石川県電子納品の手引き...
TRANSCRIPT
1
石川県電子納品の手引き(案)【土木工事編】
2004.10 Ishikawa-Pref.
2
目 次
本手引きの位置付け
1.電子納品とは
2.発注図の取り扱い
3.事前協議
4.電子成果品の作成・提出
5.電子成果品の受取り
6.書類検査
7.電子成果品の保管管理
参考資料
3
1.電子納品とは
1-1.電子納品の定義
電子納品とは、調査・設計・工事などの各業務段階の最終成果を電子データで納品する。
4
全般のイメージ
納品工 事 実 施
工 事
電子納品Q&A 支援ツール
日頃からの電子化
要領・基準類
着手
石川県現場における電子納品に関する事前協議ガイドライン(案)
石川県電子納品の手引き(案)[土木工事編]
5
石川県電子納品の手引き(案)【土木工事編】の位置付け
資 料 位置付け・内容
・石川県工事完成図書の電子納品要領(案)【H16.10】
・石川県デジタル写真管理情報基準(案)【H16.10】
・石川県CAD製図基準(案)【H16.10】
・電子成果品を作成する際のフォルダ構成やファイル形式など、納品される電子データの仕様等について記載
・石川県現場における電子納品に関する事前協議ガイドライン(案)[土木工事編]
【H15.10】
・電子納品について、工事着手時に受注者と事前に協議すべき事項および参考となる事項を記載
・石川県電子納品の手引き(案)[土木工事編]【H16年度】
・電子納品実施にあたり、受発注者双方が把握しておくべき内容を具体的に記載
・電子納品を実施する上での石川県の運用及び電子成果品の実践的作成方法を具体的に記載
6
1-2.電子納品全体の流れ発注者 受注者
電子納品とは
発注図の取り扱い
事前協議
電子成果品の作成・提出
電子成果品の受け取り
書類検査
電子成果品の保管管理
7
受注者発注者
1-3.石川県における電子納品の対象書類
1.「発注図」 6.「施工計画書」2.「特記仕様書」 7.「完成図」3.「工事打合せ簿」 8.「工事写真」4.「品質管理資料」 9.「工事履行報告書」5.「出来形管理資料」 10.「段階確認書」
(全10項目)
8
受注者発注者
押印文書の取り扱い
工事打合せ簿類の電子納品の形態
打合せ簿類
公印が必要 私印のみ
鑑(※1) 紙(※2) 電子化+紙
資料本体(※3) 電子化または紙 電子化+紙
9
2.発注図の取り扱い (発注図の受け渡しフロー)
発注者
原則:SXF 可
CADについてエラーなし
YES
不可
NO
設計段階成果品(CD-R)
チェックシステム
CADソフトで目視確認
ウィルスチェック
紙で渡す
CD-Rで渡す
CADについてエラーあり
(または、設計会社へ差し戻し)
(または、設計会社へ差し戻し)
2-2.発注図の基本形態
10
受注者発注者
実際の運用
前頁につては、原則として設計段階の成果が石川県CAD製図基準(案)に基づいて作成された、SXF形式(*.p21)のCADデータがある場合に適用される。
実際の基本的な運用形態
※)受け渡すCADデータの形式(形態)、および納品時の形式(形態)は受発注者間で協議して決定する。
工事発注時の 発注図 の形式(形態)
SXF(*.p21)
紙
JW-CAD(*.JWC, *.JWW)
AutoCAD(*.DWG)
その他(*.DXF等)
納品時の 完成図 の形式(形態)
SXF(*.p21)
紙
JW-CAD(*.JWC, *.JWW)
AutoCAD(*.DWG)
その他(*.DXF等)
基本
11
受注者発注者
電子納品保管管理チェックシステムの利用イメージ(1/3)
チェックするドライブを選択します。
参照からハードディスク内のINDEX_C.XMLを指定することもできます。
12
受注者発注者
電子納品保管管理チェックシステムの利用イメージ(2/3)
CADについてエラーが表示されないことを確認します。
13
受注者発注者
電子納品保管管理チェックシステムの利用イメージ(3/3)
14
2-2.発注図の準備と手順 発注者
業務成果のCADデータ
業務成果の分割、一体化、合算
SXF/P21(国際規格準拠)
ファイル名等確認・修正(表題・ライフサイクル変更)
CAD製図基準(案)でのレイヤの確認・修正
P21以外のフォーマット(過年度成果等)
電子化された発注図面
電子納品要領に沿った図面管理項目ファイル作成 (DRAWINGS.XML)
受注者へ電子化図面の受け渡し
チェックシステムによる確認
チェックシステムによる確認
チェックシステムによる確認
チェックシステムによる確認
SXFブラウザによる目視確認
15
発注者
表題欄・ファイル名の付け替え
(1)表題欄○○道路詳細設計のCADデータを、○○道路××工事に使用する場合
工事名欄: ○○道路詳細設計 -> ○○道路××工事
(2)ファイル名設計段階で用いていたファイル名の責任主体を、ライフサイクルに合わせ
て、D(設計)からC(施工) に付け替える。 改訂履歴はZから0 にする。
道路詳細設計の平面図(PL)を発注図に使用する場合
ファイル名: D0PL001Z.P21 -> C0PL0010.P21
※) レイヤ名の責任主体については、レイヤ内容の責任主体を区別するため、ファイル名の場合と異なり、加筆・修正を行わないレイヤに関しては、発注図の段階では全てD(設計)のままでよい。
16
発注者
ファイルの引き渡し
・CAD図面データ
・図面管理ファイル(DRAWINGS.XML)
この二つをセットで受注者に引き渡す。
(この時、特記仕様書のオリジナルファイルも引き渡す。)
17
発注者
図面管理ファイル(DRAWINGS.XML)の作成方法
<<メモ帳等で開いたDRAWING.XMLの例>>
業務委託成果のDRAWINGフォルダに格納されている。
その1.DTDのバージョンが”02”の場合
<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS" ?><!DOCTYPE drawingdata SYSTEM "DRAW02.DTD">
<drawingdata DTD_version="02">
<ソフトウェア情報><ソフトウェア名>メモ帳</ソフトウェア名><バージョン情報>5.1</バージョン情報><メーカ名>マイクロソフト株式会社</メーカ名><メーカ連絡先>東京都渋谷区代々木2-2-1TEL:03-5454-8000</メーカ連絡先></ソフトウェア情報>
赤字の部分を、利用したソフトウェアの情報に修正する。(メモ帳の例を示している。)DTDのバージ
ョンを確認
18
発注者
<図面情報><図面名>平面図</図面名><図面ファイル名>COPL0010.P21</図面ファイル名><作成者名>石川県県央土木総合事務所</作成者名><図面ファイル作成ソフトウェア名>DynaCADVer8.0</図面ファイル作成ソフトウェア名>
赤字の部分を修正。図面ファイル名の1文字目をC(半角)に、8文字目を0(半角数字)に修正。
<図面尺度>1:1000</図面尺度><図面番号>1</図面番号><場所情報><起点側測点-n>0001</起点側測点-n><起点側測点-m>000</起点側測点-m>
・・
<基準点情報平面直角座標Y座標>-54857.294</基準点情報平面直角座標Y座標></基準点情報><その他><受注者説明文/><発注者説明文/> 修正し終わったら、DRAWINGS.XMLとして保存
19
その2.DTDのバージョンが”03”の場合
<?xml version="1.0" encoding="Shift_JIS"?><!DOCTYPE drawingdata SYSTEM "DRAW03.DTD"><drawingdata DTD_version="03"><共通情報><適用要領基準>土木200406-01</適用要領基準>
<対象工種-数値>001</対象工種-数値>・・
</共通情報>
<図面情報>
DTDのバージョンを確認
<図面名>平面図</図面名><図面ファイル名>COPL0010.P21</図面ファイル名><作成者名>石川県県央土木総合事務所</作成者名><図面ファイル作成ソフトウェア名>DynaCADVer8.0</図面ファイル作成ソフトウェア名>
赤字の部分を修正。図面ファイル名の1文字目をC(半角)に、8文字目を0(半角数字)に修正。
<縮尺>1:1000</縮尺><図面番号>1</図面番号>・・
</図面情報> 修正し終わったら、DRAWINGS.XMLとして保存
20
受注者発注者
3.事前協議
石川県の試行運用・実証実験に伴い電子納品を行う場合、事前協議は本手引きにより行う。
21
受注者発注者
施工中の書類の取り扱い
インターネット
【電子メール】
書類の送信
発注者 受注者
書類の保管 書類の保管
22
受注者
4.電子成果品の作成・提出4.1電子成果品の作成の流れ
(1)事前準備
(7)電子媒体納品書の作成・納品
(2)電子納品成果の作成
(3)CD-Rへの書き込み
(5)ウィルスチェック
(6)ラベル作成(印刷)
(4)チェックシステムによる
データチェック
23
受注者
4-2.事前準備
電子成果品の作成時に必要なもの
・ハードウェア:パソコン、プリンタ、デジタルカメラ
・ソフトウェア:ワ一プロ・表計算ソフト、CADソフト、ウイルス対策ソフト、電子納品媒体作成支援ソフト、写真管理ソフト(現場管理ソフト )
24
受注者
4-3.電子納品成果品の作成
電子データファイル作成
定められたファイル名・フォルダ名
管理ファイル作成
CD-R
25
(1)各種電子データファイル作成の留意点
1)打合せ簿類・品質管理資料・出来形管理資料
受注者
文書作成ソフト:ジャストシステムー太郎Ver.12以下の形式
マイクロソフトワードWord2002以下の形式
表計算ソフト: マイクロソフトエクセルExce12002以下の形式
(注) 特殊な文字フォントは使用しない。例:プロポーショナルフォントはダメ!! MSP明朝、MSPゴシック
※)可能な限りオリジナル形式によるデータで納品する。(PDF形式は、回避策としてのみ一部認める。)
26
受注者
品質管理資料のデータイメージ
27
受注者
品質管理資料・出来形管理資料の留意事項
品質管理・出来形管理は、「工種別成果表」「品質・出来形管理図(工程管理図)」「ヒストグラム」とします。
作 成 資 料電子納品の対象
工種別成果表 ○
品質・出来形管理図(工程管理図) △
ヒストグラム △
ミルシート・カタログ等 ×
28
受注者
2)施工計画書
○電子データファイル作成の留意点ファイル形式は、打合せ簿・品質管理資料・出
来形管理資料に示したファイル形式と同様(一太郎・ワード・エクセル) 。
○電子化方法の留意点施工計画書の図面・工程表等は、できるだけ文書
ファイルに貼り付ける。施工計画書ファイルが複数になる場合は、可能
な限り本文にリンクさせる。
29
受注者
施工計画書のデータイメージ
図表等は、できるだけ文書ファイルに貼り付けることにします。(タグの利用)
30
受注者
3)工事写真の留意点
ファイル形式はJPEG形式
31
受注者
4)完成図の留意点
発注図がCAD図面の場合の完成図の取り扱い(1/2)
CD-R(CAD図面)の受け取り
CAD図面は参考データとして取り扱う。発注者側は紙図面を受注者へ渡し、紙で完成図を作成する。
YES
NO 不具合の例・受注者のCADソフトで開けない・受注者のCADソフトで線がずれているなど
CAD 図 面に不具合があるか
32
受注者
発注図がCAD図面の場合の完成図の取り扱い(2/2)
発注図が石川県CAD製図基準(案) に準拠(SXF形式)
「石川県CAD製図基準(案)」に準拠(SXF形式)して完成図を作成する。
「発注図の形式」で完成図を作成する。(例)発注図 DXF形式→完成図DXF形式
発注図 DWG形式→完成図DWG形式発注図 その他形式
→完成図 可能な形式なお、完成図をSXF形式で作成することを妨げるものではない。
YES
NO
発注図が石川県CAD製図基準(案)に準拠しているかの判断基準→「SXFブラウザ」で目視確認できる場合、準拠していると判断。
33
受注者
CAD図面のイメージ
34
受注者
5)工事履歴報告書・段階確認書
35
(2)各種「管理ファイル」(XML形式のデータ)作成における留意点
受注者
●電子納品媒体作成支援ソフトを使用して作成する場合
管理ファイル(XML形式)電子納品媒体作成支援ソフト
(簡易にXML形式のデータを作成)
各種電子データファイル 各種電子
データファイル電子納品媒体作成支援ソフトで簡易にXML形式のデータを作成する。
管理ファイル(XML形式)
各種電子データファイル
●ワープロやエディタを使用して手作業で作成する場合
各種電子データファイル
ワープロ・エディタを利用
手入力でXML形式のデータを作成する。ただし、入力間違いや入力時間が非常にかかるなど非効率な作業となってしまう。
36
「管理ファイル」(XML形式のデータ)の例受注者
37
チェックシステム利用の留意点(1/6)電子媒体
ルート
(発注図面フォルダ)DRAWINGS
(工事管理ファイル)INDEX_C.XML
(打合せ簿フォルダ)MEET
(施工計画書フォルダ)PLAN
(完成図面フォルダ)DRAWINGF
(写真フォルダ)PHOTO
(その他フォルダ)OTHRS
受注者
38
受注者
チェックシステム利用の留意点(2/6)
(発注図面フォルダ)
DRAWINGS
(工事管理ファイル)
INDEX_C.XML
DRAWINGS.XML
DRAW02.DTD
発注図を電子納品しない場合は、この発注図面フォルダを削除する。
電子媒体ルート
SPEC
39
受注者
チェックシステム利用の留意点(3/6)電子媒体
ルート
(発注図面フォルダ)DRAWINGS
(工事管理ファイル)INDEX_C.XML
(打合せ簿フォルダ)MEET
(施工計画書フォルダ)PLAN
(完成図面フォルダ)DRAWINGF
(写真フォルダ)PHOTO
(その他フォルダ)OTHRS
40
受注者
チェックシステム利用の留意点(4/6)
(その他フォルダ)
OTHRS
(工事管理ファイル)
INDEX_C.XML
OTHRS.XML
OTHRS02.DTD
その他資料を電子納品しない場合は、その他フォルダを削除する。
電子媒体ルート
ORG
41
受注者
チェックシステム利用の留意点(5/6)
電子媒体ルート
(発注図面フォルダ)DRAWINGS
(工事管理ファイル)INDEX_C.XML
(打合せ簿フォルダ)MEET
(施工計画書フォルダ)PLAN
(完成図面フォルダ)DRAWINGF
(写真フォルダ)PHOTO
(その他フォルダ)OTHRS
42
受注者
チェックシステム利用の留意点(6/6)
(完成図面フォルダ)
DRAWINGF DRAWINGF.XML
DRAW02.DTD
電子媒体ルート
(工事管理ファイル)
INDEX_C.XML
完成図を電子納品しない場合は、完成図面フォルダを削除する。
43
成果品が複数枚に渡る場合の処置(1/5) 受注者
P0000001.JPG
P0002000.JPG
(写真オリジナルファイル)
・・・
電子媒体ルート
INDE_C03.DTD
INDEX_C.XML
(工事管理ファイル)
MEET
(打合せ簿フォルダ)
PLAN
(施工計画書フォルダ)
DRAWINGF
(完成図面フォルダ)
PHOTO
(写真フォルダ)
PHOTO.XML
PHOTO03.DTD
DRAWINGS
(発注図面フォルダ)
PIC
DRA
OTHRS
(その他フォルダ)
44
受注者成果品が複数枚に渡る場合の処置(2/5)
PHOTO
(写真フォルダ)
PHOTO.XML
PIC
DRA
PHOTO03.DTD
INDE_C03.DTD
INDEX_C.XML
(工事管理ファイル)
MEET
(打合せ簿フォルダ)
(施工計画書フォルダ)
PLAN
(完成図面フォルダ)
DRAWINGF
DRAWINGS
(発注図面フォルダ)
・・・
P0000001.JPG
P0000500.JPG
(写真オリジナルファイル)
電子媒体ルート
DISK_1INDE_C03.DTD
INDEX_C.XML
(工事管理ファイル)
(その他フォルダ)
PHOTO
(写真フォルダ)
PHOTO.XML
PIC
DRA
PHOTO03.DTD
(写真オリジナルファイル)
・・・
P0000501.JPG
P0002000.JPG
電子媒体ルート
DISK_2
OTHRS
45
受注者
成果品が複数枚に渡る場合の処置(3/5)
DISK_1 と DISK_2 に共通して
1 ルート直下の工事管理ファイル「INDEX_C.XML」は、それぞれの媒体毎の管理情報を記述した管理ファイルをそれぞれの媒体に格納
する。「INDE_C03.DTD」は全く同様の内容のファイルを格納する。(「INDE_C03.DTD」は、改めて作成する必要はない。)
2 写真フォルダの写真管理ファイル「PHOTO.XML」は、それぞれの媒体に全く同様の管理情報を記述した管理ファイルを格納する。
「PHOTO03.DTD」も全く同様の内容のファイルを格納する。(改めて作成する必要はない。)
46
受注者成果品が複数枚に渡る場合の処置(4/5)
工事管理ファイル「INDEX_C.XML」DISK_1
<?xml version="1.0" encoding="shift_jis"?><!DOCTYPE constdata SYSTEM "INDE_C03.DTD"><constdata DTD_version="03"><基礎情報>
<メディア番号>2</メディア番号>
<メディア総枚数>2</メディア総枚数><適用要領基準>土木200410-01</適用要領基準>
<発注図フォルダ名>DRAWINGS</発注図フォルダ名>
・・
DISK_2
<?xml version="1.0" encoding="shift_jis"?><!DOCTYPE constdata SYSTEM "INDE_C03.DTD"><constdata DTD_version="03"><基礎情報>
<メディア番号>1</メディア番号>
<メディア総枚数>2</メディア総枚数><適用要領基準>土木200410-01</適用要領基準><発注図フォルダ名>DRAWINGS</発注図フォルダ名>
・・
47
受注者成果品が複数枚に渡る場合の処置(5/5)写真管理ファイル「PHOTO.XML」
<写真情報><写真ファイル情報>
<シリアル番号>1</シリアル番号>
<写真ファイル名>P0000001.JPG</写真ファイル名><写真ファイル日本語名>○○○</写真ファイル日本語名>
<メディア番号>1</メディア番号>・・
<シリアル番号>500</シリアル番号>
<写真ファイル名>P0000500.JPG</写真ファイル名><写真ファイル日本語名>△△△ </写真ファイル日本語名>
<メディア番号>1</メディア番号>・・
<シリアル番号>501</シリアル番号>
<写真ファイル名>P0000501.JPG</写真ファイル名><写真ファイル日本語名></写真ファイル日本語名>
<メディア番号>2</メディア番号>・・
<シリアル番号>2000</シリアル番号>
<写真ファイル名>P0002000.JPG</写真ファイル名><写真ファイル日本語名></写真ファイル日本語名>
<メディア番号>2</メディア番号>
DISK_1
DISK_2
48
発注者 受注者
4-6. データチェック、ウイルスチェック
CD-R書き込み
チェックシステム
ウィルスチェック
ラベル作成
49
受注者
CD-Rへの書き込み
書き込みタイプ:ディスクアットワンス
ファイルシステムタイプ:ISO9660 レベル1
(注) ビューワソフトは、納品されるCD-Rには絶対に格納しない。
50
発注者 受注者
チェックシステムによるデータチェック
石川県における工事番号工事番号(=設計書番号) 半角英数字11桁
G(工事)○○ T(委託) ○○ ○○○ ○○○
J(災害)
年度
担当者番号
発注先番号 設計書連番
詳細は監督員に確認してください。
51
受注者発注者4-7.ウィルスチェックウィルススキャン
インターネット
利用者のパソコン
メーカのダウンロードサイト
パターンファイルの更新
最新パターンファイルの入手
パターンファイルの確認
52
受注者
4-8.ラベル作成
プラスティックケースの背表紙
平成**年度 ○○○○○○○○○工事 平成**年**月 1/2
53
受注者
4-9.電子媒体納品書の作成電 子 媒 体 納 品 書
監督員○○○○総合事務所 ○○課○○ ○○ 殿
請 負 者 (住所) ○○市○○町○○番地(氏名) 株式会社○○○○建設代表取締役社長 ○○ ○○
(現場代理人氏名) ○○ ○○ 印
下記のとおり電子媒体を納品します。
記
工事名 ○○○○○○○○○○工事 工事番号 ***********
電子媒体の種類 規 格 単位 数量 作成年月 備 考
CD-R ISO9660(レベル1) 組 2 2004.04 正・副 各1組
54
発注者
5.電子成果品の受取
発注担当者の確認事項
(1)外観チェック(2)ウイルスチェック(3)チェックシステムによるチェック(4)紙と納品された電子データとの照合
異常が認められた場合は、受注者へ電子成果品を差戻す。
55
受注者発注者
6.書類検査
工事写真 納品された電子データにより検査を行うことを原則とする。パソコンによる検査は、CD-Rのデータを用いて行う。
図 面 紙による検査を行う。
帳票類 押印された書類は紙による検査を行う。
使用機器 発注者が準備するビューワソフト等がインストールされたパソコンを用いることを基本とするが、受注者が使い慣れたデジタル写真管理ソフト等がインストールされているパソコンを用いてもよい。
書類
56
発注者7.電子成果品の保管管理電子納品保管管理システムのイメージ
57
受注者発注者
参考1.要領・基準(案)、ガイドライン(案)等の入手先
■ 石川県工事完成図書の電子納品要領(案)[H16.10]■ 石川県デジタル写真管理情報基準(案)[H16.10]■ 石川県CAD製図基準(案)[H16.10]■ 石川県現場における電子納品に関する
事前協議ガイドライン(案)[土木工事編][H15.10]
(URL http://www.pref.ishikawa.jp/kanri/i-cals/nouhin_youryou.htm)
2.参考情報の入手先
国土交通省 国土技術政策総合研修所 (URL http://www.nilim-ed.jp/)(財)日本建設情報総合センター (URL http://www.jacic.or.jp/)(社)日本土木工業協会 (URL http://www.dokokyo.or.jp/)
58
石川県土木部監理課の電子納品に関するホームページ発注者 受注者
59
補足 - 1 <管理ファイルについて>
XML (eXtensible Markup Language)
XMLは、直訳すれば 「拡張可能な旗揚げ言語」
・あらゆるコンピュータシステムへの適用が可能であり、データの交換として利用されることを主体としている。
・人が読む文書と、アプリケーションが解釈するデータの両方の記述を目的とした、汎用的なデータ記述言語。
・異種のコンピュータ間で文書の互換を行うため、文書のもつ「章見出し」「節見出し」「本文」……などの論理構造を記述することができる。
・< >でくくられたタグは、文書の論理構造に対応し、その構造や属性はDTDファイルに記述されるようになっている。
・このDTDに基づいてレイアウトを行えば、異種のコンピュータ間でも文書の論理構造をそのまま再現できる。
60
補足 - 2 <管理ファイルについて>
DTD (Document Type Definition)
DTD は、直訳すれば 「文書型定義」
・文書の要素や属性などの相互的な関係を表すものであり、XML で使われる要素などのルールを制定するためのもの。
・XMLは要素を自由に作ることができるが、無法地帯では誰もその意味を理解できない。グループで統一された文書を書くときに、誰もが適当に要素を付けても困る。
・そのため、基本的なルールを DTD で定め、DTD に従って XML 文書を書くことにより、統一された一貫性のある文書が作れる。
61
補足 -3 <管理ファイルについて>XML文書の処理の流れ
文書の構造を示すTagの定義
<!ELEMENT TITLE>
<!ELEMENT CONTENT(NAME?. DATE?, PLACE?)>
<!ELEMENT NAME (#PCDATA)>
<!ELEMENT DATE (#PCDATA)>
<!ELEMENT PLACE (#PCDATA)>
XML文書のDTD
(Document Type Definition)
<TITLE>石川さんの歓迎会</TITLE>
<CONTENT> <NAME> 石川</NAME>さんが8/2付けで当課に配属になりました。つきましては、下記要領にて歓迎会を開催しますのでご参集ください。
日時: <DATE> 8/.6、18時~ </DATE>場所: <PLACE> ○○亭</PLACE> </CONTENT>
XML文書のインスタンス
(XML文書データ)
ワープロ、エディタなどで文書にTag付け(Markup)
石川さんの歓迎会
石川さんが8/2付けで当課に配属になりました。
つきましては、下記要領にて歓迎会を開催しますのでご参集ください。
日時:8/6、18時~
場所:○○亭
閲覧(ブラウザなど)
検索再利用(文書DBソフト)
複数のXML文書で
文書DB
62
補足 - 4 <図面ファイル形式について>
SXF (Scadec data eXchange Format )
建設分野(土木・建築)の図面データ交換フォーマットの標準仕様
「CADデータ交換標準開発コンソーシアム」 /JACIC
英語略称のSCADEC(Standard CAD data Exchange format in japanese Construction field)
63
補足 - 5 <図面ファイル形式について>
SXFの2つのファイル形式(2種類の物理フォーマット)
P21 (ISO10303 STEP/AP202 Part21 File)
・国際標準であるISOに準拠したCADデータのファイル構造・公共事業での海外企業の参入を想定した正式なファイル・納品レベルのファイル形式・データが非常に重い
sfc (Scadec Feature Comment)
・関係者間でのCADデータ交換のための簡易な形式・業務や工事中のデータ交換用ファイル形式・データが軽い
64
補足 - 6 <図面ファイル形式について>
p21/sfc共通ライブラリ開発された交換標準とツール
65
CADデータのファイル命名規則共通規則(a)ファイル名は、半角8文字とする。(b)半角英数字で記述することを原則とする。(c)アルファベットは大文
例 C 0 P L 0 0 1 Z . P21C :ライフサイクルS,D,C,M0 :整理番号0~9,A~ZPL :図面種類 (平面図)001:図面番号001~999Z :改定履歴0~9,A~Z,最終ZP21:拡張子(SXF)
66
発注図がCAD図面の場合の完成図の取り扱い
ファイル名の変更
「C0GA0010.DWG」 「変更 C0GA001Z.DWG」
67
CADデータのレイヤ命名規則共通規則
(a)半角英数字で記述することを原則とする。
(b)アルファベットは大文字
例 C ‒ S T R ‒ H T X T
C :ライフサイクルS,D,C,MSTR :図面オブジェクト (主構造物外形線)HTXT:作図要素 (旗揚げ)
68
電子納品成果の悪い例(1/6)
フォルダ・ファイル名が日本語!!
工事管理情報ファイルがない
施工計画書
工事打合せ簿
完成図書
その他
工事打合せ簿その1
施工計画書
測定結果総括表
添付資料その1
69
電子納品成果の悪い例(2/6)
工事打合せ簿図面 等
紙
スキャニング→電子化
70
電子納品成果の悪い例(3/6)
写真 ×1万枚
71
電子納品成果の悪い例(4/6)
必須項目が入力されていない。
必須記入項目の情報が間違っている。
工事管理ファイル情報入力欄
項目名 入力情報
発注年度 2004
工事番号
工事名称 ○○○○工事
工事分野 ????
工事開始日 2004-04-01
…… ……
72
電子納品成果の悪い例(5/6)
管理ファイル項目に機種依存文字を使用している。
(機種依存文字の例)
① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ ⑨ ⑩ ⑪ ⑫ ⑬ ⑭ ⑮ ⑯ ⑰ ⑱ ⑲ ⑳Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅵ Ⅶ Ⅷ Ⅸ Ⅹ㍉ ㌔ ㌢ ㍍ ㌘ ㌧ ㌃ ㌶ ㍑ ㍗ ㌍ ㌦ ㌣ ㌫ ㍊ ㌻㎜ ㎝ ㎞ ㎎ ㎏ ㏄ ㎡㍻ 〝 〟 № ㏍ ℡ ㊤ ㊥ ㊦ ㊧ ㊨ ㈱ ㈲ ㈹ ㍾ ㍽ ㍼≡ ∫ ∮ ∑ √ ⊥ ∠ ∟ ⊿ ∵ ∩ ∪
営繕工事電子納品要領(案)[国交省大臣官房営繕部](H14.11)-付属資料6に、使用可能文字が具体的に掲載されている。
73
電子納品成果の悪い例(6/6)
・ラベルが未記入・真っ白
ラベルは電子成果品を保管・管理するために大切です。
74
End2004.10 Ishikawa-Pref.