生活者と共創するデータ流通社会について ·...

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“Information Harvesting”

EverySense,Inc.“a Information Harvesting company”

生活者と共創するデータ流通社会について～データ流通推進のための取引市場の要件，課題と実装事例～

エブリセンスジャパン株式会社/ EverySense,Inc.

真野浩/[email protected]

1

2018年5月29日



Agenda

1. IoTビッグデータの共有/流通に向けた動きと関連省庁の取り組み

2. データの共有/流通を実現していくうえでの課題

3. IoTデータを流通させる為の仕組み作りの動向（PDS、情報銀行、データ取引市場）

4. データ取引市場の最新動向ケーススタディ

5. データ取引所「EverySense」の仕組みと利用法

6. 今後の展望

2018年5月29日

2



IOTビッグデータの共有/流通世の中の動きと関連省庁の取り組み

2018年5月29日 3



各省庁にてデータ流通への取り組みが加速

政策会議(未来投資会議2017、日本再興戦略2016)

• 第４次産業革命を,データ主,導社会の実現と位置づけ,産業界・個人におけるデータ流通・利活用の加速

• IT総合戦略本部に「データ流通環境整備検討会」などを設置

• データ利用者の利便性を高め、データ流通市場の拡大・活性化を促進するため、民間事業者間の自主ルールの策定及びその普及促進を図るための民主導の枠組みが本年度中に構築されるよう支援する

内閣府「AI,IoT時代におけるデータ活用ワーキンググループ中間取りまとめ」

• PDS、情報銀行,データ取引市場の概念整理とルール整備の必要性を取りまと:2017/03)

経済産業省・総務省(IoT推進コンソーシアム)

• データ流通促進WG データ連携SWG 「データ流通プラットフォーム間の連携を実現するための基本的事項」を策定、公開(2017/03)

情報通信審議会情報通信政策部会 IoT政策委員会

• 基本戦略WG データ取引市場等SWG「データ取引市場を運営する者などに関するルールの在り方について検討」

2018年5月29日

6



未来投資会議から

• (残された課題)– プライバシー保護に関して国民が抱く漠然とした不安、データ連携や活用によるメリットが分かり

にくい、データの利用権限が明確でない等により、企業や業種の枠を超えたデータ連携・活用が十分進んでいない。

• (主な取組)– 企業間での適切な契約締結を通じたデータ利用権限の明確化と共有を促すべく、本年5月に策

定したデータ利用権限に関する契約ガイドライン等の活用を進める。同時に、本年度中を目途に産業界等との対話を通じて分野ごとに留意すべき点の整理を行い、個別分野への展開を進める。

– データ利用者の利便性を高め、データ流通市場の拡大・活性化を促進するため、民間事業者間の自主ルールの策定及びその普及促進を図るための民主導の枠組みが本年度中に構築されるよう支援する。

– 個人の関与の下でパーソナルデータの流通・活用を進める仕組みである PDS (Personal Data Store)や情報銀行、データ取引市場等について、官民連携実証事業を行う。あわせて、個人の関与の下で信頼性、公正性、透明性を確保するための制度の在り方等について検討し、本年中に結論を得る。

– 個人情報及び匿名加工情報の取扱いに関する民間企業等からの相談対応や、これらを踏まえた事例集の公表等のデータ利活用促進に向けた情報発信等を本年度中に開始する。

2018年5月29日

7



「AI,IoT時代におけるデータ活用ワーキンググループ中間取りまとめ」から

2018年5月29日

8



「AI,IoT時代におけるデータ活用ワーキンググループ中間取りまとめ」から（１／３）

2018年5月29日

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「AI,IoT時代におけるデータ活用ワーキンググループ中間取りまとめ」から（２／３）

2018年5月29日

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「AI,IoT時代におけるデータ活用ワーキンググループ中間取りまとめ」から（３／３）

2018年5月29日

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官民データ活用推進基本法

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IoT推進コンソーシアム「データ流通プラットフォーム間の連携を実現するための基本的事項」から

各プラットフォームの連携在り方を示す

2018年5月29日

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総務省IoT総合戦略：基本的枠組み（『情報通信審議会第三次中間答申概要』より）

2018年5月29日

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信託取引

データ流通に必要な機能

PDS・情報信託銀行の機能

• PDS→ データ保存、管理、配備

• 情報信託銀行→ データの運用

データ取引市場の機能

• データ提供者と利用者の仲介。

• データの売買決済。

2018年5月29日

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PDS

Data情報信託銀行

許諾

データ生成者保存・管理・配備運用

データ取引市場

直接取引

仲介・決済者

市場外・相対取引

データ提供者データ利用者

信託運用

二次利用

市場取引



データ共有/流通の実現課題と解決の仕組み

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IoTの広げる新領域

• IoTは、個々の情報リーチを広げ、全ての上流工程をドライブする。

情報の流れ

自然

社会

観察

実験分析知識

サービス

生産物

利活用

自然

社会

観察

実験分析知識

知の活用

知の共有

知の展開

個の世界社会

IoT

従来のインターネットの領域(Google,Yahoo,Amazon)IoTによるインターネットの領域



Application

Collection

Analysis

Application

Collection

Analysis

Application

Collection

Analysis

Application

Collection

Analysis

IoTの課題“Intranet of Things” ≠ “Internet of Things”

• 必要なIoT デバイス類を単独ですべて配置できますか?

• 要求されるすべての情報(データ)を自前のIoTインフラですべて収集できますか?

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Application

Blo

od

Pre

ssure

Ste

p Count

Collection

ヘルスケア

Analysis

建機自動車フィットネス農業

Constructio

n M

achinery

Constructio

n M

achinery

Auto

mobile

Nav

igatio

n

Sm

artphone

s

Wearab

le

Env

ironm

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Weathe

r

2018年5月29日

18



データ取引市場EverySenseが実現する“The Internet of Things”

• 全ての人が必要な情報を、既存のIoTネットワークを変更することなく提供・収集が可能となります

192018年5月29日

19

Application

Collection

Analysis

Application

Collection

Analysis

Application

Collection

Analysis

Application

Collection

Analysis

Application

Blo

od

P

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p

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Collection

ヘルスケア

Analysis

建機⾃動⾞フィットネス農業

Con

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tom

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Navig

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n

Sm

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Weara

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En

viron

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Weath

er



既存IoT事業の課題(ビジネス)

• 自らが設置・運用するIoT製品(センサーや機器)による情報しか得られず、付加価値サー

ビスの創出、マネタイズ可能な十分な情報収集とならない。

• 単一、単独の組織、企業では、ビッグデータを得る広範なIoT製品(センサーや機器)の展開が困難である。

• 収集後の統計的データの取引では、即時性のある利活用(予測等)が困難である。

21



既存IoT事業の課題(個人)

• 情報のオーナーシップ

– IoT機器により自らが生成した情報が、機器提供

者やサービス提供者の管理下にあり、利用の範囲などを自由に制御できない。

– 知らされない

• 価値の配分

– IoT機器により自らが生成した情報の利活用による付加価値は、自らに配分されない。

– 還元されない

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必要な二つのプリミティブ

• 相互接続

– 機種、デバイスに依存しない自律分散型相互接続性

– なんでもつながる

• 信頼できるデータ流通取引市場

– 情報のオーナーシップを確立

– プライバシーと公平性を担保

– データの価値が分配される

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データ取引市場EverySenseが提供するサービス

• あらゆるデバイスがつながる相互接続性– デバイス・機種依存の排除

• IoTデータの価値分配の仕組み– 中立で公正なデータ流通市場

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2018年5月29日

Data

Rewards



データ取引市場の最新動向ケーススタディ

データ取引市場 EVERYSENSE

仕組みと利用方法

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http://www.every-sense.com

26CONFIDENTIAL



相互接続性の提供の技術的な仕組み

• データとデバイス依存の情報を分離する

• オープンなデバイスデータベースを提供

• データを意味ある汎用データに変換

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2018年5月29日

RegistrySmartphone, Smart xxx

Sensors

Data

EverySense

Users

Device vendor

Users can receive posted data in various formats

Data & Device ID



データ価値分配の仕組み

• データ提供者とデータ受領者の間で授受担保(エスクロー)サービスを提供します。

– 個人情報の保護機能

– 需給マッチング機能

– 広範な汎用データ収集機能

– データ提供者への報酬分配機能

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Data

Rewards



データ流通の不安と不満の解消

情報の付加価値

自然

社会

観察

実験分析知識

サービス

生産物

利活用

自然

社会

観察

実験分析知識

知の活用

知の共有

知の展開

個の世界社会

IoT

従来のインターネットの領域(Google,Yahoo,Amazon)IoTによるインターネットの領域

低付加価値(Data) 高付加価値(製品・サービス)

排他的所有要求が高い流動許容性が高い

個の世界

中付加価値(情報)

• 低付加価値なDataに注目

• 共通の価値基準による不満の解消



データ取引市場の機能

• データ提供者と利用者の仲介

• データの売買決済

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データ流通における取引市場の位置付け

信託取引

PDS

Data情報信託銀行

許諾

データ生成者保存・管理・配備運用

データ取引市場

直接取引

仲介・決済者

市場外・相対取引

データ提供者データ利用者

信託運用

二次利用

市場取引



PDS・情報銀行事業者の責務(データ取引市場運営者の視点から)

• 情報提供者としての分類

– データ取引市場運営者にとっては、情報所有者か、情報所有者から信託または許諾された者かは、区別れさない。

• 情報所有者からの許諾– 利用の範囲

• 利用使徒の明確化

– 開示の範• 第三者への提供する情報の明確化

– 価値の分配・使徒• 情報利用による価値の分配と使徒の明確化

• 取引市場者から見た要件– 信託行為の存在

• 情報の運用行為が信託されていることの明確化

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データ取引市場運営者の責務と対策

FIPPS(Fair Information Practice Principles)

• Notice– 情報収受を生成する都度、通知

• Choice– 情報収受の生成は、利用者が選択

• Access– 登録情報へのアクセスは、EveySense

のみ

• Accuracy– 虚偽情報は、約款と評価により排除

• Data Minimization– 情報は、メタ化による最小化

– 情報の保存時間を最小化（キャッシュのみ）

• Security– 情報パス毎に暗号化

• Accountability– EverySenseがTTP

市場中立性の確保

• データ価値に対する中立性確保

– 個別価格決定に対する恣意性排除

– 自らデータを保持しない

– 自らデータの売買をしない

– LoDなどの無償データの取引対応

• 不正取引に対する監視義務– 取引(トランザクション)の記録

• 情報提供者の保護義務– データ内容に対する秘守義務

– データインスペクションをしない

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IoTデータ取引市場の成長に向けた制度設計上の課題と期待される制度整備

現状と課題

• データそのものを、直接に財化する仕組みは、前例がない。

• データ価値に対する寡占化により流通が阻害されている。

• データ価値に対する評価が確立されていない。

• データ取引市場及び市場運営者に対する認知不足。

市場成長への制度支援

• 市場参加へのインセンティブ

– データ売買収益に対する税制優遇措置

– 会計基準、評価基準の明確化

• 健全な市場運営者の育成

– 運営ガイドラインや認定制度の確立

• 市場成長への助成

– 関連研究や助成事業による率先的利用の促進

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エブリセンスサーバー

レシピ1

情報のオーナーシップ、価値の配分、プライバシー、公平性を確保する仕組み

センダー会員１

センサー 1

センサー 2

センサー n

データ提供者ファームオーナー

センサー1

センダー会員 N

センサー情報収集者レストランオーナー

レシピ 1

レシピ k

レシーバー会員 N

デバイスベンダー

フォーマット登録

公認デバイス

データ

購入希望条件（レシピ）

デバイスフォーマット登録

提供条件

レシーバー会員１

オープンデバイス

レシピ 2

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情報流通取引市場



形式を選ばず情報収集

35

Every-Post （スマートフォンア

プリ：ES社開発）を経由してセ

ンシング情報送信

センサーから直接情報収集（SDKを公開）

•Every-Stamp（EverySense社製デバイス）も提供

クラウドサービス

他社のクラウドサービスを経由して情報収集

希望する情報を指定フォーマットで提供

インターネット

PCにながっているセンサーはインターネット経由で収集


“Information Harvesting”IoT Exchange

IoTプラットフォーマー間のデータを仲介する機能を提供。データ取引に必要な仮想通貨の発行と決済を提供。

応用

データ

個人情報

収集

分析

応用

データ

個人情報

収集

分析

応用

データ

個人情報

収集

分析

応用

データ

個人情報

収集

分析

応用

データ

個人情報

収集

分析

ポイント

データ

IoTプラットフォーム

利用料ポイント発行・決済手数利用



IoTプラットフォームIoTプラットフォーム

IoTプラットフォームIoTプラットフォーム



センサー

ビジネスの流れ

情報提供 / 報酬の獲得/登録料•使用料無料情報収集 / 報酬の提供/受信料支払（登録料無料）

センサ情報提供者（Farm owner）

センサー情報受領者（Restaurant owner）

デバイスベンダー

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ES社製スマホアプリEveryPost

(無償アカウント)

センシング情報（生情報）

センシング情報（メタ）

使用料（レシピ課金） ¥

アクセス権

報酬 P報酬 P

購入 ¥

EveryStamp（ES社製デバイス）

購入¥

デバイスの登録 (無償)

EveySense 承認デバイスロゴ

レシピ

エブリセンスサーバー

（E-marche）

EverySensePoint 購入

P

¥Point

Exchange

P

¥



情報受領者情報提供者エブリセンス

利用者との契約関係

• 情報提供者、情報受領者とも契約約款の許諾を行う。

• 利用者は、情報提供者、情報受領者のいずれか、または両方で契約可能。

• 利用開始時の登録情報は、メール到達性による確認のみ

• 情報提供者の登録情報は、申告登録により真性は約款にる担保

• 情報受領者の登録情報は、本人確認を行う。

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約款１約款2

Accountability/Security/Accuracy

情報提供者の登録情報氏名性別生年月日職業住所

情報受領者の登録情報担当者名組織名業種住所電話番号経理担当者名支払い方法

利用開始時の登録情報(共通)ログイン ID ユーザー名 password Email address



情報受領者レストランオーナー

情報提供者ファームオーナー

EverySense

FIPPSを実現する仕組み

① 利用者情報の登録 ①’ 利用者情報の登録

②提供可能情報の登録(センサー種類，設置場所等)

③提供可能条件の登録(有償、無償，営利、非営利公開可能情報)

④受領希望情報の通知(センサー種類，設置場所等)

⑤受領条件の通知(有償、無償，営利、非営利、利用目的等)

⑧提供許諾判定

⑨提供許諾を通知⑪受領許諾判定

⑫受領許諾を通知⑬提供者を選択

⑩提供者の公開情報を通知

⑭情報受領許諾を通知

⑦提供要求通知受領者開示情報、受領条件

⑥情報提供可能者を選択

⑮情報提供を開始

⑯提供情報を抽象化し転送 ⑰抽象化情報を受領⑱ポイントを発行

⑲ポイントを受領

データ取引は、逐次、相互同意により成立する



EverySense ポリシー

• 匿名性，個人情報保護− 匿名、実名は、利用者が

自由に設定可能。

• データコントロール権− データの利用範囲は、

データ提供者が自由に設定可能。

• データ価値− データの取引価格、価値は、

データ提供者と受領者で決定される。

• EverySense は、データを保持しない。− データの流れをコントロールするのみ

• EverySense は、データの価格決定をしない。− データの取引の仲介のみをする。

• EverySense は、データ提供書式を規定しない。− e-mail、 RSS feed、 Twitter、 Facebook などの

多様なインタフェィスを提供。

保証する事提供する機能

Fair Information Practice Principles (“FIPPs”)Notice,Choice accessAccuracyData minimizationSecurityAccountability

FTC Staff Report 2015より



データ収集者の記載するレシピ事項例 1/3

• 目的、用途を開示– この内容により、提供者が可否判定を

することから、適切な開示が良いデータ提供者を得ることになる。

• 商用利用、第三者提供有無– この告知の虚偽は、約款違反となる。

– 第三者提供先の開示は、情報提供者による可否判断材料となる。

• 募集期間と収集期間– データ収集者の選択と収集は、有期。

• 対価– 提供対価を開示、データ１ポストあたり

の対価を設定することで、情報量が価値にリニアに反映される。

– 必要ポスト数以下であれば、対価発生させずに取り消し可能とし、サンプル評価が可能。

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41




2018年5月29日

42

• 収集する情報を提供するデバイスやセンサーを指定。• 収集する情報の時間頻度や回数を指定。




• 情報提供者の属性を指定可能– 属性情報は、マッチングにのみ利用される。

• 情報提供を許可した提供者から採択を選択– 提供者が公開した情報が開示され、これをもとに採択を決定– 提供者のデータ提供実績や評価により採択者を選択

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データ提供者による情報管理事例

• 自分が提供可能な情報を管理

• 自分の属性情報の開示範囲を管理

• 個々のデータ提供依頼ごとに、許諾を都度管理可能

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デバイス製造者による情報の構築事例

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• 様々な情報をオープンデータベースに登録。

– 測定粒度

– 測定精度

– 測定範囲

– 設置条件

– 等

• 登録済みセンサ名などは、誰でも再利用可能。

• 未登録なものは、追加可能。



センサ以外の情報も取り扱い

• 自動車の給油情報

• 家計簿情報

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情報価値の原則

• 最小限の情報プリミティブの単価を、売買当事者で合意をする。

• 情報価格＝情報量 x 情報単価+情報源の品質

• 情報量＝情報の種類 x 情報粒度– 情報の種類

• 温度、湿度、位置、加速度などの項目数に価格は比例

• (温度+湿度) < (温度+湿度+位置) < (温度+湿度+位置+加速度)

– 情報粒度• 収集粒度に価格は比例

• 1日毎 < 1時間毎 < 1分毎

– 情報源の品質• 提供者情報など付帯情報の量(氏名、年齢、性別など)

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導線情報のコスト/パフォーマンス

高精細な情報取得手法

• 改札機等による移動情報取得

• 利用者の再利用許諾が必要

• 精度は限りなく高い

• 取得コストは、高い

参加型による低精細情報取得

• 品質は、参加者の信頼度依存

• 以下の方法で精度を向上– サンプル数の増加

– 複数センサとの組み合わせ

• 取得コストは精度に依存

位置情報と加速度で移動手段を判定可能

5分刻み 6時間刻み



デバイス

血圧計

体組成計

歩数計活動量計

歩行姿勢計

婦人体温計

ねむり時間計

PHR における情報利用の事例

• 情報提供、二次利用の許諾は、デバイスユーザが自ら判断

• 情報提供に対するインセンティブにより、デバイス購入モチベーションをUp!

• 情報提供者、PDS提供者によるシェアリングエコノミー

CONFIDENTIAL

データ購入者

data data

data

Analytics

data

point

データ提供範囲・条件設定

オーダー受領状況ポイント確認

デバイスベンダー提供アプリ

データ提供者

デバイスベンダー提供クラウド

¥point

利用者がESを介してデータ提供許諾

¥¥



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GWでの導線調査の事例

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ストア型データ向けサービスEVERYSENSE PRO

今後の展望

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開発中



EverySense 既存サービスとの違い



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EverySensePro ー取引きフローー



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EverySense Pro UIサンプル【ユーザトップ】



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EverySense Pro UIサンプル【データ登録画面】

≈

データ登録

16

15 サプルファイル登録

データ検索時にサンプルとしてDLさせるファイル

ファイルを変更する場合はファイルを再選択してくださいー

12 ジャンルデータに関連する業界・業種プルダウンリスト

6 ファイル形式（拡張子）ー

提供可能レコード数提供可能な最大レコード数

当該データの収集に直接的または間接的に関与した団体

プライマリ：収集主体の内部データ

セカンダリ：収集主体の外部データ

収集方法を入力してください

ー

ー

データに含まれる空白部分についてご説明ください

ー

データ収集者の検索性を高めるようキーワードを登録してくださ

い

ー

登録するデータについてご説明ください

タイトル

17 総項目数

10 データ処理に関する項目

13 検索キーワード

9 ブランク含有率

11 説明

表示メッセージ

提供するデータのタイトルを入力してください

当該データが収集された目的

7 第三者提供許諾

4 データソース

5 収集方法

3 収集主体

2 収集目的

No. 項目名

1

8 許諾方法

選択肢

FA

FA

FA

ラジオボタン

プライマリ／セカンダリ／その他FA

FA

ラジオボタン

許諾済み／許諾不要

ラジオボタン

オプトアウト／オプトイン／許諾不要／その他FA

ー

FA

ラジオボタン

CSVデータ(.csv) ／ XMLデータ(.xml) ／ JSONデータ(.json)

数値

FA

チェックボックス

クレンジング済み／ノイズ処理済み／K匿名加工済み／その他FA

FA

14 ヘッダー行の自動検出

サンプルファイルのヘッダ行を提供データ項目として検出します

チェックボックスをはずすと、項目は手入力になりますー



≈

提供条件

5 使用可能範囲ー

チェックボックス

公共／学術／商業／その他FA

7 利用条件追記

6 第三者提供可否ー可／不可（理由：FA）

取引き可能な最小価格

4 データ更新頻度

1

FA

FA

数値

カレンダー

最低取引価格（円）

ー

データの鮮度がわかる日付

ー

ー

3 最終更新日

No. 項目名表示メッセージ備考

2 セル単価（円）数値

EverySense Pro UIサンプル【データ登録画面】

ドロップしたファイルの１行目が「項目」として読み込まれる。提供しない項目を除外することもできる



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Thank you !

ご清聴有難うございました

生活者と共創するデータ流通社会について ·...

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