環境活動レポート -...

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環境活動レポ-ト[エ-ザイ物流㈱] 2011年度 (対象期間:2011年4月1日~2012年3月31日) 作成日;2012年10月01日 エーザイ物流株式会社

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環境活動レポ-ト[エ-ザイ物流㈱]

2011年度

(対象期間:2011年4月1日~2012年3月31日)

作成日;2012年10月01日

エーザイ物流株式会社

環環境境活活動動レレポポーートト

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環境活動レポ-ト[エ-ザイ物流㈱]

目 次

1.組織の概要 ・・・・・・・・・・・・・ 1ページ

2.対象範囲 ・・・・・・・・・・・ 2~4ページ

3.環境方針 ・・・・・・・・・・・・・ 5ページ

4.環境目標 ・・・・・・・・・・・ 6~7ページ

5.環境活動計画 ・・・・・・・・・・・ 8~9ページ

6.環境目標の実績 ・・・・・・・・・・10~15ページ

7.環境活動計画の取り組み結果とその評価 ・・・ 16~19ページ

8.今後の取り組み ・・・・・・・・・・・・ 19ページ

9.環境関連法規の監視・遵守状況 ・・・・・・ 20~21ページ

(確認・評価・結果など)

10.代表者による全体の評価と見直し結果 ・・・・・・ 22ページ

11.総括 ・・・・・・・・・・・・ 23ページ

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環境活動レポ-ト[エ-ザイ物流㈱]

1.組織の概要

1)事業社名及び代表者

エーザイ物流株式会社

代表取締役社長 木村 次郎

2)所在地

本社 神奈川県厚木市飯山字台地堂3039-1

3)環境管理責任者及び担当者連絡先

環境管理責任者: 本社 品質保証部 中田 宏

EA21事務局: 本社 品質保証部 森 政和

連絡先 Tel: 046-248-2655

Fax: 046-248-5909

4)事業活動内容

医薬品・医療機器・医薬部外品・診断薬・治験薬・バイオサイエンス関連製品・

健康食品・食品原料 等の物流業(荷役・保管・全国配送)

尚、上記の活動を行うに当たり以下の業態を取得しております。

倉庫業、医薬品製造業(包装・表示・保管)、医薬品卸売販売業、貨物自動車利用

運送業

5)事業の規模 <合計人数(内、業務委託先人数)にて表記>

活動規模 単位 2008 年度 2009 年度 2010 年度 2011 年度

従業員数 ※ 名 95 144 (36) 146 (33) 185 (78)

事業所床面積 ㎡ 32,849 41,233 46,392 48,783

※従業員数は、2008 年度まで直接雇用の人数で集計しておりました。

2008年度にて派遣契約社員を直接雇用契約に切り替えたため増員となりました。

2009 年度よりガイドラインに沿い、全従業員および常時出入りする業務委託先従

業員を対象としました。

-1-

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環境活動レポ-ト[エ-ザイ物流㈱]

2.対象範囲

1)全従業員

対象組織で働く全ての従業員を対象範囲と致しました。

社員、派遣社員、契約社員、アルバイト、常駐の委託先従業員

2)全事業所

本社・厚木センター:神奈川県厚木市飯山字台地堂3039-1

Tel:046-248-2655(本社)

Tel:046-248-2654(厚木)

厚木第2センター:神奈川県厚木市愛甲字上町1719-1

Tel:046-226-6175

海 老 名 倉 庫:神奈川県海老名市社家50

Tel:046-237-3110

北 房 セ ン タ ー:岡山県真庭市五名1850

Tel:0866-52-2210

札 幌 セ ン タ ー:北海道札幌市手稲区曙2条4-4-25

Tel:011-688-0205

※2009 年版ガイドラインに従い 2010 年度から対象範囲を全事業所に拡大し、飯山倉

庫、厚木第 3 倉庫、杉戸センターを厚木センター管轄に、北房第 2 センター、神戸

センターを北房センター管轄に同一事業所として組み込み活動を進めました。

→単独事業所としなかった理由は以下の通りです。

・飯山倉庫・・・・主管事業所である厚木センターの隣接倉庫のため。

住所;神奈川県厚木市飯山字台地堂3037-1

・厚木第 3 倉庫・・・少人数による体制上の観点から円滑に環境活動を行うため。

住所;神奈川県厚木市船子602-9

・北房第 2 センター・・主管事業所である北房センターの近隣倉庫のため。

住所;岡山県真庭市栗原2376

・杉戸センター ・・・事務所(18.5 ㎡)のみ賃借事業所であり、主管倉庫である厚木

Cからの備品供給により環境負荷の発生が極僅かであるため。

・神戸センター ・・・事務所(19.8 ㎡)のみ賃借事業所であり、主管倉庫である北房

Cからの備品供給により環境負荷の発生が極僅かであるため。

※2012 年度 1 月から岡山土地倉庫(660 ㎡)を立ち上げました。弊社の従業員を駐在

させない業務委託倉庫となります。賃借倉庫にて業務を委託している杉戸C、神戸

C、岡山倉庫については、委託先にて環境保全活動を進めており、その従業員人数、

事業所面積の基本情報のみを本レポートに記載する事と致しました。

3)全活動

事業活動内容すべてに関わる活動について対象と致しました。

認証登録の範囲

-2-

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<事業所紹介>

本社・厚木センター

敷地面積 13,295㎡

延床面積 11,144㎡

北房センター

敷地面積 35,421㎡

延床面積 11,925㎡

海老名倉庫

敷地面積 3,000㎡

延床面積 2,346㎡

厚木第2センター

敷地面積 5,119㎡

延床面積 5,065㎡

札幌センター

敷地面積 3,984㎡

延床面積 3,303㎡

飯山倉庫

延床面積 855㎡

厚木第3倉庫

延床面積 7,170㎡

北房第2センター

延床面積 6,277㎡ -3-

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<環境保全体制図>

2011年度の環境保全体制図を以下に示します。 (※ 環境保全は、環境安全衛生管理の一環として運営しております)

-4-

図 1

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3.環境方針

エーザイ物流株式会社

1.基本方針

エーザイ物流株式会社は、hhc理念の実践とともにコンプライアンスの励行を企業

理念として企業活動を実践しています。人々の健康に欠かす事のできない製品を間違

いなくお届けする事を責務とする中で、環境に配慮した事業活動を展開する事により、

地球環境の保全に貢献しCSRを果たします。

2.スローガン

~ みんなで守ろう! 未来へと繋がる緑の輪 ~

3.重点活動

(1)環境法令を遵守した活動を実行します。

(2)環境マネジメントシステム(エコアクション21)の運用を図り、全事業者員

が継続的に運用・改善することにより環境保全に努めます。

(3)環境教育、社内外での環境活動等により全事業者員の環境保全に対する意識の

向上を図ります。

(4)事業活動が環境に与える下記の項目について環境保全活動を推進します。

1)EMSによる節水・節電・節ガスに努め、環境負荷を低減します。

2)環境教育や視覚化推進等の手法で廃棄物の分別を徹底し、更に再

資源化を推進します。資源の効率活用により排出量を削減します。

3)センター内外の清掃・美化活動を実施し、環境衛生の推進と地域と

の調和を図ります。

―この環境方針は、全従業員に周知するとともに社外に公表します―

2011年 1月 1日

エーザイ物流株式会社

代表取締役社長

-5-

※ 方針目標について代表者による年度見直しを進めました。見直し結果は22P に示します。

環境方針

Eisai Distribution Co., Ltd.

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4.環境目標

<目標> 環境方針に沿った目標実現のために環境負荷数値の把握を行うと共に、年間計

画に基づいた活動に取り組む事で環境負荷低減を目指しました。

1)環境負荷数値把握から削減に向けた2011年度 数値目標

① CO2排出量:1,172.5 t-CO2

② 電力使用量:346.2 万 Kwh

③ 灯油使用量:43.4 KL

④ LPG使用量:979.3 ㎥

⑤ ガソリン:1,013.3 L

⑥ 水道使用量:4,037.7 ㎥

⑦ 廃棄物量(単純焼却量):2,422.5 Kg ※1 埋立率:0.32 %

廃棄物量(リサイクル量):74.3 t

⑧ グリーン購入 ※2

a. 事務用品費:73 % b. 事務印刷費:88 % c. (a.+b.)合計:82 %

⑨ 物質投入量(コピー用紙購入枚数)※3:92.0 万枚

⑩ 再利用カートン使用率:数値管理を行うために使用率を捉える。※4

※1 2011 年度よりリサイクル化の推進を図る目的でリサイクル排出量を数値管理致し

ました。

また、単純焼却した事業系一般ごみについては排出係数 10%として埋立量を算出し、

全排出廃棄物量における埋立率を示しました。

※2 前年実績以上のグリーン化を目標としました。2011 年度より、グリーン購入対象

品のみに限定して選定し活動を進めました。

※3 2010 年度まで、物質投入量の目標は全事業所にて設定しておりませんでしたが、

2011年度より目標設定を行う事と致しました。主な投入物質はコピー用紙とダンボー

ルとなり、自ら使用するコピー用紙使用量を数値目標として設定し、投入量削減へ活

動を進めました。尚、ダンボール使用量については荷主各社の取り扱い物量により左

右されるため、投入量の目標とは致しませんでした。

※4 自らが提供するサービスに関する環境目標として、輸送梱包資材の再利用化を進め

るため、再利用カートン使用率向上を目標とした活動に取り組む事といたしました。

初年度として現在使用するダンボール使用量(新規購入量、再利用使用量)を調査し、

その比率から再利用率を算出する事と致しました。

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2)中期目標 2009年度以降に一部事業所を適用範囲に組み込んだため、新たに2010年度を

基準とした5ヵ年の中期目標を2011年度に設定致しました。毎年1%環境負荷削減を

目標として活動を進めております。

※ 尚、この中期目標は当社の事業5カ年計画における売上高予測を設定根拠に計画して

おります。

※ 2011 年度に提供サービスにおける環境配慮活動として再利用カートンの使用率向上を

設定し、実態把握に努めました。2012 年度より数値目標を設定し再利用促進に努めてお

りますが、当面の状況を確認した中で中期的目標設定を検討いたします。

3)その他、計画外の追加目標

2011年度は、3月11日に発生の東日本大震災に起因した電力供給問題を受け、

社会的に要求された「最大使用量(デマンド数値)削減目標」をデマンド監視のでき

る本社厚木センターにて急遽、計画追加いたしました。

・本社厚木センターの目標値

最大契約電力=473(kw)

自主目標=契約電力の15%削減;402 (kw) 以下

表 1

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5.環境活動計画

1)活動管理 ・活動計画については、事業所毎に「目標・活動計画管理シート」を活用し管理致し

ました。以下に一例を示します。

-8-

電気使用量=19.3 万Kwh 灯油使用量=43.4 KL CO2排出量=166.9 t-CO2

【活動計画】 【確認の指標】

四半期単位で何をどのように行なうのかを明確に

記述して下さい。

定量的に表せるものは「数値」で記述し、

数値で不可能な場合は定性的な表現で

表してください。四半期毎の実績を記述 進行度

電気使用量=4.8 万Kwh 電気使用量=5.0 万Kwh灯油使用量=6.0 KL 灯油使用量=5.7 KLCO2排出量=29.6 t-CO2 CO2排出量=29.4 t-CO2

電気使用量=4.5 万Kwh 電気使用量=4.3 万Kwh

灯油使用量=. KL 灯油使用量=. KL

CO2排出量=13.7 t-CO2 CO2排出量=13.1 t-CO2

電気使用量=4.8 万Kwh 電気使用量=4.5 万Kwh

灯油使用量=12. KL 灯油使用量=11. KL

CO2排出量=44.5 t-CO2 CO2排出量=41.1 t-CO2

電気使用量=5.2 万Kwh 電気使用量=5.6 万Kwh

灯油使用量=25.4 KL 灯油使用量=24. KL

CO2排出量=79.1 t-CO2 CO2排出量=76.8 t-CO2

目標活動組織

EA21推進者

CO2排出量として目標を達成しています。設定温度の変更は、種々影響を鑑みて行ってください。

活動の継続を4Qもお願いします。【組織長】冬期間が電力使用量のピークとなるにあたり、退出前の温度設定の確認を徹底する事。

【部所長】退出前の電灯の消灯確認と温度設定の確認を徹底する事。

【組織長】暖房の設定温度を5℃下げた影響でファンの稼働時間が長くなり電気量が増えた可能性はある。外気温が直接影響するので、今後の検討は必要。

【部所長】累計としては電気、灯油は達成している。品質確保と作業精度に影響がでないよう、温度設定については検討の余地がある。

・節電の啓蒙活動で毎月の電気使用量を数 値・グラフの掲示をする。・照明のこまめな消灯。退出前の消し忘れの 点検と定期的な巡視を実施する。・退社前の暖房設備温度設定の徹底と定期 的な巡視を実施する。冬季温度設定 就業中20℃/終了中10℃

 目標・活動計画管理シート2011 年度 事業所名: 札幌センター

第4四半期

次年度への(継続的向上)課題等

課題

・節電の啓蒙活動で毎月の電気使用量を数 値・グラフの掲示をする。・照明のこまめな消灯。退出前の消し忘れの 点検と定期的な巡視を実施する。・退社前の暖房設備温度設定の徹底と定期 的な巡視を実施する。冬季温度設定 就業中20℃/終了中10℃

・節電の啓蒙活動で毎月の電気使用量を数 値・グラフの掲示をする。・照明のこまめな消灯。退出前の消し忘れの 点検と定期的な巡視を実施する。・退社前の暖房設備温度設定の徹底と定期 的な巡視を実施する。冬季温度設定 就業中20℃/終了中10℃

・節電の啓蒙活動で毎月の電気使用量を数 値・グラフの掲示をする。

・照明のこまめな消灯。退出前の消し忘れの 点検と定期的な巡視を実施する。

・事務所・会議室の温度設定 夏26℃~28℃設定。

環境管理責任者評価

計画通りの進行です。今後も活動の継続をお願いします。

【実績】

ほぼ目標どおりの結果です。引き続き啓発活動をお願いします。

札幌 全従業員 福士 和恵

【評価】

【組織長】外気温との関係もあるが、よい活動成果が数値に現れている。

【部所長】退出前の確認と温度設定は監視するように活動を続けてください。

組織長・部所長コメント

1Q(電気)前年比:102.9%

1Q(灯油)前年比:94.3%

1Q CO2排出量目標達成

環境掲示物の差替及び電気使用料をグラ

フにし掲示。庫内巡視による設定温度確

認、電源の消し忘れ確認及び見える化に

よる意識向上が結果としてあらわれた。

100%

年度予測  (見通し)

50%

4Q前年比(電気):106.2%

累計前年比;99.6%・目標進行度:99.9%

4Q前年比(灯油):92.7%・累計前年比:

92.9%・目標進行度:93.2%

4Q CO2排出量目標達成

電気使用料の掲示・庫内巡視による設定

温度確認、電源の消し忘れ確認。電気使

用料の掲示し見える化による意識向上が

結果としてあらわれた。

灯油使用量は、ボイラー設定温度、前年

70℃から65℃に変更。寒冬であったが、

目標を達成。

【組織長】保管庫内の電灯の消し忘れがたまにあるので退出前の確認の徹底が必要である。

【部所長】活動の継続を3Qもお願いします。

第3四半期

年度末

予測

 (見通し)

75%

第1四半期

第2四半期

25%

2Q(電気)前年比:95.2%

上期前年比;99.2%・目標進行度:48.0%

2Q(灯油)使用なし・上期前年比:94.3%

2Q CO2排出量目標達成

電気使用料の掲示。庫内巡視による設

定温度確認、電源の消し忘れ確認。電気

使用料の掲示し見える化による意識向上

が結果としてあらわれた。

3Q前年比(電気):93.2%

累計前年比;97.2%・目標進行度:71.0%

3Q前年比(灯油):92.6%・累計前年比:

93.23%・目標進行度:38.9%

3Q CO2排出量目標達成

電気使用料の掲示・庫内巡視による設定

温度確認、電源の消し忘れ確認。電気使

用料の掲示し見える化による意識向上が

結果としてあらわれた。

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2)環境活動計画

計画した活動の概要は以下の通りです。

(1)環境負荷数値削減への取り組み ① 環境負荷数値の把握

② 数値把握からの省エネ(電気・灯油・LPG・ガソリン)、節水、廃棄物排出量削減、廃棄物のリサイ

クル化、最終埋立率低減、物質投入量(コピー用紙 等)の削減

③ グリーン購入の推進(エコ化率の向上)

④ ダンボールの再利用化促進

(2)環境活動の管理を行うための環境経営システム(以下、EMS)としてエコアクション21

(以下、EA21)の活用、定着 ⇒EMSの中で定める教育訓練により、従業員の環境保全への意識向上を計ることを計画しました。

(3)環境コミュニケーションの実施 ① 環境レポート公開

② 地域社会と密着した環境保全活動の一環として事業所ごとに構内外周の清掃実施

③ 内部コミュニケーションでは、活動状況の定期報告やマネジメントレビュー、全社委員会及び協

議会の実施

④ ネットワーク企業間における協議会や検討会へ参加、研修会開催、産業廃棄物の合同現地確認

(4)環境パトロールの実施

(5)廃棄物の適正管理

(6)法の監視、法令遵守

⇒EMSにて定めた仕組みによる法令監視とチェック

3)その他、計画外の活動

追加的に目標に設定した「最大使用量(デマンド数値)削減」のために、活動とし

てデマンド監視の下でピークカット活動を展開する事と致しました。詳細活動及びそ

の実績については後述いたします。

以下の管理表は主な活動計画進捗管理表(計画時)となります。

図表中の語句の説明 ・ENW;エーザイネットワーク企業=エーザイ株式会社および国内外のグループ企業

・IA監査;ENWにおける内部監査

※ 具体的な活動項目は「7.環境活動計画の取組結果とその評価」の主な活動項目欄に

示します。(表4参照)

環境安全衛生委員会 11年度活動計画

月 全社委員会 全社教育訓練 EA21内部監査 EA21審査 事業所パトロール 品証パトロール廃棄物関連現地確認

非常事態訓練

消防訓練

電気使用量削減運動

構外清掃 尼寺工業団地 IA監査 環境協議会 廃棄物検討会 省エネ検討会 実績報告各社事故水平展開 ENW教育

4月 ○ 20日合同清掃環境会計、水

エネルギー、廃棄物

5月 11日 北房C 北房C ○ 北房C 17日北房C エネルギー、水

6月 札幌C 厚木C、札幌C 活動レポート ○ 札幌C 管理表の提出 16日パトロール 15日 15日 エネルギー、水

7月 厚木・飯山 19日、20日 ○ 厚木・飯山 20日合同清掃 12日 エネルギー、水

8月 29日 海老名、第2 ○ 13:00~15:00 エネルギー、水 29日

9月 厚木第2C HPアップ ○ 厚木第2C エネルギー、水

10月 ○13日パトロール

19日合同清掃エネルギー、水

11月 ○ ○ 北房C, 札幌C ○ ○ エネルギー、水

12月 海老名 ○ 海老名 ○ エネルギー、水

1月 ○厚木

(長澤・賀頌) ○ 18日合同清掃 エネルギー、水

2月 ○ 本社 ○ 本社 厚木(國光) ○ ○ ○ エネルギー、水

3月 ○ ○ エネルギー、水

活動計画 ENW関連 活動

各センター計画

適宜

-9-

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6.環境目標の実績

1)5年間の実績推移(2007年度~2011年度) 環境負荷の各項目についての実績推移は下記のとおりです。2006 年度に EA21

を導入し、効果的に環境保全活動を進めた結果です。 ( )内は売上高対比の 2007 年比

※1 総エネルギー投入量の95.6%を電力が占めております。対象となるエネルギーは電力、灯油、

LPG、ガソリンとなります。

※2 二酸化炭素排出量の90.9%を電力が占めております。CO2排出の対象項目は電力、灯油、LPG、

ガソリンとなります。

2011 年度の二酸化炭素の排出係数についてはグループ企業の統一ルールに従い、以下の基準値を用

いました。

・(社)経済団体連合会 環境本部;産業界全体としての発電端のCO2排出係数におけるクレジッ

ト有りの排出係数=3.06 t-CO2/万 Kwh(目標設定時における見通し数値)

※3 総排水量は把握できないため、水資源投入量で記載しています。

※4 廃棄物総排出量(一般廃棄物)は単純焼却量、リサイクル量を記載いたしました。リサイクル量の

内、90%弱はダンボール類となります。その他の廃プラスチック類については、更にRPF(マ

テリアルリサイクルが難しい古紙及びプラスチックを原料とした高カロリーの固形燃料;Refuse

Paper & Plastic Fuel の略)化を行い資源の有効利用を行っております。

廃棄物は3R運動を推し進め、特に排出しない活動に加え、産廃の廃プラは全てRPF化を行い

CO2排出削減に向けたリサイクルを進めております。

※5 グリーン購入については、全購入商品を金額単位で捕らえ、エコ化できた金額ベースの比率として

表しております。対象範囲としてエコ化できる商品と致しました。

※6 2008年度に飯山倉庫が稼動いたしました。2009年度ガイドラインに沿い全事業所対象数値

を捕らえ、昨年度から飯山倉庫を加えた数値を記載し比較できるレポートといたしました。

※7 2009年度から新たに立ち上げ稼動した厚木第3倉庫、北房第2センターを加え全事業所対象と

して数値を記載致しました。 -10 -

表 2

環境負荷 単位 2007年度 2008年度 2009年度 ※6 2010年度 ※7 2011年度

①総エネルギ-投入量 GJ 28,605 30,357 30,923 37,479 36,685※1 売上対比

07年対比 (100) (102) (101) (113) (112)

   電力 万Kwh 278.2 288.6 298.3 358.5 356.7売上対比

07年対比 (100) (100) (101) (111) (112)

   灯油 L 18,867 22,977 28,211 43,433 40,459売上対比

07年対比 (100) (117) (139) (199) (188)

   LPG m3 974.4 1,103.6 1,131.8 1,013.7 1,022.7売上対比

07年対比 (100) (109) (108) (90) (92)

   ガソリン L 1,857.4 1,922.4 935.4 1,052.5 852.1売上対比

07年対比 (100) (100) (47) (49) (40)

②二酸化炭素排出量 t-CO2 1,190 1,207 1,207 1,210 1,197※2 売上対比

07年対比 (100) (103) (101) (94) (95)

③水資源投入量 m3 3,632 3,664 3,381 4,191 4,112※3 売上対比

07年対比 (100) (97) (87) (100) (99)

④廃棄物総排出量 t 68.7 63.5 65.9 79.2 73.4※4 売上対比

07年対比 (100) (89) (89) (100) (93)

 一般廃棄物排出量 t 4.3 4.0 3.2 2.5 3.0       (単純焼却) 売上対比

07年対比 (100) (93) (70) (51) (62)

 リサイクル量 t 64.4 59.5 62.7 76.5 70.4

 RPF化した排出量 t 7.6 7.3 13.6 14.6 16.3

 リサイクル中のRPF化率 % 12% 12% 22% 19% 23%

 最終埋立率 % 0.63% 0.63% 0.49% 0.32% 0.41%

⑤グリーン購入 事務用品 % 73% 53% 63% 73% 94%

事務印刷費 % 82% 74% 66% 88% 92%

※5       総合計 % 79% 67% 65% 82% 93%

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2)5年間の実績推移(グラフ)

環境負荷の推移を項目毎に以下のグラフに示します。

グラフ 1

-11 -

100 102.1 100.8

113.1 112.3

5060708090

100110120

総エネルギ-投入量/ 売上・2007年対比

総エネルギ-

投入量

100 102.5 101.4 94.3 94.8

5060708090

100110120

二酸化炭素排出量/ 売上・2007年対比

二酸化炭素

排出量

100 97.0

86.7

99.6 99.1

5060708090

100110120

水資源投入量/ 売上・2007年対比

水資源

投入量

10092.9

70.0

50.7 62.1

30405060708090

100110

一般廃棄物排出量/ 売上・2007年対比

(単純焼却)

廃棄物単

純焼却排

出量

100 100.0 101.1

110.9 112.0

50

60

70

80

90

100

110

120

電力使用量/ 売上・2007年対比

電力使用量100

117.1 139.4

198.7 187.8

50

80

110

140

170

200

灯油使用量/ 売上・2007年対比

灯油使用量

100108.7 108.1

89.8 91.9

5060708090

100110120

LPG使用量 / 売上・2007年対比

LPG

使用量

100 99.5

47.0 48 .9 40.1

30405060708090

100110

ガソリン使用量/ 売上・2007年対比

ガソリン

使用量

100

89.0 89.4 99.6

93.4

5060708090

100110120

廃棄物総排出量 / 売上・2007年対比

廃棄物

総排出量

0.63 0 .63

0.49

0.32 0 .41

0.000.100.200.300.400.500.600.700.80

最終埋立率(%) 推移

最終

埋立率

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3)2011年度 環境負荷項目別の目標と結果

2011年度の環境負荷項目毎の目標達成度は以下の通りでした。

電気使用量については、夏場の最大電力抑制のために活動時間の平坦化・シフト調整を行ったため、

稼働時間自体が延長し、結果としての目標達成とはなりませんでした。しかし様々な節電活動の結果、

前年実績比では僅かに減少させることができました。(表2参照)

・ 上記表3の二酸化炭素排出量について項目別の割合を以下に示します。

⇒ 環境負荷を抑制するためには、温室効果ガスの二酸化炭素排出量の9割を占める電

力使用量の削減が鍵となります。今後の長期的な検討課題としてはより効果の大き

な電力削減技術の導入が求められます。

* 総エネルギー投入量(2011年度) = 36,685 GJ (表2、3参照)

原油換算量 = 946.4 KL

⇒ 現時点において、当社の事業所全体でのエネルギー使用量は 1,500 KL 以下である

ため「エネルギー管理指定工場」とはなっておりません。

-12 -

表 3

グラフ 2

単位 目標 前年実績 2011年実績 目標/実績比 前年比 評価電力使用量 万kwh 346.2 358.5 356.7 熱量 GJ 34,031.5 35,742.5 35,063.6 CO2排出量 (t-CO2) 1,059 1,097 1,092LPG使用量 ㎥ 979.3 1,013.7 1,022.7 熱量 GJ 102.8 106.4 107.4 CO2排出量 (t-CO2) 6.0 6.2 6.3ガソリン使用量 L 1,013.3 1,052.5 852.1 熱量 GJ 35.1 36.4 29.5 CO2排出量 (t-CO2) 2.4 2.4 2.0灯油使用量 KL 43.4 43.4 40.5 熱量 GJ 1,594.0 1,594.0 1,484.8 CO2排出量 (t-CO2) 108.2 108.2 100.9総エネルギー投入量 GJ 35,763.4 37,479.3 36,685.3 102.6% 97.9% △

2.二酸化炭素排出量 総CO2排出量 (t-CO2) 1,176.0 1,213.9 1,200.7 102.1% 98.9% △3.水資源投入量 上水道使用量 ㎥ 4,037.7 4,191.0 4,112.0 101.8% 98.1% △

廃棄物単純焼却量 kg 2,422.5 2,538.4 2,968.4 122.5% 116.9% ×廃棄物リサイクル量 t 74.3 76.5 70.4 94.8% 92.0% ○

5.物質投入量 コピー用紙 枚数 ※ 枚 920,095 958,810 915,000(購入;451,500)

99.4% 95.4% ○

事務用品① % 73.0% 72.7% 94.2% 21.5% 向上 21.5% 向上事務印刷費② % 88.0% 87.9% 92.0% 4.1% 向上 4.1% 向上

①+②計 % 82.0% 81.6% 92.7% 11.1% 向上 11.1% 向上7.提供サービスの

環境配慮再利用カートン使用率

% 実態把握 ― 30.1% ― ― ―

項目

104.4%

84.1%

93.2%

99.5%

100.9%

81.0%

93.2%

×

※ コピー用紙については購入ベースで計画を立てましたが、購入タイミングがずれたため使用数で算出しました。

6.グリーン購入(エコ化率)

4.廃棄物総排出量

103.0%

1.エネルギー投入量

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4)夏場の最大電力抑制(デマンドピークカット)の実績

東京電力管内の5事業所の内で電力使用の60%を占める本社・厚木センターでの

最大使用電力は、422(kw)となり契約電力473(kw)と比較して、約11%のピー

クカットを達成することが出来ました。

基本的節電と併せてデマンド監視の確認と警報機能を利用して進めた活動により得

た結果となります。

5)2011年度の数値実績に対する考察・自己評価(表3参照)

(1)総エネルギー投入量

取り扱う医薬品等は適格な温度管理での保管管理が通年で求められる中、夏季の猛

暑、また冬季の零下に対応した管理温度確保を絶対的条件とした中で、環境への最

大負荷要因となる電気使用総量の削減が必要であります。東日本大震災の後、共通

認識として高まったBCP(事業継続計画)を医薬品メーカー各社が進め、物流倉

庫における保管物量は必然的に増加しました。その結果、倉庫面積は全事業所にて

5.2 %拡大となりました。更に夏季の最大電力ピークカットが最重要課題となった

ため、業務の平坦化を進めることが結果的に電量使用量増因となりました。

これら複数の増因がある中で、全事業所にて前年比 2.1 %の総エネルギー削減を行

う事ができました。

(2)二酸化炭素排出量

二酸化炭素総排出量の内、90.9 %を占める電気使用量の削減と、8.4 %を占める

灯油使用量の削減がポイントとなりました。(グラフ2参照)実績数値としては二酸化

炭素排出係数の変動を加味した結果、前年比で 1.1 %削減に繋がりました。電力に

より 0.4 %強、灯油により 0.6 %強を削減した結果です。2011年度の二酸化炭

素排出抑制については札幌センターの寄与が大きかった事がわかりました。

-13 -

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(3)電力使用量

夏場の最大電力削減において基本使用量を低減させる目的の取り組みも進めまし

た。当初設定した目標比で 103.0 %となり目標達成とはなりませんでした。しかし、

休憩時の消灯や残業の削減と言った従来から実施して来た活動に加え、エアコンの

28 ℃設定厳守や、半数以上の蛍光灯間引き、給湯器やトイレヒーター、ジェットタ

オルなどの使用禁止などの活動の結果、前年比 0.5 %電力使用量削減ができました。

<最大電力ピークカット>

前年度の最大電力 473 (kw)を契約電力に切り替えました。その中で契約電力の

15 %以下を目標とし活動を進めました。震災の影響のある中で取引先の医薬品メー

カー各社に協力を頂き、1日の出荷回数を減らす事で業務ピーク時間をシフトさせ

平坦化を行いました。この結果、昼のピーク時間帯を外した出荷作業が可能となっ

ただけでなく、自動倉庫のクレーン稼動に時間差を作る事ができ、6機⇒3機へと

輪番操業することからピーク電力の削減に繋げられました。一方、総電力の過半数

を占める保管庫内の温度管理に要する電力は医薬品適正管理の観点から削減するこ

とができません。以上の結果として 11 %のピークカットを行う事ができました。

尚、これらの結果は関連する医療業界や運送業者各社など全ての協力なくして得

られないものであり、関連企業間で一丸となって取り組んだ活動結果と言えます。

(4)灯油使用量

札幌センターにおける冬季の作業環境温度設定変更と、継続的な啓蒙活動、職場巡

視によって、前年比・目標比共に 93.2 %と言う大きな結果を得ることができまし

た。この結果は、全事業所の二酸化炭素排出量削減に大きく寄与しています。

(5)LPG使用量

LPG は昨年度、給食委託業者の協力により一昨年比で 10.4 %の実績削減を達成し

ておりました。今年度も引き続き節ガス活動を続けて頂きましたが、目標、前年実

績比共に達成することは出来ませんでした。しかしながら一昨年比で見ると 9.6 %

の削減となり、継続的に良い結果を残すことができたと考えております。喫食数の

増減に大きな変化がない中で、調理に使うガスの使用都度の火力調整、ガス削減の

ための献立検討、食器洗浄のための付け置きと湯温調整など様々な取り組みを実施

頂きました。活動が中期的な結果に繋がるものと考えております。

(6)ガソリン使用量

2010 度は外部倉庫増加の影響から従業員の移動回数・距離共に大幅に延び、目標

未達となりました。そのため 2011年に本社厚木管轄においてレンタル社用車をハイ

ブリット車に変更いたしました。事業拡大から総移動距離は伸びているものの、結

果として目標比 84.1 %、前年比 81.0 %と大幅な改善に繋げる事ができました。

(7)水資源投入量(上水道)

目標進行度は僅かに未達となりましたが、前年比で 98.1 %に使用量を抑えること

ができました。

-14 -

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(8)廃棄物総排出量

廃棄物の目標として廃棄物総量の削減及びリサイクル化の促進を進めております。

特に分別化を徹底し単純焼却量を削減する事で最終埋立量の削減に繋げる事を第一

目標としております。また総排出量を削減しつつ、マテリアルリサイクル・RPF

化や熱回収を進める事でリサイクル率の向上を図りました。

結果として、単純焼却量については前年比 116.9 %と大幅に増加してしまいまし

たが、最終埋立率は 0.41 %に留める事ができました。廃棄物総量は前年比で 92.7 %

と削減でき、更にRPF化は前年比で 112 %(RPF化率 4 %改善)と着実に進め

ることができました。

(9)グリーン購入(エコ商品購入推進活動)

購入金額ベースでのグリーン購入率の改善を図りました。2011 年度からグリーン

購入対象品に絞り選定する事で、活動と結果が相対するよう管理を行いました。結

果、目標 82 %に対して 93 %と 11 %の改善に繋げる事ができました。

<環境数値に対する総評>

2011年度、数値目標に取り上げた各項目について、概ね前年比にて改善させ

る事ができました。しかしながら、売上規模の拡大に対して目標を設定した中でポ

イントとしていた電力、二酸化炭素、単純焼却廃棄物などが目標未達となりました。

この結果は売上規模以上の事業所面積拡大から、保管上の温度管理に必要なエネル

ギーが増加したことが要因にあげられます。

-15 -

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7.環境活動計画の取り組み結果とその評価

1)環境活動の詳細内容

表 4

-16 -

※1 対象範囲は登録した5サイトにて活動しました。

本社・厚木Cについては、厚木第3倉庫、飯山倉庫、杉戸を、また北房Cについては、北房第2センター、神戸を組み込み1事業所と致しました。

※2 評価については全社の項目毎に概ね計画通り実施できた活動を「○」、予定からやや遅れが見られる活動を「△」、ほぼ実施できていない活動を「×」と致しました。

サイト毎の基本的な活動の評価については、「環境取組み自己チェック」から単年度及び、経年的な推移状況で判断いたします。

※3 当社は化学物質等を取り扱っていない為、環境上の緊急事態が想定はしにくいため、緊急避難訓練を行う中で非常時の連絡体制の確認を行っています。

環境活動項目【対象】 ※1

1.二酸化炭素 電力使用量、灯油使用量、LPG使用量、ガソリン使用量の削減活動

・二酸化炭素排出量の削減 物質投入量の削減

廃棄物の適正管理

グリーン購入推進

2.電力

・最大使用電力の削減

・電気使用量の削減

・負荷数値の月度把握によるトレンド分析と、早急な調査対応の実施

・クレーン使用回数の削減に向けた高層ラックの効率化管理

・タップ式コンセントの活用、休憩時の完全消灯、PC省電力設定

・従業員の労務管理の適正化を図り、集中業務を実施(残業減)

・節電表示等の見える化による活動推進(夏28℃、 冬21℃~22℃設定)

・北房センターにおける高効率ヒートポンプチラーへの冷凍機更新

3.ガソリン ・負荷数値の月度把握によるトレンド分析と、早急な調査対応の実施

・ガソリン使用量の削減 ・本社厚木管轄社用車の環境配慮車(プリウス)への変更

・協力会社を含めたアイドリングストップの励行

・エコドライブの啓発

4.LPG ・負荷数値の月度把握によるトレンド分析と、早急な調査対応の実施

・プロパンガス使用量の削減 ・委託給食会社への環境配慮活動を継続して要請

・集中喫食の励行

5.灯油 ・負荷数値の月度把握によるトレンド分析と、早急な調査対応の実施

・灯油使用量の削減

6.水資源 ・負荷数値の月度把握によるトレンド分析と、早急な調査対応の実施

・上水道の使用量削減 ・散水や洗面所、給湯室、給食施設での節水活動を展開

・節水活動の見える化を実施

7.廃棄物 ・負荷数値の月度把握によるトレンド分析と、早急な調査対応の実施

・廃棄物の総排出量削減 ・廃棄物の分別、見える化による徹底

・単純焼却、最終埋立量の抑制 ・必要最低限の資源の活用(無駄をなくす)

・リサイクル率の改善 ・再資源化・RPF化・有償化によるリサイクル・リユース推進

・廃掃法の遵守(契約、現地確認、マニフェスト管理及び届出など)

・廃棄物と循環型社会、EA21に関する教育訓練

8.グリーン購入 ・負荷数値のQ度把握によるトレンド分析と、早急な調査対応の実施

・購買品のグリーン商品選択

9.物質投入(コピー用紙) ・負荷数値の月度把握によるトレンド分析と、早急な調査対応の実施

・使用枚数の削減 ・裏紙利用の促進

・ペーパーレス化推進

10.法令監視・遵守 ・各種法令の監視・遵守 (廃掃法、フロン回収破壊法、省エネ法など)

【全社】 ・緊急事態の想定とその対応 ※3

11.地域の環境保全・調和 ・計画的に構外清掃活動を実施

【全社】 ・EMSに従い環境外部受付を継続して行う

・事務用品のグリーン購入推進者の設定と、グリーン対象品の優先選定、購入を徹底。特に非グリーン購入品の抽出と、推進者との品目ごとの確認を進め改善を図った。

環境法令対応チェックにて管理した。緊急事態対応については緊急連絡網の周知徹底を図った。

震災の際、緊急事態回避の目的で大量購入を行い、月度単位でのトレンド確認がスムーズに行えなかった。全社で裏紙使用・ペーパーレス化を進めた事で最終的な使用量はほぼ前年と同様に抑えることができた。

【札幌、本社・厚木C、海老名、飯山、厚木第2、北房C】

【札幌、本社・厚木C、海老名、厚木第2、北房C】

予定した活動を進めた。特に教育訓練は事業所従業員を中心に進め、併せて推進者に対しても実施した。

廃棄物管理の担当者が不在となった際、一時的に分別が不徹底となった結果、単純焼却量が増加した。月毎にトレンド分析・調査を進め原因究明を図り増因に対応した。改善点については全社に情報展開を図った。

【札幌、本社・厚木C、海老名、厚木第2、北房C】

【札幌、本社・厚木C、海老名、飯山、厚木第2、北房C】

【札幌C】

     ※ 2

評価

①就業時間帯ボイラー温度設定温度の変更 20℃⇒18℃ ボイラーから近い作業エリア・・・22℃⇒21℃ ボイラーから離れたエリア+入庫口付近・・・16℃⇒15℃②継続的な啓蒙活動 Q毎に前年対比灯油使用量を報告 事務所エリア、暖房設定温度注意喚起のポスターを掲示。 マンネリ化を 防ぐ為、半期毎にポスターを変更。③定期的に巡視し、庫内の温度設定を確認。 作業多忙時など状況に応じて小まめに温度設定を実施。 (上限は18℃ 下限はこまめに設定温度を調整)

・夏季における最大使用電力の抑制活動(デマンド数値の見える化、出荷作業回数集約、自動倉庫のクレーン輪番稼動、非常用自家発電のピーク時利用、蛍光灯の過半数間引き及びLED化推進、作業時間の平坦化、夜間庫内冷やし込み、居室空調28℃設定、蓄電式サーキュレーター使用、フォークリフトの夜間充電、緩衝材作成機のピーク時使用禁止、窓への遮光フィルム設置および遮光シート利用、給湯器使用禁止、トイレヒーター停止、ジェットタオル使用中止)

【全社】

月毎にトレンド分析・調査を進め原因究明を図り、適宜増因に対応した。推進者間での相互確認を行い前年比11%の改善に繋がった。

月毎にトレンド分析・調査を進め原因究明を図り、適宜増因に対応した。前年実績比 93.2 %と大幅な結果に繋がる活動ができた。

月毎にトレンド分析・調査を進めた。節水啓発活動は定着できている。夏場チラーへの散水を行った中で、前年比 98.1 %であり活動効果も確認できた。

各々の活動の結果前年比 1.1 %減を達成した。電力にて大凡 0.4 %、灯油にて大凡 0.6 %を削減できており、全社の節電活動と札幌における灯油使用量削減活動が成果に繋がった。

構外清掃にて地域との調和を図ったが、一部事業所で実施が遅れた。また外部からの苦情に適宜対応した。

【本社・厚木C、北房C】

【本社・厚木C、北房C】

主な活動事項 結果

月毎にトレンド分析・調査を進め原因究明を図り、適宜増因に対応した。エコドライブ、「ふんわりアクセル」運動なども進めた。高燃費車輌利用により、前年比で81.0 %の大幅な負荷低減を達成した。

デマンド管理により、最大使用電力のピークカット活動にて前年デマンド比 11 %の削減に繋がる結果を得た。また、基本的な電力削減を目的とした活動にて事業拡大がある中で全年比 0.5 %減の結果に繋がる活動を遂行できた。

【全社】

月毎にトレンド分析・調査を進め原因究明を図り、適宜増因に対応した。委託業者による細分化したガス使用量調節を継続して行った。前年実績クリアに繋がる活動にはならなかった。

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2)活動進捗状況

環境パトロールと構外清掃については計画通り実施できなかった事業所がありまし

たが、その他の活動は予定通り実施することができました。

3)具体的な活動の紹介

(1)デマンドピークカット活動

作業エリア空調稼動調整、クレーン6基同時稼動回避 (電力ピーク時3基稼動調整による

輪番操業)、充電式扇風機使用、緩衝材作成機器の稼動制限(12時~15時停止)、

トイレジェットタオル使用制限、節電推進担当者設定、自動倉庫空調の非常用自家発

電機稼動、トイレ便座ヒーターの電源OFF、温水ポットの使用禁止、デマンド管理によ

るピークカット対応(自家発電の利用など)など

(2)省エネ活動

北房センターにおいて既存冷凍機修繕を進めました。

高層ラック棟・倉庫棟・平置エリアに利用するチラー

を空冷式ヒートポンプチリングへ更新し、冷房消費電

力改善(407 Kw ⇒ 285 Kw)を図りました。

本社・厚木センターでは遮光対策(フィルム、シート)やLED化を進めております。

全社的では、事務所の温度管理(夏;28℃、冬22℃)、蛍光灯の間引き、昼休

みの全照明消灯、事務所のLED照明段階導入、夜間の機器充電(ピックカート、

フォークリフト)、緩衝材作成機器使用中止(詰合せ緩衝剤のボーガスペーパーへ

の切り替え)、各事業所における環境パトロール、倉庫棟空調機の冷温水調節検討

(3)地域とのコミュニケーション

構外清掃活動

-17 -

月 全社委員会 全社教育訓練 EA21内部監査 EA21審査 事業所パトロール 品証パトロール廃棄物関連現地確認

非常事態訓練

消防訓練

電気使用量削減運動 構外清掃 尼寺工業団地

4月札、厚、飯、厚2

杉、本、北220日合同清掃

5月 11日 北房C 北房C札、厚、飯、海、厚2

3、杉、本、北2 北房C

6月 札幌C 厚木C、札幌C 活動レポート札、厚、飯、厚2

3、本、北2 札幌C 管理表の提出 16日パトロール

7月 厚木札、厚、飯、海、厚2

3、杉、本、北2 厚木・飯山 20日合同清掃

8月 29日 海老名、第2札、厚、飯、海

厚2、3、杉、本 海老名 13:00~15:00

9月 厚木第2C札、厚、飯、海

厚2、3、本

10月札、厚、飯、海、厚2

3、杉、本、北2

13日パトロール19日合同清掃

11月 29日札、厚、飯、海、厚2

3、杉、本、北2 厚木第2C 北房C, 札幌C

12月 12日、13日札、厚、飯、海

厚2、3、杉、本

1月 海老名、本社 HPアップ札、厚、飯、海、厚2

3、杉、本、北、北2 ○ 18日合同清掃

2月 28日札、飯、海、厚2

3、杉、本、北2 本社厚木

(長澤・賀頌) ○

3月札、厚、飯、海、厚2

3、杉、本 厚木(國光)

活動計画

各センター計画

月 IA監査 環境協議会 廃棄物検討会 省エネ検討会 グリーングローブ各社事故水平展開 ENW教育

4月環境会計、水

エネルギー、廃棄物

5月 17日北房C エネルギー、水

6月 15日 15日 エネルギー、水

7月 12日 エネルギー、水

8月 エネルギー、水 29日

9月 エネルギー、水

10月 21日 21日 エネルギー、水

11月 エネルギー、水

12月 EA21にて不参加 エネルギー、水

1月 27日 臨時 エネルギー、水

2月 17日 17日 エネルギー、水

3月 12日 エネルギー、水

ENW関連 活動

適宜

遮光フィルム 遮光シート LED照明

空冷ヒートポンプチラー 3台

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4)環境活動の経年的推移

・環境取り組み自己チェックの推移から、取り組み度合の自己評価を以下に示します。

・取組み項目に違いがある中で、事業所毎の直近5ヵ年の自己チェックから、継続的に

活動展開が進められている事が確認できました。(グラフ3参照)

5)環境コミュニケーション、地域との調和

・計画的に構外清掃活動を進め、地域とのふれあいの「場」を作りました。

・本社厚木センターにおいて、2件の苦情要望を受け付けました。

⇒1件は緑化した構内周辺の樹木にアブラムシが発生しており、盆栽などに影響が

あるので対応してほしい、と言う要望でした。委託する防虫業者に相談の上で早々

に殺虫処理を行い対応いたしました。

残る1件は取引先業者の運送車輌に関して、保冷車のエンジン音が気になるとの

苦情でした。アイドリング停止を行うと医薬品の品質を保つ事ができないため、

補助電源を提供して環境配慮を進めておりますが、当該車輌は補助電源用のケー

ブルが合わなかったためアイドリングを実施しておりました。電源口のハーネス

(ジョイント)の手配を進め対応いたしました。

その他の事業所において外部からの苦情や要望などはございませんでした。

6)環境活動レポート公開

・2010年度環境活動レポートを2012年1月改訂し、EA21のHPへ公開さ

せて頂きました。併せて当社HPへの掲載も行っております。

7)環境内部監査

・2009年版ガイドラインに従い、2011年度から計画的に内部監査の実施を進

めました。

8)生物多様性の保全

・弊社の事業活動はサービス提供が主となり、投入物質はコピー用紙、ダンボール等

となります。マテリアルリサイクルを促進する事で生物多様性の保全に繋げました。

表 5

グラフ 3

-18 -

環境活動取組み率

事業所 取組み/全活動 % 取組み/全活動 % 取組み/全活動 % 取組み/全活動 % 取組み/全活動 %

本社/厚木センター 444/494 89.9% 411/470 87.4% 440/472 93.2% 513/560 91.6% 527/560 94.1%

厚木第2センター 205/494 41.5% 215/468 45.9% 231/468 49.4% 382/564 67.7% 333/490 68.0%

海老名倉庫 281/500 56.2% 293/440 66.6% 337/450 74.9% 249/354 70.3% 246/348 70.7%

札幌センター 282/396 71.2% 282/396 71.2% 356/378 94.2% 312/312 100.0% 306/306 100.0%

北房センター 417/496 84.1% 410/472 86.9% 432/488 88.5% 428/488 87.7% 418/572 73.1%

2007年度 2008年度 2009年度 2011年度2010年度

89.9% 87.4%93.2% 91.6%

94.1%

41.5%45.9%

49.4%

67.7% 68.0%

56.2%

66.6%

74.9%70.3% 70.7%71.2% 71.2%

94.2%100.0% 100.0%

84.1%86.9% 88.5% 87.7%

73.1%

30.0%

50.0%

70.0%

90.0%

110.0%

2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度

取組み率

年度

環境活動取組み率推移 (自己チェック結果ベース)

本社/厚木センター

厚木第2センター

海老名倉庫

札幌センター

北房センター

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環境活動レポ-ト[エ-ザイ物流㈱]

9)環境活動総評

・数値目標で未達となった廃棄物管理においては、分別ミスが判明した時点で単純焼

却廃棄物とリサイクルに関する教育を速やかに行い、分別の再徹底を図りました。

計画した活動については遅れなく進めることができました。また、臨時で計画追加

したデマンド抑制活動は従業員が率先して活動参加する良い機会となりました。更

なる環境負荷低減に向けて、今後は従業員が一丸となり率先して活動を進められる

よう、皆で目的を共有しやすい「場」の設定を工夫し、活動を進めて参ります。

それぞれの活動は生物多様性に配慮したサービス提供に繋がり、自然共生社会、持

続可能な社会の実現に向けて貢献して行く事に繋がります。

8.今後の取組み

・2011年度は僅かづつではありますが段階的に照明のLED化を進め、可能な範囲

での電気使用量の削減を図りました。ソフトランディングのみとならない活動の必要

性を認識し、このような取組みを引き続き進めることで効果的な環境負荷低減を目指

して参ります。

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9.環境関連法規の遵守状況

1)適用となる主な環境関連法規

(1)環境関連法規表

主な環境関連法規について法の概要、要求事項、適用事業所などを明確にし、法遵

守のための教育、監視に活用しました。

(2)環境法令対応状況チェック表

法令監視については以下のチェック表により定期的な法改正等の見直しを行いなが

ら、変更などの要点と該当有無などの確認を年2回実施しました。

⇒ 上記については地区条例なども含めて確認するために、事業所毎にチェック表を

管理して参りました。

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2)遵守状況・結果(違反、訴訟等)

実施した遵守評価の結果、過去1年の間、違反はありませんでした。

また関係当局からの指摘も無く、訴訟等も同様にございませんでした。

・以下に事業所における法令順守状況チェック表によるチェック記録を示します。

・2010年度に環境法令遵守状況チェック表を見直し、具体的な遵守事項を明確化した

結果、遵守状況の確認がスムーズに行えるようになりました。更に、2011年度実施

した中間審査の中でアドバイス頂いた取引先との取り決め事項なども新たに組み込み遵

守チェックを行い、自社内に留まらない環境保全活動に勤めました。

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実施者;

廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃掃法)廃棄物;排出事業所清掃  ;全組織 適

資源の有効な利用の促進に関する法律(リサイクル法) 廃棄物を排出する事業所 適

特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)社内使用の家庭用テレビ、エアコン、冷蔵庫など 適

水質汚濁防止法(水濁法) 全組織 適

フロン類回収・破壊法エアコン、冷蔵庫など全組織 適

エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法) 全事業所 適

消防法(危険物取り扱い) 危険物倉庫 適

厚木市火災予防条例 厚木管内事業所 適

ENWグループ企業における取り決め事項 本社厚木 適

運送会社との取り決め事項 全事業所 適

環境管理責任者指示事項

自家発電設備用に第4類危険物(軽油)保管→危険物保安監督者・届出数量以下の貯蔵数量確認・入出庫の取扱作業保安監督。・危険物取扱者以外の者が取り扱う場合の立会。・各種変更の30日以内、所轄市町村長への届出。 など

特になし

特に無し

特に無し

設備の変更や新設はない

アイドリング防止の推進冷凍車の冷凍機音を日時的に確認

外部受付にて対応

特に無し

マニフェストは適正に管理できている

適正に管理している

廃棄の家電(テレビ)はリサイクルへ。エアコン、冷蔵庫の廃棄はなし

リサイクルできるものは全て再資源化している

エアコンは自社廃棄なし特に無し

廃棄時は依頼書を提出し、引取証明書を受理している。また最終的な特定・指定フロン処理証明書を受理している

厚木センター(厚木・飯山・厚木第3・杉戸)

遵守状況 遵守状況の概要

環境法令遵守状況チェック表(法令遵守)     センター名; ( 横田、大場、森 ) 記録日 ;2012 年04 月09 日

消防法適用外の可燃性物質なども適正に管理できている事を確認(保管スペース確保、高さ管理など)

特に無し

NW協議会、検討会等への参加廃棄物現地確認のNW事務局との合同実施廃棄物新規契約の事前NW確認

特に無し

環境関連法 対象 備考 (対応予定・不適の理由)

特に無し

特に無し

TV、エアコンの入れ替え(業者引取りにて自社廃棄はなし)→リサイクル化

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10.代表者による全体の評価と見直し結果

<代表者の見直し結果における改善指示への今後の対応>

2011年度の環境保全活動に対する全体見直しの結果から、今後活動定着のために

目標共有化を一層進め、更に社会とのコミュニケーションの大切さを認識し環境保全に

勤めて参ります。

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11.総括

EA21導入以前から弊社では環境活動を展開していましたが、EA21 認証後は環境活動

における具体的な取組み内容が一層明確になりました。節電・節ガス・節水活動、エ

コドライブの推進、廃棄物の適正管理、社会との環境コミュニケーション、非常事態

訓練等々、一人ひとりが環境保全活動を通して持続可能な社会形成への貢献に取組む

姿勢が定着してきております。

医薬品には「品質」(温度や衛生など)の適正管理が社会的に厳しく求められており、

それを我々は第一に実現すべく邁進しておりますが、これら事業活動には当然ながら

エネルギーは欠かせません。原発問題から地球温暖化問題まで含めて今、環境保全の

ために新エネルギーが非常に大きな位置付けに変わって来ており、当社としてもエネ

ルギーの効果的な活用を検討していく必要があると認識しております。同時に、従来

から続けている活動をエコアクション21により仕組み立て適性に運営していく事こ

そが今我々が成さねばならない使命であり、企業としての社会的責任であると言う強

い理念を持ち行動して参ります。

2012年度も限りある資源と地球環境の保護に貢献すべく全従業員が一丸となって環

境保全に取組んで参りたい所存です。

以上

参照文献・資料

・ 環境省 エコアクション 21 ガイドライン 2009 年版

・ 各省庁HP(環境省、経済産業省、国土交通省 等)

・ 産業廃棄物処理事業振興財団HP

・ 日本容器包装リサイクル協会HP

・ 経済団体連合会 環境本部 自主行動計画

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