の進捗状況

フリー・キャッシュ・フローの増加

フリー・キャッシュ・フロー*

フリー・キャッシュ・フローは、中計よりも増加25

フリー・キャッシュ・フローの配分

394億円[予想]

300億円レベル[ガイドライン値]

300~400億円レベル[見通し]

期初予想 233億円

2011年3月期

増加

増加

中期経営計画 “Innovate OLC 2010”

フリー・キャッシュ・フローの増加

投資レベルの低下に伴い、フリー・キャッシュ・フローは中計のガイドライン値よりも大幅に増加

し、2011年3月期は、300億円~400億円レベルになる見込みです。

この増加するフリー・キャッシュ・フローは、将来の投資余力確保を目的とした有利子負債の削

減及び株主への直接的な利益還元に充当してまいります。

減価償却費の増加により、利益計画を見直すこととしましたが、キャッシュ・フロー計画は順調に

進捗しています。

25

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(1)クオリティの向上

Ⅲ. 中計の進捗状況1. コア事業の更なる強化による利益の成長

クオリティの向上 (ハード) クオリティの向上 (ソフト)

25周年イベントや新規施設導入により、集客力がベースアップ

ゲスト満足度、再来園意向が向上

東京ディズニーリゾートファン層の拡大

2008年10月1日オープン

「シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京」

2008年7月8日オープン

「東京ディズニーランドホテル」

2008年4月15日~2009年4月14日

「東京ディズニーリゾート 25thアニバーサリー」

モチベーション向上による創造力アップ

26

キャストの定着率向上によるスキルアップ

ホスピタリティ向上

・ リマインディング・プログラム「原点回帰」をテーマに、リゾート全従業員に向けて実施

・ サンクスデー / キャストファミリーナイト社員がキャストとなり、準社員とその家族をお迎え

・ I have アイディア従業員のアイディアを積極的に具現化

リゾートとしての基盤強化

1.コア事業の更なる強化による利益の成長

(1)クオリティの向上

ハード面では、期を通じて25周年イベントを展開したほか、東京ディズニーランドホテルやシル

ク・ドゥ・ソレイユ シアター東京のオープンなど、リゾートとしての基盤を強化してまいりました。

ソフト面では、こちらに記載している様々な従業員向け施策を展開し、モチベーション向上による

創造力アップ、キャストの定着率向上によるスキルアップを通じ、ホスピタリティの向上に努めて

まいりました。

これらの結果、社内調査において「ゲスト満足度及び再来園意向が向上」しており、前期の様々

な取り組みが、東京ディズニーリゾートファン層の拡大、集客力のベースアップに繋がっていると

確信しています。

26

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25,6

00

千人

[予

想]

26,0

00

千人

レベ

ル [

ガイ

ドラ

イン

値]

9,9

33

千人

27,2

21

千人

25,4

24

千人

25,8

16

千人

24,7

66

千人

25,0

21

千人

25,4

73

千人

24,8

20

千人

22,0

47

千人

17,3

00

千人

16,5

07

千人

17,4

59

千人

16,6

86

千人

17,3

68

千人

16,9

86

千人

15,5

09

千人

16,0

30

千人

15,8

15

千人

16,1

39

千人

15,8

76

千人

14,7

52

千人

13,3

82

千人

11,9

75

千人

10,6

65

千人

10,6

75

千人

10,0

13

千人

'84/3

'85/3

'86/3

'87/3

'88/3

'89/3

'90/3

'91/3

'92/3

'93/3

'94/3

'95/3

'96/3

'97/3

'98/3

'99/3

'00/3

'01/3

'02/3

'03/3

'04/3

'05/3

'06/3

'07/3

'08/3

'09/3

'10/3

'11/3

東京ディズニーランド 5周年

1. コア事業の更なる強化による利益の成長 Ⅲ. 中計の進捗状況

単年度の増減はあるものの、3年移動平均でみると緩やかに増加

東京ディズニーランド 10周年

東京ディズニーランド 15周年

東京ディズニーシー 5周年

東京ディズニーリゾート 25周年

東京ディズニーシー オープン

東京ディズニーランド 20周年

東京ディズニーランド オープン

10/3

単年度

3年移動平均

テーマパーク年間入園者数

27

集客力のベースアップ

単年度の増減はあるものの、3年移動平均*でみると、緩やかに増加していることがお分かりい

ただけると思います。

周年イベントなどを機に訪れたゲストに、高い満足度を感じてもらえれば、頻度に差はあるもの

の、また足を運んでいただけます。計画的な魅力拡充により着実にファン層を拡大していくことで、

中長期的な集客力のベースアップを図っています。

*3年移動平均:過去3年間の入園者数の平均値

27

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東京ディズニーリゾート

30周年東京ディズニーシー

10周年

1. コア事業の更なる強化による利益の成長 Ⅲ. 中計の進捗状況

東京ディズニーランドホテル

シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京

① モンスターズ・インク “ライド&ゴーシーク!”

② タートル・トーク

③ ミッキーのフィルハーマジック

④ 新規アトラクション (名称未定)

⑤ トイ・ストーリー・マニア!

2011年3月期2009年3月期 2012年3月期 2013年3月期 2014年3月期

東京ディズニーリゾート

25周年

2010年3月期

次期 中期経営計画 (予定)中期経営計画 “Innovate OLC 2010”

2008年7月8日オープン (東京ディズニーリゾート)

2008年10月1日オープン (東京ディズニーリゾート)

周年イベントや新規施設導入により、中長期での集客力のベースアップを図る

2009年4月15日オープン (東京ディズニーランド)

2009年10月1日オープン予定 (東京ディズニーシー)

2011年オープン予定 (東京ディズニーランド)

2011年オープン予定 (東京ディズニーランド)

2012年オープン予定 (東京ディズニーシー)

新規施設導入計画

28

新規施設導入計画

2010年3月期には「モンスターズ・インク “ライド&ゴーシーク!”」と「タートル・トーク」を導入しま

す。

「モンスターズ・インク “ライド&ゴーシーク!”」は、投資額約100億円と大規模なアトラクションで、

東京ディズニーランドにこの規模のアトラクションを導入するのは、「プーさんのハニーハント」以

来8年ぶりのことです。

また、10月1日には東京ディズニーシーに「タートル・トーク」を導入します。1年で両パークに新ア

トラクションを導入するのは今回が初めてです。

さらに、2011年には、3Dシアタータイプのアトラクション「ミッキーのフィルハーマジック」と、シンデ

レラ城内をウォークスルーして楽しめるアトラクションを導入する予定です。

2012年3月期には「東京ディズニーシー10周年」を開催。周年イベントの翌年となる2012年には、

映画 『トイ・ストーリー』 をテーマにした、東京ディズニーリゾート初の3Dライドアトラクション「ト

イ・ストーリー・マニア!」を東京ディズニーシーに導入する予定です。投資額は約115億円と大

規模なアトラクションになります。

そして、次期中期経営計画の 終年度である2014年3月期には「東京ディズニーリゾート30周

年」を開催します。

このように、周年イベントによる話題喚起や、新規施設導入によるキャパシティの増加などにより、

中長期での集客力のベースアップを図ってまいります。

28

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1. コア事業の更なる強化による利益の成長 Ⅲ. 中計の進捗状況

2009年4月15日オープン <東京ディズニーランド>

① 「モンスターズ・インク “ライド&ゴーシーク !”」

・ 映画 『モンスターズ・インク』 のキャラクターたちが“かくれんぼ”している様子をライドに乗りながら楽しむ

・ 総投資額 : 約100億円 (併設商品店舗含む)

2009年10月1日オープン予定 <東京ディズニーシー>

② 「タートル・トーク」

・ 映画 『ファインディング・ニモ』 に登場するウミガメのクラッシュと会話しインタラクティブに楽しめる

・ 総投資額 : 約13億円

・ 演奏会を通じて、ディズニー映画の世界をめぐる3Dシアタータイプのアトラクション

・ 総投資額 : 約60億円 (併設商品店舗含む)

2011年オープン予定 <東京ディズニーランド>

③ 「ミッキーのフィルハーマジック」

・ シンデレラ城内に飾られた展示物を見学できるウォークスルータイプのアトラクション

・ 総投資額 : 約20億円

2011年オープン予定 <東京ディズニーランド>

④ 「新規アトラクション (名称未定)」

・ 映画 『トイ・ストーリー』 をテーマにした、東京ディズニーリゾート初の3Dライドアトラクション

・ 総投資額 : 約115億円

2012年オープン予定 <東京ディズニーシー>

⑤ 「トイ・ストーリー・マニア!」

2012年3月期

「東京ディズニーシー 10周年」

2014年3月期

「東京ディズニーリゾート 30周年」

新規施設概要

29

今回、新たに発表

(説明は割愛)

29

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1. コア事業の更なる強化による利益の成長 Ⅲ. 中計の進捗状況

(2)ターゲットの明確化

ファミリーゲスト

・ ボリュームの大きいファミリー層を確実に集客

40代以上のゲスト

・ 少子高齢化に対応し、40代以上の集客を強化

・ テーマパークは、40代以上の比率が増加 ('08/3 17.0% → '09/3 17.9%)

・ シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京は、40代以上の比率が高い

ゲスト層の幅が拡大

19.2 18.1 18.4 18.7 19.7 19.9 20.0 19.9 19.2

12.5 12.2 12.6 13.1 13.0 12.5 11.8 11.3 10.7

57.6 56.0 53.4 53.0 52.0 52.2 52.0 51.8 52.2

10.7 13.7 15.6 15.2 15.3 15.4 16.2 17.0 17.9

0%

100%

'01/3 '02/3 '03/3 '04/3 '05/3 '06/3 '07/3 '08/3 '09/3

大人(40歳以上)

中人(12‐17歳)

大人(18‐39歳)

小人(4-11歳)

テーマパーク年代別来園者比率

30

(2)ターゲットの明確化

<ファミリーゲスト>

ボリュームの大きいファミリー層を確実に集客しています。今後もファミリー向けのアトラクション

導入やイベント強化などを継続的に行ってまいります。

<40代以上のゲスト>

40代以上の集客強化については、2009年3月期も40歳以上の比率が増加しました。また、シル

ク・ドゥ・ソレイユ シアター東京では、40代以上のゲスト比率がテーマパークよりも高い結果と

なっています。

今後も、子供が一緒でなくても来園してみようと思えるきっかけ作りを行うことで、40代以上の集

客強化を図ってまいります。

このように、幅広い層のゲストにご支持いただき、そのファン層の幅が拡大していることも、景気

の影響を受けにくい要因の一つかと考えています。

30

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835万人 835万人

2,000万人[目標]

1,000万人[目標]

733万人673万人614万人

521万人

2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2010年 2020年

テーマパーク年間海外ゲスト数*

86万人

20%増

2倍

1. コア事業の更なる強化による利益の成長 Ⅲ. 中計の進捗状況

新たなマーケットからの取り込みを強化

訪日外国人旅行者数の推移

・ 今後も国が主体となり、外国人旅行者の来訪を促進

- 観光庁は訪日外国人旅行者数目標として、2010年1,000万人、2020年2,000万人と設定

- 2009年10月 成田空港拡張 (滑走路延伸) / 2010年10月 羽田空港拡張 (滑走路新設)

- 中国のビザ発給緩和

出典:日本政府観光局(JNTO)、観光立国推進戦略会議

*2009年3月期の東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーの2パーク合計海外ゲスト数

31

海外からのゲスト

<海外からのゲスト>

2008年の訪日外国人旅行者数は、急激な景気悪化や円高などの影響を受け伸び悩みましたが、

前期に既にその影響を取り込んでいます。

観光庁は訪日外国人旅行者数目標として、2010年に1,000万人、2020年には2,000万人を設定し

ており、中長期的には大変期待できるマーケットだと考えています。

新たなマーケットからの取り込みを強化し、ゲスト層の幅を更に拡大することで、景気変動や少

子高齢化といった経済環境の変化に耐え得る事業であり続けることを目指してまいります。

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450億円476億円

497億円

436億円

2008年3月期 2009年3月期 2010年3月期 2011年3月期2010年3月期

1. コア事業の更なる強化による利益の成長 Ⅲ. 中計の進捗状況

(3)コストの効率化

東京ディズニーシーの減価償却費が減少

減価償却費 (連結)

32

450億円レベル[見通し]

476億円[予想]

減価償却費の減少

テーマパーク固定経費を抑制

・ 高レベルのゲスト満足度を維持しつつ、コストを効率化

・ 増加要素はあるものの、コスト効率化施策により抑制

・ 2010年3月期・2011年3月期において、東京ディズニーシーの減価償却費が減少

・ ただし、中計のガイドライン値と比べると増加※ 減価償却費の中計ガイドライン値との比較は、本資料 P.23を参照

(3)コストの効率化

テーマパーク固定経費については、安全対策など増加要素はあるものの、コスト効率化施策に

より、毎年前期並みに抑制できています。

また、減価償却費ですが、中計のガイドライン値に比べると増加するものの、 2010年3月期、

2011年3月期における東京ディズニーシーの減価償却費は計画通り減少してまいります。

32

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売上高162億円

売上高169億円

知的財産権事業からの撤退

・ 2009年3月期、黒字化 → 計画通り改善

・ 2009年3月期、のれん一括償却、店舗減損損失の計上

2. 新たな成長基盤の確立 Ⅲ. 中計の進捗状況

事業基盤の強化

事業基盤の強化を着実に実行33

・ 2009年3月 (株) OLC・ライツ・エンタテインメントを解散

リテイル事業の改善

→ 経済環境悪化、不採算店舗閉店などにより売上高は減少するものの、中計通り利益率改善

2010年3月期

リテイル事業 業績

売上高166億円

[予想]

売上高

160億円レベル[見通し]

2008年3月期 2009年3月期2011年3月期

営業利益▲3億円

営業利益0億円

営業利益2億円[予想]

営業利益率4%レベル

[ガイドライン値]

売上高210億円

営業利益率4%レベル

期末店舗数50~60店舗56店舗57店舗53店舗

2.新たな成長基盤の確立

事業基盤の強化

リテイル事業は、黒字化を達成し計画通り改善しています。また、のれんの一括償却 及び 店舗

減損損失の計上を行いました。これにより償却費の軽減が図られます。

中計の 終年度である2011年3月期の業績は、売上高160億円レベル・営業利益率4%レベルと

なる見通しです。経済環境の悪化や不採算店舗の閉店などにより、売上高はガイドライン値に

比べ減少するものの、中計通り利益率を改善させることを目指してまいります。

また、営業損失を計上していた知的財産権事業からの撤退を決め、3月には子会社を解散しま

した。

このように、事業基盤の強化につながる事業の見直しや撤退などを適時判断してまいります。

33

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2. 新たな成長基盤の確立 Ⅲ. 中計の進捗状況

事業開発方針の策定

新たな成長に向けた準備期間34

有利子負債の削減

東京ディズニーリゾートに続く事業

・ 経済環境の悪化に対応し、原点に立ち戻り慎重に検討

- これまで以上に中長期視点で取り組む

・ 2010年5月、次期中期経営計画にて新たな成長の方向性を示す

・ 新たな成長へ向けた投資余力確保のための削減

・ 2009年3月期には1,000億円の社債を償還し、より健全な財務体質へ

- 有利子負債残高:1,930億円、 D/Eレシオ:0.52倍 (2009年3月期末)

有利子負債の償還/返済予定

13億円13億円163億円115億円353億円221億円

100億円―――200億円200億円

2015年3月期2014年3月期2013年3月期2012年3月期2011年3月期2010年3月期

長期借入金など

社債

事業開発方針の策定

東京ディズニーリゾートに続く事業については、経済環境の悪化に対応し、原点に立ち戻り慎重

に検討してまいります。本中計を発表した時に比べ、経済環境が悪化しているため、これまで以

上に中長期視点で取り組みたいと考えています。

なお、2010年5月には、新たな成長の方向性をお示ししたいと思います。

有利子負債の削減

また、投資余力の確保のため、有利子負債を削減していきます。

記載の通り、2010年3月期、2011年3月期については、有利子負債の削減をしっかりとおこなって

まいります。削減に伴う資本コストの増加については認識していますが、2012年3月期以降の余

力を高め、いかなる意思決定にも迅速に対応していきたいと考えています。

新たな成長に向けた準備をしっかりと進めてまいります。

34

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60円

70円

80円

2008年3月期 2009年3月期 2010年3月期 2011年3月期2010年3月期

目標 : 連結配当性向35%以上 (2008年3月期より実施)

3. OLCグループ価値の向上

株主還元 - 配当

目標どおり着実に増配

1株当たり年間配当額

Ⅲ. 中計の進捗状況

10円増配

35

10円増配

配当性向35%以上

[目標]80円[予定]

3.OLCグループ価値の向上

株主還元 - 配当

連結配当性向35%以上を目標としており、2009年3月期は10円増配の70円としました。

2010年3月期は、更に10円増配の80円とする予定です。

目標どおり、利益の成長に合わせて着実に増配していくことを目指してまいります。

35

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・ なるべく早期に8%以上になることを目指していく

3. OLCグループ価値の向上 Ⅲ. 中計の進捗状況

株主還元 - 自己株式

ROEの向上

利益成長と直接的な利益還元によるROEの向上を目指す36

2008年6月 420万株 (発行済株式総数の4.4%) を取得フリー・キャッシュ・フロー 244億円を充当

2009年5月 420万株 全てを消却

・ 自己株式取得の検討

・ 保有自己株式の消却

株主還元 - 自己株式

2008年6月に取得した自己株式420万株全てを、5月12日に消却します。

今後も、マーケット動向や経済環境などを総合的に勘案し、状況に応じて自己株式の取得を検討

していきます。

ROEの向上

なるべく早期にROE 8%以上となることを目指していく姿勢に変わりはありません。

以上

36