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各種調査結果、事例等 平成27年6月 参考資料

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各種調査結果、事例等

平成27年6月

参考資料

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目次

-1-

1.国内観光旅行の動向2.国内スノーリゾートの現状3.訪日外国人旅行の動向4.スキー場の経営実態に関する調査5.国内の消費者の意識・実態調査6.海外の消費者の意識・実態調査7.国内の取組み事例

7-1.ニセコのインバウンド人口拡大への取組み7-2.八幡平のセカンド・ライナー戦略(インバウンド等)7-3.野沢温泉村のアフタースキーの周遊戦略7-4.宮城蔵王の通年型観光施策7-5.地域外からの集客に向けた「マウント6」のスキー場間連携7-6.国内スキー人口拡大『雪マジ!19~SNOW MAGIC(じゃらん)』7-7.マックアースの小規模スキー場の経営改善の取組み7-8.日本スキー場開発(株)のレンタル事業強化の取組み

8.海外の取組み事例8-1.(株)プリンスホテルの中国吉林省「松花湖スキー場」8-2.ヨーロッパ 6地域の連携8-3.カナダ・ウィスラーの行政主導型運営8-4.オーストリア・チロル地域の若返り戦略

9.スノースポーツに関する文部科学省の取組み10.国内スキー場のインバウンド現地調査(野沢温泉村)11.国内スキー場のインバウンド現地調査(白馬村)12.バックカウントリーの現状について

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1.国内観光旅行の動向

-2-

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1.国内観光旅行の動向:国民1人当たり国内宿泊観光旅行の回数及び宿泊数の推移

宿泊数(泊)

回数(回)

観光庁「旅行・観光消費動向調査」(注)2008年までは、20歳から79歳までが調査対象。 2009年以降は、全年齢が調査対象

2.922.74

2.482.37 2.38

2.09 2.08 2.14 2.25

1.78 1.71

1.52 1.52 1.46

1.32 1.30 1.35 1.39

0.00

0.50

1.00

1.50

2.00

0

1

2

3

4

平成17年

(2005年)

平成18年

(2006年)

平成19年

(2007年)

平成20年

(2008年)

平成21年

(2009年)

平成22年

(2010年)

平成23年

(2011年)

平成24年

(2012年)

平成25年

(2013年)

宿泊数 宿泊観光旅行回数

※1人当たり国内宿泊数(泊)=1人当たりの国内旅行平均回数×1回当たりの平均泊数-3-

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0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

観光・行楽部門(国内観光) 観光・行楽部門(自動車関連) 娯楽部門(飲食等) 娯楽部門(ギャンブル)

娯楽部門(パチンコ・ゲーム) 趣味・創作部門 スポーツ市場・計

[出典:「レジャー白書2013」(公益財団法人日本生産性本部)]

[兆円]

1.国内観光旅行の動向:レクリエーションに対する全国的な動向

○余暇市場は、「レジャー白書2013」((公財)日本生産性本部)によると、1996年(平成8年)の約90兆円をピークとし、長期に減少傾向で推移している。2012年は約64兆円で、ピーク時の70%強となっている。○一方で、近年は横ばい傾向となり、急激な減少から回復基調にあるとの見方もある。

ピーク時の約7割まで減少

-4-

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2.国内スノーリゾートの現状

-5-

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1040 990 1080 1060 1140 1230 12401520

13801700 1760 1860

1720 1630 16701360 1400

1230 1160 1080 1090760 760 710 610 560 690 720

570 630 560 480

320400

430 460 530 540

430 470 520 420 400

440 420 400 340

230 290

0

500

1000

1500

2000

19

82年

19

83年

19

84年

19

85年

19

86年

19

87年

19

88年

19

89年

19

90年

19

91年

19

92年

19

93年

19

94年

19

95年

19

96年

19

97年

19

98年

19

99年

20

00年

20

01年

20

02年

20

03年

20

04年

20

05年

20

06年

20

07年

20

08年

20

09年

20

10年

20

11年

20

12年

20

13年

スキー スノーボード[万人]

出典:公益財団法人日本生産性本部「レジャー白書」(各数値について1982年は1987年版、1983~1986年は1988年版、1987~1992年は1996年版、1993~1994年は2002年版、1995~2003年は2004年版、2004~2013年は2014年版のレジャー白書より引用)

5.46 6.4

7.25.9

7.3 7.5

1010.9

9.5

6.96.3

5.7 6.1 5.9

2

4

6

8

10

12

1965年 1972年 1976年 1979年 1982年 1985年 1988年 1991年 1994年 1997年 2000年 2004年 2006年 2009年 2013年

[%] [%]

[出典:文部科学省データ提供、「スポーツに関する世論調査」、「体力・スポーツ世論調査」から作成]

2.国内スノーリゾートの現状;スキー実施率・スキー人口の推移

○「レジャー白書」によると、スキー・スノーボード人口は、1998年に1,800万人に達したが、その後は減少傾向で推移し、2013年ではスキー・スノーボード合計で770万人と、ピーク時の4割強まで減少。ただし、この2年は横ばい推移で、急激な減少から回復基調との見方もある。○「スポーツに関する世論調査」、「体力・スポーツ世論調査」によると、スキーの実施率は1994年の10.9%をピークに、減少傾向となり、2013年は5.9%となった。

ピーク時の4割強まで減少

1998年合計1,800万人

2013年合計770万人

ピーク時の5割強まで減少

-6-

人口

実施率

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0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

0

20,000

40,000

60,000

80,000

100,000

120,000

140,000

160,000

180,000

1970

1971

1972

1973

1974

1975

1976

1977

1978

1979

1980

1981

1982

1983

1984

1985

1986

1987

1988

1989

1990

1991

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

1999

2000

2001

2002

2003

2004

2005

2006

2007

2008

2009

2010

2011

2012

2013

特殊索道(旅客収入) 特殊索道(輸送人数)[百万円] [百万人]

2.国内スノーリゾートの現状;索道実績の推移

[出典:「鉄道統計年報」(国土交通省)]

○「鉄道統計年報」によると、特殊索道については、旅客収入、輸送人数ともに、1992年~1995年をピークとし、それ以降は減少傾向。○一方で、この2年間は横ばい~上昇傾向で、急激な減少から回復基調との見方もある。*特殊索道とは、外部に解放された座席で構成されるいす式の搬器を使用して旅客を運送する索道をいう。(例:スキーリフト等)*ただし、特殊索道には、スノーリゾート以外のリフトも含まれるため、単純にスノーリゾートのリフトの実績としてみることはできないことに注意

いずれも減少傾向・収入:ピーク時の約30%・人数:ピーク時の約36%

-7-

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2.国内スノーリゾートの現状:スキー用品の売上推移

◯スキー・スケートやスノーボード用品の市場規模は、合計でみると、1991年の合計・約4,300億円がピーク。スノーボード用品市場が一時伸びるも、全体の落ち込みを補うには至らず、2012年には約4分の1の約1,100億円となっている。○ただし、この2年間は横ばい推移で、急激な減少傾向から回復基調との見方もある。※下記は、ウェア、板、ブーツ(シューズ)、ゴーグル等、スキー・スケート、スノーボードの関連用品の小売販売市場における売上データの集計値

2385 24372925

35074011 4101 4039 3807

34803046

25081882

1555 1364 1234 1133 1059 935 879 834 708 680 667 638 566 566 580

191 245365

6221058

1215

13261312

12341155 1107 992

903 831 787665 639 634 605 534 535 544

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

4,000

4,500

5,000

スノーボード スキー・スケート

[出典:「スポーツ産業年鑑」(株式会社日本能率協会総合研究所)]

[億円]

ピーク時の約4分の1に減少

合計:約4,292億円

合計:約1,124億円

-8-

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12.9

2.5 2.5 2.5 2.5 4.3

5.6

0.0 1.0

5.8

0.0 0.0 0.0 0.0

12.2

2.5 1.5 1.3 0.8

20.0

5.8

0.5 0.3 0.3 2.0

0.3 0.0

3.8

0.0 0.0 1.5

0.8 1.0

3.3

0.3 0.3 0.3 0.8 0.3 0.0 0.3 0.0 0.0 0.3 0.3 0.0 0.0 0

5

10

15

20

25

北海道

青森県

岩手県

宮城県

秋田県

山形県

福島県

茨城県

栃木県

群馬県

埼玉県

千葉県

東京都

神奈川県

新潟県

富山県

石川県

福井県

山梨県

長野県

岐阜県

静岡県

愛知県

三重県

滋賀県

京都府

大阪府

兵庫県

奈良県

和歌山県

鳥取県

島根県

岡山県

広島県

山口県

徳島県

香川県

愛媛県

高知県

福岡県

佐賀県

長崎県

熊本県

大分県

宮崎県

鹿児島県

沖縄県

[%]

N=395

2.国内スノーリゾートの現状;国内のスキー場の分布

○国内のスキー場数は、2013年時点で568ヵ所。

○スキー場サイト「SNOWNET」((株)サクラボ)に登録されている395件のスキー場について、エリア別に分布をみると、下記の通り、長野県20.0%、北海道12.9%、新潟県12.2%と、これらの3エリアで全国の半数近く( 45.1%)のスキー場が存在している。※スキー場とは、スキーやスノーボード等を楽しむための施設の総称で、スキーヤーが滑走するための斜面(ゲレンデ)、スキーヤーを高い位置へ運ぶリフト、休憩や食事をとるためのレストハウス、駐車場等の施設を含む。

13%

20%

7%45%

6%7%

1% 1% 北海道(1)

東北(2-7)

関東(8-14)

中部(15-24)

近畿(25-30)

中国(31-35)

四国(36-39)

九州・沖縄(40-47)

-9-

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3.訪日外国人旅行の動向

-10-

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3.訪日外国人旅行者数の推移

521 614 673 733

835 835 679

861

622 836

1036

1341

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1000

1100

1200

1300

2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年

注) 2013年以前の値は確定値、2014年の値は暫定値、2015年3月~4月の値は推計値、%は対前年(2014年)比

ビジット・ジャパン開始

万人

出典:JNTO(日本政府観光局)

1月:121.8万人 (29.1%増)

2月:138.7万人 (57.6%増)

589.6万人(43.6%増)

4月:176.5万人 (43.3%増)

3月:152.6万人 (45.3%増)

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3.訪日外国人旅行者数及び割合(国・地域別)

【2014年(暫定値)】

総計1341万人

アジア 1061万人(79.1%)うち東アジア 892万人(66.5%)うち東南アジア 160万人(11.9%)

⑤米国89万人(6.6%)

②韓国276万人(20.5%)

④香港93万人(6.9%)

①台湾283万人(21.1%)

③中国241万人(18.0%)

その他82万人(6.1%)

欧州主要3ヵ国54万人(4.0%)

北米107万人(8.0%)

インドネシア16万人(1.2%)

オーストラリア30万人(2.3%)

ロシア6万人(0.5%)

ドイツ14万人(1.0%)

フランス18万人(1.3%)

イギリス22万人(1.6%)

カナダ18万人(1.4%)

ベトナム12万人(0.9%)

フィリピン18万人(1.4%)

シンガポール23万人(1.7%)

マレーシア25万人(1.9%)

※ ( )内は、訪日外国人旅行者数全体に対するシェア※ その他には、アジア、欧州等各地域の国であっても記載のない国・地域が含まれる。※ 数値は、それぞれ四捨五入によっているため、端数において合計とは合致しない場合がある。※ 日本政府観光局(JNTO)資料より観光庁作成

【2013年(確定値)】

総計1036万人

アジア 795万人(76.7%)うち東アジア 673万人(64.9%)うち東南アジア 115万人(11.1%)

④米国80万人(7.7%)

インド8万人(0.7%)

①韓国246万人(23.7%)

⑤香港75万人(7.2%)

②台湾221万人(21.3%)

③中国131万人(12.7%)

その他69万人(6.6%)

欧州主要3ヵ国47万人(4.5%)

北米95万人(9.2%)

インドネシア14万人(1.3%)

オーストラリア24万人(2.4%)

ロシア6万人(0.6%)

ドイツ12万人(1.2%)

フランス15万人(1.5%)

イギリス19万人(1.9%)

カナダ15万人(1.5%)

ベトナム8万人(0.8%)

フィリピン11万人(1.0%)

シンガポール19万人(1.8%)

マレーシア18万人(1.7%)

インド9万人(0.7%)

⑥ タイ66万人(4.9%)

⑥タイ45万人(4.4%)

-12-

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3.訪日外国人旅行の動向:海外インバウンドの状況

○訪日外国人旅行者数の月別推移をみると、1~2月の冬季は閑散期であり、今後、需要創出が必要。

○一方で、「訪日外国人消費動向調査」によると、スキー等は潜在需要が大きい。

40

60

80

100

120

140

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

2014年 2013年 2009年~2014年平均(2011年除く)

万人

〈訪日外国人旅行者数の月別推移〉

プロスポー

ツ観戦

ゴルフ

マラソン・ランニング

など

スキー

・スノー

ボー

などウィンター

スポー

ツ トレ

ッキング・登山・

ラフティングなどアウ

トドアスポー

ダイビング・シ

ュノー

ケリングなどマリンス

ポー

その他スポー

ツアク

ティビティ

オーストラリア 258 2.7 3.9 0.8 14.7 8.5 3.9 0.8

韓国 381 2.4 3.9 1.0 12.9 8.4 1.8 0.0

台湾 395 6.6 4.1 3.8 24.1 12.9 10.6 0.3

中国 364 6.6 15.9 17.3 31.9 23.1 19.8 0.5

〈今後の訪日旅行でしたいことは?〉 ※スポーツのみ抜粋単位:%

[出典:日本政府観光局(JNTO)]

[出典:観光庁 平成22年度ターゲット国ニーズ調査]

-13-

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4.スキー場の経営実態に関する調査

-14-

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4.スキー場の経営実態に関する調査:調査概要

-15-

「スキー場の経営実態に関する調査」調査概要

■調査目的 : スキー場経営の実態を把握し、課題を抽出するとともに、活性化のための取組みの参考とすること。■調査方法 : 郵送調査(往信:郵送、返信:FAX)■調査対象 : 全国のスキー場517箇所/有効回収数161票(回答率31.1%)■調査期間 : 平成27年2月17日(火)~3月6日(金)■調査項目 : スキー場の概況/スキー場の課題認識/スキー場の取組み状況

<主な調査結果>

◯地域分布は「北陸信越」28.6%、「東北」22.4%、「北海道」20.5%の順。経営形態は「民間」49.1%、「公営」24.8%、「第三セクター方式」14.9%。◯来場者数は、昨シーズン(2013-2014年)でみると、“1万人~5万人未満”が37.3%、“5万人~10万人未満”が18.0%、“10万人~20万人未満”が16.8%の順。“1万人未満”のスキー場も1割程度存在。来場者数の最近3年間の推移をみると、“5万人~10万人未満”がやや減少し、“1万人~5万人未満”がやや増加。◯昨シーズンの来場者内訳をみると、“スキー場のある都道府県内の日本人”が46.9%、“都道府県外の日本人”が47.2%で、日本人は合計94.1%。一方、海外客は、アジア系2.8%、西欧系2.3%、それ以外が0.8%で合計5.9%。◯都道府県内の来場者のみのスキー場が13%存在する。また、“80%以上が都道府県外”と誘客に成功しているスキー場は13.7%。◯海外からの来場者がゼロのスキー場が39.8%存在する。海外からの来場者が5%以上のスキー場は16.1%。◯売上金額は、昨シーズンでみると、“1,000万円~5,000万円未満”が22.4%、“1億円~5億円未満”が17.4%、“100万円~1,000万円未満”が16.1%となった。100万円に満たないスキー場も5.6%存在する。◯昨シーズンの売上金額の内訳をみると、飲食・宿泊は“100万円未満”が32.3%と多い一方で、“1億円~5億円未満”も8.1%存在。◯外国人スキー客の消費傾向は、“日本人よりも金額が小さい”は9.3%、“日本人と同程度”が21.6%である一方で、“日本人よりも金額が大きい”は39.2”に達し、18.6%は“日本人の2割以上”と、外国人来場客は日本人客よりも大きな消費金額を見込めることがうかがえる。◯来場客の特徴は、“日帰り客が多い”が85.1%、“子連れスキー客が多い”が60.2%が目立つ結果となった。◯スキー場や周辺地域の特徴は、“初心者・初級者向けコースが充実”、“雪質が優れている”、“料金が安い・割引や優待が充実”が上位。◯バックカウントリーを滑ることに関し、「需要がある」と回答したスキー場は4分の1強程度(28.6%)で、6割弱は「需要がない」と回答。◯パウダースノーが「魅力になっている」と回答したスキー場は6割強(62.1%)。「魅力になっていない」と回答したスキー場は2割程度(21.8%)。

◯経営課題として、「重要である」のスコアが高い項目は、“施設の老朽化対策”、“安全管理体制の整備・運用”、“人材の確保”、“新規参加(未経験者)の促進”等が上位。一方で、“人材の確保”は7割が「取り組んでいるが、成果が出ていない」と回答。また、インバウンド対応の“海外へのスキー場のPR・魅力発信”、“外国人客の受入環境整備”等は6割が取組自体ができていない状況。

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4.スキー場の経営実態に関する調査:回答者属性

○地域分布は、北陸信越28.6%、東北22.4%、北海道20.5%の順となった。○経営形態は、民間49.1%、公営24.8%、第三セクター方式14.9%となった。

-16-

20.5

22.4

8.1

28.6

7.5

4.3

7.5

0.0

1.2

0% 10% 20% 30% 40%

北海道

東北

関東

北陸信越

中部

近畿

中国

四国

九州・沖縄

スキー場の地域 【単一選択】

[n=161]

24.8%

49.1%

14.9%

11.2%

公営 民営 第三セクター方式 その他

問1.スキー場の経営形態 【単一選択】

[n=161]

<その他>◯指定管理者◯一部公営、一部民営

東北:青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県関東:茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県北陸信越:新潟県 富山県 石川県 長野県中部:福井県 静岡県 愛知県 三重県近畿:滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県

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14.9%

35.4%

28.6%

~10ha未満 10~50ha未満 50ha以上

問2.スキー場の総面積 【数量】

[n=161]

26.7%

20.5%

11.8%8.7%

31.1%

1基 2基 3基 4基 5基以上

問2.スキー場のリフト数 【数量】

[n=161]

4.スキー場の経営実態に関する調査:回答者属性

○スキー場のその他の属性データは以下の通り。

-17-

14.3%

16.1%

18.6%28.0%

22.4%

0.6%

1~2本 3本 4~5本 6~9本 10本以上 不明

問2.スキー場のコース数 【数量】

[n=161]

65.8%14.9%

18.6%

0.6%0台 1台~10台未満 10台以上 不明

問3.人工降雪機の数 【数量】

[n=161]

1.2%

33.5%

47.2%

17.4%

0.6%0台 1台 2台~5台未満 5台以上 不明

問3.圧雪車の数 【数量】

[n=161]

21.7

30.4

28.6

12.4

2.5

4.3

40.4

36.0

15.5

3.1

0.0

5.0

0% 10% 20% 30% 40% 50%

~500m未満

500~1,000m未満

1,000~1,500m未満

1,500~2,000m未満

2,000m以上

不明

最高標高

最低標高

問2.スキー場の標高 【数量】

[n=161]

(平均)7.89本

(平均)4.03基

(平均)60.43ha (平均)9.93台

(平均)2.96台

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4.スキー場の経営実態に関する調査:スキー場の来場者数(最近3年間)

○昨年度でみると、1万人~5万人未満が37.3%、5万人~10万人未満が18.0%、10万人~20万人未満が16.8%の順となった。1万人未満のスキー場も1割程度存在している。○3年間の推移をみると、5万人~10万人未満がやや減少し、1万人~5万人未満がやや増加している。

-18-

10.6

32.3

21.1

18.0

11.8

6.2

10.6

32.3

20.5

16.8

13.7

6.2

9.9

37.3

18.0

16.8

13.0

5.0

0% 10% 20% 30% 40%

~1万人未満

1万人~5万人未満

5万人~10万人未満

10万人~20万人未満

20万人以上

不明

2011-2012年

2012-2013年

2013-2014年

問4.スキー場の来場者数 【数量】

[n=161]

2011-2012年 : 9.27万人

2012-2013年 : 9.44万人

2013-2014年 : 9.35万人

(平均)

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46.9%

47.2%

2.8%2.3%

0.8%

日本人:都道府県内 日本人:都道府県外

外国人:アジア系 外国人:西欧系

外国人:それ以外

問5.来場者の内訳 【数量】

[n=153]

39.8%

38.5%

16.1%

5.6%

0% ~5%未満 5%以上 不明

問5.海外からの来場者が占める割合の分布

[n=161]

4.スキー場の経営実態に関する調査:スキー場の来場者の内訳(2013-2014年シーズン)

-19-

13.0%

14.9%

25.5%

26.7%

13.7%

6.2%

0% ~10%未満 10%~50%未満

50%~80%未満 80%以上 不明

問5.都道府県外からの来場者が占める割合の分布

[n=161]

○昨年度の来場者内訳をみると、都道府県内の日本人が46.9%、都道府県外の日本人が47.2%で、日本人は合計94.1%。海外客はアジア系2.8%、西欧系2.3%、それ以外が0.8%で合計5.9%。○都道府県内からの来場者のみのスキー場が13%存在。80%以上が都道府県外は13.7%。○海外からの来場者がゼロのスキー場が39.8%。5%以上のスキー場は16.1%。

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4.スキー場の経営実態に関する調査:スキー場の来場者の内訳(2013-2014年シーズン)

-20-

○来場者の内訳を来場客数別にみると、規模が大きくなるほど、県外比率及び海外比率が大きくなる傾向にある。○同様に、都道府県外からの来場者が占める割合、海外からの来場者が占める割合を来場客数別にみると、規模が大きくなるほど、それぞれの比率が大きくなる傾向にある。

69.4

67.7

58.8

53.3

34.5

30.5

31.0

39.1

44.3

55.5

0.1

0.7

1.0

1.6

4.6

0.0

0.4

0.8

0.7

4.1

0.0

0.2

0.4

0.2

1.4

~1万人未満

(n=16)

1万人~5万人未満

(n=60)

5万人~10万人未満

(n=29)

10万人~20万人未満

(n=27)

20万人以上

(n=21)

0% 50% 100%

日本人(都道府県内) 日本人(都道府県外)

外国人(アジア系) 外国人(西欧系)

外国人(それ以外)

問5.来場者の内訳 【数量】

81.3

53.3

24.1

22.2

9.5

18.8

33.3

58.6

48.1

42.9

0.0

10.0

13.8

14.8

38.1

0.0

3.3

3.4

14.8

9.5

~1万人未満(n=16)

1万人~5万人未満(n=60)

5万人~10万人未満

(n=29)

10万人~20万人未満

(n=27)

20万人以上

(n=21)

0% 20% 40% 60% 80% 100%

0% ~5%未満 5%以上 不明

問5.海外からの来場者が占める割

合の分布

31.3

16.7

13.8

3.7

0.0

18.8

13.3

13.8

14.8

14.3

25.0

30.0

27.6

22.2

4.8

18.8

33.3

13.8

29.6

33.3

6.3

3.3

27.6

14.8

33.3

0.0

3.3

3.4

14.8

14.3

~1万人未満(n=16)

1万人~5万人未満(n=60)

5万人~10万人未満

(n=29)

10万人~20万人未満

(n=27)

20万人以上

(n=21)

0% 20% 40% 60% 80% 100%

0% ~10%未満

10%~50%未満 50%~80%未満

80%以上 不明

問5.都道府県外からの来場者が占

める割合の分布

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5.6

16.8

18.6

9.3

18.0

8.1

23.6

5.6

17.4

19.9

9.9

16.8

8.7

21.7

5.6

16.1

22.4

8.7

17.4

8.7

21.1

0% 10% 20% 30%

100万円未満

100万円~1,000万円未満

1,000万円~5,000万円未満

5,000万円~1億円未満

1億円~5億円未満

5億円以上

不明

2011-2012年

2012-2013年2013-2014年

問6.売上金額(合計) 【数量】

[n=161]

4.スキー場の経営実態に関する調査:スキー場の売上金額(最近3年間)

-21-

○昨年度でみると、スキー場の売上金額は、1,000万円~5,000万円未満が22.4%、1億円~5億円未満が17.4%、100万円~1,000万円未満が16.1%となった。100万円に満たないスキー場も5.6%存在する。3年間の推移をみると、1,000万円~5,000万円未満がやや増加している。○昨年度の内訳をみると、飲食・宿泊は100万円未満が32.3%と多い一方で、1億円~5億円未満も8.1%存在している。

6.2

19.9

24.2

11.8

12.4

4.3

21.1

32.3

10.6

21.7

1.2

8.1

3.7

22.4

37.3

11.2

16.8

5.0

7.5

0.0

22.4

0% 10% 20% 30% 40%

100万円未満

100万円~1,000万円未満

1,000万円~5,000万円未満

5,000万円~1億円未満

1億円~5億円未満

5億円以上

不明

リフト収入

飲食・宿泊その他

問6.売上金額(2013-2014年シーズンの内訳別) 【数量】

[n=161]

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9.3%

21.6%

20.6%18.6%

29.9%

~100%未満 100% ~120%未満 120%以上 不明

問7.外国人来場客の消費傾向

[n=97]

日本人より

小さい日本人と同程度 日本人より大きい

4.スキー場の経営実態に関する調査:外国人来場客の消費傾向

-22-

○日本人スキー客の消費金額を100%とした場合、外国人スキー客の消費金額をたずねた結果、「日本人よりも金額が小さい」(100%未満)が9.3%、「日本人と同程度」(100%)が21.6%、「日本人よりも金額が大きい」(100%超)が39.2%に達した。そのうち、「2割増以上」(120%以上)が18.6%と、外国人来場客はより大きな消費を見込めることがうかがえる。

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4.スキー場の経営実態に関する調査:スキー場の来場客の特徴

-23-

○スキー場の来場客の特徴は、「日帰り客が多い」85.1%、「子連れスキー客が多い」60.2%、「スキー場がある都道府県からの国内客が多い」が32.9%の順となった。

85.1

60.2

32.9 30.4 26.7 21.7 21.1

7.5 4.30%

20%

40%

60%

80%

100%

日帰り客が多い

子連れスキー客が多い

スキー場がある都道府県

からの国内客が多い

スキー場がある都道府県

以外のエリアからの国内

客が多い

学生スキー客が多い

教育旅行客が多い

宿泊客が多い

外国人スキー客が多い

その他

問8.スキー場の来場客の特徴 【複数選択】

[n=161]

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4.スキー場の経営実態に関する調査:スキー場や周辺地域の特徴

-24-

○「初心者・初級者向けコースが充実」58.4%、「雪質が優れている」、「料金が安い・割引や優待が充実」52.2%、「中・上級者向けコースが充実」42.9%の順となった。

58.452.2 52.2

42.938.5 35.4 34.8 33.5 31.7 31.7

24.2 22.4 19.3 18.011.2 9.3 7.5 6.8 5.0 4.3 5.0

1.20%

20%

40%

60%

80%

初心者・初級者向けコース

が充実している

雪質が優れている

料金が安い・割引や優待が

充実している

中・上級者向けコースが充

実している

スキー教室等、教育プログ

ラムが充実している

スキー場周辺の温泉施設

が充実している

スタッフのサービスが充実

している

レンタル用品のサービスが

充実している

コース数多い・コースのバリ

エーションが多い

家族客が過ごしやすい設

備・サービスが整っている

都市部からのアクセスが良

宿泊施設が充実している

飲食サービスが充実してい

空港やインターチェンジか

らのアクセスが充実して…

スキー場周辺の歴史・文化

関連の観光資源が充実…

外国人向け対応が進んでい

バックカントリーが充実し

ている

高齢者が過ごしやすい設

備・サービスが整っている

スキー場周辺の飲食街が

充実している

障害者も楽しめる環境が

整っている

その他

不明

問10.スキー場や周辺地域の特徴 【複数選択】

[n=161]

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35.4%

26.7%

12.4%

7.5%

14.3%

3.7%

非常に魅力になっていると思う やや魅力になっていると思うどちらともいえない あまり魅力になっていないと思うほとんど魅力になっていないと思う 不明

問11.パウダースノーの魅力度 【単一選択】

[n=161]

11.8%

16.8%

8.7%

13.0%

44.1%

5.6%

非常に需要がある やや需要がある どちらともいえない

あまり需要がない ほとんど需要がない 不明

問9.バックカントリー需要の有無 【単一選択】

[n=161]

4.スキー場の経営実態に関する調査:バックカウントリー需要/パウダースノーの魅力度

○バックカウントリーを自由に滑ることに対しては、28.6%が「需要がある」(「非常に」+「やや」)と回答した。一方、「需要がない」(「あまり」+「ほとんど」)は57.1%に達した。○パウダースノーは、62.1%が「魅力になっていると思う」(「非常に」+「やや」)と回答した。一方、「魅力になっていない」(「あまり」+「ほとんど」)は21.8%にとどまった。

-25-

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38.557.1

42.268.3 57.8

30.4 21.7 30.4 41.0 33.5 30.4 23.6 17.439.8 32.9 31.1

46.020.5 21.7 24.2

35.412.4

49.134.2

40.4

30.438.5

41.0

29.8

44.1 24.8 49.1 57.150.9

23.6

49.7 54.7 53.442.9

28.0 33.5 32.9

52.2

54.7

11.2 8.1 16.10.6 3.1

25.546.6

24.8 33.516.1 11.2

23.6

57.1

9.3 10.6 13.7 9.3

50.3 43.5 41.0

11.231.1

0%

25%

50%

75%

100%

生産性の向上

人材の確保

設備等への大型投資

施設の老朽化対策

安全管理体制の整備・

運用

自然災害リスクへの対

風評被害対策

スノーリゾートとして

のブランド力向上

通年リゾート化・

グリーンシーズン対策

周辺地域との連携・広

域連携

スキー場の地元住民の

参加・盛り上がり

食、温泉等、スキー以

外のサービスや体験

バックカントリーを

滑りたい顧客への対応

家族連れで

利用しやすい…

既存の実施者の

更なる参加の促進

中断者(過去経験者)

の再活性化

新規参加(未経験者)の

促進

海外へのスキー場の

PR

・魅力発信

外国人客の

受入環境整備

交通アクセスの改善

スキー教室等の

スノースポーツ教育

障害者が楽しめる

スキー環境の整備

不明 課題としていない 課題である 重要な課題である

16.1 11.8

45.3

17.44.3

36.060.9

40.4 39.824.8 19.9

34.8

65.8

18.0 21.134.8

19.3

62.1 62.7 57.1

16.8

57.150.9 70.2

26.7

36.0

26.7

24.8

23.6

35.4 26.137.9 43.5

32.3

14.9

28.646.6

43.5

36.0

19.3 20.5 25.5

27.3

23.028.6

14.323.0

43.564.6

32.99.9 20.5

28.0 33.5 34.8 27.313.0

49.127.3

17.440.4

16.1 13.0 13.7

51.6

14.3

0%

25%

50%

75%

100%

不明 取り組んでおり成果が出ている 取り組んでいるが、成果が出ていない 取り組んでいない

4.スキー場の経営実態に関する調査:スキー場の経営課題の認識と取組み状況

○「施設の老朽化対策」、「安全管理体制の整備・運用」、「人材の確保」が重要な課題の上位。○「人材の確保」は“取り組んでいるが、成果が出ていない”が7割に達する。インバウンド対応の「海外へのPR・魅力発信」「外国人客の受入環境整備」等は6割が取組み自体できていない。

-26-

課題認識

取組み状況

経営・事業継続 安全管理 自然災害 ブランディング 消費者ニーズ インバンド対応人口拡大

[n=161]

[n=161]

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4.スキー場の経営実態に関する調査:追加分析の概要

○スキー場事業者への調査結果について、クロス集計の追加分析を行った。

-27-

「スキー場の経営実態に関する調査の追加分析」概要

■分析目的: スノーリゾートのブランディングやスノーリゾート地域の取組みの方向性の参考とすること。■分析方法: スキー場の規模によるクロス集計。また、スキー場の規模は、リフトの数(1基、2~4基、5基以上)とした。

<主な調査結果>

○スノーリゾート地域の特徴を、スキー場の規模(リフト数)別にみると、「雪質」、「中・上級者向けコース」、「教育プログラム」等、複数の項目において、5基以上のスキー場とそれ以外のスキー場で乖離が大きい。○一方、「料金が安い・割引等が充実」、「周辺の温浴施設」等は共通の特徴である。○スキー場の来場者の特徴を、スキー場の規模(リフト数)別にみると、「日帰り客が多い」、「子連れスキー客が多い」等は共通の特徴である。○一方で、「都道府県外のエリアからの国内客が多い」、「宿泊客が多い」、「教育旅行客が多い」、 「外国人スキー客が多い」はリフトが5基以上の規模のスキー場で顕著。○スキー場の経営課題認識を、スキー場の規模(リフト数)別にみると、「施設の老朽化対策」、「安全管理体制の整備・運用」、「人材の確保」等は共通の課題であることが分かる。○「スノーリゾートとしてのブランド力向上」、「通年リゾート化・グリーンシーズン対策」、「外国人客の受入環境整備」等は、規模の小さいスキー場では課題認識に乏しく、乖離が大きい。

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0%

20%

40%

60%

80%

初心者・初級者向けコースが

充実している

雪質が優れている

料金が安い・割引や優待が

充実している

中・上級者向けコースが

充実している

スキー教室等、教育

プログラムが充実している

スキー場周辺の温泉施設が

充実している

スタッフのサービスが

充実している

レンタル用品のサービスが

充実している

コース数多い・コースの

バリエーションが多い

家族客が過ごしやすい設備・

サービスが整っている

都市部からのアクセスが良い

宿泊施設が充実している

飲食サービスが充実している

空港やインターチェンジから

のアクセスが充実している

スキー場周辺の歴史・文化関

連の観光資源が充実している

外国人向け対応が進んでいる

バックカントリーが

充実している

高齢者が過ごしやすい設備・

サービスが整っている

スキー場周辺の飲食街が

充実している

障害者も楽しめる環境

が整っている

その他

合計(n=161) 1基(n=43) 2~4基(n=66) 5基以上(n=50)

-28-

4.スキー場の経営実態に関する調査:スキー場の規模別のスノーリゾート地域の特徴

○スノーリゾート地域の特徴を、スキー場の規模(リフト数)別にみると、「雪質」、「中・上級者向けコース」、「教育プログラム」等、複数の項目において、5基以上のスキー場とそれ以外のスキー場で乖離が大きい。○一方、「料金が安い・割引等が充実」、「周辺の温浴施設」等は共通の特徴である。

Page 30: 各種調査結果、事例等 - MLIT10 10.9 9.5 6.9 6.3 5.7 6.1 5.9 2 4 6 8 10 12 1965年 1972年 1976年 1979年 1982年 1985年 1988年 1991年 1994年 1997年 2000年 2004年 2006年

0%

20%

40%

60%

80%

100%

日帰り客が多い

子連れスキー客が多い

スキー場がある都道府県以

外のエリアからの

国内客が多い

宿泊客が多い

教育旅行客が多い

スキー場がある都道府県

からの国内客が多い

学生スキー客が多い

外国人スキー客が多い

その他

合計(n=161) 1基(n=43) 2~4基(n=66) 5基以上(n=50)

-29-

4.スキー場の経営実態に関する調査:スキー場規模別の来場者の特徴

○スキー場の来場者の特徴を、スキー場の規模(リフト数)別にみると、「日帰り客が多い」、「子連れスキー客が多い」等は共通の特徴である。○一方で、「都道府県外のエリアからの国内客が多い」、「宿泊客が多い」、「教育旅行客が多い」、 「外国人スキー客が多い」はリフトが5基以上の規模のスキー場で顕著。

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-30-

4.スキー場の経営実態に関する調査:スキー場の規模別の課題認識

20%

40%

60%

80%

100%

施設の老朽化対策

安全管理体制の整備・運用

人材の確保

家族連れで利用しやすい

サービス等

新規参加(未経験者)の促進

生産性の向上

スキー場の地元住民の

参加・盛り上がり

既存の実施者の

更なる参加の促進

スキー教室等の

スノースポーツ教育

中断者(過去経験者)

の再活性化

設備等への大型投資

周辺地域との連携・広域連携

スノーリゾートとして

のブランド力向上

食、温泉等、スキー以外の

サービスや体験

自然災害リスクへの対策

障害者が楽しめる

スキー環境の整備

通年リゾート化・

グリーンシーズン対策

交通アクセスの改善

外国人客の

受入環境整備

風評被害対策

海外へのスキー場の

PR

・魅力発信

バックカントリーを

滑りたい顧客への対応

合計(n=161) 1基(n=43) 2~4基(n=66) 5基以上(n=50)

○スキー場の経営課題認識を、スキー場の規模(リフト数)別にみると、「施設の老朽化対策」、「安全管理体制の整備・運用」、「人材の確保」等は共通の課題であることが分かる。○「スノーリゾートとしてのブランド力向上」、「通年リゾート化・グリーンシーズン対策」、「外国人客の受入環境整備」等は、規模の小さいスキー場では課題認識に乏しく、乖離が大きい。

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5.国内の消費者の意識・実態調査

-31-

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5.国内の消費者の意識・実態調査:調査概要

-32-

「国内の消費者の意識・実態調査」調査概要

■調査目的 : スノーリゾートに対する消費者の多様化するニーズを把握すること。■調査方法 : インターネット調査■調査対象 : 全国の15歳~69歳の男女1,200名(性別・年代の12区分ごとに100名で均等割り付け)■調査期間 : 平成27年3月12日(木)~3月13日(金)■調査項目 : ウィンタースポーツの経験・実施状況・今後の意向/スキー・スノボのイメージ/スノーリゾートの利用状況・重視点・満足点 等

<主な調査結果>

○スキーの今シーズン参加者は7.0%、最近3年以内の参加者は12.8%、経験者率は62.3%。○スノーボードの今シーズン参加者は5.9%、最近3年以内の参加者は8.8%、経験者率は20.5%。○スキーを始めた時期は、「社会人になってから」、「小学生の頃」が高く、スノーボードを始めた時期は「高校卒業後、社会人になる前まで(大学生等)」が多く3人に1人程度。地域別にみると、北陸信越や東北で「小学生の頃」が5割程度、北海道で「小学校入学前」が37.0%と、他の地域と比べて高い。○スキーを始めたきっかけは、「友人の影響」、「学校のスキー授業や旅行」、「家族の影響」の順。スノーボードを始めたきっかけは、「友人の影響」が特に高く、「家族の影響」が続く。きっかけの上位3位を年代別にみると、若い世代ほど「学校のスキー授業や旅行」、「家族の影響」が高く、逆に世代が上になるほど、「友人の影響」が高い。○スキー・スノーボード経験者の44.5%がスキー・スノーボード教室を受講した経験がある。受講者におけるスキー・スノーボード教室の感想としては、「楽しかった」、「上達を実感できた」、「自己流・我流ではだめだと気付いた」が上位となった。○バックカウントリーを自由に「滑りたい」(※注1)は、スキー・スノーボード経験者の31.0%で、「滑りたくない」(※注2)は49.8%。○年代別にみると、年代が若くなるほど、「滑りたい」の比率が高くなり、10代では5割近く(48.6%)に達する。○スキー場の訪問目的は、「スキーやスノーボードを楽しみたい」、「雪や自然の景色を楽しみたい」、「旅行を兼ねて」の順。○スキー場訪問の主目的をみると、「スキーやスノーボードを楽しみたい」「スキーやスノーボードの練習のため」「子供にスキーやスノーボードを教えたい」のスキー・スノーボードを滑ることが主目的の層が約半数(51.0%)で、残りの半数は滑ること以外が主目的。○スキーとスノーボードのイメージを比較すると、スキーが高い項目は「爽快感を味わえる」、「自然に触れ合える」、「健康によい」、「楽しい」、「懐かしい」、「家族で楽しむ」等。一方、スノーボードが高い項目は、「かっこよい・おしゃれ」、「若者向け」等。○スキー場を選択する際の重視点は、「初心者・初級者向けコースが充実」、「雪質がよい」、「料金が安い等」、「コースが多い・コースのバリエーションが多い」の順。○利用したスキー場の満足点は、「初心者・初級者向けコースが充実」、「コースが多い・コースのバリエーションが多い」、「雪質がよい」、「料金が安い等」の順。

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18.1

28.1

2.5

1.8

7.610.1

18.8

9.3

2.5

1.3

0% 20% 40%

学生

会社員・会社役員

公務員・団体職員

自由業

自営業

パート・アルバイト・フリーター

専業主婦・主夫

無職

年金生活

その他

身分【単一選択】

[n=1,200]

50.0%50.0%

男性 女性

[n=1,200]

問1.性別【単一選択】

5.国内の消費者の意識・実態調査:回答者属性

○回答者属性は以下の通り。

-33-

16.7%

16.7%

16.7%16.7%

16.7%

16.7%

10代 20代 30代

40代 50代 60代

[n=1,200]

問2.年齢【単一選択】

12.3

17.0

46.1

8.3

16.3

0% 10% 20% 30% 40% 50%

一人暮らし

夫婦二人暮らし

夫婦(もしくは、親の

み)+子供

親+夫婦+子供

その他

家族構成【単一選択】

[n=1,200]

12.1

14.9

23.7

21.8

14.7

12.8

0% 20% 40%

100万円未満

100万円~300万円未満

300万円~500万円未満

500万円~700万円未満

700万円~1,000万円未満

1,000万円以上

世帯年収【数量】

[n=1,200]

5.3

5.3

39.6

4.0

11.2

19.9

4.7

2.7

7.4

0% 10% 20% 30% 40% 50%

北海道

東北

関東

北陸信越

中部

近畿

中国

四国

九州・沖縄

居住地域【単一選択】

[n=1,200]

Page 35: 各種調査結果、事例等 - MLIT10 10.9 9.5 6.9 6.3 5.7 6.1 5.9 2 4 6 8 10 12 1965年 1972年 1976年 1979年 1982年 1985年 1988年 1991年 1994年 1997年 2000年 2004年 2006年

5.国内の消費者の意識・実態調査:スキーやスノーボードに最近行った時期

○スキーの今シーズン参加者は7.0%、最近3年以内の参加者は12.8%、経験者率は62.3%。○スノーボードの今シーズン参加者は5.9%、最近3年以内の参加者は8.8%、経験者率は20.5%。

-34-

7.0%3.2% 2.6%

4.6%

6.7%

14.2%

24.2%

37.7%

今シーズン(2014年-2015年) 昨シーズン(2013年-2014年)2年前(2012年-2013年) 3年前~5年前6年前~10年前 11年前~20年前20年よりも前 実施した経験がない

[n=1,200]

問3.スキーに最近行った時期(シーズン)【単一選択】

5.9%1.7% 1.2%

2.8%3.1%

4.0%

1.9%

79.5%

今シーズン(2014年-2015年) 昨シーズン(2013年-2014年)2年前(2012年-2013年) 3年前~5年前6年前~10年前 11年前~20年前20年よりも前 実施した経験がない

[n=1,200]

問3.スノーボードに最近行った時期(シーズン)【単一選択】

経験者率62.3%

経験者率20.5%

最近3年間の参加率12.8%

最近3年間の参加率8.8%

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37.0

12.0

6.1

17.9

5.6

5.3

2.8

25.9

50.0

21.5

51.3

16.7

17.1

13.9

9.1

3.7

8.0

12.5

7.7

12.5

16.4

16.7

15.2

11.1

6.0

14.1

2.6

13.9

17.1

5.6

33.3

5.6

4.0

14.1

7.7

23.6

16.4

25.0

15.2

16.7

20.0

29.5

12.8

27.8

25.0

33.3

27.3

0% 20% 40% 60% 80% 100%

北海道(n=54)

東北(n=50)

関東(n=312)

北陸信越(n=39)

中部(n=72)

近畿(n=152)

中国・四国(n=36)

九州・沖縄(n=33)

小学校入学前 小学生の頃

中学生の頃 高校生の頃

高校卒業後、社会人になる前まで 社会人になってから

覚えていない・わからない

問6.スキーを始めた時期(地域別)【単一選択】

5.国内の消費者の意識・実態調査:スキーやスノーボードを始めた時期

-35-

8.7

3.3

23.0

5.3

12.4

8.1

13.8

8.9

14.4

32.1

26.1

39.4

1.6

2.8

0% 20% 40% 60% 80% 100%

スキー

(n=748)

スノボ

(n=246)

小学校入学前 小学生の頃

中学生の頃 高校生の頃

高校卒業後、社会人になる前まで 社会人になってから

覚えていない・わからない

問6.スキーやスノーボードを始めた時期【単一選択】

○スキーを始めた時期は、「社会人になってから」、「小学生の頃」が高く、スノーボードを始めた時期は「高校卒業後、社会人になる前まで(大学生等)」が多く3人に1人程度。○スキーを始めた時期を地域別にみると、北陸信越や東北で「小学生の頃」が5割程度、北海道で「小学校入学前」が37.0%と、他の地域と比べて高い。

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2.8

43.4

41.5

14.4

35.6

34.6

23.5

34.1

28.8

39.7

29.4

11.8

52.5

14.2

19.9

48.8

13.2

12.4

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%

友人の影響

学校のスキー授業

や旅行

家族の影響

10代(n=106) 20代(n=104) 30代(n=132)40代(n=136) 50代(n=141) 60代(n=129)

問7.スキーを始めたきっかけ(TOP3)【単一選択】

32.1

27.4

23.8

3.5

2.7

0.4

0.4

0.3

0.1

2.1

7.2

59.3

5.3

16.7

5.3

0.4

2.4

0.4

0.0

0.4

1.6

8.1

0% 20% 40% 60% 80%

友人の影響(友人に連れられて等)

学校のスキー授業や旅行

家族の影響(家族に連れられて等)

多くの人がやっていたので

スキー場が近くにある地域

で育ったので自然と

テレビ、雑誌等のメディアの影響

健康のため

五輪等の競技を見て

有名選手に憧れて

その他

覚えていない・特にきっかけはない

スキー

(n=748)

スノボ

(n=246)

問7.スキーやスノーボードを始めたきっかけ【単一選択】

5.国内の消費者の意識・実態調査:スキーやスノーボードを始めたきっかけ

-36-

○スキーを始めたきっかけは、「友人の影響」、「学校のスキー授業や旅行」、「家族の影響」の順。スノーボードを始めたきっかけは、「友人の影響」が特に高く、「家族の影響」が続く。○スキーのきっかけ上位3位を年代別にみると、若い世代ほど「学校のスキー授業や旅行」、「家族の影響」が高く、逆に世代が上になるほど、「友人の影響」が高い。

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44.5%

13.6%

41.9%

受けたことがある

受けたことはないが、興味がある

受けたことがなく、特に興味がない・分からない

問9.スキー・スノーボード教室の受講経験【単一選択】

[n=778]

5.国内の消費者の意識・実態調査:スキー教室の受講経験

-37-

○スキー・スノーボード経験者の44.5%がスキー・スノーボード教室を受講した経験がある。○受講者におけるスキー・スノーボード教室の感想としては、「楽しかった」、「上達を実感できた」、「自己流・我流ではだめだと気付いた」が上位となった。

48.0

39.6

28.6

17.3

11.0

11.0

3.5

2.3

13.3

0% 20% 40% 60%

楽しかった

上達を実感できた

自己流・我流ではだめだと気付いた

インストラクターがやさしかった

スキー、スノーボードを続けたいと思った

また受けたいと思った

レッスンの費用が割安だと感じた

その他

特に感想はない・わからない

問10.スキー・スノーボード教室の感想【複数選択】

[n=346]

経験者の感想

Page 39: 各種調査結果、事例等 - MLIT10 10.9 9.5 6.9 6.3 5.7 6.1 5.9 2 4 6 8 10 12 1965年 1972年 1976年 1979年 1982年 1985年 1988年 1991年 1994年 1997年 2000年 2004年 2006年

5.国内の消費者の意識・実態調査:バックカウントリーを自由に滑る需要

-38-

25.2

21.1

13.1

8.0

7.1

7.0

23.4

26.3

19.3

16.7

12.1

12.4

20.7

14.9

20.0

21.7

18.4

18.6

17.1

12.3

17.9

15.2

25.5

19.4

13.5

25.4

29.7

38.4

36.9

42.6

0% 20% 40% 60% 80% 100%

10代(n=111)

20代(n=114)

30代(n=145)

40代(n=138)

50代(n=141)

60代(n=129)

ぜひ滑りたい やや滑りたい

どちらともいえない あまり滑りたくない

全くすべりたくない

問11.バックカントリーを自由に滑る需要【単一選択】

13.0%

18.0%

19.2%18.1%

31.7%

ぜひ滑りたい やや滑りたい どちらともいえない

あまり滑りたくない 全くすべりたくない

問11.バックカントリーを自由に滑る需要【単一選択】

[n=778]

○バックカウントリーを自由に「滑りたい」(※注1)は、スキー・スノーボード経験者の31.0%で、「滑りたくない」(※注2)は49.8%。○年代別にみると、年代が若くなるほど、「滑りたい」の比率が高くなり、10代では5割近く(48.6%)に達する。

※注1:「滑りたい」=「ぜひ滑りたい」+「やや滑りたい」 ※注2:「滑りたくない」=「あまり滑りたくない」+「全く滑りたくない」

滑りたくない・計49.8%

滑りたい・計31.0%

Page 40: 各種調査結果、事例等 - MLIT10 10.9 9.5 6.9 6.3 5.7 6.1 5.9 2 4 6 8 10 12 1965年 1972年 1976年 1979年 1982年 1985年 1988年 1991年 1994年 1997年 2000年 2004年 2006年

59.1

41.0

28.922.5 22.4

14.911.1

7.53.1 2.3 3.2

46.1

16.511.2

7.7 7.72.8 1.3 2.1 0.8 0.6 3.2

0 %

10 %

20 %

30 %

40 %

50 %

60 %

70 %

スキーやスノーボード

を楽しみたい

雪や自然の景色を楽しみたい

旅行を兼ねて

仲間と交流したい

周辺の温浴施設で

温泉に入りたい

スキーやスノーボード

の練習のため

周辺の飲食街で美味しい料理を

食べたい

子供にスキーやスノーボード

を教えたい

周辺の歴史・文化関連の施設等

を見て回りたい

現地で異性と出会いたい・

彼氏や彼女を作りたい

その他

目的(複数選択) 主目的(単一選択)

問15.スキー場の訪問目的(複数)と主目的

46.1%

2.8%2.1%

16.5%

11.2%

7.7%

7.7%

1.3%0.8%0.6%

3.2%

スキーやスノーボード

を楽しみたい

スキーやスノーボード

の練習のため

子供にスキーや

スノーボードを教えたい

雪や自然の景色を楽しみ

たい

旅行を兼ねて

仲間と交流したい

周辺の温浴施設で

温泉に入りたい

周辺の飲食街で美味しい

料理を食べたい

周辺の歴史・文化関連の

施設等を見て回りたい

現地で異性と出会いたい・

彼氏や彼女を作りたい

その他[n=778]

問15.スキー場訪問の主目的【単一選択】

5.国内の消費者の意識・実態調査:スキー場の訪問の目的

-39-

○スキー場の訪問目的は、「スキーやスノーボードを楽しみたい」、「雪や自然の景色を楽しみたい」、「旅行を兼ねて」の順。○スキー場訪問の主目的をみると、「スキーやスノーボードを楽しみたい」「スキーやスノーボードの練習のため」「子供にスキーやスノーボードを教えたい」のスキー・スノーボードを滑ることが主目的の層が約半数(51.0%)で、残りの半数は滑ること以外が主目的。

スキー・スノボ以外が主目的派:49.0%

スキー・スノボが主目的派:51.0%

Page 41: 各種調査結果、事例等 - MLIT10 10.9 9.5 6.9 6.3 5.7 6.1 5.9 2 4 6 8 10 12 1965年 1972年 1976年 1979年 1982年 1985年 1988年 1991年 1994年 1997年 2000年 2004年 2006年

5.国内の消費者の意識・実態調査:スキーとスノーボードのイメージ比較

○スキーとスノーボードのイメージを比較すると、スキーが高い項目は「爽快感を味わえる」、「自然に触れ合える」、「健康によい」、「楽しい」、「懐かしい」、「家族で楽しむ」等。一方、スノーボードが高い項目は、「かっこよい・おしゃれ」、「若者向け」等。

-40-

0%

10%

20%

30%

40%かっこよい・おしゃれ

爽快感を味わえる

自然に触れ合える

健康によい

楽しい

懐かしい

新しい

若者向け

年配者向け

アスリート・五輪競技

多くの人がやっている

一部の人がやっている

高級・お金がかかる

寒い

つらい・怖い

古い

仲間と交流する

家族で楽しむ

一人で楽しむ

わからない・特にイメー

ジがない

スキー

スノボ

スノボのイメージが高い項目

スキーのイメージが高い項目

問14.スキー・スノーボードのイメージ

Page 42: 各種調査結果、事例等 - MLIT10 10.9 9.5 6.9 6.3 5.7 6.1 5.9 2 4 6 8 10 12 1965年 1972年 1976年 1979年 1982年 1985年 1988年 1991年 1994年 1997年 2000年 2004年 2006年

5.国内の消費者の意識・実態調査:追加分析の概要

○消費者の意識・実態調査について、クロス集計等の追加分析を行った。

-41-

「国内の消費者の意識・実態調査の追加分析」概要

■分析目的: スノーリゾートのブランディングや参加人口拡大等の取組みの方向性の参考とすること。■分析方法: 年代、年収、地域、実施経験等によるクロス集計。

<主な調査結果>

◯スキーの実施時期をみると、5年以上実施していない「中断者」が5割弱も存在し、その掘り起しの効果が大きいと考えられる。40~50代中心に重要なターゲットとなり得る。◯スノーボードは、スキーよりもブームの時期が新しく、中断者は30代に多く存在し、ターゲットが明確である。

○スキー、スノーボードのイメージは、いずれも実施者で、「楽しい」「爽快感」「自然」「仲間と交流」が高い。また、スキーは

「家族で」、スノーボードは「かっこよい・おしゃれ」が高い。

○スキー、スノーボードを再開・開始してもらうためには、「楽しさ」等を伝えることが重要であると窺える。また、「健康」は実

施者でもそれほど高くなく、新しいイメージ醸成の位置付けである。

○スキー場に求める重視点を年代別にみると、年代が上がるほど、「雪質の良さ」を重視する傾向が強まっている。また、10~20代は、「コース数の多さ・バリエーション」の重視がやや高い。60代は、「周辺の温浴施設の充実」が上位5位(26.4%)と、他の年代と比べて高く、高齢者をターゲットとした戦略において重要な要素となることが窺える。○年代別にみると、60代は「日帰り」が低く、「平日に休みを取って」が高い。年収別にみると、「日帰り」は年収が高くなるほど減り、700万円以上は「週末や祝日」が高い。地域別にみると、スノーリゾート地域から離れた関東や近畿で「週末や祝日」が高い。

Page 43: 各種調査結果、事例等 - MLIT10 10.9 9.5 6.9 6.3 5.7 6.1 5.9 2 4 6 8 10 12 1965年 1972年 1976年 1979年 1982年 1985年 1988年 1991年 1994年 1997年 2000年 2004年 2006年

11.5

18.8

21.04.8

1.0

6.2

11.9

16.1

7.9

12.5

12.2

12.5

13.4

12.1

8.0

7.9

9.0

5.0

22.5

10.31.0

6.5

11.4

7.6

19.0

15.6

7.6

14.6

8.2

6.3

10.2

9.0

79.5

76.3

56.5

85.0

98.0

87.3

76.7

76.4

73.0

71.9

80.2

72.9

78.4

81.6

81.8

83.1

0% 20% 40% 60% 80% 100%

合計(n=1200)

10~20代(n=400)

30代(n=200)

40~50代(n=400)

60代(n=200)

~300万円未満(n=324)

300~700万円未満(n=546)

700万円以上(n=330)

北海道(n=63)

東北(n=64)

関東(n=475)

北陸信越(n=48)

中部(n=134)

近畿(n=239)

中国・四国(n=88)

九州・沖縄(n=89)

年代

年収

地域

実施(5年以内実施) 中断(5年以上実施なし) 未経験

スノーボードに最近行った時期【単一選択】

17.3

29.8

15.0

10.0

9.5

13.6

15.6

23.9

23.8

28.1

18.3

27.1

13.4

15.1

11.4

12.4

45.0

22.8

51.0

59.3

55.0

34.6

48.4

49.7

61.9

50.0

47.4

54.2

40.3

48.5

29.5

24.7

37.7

47.5

34.0

30.8

35.5

51.9

36.1

26.4

14.3

21.9

34.3

18.8

46.3

36.4

59.1

62.9

0% 20% 40% 60% 80% 100%

合計(n=1200)

10~20代(n=400)

30代(n=200)

40~50代(n=400)

60代(n=200)

~300万円未満(n=324)

300~700万円未満(n=546)

700万円以上(n=330)

北海道(n=63)

東北(n=64)

関東(n=475)

北陸信越(n=48)

中部(n=134)

近畿(n=239)

中国・四国(n=88)

九州・沖縄(n=89)

年代

年収

地域

実施(5年以内実施) 中断(5年以上実施なし) 未経験

スキーに最近行った時期【単一選択】

5.国内の消費者の意識・実態調査:消費者のセグメンテーション結果

○スキーの実施状況をみると、最近5年以上実施がない「中断者」が全体で5割弱存在。○スキー中断者の年齢は40~50代、地域は北海道、北陸信越が多い。○スノーボードの実施状況をみると、30代の中断者が2割強と目立つ。地域は北海道が多い。⇒スノーボードの中断者の掘り起しは、ターゲットが30代と明確。スキーは40~50代中心。

-42-スキーは多くの中断者がおり、40-50代中心に掘り起しが重要!スノーボードは30代の中断者が狙い目!

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5.国内の消費者の意識・実態調査:実施経験別のスキー・スノーボードのイメージ比較

-43-

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

かっこよい・

おしゃれ爽快感を味

わえる自然に触れ

合える

健康によい

楽しい

懐かしい

新しい

若者向け

年配者向け

アスリート・五

輪競技多くの人が

やっている

一部の人が

やっている

高級・お金が

かかる

寒い

つらい・怖い

古い

仲間と交流

する

家族で楽しむ

一人で楽しむ

わからない・

特にイメー…

実施(n=268) 中断(n=510) 未経験(n=422)

スキーのイメージ【複数選択】

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

かっこよい・

おしゃれ爽快感を味

わえる自然に触れ

合える

健康によい

楽しい

懐かしい

新しい

若者向け

年配者向け

アスリート・五

輪競技多くの人が

やっている

一部の人が

やっている

高級・お金が

かかる

寒い

つらい・怖い

古い

仲間と交流

する

家族で楽しむ

一人で楽しむ

わからない・

特にイメー…

実施(n=268) 中断(n=510) 未経験(n=422)

スノーボードのイメージ【複数選択】

○スキー、スノーボードのイメージは、いずれも実施者で、「楽しい」「爽快感」「自然」「仲間と交流」が高い。また、スキーは「家族で」、スノーボードは「かっこよい・おしゃれ」が高い。○スキー、スノーボードを再開・開始してもらうためには、「楽しさ」等を伝えることが重要であると窺える。また、「健康」は実施者でもそれほど高くなく、新しいイメージ醸成の位置付けである。

中断者や未経験者にスキーやスノーボードの「楽しさ」を伝えることが重要!「健康」は新しいイメージ!

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5.国内の消費者の意識・実態調査:年代別のスキー場の重視点

○スキー場に求める重視点を年代別にみると、年代が上がるほど、「雪質の良さ」を重視する傾向が強まっている。また、10~20代は、「コース数の多さ・バリエーション」の重視がやや高い。○60代は、「周辺の温浴施設の充実」が上位5位(26.4%)と、他の年代と比べて高く、高齢者をターゲットとした戦略において重要な要素となることが窺える。

-44-

1位 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 9位 10位初心者・初級者向けコースが充実している

コース数が多い・コースのバリエーション

雪質がよい(「パウダースノー」を楽

料金が安い・割引や優待が充実している

中・上級者向けのコースが充実している

レンタル用品のサービスが充実している

スキー場の飲食施設が充実している

都市部からのアクセスがよい

家族客が過ごしやすい

周辺の飲食街が充実している

46.7 39.1 35.6 33.8 22.2 17.8 16.4 11.6 11.1 8.4初心者・初級者向けコースが充実している

料金が安い・割引や優待が充実している

雪質がよい(「パウダースノー」を楽

コース数が多い・コースのバリエーション

レンタル用品のサービスが充実している

中・上級者向けのコースが充実している

スキー場の飲食施設が充実している

都市部からのアクセスがよい

家族客が過ごしやすい

周辺の温浴施設が充実している

43.4 39.3 35.2 27.6 24.8 23.4 22.8 20.0 19.3 17.2初心者・初級者向けコースが充実している

雪質がよい(「パウダースノー」を楽

料金が安い・割引や優待が充実している

コース数が多い・コースのバリエーション

スキー場の飲食施設が充実している

家族客が過ごしやすい

都市部からのアクセスがよい

中・上級者向けのコースが充実している

周辺の温浴施設が充実している

レンタル用品のサービスが充実している

40.5 40.5 38.7 34.1 19.7 18.6 18.3 17.9 17.6 13.3雪質がよい(「パウダースノー」を楽

初心者・初級者向けコースが充実している

料金が安い・割引や優待が充実している

コース数が多い・コースのバリエーション

周辺の温浴施設が充実している

家族客が過ごしやすい

スキー場の飲食施設が充実している

都市部からのアクセスがよい

高齢者が過ごしやすい

中・上級者向けのコースが充実している

44.2 36.4 35.7 29.5 26.4 24.8 23.3 19.4 16.3 14.7[%]

10~20代(n=225)

30代(n=145)

40~50代(n=279)

60代(n=129)

※上位4位までの項目は、順位を視覚的にみやすくするように、色付けした

高齢者をターゲットとした誘引戦略において、「雪質の良さ」や「温浴施設」がより重要!

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43.2

46.7

54.5

41.6

27.9

49.7

45.8

35.2

79.6

74.0

33.3

69.2

46.2

34.4

47.5

33.3

21.0

20.4

24.8

16.1

27.9

19.6

21.4

21.2

11.1

16.0

23.2

17.9

21.8

19.1

20.0

33.3

52.3

45.8

53.1

55.9

55.0

42.9

48.2

64.4

27.8

22.0

62.4

20.5

55.1

57.3

47.5

51.5

3.2

4.0

1.4

2.9

4.7

4.3

2.2

4.0

0.0

4.0

2.4

7.7

1.3

4.5

7.5

3.0

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

合計(n=778)

10~20代(n=225)

30代(n=145)

40~50代(n=279)

60代(n=129)

~300万円未満(n=163)

300~700万円未満(n=365)

700万円以上(n=250)

北海道(n=54)

東北(n=50)

関東(n=327)

北陸信越(n=39)

中部(n=78)

近畿(n=157)

中国・四国(n=40)

九州・沖縄(n=33)

年代

年収

地域

日帰りで 平日に休みを取って 週末や祝日を利用して 1週間以上長期に滞在

スキーの滞在タイプ【単一選択】

5.国内の消費者の意識・実態調査:世帯年収別のスキー場の滞在タイプ

-45-

○年代別にみると、60代は「日帰り」が低く、「平日に休みを取って」が高い。○年収別にみると、「日帰り」は年収が高くなるほど減り、700万円以上は「週末や祝日」が高い。○地域別にみると、スノーリゾート地域から離れた関東や近畿で「週末や祝日」が高い。

高齢者や年収が比較的高い層は「日帰り」が少なく、滞在を期待できる!関東や近畿は週末の利用!

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6.海外の消費者の意識・実態調査

-46-

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6.海外の消費者の意識・実態調査:調査概要

○ブランディングやインバウンド対応の参考とするため、海外の消費者におけるスキー、スノーボードの実施状況、今後の意向や、日本のスノーリゾートに対するイメージ等を調査した。

-47-

「海外の消費者の意識・実態調査」概要

■調査目的: 海外消費者における日本のスノースポーツ、スノーリゾートへのニーズ等を把握すること。■調査方法: 通常のパソコンに加えてスマートフォン等からのアクセスに対応したマルチデバイスリサーチ■調査対象: 海外20カ国に居住する一般消費者のうち、3年以内に宿泊を伴う海外旅行に行った経験がある方、

もしくは今後3年以内に行きたい方。■対象国 : 韓国、台湾、中国、米国、香港、タイ、豪州、英国、シンガポール、マレーシア、フランス、カナダ、

インドネシア、ドイツ、フィリピン、ベトナム、インド、イタリア、スペイン、ブラジル■標本数 : 4,000名(各国200名)■調査期間: 平成27年4月17日(木)~5月18日(月)

■実施機関: リサーチ・ナウジャパン *(株)日本能率協会総合研究所との共同研究として実施

<主な調査結果>

○スキーの実施率は、イタリア、ベトナム、カナダ、タイが上位でいずれも20%以上。スノーボードの実施率は、フィリピンが22.5%と特に高く、インド、タイ、インドネシア、ベトナムと続く。○今後3年以内のスキーの実施意向は、中国、香港、インドネシア、韓国、マレーシア、ベトナム等、アジア諸国が高い。また、インドネシア、韓国、フィリピンはスノーボードの意向も高い。○スポーツや余暇活動を目的とした日本への訪問希望者において、「スキー・スノーボード」の実施希望は以下の通り。まず、オーストラリアが最も高い。次に、シンガポール、ベトナム、インドネシア、中国等のアジア諸国が欧州や北米・南米と比べて高い。○日本のスキー場のイメージを世界20カ国全体でみると、「雪質がよい(パウダースノー等)」が29.3%で最も高く、「温泉が素晴らしい」、「コースのバリエーションが豊富」、「スキー場の飲食が美味しい」と続く。国別でみると、オーストラリアや香港、台湾、フィリピンン等のアジア諸国は「雪質がよい」が高い。中国、韓国は「温泉が素晴らしい」が高い。一方、アメリカやカナダの北米は「コースのバリエーション」「雪質がよい」が比較的高い。

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10.218.5

16.517.0

11.56.0

18.07.5

12.020.5

16.57.0

7.53.0

8.05.5

10.03.0

4.06.0

5.5

6.54.0

16.56.5

5.54.0

14.07.5

11.09.0

13.53.5

6.04.0

2.04.5

2.54.0

2.53.5

5.0

0% 5% 10% 15% 20% 25%

合計(n=4000)中国(n=200)韓国(n=200)香港(n=200)台湾(n=200)

マレーシア(n=200)フィリピン(n=200)

シンガポール(n=200)タイ(n=200)

ベトナム(n=200)インドネシア(n=200)

インド(n=200)オーストラリア(n=200)

アメリカ(n=200)カナダ(n=200)

ブラジル(n=200)イタリア(n=200)フランス(n=200)

ドイツ(n=200)イギリス(n=200)スペイン(n=200)

スキー スノーボード

スキー・スノーボードの開始意向(3年以内)

6.海外の消費者の意識・実態調査:海外の消費者のスキー・スノーボード実施率/今後の意向率

-48-

○スキーの実施率は、イタリア、ベトナム、カナダ、タイが上位でいずれも20%以上。スノーボードの実施率は、フィリピンが22.5%と特に高く、インド、タイ、インドネシア、ベトナムと続く。○今後3年以内のスキーの実施意向は、中国、香港、インドネシア、韓国、マレーシア、ベトナム等、アジア諸国が高い。また、インドネシア、韓国、フィリピンはスノーボードの意向も高い。

15.017.5

15.011.5

6.011.0

19.57.5

20.525.5

19.013.514.014.5

20.514.0

25.516.0

12.09.5

7.5

9.74.5

11.56.0

5.09.5

22.59.0

16.014.0

15.016.5

12.07.5

6.511.5

8.03.5

5.05.5

4.0

0% 5% 10% 15% 20% 25% 30%

合計(n=4000)中国(n=200)韓国(n=200)香港(n=200)台湾(n=200)

マレーシア(n=200)フィリピン(n=200)

シンガポール(n=200)タイ(n=200)

ベトナム(n=200)インドネシア(n=200)

インド(n=200)オーストラリア(n=200)

アメリカ(n=200)カナダ(n=200)

ブラジル(n=200)イタリア(n=200)フランス(n=200)

ドイツ(n=200)イギリス(n=200)スペイン(n=200)

スキー スノーボード

スキー・スノーボードの実施率

※(参考)日本人の3年以内実施率は、スキー12.8%、スノーボード8.8%(消費者の意識・実態調査より)

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33.332.8

30.528.1

25.023.1

21.321.0

18.718.6

18.013.6

11.811.1

8.67.7

7.35.9

2.31.7

0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35%

オーストラリア(n=75)シンガポール(n=119)

ベトナム(n=187)インドネシア(n=185)

中国(n=128)香港(n=143)韓国(n=122)台湾(n=167)タイ(n=166)

フィリピン(n=167)マレーシア(n=133)

イギリス(n=59)インド(n=152)カナダ(n=63)

ブラジル(n=140)アメリカ(n=78)

スペイン(n=124)イタリア(n=102)フランス(n=86)

ドイツ(n=60)

日本を訪れた際、スキー・スノーボードの実施希望

6.海外の消費者の意識・実態調査: 「スキー・スノーボード」の実施意向がある訪日希望者

-49-

○スポーツや余暇活動を目的とした日本への訪問希望者において、「スキー・スノーボード」の実施希望は以下の通り。まず、オーストラリアが最も高い。次に、シンガポール、ベトナム、インドネシア、中国等のアジア諸国が欧州や北米・南米と比べて高い。

アジア諸国の意向が高い

1位はオーストラリア

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6.海外の消費者の意識・実態調査:日本のスキー場のイメージ(全体)

○日本のスキー場のイメージを世界20カ国全体でみると、「雪質がよい(パウダースノー等)」が29.3%で最も高く、「温泉が素晴らしい」、「コースのバリエーションが豊富」、「スキー場の飲食が美味しい」と続く。また、4割近くの外国人は、「特にイメージがない・わからない」の回答。

-50-

29.3

23.4

22.0

18.3

17.8

16.2

14.2

12.5

12.2

11.1

10.5

10.3

9.4

8.3

8.2

8.1

6.0

3.4

38.2

0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45%

雪質がよい(パウダースノー等)

温泉が素晴らしい

コースのバリエーションが豊富

スキー場の飲食が美味しい

家族で過ごしやすい

コースが初心者向け

歴史や文化的な観光地が周辺に多い

コースが上級者向け

スキー場がある都市の飲食が美味しい

コース外を滑れる(バックカントリー等)

レンタル用品が使いやすい

スキー教室に参加しやすい

料金が安い

都市部からのアクセスがよい

外国語の案内表示・外国語を話せるスタッフ

空港やインターチェンジからのアクセスがよい

高齢者が過ごしやすい

障害者が過ごしやすい

特にイメージがない・わからない

[N=4,000]

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6.海外の消費者の意識・実態調査:日本のスキー場のイメージ(国・地域別)

-51-

29.357.556.054.5

50.040.540.5

38.034.0

32.028.528.027.5

25.015.5

12.512.010.59.08.06.0

0% 50% 100%

合計(n=4000)ベトナム(n=200)

インドネシア(n=200)フィリピン(n=200)

タイ(n=200)香港(n=200)台湾(n=200)

インド(n=200)シンガポール(n=200)オーストラリア(n=200)

マレーシア(n=200)中国(n=200)韓国(n=200)

ブラジル(n=200)スペイン(n=200)イタリア(n=200)アメリカ(n=200)イギリス(n=200)

カナダ(n=200)ドイツ(n=200)

フランス(n=200)

(全体1位)雪質がよい(パウダースノー等

23.451.5

43.039.538.536.5

33.032.032.0

27.526.0

22.015.514.0

9.09.08.57.57.57.57.0

0% 50% 100%

合計(n=4000)ベトナム(n=200)

タイ(n=200)中国(n=200)韓国(n=200)台湾(n=200)

インドネシア(n=200)香港(n=200)

シンガポール(n=200)マレーシア(n=200)フィリピン(n=200)

インド(n=200)ブラジル(n=200)

オーストラリア(n=200)フランス(n=200)スペイン(n=200)

カナダ(n=200)イタリア(n=200)

ドイツ(n=200)イギリス(n=200)アメリカ(n=200)

(全体2位)温泉が素晴らしい

22.042.0

34.032.5

30.029.529.029.0

27.527.0

25.524.5

16.515.015.014.013.0

11.010.5

8.07.0

0% 50%

合計(n=4000)タイ(n=200)

インドネシア(n=200)インド(n=200)

マレーシア(n=200)フィリピン(n=200)

中国(n=200)韓国(n=200)

シンガポール(n=200)ブラジル(n=200)

オーストラリア(n=200)ベトナム(n=200)

香港(n=200)台湾(n=200)

アメリカ(n=200)スペイン(n=200)

カナダ(n=200)イタリア(n=200)イギリス(n=200)フランス(n=200)

ドイツ(n=200)

(全体3位)コースのバリエーションが豊富

アジア諸国の意向が高い

○日本のスキー場のイメージの上位3位について、国・地域別でみると、ベトナム、インドネシア等のアジア諸国は「雪質がよい」が高い。○一方、中国、韓国はそれらの国・地域と比べると「雪質」はやや低く、「温泉が素晴らしい」がベトナム、タイに続いて高い。

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6.海外の消費者の意識・実態調査:日本のスキー場のイメージ(国・地域別)

○同様に、日本のスキー場のイメージの上位5位について、国・地域別でみると以下の通り。

-52-

1位 2位 3位 4位 5位雪質がよい(パウダースノー等)

コースのバリエーションが豊富

料金が安い コースが初心者向け

温泉が素晴らしい

12.5 11.0 8.5 8.0 7.51位 2位 3位 4位 5位

温泉が素晴らしい コースのバリエーションが豊富

雪質がよい(パウダースノー等)

家族で過ごしやすい

コースが初心者向け

9.0 8.0 6.0 5.5 4.51位 2位 3位 4位 5位

歴史や文化的な観光地が周辺に多い

雪質がよい(パウダースノー等)

温泉が素晴らしい コースのバリエーションが豊富

家族で過ごしやすい

10.0 8.0 7.5 7.0 6.01位 2位 3位 4位 5位

雪質がよい(パウダースノー等)

コースのバリエーションが豊富

温泉が素晴らしい スキー場の飲食が美味しい

歴史や文化的な観光地が周辺に多い

10.5 10.5 7.5 6.5 6.51位 2位 3位 4位 5位

雪質がよい(パウダースノー等)

コースのバリエーションが豊富

スキー場の飲食が美味しい

温泉が素晴らしい 歴史や文化的な観光地が周辺に多い

15.5 14.0 10.0 9.0 7.51位 2位 3位 4位 5位

コースのバリエーションが豊富

雪質がよい(パウダースノー等)

家族で過ごしやすい

スキー場の飲食が美味しい

コースが上級者向け

15.0 12.0 9.5 8.0 8.01位 2位 3位 4位 5位

コースのバリエーションが豊富

雪質がよい(パウダースノー等)

温泉が素晴らしい スキー場の飲食が美味しい

家族で過ごしやすい

13.0 9.0 8.5 8.5 7.01位 2位 3位 4位 5位

コースのバリエー

ションが豊富

雪質がよい(パウ

ダースノー等)

スキー場の飲食が

美味しい

温泉が素晴らしい コースが初心者向

27.0 25.0 17.0 15.5 13.51位 2位 3位 4位 5位

雪質がよい(パウダースノー等)

コースのバリエーションが豊富

コースが上級者向け

温泉が素晴らしい スキー場の飲食が美味しい

32.0 25.5 14.5 14.0 14.01位 2位 3位 4位 5位

温泉が素晴らしい 家族で過ごしやすい

コースのバリエーションが豊富

雪質がよい(パウダースノー等)

コースが初心者向け

39.5 31.5 29.0 28.0 24.0

イタリア(n=200)

フランス(n=200)

ドイツ(n=200)

イギリス(n=200)

スペイン(n=200)

カナダ(n=200)

アメリカ(n=200)

ブラジル(n=200)

オーストラリア(n=200)

中国(n=200)

1位 2位 3位 4位 5位温泉が素晴らしい コースのバリエー

ションが豊富雪質がよい(パウダースノー等)

家族で過ごしやすい

スキー場がある都市の飲食が美味しい

38.5 29.0 27.5 23.0 15.51位 2位 3位 4位 5位

雪質がよい(パウダースノー等)

温泉が素晴らしい スキー場の飲食が美味しい

コースが初心者向け

コース外を滑れる(バックカントリー等)

40.5 32.0 24.5 23.0 21.51位 2位 3位 4位 5位

雪質がよい(パウダースノー等)

温泉が素晴らしい コース外を滑れる(バックカントリー等)

スキー場の飲食が美味しい

家族で過ごしやすい

40.5 36.5 29.0 23.0 21.51位 2位 3位 4位 5位

コースのバリエーションが豊富

雪質がよい(パウダースノー等)

温泉が素晴らしい 家族で過ごしやすい

スキー場の飲食が美味しい

30.0 28.5 27.5 26.0 17.51位 2位 3位 4位 5位

雪質がよい(パウダースノー等)

コースが初心者向け

コースのバリエーションが豊富

スキー場の飲食が美味しい

コースが上級者向け

54.5 32.0 29.5 29.0 27.51位 2位 3位 4位 5位

雪質がよい(パウダースノー等)

温泉が素晴らしい スキー場の飲食が美味しい

コースのバリエーションが豊富

家族で過ごしやすい

34.0 32.0 28.0 27.5 20.01位 2位 3位 4位 5位

雪質がよい(パウダースノー等)

温泉が素晴らしい コースのバリエーションが豊富

スキー場の飲食が美味しい

家族で過ごしやすい

50.0 43.0 42.0 37.0 34.51位 2位 3位 4位 5位

雪質がよい(パウ

ダースノー等)

温泉が素晴らしい スキー場の飲食が

美味しい

家族で過ごしやす

歴史や文化的な観

光地が周辺に多い

57.5 51.5 44.0 39.0 35.0

1位 2位 3位 4位 5位雪質がよい(パウダースノー等)

コースのバリエーションが豊富

温泉が素晴らしい コースが初心者向け

スキー場の飲食が美味しい

56.0 34.0 33.0 31.5 29.51位 2位 3位 4位 5位

雪質がよい(パウダースノー等)

コースのバリエーションが豊富

家族で過ごしやすい

コースが初心者向け

スキー場の飲食が美味しい

38.0 32.5 27.5 27.5 27.0

インドネシア(n=200)

インド(n=200)

台湾(n=200)

マレーシア(n=200)

フィリピン(n=200)

シンガポール(n=200)

タイ(n=200)

ベトナム(n=200)

韓国(n=200)

香港(n=200)

全体で1位の項目 全体で2位の項目 全体で3位の項目

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7.国内の取組み事例

-53-

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7-1.ニセコのインバウンド人口拡大への取組み

-54-

北海道が持つ冬の魅力を、スノーリゾートに関わる人々の結集により世界に向けて発信し、北海道を世界を代表するスノーリゾートへ飛躍させる。

目的目的

Hokkaido Snow Travel Expo 2014実行委員会(北海道運輸局、ニセコ町、倶知安町、北海道スキープロモーション協議会(道内13ヵ所のスノーリゾート、観光協会、自治体等で構成)、北海道、北海道観光振興機構)

実施主体実施主体

◆オンシーズンのスノーリゾートにおける現地滞在型実体験プロモーション◆継続性を重視し、航空運賃は参加者負担◆スノーリゾート、観光関係者、国が結集したオール北海道によるイベント

ポイントポイント

開催日開催日 平成26年3月4日(火)~3月6日(木)

開催地開催地 ニセコ町、倶知安町(主会場:Hilton Niseko Village)

招請者招請者 アジア、豪州、北米、欧州の16市場からメディア8社9名、旅行会社等42社42名

商談数商談数 マッチング506商談+フリー3セット

北海道のスノーリゾートプレゼンテーション

円滑な商談をするためのコミュニケーションイベント

各スノーリゾートインストラクターによる質の高いレッスン

冬季旅行商品造成のための商談会

地元住民が通う飲食店でのローカルフード体験

スノーリゾート及び近隣観光スポットへのファムトリップ

Expo2013の成果Expo2013の成果

前回比1.7倍の商談数により

過去最大の成果を期待

概 要 Hokkaido Snow Travel Expo 2014 in NISEKO

◆メディア台湾TVニュース

1本3分28秒・528千人=換算約446万円中国旅行雑誌

1誌7P・120千人=換算70万円インドネシア旅行雑誌

1誌4P 30千人=換算76万円換算費用約592万円の効果

◆旅行会社2013-2014シーズン送客見込 2,999名(中国485名、韓国240名、台湾300名、香港920名、シンガポール60名、タイ790名、マレーシア38名、豪州150名、ロシア16名)

@15万円で換算した場合・・・

約5億円の経済効果

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7-2.八幡平のセカンド・ランナー戦略(インバウンド等)

◯ニセコや白馬を訪れるスキーヤーの「来年の目的地」としての売り出しを進める。◯岩手県や東北観光推進機構との連携を図り、“面”での集客戦略を進めながらも、「安比」を前面に押し出した“点”でのブランド戦略をとり、“面”と“点”を使い分ける戦術眼。

-55-

安比高原スキー場(左)とニセコのスキー場のパンフレット(右)。圧雪の行き届いた広いコースを表紙に配した安比高原に対して、ニセコは圧雪されていない深雪のオフピステが表紙になっている

●旅行者のニーズを見極める“セカンド・ランナー”戦略「ニセコ」「白馬」に続く訪問先へ

安比高原はあえて当時絶頂期にあったニセコや白馬とは張り合わずに、「ニセコや白馬に行ったことがある旅行者が2回目、3回目に日本を訪れる際の旅先として安比高原を売りこむ」(同社担当者)戦略を採用。オーストラリアのスキー客という新規市場を最前線で開拓するのではなく、ニセコや白馬を今年訪れたスキーヤーの「来年の目的地」として、安比高原を売り出すことに力を注いだ。

●オーストラリア人が前年比12倍増広域観光推進団体である東北観光推進機構や地域によるスキーをてこにした取組

が、少しずつ実を結び始めている。岩手県八幡平市の安比高原スキー場では、昨年度僅か67名だったオーストラリアから

の旅行者が今年度は826名(2月16日現在の宿泊者及び宿泊予約者数)とおよそ12倍にまで増加。軽くて湿気の少ないパウダースノーを楽しめるとあってオーストラリア人スキーヤーの評判も上々で、今後の増加に期待が寄せられている。

[引用:「インバウンド見聞録Vol.4Vol.4 緻密な戦略と“質”へのこだわりで勝機をつかむ!(岩手県八幡平市安比(あっぴ)高原)」(公益財団法人日本交通公社)]

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7-3.野沢温泉村のアフタースキーの周遊戦略

◯スキー客の周辺エリアでの消費や滞在を促すため、アフタースキーの周遊戦略として、温泉街の資源を活用するだけではなく、地元でビールイベントを開催したり、外国人客の周遊ニーズに対応するサービスを打ち出す等の施策を展開。

-56-[引用:野沢温泉スキー場HP][引用:信濃毎日新聞]

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7-4.宮城蔵王の通年型観光施策

◯冬季の観光客減への対策として、スキー場に加えて樹氷鑑賞をイベント化。◯食材のブランド化や、スポーツイベントの開催、体験イベント等による集客。

-57-

●通年型観光・冬季の期間に観光客が減少する傾向にあることから、冬季の魅力充実を図り、一年を通じて観光が出来る観光地づくりを進めている。・蔵王町には、えぼしスキー場、すみかわスノーパークの二つのスキー場があり、宮城県内をはじめ宮城県外からもスキーやスノーボードを楽しみに観光客が訪れます。スキー場は雪質が良く、初心者から上級者まで幅広く楽しめる多くのコースをそろえ、観光客からは好評を得ている。・蔵王町の代表的な観光資源の一つである樹氷を鑑賞することが出来るのも魅力の一つ。すみかわスノーパークでは、往復で約2時間弱の行程を7台ある雪上車「ワイルドモンスター号」に乗って深雪の樹氷地帯まで行き、樹氷めぐりをする「樹氷鑑賞ツアー」を毎年開催。スキー・スノーボードをしない観光客でも冬季の蔵王町を十分堪能出来るイベントであり、冬季の観光客増加に貢献するイベントとして期待されている。

●イベントの開催

●食材の蔵王ブランド化

●体験型・交流型観光

[引用:「観光地域・蔵王町の取り組み」(七十七ビジネス振興財団)]

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7-5.地域外からの集客に向けた「マウント6」のスキー場間連携

○ヨーロッパアルプスの5カ国12リゾート地が広域連携するBOTA(Best of the alps)をモデルとし、国内の老舗スキー場が連携し、オールシーズン型の山岳リゾートの構築を目指し組織化。5エリア6つのスキー場で使えるリフト・ゴンドラ券を発売する等、スキー場間の連携を強め、一体となって活性化に向けた様々な取組みを進めている。

-58-

<マウント6>・1996年6月に組織化され、現在は、野沢温泉、蔵王温泉、草津、白馬八方尾根、妙高高原の5地域で運営。

●共通リフト・ゴンドラ券「Mt.6共通5日券」を販売5エリア6つのスキー場で使えるリフト・ゴンドラ券「Mt.6共通5日券」を販売。シーズン中の5日間自由に利用できるチケットで、価格は2万円。販

売は各スキー場のリフト券売り場窓口で行い、事前申し込みなどは必要ない。

●チーム・マイナス6%に参加し、地球温暖化防止の活動にも参加豊かな天然雪や美しい山々の自然を守るため、チーム・マイナス6%に参加し、地球温暖化防止の活動にも積極的。

[引用:マウント6 HP]

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7-6.国内スキー人口拡大『雪マジ!19~SNOW MAGIC(じゃらん)』

-59-

「雪マジ!19~SNOW MAGIC~」は、スキーエリアを訪れる若者を増やし、今後長きにわたってスノーアクティビティ市場と日本全国の雪の地域を活性化させる仕掛け。

北海道から宮崎まで日本には数多くあるスキー場を抱える中山間地域を活性化するため、全国136か所のスキー場と連携(2012年度実績)し、19歳限定に、リフト券をシーズン中、何度でも無料にすることで、多くの若者にスノーアクティビティ体験のきっかけを提供した。2012年度実績、19歳会員数約10.8万人は、日本の19歳人口(120万人)の1割弱にあたり、1人当たり訪問回数平均3.21回のため、雪山への、のべ動員数は約34.6万人となった。キャッチコピーは「10代最後の冬に、雪の魔法(SNOW MAGIC)が、かかる」

日本全国136カ所のスキー場をまとめ、「19歳」に対してシーズン中「何回滑ってもリフト券無料」による中長期の需要創出策

スノーアクティビティ市場はエントリー依存型

年代が上がるにつれ参加率が上がる「ゴルフ」などとは違い、スキーは年代が上がると新規エントリー者はほとんどいない。事前調査により、「19歳(大学1年生の冬が多い)に

友人同士でスノーボードデビューするかが、その後のスキー場リピートの分かれ目になることが判明。

なぜ19歳か?

【2011年度】参加スキー場89か所19歳会員登録数4万9,290名ゲレンデ延べ動員数12万8000名(推計)。1人あたり来訪平均2.61回【2012年度】参加スキー場136か所19歳会員登録数10万7961名ゲレンデ延べ動員数34.6万名(推計)。1人あたり来訪平均3.21回

実績

若年層は近い未来のファミリー層。若い時にやらなければ、ファミリーになった時に復活しない

現在のスキー場は、ファミリー層顧客が最も多いが、それは20年前のスキー大ブーム時代に20歳前後だった若者が、今、40歳前後のファミリー層となり、スキー場に子連れでリバイバル。

1シーズン限定で「無料」であることで、集中して複数回行き、上達による満足度向上、リピート向上を狙う19歳だけ、と、1シーズン限定にする

ことで、集中して複数回、スキー場訪問する。すると「上達」するため、スノーアクティビティの楽しさがわかり、翌年のリピート意向が極大化する。

ITビジネスなどで良く見られる「フ

リーミアム」ビジネスモデルをスキー場へ応用。リフト運行は、満席でも空席でもコスト変動がない。「無料」により、付帯収入のアップや、翌年以降のリピートにつなげ、単なる安売りではない持続可能な戦略へ。

全国20か所以上でセミナー

を開催しデータ共有と対話の場を持ち、スキー場運営者、地域行政、宿泊施設の方々と意見交換しながら賛同を募り、「市場データと話し合いから生まれるプロジェクト」として展開。

特徴1 特徴2

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調査数

過去に経験が

ある

昨年(2010年)に経験が

ある

過去に経験が

ある-

昨年(2010年)に経験が

ある スキー スノーボード全体 30,000 17.7 4.6 13.1 25.4 17.0

18~19歳 6,000 31 .1 11.1 20.0 34.3 33.4学生 2,060 18.5 8.9 9.6 40.4 37.2社会人 2,301 45 .1 17 .5 27 .6 31.1 30.7その他 1,639 27.3 4.8 22.5 31.2 32.5

30~49歳 12,000 24.3 5.0 19.3 26.8 19.1未婚 3,298 24.0 5.9 18.1 22.7 17.8既婚・子供なし 1,834 25.2 4.5 20.7 25.4 16.3既婚・末子乳児 1,141 42 .9 5.9 37 .0 36.2 30.3既婚・末子幼児(未就学児) 1,576 35 .7 6.6 29 .1 29.7 24.9既婚・末子小学校1~3年生 1,093 21.4 5.6 15.8 27.7 20.6既婚・末子小学4年~中学生以下 1,680 10.5 3.1 7.4 26.0 14.9既婚・末子高校生以上 786 8.8 1.8 7.0 27.2 11.2離別、士別 592 21.3 3.5 17.8 27.0 18.5

50~59歳 6,000 5.6 1.4 4.2 22.1 8.360~69歳 6,000 3.1 0.6 2.5 16.7 5.2

[出典:「スキーエリア活性化のためのマーケット調査結果」(じゃらんリサーチセンター)]

年代×ステー

ジ別

:各全体値より10ポイント以上高い数値に網掛け+10

0 20 40 60

過去に

経験が

ある

昨年

(2010年)

に経験がある

(%)

潜在需要(%)

:全体平均と比較して3ポイント以上高い項目+3

-60-

○スキーの休眠状況は、特に既婚者で休眠率が高く、子供がいるファミリー層では末子年齢が低いほど休眠率は高い。

○一方、この層(「既婚・末子乳児」)のスキーの潜在需要は高く、若い時にスキー経験のある人が子連れで再訪したいと考える人も多い。

○また、「学生」の潜在需要も高くなっている。休眠率

7-6.国内スキー人口拡大『雪マジ!19~SNOW MAGIC(じゃらん)』

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7-7.マックアースの小規模スキー場の経営改善の取組み

○閉鎖寸前のスキー場を振興企業の(株)マックアースが再生。リスト数2本のみの地域密着型の小規模スキー場の経営改善のため、シーズン券を大幅値下げするとともに、その分の売上を補う工夫をした。○19歳のリフト券無料化や大型の人気スキー場との共通リフト券発行等、地道な工夫を積み上げ、来客述べ人数を増やすことに成功。

-61-

<株式会社マックアース>・設立:2008年1月・代表者:代表取締役CEO 一ノ本達己・本社:〒667-1124 兵庫県養父市丹戸896-2・事業所:スキー場33ヶ所/ホテル27ヶ所/グリーンリゾート16ヶ所/キャンプ場6ヶ所/ゴルフコース7ヶ所(2014年10月1日現在)

<スノークルーズオーンズスキー場>・所在地:北海道小樽市春香町357番地

・リフト数:2本・2012年に廃業。存続を求める署名活動を受け、同社が運営を引き継ぎ、存続。・周辺にはキロロ等、競合スキー場が存在。

[引用:(株)マックアースHP]

●シーズン券の大幅値下げ(6万円→2万円)と導線変更シーズン券の値下げ分を補うため、シーズン券をセンターハウスに持っていくと当日券が交付される形

式とし、シーズン券利用者の導線を変え、センターハウスでの飲食収入拡大を図る。

●19歳のリフト券無料(雪マジ!19への参画)高校を卒業するとスキーから離れてしまう19歳をスキー客として定着させる取組みで、利用客の1割にあ

たる9,000人が19歳枠で利用した。また、20歳はリフト1日券を980円にする取組みも合わせて行い、顧客の段階的な定着を図っている。

●トマムリゾートとの共通シーズン券の発行全国的にも人気のスキーリゾートであるトマムリゾートと共通シーズン券を発行し、トマムも利用できるな

ら、オーンズで共通のシーズン券を買おうという購買意欲を促進。オーンズとトマムは距離が離れているため、顧客を食い合うことはない。

●夏場のユリ畑の取組み夏場はユリの花を植えて、一面お花畑にするという取組みを2013年より開始し、オフシーズンにも顧客

を呼び込み、オールシーズン化を目指す。 [引用:(株)マックアースHP]

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7-8.日本スキー場開発(株)のレンタル事業強化の取組み

-62-

●レンタル事業の拡充スパイシーグループのグループ化により、レンタルサービス強化

[引用:(株)スパイシーHP]

●グループが運営する7箇所のスキー場に高品質なレンタルサービスを一体的に提供

[引用:(株)スパイシーHP]

[引用:日本スキー場開発(株)HP]

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8.海外の取組み事例

-63-

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8-1.(株)プリンスホテルの中国吉林省「松花湖スキー場」

-64-

●2015年1月16日(金)オープン

●「万科松花湖リゾート」開発の一部として設置され、運営を受託

●日本国内施設への誘客を強化するインバウンド強化対策の一つ

[引用:「松花湖スキー場」HP]

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8-2.ヨーロッパ 6地域の連携①

-65-

• BOTAは、以下の5カ国・12の高級通年リゾート地により1989年に設立された。拠点はグリンデルヴァルトにある。• BOTAは、各地域の地域性を生かした差別化を行いつつ観光促進を図る広域観光促進組織である。• スイスの最も有名なリゾートであるツエルマットが通年型の国際リゾート地として不動の地位を確立した理由は、BOTAの広域連合

体による戦略的マーケティングに拠るところが大きいと言われている。

Best of the Alps(通称BOTA)Best of the Alps(通称BOTA)

Chamonix Mont-Blanc

Zermatt

ロゴマーク

St. Moritz DavosGrindelwald

Megève

スイス

オーストリア

フランス

ドイツ

イタリア

Lech Zürs am Arlberg St. Anton am Arlberg

Garmisch-Partenkirchen

Seefeld

Cortina d'Ampezzo

Kitzbühel

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8-2.ヨーロッパ 6地域の連携②

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◆ブルーガーゲマインデ(地域共同体)を中心とした地域住民自らが地域の魅力向上と運営に主体的に関る◆周辺の土地は村と地域共同体の所有

◆来訪客が快適(気持ちよい)に感じること◆迎える側が快適に感じること◆周囲の人達が快適に感じること◆環境に配慮すること

◆来訪者の「もう一度来たい」「違う季節のツェルマットに来たい」を実現◆スキーインストラクターは、「スキーの技術指導」に加え「地域情報の提供」と「質の高いサービス提供」の為ホスピタリティの学習が必須

ツルマットの成功要因ツルマットの成功要因 特徴1:地域経営感覚

特徴2:顧客満足向上への取組み

特徴3:リピーター化・通年化がミッション

• 住民主体の地位経営概念の浸透• 徹底した「質の追及」による来訪者のリピータ化• 来訪者の通年化

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8-3.カナダ・ウィスラーの行政主導型運営①

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• カナダ・ブリティッシュコロンビア州にあるウィスラーは、バンクーバーの北東120キロに位置する。• ウィスラー山とブラッコム山の2つの山からなり、リフト数33本・コース数200以上で構成されるスノーリゾート地。• 標高差約1,600m、広さ33平方キロは北米エリア最大規模。• 2010年のバンクーバーオリンピック時には、男女のスラローム、大回転、ボブスレー、リュージュ及びスケルトン競技で使用された。• 毎年200万人以上の来訪者を有する。

ウィスラーの概要ウィスラーの概要

[引用:カナダ観光局]

[引用:㈱フェロートラベル]

ウィスラー

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8-3.カナダ・ウィスラーの行政主導型運営②

-68-

• 州主導型の成長管理政策

• ウィスラーの発展の成功要因の第一は、長期的な都市計画や開発・建築制ガイドラインが地域の経済価値の向上をもたらしていることである。

• これらは、土地の用途制限による開発抑制策ではなく、むしろ環境悪化を最小限に留めながら持続的な発展を可能とする開発促進策としての性格を有している。第二の要因は、まちづくりに向けた行政主導の推進体制が確立していることである。

• ウィスラーは、リゾート地形成のための地方自治体「Resort Municipality of Whistler(RMOW)」として1970 年代半ばに設立された。また、1978 年には新規開発地での不動産開発・経営を目的として、ウィスラーが州政府と共同で「The Whistler Village Land Company」を設立した。

特徴1:包括的開発計画

◆リゾート地として「あるべき姿、目指す姿」の明確化◆主要7項目の設定

1. 地域住民の生活環境と来訪者の体験の質の確保2. 自然・社会環境の高い質の確保3. コミュニティの向上リゾートの魅力向上に重要4. 来訪者拡大による地域経済の多様化促進5. 他の計画との整合性・適合性のある開発計画と成長管理6. 長期的な開発計画7. 周辺地域への将来計画への積極関与

特徴2:成長管理政策(グロースマネジメント)

特徴3:外資の投資受入れ

◆開発を前提としながら自然環境・社会環境を損なう事無く管理しつつ成長すること◆現在はスマート・グロースと呼ばれる手法に発展。

◆第一に、ウィスラー・ビレッジには20 を超えるホテル等が建設されているが、そのうち少なくとも3 割にはヒルトン、ウェスティン、日本のリステルグループなど外国資本の参入がみられる。◆第二は、不動産投資である。ウィスラーにおける最近の不動産購入者の国籍をみると、カナダは7 割に留まり、アメリカやその他の国の購入割合が3 割を占めている

ウィスラーの成功要因ウィスラーの成功要因

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8-4.オーストリア・チロル地域の若返り戦略①

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• ここに取上げる6つの都市は、いずれもオーストリアにおいて古い歴史を持つスノーリゾート地である。• イシュグル:アフタースキーの充実でオランダ、ドイツ、スイスの若者に人気がある• サンクトアントン:1907年ハンネス・シュナイダーがここでスキー学校を設立し「アルペンスキー発祥の地」と言われている• セアファウスフィスラディス:1960年代にはケネディ一家が、現在でもハリウッド俳優が利用する高級ホテルがある• ゼルデン:スキーワールドカップの開催地としても有名で、新潟県・塩沢町の姉妹都市として日本との交流も盛ん(日本人ガイドも常

駐)• マイヤーホーフェン:ターゲット・コンセプトの異なる6つのゲレンデで構成される。ローデルン(そり)が有名• トゥクス:詳細不明

オーストリア・チロル地域の対象6スキー場の概要オーストリア・チロル地域の対象6スキー場の概要

SöldenIschgl Serfaus-Fiss-Ladis

Mayerhofen

St. Anton am Arlberg

Tux

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8-4.オーストリア・チロル地域の若返り戦略②

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• 6地域共通して、1990年代、それまでの主要市場であったドイツの景気後退に伴うドイツ人スキー客の減少と、スキー客の滞在期間の減少、また、観光関連産業のキャパの低さが衰退の原因と認識されていた

• イシュグルでは、加えて、戦略的な取組みが出来ていないことも停滞理由として認識されていた

• また、3地域ではスキー場インフラの老朽化も課題となっていた

• トゥックスでは都市型のエンタメサービス不足も言われていた

若返り戦略の必要性の背景若返り戦略の必要性の背景

戦略1:スキー場インフラのリニューアルによる顧客満足の向上による宿泊日数拡大

◆継続的なインフラ整備・向上(スキーリフト及びインフラの伸長・拡張・アップグレード等)は、宿泊数増加に寄与する

戦略2:差別化とその訴求

戦略3:プロモーション

◆スキーリフト、スロープ、標高の高さとスキーリゾート全体の規模・内容が差別化のポイント

• イシュグルでは都市型ナイトライフ及びショッピングが差別化ポイント

◆誘客イベントの企画・実施とイメージ向上が重要で、その為のターゲットの特定、ターゲットニーズに合致したサービス内容の戦略的訴求が必要

オーストリア・6スノーリゾートの若返り戦略の概要オーストリア・6スノーリゾートの若返り戦略の概要

戦略4:新市場の獲得

◆東欧圏へのアプローチ

戦略5:オールシーズン・マルチパーポスリゾート化

◆サマー・シーズンや閑散期中のカンファランス・ツーリズムの分野にも注力

• なお、右記の内容は、各地域で必ずしも積極的に行われていたわけではなく、むしろ、経営層は需要変化を認識していたにもかかわらず、課題に迅速に対応できず、先行者利益の獲得に失敗している。

• デスティネーション・マネージャーには、変化に対する管理能力を啓発する必要性があり、そのためには数々の指標を正しく使う事が極めて重要と言える。

• 過去10年間でチロル地方の各種ツーリズム組織は200から現在の36DMOに集約され、それぞれ30-40名ほどのスタッフを擁し、基本的ツーリズム・マネージメント及びマーケティング分野で独自活動するように変化している。

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9.スノースポーツに関する文部科学省の取組み

-71-

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冬季オリンピックの動向○ソチ冬季オリンピックにおけるスキー競技

(男子27種目,女子22種目)・アルペン・クロスカントリー・ジャンプ・ノルディック複合・フリースタイル・スノーボード

0

20

40

60

80

100

120

0

500

1000

1500

2000

2500

3000

実施種目数(右軸)

参加選手数(左軸)

参加国・地域数(右軸)

9.スノースポーツに関する文部科学省の取組み

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競技力向上のための取組○マルチサポート戦略事業によるアスリート支援

メダル獲得が期待できる競技に対し,アスリート支援や研究開発について,多方面から専門的かつ高度な支援を戦略的・包括的に実施するもの

例)フィードバックシステムの構築,スキー用ワックスの開発など

○マルチサポート・ハウスソチ冬季大会において,競技直前の準備のために,選手村村外に設置されたスポーツ医・科学,情報面等の総合的なサポート拠点

機能 内容

コンディショニングミール 疲労回復やウェイトコントロールなどエネルギー調達可能な選手用の食事の提供

リカバリーボックス 持ち出し用の補食の提供(おにぎり,オレンジジュース等)

メディカル・ケア マッサージベッド,多機能電気治療器,高周波治療器,レーザー治療器等の設置

リカバリープール 交代浴用のビニールプールの設置

トレーニングルーム 自転車エルゴメーター,バランスボール,ストレッチマット等の設置

映像分析 映像分析用の作業スペースの提供

用具整備サポートメンテナンス機器等補完

プラズマ処理装置等の設置(スピードスケート)ストラクチャーマシンの設置(ノルディック複合)

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9.スノースポーツに関する文部科学省の取組み

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マ ル チ サ ポ ー ト 戦 略 事 業(前年度予算額:2,834,069千円)

27年度予算額:3,100,000千円

オリンピック競技・パラリンピック競技を対象に、我が国のトップアスリートが世界の強豪国に競り勝ち、確実にメダルを獲得することができるよう、メダル獲得が期待される競技をターゲットとして、アスリート支援や研究開発について、多方面から専門的かつ高度な支援を戦略的・包括的に実施する。2016年リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックでのマルチサポート・ハウスの設置に向け、リオデジャネイロで継続的に有益な情報収集を行い、確実かつ安定的に準備を行うための戦略拠点の設置等を行う。

強化合宿や競技大会における動作分析、ゲーム分析、情報収集、栄養サポート、コンディショニングサポート、心理サポートなど、各分野の専門スタッフが、スポーツ医・科学、情報等を活用して、トップアスリートが試合に勝つために必要なサポートを実施。

我が国の科学技術を活用して、選手専用(テーラーメイド型)の競技用具やウェア、シューズ、日本人の弱点を強化するための専用トレーニング器具、コンディショニング、疲労回復方法等の研究開発を実施。

2016年リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックにおいて、競技直前の準備のために選手、コーチ、サポートスタッフが必要な機能(分析サポート、リカバリー・コンディショニング、コミュニケーション・リラックス、情報戦略)を選択できるマルチサポート・ハウスの設置に向け、戦略的な準備を行う。

アスリート支援

マルチサポート・ハウスの設置の準備

研究開発

バイオメカニクス/マテリアル心理学

情報戦略・評価

栄養学 動作分析

マネジメント生理学

医 学科 学

第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)マルチサポート・ハウス

□ マルチサポート・ハウスの設置に向けた最前線の戦略拠点をリオデジャネイロに設置。□ リオデジャネイロで継続的に有益な情報収集を行い、確実かつ安定的に準備等を実施。

第22回オリンピック冬季競技大会(2014/ソチ)マルチサポート・ハウス

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9.スノースポーツに関する文部科学省の取組み

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競技力向上のための取組○アスリートのための強化・研究活動等の拠点

・国立スポーツ科学センター・ナショナルトレーニングセンター

(写真:風洞実験棟での練習風景(左),ハイパフォーマンス・ジム(右))

・ナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点施設

(グラフ)競技別強化拠点施設の年間稼働率

0.0%20.0%40.0%60.0%80.0%

100.0%

24年度

25年度

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9.スノースポーツに関する文部科学省の取組み

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スキー(ジャンプ)(札幌市ジャンプ競技場(大倉山、宮の森))

バイアスロン(西岡バイアスロン競技場)

アイスホッケー(苫小牧白鳥アリーナ)

カーリング(軽井沢風越公園カーリングホール(軽井沢アイスパーク))

サッカー(堺市立サッカー・ナショナルトレーニングセンター)

ボート

(戸田公園漕艇場及び国立戸田艇庫)

馬術(御殿場市馬術・スポーツセンター)

ライフル射撃(埼玉県長瀞射撃場)

アーチェリー(ヤマハリゾート「つま恋」アーチェリー競技場)

自転車(日本サイクル

スポーツセンター)

ボブスレー・リュージュ

(長野市ボブスレー・リュージュパーク「スパイラル」)

スピードスケート(長野市オリンピック記念アリーナ「エムウエーブ」)

高地トレーニング(飛騨御嶽高原高地トレーニングエリア)

ホッケー(岐阜県グリーンスタジアム)セーリング

(和歌山マリーナ(ディンギーマリーナ))

フィギュアスケート(中京大学アイスアリーナ「オーロラリンク」)

ショートトラック(帝産アイススケートトレーニングセンター)

近代五種(自衛隊体育学校)

20競技等25施設(平成27年1月1日時点)

高地トレーニング(蔵王坊平アスリートヴィレッジ)

カヌー(スプリント)(木場潟カヌー競技場)

スキー(ノルディック複合)(白馬ジャンプ競技場

及び白馬クロスカントリー競技場)

ラグビー(熊谷スポーツ文化公園)

ゴルフ(フェニックス・シーガイア・リゾート)

カヌー(スラローム)(富山市立室牧公民館高熊分館「井田川カヌー競技場」)

ナショナルトレーニングセンター競技別強化拠点施設一覧

スピードスケート(明治北海道十勝オーバル(帯広の森屋内スピード

スケート場))

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9.スノースポーツに関する文部科学省の取組み

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国民体育大会冬季大会について○冬季国体の開催実績(スキー競技部分)

○文部科学省における冬季国体への支援・国民体育大会開催事業・スポーツ振興くじ助成(日本スポーツ振興センター所管)

開催地 参加選手・監督数

第66回(H23) 秋田県 1497名

第67回(H24) 岐阜県 1487名

第68回(H25) 秋田県 1479名

第69回(H26) 山形県 1485名

第70回(H27) 群馬県 (H27年2月20日開催)

第71回(H28) 岩手県 (H28年2月20日開催)

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9.スノースポーツに関する文部科学省の取組み

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冬季アジア札幌大会の開催への協力

○国際競技大会の招致・開催→トップレベルの競技に触れることのできる機会の創出→国内外からの観光客の獲得

○2017年札幌冬季アジア大会の開催(1)大会概要

・開催期間 :2017年2月19日~26日・開催都市 :札幌市、帯広市(帯広市はスピードスケートのみ開催)・参加国数等:約30の国と地域から選手・役員約1,200人が参加

観客数は約90,000人

(2)文科省における札幌大会の開催に対する支援

・スポーツ振興くじ助成(日本スポーツ振興センター所管)

・JOC及び大会組織委員会と連携した大会開催準備

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9.スノースポーツに関する文部科学省の取組み

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オリンピック・パラリンピック・ムーブメントの推進○2020年東京オリンピック・パラリンピック大会に向けて,「オリンピック・パラリンピック・ムーブメント」を推進することが必要。

(参考:オリンピック憲章)オリンピック・ムーブメントは、オリンピズムの諸価値に依って生きようとする全ての個人や団体による、IOC の最高権威のもとで行われる、計画され組織された

普遍的かつ恒久的な活動である。

オリンピック・ムーブメントの目的は、オリンピズムとその諸価値に従いスポーツを

実践することを通じて若者を教育し、平和でよりよい世界の建設に貢献することである。

○2018年平昌冬季オリンピック・パラリンピックなども踏まえながら,オリンピック・パラリンピック・ムーブメントを全国に波及させる。

9.スノースポーツに関する文部科学省の取組み

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パラリンピック冬季大会について○パラリンピックの起こり1989年 国際パラリンピック委員会(IPC)設立1960年 第1回パラリンピック夏季大会(イタリア・ローマ)1976年 第1回パラリンピック冬季大会(スウェーデン・エンシェルツヴィーク)

○パラリンピアンへの支援体制・平成26年度より,障害者スポーツが厚生労働省から文部科学省に移管→パラリンピアンの強化についても,オリンピアンの強化と一体的に取り組む

(参考)「スカパー!」が日本初となる24時間パラリンピック専門チャンネルを開設

9.スノースポーツに関する文部科学省の取組み

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トップアスリートへの表彰について○アスリートに対する顕彰・表彰による社会的な機運の醸成

○文部科学省では,アスリート等を対象とした顕彰・表彰を実施・スポーツ功労者顕彰・オリンピック競技大会・パラリンピック競技大会優秀者等顕彰・表彰・国際競技大会優秀者等表彰 など

(写真)下村文部科学大臣から賞状を受け取る上村愛子選手(左),葛西紀明選手(右)

9.スノースポーツに関する文部科学省の取組み

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スポーツによる地域活性化推進事業

「日本再興戦略」において「スポーツ立国を目指し、国際競技力の向上、生涯スポーツ社会の実現、スポーツによる健康づくり等を推進する。」こととされるとともに、「経済財政運営と改革の基本方針2014」では2020年オリンピック・パラリンピック東京大会等の開催に向けた取組として「東京大会等を契機として、スポーツを通じた街おこし」を推進することとされたところである。

これらを受けて、スポーツが持っている本来の力を引き出すことにより、各地域でスポーツを活用したコミュニティを構築し、他者との協働や公正さと規律を重んじる社会、健康で活力に満ちた長寿社会、地域の人々の主体的な協働により、深い絆で結ばれた一体感や活力がある地域社会を目指す。

目的・要旨

スポーツを通じた健康増進の意識の醸成や運動・スポーツへの興味・関心を喚起する取組とともに、さらにはスポーツツーリズムを活用した地域の活性化など、以下の事業を実施することにより、スポーツによる地域の活性化を促進する。

事業内容

スポーツによる健康づくり・スポーツを通じた街おこし

(1)スポーツを通じた健康長寿社会等の創生 (2)地域スポーツコミッションの活動支援中高齢者など自身の健康づくりの必要性を感じているものの、行動に移せない者などを対象として、運動・スポーツへの興味・関心を喚起するため、➢健康ポイント等のインセンティブ付き運動・スポーツプログラムの実施➢オリンピアン・パラリンピアンなどを活用した各種スポーツイベント(競技体験会等)の開催

➢ヘルスリテラシー(健康に関する知識・理解)向上のためのシンポジウムや健康運動・スポーツ教室

などの地方公共団体が行うスポーツによる健康増進の取組を支援することを通じて、運動・スポーツに対する無関心層を減らすとともに、スポーツ実施者を増やすことにより、健康寿命の延伸を図り、超高齢化や人口減少社会の進展にも対応できるスポーツを通じた地域の活性化を目指す。

地域スポーツコミッションが実施する新たなスポーツイベントの創出及び誘致等の取組を支援することにより、地域におけるスポーツを活性化するとともに、スポーツを観光資源とした地域の活性化の促進を図る。

地域スポーツコミッションとは・・・地域におけるスポーツ振興、スポーツツーリズム推進に、地方公共団体、民間企業(スポーツ産業、観光産業など)、スポーツ団体等が連携・協働して取り組むことを目的としている地域レベルの連携組織のこと。

ス ポ ー ツ 立 国 の 実 現

( 新 規 )27年度予算額:305,619千円

地 方 公 共 団 体

補助 補助国

9.スノースポーツに関する文部科学省の取組み

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9.地域スポーツとトップスポーツの好循環推進プロジェクト

学校(運動部活動)

総合型クラブ小学校(体育)

○ 小学校体育活動コーディネーターとしてアスリートスタッフを派遣

体育の授業等の支援

○ 地域のジュニアアスリート等を支援

地域課題解決の取組

① 学校、地域連携② 健康増進③ 体力向上④ 子育て支援 など

連絡・調整

企画・立案

○ 拠点クラブにおいてトップアスリートを活用し、地域のジュニアアスリート等を指導するとともに、学校に

「小学校体育活動コーディネーター」を派遣することなどを通じて、地域スポーツとトップスポーツの好循環を実現

○ 拠点クラブを核としたエリアネットワークを構築し、好循環の自立・継続化

「拠点クラブ」を核とした

エリアネットワーク構築

<実践研究>

①自立・継続に向けたエリアネットワーク構築

② スポーツ指導者(トップアスリート等)の共有化

③ エリアネットワークを活用した共同事業化へ向けた実践トップアスリートによる支援

好循環の実現

スポーツ少年団

拠点クラブ

連絡・調整

(前年度予算額 : 256,462千円)

27年度予算額 : 91,700千円

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平成26年度「地域スポーツとトップスポーツの好循環推進プロジェクト」選定クラブ

【愛知県】NPO法人朝日丘スポーツクラブ(豊田市)

【宮崎県】NPO法人東大宮スポーツクラブ(宮崎市)

全国23都道府県:31クラブ

好循環推進プロジェクト実施:24クラブ・ トップアスリート等によるジュニアアスリート支援等の実施・ 地域の課題解決への取組の実践等・ 小学校体育活動コーディネーターの派遣による支援

「拠点クラブ」を核としたエリアネットワーク構築に関する実践研究:7クラブ・ 地域スポーツ活動の自立・継続に向けた課題の把握・共有化・ スポーツ指導者(トップアスリート等)の共有化・ エリアネットワークを活用した共同事業化へ向けた実践

【島根県】Yu-Gaku加茂スポーツクラブ(雲南市)NPO法人さくら総合スポーツクラブ(安来市)

NPO法人幕別札内スポーツクラブ(幕別町)

【北海道】NPO法人よりづかちょいスポ倶楽部(北広島市)NPO法人おにスポ(登別市)NPO法人枝幸三笠山スポーツクラブ(枝幸町)

【滋賀県】公益財団法人滋賀レイクスターズ(大津市)

【茨城県】NPO法人つくばフットボールクラブ(つくば市)

【青森県】NPO法人スポネット弘前(弘前市)

【岩手県】財団法人滝沢市体育協会(チャグチャグスポーツクラブ)(滝沢市)

NPO法人スポーツ・サンクチュアリ・川口(川口市)NPO法人浦和スポーツクラブ(さいたま市)

【東京都】NPO法人黄金井倶楽部(小金井市)

【福井県】NPO法人さばえスポーツクラブ(鯖江市)

NPO法人ソシオ成岩スポーツクラブ(半田市)

【石川県】NPO法人クラブパレット(かほく市)

【岐阜県】NPO法人つけちスポーツクラブ(中津川市)

【大阪府】NPO法人FC岸和田(岸和田市)

【奈良県】NPO法人ポルベニルカシハラスポーツクラブ(橿原市)

【和歌山県】NPO法人ゆうゆうスポーツクラブ海南(海南市)

【岡山県】NPO法人美咲町柵原星の里スポレク倶楽部(美咲町)

【福岡県】NPO法人わかばスポーツ&カルチャークラブ(福岡市)

NPO法人SCC(鹿児島市)

【熊本県】NPO法人A-lifeなんかん(南関町)

【高知県】NPO法人まほろばクラブ南国(南国市)

【長崎県】NPO法人WillDo(佐世保市)

【大分県】NPO法人七瀬の里Nクラブ(大分市)

【鹿児島県】NPO法人隼人錦江スポーツクラブ(霧島市)

【埼玉県】NPO法人ゴールドルーツスポーツクラブ(上里町)

:平成26年度に事業を実施する都道府県

:平成23~25年度に事業を実施した県

凡 例

9.

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地域におけるスノースポーツの取組事例

総合型地域スポーツクラブ※の活動の例

※総合型地域スポーツクラブ地域住民が自主的・主体的に運営し,身近な学校や公共施設などを拠点として日常的に活動する地域密着型のスポーツクラブ。多種目・多世代・多志向が特徴。

その他の団体の活動等への支援

○NPO法人枝幸三笠山スポーツクラブ(北海道枝幸郡枝幸町)・スキーのトップアスリートが、紋別スキー

スポーツ少年団、上湧別スキー少年団に所属する小・中学生の指導を実施。

○NPO法人おにスポ(北海道登別市)・スノーボードのトップアスリートが、登別市

スキー少年団に所属する小・中学生の指導を実施。

○スポーツ振興くじ助成、スポーツ振興基金助成により、スキー大会やスキー教室などなど、地方自治体やスポーツ団体の活動への助成

○日本体育協会によるスポーツ指導者資格制度(スキ-、職業スキー含む)への助成

9.

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2002年FIFAワールドカップ日韓大会のクロアチア代表チームのキャンプ地誘致を契機に、スポーツによる地域活性化を推進。(2006年に「スポーツ健康都市」を宣言)

2008年に総合型地域スポーツクラブ「ネージュスポーツクラブ」を設立し、スポーツの場としてだけではなく、地域の子育て支援や健康増進の場として活用。

2013年に総合型クラブ、体育協会、観光協会等が連携した「十日町市スポーツコミッション」を創設し、スポーツイベント等の誘致による経済効果の創出、地域の情報配信、地域アイデンティティの醸成、地域コミュニティの再生に取り組んでいる。

事例:新潟県十日町市の取組(総合型地域スポーツクラブを中心とした地域活性化、地域スポーツ・コミッション)

【取組事例】スノーモービル技量ライセンススクールの実施○MFJ公認チームを発足○スノーモービルスクール参加による認定ライセンス取得を

目玉に、はとバスツアーや海外(台湾)へのPR活動を実施

9.

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2020年オリンピック・パラリンピック東京大会を成功に導き、全国各地で障害の有無に関わらずスポーツを行うことができる社会を実現するため、国が、各地域において障害者スポーツに取り組みやすい環境の整備を促進する。

趣旨

○ 都道府県・政令市において、域内の障害者スポーツ普及のための体制づくりやノウハウ作成に関する実践研究を実施。

1.地域における障害者のスポーツ参加促進に関する実践研究

○ 障害者のスポーツ参加の阻害要因を障害種や程度別に把握・分析する専門的な調査研究を実施。

2.障害者のスポーツ参加促進に関する調査研究

スポーツ関係者と障害福祉関係者が、

各々でスポーツ活動を実施

スポーツ関係者と障害福祉関係者が、

各地域で連携・協働体制を構築し、障害

の有無に関わらずスポーツの振興を一

体的に図る。共生社会の実現にも寄与。

これまで

これから

スポーツ団体

スポーツ行政

施設

レク協 学校

スポーツ推進委員 社協

障害者スポーツ団体

福祉団体

福祉行政

施設

施設

スポーツ・福祉行政 社協

実行委員会

スポーツ団体

レク協

学校

福祉団体

障害者スポーツ団体

スポーツ推進委員

地域における障害者スポーツ普及促進事業( 新 規 )

27年度予算額 : 130,535 千円

身近な地域における障害者スポーツ環境の整備

障害者スポーツ振興体制の構築

障害者スポーツ振興体制(文科省、厚労省、中央団体等との連携)

地域における障害者スポーツの普及促進に必要な方策について検討

有識者会議

実行委員会

障害者スポーツ振興体制

実行委員会

障害者スポーツ振興体制

実行委員会

障害者スポーツ振興体制

障害者スポーツ振興体制

障害者スポーツ振興体制

(参考)◆「経済財政運営と改革の基本方針2014 ~デフレから好循環拡大へ~」(平成26年6月24日閣議決定)○東京大会等に向けて、・・(略)・・障害者スポーツ

の推進・・(略)・・・に向けて全国の自治体等と連携した取組を行う。

◆週1日以上のスポーツ実施率(成人)障害者 18.2% 一般 47.5%

◆地方の障害者スポーツ行政体制・障害者スポーツをスポーツ担当部局で一緒

に行っている都道府県は東京都・佐賀県のみ・市町村では71.2%が障害福祉関連部局が担当

都道府県・政令市

域内

進行管理・選定・評価

域内への普及

事業内容

民間団体への委託事業

都道府県・政令市への委託事業

※ ※ ※

※実行委員会は、都道府県・政令市の障害福祉部局又はスポーツ部局が中心となって実施

9.スノースポーツに関する文部科学省の取組み

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障害者のスノースポーツの広がり

障害者スポーツ団体・スポーツ団体の普及の取組例

企業による取組例

○NPO法人日本障害者スキー連盟・障害者スキー普及講習会の開催

初心者への普及や競技スキーヤーの発掘育成を図るため、知的障害者向けのアルペンスキーの習熟度別講習会を開催。

○公益社団法人日本職業スキー教師協会・組織内に障がい者スキー委員会を設置し、障がい者スキー認定教師養成講習会

や指導講習会を開催。

○公益財団法人神奈川県スキー連盟・「障がいを持つ人のためのスキー教室」の開催

参加を希望するすべての障害種を対象に、スキー、バイスキー、チェアスキー等のスキー教室とサポーターへの講習等を実施。これまで25回の開催実績有り。

○日立ソリューションズスキー部「チームAURORA」・日本初の本格的な障がい者スキー部(設立:2004年11月)。選手5名、監督1名。

9.

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10.国内スキー場のインバウンド現地調査(白馬村)

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10.国内スキー場のインバウンド現地調査(白馬村):概要

○平成27年2月に、白馬村にて、早稲田大学原田研究室が、外国人客を対象とした調査を行った。

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「白馬スノーリゾートにおける訪日外国人観光客に関する調査」概要

■調査目的: ウィンタースポーツリゾートの来訪者確保のためのマーケティング施策を考えること。■調査方法: 現地でのアンケート調査■調査対象: 白馬八方尾根スキー場を訪れている外国人客■標本数 : 有効回収230名■調査期間: 平成27年2月25日(水)~2月26日(木)

<主な調査結果>

◯国籍をみると、230名のうち、70%近い151人がオーストラリア人。また、現住所をみると、オーストラリアが65%以上(147名)で、オセアニア・アジア圏だけで9割超となり、マーケティングのターゲットエリアが明確に浮彫りとなった。

-国籍:オーストラリア65.7%、イギリス5.7%、台湾4.3%、フランス3.9%、中国3.9%、ベルギー3.5%、アメリカ3.0%、ニュージーランド2.2%、ドイツ1.7%、シンガポール1.3%の順。

◯男女比は、男性64.3%、女性35.7%と約2:1。平均年齢は35歳前後。一番多い世代は20代。◯職業は学生が一番多く、医師、金融関係、管理職が多く、比較的ハイステータスな職業が挙げられている。◯76.5%が自己手配旅行で、パッケージツアーは2割弱。個人の情報収集能力や口コミにより拡散する評価が重要。◯個人の平均収入は1,200万円程度で、世帯の平均収入は2,140万円程度(ただし、回答者から学生を除いた平均)。◯白馬滞在日数は平均1週間程度。中にはワーキングホリデーを利用しシーズンまるごと滞在する人もいた。◯白馬での支出は、平均値576,280円、中央値185,060円で、1週間の滞在で20万円ほどを白馬で消費している。◯情報入手経路は、「Skijapan.com」48.7%、「Tripadvisor.com」46.2%、「Booking.com]23.1%、「Powder Hounds」16.6%、「Facebook」11.6%の順。◯予約方法・手段は、「インターネット」57.2%、「旅行代理店」34.0%、「直接」30.8%の順。◯回答者の68%が白馬に初めて来訪。いかに初めての人をリピーターとすることができるか等が重要。◯夏の経験者はわずか6.3%。一方で、全体の66%が夏のアクティビティに興味あり。

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10.国内スキー場のインバウンド現地調査(白馬村):外国人客の国籍

○国籍をみると、230名のうち、70%近い151人がオーストラリア人。○参考に、長野県白馬村及び長野県を訪れた外国人客の国・地域別内訳を示す。

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平成25年1月~3月に長野県白馬村を訪れた外国人宿泊者数の国・地域別内訳

平成24年12月~平成25年3月に長野県を訪れた外国人宿泊者数の国・地域別内訳

■出典:長野県白馬村HPより

注)本調査は、政府登録ホテル・旅館及び市町村が調査対象として適当と認めた長野県内808施設に照会し、回答のあった施設の数値を集計したものである。

■出典:観光庁・宿泊旅行統計調査 H24・25年(年の確定値)の長野県の該当4か月分の合計値(参考第1表)より

注)国籍別データの取得対象は「従業員数10人以上の施設」

<参考>

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7.5 %

17.5 %

22.5 %20.0 %

18.8 %

13.8 %

~500万円 ~1000万円 ~1500万円

~2000万円 ~3000万円 3000万円~

収入(世帯)

[N=80]

28.3 %

45.8 %

10.0 %

15.8 %

~500万円 ~1000万円 ~1500万円 1500万円~

収入(個人)

[N=120]

10.国内スキー場のインバウンド現地調査(白馬村):外国人客の平均収入

○個人の平均収入は1,200万円程度で、世帯の平均収入は2,140万円程度(ただし、回答者から学生を除いた平均)。

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(平均値)1,203万円(中央値)740万円

(平均値)2,142万円(中央値)1,555万円

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10.国内スキー場のインバウンド現地調査(白馬村):滞在日数と白馬での支出

○滞在日数の平均値は8日程度。ワーキングホリデーを利用した長期滞在者もいる。○白馬での支出は平均57万6千円。中央値で18万5千円。

-93-

滞在日数うちスノーアクティビティ

を行う日数

平均値 8.32 6.4

回答数 215 211

中央値 6 5

Min 1 1

Max 135 90

2.4 %

16.5 %

10.4 %

23.8 %17.1 %

15.9 %

7.3 %6.7 %

~5万円 ~10万円 ~15万円 ~20万円

~30万円 ~50万円 ~80万円 80万円~

白馬での支出

[N=164]

(平均値)57万6千円(中央値)18万5千円

ワーキングホリデーを利用しシーズンまるごと滞在する人もいたためMAXの値が高くなっている。中央値をみる限り、平均1週間ほど滞在し、スノーアクティビティを行わない日もあることが明らかとなった。

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82.2

20.2

17.8

7.3

5.5

3.7

3.7

3.7

3.1

2.5

2.5

1.8

1.8

1.8

1.2

1.2

1.2

1.2

1.2

1.2

0% 20% 40% 60% 80% 100%

東京

京都

大阪

ニセコ

広島

長野

箱根

名古屋

野沢温泉

北海道

嬬恋

新宿

渋谷

松本

妙高

高山

志賀高原

奈良

馬込

白川郷

白馬以外の訪問地

[N=163]

10.国内スキー場のインバウンド現地調査(白馬村):白馬訪問回数と白馬以外の訪問地

○過去の白馬村の訪問回数は、67.6%がはじめてで、残りの3割強がリピーター。○白馬村以外の訪問地としては、東京が8割超で、京都、大阪にニセコが続く。

-94-

67.6 %

22.5 %

9.8 %

はじめて 2回目 3回以上

過去の白馬の訪問回数

[N=204]

3割強リピーター

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11.バックカウントリーの現状について

-95-

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11.バックカウントリーの現状について

○コース外滑走は、管理区域外が自然公園の場合、「自然公園法」に抵触するリスクがある。また、私有地の場合、刑法に抵触する可能性がある。○一方でコース外滑走への需要の高まりに対し、安全管理の面でスノーリゾート地域で独自のルールが定められている。以下が代表的なルールである。

-96-

ニセコ町 野沢温泉村 白馬村

「ニセコルール」:①立ち入り禁止区域には入ってはならない。

②ロープをくぐってはならない。違反者はスキー場利用を拒否される場合がある。

③スキー場外の安全管理は行われていない。

④ゲートが閉じられているときはスキー場外へ出てはならない。

⑤ニセコ雪崩情報はニセコルールの公式情報である。⑥スキー場外での捜索援助には費用が請求される。⑦スキー場パトロールの指示に従うこと。

⑧小学生のみスキー場外滑走を禁止する。ただし少年団活動など指導者及び保護者同伴時を除く。

⑨スキー場と地域は利用者の自由を尊重し、その安全に重大な関心を持つ。

(補足)・ゲートは悪条件化で閉じられる。・スキー場外を滑走するときは各自の責任で行うこと。ゲートの外はスキー場ではない。ロープをくぐる行為は他の人にルールを破るきっかけを与える。・多くの雪崩事故はふきだまりや雪の張り出し(雪庇)が発達する吹雪の中で起きている。

ルール名称は、来シーズンに向けて精査中。

野沢温泉スキー場は、野沢温泉村が制定した条例「野沢温泉村スキー場安全条例」に基づき管理しているが、ルールについて定めるべく検討中。

「白馬ルール」:

白馬村観光局にて制定 村内スキー場共通ルール バックカウントリーは各スキー場上部に登山口を設け利用者は登山届を提出し自己責任で滑走。

「八方ルール」:

白馬ルールのスキー場滑走禁止エリアをより明確にゲレンデマップで表示

立入禁止区域・スキー場管理区域外・立入禁止区域についての責任・利用者の責務・登山や山岳スキーについて文章と写真で表示

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11-1.ルール例①ニセコ町「ニセコルール」

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11-2.ルール例②野沢温泉村「野沢温泉村スキー場安全条例」

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11-3.ルール例③白馬村「白馬ルール」

-99-[引用:http://www.nsd-hakuba.jp/pdf/hakubarules.pdf]

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11-4.ルール例④八方尾根スキー場「八方ルール」

-100-[引用:http://www.happo-one.jp/gelande/rule.html]