amuse report2019 jp 20190802 fix · amuse 徹底解説 2019 統合報告書 09...
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AM
USE
徹底解説
2019 統合報告書
09 マネージャー編11 アーティスト編15 アーティストポートフォリオ編17 内製化編
25 事業概況29 社会的役割31 人財33 コーポレートガバナンス37 財務情報・アウトライン
01 40年の成長の軌跡03 Amuseは何者か? - KPI05 ブランドビジョン07 価値創造モデル13 成長戦略
Contents
19 TOPメッセージ21 社長メッセージ23 財務戦略
メッセージ Informationアミューズ徹底解説Introduction アミューズを知るための問題集。「アミューズは何者か」を徹底解説。
詳しい解説付き
AMUSE 底 説解徹
2019統 合 報 告 書
I N T EG R AT E D R E P O R T
Amuse INTEGRATED REPORT 2019 0201
400,000
300,000
200,000
100,000
0
70,00060,00050,00040,00030,00020,00010,000
0
7,0006,0005,0004,0003,0002,0001,000
0
2014 20142015 20152009 2009
2012 20122016 20162017 2017
2010 20102013 2013
2008 20082018 20182011 2011
営業収入※
※1978~1998年度…アミューズ単体実績 1991年度…6ヶ月決算実績
20,000
15,000
10,000
5,000
0
(百万円) (億円)(百万円) (百万円)
成長の軌跡。
ライブ市場規模/当社イベント収入 日本の広告費/当社出演・CM収入
ライブ市場の拡大に合わせて成長 アーティストポートフォリオの拡大により高水準で推移
市場規模[左軸] 市場規模[左軸]当社収入[右軸] 当社収入[右軸]
(年) (年)
※コンサートプロモーターズ協会のデータは、正会員社のみのデータになります。また、当社の数値は決算年度(3月期)になります。
※当社の数値は決算年度(3月期)になります。※「出演・CM収入」には、CM収入のほかに、TV映画などの出演料収入が含まれます。
40年のアミューズの歩んだ
アーティストマネージメントモデルの確立
<出典:「電通 統計資料」を基に当社作成><出典:「コンサートプロモーターズ協会 基礎調査報告書」を基に当社作成>
ライブビジネス1 出演/CMビジネス2
1978.10.16東京都渋谷区代官山町に株式会社アミューズ設立(資本金5百万円)
音楽アーティストのマネージメントからスタートし、俳優マネージメントも開始。また、文化人・アナウンサーなど、徐々にアーティストポートフォリオが拡大
19791978 1980 1981 19911982 19921983 19931984 19941985 199519881986 199619891987 19971990
2014 20142015 20152009 2009
2012 20122016 20162017 2017
2010 20102013 2013
2008 20082018 20182011 2011
60,000
50,000
40,000
30,000
20,000
10,000
0
10,000
8,000
6,000
4,000
2,000
0
500,000
400,000
300,000
200,000
100,000
0
300,000
200,000
100,000
0
15,000
10,000
5,000
0
(百万円)
(百万円) (百万円)(百万円) (百万円)楽曲販売市場規模/当社印税収入 ビデオソフト市場規模/当社メディアビジュアル事業収入
CD販売市場の縮小傾向にあっても堅実な収入 市場の縮小に対し、自社アーティスト作品をメインに
CD
市場規模[左軸] 市場規模[左軸]当社収入[右軸] 当社収入[右軸]
配信
音楽ビデオ
(年) (年)
※当社の数値は決算年度(3月期)になります。※「印税収入」には、新譜・旧譜の印税収入が含まれます。
2001.9.20 大阪証券取引所 ナスダック・ジャパン市場(現・JASDAQ)へ株式上場
2006.3.1 東京証券取引所市場第一部へ上場
2008「株式会社A-Sketch」設立
<出典:「日本レコード協会 統計情報」を基に当社作成> <出典:「日本映像ソフト協会 統計資料」を基に当社作成>※当社の数値は決算年度(3月期)になります。
印税ビジネス3 映像ビジネス4
2005インターネットショップ「AMBRA」(現・A!SMART)オープン
1999 サザンオールスターズ初の東京ドーム公演を開催
ライブ市場の成長を背景に、ライブビジネスが拡大
ライブビジネスの拡大に合わせて、イベント周辺事業であるファンクラブ機能・グッズ製作に加え、レーベル事業を内製化
2018.10.16創立40周年ブランドビジョンの策定、およびコーポレートロゴの刷新
55,166ライブビジネスの拡大
内製化の拡大
1998 1999 2000 2004 20142001 2005 201520092002 20122006 2016 201720102003 201320082007 20182011 (年度)
Amuse INTEGRATED REPORT 2019 0403
Key Performance Indicator
多くの人は、芸能事務所だと答えるかもしれない。しかし、私たちアミューズはそうではないと思っている。では、何者なのか?このレポートでは、Amuseは何者なのか?を解明していきたいと思います。
Amuseは何者か?
イベント動員数の増加に加え、連結子会社が増えたことにより増収の傾向にあります。
2017年度、2018年度は新規事業やイベント事業におけるコスト増加等により、利益率が低下しています。
近年、CD販売市場が縮小する一方、ライブ市場は拡大を続けており、当社のイベント動員数も年々増加しています。イベント動員数は、当社の収益に大きな割合を占めるイベント収入、イベントに連動するファンクラブ・商品売上収入にも大きな影響を与えるため、重要な指標となっています。
多彩な才能を持つアーティストはモノづくりの原点です。アーティストにとって最適な環境を整えることで、彼らが長く所属し続けてくれることに加え、新たなアーティストが積み重なり、当社の安定的な成長を支えています。
2018年度は、固定資産売却益1,728百万円を特別利益に計上しています。
アーティストとファンの皆様との接点であるファンクラブには、幅広いファン層の声が集まります。それをアーティストとともに共有・分析することで、ファンの皆様にさらなる付加価値を提供することが可能になります。また、ファン層の拡大はアーティストにとっても新たな創造の原動力となります。
262 254 245 253263
315
287295279
48,924
39,208
50,64747,283
55,166
営業利益/営業利益率営業収入 親会社株主に帰属する当期純利益
イベント動員数増加率所属アーティスト数
5,983
3,924
5,361
3,342
4,479 3,543
2,671
2,023 1,887
ファンクラブ会員数増加率
4,442
2018 2018 2018
2018
2016 2016 20162017 2017 2017
2017
2014 2014 20142015 2015 2015
2016
2012 2012 20122013 2013 2013
2015
2010 2010 20102011 2011 2011
2014
(年度)(年度)
(年度) 20182017201620152014 (年度) 20182017201620152014 (年度)
(年度)
12.2
10.0
10.6
7.1
8.1
営業利益[百万円]営業収入[百万円] 親会社株主に帰属する当期純利益[百万円]
所属アーティスト数[組] ※養成・委託含む
営業利益率[%]
ファンクラブ会員数増加率[%] イベント動員数増加率[%]
195181
114
136
162
191
252
207
374
157
295282
187
385
100
100
202
Financial 財務情報
Non Financial 非財務情報
400
300
200
100
250
200
150
100
(%) (%)
<対2010年度比><対2010年度比>
100
2014~2018年度(5年間)の推移
2010~2018年度(9年間)の推移
Amuse INTEGRATED REPORT 2019 0605
Concept
Amuse Your Moment
アミューズは、アーティスト・スタッフ一丸となって、「感動だけが、人の心を撃ち抜ける」という想いのもと、コンテンツ創造を追求し、ファンの皆様に支えられながら40周年を迎えることとなりました。近年、世の中の変化は想像以上のスピードで進み、ライフスタイルも大きく変化しております。
私たちは、この40周年を新たな創業と捉え、これまでの枠にとらわれない発想で、 多様な人生を彩ることができるような企業集団を目指すべく「Amuse Your Moment~世界を彩る明日を創れ~」というブランドビジョンを策定いたしました。“新たな明日を創るべく、私たちは今後も挑戦を続けます。”
創立40周年を迎えた2018年、新たなロゴが生まれました。
世界を彩る「明日」を創れ
創立40周年を迎えるにあたり、アミューズではロゴマークを一新いたしました。これまで大切にしてきた三つのAを原点にしつつ、構造として強い三角形に奥行きを持たせることで、多様性と未来を創造する力を表現しています。
Audience ファン
Artist アーティスト
Amuse スタッフ
Amuse INTEGRATED REPORT 2019 1009
アミューズの は、何がスゴイのか?
アミューズのマネージャーとしてのミッションは、担当するアーティストの可能性の最大化です。長期的視点に立ち、「どの時期にどのような活動をすればアーティストの魅力を最大限に
引き出せるのか」を考え、実行していきます。また、アーティストが才能を存分に発揮できる環境づくりや、長期で活動ができるような関係性を築いていくことも、大切な役割です。
なぜ、アミューズのマネージャーには多彩なスキルや経験値が培われるのか?もちろん、もともとのセンスや情熱もありますが、私たちの人事の仕組みも大きく機能しています。あるジャンルで経験を積んだマネージャーに、次は新たな異なるジャンルのアーティストを担当させる。この繰り返しにより、マネージャー自身が進化・成長することで、アーティストにとっても新たな才能を開花させるきっかけとなっています。
マネージャーが進化し、成長していく仕組みづくり。
アミューズの価値創造の基盤、それは間違いなく「マネージャー」です。マネージャーの力量によってアーティストの将来が大きく変わっていく。そう言っても過言ではないかもしれません。
ここでは、「アミューズのマネージャーは何がスゴイのか?」を解説します。
アーティストの可能性を高める、アミューズのマネージメントモデル。
マネージャー数の推移※
マネージャーの資質・スキル
87 93117 112110
135 133 136 133
20142013 20182012 20172011 201620102009 2015
プランニング力 コミュニケーション力 先見性 信頼性
アレンジメント力 マーケティング力 営業力アーティストの様々な才能を見出し、出演作品など活動の方向性を定める力
アーティストの意向を尊重し、適切なキャリアを設計する力
ブッキングやスタッフィング等、外部環境を整える力
アーティストや外部関係者と向き合い、信頼関係を築く力
適切な市場調査、情報収集により、戦略的にアーティストの魅力を認知させる力
先を見越してアーティストの新たなチャンスを掴んだり、リスクを回避する力
関係各所にアーティストの価値を認知させ、拡大させる力
アーティストや外部関係者が安心して任せられる人間力
プロデュース力
(年度)
マネージャー編徹底解説1
アーティストA アーティストB アーティストC 新人アーティストD
俳 優 ミュージシャン キャスター俳 優ミュージ
シャン キャスター
経験値 経験値 経験値
マネージャーA
俳 優ミュージシャン
ミュージシャン キャスター俳 優ミュージ
シャン
経験値
俳 優 キャスターミュージシャン
の
※アミューズ単体(契約・短期契約含む)
2.30 2.34 2.33 2.21 2.11 2.092.09
2.95
2.81 2.70
94
マネージャー数[名] マネージャー1人当たりのアーティスト数[組]
アミューズのマネージャー 現場の視点
“新しいアーティストのマネージメントにチャレンジしたい。”そう思い、新人開発室の資料を眺めている時に、ホラン千秋のプロフィールを見つけました。彼女自身も、女優として活動していた10
代を経て海外留学を経験し、女優以外の“話す仕事”にチャレンジしたいと思い始めたタイミング
でした。『見た目に清潔感があり、英語が堪能で、頭の回転が速い』という彼女であれば、女優と
いうひとつの枠にとらわれず、「キャスター」「バラエティー」「レポーター」「ラジオDJ」など多岐に
わたるジャンルへ挑戦できると思いました。 担当して最初の3年位は毎日、収録前と後に番組内でのコメントについて何時間も二人で話し合っていました。本人とマネージメントが一丸となって臨んだ結果が、現在の活躍につながっていると思います。アミューズはアーティストへの愛情と責任感があれば、マネージャーの裁量でチャレンジをさせてくれる文化があり、その文化が会社の価値創造の根源だと感じます。マネージャーとして、今後も積極的に様々な分野にチャレンジし、新たな道を切り開いていきたいと思います。
ホラン千秋 <2002年よりアミューズ所属>1988年生まれ。キャスター、タレント。キッズモデルとしてキャリアをスタートし、14歳でアミューズに所属。『Nスタ』『バイキング』に出演するなど、報道からバラエティまで幅広い分野で活躍している。
第4マネージメント部 清水 達彦「価値創造の根源は、“チャレンジできる”企業文化。」
Amuse INTEGRATED REPORT 2019 1211
2004年→2019年 若年俳優の専門事業部の設立により俳優系アーティストの比率が一気に拡大。キッズ部門も設立され、子どもの頃からそれぞれの適性を見ながら育成するというスタイルが確立する。近年では専門部署を設立してスポーツ選手やeスポーツ選手など、新たな市場を見据えたアーティストのマネージメントを行うなど、ポートフォリオはますます拡大してきている。
2000年→2005年 Perfume ホラン千秋 平岡祐太 仲里依紗 上野樹里 吉高由里子 TEAM NACS 神木隆之介 三浦春馬 佐藤健 etc.
アミューズの は何がスゴイのか?
40年前に音楽アーティストのマネージメントからスタートしたアミューズですが、現在は様々なジャンルで活動するアーティストが所属しています。ミュージシャン、俳優、スポーツ選手にアナウンサー、映画監督 。ジャンルは異なっても、アーティストと丁寧に向き合い、彼らの可能性・価値を最大化するというマネージメントの根幹は同じです。
多様な活動領域を持つアーティストとの契約、また、アーティストの新たな才能を開花させる能力開発は、よりバラエティ豊かなコンテンツでより多くの人の日常を彩ることを可能にするとともに、シナジー効果を生み出し、企業としてより強い体制を築く礎となっています。
アミューズではアーティスト専属契約について、原則として1年に一度契約の見直し、更新を行っております。それにもかかわらず、所属年数の長いアーティストが多数在籍していることはアミューズのマネージメントが長期視点に立って実践されているためであり、また契約更新時や日々の業務の中
で絶えずアーティストとその活動方針について意見交換や認識の確認を行っているためです。所属年数の長いアーティストが長期的に活躍する土台の上に、新たな才能を持つ若手アーティストが重なることで、アーティストポートフォリオの層はより厚く、より強いものになっています。
アミューズのアーティストは、所属年数が長い。
様 な々才能を持つ、多彩なアーティストが所属。
20192010200520001995199019851978 2015
アミューズでは、所属する一人ひとりをジャンルを問わず「アーティスト」と呼んでいます。彼らはモノづくりの源泉であり、そのクリエイティビティに対する敬意を表す言葉です。
ここでは一部しか紹介できませんが、アミューズには400名※を超えるアーティストが所属しています。
スペシャリスト俳優アナウンサー・キャスター スポーツ eスポーツ
モデル声優 ダンスミュージシャン
(年)
アーティストポートフォリオの推移
ポルノグラフィティ板谷由夏
2006年→2010年 賀来賢人 ONE OK ROCK BABYMETAL 高橋優 flumpool石田ニコル 野村周平 福田彩乃 吉沢亮 松井愛莉 etc.
2011年→2015年 DEAN FUJIOKA 山本舞衣子 藤原さくら 牧野由依馬場典子 清原果耶 金子大地 星野源 柚希礼音 etc.
2016年→2019年 大谷亮平 新日本プロレス 竹下佳江 大迫傑 s**t kingzソニン 桐生祥秀 ネモ 竹内ジョン エレファントカシマシ etc.
1978年→2003年 音楽アーティストのマネージメントからスタートし、俳優マネージメントも開始。アナウンサーや文化人など音楽・俳優以外のアーティストも徐々に増え始める。
サザンオールスターズ富田靖子
三宅裕司/小倉久寛/寺脇康文/岸谷五朗福山雅治
深津絵里/BEGIN奥山佳恵須藤理彩/加藤貴子
アーティスト編徹底解説2
の は
2003年3月末時点
1979年3月末時点
ミュージシャンミュージシャン
ミュージシャン
俳優俳優
その他ジャンル
その他ジャンル
2019年3月末時点
ジュニア・キッズ
モデル
アナウンサー・キャスター声優
スポーツ
ジュニア・キッズeスポーツ
その他
福山雅治
サザンオールスターズ
仲里依紗
富田靖子
ポルノグラフィティ
BEGIN BABYMETAL
佐藤健 TEAM NACS 寺脇康文
深津絵里
三浦春馬
板谷由夏
賀来賢人 神木隆之介
石田ニコル
ONE OK ROCK
小倉久寛
岸谷五朗 清原果耶
三宅裕司
三吉彩花 柚希礼音
大迫傑
桐生祥秀
竹下佳江竹内ジョン
ネモ
s**t kingz SEKAI NO OWARI
上野樹里 エレファントカシマシ
Perfume
さくら学院
吉沢亮 吉高由里子
牧野由依
中村仁美 馬場典子
ホラン千秋
森雪之丞
DEAN FUJIOKA
星野源
様々なジャンルで活躍する
アーティストたち
※2019年3月末現在
Amuse INTEGRATED REPORT 2019 1413
デジタル化する広告市場をふまえ、デジタルメディアを起点としたコンテンツ製作者の獲得とともに、既存アーティストとのシナジー効果を目指します。
インフルエンサー
アミューズの 成長戦略
エレクトロニック・スポーツ。コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える分野。2018年のTeam Liquidとのパートナーシップ契約を皮切りに、今後eスポーツ分野における様々な事業への進出を検討しております。
eスポーツ
アミューズの開拓する新ジャンルとは?
Amuse INTEGRATED REPORT 2019 1615
俳優系アーティストにおいては出演・CM収入がKPIのひとつとなります。アーティストポートフォリオの拡大に伴い、CM
契約が決定したり、映画、ドラマなどに出演するアーティスト数
も増加。利益率の高い出演・CM収入の好調な推移につながり、2018年度は過去最高となりました。
CM契約アーティストの増加などにより、出演・CM収入が好調に推移
私たちの長期的視点に立ったアーティストマネージメントモデルにおいては、戦略的、かつアーティストの意思、クリエイティビティを尊重しながら活動方針を決定しており、その活動内容により年ごとの業績が大きく影響を受ける傾向があります。また、私たちの事業は一般的にヒットビジネスと呼ばれるものであり、日々変わる消費者の趣味、嗜好、流行などの外部
要因も業績を左右します。 そのような中、安定的な成長を実現する上でキードライバーとなるのが「アーティストポートフォリオの拡大」です。特定のアーティストに依存するのではなく、様々な才能を持ったアーティストと長期的な関係を構築することにより、主力事業におけるリスクを抑え、堅調に成長を続けております。
の拡大は、どのような価値を提供しているのか?
200820072006200520042003 2012 2013201120102009 2014 20162015 2017 2018 (年度)
徹底解説アーティストポートフォリオ編
3
どのような価値を提供しているのか
※1 ドームクラスアーティスト 大規模会場(収容人数23,000人以上)でライブ実施経験があるアーティスト ※ツアータイトル 各アーティストのドームクラス会場での初ライブ※2014年度にプレイスマネージメント事業をセグメント追加したことにより、2013年度については一部組替後の数値となっております。
※出演・CM収入 CM出演契約収入や、映画やドラマ出演による収入
CM契約アーティスト数/出演・CM収入推移CM契約アーティスト数(組) 出演・CM収入(百万円)
100
19
46
69
5548
41
39
51
59
80
40
72
99
765,826
5,157
5,281
3,0313,218
1,900 1,873
3,6133,951 4,032
3,955
4,1554,169
49
1,525
2,5622,283
出演・CM収入
ドームクラスアーティスト※1の増加により、動員規模が拡大
ドームクラスアーティスト数/イベント収入推移
2
1
3
5
9
4
BABYMETALBABYMETAL WORLD TOUR 2015 ~巨大天下一メタル武道会~
SEKAI NO OWARI『Twilight City』
ドームクラスアーティスト数(組) イベント収入(百万円)
2,463
7,902
5,867
4,495
6,7678,098
4,132
10,115
9,356
12,406
12,964
19,386
15,463 15,980
19,753
音楽系アーティストにおけるKPI( P.04)であるイベント動員数は、ドームクラスの会場でライブを実施できるアーティストの増
加とともに大きく拡大しています。2018年度は過去最大水準の動員数を背景に、イベント収入も過去最高となりました。
8
6
サザンオールスターズサザンオールスターズ1999『Se O no Luja na Quites(セオーノ・ルーハ・ナ・キテス)~素敵な春の逢瀬~』
東京ドーム
Perfume『結成10周年、メジャーデビュー5周年記念! Perfume LIVE @東京ドーム「1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11」』
東京ドーム
ONE OK ROCKONE OK ROCK 2014 “Mighty Long Fall at Yokohama Stadium”
横浜スタジアム
日産スタジアム
幕張メッセ 展示ホール1~3
星野源星野源 Live Tour 2017『Continues』
さいたまスーパーアリーナ
福山雅治「Fukuyama MASAHARU 玉子的大決起集会 “まだまだイクやろ!!!”東京ドーム」
東京ドーム
桑田佳祐桑田佳祐全国ドームツアー2002「けいすけさん、色 と々大変ねぇ。」
東京ドーム
ポルノグラフィティ横浜ロマンスポルノ’06 ~キャッチ ザ ハネウマ~
横浜スタジアム
1999 2000 20082007200620052004200320022001 2012 2013201120102009 2014 20162015 2017 2018 (年度)
イベント収入
安定的な成長を実現
Amuse INTEGRATED REPORT 2019 1817
Art
ist
Aud
ience
ファンの皆様の声をアーティストやマネージャーとともに共有し、その特性の分析を行い、会報誌やファンクラブイベント、ファンクラブ限定グッズなどを制作
商品の企画提案・製作進行等を進め、完成した物の販売管理までを実施。また、国外を含む工場開拓や生産管理、物流サポートなどの生産工程を担う
会場施策、チケット運営、セキュリティ、入退場管理、在庫、トランスポートなどの機能
「Amuse Fes」をはじめとするイベントや、各アーティストのワンマンツアーといったLIVEの企画・制作やアテンド業務、コンサルティング業務等
「地球ゴージャス」をはじめとするオリジナル作品の企画・制作や、「Kinky Boots」に代表される海外作品の招聘、日本人キャスト版公演の制作等
従来のチケット流通における不正転売問題、公式リセールなどの課題を解決し、お客様にとっても最良となる次世代の電子チケット販売プラットフォーム
楽曲制作面でのディレクション、マーケティング活動や店舗への営業等、音楽制作やリリースに伴うあらゆる事柄を担う事業や、映像作品のパッケージ化から販売までを行う機能
アーティスト・ファン双方にとってのワンストップソリューション
内製化編
バリューチェーンの はどのような価値を提供しているのか?
1 イベント制作 2 舞台制作
5 ファンクラブ運営
3 チケット
6 グッズ製作・eコマース
4 パッケージ販売/音楽配信
7 ライブソリューション
バリューチェーンの内製化を進める理由は、大きく分けるとふたつの視点があります。 まずは、「アーティスト」視点。アーティストが創作活動に専念できるようにするための環境整備を行い、アーティストの価値を最大化させることがアミューズの使命です。アーティストは内製化されたプラットフォームを利用することで、利便性のみならず、品質保証やマーケティングデータなど、様々な付加価値を得ることができます。また、このことはマネタイズという面においても、非常に大きなメリットをもたらしています。 もうひとつの視点が「オーディエンス」視点。つまりファンの皆様が、アミューズのプラットフォームを利用していただくことでよりエンターテインメントを楽しんでいただく環境整備です。安心、便利で、かつアーティストの活動を応援しやすくする仕組みづくり、ここにはまだ多くの開発余地が残されています。様々な技術やデバイス、メディアが登場していく中でこの分野
もどんどん進化させていかなければなりません。スピード感も重要ですので、アライアンスやコラボレーションを進めることで機能を拡大させていきます。2017年に参画した「LINE
TICKET」の取り組みも、この戦略に基づくものです。 アーティスト、オーディエンス双方のワンストップソリューションを実現していくとともに新たな収益源として、様々なチャレンジをしていきます。
201420122006 201620102008 2018 (年度)
バリューチェーン系※収入
※アーティストマネージメント事業のファンクラブ・商品売上収入
イベント収入出演・CM収入
800
700
600
500
400
300
200
100
(%)営業収入 -アーティストマネージメント事業の構造変化<対2006年度比>
マネージメント部/株式会社インターグルーヴプロダクションズ(連結子会社)
FC事業部・CS事業推進部/株式会社ライブ・インデックス(連結子会社)
MD事業部/株式会社希船工房(連結子会社) 株式会社ライブ・インデックス(連結子会社)/株式会社テイパーズ(関連会社)
舞台制作部 LINE TICKET株式会社(関連会社) マネージメント部・メディアディストリビューション事業部/タイシタレーベルミュージック株式会社(連結子会社)/株式会社A-Sketch(連結子会社)/株式会社MASH A&R(A-Sketch関連会社)
ONE STOP SOLUTION
機会創出 信用即時性 安心感
利便性 信用品質保証
広い選択肢
価格
セキュリティ
徹底解説4
AMUSE内製化機能
ONE STOP SOLUTION
品質保証マーケティング ブランディング
Amuse INTEGRATED REPORT 2019 2019
「新創業期」と位置づけ、ブランドビジョンの実現に邁進します。
19 Amuse INTEGRATED REPORT 2019 20
伝統を継承しつつ、大胆に進化させながら新時代をリードいたします。
人生を彩る喜びと 感動を社会に提供し、良質な文化の創造 に貢献し続けます。
中西 正樹 Masaki Nakanishi
代表取締役 社長執行役員1998年、(株)アミューズに入社。以来、サザンオールスターズを中心に、音楽系アーティストマネージメントを長年にわたって担当し、アミューズの音楽事業における幅広い基盤をつくる。2017年7月に(株)アミューズ執行役員、2019年6月に(株)アミューズ代表取締役 社長執行役員に就任。
代表取締役会長
大里 洋吉 Yokichi Osato
(株)アミューズ創業者であり現代表取締役会長。1969年、(株)渡辺プロダクションへ入社し、マネージャー、プロデューサーなどを経て1978年、(株)アミューズ設立。サザンオールスターズや福山雅治など数々のアーティストのマネージメントや、海外舞台公演の招聘なども手掛け、総合エンターテインメント企業であるアミューズグループを牽引している。
はじめに、日ごろよりアミューズグループおよびアーティストに温かいご支援を賜り、心より感謝しお礼申し上げます。 40周年という節目の年に代表取締役という大任を仰せつかり、その責任の重さをひしひしと感じながらも、アーティストマネージメントで培った経験を活かし、強い意志を持ってこの大役を果たす所存です。 価値観が多様化し、変化のスピードがますます速くなっている現代において必要なこと。それは、これまでの歴史をリスペクトして伝統を継承しつつも、それを大胆に進化させ新時代をリードする突破力であると考えております。 「人」とのコミュニケーション、「モノづくり」の真心や拘りを大切に、Audience(お客様)、Artist(アーティスト)、Amuse(スタッフ)の関係をより強固なものにし、皆様のために粉骨砕身で取り組んでまいります。今後ともより一層のご支援とご理解を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
平素よりアミューズグループに格別のご理解とご支援を賜り、心よりお礼申し上げます。 アミューズは2018年10月16日に創立40周年を迎えることができました。これもひとえに、皆様のご支援の賜物と深く感謝しております。 日本が新しい時代を迎え、私たちにとっても節目となるこの年は、アミューズグループのあり方や進むべき方向を大胆に見直して再構築する「新創業期」と捉えております。 「Amuse Your Moment ~世界を彩る明日を創れ~」というブランドビジョンの通り、私たちの使命は世界中の人々の一瞬一瞬を彩り続けることに他なりません。良質な文化こそが人の心に強烈に訴えかけ、社会を良い方向に導いていくのだと信じて、私たちは挑戦という舵を切り続けます。 新生アミューズにご期待いただくとともに、より一層のご支援とご理解を賜りますよう、引き続きよろしくお願いいたします。
TOPメッセージ
Amuse INTEGRATED REPORT 2019 2221
いつもアミューズグループおよびアーティストに多大なるご支援をいただき有難うございます。2019年6月23日に、新しく代表取締役 社長執行役員に就任いたしました中西正樹です。 1998年新卒でアミューズに入社後、早 に々、サザンオールスターズの担当マネージャーとなりました。以来21年間、桑田さんをはじめサザンオールスターズのメンバー、アミューズすべてのアーティストから教わってきた、人への思いやりや感謝といった人間愛を大切に、音楽マネージメントに従事してきました。 具体的には、人々の日常の喜びや元気の源泉であるアーティストが創り出した作品やコンサートなどを通じ、アーティストとファンの皆様との関係を第一に、新しい時代の息吹を「つくる」、そのことに邁進してきました。
マネージメントにおける「つくる」は、関係をつくる、環境をつくる、文化をつくる、ムーブメントをつくる、新時代をつくる、そしてそれらの中心となる感動をつくる、など全方位において、「つくる」を意味すると考えます。常に「つくる」を意識し、「つくる」を経て、また「つくる」。この積み重ねの連続が礎となり、現在の私があります。 アミューズは、常に時代が求める刺激的な空気を敏感に感じ、それを“見つけ”、“育て”、“大きくする”。そんな創造のプロ集団です。「つくる」は、企業文化と事業の成長を導いてきたアミューズの精神的支柱であり、創造のプロ集団として、今後も様 な々ものをエンターテインメントに昇華させ、令和のニッポンを元気にしていきます。
現在、アミューズグループの経営は新たなステージを迎え、しばらくはさらなる収益源の多様化を目指し、新たな事業の柱を「つくる」ためのチャレンジ期間が続くことになります。当社事業の特性上、もともと業績は年によって比較的変動が大きく利益水準も変わります。そこに新規投資の影響が加わることで、利益を基準とした配当政策は安定的な配当につながりにくくなります。 そこで、株主の皆様に引き続き安定的な配当を継続していくため、2019年度より資本項目の株主資本を基準とした「株主資本配当率」=DOEの考え方を導入し、中期的な配当方針としてDOE2%を目途とした配当を行うこととしました。長期的な業績のさらなる成長により企業価値向上を目指し、内部留保の
増加による配当の増額と株価上昇を目指してまいります。 また、こうした成長を支えている社員・スタッフが働く環境の改善は、エンターテインメント業界全体の成長のためにも必須と考えています。事業の特性上、業務の集中期間が生じたり、不規則な働き方が必要な場面も出てきますが、人員強化、フレキシブルで裁量度の高い休暇取得制度の導入、ITによる支援も含めた作業の効率化等を積極的に進め、クリエイティブ、かつ健全に楽しく働ける環境の整備を行ってまいります。アミューズは、様 な々「つくる」を形にして、新時代をつくっていきます。
アミューズは、新時代を「つくる」。
すべてをエンターテインメントに昇華させる、創造のプロ集団。
「成長」の40年から、進化したアミューズを「つくる」。
市場やインフラの変化にいち早く対応し、アーティストの価値を最大化させる。 中長期的な戦略である、アーティストポートフォリオの継続的な拡充と周辺事業の内製化の進展により、コア事業=アーティストの基本となる活動(イベント収入、出演・CM収入、印税(新譜・旧譜)収入)と、その周辺事業(ファンクラブ・商品売上収入等)は極めて順調に成長してきました。 2018年度の業績は利益面でのさらなる改善は必要なものの、連結営業収入で過去最高となり、その成長を反映した成果と言えます。 また、2018年度には、当社関連会社のLINE TICKET株式会社による電子チケットサービス「LINEチケット」がスタートしたことで、従来から構築してきたアーティストファンクラブ・アミュモバ・A!SMART(オンラインストア・メディアコマースサイト)・グッズ販売POSシステムに加え、インフラにおける最後の主要なピースであったチケット事業が加わることで、イベント参加者も含めて統一IDで連携させる基盤ができました。 まだまだ改善が必要ですが、この連携が進むことでファンの皆様のエンゲージメントの強力で効率的な基盤が生まれ、エンターテインメントのみならず、例えば、スポーツファンの方々
中西 正樹代表取締役 社長執行役員
への提供も可能になってまいりました。 従来の成長戦略は、アミューズ創立40周年でひとつの節目を迎えたと考えています。 現在、加速度的に進むオンラインメディアの進展はアーティストとファンを「直接つなぐ」ことを可能にし、私たちのアーティストマネージメントは大きな転換期に立っています。アーティストがコンテンツを届けるメディアの多様化、ファンの皆様がエンターテインメントを楽しむ環境の満足度などの様 な々変化にいち早く対応するべく、大きな進化が求められています。 しかしながら、ファンの皆様や所属アーティストにとって上述のような価値の高いサービスを「つくる」ことで、『上場企業であるアミューズが担う責任』=『信用』を提供し、アーティストとファンの皆様の期待にもっと応えられる、新たなマネージメントのスタイルを「つくる」ことができると信じています。 アーティストマネージメントの可能性を、今まで以上に進化させ、コア事業をさらに成長させつつ、新たな事業を「つくる」ことにトライし、アーティストとファンの皆様との関係をより強く幸せなものにできるようさらに取り組んでまいります。
社長メッセージ
Amuse INTEGRATED REPORT 2019 2423
2018年10月に40周年を迎えた2018年度(2019年3月期)は、連結営業収入が過去最高となる551億66百万円、営業利益44億79百万円、経常利益46億11百万円、親会社株主に帰属する当期純利益44億42百万円と高水準の結果を出すことができました。
成長への投資は積極的に行うも、安定的な株主還元に努めていきます。
アーティストマネージメント事業はイベント市場の成長を背景に引き続き好調ですが、今後の日本の人口動向、嗜好の多様化、新技術の発展、エンターテインメントの楽しみ方の変化等市場環境が目まぐるしく変化していく中、将来にわたっての持続的な成長を続けるためには新たな収益の柱をつくることが最優先事項であり、そのためコンテンツ・ビジネスモデル・市場等を開発するための積極的な投資が必要であると考えております。また、そうした新たな収益源の獲得には「ヒト」への投資も大きなポイントと捉え、最も重要な、スタッフの働く環境の改善はもちろんのこと、エンターテインメントの多様化に合わせて様々な分野のキープレイヤーとの関係性をつくる投資、それを柔軟に実現するビジネスストラクチャー、ファイナンススキーム、マーケティング、ITなどプロフェッショナルスキルを併せ持つ高度な人材への投資もますます必要になってくると考えております。
当社は、株主の皆様への利益還元について、直接的な利益還元と中長期的な株価上昇による総合的な株主還元を目指しております。前述の通り、持続的な成長のための戦略投資を最優先し、企業価値の最大化を目指しつつ、投下資本効率を高め、中長期的に配当の増額と株価上昇を目指すことを基本方針といたします。配当金については、事業特性からくる業績の変動を鑑み、安定配当を第一としつつそのわかりやすい指標として2019年度より株主資本配当率(DOE)2.0%を目途とした長期安定的かつ継続的な還元を実施いたします。なお、自己株式取得については、当社株の置かれている市場環境を踏まえながらスムーズかつ機動的に行う方針といたします。以上の方針のもと、2019年度は年間としては1株当たり35円の配当を通じた株主還元を予定しております。
アミューズの財務戦略
67.6
13.814.8
17.1
8.8
7.8
65.0
62.2
61.764.0 63.3
16.5
20142013 2015 2016 2017 2018
2018 2019予想
※2016年4月1日付けで普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施いたしました。 2015年度以前につきましては便宜上、0.5株当たりの配当金として記載しております。
20142009
2017
201820132008
2016
201720122007
2015
201620112006
2014
2015201020052004
自己資本比率[左軸]/ROE[右軸]
1株当たり配当金[左軸]/株主資本配当率(DOE)[右軸]
アーティストマネージメント事業 営業収入/セグメント利益推移
20
15
10
5
0
(%)
(%)
(百万円)
(%)
(円)
70
60
50
40
0
40
30
20
10
0
4.0
3.0
2.0
1.0
0
50,000
40,000
30,000
20,000
10,000
0
自己資本比率 ROE
株主資本配当率(DOE)普通配当(1株当たり) 記念/特別配当(1株当たり)
営業収入 セグメント利益
投 資
当期の業績
評 価株主還元
連結営業収入
経常利益
百万円 百万円
百万円 百万円
営業利益
親会社株主に帰属する当期純利益
このような高水準の業績においてキーとなったのは、アーティストマネージメント事業です。過去最高水準のイベント動員を背景に「イベント収入」、「ファンクラブ・商品売上収入」が過去最高となりました。また俳優系アーティストの活躍のひとつの目安となる「出演・CM収入」も過去最高となり、音楽
系・俳優系アーティストそれぞれの活躍の広がりを示すことができました。 一方、イベントの利益管理、新規事業プロジェクトや国内外の連結子会社の利益率等に課題が残っており、今後の改善を目指してまいります。
7,553
14,60312,063 11,766
17,481 18,88916,619
24,095 24,175
30,43127,254
41,34943,494
40,969
48,838
912 2,296 3,871 3,656 3,627 3,5721,495 2,938 4,103
6,3304,440
1,703 2,4075,718
(年度)
(年度)
(年度)
2.3
1.91.8
35.0
25.0 25.0 25.0
特別配当10.0※
40周年記念配当15.0
20.0※ 20.0※
1.8
2.42.0
3,253
※2014年度にプレイスマネージメント事業をセグメント追加したことにより、2013年度については一部組替後の数値となっております。
財務戦略
Amuse INTEGRATED REPORT 2019 2625
4.1% 東京ワンピースタワー等のテーマパーク入場料収入、グッズ販売収入、ベルギービール等の飲食店収入が主な収益です。東京ワンピースタワーにおいては、インバウンドの拡大に伴い、近年外国人入場者数が好調に推移しておりますが、2018年度は、フォト・グリーティングなどのパーク内イベント収入が低調であったことなどにより減収、セグメント損失1億85百万円となりました。
売上構成比
売上構成比
売上構成比
売上構成比
2.0%メディアビジュアル事業 プレイスマネージメント事業
アーティストマネージメント事業 コンテンツ事業 旧譜楽曲(発売から1年超経過した楽曲)の販売及び旧譜楽曲の二次使用による印税収入、発売から2年超経過した映像作品による収入が主な収益です。2018年度は、サザンオールスターズ企画アルバム、ONE OK ROCKツアーDVDなどが好調。旧譜印税収入の増加に貢献し、営業収入で前年比16.8%
増、セグメント利益で18.0%増の増収増益となりました。
コンサートや舞台の入場料収入、ファンクラブの会費収入、アーティストグッズ等の販売収入、CMやドラマの出演料、新譜印税が主な収益です。2018年度は、福山雅治・星野源等の大型ツアーが増加し、それに伴いグッズ収入も増加したため、営業収入で前年比19.2%増、セグメント利益で24.3%増の大幅な増収増益となりました。
DVD等の映像作品の販売、番組の企画・制作による収入、アミューズが出資した映画の興行収入が主な収益です。2018年度は、映像作品販売収入が減少したことにより減収となりましたが、音楽パッケージ販売手数料(主にONE OK
ROCK関連)が好調に推移したことで増益となりました。
20182017201620152014
営業収入/セグメント利益推移
営業収入/セグメント利益推移 営業収入/セグメント利益推 移
2,272 2,2262,238
2,704
420
DVD販売 映像製作 番組制作
2018年度 事業概況
(年度) (年度)
ONE OK ROCKAlbum 「Eye of the Storm」2019年2月13日 リリース
大泉洋主演映画『探偵はBARにいる3』DVD
©2017「探偵はBARにいる3」製作委員会
福山雅治「福山☆冬の大感謝祭 其の十八」
8,000
7,000
6,000
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
0
-1,000
3,000
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0
-500
-1,000
-1,500
10
8
6
4
2
0
-2
-4
-6
-8
120
100
80
60
40
20
0
-20
-40
-60
2018
2018
2017
2017
2016
2016
2015
2015
2014
2014
2013
2013
2012
2012
営業収入/セグメント利益推移 イベント収入 ファンクラブ・商品売上収入 出演・CM収入 印税収入(新譜)
音楽他 映像 セグメント利益 セグメント利益率
セグメント利益 セグメント利益率
入場料収入 その他収入 セグメント利益 セグメント利益率
セグメント利益率 セグメント利益
(年度)
(百万円)
(百万円)
(百万円)(%)
(%)
(%)
88.5% 5.4%
2018201720162015201420132012 (年度)
50,000
40,000
30,000
20,000
10,000
0
(百万円) (%)20
16
12
8
4
0
48,838
40,96943,494
41,349
30,431
24,175
4,4403,5725,7186,330
3,6273,2534,103
17.0
11.9 11.9
15.3
13.1
8.7 9.1
27,254
1,1081,479
1,712
2,238
4,072
4,540
3.4
9.3
6.5
2.53.6
▲6.3
▲2.2
5,866
▲23
▲93
6254383379
153
▲70
▲3.1
▲1,022
▲45.7
▲519
▲19.2
▲111
▲26.5
▲185
▲8.3
サザンオールスターズAlbum「海のOh,Yeah!!」2018年8月1日 リリース
東京ワンピースタワー
5,000
4,000
3,000
2,000
1,000
0
50
40
30
20
10
0
2,561
3,202
2,6312,488
2,3362,156
26.933.4
34.837.0
43.0
36.0 36.3
1,086921
1,376
973866779581
2,992
※2014年度にプレイスマネージメント事業をセグメント追加したことにより、2013年度については 一部組替後の数値となっております。
事業概況
Amuse INTEGRATED REPORT 2019 2827
とより多岐にわたるジャンルのアスリートが、自身の技術・ノウハウを次世代に伝えたいという希望をかなえつつ、現役中から自身のデュアルキャリアを確立するために活用できるプラットフォームの構築を検討してきました。 今回の資本業務提携を通じて、次世代のグローバル人材育成とトップアスリートのデュアルキャリア形成の双方に貢献できる教育インフラ構築の実現を目指します。
ネモ Nemo 世界最大規模のeスポーツチームであるTeam Liquidに所属する、ストリートファイターシリーズのプロゲーマー。大手ゲーム会社の社員として勤務する傍ら、週末には世界中の大会を飛び回る。社会人とプロゲーマーという二足のわらじを履く、異色の兼業プロ。格闘ゲームシーン最初期から現在まで、常にトップレベルに君臨し続けるレジェンド。経験に裏打ちされた理論的かつアグレッシブなプレイスタイル。そして歯に衣着せぬ物言いが、世界中の格闘ゲームファンを惹きつけてやまない。
LINEでチケット受取(友達にシェアも可能)
100%電子チケットサービス「LINEチケット」スタート 「有明アリーナ」の運営に参画 アリーナ運営では国内初のコンセッション方式
株式会社GLOBAL EDUCATIONAL PARTNERSと資本業務提携を締結
LINE株式会社との合弁事業として設立したLINE TICKET
株式会社が、2018年10月、100%電子チケットサービス「LINEチケット」を開始しました。「LINEチケット」は、音楽ライブやコンサート、スポーツなど様々なジャンルのチケットを、LINEから手軽に検索・購入・発券できる電子チケットサービスで、予約から当日の入場まですべて「LINE」ひとつで完結することができます。 また、「LINEチケット」の特徴のひとつが、「公式リセール(二次販売)機能」です。「急用が入ってしまった」などの理由で行けなくなってしまったライブやイベントのチケットを行きたい他のお客様に定価取引できる仕組みで、長年問題視されてきた、チケット流通における不正転売問題の解決を目指しています。従来のチケット販売サイトとは異なり、今まで分断されていた「イベント前」「イベント当日」「イベント後」といったそれぞれのタッチポイントをLINEプラットフォームの活用に
より一貫し、「LINE MUSIC」などの様々なLINEのファミリーサービスと連携することで、お客様に新たなエンターテインメント体験を提供していきます。
2019年中に完成を予定している有明アリーナの2021年以降の運営権者としてアミューズが参画するコンソーシアムグループが、東京都と実施契約を締結いたしました。 有明アリーナはアリーナ運営では国内初めてとなるコンセッション方式(公共施設の運営権利を長期間民間事業者に売却する方法)で運営され、アミューズは構成グループの1社として、これまで培ってきたエンターテインメントの知見と、スポーツを融合させた「スポーツ&エンターテインメント・アリーナ」の確立に取り組んでいきます。なお、コンセッション方式の運営開始は2021年6月からを予定しております。
「Global Step Academy」のブランド名で、インターナショナルスク―ル事業を学校およびオンライン上で展開するとともに、英語によるグローバル教育カリキュラムの開発を行っている株式会社GLOBAL EDUCATIONAL PARTNERS(以下「GEP社」)との資本業務提携を締結いたしました。 次世代を担う子どもたちの人材育成を目的とし、GEP社の持つ英語教育を基盤としつつ、エンターテインメントおよびスポーツの多様な教育学習プログラムを開発・提供し、グローバルマインドの育成と「本物」に触れる機会の創出を目指します。また、かねてよりアミューズでは、契約しているアスリートはも
TOPICS
2018年12月、オランダと北米を拠点とする世界最大規模のeスポーツチーム、Team Liquid(チームリキッド)と戦略的パートナーシップ契約を締結。 本パートナーシップにより、Team Liquidに所属する日本人プロ格闘ゲーマー、ネモ選手、竹内ジョン選手の日本国内におけるマネージメント業務も開始しました。 また、世界第1位の獲得賞金額を誇る名門eスポーツチーム、Team Liquidの日本国内における価値向上のための戦略立案を実施していくことで、国内のeスポーツシーンのプレゼンス向上と市場拡大に貢献していくとともに、今後両社による新たな事業開発も視野に入れ相互連携していきます。
世界最大規模のeスポーツチーム「Team Liquid」と戦略的パートナーシップ契約を締結 プロゲーマーのマネージメントを開始
竹内ジョン Takeuchi John 弱冠19歳で、名門Team Liquidへの入団を果たした若き天才プロゲーマー。2016年プエルトリコで行われた国際大会で、当時無名ながら圧倒的な強さで優勝。さらにEVO JAPAN2018では、世界の並み居る強豪を跳ね除け準優勝を飾るなど、eスポーツの未来を背負う新世代ゲームスターとして、大きな期待を集めている。
LINE Payで決済(クレジットカード決済、コンビニ決済も可能)
LINEチケットで入場
LINEチケットで見つける
USER LINE MUSICで音楽を聴いてイベントを振り返る
LINEでメッセージやセットリストが届く
発見
体験・共感
振り返る
一連のエンターテインメント体験
LINEプラットフォーム
事 業 概 況
決済
受取
入場
提供:東京都 ※平成31年1月時点の大会後イメージ図
事業概況
Amuse INTEGRATED REPORT 2019 3029
心に寄り添い、日 の々活力を与える
してスペシャルチャリティソングをリリースし、収益の全額を寄付。その際に開設した「アミューズ募金」はアーティストやファンの皆様からの寄付金の受付窓口として、熊本地震、平成30年7月西日本豪雨の際にも被災地との懸け橋になりました。 これからも発信することを通して「良い事のウネリ」を創り続けていきます。
エンターテインメントがない世界なんて、つまらない。
多くの人を幸せにするために、
私たちは全力で挑み続けます。全力で挑み続けます
アミューズには、キッズ事業室・新人開発室という次世代アーティストの育成と開発をメインにした部署があります。そこでは、グローバルメソッドを習得した外部講師を招聘し、育成段階からアーティスト本人がマネージャーや講師としっかりと話をした上でレッスンカリキュラムが組まれています。 また、アミューズ所属のアーティストが直接レッスンを行い、自分達の経験をベースとしたナレッジの伝承を行うとともに、様々な経験・人脈を持ったマネージャーによって、アーティストの新たな才能が引き出されています。
エンターテインメントビジネスの 見える化 を推進
才能ある 若者の未来 を拓く
市場に対する役割
アーティストに対する役割
アミューズは、2001年に大阪証券取引所ナスダック・ジャパン市場(現・JASDAQ)へ株式上場、2004年に東証二部、2006年に東証一部に上場いたしました。エンターテインメントビジネスは人々に感動や活力を与えることができるという点で、社会にとっても重要なものであると考えております。この貴重なビジネスモデルの発展と成長に貢献し、社会に必要とされ続ける事業を生み続けます。 また、公開企業としてコンプライアンスの遵守は勿論のこと、事業自体のリスクや機会を含めた適正な情報公開によりその責務を果たし、さらには投資家の皆様との建設的な対話によって、企業価値を高めていきます。
良い事のウネリ を創り出す社会に対する役割
アミューズのアーティストやコンテンツは小さいお子様から、高齢の方まで、実に多く方々に応援いただいております。そういった幅広いオーディエンスの方々に喜びや感動を提供し、日々の活力を与えること―これがアミューズの果たすべき最も重要な役割であると考えます。そのためにはどんな方にも安心、便利にコンテンツを受け取っていただくための環境整備も欠かすことのできないテーマです。 「Amuse Your Moment~世界を彩る明日を創れ~」というブランドビジョンが示す通り、多様な人々の心に寄り添い、その人生を彩ることができるアミューズグループを目指します。
オーディエンスに対する役割
ファンクラブ会員年齢構成比[%]
30~39歳 19%
40~49歳 30%
50~59歳12%
60歳以上2%
2019年6月集計時点 20~29歳
24%
10~19歳12%
10歳未満1%
アミューズの 社会的役割 は何だ?
チームアミューズ!!スペシャルチャリティーソング「Let’s try again」
誰もが心からエンターテインメントを楽しむことができる社会の実現、これも私たちの大切な社会的使命だと考えております。そのような想いから1993年より継続してきましたエイズ啓発運動「AAA(Act Against AIDS)」では、世界エイズデーのチャリティーコンサートをはじめ、講演会や啓発パンフレットの作成、海外を中心に小児医療を行っているNPO
法人への支援等、様々な支援を行ってきました。この活動は2020年をもって一旦その役目を終えますが、新たなかたちでの取り組みを企画しております。また、2011年の東日本大震災発生後には所属アーティストが「チーム・アミューズ!!」と
社会的役割
Amuse INTEGRATED REPORT 2019 3231
システムにより、労働時間はすべて一元管理、見える化されています。夜になると、当社アーティストにより書き下ろされた「帰りのテーマ楽曲」がオフィススペースに流れます。他にも月2回の「早帰りDAY」、月1回の「リフレッシュDAY※」を設け、メリハリのある働き方を推進しています。基本情報 <アミューズ単体(契約・短期契約含む)>
従業員の年齢分布[%]
産休・育休取得者数[名]女性管理職比率[%]
主なセミナー・研修 <2018年度実績>
実施月 テーマ 受講者
2018年 4月 新入社員ビジネスマナー研修 2018年度新入社員チームビルディング研修 MD事業部
5月 マインド研修 2018年度新入社員6月 障害者差別解消法研修 2018年度新入社員
運転研修 新入社員(マネージメント所属)
8月 中期ビジョン・目標設定/アクションプラン MD事業部(管理職)10月 タイムマネジメント研修 管理職・一般社員11月 ビジネスモデルクエストワークショップ 社員公募・2019年度内定者・一般公募
SDGsセミナー 全社員12月 人を動かすコミュニケーション研修 CM営業部(一般社員)
2019年 1月 ブレインストーミングセミナー 社員公募LGBTセミナー 全社員
2月 フォローアップ研修 2018年度新入社員
従業員数[名]
2018
2018
2017
2017
2016
2016
2015
2015
2014
2014
男性社員女性社員
新卒採用者数[名]
20182017201620152014
20182017201620152014
3
12
4
1110
176
318356
387 412443
205215 236 251
30代 37.0%
40代 22.6%
50代 9.5%
60代 1.1%
70代 0.2%
142 151 172 176 192
20代 29.6%
外国人従業員の国籍の割合[%]
2019年3月末時点<全10名>
韓国 30%
アメリカ 20%
イギリス 10%
中国 40%
(年度)(年度)
(年度)
(年度)
35.2
33.7
39.3 39.038.0
108
16
13
18
人財の価値向上への取り組み
働き方改革
エンタメ鑑賞支援金制度評価・フィードバック制度 上長との目標設定面談、評価面談、フィードバックを定期的に行い、社員の成長を支援しています。また、上長に対して部門メンバーからの視点でフィードバックできる「リーダーフィードバック」、他部署の仲間に対して感謝や改善ヒントを贈ることができる「TEAM AMUSEフィードバック」を通じて、相互の気づきを促しています。
社員が演劇や映画、ライブなどをプライベートで鑑賞する際の費用を、規定額内で支給する制度です。より多くのエンターテインメントに触れる機会を通して、次世代を担う若手社員に知見を広げ感性を磨いてほしいという経営陣の思いから導入されました。ON/OFFメリハリのある豊かな時間を過ごすことで、アミューズらしいクリエイティブな人財育成を目指しております。
※半日で業務終了
LGBTセミナーや障害者差別解消法研修等、社会的に重要、かつエンターテインメントの現場に関わるセミナーも各種実施しております。
Amuse Family Care制度 アミューズが提携している託児所、ベビーシッター、介護サービスの料金を補助する制度です。介護の専門家を招いての「介護の基礎知識セミナー」も社内で定期開催し、専門家からの助言をいただける場を設けています。 育児・介護との両立を支援することで、多様なライフステージを迎える社員が安心して働くことのできる環境をつくっています。
2014~2018年度 復帰率100%
アミューズの 人財 を知る。
基本情報
株式会社ポピンズ
40
35
30
25
0
2019年3月末時点
人財
Amuse INTEGRATED REPORT 2019 3433
2 常務会
主な事業リスクと対策 アミューズグループの事業上のリスク及び対策についてまとめました。掲載した内容以外には自然災害・天候・感染症
株主・投資家の皆様と創る企業価値 アミューズは株主・投資家の皆様との積極的な対話を通じて、経営方針や戦略、ビジョンへの理解促進を図るとともに頂戴したご意見やアドバイスを経営陣と共有し、企業経営および価値創造に活かしています。過去10年(2007~2018
年度)で国内外の機関投資家・アナリストとの個別面談数は訪問、電話会議を含め527回になります。 また、第41期の株主総会は、2019年6月23日(日)に開催し、1,791名の株主の皆様にご出席いただきました。
投資家訪問回数[回]
1 取締役会代表取締役 社長執行役員である中西正樹を議長とし、社内取締役6名と社外取締役2名により構成。月1回の定例会に加え、必要に応じ随時臨時取締役会を開催しています。2018年度においては、定例会13回を開催しました。
2 常務会代表取締役 社長執行役員である中西正樹を議長とし、代表取締役及び常務執行役員以上の執行役員で構成。業務執行に関する重要案件協議機関であり、重要プロジェクトに加え、社内の広範な課題の協議を行っております。月2回程度開催されています。
3 執行役員経営責任の明確化と業務執行の迅速化、取締役会の活性化や経営の透明性を図るために、執行役員制度を導入。職務権限規程に定める権限のもとで業務を執行しております。
4 コーポレートガバナンス委員会企業倫理、法令遵守体制についての協議・統括、社内通報制度の運営を行っております。代表取締役 社長執行役員である中西正樹を委員長、グループ経営監査部長を事務局長とし、委員長により選任された取締役、執行役員、各管理部門長を委員として構成されております。
5 監査役会当社は監査役会設置会社であり、常勤監査役1名と社外監査役3名の4名で構成。取締役会、グループ経営会議をはじめ重要な会議へ出席し、業務及び財産の状況を調査することで、取締役の職務執行を監視・監査しております。
6 グループ経営監査部グループ経営監査部は社長直轄の組織であり、当社及びグループの重要な子会社に対して内部監査を実施しております。
アミューズグループの事業は多岐にわたっており、かつ事業環境の変化も急速である状況において、迅速かつ明確な意思決定や法令遵守の徹底を行うとともに、株主をはじめとするアミューズグループを取り巻く関係者の権利を尊重し、経
営の透明性を図ることで、企業価値を高めていくことが重要であると認識し、このことをコーポレートガバナンスの基本方針としております。
の流行等が、イベントの制作・運営などに影響を与える場合もあります。
リスク 事業への影響 対策
主要アーティスト及び契約アーティストについて
営業収入上位3アーティストによる収入が総営業収入(連結)に占める割合は例年40~50%前後。これらのアーティストが活動を休止・停止したり、トラブルを起こした場合に業績を及ぼす可能性があります。
アーティストポートフォリオの拡大 契約アーティストに対する定期的なコンプライアンス教育の徹底 契約アーティストと原則として年に1度、専属契約の見直し、更新を実施
ヒットビジネスとアーティストの育成基本的に予測が困難なヒットビジネスであり、作品がヒットするかは消費者の趣味、嗜好、流行の変化等の要因に影響を受け、結果アーティストの人気が永続するとは限りません。
アーティストポートフォリオの拡大 継続的に新人アーティストを発掘・育成する体制を整備
優秀なマネージャー及びプロデューサーの確保
継続的に注力しておりますが、計画通りに進まなかった場合や既存の優秀な人材が退社した場合は、事業活動に影響が生じる可能性があります。
定期的な新卒採用、及び積極的なジョブローテーションの実施
各種人事制度や研修などによる人材育成サポート
知的財産権の侵害
アーティストが創作する楽曲や当社グループが企画した商品などについて、第三者から意図せずに著作権を侵害される、又は当社グループが意図せずに第三者の権利を侵害してしまう可能性があり、業績に影響が生じる可能性があります。
公式サイトの「権利侵害報告フォーム」への報告内容に関して、関係部署が連携して対応
ライツマネージメント部により、楽曲やコンテンツの権利管理を徹底
コンテンツへの出資・製作・買付
出資・製作・買付したコンテンツの興行成績・販売実績によっては、投資した資金の回収期間が予想に反して長期にわたることや、損失が生じる可能性があります。その際には、業績に影響を及ぼす可能性があります。
投資金額上限の設定や、パートナー出資を募ることによるリスク分散 映像化権・インターネット配信化権等、作品に係る多くの権利の獲得と活用
コンサート活動や個々の作品による業績の変動
コンサートの実施時期、音楽作品・映像作品の発売時期、映画等の公開時期等により、四半期、事業年度ごとの業績の変動が大きくなる可能性があります。
アーティストポートフォリオの拡大 より多くの音楽作品・映像作品タイトルの確保
SNSによる情報拡散SNS上では、アーティスト情報や当社情報等が真意に関わらずネガティブな情報として拡散する可能性があり、その場合当社グループの事業活動に影響が生じる可能性があります。
社内でのガイドライン策定 社員及びアーティストへの教育を徹底
海外での事業展開
海外での著作権に関する法規制や国際情勢・各国との国際関係等による影響により、当社グループの各種権利が侵害されることや、イベントの実施が阻害されるなど、当社グループが期待する程の収入を確保できない可能性があります。
日本及びニューヨーク州弁護士資格をもつ法務部担当役員を採用し、海外案件に対して迅速な対応を実施
海外拠点(アメリカ、ヨーロッパ、アジア)からの情報収集の強化
サイバー攻撃
日々発生するマルウェアや不正アクセス及び当社グループに対する標的型攻撃といったサイバー攻撃によって関連システムのセキュリティを脅かされた場合、当社グループの事業活動に影響が生じる可能性があります。
グループIT企画部でグループ内ICT機器及びメールやグループウェア等の社内サービスを一元管理 高い情報セキュリティレベルを確保し、ICTに係るリスクの発生を未然に防止
株主総会
各部門 グループ企業
4 コーポレートガバナンス委員会 社長
3 執行役員
会計監査人 1 取締役会
6 グループ経営監査部
選任・解任
会計監査
社内通報
付議・報告
社内調査
報告 報告
連携
報告
報告
選任・解任
選任・解任
選任・解任
業務監査
業務監査
内部監査
20182012201720132009
20162010201520112007
20142008
60
46
2417
25
44
5463
8375
81
61
(年度)
コーポレートガバナンスに関する基本的な考え方
5 監査役会
コーポレートガバナンス
Amuse INTEGRATED REPORT 2019 3635
役員一覧2019年6月23日現在
大里 洋吉代表取締役会長
1969年4月 株式会社渡辺プロダクション入社1978年10月 当社設立、代表取締役社長1981年11月 当社代表取締役会長2008年6月 当社相談役名誉会長2009年6月 当社最高顧問2011年6月 当社代表取締役会長(現任)2013年5月 株式会社ライブ・ビューイング・ジャパン代表取締役会長2014年7月 株式会社アミューズクエスト代表取締役会長2016年5月 株式会社ライブ・ビューイング・ジャパン代表取締役相談役(現任)2016年5月 株式会社アミューズクエスト代表取締役会長兼社長2017年4月 株式会社アミューズクエスト代表取締役会長(現任)
横沢 宏明常勤監査役
1982年7月 当社入社1994年10月 当社総務部総務室課長2003年4月 当社総務部部長2007年7月 当社経営監査室担当部長2008年6月 当社監査役(現任)
中西 正樹代表取締役 社長執行役員
1998年4月 当社入社2008年5月 タイシタレーベルミュージック株式会社代表取締役(現任)2012年4月 当社第1マネージメント部長2016年4月 当社エグゼクティブプロデューサー サザンオールスターズプロジェクト、 第1マネージメント部 担当 兼サザンオールスターズプロジェクト部長、第1マネージメント部長2017年7月 当社執行役員サザンオールスターズプロジェクト、 第1マネージメント部 担当 兼サザンオールスターズプロジェクト部長、第1マネージメント部長2019年6月 当社代表取締役 社長執行役員(現任)
石川 順道社外監査役
1981年4月 弁護士登録(第二東京弁護士会)1981年4月 石川・堤法律会計事務所(現・石川法律事務所)入所2004年1月 石川・堤法律会計事務所(現・石川法律事務所)所長(現任)2011年6月 徳栄商事株式会社社外取締役(現任)2013年6月 当社社外監査役(現任)2013年7月 アルケア株式会社社外取締役(現任)
柴 洋二郎取締役 副会長執行役員
1974年4月 株式会社日本興業銀行(現・株式会社みずほ銀行)入行2002年4月 株式会社みずほコーポレート銀行 (現・株式会社みずほ銀行)執行役員2003年3月 株式会社みずほ銀行常務執行役員2005年5月 株式会社オリエンタルランド常務執行役員2007年6月 株式会社オリエンタルランド取締役専務執行役員2009年4月 株式会社オリエンタルランド代表取締役副社長執行役員2013年4月 株式会社オリエンタルランド取締役2013年6月 当社社外取締役2015年6月 当社取締役副会長2017年6月 当社取締役 副会長執行役員2018年3月 株式会社ブリヂストン社外取締役(現任)2019年4月 当社代表取締役 社長執行役員2019年6月 当社取締役 副会長執行役員(現任)
大野木 猛社外監査役
1985年10月 KPMG港監査法人(現・あずさ監査法人)入所1990年5月 公認会計士開業登録1990年7月 KPMGベルギー・ブラッセル事務所入所1995年10月 大野木公認会計士事務所開設(現在に至る)2010年6月 日本再共済生活協同組合連合会員外監事(現任)2013年6月 当社社外監査役(現任)2016年8月 青南監査法人代表社員(現任)2018年6月 株式会社自律制御システム研究所社外監査役(現任)
畠中 達郎取締役 副会長執行役員
1978年10月 当社入社1999年6月 当社マネージメント部門担当執行役員2001年6月 当社常務取締役2004年12月 当社取締役副社長2007年6月 当社代表取締役社長2014年5月 Amuse Group USA,Inc. President(現任)2016年4月 AmuseLantis Europe S.A.S. Président(現任)2017年6月 当社代表取締役 社長執行役員2019年4月 当社取締役2019年6月 当社取締役 副会長執行役員(現任)
灰原 芳夫社外監査役
1982年2月 公認会計士第三次試験合格1993年1月 灰原公認会計士事務所開設(現在に至る)2008年6月 株式会社ヤマノホールディングス社外監査役(現任)2014年6月 当社社外監査役(現任)
千葉 伸大取締役 常務執行役員
1995年4月 当社入社2007年7月 当社第5マネージメント部長2008年7月 当社執行役員第5マネージメント部、 新人開発部 担当 兼第5マネージメント部長2009年4月 当社執行役員第4マネージメント部 担当 兼第4マネージメント部長2012年4月 当社執行役員第7マネージメント部 担当 兼第7マネージメント部長2013年7月 当社執行役員第9マネージメント部、 第10マネージメント部 担当 兼第10マネージメント部長2016年4月 当社執行役員第6マネージメント部、 第7マネージメント部、舞台制作部 担当2017年6月 当社常務執行役員2019年6月 当社取締役 常務執行役員(現任)
荒木 宏幸取締役 常務執行役員
1994年4月 当社入社2008年7月 当社第3マネージメント部長2009年4月 当社第2マネージメント部長2012年4月 当社第5マネージメント部長2013年7月 当社執行役員第5マネージメント部、 第6マネージメント部 担当 兼第5マネージメント部長2016年4月 当社執行役員第1マネージメント部、 第2マネージメント部、第3マネージメント部、 スポーツ文化事業部 担当 兼第2マネージメント部長2017年7月 当社執行役員第2マネージメント部、 第3マネージメント部、第4マネージメント部、 スポーツ文化事業部 担当 兼第4マネージメント部長2019年6月 当社取締役 常務執行役員(現任)
増田 宗昭社外取締役
1985年9月 カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社設立、 代表取締役社長2005年6月 日本出版販売株式会社社外取締役(現任)2008年6月 カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社代表取締役社長兼 CEO(現任)2010年6月 当社社外取締役(現任)2010年6月 株式会社MPD社外取締役(現任)2011年3月 株式会社アマナホールディングス(現・株式会社アマナ) 社外取締役(現任)2016年4月 株式会社TSUTAYA代表取締役会長兼CEO(現任)2016年4月 株式会社Tポイント・ジャパン代表取締役会長兼CEO(現任)
安藤 隆春社外取締役
1972年4月 警察庁入庁1994年9月 群馬県警察本部長1999年8月 警視庁公安部長2004年8月 警察庁官房長2007年8月 警察庁次長2009年6月 警察庁長官2011年10月 退官2013年5月 株式会社ニトリホールディングス社外取締役(現任)2016年6月 当社社外取締役(現任)2017年6月 株式会社ゼンショーホールディングス社外取締役(現任)2018年6月 東武鉄道株式会社社外取締役(現任)
1946年8月22日生 1951年1月20日生
1950年8月7日生 1956年7月5日生
1961年3月24日生
1973年1月30日生
1973年11月9日生 1949年8月31日生
1957年11月3日生 1948年5月1日生
1955年12月14日生
1970年9月15日生
コーポレートガバナンス
Amuse INTEGRATED REPORT 2019 3837
11年間財務データ2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
営業収入(百万円) 32,185 28,740 26,122 31,776 30,871 33,770 39,208 48,924 50,647 47,283 55,166
営業利益(百万円) 3,282 1,268 2,161 3,564 4,092 3,644 3,924 5,983 5,361 3,342 4,479
経常利益(百万円) 3,236 1,205 2,120 3,438 4,245 3,769 4,067 5,855 5,233 3,237 4,611
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 1,552 △880 1,136 1,930 2,480 2,205 2,671 3,543 2,023 1,887 4,442
減価償却費(百万円) 144 174 218 212 210 192 246 697 726 287 306
営業活動によるキャッシュ・フロー(百万円) 3,216 419 3,008 3,752 2,554 628 3,598 8,252 5,504 △813 5,505
投資活動によるキャッシュ・フロー(百万円) △156 △309 △578 △891 △2,098 △943 △407 △2,718 △1,173 184 664
財務活動によるキャッシュ・フロー(百万円) △826 △617 △263 △610 △373 △800 1,086 △403 △738 △537 △561
純資産額(百万円) 12,466 11,179 12,084 13,435 15,680 17,215 21,174 24,223 25,102 26,604 30,445
総資産額(百万円) 22,362 16,694 18,257 21,588 23,043 24,791 29,572 35,848 38,206 39,076 45,599
1株当たり当期純利益(EPS)(円) 200.34 △94.75 122.96 210.41 280.04 250.16 154.75 205.29 117.24 109.29 256.95
1株当たり純資産額(BPS)(円) 1,565.45 1,176.62 1,273.85 1,478.91 1,722.80 1,940.83 1,114.32 1,291.93 1,366.09 1,448.00 1,668.99
営業収入営業利益率(%) 10.2 4.4 8.3 11.2 13.3 10.8 10.0 12.2 10.6 7.1 8.1
自己資本当期純利益率(ROE)(%) 13.5 △7.6 10.0 15.5 17.5 13.8 14.8 17.1 8.8 7.8 16.5
総資産経常利益率(ROA)(%) 16.2 6.2 12.1 17.3 19.0 15.8 15.0 17.9 14.1 8.4 10.9
自己資本比率(%) 54.3 65.5 64.5 60.7 66.2 67.6 65.0 62.2 61.7 64.0 63.3
1株当たり配当金(円) 35.00 20.00 20.00 35.00 30.00 45.00 40.00 60.00 25.00 25.00 40.00
連結配当性向(%) 17.5 ー 16.3 16.6 10.7 18.0 12.9 14.6 21.3 22.9 15.6
株価収益率(PER)(倍) 6.1 ー 7.5 5.3 6.8 7.5 10.9 11.3 21.2 27.6 9.1
株主資本配当率(DOE)(%) 2.2 1.7 1.5 2.3 1.7 2.3 1.8 2.3 1.9 1.8 2.4
従業員数(人) 264 262 247 248 255 265 277 336 385 434 477
(年度)
※当社は、2009年4月1日付で普通株式1株につき1.2株の割合をもって株式分割を実施しております。なお、2008年度の株価収益率については、2009年3月末時点の株価が権利落ち後の株価となっているため、 権利落ち後の株価に当該株式分割の分割割合を加味して計算しております。
※当社は、2016年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合をもって株式分割を実施しております。これに伴い、2014年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり純資産額及び1株当たり 当期純利益を算定しております。
財務情報
Amuse INTEGRATED REPORT 2019 4039
前期2018年3月31日現在
当期 2019年3月31日現在
資産の部流動資産
現金及び預金 19,889 25,473
受取手形及び営業未収入金 6,378 6,625
商品及び製品 2,005 1,667
仕掛品 1,855 1,865
原材料及び貯蔵品 109 131
その他 2,358 2,084
貸倒引当金 △1,024 △443
流動資産合計 31,572 37,404
固定資産
有形固定資産
建物(純額) 928 1,118
土地 1,527 856
リース資産(純額) 43 29
その他(純額) 146 580
有形固定資産合計 2,646 2,585
無形固定資産
のれん 245 163
その他 222 344
無形固定資産合計 467 507
投資その他の資産
投資有価証券 2,415 2,928
繰延税金資産 832 981
その他 1,342 1,395
貸倒引当金 △200 △203
投資その他の資産合計 4,389 5,102
固定資産合計 7,503 8,194
資産合計 39,076 45,599
前期2018年3月31日現在
当期2019年3月31日現在
負債の部流動負債
営業未払金 8,210 10,117
リース債務 31 16
未払法人税等 959 1,383
役員賞与引当金 23 34
従業員株式給付引当金 12 2
返品調整引当金 1 14
ポイント引当金 18 24
その他 2,083 2,173
流動負債合計 11,341 13,766
固定負債
リース債務 16 23
繰延税金負債 8 -
役員株式給付引当金 36 61
退職給付に係る負債 1,022 1,264
その他 45 37
固定負債合計 1,129 1,386
負債合計 12,471 15,153
純資産の部株主資本
資本金 1,587 1,587
資本剰余金 2,096 2,072
利益剰余金 22,628 26,500
自己株式 △1,288 △1,240
株主資本合計 25,023 28,919
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 41 34
為替換算調整勘定 △48 △77
その他の包括利益累計額合計 △6 △42
非支配株主持分 1,586 1,568
純資産合計 26,604 30,445
負債純資産合計 39,076 45,599
連結損益計算書 <単位:百万円>前期
2017年4月1日~2018年3月31日当期
2018年4月1日~2019年3月31日
営業収入 47,283 55,166
営業原価 37,225 44,271
営業総利益 10,057 10,894
返品調整引当金繰入額 ー 12
返品調整引当金戻入額 3 ー
差引営業総利益 10,061 10,881
販売費及び一般管理費 6,718 6,402
営業利益 3,342 4,479
営業外収益 114 147
営業外費用 219 16
経常利益 3,237 4,611
特別利益 428 1,734
特別損失 184 10
税金等調整前当期純利益 3,482 6,334
法人税、住民税及び事業税 1,617 2,039
法人税等調整額 △203 △152
当期純利益 2,067 4,447
非支配株主に帰属する当期純利益 180 5
親会社株主に帰属する当期純利益 1,887 4,442
連結貸借対照表 <単位:百万円>
前期2017年4月1日~2018年3月31日
当期2018年4月1日~2019年3月31日
営業活動によるキャッシュ・フロー △813 5,505
投資活動によるキャッシュ・フロー 184 664
財務活動によるキャッシュ・フロー △537 △561
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △1,188 5,608
現金及び現金同等物の期首残高 20,535 19,346
現金及び現金同等物の期末残高 19,346 24,955
連結キャッシュ・フロー計算書 <単位:百万円>
財務情報
Amuse INTEGRATED REPORT 2019 4241
会社概要 <2019年3月31日現在>
大株主(上位10名)
株式の状況 <2019年3月31日現在>
株主名 持株数(株) 持株比率(%)株式会社オオサト 4,670,200 26.60
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 1,529,600 8.71
GOLDMAN,SACHS&CO.REG(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社) 482,800 2.75
GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社) 475,744 2.71
大里 洋吉 451,060 2.57
アミューズアーティスト持株会 438,940 2.50
大里 久仁子 437,220 2.49
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 411,800 2.35
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口9) 331,400 1.89
株式会社三菱UFJ銀行 259,200 1.48
※当社は自己株式を1,065,429株保有しておりますが、上記大株主から除外しております。なお、自己株式1,065,429株には、「役員報酬BIP信託」が保有する当社株式146,620株および「株式付与ESOP信託」が保有する当社株式109,470株は含まれておりません。※持株比率は自己株式(1,065,429株)を控除して計算しております。
発行可能株式総数 74,494,080株
株主数 14,671名
商号 株式会社アミューズ本社所在地 東京都渋谷区桜丘町20番1号設立 1978年(昭和53年)10月16日資本金 1,587,825,000円
所有数 株主数(名) 株式数(株) 構成比(%)
100,000株~ 25 12,742,076 68.42
50,000~99,999株 11 790,659 4.25
10,000~49,999株 52 1,041,175 5.59
5,000~9,999株 46 320,415 1.72
1,000~4,999株 675 1,084,753 5.82
500~999株 603 385,620 2.07
100~499株 12,011 2,211,797 11.88
1~99株 1,248 47,025 0.25
所有者 株主数(名) 株式数(株) 構成比(%)
個人・その他 14,433 5,963,757 32.02
金融機関 28 4,122,690 22.14
金融商品取引業者 30 115,225 0.62
その他法人 62 5,351,612 28.74
外国法人等 117 2,004,807 10.76
自己名義株式 1 1,065,429 5.72
従業員数 315人(アミューズグループ477人)※パートおよび嘱託職員は含んでいません
上場市場 東京証券取引所 市場第一部証券コード 4301
所有数別株式分布状況 所有者別株式分布状況
発行済株式総数18,623,520株
グループ会社
Amusequest Tokyo Tower有限責任事業組合所在地:東京都港区芝公園4-2-8 東京タワー フットタウン4階設立:2014年10月22日事業内容:「東京ワンピースタワー」の企画・制作及び興行
株式会社アミューズクエスト代表取締役会長:大里洋吉/代表取締役社長:柏木伸裕所在地:東京都港区芝公園4-2-8 東京タワー フットタウン4階設立:2014年7月22日事業内容:ロケーションビジネスおよびインバウンドビジネスの企画・開発・運営等/音楽、演劇、演芸、映画、講演の制作ならびにその請負と興行/飲食店の経営、企画および管理/キャラクター商品の企画、販売
株式会社インターグルーヴプロダクションズ代表取締役社長:大田高彰所在地:東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー設立:2014年11月19日事業内容:国内外におけるライブ・イベントに関わる業務企画/制作/ツアー・アテンド業務/コンサルティング業務 等
ブラッセルズ株式会社代表取締役社長:宮腰俊男所在地:東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー設立:1989年4月3日事業内容:ベルギービール等の飲食店の展開、輸入および卸売販売業 等
株式会社希船工房代表取締役社長:鈴木尚貴所在地:東京都渋谷区桜丘町18-4 二宮ビル2階設立:2015年10月1日事業内容:アーティストグッズ事業、アパレルブランド事業
株式会社COMITAS代表取締役社長:林知宏所在地:東京都渋谷区代官山町8-5 代官山8・5ビル3階設立:2007年11月15日事業内容:アパレル事業、junhashimoto(メンズブランド)の企画・製造・販売
株式会社arounds代表取締役社長:鈴木尚貴所在地:東京都渋谷区神宮前3-32-2 K’s Apartment 101設立:2015年12月28日事業内容:アパレル事業、agris(レディースブランド)の企画・製造・販売
株式会社FRIENDS代表取締役社長:鈴木尚貴所在地:東京都渋谷区神宮前2-12-2 ステージ神宮前Ⅱ設立:2007年3月7日事業内容:アパレル事業、MUVEIL(レディースブランド)の企画・製造・販売
株式会社ライブ・インデックス代表取締役社長:山科功所在地:東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー設立:2017年4月5日事業内容:グッズ製作・販売・管理・通販/ファンクラブ運営/チケット/会場施策/ソリューション全般
株式会社A-Sketch代表取締役社長:相馬信之所在地:東京都渋谷区桜丘町18-4 二宮ビル3階設立:2008年4月1日事業内容:楽曲配信およびレコード制作、楽曲管理、アーティストマネージメント 等
株式会社TOKYO FANTASY代表取締役社長:福岡毅所在地:東京都渋谷区桜丘町29-12 渋谷CHビル2階設立:2014年6月18日事業内容:株式会社アミューズと株式会社ラストラム・ミュージックエンタテインメントで設立した「SEKAI NO OWARI」のマネージメント会社
タイシタレーベルミュージック株式会社代表取締役社長:中西正樹所在地:東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー設立:2007年1月15日事業内容:サザンオールスターズ関連の楽曲配信、ライセンス管理、新規ビジネス 等
連結子会社 日本
株式会社GLOBAL EDUCATIONAL PARTNERS代表取締役社長:モントゴメリー道緒所在地:東京都港区麻布台3-1-5 麻布台日丿樹ビル7階設立:2006年11月20日事業内容:グローバル教育関連コンサルティング、海外留学支援、英会話教育/Tutoring支援、オンライン・グローバル教育プラットフォームの販売
株式会社テイパーズ代表取締役社長: 森髙幸所在地:東京都港区三田2-10-4設立:1991年4月26日事業内容:グッズ製作・会場販売、ファンクラブ運営・管理、郵便物発送、チケット・イベントソリューション 等
LINE TICKET株式会社代表取締役社長:舛田淳所在地:東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー23階設立:2017年9月1日事業内容:電子チケットの販売プラットフォーム事業
株式会社MASH A&R(A-Sketch関連会社)代表取締役社長:石田美佐緒所在地:東京都渋谷区神南1-5-13 ルート神南ビル3階設立:2013年5月17日事業内容:マネージメント・音源制作
株式会社ライブ・ビューイング・ジャパン代表取締役相談役:大里洋吉代表取締役会長:小谷浩樹代表取締役社長:豊田勝彦所在地:東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー設立:2011年6月2日事業内容:国内外の映画館やライブハウス等へのコンサート、イベント、舞台などのライブエンターテインメントの生中継、および映画やコンサートフィルム、テレビプログラム等収録物の企画、製作、配給
関連会社 日本
AMUSE ENTERTAINMENT SINGAPORE PTE. LTD. <シンガポール>
Amuse Group USA, Inc. <米国>
Amuse Korea Inc. <韓国>
雅慕斯娯樂股份有限公司 <台湾>
Amuse Hong Kong Limited <香港>
AmuseLantis Europe S.A.S. <フランス>
艾米斯传媒(上海)有限公司 <中国>
Kirei Inc. <米国>
連結子会社 海外
北京芸神演芸芸術制作有限公司 <中国>
子会社 海外
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