couchbase n1ql (couchbase meetup #7)

N1QLnext generation query language

Fumiharu Kinoshita in Couchbase MeetUP Tokyo - #7

N1QLって？

• 「ニッケル」と読みます

• CouchbaseをSQLライクに検索できる機能

• SQLしか知らない人でもなんとなく使えます

Viewじゃダメなの？• Couchbaseには、標準でViewという検索のための仕組みがあり、非常に高速です。

• ただしViewは、事前に検索する項目を特定しておく必要があり、任意の項目で自由に検索したりソートしたりといったことができません。

• SQLに慣れている人にとって、NoSQLデータベースでの検索は手を出しにくかったりします。

SELECT relation, COUNT(*) AS count, AVG(age) AS avg_age 　FROM tutorial 　　WHERE age > 18 AND email LIKE '%@yahoo.com' 　　　GROUP BY relation 　　　　HAVING COUNT(*) > 1 　　　　　ORDER BY AVG(age) DESC 　　　　　　LIMIT 1 OFFSET 1

結構なSQLが書けます

なお、CouchbaseはJSON形式でデータを保持しているので、必然的に、検索した結果はJSON形式となります。SELECT * FROM tutorial WHERE name = 'Ian'

{ 　"resultset": [ 　　{ 　　　"age": 56, 　　　"children": [ 　　　　{ 　　　　　"age": 17, 　　　　　"name": "Abama", 　　　　} 　　　], 　　　"email": "ian@gmail.com", 　　　"name": “Ian", 　　} 　] }

結果はJSONの配列形式で返却されます

また、結果だけでなく、項目の指定の仕方も多少異なります。 例えば、以下のようなデータで”city”が”東京”の条件で 検索したい場合

SELECT name FROM tutorial WHERE address.city = ‘東京’

{ 　“name” : “田中 太郎”, 　“age” : 30, 　“address” : { 　　　”country”: “日本” 　　　“city”: “東京” 　　} }

{ 　“name” : “田中 太郎”, 　“age” : 30, 　“address” : { 　　　”country”: “日本” 　　　“city”: “東京” 　　} }

{ 　“name” : “田中 太郎”, 　“age” : 30, 　“address” : { 　　　”country”: “日本” 　　　“city”: “東京” 　} }

配列の構造をもったデータの場合も、以下のように検索することができます。

SELECT age FROM tutorial WHERE children[0].age >10

{ 　“name” : “田中 太郎”, 　“age” : 30, 　“children” : [ 　　{ 　　　“name”: “一郎”, 　　　“age”: 10 　　}, 　　{ 　　　”name”: “二郎” 　　　“age”: 7 　　} 　] }

{ 　“name” : “田中 太郎”, 　“age” : 30, 　“children” : [ 　　{ 　　　“name”: “一郎”, 　　　“age”: 10 　　}, 　　{ 　　　”name”: “二郎” 　　　“age”: 7 　　} 　] }

{ 　“name” : “田中 太郎”, 　“age” : 30, 　“children” : [ 　　{ 　　　“name”: “一郎”, 　　　“age”: 12 　　}, 　　{ 　　　”name”: “二郎” 　　　“age”: 9 　　} 　] }

でも配列のインデックスが 事前にわかるくらいなら 苦労しないんじゃ…

と思った方、普通そう思いますよね？

でも、ちゃんとそのための記法があります

配列中の項目指定SELECT name FROM tutorial WHERE ANY child.age > 10 OVER child IN children END

childrenの配列要素に childの別名をつける

要素中のいずれかのageが10以上

ちなみに、”ANY”を”ALL”にすると、すべての要素が一致という条件が指定できます WHERE ALL child.age > 10 OVER child IN children END

他にも便利なものがあります・配列の長さを条件に指定 　　WHERE LENGTH(children) > 1 !

・項目の存在チェック 　　WHERE children IS MISSING !

・ドキュメントのIDを取得 　　SELECT META() as meta FROM xxxxx !

その他にも、まだまだいっぱいあります。

でも、過度な期待はNG• あくまでSQLライクであり、そのものではありません

• 検索のみで、挿入、更新、削除はできません

• まだ、Developer Preview2なのであくまで開発者向け

• お世辞にも速いとは言えません(T_T)

実際に試してみたい方は、オンラインデモのページがありますので、インストールをしなくても実際に試すことができます。

http://query.pub.couchbase.com/tutorial/オンラインチュートリアル

couchbase n1ql 検索

または

おまけ

SQLが使えるなら JDBC Driverとか作れるかも？

そうすればJDBC対応のソフトから、Couchbase が使えるかも！！

!

という安直な考えから、実際に作ってみました

結果として．．．

• 実質処理の部分と言うよりJDBCのAPIの規格に

従うための実装が大半．．． • スキーマレスなので、そもそもテーブル情報や

項目の型情報が特定できない。 • メタデータの関連なのか、互換性に難あり？

ご清聴ありがとうございました