powerpoint プレゼンテーション...フォーヴィスム(野獣派、fauvism)...
Post on 27-May-2020
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○はじめに
「モダン・アート」とは・・・
20世紀に展開した美術。キュビスム、未来派、表現主義、ダダイズムなど多種多様な流派を含む。一般的には、キュビスムに始まるとされるが、印象派を含める場合や、第二次世界大戦までの美術に限る場合など、様々な捉え方がある。
→モダン(Modern)・・・近代的な、(現代的な)
→モダン・アート(Modern art)≒近代美術
展開→現代美術(Contemporary art)、後期近代美術(Postmodern art)
○モダン・アートの流れ
●1880年代~1905年頃
●フランス
●セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホ・・・
■後期印象派(Post-Impressionism)
●印象派(光と色の自然主義的表現)以降のフランス近代絵画 →抽象性や象徴性を強調した画風へ
●時代
●場所
●画家
●特徴
フィンセント・ファン・ゴッホ 「星月夜」 1889年 ★
ポール・ゴーギャン 「アレオイの種」 1892年 ★
●1905年~1908年
●フランス
●マティス、ルオー、ヴラマンク、デュフィ、ドラン・・・
■フォーヴィスム(野獣派、Fauvism)
●強烈な色彩と大胆な筆づかい、単純化(デフォルメ)された形態
→「色彩」の解放と再構成
アンドレ・ドラン 「港の船、コリウール」 1905年
●1907年~
●フランス
●ピカソ、ブラック、レジェ、グリス・・・
■キュビスム(立体派、Cubism)
●いろいろな角度から見た物の形を一つの画面に収める、 空間を切り取り組み合わせる →「空間」の解放と再構成
パブロ・ピカソ 「アヴィニョンの娘たち」 1907年 ★
●1909年~
●イタリア
●ボッチョーニ、カッラ、バッラ、ルッソロ・・・
■未来派(Futurism)
●機械化やスピード化を賛美、画面上に動きを取り入れる
→「時間」の解放と再構成
ジャコモ・バッラ 「繋がれた犬のダイナミズム」 1912年
●1916年~
●ヨーロッパ、アメリカ
●デュシャン、エルンスト、ツァラ、・・・
■ダダイスム(反芸術運動、Dadaism)
●反美学的姿勢、既成の価値観の否定
マルセル・デュシャン 「泉」 1917年
●1905年~
●ドイツ
●カンデンスキー、キルヒナー、・・・
■表現主義(Expressionism)
●色彩や線の表現力を活かし、 動きのある構図や有機的な形態 内面的、感情的、精神的なものを表現
ワシリー・カンディンスキー 「ER.キャンベルのための壁画」 1914年 ★
→熱い抽象(抒情的抽象画)
●1917年~1931年
●オランダ
●モンドリアン、リートフェルト、・・・
■デ・ステイル(De Stije)
●幾何学形態によって、純粋な造形を追求 客観的で普遍的な表現
→冷たい抽象(幾何学的抽象画)
ピート・モンドリアン 「赤、黄、青と黒のコンポジション」 1921年
●1920年代~1930年代
●フランス、ベルギー、イギリス
●ダリ、マグリット、・・・
■シュルレアリスム(超現実主義、Surrealism)
●非現実、無意識などを表現
サルバトール・ダリ 「記憶の固執」 1931年 ★
○パリからニューヨークへ
●1913年 「アーモリー・ショー」(The International Exhibition of Modern Art)
→ヨーロッパ近代絵画を紹介
●1929年 ニューヨーク近代美術館(MoMA) 開館
◎モダン・アートの衝撃
●1931年 ホイットニー美術館 開館
◎第二次世界大戦
→フォーヴィスム、キュビズム、未来派などに触れるきっかけとなる
→アメリカの作家を刺激、美術館やコレクターが近代美術の収集を始める
●1939年 グッゲンハイム美術館 開館
●芸術家が戦火を逃れて、ヨーロッパからアメリカへ亡命・移住
→モンドリアン(オランダ)、エルンスト(ドイツ)、レジェ(フランス)・・・
→ヨーロッパ作家の影響~アメリカ作家の育成
→アメリカ独自の芸術運動の展開へ
→モダン・アートを受入れる土壌ができる
●1946年~
●アメリカ
●ポロック、デ・クーニング、ロスコ・・・
■抽象表現主義(Abstract expressionism)
●キュビスム、未来派の流れを汲む非具象(抽象) (ドイツ)表現主義にみられる感情や精神的なものの表現を基本とする
ウィレム・デ・クーニング 「女Ⅰ」 1950年頃 ★
●1950年代後半~
●アメリカ
●ラウシェンバーグ、ジョーンズ・・・
■ネオ・ダダ(Neo-Dada)
●大衆的な素材を使ったコラージュやレディ・メイドを応用 ポップ・アートの先駆けとなる
ロバート・ラウシェンバーグ 「モノグラム」 1955-59年
●1950年代後半~
●アメリカ、イギリス
●ウォーホル、リキテンシュタイン、ジョーンズ・・・
■ポップ・アート(Pop art)
●広告や新聞など大衆的な図像を利用 抽象表現主義への反発、伝統的な美術への挑戦
ロイ・リキテンシュタイン 「溺れる少女」 1963年 ★
●1960年代後半~
●アメリカ
●ステラ、ジャッド・・・
■ミニマル・アート(Minimal art)
●幾何学的な抽象表現をぎりぎりまで推し進める 最小限に切り詰めた表現
●1960年代後半~
●アメリカ
●ボイス、コスース、・・・
■コンセプチュアル・アート(Conceptual art)
●絵画や彫刻という形態をとらなくても、構想や考えだけで成立 「概念芸術」「アイデア芸術」
○「モダン」と「現代」
●モダンアートの流れをざっくり理解しておこう
○まとめ
◎モダン・アート=「イズム」から「アート」への展開
時代→今回は、1880年代~1970年代くらいまでとして捉える
(後期印象派からポップアートくらいまで)
場所→アートの中心がフランス・パリからアメリカ・ニューヨークへ
●人気の「モダン」・・・現代美術の限界?
●日本のアートシーンにも応用可能
●バリエーション豊かな作品群を自由に楽しもう!
(日本の近代美術館) ・東京国立近代美術館 ・京都国立近代美術館 ・北海道立近代美術館 ・埼玉県立近代美術館 ・新潟県立近代美術館など・・・ (モダン・アートのコレクションを持つ美術館) ・福岡市美術館(2019年3月21日開館予定) ・長崎県立美術館(スペイン近代)
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