初級外国語の授業を活性化させるためのゲームと歌

笹 尾 道 子

大学に入って､新しい外国語を学び始める時の学生たちは､期待と不安の

入り交じった固い表情をしている｡日本語でさえ他人とうまくコミュニケー

ションできない若者が増えているように思われるこのごろであるから､まし

てや外国語で､しかも大勢の前で声を出すなんて恥ずかしくてたまらないと

思っている学生もいるに違いない｡

まず学習者たちの心を閃かせ､固い表情を笑みに変え､コミュニケーショ

ンのための下準備を整えることが､外国語教師の第-の仕事となる｡それに

は教師自身がまず笑みをうかべながら話しかけることが大事であるO

｢ズドクラース トイチェ ! こんにちは !｣

｢メニヤー ザグー トウ ササオ. 私は笹尾といいます*｡ ｣

｢ア カーク ヴァ-ズ ザヴ- トウ? あなたの名前は?｣

*姓でも名でもみんなに呼んで欲しい名前を言えば良い

この表現を覚えたら､学生たちを椅子から立ち上がらせ､教室の中の知ら

ない人たちと会話をさせる｡5分間でなるべくたくさんの人たちの名前をた

づねるよう指示する｡教室の中はたちまちにぎやかになり､笑い声さえ起こ

る｡こうなったらしめたものだ｡

｢つぎは数を1から4まで歌いながら覚えましょう｡｣*楽譜参照

少し気分の高揚 している学生たちは簡単なメロディーのついた数詞 1か

ら4をすぐに覚えてしまう｡

それから黒板に CACAO と書き､これはロシア語では ｢カカオ｣じゃ

なく ｢ササオ｣と読むのだと教える｡アガサ ･クリスティの ｢オリエント急

行殺人事件｣では､ロシア文字Hが事件解決のかざとなったなどの例をあげ

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て､ロシア文字を読めると得する話しをする｡教師自身がこの外国語に興味

を持つようになった理由をのべ､簡単な自己紹介をする｡授業を休まず､遅

刻せず､積極的に参加 していれば､基礎は身につくものであると話す｡学生

たちにはロシア語を履修希望した理由､知っているロシア語の単語を書いて

もらう｡最後に ｢ダスヴィダーニヤ ! (さようなら)｣を覚えて第-日目は

終わりo

限られた時間で､しかも近年少々改善されたとはいえ30人から40人もい

るクラスで､外国語学習の効果をあげるのは正直言ってなかなか難しい｡し

かし教師としては悪条件を嘆いてばかりもいられない｡学生たちを失望させ

ないために､与えられた条件の中でできるだけ効果をあげるための努力をし

なくてはならないのだ｡

ではいかにして効果をあげるか｡それには言 うまでもなく､学習者たちが

授業中常に積極的に学習内容にかかわっているようにすることが大事である｡

90分の授業の間､集中力をなるべく落とさせないよう､教師はあの手この手

で目先を変える工夫をし､奮闘することになる｡方法はいろいろあるが､中

でもゲームや歌は短時間で気分転換をはかり､集中力を高めるのに効果ある

方法である｡

単語やそれを使った表現を記憶させるために､教師の後について反復練習

をさせることがある｡しかし思考が停止した状態のまま､ただ機械的な繰 り

返しを何度行っても､記憶にはなかなか定着しないQ反復練習を熱心にやれ

ばやるほど､学習者は退屈を感じている.に違いないOその時､何らかの情緒

的刺激､緊張感を与えるようにすると､記憶に定着する率が高まることは良

く知られている｡単語や表現にメロディーをつけたり､ゲーム性をもたせて

競争させたりするのもひとつの方法である｡音楽は情緒的刺激となり､ゲー

ムは適度な緊張感を生むし､思考力を必要とするからだ｡

ゲームや歌は何よりも授業を楽しくしてくれる｡ゲームをすることで起こ

る笑いや競争心が眠気を吹き飛ばし､集中力を高めてくれる｡またゲームは

学習者同士の連帯感を強めてくれる｡チームの勝利のためには､いっしょに

考えたり教え合ったりすることが必要だからだ｡ある問題でみな考え込んで

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教室がしんとしている時､誰かが答えをみつけて叫ぶと､ ｢ほう!｣とすな

おな賞賛の声が上がる｡自分よりよく知っている者がいれば､負けてはいら

れないというわけで､学習意欲が刺激されることにもなる｡

ゲームになかなかのってこない学生もいるが､しかしゲームのなりゆきに

は関心を持って注目しているから､心配はいらない｡声は出さなくても考え

ているはずだ｡みなとうちとけてくれば声も出るようになる｡笑みを浮かべ

るようになったらもう心配はいらない｡肝心なのは教師がためらわず､勇気

と自信を持ってゲームを進めることである｡とはいえ､学習が進んで学力に

差が出てくると､ゲームによっては苦痛を感 じる学生が出てくるだろうOそ

ういう学生たちの自尊心を傷つけぬよう配慮する必要がある｡

ゲームはグループ対抗､学部対抗､男女対抗､あるいは個人戦のかたちで

進める｡ペアで何か作業をさせる時にも､ ｢パー トナー捜しゲーム｣で相棒

を決めるようにすると､今 日の相手は誰だろうという楽しみがある (LL教

室が使えるなら､ランダムペアを自由に組めるシステムがあるのでこのゲー

ムはいらない)0

うまくいったゲームの後では､学生たちの声が大きくなり､表情が明るく

なる｡そこで学習用の新材料を提示すると､活性化した頭脳に比較的スムー

ズに入っていくようである｡

ゲームはあまり道具を必要としないごく簡単なもので､10分前後の短時

間でできるものが良い｡そこらにある遊びや､テレビのクイズ番組にもヒン

トがころがっている｡ルールがあまり複雑でないものを選ぶ｡大事なのは遮

び心である｡今 日はどんなゲーム.だろうと学生たちが期待してくれるように､

なるべくいろいろな種類のゲームを用意する必要がある｡

もちろん､ゲームや歌は息抜きのためだけでなく､単語やアルファベット

を覚えたり､復習したりするためのものである｡特に 10までの数詞とアルフ

ァベットはごく初期のうちに覚えた方が良い｡簡単なメロディーにのせれば､

学習 3日目には 10までの数詞を覚えてしまえる｡著者が利用したのは ドイツ

民寓のメロディーであるが､3部輪唱ができるようになっている｡ 1日目は

1から4まで､2日目には5から8まで､3日目には9と10を覚え､3部輪

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唱でめでたく10までの数を覚えたことを祝 う｡これでもう数詞を使ったいく

つかの楽しいゲームもできる｡10までの数詞をもう覚えた充実感と､それを

使ってゲームをする楽しさが､さらなる学習意欲をかきたててくれるはずだ｡

同じメロディーを使ってアルファベットを覚えることにする｡

以下に､著者なりにアレンジした数詞とアルファベットの歌と､初級で利

用できるゲームを紹介する｡ゲームはロシア語以外の言語の学習にも使える

はずである｡

数詞とアルファベットの歌 (ドイツ民謡･のメロディーより)

7㌢ -ン ドげ 7 トゥリ チェ

7 へ.t ウttェ ケ+ デ イェ

工 .フ 八 ･ ツェ チェ

トヶィ I)i

ヨ シ.ェ

シャ シチ†

to† ･チ シェ . . -スチ シェミ

セ■ ィ ィクラトゥカ イエ カ

トげ 3)H+ゥィ ス ナナ ーク ウィ ･ ミ†

がォ シ.ミ

エリ ェ.A

フキ ス■ナー9

デェ . ウ■† ･チ チ■ェ

エヌ オ Jf エル

エ ユ

154

･ シ† ･チ

エス テ ウ

｣コ H L_

数詞を使ったゲーム

◇マジカルカウント

テレビ番組 ｢マジカル頭脳パワー｣からヒントを得たO他にもこの番組か

らヒントを得たゲームがいくつかある｡

奇数人数のグループ (7人前後が良い)で行 う｡0-10の数詞をロシア語

と日本語で交互にひとりずつ言っていく.れい-0月HH-に-TPH-よん-

- 10まで言ったら0にもどるO慣れてきたら3拍子でスピー ドアップして

いく｡ 1拍目で数詞を言い､2拍目と3拍目で手拍子を打つ｡

言い間違えたり､リズムに乗れなかったらゲームから抜ける｡最後まで残

った者が勝ち｡時間があれば､各グループの勝者で決勝戦を行ってもよい｡

◇井数ゲーム

足し算､引き算の問題を出し合 う単純なゲームだが､ペアで行うだけでな

く､クラスを2つに分けて､キャプテンが相手グループのメンバーに問題を

出すかたちにすると､ゲーム性が出て面白くなる｡すばやく答えられれば得

点､答えられなければ出題側の得点となるOはじめのうちは答えが 10以上に

ならないようにすることとの条件をつける｡問題を出し間違えれば答える側

の得点とする｡正しい !間違い !などの表現を覚えて使 う｡

◇寺号送り

数人のグループで､ロシア語の1から 10までの数をひとりずつ順番に言

っていくが､手の動作をつけるのがみそ｡じゃんけんでスターターを決める｡

スターターは ｢1｣と言うと同時にあごの下に右手または左手の甲をあてるO

指先が向いている側の人が次の数を言う｡ ｢4｣と ｢8｣の人は黙ったまま

手の動作だけで番号を送るが､隣り以外の人を指さして送ることもできる｡

｢10｣までいったら ｢1｣にもどる｡番号を言い間違えたり､ ｢4｣や ｢8｣

を声に出してしまったり､自分の番ではないのに数を言ったりすればアウト

になる｡アウトになったひとはロシア語で ｢ごめんなさい､間違いました｣

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"H3Bm Te,rIOXaJIyBcTa.5IoⅡ皿6cg(0Ⅱ皿6JIaCL)."と言うことにするoその後は

アウトになった人が ｢1｣から始める｡番号を送るとき指先とは反対の方に

顔を向けると相手をアウトにさせる確率が高くなる｡慣れてきたらスピー ド

アップしていく｡

◇20を言ったら勝ち

数詞を20まで覚えたらこのゲームをする｡2- 3人のグループで､1-20

の数をひとり1個-3個ずつ順に言っていく｡20を言った者が勝ち｡

例 A :1･2､B:･3･4･5､C:6･7､A:8､-

先を読むため考え込んでしまう者が出てくるので､ひとり3秒以内の時間

制限をもうける｡

文字を使ったゲーム

◇文字順早並びゲーム

復習させたい文字の入った単語 2- 3語のつづりに必要な文字を､1つず

つカー ドに書き､2組用意しておく｡たとえば選んだ単語が cTOJI'と

cTyJI'であればC､T､y､J1､0の5枚のカー ド2組が必要である0

1組分のカー ドの枚数と同じ人数のグループを2つ作り､ひとり1枚ずっカ

ー ドを渡す｡ `cTOJI!"のかけ声で文字順に正しくすばやくならんだ方が勝ち｡

◇アルファベット順早並びゲーム

アルファベットの歌で順番を少し覚えたらこのゲームを始める｡ロシア語

のアルファベットを1つずつ書いたカー ドを2組用意するOクラスを2チー

ムに分ける｡ 1チームの人数分のアルファベットカー ド､たとえばAからM

までのカー ドを順不同にそれぞれのチームのメンバーに1枚ずつ渡す｡スタ

ー トの合図でアルファベット順に並ぶ｡早く並んだチームが勝ち｡

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◇文字あてゲーム

ロシアの人気テレビ番組 `noJIeqyneC''からヒン トを得た03人 1組の2

チーム対抗で行 う｡出題者は黒板に単語の文字の数だけマスを書いておく｡

ゲームを始める前に ｢文字｣｢単語｣｢ある｣｢ない｣にあたるロシア語 6yEBa'

cJIOBO''ecTL''HeT'を教えておくo

例 問題 ロロロロロロ

Aグループの 1人目の解答者 :`ByEBa 0'.''

出題者 : `o'HeT了'

Bグループの 1人 目の解答者 :`ByEBa'C'."

出題者 : `EcTh6yRBa'C'!"と言ってマスに書き込む.

C□C□Elロ

文字を当てた者は続けて次の文字の名を言える｡もし単語が推測できたら

`cJIOBO!" と言って直接答えを言 うこともできるO否定生格を学習 した後な

ら､"HeTTaROii6yEBLI."という表現も使えるO

単語復習ゲーム

◇単語早並びゲーム

準備は前述の ｢文字順早並びゲーム｣と同じ｡グループ対抗で行 う0

"KaRIlo-PyCCXH いす'?"(ロシア語で椅子は何という?)の問いで文字順

に素早く並ぶO早く並んだ方が勝ちO

◇単語シャウ ト

クラスを2つに分ける｡5- 6人のグループ対抗でも良い｡解答を早く叫

んだ方が得点｡以下シャウト系のゲームはみな同じ要領｡

例 出題者 :Mのつく乗 り物は? ,

わかった者が単語をシャウトする `MaⅡ皿ma!'' `MeTPO!''

個人戦だと､叫ぶなんてはしたないと思って黙っている者も､グループ対

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抗戦となるとチームのため張り切って叫ぶことになる｡

◇穴埋めシャウト

問題はあらかじめ紙に書いておく｡紙を見せると同時にヒントも言 う｡

たとえば､出題者は ｢lコPEIl□｣と書いてある紙を見せて ｢曜日です｣と

言う｡わかったものが "Cp印a!"(水曜日) と叫ぶ｡

◇逆読みシャウト

単語のつづりを裏側から見せて何という語かあてさせる｡

例 :[RMN] (答えは M )

◇何語知ってる?

クラスを2- 3グループに分ける｡グループの代表を3人ずつ選ぶ｡代表

は教師が指定したアルファベットで始まる単語を思い出しながら､どんどん

黒板に書いていく｡アルファベットはグループ毎に違 うものを選ぶが､不公

平にならないよう､それまでに学習した単語数がなるべく近いものを選ぶよ

うにするoたくさんの単語を正確に書いたグループが勝ちo後ろの応援団は

日本語で単語を教えることができる｡

◇借り物リレー

少し広めの教室でならこのゲームができる｡クラスの半数を2-5チーム

くらいに分け､リレー参加者とする｡残りは物を貸すのに協力する｡別に審

判員をチーム数と同数選ぶ｡カー ドにロシア語で ｢椅子｣とか ｢本 2冊｣と

か ｢女子学生2人｣ などと書いて伏せておく｡リレー参加者は教室の後ろか

ら教卓まで走り､カー ドを拾ってそこに書いてある物や人を捜して持って(逮

れて)審判員のところ-0OK であればチームの次のメンバーにバ トンタヅ

チ.物を捜すときにyEOrOeCTLm ra?(誰か本持ってない?)などのロシア

語を使わなければいけないO近所迷惑にならぬよう､静かに走るようにするO

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◇目鼻ゲーム

｢頭｣ ｢目｣ ｢鼻｣ ｢口｣ ｢耳｣などの単語を手で押さえながら覚えた後

で行 う｡1チーム5- 6人ずつ 2チームを選ぶ｡他に号令をかける者 1人と､

間違いをみつけるジャッジを2人選ぶo HrJIa3a!"(目)の号令で耳など他の

部分を手でおさえる｡間違えたらゲームからぬける｡ 3分間で人数が多く残

っていたチームが勝ち｡

◇左か右か

数人ずつ机を囲んですわる｡全員机の上に両手を置く.JIeBa兄!(左) と号

令がかかったら､左手で左隣りの人の右手をたたく｡ 自分の右手は叩かれな

いようすばやく逃げる｡号令の前に逃げたり､フライングしたらアウト｡

◇連想ゲーム

ヴァリエーション① クラス全員を5- 6人ずつのグループに分け､紙を

各グループに 1枚わたす｡教師が指示 したある単語から順次連想する語を､

グループの中で舵をまわしてひ とり1語ずつ書いていく.メンバー同士協力

して､5分以内になるべくたくさんの語を書 く｡一見関係ない語でも､あと

でこじつけの理由を述べればよい｡もっとも多くの語を書いたチームか､発

想の広が りがあったチームを勝ちとする｡

ヴァリエーション② 初級の後半に入れば以前NHKでやっていた連想

ゲーム風に実施することができる｡ 1チーム3-6人 (うち 1人はキャプテ

ン)､ 2チームで行 う｡チーム内で答える順を決めておく｡先攻後攻をキャ

プテン同士のじゃんけんで決める｡出題者はロシア語の単語をひ とつ解に書

き､両キャプテンにだけ見せる｡先攻のキャプテンは問題の語から連想 した

語を 1つ言 う｡チームの 1人目のメンバーが問題の語をあてられなければ､

相手チーム-権利が移る｡

◇記憶力テス ト ⊥

物や人物をいくつか描いた絵を 10秒間見せた後､絵を隠 して何が措いて

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あったかたずねる｡単語だけ言 うのでなく､次のような答え方も可能0

BHJIara3eTa.(新聞があらた)

BHJIOJPePyⅦ .(ペンが2本あった)

BbIJI6oJILHJO点JtOM.(大きい家があった)

ⅩeH叩 【HatmaJIa肪 ry.(女性が本を読んでいた)

◇パー トナー捜し

対話練習などペアでの作業に入る前に､相棒を決めるためにするゲーム｡

ロシア語の単語とその和訳､またはロシア語の簡単な質問とその答えになる

文を別々のカー ドに書いておくo lつの質問に対し2つの答えを用意すれば

3人のグループを作れる｡

例 [6paT]<[見目弟],I lKyJtaBLIHJt ?]<【5I耶 yBym ePCHTeT.][5I

耶 yHaPa6oTy.]

簡単な文を使ったゲーム

◇文作りゲーム

単語を書いたカー ドを伏せておく｡クラスを4- 5人ずつのグループに分

ける｡各グループから順に1人ずつカー ドを 1枚取り,そこに書いてある単

語の入った3語以上の文を5秒以内に言う｡チーム内で教え合って良い｡使

用した単語数に応じて得点O間違いがあれば少し減点｡ 5秒以内に言えなけ

れば無得点｡

◇文拡大ゲーム

5人ひと組で行 う｡教師が与えたキーワー ドを使用し､ひとりが文を言う｡

次の人は前の人が言った文に1-2語加えて繰 り返す｡加えられなければそ

のまま繰 り返しても良い｡最後の人が言った文の長さを競う｡間違いがあれ

ば減点｡

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◇しりとり

文の最後の語が頭にくる文を作っていく｡名詞に前置詞をつけたり､動詞

の別の変化形を使っても良い｡クラスを2チームに分け､じゃんけんで先攻

後攻を決める｡教師が最初の文を言う｡先攻チームのメンバーが順に 10秒以

内に文を言っていく｡行き詰まったら相手チームが新たに始める｡この時も

教師が最初の文を言 う｡先にメンバー全員が文を言ったチームが勝ち0

例 EBPaE.BpaEPa6oTaeTB6oJIhHme.BoJIhHmla6oJILⅢa5I. ･･･

◇ス トーリー展開ゲーム

5- 6人ずつのチームに分ける｡チームのひとりが教師が言った文を書き

取り､それに関係のある内容をもつ 1文を加える｡メンバーがつぎつぎに書

き足していく｡制限時間内にス トーリーのある文をたくさん書いたチームが

勝ちO支離滅裂だったり､間違いが多い場合は減点｡

◇翻訳ゲーム

ペアで短いテクス トの和訳を書く｡制限時間以内にどれだけ理解できるか

を競 う｡辞書に頼るだけでなく､推理力も働かせるよう指示する｡よくでき

た翻訳を読み上げるOテクス トの結未部分をふせておいて､推理させても面

白い｡

◇人物紹介ゲーム

数人ずつのグループに分けるo知らない人物の写真を見せるOグループの

メンバーは順に､その人物についていろいろ想像 したことをロシア語で言 う

(または書く)｡制限時間内に一番多くを物語った (書いた)グループが勝

ち｡ゲームの後､教師はその人物について知っていることをやさしいロシア

語で話す｡教師も知らなければ ｢知らない｣と言えば良い｡

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◇あるないゲーム

"yxoroecTL6paT?" (男のきょうだいのいる人は?)

"yxoroHeTCeCTPLt?" (女のきょうだいがいない人は?)

などの教師の質問に該当する者は立つoさらに "KaKerO30ByT?"(彼の名前

は?)など､正しく行動したかを確かめる質問をする｡立つか座るか混乱 し

てくるのがみそ｡

◇20の扉

5人ずつの2チーム対抗とする｡出題者はロシア語の単語 (有名人の名前

や地名でも良い)をひとつ考え､ヒントを言 う｡解答者は ｢はい｣か ｢いい

え｣のみで答えられる質問を交互に20間までできる｡早く当てた方が勝ち｡

20間を超えても当たらなければひきわけ｡

例 ヒン ト 粥3TOtZeJIOBeK.n

解答者A "3TOMyXⅦ a?"(男ですか?)

出題者 "刀a."

解答者 B "OHPyCCK嘘?"(ロシア人ですか?)

出題者 "HeT.H

参考文献

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