別紙2_補足資料_No.88_厚生年金保険第四種被保険者について

厚生年金保険第四種被保険者について

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別紙2_補足資料_No.88_厚生年金保険第四種被保険者について

システムへの要件について１（厚生年金保険第四種被保険者）

●システム化の方針（徴収）

重複期間の判明等による資格記録補正により、厚生年金保険第四種被保険者期間（以下、第四種期間）

に対して「過誤納」が判明した場合に保険料の還付処理を行えるようにする。

新規の調査決定に関するシステム化は行わない。

●要件概要（徴収）

○第四種期間の「過誤納払い」判明による還付にかかる一連の処理を、電子決裁にて処理できるシステムを

構築する。

◇第四種期間に対して、以下の処理機能を実現する。

・充当未済額一覧表

・調査決定額更正減（調査決定額取消）処理

・過誤納額還付処理票作成処理

○第四種期間の情報（更正減・取消、還付）が照会できる画面が必要である。

（画面に関しては、決議書作成画面等の考慮も必要である。）

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別紙2_補足資料_No.88_厚生年金保険第四種被保険者について

システムへの要件について２

●要件詳細（徴収）

１．第四種期間の還付にかかる一連の処理を、電子決裁にて処理できるシステムを構築する。

（１）充当未済額一覧表

検討が必要。→５頁（考察）へ

（２）調査決定額更正減（調査決定額取消）処理

→第四種期間に対して、還付する過誤納額を発生させるため、更正減（調査決定額取消）処理を可能にする。

・決議書の作成処理

・決議書の確認処理

・決議書の決裁処理

（３）過誤納額還付処理票作成処理

→還付対象者に送付する「還付請求書」「還付通知書」を作成する。

・決議書の作成処理

・決議書の確認処理

・決議書の決裁処理（帳票の作成 含む）

２．第四種期間の情報（更正減・取消、還付）が照会できる画面である。

（１）還付の照会画面

→どの画面より遷移させるか検討が必要。

（２）その他の画面

→決議書作成画面等、その他に必要な画面も生じる。

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債権管理方法について

●第四種被保険者にかかる債権管理方法

加入情報エンティティへの「被保険者種別コード」へ‘四種’を追加し、それを参照して判断する。

『種類別債権管理記録エンティティ』上は‘厚生年金保険（高齢任意）’も‘厚生年金保険（四種）’も「保険料種類コード：厚生年金保険保険料」となるため、

判別は『加入記録エンティティ』で「被保険者種別コード」を参照することになる。

（適用側でも‘記録補正’処理の必要性から、同様のコード追加を検討している。）

■債権管理の方法案

納付目的年月保険料種類調定種別コード管轄通番納付主体ID

調定年月日種類別保険料債権管理記録発生年度保険料債権所属年度種類別保険料債権管理記録納付期限日時指定期限日時調定区分コード保険料額種類別保険料債権管理記録登録処理日時種類別保険料債権管理記録更新処理日時

「種類別保険料債権管理記録」エンティティ

コードID名称 コード値01

02

03

04

05

06

07

08

09

10

厚生年金保険延滞金

児童手当拠出金延滞金

国民年金保険延滞金

船員保険延滞金

コード名称

保険料種類コード

健康保険保険料

厚生年金保険保険料

児童手当拠出金

国民年金保険保険料

船員保険保険料

健康保険延滞金

＜既存＞

被保険者ID加入情報番号

制度区分コード加入ｏｒ取得年月日加入ｏｒ取得処理年月日被保険者種別コード加入情報事業所ＩＤ加入情報共済組合ＩＤ喪失年月日喪失予定年月日任意区分コード

・・

「加入情報エンティティ」

コード値

01

02

03

04

05

06

07

08

09

10

11

12

高齢任意加入被保険者（五年年金・再開5年年金）

高齢任意加入継続被保険者

第3号被保険者（日本電信電話共済組合）

第3号被保険者（地方公務員共済組合）

第3号被保険者（日本私立学校振興・共済事業団）

第3号被保険者（農林漁業団体職員共済組合）

コードID名称 コード名称

被保険者種別コード

第1号被保険者

第3号被保険者（船保）

第3号被保険者（厚年）

第3号被保険者（切替非対象）

第3号被保険者（国家公務員等共済組合）

第3号被保険者（日本たばこ産業共済組合）※『四種』にかかる「被保険者種別コード」が無いため、必要になる。

（適用側も影響あり。）

■‘四種’と‘高齢任意’は「被保険者種別コード」で判別可能になる

＜既存＞

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システムへの要件についての考察

●要件についての考察（徴収）

１．システム化の要件についての考察

（１）充当未済額一覧表について

○還付の気付き

◆記録補正により「還付処理」を行う気付きが必要となる。基本的には現行と同様に‘充当未済額一覧表’を使用し画面上に‘充

当未済額一覧表’を出力する。『充当未済額一覧表』の項目については厚生年金（高齢任意分）と同様な出力方法とする。

→充当未済一覧表のレイアウトは、厚生年金（高齢任意）を基本とする。ただし、多少の項目の差違は発生する。

・被保険者氏名 ← 事業所名の代わり

・整理番号（６桁） ← 事業所整理番号の代わり

・初回充当年月 等の上記以外は一緒。

○出力方法（計算方法）について

◆現行の処理と同様に「保険料計算」に組み込むことが可能である。

◆計算の契機（充当未済額一覧表の作成のトリガー）について

資格記録補正（第四種）時に即時で、保険料計算を通して見直し、充当未済額一覧表を作成する。

○画面照会（充当未済額一覧表）について

◆画面の照会については「高齢任意（非同意）」と同様な形と考え『C-4-1-1-6-1（納入告知書を出力する）』に『第四種被保険者』

分の項目を追加することで対応可能である。

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●要件についての考察（徴収）＜続き＞（２）調査決定額更正減（調査決定額取消）処理

○基本設計書上の「更正・取消決議書」のルートの代替え機能として持たせる事が可能である。（被保険者個人に対する高齢任意の‘更正・取消決議書’の作成～決裁も同ルートにて行っているため、第四種被保険者につ

いても可能と考える。）

◆影響があるユースケースは下記のとおり

・決議書の作成処理

『C-4-1-1-26-1（充当未済額による更正・取消額を登録する）』

【画面の影響】：

高齢任意をベースに検索画面に「第四種被保険者」として‘基礎年金番号’欄、‘整理番号’欄、‘第四種表示’欄を追加。

その他の画面にも高齢任意をベースに「第四種被保険者」として‘基礎年金番号’欄、‘整理番号’欄、‘第四種表示’欄、

‘住所’欄を追加。 ⇒ 画面レイアウト案_02C-4-1-1-26-1 添付

『C-4-1-1-31-1（更正・取消決議書を作成する）』

【画面の影響】：（「C-4-1-1-26-1」と同様。） ⇒ 画面レイアウト案_02C-4-1-1-31-1 添付

・決議書の確認処理

『C-4-1-1-33-1（更正・取消決議書を確認する）』

【画面の影響】：（基本設計書上「C-4-1-1-31-1」の画面レイアウトを参照している。）

・決議書の決裁処理

『C-4-1-1-34-1（更正・取消決議書を決裁する）』

【画面の影響】：（基本設計書上「C-4-1-1-31-1」の画面レイアウトを参照している。）

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別紙2_補足資料_No.88_厚生年金保険第四種被保険者について

●要件についての考察（徴収）＜続き＞（３）過誤納額還付処理票作成処理

○基本設計書上の「過誤納付決議書」のルートの代替え機能として持たせる事が可能である。（被保険者個人に対する高齢任意の‘更正・取消決議書’の作成～決裁も同ルートにて行っているため、第四種被保険者についても可能と考える。）

◆影響があるユースケースは下記のとおり

・決議書の作成処理『 C-4-4-1-8-1過誤納額調査決定決議書を作成する』

２．第四種期間の情報（更正減・取消、還付）が照会できる画面。・健保・厚年の一般保険料のように、被保険者個人に対しての第四種期間の情報（更正減・取消、還付）を照会できる画面

が必要である。

◆影響があるユースケース『C-7-2-2（債権記録を照会する）』

●その他（徴収）○保険料計算機能について「充当未済額一覧表」は現行の計算機能で出力できるようにシステムが構築されている。刷新後も同様な計算機能の構築が

必要となる。（‘前納期間の考慮’や‘資格記録の補正による算出’を取り込む必要がある。前納の金額等のテーブルも必要である。

◆影響があるユースケース『C-4-1-1-3-1（保険料を計算する）』

別紙2_補足資料_No.88_厚年第四種画面レイアウト案_02C-4-1-1-26-1.xls

画面ID CD41102601 画面名 充当更正取消額検索画面

画面レイアウト 備考

ユースケースID

徴収

作成者 作成日

画面レイアウト及び項目定義（案）

システム名

ねんきん業務システム

充当未済額による更正・取消額を登録するC-4-1-1-26-1

サブシステム名 更新者 承認日更新日 承認者

◆「第四種被保険者検索」の追加。’基礎年金番号’’整理番号’のどちらからでも検索を可能とする。

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別紙2_補足資料_No.88_厚年第四種画面レイアウト案_02C-4-1-1-26-1.xls

システム名

ねんきん業務システム

充当未済額による更正・取消額を登録するC-4-1-1-26-1

サブシステム名 作成者 作成日 更新者

徴収画面レイアウト及び項目定義（案）

承認日更新日 承認者

ユースケースID

画面ID CD41102602 画面名 充当未済額対象事業所一覧画面

備考

1. 船舶所有者の場合、以下の通りタイトルを変更する。①「健康保険料」→「船員保険料」

画面レイアウト

◆「第四種被保険者」の場合、『事業所番号』欄に「整理記号」を出力する。他の欄は高齢任意の際のように’基礎年金番号’、’被保険者住所’を出力する。

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別紙2_補足資料_No.88_厚年第四種画面レイアウト案_02C-4-1-1-26-1.xls

更新者作成者 承認日更新日 承認者作成日

画面レイアウト

徴収画面レイアウト及び項目定義（案）

システム名

ねんきん業務システム

サブシステム名

充当未済額による更正・取消額を登録する

備考

1.船舶所有者の場合、以下の通りタイトルを変更する。①「健康保険料」→「船員保険料」

2.充当更正額登録対象が事業所の場合、「■高齢任意加入被保険者（同意なし）情報」を出力しない。

ユースケースID

画面ID CD41102603 画面名

C-4-1-1-26-1

充当更正取消額登録画面

[20]

◆「第四種被保険者」の場合、『■第四種被保険者情報』と出力され、「■事業所情報」は非活性になる。

◆「第四種被保険者」の場合、『整理番号』欄、『住所』欄に情報が出力される。

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別紙2_補足資料_No.88_厚年第四種画面レイアウト案_02C-4-1-1-26-1.xls

C-4-1-1-26-1

サブシステム名 更新者作成者 作成日

徴収画面レイアウト及び項目定義（案）

システム名

ねんきん業務システム

承認日更新日 承認者

画面レイアウト 備考

1. 船舶所有者の場合、「■変更前保険料債権情報」、「■調定額変更記録情報」を以下の通り変更する。(1)タイトル①「健康保険料」→「船員保険料」

2.充当更正額登録対象が事業所の場合、「■高齢任意加入被保険者（同意なし）情報」を出力しない。

ユースケースID

画面ID CD41102604 画面名 充当更正取消額登録確認画面

充当未済額による更正・取消額を登録する

◆【CD41102603(1)案と同様】「第四種被保険者」の場合、『■第四種被保険者情報』と出力され、「■事業所情報」は非活性になる。また、『整理番号』『住所』が出力される。

○その他の画面も同様。

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別紙2_補足資料_No.88_厚年第四種画面レイアウト案_02C-4-1-1-31-1.xls

徴収

作成者システム名

ねんきん業務システム

ユースケースID

作成日

画面レイアウト及び項目定義（案）

更正・取消決議書を作成するC-4-1-1-31-1

サブシステム名 更新者 承認日更新日 承認者

画面ID CD41103101 画面名 更正・取消額登録情報一覧画面

画面レイアウト 備考

◆『「第四種被保険者」の絞り込み条件を追加。それに伴い、「■対象事業所の絞り込み条件」「■対象被保険者の絞り込み条件」の前に’チェックボックス’を設定し選択を可能にする。

◆「第四種被保険者」の場合、『事業所番号』欄に「整理記号」を出力する。他の欄は高齢任意の際のように’基礎年金番号’、’被保険者氏名’を出力する。

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別紙2_補足資料_No.88_厚年第四種画面レイアウト案_02C-4-1-1-31-1.xls

更正・取消額本登録画面

画面レイアウト 備考

ユースケースID

画面ID CD41103102 画面名

画面レイアウト及び項目定義(案)

承認日更新日 承認者システム名

ねんきん業務システム

更正・取消決議書を作成するC-4-1-1-31-1

サブシステム名 更新者

徴収

作成者 作成日

◆「第四種被保険者」の場合、『■第四種被保険者情報』と出力され、「■事業所情報」は非活性になる。

◆「第四種被保険者」の場合、『整理番号』欄、『住所』欄に情報が出力される。

○その他の画面も同様。

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