2014年の振り返り wordpress関連の動向・コミュニティ活動など - wordbench長崎...
Post on 18-Jul-2015
802 Views
Preview:
TRANSCRIPT
2014年の振り返りWordPress関連の動向・コミュニティ活動など
キタジマタカシ @inc2734
WordPressってなに?
• PHP製のオープンソースのブログツール。
• ライセンスはGPL。
• ミッションは”パブリッシュの民主化”
• 継続的に開発が行われており現在ではCMSとして利用されることも多い。
数字で見るWordPress• Alexaの世界上位1000万サイト中、約23%で使用。
• CMSを使用しているサイトに限ると約60%で使用。
• 総ダウンロード数60,000,000以上
• 対応言語数65ヶ国語 ( 2014年5月時点 )
• 公式ディレクトリ掲載プラグイン数35,682、総ダウンロード数831,546,951 ( 2015年1月25日現在 )
WordPressコミュニティ
– Matt Mullenweg
“WordPressコミュニティはどんどん大きくなっていった。ほとんどのソフトウェアは10年後存在しない。でもWordPressにはコミュニティがあるためそうはならないのではないかと思ってる。”
WordCamp• WordCampはWordPressのオフィシャルなイベントの名称。100%GPLの適合やWordPressファウンデーションへの所々の報告など開催には結構厳しいルールが。
• WordCamp Kansai 2014来場者500人、2日間開催
• WordCamp Tokyo 2014来場者1,200人
WordPressのイベント、勉強会• 2014年、日本国内でのWordPress関連の
イベント・勉強会開催数 約200回!
• WordBenchの規約も更新され、WordCampと同様にテーマやプラグインが扱われる場合は100%GPLへの適合が求められるように。
WordPressイベントカレンダー(日本国内)https://www.google.com/calendar/embed?src=wpja.team@gmail.com
WordBench ~ WordPress 日本語公式サイトの運営チームにより運営される WordPress ユーザーのための地域コミュニティサイトhttp://wordbench.org/
各地域で連携する形のイベントも開催
• 2014春の翻訳祭り( Google Hangoutで各地をつないで )
• WordBench九州連合総会( 阿蘇で合宿・懇親会 )
他にも、
• WordPressプラグイン開発のバイブル著者陣によるGoogle Hangoutライブ中継( 何気に僕も3回でてます… )
WordCampやWordBenchの勉強会は、やりたいと思った人が誰でもやることができます。 WordBench長崎もスピーカー、運営に関わってくれる方を随時募集中です(切実)
WordPressへの貢献
WordSlack• Slackは北米発のコミュニケーションツール。
• WordPress.org本家のコミュニケーションツールがIRCからSlackに変更。それに合わせて、日本独自の Slack ( WordSlack ) も開設。
• 週に2回、1時間ほどの会議が開催中。広く誰でも気軽に参加してほしいとのことなので、覗いてみるだけでもWordPress界隈で何が行われているかわかっておもしろいと思います。
http://wpdocs.sourceforge.jp/WordSlackへの参加方法
ユーザーフォーラム
• 「WordPress への貢献と参加」フォーラムが追加
• WordSlackで行われる会議の告知
• 翻訳、テーマレビュー等に関する情報共有など
https://ja.forums.wordpress.org/
テーマレビュー• WordPressには公式テーマディレクトリというものがあります。
• そこら辺で公開されているテーマはガイドラインに適合しているかチェックを受けていないため、プラグインとのコンフリクトや標準的なカスタマイズを行うこともできないというクソテーマも多い。
• 公式ディレクトリで配布されているテーマは、WordPressのテーマレビューガイドラインに沿ったテーマレビューが複数人のレビュワーにより行われ、承認をもらわないと公開できないので、公開されているものについては安全に使用することができる。
https://wordpress.org/themes/
テーマレビュー• しかし、テーマの申請数の増加に伴い慢性的にテーマレビュワーが不足
• テーマレビュワーの育成制度ができた!
• 日本からも複数人のテーマレビュワーが!
• WordBench大阪なんかではテーマレビュワーになろうハンズオンなんかも行わている?ようです。
テーマレビュー• 誰でもなれるし、最初のうちはレビュワーのレビュワーみたいな方もチェックしてくれるらしいので、興味がある方は気負わずに参加されてみては。
• テーマレビューの際、テーマ作者さんとのやりとりは英語で行う必要がありますが、フォーラムの方でテーマレビューの際によく使う英語例文集の作成なども進められているようです。
• クリックするといきなりテーマにレビュワーとしてアサインされてしまうという恐怖のボタンが普通に公開されています…
テーマ
_s• WordPressの公式テーマのベースとして使用されるテーマ。
• 2014年にSass版が公開。
• 複数人で作業したり、納品物を渡すときには共通言語があったほうが良いので重宝するのでは。
• 僕はあんまり使ったことがないので詳しくありません…
http://underscores.me/
開発環境
Gulp.js• WordPressとは直接関係ありませんが…
• 制作作業を自動化するタスクランナー
• Sassのコンパイルとか、CSS・JSのminifyとか、ブラウザのオートリロードとかいろんなことを自動化できる。
• Gruntの問題点を解決するために開発
• Gruntよりめちゃ速い、タスクの記述もシンプル
http://gulpjs.com/
VCCWの前に…Vagrantとは• ローカルのコンピュータ内に簡単に仮想環境を作れる・破棄できるツール。
• 設定が記述されたVagrantfileというファイルがあれば、いつでもどこでも同じ環境を作成できる。
• 環境はネット上にたくさん公開されているので自分で作らなくても大丈夫。
• 覚えるコマンドも簡単。vagrant up ( 起動 )、provision ( 再構築 )、halt ( 終了 )、destroy ( 破棄 )
VCCW• WordPressプラグイン開発のバイブルの著者の一人である
@miya0001さんが公開されているWordPress用のVagrant環境。
• これまでMAMPで開発を行っていた人達が続々と移行している今超注目のローカル開発環境。
• プルリク送るとコントリビューターになれます!( 僕もコントリビューターです。ほとんどコード残ってませんがw )
http://vccw.cc/
VCCW
• Vagrantなのでコマンド一発でWordPressの環境構築が可能
• Vagrantなので作った環境を壊して、また作って、コマンド一発で可能
• Git、Grunt、Wordmove、PHPUnit等々の便利な開発ツールが最初からパッケージング
デモ
デプロイ
Wordmove• ruby製のデプロイツール。rsync + mysqldump。
• コマンド一発でサーバーとローカル環境を同期。テーマだけ、プラグインだけ、コアだけのような同期も可能。
• rsyncは更新のあるファイルだけ同期するのでFTPより超高速。
• ローカル環境と本番環境のドメイン名の違いをよしなにやってくれる。
• さくらのレンタルサーバーやロリポップでも使える。さくらのレンタルサーバーにWordPressをデプロイするのはVCCW + Wordmoveが最高に捗るhttp://2inc.org/blog/2014/12/09/4512/
デモ
サーバー
WordPress専用のサーバーも続々登場。
• AMIMOTO
• PHP Ninja
• GMO WP Cloud
• Sova WP
• wpX
AMIMOTO
• デジタルキューブが公開しているAMI
( AWSで使用できるサーバーイメージ )
• Nginx + AWS ( SSD ) の超高速環境。秒間320req捌けるとのこと。
• AMI自体は数百円/月程度。AWSの利用料金だけで使用可能。
• デジタルキューブがサーバー管理までしてくれるホスティングプランもあり。
http://ja.amimoto-ami.com/
網元起動隊 鹿児島班
これからの動向
JSON REST API
• WordPressの情報をJSONで取り出すことのできるAPI。
• JSONで取得したデータを加工して表示すれば良いので、Webに限定せず、バックエンドはWordPressでフロントはiOSアプリということも可能に。
• 現在はプラグインとして開発されていますが、将来的にコアに組み込まれる予定。
Make
• WordPressの開発状況がチェックできる。日々すごい数のやりとりが行われている。
• レガシーコードとか、あれこれが良くないとか言われるWordPressですが、tracを見てみると世界で数千万の利用者がいるプロダクトで後方互換性を損なわずに開発をすることの大変さがよく分かります。
• コアの開発も誰でも参加することができるので、興味のある方は覗いてみると良いと思います ( WordPressをバージョンアップしたときに管理画面に表示されるページに名前が載りますよw )。
https://make.wordpress.org/
top related