api hacknight...
TRANSCRIPT
© Copyright Redknee Inc. 2016
そのFintech、暑いとこでもイケますか
REDKNEE 志田典道
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 2 >
REDKNEE?
自己紹介:志田典道REDKNEEの全フロント業務を担当しながら、勉強したことを個人のサービス「トイサブ!」にフィードバックし、パラキャリを謳歌中
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 3 >
REDKNEEとは
売上の多くがアジア、アフリカから先進国では競合に負けていますが・・
日本には私がいます!
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 4 >
REDKNEEの製品概要
請求
事業者間精算(Mediation/interconnect)
ペイメント(クレジット、銀行など)
CRM/Analytics
Social(Facebook add-on)
Web self care
レーティング・課金エンジン(OCS)
PCS (PCRF)
Commander(Element management)
Real Time Upsell Manager
カタログ・オーダ管理
Billing and payment
Charging and Policy control
Customer management
Product management
REDKNEE UNIFIEDプロダクトスイート
モバイル、電力・水道などのユーティリティ事業者に対し課金請求プラットフォームを提供
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 5 >
そのFintechって・・
クレジット決済を、よりスムーズに。
金融情報はもっとオープンな時代へ。
会計業務は、もっとITで楽しくなる。
ソーシャルレンダリングが、資金集めを変える。
お金を送るのは、もっと簡単でいい。
要はビットコインです。
資産運用は、AIに任せて正確・お手軽に。
資産管理を、もっと楽に。
いいですね!!(僕も混ぜて)
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 6 >
そのFintechって・・
便利な銀行
便利なクレジットカード
インターネット、スマートフォン前提の世界
いいですね!!(僕も混ぜて)
古めかしい銀行
古めかしいクレジットカード
黒電話、紙前提の世界
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 7 >
Fintechをわかりやすい言葉でまとめると
銀行、クレジットカードが関連するめんどくさい事象をインターネット・スマートフォンを前提として便利にするIT技術。
いいですね!!(僕も混ぜて)
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 8 >
めっちゃいいFintechをここに持って行こう!
多分売れないです・・・
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 9 >
数字でいきます
18%5%0.5%0.3%
世界平均とタンザニア、イエメン、カンボジアの比較クレジットカード アフリカ 所有率 でgoogle 検索結果
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 10 >
数字でいきます
発展途上国での銀行口座保有率ちなみに先進国では89%のようです。OECD account penetration world wide でgoogle 検索
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 11 >
数字でいきます
ケニアの携帯電話保有率cell phone ownership surges in africaでgoogle検索
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 12 >
数字でいきます
アフリカの従来型電話vsスマホ所有率アフリカ スマートフォン 所有率 でgoogle検索
80%vs20%
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 13 >
地図でいきます
LTE,3G,GSMのカバレッジWorld Time Zoneより
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 14 >
そのFintechの規模
お金持ち10億人中9億人にウケるFintech
お金が無い60億人中30~50億人にウケる他の何か
どちらが良いかといえば当然上のお金持ちなのですが。今日は下のお金が無い人向けにどうしていくかの話
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 15 >
30~50億人にウケる何かとは
モバイル送金(Mobile Money Transfer)• 従来の金融の仕組みから除外されてしまった人でも使える携帯電話を使ったお金のやり取り、管理
• 今まではSMS、IVRで行うのがメイン• 今はインターネットのWebサービスとしても提供
• サービスの代表格”M-Pesa”(ケニア)
これからM-Pesaの概要と、裏で動くロジックについてご紹介していきます。
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 16 >
M-Pesaでできること
Send Money
Withdraw Cash
Buy Airtime
M-Shwari
Lipa na M-PESA
My Account
M-Pesa口座から相手先携帯電話番号を指定し、金額を入力して口座間送金が可能。口座は銀行ではなく、M-Pesa口座という非金融系の口座
M-Pesa店舗でお金を引き出すことができる。お金はM-Pesa口座に対するお金(ワンタイム口座のようなものがあるのかは不明)
M-Pesa口座から通信料金を購入。自分もしくは他人に対して購入することができる。
預金などの銀行機能。M-Pesaとは別の登録が必要な様子。(おそらくM-Pesaの親会社の銀行口座を使う)
電気、水道などの支払いをM-Pesa口座から決済する。
自分の利用状況を確認できる。
2000年代半ばには登場していたMobile Money Transferですが、
これもFintechといえるのではないでしょうか
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 17 >
日本にもある類似のお店!
セブン銀行、大黒屋などが扱っています将来、大黒屋=グローバル金融ハブ になったり・・
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 18 >
なぜ携帯電話なのか
クレジットカード
銀行口座
与信が必要
ポストペイド型携帯電話
プリペイド型携帯電話
与信が不要
与信システムが発展していない地域でプリペイド方式は代替手段として活躍
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 19 >
モバイル送金のユースケース
例えばFintechの恩恵が届かない発展途上国へのCtoCの寄付手段として利用可能
1.カンボジアいった2.貧困の家庭を見て一念発起。
おれ支援しちゃる3.あれ、でも銀行ない
お金受け取れない?4.「ダイジョブヨー
オニサンケータイアルコレデオカネウケトレル💞」
5. あ、これってもしかして・・?注:私はこの写真を見つけるために2時間オフィスで人目を気にしながら検索し続けていました。「さっきから女の子ばっか検索してますね」と言われながら
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 20 >
裏の仕組み
Online Charging System(OCS)
携帯端末A 携帯端末B
Top-up request
Credit Adding/Withdraw request
Credit Adding/Withdraw request
Credit Adding/Withdraw request
残バランスを確認、OK
• RADIUS PrepaidもしくはDiameter Credit Controlを使う(上記はDiameterのコールフロー)•電話の信号線さえつながれば、インターネットは必要無い•オペレータのOCSと店舗システムをつないで、M-Pesaモデルは出来上がっている•バックエンドとはSOAP/RESTベースのAPIで結合
計算元データ入力API
請求データ入出力API
製品・サービス登録API
顧客情報入出力・登録API
キャンペーン/顧客行動情報取得・出力API
通信残バランス
MMT残バランス
サービス・バス
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 21 >
REDKNEEのOCSを使った送金デモ
REDKNEEポーランド、アンディによるREDKNEEのとっても素敵なGUIを使った動画デ
モ (約10分)
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 22 >
まとめ
•Fintechは銀行、クレジットカードの既存の不都合を解決する、ITベースのアプローチ
•発展途上国では、銀行とクレジットカードは前提とするには利用率が低い。携帯普及率は高い
•もしFintechで発展途上国向けにソリューションを提供していくなら、モバイル送金を基軸としたらウケるのでは
•モバイル送金なら是非REDKNEEのOCSを・・・他にもいろんな使い道あります!
© Copyright Redknee Inc. 2016 < 23 >