一つずつ積み上げて 実現していくオンライン授業€¦ ·...
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一つずつ積み上げて実現していくオンライン授業
那須町教育委員会学校教育課
プログラミング教育推進スーパーバイザー
マイクロソフト認定教育イノベーター2017-2020
Microsoft Global Minecraft Mentor
星野 尚
教育家庭新聞オンラインセミナー
自己紹介
職業系高等学校講師 / 専門学校高等課程教諭
インターネットサービスプロバイダ エンジニア
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 情報技術研究部門 / 技術移転ベンチャー企業
行政書士 / 那須塩原クリエイティブ・ラボ(民間プログラミング教室)代表
NPO法人CANVAS フェロー
Viscuitファシリテーター
学校法人西那須野学園西那須野幼稚園コンピュータあそび講師
那須町教育委員会学校教育課プログラミング教育推進スーパーバイザー
町全体でプログラミング
那須町の小学校パソコンクラブでボランティアプログラミング講師(きっかけ)
マイクロソフト・NPO法人CANVAS「Programming for ALL」プロジェクト
プログラミングデイ in 那須町
プログラミング学習実証校での授業実践と公開授業(プログラミング教員養成塾)
全町立保育園プログラミングあそび
町立図書館定期プログラミングワークショップ開催
那須歴史探訪館ICT化プロジェクト(マインクラフト文化財再現・VRアーカイブプロジェクト等)
町内公民館シニア層向けプログラミングワークショップ・大人プログラミング寺子屋開催
文科省かつてない強いメッセージ
説明責任の変化
ICTを活用しない
自治体に説明責任が発生
最初に結論
デジタルかアナログかオンラインかオフラインか
ではなく両輪で対応
「何もしない」が格差拡大
今できることを1つずつ試行錯誤サイクルを回して前に進んでいきましょう
前例は全国的に増えていますマネしましょう
できない理由ではなくどうしたらできるようになるかを
みんなで考えましょう
現場の先生たちを信じて任せましょう
登校再開しても取り組みは止めない
本題
那須町の教育インフラ
LTEのiPadが学びのインフラ
学校適正配置
GIGAスクール構想以前に
1人1台への動きを発表
(2019年から)3年後の整備完了目指して
【2019年度】クラウド導入開始
2018年度 Office365 for Education
2019年度 G Suite for Education
→デュアルクラウドサービス導入試験運用開始
2019年11月教職員研修会実施(G Suite)
【2019年度】クラウド導入開始
まなびポケット一部試験導入運用開始
→1人1台環境を見据えた検証開始
対象:プログラミング教育実証校6学年
クラウド導入による変化
宿題の在り方含め
学びのリデザイン必須
ピンチは突然訪れます
最優先で考えたこと
1.コミュニケーション確保
2.効率性重視
3.必要性重視
1.コミュニケーション確保
●子どもたちとの関わり
●子どもたち同士の関わり
●子どもたちの心のケア
●生活リズムのケア
※学ぶことの基盤「安心」をつくる
2.効率性重視
●教職員負担軽減
●時間捻出
●研修時間等確保
※先生たちの「安心」をつくる
※オンライン授業デザインを進める
3.必要性重視
●教職員がすぐに使いたいもの
●コミュニケーション確保と密接に関係
※必要性が高いものはすぐに使う
ピンチはチャンス休校で生まれた時間を活用
【3月】マナトメプログラム申し込み
3月初頭
・Zoom
・まなびポケット
【3月】組織内情報共有ポータルサイト公開
健康観察Webフォームテンプレート各種サポート情報臨時休校関連情報発信等
1月制作スタート
管理職の理解を深める
【3月】校長会Zoomオンライン会議体験会
臨時休校対応臨時校長会
Zoomオンライン会議体験
現場は優先度+体験を重視
【3月】緊急ICT研修会
町内全小中学校教職員向けに実施
→実施決定から半日で資料作成→翌日開始
Webフォーム・共同編集・情報共有
Zoom使用方法や活用場面検討会
それぞれの実践を尊重
【3月】各学校の動き
オンライン職員会議演習
ミニミニ現職教育の開催
Webフォーム健康観察開始
まなびポケット試用開始
即実践
効果
現場の情報発信(事例)中学校
オンライン「朝の会」@那須中央中学校
ネット上で「朝の会」臨時休校で 那須(20-04-14)
● とちぎテレビ● 下野新聞● NHKとちぎ630
那須中央中の事例
3月のオンラインドリル学習の時点で希望者にLTE iPad貸出実施
4月に家庭ネット接続詳細状況把握とiPad貸出希望調査
→各家庭保有端末へのZoomアプリインストール対応
那須中央中全校生徒オンライン「朝の会」実施環境整備
4月13日オンライン「朝の会」スタート(月~金)
平行してオンライン学習で非同期・双方向性環境構築と教職員自主研修準備
自走する先生たちの姿(那須中央中の事例)
スクールタクト自主研修会開催
臨時休校中のオンライン学習計画作成
使用方法オン・オフラインマニュアル作成
実践事例発表で情報共有(動画も作成)
学習解説動画制作開始(一部)
オンライン個別学習相談開始
登校再開でもICT活用方針を継続
現場の情報発信(事例)小学校全校
6学年から児童用iPad(LTE)活用
町内全小学校6学年対象
児童用iPad(LTE)貸与
ロイロノート・スクール活用
現場の情報発信小学校詳細事例
自走する先生たちの姿(東陽小学校の事例)
全学年児童の家庭通信状況調査
自宅端末・ネットワークで対応可能
自走する先生たちの姿(東陽小学校の事例)
ロイロノートWeb版
スクールタクト試験導入
【4学年】
全員でのスクールタクト取り組み開始
自走する先生たちの姿(田代友愛小学校の事例)
教頭先生・ICTに詳しい先生によるミニ研修
→G Suite、Microsoft365、まなびポケット
スクールタクト、Meet、Teams、その他
オンライン打ち合わせ・議事録同時編集
継続的改善
現状に満足せず次の一手を考え続ける
走りながら修正を繰り返す
町内教職員のつながり
町内小学校オンライン学年会
Zoomブレイクアウトセッション
1学年~6学年・特別支援
7セッション
Zoom割当画面
課題共有
実践共有
教材情報共有
オンライン授業デザイン
オンライン授業とは
リアルタイム型(従来型授業と同一)
自己学習型(プリント爆弾)
オンデマンド型(Youtube等動画配信)
従来型授業のオンライン化ではない
型にはめるのではなく
新しい授業デザインを考える
現場を支える教育委員会のマインド
意思決定の重要性
教育委員会は学校現場の活動を
支え後押しする存在
→さまざまな取り組みを認めて支援
緊急時と平時
平時の判断は通用しない
「一律に出来ないから実施しない」
→平時にしか通用しない
平時であっても疑問が残る
どうしてもつながらない
一部の子どもだけ学校でオンライン
→3密にならない
「セキュリティ」について
聞こえてくる悲鳴
「セキュリティポリシー違反だからNG」
聞こえてくる悲鳴
「セキュリティポリシー違反だからNG」
→見直し条項が必ずある
→当該条項を根拠に進める
→ルールを守ることが目的ではない
見直しは必須
2019年12月文部科学省
情報セキュリティポリシーガイドライン
→見直し条項発動の根拠
トップの判断を促す説明
「セキュリティ」という言葉で思考停止しない
何がリスクでどう使えば安全に運用可能なのか
100%の安全は無いという大前提
トップの判断を促す説明
トライアル&エラーを高速に回す判断
代替策の提示
100%の安全はない
現実社会で犯罪や自動車事故がゼロにならないのと同じ
回避策も含めて安全に使う方法を検討
「Zoomのセキュリティが・・・」
とこれでも言い続けますか?
6月から最新版にしないと接続不可
文部科学大臣がZoom使ってますNHKニュースサイトリンク
パソコン室・教職員PCのInternet Explorer
セキュリティを重視するなら
こちらの対策の方が重要
できるところから1つずつ積み上げる
すべてが同じようにできているわけではない
できることから着手して実践して情報共有
できるところから1つずつ積み上げる
チャットで気軽に相談したいことを投稿
→資料にまとめて共有
アンテナを張って行動する
モバイルルーター無償貸出
→支援獲得のための行動
まとめ
デジタルかアナログかオンラインかオフラインか
ではなく両輪で対応
「何もしない」が格差拡大
今できることを1つずつ試行錯誤サイクルを回して前に進んでいきましょう
前例は全国的に増えていますマネしましょう
できない理由ではなくどうしたらできるようになるかを
みんなで考えましょう
現場の先生たちを信じて任せましょう
登校再開しても取り組みは止めない