住友の効率規制対応ギヤモータ...2011年6月16日 2015年1月1日 2011年1月1日...
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No.L2044-1.0JK03 2016.03 印刷
PTC 事業部 〒141-6025 東京都品川区大崎 2-1-1(ThinkPark Tower)
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住友の効率規制対応ギヤモータ
No.L2044-1
国内・海外
韓国・米国・カナダ向けIE3に対応しました
サイクロ®減速機0.75~55kW
ベベル・バディボックス®減速機0.75~55kW
ヘリカル・バディボックス®減速機0.75~30kW
バイエル®無段変速機バイエル・サイクロ®可変減速機0.75~22kW
パラマックス®減速機5.5~55kW
コンパワー®遊星歯車減速機0.75~55kW
ヘッドコン®ウォーム減速機0.75~55kW
アルタックス®0.75~3.7kW
ハイポニック減速機®0.75~11kW
プレスト®NEOギヤモータ0.75~2.2kW
海外規格対応モータの規格は国・地域によって異なります。
モータの特性規格・安全規格は国・地域で異なっており、日本国外でモータを使用する場合は各々の規格に対応したモータが必要となります。
各国で効率規制が実施されています。国際的な地球温暖化防止の動きを背景に、二酸化炭素の発生源であるエネルギーの使用量抑制が求められており、各国でエネルギー効率の高いモータを普及促進させるための効率規制が実施されています。
各国・地域の効率規制の内容と住友の対応状況 (2014年10月現在)
各国・地域の効率規制の内容と住友の対応状況 (2014年10月現在)
モータの規格は国・地域によって異なります。
多くの国・地域がIE3クラスに移行しますので、ご注意ください。
各国で効率規制が実施されています。
各国・地域の効率規制の内容と住友の対応状況 (2016年3月現在)
が で 注意くださだ
主要各国・地域の効率規制
国・地域
効率レベル
効率レベル
規制開始
容量範囲
容量範囲
効率規制対象外の容量は標準効率で製作します。
極数
極数
電源電圧周波数
代表電源電圧周波数
対象機種
対象外機種
その他
規格
規制内容
弊社対応内容
CELラベルを貼付
中国
高効率/GB3級(IE2)(GB18613-2012 3級)
2012年9月1日(改正)
0.75~375kW
2、4、6
汎用モータ一体型ギヤモータ電磁ブレーキ付モータインバータ用モータ
ポンプ一体型など11種を明記
GB
1000V以下50Hz
ABNTラベルを貼付
ブラジル
高効率/IE2
2009年12月8日
1~250HP(4極)
NBR
2、4、6、8
汎用モータ一体型ギヤモータ
インバータ用モータ防爆形モータ
600V以下60Hz
台湾
高効率/IE2
2015年1月1日
0.75~200kW(1~270HP)2、4、6
汎用モータ
一体型ギヤモータインバータ用モータなど
CNS
600V以下60Hz、50/60Hz
一体型ギヤモータは効率規制対象外
2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
韓国
モータ単体
ギヤモータ
10月 37~200kW
2010年12月IE3
1月IE2
0.75~200kWIE3 IE3IE3
10月 37~375kW 10月 0.75~375kW
オーストラリアニュージーランド
1月 1~500HPIE2
EFF1=IE2とIE3の中間0.73~185kW2006年4月/6月
IE3移行未定IE3移行未定
IE3移行未定IE2移行未定
欧州1月 7.5~375kW
1~200HP
1月IE3
1~200HP
1月 0.75~375kWIE2
0.75~375kW6月IE3 IE3
日本4月
規 制 無0.75~375kW
IE3
7月 0.75~315kW 9月 9月中国 GB2級(旧)=IE2とIE3の中間 GB3級=IE2
0.75~375kW 7.5~375kW 9月 0.75~375kWGB2級=IE3 GB2級=IE3
カナダ
メキシコ
ベトナム
米国ギヤモータは規制対象外(2016年6月から規制対象)
ギヤモータは規制対象外
ギヤモータは規制対象外
ギヤモータは規制対象外
ブラジル1~250HP2009年12月IE2 IE3移行未定IE3移行未定
ロシア
IE2
1月IE2
7月IE3
IE3移行未定IE3移行未定
6月 1~200HPIE3
規 制 無
規 制 無
台湾
認証およびラベル制度はなし。
銘板に効率値と効率クラスを印字しています。
欧州(EU)
高効率/IE2
プレミアム効率/IE3または
高効率/IE2+可変速
0.75~5.5kW 7.5~375kW
2、4、6
汎用モータ
一体型ブレーキ付モータインバータ用モータ
ErP. IEC
1000V以下50Hz、50/60Hz
モータ単体
ギヤモータ
モータ単体
ギヤモータ
1月IE3モータ単体
ギヤモータ1月
効率規制ありモータ単体
ギヤモータ
韓国
2011年1月1日 2015年10月1日2011年6月16日 2015年1月1日
2、4、6、8
汎用モータ、一体型ギヤモータ一体型ブレーキ付モータ
ポンプ一体型など
KELラベルを貼付
KS
600V以下60Hz
高効率/IE2
プレミアム効率/IE3
0.75~30kW 37~200kW(4極)
230/460V60Hz
米国
2010年12月19日
1~200HP
2、4、6、8
汎用モータ
一体型ギヤモータ一体型ブレーキ付モータインバータ用モータなど
EISA. NEMA
プレミアム効率/IE3(一体型ギヤモータは対象外)
2016年6月1日より一体型ギヤモータ、一体型ブレーキ付モータも対象になります。
認証制度はあるが、ラベル制度はなし。
銘板に効率値を印字しています。
オーストラリアニュージーランド
高効率/EFF1(EFF1はIE2とIE3の中間)
オーストラリア :2006年4月1日ニュージーランド:2006年6月16日0.73~185kW
2、4、6、8
汎用モータ一体型ギヤモータ
インバータ用モータ
AS
1100V以下50Hz
カナダ ロシア
認証マークを銘板に刻印
2011年1月1日
1~500HP 1~200HP
2、4、6、8
一体型ギヤモータ 汎用モータ
一体型ブレーキ付モータインバータ用モータなど
EEAct. CSA
600V以下60Hz、50/60Hz
(一体型ギヤモータは高効率/IE2)
高効率/IE2
プレミアム効率/IE3
Energy Verified
認証およびラベル制度はなし。
銘板に効率値と効率クラスを印字しています。
高効率/IE2
不明
0.75~375kW
TR CU
2、4、6
高効率/IE2 高効率/IE2標準効率/IE1プレミアム効率/IE3 プレミアム効率/IE3 プレミアム効率/IE3 高効率/IE2プレミアム効率/IE3 標準効率/IE1
0.75~30kW 0.75~30kW0.1~55kW0.75~55kW 0.75~55kW 1~75HP 1~15HP1~75HP 0.1~37kW
4 444 4 4 44 4
220/380V50Hz
415V50Hz
220/380V60Hz
230/400V、400V50Hz
220/380V、440V60Hz
230/460V60Hz
220V、380V、440V60Hz
230/460V、575V60Hz
220/380V、380V50Hz
汎用モータ
防爆形モータ水中モータなど
1000V以下50、60、50/60Hz
ディボ クス®減速機ベベル バディ 機ィボ
減速ムヘッドコン®ウォームム減ドコ
プレミアム効率モータ(トップランナーモータ)は、従来の標準効率モータと特性が異なります。 特に既設品からの交換時には、動力や周辺機器の見直しが必要です。
標準効率モータと同様にご使用できますが、インバータのパラメータ(定格電流値など)は異なります。既設品をプレミアム効率モータに交換、インバータはそのままご使用する場合は、インバータのパラメータを変更する必要があります。
●プレミアム効率モータは始動トルク・停動トルク(最大トルク)が大きいため、選定手順や始動・停止頻度と減速機の負荷係数が標準効率モータと異なっています(負荷係数は機種によって異なります)。
プレミアム効率モータは●発生損失を抑えているため、従来の標準効率モータよりも回転速度が速くなります。 運転速度を上げられない用途の場合、モータ回転数の増加に伴う減速比の再検討が必要となります。
●回転速度が速くなることによって、負荷トルクが標準効率モータと同じまたは増加する場合は、モータ出力も増加します。 負荷条件によっては、標準効率モータよりも消費電力が増えることがあります。
●銅損低減のためモータの巻線抵抗を低くしており、 始動電流・始動トルク・停動トルク(最大トルク)が標準効率モータに対して増加します。
●ブレーカなどの周辺機器の変更が必要になる場合があります。
●標準効率モータより定格電流値が高いため、電子サーマルの設定値を変更する必要があります。
インバータ駆動の場合
モータブレーキについて
商用電源の場合
標準効率モータ プレミアム効率モータ
●標準効率モータ用のトルクブースト設定値では、低速運転時に電流が流れすぎることがあります。 電流が過大に流れる場合は設定値を下げてください。
●ギヤモータを交換後、オートチューニングを行ってください。
標準効率モータ
0.80 1.00 1.20 1.00 1.10 1.35 1.20 1.25 1.500.85 1.10 1.30 1.10 1.30 1.50 1.25 1.50 1.650.90 1.20 1.40 1.15 1.45 1.60 1.30 1.60 1.75
10 以下~200 以下~500 以下
~3時間/日 ~10時間/日 ~24時間/日Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅰ Ⅱ Ⅲ
始動・停止頻度(回 / 時間)
プレミアム効率モータ
~3時間/日 ~10時間/日 ~24時間/日Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅰ Ⅱ Ⅲ
1 以下 0.80 1.00 1.20 1.00 1.10 1.35 1.20 1.25 1.50~3 以下 0.80 1.00 1.25 1.00 1.20 1.45 1.20 1.35 1.55~10 以下 0.80 1.10 1.30 1.00 1.30 1.50 1.20 1.45 1.65~60 以下 0.80 1.20
始動・停止頻度(回 / 時間)
1.40 1.00 1.40 1.60 1.20 1.65 1.80
モータ回転数:
定格電流値:
始動電流値:
始動トルク:
停動トルク:
モータ回転数:
定格電流値:
始動電流値:
始動トルク:
停動トルク:
1700r/min8.90A46.9A204%229%
1740r/min9.32A74.9A297%402%
プレミアム効率モ タ
【例】モータ容量 2.2kW電源電圧 200V 60Hz
プレミアム効率モータのブレーキは、従来の標準効率 モータやインバータ用AFモータのブレーキと制動時の動作遅れ時間や標準ブレーキトルクなどの特性が異なります。特に既設品からの交換時にはブレーキによる停止位置がずれることがあり、ブレーキの制動回路やインバータ駆動におけるブレーキ制動の制御信号タイ ミングの見直しが必要になる場合があります。
三相モータインバータ用AFモータ
プレミアム効率三相モータ
インバータ用プレミアム効率三相モータ
FB-3D FB-5B
22 37普通制動回路(同時切り回路)
0.3~0.4 - 0.75~0.95 -
インバータ用普通制動回路(別切り回路)
0.15~0.2 0.2~0.25
急制動回路 0.01~0.02 0.01~0.02
ブレーキ形式ブレーキトルク(N・m)
動作遅れ制動時の
時間(sec)
ブレーキ特性
【例】モータ容量 2.2kW
FB-3E22
0.4~0.5
0.02~0.04
標準効率モータ プレミアム効率モータ
プレミアム効率モータご使用の注意モータの効率規制
プレミアム効率について
プレミアム効率(IE3)ギヤモータ省エネルギーに貢献する
■センサレス制御運転時
■V/F制御・固定トルクブースと運転時
■電子サーマル設定
■始動・停止頻度と減速機の負荷係数(サイクロ減速機の場合)
■モータ特性
プレミアム効率モータは価格が若干高くなりますが、電力料金が下がるため、ある程度の期間使用すれば製品の価格差分を回収することができます。回収後は運転時間に比例して節電することが可能です。
[計算例]2.2kWの標準効率モータ(効率83.0%)をプレミアム効率モータ(効率89.5%)に置き換えた場合
[条件]モ ー タ:2.2kW 200V 60Hz負 荷 率:100%運転時間:3,000時間/年電力料金:16円/kWh の場合
年間節電金額=2.2kW×
=9240円/年
×3,000時間×16円/kWh10083.0
10089.5
省エネルギー経済効果
日本の効率規制 効率規格値(4極 60Hz)
効率﹇%﹈
1.50.75 2.2 3.7 5.5 117.5 15モータ容量(kW)
18.5 22 30 37 45 5575
80
85
90
95
IE3IE2IE1
モータの国際規格(IEC60034-30)で設定されている効率区分のうち、従来の高効率(IE2) モータよりもさらに効率レベルの高いクラスです。
地球温暖化防止を背景に、二酸化炭素の発生源であるエネルギーの使用量抑制が求められており、世界各国・地域でエネルギー効率の高いモータを普及促進させるための効率規制が実施されています。
日本では「エネルギー使用の合理化に関する法律(省エネ法)」によって、2015 年 4月から三相誘導モータがトップランナー機器の対象(トップランナーモータ)となり、効率規制(プレミアム効率 IE3クラス)が開始されました。(詳細は、一般社団法人日本電機工業会(JEMA)のウェブサイト http://www.jema-net.or.jp/をご覧ください。)
効率クラスIE3IE2IE1
プレミアム効率高効率標準効率
モータ種類トップランナーモータ
従来の高効率三相誘導モータ従来からの一般的な三相誘導モータ
プレミアム効率(IE3)とは
効 率高
低
運転時間
IE1 標準効率モータ製品価格+電力料金
IE3 プレミアム効率モータ製品価格+電力料金
節電分
モータコストアップ分回収期間
損益分岐点
経費
仕 様JIS C 4034-30JIS C 4213
プレミアム効率(IE3)2015年4月0.75~375kW 2、4、6極1000V以下50/60Hz
S1(連続使用) または S3(反復使用) 80%ED以上汎用モータ、一体型ギヤモータ一体型ブレーキ付モータインバータ用モータなど
防爆モータ、単相モータ、他力通風形インバータ用モータなど
項 目
規 格
効率クラス規制開始容量範囲極数
電源電圧
時間定格
対象機種
対象外機種