専用器具の使用方法 - 京セラ株式会社 · 専用器具の使用方法...

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専用器具の使用方法 ●大腿骨遠位部置換用 Ver.3.0

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専用器具の使用方法

●大腿骨遠位部置換用

Ver.3.0

  [ 2009年3月改訂 ] A1T090325T T -620-5 006274

※このカタログは環境にやさしい大豆インキを使用しています。

■禁無断転載、複写

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専用器具の使用方法

大腿骨遠位部置換

■ 大腿骨側トライアルの組み立て

■ 大腿骨遠位端の切除

■ 大腿骨のリーミング

■ 大腿骨骨切り面の形成

■ 大腿骨回旋止め部の骨切り

…………1

……………………2

……………………3

…………………3

…………4~5

1

2

3

4

5

1. 大腿骨遠位端の骨切り

■ 脛骨カットガイドの設置

■ アライメントの確認

■ 脛骨近位端の切除面の高さおよび切除位置の決定

■ 脛骨近位端の切除

■ 脛骨のリーミング

…………………6

………………………7

………7

………………………8

………………………9

1

2

3

4

5

2. 脛骨近位端の骨切り

■ トライアルの設置

■ インプラントの組み立て

■ インプラントの設置

■ 大腿骨コンポーネントの分解について

■ 膝蓋骨コンポーネントの設置

………………10~12

………………13

………………14~16

…16

…………18

1

2

3

4

5

3. インプラントの設置

■ KLS System 共通器具 ■ KLS共通オプション器具

■ KLS System 専用器具

●a プレーナー●c 回旋止め マーカー

●d 回旋止めガイド

●k ストッパー付きドリル4.0

●j スライドハンマーL

●i テーパー  抜去器●b プレーナーガイド

 ●g I 型-六角ヘッドトルクドライバー  (20㎏f ・cm)

 ●h T 型-六角ヘッド   トルクドライバー  (50㎏f ・cm)

 ●e 骨やすり ●f 回旋止めやすり

  ●20 ピンホルダー

●19 ピン

 ●21 スライド  ハンマー

  ●22 T-インパクター

●23 F-インパクター

 ●25 シャフトキャップ   プッシャー

 ●24 シャフトポジショナー

 ●26 シャフトキャップ 抜去器

 ●27 シャフト抜去器

 ●28 F-抜去器

 ●30 T型-プラスヘッド   トルクドライバー   (70㎏f ・cm)

 ●29 シャフトドライバー

●1 マーカー

●2 スターティングリーマ

 ●3 T-ロッド

 ●4 T-ロッドガイド

 ●5 T-カットガイド

 ●6 アライメント    ガイド

 ●8 アライメントバー

 ●9 T-カット    ゲージ

 ●7 アライメントロッド

 ●11 T-テンプレート ●10 T-スリット    ゲージ

●14 ラチェットハンドル

●13 テーパーリーマ

 ●12 リーマ   ガイド

●15 T-セメントレス用  クラッシャー

●17 T-セメント用  クラッシャー

●16 T-セメントレス用  回旋止め  クラッシャー

●18 T-セメント用  回旋止め  クラッシャー

●l セメントレス・ステム・トライアル(カーブド)

●m チャンファーリーマ

●n スペーサー

●o T-トライアル・ エキストラクター

●p ステム・トライアル・エキストラクター

●q ステム・インプラント・エキストラクター

TYPE A TYPE B

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専用器具の使用方法

大腿骨遠位部置換

■ 大腿骨側トライアルの組み立て

■ 大腿骨遠位端の切除

■ 大腿骨のリーミング

■ 大腿骨骨切り面の形成

■ 大腿骨回旋止め部の骨切り

…………1

……………………2

……………………3

…………………3

…………4~5

1

2

3

4

5

1. 大腿骨遠位端の骨切り

■ 脛骨カットガイドの設置

■ アライメントの確認

■ 脛骨近位端の切除面の高さおよび切除位置の決定

■ 脛骨近位端の切除

■ 脛骨のリーミング

…………………6

………………………7

………7

………………………8

………………………9

1

2

3

4

5

2. 脛骨近位端の骨切り

■ トライアルの設置

■ インプラントの組み立て

■ インプラントの設置

■ 大腿骨コンポーネントの分解について

■ 膝蓋骨コンポーネントの設置

………………10~12

………………13

………………14~16

…16

…………18

1

2

3

4

5

3. インプラントの設置

■ KLS System 共通器具 ■ KLS共通オプション器具

■ KLS System 専用器具

●a プレーナー●c 回旋止め マーカー

●d 回旋止めガイド

●k ストッパー付きドリル4.0

●j スライドハンマーL

●i テーパー  抜去器●b プレーナーガイド

 ●g I 型-六角ヘッドトルクドライバー  (20㎏f ・cm)

 ●h T 型-六角ヘッド   トルクドライバー  (50㎏f ・cm)

 ●e 骨やすり ●f 回旋止めやすり

  ●20 ピンホルダー

●19 ピン

 ●21 スライド  ハンマー

  ●22 T-インパクター

●23 F-インパクター

 ●25 シャフトキャップ   プッシャー

 ●24 シャフトポジショナー

 ●26 シャフトキャップ 抜去器

 ●27 シャフト抜去器

 ●28 F-抜去器

 ●30 T型-プラスヘッド   トルクドライバー   (70㎏f ・cm)

 ●29 シャフトドライバー

●1 マーカー

●2 スターティングリーマ

 ●3 T-ロッド

 ●4 T-ロッドガイド

 ●5 T-カットガイド

 ●6 アライメント    ガイド

 ●8 アライメントバー

 ●9 T-カット    ゲージ

 ●7 アライメントロッド

 ●11 T-テンプレート ●10 T-スリット    ゲージ

●14 ラチェットハンドル

●13 テーパーリーマ

 ●12 リーマ   ガイド

●15 T-セメントレス用  クラッシャー

●17 T-セメント用  クラッシャー

●16 T-セメントレス用  回旋止め  クラッシャー

●18 T-セメント用  回旋止め  クラッシャー

●l セメントレス・ステム・トライアル(カーブド)

●m チャンファーリーマ

●n スペーサー

●o T-トライアル・ エキストラクター

●p ステム・トライアル・エキストラクター

●q ステム・インプラント・エキストラクター

TYPE A TYPE B

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■ 膝蓋骨コンポーネント専用器具

パテラリーマ手術器具

■ KLS System トライアル

●31 P-カットガイド

●34 P-クランプ

●33 P-ドリルガイド

●32 P-ドリル

●35 P-プッシャー

●36 P-トライアル

■C ディスタール・   フィーマー・トライアル ■E T-トライアル

■D シャフト・トライアル

■B エクステンション・ トライアル

■A トライアル・ボルト

■F セメント・  ステム・トライアル ■G セメントレス・ステム・

  トライアル(ストレート)

詳しい使用方法につきましては別途パテラリーマ手術器具使用方法の冊子をご覧下さい。

■ セメントレス・ステム(ストレート)使用時の注意点セメントレス・ステム(ストレート)をご使用の際、以下の点につきご注意下さい。

<リーミングについて>

●リーミングを行う際は、ステム溶射部径より、0.5mm小さい径のストレートリーマを使用し、確実に130mmの深さまでリーミン

グして下さい。

<トライアルの挿入について>

●トライアルの挿入は用手的に行って下さい。ハンマー等による打ち込み設置は行わないで下さい。トライアルが抜去できなくな

る場合があります。

●トライアルの挿入が用手的に行えない場合は、リーミングが不十分な可能性があります。再度、ストレートリーマによるリーミング

を行い、確実に規定の深さまでトライアルを挿入して下さい。

<ステムの挿入について>

●切除長により、最狭部付近をステム溶射部が通過する場合には、ステムの挿入が困難となる場合があります。(下図参照。トライ

アルの溶射部径はステム溶射部径より0.5mm小さくデザインされています。)

●ステムの挿入が困難な場合は、ステム溶射部径と同寸のストレートリーマを用いたリーミング(50mm程度)を追加した後、再度

ステムの挿入を行って下さい。このリーミングによってもステムの挿入が困難な場合は、徐々にリーミングを追加して(50mm

~85mm程度)、ステムの挿入を行って下さい。

(ステムサイズ#13を使用する場合)

使用リーマ・サイズ及びトライアル・サイズ

ステム・サイズ

ステム#13

ストレートリーマ13.0mmを用いた追加リーミング

溶射部径13mm ※ステム#13が挿入困難な場合

リーミング径12.5mmストレートリーマ12.5mm トライアル#13

溶射部径12.5mm

リーミング径12.5mm

トライアル名

ステム・トライアル #12

ステム・トライアル #13

ステム・トライアル #14

ステム・トライアル #15

溶射部径

11.5

12.5

13.5

14.5

先端径

11

12

13

14

11.5

12.5

13.5

14.5

リーマ・サイズ

(単位:mm)

(単位:mm)

トライアル

ステム長

130

品 名

KLS:ステム-ARC 130#12

KLS:ステム-ARC 130#13

KLS:ステム-ARC 130#14

KLS:ステム-ARC 130#15

溶射部径

12

13

14

15

先端径

11

12

13

14

ステム

ステム長

130

50mm程度

ステム長

溶射部径

先端径

溶射部径

先端径

ステム(ストレート)トライアル(ストレート)

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■ 膝蓋骨コンポーネント専用器具

パテラリーマ手術器具

■ KLS System トライアル

●31 P-カットガイド

●34 P-クランプ

●33 P-ドリルガイド

●32 P-ドリル

●35 P-プッシャー

●36 P-トライアル

■C ディスタール・   フィーマー・トライアル ■E T-トライアル

■D シャフト・トライアル

■B エクステンション・ トライアル

■A トライアル・ボルト

■F セメント・  ステム・トライアル ■G セメントレス・ステム・

  トライアル(ストレート)

詳しい使用方法につきましては別途パテラリーマ手術器具使用方法の冊子をご覧下さい。

■ セメントレス・ステム(ストレート)使用時の注意点セメントレス・ステム(ストレート)をご使用の際、以下の点につきご注意下さい。

<リーミングについて>

●リーミングを行う際は、ステム溶射部径より、0.5mm小さい径のストレートリーマを使用し、確実に130mmの深さまでリーミン

グして下さい。

<トライアルの挿入について>

●トライアルの挿入は用手的に行って下さい。ハンマー等による打ち込み設置は行わないで下さい。トライアルが抜去できなくな

る場合があります。

●トライアルの挿入が用手的に行えない場合は、リーミングが不十分な可能性があります。再度、ストレートリーマによるリーミング

を行い、確実に規定の深さまでトライアルを挿入して下さい。

<ステムの挿入について>

●切除長により、最狭部付近をステム溶射部が通過する場合には、ステムの挿入が困難となる場合があります。(下図参照。トライ

アルの溶射部径はステム溶射部径より0.5mm小さくデザインされています。)

●ステムの挿入が困難な場合は、ステム溶射部径と同寸のストレートリーマを用いたリーミング(50mm程度)を追加した後、再度

ステムの挿入を行って下さい。このリーミングによってもステムの挿入が困難な場合は、徐々にリーミングを追加して(50mm

~85mm程度)、ステムの挿入を行って下さい。

(ステムサイズ#13を使用する場合)

使用リーマ・サイズ及びトライアル・サイズ

ステム・サイズ

ステム#13

ストレートリーマ13.0mmを用いた追加リーミング

溶射部径13mm ※ステム#13が挿入困難な場合

リーミング径12.5mmストレートリーマ12.5mm トライアル#13

溶射部径12.5mm

リーミング径12.5mm

トライアル名

ステム・トライアル #12

ステム・トライアル #13

ステム・トライアル #14

ステム・トライアル #15

溶射部径

11.5

12.5

13.5

14.5

先端径

11

12

13

14

11.5

12.5

13.5

14.5

リーマ・サイズ

(単位:mm)

(単位:mm)

トライアル

ステム長

130

品 名

KLS:ステム-ARC 130#12

KLS:ステム-ARC 130#13

KLS:ステム-ARC 130#14

KLS:ステム-ARC 130#15

溶射部径

12

13

14

15

先端径

11

12

13

14

ステム

ステム長

130

50mm程度

ステム長

溶射部径

先端径

溶射部径

先端径

ステム(ストレート)トライアル(ストレート)

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■ セメントレス・ステム(カーブド)使用時の注意点セメントレス・ステム(カーブド)をご使用の際、以下の点につきご注意下さい。

<リーミングについて>●リーミングを行う際は、ステム溶射部径と同寸のフレキシブルリーマを使用し、130mmの深さまで確実にリーミングを行って下

さい。またリーミングの際は、必ずガイドピンを使用して下さい。さらに同寸のストレートリーマを使用して50mm程度のリーミ

ングを行って下さい。

<トライアルの挿入について>●トライアルの挿入は用手的に行って下さい。ハンマー等による打ち込み設置は行わないで下さい。トライアルが抜去できなくな

る場合があります。

●トライアルの挿入が用手的に行えない場合は、リーミングが不十分な可能性があります。使用したフレキシブルリーマと同寸の

ストレートリーマによる追加リーミングをさらに深く行い(50mm~85mm程度)、確実に規定の深さまでトライアルを挿入して

下さい。

<ステムの挿入について>●切除長により、最狭部付近をステム溶射部が通過する場合には、ステムの挿入が困難となる場合があります。(下図参照。トライ

アルの溶射部径はステム溶射部径より0.5mm小さくデザインされています。)

●ステムの挿入が困難な場合は、ステム溶射部径と同寸のストレートリーマによるリーミングを徐々に追加して(50mm~85mm

程度)、ステムの挿入を行って下さい。

(ステムサイズ#13を使用する場合)

フレキシブルリーマ13.0mm ストレートリーマ13.0mm トライアル#13 ステム#13

BA

A B

#13B#13A

#13A #13B

トライアル(カーブド)

ステム(カーブド)

(#13の場合)

(#13の場合)

ステム長溶射部径

TYPE BTYPE A

TYPE BTYPE A

先端径

溶射部径

ガイドピン

先端径

ステム長溶射部径

先端径

溶射部径

先端径

85mm程度

50mm程度

130mm

85mm程度

ストレートリーマ13.0mmを用いた追加リーミング

※ステム#13が挿入困難な場合

50~85mm程度

(単位:mm)トライアル

リーマ・サイズトライアル名 溶射部径 先端径 ステム長

ステム・トライアル(カーブドA)#12 11.5 11

130

12ステム・トライアル(カーブドA)#13 12.5 12 13ステム・トライアル(カーブドA)#14 13.5 13 14ステム・トライアル(カーブドA)#15 14.5 14 15ステム・トライアル(カーブドB)#12 11.5 11 12ステム・トライアル(カーブドB)#13 12.5 12 13ステム・トライアル(カーブドB)#14 13.5 13 14ステム・トライアル(カーブドB)#15 14.5 14 15

(単位:mm)ステム

品名 溶射部径 先端径 ステム長KLS:ステム-ARC CUR#12-A 12 11

130

KLS:ステム-ARC CUR#13-A 13 12KLS:ステム-ARC CUR#14-A 14 13KLS:ステム-ARC CUR#15-A 15 14KLS:ステム-ARC CUR#12-B 12 11KLS:ステム-ARC CUR#13-B 13 12KLS:ステム-ARC CUR#14-B 14 13KLS:ステム-ARC CUR#15-B 15 14

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セメントレス・ステムセメント固定ステム

「 」

大腿骨遠位端の骨切り1.

 大腿骨切除長に対し、対応するサイズの大腿

骨側トライアル(ディスタール・フィーマー・トライア

ル■C 、エクステンション・トライアル■B 、セメントレス・

ステム・トライアル■G(または●l )、または、セメント・ステム・トライアル■F 、トライアル・ボルト■A )を組み

立てます。トライアル・ボルト■A の設置には、I型-

六角ヘッドトルクドライバー(20㎏f・cm)●g を使用して下さい。

その際、左側の場合では、ディスタール・フィーマー・

トライアル■C およびエクステンション・トライアル■B に

刻印されている文字「L」(右側では「R」)が同一線上に並ぶように組み立てて下さい。また、セ

メントレス・ステム・トライアル(カーブドA)●l もしくは(カーブドB)●l を使用する場合は、ディスタール・フィーマー・トライアル■C およびエクステンション・ト

ライアル■B に刻印されている文字「L」(もしくは「R」)

とセメントレス・ステム・トライアル(カーブドA)●l もしくは(カーブドB)●l に刻印されている「#12A(もしくは#12B、ステム・サイズ#12の場合)」が同

一線上に並ぶように組み立てて下さい。

セメント固定ステムは前弯が付与されているた

め使用する際には刻印されている矢印「 」と

が同一線上に並ぶように組み立ててください。

大腿骨側トライアルの組み立て1

文字「L」[20㎏f ・cm]

(左側「L」の場合)

■G ■F ●l

■B

■C ■A

●g

#12A#12B

ストレート カーブド

セメントレス・ステム(カーブド)の使い分け部位 患側 サイドプレート位置 使用タイプ

大腿骨遠位部

右内側 A

外側 B

左内側 B

外側 A

大腿骨遠位端の切除2

〔大腿骨コンポーネントの補綴部長〕 モジュラー方式を採用しているため、ディスタール・

フィーマーとエクステンションの組み合わせにより、

20㎜間隔で大腿骨切除長に対応するインプラン

トが選択できます。

 組み立てた大腿骨トライアルを

大腿骨にあて、切除ラインを電気

メスでマーキングします。

 オッシレーターを用いて大腿骨

遠位端を切除します。

補綴部長(mm)

90

110

130

150

170

190

210

230

90

110

90

110

90

110

90

110

ディスタール・フィーマー エクステンション

40

80

120

電気メスでマーキングされた切除ライン

補綴部長(mm)

L

L

L

L

L

L

L

L

L

#12A#12B

L

L

L

1

大腿骨遠位部置換

2

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セメントレス・ステムセメント固定ステム

「 」

大腿骨遠位端の骨切り1.

 大腿骨切除長に対し、対応するサイズの大腿

骨側トライアル(ディスタール・フィーマー・トライア

ル■C 、エクステンション・トライアル■B 、セメントレス・

ステム・トライアル■G(または●l )、または、セメント・ステム・トライアル■F 、トライアル・ボルト■A )を組み

立てます。トライアル・ボルト■A の設置には、I型-

六角ヘッドトルクドライバー(20㎏f・cm)●g を使用して下さい。

その際、左側の場合では、ディスタール・フィーマー・

トライアル■C およびエクステンション・トライアル■B に

刻印されている文字「L」(右側では「R」)が同一線上に並ぶように組み立てて下さい。また、セ

メントレス・ステム・トライアル(カーブドA)●l もしくは(カーブドB)●l を使用する場合は、ディスタール・フィーマー・トライアル■C およびエクステンション・ト

ライアル■B に刻印されている文字「L」(もしくは「R」)

とセメントレス・ステム・トライアル(カーブドA)●l もしくは(カーブドB)●l に刻印されている「#12A(もしくは#12B、ステム・サイズ#12の場合)」が同

一線上に並ぶように組み立てて下さい。

セメント固定ステムは前弯が付与されているた

め使用する際には刻印されている矢印「 」と

が同一線上に並ぶように組み立ててください。

大腿骨側トライアルの組み立て1

文字「L」[20㎏f ・cm]

(左側「L」の場合)

■G ■F ●l

■B

■C ■A

●g

#12A#12B

ストレート カーブド

大腿骨遠位端の切除2

〔大腿骨コンポーネントの補綴部長〕 モジュラー方式を採用しているため、ディスタール・

フィーマーとエクステンションの組み合わせにより、

20㎜間隔で大腿骨切除長に対応するインプラン

トが選択できます。

 組み立てた大腿骨トライアルを

大腿骨にあて、切除ラインを電気

メスでマーキングします。

 オッシレーターを用いて大腿骨

遠位端を切除します。

補綴部長(mm)

90

110

130

150

170

190

210

230

90

110

90

110

90

110

90

110

ディスタール・フィーマー エクステンション

40

80

120

電気メスでマーキングされた切除ライン

補綴部長(mm)

L

L

L

L

L

L

L

L

L

#12A#12B

L

L

L

1 2

大腿骨遠位部置換

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●b

●m

大腿骨骨切り面の形成4

大腿骨のリーミング3

 フレキシブルリーマで大腿骨

骨髄腔をリーミングします。

1プレーナー●a のノブを手前に引き、大腿骨髄腔

に適合するプレーナー

ガイド●b を選択し装着します。

 プレーナー●a を使用して、大腿骨骨切

り面を平坦にします。

設置するステム径に該当

するスペーサー●nをチャンファーリーマ●mに装着し、大腿骨骨切り面の面取り

を行います。

セメントレス・ステム

セメント固定ステム

●a

●b

ノブ

 セメントレス・ステム(ストレート)を使用する

場合の大腿骨髄腔のリーミングは、ストレ

ートリーマを用いて行います。(巻頭の

セメントレス・ステム(ストレート)使用

時の注意点の項目を参照して下

さい。)

セメントレス・ステム(カーブド)を使用する場合

の大腿骨髄腔のリーミングは、まず最初

にフレキシブルリーマを用いて行い、

次にストレートリーマを用いて行います。

(巻頭のセメントレス・ステム(カー

ブド)使用時の注意点の項

目を参照して下さい。)

ノブ

2チャンファーリーマ●mのノブを手前に引き、大腿骨髄腔に適合す

るプレーナーガイド●b を選択し、装着します。

※面取り部を正面に向け、側方からスペーサーをスライドインさせて下さい。

スペーサ

面取り部

3

大腿骨遠位部置換

4

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大腿骨回旋止め部の骨切り

1)回旋止め部マーキング 2)回旋止めマーカーの組み立て

5

 大腿骨トライアルを骨髄腔に挿入し、回旋

を考慮した上で適切な設置位置を決定します。

 挿入した大腿骨トライアルの回旋止め部に

当たる部分を電気メスでマーキングします。

セメント固定ステム

 回旋止めマーカー●c に、セメント・ステム・トライア

ル■F と同じ直径の回旋止めガイド●d をネジ込み組み立てます。

セメント固定ステム

電気メスでマーキング

●c

●d

3 4

大腿骨遠位部置換

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脛骨カットガイドの設置1

2.

1)T-ロッド刺入点のマーキング あらかじめX線写真上で決定しておいた脛骨骨髄

腔の延長線上にT-ロッド●3 の刺入点を決定し、マーカー●1 でマーキングします。

2)脛骨骨髄腔のリーミング T–ロッド刺入のためスターティングリーマ●2 を使用し、近位端関節面から骨髄腔へのリーミングを行います。

3)脛骨カットガイドの設置 T-ロッド●3 を脛骨骨髄腔に挿入します。T-ロッドは2種類の長さ(200㎜、300㎜)のものが用意されていま

す。

*T-ロッドガイド●4 の前面に付いた把持部は、通常フラットな面を上にして設置します。

次にT-ロッドガイド●4 を装着、更にT-カットガイド●5 を装着します。

200mm

300mm

(フラットな面)

(曲面)

T–ロッド刺入点

把持部

●3

●4

●5

脛骨近位端の骨切り

●1

●2

●3

●4

●5

セメント固定ステム

3)回旋止めマーカーのマーキング 回旋止めマーカー●c を大腿骨骨髄腔に挿入し、電気メスでマーキングした回旋止め部を更に深く

マーキングします。

セメント固定ステム

4)回旋止め部の骨切り リウエル、サージア

トーム等を使用し、回

旋止め部の骨切りを

行い、回旋止めやす

り●f を用いて同部を仕上げます。

マーキング

●c

●f

回旋止めマーカーは骨に印

が付く程度に槌打してください。

強く槌打しすぎると、骨折す

る恐れがあります。

注 意

5

大腿骨遠位部置換

6

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脛骨カットガイドの設置1

2.

1)T-ロッド刺入点のマーキング あらかじめX線写真上で決定しておいた脛骨骨髄

腔の延長線上にT-ロッド●3 の刺入点を決定し、マーカー●1 でマーキングします。

2)脛骨骨髄腔のリーミング T–ロッド刺入のためスターティングリーマ●2 を使用し、近位端関節面から骨髄腔へのリーミングを行います。

3)脛骨カットガイドの設置 T-ロッド●3 を脛骨骨髄腔に挿入します。T-ロッドは2種類の長さ(200㎜、300㎜)のものが用意されていま

す。

*T-ロッドガイド●4 の前面に付いた把持部は、通常フラットな面を上にして設置します。

次にT-ロッドガイド●4 を装着、更にT-カットガイド●5 を装着します。

200mm

300mm

(フラットな面)

(曲面)

T–ロッド刺入点

把持部

●3

●4

●5

脛骨近位端の骨切り

●1

●2

●3

●4

●5

セメント固定ステム

3)回旋止めマーカーのマーキング 回旋止めマーカー●c を大腿骨骨髄腔に挿入し、電気メスでマーキングした回旋止め部を更に深く

マーキングします。

セメント固定ステム

4)回旋止め部の骨切り リウエル、サージア

トーム等を使用し、回

旋止め部の骨切りを

行い、回旋止めやす

り●f を用いて同部を仕上げます。

マーキング

●c

●f

回旋止めマーカーは骨に印

が付く程度に槌打してください。

強く槌打しすぎると、骨折す

る恐れがあります。

注 意

5 6

大腿骨遠位部置換

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●5

アライメントの確認2

 T-カットガイド●5 にアライメントガイド●6 とアライメントロッド●7 を装着し、アライメントを確認します。 正しいアライメントであれば、ロッドの先端は第二

中足骨を指しています。これにより、脛骨近位端は

機械的な軸に対して垂直に切除されます。

脛骨近位端の切除面の高さおよび切除位置の決定3

1)脛骨近位端の切除面の高さの決定 T-カットゲージ●9 をT-カットガイド●5 の骨切り用スリットに装着します。T-ロッドガイド●4 のねじをゆるめ、T-カットゲージの先端で関節面をトレースし、

脛骨近位端の骨切除面の高さを決定します。骨

切除量はT-カットゲージ先端から12.5mmです。

2)脛骨近位端の切除位置の決定 T-スリットゲージ●10 をT-カットガイド●5 の骨切り用スリットに装着し、脛骨後面の切除位置を確認しま

す。

●5

●6

●7 ●4

●9

●5

●7

●10

7

大腿骨遠位部置換

8

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脛骨近位端の切除4

1)T-カットガイドの固定 T-カットガイド●5 を4本の長いピン●19 を使用し、固定します。

3)脛骨近位端の切除 オッシレーターを使用し、T–カットガイド●5 のスリット(幅:1.2mm)に沿って脛骨近位端

を切除します。

4)T-カットガイドの抜去 ピンホルダー●20 もしくはスライドハンマー●21 にてピンを抜去し、T–カットガイド●5 を除去します。

19

2)T-ロッドとT-ロッドガイドの抜去 T-ロッドガイド●4 のねじをゆるめ、T-ロッド●3 をスライドハンマー●21 を使用して抜去します。

 続いてT-カットガイド●5 のねじをゆるめ、T-ロッドガイド●4 を除去します。

●スライドハンマー使用の場合●ピンホルダー使用の場合

T–カットガイド●5 除去後は、必要に応じ骨やすり●e を使用し骨切り面を平らにします。

●5

●19

●3

●4

●5

●5

●20 ●21

●21

7 8

大腿骨遠位部置換

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セメントレス・ステムを使用する場合、

大腿骨側トライアルをハンマーで槌打

しないで下さい。大腿骨側トライアル

の抜去が困難になる恐れがあります。

注 意

インプラントの設置3.

トライアルの設置1

1)脛骨の掘削 使用する脛骨コンポーネントのサイズに対応するT-セメントレス用クラ

ッシャー●15 を選択します。対応サイズが記載されている面を脛骨粗面側に向けて、T-テンプレート●11 の2本のガイドバーに沿わせてハンマーで打ち込みます。

 続いて、同様にT-セメントレス用回旋止めクラッシャー●16 を打ち込み、掘削を行います。

3)大腿骨側トライアルの設置 組み立てた大腿骨側トライア

ルを、F-インパクター●23 にて設置します。

* セメントを使用する場合は、T-セ

メント用クラッシャー●17 、T-セメント用回旋止めクラッシャー●18 を打ち込み、セメント層の掘削を行

います。

2)脛骨側トライアルの設置 使用する脛骨コンポーネント

のサイズに対応するT-トライア

ル■E を、T-インパクター●22 にて設置します。

●22

■E

●16

●23

●15

●11

●11

セメントレス・ステム

セメント固定ステム

 組み立てた大腿骨側トライアル

を用手的に設置します。

脛骨のリーミング5

1)脛骨コンポーネントのサイズの決定 T–テンプレート●11 を脛骨近位端の骨切り面に設置し、脛骨コンポーネントのサイズを決定します。

2)Tーテンプレートの設置 脛骨コンポーネントのサイズに対応するT-テンプレー

ト●11 を脛骨の骨切除面に設置し、アライメントロッド●7 を把持棒の孔に挿入します。

 テンプレートの前中心が骨軸の中心に一致するようにし、

アライメントロッド●7 の先端が第二中足骨を指す位置で回旋の状態を確認し、ピン●19 でT-テンプレート●11 を固定します。

3)脛骨のリーミング リーマガイド●12 をT-テンプレート●11 に2本のガイドバーを通して装着した後、専用のテーパーリーマ●13 とラチェットハンドル●14 を使用しリーミングを行います。リーマドライバーでリーミングした場合、骨皮質を穿孔する危険がありますので、

必ず用手的にリーミングを行ってください。 

T-テンプレートを誤って脛骨後方に設置すると、ス

テム部分の掘削を行う際、脛骨後方皮質に骨折

を生じさせることがあります。

脛骨コンポーネントのサイズと設置位置は、術前

のX線写真で十分検討しておいてください。

注 意

●7

●14

●11

●11

●13

●11

●12

9

大腿骨遠位部置換

10

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セメントレス・ステムを使用する場合、

大腿骨側トライアルをハンマーで槌打

しないで下さい。大腿骨側トライアル

の抜去が困難になる恐れがあります。

注 意

インプラントの設置3.

トライアルの設置1

1)脛骨の掘削 使用する脛骨コンポーネントのサイズに対応するT-セメントレス用クラ

ッシャー●15 を選択します。対応サイズが記載されている面を脛骨粗面側に向けて、T-テンプレート●11 の2本のガイドバーに沿わせてハンマーで打ち込みます。

 続いて、同様にT-セメントレス用回旋止めクラッシャー●16 を打ち込み、掘削を行います。

3)大腿骨側トライアルの設置 組み立てた大腿骨側トライア

ルを、F-インパクター●23 にて設置します。

* セメントを使用する場合は、T-セ

メント用クラッシャー●17 、T-セメント用回旋止めクラッシャー●18 を打ち込み、セメント層の掘削を行

います。

2)脛骨側トライアルの設置 使用する脛骨コンポーネント

のサイズに対応するT-トライア

ル■E を、T-インパクター●22 にて設置します。

●22

■E

●16

●23

●15

●11

●11

セメントレス・ステム

セメント固定ステム

 組み立てた大腿骨側トライアル

を用手的に設置します。

脛骨のリーミング5

1)脛骨コンポーネントのサイズの決定 T–テンプレート●11 を脛骨近位端の骨切り面に設置し、脛骨コンポーネントのサイズを決定します。

2)Tーテンプレートの設置 脛骨コンポーネントのサイズに対応するT-テンプレー

ト●11 を脛骨の骨切除面に設置し、アライメントロッド●7 を把持棒の孔に挿入します。

 テンプレートの前中心が骨軸の中心に一致するようにし、

アライメントロッド●7 の先端が第二中足骨を指す位置で回旋の状態を確認し、ピン●19 でT-テンプレート●11 を固定します。

3)脛骨のリーミング リーマガイド●12 をT-テンプレート●11 に2本のガイドバーを通して装着した後、専用のテーパーリーマ●13 とラチェットハンドル●14 を使用しリーミングを行います。リーマドライバーでリーミングした場合、骨皮質を穿孔する危険がありますので、

必ず用手的にリーミングを行ってください。 

T-テンプレートを誤って脛骨後方に設置すると、ス

テム部分の掘削を行う際、脛骨後方皮質に骨折

を生じさせることがあります。

脛骨コンポーネントのサイズと設置位置は、術前

のX線写真で十分検討しておいてください。

注 意

●7

●14

●11

●11

●13

●11

●12

9 10

大腿骨遠位部置換

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■D

■E

■C

 大腿骨トライアルの設置状態を確認し

ます。

4)大腿骨側トライアルの設置確認 大腿骨トライアルの設置状態を確認し

ます。

5)大腿骨側トライアルと脛骨側トライアル   の連結 シャフト・トライアル■D にてT-トライアル■E とディス

タール・フィマー・トライアル■C とを連結します。

6)整復状態の確認 整復し、屈伸と回旋について確認します。

セメントレス・ステム

セメント固定ステム

11

大腿骨遠位部置換

12

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■D

マーキング

7)インプラント設置用マーキング 大腿骨側トライアルの設置状態が適切であれば、

サイドプレートの位置に電気メスでマーキングを付

け、インプラントを設置する際の目印とします。

セメントレス・ステム

●21

*挿入したセメントレス・ステム・トライアルの抜去が

困難な場合は、ディスタール・フィーマー・トライア

ル及びエクステンション・トライアルを除去した後、

ステム・トライアル・エキストラクター●pを使用して抜去して下さい。

トライアルの設置11

8)トライアルの抜去 大腿骨側トライアルと脛骨側トライアルを用手的

に抜去します。

挿入した大腿骨側トライアルの抜去が困難な場合は、

ディスタール・フィーマー・トライアルにシャフト・トライアル

■D を通し、スライドハンマー●21 を用いて抜去します。

 挿入した脛骨側トライアルの

抜去が困難な場合は、T-トライアル

■E にシャフト・トライアル■D を通し、

T-トライアル・エキストラクター●oを用いて抜去します。T-トライアル・

エキストラクター●oにスライドハンマーL●jを装着して抜去することもできます。11 12

大腿骨遠位部置換

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 大腿骨コンポーネントを組み立てます。ディスタール・

フィーマーおよびエクステンションに刻印されている

文字「L」(右側では「R」)とセメント固定ステムの場合は矢印「 」が同一線上に並ぶように組み立

ててください。また、セメントレス・ステム(カーブドA)も

しくは(カーブドB)を使用する場合は、それぞれのス

テムに刻印されている「A」もしくは「B」が同一線上

に並ぶように組み立ててください。

 ステムとエクステンション、エクステンションとディス

タール・フィーマーを接合するロックボルトは次の

2段階で固定してください。

インプラントの組み立て2

[20㎏f ・cm]

[50㎏f ・cm]

I型-六角ヘッドトルクドライバー(20kgf・cm)●g を回転させ、カチッと音がするまで締め込みます。

T型-六角ヘッドトルクドライバー(50kgf・cm)●h を回転させ、カチッと音がするまで締め込みます。

正しく組み立てられたコン

ポーネントの接合面は、

テーパー嵌合が優先され

るため、1mm程度の間隙

が生じます。

文字「L」

(左側「L」の場合)

セメントレス・ステムセメント固定ステム

●g

●h

セメントレス・ステム(ストレート)

セメントレス・ステム(カーブドB)

セメントレス・ステム(カーブドA)

B A

「 」

13

大腿骨遠位部置換

14

大腿骨遠位部置換

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 大腿骨コンポーネントは大腿

骨トライアルを設置した時に付

けたサイドプレートのマーキン

グ位置を指標にステムを用手的

に挿入します。

 挿入した大腿骨コンポーネン

トをF-インパクター●23 を使用して設置します。

 大腿骨コンポーネント設

置後、ロックボルトをT型-

六角ヘッドトルクドライバー

(50kgf・cm)●h を用いて、再度カチッと音がするまで

締め込み、テーパー嵌合

の確認を行います。

●23

インプラントの設置3

大腿骨コンポーネントの設置 大腿骨コンポーネントは回旋

止め部の位置を合わせて、用手

的に挿入します。

 挿入した大腿骨コンポーネント

をF-インパクター●23 を使用して設置します。

 大腿骨コンポーネント設置後、

ロックボルトをT型-六角ヘッド

トルクドライバー(50kgf・cm)●h を用いて、再度カチッと音がする

まで締め込み、テーパー嵌合の確認

を行います。

セメントレス・ステム

セメント固定ステム

●23

マーキング

サイドプレート部の拡大図

・大腿骨コンポーネントの設置が困難な場合は追加リーミングを実施して下さい。〔巻頭のセ

メントレス・ステム(ストレート)もしくは(カーブド)使用時の注意点の項を参照して下さい。〕

・打ち込みの際には、大腿骨コンポーネントの回旋に十分注意して下さい。

注 意

*ステムを抜去する必要が生じた場合は、ディスタール・

フィーマー及びエクステンションを除去した後、ステム・イン

プラント・エキストラクター●qを使用して抜去して下さい。

13 14

大腿骨遠位部置換

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●k

●g

●g

骨切り面に一番近いサイ

ドプレートの穴からストッパー付きドリ

ル4.0●k (φ4.0mm)を垂直に挿入し、骨にドリリングします。このときステムの

ネジ穴内に骨片等が残らないよう、注

水を行いながらドリリングしてください。

・セメントレス・ステムは、ステム軸に対して直角にあいているネジ穴に、サイドプレートからサイドボルトをネジ込み固定するようにデザインされています。そのため、穴あけの方向がずれたり、ネジ穴を傷つけるとサイドボルトがネジ込めなくなる可能性がありますので、慎重に穴あけを行います。・サイドボルトの締め込み後、各ボルトにゆるみがないか再度確認して下さい。

注 意

サイドボルトによる固定1)1本目のサイドボルトの挿入 2)2本目、3本目のサイドボルトの挿入

3)サイドボルトの締め込み

セメントレス・ステム

 I型-六角ヘッド

トルクドライバー

(20kgf・cm)●g を使用して、骨切り

面に近いサイドボ

ルトからカチッと音

がするまで締め込

みます。

サイドプレートからI型-

六角ヘッドトルクドライバー(20kgf・cm)

●g を使用し、サイドボルトを垂直に挿入して、軽くねじ込み、仮止めします。

(強く締め込まないでください。)

ステムのネジ穴内部を洗浄し、ネジ穴内に骨片等が残っていな

いことを確認します。

 1本目のサイドボルトの仮止めを

終えた後、1本目と同様の作業手順

(Step1~Step3)に従って2本目の

サイドボルトを真中のネジ穴に仮止

めしてください。

 最後に、骨切面から最も遠い位置

のネジ穴に1本目と同様の手順でサ

イドボルトを仮止めしてください。 

 

サイドボルトの操作では以下の点にご注意ください。

過大な締め付けトルクにより、サイドボルトが破損する恐れがあるため、T型-六角ヘッドトルクドライバー(50kgf・cm)は使用しないでください。特に、3本目のサイドボルト締め込み後、サイドプレートのたわみによりサイドボルトが浮いて見える場合がありますが、T型-六角ヘッドトルクドライバー(50kgf・cm)による増し締めは絶対に行わないでください。

垂直に挿入し、ドリリングする。

垂直に挿入してねじ込みます。

90°

90°

15

大腿骨遠位部置換

16

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 脛骨コンポーネントをT-インパクター●22 を使用して、打ち込みます。

 大腿骨コンポーネントと脛骨コンポーネント

は以下の手順で連結します。

大腿骨コンポーネントと脛骨コンポーネントを設置した後に、

シャフトポジショナー●24 を使用することにより、仮整復し、屈伸と回旋について確認することができます。

大腿骨コンポーネントと脛骨コンポーネントのヒンジシャフトのための貫通孔の軸が一致していることを確認します。

ヒンジシャフトを挿入し、T型-プラスヘッドトルクドライバー(70㎏f・cm)

●30 を回転させ、カチッと音がするまで確実に締めてください。 [70㎏f・cm] ヒンジシャフト

大腿骨・脛骨両コンポーネントの貫通孔及び大腿骨コンポーネントの

ネジ部に異物、キズ等の無いことを確認してからヒンジシャフトを挿入し

てください。

ヒンジシャフトは、大腿骨コンポーネントのネジ部で傷つけないよう、

まっすぐに挿入してください。

更に、シャフトドライバー●29 を用いて強く増し締めを行ってください。

ヒンジシャフト固定用のシャフトキャップを装着します。シャフトキャップは切り欠きの入っているほうを内側にし、

シャフトキャッププッシャー●25 で大腿骨コンポーネントの挿入孔に完全に沈み込むまで挿入してください。

シャフトポジショナーによる仮整復

注 意

●25

●29

●30

●24

インプラントの設置3

大腿骨コンポーネントの分解について4

 組み立てられたコンポーネントを分解する必要が生じた場合は、

ロックボルトを除去した後に、各コンポーネントの接合面部に

テーパー抜去器●i を打ち込み、コンポーネントを分離することがで

きます。

●i

・コンポーネントの接合面部に打ち込んだテーパー抜去器をこねるような

操作は行わないで下さい。テーパー抜去器が破損する恐れがあります。

注 意

15 16

大腿骨遠位部置換

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(フック)

シャフトキャップ

シャフトキャップの抜去方法

インプラントの再置換等のため、シャフトキャップを抜去する必要が生じた際は、次の手順で行ってください。

シャフト抜去器の使用方法

シャフトキャップ抜去器●26 を、シャフトとフックに分解します。

1

1

フックの先端をシャフトキャップの中央の孔に挿入し、回転させて孔の内側の切り欠き部を探り、引っ掛けます。

2

シャフトにラチェットハンドル●14 を装着し、フックにねじ込みながら挿入します。

3

シャフトをフックにねじ込むに従い、シャフトキャップがインプラントから抜去されます。

4

(シャフト)

シャフトキャップ

(フック)

(シャフト)

(フック)

〈注意〉 抜去したシャフトキャップは絶対に再使用せず、廃

棄してください。外観上は損傷していないように見

えてもインプラントの失敗につながるような金属疲

労またはマイクロクラックを内包している可能性が

あります。

●14

●26

●27 ●27

シャフトドライバー●29 を用いてヒンジシャフトを少しゆるめます。その後、ヒンジシャフトの中心のネジ穴にシャフト抜去器●27先端を反時計回りにまわして、抵抗が感じられるまでねじ込みます。

2

さらにシャフト抜去器●27を反時計回りに回転させ、ヒンジシャフトを反時計回りに共回りさせながら、ヒンジシャフトを抜去します。

17

大腿骨遠位部置換

18

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膝蓋骨コンポーネントの設置5

1)膝蓋骨の骨切り

 P-カットガイド●31 の2つのゲージのいずれかを選択し、図1または、

図2の方法で膝蓋骨に当てて、膝

蓋骨に平行になるようにP-カットガ

イドを固定し、骨切りを行います。

2)膝蓋骨のドリリング 使用する膝蓋骨コンポーネントのサイズ

に対応するP-ドリルガイド●33 をP-クランプ●34 に装着し、P-ドリルガイド●33 が骨切り面の中央になる位置でP-クランプ●34 を固定し、P-ドリル●32 を使用しペグ用の穴を掘ります。

3)P-トライアル/膝蓋骨コンポーネントの設置P-トライアルの設置 使用する膝蓋骨コンポーネントのサイ

ズに対応するP-トライアル●36 を、P-プッシャー●35 を装着したP-クランプ●34 で設置します。

膝蓋骨コンポーネントの設置 使用する膝蓋骨コンポーネントをセメン

ト固定した後に、P-プッシャー●35 を装着したP-クランプ●34 で圧迫します。

8.5

図1 (8.5mmゲージ)

膝蓋骨の変形が少なく、膝蓋骨の厚さが十分ある場合は、関節面に8.5mmゲージを当てて、P-カットガイドを固定し骨切りを行います(インプラントと同じ厚みの骨切りができます。)

図2

関節面の変形が著しい場合等、膝蓋骨の厚さが十分でない場合は、膝蓋骨前面に10mmゲージを当てて、P-カットガイドを固定し、骨切りを行います(最低限10mmの厚さで、膝蓋骨を残すことができます。)

10

 (10mmゲージ)

(8.5mmゲージ)

(10mmゲージ)

上 面

上 面

(8.5mmゲージ)

(10mmゲージ)

上 面

上 面

●31

〈P-1タイプ用〉

〈P-1タイプ用〉

P-1タイプ用

P-3タイプ用

●32

●34

●34

●36

●33

P-プッシャー●35

(膝蓋骨)

(膝蓋骨)

17 18

大腿骨遠位部置換

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専用器具の使用方法

●大腿骨遠位部置換用

Ver.3.0

  [ 2009年3月改訂 ] A1T090325T T -620-5 006274

※このカタログは環境にやさしい大豆インキを使用しています。

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