まちづくり勉強会①(第3回)€¦ · 川出地区...
Post on 29-Sep-2020
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川出地区 まちづくり勉強会①(第3回)
ー まちづくりの課題と解決の視点 ー
川出地区住みよいまちづくり協議会
これまでの整理
視点①
災害時に倒壊しない建物にすることが必要
視点②
安全で、かつ緊急車両が通れる道が必要
視点③
災害時に迅速な避難ができるようにすることが必要
視点④
顔見知りの関係をつくることが必要
老朽化した建物が多い
空き家が多い
水路の問題
見通しが悪い道路
道路の整備が不十分
小学校の門扉の開閉
道路を狭くする要因がある
避難路が分りにくい
単身の高齢者が多く、災害時に逃げ遅れる恐れがある
コミュニティの希薄化
視点①:災害時に倒壊しない建物にする
●老朽化した建物が多い
建て替えがなかなか進まない
建替え時に敷地(床面積)が減ってしまうことも一因
理 由
視点①:災害時に倒壊しない建物にする
●老朽化した建物が多い
「建て替えの促進につながるルールづくり」が必要
「地区計画」 で建替えをしやすい街づくりができる
対 応
視点①:災害時に倒壊しない建物にする
●空き家が多い
・解体の費用がかかるため ・空き家でも、更地にすると固定資産税が上がる
理 由
空き家でも放置されてしまう・・・
対 応 ・地主さんに適正な管理をお願いする ・地域管理の方法を検討
視点②:安全で緊急車両の通れる道
●水路の問題
・管理(掃除など)がしにくくならないか? ・利害関係者がいないか(農水路など)?
課 題
・まずは市の関係課などに状況を確認する
・その上でまちづくり計画に明確に位置づけ、市に働きかけていく
対 応
視点②:安全で緊急車両の通れる道
●見通しが悪い道路
・道が狭く、屈曲している ・はみ出ている植栽
理 由
対 応 ・隅切りを設けるルール ・植栽の管理を促す
隅切りをした敷地(他地区)
●道路の整備が不十分
・建築基準法上の道路でない(非道路) ・二項道路
課 題
・沿道の建物を建替えると、整備をしてもらえる (二項道路)
対 応
視点②:安全で緊急車両の通れる道
視点③:災害時に迅速な避難ができる
●道路を狭くする要因がある
・道路上にものが置かれている (自転車・植木・プランター・物干し竿・・・) ・ひさし・軒が出ている
課 題
(違法建築物?)
・地域の自治ルール ・場合により行政指導も・・・
対 応
視点③:災害時に迅速な避難ができる
●小学校の門扉の開閉
・緊急時の開閉をどうするのか 課 題
・防災ボックスで鍵を保管する (揺れで自動解錠する) ・担当者(人)による 管理も継続する
対 応
例. 芦屋市で導入されている防災ボックス
視点③:災害時に迅速な避難ができる
●避難路が分りにくい
・どうやって逃げればよいか分らない 課 題
・防災訓練 ・DIG(災害想像ゲーム)※での意識共有 ・道路に愛称をつける
対 応
※DIGとは ・・・災害を想定して、地図上に危険となる場所や発生しうる事態、対策などを書き込んでいく訓練。 参加者で情報を共有し、円滑な避難・救助に役立てる。
視点④:顔見知りの関係をつくる
●一人暮らしの高齢者が多く,災害時に逃げ遅れる恐れがある
・避難時の支援ができるのか? 課 題
・共助ができる関係づくり ・地域で助け合える体制づくり
⇒要援護者リストの活用 等
(家が倒壊していないことが前提)
対 応
視点④:顔見知りの関係をつくる
・顔見知りが減った ・マナーが悪くても注意できない ・治安面で不安
課 題
・あいさつ運動 ・交流イベントなど (町会活動の活性化)
対 応
●地域のつながりが希薄
「地区計画」について
●なぜ「地区計画」なのか
建替え時に敷地(床面積)が減ってしまう?
壁面後退 ・・・建築基準法では、建物の敷地は道路の 中心から2m以上下がらなければいけない
既存住宅
既存住宅 建替住宅
建替住宅
片側2m後退 (義務)
両側で4m幅員
道路中心
後退部分
「地区計画」について
●なぜ「地区計画」なのか
斜線制限 ・・・道路や隣接地の日当たりや風通し等に支障をきたさないように建物の高さを規制します
道路
道路斜線等より内側に建物を収めなければならない
地区計画
・・・斜線制限を撤廃することが できる
高い(広い)家が建てられる
「地区計画」について
●他地区の例 ・・・ (潮江密集地区地区計画 等)
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もともとの道路 (狭い路地)
後退して 道路を拡幅
○緩和 道路幅員による容積率制限、道路斜線制限を撤廃 角敷地の指定による建ぺい率緩和(10%割り増し)
●制限付加 最低敷地規模(80㎡) 高さ制限(10m) 壁面後退(0.5mの追加後退) 壁面後退部分での工作物制限
地区計画で制限を付加
⇒合わせて建築制限を一部緩和して、建て替えをしやすくする
住宅面積を確保する +
明るく風通しの良い路地づくり
注)写真は潮江密集地区のものではありません
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