変わりゆく「都市」 ( 海外編 ) 09t0202z 有田昌 弘 09t0245c 松崎 駿 09t0252m...

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変わりゆく「都市」( 海外編 )

        09T0202Z  有田昌弘

09T0245C 松崎 駿 09T0252M 渡邊光葉

昔、そして今の都市居住近代以降の都市に関する思想と、具体例の紹介・ 19 世紀末~ 20 世紀半ば  ル・コルビュジェを中心に紹介・ 20 世紀半ば以降  オランダにおいて発生した市街地パターン  現在目指されている都市のかたち        

 

コルビュジェ以前…・田園都市構想:ハワード (1898)  都市のスプロール化を抑え、

郊外に環境の整った職住近接の田園都市を開発する。

・近隣住区:ペリー (1928)  小学校区を一つのコミュニ

ティーとし、周りを幹線道路が囲む歩車分離がされた住宅地単位。

  

ル・コルビュジェ (1887 ~ 1965)1914 年 ドミノシステムの提案 →大量生産タイプの住宅   まったく新しい住宅のデザイン1922 年 「 300 万人のための現代都市」の提案 →清潔で広々とした都市1923 年 「建築をめざして」出版 →“建築は住むための機械である”

1926 年 「新建築の五原則」提唱     →ピロティ、屋上庭園、自由な立面、自由な平面、       独立骨組みによる水平連続窓1930 年 サヴォア邸     →インターナショナルスタイルの手本とされる住宅    「輝ける都市」提案1952 年 マルセイユに最初の「ユニテ・ダビデシオン」     →「輝ける都市」の実践型        都市機能を住棟内に集約・建築家であり都市計画家、その他に芸術家としても多くの作

を残した

コルビュジェの都市計画1922 年「 300 万人のための現代都市」

   1925 年「ヴォアザン計画」

1930 年「輝ける都市」

コルビュジェの考える都市配置について・都心には超高層ビルを間隔をあけて建設・その業務地区周辺に十階程度の庭園付き高層住宅・郊外には戸建て住宅からなる田園都市を設ける

交通について ・高架の自動車道と歩道の分離 ・自動車が移動手段の主役

生活環境について ・低い建ぺい率により都心部はほとんどが  都市公園 ・人口密度は中心部から遠くなるにつれて低下 ・開放的で清潔な都市空間の提供

以上の特徴からコルビュジェの提唱する一連の構想は、「垂直田園都市構想」とも呼ばれる

      300 万人のための現代都市

市街地、団地パターン ( オランダ )

第二次世界大戦後住宅の需要が増加 

↓大収容の住宅の開発に

よる都市計画

レイリィスタッド

ベルマミーア

駐車場裏歩車分離によって

生まれた空間ヒューマンスケールを超えた

廊下↓

都市の死角

ヒューマンスケールを逸脱した高層住宅

計画的人口分配による都市計画

課題・いかにして犯罪を防止する

か• 交通量の増大• 人口の分散• エネルギー消費の急増

パーミアビリティコミュニティの再評価

新しいコンセプトの誕生• アーバンヴィレッジ(イギリス)• コンパクトシティ(ヨーロッパ)• ニューアーバニズム(アメリカ)

共通するコンセプト

• 徒歩圏内での地域計画• 用途機能の混合• 空地、既存の土地の再利用• 多様な居住者によるコミュニティの形成• エネルギー消費の低減・効率化• 公共交通の整備と利用促進• 中高密度の人口計画• 公共空間の重視• 多角的な都市の形成

事例①マンチェスター ヒューム地区

 社会住宅 1000戸 民間賃貸 1000戸 分譲住宅 500戸

事業区域: 110ha

事例②ステイプルトン デンバー コロラド州 • 1900ha• 12000 戸 戸建て / 集合住宅• 30000 人(予定)• サスティナブル

ゾーニング 住宅 オープンスペース

オープンスペースの管理• 大きな公園:デベロッパー→市• 中規模オープンスペース:街全体の

HOA• プライベートコートヤード:住民によ

る HOA

HOA :Homeowners

    Association

事例③フォーボー団地      フライベルグ市 ドイツ• 42ha• 5000 人• 2000 戸

街路に接して建物を建てる低中層団地消費エネルギー低減住宅

住戸の計画

フライベルグ市から LRT 路線が引かれるカーシェアリング /カーレス団地入口に駐車場 / 車庫付き住戸

カー・フリー

事例④ガースパーダム団地    (ベルマミーア団地の再生)

• 低層高密度• 中庭• レンガの外壁• オープンスペースの細分化• 各住戸に駐車スペース

コンパクトシティの問題点既に出来てしまった拡散型都市構造を、集

約型都市構造に改変することが可能なのか

コンパクトシティの考え方は、経済の原理や市民の選択と調和するものか

参考文献近代建築史 鈴木博之・編 市ヶ谷出版西洋建築様式史 熊倉洋介など著 美術出版社ル・コルビュジェ 坂倉隼三、磯崎新 著 美術出版社まちづくりの新潮流 松永安光 著 彰国社20’th century Urban Design in the Netherlands Hans lbelings著 NAI Publishersオランダの持続可能な国土・都市づくり               角橋徹也 著 学芸出版社

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