第37回愛知県公立大学法人評価委員会会議録 - aichi prefecture1...

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1 第37回愛知県公立大学法人評価委員会会議録 1 日 時 平成28年8月2日(火)午後2時から3時30分まで 2 場 所 愛知県自治センター 6階 第603会議室 3 出席者 委員 4人 4 傍聴者 なし 5 議 題 (1)平成27年度業務実績に関する評価について (2)平成27年度財務諸表に関する意見について (3)平成27年度利益処分に関する意見について 6 議事概要 【平成27年度業務実績に関する評価について】 ○ 評価案を取りまとめて、法人へ意見の有無等を照会し、次回の第38回評 価委員会で決定することとした。 【平成27年度財務諸表に関する意見について】 ○ 原案について、知事が承認するにあたって「意見なし」とした。 【平成27年度利益処分に関する意見について】 ○ 原案について、知事が承認するにあたって「意見なし」とした。

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第37回愛知県公立大学法人評価委員会会議録

1 日 時

平成28年8月2日(火)午後2時から3時30分まで

2 場 所

愛知県自治センター 6階 第603会議室

3 出席者

委員 4人

4 傍聴者

なし

5 議 題

(1)平成27年度業務実績に関する評価について

(2)平成27年度財務諸表に関する意見について

(3)平成27年度利益処分に関する意見について

6 議事概要

【平成27年度業務実績に関する評価について】

○ 評価案を取りまとめて、法人へ意見の有無等を照会し、次回の第38回評

価委員会で決定することとした。

【平成27年度財務諸表に関する意見について】

○ 原案について、知事が承認するにあたって「意見なし」とした。

【平成27年度利益処分に関する意見について】

○ 原案について、知事が承認するにあたって「意見なし」とした。

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【質疑】

(1)平成27年度業務実績に関する評価について

○ 委員

資料1「平成27年度業務実績に関する評価結果(案)」の中で、法人の自

己点検・自己評価が「上回って実施している」の項目について、評価案を見

てまいります。本日は法人にも出席していただいておりますので、まず、法

人に確認したい事項等がございましたらお願いします。それでは順番に審議

します。

項番14の県立大学情報科学部の教育について、実施状況欄では、「年度計

画を上回って実施している」としております。評価案として、「次世代ロボッ

ト研究所施設を建設し、教育・研究をより実践的に進めることができる環境、

企業等との共同研究をこれまで以上に推進できる環境を整備したことにより、

教育研究の可能性を大きく広げた。また、施設を活用した企業等との共同研

究に向けて 27 年度中に調整を行い、28 年度開設当初からの共同研究につなげた。これにより、自己点検の『年度計画を上回って実施している』は妥当

であると判断する。」としております。これについて何かございませんか。法

人からの補足説明等はございませんか。

○ 県立大学

施設の設計段階から企業の要望や教育カリキュラムについて非常に良く考

えて設計をしました。その結果として、共同研究を平成28年度当初からス

タートすることができました。やはり研究所があって初めて理解してもらえ

た事も多くございますので、私としては作って良かったと思っております。

今後に向けても多くの共同研究や教育全般において努力をしていきたいと思

います。

○ 委員

それでは次に、項番20の国際文化研究科の教育について、実施状況欄で

は、「年度計画を上回って実施している」としております。評価案として、「博

士前期課程において、英語高度専門職業人コースを導入し、その教育体制の

充実のため、第一線の通訳実務者を専任教員として採用するとともに、通訳

翻訳研究所設立を決定し、28 年度当初からの運用開始を実現した。また、研究所設備として対談収録等が可能なスタジオスペース、学内全施設に配信可

能な同時通訳放送システムなどを整備することにより実践型教育を可能とし

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た。これにより、自己点検の『年度計画を上回って実施している』は妥当で

あると判断する。」としております。

○ 事務局

よろしいでしょうか。本日は委員が欠席されておりますので、事前にいた

だいた御意見、御質問を御紹介いたします。

「英語高度専門職業人コースを導入したのみでなく、第一線の通訳実務者を

採用したことや、通訳翻訳研究所を設立したことにより、教育体制が充実した

というためには、実際に通訳翻訳研究所を授業等でしっかりと活用する体制が

整ったということを確認させていただく必要があると考えております。そこで、

通訳翻訳研究所の設立を決定し、28年度当初からの運用開始を実現したとい

うことについて、4月からの運用体制は決定しているのか、授業等ではどのよ

うに活用されているのかを確認させていただきたい。」という御意見・御質問

となりますので御紹介をさせていただきました。

○ 委員

法人からの御回答はいかがでしょうか。

○ 法人事務局

研究所の28年度からの活用について御質問をいただいておりますが、研

究所につきましては4月から運用を開始し、組織として三部門を設置してお

ります。通訳研究・実践部門、翻訳研究・実践部門、機械通訳や機械翻訳を

支援する支援テクノロジー研究部門を立ち上げ、各種の研究を始めておりま

す。

特に、事業の企画や地域や企業との連携ですとか、秋からは有料のゼミナー

ルも行いますので、そういった事業の準備を研究所で現在行っております。

また、研究所が開設したということで、5月にはキックオフセミナーを開催

し、そこで同時通訳放送のデモンストレーションやプレス発表もしております。

もう一つは授業への活用ですが、28年度のカリキュラムを策定する時点では、

4月に確実に整備が終了して共用を開始できるかどうかリスクもございまし

たので、前期の授業は見送り、後期からは大学院と学部の教育でも使うことに

しております。後期からは大学院の国際文化研究科で通訳演習、翻訳演習も予

定しております。外国語学部でも後期からは同時通訳のバーチャル実技演習な

ど、研究所の機能を活用した授業を実施するということで進めております。

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○ 委員

ありがとうございました。

新たな取組を行っているということですね。

○ 法人事務局

今年度当初から活用をさせていただいているということです。

○ 委員

視察に行けなかったのでお伺いするのですが、新たな建物を建てられたの

ですか。

○ 法人事務局

スタジオと通訳ブースといった部屋になります。

○ 委員

独立した建物であればもっと宣伝できそうですね。珍しい研究所であり、

研究者がいるのですから。

○ 委員

前回、ロボット研究所につきましては、専任教員あるいは併任教員が何名

位いるのか質問が出たと思います。同じく通訳翻訳研究所につきましては、

BBCワールドで放送通訳に従事している方を一人採用されたと伺っており

ますが、その他には専任教員、併任教員はどの位いらっしゃるのでしょうか。

○ 法人事務局

研究所の所員としては12名の教員で体制を組んでおります。

○ 法人事務局

12名全てが外国語学部に所属している教員で、通訳翻訳研究所と兼務をし

ております。

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○ 委員

それでは次に項番28の県立大学のキャリア支援について、実施状況欄では、

「年度計画を上回って実施している」としております。評価案として、「合同

企業説明会の開催日数や参加企業数の増加、学校推薦の求人の増加など、学生

へのキャリア支援を強化した。これにより、自己点検の『年度計画を上回って

実施している』は妥当であると判断する。」としております。よろしいでしょ

うか。

○ 各委員

(意見等なし。)

○ 委員

次に項番55の芸術大学のキャリア支援について、実施状況欄では、「年度

計画を上回って実施している」としております。評価案として「愛知県内の芸

術系大学や芸術職採用企業への呼びかけ・調整を行い、愛知県内芸術系 6大学による合同企業説明会の開催を初めて実現させた。これにより、自己点検の『年

度計画を上回って実施している』は妥当であると判断する。」としております。

よろしいでしょうか。

○ 各委員

(意見等なし。)

○ 委員

6頁、項番59の芸術大学の芸術活動の推進・発信について、実施状況欄で

は、「年度計画を上回って実施している」としております。評価案として「協

定校への教員派遣等を始めとした年度計画を順調に実施するとともに、名古屋

フィルハーモニー交響楽団と協定を締結したことにより、美術・音楽両分野で

の相互交流を促進した。また、芸術活動の発信と 50周年記念事業の財源拡充のため、教員・卒業生等の出展作品による『愛芸 50オークション』を初めて開催した。これにより、自己点検の『年度計画を上回って実施している』は妥

当であると判断する。」としております。いかがでしょうか。

○ 法人事務局

よろしいでしょうか。前回の委員会での御質問にお答えしたいと思います。

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委員から名フィルとの協定に関し、芸大の卒業生がオーケストラに採用され

ている数や、どういう流れで採用されるのか御質問をいただいておりました。

採用の流れとしては、公募に対し個人で応募し、オーディションを受けてい

ただくことになります。実力の面から、新卒では名フィル等にはなかなか入

れないこともありまして、卒業後に合格して入団するケースが多いとのこと

です。直近の調査では、名フィルの楽団員は全体で69名みえるそうですが、

そのうち10名が卒業生となります。中部フィルハーモニーではもう少し多

くて37名中18名が卒業生であるということを把握しております。

○ 委員

新卒でオーケストラに入れなかった方はどうしているのでしょうか。

○ 法人事務局

欠員がないと入ることができない厳しい状況ですから、そういった方はオ

ーケストラを目指して再チャレンジをしているのではないでしょうか。

○ 委員

正式な楽団員に対して、サブの団員がいるのですか。

○ 法人事務局

楽団員として登録されている方が全体として69名です。

○ 委員

関連した質問ですが、一流のプロとして力を認められるためには学位を取

得してから研鑽を積まなければいけないのでしょうか。前回も議論になりま

したが、キャリア支援の点では卒業後も技術の向上のための支援をしていか

なくてはならないのでしょうか。

一方で、有名なコンクールで賞をもらう方々の中には若い方もいるのですが、

音楽家のプロとして通用する技量を大学で修めて卒業しても、地元のオーケス

トラで通用するレベルはもっとずっと高いのでしょうか。他方、もっと低年齢

でも別の形で活躍している方もいる現状をどのように理解していいのか伺わ

せていただきます。

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○ 法人事務局

その辺りはあまり詳しく承知していないのですが、名フィルでヴァイオリ

ニストを公募しているのを見ていると、過去の実績ではなくて、まさにその

場の課題曲の演奏について、一次、二次とオーディションによる評価を受け

ているという印象を持ちました。大学としてはできるだけ支援をしなければ

いけないので、例えば大学にミニコンサートをやってくれないかと話があり

ますと、そういった時には卒業生を演奏会に派遣するようセットするような

ことはしております。

○ 委員

卒業した人が芸大に来て練習ができるかといったアフターケアの話など、

もう少し色々と聞きたい気がしますが、別の機会にしっかりと聞かせていた

だければと思います。他にはよろしいでしょうか。

○ 各委員

(意見等なし。)

○ 委員

次に8頁、法人評価委員会の意見等について検討すべき項目ですが、項番

3の県立大学の入試広報について、実施状況欄、法人自己点検では、「年度計

画を十分に実施している」としております。評価委員会の評価案としては更

に一段上げて「年度計画を上回って実施している」と考えております。その

内容としては、「オープンキャンパスのプログラム見直しや新たな取組として

の学部単位のミニオープンキャンパスの実施など積極的な取組を進め、結果

として参加者数を大幅に増加させたため、『年度計画を上回って実施している』

と判断できる。」といたしました。いかがでしょうか、御意見はありますでし

ょうか。

○ 委員

前回議事録の中で、オープンキャンパスへの参加者数が増えた一方で、実

際の志願者数には結びついていないとおっしゃっています。実際にはすごく

難しく、オープンキャンパスの参加者数が増えて、実際の入試の志願者数が

増えるのが望まれるシナリオではあるのですが、一方でどういう志願者が増

えたかまで必ずしも踏み込めておられませんので、県立大学をより理解され

た方が志願され、そういった方が増えているのであればオープンキャンパス

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の成果が出たと考えることができると思います。元々は志願者を増やすとい

う計画ではないということを考慮した場合には「Ⅳ」と評価しても良いので

はないかと思います。

○ 委員

かなり力を入れて取り組んでおられますね。委員のおっしゃったような分

析はしているのでしょうか。例えば入学生の中でオープンキャンパスに参加

したのかというような追跡調査はしているのか。

○ 法人事務局

計画の実施状況等欄の下の表に「入学者アンケートにおけるオープンキャ

ンパス参加者の割合」が記載されております。

○ 委員

約半数ですね。先ほど委員が指摘されたように入学者数とか受験率という

計画ではないので「Ⅳ」でも良いのではないかという御意見ですが、他に御

意見はありますでしょうか。

○ 各委員

(意見等なし。)

○ 委員

次に9頁、県立大学外国語学部について、実施状況欄では、「年度計画を十

分に実施している」としております。評価委員会の意見として、「TOEIC800点を目指す高い目標を設定し、対策講座の拡充等の取組などを強化した結果、

700点以上獲得者の割合が増えていることは評価できる。しかしながら、目標の達成率は昨年度比で 1.7%減少しており、最終年度における目標達成に向けて取組を進められたい。」ということですが、何か法人から御意見はございま

せんか。

○ 法人事務局

最終年度における卒業生ということですので、目標達成に向けて今も色々

な取組をしておりますが、最終年度としてしっかりと取り組んでいきたいと

思います。

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○ 委員

何か委員の先生からは御意見はありますか。かなり厳しいですよね。

○ 委員

資料の意見以外にもこういう要素があるから達成に向けて努力をされたい

という書き方はできないか。事前に説明を受けた時に、750点から799

点までの範囲も含めて応援をするような書きぶりにできないかと発言した記

憶があるのですが。元々の目標が800点以上であるので、700点以上と

すると少し幅があると思います。かなり目標に近いところでこれだけ頑張っ

ているということも含めて意見に補足をいただいて、「最終年度に向けて」と

繋げられた方が良いという感想は持っております。

○ 委員

どういう書き方にしましょうか。

○ 委員

人数が増えているのであれば、良かったと思えるのでしょうが、率で見る

と減少してしまうのですよね。

○ 委員

750点から799点については増えているのですか。

○ 法人事務局

26年度から27年度にかけて人数も割合も増えています。

○ 委員

人数が増えているのに率が下がるというのはどういう理由ですか。

○ 法人事務局

卒業生の人数が分母になっていますので分母が増えております。87名か

ら112名に増えおりますので。

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○ 委員

高得点者は増えて良くなっているのに、と感じます。もう少し書き方があ

ると感じます。

○ 法人事務局

グローバル人材育成が始まって、留学する学生が増え、本学の場合には留

学をするとなかなか4年では卒業できず、休学をして留学をすると5年で卒

業することになります。卒業生には留年した人が含まれることになります。

それで、平成26年度は卒業生の分母が少なくなっています。

○ 委員

評価指標の800点を7割というのが高すぎたのではないですか。文部科

学省への申請を出される時に過去からの数値を参考にして出されたのか。

700点以上を目標としていれば7割が目標を達成しているので評価がで

きるのでしょうが、明確に800点が7割と書いてあると42%では半分で

はないかと思えます。頑張って700点以上の高得点者を増やしていること

も事実ですが。

グローバル人材育成はいつ終わりますか。

○ 法人事務局

国からの補助金は今年度までとなります。

○ 委員

いずれにしても評価指標として実績を国へ報告しないといけませんよね。

最初に書いた目標はどうやっても変えられないので、その目標で報告しない

といけませんね。ただ、報告する時には但し書きできちんと状況を書いてお

いた方が良いと思います。

○ 法人事務局

750点の獲得者がどれ位いて、底上げを図ったというようなことは書く

つもりです。

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○ 委員

結局750点以上になると、今年度は62人、55.7%で、前年度は

46人、52%ですので、750点ラインを設けますとこの期間の状況変化が

少し分かるのではないかと思います。もう少し表現を補っても良いのではない

かという印象を持っています。

○ 委員

意見も公表されるのであれば、言葉の感覚ですが、目標の達成率を最初に

目標として設定してしまったら、達成したかしないかを述べないといけない

というのは承知しておりますので、先に「目標達成ができていないので取組

みが必要であると考える」と書き、「しかし高得点獲得者の割合は着実に増え

てきている」という書き方の方がプラスになる気がします。

○ 委員

750点以上を内容として入れるということでしょうか。

○ 委員

調べていただいたら、700点から799点までを更に細分化できたとい

うことなので、例えば800点のすぐ下のラインが増えていることについて

努力の成果が見られるという趣旨で付け加えていただいても良いかなと感じ

ます。

○ 委員

前回いただいた参考資料の7頁を拝見しますと、平均点はそれほど上がっ

ていないので、もう少し頑張っていただかないといけないかと思います。

○ 委員

これは我々の意見なので、後ほど書き方を含めて検討しましょう。

グローバル人材育成の最終年度ですので、報告書を書かなくてはいけない

し、自己評価が待っています。この評価に関しては800点獲得者の数字だ

け挙げられると、それは達成できなかったということになりますので、今の

議論をベースに報告書を作られることを推奨します。補足説明も書けますの

で書くようにしてください。書かないと文部科学省の評価ではバサッと切ら

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れますので。今回の評価委員会の評価としては、「1.7%減少しており…」

という意見の書き方はあまりにも素っ気ないのではないかという委員の意見

を踏まえてこちらで考えます。

○ 委員

評価に限定して言うとこういった書き方もあると思いますけど、ここに「意

見」とありますのでその意味で委員の御指摘も踏まえて少しきめ細かな対応

をしても良いかと思います。

これは余計な話かもしれませんが、愛知県の地方創生総合戦略にこの目標

が出ているということは、それなりに重く受け止めなくてはならないと思い

ますので、総合戦略の評価に同じような書き方がなされるとすればそれは酷

だという感想を持っています。

○ 委員

それから11頁の項番29、県立大学の学生の健康管理、続けて12頁の

項番56、芸術大学の学生の健康管理について、意見として、「定期健康診断

の受診率向上に向けて今後の取組を検討されたい。」ということでございます。

○ 委員

前回お聞きしそびれたのですが、障害者差別解消法を踏まえまして、私共

の大学でも規程や、入試の募集要項の文言の変更など、色々な取組をしてお

ります。おそらく項番56に記載されているような支援要員の増員だけでは

なく、支援のための色々な取組が必要かと思いますが、どのような取組をさ

れているのでしょうか。

○ 法人事務局

平成28年4月から障害者差別解消法が施行されることを踏まえ、愛知県

では条例を制定して対応を強化されています。平成28年4月1日現在、公

立大学法人においても同様の規程を設けております。具体的には「障害を理

由とする差別の解消の推進に関する対応要領」、推進体制として法人内部の最

高責任者には理事を、法人事務局次長が総括管理責任者として学内体制も合

わせて設置しております。

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○ 法人事務局

よろしいでしょうか。前回の評価委員会で、健康診断について学生が受診

をしない場合に試験を受けさせないというような何らかのペナルティを科し

ているのかという御質問がありましたが、県大も芸大も特にペナルティは科

しておりません。個別に未受診者に電話やメールをして受診を促すというこ

とはありますが、こういった御意見も踏まえて他の大学の取組等を参考にし

ながら受診率が上がるよう取り組んでまいりたいと思います。

○ 委員

その他、意見はよろしいですか。

○ 各委員

(意見等なし。)

○ 委員

それでは12頁、項番60、61の科研費その他の助成金の申請について、

実施状況欄、法人自己点検では、「年度計画を十分に実施している」としてお

ります。評価委員会の評価案としては「年度計画を上回って実施している」

と判断できるとしております。

20件の申請を目指すということですが、27年度の申請件数は49件で

す。科研費は1件、その他の助成金は大幅に増えているということですが、

いかがでしょうか。ここは申請件数について書かれており、採択件数あるい

は採択金額については触れていませんのでこれで良いかと思いますが、いか

がでしょうか。

○ 各委員

(意見等なし。)

○ 委員

全体評価の評価に当たっての意見、指摘等ということで、平成27年度は

意欲的な取組を多く進めるとともに目標達成に向けた様々な取組を着実に進

め、中期計画を順調に実施していることは評価できる。「引き続き学長のリー

ダーシップの下で誰もが誇りに思う大学をつくるため、法人や教職員が一体

となって計画達成に向けて取組を十分に進めていただきたい。なお、中期目

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標期間6年間の前半3年間を経過し、中期計画をおおむね順調に実施してい

ると判断できる。今後、中期計画の前半3年間の進捗を踏まえ、中期計画の

達成が困難なものについては今後の対策を検討し、最終的に中期目標が達成

されるよう期待をする。」ということでございます。いかがでしょうか。委員

の皆様、あるいは法人からの補足説明などございませんでしょうか。

○ 委員

よろしいでしょうか。せっかく先生がみえたのでお伺いします。次世代ロ

ボット研究所を視察してとても感銘を受けたのですが、産業界への貢献とし

て、具体的に次世代ロボット研究所で取り組む産官学の連携について少し説

明をしていただけたらと思います。

○ 県立大学

産学と行政の連携の典型としては、知の拠点の重点プロジェクトの募集が

平成28年度にございました。そのプロジェクトのロボット関係のテーマで

応募し、採択をしていただいております。大学と企業とは別に行政も含めた

ものの典型です。それから企業との関係では、近隣の企業を始め何社かと話

を進めているものや、実際に4月から連携しているものもございます。

○ 委員

これからは、県立大学、それから芸術大学も関係してきますが、小型シン

クロトロン光を使った研究は色々と使われるようになってきているので、知

の拠点を有効に活用していただきたい。

県立大学はビームラインを持っているのでしょうか。情報系ではあまり使

わないのですか。

○ 県立大学

それはまだ持っておりません。やはり材料関係の分析などには使いますの

で、ものづくりといっても情報科学という分野を出た時には必要になること

もありますが、現状では一緒に研究をする時にお借りするというような協力

体制は揃ってきたかと思います。

○ 委員

是非、近くにある知の拠点を活用していただきたい。

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他になにかございますか。

○ 委員

先ほど、実績報告は修正されたと説明を受けましたが、博士後期課程を2

年で早期修了した女性がいるという実績について、評価結果に意見として盛り

込むことができるのであれば盛り込んではどうかと思います。前回先生の発言

でも「これは素晴らしいことで」とおっしゃってみえますので、これを意見と

してはどうでしょうか。私も前回は発言をしませんでしたが、その部分には注

目をしておりましたので、他の方に異論がなければ素晴らしいこととして意見

を記載してもよいのではないでしょうか。

○ 委員

こんな事例があれば国立大学は「女性が輝く情報科学研究科」というよう

にホームページ等で宣伝し、受験生を集めますね。特に女性だし、理系だし、

「リケジョ」という話題性がある。こんな事例は珍しいですね。飛び級で、

しかも助教になられているということであれば、指導教員も誇らしいでしょ

う。何らかの形で評価結果に反映しましょう。

○ 委員

中身についてではないのですが、冒頭に業務実績報告書の修正について、

グロサリーを付けていただき、注釈でどういうものかについて説明はされて

いるのですが、用語がアルファベットの略称のまま書かれておりますので、

正式名称を入れていただくと分かり易いかと思います。

○ 委員

よろしいでしょうか。

それでは法人は御退席をお願いします。

(法 人 退 席)

○ 委員

各項番について直接法人に聞きまして、お答えをいただいたので再度項番

の確認はしませんが、主なところは意見等をいただきました。

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飛び級の女性の件、TOEIC の書き方以外に委員の先生方から何かございま

すでしょうか。

科研費について、私は全員申請を目指すことにこだわってきたのですが、

中期計画からは全員申請という指標を外してしまったので。

○ 委員

自己点検が「年度計画を十分に実施している」となっているのですが、「件

数も増えているので『年度計画を上回って実施している』とした方が良いの

ではないですか」と事前説明の際にお伺いしました。その時に「増加したの

は科研費ではなくその他助成金で、50周年記念事業として非常に頑張って

集めた。今回は非常に頑張ったので、来年度以降はまた実績が落ちるのでは

ないか。」という回答をいただいたので、「上回って」というよりは「十分に

実施している」としたという御説明を法人側からいただいております。そう

いう来年は落ちるのではないかという状況を見越してなお、評価委員会側の

判断として「上回って」と評価してよろしいでしょうか。

○ 事務局

調べた結果としては50周年記念事業だけではなく、それ以外の申請も伸

びていることが状況として分かりました。法人にも誤解があって、50周年

記念事業で増えたと思っていたのが、それ以外のものでも増えていることが

分かったということで説明を改めると聞いております。

○ 事務局

50周年記念事業に関連する申請は49件のうち9件ということでしたの

で、比率としてはそれほど多くないということです。

○ 事務局

その他の助成金38件のうち9件が50周年記念事業ですので、それを除

くと29件です。平成26年度は50周年記念事業に対する申請はないので、

15件から29件に倍増しているということです。

○ 委員

資料の18頁を拝見しますと、芸術大学の場合には前年度に比べて若干は

上がっているのですが、前年度の19.5%からみると20.5%への上昇

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であり、それほど上がったわけではないともいえます。科研費についてはい

ずれにしてももう少し頑張ると良いのかと思いますが、そもそも芸大には科

研費が馴染まないのかもしれませんね。

○ 委員

「十分に実施している」ということに関して、事務的な説明を受けて、「『上

回って実施している』で良いのではないか」と委員が意見を述べたところ、「そ

れは50周年の特別な事情があり増えた」と回答があったとのことです。た

だ、その後に事実として確認いただいたのは、必ずしも50周年記念事業に

関する申請が増えたのではなくて、その他の外部資金も増えたことが事実で

あるとのことです。

○ 委員

年度計画に即して言えば、確かに「上回って」実施しているといえると思

います。

○ 委員

今年、特別な要素があると来年は落ちるのかな。

○ 委員

数字だけ見ると「上回って」ということを否定はできないけれども、委員

のコメントを意見として付すという応対もあると思います。来年度に向けて

下がらないようにして欲しいとか。

○ 委員

直接50周年関連ではなくとも御祝儀的な助成金もあったのかもしれませ

ん。委員がおっしゃったように、来年に向けてというようなことを入れると

よいかもしれません。

○ 事務局

一部には特定年度に開催されるような芸術祭に対する申請もございますの

で、そういう意味では必ずしもこの件数が来年度も維持できるわけではない

ということで、法人側にはこの数字をスタンダードとして頑張って下さいと

言われると難しいこともあると聞いております。

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○ 委員

いかがでしょうか。とにかく指標値から言うと増えているのは事実ですの

で、「上回って実施している」としても良いのですが、その場合には何かを書

いておかないといけないと思います。あるいは「十分に実施している」とす

るならば、今年度は特別な事情があって増えているとするのですかね。その

辺りはいかがでしょうか。

○ 事務局

毎年20件の申請を目指すということなので、毎年絶対的な評価をしてい

くのかと思います。毎年、努力をしていくことは必要ですが、来年度も下が

らないようにとあえて書くとそれに対してどうだったかということが検討さ

れることになるのですが、そこまでの必要があるのかなと思います。法人も

49件を基準にされると少し厳しいかと言っておりますので。

○ 委員

25件から大幅に増加しているので、数字だけ見たらどうして法人評価委

員会は評価していないのだろうということが問われるでしょうね。但し書き

を付けておかないと。

○ 委員

今おっしゃったように、年度計画はあくまで年度計画で、それに対する達

成状況を評価するということであれば、やはり20件の申請を目指すという

計画に対して、49件という数字が出ているので、「上回って実施している」

として良いと思います。

○ 委員

そうすると理由の説明は良いということですか。「申請件数、採択件数とも

に昨年度を大幅に上回ったため」という後に何か書き加えるかどうか。

○ 事務局

先ほどの補足ですが、特定年度事業として位置づけられる事業が先ほどお

話した50周年事業に関連する申請の9件と、それ以外に6件あるというこ

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とですので合わせて15件増えていることになるのですが、24件増えてい

るうちの15件は特定年度だからこそ増えたということになります。来年、

特定年度事業がある可能性もありますが、事情が全く同じとは言えないので

この件数をスタンダードとして頑張ってくださいと言われるのは少し厳しい

と法人からは聞いております。平成28年度の状況を見ても昨年度ほど出足

は良くないと聞いております。

○ 委員

事実だけ書くということはできないのでしょうか。例えば申請件数、採択

件数ともに、特定年度に実施される事業への申請も含めて大幅に上回ってい

るとするのはどうでしょうか。具体的に何件と入れるかは別として、そうい

う書き方をすれば来年は特定年度事業がなく、件数が減っても理解されます

よね。

○ 委員

特定年度の事業があればきちんと情報を掴んで申請をしているのですね。

どうでしょうか。

○ 委員

委員が心配しているのは来年のことだと思いますので、それも考えてコメ

ントを付けられるのが良いかと私も思います。

○ 事務局

特定年度分が含まれるものの申請件数も採択件数も、というような感じで

すか。

○ 委員

そうですね。50周年も特定年度ですから、特定年度分も含めて大幅に上

回ったとすればよいのでしょうか。

○ 委員

今年度の特殊事情と言えるが、次年度以降も努力して欲しいとか。

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○ 委員

努力という言葉を入れると抵抗感があるのですよね。

○ 事務局

今年度並みに頑張ってくださいというと法人は厳しいという話ですので。

○ 事務局

先ほどの委員が言われたように書けば、特定部分があり、それは来年度な

くなる、その上で同程度頑張るというニュアンスは伝わるかもしれませんね。

○ 委員

こういうものも含めて今回は増えましたということにしておくと今回は一

番良いのではないでしょうか。

○ 委員

表現は考えてみましょう。でもやはり来年度を考えると、今年度の特殊事

情をコメントに入れておかないといけませんね。では、そこは事務局と私に

最終的にはおまかせいただけますか。みなさんの御議論は分かっております

ので。よろしいでしょうか。以上ですが、何か他にありますでしょうか。

○ 各委員

(意見等なし。)

○ 委員

御質問、御意見がなければ確認等が更に必要な事項につきましては、事務局

から個別に皆様に意見をお伺いします。最終案のとりまとめにつきましては、

私と事務局に一任していただいてよろしいでしょうか。

○ 各委員

(意見等なし。)

○ 委員

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ありがとうございました。それでは、本日いただいた御意見をもとに、評価

結果案を取りまとめた後、法人へ意見の照会をいたします。

次回8月25日に開催する第38回委員会では、法人から提出された意見を

踏まえ、業務実績評価を決定する予定です。

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(2)平成27年度財務諸表に関する意見について

(3)平成27年度利益処分に関する意見について

〇 委員

平成27年度の財務諸表及び平成27年度の利益処分に関する意見につい

て審議したいと思います。事務局から説明をお願いいたします。

〇 事務局

財務諸表及び利益処分案については、前回配布させていただきました「資

料7 平成27年度財務諸表」、「資料10 利益処分案について」を御参照

ください。地方独立行政法人法第34条並びに第40条により、財務諸表及

び利益処分については知事が承認することとなっており、その際、評価委員会

の御意見をいただくこととなっております。財務諸表については、地方独立

行政法人法第34条から第36条の規定により、大学法人の監事及び愛知県

が選任したあずさ監査法人の監査を受け、指摘すべき事項は認められなかっ

たという報告がされております。なお、あずさ監査法人及び監事の監査報告

書につきましては、「資料 9 監査報告書」を御参照ください。また、利益処分

について、平成25年度に開催された第26回の評価委員会で、お手元に配

布しております参考資料のとおり基本方針が決定されております。

参考資料の「2 利益処分の基本方針」をご覧ください。「知事が目的積立

金として承認する額」とは、「法人の経営努力により生じた額」とされており

ます。「3 経営努力認定の考え方」をご覧ください。「経営努力として認めな

いもの」として、「本来行うべき業務を行わなかったために生じた収益」をあ

げております。具体的には、※に記載されておりますように、「学部及び研究

科ごとの学生在籍者の定員充足率が90%を下回った場合」には、「運営費交

付金のうち未充足学生の教育経費相当額は運営費交付金債務のまま繰り越し、

中期計画終了時に県に返還する」こととされております。また、「大学設置基

準に基づく教員及び県派遣職員の給与制度等改定により生じた利益」について

も経営努力として認められないこととなっておりますが、この利益については

既に県へ返還されております。

資料10「利益処分案」にお戻りいただきまして、資料下段の表をご覧く

ださい。平成27年度につきましては、愛知県立大学の国際文化研究科のみ

定員充足率が90%を下回っております。従いまして、国際文化研究科の収

容定員50名と在籍者44名の差6名分の学生教育経費83万4千円を運営

費交付金債務のまま繰り越し、中期計画終了時に返還することとなります。

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結果として、当期総利益3億3,679万6327円を知事の承認を受け目

的積立金とするものです。

〇 委員

90%に満たなかった2%分を県に返還するのではなくて、100%から

の差だったのですね。

〇 事務局

そうです。収容定員との差を返還するということです。

〇 委員

分かりました。それでは財務諸表及び利益処分について委員会としての意

見をとりまとめていきたいと思いますが、何か御意見、御質問等はございま

せんでしょうか。

定員超過率は何か定めていましたか。

〇 事務局

県としては特に定めておりません。

〇 委員

今、国立大学や私立大学では定員超過に対しては、補助金をカットされて

しまうので、取組を進めていますよね。

〇 事務局

学部の新設については、平成31年度までの経過措置中ですが、一定率以

上の定員超過があれば公立大学においても認められないこととされています。

〇 委員

私立大学などは、大幅な定員超過があれば是正しないといけません。そう

すると、入学金や授業料も減っていくので大変ですよね。

もし御意見がなければ、財務諸表及び利益処分については意見なしとさせ

ていただきます。

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○ 各委員

(意見等なし。)

〇 委員

予定していた議題はこれで全て終了いたしました。他に御意見等はござい

ますでしょうか。

○ 各委員

(意見等なし。)

〇 委員

それではありがとうございました。

以上