基礎知識...デマンドバルブ加算、c165 在宅持続陽圧呼吸療...

月刊基金 October 2016 酸素ボンベ加算、呼吸同調式デマンドバルブ加算 または在宅酸素療法材料加算を 1 月に 2 回分算定した場合の「摘要」欄の記載について 事例❶  医 科 調※ 酸素ボンベ加算、呼吸同調式デマンドバルブ加算 又は在宅酸素療法材料加算を1月に2回分算定した 場合は、当月分に加え、翌月分、前月分のいずれを 算定したのかの記載が必要。 24

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  • 月刊基金 October 2016

    酸素ボンベ加算、呼吸同調式デマンドバルブ加算または在宅酸素療法材料加算を

    1月に 2 回分算定した場合の「摘要」欄の記載について

    事例❶  医 科 保険請求の

    今回は①「酸素ボンベ加算、呼吸同調式デマンドバルブ加算または在

    宅酸素療法材料加算を1月に2回分算定した場合の「摘要」欄の記載

    について」、②「歯周病安定期治療(Ⅱ)を開始した日以降に実施した

    機械的歯面清掃処置の算定について」、③「歯科治療総合医療管理料(Ⅱ)

    を算定した場合の「摘要」欄の記載について」を掲載します。

    基礎知識※ 酸素ボンベ加算、呼吸同調式デマンドバルブ加算 又は在宅酸素療法材料加算を1月に2回分算定した

     場合は、当月分に加え、翌月分、前月分のいずれを 算定したのかの記載が必要。

    24

  •   

     本事例については、酸素ボンベ加算、呼吸同調式デマンドバルブ加算または在宅酸素療法材料加算を1月に2回分算定していますが、「疑義解釈資料の送付について(その5)」(平成28年6月30日付け厚生労働省保険局医療課事務連絡)において、「区分番号「C157」酸素ボンベ加算、(略)区分番号「C159-2」呼吸同調式デマンドバルブ加算、(略)区分番号「C171」在宅酸素療法材料加算(略)について、(略)1月に2回分の算定を行う場合も、当月分に加え、翌月分、前月分のいずれを算定したのかの記載は必要か。」の問に対し、「必要である。」とされていることから、当該記載が必要となりますので、ご留意ください。

     区分番号「C157」酸素ボンベ加算等の在宅療養指導管理材料加算(第2部在宅医療の第2節在宅療養指導管理料の第2款)については、当該加算の通則の通知(平成28年3月4日付け厚生労働省通知保医発0304第3号「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」)に例えばとして、「酸素ボンベを使用した場合とは、当該保険医療機関の酸素ボンベを在宅で使用させた場合をいう等、保険医療機関が提供すること及び在宅における状態であることを前提にしているものである」と記載されています。 また、酸素ボンベ加算の告示(平成28年3月4日付け厚生労働省告示第52号)の注において、「酸素ボンベを使用した場合に、3月に3回に限り、第1款の所定点数に加算する」と示されています。 酸素ボンベ加算は、在宅酸素療法を行っている入院中の患者以外の患者(チアノーゼ型先天性心疾患の患者を除く)に対して、保険医療機関が酸素ボンベを提供し、在宅で使用させた場合、第1款在宅療養指導管理料の所定点数に加算することとなりますが、当該管理料の所定点数を算定しない月においては、当該材料加算は算定できないことから、平成28年3月25日付け厚生労働省通知保医発0325第6号「「診療報酬請求書等の記載要領等について」等の一部改正について」において、当該材料加算を1月に3回の算定を行う場合は、当月分に加え、翌 月々分、翌月分、前月分、前々月分のいずれを算定したのか「摘要」欄に記載することとされています。 なお、1月に2回の算定を行う場合の記載についても、平成28年6月30日付け厚生労働省保険局医療課事務連絡「疑義解釈資料の送付について(その5)」をもって連絡されています。

    【告示 平成28年3月4日付け厚生労働省告示第52号】

    【通知 平成28年3月25日付け厚生労働省通知保医発0325第6号】

    【平成28年6月30日付け厚生労働省保険局医療課事務連絡】

    別添1 別紙1  診療報酬請求書等の記載要領   Ⅱ 診療報酬請求書及び診療報酬明細書の記載要領    第3 診療報酬明細書の記載要領(様式第2)     2 診療報酬明細書の記載要領に関する事項     (23) 「在宅」欄について       タ (略)酸素ボンベ加算、酸素濃縮装置

    加算、液化酸素装置加算、呼吸同調式

    〈別添1〉 医科診療報酬点数表関係 【在宅療養指導管理材料加算】  (問5) 区分番号「C157」酸素ボンベ加算、区分番号

    「C158」酸素濃縮装置加算、区分番号「C159」液化酸素装置加算、区分番号「C159-2」呼吸同調式デマンドバルブ加算、区分番号「C165」在宅持続陽圧呼吸療法用治療器加算、区分番号「C171」在宅酸素療

    デマンドバルブ加算又は在宅酸素療法材料加算を(略)1月に3回分の算定を行う場合は、当月分に加え、翌々月分、翌月分、前月分、前々月分のいずれを算定したのか「摘要」欄に記載すること。

          ニ (略)在宅持続陽圧呼吸療法用治療器加算の「1」、「2」又は在宅持続陽圧呼吸療法材料加算を(略)1月に3回分の算定を行う場合は、当月分に加え、翌々月分、翌月分、前月分、前々月分のいずれを算定したのか「摘要」欄に記載すること。

    法材料加算、区分番号「C171-2」在宅持続陽圧呼吸療法材料加算について、1月に3回分の算定を行う場合は、当月分に加え、翌 月々分、翌月分、前月分、前 月々分のいずれを算定したのか診療報酬明細書の

    「摘要」欄に記載することとされているが、1月に2回分の算定を行う場合も、当月分に加え、翌月分、前月分のいずれを算定したのかの記載は必要か。

      (答) 必要である。

    別表第一 医科診療報酬点数表  第2章 特掲診療料   第2部 在宅医療    C157 酸素ボンベ加算     注 在宅酸素療法を行っている入院中の患者以

    外の患者(チアノーゼ型先天性心疾患の患者を除く。)に対して、酸素ボンベを使用した場合に、

    3月に3回に限り、第1款の所定点数に加算する。    (※ C159 液化酸素装置加算、C159-2 呼吸同調式

    デマンドバルブ加算、C165 在宅持続陽圧呼吸療法用治療器加算、C171 在宅酸素療法材料加算およびC171-2 在宅持続陽圧呼吸療法材料加算の注についても同様の記載「3月に3回に限り、第1款の所定点数に加算」となっている。)

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