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株式会社アイエイアイ エレシリンダー サンプル画面説明書 三菱電機株式会社

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株式会社アイエイアイ エレシリンダー

サンプル画面説明書

三菱電機株式会社

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サンプルのご利用について

サンプル用の画面データ、取扱説明書などのファイルは、以下の各項に同意の上でご利用いただくものとします。

(1) 当社製品をご使用中またはご使用検討中のお客様がご利用の対象となります。

(2) 当社が提供するファイルの知的財産権は一部を除き、当社に帰属するものとします。

(3) 本サンプル画面は株式会社アイエイアイが作成した画面を含みます。サンプル画面(簡単データ

ー設定)の意匠権は、株式会社アイエイアイに帰属するものとします。当社製 GOT2000 シリーズ

を用いて株式会社アイエイアイ製エレシリンダーを接続して使用する場合のみ、お客様へ意匠の

使用が許諾されます。

(4) 当社が提供するファイルは、改竄、転載、譲渡、販売を禁止します。

但し、内容の一部または全てをお客様作成の機器やシステム内の当社製品上でご利用いただく

場合は、その限りではありません。また、当社製品をご利用いただいたお客様作成の仕様書、

設計書、組み込み製品の取扱説明書などへの転載、複製、引用、レイアウトの変更についても

その限りではありません。

(5) 当社が提供するファイルやそのファイルから抽出されるデータを利用することによって生じた

如何なる損害も当社は補償をいたしません。お客様の責任においてご利用ください。

(6) 当社が提供するファイルに利用条件などが添付されている場合は、その条件にも従ってください。

(7) 予告なしに当社が提供するファイルの削除や内容の変更を行うことがあります。

(8) 当社が提供するファイルのご使用に際しては、対応するマニュアルおよびマニュアルで紹介して

いる関連マニュアルをよくお読みいただくと共に、安全に対して十分に注意を払って正しい取扱

いをしてください。

(9) 本サンプル画面は以下の参考文書により作成しています。

■参考文書

マニュアル名 管理番号* 改訂内容

エレシリンダーカタログ CJ0250-8A-1 2019年 2 月

エレシリンダー取扱説明書(ロッド) MJ3794-1A 2019年 2 月

タッチパネルティーチングボックス TB-02 取扱説明書 MJ0355-6B 2019年 2 月

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目次

改訂履歴 ............................................................................................. 5

1. 概要 ............................................................................................ 6

2. システム構成..................................................................................... 6

2.1 システム構成図 .............................................................................. 6

2.1.1 RS422/485 接続時 ......................................................................... 6

2.1.2 SIO変換器経由接続時 ..................................................................... 6

2.1.3 RS232 接続時 ............................................................................. 7

2.1.4 結線図 .................................................................................. 7

2.2 対応する GOT ................................................................................. 8

2.3 対応するエレシリンダー ...................................................................... 8

3. GOTについて ..................................................................................... 9

3.1 作画ソフトウェアの接続機器の設定............................................................. 9

3.2 内部デバイスの変更 .......................................................................... 9

4. 画面構成 ....................................................................................... 10

4.1 表示言語 ................................................................................... 10

4.2 画面遷移 ................................................................................... 10

4.3 画面説明 ................................................................................... 11

4.3.1 軸選択(B-30000) ........................................................................ 11

4.3.2 接続軸設定(B-30100) .................................................................... 13

4.3.3 簡単データー設定(B-30200) .............................................................. 14

4.3.4 軸番号/軸名称(B-30300) ................................................................. 17

4.4 使用デバイス一覧 ........................................................................... 18

4.4.1 GOTの内部デバイス ...................................................................... 18

4.5 コメント No.設定一覧 ........................................................................ 21

4.6 スクリプト No.設定一覧 ...................................................................... 21

4.7 レシピ No.設定一覧 .......................................................................... 21

5. サンプル画面の流用 .............................................................................. 22

5.1 流用前の準備 ............................................................................... 23

5.2 流用時の注意事項 ........................................................................... 23

5.3 流用手順 ................................................................................... 24

5.3.1 三菱電機 FA サイトからダウンロードしたサンプル画面の流用手順 ............................. 24

5.3.2 GT Designer3 にインストールしたサンプル画面の流用手順[近日公開予定] ..................... 31

5.4 流用後の作業 ............................................................................... 38

5.4.1 レシピ機能について ..................................................................... 38

5.4.1.1 レシピ機能の追加手順 .................................................................. 39

5.4.1.2 レシピ機能を使用しない場合 ............................................................ 42

5.4.2 自局アドレスの設定について ............................................................. 43

5.4.2.1 接続機器の設定 ........................................................................ 43

5.4.2.2 スクリプトシンボルの設定 .............................................................. 43

5.4.2.3 レシピ機能の設定 ...................................................................... 44

5.4.3 画面切り換えの設定について ............................................................. 46

5.4.3.1 お客様のプロジェクトデータのベース画面切り換えデバイスが GD100 以外の場合 .............. 46

5.4.3.2 流用後に簡単データー設定と軸番号/軸名称画面の画面番号を変更した場合 ................... 47

6. ユーザカスタマイズ .............................................................................. 48

6.1 通信タイムアウト時間の変更 ................................................................. 48

6.2 レシピ機能の保存先の変更 ................................................................... 49

6.3 軸番号チェックのタイムアウト時間の変更 ...................................................... 51

6.4 接続の設定変更方法(RS422/485 ⇔ RS232C) ..................................................... 52

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7. 制約事項 ....................................................................................... 53

7.1 オブジェクトの制約事項 ..................................................................... 53

7.1.1 オブジェクトの配置、デザイン変更について ............................................... 53

7.1.2 オブジェクトのコピー ................................................................... 53

7.2 接続機器の CH変更 .......................................................................... 53

7.3 GOTによるエレシリンダーのモニタおよび設定 .................................................. 53

7.4 ユーザ画面から本サンプル画面への画面遷移 .................................................... 53

8. 商標 ........................................................................................... 54

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改訂履歴

サンプル画面説明書

改訂日付 管理番号* 改訂内容

2019/11 BCN-P5999-1263 初版

* 管理番号は、右下に記載しています。

プロジェクトデータ

改訂日付 プロジェクトデータ*2 GT Designer3*1 改訂内容

2019/11

IAI_EC_CH1_V_Ver1_J.GTX

IAI_EC_CH2_V_Ver1_J.GTX

IAI_EC_CH3_V_Ver1_J.GTX

IAI_EC_CH4_V_Ver1_J.GTX

1.217B 初版

*1 プロジェクトデータ作成時に使用した作画ソフトウェアのバージョンです。記載したバージョンと同等、

またはそれ以降のバージョンの作画ソフトウェアを使用してください。

*2 本サンプル画面は、接続機器 CHごとにプロジェクトが分かれています。

詳細については、「5.3.1 三菱電機 FA サイトからダウンロードしたサンプル画面を流用する場合」を参照し

てください。

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1. 概要

GOT2000 シリーズとアイエイアイ社製エレシリンダーを接続し、GOT2000 シリーズからエレシリンダーに対して設

定、モニタすることができます。ティーチングボックスレスで、GOT2000 シリーズからティーチングボックス"TB-02"、

"TB-03"に内蔵している「簡単データー設定」機能と同等の機能も実行できるサンプル画面の説明書です。

2. システム構成

エレシリンダーと GOT のシステム構成について、以下に示します。

2.1 システム構成図 エレシリンダーと GOT を接続する際に、必要な機器構成について説明します。

2.1.1 RS422/485 接続時

機材 型名 結線図*1 備考

接続ケーブル① CB-RCB-CTL002 - 株式会社アイエイアイの製品です。

4方向ジャンクション 5-1473574-4 -

中継用コネクタ

タイコ エレクトロニクス アンプ

株式会社の製品です。

接続ケーブル② ユーザ作成ケーブル 結線図 1(RS422/485)

終端ケーブル ユーザ作成ケーブル 終端ケーブル結線図

*1 ユーザ作成ケーブルの結線は、「2.1.4 結線図」を参照してください。

2.1.2 SIO 変換器経由接続時

機材 型名 結線図*1 備考

接続ケーブル① CB-RCB-CTL002 - 株式会社アイエイアイの製品です。

4方向ジャンクション 5-1473574-4 -

中継用コネクタ

タイコ エレクトロニクス アンプ

株式会社の製品です。

接続ケーブル② ユーザ作成ケーブル 結線図 2(RS422/485)

SIO変換器 RCB-TU-SIO-□ RS232C-RS485 変換器

株式会社アイエイアイの製品です。

接続ケーブル③

RCB-CV-MW +

CB-RCASIO050

または

ユーザ作成ケーブル

結線図 3(RS232) 株式会社アイエイアイの製品です。

*1 ユーザ作成ケーブルの結線は、「2.1.4 結線図」を参照してください。

4方向ジャンクション

接続ケーブル②

エレシリンダー

GOT2000

・ GT25、27モデル

・ インタフェース:標準 I/F(RS422/485)

GOT2000

・ GT25、27モデル

・ インタフェース:標準 I/F(RS232)

エレシリンダー SIO変換器 4方向ジャンクション

接続ケーブル①

接続ケーブル③ 接続ケーブル② 接続ケーブル①

終端ケーブル

終端ケーブル

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2.1.3 RS232 接続時

機材 型名 結線図*1 備考

接続ケーブル①

CB-RCA-SIO0050

+

RCB-CV-MW

(RS232変換アダプタ)

- 株式会社アイエイアイの製品です。

*1 ユーザ作成ケーブルの結線は、「2.1.4 結線図」を参照してください。

2.1.4 結線図

GOT2000

・ GT25、27モデル

・ インタフェース:標準 I/F(RS232)

エレシリンダー

接続ケーブル①

結線図 1(RS422/485)

結線図 2(RS422/485)

結線図 3(RS232)

終端ケーブル結線図

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2.2 対応する GOT 本サンプル画面に対応する GOTを、下記に示します。

・GT27 モデル

・GT25 モデル

2.3 対応するエレシリンダー 本サンプル画面に対応するエレシリンダーを、下記に示します。

・スライダータイプ

・高剛性スライダータイプ

・ロッドタイプ

・ラジアルシリンダー

・高剛性ラジアルシリンダー

・テーブルタイプ

・防水タイプ

【補足】

2019年 2 月時点の株式会社アイエイアイ エレシリンダーカタログ(CJ0250-8A-1)より抽出しています。

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3. GOT について

本サンプル画面の仕様を、以下に示します。

3.1 作画ソフトウェアの接続機器の設定

項目 設定値 備考

ボーレート(BPS) 38400 エレシリンダーの電源 OFF→ON時に、デフォルトの 38400bps

に戻るため、ボーレート 38400bps の設定を推奨します。

データ長 8 bit 固定

ストップビット 1 bit 固定

パリティ なし 固定

リトライ回数(回) 3

通信タイムアウト時間(秒) 3

自局アドレス 0 GOTと接続しているエレシリンダーの局番を設定します。

(範囲:0~15)

送信ディレイ時間(ms) 0

3.2 内部デバイスの変更 「4.4.1 GOT の内部デバイス」で「設定変更可」となっているデバイスのみ変更が可能です。

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4. 画面構成

本サンプル画面の画面構成を、以下に示します。

4.1 表示言語 画面上に表示する文字列は、日本語のみを表示します。

4.2 画面遷移

ベース画面 B-30100 : 接続軸設定

ベース画面 B-30200 : 簡単データー設定

ベース画面 B-30300 : 軸番号/軸名称

ベース画面 B-30000 : 軸選択

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4.3 画面説明

4.3.1 軸選択(B-30000)

概要

GOTと接続しているエレシリンダーの軸名称を取得し、表示した軸名称の一覧から操作する軸を選択する画面

です。接続軸設定画面(B-30100)で有効に設定している軸番号のみ軸名称を取得します。

詳細

1. 軸番号を表示します。

タッチすると操作対象軸として選択状態となり、軸番号は赤色で表示します。

接続軸設定画面(B-30100)で無効に設定している軸番号は操作対象軸として選択することはできません。

2. 各軸番号に対応しているエレシリンダーから取得した軸名称を表示します。*1

タッチすると操作対象軸として選択状態となり、軸番号は赤色で表示します。

軸名称が取得できない、または軸名称が設定されていない場合、軸名称に「EC」と表示します。

接続軸設定画面(B-30100)で無効に設定している軸番号は、軸名称の表示範囲をグレーアウトし、操作対

象軸として選択することはできません。

3. GOTとエレシリンダーの接続可能状態を表示します。*2

緑点灯:GOT とエレシリンダーの接続が確認できた状態を示します。

初回画面表示時、再接続スイッチ実行時に接続可能状態を更新します。

赤点灯:GOT とエレシリンダーの接続が確認できなかった状態を示します。

初回画面表示時、再接続スイッチ実行時、簡単データー設定画面(B-30200)遷移時、

軸番号/軸名称画面(B-30300)遷移時に接続可能状態を更新します。

無点灯:軸名称読み出し中および接続軸設定で無効に設定している状態を示します。

4. 接続軸設定画面(B-30100)を表示します。*3

5. 軸番号/軸名称画面(B-30300)を表示します。*3

6. 簡単データー設定画面(B-30200)を表示します。*3

7. 各軸番号に対応しているエレシリンダーから軸名称を再度読み出します。*3

8. 軸番号/軸名称画面(B-30300)、簡単データー設定画面(B-30200)に画面遷移する際に、選択した軸のエレ

シリンダーのパラメータ取得状況を表示します。(0%、50%、100%表示)

9. 軸選択画面表示前のお客様のプロジェクトデータの画面に戻ります。(軸名称読み出し中の場合、軸名称

読み出しを中断します。)*3

このスイッチは、本サンプル画面を組み込む前のプロジェクトデータに流用し、お客様のプロジェクト

データの画面から軸選択画面に遷移した場合に有効になります。

流用については「5. サンプル画面の流用」を参照してください。

9

1

2

4

5 6

3

8

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備考

*1 GOT起動後の初回画面表示時のみ、GOTと接続しているエレシリンダーの軸名称を自動で取得します。

*2 GOT は赤点灯の軸番号に対して、接続復旧確認をします。接続復旧確認の際は、描画更新等が遅くなる場

合があります。そのため、GOT と接続していないエレシリンダーの軸番号は接続軸設定画面(B-30100)で「無

効」に設定してください。

*3 操作スイッチの操作可能条件一覧表(凡例:〇 = 操作有効 / × = 操作無効)

GOTとエレシリンダーの接続状態等の条件に対応した、各スイッチの操作可能条件を下表に纏めます。

条件 エレシリンダ

ー以外の機器

を操作対象軸

として選択し

ている場合

接続可能状態の

表示が緑点灯以

外の場合

簡単データー設

定画面遷移時に

エレシリンダー

のパラメータを

取得中の場合

軸番号/軸名称画

面遷移時にエレ

シリンダーのパ

ラメータを取得

中の場合

軸名称の読み

出し中の場合

詳細 No.4

接続軸設定

〇 〇 × × ×

詳細 No.5

軸番号/軸名称

× × × × ×

詳細 No.6

簡単データー設

× × × × 〇

詳細 No.7

再接続

〇 〇 × × ×

詳細 No.9

前画面に戻る

〇 〇 × × 〇

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4.3.2 接続軸設定(B-30100)

概要

軸選択画面(B-30000)で軸名称を読み出す対象軸を設定する画面です。

詳細

1. 軸番号を表示します。

2. 軸の接続の有効/無効を設定します。設定内容は即時反映されます。*1 *3

有効/無効をタッチすることで設定を切り換えます。選択した設定は青色で表示します。

有効に設定した軸番号は、GOT起動時や軸選択画面(B-30000)で「再接続」スイッチをタッチした時に、

エレシリンダーから軸名称を取得します。

軸選択画面(B-30000)遷移時に、無効に設定した軸番号のエレシリンダーから取得した情報をリセットし

ます。無効から有効に設定を戻した場合は、再度、「再接続」スイッチを実行してください。

GOT と接続していないエレシリンダーの軸番号は必ず無効に設定してください。接続していないエレシ

リンダーを有効に設定した場合、通信タイムアウトが発生します。

3. 接続軸設定の設定内容を保存します。*2

保存した設定内容は GOT起動時に読み出します。

4. 軸選択画面(B-30000)を表示します。

備考

*1 GOT の自局アドレスに設定している軸番号については、接続軸設定画面(B-30100)で設定を無効にしてい

ても通信を行うため、正常に接続できていない場合に通信タイムアウトが発生します。自局アドレスに設

定した軸番号のエレシリンダーが必ず接続されているようにしてください。

自局アドレスの設定については、「5.4.2 自局アドレスの設定」を参照してください

*2 接続軸設定は SRAM 領域に保存します。SRAM領域に保存するためには GOT とバッテリを接続している必要

があります。SRAMに保存されたレシピ機能の初期化方法については、GOT の画面左上を長押し 2 秒(デフォ

ルト設定)を実施し、ユーティリティメインメニューに遷移します。ユーティリティメインメニューの「デ

ータ管理」→「SRAM管理」をタッチし、SRAM管理画面にて、「レシピ ID 30000 接続軸設定」のレシピ機能

を選択し、初期化してください。

*3 デフォルト設定は軸番号 00 のみ有効です

1

2

3

4

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4.3.3 簡単データー設定(B-30200)

概要

前進端、後退端、速度(V)、加速度(A)、減速度(D)、押付け設定などの動作に関するデータの設定や手動運転

を行う画面です。

詳細(1/2)

1. 起動時の加速度(往路)を設定します。

数値をタッチするとキーウィンドウを表示し、設定値を 1%~100%の間の値で設定します。

単位切替スイッチで、Gの単位に切り替わり、G の場合は、小数点 2 桁まで入力が可能です。

単位 Gの入力範囲は機種ごとに異なります。

2. 動作の速度(往路)を設定します。

数値をタッチするとキーウィンドウを表示し、設定値を 1%~100%の間の数値で設定します。

単位切替スイッチで、mm/s の単位に切り替わり、mm/s の場合は、小数点 2 桁まで入力が可能です。

単位 mm/sの入力範囲は機種ごとに異なります。

3. 停止時の減速度(往路)を設定します。

数値をタッチするとキーウィンドウを表示し、設定値を 1%~100%の間の値で設定します。

単位切替スイッチで、Gの単位に切り替わり、G の場合は、小数点 2 桁まで入力が可能です。

単位 Gの入力範囲は機種ごとに異なります。

4. 往路の押付け力の有効/無効を設定します。

タッチするとチェックボックスにチェックマークが入り、有効状態となります。

再度チェックボックスをタッチすると、チェックマークが消え無効状態となります。

復路(No.9)とどちらか一方のみ、押付け力を有効状態に設定できます。

5. %で往路の押付けトルク(電流制限値)を設定します。

往路の押付け力が有効の場合のみ表示し、数値をタッチするとキーウィンドウを表示します。

単位切替スイッチで、N の単位に切り替わります。

単位%および単位 N の入力範囲は機種ごとに異なります。

6. 起動時の加速度(復路)を設定します。

数値をタッチするとキーウィンドウを表示し、設定値を 1%~100%の間の数値で設定します。

単位切替スイッチで、Gの単位に切り替わり、G の場合は、小数点 2 桁まで入力が可能です。

単位 Gの入力範囲は機種ごとに異なります。

26

1

2

3

4 5 6 7 8 25

9

10

11

14

13

12

23 18 24

20、22

19、21

16

17

15

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詳細(2/2)

7. 動作の速度(復路)を設定します。

数値をタッチするとキーウィンドウを表示し、設定値を 1%~100%の間の数値で設定します。

単位切替スイッチで、mm/s の単位に切り替わり、mm/s の場合は、小数点 2 桁まで入力が可能です。

単位 mm/sの入力範囲は機種ごとに異なります。

8. 停止時の減速度(復路)を設定します。

数値をタッチするとキーウィンドウを表示し、設定値を 1%~100%の間の数値で設定します。

単位切替スイッチで、Gの単位に切り替わり、Gの場合は、小数点 2 桁まで入力が可能です。

単位 Gの入力範囲は機種ごとに異なります。

9. 復路の押付け力の有効/無効を設定します。

タッチするとチェックボックスにチェックマークが入り有効状態となります。

再度チェックボックスをタッチすると、チェックマークが消え無効状態となります。

往路(No.4)とどちらか一方のみ、押付け力を有効状態に設定できます。

10. %で復路の押付けトルク(電流制限値)を設定します。

復路の押付け力が有効の場合のみ、表示し、数値をタッチするとキーウィンドウを表示します。

単位切替スイッチで、N の単位に切り替わります。

単位%および単位 N の入力範囲は機種ごとに異なります。

11. 押付けにチェックマークが入っている場合に、押付け開始点を設定します。

数値をタッチするとキーウィンドウを表示し、位置決めの座標値で、原点からの位置を入力します。

単位は mm、小数点 2 桁まで入力が可能です。

入力範囲は機種や前進端および後退端の設定値により異なります。

12. 後退端の位置を設定します。原点向きが「逆」の時は前進端の位置を設定します。

数値をタッチするとキーウィンドウを表示し、位置決めの座標値で、原点からの位置を設定します。

単位は mm、小数点 2 桁まで入力が可能です。

入力範囲は機種や前進端の設定値により異なります。

原点向きが「逆」の時は後退端の設定により異なります。

13. 前進端の位置を設定します。原点向きが「逆」の時は後退端の位置を設定します。

数値をタッチするとキーウィンドウを表示し、位置決めの座標値で、原点からの位置を設定します。

単位は mm、小数点 2 桁まで入力が可能です。

入力範囲は機種や後退端の設定値により異なります。

原点向きが「逆」の時は前進端の設定により異なります。

14. モニタしているエレシリンダーの図を表示します。

15. 手動運転の運転モード(試運転、ジョグ、インチング)を選択します。

選択中のモードは、ランプが黒色に点灯します。

16. モータ電源の ON/OFF を切り替えます。ON 時は、ランプが水色に点灯します。

17. ブレーキ強制解除の ON/OFF を切り替えます。ON 時は、ランプが水色に点灯します。

18. 現在位置を表示します。

19. 原点向きが「正」の時に表示します。タッチすると原点復帰を実行します。原点復帰実行中、本スイッ

チは操作無効状態になります。

20. 原点向きが「逆」の時に表示します。タッチすると原点復帰を実行します。原点復帰実行中、本スイッ

チは操作無効状態になります。

21. 運転モード(手動運転)で決定したモードで後退端方向に動作します。

原点向きが「逆」の場合は前進端方向に動作します。

22. 運転モード(手動運転)で決定したモードで前進端方向に動作します。

原点向きが「逆」の場合は後退端方向に動作します。

23. タッチすると、往路・復路で設定するパラメータの単位[%]⇔[mm/s、N、G]を切り替えます。

24. 設定したパラメータを、操作対象軸として選択中のエレシリンダーに転送します。

25. 操作対象軸として選択中のエレシリンダーの軸名称を表示します。

軸名称が取得できない、もしくは軸名称が設定されていない場合、軸名称に「EC」と表示します。

26. 軸選択画面(B-30000)を表示します。

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備考

・ 各種パラメータの設定方法の詳細については「タッチパネルティーチングボックス TB-02 取扱説明書」

や各種「エレシリンダー取扱説明書」も合わせて確認ください。

・ 原点復帰中は操作無効状態にしています。操作無効状態は 6秒(60*100ms)です。

時間設定を変更する場合はスクリプトシンボル「ReturnHome_Count」の値(10進数)で変更することができ

ます。設定する時間は ReturnHome_Count*100ms 単位となります。

エレシリンダー未接続等による、操作無効状態のタイムアウトに使用します。

設定する時間により、原点復帰完了前に有効になることがありますので、お客様のシステム構成に合わせ

て設定してください。

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4.3.4 軸番号/軸名称(B-30300)

概要

軸選択画面(B-30000)で選択した軸の軸名称を変更する画面です。

詳細

1. 操作対象軸として選択中のエレシリンダーの軸番号を表示します。

2. 操作対象軸として選択中のエレシリンダーの軸名称を表示します。

入力欄をタッチすると文字列キーウィンドウを表示し、設定したい軸名称の入力が可能となります。

入力可能文字数は半角で 12 文字、全角で 6文字までとなります。

3. 操作対象軸として選択中のエレシリンダーに、設定した軸名称を転送します。

文字列キーウィンドウにて「ENT」キーをタッチした場合に、操作可能となります。

4. 軸選択画面(B-30000)を表示します。

備考

4

1

2

3

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4.4 使用デバイス一覧 本サンプル画面に使用しているデバイスを、以下に示します。デバイス変更可/不可の項目で、「設定変更可」とな

っているデバイスのみ、任意でデバイスの変更が可能です。

4.4.1 GOT の内部デバイス

タイプ デバイス番号 用途 デバイス変更

可/不可

ビット

GB40 スクリプトトリガ 変更設定不可

GB1000 GOT起動時ワンショットトリガ 設定変更可

GB1005 通信サイクル確認ビット(軸名称読み出し) 設定変更不可

GB1007 通信サイクル実行確認ビット(軸名称読み出し) 設定変更不可

GB1008 通信サイクル実行確認ビット(パラメータ読み出し) 設定変更不可

GB1010 軸名称取得起動トリガ 設定変更可

GB1015 押付け(往路) 設定変更不可

GB1016 押付け(復路) 設定変更不可

GB1030 後退端ボタン押下 設定変更不可

GB1031 前進端ボタン押下 設定変更不可

GB1032 後退端指令中フラグ 設定変更不可

GB1033 前進端指令中フラグ 設定変更不可

GB1035 モータ電源 ON/OFF モニタ 設定変更不可

GB1036 ブレーキ強制解除 ON/OFF モニタ 設定変更不可

GB1037 モータ電源 ON/OFF 切り換え 設定変更不可

GB1038 ブレーキ強制解除 ON/OFF 切り換え 設定変更不可

GB1040 手動エリア表示切替(左スイッチ) 設定変更不可

GB1041 手動エリア表示切替(右スイッチ) 設定変更不可

GB1050 運転条件押付け表示/非表示(往路) 設定変更不可

GB1055 運転条件枠消去 1 設定変更不可

GB1056 運転条件枠消去 2 設定変更不可

GB1060 転送実行トリガ 設定変更不可

GB1065 画面遷移許可フラグ 設定変更不可

GB1070 軸名称取得処理中フラグ 設定変更不可

GB1075 原点復帰実行中フラグ 設定変更不可

GB1077 原点復帰ステータス 設定変更不可

GB1080~GB1095 エラー判定ビット(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GB1100 軸名称取得スクリプトトリガ 設定変更不可

GB1120~GB1135 軸名称 NULL 判定(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GB1140 レシピ書き込みトリガデバイス 設定変更不可

GB1141 レシピ読み出しトリガデバイス 設定変更不可

GB1145 レシピ実行確認用フラグ 設定変更不可

GB1150 異常局監視ビット(軸名称取得) 設定変更不可

GB1160~GB1175 軸名称取得実行確認(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GB1180 異常局監視ビット(全体制御) 設定変更不可

GB1181 異常局監視ビット(原点復帰) 設定変更不可

GB1185 軸名称取得管理フラグ 設定変更不可

GB1190~GB1205 異常局監視ビット(通信タイムアウト処理) 設定変更不可

GB1210~GB1225 通信タイムアウトリセットフラグ(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GB1230 通信タイムアウト処理実行トリガ 設定変更不可

GB1255 異常局監視ビット(選択軸) 設定変更不可

GB1256 局遮断ビット(選択軸) 設定変更不可

GB1260~GB1275 接続可能状態表示/非表示 設定変更不可

GB1285 簡単データー設定用パラメータ取得トリガ 設定変更不可

GB1286 軸番号/軸名称用パラメータ取得トリガ 設定変更不可

GB1287 パラメータ取得中フラグ 設定変更不可

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タイプ デバイス番号 用途 デバイス変更

可/不可

ビット

GB1290 軸名称転送トリガ 設定変更不可

GB1295 軸名称書き込み完了トリガ 設定変更不可

GB1300 単位切替 設定変更不可

GB1305 通信サイクル確認ビット(パラメータ読み出し) 設定変更不可

GB1310~GB1325 軸番号チェックタイムアウトフラグ(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GS0.b0 通信サイクル(CH1) 設定変更不可

GS0.b8 通信サイクル(CH2) 設定変更不可

GS0.b9 通信サイクル(CH3) 設定変更不可

GS0.b10 通信サイクル(CH4) 設定変更不可

GS281.b0~GD281.b15 CH1異常局情報(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GS301.b0~GD301.b15 CH2異常局情報(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GS321.b0~GD321.b15 CH3異常局情報(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GS341.b0~GD341.b15 CH4異常局情報(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GS531.b0~GD531.b15 CH1局遮断(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GS541.b0~GD541.b15 CH2局遮断(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GS551.b0~GD551.b15 CH3局遮断(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GS561.b0~GD561.b15 CH4局遮断(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

ワード

GD10、GD11 軸番号間接指定 設定変更不可

GD100 ベース画面切り換え 設定変更可

GD1000~GD1005 軸番号 00の軸名称 設定変更不可

GD1010~GD1015 軸番号 01の軸名称 設定変更不可

GD1020~GD1025 軸番号 02の軸名称 設定変更不可

GD1030~GD1035 軸番号 03の軸名称 設定変更不可

GD1040~GD1045 軸番号 04の軸名称 設定変更不可

GD1050~GD1055 軸番号 05の軸名称 設定変更不可

GD1060~GD1065 軸番号 06の軸名称 設定変更不可

GD1070~GD1075 軸番号 07の軸名称 設定変更不可

GD1080~GD1085 軸番号 08の軸名称 設定変更不可

GD1090~GD1095 軸番号 09の軸名称 設定変更不可

GD1100~GD1105 軸番号 10の軸名称 設定変更不可

GD1110~GD1115 軸番号 11の軸名称 設定変更不可

GD1120~GD1125 軸番号 12の軸名称 設定変更不可

GD1130~GD1135 軸番号 13の軸名称 設定変更不可

GD1140~GD1145 軸番号 14の軸名称 設定変更不可

GD1150~GD1155 軸番号 15の軸名称 設定変更不可

GD1165 デバイス値クリア用(常時 0) 設定変更不可

GD1178 軸名称取得エラーカウンタ 設定変更不可

GD1180 軸名称取得用スクリプトトリガオフセット 設定変更不可

GD1181 軸名称取得/未取得判定トリガオフセット 設定変更不可

GD1182 軸名称オフセット 設定変更不可

GD1183 機種コードオフセット 設定変更不可

GD1195 パラメータ取得率 設定変更不可

GD1201 軸名称オフセット(簡単データー設定表示用) 設定変更不可

GD1210~GD1215 軸名称設定用 設定変更不可

GD1220 通信サイクル確認カウンタ(軸名称読み出し) 設定変更不可

GD1221 通信サイクル確認カウンタ(パラメータ読み出し) 設定変更不可

GD1230~GD1245 通信タイムアウトカウンタ(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GD1255 手動運転コメント表示制御 設定変更不可

GD1260 エレシリンダー図形表示 設定変更不可

GD1261 位置設定コメント表示制御 設定変更不可

GD1265~GD1266 現在位置 設定変更不可

GD1300~GD1301 加速度(%)(往路) 設定変更不可

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タイプ デバイス番号 用途 デバイス変更

可/不可

ワード

GD1302~GD1303 速度(%)(往路) 設定変更不可

GD1304~GD1305 減速度(%)(往路) 設定変更不可

GD1310~GD1311 加速度(%)(復路) 設定変更不可

GD1312~GD1313 速度(%)(復路) 設定変更不可

GD1314~GD1315 減速度(%)(復路) 設定変更不可

GD1320~GD1321 加速度(G)(往路) 設定変更不可

GD1322~GD1323 速度(mm/s)(往路) 設定変更不可

GD1324~GD1325 減速度(G)(往路) 設定変更不可

GD1330~GD1331 加速度(G)(復路) 設定変更不可

GD1332~GD1333 速度(mm/s)(復路) 設定変更不可

GD1334~GD1335 減速度(G)(復路) 設定変更不可

GD1350 手動運転ラジオボタン 設定変更不可

GD1360~GD1375 原点復帰指令実行カウント(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GD1390 手動運転指令入力回数(左スイッチ) 設定変更不可

GD1391 手動運転指令入力回数(右スイッチ) 設定変更不可

GD1392 手動運転指令未実行数(左スイッチ) 設定変更不可

GD1393 手動運転指令未実行数(右スイッチ) 設定変更不可

GD1404~GD1405 最大速度 設定変更不可

GD1406~GD1407 最大加速度 設定変更不可

GD1408~GD1409 最大減速度 設定変更不可

GD1430~GD1431 押付け力(%,N) (往路) 設定変更不可

GD1432~GD1433 押付け力(%,N) (復路) 設定変更不可

GD1434~GD1435 押付け力最大値 設定変更不可

GD1436~GD1437 押付け力最小値 設定変更不可

GD1440~GD1441 位置情報(左側入力値) 設定変更不可

GD1442~GD1443 位置情報(左側最大値) 設定変更不可

GD1444~GD1445 位置情報(左側最小値) 設定変更不可

GD1446~GD1447 位置情報(右側入力値) 設定変更不可

GD1448~GD1449 位置情報(右側最大値) 設定変更不可

GD1450~GD1451 位置情報(右側最小値) 設定変更不可

GD1452~GD1453 位置情報(押付け開始点 入力値) 設定変更不可

GD1454~GD1455 位置情報(押付け開始点 最大値) 設定変更不可

GD1456~GD1457 位置情報(押付け開始点 最小値) 設定変更不可

GD1700~GD1715 接続軸可能状態(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GD1730 軸名称取得指令 設定変更不可

GD1762~GD1793 機種コード(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GD1795 機種コードオフセット(判定用) 設定変更不可

GD1796 機種コードオフセット(初期化用) 設定変更不可

GS281 CH1異常局情報(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GS301 CH2異常局情報(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GS321 CH3異常局情報(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GS341 CH4異常局情報(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GS531 CH1局遮断(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GS541 CH2局遮断(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GS551 CH3局遮断(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

GS561 CH4局遮断(軸番号 00~軸番号 15) 設定変更不可

上記に記載していない内部デバイスについては、システムで使用しています。

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4.5 コメント No.設定一覧 本サンプル画面で設定しているコメント No.を以下に示します。

コメントグループ No. コメント No. 設定画面

500

1~25 B-30000

100~104 B-30100

200~237 B-30200

300~303 B-30300

4.6 スクリプト No.設定一覧 本サンプル画面で設定しているスクリプト No.を以下に示します。

項目 スクリプト No./オブジェクト ID 設定画面

プロジェクトスクリプト 無し 無し

画面スクリプト

30100~30105 B-30000

30300~30309 B-30200

30400~30401 B-30300

オブジェクトスクリプト 無し 無し

スクリプト部品 無し 無し

4.7 レシピ No.設定一覧

レシピ No. 設定画面

30000 B-30000、B-30100

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5. サンプル画面の流用

下記のシステム構成例で、GOTを使用しているお客様のプロジェクトデータに対して、本サンプル画面を組み込む

(以下、流用とする)手順について説明します。実際に流用する際は、お客様のシステム構成に置き換えて流用を実施

してください。

例:接続機器 CH1に MELSEC-QCPUを設定しているお客様のプロジェクトデータに、

本サンプル画面を接続機器 CH2 として流用する場合

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5.1 流用前の準備 流用を実施する前に、以下の項目を確認、実施してください。

(1) バックアップ

本サンプル画面の流用は、お客様のプロジェクトデータの設定を変更します。

本サンプル画面を組み込む前のプロジェクトデータは事前に必ずバックアップを行ってください。

(2) [接続機器の設定]の CH

本サンプル画面を流用する際に、[接続機器の設定]の CHを 1つ占有します。

本サンプル画面を組み込む前のプロジェクトデータで、[接続機器の設定]の CH1~4全てを使用している場合は、

CHを 1つ空けてください。

[接続機器の設定]の空の CH に以下の設定を実施してください。

項目 設定内容 備考

メーカ アイエイアイ

機種 アイエイアイ ロボシリンダー

I/F 標準 I/F(RS422/485)

もしくは 標準 I/F(RS232)

お客様のシステム構成に合わせて設定して

ください。

詳細設定

ボーレート(BPS) 38400

エレシリンダーの電源 OFF→ON時に、デフォ

ルトの 38400bps に戻るため、ボーレート

38400bps の設定を推奨します。

データ長 8 bit 固定

ストップビット 1 bit 固定

パリティ なし 固定

リトライ回数(回) 3

通信タイムアウト時間(秒) 3

自局アドレス 0

GOT と接続しているエレシリンダーの局番を

設定します。

(範囲:0~15)

送信ディレイ時間(ms) 0

(3) GOT内部デバイスの変更

本サンプル画面は、GOT内部デバイスを使用しています。

本サンプル画面を組み込む前のプロジェクトデータで使用している GOT 内部デバイスが、下記の使用範囲と重

複した場合は、お客様のプロジェクトデータの内部デバイスの使用範囲を変更してください。

項目 デバイス名 使用範囲

GOT内部デバイス GOT ビットレジスタ(GB) GB1000~GB1330

GOT データレジスタ(GD) GD10、GD11、GD1000~GD1799

5.2 流用時の注意事項 本サンプル画面は、1画面だけ(簡単データー設定画面のみ等)での流用はしないでください。軸選択画面(B-30000)

でパラメータを設定するエレシリンダーを選択する為、意図した動作にならない場合があります。

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5.3 流用手順 流用手順については「5.1 流用前の準備」「5.2流用時の注意事項」を参照後に、以下を参照してください。

① 本サンプル画面をプロジェクトデータとしてお持ちのお客様 *1

⇒「5.3.1 三菱電機 FAサイトからダウンロードしたサンプル画面の流用手順」を参照してください。

② GT Works3のインストーラから本サンプル画面をインストール済みのお客様[近日対応] *2

⇒「5.3.2 GT Designer3にインストールしたサンプル画面の流用手順」を参照してください。

*1 「① 本サンプル画面をプロジェクトデータとしてお持ちのお客様」は以下のお客様が対象になります。

・近日公開予定の三菱電機 FA サイトのサンプルライブラリにてダウンロードしたお客様。

⇒www.mitsubishielectric.co.jp/fa

*2 「② GT Works3 のインストーラから本サンプル画面をインストール済みのお客様[近日対応]」は以下のお客

様が対象になります。

・近日公開予定の GT Works3 製品 DVDの Disc2 に格納されている、GTSample_J フォルダの中の SETUP.EXE を実

行したお客様。

・近日公開予定の三菱電機 FA サイトの GT Works3 アップデート版のサンプルプロジェクト

「gtsample-j_****.zip」に格納されている、GTSample_J フォルダの中の SETUP.EXE を実行したお客様。

5.3.1 三菱電機 FAサイトからダウンロードしたサンプル画面の流用手順

① GT Designer3 のメニューバーにある「画面」を開き、「流用作成」を選択して、GT Designer3 の右側に「流用

作成 (画面)」ウィンドウを表示します。

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② 「流用作成 (画面)」ウィンドウの「詳細」ボタンをクリックし、

「GOT タイプ」から「すべての GOT タイプ」を選択します。

③ 「対象」から「フォルダ指定」を選択します。

④ 「参照」ボタンをクリックして、「フォルダの参照」ウィンドウを表示します。

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⑤ 本サンプル画面を格納しているフォルダ「Conn_J055」を選択します。

「OK」ボタンをクリックして、本サンプル画面の画面イメージを表示します。

⑥ 接続機器の CH2 にプロジェクトを流用するため、「プロジェクト」から、CH2 の本サンプル画面を選択します。

プロジェクトタイトル「IAI_EC_CH2_V_Ver1_J」を選択します。

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⑦ 「全選択」ボタンをクリックします。

⑧ 「流用」ボタンをクリックして、流用作成ウィザードを表示します。

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⑨ 流用作成ウィザードを表示します。

「1.流用する画面の設定」では、画面番号が重複していないかを確認します。

重複していない場合はそのまま「次へ」をクリックします。

重複していた場合は、画面番号を重複しないように変更してください。

⑩ 「2.関連設定の編集」では機能の設定の重複を確認します。

「コメントグループ」、「スクリプト一覧」、「部品」をクリックして、各機能の設定が重複していないかを

確認します。重複していない場合はそのまま「次へ」をクリックします。

重複していた場合は、各機能の設定を重複しないように変更してください。

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⑪ 「3.接続機器の設定」は、そのまま「次へ」をクリックします。

⑫ 「4.ユニット No./軸番号の設定」は、そのまま「次へ」をクリックします。

⑬ 「5.設定内容の確認」にて設定内容に問題が無ければ、「完了」をクリックします。

問題がある場合は、「戻る」をクリックして設定を変更してください。

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⑭ 流用した画面にて軸選択画面(B-30000)を開くと、左上寄せで画面が配置しています。

⑮ マウスのドラッグ操作にて画面全体を範囲指定、またはキーボードの Ctrl+Aにて、全選択状態にします。

⑯ マウスのカーソルが 4 方向矢印になっている状態で、ドラッグ操作し、画面を真ん中に移動します。

⑰ ⑮と⑯の作業を接続軸設定画面(B-30100)、簡単データー設定画面(B-30200)、軸番号/軸名称画面(B-30300)に

も実施します。

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5.3.2 GT Designer3 にインストールしたサンプル画面の流用手順[近日公開予定]

① GT Designer3 のメニューバーにある「画面」を開き、「流用作成」を選択して、GT Designer3 の右側に「流用

作成 (画面)」ウィンドウを表示します。

② 「流用作成 (画面)」ウィンドウの「詳細」ボタンをクリックし、

「GOT タイプ」から「すべての GOT タイプ」を選択します。

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③ 「対象」から「サンプルプロジェクト」を選択します。

④ 「カテゴリ」から「アイエイアイ」を選択します。

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⑤ 接続機器の CH2 にプロジェクトを流用するため、「プロジェクト」から CH2 の本サンプル画面を選択します。

プロジェクトタイトル「IAI_EC_CH2_V_Ver1_J」を選択します。

⑥ 「全選択」ボタンをクリックします。

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⑦ 「流用」ボタンをクリックして、流用作成ウィザードを表示します。

⑧ 流用作成ウィザードを表示します。

「1.流用する画面の設定」では、画面番号が重複していないかを確認します。

重複していない場合はそのまま「次へ」をクリックします。

重複していた場合は、画面番号を重複しないように変更してください。

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⑨ 「2.関連設定の編集」では機能の設定の重複を確認します。

「コメントグループ」、「スクリプト一覧」、「部品」をクリックして、各機能の設定が重複していないかを

確認します。重複していない場合はそのまま「次へ」をクリックします。

重複していた場合は、各機能の設定を重複しないように変更してください。

⑩ 「3.接続機器の設定」は、そのまま「次へ」をクリックします。

⑪ 「4.ユニット No./軸番号の設定」は、そのまま「次へ」をクリックします。

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⑫ 「5.設定内容の確認」にて設定内容に問題が無ければ、「完了」をクリックします。

問題がある場合は、「戻る」をクリックして設定を変更してください。

⑬ 流用した画面にて軸選択画面(B-30000)を開くと、左上寄せで画面が配置しています。

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⑭ マウスのドラッグ操作にて画面全体を範囲指定、またはキーボードの Ctrl+Aにて、全選択状態にします。

⑮ マウスのカーソルが 4 方向矢印になっている状態で、ドラッグ操作し、画面を真ん中に移動します。

⑯ ⑮と⑯の作業を接続軸設定画面(B-30100)、簡単データー設定画面(B-30200)、軸番号/軸名称画面(B-30300)に

も実施します。

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5.4 流用後の作業 本サンプル画面では、流用後にお客様のシステム構成に合わせて、設定の機能追加および変更を実施する必要があ

ります。流用後の作業は以下の項目を参照してください。

⇒「5.4.1 レシピ機能について」

⇒「5.4.2 自局アドレスの設定について」

⇒「5.4.3 画面切り換えの設定について」

5.4.1 レシピ機能について

本サンプル画面では、接続軸の設定を保存するためにレシピ機能を使用します。接続軸の設定を保存することで、

GOT起動時に接続軸の設定を読み出すことができるため、再設定が不要になります。

以下のケースに応じて、作業を実施します。

① GOT と接続するエレシリンダーの接続台数が 16 軸未満のお客様、もしくは接続台数は 16 軸で接続軸設定を

保存したいお客様

⇒「5.4.1.1 レシピ機能の追加手順」を参照してください。

② GOTと接続するエレシリンダーの接続台数が 16軸で、接続軸設定を保存する必要が無いお客様

⇒「5.4.1.2 レシピ機能を使用しない場合」を参照してください。

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5.4.1.1 レシピ機能の追加手順 以下の手順に沿って、設定を変更してください。

① GT Designer3 のメニューバーにある「共通の設定」を開き、「レシピ」→「レシピ」を選択します。

② 「新規作成」を選択します。

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③ [基本]タブの項目を設定します。設定内容は「表 5.4.1-1 [基本]タブの設定」を参照してください。

[レシピデータ保存先]を GOT 本体の内蔵メモリ以外に変更する場合は、「6.2 レシピ機能の保存先の変更」を参

照してください。

表 5.4.1-1 [基本]タブの設定

レシピデータ

レシピデータ保存先 GOT本体の内蔵メモリ(書き込み、読み出しを実行)

トリガデバイス

書き込みトリガデバイス 1 GB1140 ON

読み出しトリガデバイス 1 GB1141 ON

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④ [デバイス]タブの項目を設定します。設定内容は「表 5.4.1-2 [デバイス]タブの設定」を参照してください。

レコード 1を設定する際は、レコード 1を選択して、レコード 1の横に表示された[編集]をクリックします。

表示された[レコード属性]で[デバイス値を設定しない]のチェックを外します。

表 5.4.1-2 [デバイス]タブの設定

No. デバイス デバイス形式 点数 表示形式 レコード 1 備考

1 GS531.b0 ビット 1 2 進数 0 軸番号 00の設定(有効)

2 GS531.b1 ビット 1 2 進数 1 軸番号 01の設定(無効)

3 GS531.b2 ビット 1 2 進数 1 軸番号 02の設定(無効)

4 GS531.b3 ビット 1 2 進数 1 軸番号 03の設定(無効)

5 GS531.b4 ビット 1 2 進数 1 軸番号 04の設定(無効)

6 GS531.b5 ビット 1 2 進数 1 軸番号 05の設定(無効)

7 GS531.b6 ビット 1 2 進数 1 軸番号 06の設定(無効)

8 GS531.b7 ビット 1 2 進数 1 軸番号 07の設定(無効)

9 GS531.b8 ビット 1 2 進数 1 軸番号 08の設定(無効)

10 GS531.b9 ビット 1 2 進数 1 軸番号 09の設定(無効)

11 GS531.b10 ビット 1 2 進数 1 軸番号 10の設定(無効)

12 GS531.b11 ビット 1 2 進数 1 軸番号 11の設定(無効)

13 GS531.b12 ビット 1 2 進数 1 軸番号 12の設定(無効)

14 GS531.b13 ビット 1 2 進数 1 軸番号 13の設定(無効)

15 GS531.b14 ビット 1 2 進数 1 軸番号 14の設定(無効)

16 GS531.b15 ビット 1 2 進数 1 軸番号 15の設定(無効)

17 GB1145 ビット 1 2 進数 1 システム用

⑤ [デバイス]タブの設定が完了したら[OK]をクリックして、設定完了になります。

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5.4.1.2 レシピ機能を使用しない場合 以下の手順に沿って、設定を変更してください。

① GT Designer3 のメニューバーにある「共通の設定」を開き、「スクリプト」→「スクリプトシンボル」を選択

します。

② Recipe_Save の値(10進数)を 1に変更します。

③ [OK]をクリックして、設定完了となります。

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5.4.2 自局アドレスの設定について

GOTとエレシリンダーを接続する場合、必ず GOTと接続しているエレシリンダーの軸番号を自局アドレスに設定す

る必要があります。自局アドレスの設定を変更する場合は「5.4.2.1 接続機器の設定」~「5.4.2.3 レシピ機能の設

定」を実施します。

5.4.2.1 接続機器の設定

必ず GOT と接続しているエレシリンダーの軸番号を GOT の自局アドレスに設定します。

① GT Designer3 のメニューバーにある「共通の設定」を開き、「接続機器の設定」を選択し、「アイエイアイ ロ

ボシリンダ」を設定している CH にて自局アドレスの設定をします。

5.4.2.2 スクリプトシンボルの設定

軸選択画面(B-30000)の GOT 起動後初回表示の際に、初期選択軸として自局アドレスの軸番号をスクリプトシンボ

ルに設定します。

① GT Designer3 のメニューバーにある「共通の設定」を開き、「スクリプト」→「スクリプトシンボル」を選択

し、スクリプトシンボル「HostAddress_Num」の値(10進数)を「5.4.2.1 接続機器の設定」で設定した自局ア

ドレスと同じ値に設定してください。

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5.4.2.3 レシピ機能の設定

① GT Designer3 のメニューバーにある「共通の設定」を開き、「レシピ」→「レシピ」を選択します。

② 「レシピ No.30000 接続軸設定」を選択し、[編集]ボタンをクリックします。

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③ [デバイス]タブを選択し、自局アドレスに設定した軸番号のレコード 1の値を 0、その他の軸番号は 1 に設定

してください。デバイスコメントが「システムエリア」のレコード 1 の値は変更しないでください。

④ [OK]をクリックして、設定完了となります。

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5.4.3 画面切り換えの設定について

本サンプル画面では、画面切り換えに関する設定をスクリプトシンボルで設定しています。

そのため、以下の場合、スクリプトシンボルの設定を変更する必要があります。

⇒5.4.3.1 お客様のプロジェクトデータのベース画面切り換えデバイスが GD100以外の場合

⇒5.4.3.1 流用後に簡単データー設定と軸番号/軸名称画面の画面番号を変更した場合

5.4.3.1 お客様のプロジェクトデータのベース画面切り換えデバイスが GD100 以外の場合

以下の手順に沿って、スクリプトシンボルを修正してください。

① GT Designer3 のメニューバーにある「共通の設定」を開き、「スクリプト」→「スクリプトシンボル」を選

択し、スクリプトシンボル「BaseScreen_dev」のデバイス値を画面切り換え/ウィンドウ設定のベース画面

で設定したデバイス値と同じ値に設定します。

(例)ベース画面切り換えデバイスを「GD1000」で設定している場合

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5.4.3.2 流用後に簡単データー設定と軸番号/軸名称画面の画面番号を変更した場合

以下の手順に沿って、スクリプトシンボルを修正してください。

① GT Designer3 のメニューバーにある「共通の設定」を開き、「スクリプト」→「スクリプトシンボル」を選

択し、スクリプトシンボル「SimpleDataSetting_Num」の値(10進数)に簡単データー設定の画面番号を設定

します。

(例)簡単データー設定の画面番号を「200」で設定している場合

② スクリプトシンボル「AxisNameSetting_Num」の値(10進数)に軸番号/軸名称の画面番号を設定します。

(例) 軸番号/軸名称の画面番号を「300」で設定している場合

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6. ユーザカスタマイズ

本サンプル画面をご使用になるお客様のシステム構成に応じた設定について、以下に示します。

6.1 通信タイムアウト時間の変更 GOTと接続しているエレシリンダーから、未接続の軸が発生した場合、通信タイムアウトが発生し、操作や画面切

り換え等に時間が掛かる可能性がある為、対処方法を以下に示します。

例) メンテナンスで一時的に軸番号 02 の電源を OFFにした時に、通信タイムアウトが発生した場合

通信タイムアウトが発生するまでの時間は、「接続機器の設定」→「CH*:アイエイアイ ロボシリンダ」の詳細設定

で変更できます。発生するまでの時間は(リトライ回数 + 1)×通信タイムアウト時間になりますので、お客様のシ

ステム構成に合わせて設定してください。

軸番号 00 軸番号 01 軸番号 02

通信タイムアウト発生

メンテナンスの為、一時的

に軸番号 02の電源を OFF

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6.2 レシピ機能の保存先の変更 本サンプル画面ではデフォルトの設定として、レシピ機能の保存先を[GOT 本体の内蔵メモリ]に設定しています。

お客様のシステム構成に合わせて、レシピ機能の保存先を変更することができます。レシピ機能の保存先を変更時は、

変更先ドライブにメディアを装着してください。

① GT Designer3 のメニューバーにある「共通の設定」を開き、「レシピ」→「レシピ」を選択します。

② 「レシピ No.30000 接続軸設定」を選択し、[編集]ボタンをクリックします。

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③ [基本]タブの[レシピデータ]→[レシピデータ保存先]で[データストレージ(レシピファイル)(書き込み・読み

出しを実行)]を選択します。

④ [レシピデータ]の[ファイル形式]や[ドライブ名]をお客様のシステム構成に合わせて選択します。

⑤ [OK]をクリックして、設定完了となります。

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6.3 軸番号チェックのタイムアウト時間の変更 本サンプル画面では軸選択画面(B-30000)の以下の項目に対して、タイムアウトを設定します。

本章ではタイムアウト時間の変更方法を示します。

設定したタイムアウト時間を経過しても、エレシリンダーから応答が無い場合に、画面切り換えのリセットや、接

続可能状態の赤点灯への切り換え、軸名称取得中はエラー処理として軸名称の「EC」表示を実行します。

No. 項目 用途

1 初回画面表示時軸名称読み出し GOT起動後に軸選択画面を初めて開いた場合、軸名称を自動で

読み出す

2 「再接続」スイッチ 接続しているエレシリンダーから軸名称を読み出す

3 「簡単データー設定」スイッチ 簡単データー設定画面に切り換える

4 「軸番号/軸名称」スイッチ 軸番号/軸名称画面に切り換える

タイムアウト時間は、スクリプトシンボル「ParameterGetTimeOut_Num」で設定した値(10進数)を基に計算した時

間内に、エレシリンダーから応答が無い場合、GOTとエレシリンダーが正常に接続できていないと判断します。以下

の計算式にて、軸番号チェックのタイムアウト時間を設定してください。デフォルト設定では 1 分で設定しています。

(例 1)タイムアウト時間を 3分にしたい場合

計算式 ParameterGetTimeOut_Num = 180000(ms)(3分を ms 単位に変換した値) / 200(ms)

(例 2)タイムアウト時間を 5 分にしたい場合

計算式 ParameterGetTimeOut_Num = 300000(ms)(5分を ms単位に変換した値) / 200(ms)

【注意】 「接続機器の設定」→「CH*:アイエイアイ ロボシリンダ」の詳細設定の通信タイムアウト時間より

も短く設定した場合、正常に通信できているにも関わらず、軸番号チェックのタイムアウトと判断してしまい

ますので、必ず通信タイムアウト時間よりも大きい値を設定してください。

(例)軸番号 01のエレシリンダーを選択し、簡単データー設定に遷移する場合の挙動(デフォルト設定時)

応答の確認を実行する

軸番号 00 軸番号 01 軸番号 02

1 分経過しても、応答が返ってこない。

軸番号 00 軸番号 01 軸番号 02

軸番号チェックの

タイムアウト発生

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6.4 接続の設定変更方法(RS422/485 ⇔ RS232C) GT Deisgner3 の[接続機器の設定]で RS422/485 から RS232C への変更方法、または RS232C から RS422/485 への変

更方法について、以下に示します。

本サンプル画面は RS422/485 をデフォルト設定としているため、RS422/485 で使用される場合は、変更不要です。

お客様のシステム構成に合わせて、設定を変更してください。

① GT Deisnger3 のメニューバーから[共通の設定]→[接続機器の設定]を選択し、設定画面を開きます。

② 接続機器の CHにて[アイエイアイ ロボシリンダ]を設定している CHを選択し、

[I/F]をシステム構成に合わせて、「標準 I/F(RS422/485)」もしくは「標準 I/F(RS232)」に設定します。

デフォルトの設定は「標準 I/F(RS422/485)」です。

③ 詳細設定については、「標準 I/F(RS422/485)」と「標準 I/F(RS232)」で共通の設定になります。

[I/F]の設定変更後、「3.1 作画ソフトウェアの接続機器の設定」を参照してください。

自局アドレスの設定については「5.4.2 自局アドレスの設定について」を参照してください。

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7. 制約事項

本サンプル画面を使用する上での制約事項について、以下に示します。

7.1 オブジェクトの制約事項

7.1.1 オブジェクトの配置、デザイン変更について 簡単データー設定(B-30200)については、「サンプルのご利用について(3)」に準拠します。

その他の画面については、オブジェクトの配置やデザインの変更は可能です。

7.1.2 オブジェクトのコピー スクリプトにて動作を制御しているため、オブジェクトのみをコピーして別の画面に配置することはできません。

7.2 接続機器の CH変更 スクリプトにて動作を制御しているため、エレシリンダーの接続機器 CH は変更できません。

エレシリンダーの接続機器 CH を変更したい場合は、変更したい接続機器 CHの本サンプル画面を、再度流用し直し

てください。

7.3 GOT によるエレシリンダーのモニタおよび設定 エレシリンダーと GOT を接続し、パラメータ設定などを行う場合は、必ず本サンプル画面を使用してください。

本サンプル画面を改造し、部分的にお客様のプロジェクトデータに流用して使用することはできません。

7.4 ユーザ画面から本サンプル画面への画面遷移 軸選択画面(B-30000)でパラメータを設定するエレシリンダーを選択する為、ユーザ画面から本サンプル画面に遷

移する場合は必ず軸選択画面に遷移するように、設定してください。

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8. 商標

MELDAS、MELSEC、iQ Platform、MELSOFT、GOT、CC-Link、CC-Link/LT、CC-Link IE は、三菱電機株式会社の日本

およびその他の国における商標、登録商標です。

エレシリンダ、エレシリンダー、ELECYLINDER、ラジアルシリンダ、ラジアルシリンダーは、株式会社アイエイア

イの登録商標です。

その他本文中における会社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。