aacィムc サフシフセウノィッ hegglin...

13
ⴱ㜴2 千葉医学会雑誌 糖尿病,および, その他の疾患における 䡥杧汩n 症候群, とくに, エネノレギー性力学的心不全 ⡈敧杬楮) 心筋症 ⡗畨牭慮温 の重なり合いについて 千葉大学医学部第二内科教室⢎瞓ア 斎藤十六教援) 得本真義 午䥎䝉 呏䭕䵏呏 ⢏몘愠 日受付〕 1 䡥杧汩n 症候群,エネルギー性力学的 心不全 ⡈敧杬楮) ,および,心筋症 ⡗畨牭慮温 の重なり合い ついて A はしがき B 観察方法 C 結果 ζ の章の考案,および,まとめ E 糖尿病における 䡥杧汩n 症候群につ いて 本支,ならびに,図表中の略号 緊張充進型調節⢁g 䅮獰慮湵湧s 剥- 杵污瑩潮 䅓娠 心緊張期⢁最 䅮獰慮湵湧獺敩t 䅔娠 心駆血期⢁g 䅵獴牥楢畮杳穥楴 䈮䴮刮: 基礎代謝率 ⡂慳慬 浥瑡扯汩挠 剡瑥⤠ 匮 㨠 血糖 ⡂汯潤 卵条爩 䑁娠 心昇圧期⢁最 䑲畣歡湳瑩敧獺敩t 몌庒느 ⢁朠 䕮瑳灡湮 畮g- 獲敧畬慴楯渠 容積弾性率 ⡖潬畭攠 䕬慳瑩捩瑹⤠ 光䤠 Q2 音時間 ⡑ⴲ湤 卯畮搠 楮瑥牶慬⤠ 商娠 心変形期⢁最 啭景牭畮杳穥楴 分時送血量 ⡍楮畴攠 噯汵浥⤠ 心拍出量 ⡓瑲潫攠 噯汵浥⤠ 全未柏、脈管抵抗 ⡔潴慬 灥物灨敲慬 牥獩獴慮捥⤠ 1 䡥杧汩n 症候群,エネルギー性力学的 心不全 ⡈敧杬楮) ,および,心筋症 ⡗畨牭慮温 の重なり合いについて A しがき 教室では 1 昨年来,日内総会,および,地方会Kいて, 䡥杧汩n 症候群の心・脈管力学的数値の特徴 l しカ3 B 観察対象 C 観察方法 D 観察成績 兔ⵑ䥉 ㈰σ 以上のもの,ならび 以上を示したも 兔挭光䥣 嬮, 1 の》症例,および,検査成績の検討 乙の章の考案,および,まとめ 全編のむすび ならびに, 䡥杧汩n 症候群⠵⤨㘩 と, 坵桲浡湮 のい う心筋症ㄩとの重り合いについて,くりかえし発表 して来た ⠱㌩ ⠱㐩 㘩 ⠲㈩ (23) (24)⠲㔩 。そのさい, 䡥杧汩渠 症候群が, 䡥杧汩n のいうエネルギー性力学的心不 ⡅⹄⹈. 䤮⦂첂 즁䎐厕玑厂좂떂즂 뚂뚂ꒂé とと,それゆえ, 光I 音短縮の意味どり Kは,充分な 考慮が必要であると述べた。わたくしは, ζの小文 で,心電曲線 光I 音の関係を,各疾患別に , ならびに, 坵桲 浡湮 の心筋症と 䡥杧汩n 症候群,ないしは,エ ネルギー性力学的心不全 ⡈敧杬楮) の関連⠲㘩 につ いて述べる。 B 観察方法 心・脈管力学的分析 総頚・大腿動脈波,ならびに, X線キモグラフよ りえた大動脈断面積を用いる 坥穬敲 法の当教室 変法⠱ 1 とよって,末梢血行力学的分析をお乙ない ⠱8〉,また,同時に描記した心音,および,心電曲線 をも使って, 畭扥牧敲ⵈo 摡捫 法による心力 ω 学的分析をおこなった 光I 音時闘を変形期 ⡕䙚) ⮏뢈뎊蘒 ⡄䅚) 緊張期 ⡁博) 澊蘒 ⡁呚) に分けた。かよう な心力学的数値の健常,および,病態時の変化につ

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Page 1: AaCィムC サフシフセウノィッ Hegglin ヌQCopac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900111962/KJ00005667549.pdfQII Q第2ケヤ (Q-2nd Sound interval) UFZ Sマ`(g Umformungszeit ") Vm

-1742ー 千葉医学会雑誌 X~ 35巻

糖尿病および その他の疾患における Hegglin症候群

とくに エネノレギー性力学的心不全 (Hegglin)と

心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

千葉大学医学部第二内科教室(指導 斎藤十六教援)

得本真義

SHINGI TOKUMOTO

(昭和 34年 10月14日受付〕

章 1 Hegglin症候群エネルギー性力学的

心不全 (Hegglin)および心筋症

(Wuhrmann)の重なり合いlζついて

A はしがき

B 観察方法

C 結果

D ζの章の考案およびまとめ

章E 糖尿病における Hegglin症候群につ

いて

本支ならびに図表中の略号

A 緊張充進型調節(ldquoAnspannungsRe-

gulation )

ASZ 心緊張期(ldquo Anspannungszeit)

ATZ 心駆血期(ldquoAustreibungszeit)

BMR基礎代謝率 (Basalmetabolic Rate)

BS 血糖 (BloodSugar)

DAZ 心昇圧期(ldquo Druckanstiegszeit)

E 緊張低下型調節 (ldquo Entspann ung-

sregulation )

E 容積弾性率 (Volume Elasticity)

QII Q第2音時間 (Q-2nd Sound interval)

UFZ 心変形期(ldquo Umformungszeit )

Vm 分時送血量 (Minute Volume)

Vs 心拍出量 (Stroke Volume)

W 全未柏脈管抵抗 (Total peripheral

resistance)

章 1 Hegglin症候群エネルギー性力学的

心不全 (Hegglin)および心筋症

(Wuhrmann)の重なり合いについて

A は しがき

教室では 1昨年来日内総会および地方会Kお

いて Hegglin症候群の心脈管力学的数値の特徴

A lま しカ3 き

B 観察対象

C 観察方法

D 観察成績

E QT-QIIが 20σ 以上のものならび

以上を示したも004がQTc-QIIc[1

の》症例および検査成績の検討

F 乙の章の考案およびまとめ

全編のむすび

ならびに Hegglin症候群(5)(6)と Wuhrmannのい

う心筋症(21)との重り合いについてくりかえし発表

して来た (13)(14) (16) (22) (23) (24) (25)そのさい Hegglin

症候群が Hegglinのいうエネルギー性力学的心不

全 (EDHI)のほかに心不全なしにも生じうる

ととそれゆえ QII音短縮の意味どり Kは充分な

考慮が必要であると述べたわたくしは ζの小文

で心電曲線 QTとQII音の関係を各疾患別に

観察してえた 2~3 の知見(10) ならびに Wuhr司

mannの心筋症と Hegglin症候群ないしはエ

ネルギー性力学的心不全 (Hegglin)の関連(26)につ

いて述べる

B 観察方法

1 心脈管力学的分析

総頚大腿動脈波ならびに X線キモグラフよ

りえた大動脈断面積を用いる Wezler法の当教室

変法(11)1とよって末梢血行力学的分析をお乙ない

(18〉また同時に描記した心音および心電曲線

をも使って B1umberger-Hol1dack法による心力

〉ω学的分析をおこなった

QII音時闘を変形期 (UFZ)+昇圧期 (DAZ)=

緊張期 (ASZ)+駆出期 (ATZ)に分けたかよう

な心力学的数値の健常および病態時の変化につ

第 4号 得本糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群 ιくにエネル ー1743~キー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

いてはすでに協研者がいくつかの論文民発表し

ている(15)く29)(9)(30)

QJI音時間の短縮にかんする判定 a)教室の高

橋(仰が健常 77例におこなった推計学的数値をも

とにして心拍数が 50~120 でかりに 350~400

σをQll音の尋常範囲とした場合 b)高橋の成績

と Hed王~lBlumberger (32)式 Hegglin (1953)

Holldack(自l Reindell(3)および Jaeger(12) らの

成績を参照して心拍数が同様に 50 ~ 120で

Qll音時聞が 338σ(σ=1000つ以下のものをか

りに絶体的短縮とした場合の 2通りについて吟味し

たまた ]aeger にしたカfい QT-Qll=+40σ

を境にして各群における QTとQJI音の解離する

態度をも調べた Wuhrmannは氏の定義した Q

Tc-QEToncの適用を心拍数 50--90と定め

ているそれゆえ教室では Wuhrmannの式を

用いるときには論点を均一にするためまず乙

の定義にしたがった

2 心電曲線の分析

QT時間の異常を Hegglin-Holzmann式およ

び Bazett式によって定めたまた標準肢誘導

を同時に撮影してとった心電曲線から前額面投影平

均 Vectorならびに Ventricular Gradientを測

った (21) QTの測定をふつう教室では第E誘0

導曲線でおこなっているそのさいとくにU波 (27)

に注意し疑わしいときには 12誘導中の 1つの胸

誘導ふつう V3を参考Kしこさらにまぎらわ

しいさいには第E誘導 aVFおよび V2V4で

調べQaTあるいは Q-aUをくらべたかよう

な方法によっても計測ができない場合にはその例

を採用しなかったく730

3 血液化学

Tiselius電気泳動法 (Veronal緩衝液)1乙よって

血摂蛋白分劃を Beckmann火焔比色計法にょっ

て血清尿電解質をそれぞれ測定したまた

蛋白不安定性試験 (CoCdGros)および血球

沈降速度を Westergren法によっておこなった

4 組織標本

心筋の標本はパラフィ包埋でつくりヘマトキシ

リンエオジン重染色ワンギーソン染色マロ

リー染色 PAS染色クレシールエヒトピオレツ ト染色同時にズダンE染色をほどこしたo 漂本の

作成にあたってはいつも本学病理学教室各位の

御好意をいただいた

C 結 果

1 疾患別にみた QTとQII音の態度

観察対象は表 11ζ示す 10群計 232例で乙のう

ち A群から H群までは観察時点において異蛋

白血症または異電解質血症をもち 1群と A群

はそれらをもたない

Tab 1

A Essent Hypertension amp H C D 25 (with Dysprot or Dyselectrolyt)

B Malignant Neoplasm 28 H

C Hepatie Disease 3 11

D Valvular Disease 29 11

E Coronary Disease 12 H

F Metabolic Disease (Diabetes mell) ) 20

G Disease of Kidney 18 11

H Others 31 H

1 Normal 30

A Essent Hypertension amp H C D 36 (wlthout Dysprot or Dyselectrolyt)

Total 232

表 2は異蛋白血症または異電解質血症をもっ本

態性高圧症 および 高血圧性心疾患 計 25例

の QT-QII音と QTの関係を示す QT-QII音が

十40σ 以上のものは 4例 16でこのものはす

べてQTの延長をみた表 3は28例の Hepatom

Tab2

A Essential Hypertension and Hypertensive

Cardac Disease (with Dysproteinemia or

Dyselectrolytemia) 25 Cases

QT-QII m~mal rShorteni時

over + 40σ +40σ~O

Tab3

B Malignant Ne9Plasm 28Cases

(with Dysproteinemia or Dyselectrolytemia)

QTI ~_~1~_~~ 1 1 寸Q下 QE lprolonge引normal Ishorteniug

over + 40σ +40σ~O

1 (35)

-1744ー 千葉医 学会 雑誌 第 35巻

Tab4

Normal 30Cases 1

(without Dysproteinemia or

Dyselectrolytemia)

QlI QTI prω叫 normal shortening

0prolonged

riormal (350--400σ〉

shortening

(3

1 3)

を含めた悪性腫蕩群で +40σ 以上を示したものは

4例 ζのうち 3例 107に QTの延長をみ

た表4は対象とした 30例の健常群で +40σ 以

上のものはなく 24例 80はQT-QlI音が(ー〉

であった同様な方法で各疾患群を調べたさい

QTQII音が +40σ 以上でしかも QTの延長し

たものは図 1のように 232例中 15例であったο

かような方法で Hegglin症候群の出現を調べたと

乙ろこの観察の範囲内では固有の疾患群~[とく

にいちじるしくあらわれると結論しえなかったそ

こで疾患を度外視して各因子の組合せ分布を調

べた図 2の向って左は QT-QlI音と QTの関係

を右は QlI音絶対値の尋常範囲を 350--400σ と

したさいの QlI音と QTの関係を示す後者では

Qll音の短縮が QTの長短を度外視すると 236

に陽性となる乙れはたいして QT-QII音すな

わち Discrepanz(12)をみてゆくさいには +40σ

以上のものは QTの長短を度外視しでも 85を

示すすにぎない ζの値は Jaeger(12)の成績と

ほぼ一致するさらに QTの延長を加味して観察

Fig 1

Prolonged QT (Hegglin-Holzmann)

and QT-QJI gt+40σ

(15 of 232 Cseas)

旦 1η 15ぅ4 A EHMd HCD 園田盟国E瞳盟問盟問画壇哩盤調盟国 4

1 一てー 畠11

828 lignanNeoplosm十MZlB

He陣取sedse 十 j D VnlvulbT 1yens出 e 国留置 合

E Cor側llTYDiStllSe 422 F ト俊(也Pbtdeitι時 Vi間se副atsJe -2L曲 0

G D toisedse of Kidney B

8H Others 31

Fig2

QT and QJI in 232 Cases

Cコ1-1 1 N -Ibr筒al I C二コ ー地問時1 1 伊良曲 吋l

国国 0叶制叫 QT-QIl F 和由時d IltU 園 ー 加 申d QU

cl 0陪γ叫~ 1 S -5ror相嗣哩 cJ-s加世相宅J

すると前者では 64後者では 51となる

ただし乙のなかには Hegglinの指摘したような

臨症状のないものないしは心不全の兆のないもの

が少数ではあるが含まれるそれゆえ Hegglin

症候を文字どおりのエネ Jレ¥性力学的心不全と

したさいには QTの絶対的延長とともに教室で

健常 77例の心脈管力学的分析からわり Tごした 338

σ という Qll音を短縮限界とした方が より妥当

ではないかと考える(ただしこの限界値比は目

下さらに吟味を加えつつある)かような規約の

もとに調べると Hegglin陽性は 232例中表 5

表 61ζ示す 8例 34にすぎないこのうち 7例

は死亡し 6例は剖検によって心筋にムコイド変

性をみた(20)これらの各例は斎藤教授(23)をはじ

め協研者(35)および病理学教室(36)のかたがた

より報告されており近日教室の松丸らがこれら

をまとめて発表する予定である

aこの項のまとめ

i) 疾患別に 10群にわけで 232例の QTとQll

音の関係を調べた ζのさい Qll音の短縮限界を

350σ とした場合 QT-Qll =十40σ 以上とした場

合とによって Hegglin陽性率は 23685と

ことなるさらに QTの絶対的延長を加えて観察

すると前者は 51後者は 64と陽性率がへ

るしかしなお ζのなかには Hegglinが指摘

した臨床症状または心不全兆候のないものをも

合むそれゆえわれわれは Hegglin症候を文字

どおりのエネノレギー性力学的心不全の兆候とするさ

いには心拍数が 50~120 で QTの絶対的延長と

1 NOTmbl -aLo ともに Qll音が 338σ 以下のものをとった方がよ

K (~a~~n~~ ~~~~_~(J情w時宇耐)1)戸d出町It) 8i畠 り妥当ではないかと考えるかような規約のもとに

しらべると 232例中 8例 34にすぎず ζのう

第 4号 得本 糖尿病およびその他の疾患Kおける Hegglin症候群とくにエネル -1745ーギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

Tab5 くみられる ζ とから今

Cardiovascular Dyamics of 8 Cases with Hegglin Syndrome までしばしば Wuhr-

NoN訓 E悠Di却nosis~~T 鉱努守隠密I~~I~I~ 立なfb易弘 mz 61 Retltuto

2084 111M広 m SaJcomd 35f 十 123 337 lt0018)46 76 120 217 332 33 208G lω13 76

2IMS 64

Myelomd 3Ss 十 135 308 (0069】s4 -13 81 227 276 32 yen131 1158 5 1189 80 m

343ITM f HyperhyroidiSIJJ403 +i26 309 ω118) 66 ~3 63 246 977 91 86B 2379 t 977 100

4INM 36 j MjIOCdrrJJiJthid340 十 116 322 (0025】118 56 172160 141 16 4910S2CO1お 1lI3~I

5ITK 26 m

SBEauncbdtOδeCcOruMitaeiltt5 401 +136 323 (0087) 63 32 ee227 409 39 20893510 1 943 1221

amp-ITM 26 HMuyarptee匂mrtn四aιdnStion-~ + 34 22d 29903凶1 995

自f 117 335 (0031) 76 110 4ao 47

71 18 47 MHyailrigfnean1Stion 375 十 111 鈴0 OJ)49τ8 26 104 226 55) 4ρ 払すSρ m 噌札0UilI

811T 冒4 Hejldtom 412 f

十 113 337 O08~ 12 23 96降41 369 269芝陣 ~且女子l 130 官|

( )αlculdtionbeyond断市mtmnsDefinitionofIheHedrtRdte

Tab6

Blood Chemistry of 8Cases With Hegglin Syndrome

t7例は死亡し剖検しえた 6例の心筋のすべて

にムコイド変性をみた 232例中異蛋白血症お

よび異電解質血症のあったものは 166例 71で

あったなおこの観察範囲内ではとくに一定固

有の疾患群Ir特殊的に Hegglin症候の陽性率が

高いという結果はえられなかった

ii) 剖検しえた EDHIをもっ例にかんするか

ぎりすべて心筋にムコイド変性をみたしかし

本症にかような所見がどんな病徴性をもってあら

われるかについてはなお保留すべき点がある

乙の点病理がわからの教示をますます仰ぎた

い一方生前 EDH1ないしは Hegglin症

候をもたない例にも組織学的1[ムコイド変性の

みられる例もある (20)協研者たちは EDHIが

異電解質血症具蛋白質血症をともなう症患に多

mannのいう心筋症と大

きな重なり合いをもっ ζと

を指摘してきた乙の小文

でも Hegglin症候心筋

症およびムコイド変性

の3者が見かけ上とき

どきおのおの独立して

認められる半面大きな童

なり合いを持つ乙とも明ら

かであるしかもかよう

な場合における Hegglin

症候はただ Hegglinの

定義したもの以外1[氏

のいう Energetischdyna-

mische Herzinsu血zienz

伊sex P協dsm同a I PllJsma PJotein iverFunction

SNBRtamotmoehd伽 Serum

NdII1e Didgnosis AII olθ d1f Gros I Co ICd KlINd1

11M広 61 RsaerticcotmItao- 75 378 213 107m lt4 128 19 amp13Rc1O1~争la6 445 1318

2IMs64 Myelomd 1~1 3364 57 678 68 11 li-4 R28物写1128 474 1435 m

3ITM 34

H炉d伽wJfsm 8A8 578 95 100 172 63 13 li-s R4~6 71ち255 445 1350 f

4INM 36

物的rd)dlh臼 676 457 82 132 23493 12 amp1匂Eamp10究42s6 4帥 1445f

5ITK 26 BESnuadbEEtaHec3Fu5iartdetitち 895 482 85 124 22ρ 89 17 Rl8 R 812311時 ー ーm

6ITM 25 HMuwra習temtgrttneaannstr叩 775 483 dO2ho 119 223 68 19 RI匂事 Vt21 101151400amp2 431年f

711847 MHyoWltsrmensmttow 796 (67 glsquoaa望~8丸Sh 110 1M 98 18 amp1-5amp4 10~旬 i89 1370 m

811154 Hes泊tom 785 321Za2M4a8回β岡~5s2A 88 (-amp B φd 四世 435 防空F

に相当することが多い ζと

を思わせたそれゆえ

Hegglin症候は 比較的

日常の臨床応みとめられる

ことではあるが Hegglin

のいう文字どおりの Ene-

rgetisch-dynamische He~

rzinsuffizienzは比較的

まれに経験されるピけであ

2 力学的心不全とエネ

ルギーl陸力学的心不

全の移りあい

本態性高血圧症および高血圧性心疾患群にお

いて異蛋白血症または異電解質血症のあるな

しによって QIT音と QTの態度1[どのような変

化があらわれるかを調べた図 3の中史民示すよう

It異蛋白血症または異電解質血症をもたない

本態性高血圧症および高血圧性心疾患群におい

では QIT音の延長例は 50を占め尋常例は 39

ζれにたいして異蛋白血症異電解質血症を

もつ群においてはむしろ QIT音の尋常例が 68

とふえ延長例が 24とへり一見図の左の健常

群の分布に似るようになるただし QTの延長例

は左から右にゆくにしたがいいちじるしく増す

また中央の QIT音短縮例の 11のすべては QT

が尋常であったが右の 8のすべては QTが延

長を示した以上本態性高血圧症および高血圧

-1746- 千 葉医 学会 雑誌 第 35巻

Fig 3 zinsu白zienzの8例中 7

QT and QII in 例は死亡し剖検しえた 6

ldquo ε tlnd

例のすべての心筋ICムコNormnl ιH lnd HC1gt HCD

(Wi伽 utJ抑制d叫出回聞い (wi的PysptOtOT1gtyselechul舛 イド変性をみたすでに心

30臼 5CS 36白 ses 25白 ses 筋症と Energetisch-dyna-

mische Herzinsu伍ziezn

は原因いろいろの臨床

検査所見において大きく

重なり合うことをしばし

ばのべてきたそれゆえ

心筋のムコイド変性を含め

た3者は見かげ上とき

民にコ NortmI( ) N_ Nor明白I 1 におのおの独立して認め(350-400tt) I

園田制叫ed ~ Q lI P ---1gt1 られるとはいえ大きな重伽qed~ 町(mL) ShDTtentng J j 5吋nl校ShmrJ

性心疾患において異蛋白血症または異電解質

血症が加わると QIT音のもっとも多く占める群

は延長群からふた〉び尋常群に移る事実

Dynamische Herzinsuffizienzをもっ 12例の本態

性高血圧症に Chlorothiazide または Hydro圃

chlorothiazideを使用し電解質代謝に異常をみ

たさい(17)(27九一過性にせよ Hegglin症候のあら

われたものが 5例もあった

D この章の者案およびまとめ

われわれは観察対象 232例を疾患別H 10群

応分けて QTとQIT音の態度を調べ Hegglin症

候の出現を調べた

1 QII音の短縮限界を 350σ とした場合 QT-

QII=+40σ 以上とした場合とによって Hegglin

陽性率は 23685とことなるさらに QTの

絶対的延長を加えて観察すると前者は 51後

者は 64と陽性率がへるしかしなお ζ の

なかには Hegglinが指摘した臨床症状または

心不全兆候のないものをも含むそれゆえわたく

しは Hegglin症候を文字どおりのエネルギー性力

学的心不全 (EDH1)とするさいには QTの絶

体的延長とともに QII音が 338σ 以下のものをと

った方がより妥当ではないかと考えるかような

規約のもとに調べると 232例中 8例すなわち

34にすぎなかった

2 この観察範囲ではとくに一定の固有な疾

症候の陽性率がとくに高いといHegglin乙l患群

う結果はえられなかった

3 1でのべた Energetisch圃 dynamischeHer-

なり合いをもっと信じる

4 異蛋白血症または

異電解質血症をもたない本態性高血圧症および

高血圧性心疾患群においては QII音の延長例が

50尋常例が 39を占める乙れにたいしても

つ群においてはむしろ QII音の尋常例が 68

とふえ延長例が 24とへり一見健常群の分

布と似るようになる QTの延長例は健常群異

蛋白血症または異電解質血症をもたない本態性

高血圧症および高血圧性心疾患群異蛋白血症

または異電解質血症をもっ本態性高血圧症およ

び高血圧性心疾患群の順に増加する

5 力学的心不全r合併症その他によってc

いちじるしい電解質異常が加わったさいには

Energetisch-dynamische Herzinsuffizienz Iζ もな

りうることを知った

章 II 糖尿病における Hegglin症候群について

A は しがき

わたくしは乙の章で糖尿病における Hegglin

症候群について観察しかつ Hegglin症候群を示

す例の心末梢脈管力学的分析空腹時血糖躍

患期間血紫蛋白分劃および血清電解質などに

ついて述べる

B 観察対象

被検者は千葉大学医学部第二内科に入院した糖

尿病患者を主体として過去2年聞にわたりとの

目的のために追究しえた 18例で症状の変化治療

の経過にしたがって計 41聞の検査を行った観

察例数の比較的少数な理由は以上の諸検査がい

つもほぼ同時点におこなわれなければ有意義

得本 糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とく 1(エネル第 4号 ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについで

-1747-

な数値がえられないゆえ ζの条件l乙欠けた例は

惜みなく捨てたからである乙れらの諸検査は

協研者の没我的な援助のもとにのみ可能であった

C 観察方法

心力学的分析と末梢脈管力学的分析を厳密な意

味で同時に測定し血糖血清電解質血紫蛋白分

劃などの諸検査もできるだけ同時点K近いところ

でおとなった

1) 心末梢脈管力学的分析はは Blumberger-

Holldack(9)法ならびに Wezlerの新法を用いた

動学会の規定する Tiselh胞の装置を用い Veronal

緩衝液を使った

3) 血糖の測定は Hagedron-Jensenの法で測

り主として肘正中静脈血を使った

なお乙の論文中応用いた糖尿病の重症度は昭

和 33年第 1回糖尿病研究会の席上で東京女子医大

中山光重教授東京大学医学部葛谷講師らによって

示された基準を考慮し表7の分類法にしたがった

Tab7

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(11)乙のさい血圧の測定にはしばしば Elect-

romanometer (Sanborn)を用いまた上行大

動脈断面積の測定には平面キモグラフィーを使っ

た乙れらの方法論については章 IIとおいて述べ

2) 血清 NaKは Beckmann火焔比色計で測

ったまた血疑蛋白分劃の測定には日本電気泳

Tab8

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153 40 ly I221 I (ー〉

-1748ー 千葉医学雑会誌 第35巻

血糖値は空腹時血糖を測定し 1日の尿糖は 1

日の必要カロリー(体重 1kg IL対して 30--35cal

含水炭素200gから 250g)を与えた場合の尿糖量

を使用した必要インシュリン量は上記の制限食

でコントロールするに必要なインシュリン量である

(表7)

D 観察成績

1) 擢患期間

糖尿病の発病より被検時までの推定擢患期間は

1年までのものが 4例 1年から 5年までのもの 11

例 5年以上のもの 3例であった(表的

2) 合併症

18例の糖尿病患者の中高血圧症を合併するもの

5例腎合併症限合併症各2例結核症エソ

各 1例で合併症のないものは 10例であった(表

8)

3) 重症度

前述しに分類法K従い臨床症状を考慮して分類

すると軽症(lstDegree) 3例中等症 (2nd

Degree) 12例重症 (3rdDegree) 3例であった

(表的

Tab9

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4) 血撲蛋白分劃

われわれの観察した 18例の糖尿病患者では異

蛋白血症を示すものは 12例で尋常範囲にあるも

のは 6例であったまたこれらの心末梢脈管

力学的分析を異蛋白血症を示すものと尋常範囲

にあるものとに大別して観察すると心力学的数値

-Cは異蛋白血症 12例中 8例が圧反応(1)(9)(28)で

4例が尋常反応であり容量反応は 1例もなかった

末梢脈管力学的数値では低血圧性調節〈加のもの

に尋常型が 1例尋常血圧性調節K緊張充進型

ω(28)が6例高血圧性調節(33)KE型が 1例 W

+E型が 4例みとめられた乙れは血緊蛋白分劃

値が尋常範囲とあるもの〉心末梢脈管力学的分析

にほぼ一致するが末梢脈管力学的数値で高血圧

性調節を示すものに異蛋白血症は W+E型が

Tab 10

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多く尋常範囲にあるものでは M型が 1例で W

型 E型 W+E型は 1例もなかった(表 10)血

紫蛋白分劃値と QTQlIの関係をみると血疑蛋

白分劃値が尋常範囲にあるものでは Hegglin-Hol-

zmannの式で延長短縮ともに 1例もなく

Bazettの式では延長2例短縮 1例がみとめら

れたまた異蛋白血症のあるものでは Hegglin

Holzmannの式で6例 Bazettの式で 7例がみと

められた QlI音の短縮は 1例もない(表 11)

5) 血清電解質

血清 Naでは低 Na血症が 3例高 Na血症は

1例もなかったまた血清Kでは低K血症は 1

例もなく高K血症が 3例にみられたがいずれも

軽度であった(表 12)

Tab 11

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Tab 12

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13

6) 空腹時血糖

空腹時血糖は 41回の検査で 120 mgdl以下の

もの 2回 121から 200mgjdlまで 20回 201から

300mgjdlまで 15回 301 mgjdl以上4回であっ

得本 糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とくにェネル ー1749ー第 4号ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

Tab 13 Tab 15

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Hegglin仰によれば QT時間の延長は心筋収

縮における代謝過程の遅延を意味するがわたくし

の観察した例では 41回の検査の中で Hegglin

-Hol布lannの式で 12回 Bazettの式で 18回が延

長を示し短縮は Hegglin-Holzmannの式では

1例もなく Bazettの式では 3例にみとめられ

ア」

7) QT時聞について

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8) QJI音について

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a QJI音の短縮

41回の検査では 338σ 以下は短縮しているもの

は 1例もなかったしかし QT-QlIが 20σ 以上

に短縮しているものは 2~Uacuteあった

b QTcQllcの観察

QT-Qllを心拍数で較正した Wuhrmannの式

た QT時間と心末梢脈管力学的分析の関係はQTc-Q lI c が

表 141乙示した

a 重症度によって観察した治療前後の QTの

変化

重症例では治療前rcHegglin-Holzmannの式

Tab 14

Wuhr以上のものすなわち0~04 -

mann陽性のものは 3例あったこれらの心末梢

脈管力学的分析では明Tuhrmann陽性の 3例も

QT-QlIが 20σ 以上の 2例もともに心力学的

分析では尋常反応を示し末梢脈管力学的分析で

は低血圧性調節は 1例もなく尋常血圧性調節を

示すものでは緊張先進型が Wuhrmann陽性の

ものに 2 例あり尋常型が 1 例あった QT~Qll がIcr)砧伊町mo岨0]lSCllla t H陥忽K) 1 阿旬同日f仰向酬が伽曲肘lil

F~I~ヤi刊一 I A IN Ie IA IN IEI門 Iwllilb 20σ 以上のものでは緊張允進型尋常型が各 1例

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一一寸由主-1 0 1 0 1 ~ 10101010101010101010 c 重症度によって観察した治療前後の QII音

yciac Duna畑iCsl(a

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立話工iE いい 1011010101101010い Qll音lr異常のあるものは重症軽症といじ SI1m Is I円 I6 j0131 151 5121 l 12 1

ヰ I 12 I 1宮 1例もなかった治療前後の QlI音の変化を比較

すると QT臥 Qllが 20σ 以上であった 1例は弓宅変

で QTが延長していた 1例が治療後Fig4

には 2例となり Bazettの式では治

療前の 1例が治療後には 3例となりか G)f(H明 伽Hot軍剛附〉 QT (1Ba冒flt)

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えって増している中等症では 4例の

ものが 3例1( 8例のものが 5例にい

ずれも治療後に減っている軽症例で

は不変であった(表 15)

b QTと空腹時血糖値の関係

空腹時血糖値200mgdlまでのもの

で HeggIin-HoIzmannの式 lとより

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圃回参事4肺 4臼相γ圃陣令官lDOd~ular延長を示したものが 7例 200mgjdl以

-1750ー 千葉医学会雑誌 第35巻

Tab 16 りまた QTおよび QTIを心拍数

(a1did0可恥ami巴も lsquoIasc比 laT Dfnamoιs

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すなわ〉31式〈Wuhrmannで較正した

ち QTc-QIIcが 004以上のものは

中等症群の治療前lζ1回治療後に 2回

計 3回あった乙〉では 乙れらの症例

をあげまた参考例として precoma

の状態で入院した重症の糖尿病 1例をあ

げて諸種の検査成績を検討じた

例 1 O T 51才の男性口渇全身

Tab 17 の倦怠感を主訴として昭和 32年 10月入院した

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入院時の空腹時血糖値は 129mgdlで食後 2時

間の血糖値は 268mgdlであった Staub効果は

陰性で 1日の尿糖は 50--80gアセトンは(ー)

であった

例 2 K R 48才の女性ゃく 2年程前から口

渇多飲lと気づいていたが治療を受けたことはな

い昭和田年 10月K入院したがその前後よりであり QTc-QTIcが 004以上の 1例は治療後

には 2例となり かえって増加している(表 17)

なお以上 41回の検査の心末梢脈管力学的数

値を一括して表 181乙示した

Tab 18

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口渇多飲多尿が急lζ増して 1日の尿量は平

均 2500ccであった入院時の空腹時血糖値は 188

mgjdl食後 2時間では 362mgdl体重は標準

体重にたいして +1で 1日の尿糖は 70g前後

Staub効果は陰性であった尿中アセトンは(ー)

でインシュリン1O~4単位 D 8603--2gの治

療で軽快退院した

年前から口渇1才の女性ゃく40103例

多尿があり入院前 1カ月ごろから多食するにも

かかわらず体重がいちじるしく減少した昭和 32

年 11月入院時の空腹時血糖値は 221 mgjdl食

後 2時間では 372mgdlであった体重は標準

体重にたいして -15制限食による 1日の尿糖は

100 ~ 150gで Staub効果陰性尿中アセトン

(一)インシュリン 20単位 D8603--2gメゾ

キサン 09--15gの治療によって軽快退院した

例 4 NM51才の女性昭和 17年糖尿病の

診断のもとにゃく 5カ月間インシュリン治療を

受けたことがある昭和 32年 11月全身の倦怠感

を主訴としてわたくしの内科K入院しゃく 1カ

月間インシュリン D860メゾキサンによる f台

療を受け一時軽快退院したその後自宅で食餌

療法を続けていたが昭和 33年 1月ふたたび全

E QTQIIが 20σ 以上のものならびに QTc 身の倦怠感が増強し目まい幅吐意識障害を生

QIIcが 004以上を示したもの L症例およ じて入院した入院時血圧は 112--56静脈圧は

ぴ検査成績の検討 35mm (H20)空腹時血糖値 363mgdl尿量 440

QTI音が QT時間より 20σ 以上短縮していた CC尿糖 1日10g尿中のアセトンは(十〉で呼

ものは中等症群の治療前iLl回治療後に 1回あ 気にアセトン臭があり昏睡前期の状態であった

第 4号 得本糖尿病およびyenその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネ Jレー1751-勺 ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

入院後ただちにインシュリンの静注インシュ

リシの皮下注射 リンゲル氏液 5ブドー糖液

心剤などの治療をお乙なったが死亡した

1 上記4例の重症度擢患期間血糖値基

礎代謝率 QTQTIおよび QTc-QTIc K

ついて

重症度は例4を除くとすべて中等症で

QTQTI K異常がない例4だけが重症であった

擢患期間は例4を除くとすべてが 5年以下で

例4だけ擢患期間が 15年であった基礎代謝率

はいずれも尋常値であるまた QT-QJIが 20

σ以上あるものは例2と例 3の治療前lとみられ

とれらの QTについてみると HegglinHolzmann

の式による QTの延長は 1例もなかった QTc

QTIc についてみると例4の昏睡前期状態におけ

る例でも Wuhrmannは陰性であった(表 19)

Tab 19

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2 血色素赤血球数血沈肝機能血媛蛋白

分劃およびf也清電解質について

血液相をみると貧血は例41rまた血球沈降

速度の促進は例4例2にみられるほかは ほぼ

尋常であり肝機能にも重大な障害はなかった血

Tab 20

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内SE NeIK 同地

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事7ヰsl

疑蛋白分劃では例4が軽度の異蛋白血症を示す

ほかは傾向的に低 Albumin血症軽度の高

r-Globulin血症がある程度でいちじるしい異蛋

白血症はない血清電解質では Kが尋常値また

は尋常値の上界をわずかに ζ えている程度で

Naはいずれの例でも尋常値であった血清 Na

Kは大量のインシュリンを用いた例 4でも尋常

であった ζれらの数値は表 20R示した

3 各重症度における治療前後のQT-QIIお

よび QTc-QTIcの変化

QT-QJIQTcQTIc Ir異常のあるものはすべ

て中等症群lζみられ QT-QTIが 20σ 以上のも

のは治療前に 1回治療後K1回 QTc-QTIcが

004以上あるものは治療前K1回治療後K2回

あった

4 心拍数血圧および心末梢脈管力学的

数値

心力学的分析では心拍数は例4を除くほかは

すべて尋常範囲lとあり変形期 UFZは 例 2で尋

常の上界例3の治療後では 99σ で勾尋常より延

長しているしかし乙れらの昇圧期 DAZはや

や短縮ないし尋常範間にあった緊脹期 ASZは

例3の治療後だけが尋常の上界をわずかにこえて

いるほかすべてが尋常値であり駆出期 ATZは

尋常の上界に近いものが多L末梢脈管力学的数値

では例3の治療後および例4を除くとほか

性血圧調節すなわちldquo Normotensive Regula~

tion である全末梢流血抵抗 W容積弾性率wは例 1を除けば尋常またはそれに近い ζ

れらの心末梢脈管力学的数値をまとめると例

1は低送血量性で Vmがすくないが W およ

び Eの増しによって血圧値が尋常に維持され

ているこれは緊張先進型血圧調節

ldquoAnspannumgs RegUlationであり

心力学的数値は尋常である例2は尋

常性血圧調節で UFZの増し DAZの

へりから心への流れ込みの増しが考え

られる例3の治療前は例 1と同じく

血圧は尋常で心力学的数値も尋常であ

るゆえ Vmのへりは心拍数のすくな

いためと考えられるまたこの例の治

療後は低血圧症で緊張低下型の血圧

調節を思わせるがほぼ尋常血圧におけ

る循環調節にあり DAZが治療前よ

-1752ー 千 葉 医 点f A寸こ A

社仙雑 第 35巻

りいちじるしく短縮し ATZUFZがのびまた

Vmがましている ζとから心への流れ ζみが増し

たためと思はれる例4の糖尿病昏陸前期の症例で

は血圧が低く Vsはすくなく DAZは増し

ATZは短くなる傾向にあるしかし乙の例では

Hegglinの定義すなわち QII音の短縮はなく

Wuhrmann処理(31)Irよっても病的とは認められ

なかった ζれらの心末梢脈管力学的数値を表

211r示した

Tab 21

Car rD司M lVdwes of the patientyenU (111鵠cuLa 耐 caWith ~thol叫iC QT~ -Qllc

ない

4 肝機能には重大な障害がなく異蛋白血症

異電解質血症を示す例はわたくしの観察したもの

には 1例もなかった

5 基礎代謝率はすべて尋常であった

6 QTQIIQTc-QIIc 1[異常のある例の心力

学的分析では尋常反応が多く圧反応の傾向を示

7 末梢脈管力学的分析では尋常血圧性調節に

近いが Wuhrmann陽性のものに緊張先進型が

2例あった

8 QT-QIIが 20σ 以上のもの 2例はいず

れも QTの延長を示さず臨床症状からみても

PR 8~P UFl DA宣 2AT寄 Vs IIrn 唱a E

01 NA自問e 60

-眼z36 CC ~n ~4τ1n手-

IIOT 620 2gt 61 ヨヨ 102 吉26 61 382 20喜~6q

21 KR 615- 守E 25 qι ヨ11 可時 501 q~lsquoヰ S官61へ 61

0晶 5q ヨ1 116 lq5 qョ 3611115 16官101脳50守-60 ヨ qlJ

oUt 566-IB qq 18 -守 ヨ18 可q 持軍 1212 宮古2

嶋略叫川lN 門川|竃6ベ16作| 刷 卜何叶|ト一一一一卜イト斗日吋-ベイi t川 ~J医 3 2i吋-hellip斗一斗ト主創帥

Hegglinの Energetisch-dynamischeHerzinsuf-

fizienz lL記載された所見と一致しなかったそれ

ゆえ異電解質血症および異蛋白血症ないし

肝比重大な障害をもたない糖尿病に Hegglin症候

群のあった ζ とから糖尿病における心筋代謝の異

常そのものが Hegglin症候群のー園児なりうる

かもしれない乙とを示したただしかような意図

でえらんだ糖尿病患者ゆえ 1例の昏睡前期にある

例を除けば中等度までの症例にとどまったした

F この章の者案およびまとめ

わたくしは過去2年聞にわたって糖尿病性

Hegg1in症候の有無Kついて観察した観察の対象

となった糖尿病患者は18例で計 41回の心末梢

脈管力学的分析を行い同時的t血糖血清 Nar

K血祭蛋白分劃肝機能基礎代謝などの検査を

行った心力学的分析には Blumberger-Holldack

法末梢脈管力学的分析には Wezlerの新法を用

い血清 NaKの測定lζは焔光比色計を用いた

QII音が QTより 20σ 以上短縮しているものは

中等症群1[2回また Wuhrmann式で QTc-

QTIcが +004以上のものは中等症群l乙3回あ

った ζれらの例および参考例として昏睡前

期の状態で入院した重症の糖尿病患者 1例をあげ

心末梢脈管力学的分析およびそれらの患者の

諸代謝状態を検討した

1 ζれらの患者の推定羅患年数は 1ないし

5年であった

bull 2 空腹時血糖は昏睡前期の例以外では 129

ないし 221 mgdlであり重症度は precomaの

例のほかはすべて中等症であった

3 貧血血球沈降速度の促進は precomaの

例でみられたがその他の例ではほとんど異常が

がって ζ 乙には Hegglinのいう Energetisch

Dynamische Herzinsu伍zienzの典型的なものが

なかったのは当然と思われる

今全編のむすび

観察対象 232例を疾患別1[ 10群 lζ分けて

QTと QII音の態度を調べ Hegglin症候の出現

lsquo 率を調べた

1 QII音の短縮限界を 350σ とした場合の He-

gglin症候群の出現率は 236で QT-QIIgt40σ

とした場合の Hegglin陽性率は 85であった

さらに QTの絶対的延長を加えて観察すると前

者は 51後者は 64と陽性率が減ったし

かしなおこのなかには Hegglinが指摘した臨

床症状または心不全兆候のないものをも含んでい

るそれゆえわたくしは Hegglin症候を文字ど

おりのエネルギー性力学的心不全 (EDHI)と

するさいには QTの絶対的延長とともに QII音

が 338σ 以下のものをとった方がより妥当ではな

いかと考えるかような規約のもとに調べると

Energetisch-dynamische Herginsuffizienzをもっ

Hegglin症候群は 232例中 8例 34にすぎな

かった

第 4号 得本糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネルー1753ーギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり台いについて

2 ζの観察範囲内ではとくに一定の固有な

疾患群1(Hegglin症候の陽性率が高いという結果

はえられなかった

3 Energetisch DynamischeHerzinsu伍zienz

の8例中 7例は死亡し剖検しえた 6例のすべ

ての心筋Kムコイド変性をみたすでに協研者

が 心筋症 (Wuhrmann) と Energetisch-dyna-

mische Herginsu伍zienzCHegglin)が原因い

ろいろの臨床検査所見において大きく重なり合

うζとを くりかえしのべているように ζれらの

ものは見かけ上ときにおのおの独立して認め

られるとはいえ大きな重なり合いをもっと考える

4 異蛋白血症または異電解質血症をもたな

い本態性高血圧症および高血圧性心疾患群lとお

いては QII音の延長例が 50尋常例が 39で

異蛋白血症または異電解質血症をもっ群ではむ

しろ QII音の尋常例が 68とふえ延長例が 24

とへり一見健常群の分布と似るようになる

QTの延長例は健常群異蛋白血症または異電

解質血症をもたない本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群 もつ本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群の順応増加する

5 力学的心不全に合併症その他によって

いちじるしい電解質異常が加わったさいには ED

HIにもなりうることを知った

6 異電解質血症異蛋白血症または重大な

肝の機能障害をもたない 18例の糖尿病患者につい

て心末梢脈管力学的分析を Blummb恥 培ge訂r立 er

lda 羽Tezler法の当教室変法でお ζ舵ck法およぴぴ

なった QII音が QTより 20σ 以上短縮している

ものは中等症群に 2回また QTcQIIcが 004

以上のものは中等症群に 3回あった ζれらの例

および昏睡前期の状態の重症の糖尿病患者 l例

をあげ くわしく観察成績を検討した末梢脈管

力学的分析では緊張先進型血圧調節 (Duesberg

u Schroeder)心力学的分析では圧反応 (Blum-

berger)を示すものが傾向的に多いまた異電

解質血症異蛋白血症ないし肝に重大な障害を

もたない糖尿病患者leHegglin症候群のあったこ

とから糖尿病托おける心筋代謝の異常そのものが

Hegglin症候群の一因になりうることを示した

この論文の章 1の要旨は昭和 34年4月日

本循環器病学会総会において稲垣義明木下

安弘橘正敏松崎昭相磯敬明らとともに

報告し章 2の要旨は昭和 33年5月第31

回日本内分泌学会総会において報告した

なお本研究の一部は昭和 33年度文部

省科学研究費によったことを附記する

稿を終る lζ臨み病理組織学について御懇

切な御教示を下さいました本学病理学滝沢

延次郎教授および病理学教室各位にたいし

厚く御礼申上げますまた終始御懇篤な御

指導と厳正な御校閲を賜りました恩師斎藤

十六教授l乙たいし衷心より御礼申上げます

なお第こ内科教室協研者各位lζ対し感謝の意

を表します

交 献

1Verh dtsch Ges KreisKBlumberger1)

forsch161211950

2) DuesbergRuSchroederH Pathophy~

siologie uKlinik der Kol1 apszt]st詰nde

Leipzig1944

3) EinfueiIchJKlepzigH amp Reindell

H Arch KreisIforsch241771956

4) HegglinR Die Klin Energ dynam

HerzinsuffS KBasel1947

5) HegglinR Schweiz Med Wschr83

11031953

6) Hegglin R Fortschritt der Kardiologie

Basel1953s 129 u 247

7) HolzmannM Analyse des u Wel1en

Dtsch Verhandl fur Kreislau百orschg

1195

8) HolldackK Dtsch Arch Klin Med

19871 1951

9)長谷川E博 千葉医会誌35840 (昭 34)

10)稲垣義明木下安弘橘正敏柏崎 昭相

磯敬明得本真義 日循学誌 23475C昭34)

11)稲垣義明 日内誌 451161(昭 33)

12) JaegerM BorterW Arch Kreisl

forsch273051957

13)木下安弘桑山八郎三好 陪大御恒久稲

垣義明 日内誌 461191(昭 32)

14)木下安弘三好結高橋懇桑山八郎大

御恒久稲垣義明 日内誌 461401(昭33)

15)木下安弘 千葉医学会誌 3492 (昭 33)

16)木下安弘三好陪高橋懇桑山八郎大

-1754ー 千葉医学会雑誌 第 35巻

御恒久稲垣義明米本昭彦遠藤博中村

精男 日内誌 461467(昭 33)

17)木川田隆一 千葉学会誌昭 34年 11月印

刷中

18)加藤守也 千葉医会誌 35881(昭 34)

19)松本龍二 千葉医会誌 34636(昭 34)

20) 23)のデーターは協研者松丸信太郎その他

が本誌に近日発表の予定

21)浪川素千葉医会誌 34163(昭 33)

22)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富

井信明中村精男徳政義和木下安弘橘

正敏浪川棄高橋懇桑山八郎三好

暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野

清四郎 日内誌 47452(昭 33)

23)斎藤十六渡辺昌平松本欝ニ遠藤博宮

内法城橋瓜藤光〈病理) 11回日循関東地方

会 (昭 3212)

24)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正融浪川 棄松本簡ニ梅沢英正 日本

臨床 161071 (昭 33)

25)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 正敏浪

川嚢臨床の日本 4453(昭 33)

26)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正敏浪川 棄森山典男小野清四郎宇佐

見暢久申村仁 第 56回日内総会(昭 34

4)

27)斎藤十六 日本の医学〈第 15回日本医学会総

会記録)IV613(昭 34)

28)佐瀬富士夫千葉医会誌 34677 (昭33)

29)橘正敏 千葉医会誌 34130 (昭 33)

30)高橋懇千葉医会誌 34615 (昭 33)

31) WuhrmannF Die MyokardoseBasel

1956

32) Z u DeliusL et al DtschArch Klin

Med199541952

33) WezlerK u BogerA Erg Physiol

412921939

Page 2: AaCィムC サフシフセウノィッ Hegglin ヌQCopac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900111962/KJ00005667549.pdfQII Q第2ケヤ (Q-2nd Sound interval) UFZ Sマ`(g Umformungszeit ") Vm

第 4号 得本糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群 ιくにエネル ー1743~キー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

いてはすでに協研者がいくつかの論文民発表し

ている(15)く29)(9)(30)

QJI音時間の短縮にかんする判定 a)教室の高

橋(仰が健常 77例におこなった推計学的数値をも

とにして心拍数が 50~120 でかりに 350~400

σをQll音の尋常範囲とした場合 b)高橋の成績

と Hed王~lBlumberger (32)式 Hegglin (1953)

Holldack(自l Reindell(3)および Jaeger(12) らの

成績を参照して心拍数が同様に 50 ~ 120で

Qll音時聞が 338σ(σ=1000つ以下のものをか

りに絶体的短縮とした場合の 2通りについて吟味し

たまた ]aeger にしたカfい QT-Qll=+40σ

を境にして各群における QTとQJI音の解離する

態度をも調べた Wuhrmannは氏の定義した Q

Tc-QEToncの適用を心拍数 50--90と定め

ているそれゆえ教室では Wuhrmannの式を

用いるときには論点を均一にするためまず乙

の定義にしたがった

2 心電曲線の分析

QT時間の異常を Hegglin-Holzmann式およ

び Bazett式によって定めたまた標準肢誘導

を同時に撮影してとった心電曲線から前額面投影平

均 Vectorならびに Ventricular Gradientを測

った (21) QTの測定をふつう教室では第E誘0

導曲線でおこなっているそのさいとくにU波 (27)

に注意し疑わしいときには 12誘導中の 1つの胸

誘導ふつう V3を参考Kしこさらにまぎらわ

しいさいには第E誘導 aVFおよび V2V4で

調べQaTあるいは Q-aUをくらべたかよう

な方法によっても計測ができない場合にはその例

を採用しなかったく730

3 血液化学

Tiselius電気泳動法 (Veronal緩衝液)1乙よって

血摂蛋白分劃を Beckmann火焔比色計法にょっ

て血清尿電解質をそれぞれ測定したまた

蛋白不安定性試験 (CoCdGros)および血球

沈降速度を Westergren法によっておこなった

4 組織標本

心筋の標本はパラフィ包埋でつくりヘマトキシ

リンエオジン重染色ワンギーソン染色マロ

リー染色 PAS染色クレシールエヒトピオレツ ト染色同時にズダンE染色をほどこしたo 漂本の

作成にあたってはいつも本学病理学教室各位の

御好意をいただいた

C 結 果

1 疾患別にみた QTとQII音の態度

観察対象は表 11ζ示す 10群計 232例で乙のう

ち A群から H群までは観察時点において異蛋

白血症または異電解質血症をもち 1群と A群

はそれらをもたない

Tab 1

A Essent Hypertension amp H C D 25 (with Dysprot or Dyselectrolyt)

B Malignant Neoplasm 28 H

C Hepatie Disease 3 11

D Valvular Disease 29 11

E Coronary Disease 12 H

F Metabolic Disease (Diabetes mell) ) 20

G Disease of Kidney 18 11

H Others 31 H

1 Normal 30

A Essent Hypertension amp H C D 36 (wlthout Dysprot or Dyselectrolyt)

Total 232

表 2は異蛋白血症または異電解質血症をもっ本

態性高圧症 および 高血圧性心疾患 計 25例

の QT-QII音と QTの関係を示す QT-QII音が

十40σ 以上のものは 4例 16でこのものはす

べてQTの延長をみた表 3は28例の Hepatom

Tab2

A Essential Hypertension and Hypertensive

Cardac Disease (with Dysproteinemia or

Dyselectrolytemia) 25 Cases

QT-QII m~mal rShorteni時

over + 40σ +40σ~O

Tab3

B Malignant Ne9Plasm 28Cases

(with Dysproteinemia or Dyselectrolytemia)

QTI ~_~1~_~~ 1 1 寸Q下 QE lprolonge引normal Ishorteniug

over + 40σ +40σ~O

1 (35)

-1744ー 千葉医 学会 雑誌 第 35巻

Tab4

Normal 30Cases 1

(without Dysproteinemia or

Dyselectrolytemia)

QlI QTI prω叫 normal shortening

0prolonged

riormal (350--400σ〉

shortening

(3

1 3)

を含めた悪性腫蕩群で +40σ 以上を示したものは

4例 ζのうち 3例 107に QTの延長をみ

た表4は対象とした 30例の健常群で +40σ 以

上のものはなく 24例 80はQT-QlI音が(ー〉

であった同様な方法で各疾患群を調べたさい

QTQII音が +40σ 以上でしかも QTの延長し

たものは図 1のように 232例中 15例であったο

かような方法で Hegglin症候群の出現を調べたと

乙ろこの観察の範囲内では固有の疾患群~[とく

にいちじるしくあらわれると結論しえなかったそ

こで疾患を度外視して各因子の組合せ分布を調

べた図 2の向って左は QT-QlI音と QTの関係

を右は QlI音絶対値の尋常範囲を 350--400σ と

したさいの QlI音と QTの関係を示す後者では

Qll音の短縮が QTの長短を度外視すると 236

に陽性となる乙れはたいして QT-QII音すな

わち Discrepanz(12)をみてゆくさいには +40σ

以上のものは QTの長短を度外視しでも 85を

示すすにぎない ζの値は Jaeger(12)の成績と

ほぼ一致するさらに QTの延長を加味して観察

Fig 1

Prolonged QT (Hegglin-Holzmann)

and QT-QJI gt+40σ

(15 of 232 Cseas)

旦 1η 15ぅ4 A EHMd HCD 園田盟国E瞳盟問盟問画壇哩盤調盟国 4

1 一てー 畠11

828 lignanNeoplosm十MZlB

He陣取sedse 十 j D VnlvulbT 1yens出 e 国留置 合

E Cor側llTYDiStllSe 422 F ト俊(也Pbtdeitι時 Vi間se副atsJe -2L曲 0

G D toisedse of Kidney B

8H Others 31

Fig2

QT and QJI in 232 Cases

Cコ1-1 1 N -Ibr筒al I C二コ ー地問時1 1 伊良曲 吋l

国国 0叶制叫 QT-QIl F 和由時d IltU 園 ー 加 申d QU

cl 0陪γ叫~ 1 S -5ror相嗣哩 cJ-s加世相宅J

すると前者では 64後者では 51となる

ただし乙のなかには Hegglinの指摘したような

臨症状のないものないしは心不全の兆のないもの

が少数ではあるが含まれるそれゆえ Hegglin

症候を文字どおりのエネ Jレ¥性力学的心不全と

したさいには QTの絶対的延長とともに教室で

健常 77例の心脈管力学的分析からわり Tごした 338

σ という Qll音を短縮限界とした方が より妥当

ではないかと考える(ただしこの限界値比は目

下さらに吟味を加えつつある)かような規約の

もとに調べると Hegglin陽性は 232例中表 5

表 61ζ示す 8例 34にすぎないこのうち 7例

は死亡し 6例は剖検によって心筋にムコイド変

性をみた(20)これらの各例は斎藤教授(23)をはじ

め協研者(35)および病理学教室(36)のかたがた

より報告されており近日教室の松丸らがこれら

をまとめて発表する予定である

aこの項のまとめ

i) 疾患別に 10群にわけで 232例の QTとQll

音の関係を調べた ζのさい Qll音の短縮限界を

350σ とした場合 QT-Qll =十40σ 以上とした場

合とによって Hegglin陽性率は 23685と

ことなるさらに QTの絶対的延長を加えて観察

すると前者は 51後者は 64と陽性率がへ

るしかしなお ζのなかには Hegglinが指摘

した臨床症状または心不全兆候のないものをも

合むそれゆえわれわれは Hegglin症候を文字

どおりのエネノレギー性力学的心不全の兆候とするさ

いには心拍数が 50~120 で QTの絶対的延長と

1 NOTmbl -aLo ともに Qll音が 338σ 以下のものをとった方がよ

K (~a~~n~~ ~~~~_~(J情w時宇耐)1)戸d出町It) 8i畠 り妥当ではないかと考えるかような規約のもとに

しらべると 232例中 8例 34にすぎず ζのう

第 4号 得本 糖尿病およびその他の疾患Kおける Hegglin症候群とくにエネル -1745ーギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

Tab5 くみられる ζ とから今

Cardiovascular Dyamics of 8 Cases with Hegglin Syndrome までしばしば Wuhr-

NoN訓 E悠Di却nosis~~T 鉱努守隠密I~~I~I~ 立なfb易弘 mz 61 Retltuto

2084 111M広 m SaJcomd 35f 十 123 337 lt0018)46 76 120 217 332 33 208G lω13 76

2IMS 64

Myelomd 3Ss 十 135 308 (0069】s4 -13 81 227 276 32 yen131 1158 5 1189 80 m

343ITM f HyperhyroidiSIJJ403 +i26 309 ω118) 66 ~3 63 246 977 91 86B 2379 t 977 100

4INM 36 j MjIOCdrrJJiJthid340 十 116 322 (0025】118 56 172160 141 16 4910S2CO1お 1lI3~I

5ITK 26 m

SBEauncbdtOδeCcOruMitaeiltt5 401 +136 323 (0087) 63 32 ee227 409 39 20893510 1 943 1221

amp-ITM 26 HMuyarptee匂mrtn四aιdnStion-~ + 34 22d 29903凶1 995

自f 117 335 (0031) 76 110 4ao 47

71 18 47 MHyailrigfnean1Stion 375 十 111 鈴0 OJ)49τ8 26 104 226 55) 4ρ 払すSρ m 噌札0UilI

811T 冒4 Hejldtom 412 f

十 113 337 O08~ 12 23 96降41 369 269芝陣 ~且女子l 130 官|

( )αlculdtionbeyond断市mtmnsDefinitionofIheHedrtRdte

Tab6

Blood Chemistry of 8Cases With Hegglin Syndrome

t7例は死亡し剖検しえた 6例の心筋のすべて

にムコイド変性をみた 232例中異蛋白血症お

よび異電解質血症のあったものは 166例 71で

あったなおこの観察範囲内ではとくに一定固

有の疾患群Ir特殊的に Hegglin症候の陽性率が

高いという結果はえられなかった

ii) 剖検しえた EDHIをもっ例にかんするか

ぎりすべて心筋にムコイド変性をみたしかし

本症にかような所見がどんな病徴性をもってあら

われるかについてはなお保留すべき点がある

乙の点病理がわからの教示をますます仰ぎた

い一方生前 EDH1ないしは Hegglin症

候をもたない例にも組織学的1[ムコイド変性の

みられる例もある (20)協研者たちは EDHIが

異電解質血症具蛋白質血症をともなう症患に多

mannのいう心筋症と大

きな重なり合いをもっ ζと

を指摘してきた乙の小文

でも Hegglin症候心筋

症およびムコイド変性

の3者が見かけ上とき

どきおのおの独立して

認められる半面大きな童

なり合いを持つ乙とも明ら

かであるしかもかよう

な場合における Hegglin

症候はただ Hegglinの

定義したもの以外1[氏

のいう Energetischdyna-

mische Herzinsu血zienz

伊sex P協dsm同a I PllJsma PJotein iverFunction

SNBRtamotmoehd伽 Serum

NdII1e Didgnosis AII olθ d1f Gros I Co ICd KlINd1

11M広 61 RsaerticcotmItao- 75 378 213 107m lt4 128 19 amp13Rc1O1~争la6 445 1318

2IMs64 Myelomd 1~1 3364 57 678 68 11 li-4 R28物写1128 474 1435 m

3ITM 34

H炉d伽wJfsm 8A8 578 95 100 172 63 13 li-s R4~6 71ち255 445 1350 f

4INM 36

物的rd)dlh臼 676 457 82 132 23493 12 amp1匂Eamp10究42s6 4帥 1445f

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811154 Hes泊tom 785 321Za2M4a8回β岡~5s2A 88 (-amp B φd 四世 435 防空F

に相当することが多い ζと

を思わせたそれゆえ

Hegglin症候は 比較的

日常の臨床応みとめられる

ことではあるが Hegglin

のいう文字どおりの Ene-

rgetisch-dynamische He~

rzinsuffizienzは比較的

まれに経験されるピけであ

2 力学的心不全とエネ

ルギーl陸力学的心不

全の移りあい

本態性高血圧症および高血圧性心疾患群にお

いて異蛋白血症または異電解質血症のあるな

しによって QIT音と QTの態度1[どのような変

化があらわれるかを調べた図 3の中史民示すよう

It異蛋白血症または異電解質血症をもたない

本態性高血圧症および高血圧性心疾患群におい

では QIT音の延長例は 50を占め尋常例は 39

ζれにたいして異蛋白血症異電解質血症を

もつ群においてはむしろ QIT音の尋常例が 68

とふえ延長例が 24とへり一見図の左の健常

群の分布に似るようになるただし QTの延長例

は左から右にゆくにしたがいいちじるしく増す

また中央の QIT音短縮例の 11のすべては QT

が尋常であったが右の 8のすべては QTが延

長を示した以上本態性高血圧症および高血圧

-1746- 千 葉医 学会 雑誌 第 35巻

Fig 3 zinsu白zienzの8例中 7

QT and QII in 例は死亡し剖検しえた 6

ldquo ε tlnd

例のすべての心筋ICムコNormnl ιH lnd HC1gt HCD

(Wi伽 utJ抑制d叫出回聞い (wi的PysptOtOT1gtyselechul舛 イド変性をみたすでに心

30臼 5CS 36白 ses 25白 ses 筋症と Energetisch-dyna-

mische Herzinsu伍ziezn

は原因いろいろの臨床

検査所見において大きく

重なり合うことをしばし

ばのべてきたそれゆえ

心筋のムコイド変性を含め

た3者は見かげ上とき

民にコ NortmI( ) N_ Nor明白I 1 におのおの独立して認め(350-400tt) I

園田制叫ed ~ Q lI P ---1gt1 られるとはいえ大きな重伽qed~ 町(mL) ShDTtentng J j 5吋nl校ShmrJ

性心疾患において異蛋白血症または異電解質

血症が加わると QIT音のもっとも多く占める群

は延長群からふた〉び尋常群に移る事実

Dynamische Herzinsuffizienzをもっ 12例の本態

性高血圧症に Chlorothiazide または Hydro圃

chlorothiazideを使用し電解質代謝に異常をみ

たさい(17)(27九一過性にせよ Hegglin症候のあら

われたものが 5例もあった

D この章の者案およびまとめ

われわれは観察対象 232例を疾患別H 10群

応分けて QTとQIT音の態度を調べ Hegglin症

候の出現を調べた

1 QII音の短縮限界を 350σ とした場合 QT-

QII=+40σ 以上とした場合とによって Hegglin

陽性率は 23685とことなるさらに QTの

絶対的延長を加えて観察すると前者は 51後

者は 64と陽性率がへるしかしなお ζ の

なかには Hegglinが指摘した臨床症状または

心不全兆候のないものをも含むそれゆえわたく

しは Hegglin症候を文字どおりのエネルギー性力

学的心不全 (EDH1)とするさいには QTの絶

体的延長とともに QII音が 338σ 以下のものをと

った方がより妥当ではないかと考えるかような

規約のもとに調べると 232例中 8例すなわち

34にすぎなかった

2 この観察範囲ではとくに一定の固有な疾

症候の陽性率がとくに高いといHegglin乙l患群

う結果はえられなかった

3 1でのべた Energetisch圃 dynamischeHer-

なり合いをもっと信じる

4 異蛋白血症または

異電解質血症をもたない本態性高血圧症および

高血圧性心疾患群においては QII音の延長例が

50尋常例が 39を占める乙れにたいしても

つ群においてはむしろ QII音の尋常例が 68

とふえ延長例が 24とへり一見健常群の分

布と似るようになる QTの延長例は健常群異

蛋白血症または異電解質血症をもたない本態性

高血圧症および高血圧性心疾患群異蛋白血症

または異電解質血症をもっ本態性高血圧症およ

び高血圧性心疾患群の順に増加する

5 力学的心不全r合併症その他によってc

いちじるしい電解質異常が加わったさいには

Energetisch-dynamische Herzinsuffizienz Iζ もな

りうることを知った

章 II 糖尿病における Hegglin症候群について

A は しがき

わたくしは乙の章で糖尿病における Hegglin

症候群について観察しかつ Hegglin症候群を示

す例の心末梢脈管力学的分析空腹時血糖躍

患期間血紫蛋白分劃および血清電解質などに

ついて述べる

B 観察対象

被検者は千葉大学医学部第二内科に入院した糖

尿病患者を主体として過去2年聞にわたりとの

目的のために追究しえた 18例で症状の変化治療

の経過にしたがって計 41聞の検査を行った観

察例数の比較的少数な理由は以上の諸検査がい

つもほぼ同時点におこなわれなければ有意義

得本 糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とく 1(エネル第 4号 ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについで

-1747-

な数値がえられないゆえ ζの条件l乙欠けた例は

惜みなく捨てたからである乙れらの諸検査は

協研者の没我的な援助のもとにのみ可能であった

C 観察方法

心力学的分析と末梢脈管力学的分析を厳密な意

味で同時に測定し血糖血清電解質血紫蛋白分

劃などの諸検査もできるだけ同時点K近いところ

でおとなった

1) 心末梢脈管力学的分析はは Blumberger-

Holldack(9)法ならびに Wezlerの新法を用いた

動学会の規定する Tiselh胞の装置を用い Veronal

緩衝液を使った

3) 血糖の測定は Hagedron-Jensenの法で測

り主として肘正中静脈血を使った

なお乙の論文中応用いた糖尿病の重症度は昭

和 33年第 1回糖尿病研究会の席上で東京女子医大

中山光重教授東京大学医学部葛谷講師らによって

示された基準を考慮し表7の分類法にしたがった

Tab7

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(2M D司Y回)

5町 間 宮 Twre ヨ01- ヨ0-151 -t吾首 DIl国 3

(11)乙のさい血圧の測定にはしばしば Elect-

romanometer (Sanborn)を用いまた上行大

動脈断面積の測定には平面キモグラフィーを使っ

た乙れらの方法論については章 IIとおいて述べ

2) 血清 NaKは Beckmann火焔比色計で測

ったまた血疑蛋白分劃の測定には日本電気泳

Tab8

W

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162 52 3m 1163 I (ー)

167 66 1m 1153 yen (ー)

160 68 1m 198 yen (ー)

164 64 1y 1211 (ー)

143 38 1y l222 I yen

myoklonus

161 45 15y l298 yen (ー〉

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166 51 4y |323 Ip制 dotabes G叫 re即

151 49 25y |169 I Hypertension Reti

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6y l268 1 Diab Nephropa的

148 15y 1350 Diab Ne凶ropath43 I 164 50 I_yI 130 I (ー)

140 40 2y |250 [cataracta

153 40 ly I221 I (ー〉

-1748ー 千葉医学雑会誌 第35巻

血糖値は空腹時血糖を測定し 1日の尿糖は 1

日の必要カロリー(体重 1kg IL対して 30--35cal

含水炭素200gから 250g)を与えた場合の尿糖量

を使用した必要インシュリン量は上記の制限食

でコントロールするに必要なインシュリン量である

(表7)

D 観察成績

1) 擢患期間

糖尿病の発病より被検時までの推定擢患期間は

1年までのものが 4例 1年から 5年までのもの 11

例 5年以上のもの 3例であった(表的

2) 合併症

18例の糖尿病患者の中高血圧症を合併するもの

5例腎合併症限合併症各2例結核症エソ

各 1例で合併症のないものは 10例であった(表

8)

3) 重症度

前述しに分類法K従い臨床症状を考慮して分類

すると軽症(lstDegree) 3例中等症 (2nd

Degree) 12例重症 (3rdDegree) 3例であった

(表的

Tab9

官伽entIBood叫1IU附判明 hγeMt山h

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附 IAτ百pe 3 5 3

制町d1f百戸 I~ l 12

苦情棺 T百戸 ヨ ヨ ヨ

Ttl lsquo宮 Ig 18

4) 血撲蛋白分劃

われわれの観察した 18例の糖尿病患者では異

蛋白血症を示すものは 12例で尋常範囲にあるも

のは 6例であったまたこれらの心末梢脈管

力学的分析を異蛋白血症を示すものと尋常範囲

にあるものとに大別して観察すると心力学的数値

-Cは異蛋白血症 12例中 8例が圧反応(1)(9)(28)で

4例が尋常反応であり容量反応は 1例もなかった

末梢脈管力学的数値では低血圧性調節〈加のもの

に尋常型が 1例尋常血圧性調節K緊張充進型

ω(28)が6例高血圧性調節(33)KE型が 1例 W

+E型が 4例みとめられた乙れは血緊蛋白分劃

値が尋常範囲とあるもの〉心末梢脈管力学的分析

にほぼ一致するが末梢脈管力学的数値で高血圧

性調節を示すものに異蛋白血症は W+E型が

Tab 10

D野rroslashtei~嗣otildea

12caes

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312 212 111

16 110 sI2 11 唱司L

多く尋常範囲にあるものでは M型が 1例で W

型 E型 W+E型は 1例もなかった(表 10)血

紫蛋白分劃値と QTQlIの関係をみると血疑蛋

白分劃値が尋常範囲にあるものでは Hegglin-Hol-

zmannの式で延長短縮ともに 1例もなく

Bazettの式では延長2例短縮 1例がみとめら

れたまた異蛋白血症のあるものでは Hegglin

Holzmannの式で6例 Bazettの式で 7例がみと

められた QlI音の短縮は 1例もない(表 11)

5) 血清電解質

血清 Naでは低 Na血症が 3例高 Na血症は

1例もなかったまた血清Kでは低K血症は 1

例もなく高K血症が 3例にみられたがいずれも

軽度であった(表 12)

Tab 11

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Tab 12

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13

6) 空腹時血糖

空腹時血糖は 41回の検査で 120 mgdl以下の

もの 2回 121から 200mgjdlまで 20回 201から

300mgjdlまで 15回 301 mgjdl以上4回であっ

得本 糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とくにェネル ー1749ー第 4号ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

Tab 13 Tab 15

阻ildTo唱pt l1Iaderate乃pe SegtIETlteT唖pe

ヨcases l2cases 3 ca es

befor 晶ftlfl b吋γ Q(使Y befv吋trr

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二汁一司管力脈ζ

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Hegglin仰によれば QT時間の延長は心筋収

縮における代謝過程の遅延を意味するがわたくし

の観察した例では 41回の検査の中で Hegglin

-Hol布lannの式で 12回 Bazettの式で 18回が延

長を示し短縮は Hegglin-Holzmannの式では

1例もなく Bazettの式では 3例にみとめられ

ア」

7) QT時聞について

が0

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8) QJI音について

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a QJI音の短縮

41回の検査では 338σ 以下は短縮しているもの

は 1例もなかったしかし QT-QlIが 20σ 以上

に短縮しているものは 2~Uacuteあった

b QTcQllcの観察

QT-Qllを心拍数で較正した Wuhrmannの式

た QT時間と心末梢脈管力学的分析の関係はQTc-Q lI c が

表 141乙示した

a 重症度によって観察した治療前後の QTの

変化

重症例では治療前rcHegglin-Holzmannの式

Tab 14

Wuhr以上のものすなわち0~04 -

mann陽性のものは 3例あったこれらの心末梢

脈管力学的分析では明Tuhrmann陽性の 3例も

QT-QlIが 20σ 以上の 2例もともに心力学的

分析では尋常反応を示し末梢脈管力学的分析で

は低血圧性調節は 1例もなく尋常血圧性調節を

示すものでは緊張先進型が Wuhrmann陽性の

ものに 2 例あり尋常型が 1 例あった QT~Qll がIcr)砧伊町mo岨0]lSCllla t H陥忽K) 1 阿旬同日f仰向酬が伽曲肘lil

F~I~ヤi刊一 I A IN Ie IA IN IEI門 Iwllilb 20σ 以上のものでは緊張允進型尋常型が各 1例

~ぺt-I 6 IョI2 1010101q10lololol~15 あったとの関係を表 161と示すミ (H匂1~ JHormallは|叫|斗 10131什8151叶パ1 16

一一寸由主-1 0 1 0 1 ~ 10101010101010101010 c 重症度によって観察した治療前後の QII音

yciac Duna畑iCsl(a

12 1010101812101川0116

立話工iE いい 1011010101101010い Qll音lr異常のあるものは重症軽症といじ SI1m Is I円 I6 j0131 151 5121 l 12 1

ヰ I 12 I 1宮 1例もなかった治療前後の QlI音の変化を比較

すると QT臥 Qllが 20σ 以上であった 1例は弓宅変

で QTが延長していた 1例が治療後Fig4

には 2例となり Bazettの式では治

療前の 1例が治療後には 3例となりか G)f(H明 伽Hot軍剛附〉 QT (1Ba冒flt)

IR官常い2 1 ヰ

ltaailtlt)I II蜘 r同

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』町

えって増している中等症では 4例の

ものが 3例1( 8例のものが 5例にい

ずれも治療後に減っている軽症例で

は不変であった(表 15)

b QTと空腹時血糖値の関係

空腹時血糖値200mgdlまでのもの

で HeggIin-HoIzmannの式 lとより

》約叫aMio宅aト

-ae帽 bullbull

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陸 oo

位回rle-lIiSlyen

町IGl駒由~ a割問唱t 回嗣刷却期柳

圃回参事4肺 4臼相γ圃陣令官lDOd~ular延長を示したものが 7例 200mgjdl以

-1750ー 千葉医学会雑誌 第35巻

Tab 16 りまた QTおよび QTIを心拍数

(a1did0可恥ami巴も lsquoIasc比 laT Dfnamoιs

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すなわ〉31式〈Wuhrmannで較正した

ち QTc-QIIcが 004以上のものは

中等症群の治療前lζ1回治療後に 2回

計 3回あった乙〉では 乙れらの症例

をあげまた参考例として precoma

の状態で入院した重症の糖尿病 1例をあ

げて諸種の検査成績を検討じた

例 1 O T 51才の男性口渇全身

Tab 17 の倦怠感を主訴として昭和 32年 10月入院した

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2b岡市maon) 001品叫 o I 0 I

入院時の空腹時血糖値は 129mgdlで食後 2時

間の血糖値は 268mgdlであった Staub効果は

陰性で 1日の尿糖は 50--80gアセトンは(ー)

であった

例 2 K R 48才の女性ゃく 2年程前から口

渇多飲lと気づいていたが治療を受けたことはな

い昭和田年 10月K入院したがその前後よりであり QTc-QTIcが 004以上の 1例は治療後

には 2例となり かえって増加している(表 17)

なお以上 41回の検査の心末梢脈管力学的数

値を一括して表 181乙示した

Tab 18

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2gt等 俸を2』制主H-M-唱剖Mqq 8 ~ 事18 lsquo~36 与弓qト可q句巳嶋 IZ1z~c

口渇多飲多尿が急lζ増して 1日の尿量は平

均 2500ccであった入院時の空腹時血糖値は 188

mgjdl食後 2時間では 362mgdl体重は標準

体重にたいして +1で 1日の尿糖は 70g前後

Staub効果は陰性であった尿中アセトンは(ー)

でインシュリン1O~4単位 D 8603--2gの治

療で軽快退院した

年前から口渇1才の女性ゃく40103例

多尿があり入院前 1カ月ごろから多食するにも

かかわらず体重がいちじるしく減少した昭和 32

年 11月入院時の空腹時血糖値は 221 mgjdl食

後 2時間では 372mgdlであった体重は標準

体重にたいして -15制限食による 1日の尿糖は

100 ~ 150gで Staub効果陰性尿中アセトン

(一)インシュリン 20単位 D8603--2gメゾ

キサン 09--15gの治療によって軽快退院した

例 4 NM51才の女性昭和 17年糖尿病の

診断のもとにゃく 5カ月間インシュリン治療を

受けたことがある昭和 32年 11月全身の倦怠感

を主訴としてわたくしの内科K入院しゃく 1カ

月間インシュリン D860メゾキサンによる f台

療を受け一時軽快退院したその後自宅で食餌

療法を続けていたが昭和 33年 1月ふたたび全

E QTQIIが 20σ 以上のものならびに QTc 身の倦怠感が増強し目まい幅吐意識障害を生

QIIcが 004以上を示したもの L症例およ じて入院した入院時血圧は 112--56静脈圧は

ぴ検査成績の検討 35mm (H20)空腹時血糖値 363mgdl尿量 440

QTI音が QT時間より 20σ 以上短縮していた CC尿糖 1日10g尿中のアセトンは(十〉で呼

ものは中等症群の治療前iLl回治療後に 1回あ 気にアセトン臭があり昏睡前期の状態であった

第 4号 得本糖尿病およびyenその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネ Jレー1751-勺 ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

入院後ただちにインシュリンの静注インシュ

リシの皮下注射 リンゲル氏液 5ブドー糖液

心剤などの治療をお乙なったが死亡した

1 上記4例の重症度擢患期間血糖値基

礎代謝率 QTQTIおよび QTc-QTIc K

ついて

重症度は例4を除くとすべて中等症で

QTQTI K異常がない例4だけが重症であった

擢患期間は例4を除くとすべてが 5年以下で

例4だけ擢患期間が 15年であった基礎代謝率

はいずれも尋常値であるまた QT-QJIが 20

σ以上あるものは例2と例 3の治療前lとみられ

とれらの QTについてみると HegglinHolzmann

の式による QTの延長は 1例もなかった QTc

QTIc についてみると例4の昏睡前期状態におけ

る例でも Wuhrmannは陰性であった(表 19)

Tab 19

Thedia股 HtP面tientsωith fclth山~iC QT~ -QB

8S 8悶01 QqIQT恥o9Fyee Pur仙圃 飢-~ NQme

sneritja3( 5t--= 6で~t

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2 血色素赤血球数血沈肝機能血媛蛋白

分劃およびf也清電解質について

血液相をみると貧血は例41rまた血球沈降

速度の促進は例4例2にみられるほかは ほぼ

尋常であり肝機能にも重大な障害はなかった血

Tab 20

8匂oddte耐 st珂 otttie patie向副総拘怯[08( (i1k-Qnc

~l HaOslash1e HbR9tBgt固 Ierun批 ion PIaltrnapYotein -fyaction

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15ヨElsquo E昔7f守

事7ヰsl

疑蛋白分劃では例4が軽度の異蛋白血症を示す

ほかは傾向的に低 Albumin血症軽度の高

r-Globulin血症がある程度でいちじるしい異蛋

白血症はない血清電解質では Kが尋常値また

は尋常値の上界をわずかに ζ えている程度で

Naはいずれの例でも尋常値であった血清 Na

Kは大量のインシュリンを用いた例 4でも尋常

であった ζれらの数値は表 20R示した

3 各重症度における治療前後のQT-QIIお

よび QTc-QTIcの変化

QT-QJIQTcQTIc Ir異常のあるものはすべ

て中等症群lζみられ QT-QTIが 20σ 以上のも

のは治療前に 1回治療後K1回 QTc-QTIcが

004以上あるものは治療前K1回治療後K2回

あった

4 心拍数血圧および心末梢脈管力学的

数値

心力学的分析では心拍数は例4を除くほかは

すべて尋常範囲lとあり変形期 UFZは 例 2で尋

常の上界例3の治療後では 99σ で勾尋常より延

長しているしかし乙れらの昇圧期 DAZはや

や短縮ないし尋常範間にあった緊脹期 ASZは

例3の治療後だけが尋常の上界をわずかにこえて

いるほかすべてが尋常値であり駆出期 ATZは

尋常の上界に近いものが多L末梢脈管力学的数値

では例3の治療後および例4を除くとほか

性血圧調節すなわちldquo Normotensive Regula~

tion である全末梢流血抵抗 W容積弾性率wは例 1を除けば尋常またはそれに近い ζ

れらの心末梢脈管力学的数値をまとめると例

1は低送血量性で Vmがすくないが W およ

び Eの増しによって血圧値が尋常に維持され

ているこれは緊張先進型血圧調節

ldquoAnspannumgs RegUlationであり

心力学的数値は尋常である例2は尋

常性血圧調節で UFZの増し DAZの

へりから心への流れ込みの増しが考え

られる例3の治療前は例 1と同じく

血圧は尋常で心力学的数値も尋常であ

るゆえ Vmのへりは心拍数のすくな

いためと考えられるまたこの例の治

療後は低血圧症で緊張低下型の血圧

調節を思わせるがほぼ尋常血圧におけ

る循環調節にあり DAZが治療前よ

-1752ー 千 葉 医 点f A寸こ A

社仙雑 第 35巻

りいちじるしく短縮し ATZUFZがのびまた

Vmがましている ζとから心への流れ ζみが増し

たためと思はれる例4の糖尿病昏陸前期の症例で

は血圧が低く Vsはすくなく DAZは増し

ATZは短くなる傾向にあるしかし乙の例では

Hegglinの定義すなわち QII音の短縮はなく

Wuhrmann処理(31)Irよっても病的とは認められ

なかった ζれらの心末梢脈管力学的数値を表

211r示した

Tab 21

Car rD司M lVdwes of the patientyenU (111鵠cuLa 耐 caWith ~thol叫iC QT~ -Qllc

ない

4 肝機能には重大な障害がなく異蛋白血症

異電解質血症を示す例はわたくしの観察したもの

には 1例もなかった

5 基礎代謝率はすべて尋常であった

6 QTQIIQTc-QIIc 1[異常のある例の心力

学的分析では尋常反応が多く圧反応の傾向を示

7 末梢脈管力学的分析では尋常血圧性調節に

近いが Wuhrmann陽性のものに緊張先進型が

2例あった

8 QT-QIIが 20σ 以上のもの 2例はいず

れも QTの延長を示さず臨床症状からみても

PR 8~P UFl DA宣 2AT寄 Vs IIrn 唱a E

01 NA自問e 60

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IIOT 620 2gt 61 ヨヨ 102 吉26 61 382 20喜~6q

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Hegglinの Energetisch-dynamischeHerzinsuf-

fizienz lL記載された所見と一致しなかったそれ

ゆえ異電解質血症および異蛋白血症ないし

肝比重大な障害をもたない糖尿病に Hegglin症候

群のあった ζ とから糖尿病における心筋代謝の異

常そのものが Hegglin症候群のー園児なりうる

かもしれない乙とを示したただしかような意図

でえらんだ糖尿病患者ゆえ 1例の昏睡前期にある

例を除けば中等度までの症例にとどまったした

F この章の者案およびまとめ

わたくしは過去2年聞にわたって糖尿病性

Hegg1in症候の有無Kついて観察した観察の対象

となった糖尿病患者は18例で計 41回の心末梢

脈管力学的分析を行い同時的t血糖血清 Nar

K血祭蛋白分劃肝機能基礎代謝などの検査を

行った心力学的分析には Blumberger-Holldack

法末梢脈管力学的分析には Wezlerの新法を用

い血清 NaKの測定lζは焔光比色計を用いた

QII音が QTより 20σ 以上短縮しているものは

中等症群1[2回また Wuhrmann式で QTc-

QTIcが +004以上のものは中等症群l乙3回あ

った ζれらの例および参考例として昏睡前

期の状態で入院した重症の糖尿病患者 1例をあげ

心末梢脈管力学的分析およびそれらの患者の

諸代謝状態を検討した

1 ζれらの患者の推定羅患年数は 1ないし

5年であった

bull 2 空腹時血糖は昏睡前期の例以外では 129

ないし 221 mgdlであり重症度は precomaの

例のほかはすべて中等症であった

3 貧血血球沈降速度の促進は precomaの

例でみられたがその他の例ではほとんど異常が

がって ζ 乙には Hegglinのいう Energetisch

Dynamische Herzinsu伍zienzの典型的なものが

なかったのは当然と思われる

今全編のむすび

観察対象 232例を疾患別1[ 10群 lζ分けて

QTと QII音の態度を調べ Hegglin症候の出現

lsquo 率を調べた

1 QII音の短縮限界を 350σ とした場合の He-

gglin症候群の出現率は 236で QT-QIIgt40σ

とした場合の Hegglin陽性率は 85であった

さらに QTの絶対的延長を加えて観察すると前

者は 51後者は 64と陽性率が減ったし

かしなおこのなかには Hegglinが指摘した臨

床症状または心不全兆候のないものをも含んでい

るそれゆえわたくしは Hegglin症候を文字ど

おりのエネルギー性力学的心不全 (EDHI)と

するさいには QTの絶対的延長とともに QII音

が 338σ 以下のものをとった方がより妥当ではな

いかと考えるかような規約のもとに調べると

Energetisch-dynamische Herginsuffizienzをもっ

Hegglin症候群は 232例中 8例 34にすぎな

かった

第 4号 得本糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネルー1753ーギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり台いについて

2 ζの観察範囲内ではとくに一定の固有な

疾患群1(Hegglin症候の陽性率が高いという結果

はえられなかった

3 Energetisch DynamischeHerzinsu伍zienz

の8例中 7例は死亡し剖検しえた 6例のすべ

ての心筋Kムコイド変性をみたすでに協研者

が 心筋症 (Wuhrmann) と Energetisch-dyna-

mische Herginsu伍zienzCHegglin)が原因い

ろいろの臨床検査所見において大きく重なり合

うζとを くりかえしのべているように ζれらの

ものは見かけ上ときにおのおの独立して認め

られるとはいえ大きな重なり合いをもっと考える

4 異蛋白血症または異電解質血症をもたな

い本態性高血圧症および高血圧性心疾患群lとお

いては QII音の延長例が 50尋常例が 39で

異蛋白血症または異電解質血症をもっ群ではむ

しろ QII音の尋常例が 68とふえ延長例が 24

とへり一見健常群の分布と似るようになる

QTの延長例は健常群異蛋白血症または異電

解質血症をもたない本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群 もつ本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群の順応増加する

5 力学的心不全に合併症その他によって

いちじるしい電解質異常が加わったさいには ED

HIにもなりうることを知った

6 異電解質血症異蛋白血症または重大な

肝の機能障害をもたない 18例の糖尿病患者につい

て心末梢脈管力学的分析を Blummb恥 培ge訂r立 er

lda 羽Tezler法の当教室変法でお ζ舵ck法およぴぴ

なった QII音が QTより 20σ 以上短縮している

ものは中等症群に 2回また QTcQIIcが 004

以上のものは中等症群に 3回あった ζれらの例

および昏睡前期の状態の重症の糖尿病患者 l例

をあげ くわしく観察成績を検討した末梢脈管

力学的分析では緊張先進型血圧調節 (Duesberg

u Schroeder)心力学的分析では圧反応 (Blum-

berger)を示すものが傾向的に多いまた異電

解質血症異蛋白血症ないし肝に重大な障害を

もたない糖尿病患者leHegglin症候群のあったこ

とから糖尿病托おける心筋代謝の異常そのものが

Hegglin症候群の一因になりうることを示した

この論文の章 1の要旨は昭和 34年4月日

本循環器病学会総会において稲垣義明木下

安弘橘正敏松崎昭相磯敬明らとともに

報告し章 2の要旨は昭和 33年5月第31

回日本内分泌学会総会において報告した

なお本研究の一部は昭和 33年度文部

省科学研究費によったことを附記する

稿を終る lζ臨み病理組織学について御懇

切な御教示を下さいました本学病理学滝沢

延次郎教授および病理学教室各位にたいし

厚く御礼申上げますまた終始御懇篤な御

指導と厳正な御校閲を賜りました恩師斎藤

十六教授l乙たいし衷心より御礼申上げます

なお第こ内科教室協研者各位lζ対し感謝の意

を表します

交 献

1Verh dtsch Ges KreisKBlumberger1)

forsch161211950

2) DuesbergRuSchroederH Pathophy~

siologie uKlinik der Kol1 apszt]st詰nde

Leipzig1944

3) EinfueiIchJKlepzigH amp Reindell

H Arch KreisIforsch241771956

4) HegglinR Die Klin Energ dynam

HerzinsuffS KBasel1947

5) HegglinR Schweiz Med Wschr83

11031953

6) Hegglin R Fortschritt der Kardiologie

Basel1953s 129 u 247

7) HolzmannM Analyse des u Wel1en

Dtsch Verhandl fur Kreislau百orschg

1195

8) HolldackK Dtsch Arch Klin Med

19871 1951

9)長谷川E博 千葉医会誌35840 (昭 34)

10)稲垣義明木下安弘橘正敏柏崎 昭相

磯敬明得本真義 日循学誌 23475C昭34)

11)稲垣義明 日内誌 451161(昭 33)

12) JaegerM BorterW Arch Kreisl

forsch273051957

13)木下安弘桑山八郎三好 陪大御恒久稲

垣義明 日内誌 461191(昭 32)

14)木下安弘三好結高橋懇桑山八郎大

御恒久稲垣義明 日内誌 461401(昭33)

15)木下安弘 千葉医学会誌 3492 (昭 33)

16)木下安弘三好陪高橋懇桑山八郎大

-1754ー 千葉医学会雑誌 第 35巻

御恒久稲垣義明米本昭彦遠藤博中村

精男 日内誌 461467(昭 33)

17)木川田隆一 千葉学会誌昭 34年 11月印

刷中

18)加藤守也 千葉医会誌 35881(昭 34)

19)松本龍二 千葉医会誌 34636(昭 34)

20) 23)のデーターは協研者松丸信太郎その他

が本誌に近日発表の予定

21)浪川素千葉医会誌 34163(昭 33)

22)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富

井信明中村精男徳政義和木下安弘橘

正敏浪川棄高橋懇桑山八郎三好

暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野

清四郎 日内誌 47452(昭 33)

23)斎藤十六渡辺昌平松本欝ニ遠藤博宮

内法城橋瓜藤光〈病理) 11回日循関東地方

会 (昭 3212)

24)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正融浪川 棄松本簡ニ梅沢英正 日本

臨床 161071 (昭 33)

25)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 正敏浪

川嚢臨床の日本 4453(昭 33)

26)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正敏浪川 棄森山典男小野清四郎宇佐

見暢久申村仁 第 56回日内総会(昭 34

4)

27)斎藤十六 日本の医学〈第 15回日本医学会総

会記録)IV613(昭 34)

28)佐瀬富士夫千葉医会誌 34677 (昭33)

29)橘正敏 千葉医会誌 34130 (昭 33)

30)高橋懇千葉医会誌 34615 (昭 33)

31) WuhrmannF Die MyokardoseBasel

1956

32) Z u DeliusL et al DtschArch Klin

Med199541952

33) WezlerK u BogerA Erg Physiol

412921939

Page 3: AaCィムC サフシフセウノィッ Hegglin ヌQCopac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900111962/KJ00005667549.pdfQII Q第2ケヤ (Q-2nd Sound interval) UFZ Sマ`(g Umformungszeit ") Vm

-1744ー 千葉医 学会 雑誌 第 35巻

Tab4

Normal 30Cases 1

(without Dysproteinemia or

Dyselectrolytemia)

QlI QTI prω叫 normal shortening

0prolonged

riormal (350--400σ〉

shortening

(3

1 3)

を含めた悪性腫蕩群で +40σ 以上を示したものは

4例 ζのうち 3例 107に QTの延長をみ

た表4は対象とした 30例の健常群で +40σ 以

上のものはなく 24例 80はQT-QlI音が(ー〉

であった同様な方法で各疾患群を調べたさい

QTQII音が +40σ 以上でしかも QTの延長し

たものは図 1のように 232例中 15例であったο

かような方法で Hegglin症候群の出現を調べたと

乙ろこの観察の範囲内では固有の疾患群~[とく

にいちじるしくあらわれると結論しえなかったそ

こで疾患を度外視して各因子の組合せ分布を調

べた図 2の向って左は QT-QlI音と QTの関係

を右は QlI音絶対値の尋常範囲を 350--400σ と

したさいの QlI音と QTの関係を示す後者では

Qll音の短縮が QTの長短を度外視すると 236

に陽性となる乙れはたいして QT-QII音すな

わち Discrepanz(12)をみてゆくさいには +40σ

以上のものは QTの長短を度外視しでも 85を

示すすにぎない ζの値は Jaeger(12)の成績と

ほぼ一致するさらに QTの延長を加味して観察

Fig 1

Prolonged QT (Hegglin-Holzmann)

and QT-QJI gt+40σ

(15 of 232 Cseas)

旦 1η 15ぅ4 A EHMd HCD 園田盟国E瞳盟問盟問画壇哩盤調盟国 4

1 一てー 畠11

828 lignanNeoplosm十MZlB

He陣取sedse 十 j D VnlvulbT 1yens出 e 国留置 合

E Cor側llTYDiStllSe 422 F ト俊(也Pbtdeitι時 Vi間se副atsJe -2L曲 0

G D toisedse of Kidney B

8H Others 31

Fig2

QT and QJI in 232 Cases

Cコ1-1 1 N -Ibr筒al I C二コ ー地問時1 1 伊良曲 吋l

国国 0叶制叫 QT-QIl F 和由時d IltU 園 ー 加 申d QU

cl 0陪γ叫~ 1 S -5ror相嗣哩 cJ-s加世相宅J

すると前者では 64後者では 51となる

ただし乙のなかには Hegglinの指摘したような

臨症状のないものないしは心不全の兆のないもの

が少数ではあるが含まれるそれゆえ Hegglin

症候を文字どおりのエネ Jレ¥性力学的心不全と

したさいには QTの絶対的延長とともに教室で

健常 77例の心脈管力学的分析からわり Tごした 338

σ という Qll音を短縮限界とした方が より妥当

ではないかと考える(ただしこの限界値比は目

下さらに吟味を加えつつある)かような規約の

もとに調べると Hegglin陽性は 232例中表 5

表 61ζ示す 8例 34にすぎないこのうち 7例

は死亡し 6例は剖検によって心筋にムコイド変

性をみた(20)これらの各例は斎藤教授(23)をはじ

め協研者(35)および病理学教室(36)のかたがた

より報告されており近日教室の松丸らがこれら

をまとめて発表する予定である

aこの項のまとめ

i) 疾患別に 10群にわけで 232例の QTとQll

音の関係を調べた ζのさい Qll音の短縮限界を

350σ とした場合 QT-Qll =十40σ 以上とした場

合とによって Hegglin陽性率は 23685と

ことなるさらに QTの絶対的延長を加えて観察

すると前者は 51後者は 64と陽性率がへ

るしかしなお ζのなかには Hegglinが指摘

した臨床症状または心不全兆候のないものをも

合むそれゆえわれわれは Hegglin症候を文字

どおりのエネノレギー性力学的心不全の兆候とするさ

いには心拍数が 50~120 で QTの絶対的延長と

1 NOTmbl -aLo ともに Qll音が 338σ 以下のものをとった方がよ

K (~a~~n~~ ~~~~_~(J情w時宇耐)1)戸d出町It) 8i畠 り妥当ではないかと考えるかような規約のもとに

しらべると 232例中 8例 34にすぎず ζのう

第 4号 得本 糖尿病およびその他の疾患Kおける Hegglin症候群とくにエネル -1745ーギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

Tab5 くみられる ζ とから今

Cardiovascular Dyamics of 8 Cases with Hegglin Syndrome までしばしば Wuhr-

NoN訓 E悠Di却nosis~~T 鉱努守隠密I~~I~I~ 立なfb易弘 mz 61 Retltuto

2084 111M広 m SaJcomd 35f 十 123 337 lt0018)46 76 120 217 332 33 208G lω13 76

2IMS 64

Myelomd 3Ss 十 135 308 (0069】s4 -13 81 227 276 32 yen131 1158 5 1189 80 m

343ITM f HyperhyroidiSIJJ403 +i26 309 ω118) 66 ~3 63 246 977 91 86B 2379 t 977 100

4INM 36 j MjIOCdrrJJiJthid340 十 116 322 (0025】118 56 172160 141 16 4910S2CO1お 1lI3~I

5ITK 26 m

SBEauncbdtOδeCcOruMitaeiltt5 401 +136 323 (0087) 63 32 ee227 409 39 20893510 1 943 1221

amp-ITM 26 HMuyarptee匂mrtn四aιdnStion-~ + 34 22d 29903凶1 995

自f 117 335 (0031) 76 110 4ao 47

71 18 47 MHyailrigfnean1Stion 375 十 111 鈴0 OJ)49τ8 26 104 226 55) 4ρ 払すSρ m 噌札0UilI

811T 冒4 Hejldtom 412 f

十 113 337 O08~ 12 23 96降41 369 269芝陣 ~且女子l 130 官|

( )αlculdtionbeyond断市mtmnsDefinitionofIheHedrtRdte

Tab6

Blood Chemistry of 8Cases With Hegglin Syndrome

t7例は死亡し剖検しえた 6例の心筋のすべて

にムコイド変性をみた 232例中異蛋白血症お

よび異電解質血症のあったものは 166例 71で

あったなおこの観察範囲内ではとくに一定固

有の疾患群Ir特殊的に Hegglin症候の陽性率が

高いという結果はえられなかった

ii) 剖検しえた EDHIをもっ例にかんするか

ぎりすべて心筋にムコイド変性をみたしかし

本症にかような所見がどんな病徴性をもってあら

われるかについてはなお保留すべき点がある

乙の点病理がわからの教示をますます仰ぎた

い一方生前 EDH1ないしは Hegglin症

候をもたない例にも組織学的1[ムコイド変性の

みられる例もある (20)協研者たちは EDHIが

異電解質血症具蛋白質血症をともなう症患に多

mannのいう心筋症と大

きな重なり合いをもっ ζと

を指摘してきた乙の小文

でも Hegglin症候心筋

症およびムコイド変性

の3者が見かけ上とき

どきおのおの独立して

認められる半面大きな童

なり合いを持つ乙とも明ら

かであるしかもかよう

な場合における Hegglin

症候はただ Hegglinの

定義したもの以外1[氏

のいう Energetischdyna-

mische Herzinsu血zienz

伊sex P協dsm同a I PllJsma PJotein iverFunction

SNBRtamotmoehd伽 Serum

NdII1e Didgnosis AII olθ d1f Gros I Co ICd KlINd1

11M広 61 RsaerticcotmItao- 75 378 213 107m lt4 128 19 amp13Rc1O1~争la6 445 1318

2IMs64 Myelomd 1~1 3364 57 678 68 11 li-4 R28物写1128 474 1435 m

3ITM 34

H炉d伽wJfsm 8A8 578 95 100 172 63 13 li-s R4~6 71ち255 445 1350 f

4INM 36

物的rd)dlh臼 676 457 82 132 23493 12 amp1匂Eamp10究42s6 4帥 1445f

5ITK 26 BESnuadbEEtaHec3Fu5iartdetitち 895 482 85 124 22ρ 89 17 Rl8 R 812311時 ー ーm

6ITM 25 HMuwra習temtgrttneaannstr叩 775 483 dO2ho 119 223 68 19 RI匂事 Vt21 101151400amp2 431年f

711847 MHyoWltsrmensmttow 796 (67 glsquoaa望~8丸Sh 110 1M 98 18 amp1-5amp4 10~旬 i89 1370 m

811154 Hes泊tom 785 321Za2M4a8回β岡~5s2A 88 (-amp B φd 四世 435 防空F

に相当することが多い ζと

を思わせたそれゆえ

Hegglin症候は 比較的

日常の臨床応みとめられる

ことではあるが Hegglin

のいう文字どおりの Ene-

rgetisch-dynamische He~

rzinsuffizienzは比較的

まれに経験されるピけであ

2 力学的心不全とエネ

ルギーl陸力学的心不

全の移りあい

本態性高血圧症および高血圧性心疾患群にお

いて異蛋白血症または異電解質血症のあるな

しによって QIT音と QTの態度1[どのような変

化があらわれるかを調べた図 3の中史民示すよう

It異蛋白血症または異電解質血症をもたない

本態性高血圧症および高血圧性心疾患群におい

では QIT音の延長例は 50を占め尋常例は 39

ζれにたいして異蛋白血症異電解質血症を

もつ群においてはむしろ QIT音の尋常例が 68

とふえ延長例が 24とへり一見図の左の健常

群の分布に似るようになるただし QTの延長例

は左から右にゆくにしたがいいちじるしく増す

また中央の QIT音短縮例の 11のすべては QT

が尋常であったが右の 8のすべては QTが延

長を示した以上本態性高血圧症および高血圧

-1746- 千 葉医 学会 雑誌 第 35巻

Fig 3 zinsu白zienzの8例中 7

QT and QII in 例は死亡し剖検しえた 6

ldquo ε tlnd

例のすべての心筋ICムコNormnl ιH lnd HC1gt HCD

(Wi伽 utJ抑制d叫出回聞い (wi的PysptOtOT1gtyselechul舛 イド変性をみたすでに心

30臼 5CS 36白 ses 25白 ses 筋症と Energetisch-dyna-

mische Herzinsu伍ziezn

は原因いろいろの臨床

検査所見において大きく

重なり合うことをしばし

ばのべてきたそれゆえ

心筋のムコイド変性を含め

た3者は見かげ上とき

民にコ NortmI( ) N_ Nor明白I 1 におのおの独立して認め(350-400tt) I

園田制叫ed ~ Q lI P ---1gt1 られるとはいえ大きな重伽qed~ 町(mL) ShDTtentng J j 5吋nl校ShmrJ

性心疾患において異蛋白血症または異電解質

血症が加わると QIT音のもっとも多く占める群

は延長群からふた〉び尋常群に移る事実

Dynamische Herzinsuffizienzをもっ 12例の本態

性高血圧症に Chlorothiazide または Hydro圃

chlorothiazideを使用し電解質代謝に異常をみ

たさい(17)(27九一過性にせよ Hegglin症候のあら

われたものが 5例もあった

D この章の者案およびまとめ

われわれは観察対象 232例を疾患別H 10群

応分けて QTとQIT音の態度を調べ Hegglin症

候の出現を調べた

1 QII音の短縮限界を 350σ とした場合 QT-

QII=+40σ 以上とした場合とによって Hegglin

陽性率は 23685とことなるさらに QTの

絶対的延長を加えて観察すると前者は 51後

者は 64と陽性率がへるしかしなお ζ の

なかには Hegglinが指摘した臨床症状または

心不全兆候のないものをも含むそれゆえわたく

しは Hegglin症候を文字どおりのエネルギー性力

学的心不全 (EDH1)とするさいには QTの絶

体的延長とともに QII音が 338σ 以下のものをと

った方がより妥当ではないかと考えるかような

規約のもとに調べると 232例中 8例すなわち

34にすぎなかった

2 この観察範囲ではとくに一定の固有な疾

症候の陽性率がとくに高いといHegglin乙l患群

う結果はえられなかった

3 1でのべた Energetisch圃 dynamischeHer-

なり合いをもっと信じる

4 異蛋白血症または

異電解質血症をもたない本態性高血圧症および

高血圧性心疾患群においては QII音の延長例が

50尋常例が 39を占める乙れにたいしても

つ群においてはむしろ QII音の尋常例が 68

とふえ延長例が 24とへり一見健常群の分

布と似るようになる QTの延長例は健常群異

蛋白血症または異電解質血症をもたない本態性

高血圧症および高血圧性心疾患群異蛋白血症

または異電解質血症をもっ本態性高血圧症およ

び高血圧性心疾患群の順に増加する

5 力学的心不全r合併症その他によってc

いちじるしい電解質異常が加わったさいには

Energetisch-dynamische Herzinsuffizienz Iζ もな

りうることを知った

章 II 糖尿病における Hegglin症候群について

A は しがき

わたくしは乙の章で糖尿病における Hegglin

症候群について観察しかつ Hegglin症候群を示

す例の心末梢脈管力学的分析空腹時血糖躍

患期間血紫蛋白分劃および血清電解質などに

ついて述べる

B 観察対象

被検者は千葉大学医学部第二内科に入院した糖

尿病患者を主体として過去2年聞にわたりとの

目的のために追究しえた 18例で症状の変化治療

の経過にしたがって計 41聞の検査を行った観

察例数の比較的少数な理由は以上の諸検査がい

つもほぼ同時点におこなわれなければ有意義

得本 糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とく 1(エネル第 4号 ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについで

-1747-

な数値がえられないゆえ ζの条件l乙欠けた例は

惜みなく捨てたからである乙れらの諸検査は

協研者の没我的な援助のもとにのみ可能であった

C 観察方法

心力学的分析と末梢脈管力学的分析を厳密な意

味で同時に測定し血糖血清電解質血紫蛋白分

劃などの諸検査もできるだけ同時点K近いところ

でおとなった

1) 心末梢脈管力学的分析はは Blumberger-

Holldack(9)法ならびに Wezlerの新法を用いた

動学会の規定する Tiselh胞の装置を用い Veronal

緩衝液を使った

3) 血糖の測定は Hagedron-Jensenの法で測

り主として肘正中静脈血を使った

なお乙の論文中応用いた糖尿病の重症度は昭

和 33年第 1回糖尿病研究会の席上で東京女子医大

中山光重教授東京大学医学部葛谷講師らによって

示された基準を考慮し表7の分類法にしたがった

Tab7

DIω4宮崎町

r

I陥山見Urine Sugaず

telttuire附叫(tat叫 (0出血lIoet)

u司吋M

門 HdT~ Iε v 200 へ判 q

(1t De世ree】

門oderatf T~ P gtOへ 150201 ~OO 102q

(2M D司Y回)

5町 間 宮 Twre ヨ01- ヨ0-151 -t吾首 DIl国 3

(11)乙のさい血圧の測定にはしばしば Elect-

romanometer (Sanborn)を用いまた上行大

動脈断面積の測定には平面キモグラフィーを使っ

た乙れらの方法論については章 IIとおいて述べ

2) 血清 NaKは Beckmann火焔比色計で測

ったまた血疑蛋白分劃の測定には日本電気泳

Tab8

W

m一日叩

利一叶-叶叫同同一則一叶同一叶叶叫叶一則則一叶一叫叶一叶

hart吋ム|唱

BK(

omCdv

LU

一1 一

Complication

1y |印| (ー)

140 47 4m |161 I (ー)

162 52 3m 1163 I (ー)

167 66 1m 1153 yen (ー)

160 68 1m 198 yen (ー)

164 64 1y 1211 (ー)

143 38 1y l222 I yen

myoklonus

161 45 15y l298 yen (ー〉

153 1 |18 I叫lmonaryTbc HyperteωnsS46 5y 鉛6 PU 匂印凶

149 4y | 175 IHype ion61 訂r匂伽附叫凶士

166 51 4y |323 Ip制 dotabes G叫 re即

151 49 25y |169 I Hypertension Reti

168 60 6y l131 yen Hyper刷 sion

6y l268 1 Diab Nephropa的

148 15y 1350 Diab Ne凶ropath43 I 164 50 I_yI 130 I (ー)

140 40 2y |250 [cataracta

153 40 ly I221 I (ー〉

-1748ー 千葉医学雑会誌 第35巻

血糖値は空腹時血糖を測定し 1日の尿糖は 1

日の必要カロリー(体重 1kg IL対して 30--35cal

含水炭素200gから 250g)を与えた場合の尿糖量

を使用した必要インシュリン量は上記の制限食

でコントロールするに必要なインシュリン量である

(表7)

D 観察成績

1) 擢患期間

糖尿病の発病より被検時までの推定擢患期間は

1年までのものが 4例 1年から 5年までのもの 11

例 5年以上のもの 3例であった(表的

2) 合併症

18例の糖尿病患者の中高血圧症を合併するもの

5例腎合併症限合併症各2例結核症エソ

各 1例で合併症のないものは 10例であった(表

8)

3) 重症度

前述しに分類法K従い臨床症状を考慮して分類

すると軽症(lstDegree) 3例中等症 (2nd

Degree) 12例重症 (3rdDegree) 3例であった

(表的

Tab9

官伽entIBood叫1IU附判明 hγeMt山h

numbe1 ot (dcCS

附 IAτ百pe 3 5 3

制町d1f百戸 I~ l 12

苦情棺 T百戸 ヨ ヨ ヨ

Ttl lsquo宮 Ig 18

4) 血撲蛋白分劃

われわれの観察した 18例の糖尿病患者では異

蛋白血症を示すものは 12例で尋常範囲にあるも

のは 6例であったまたこれらの心末梢脈管

力学的分析を異蛋白血症を示すものと尋常範囲

にあるものとに大別して観察すると心力学的数値

-Cは異蛋白血症 12例中 8例が圧反応(1)(9)(28)で

4例が尋常反応であり容量反応は 1例もなかった

末梢脈管力学的数値では低血圧性調節〈加のもの

に尋常型が 1例尋常血圧性調節K緊張充進型

ω(28)が6例高血圧性調節(33)KE型が 1例 W

+E型が 4例みとめられた乙れは血緊蛋白分劃

値が尋常範囲とあるもの〉心末梢脈管力学的分析

にほぼ一致するが末梢脈管力学的数値で高血圧

性調節を示すものに異蛋白血症は W+E型が

Tab 10

D野rroslashtei~嗣otildea

12caes

Napnrn6aot白G-ヨnkgee蝿ssaz

Surn

G自町由M耐目 lfascular DII聞uni目ltw叫周』

(1制1daltIO Jln噛~~ne INOnhi官e1lITpert官~c I

D H a A N 1= A N E 何 w -611

8 +110 610 011 ヰ|

312 212 111

16 110 sI2 11 唱司L

多く尋常範囲にあるものでは M型が 1例で W

型 E型 W+E型は 1例もなかった(表 10)血

紫蛋白分劃値と QTQlIの関係をみると血疑蛋

白分劃値が尋常範囲にあるものでは Hegglin-Hol-

zmannの式で延長短縮ともに 1例もなく

Bazettの式では延長2例短縮 1例がみとめら

れたまた異蛋白血症のあるものでは Hegglin

Holzmannの式で6例 Bazettの式で 7例がみと

められた QlI音の短縮は 1例もない(表 11)

5) 血清電解質

血清 Naでは低 Na血症が 3例高 Na血症は

1例もなかったまた血清Kでは低K血症は 1

例もなく高K血症が 3例にみられたがいずれも

軽度であった(表 12)

Tab 11

均牢『品帽司

日臼se

刷W問

0加例制耐a 6εgtltS

s

I6

QT I Qτ

Tab 12

lU1Il~ofニ1 HipoJgto旬百-(lf1iil

ヘヨ8胴 長J色

NdTllOpct鶴 吉Erna 10

H百perp侃 acsernit

51同 E屯IへR ヨ

sl1m L-

13

6) 空腹時血糖

空腹時血糖は 41回の検査で 120 mgdl以下の

もの 2回 121から 200mgjdlまで 20回 201から

300mgjdlまで 15回 301 mgjdl以上4回であっ

得本 糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とくにェネル ー1749ー第 4号ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

Tab 13 Tab 15

阻ildTo唱pt l1Iaderate乃pe SegtIETlteT唖pe

ヨcases l2cases 3 ca es

befor 晶ftlfl b吋γ Q(使Y befv吋trr

τ

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肺g首附t凶mg司E- 0 8 5

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12200 8 8 斗 012 116ョ 5

1201-ョ 守 6 2 01 018 I11 12 ヨ01 2 2 011 010 013

SI1町1 1lt1 S守 6 ヨ t S1512 I1 12 111 1

21 s

Tot1yenL 斗』 ヰ4

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品目

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λ

〆表i

析分的与

二汁一司管力脈ζ

rla- a

Hegglin仰によれば QT時間の延長は心筋収

縮における代謝過程の遅延を意味するがわたくし

の観察した例では 41回の検査の中で Hegglin

-Hol布lannの式で 12回 Bazettの式で 18回が延

長を示し短縮は Hegglin-Holzmannの式では

1例もなく Bazettの式では 3例にみとめられ

ア」

7) QT時聞について

が0

4lAU

JJ

Q

U

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A

A

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Bαワ向

8) QJI音について

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ι

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川町

4

み U 9

mkf

infinの

a QJI音の短縮

41回の検査では 338σ 以下は短縮しているもの

は 1例もなかったしかし QT-QlIが 20σ 以上

に短縮しているものは 2~Uacuteあった

b QTcQllcの観察

QT-Qllを心拍数で較正した Wuhrmannの式

た QT時間と心末梢脈管力学的分析の関係はQTc-Q lI c が

表 141乙示した

a 重症度によって観察した治療前後の QTの

変化

重症例では治療前rcHegglin-Holzmannの式

Tab 14

Wuhr以上のものすなわち0~04 -

mann陽性のものは 3例あったこれらの心末梢

脈管力学的分析では明Tuhrmann陽性の 3例も

QT-QlIが 20σ 以上の 2例もともに心力学的

分析では尋常反応を示し末梢脈管力学的分析で

は低血圧性調節は 1例もなく尋常血圧性調節を

示すものでは緊張先進型が Wuhrmann陽性の

ものに 2 例あり尋常型が 1 例あった QT~Qll がIcr)砧伊町mo岨0]lSCllla t H陥忽K) 1 阿旬同日f仰向酬が伽曲肘lil

F~I~ヤi刊一 I A IN Ie IA IN IEI門 Iwllilb 20σ 以上のものでは緊張允進型尋常型が各 1例

~ぺt-I 6 IョI2 1010101q10lololol~15 あったとの関係を表 161と示すミ (H匂1~ JHormallは|叫|斗 10131什8151叶パ1 16

一一寸由主-1 0 1 0 1 ~ 10101010101010101010 c 重症度によって観察した治療前後の QII音

yciac Duna畑iCsl(a

12 1010101812101川0116

立話工iE いい 1011010101101010い Qll音lr異常のあるものは重症軽症といじ SI1m Is I円 I6 j0131 151 5121 l 12 1

ヰ I 12 I 1宮 1例もなかった治療前後の QlI音の変化を比較

すると QT臥 Qllが 20σ 以上であった 1例は弓宅変

で QTが延長していた 1例が治療後Fig4

には 2例となり Bazettの式では治

療前の 1例が治療後には 3例となりか G)f(H明 伽Hot軍剛附〉 QT (1Ba冒flt)

IR官常い2 1 ヰ

ltaailtlt)I II蜘 r同

GT の変化川ぃ1i101叶ヨ1 I2To1-3 5 I 12

伶as白1司鴎-

0000

市叫

0000ee-e

母国吋e si喝

』町

えって増している中等症では 4例の

ものが 3例1( 8例のものが 5例にい

ずれも治療後に減っている軽症例で

は不変であった(表 15)

b QTと空腹時血糖値の関係

空腹時血糖値200mgdlまでのもの

で HeggIin-HoIzmannの式 lとより

》約叫aMio宅aト

-ae帽 bullbull

tfo町nal

陸 oo

位回rle-lIiSlyen

町IGl駒由~ a割問唱t 回嗣刷却期柳

圃回参事4肺 4臼相γ圃陣令官lDOd~ular延長を示したものが 7例 200mgjdl以

-1750ー 千葉医学会雑誌 第35巻

Tab 16 りまた QTおよび QTIを心拍数

(a1did0可恥ami巴も lsquoIasc比 laT Dfnamoιs

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AI teIEIAINIE 刊 W ぜ三

~ ~onr岨t 18 lsquoq 6 013 I 115 512 111 2111 lf1

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ト価 内え0 0 18 15 6 013 111 IH l I1 t 2111 ヨq

叩戸空It) 200_ 2 011 110 z

すなわ〉31式〈Wuhrmannで較正した

ち QTc-QIIcが 004以上のものは

中等症群の治療前lζ1回治療後に 2回

計 3回あった乙〉では 乙れらの症例

をあげまた参考例として precoma

の状態で入院した重症の糖尿病 1例をあ

げて諸種の検査成績を検討じた

例 1 O T 51才の男性口渇全身

Tab 17 の倦怠感を主訴として昭和 32年 10月入院した

2ndO日刊r~of官官f句 Eo-tD3rd D

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叫叫 3 11 ヨ 3QT-Gbullbull

2b岡市maon) 001品叫 o I 0 I

入院時の空腹時血糖値は 129mgdlで食後 2時

間の血糖値は 268mgdlであった Staub効果は

陰性で 1日の尿糖は 50--80gアセトンは(ー)

であった

例 2 K R 48才の女性ゃく 2年程前から口

渇多飲lと気づいていたが治療を受けたことはな

い昭和田年 10月K入院したがその前後よりであり QTc-QTIcが 004以上の 1例は治療後

には 2例となり かえって増加している(表 17)

なお以上 41回の検査の心末梢脈管力学的数

値を一括して表 181乙示した

Tab 18

NO 匂提 UFl 011宮AS宮A沼 Gl1GT 唱も 1m w EI c 邑R IRldquo司tfTa令QT Gr

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口渇多飲多尿が急lζ増して 1日の尿量は平

均 2500ccであった入院時の空腹時血糖値は 188

mgjdl食後 2時間では 362mgdl体重は標準

体重にたいして +1で 1日の尿糖は 70g前後

Staub効果は陰性であった尿中アセトンは(ー)

でインシュリン1O~4単位 D 8603--2gの治

療で軽快退院した

年前から口渇1才の女性ゃく40103例

多尿があり入院前 1カ月ごろから多食するにも

かかわらず体重がいちじるしく減少した昭和 32

年 11月入院時の空腹時血糖値は 221 mgjdl食

後 2時間では 372mgdlであった体重は標準

体重にたいして -15制限食による 1日の尿糖は

100 ~ 150gで Staub効果陰性尿中アセトン

(一)インシュリン 20単位 D8603--2gメゾ

キサン 09--15gの治療によって軽快退院した

例 4 NM51才の女性昭和 17年糖尿病の

診断のもとにゃく 5カ月間インシュリン治療を

受けたことがある昭和 32年 11月全身の倦怠感

を主訴としてわたくしの内科K入院しゃく 1カ

月間インシュリン D860メゾキサンによる f台

療を受け一時軽快退院したその後自宅で食餌

療法を続けていたが昭和 33年 1月ふたたび全

E QTQIIが 20σ 以上のものならびに QTc 身の倦怠感が増強し目まい幅吐意識障害を生

QIIcが 004以上を示したもの L症例およ じて入院した入院時血圧は 112--56静脈圧は

ぴ検査成績の検討 35mm (H20)空腹時血糖値 363mgdl尿量 440

QTI音が QT時間より 20σ 以上短縮していた CC尿糖 1日10g尿中のアセトンは(十〉で呼

ものは中等症群の治療前iLl回治療後に 1回あ 気にアセトン臭があり昏睡前期の状態であった

第 4号 得本糖尿病およびyenその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネ Jレー1751-勺 ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

入院後ただちにインシュリンの静注インシュ

リシの皮下注射 リンゲル氏液 5ブドー糖液

心剤などの治療をお乙なったが死亡した

1 上記4例の重症度擢患期間血糖値基

礎代謝率 QTQTIおよび QTc-QTIc K

ついて

重症度は例4を除くとすべて中等症で

QTQTI K異常がない例4だけが重症であった

擢患期間は例4を除くとすべてが 5年以下で

例4だけ擢患期間が 15年であった基礎代謝率

はいずれも尋常値であるまた QT-QJIが 20

σ以上あるものは例2と例 3の治療前lとみられ

とれらの QTについてみると HegglinHolzmann

の式による QTの延長は 1例もなかった QTc

QTIc についてみると例4の昏睡前期状態におけ

る例でも Wuhrmannは陰性であった(表 19)

Tab 19

Thedia股 HtP面tientsωith fclth山~iC QT~ -QB

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2 血色素赤血球数血沈肝機能血媛蛋白

分劃およびf也清電解質について

血液相をみると貧血は例41rまた血球沈降

速度の促進は例4例2にみられるほかは ほぼ

尋常であり肝機能にも重大な障害はなかった血

Tab 20

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事7ヰsl

疑蛋白分劃では例4が軽度の異蛋白血症を示す

ほかは傾向的に低 Albumin血症軽度の高

r-Globulin血症がある程度でいちじるしい異蛋

白血症はない血清電解質では Kが尋常値また

は尋常値の上界をわずかに ζ えている程度で

Naはいずれの例でも尋常値であった血清 Na

Kは大量のインシュリンを用いた例 4でも尋常

であった ζれらの数値は表 20R示した

3 各重症度における治療前後のQT-QIIお

よび QTc-QTIcの変化

QT-QJIQTcQTIc Ir異常のあるものはすべ

て中等症群lζみられ QT-QTIが 20σ 以上のも

のは治療前に 1回治療後K1回 QTc-QTIcが

004以上あるものは治療前K1回治療後K2回

あった

4 心拍数血圧および心末梢脈管力学的

数値

心力学的分析では心拍数は例4を除くほかは

すべて尋常範囲lとあり変形期 UFZは 例 2で尋

常の上界例3の治療後では 99σ で勾尋常より延

長しているしかし乙れらの昇圧期 DAZはや

や短縮ないし尋常範間にあった緊脹期 ASZは

例3の治療後だけが尋常の上界をわずかにこえて

いるほかすべてが尋常値であり駆出期 ATZは

尋常の上界に近いものが多L末梢脈管力学的数値

では例3の治療後および例4を除くとほか

性血圧調節すなわちldquo Normotensive Regula~

tion である全末梢流血抵抗 W容積弾性率wは例 1を除けば尋常またはそれに近い ζ

れらの心末梢脈管力学的数値をまとめると例

1は低送血量性で Vmがすくないが W およ

び Eの増しによって血圧値が尋常に維持され

ているこれは緊張先進型血圧調節

ldquoAnspannumgs RegUlationであり

心力学的数値は尋常である例2は尋

常性血圧調節で UFZの増し DAZの

へりから心への流れ込みの増しが考え

られる例3の治療前は例 1と同じく

血圧は尋常で心力学的数値も尋常であ

るゆえ Vmのへりは心拍数のすくな

いためと考えられるまたこの例の治

療後は低血圧症で緊張低下型の血圧

調節を思わせるがほぼ尋常血圧におけ

る循環調節にあり DAZが治療前よ

-1752ー 千 葉 医 点f A寸こ A

社仙雑 第 35巻

りいちじるしく短縮し ATZUFZがのびまた

Vmがましている ζとから心への流れ ζみが増し

たためと思はれる例4の糖尿病昏陸前期の症例で

は血圧が低く Vsはすくなく DAZは増し

ATZは短くなる傾向にあるしかし乙の例では

Hegglinの定義すなわち QII音の短縮はなく

Wuhrmann処理(31)Irよっても病的とは認められ

なかった ζれらの心末梢脈管力学的数値を表

211r示した

Tab 21

Car rD司M lVdwes of the patientyenU (111鵠cuLa 耐 caWith ~thol叫iC QT~ -Qllc

ない

4 肝機能には重大な障害がなく異蛋白血症

異電解質血症を示す例はわたくしの観察したもの

には 1例もなかった

5 基礎代謝率はすべて尋常であった

6 QTQIIQTc-QIIc 1[異常のある例の心力

学的分析では尋常反応が多く圧反応の傾向を示

7 末梢脈管力学的分析では尋常血圧性調節に

近いが Wuhrmann陽性のものに緊張先進型が

2例あった

8 QT-QIIが 20σ 以上のもの 2例はいず

れも QTの延長を示さず臨床症状からみても

PR 8~P UFl DA宣 2AT寄 Vs IIrn 唱a E

01 NA自問e 60

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Hegglinの Energetisch-dynamischeHerzinsuf-

fizienz lL記載された所見と一致しなかったそれ

ゆえ異電解質血症および異蛋白血症ないし

肝比重大な障害をもたない糖尿病に Hegglin症候

群のあった ζ とから糖尿病における心筋代謝の異

常そのものが Hegglin症候群のー園児なりうる

かもしれない乙とを示したただしかような意図

でえらんだ糖尿病患者ゆえ 1例の昏睡前期にある

例を除けば中等度までの症例にとどまったした

F この章の者案およびまとめ

わたくしは過去2年聞にわたって糖尿病性

Hegg1in症候の有無Kついて観察した観察の対象

となった糖尿病患者は18例で計 41回の心末梢

脈管力学的分析を行い同時的t血糖血清 Nar

K血祭蛋白分劃肝機能基礎代謝などの検査を

行った心力学的分析には Blumberger-Holldack

法末梢脈管力学的分析には Wezlerの新法を用

い血清 NaKの測定lζは焔光比色計を用いた

QII音が QTより 20σ 以上短縮しているものは

中等症群1[2回また Wuhrmann式で QTc-

QTIcが +004以上のものは中等症群l乙3回あ

った ζれらの例および参考例として昏睡前

期の状態で入院した重症の糖尿病患者 1例をあげ

心末梢脈管力学的分析およびそれらの患者の

諸代謝状態を検討した

1 ζれらの患者の推定羅患年数は 1ないし

5年であった

bull 2 空腹時血糖は昏睡前期の例以外では 129

ないし 221 mgdlであり重症度は precomaの

例のほかはすべて中等症であった

3 貧血血球沈降速度の促進は precomaの

例でみられたがその他の例ではほとんど異常が

がって ζ 乙には Hegglinのいう Energetisch

Dynamische Herzinsu伍zienzの典型的なものが

なかったのは当然と思われる

今全編のむすび

観察対象 232例を疾患別1[ 10群 lζ分けて

QTと QII音の態度を調べ Hegglin症候の出現

lsquo 率を調べた

1 QII音の短縮限界を 350σ とした場合の He-

gglin症候群の出現率は 236で QT-QIIgt40σ

とした場合の Hegglin陽性率は 85であった

さらに QTの絶対的延長を加えて観察すると前

者は 51後者は 64と陽性率が減ったし

かしなおこのなかには Hegglinが指摘した臨

床症状または心不全兆候のないものをも含んでい

るそれゆえわたくしは Hegglin症候を文字ど

おりのエネルギー性力学的心不全 (EDHI)と

するさいには QTの絶対的延長とともに QII音

が 338σ 以下のものをとった方がより妥当ではな

いかと考えるかような規約のもとに調べると

Energetisch-dynamische Herginsuffizienzをもっ

Hegglin症候群は 232例中 8例 34にすぎな

かった

第 4号 得本糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネルー1753ーギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり台いについて

2 ζの観察範囲内ではとくに一定の固有な

疾患群1(Hegglin症候の陽性率が高いという結果

はえられなかった

3 Energetisch DynamischeHerzinsu伍zienz

の8例中 7例は死亡し剖検しえた 6例のすべ

ての心筋Kムコイド変性をみたすでに協研者

が 心筋症 (Wuhrmann) と Energetisch-dyna-

mische Herginsu伍zienzCHegglin)が原因い

ろいろの臨床検査所見において大きく重なり合

うζとを くりかえしのべているように ζれらの

ものは見かけ上ときにおのおの独立して認め

られるとはいえ大きな重なり合いをもっと考える

4 異蛋白血症または異電解質血症をもたな

い本態性高血圧症および高血圧性心疾患群lとお

いては QII音の延長例が 50尋常例が 39で

異蛋白血症または異電解質血症をもっ群ではむ

しろ QII音の尋常例が 68とふえ延長例が 24

とへり一見健常群の分布と似るようになる

QTの延長例は健常群異蛋白血症または異電

解質血症をもたない本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群 もつ本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群の順応増加する

5 力学的心不全に合併症その他によって

いちじるしい電解質異常が加わったさいには ED

HIにもなりうることを知った

6 異電解質血症異蛋白血症または重大な

肝の機能障害をもたない 18例の糖尿病患者につい

て心末梢脈管力学的分析を Blummb恥 培ge訂r立 er

lda 羽Tezler法の当教室変法でお ζ舵ck法およぴぴ

なった QII音が QTより 20σ 以上短縮している

ものは中等症群に 2回また QTcQIIcが 004

以上のものは中等症群に 3回あった ζれらの例

および昏睡前期の状態の重症の糖尿病患者 l例

をあげ くわしく観察成績を検討した末梢脈管

力学的分析では緊張先進型血圧調節 (Duesberg

u Schroeder)心力学的分析では圧反応 (Blum-

berger)を示すものが傾向的に多いまた異電

解質血症異蛋白血症ないし肝に重大な障害を

もたない糖尿病患者leHegglin症候群のあったこ

とから糖尿病托おける心筋代謝の異常そのものが

Hegglin症候群の一因になりうることを示した

この論文の章 1の要旨は昭和 34年4月日

本循環器病学会総会において稲垣義明木下

安弘橘正敏松崎昭相磯敬明らとともに

報告し章 2の要旨は昭和 33年5月第31

回日本内分泌学会総会において報告した

なお本研究の一部は昭和 33年度文部

省科学研究費によったことを附記する

稿を終る lζ臨み病理組織学について御懇

切な御教示を下さいました本学病理学滝沢

延次郎教授および病理学教室各位にたいし

厚く御礼申上げますまた終始御懇篤な御

指導と厳正な御校閲を賜りました恩師斎藤

十六教授l乙たいし衷心より御礼申上げます

なお第こ内科教室協研者各位lζ対し感謝の意

を表します

交 献

1Verh dtsch Ges KreisKBlumberger1)

forsch161211950

2) DuesbergRuSchroederH Pathophy~

siologie uKlinik der Kol1 apszt]st詰nde

Leipzig1944

3) EinfueiIchJKlepzigH amp Reindell

H Arch KreisIforsch241771956

4) HegglinR Die Klin Energ dynam

HerzinsuffS KBasel1947

5) HegglinR Schweiz Med Wschr83

11031953

6) Hegglin R Fortschritt der Kardiologie

Basel1953s 129 u 247

7) HolzmannM Analyse des u Wel1en

Dtsch Verhandl fur Kreislau百orschg

1195

8) HolldackK Dtsch Arch Klin Med

19871 1951

9)長谷川E博 千葉医会誌35840 (昭 34)

10)稲垣義明木下安弘橘正敏柏崎 昭相

磯敬明得本真義 日循学誌 23475C昭34)

11)稲垣義明 日内誌 451161(昭 33)

12) JaegerM BorterW Arch Kreisl

forsch273051957

13)木下安弘桑山八郎三好 陪大御恒久稲

垣義明 日内誌 461191(昭 32)

14)木下安弘三好結高橋懇桑山八郎大

御恒久稲垣義明 日内誌 461401(昭33)

15)木下安弘 千葉医学会誌 3492 (昭 33)

16)木下安弘三好陪高橋懇桑山八郎大

-1754ー 千葉医学会雑誌 第 35巻

御恒久稲垣義明米本昭彦遠藤博中村

精男 日内誌 461467(昭 33)

17)木川田隆一 千葉学会誌昭 34年 11月印

刷中

18)加藤守也 千葉医会誌 35881(昭 34)

19)松本龍二 千葉医会誌 34636(昭 34)

20) 23)のデーターは協研者松丸信太郎その他

が本誌に近日発表の予定

21)浪川素千葉医会誌 34163(昭 33)

22)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富

井信明中村精男徳政義和木下安弘橘

正敏浪川棄高橋懇桑山八郎三好

暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野

清四郎 日内誌 47452(昭 33)

23)斎藤十六渡辺昌平松本欝ニ遠藤博宮

内法城橋瓜藤光〈病理) 11回日循関東地方

会 (昭 3212)

24)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正融浪川 棄松本簡ニ梅沢英正 日本

臨床 161071 (昭 33)

25)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 正敏浪

川嚢臨床の日本 4453(昭 33)

26)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正敏浪川 棄森山典男小野清四郎宇佐

見暢久申村仁 第 56回日内総会(昭 34

4)

27)斎藤十六 日本の医学〈第 15回日本医学会総

会記録)IV613(昭 34)

28)佐瀬富士夫千葉医会誌 34677 (昭33)

29)橘正敏 千葉医会誌 34130 (昭 33)

30)高橋懇千葉医会誌 34615 (昭 33)

31) WuhrmannF Die MyokardoseBasel

1956

32) Z u DeliusL et al DtschArch Klin

Med199541952

33) WezlerK u BogerA Erg Physiol

412921939

Page 4: AaCィムC サフシフセウノィッ Hegglin ヌQCopac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900111962/KJ00005667549.pdfQII Q第2ケヤ (Q-2nd Sound interval) UFZ Sマ`(g Umformungszeit ") Vm

第 4号 得本 糖尿病およびその他の疾患Kおける Hegglin症候群とくにエネル -1745ーギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

Tab5 くみられる ζ とから今

Cardiovascular Dyamics of 8 Cases with Hegglin Syndrome までしばしば Wuhr-

NoN訓 E悠Di却nosis~~T 鉱努守隠密I~~I~I~ 立なfb易弘 mz 61 Retltuto

2084 111M広 m SaJcomd 35f 十 123 337 lt0018)46 76 120 217 332 33 208G lω13 76

2IMS 64

Myelomd 3Ss 十 135 308 (0069】s4 -13 81 227 276 32 yen131 1158 5 1189 80 m

343ITM f HyperhyroidiSIJJ403 +i26 309 ω118) 66 ~3 63 246 977 91 86B 2379 t 977 100

4INM 36 j MjIOCdrrJJiJthid340 十 116 322 (0025】118 56 172160 141 16 4910S2CO1お 1lI3~I

5ITK 26 m

SBEauncbdtOδeCcOruMitaeiltt5 401 +136 323 (0087) 63 32 ee227 409 39 20893510 1 943 1221

amp-ITM 26 HMuyarptee匂mrtn四aιdnStion-~ + 34 22d 29903凶1 995

自f 117 335 (0031) 76 110 4ao 47

71 18 47 MHyailrigfnean1Stion 375 十 111 鈴0 OJ)49τ8 26 104 226 55) 4ρ 払すSρ m 噌札0UilI

811T 冒4 Hejldtom 412 f

十 113 337 O08~ 12 23 96降41 369 269芝陣 ~且女子l 130 官|

( )αlculdtionbeyond断市mtmnsDefinitionofIheHedrtRdte

Tab6

Blood Chemistry of 8Cases With Hegglin Syndrome

t7例は死亡し剖検しえた 6例の心筋のすべて

にムコイド変性をみた 232例中異蛋白血症お

よび異電解質血症のあったものは 166例 71で

あったなおこの観察範囲内ではとくに一定固

有の疾患群Ir特殊的に Hegglin症候の陽性率が

高いという結果はえられなかった

ii) 剖検しえた EDHIをもっ例にかんするか

ぎりすべて心筋にムコイド変性をみたしかし

本症にかような所見がどんな病徴性をもってあら

われるかについてはなお保留すべき点がある

乙の点病理がわからの教示をますます仰ぎた

い一方生前 EDH1ないしは Hegglin症

候をもたない例にも組織学的1[ムコイド変性の

みられる例もある (20)協研者たちは EDHIが

異電解質血症具蛋白質血症をともなう症患に多

mannのいう心筋症と大

きな重なり合いをもっ ζと

を指摘してきた乙の小文

でも Hegglin症候心筋

症およびムコイド変性

の3者が見かけ上とき

どきおのおの独立して

認められる半面大きな童

なり合いを持つ乙とも明ら

かであるしかもかよう

な場合における Hegglin

症候はただ Hegglinの

定義したもの以外1[氏

のいう Energetischdyna-

mische Herzinsu血zienz

伊sex P協dsm同a I PllJsma PJotein iverFunction

SNBRtamotmoehd伽 Serum

NdII1e Didgnosis AII olθ d1f Gros I Co ICd KlINd1

11M広 61 RsaerticcotmItao- 75 378 213 107m lt4 128 19 amp13Rc1O1~争la6 445 1318

2IMs64 Myelomd 1~1 3364 57 678 68 11 li-4 R28物写1128 474 1435 m

3ITM 34

H炉d伽wJfsm 8A8 578 95 100 172 63 13 li-s R4~6 71ち255 445 1350 f

4INM 36

物的rd)dlh臼 676 457 82 132 23493 12 amp1匂Eamp10究42s6 4帥 1445f

5ITK 26 BESnuadbEEtaHec3Fu5iartdetitち 895 482 85 124 22ρ 89 17 Rl8 R 812311時 ー ーm

6ITM 25 HMuwra習temtgrttneaannstr叩 775 483 dO2ho 119 223 68 19 RI匂事 Vt21 101151400amp2 431年f

711847 MHyoWltsrmensmttow 796 (67 glsquoaa望~8丸Sh 110 1M 98 18 amp1-5amp4 10~旬 i89 1370 m

811154 Hes泊tom 785 321Za2M4a8回β岡~5s2A 88 (-amp B φd 四世 435 防空F

に相当することが多い ζと

を思わせたそれゆえ

Hegglin症候は 比較的

日常の臨床応みとめられる

ことではあるが Hegglin

のいう文字どおりの Ene-

rgetisch-dynamische He~

rzinsuffizienzは比較的

まれに経験されるピけであ

2 力学的心不全とエネ

ルギーl陸力学的心不

全の移りあい

本態性高血圧症および高血圧性心疾患群にお

いて異蛋白血症または異電解質血症のあるな

しによって QIT音と QTの態度1[どのような変

化があらわれるかを調べた図 3の中史民示すよう

It異蛋白血症または異電解質血症をもたない

本態性高血圧症および高血圧性心疾患群におい

では QIT音の延長例は 50を占め尋常例は 39

ζれにたいして異蛋白血症異電解質血症を

もつ群においてはむしろ QIT音の尋常例が 68

とふえ延長例が 24とへり一見図の左の健常

群の分布に似るようになるただし QTの延長例

は左から右にゆくにしたがいいちじるしく増す

また中央の QIT音短縮例の 11のすべては QT

が尋常であったが右の 8のすべては QTが延

長を示した以上本態性高血圧症および高血圧

-1746- 千 葉医 学会 雑誌 第 35巻

Fig 3 zinsu白zienzの8例中 7

QT and QII in 例は死亡し剖検しえた 6

ldquo ε tlnd

例のすべての心筋ICムコNormnl ιH lnd HC1gt HCD

(Wi伽 utJ抑制d叫出回聞い (wi的PysptOtOT1gtyselechul舛 イド変性をみたすでに心

30臼 5CS 36白 ses 25白 ses 筋症と Energetisch-dyna-

mische Herzinsu伍ziezn

は原因いろいろの臨床

検査所見において大きく

重なり合うことをしばし

ばのべてきたそれゆえ

心筋のムコイド変性を含め

た3者は見かげ上とき

民にコ NortmI( ) N_ Nor明白I 1 におのおの独立して認め(350-400tt) I

園田制叫ed ~ Q lI P ---1gt1 られるとはいえ大きな重伽qed~ 町(mL) ShDTtentng J j 5吋nl校ShmrJ

性心疾患において異蛋白血症または異電解質

血症が加わると QIT音のもっとも多く占める群

は延長群からふた〉び尋常群に移る事実

Dynamische Herzinsuffizienzをもっ 12例の本態

性高血圧症に Chlorothiazide または Hydro圃

chlorothiazideを使用し電解質代謝に異常をみ

たさい(17)(27九一過性にせよ Hegglin症候のあら

われたものが 5例もあった

D この章の者案およびまとめ

われわれは観察対象 232例を疾患別H 10群

応分けて QTとQIT音の態度を調べ Hegglin症

候の出現を調べた

1 QII音の短縮限界を 350σ とした場合 QT-

QII=+40σ 以上とした場合とによって Hegglin

陽性率は 23685とことなるさらに QTの

絶対的延長を加えて観察すると前者は 51後

者は 64と陽性率がへるしかしなお ζ の

なかには Hegglinが指摘した臨床症状または

心不全兆候のないものをも含むそれゆえわたく

しは Hegglin症候を文字どおりのエネルギー性力

学的心不全 (EDH1)とするさいには QTの絶

体的延長とともに QII音が 338σ 以下のものをと

った方がより妥当ではないかと考えるかような

規約のもとに調べると 232例中 8例すなわち

34にすぎなかった

2 この観察範囲ではとくに一定の固有な疾

症候の陽性率がとくに高いといHegglin乙l患群

う結果はえられなかった

3 1でのべた Energetisch圃 dynamischeHer-

なり合いをもっと信じる

4 異蛋白血症または

異電解質血症をもたない本態性高血圧症および

高血圧性心疾患群においては QII音の延長例が

50尋常例が 39を占める乙れにたいしても

つ群においてはむしろ QII音の尋常例が 68

とふえ延長例が 24とへり一見健常群の分

布と似るようになる QTの延長例は健常群異

蛋白血症または異電解質血症をもたない本態性

高血圧症および高血圧性心疾患群異蛋白血症

または異電解質血症をもっ本態性高血圧症およ

び高血圧性心疾患群の順に増加する

5 力学的心不全r合併症その他によってc

いちじるしい電解質異常が加わったさいには

Energetisch-dynamische Herzinsuffizienz Iζ もな

りうることを知った

章 II 糖尿病における Hegglin症候群について

A は しがき

わたくしは乙の章で糖尿病における Hegglin

症候群について観察しかつ Hegglin症候群を示

す例の心末梢脈管力学的分析空腹時血糖躍

患期間血紫蛋白分劃および血清電解質などに

ついて述べる

B 観察対象

被検者は千葉大学医学部第二内科に入院した糖

尿病患者を主体として過去2年聞にわたりとの

目的のために追究しえた 18例で症状の変化治療

の経過にしたがって計 41聞の検査を行った観

察例数の比較的少数な理由は以上の諸検査がい

つもほぼ同時点におこなわれなければ有意義

得本 糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とく 1(エネル第 4号 ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについで

-1747-

な数値がえられないゆえ ζの条件l乙欠けた例は

惜みなく捨てたからである乙れらの諸検査は

協研者の没我的な援助のもとにのみ可能であった

C 観察方法

心力学的分析と末梢脈管力学的分析を厳密な意

味で同時に測定し血糖血清電解質血紫蛋白分

劃などの諸検査もできるだけ同時点K近いところ

でおとなった

1) 心末梢脈管力学的分析はは Blumberger-

Holldack(9)法ならびに Wezlerの新法を用いた

動学会の規定する Tiselh胞の装置を用い Veronal

緩衝液を使った

3) 血糖の測定は Hagedron-Jensenの法で測

り主として肘正中静脈血を使った

なお乙の論文中応用いた糖尿病の重症度は昭

和 33年第 1回糖尿病研究会の席上で東京女子医大

中山光重教授東京大学医学部葛谷講師らによって

示された基準を考慮し表7の分類法にしたがった

Tab7

DIω4宮崎町

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門oderatf T~ P gtOへ 150201 ~OO 102q

(2M D司Y回)

5町 間 宮 Twre ヨ01- ヨ0-151 -t吾首 DIl国 3

(11)乙のさい血圧の測定にはしばしば Elect-

romanometer (Sanborn)を用いまた上行大

動脈断面積の測定には平面キモグラフィーを使っ

た乙れらの方法論については章 IIとおいて述べ

2) 血清 NaKは Beckmann火焔比色計で測

ったまた血疑蛋白分劃の測定には日本電気泳

Tab8

W

m一日叩

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hart吋ム|唱

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LU

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162 52 3m 1163 I (ー)

167 66 1m 1153 yen (ー)

160 68 1m 198 yen (ー)

164 64 1y 1211 (ー)

143 38 1y l222 I yen

myoklonus

161 45 15y l298 yen (ー〉

153 1 |18 I叫lmonaryTbc HyperteωnsS46 5y 鉛6 PU 匂印凶

149 4y | 175 IHype ion61 訂r匂伽附叫凶士

166 51 4y |323 Ip制 dotabes G叫 re即

151 49 25y |169 I Hypertension Reti

168 60 6y l131 yen Hyper刷 sion

6y l268 1 Diab Nephropa的

148 15y 1350 Diab Ne凶ropath43 I 164 50 I_yI 130 I (ー)

140 40 2y |250 [cataracta

153 40 ly I221 I (ー〉

-1748ー 千葉医学雑会誌 第35巻

血糖値は空腹時血糖を測定し 1日の尿糖は 1

日の必要カロリー(体重 1kg IL対して 30--35cal

含水炭素200gから 250g)を与えた場合の尿糖量

を使用した必要インシュリン量は上記の制限食

でコントロールするに必要なインシュリン量である

(表7)

D 観察成績

1) 擢患期間

糖尿病の発病より被検時までの推定擢患期間は

1年までのものが 4例 1年から 5年までのもの 11

例 5年以上のもの 3例であった(表的

2) 合併症

18例の糖尿病患者の中高血圧症を合併するもの

5例腎合併症限合併症各2例結核症エソ

各 1例で合併症のないものは 10例であった(表

8)

3) 重症度

前述しに分類法K従い臨床症状を考慮して分類

すると軽症(lstDegree) 3例中等症 (2nd

Degree) 12例重症 (3rdDegree) 3例であった

(表的

Tab9

官伽entIBood叫1IU附判明 hγeMt山h

numbe1 ot (dcCS

附 IAτ百pe 3 5 3

制町d1f百戸 I~ l 12

苦情棺 T百戸 ヨ ヨ ヨ

Ttl lsquo宮 Ig 18

4) 血撲蛋白分劃

われわれの観察した 18例の糖尿病患者では異

蛋白血症を示すものは 12例で尋常範囲にあるも

のは 6例であったまたこれらの心末梢脈管

力学的分析を異蛋白血症を示すものと尋常範囲

にあるものとに大別して観察すると心力学的数値

-Cは異蛋白血症 12例中 8例が圧反応(1)(9)(28)で

4例が尋常反応であり容量反応は 1例もなかった

末梢脈管力学的数値では低血圧性調節〈加のもの

に尋常型が 1例尋常血圧性調節K緊張充進型

ω(28)が6例高血圧性調節(33)KE型が 1例 W

+E型が 4例みとめられた乙れは血緊蛋白分劃

値が尋常範囲とあるもの〉心末梢脈管力学的分析

にほぼ一致するが末梢脈管力学的数値で高血圧

性調節を示すものに異蛋白血症は W+E型が

Tab 10

D野rroslashtei~嗣otildea

12caes

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8 +110 610 011 ヰ|

312 212 111

16 110 sI2 11 唱司L

多く尋常範囲にあるものでは M型が 1例で W

型 E型 W+E型は 1例もなかった(表 10)血

紫蛋白分劃値と QTQlIの関係をみると血疑蛋

白分劃値が尋常範囲にあるものでは Hegglin-Hol-

zmannの式で延長短縮ともに 1例もなく

Bazettの式では延長2例短縮 1例がみとめら

れたまた異蛋白血症のあるものでは Hegglin

Holzmannの式で6例 Bazettの式で 7例がみと

められた QlI音の短縮は 1例もない(表 11)

5) 血清電解質

血清 Naでは低 Na血症が 3例高 Na血症は

1例もなかったまた血清Kでは低K血症は 1

例もなく高K血症が 3例にみられたがいずれも

軽度であった(表 12)

Tab 11

均牢『品帽司

日臼se

刷W問

0加例制耐a 6εgtltS

s

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QT I Qτ

Tab 12

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ヘヨ8胴 長J色

NdTllOpct鶴 吉Erna 10

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51同 E屯IへR ヨ

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13

6) 空腹時血糖

空腹時血糖は 41回の検査で 120 mgdl以下の

もの 2回 121から 200mgjdlまで 20回 201から

300mgjdlまで 15回 301 mgjdl以上4回であっ

得本 糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とくにェネル ー1749ー第 4号ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

Tab 13 Tab 15

阻ildTo唱pt l1Iaderate乃pe SegtIETlteT唖pe

ヨcases l2cases 3 ca es

befor 晶ftlfl b吋γ Q(使Y befv吋trr

τ

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SI1町1 1lt1 S守 6 ヨ t S1512 I1 12 111 1

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二汁一司管力脈ζ

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Hegglin仰によれば QT時間の延長は心筋収

縮における代謝過程の遅延を意味するがわたくし

の観察した例では 41回の検査の中で Hegglin

-Hol布lannの式で 12回 Bazettの式で 18回が延

長を示し短縮は Hegglin-Holzmannの式では

1例もなく Bazettの式では 3例にみとめられ

ア」

7) QT時聞について

が0

4lAU

JJ

Q

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A

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Bαワ向

8) QJI音について

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mkf

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a QJI音の短縮

41回の検査では 338σ 以下は短縮しているもの

は 1例もなかったしかし QT-QlIが 20σ 以上

に短縮しているものは 2~Uacuteあった

b QTcQllcの観察

QT-Qllを心拍数で較正した Wuhrmannの式

た QT時間と心末梢脈管力学的分析の関係はQTc-Q lI c が

表 141乙示した

a 重症度によって観察した治療前後の QTの

変化

重症例では治療前rcHegglin-Holzmannの式

Tab 14

Wuhr以上のものすなわち0~04 -

mann陽性のものは 3例あったこれらの心末梢

脈管力学的分析では明Tuhrmann陽性の 3例も

QT-QlIが 20σ 以上の 2例もともに心力学的

分析では尋常反応を示し末梢脈管力学的分析で

は低血圧性調節は 1例もなく尋常血圧性調節を

示すものでは緊張先進型が Wuhrmann陽性の

ものに 2 例あり尋常型が 1 例あった QT~Qll がIcr)砧伊町mo岨0]lSCllla t H陥忽K) 1 阿旬同日f仰向酬が伽曲肘lil

F~I~ヤi刊一 I A IN Ie IA IN IEI門 Iwllilb 20σ 以上のものでは緊張允進型尋常型が各 1例

~ぺt-I 6 IョI2 1010101q10lololol~15 あったとの関係を表 161と示すミ (H匂1~ JHormallは|叫|斗 10131什8151叶パ1 16

一一寸由主-1 0 1 0 1 ~ 10101010101010101010 c 重症度によって観察した治療前後の QII音

yciac Duna畑iCsl(a

12 1010101812101川0116

立話工iE いい 1011010101101010い Qll音lr異常のあるものは重症軽症といじ SI1m Is I円 I6 j0131 151 5121 l 12 1

ヰ I 12 I 1宮 1例もなかった治療前後の QlI音の変化を比較

すると QT臥 Qllが 20σ 以上であった 1例は弓宅変

で QTが延長していた 1例が治療後Fig4

には 2例となり Bazettの式では治

療前の 1例が治療後には 3例となりか G)f(H明 伽Hot軍剛附〉 QT (1Ba冒flt)

IR官常い2 1 ヰ

ltaailtlt)I II蜘 r同

GT の変化川ぃ1i101叶ヨ1 I2To1-3 5 I 12

伶as白1司鴎-

0000

市叫

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母国吋e si喝

』町

えって増している中等症では 4例の

ものが 3例1( 8例のものが 5例にい

ずれも治療後に減っている軽症例で

は不変であった(表 15)

b QTと空腹時血糖値の関係

空腹時血糖値200mgdlまでのもの

で HeggIin-HoIzmannの式 lとより

》約叫aMio宅aト

-ae帽 bullbull

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陸 oo

位回rle-lIiSlyen

町IGl駒由~ a割問唱t 回嗣刷却期柳

圃回参事4肺 4臼相γ圃陣令官lDOd~ular延長を示したものが 7例 200mgjdl以

-1750ー 千葉医学会雑誌 第35巻

Tab 16 りまた QTおよび QTIを心拍数

(a1did0可恥ami巴も lsquoIasc比 laT Dfnamoιs

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po旬RM 型vmRh同_i唱pevRt竺F旬e

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叩戸空It) 200_ 2 011 110 z

すなわ〉31式〈Wuhrmannで較正した

ち QTc-QIIcが 004以上のものは

中等症群の治療前lζ1回治療後に 2回

計 3回あった乙〉では 乙れらの症例

をあげまた参考例として precoma

の状態で入院した重症の糖尿病 1例をあ

げて諸種の検査成績を検討じた

例 1 O T 51才の男性口渇全身

Tab 17 の倦怠感を主訴として昭和 32年 10月入院した

2ndO日刊r~of官官f句 Eo-tD3rd D

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叫叫 3 11 ヨ 3QT-Gbullbull

2b岡市maon) 001品叫 o I 0 I

入院時の空腹時血糖値は 129mgdlで食後 2時

間の血糖値は 268mgdlであった Staub効果は

陰性で 1日の尿糖は 50--80gアセトンは(ー)

であった

例 2 K R 48才の女性ゃく 2年程前から口

渇多飲lと気づいていたが治療を受けたことはな

い昭和田年 10月K入院したがその前後よりであり QTc-QTIcが 004以上の 1例は治療後

には 2例となり かえって増加している(表 17)

なお以上 41回の検査の心末梢脈管力学的数

値を一括して表 181乙示した

Tab 18

NO 匂提 UFl 011宮AS宮A沼 Gl1GT 唱も 1m w EI c 邑R IRldquo司tfTa令QT Gr

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2gt等 俸を2』制主H-M-唱剖Mqq 8 ~ 事18 lsquo~36 与弓qト可q句巳嶋 IZ1z~c

口渇多飲多尿が急lζ増して 1日の尿量は平

均 2500ccであった入院時の空腹時血糖値は 188

mgjdl食後 2時間では 362mgdl体重は標準

体重にたいして +1で 1日の尿糖は 70g前後

Staub効果は陰性であった尿中アセトンは(ー)

でインシュリン1O~4単位 D 8603--2gの治

療で軽快退院した

年前から口渇1才の女性ゃく40103例

多尿があり入院前 1カ月ごろから多食するにも

かかわらず体重がいちじるしく減少した昭和 32

年 11月入院時の空腹時血糖値は 221 mgjdl食

後 2時間では 372mgdlであった体重は標準

体重にたいして -15制限食による 1日の尿糖は

100 ~ 150gで Staub効果陰性尿中アセトン

(一)インシュリン 20単位 D8603--2gメゾ

キサン 09--15gの治療によって軽快退院した

例 4 NM51才の女性昭和 17年糖尿病の

診断のもとにゃく 5カ月間インシュリン治療を

受けたことがある昭和 32年 11月全身の倦怠感

を主訴としてわたくしの内科K入院しゃく 1カ

月間インシュリン D860メゾキサンによる f台

療を受け一時軽快退院したその後自宅で食餌

療法を続けていたが昭和 33年 1月ふたたび全

E QTQIIが 20σ 以上のものならびに QTc 身の倦怠感が増強し目まい幅吐意識障害を生

QIIcが 004以上を示したもの L症例およ じて入院した入院時血圧は 112--56静脈圧は

ぴ検査成績の検討 35mm (H20)空腹時血糖値 363mgdl尿量 440

QTI音が QT時間より 20σ 以上短縮していた CC尿糖 1日10g尿中のアセトンは(十〉で呼

ものは中等症群の治療前iLl回治療後に 1回あ 気にアセトン臭があり昏睡前期の状態であった

第 4号 得本糖尿病およびyenその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネ Jレー1751-勺 ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

入院後ただちにインシュリンの静注インシュ

リシの皮下注射 リンゲル氏液 5ブドー糖液

心剤などの治療をお乙なったが死亡した

1 上記4例の重症度擢患期間血糖値基

礎代謝率 QTQTIおよび QTc-QTIc K

ついて

重症度は例4を除くとすべて中等症で

QTQTI K異常がない例4だけが重症であった

擢患期間は例4を除くとすべてが 5年以下で

例4だけ擢患期間が 15年であった基礎代謝率

はいずれも尋常値であるまた QT-QJIが 20

σ以上あるものは例2と例 3の治療前lとみられ

とれらの QTについてみると HegglinHolzmann

の式による QTの延長は 1例もなかった QTc

QTIc についてみると例4の昏睡前期状態におけ

る例でも Wuhrmannは陰性であった(表 19)

Tab 19

Thedia股 HtP面tientsωith fclth山~iC QT~ -QB

8S 8悶01 QqIQT恥o9Fyee Pur仙圃 飢-~ NQme

sneritja3( 5t--= 6で~t

12司 司2-1 lsquoUIJ 28 00時ヨ|官O叫210宮

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00句告188 4十三6ヨ56 叫~S21 KR 崎80 2叫 O 2司

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2 血色素赤血球数血沈肝機能血媛蛋白

分劃およびf也清電解質について

血液相をみると貧血は例41rまた血球沈降

速度の促進は例4例2にみられるほかは ほぼ

尋常であり肝機能にも重大な障害はなかった血

Tab 20

8匂oddte耐 st珂 otttie patie向副総拘怯[08( (i1k-Qnc

~l HaOslash1e HbR9tBgt固 Ierun批 ion PIaltrnapYotein -fyaction

句eSetsahla1lt10 宥rr針s臼(dTPPjAl 1tt1ltlt21(311f1

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15ヨElsquo E昔7f守

事7ヰsl

疑蛋白分劃では例4が軽度の異蛋白血症を示す

ほかは傾向的に低 Albumin血症軽度の高

r-Globulin血症がある程度でいちじるしい異蛋

白血症はない血清電解質では Kが尋常値また

は尋常値の上界をわずかに ζ えている程度で

Naはいずれの例でも尋常値であった血清 Na

Kは大量のインシュリンを用いた例 4でも尋常

であった ζれらの数値は表 20R示した

3 各重症度における治療前後のQT-QIIお

よび QTc-QTIcの変化

QT-QJIQTcQTIc Ir異常のあるものはすべ

て中等症群lζみられ QT-QTIが 20σ 以上のも

のは治療前に 1回治療後K1回 QTc-QTIcが

004以上あるものは治療前K1回治療後K2回

あった

4 心拍数血圧および心末梢脈管力学的

数値

心力学的分析では心拍数は例4を除くほかは

すべて尋常範囲lとあり変形期 UFZは 例 2で尋

常の上界例3の治療後では 99σ で勾尋常より延

長しているしかし乙れらの昇圧期 DAZはや

や短縮ないし尋常範間にあった緊脹期 ASZは

例3の治療後だけが尋常の上界をわずかにこえて

いるほかすべてが尋常値であり駆出期 ATZは

尋常の上界に近いものが多L末梢脈管力学的数値

では例3の治療後および例4を除くとほか

性血圧調節すなわちldquo Normotensive Regula~

tion である全末梢流血抵抗 W容積弾性率wは例 1を除けば尋常またはそれに近い ζ

れらの心末梢脈管力学的数値をまとめると例

1は低送血量性で Vmがすくないが W およ

び Eの増しによって血圧値が尋常に維持され

ているこれは緊張先進型血圧調節

ldquoAnspannumgs RegUlationであり

心力学的数値は尋常である例2は尋

常性血圧調節で UFZの増し DAZの

へりから心への流れ込みの増しが考え

られる例3の治療前は例 1と同じく

血圧は尋常で心力学的数値も尋常であ

るゆえ Vmのへりは心拍数のすくな

いためと考えられるまたこの例の治

療後は低血圧症で緊張低下型の血圧

調節を思わせるがほぼ尋常血圧におけ

る循環調節にあり DAZが治療前よ

-1752ー 千 葉 医 点f A寸こ A

社仙雑 第 35巻

りいちじるしく短縮し ATZUFZがのびまた

Vmがましている ζとから心への流れ ζみが増し

たためと思はれる例4の糖尿病昏陸前期の症例で

は血圧が低く Vsはすくなく DAZは増し

ATZは短くなる傾向にあるしかし乙の例では

Hegglinの定義すなわち QII音の短縮はなく

Wuhrmann処理(31)Irよっても病的とは認められ

なかった ζれらの心末梢脈管力学的数値を表

211r示した

Tab 21

Car rD司M lVdwes of the patientyenU (111鵠cuLa 耐 caWith ~thol叫iC QT~ -Qllc

ない

4 肝機能には重大な障害がなく異蛋白血症

異電解質血症を示す例はわたくしの観察したもの

には 1例もなかった

5 基礎代謝率はすべて尋常であった

6 QTQIIQTc-QIIc 1[異常のある例の心力

学的分析では尋常反応が多く圧反応の傾向を示

7 末梢脈管力学的分析では尋常血圧性調節に

近いが Wuhrmann陽性のものに緊張先進型が

2例あった

8 QT-QIIが 20σ 以上のもの 2例はいず

れも QTの延長を示さず臨床症状からみても

PR 8~P UFl DA宣 2AT寄 Vs IIrn 唱a E

01 NA自問e 60

-眼z36 CC ~n ~4τ1n手-

IIOT 620 2gt 61 ヨヨ 102 吉26 61 382 20喜~6q

21 KR 615- 守E 25 qι ヨ11 可時 501 q~lsquoヰ S官61へ 61

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嶋略叫川lN 門川|竃6ベ16作| 刷 卜何叶|ト一一一一卜イト斗日吋-ベイi t川 ~J医 3 2i吋-hellip斗一斗ト主創帥

Hegglinの Energetisch-dynamischeHerzinsuf-

fizienz lL記載された所見と一致しなかったそれ

ゆえ異電解質血症および異蛋白血症ないし

肝比重大な障害をもたない糖尿病に Hegglin症候

群のあった ζ とから糖尿病における心筋代謝の異

常そのものが Hegglin症候群のー園児なりうる

かもしれない乙とを示したただしかような意図

でえらんだ糖尿病患者ゆえ 1例の昏睡前期にある

例を除けば中等度までの症例にとどまったした

F この章の者案およびまとめ

わたくしは過去2年聞にわたって糖尿病性

Hegg1in症候の有無Kついて観察した観察の対象

となった糖尿病患者は18例で計 41回の心末梢

脈管力学的分析を行い同時的t血糖血清 Nar

K血祭蛋白分劃肝機能基礎代謝などの検査を

行った心力学的分析には Blumberger-Holldack

法末梢脈管力学的分析には Wezlerの新法を用

い血清 NaKの測定lζは焔光比色計を用いた

QII音が QTより 20σ 以上短縮しているものは

中等症群1[2回また Wuhrmann式で QTc-

QTIcが +004以上のものは中等症群l乙3回あ

った ζれらの例および参考例として昏睡前

期の状態で入院した重症の糖尿病患者 1例をあげ

心末梢脈管力学的分析およびそれらの患者の

諸代謝状態を検討した

1 ζれらの患者の推定羅患年数は 1ないし

5年であった

bull 2 空腹時血糖は昏睡前期の例以外では 129

ないし 221 mgdlであり重症度は precomaの

例のほかはすべて中等症であった

3 貧血血球沈降速度の促進は precomaの

例でみられたがその他の例ではほとんど異常が

がって ζ 乙には Hegglinのいう Energetisch

Dynamische Herzinsu伍zienzの典型的なものが

なかったのは当然と思われる

今全編のむすび

観察対象 232例を疾患別1[ 10群 lζ分けて

QTと QII音の態度を調べ Hegglin症候の出現

lsquo 率を調べた

1 QII音の短縮限界を 350σ とした場合の He-

gglin症候群の出現率は 236で QT-QIIgt40σ

とした場合の Hegglin陽性率は 85であった

さらに QTの絶対的延長を加えて観察すると前

者は 51後者は 64と陽性率が減ったし

かしなおこのなかには Hegglinが指摘した臨

床症状または心不全兆候のないものをも含んでい

るそれゆえわたくしは Hegglin症候を文字ど

おりのエネルギー性力学的心不全 (EDHI)と

するさいには QTの絶対的延長とともに QII音

が 338σ 以下のものをとった方がより妥当ではな

いかと考えるかような規約のもとに調べると

Energetisch-dynamische Herginsuffizienzをもっ

Hegglin症候群は 232例中 8例 34にすぎな

かった

第 4号 得本糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネルー1753ーギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり台いについて

2 ζの観察範囲内ではとくに一定の固有な

疾患群1(Hegglin症候の陽性率が高いという結果

はえられなかった

3 Energetisch DynamischeHerzinsu伍zienz

の8例中 7例は死亡し剖検しえた 6例のすべ

ての心筋Kムコイド変性をみたすでに協研者

が 心筋症 (Wuhrmann) と Energetisch-dyna-

mische Herginsu伍zienzCHegglin)が原因い

ろいろの臨床検査所見において大きく重なり合

うζとを くりかえしのべているように ζれらの

ものは見かけ上ときにおのおの独立して認め

られるとはいえ大きな重なり合いをもっと考える

4 異蛋白血症または異電解質血症をもたな

い本態性高血圧症および高血圧性心疾患群lとお

いては QII音の延長例が 50尋常例が 39で

異蛋白血症または異電解質血症をもっ群ではむ

しろ QII音の尋常例が 68とふえ延長例が 24

とへり一見健常群の分布と似るようになる

QTの延長例は健常群異蛋白血症または異電

解質血症をもたない本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群 もつ本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群の順応増加する

5 力学的心不全に合併症その他によって

いちじるしい電解質異常が加わったさいには ED

HIにもなりうることを知った

6 異電解質血症異蛋白血症または重大な

肝の機能障害をもたない 18例の糖尿病患者につい

て心末梢脈管力学的分析を Blummb恥 培ge訂r立 er

lda 羽Tezler法の当教室変法でお ζ舵ck法およぴぴ

なった QII音が QTより 20σ 以上短縮している

ものは中等症群に 2回また QTcQIIcが 004

以上のものは中等症群に 3回あった ζれらの例

および昏睡前期の状態の重症の糖尿病患者 l例

をあげ くわしく観察成績を検討した末梢脈管

力学的分析では緊張先進型血圧調節 (Duesberg

u Schroeder)心力学的分析では圧反応 (Blum-

berger)を示すものが傾向的に多いまた異電

解質血症異蛋白血症ないし肝に重大な障害を

もたない糖尿病患者leHegglin症候群のあったこ

とから糖尿病托おける心筋代謝の異常そのものが

Hegglin症候群の一因になりうることを示した

この論文の章 1の要旨は昭和 34年4月日

本循環器病学会総会において稲垣義明木下

安弘橘正敏松崎昭相磯敬明らとともに

報告し章 2の要旨は昭和 33年5月第31

回日本内分泌学会総会において報告した

なお本研究の一部は昭和 33年度文部

省科学研究費によったことを附記する

稿を終る lζ臨み病理組織学について御懇

切な御教示を下さいました本学病理学滝沢

延次郎教授および病理学教室各位にたいし

厚く御礼申上げますまた終始御懇篤な御

指導と厳正な御校閲を賜りました恩師斎藤

十六教授l乙たいし衷心より御礼申上げます

なお第こ内科教室協研者各位lζ対し感謝の意

を表します

交 献

1Verh dtsch Ges KreisKBlumberger1)

forsch161211950

2) DuesbergRuSchroederH Pathophy~

siologie uKlinik der Kol1 apszt]st詰nde

Leipzig1944

3) EinfueiIchJKlepzigH amp Reindell

H Arch KreisIforsch241771956

4) HegglinR Die Klin Energ dynam

HerzinsuffS KBasel1947

5) HegglinR Schweiz Med Wschr83

11031953

6) Hegglin R Fortschritt der Kardiologie

Basel1953s 129 u 247

7) HolzmannM Analyse des u Wel1en

Dtsch Verhandl fur Kreislau百orschg

1195

8) HolldackK Dtsch Arch Klin Med

19871 1951

9)長谷川E博 千葉医会誌35840 (昭 34)

10)稲垣義明木下安弘橘正敏柏崎 昭相

磯敬明得本真義 日循学誌 23475C昭34)

11)稲垣義明 日内誌 451161(昭 33)

12) JaegerM BorterW Arch Kreisl

forsch273051957

13)木下安弘桑山八郎三好 陪大御恒久稲

垣義明 日内誌 461191(昭 32)

14)木下安弘三好結高橋懇桑山八郎大

御恒久稲垣義明 日内誌 461401(昭33)

15)木下安弘 千葉医学会誌 3492 (昭 33)

16)木下安弘三好陪高橋懇桑山八郎大

-1754ー 千葉医学会雑誌 第 35巻

御恒久稲垣義明米本昭彦遠藤博中村

精男 日内誌 461467(昭 33)

17)木川田隆一 千葉学会誌昭 34年 11月印

刷中

18)加藤守也 千葉医会誌 35881(昭 34)

19)松本龍二 千葉医会誌 34636(昭 34)

20) 23)のデーターは協研者松丸信太郎その他

が本誌に近日発表の予定

21)浪川素千葉医会誌 34163(昭 33)

22)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富

井信明中村精男徳政義和木下安弘橘

正敏浪川棄高橋懇桑山八郎三好

暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野

清四郎 日内誌 47452(昭 33)

23)斎藤十六渡辺昌平松本欝ニ遠藤博宮

内法城橋瓜藤光〈病理) 11回日循関東地方

会 (昭 3212)

24)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正融浪川 棄松本簡ニ梅沢英正 日本

臨床 161071 (昭 33)

25)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 正敏浪

川嚢臨床の日本 4453(昭 33)

26)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正敏浪川 棄森山典男小野清四郎宇佐

見暢久申村仁 第 56回日内総会(昭 34

4)

27)斎藤十六 日本の医学〈第 15回日本医学会総

会記録)IV613(昭 34)

28)佐瀬富士夫千葉医会誌 34677 (昭33)

29)橘正敏 千葉医会誌 34130 (昭 33)

30)高橋懇千葉医会誌 34615 (昭 33)

31) WuhrmannF Die MyokardoseBasel

1956

32) Z u DeliusL et al DtschArch Klin

Med199541952

33) WezlerK u BogerA Erg Physiol

412921939

Page 5: AaCィムC サフシフセウノィッ Hegglin ヌQCopac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900111962/KJ00005667549.pdfQII Q第2ケヤ (Q-2nd Sound interval) UFZ Sマ`(g Umformungszeit ") Vm

-1746- 千 葉医 学会 雑誌 第 35巻

Fig 3 zinsu白zienzの8例中 7

QT and QII in 例は死亡し剖検しえた 6

ldquo ε tlnd

例のすべての心筋ICムコNormnl ιH lnd HC1gt HCD

(Wi伽 utJ抑制d叫出回聞い (wi的PysptOtOT1gtyselechul舛 イド変性をみたすでに心

30臼 5CS 36白 ses 25白 ses 筋症と Energetisch-dyna-

mische Herzinsu伍ziezn

は原因いろいろの臨床

検査所見において大きく

重なり合うことをしばし

ばのべてきたそれゆえ

心筋のムコイド変性を含め

た3者は見かげ上とき

民にコ NortmI( ) N_ Nor明白I 1 におのおの独立して認め(350-400tt) I

園田制叫ed ~ Q lI P ---1gt1 られるとはいえ大きな重伽qed~ 町(mL) ShDTtentng J j 5吋nl校ShmrJ

性心疾患において異蛋白血症または異電解質

血症が加わると QIT音のもっとも多く占める群

は延長群からふた〉び尋常群に移る事実

Dynamische Herzinsuffizienzをもっ 12例の本態

性高血圧症に Chlorothiazide または Hydro圃

chlorothiazideを使用し電解質代謝に異常をみ

たさい(17)(27九一過性にせよ Hegglin症候のあら

われたものが 5例もあった

D この章の者案およびまとめ

われわれは観察対象 232例を疾患別H 10群

応分けて QTとQIT音の態度を調べ Hegglin症

候の出現を調べた

1 QII音の短縮限界を 350σ とした場合 QT-

QII=+40σ 以上とした場合とによって Hegglin

陽性率は 23685とことなるさらに QTの

絶対的延長を加えて観察すると前者は 51後

者は 64と陽性率がへるしかしなお ζ の

なかには Hegglinが指摘した臨床症状または

心不全兆候のないものをも含むそれゆえわたく

しは Hegglin症候を文字どおりのエネルギー性力

学的心不全 (EDH1)とするさいには QTの絶

体的延長とともに QII音が 338σ 以下のものをと

った方がより妥当ではないかと考えるかような

規約のもとに調べると 232例中 8例すなわち

34にすぎなかった

2 この観察範囲ではとくに一定の固有な疾

症候の陽性率がとくに高いといHegglin乙l患群

う結果はえられなかった

3 1でのべた Energetisch圃 dynamischeHer-

なり合いをもっと信じる

4 異蛋白血症または

異電解質血症をもたない本態性高血圧症および

高血圧性心疾患群においては QII音の延長例が

50尋常例が 39を占める乙れにたいしても

つ群においてはむしろ QII音の尋常例が 68

とふえ延長例が 24とへり一見健常群の分

布と似るようになる QTの延長例は健常群異

蛋白血症または異電解質血症をもたない本態性

高血圧症および高血圧性心疾患群異蛋白血症

または異電解質血症をもっ本態性高血圧症およ

び高血圧性心疾患群の順に増加する

5 力学的心不全r合併症その他によってc

いちじるしい電解質異常が加わったさいには

Energetisch-dynamische Herzinsuffizienz Iζ もな

りうることを知った

章 II 糖尿病における Hegglin症候群について

A は しがき

わたくしは乙の章で糖尿病における Hegglin

症候群について観察しかつ Hegglin症候群を示

す例の心末梢脈管力学的分析空腹時血糖躍

患期間血紫蛋白分劃および血清電解質などに

ついて述べる

B 観察対象

被検者は千葉大学医学部第二内科に入院した糖

尿病患者を主体として過去2年聞にわたりとの

目的のために追究しえた 18例で症状の変化治療

の経過にしたがって計 41聞の検査を行った観

察例数の比較的少数な理由は以上の諸検査がい

つもほぼ同時点におこなわれなければ有意義

得本 糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とく 1(エネル第 4号 ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについで

-1747-

な数値がえられないゆえ ζの条件l乙欠けた例は

惜みなく捨てたからである乙れらの諸検査は

協研者の没我的な援助のもとにのみ可能であった

C 観察方法

心力学的分析と末梢脈管力学的分析を厳密な意

味で同時に測定し血糖血清電解質血紫蛋白分

劃などの諸検査もできるだけ同時点K近いところ

でおとなった

1) 心末梢脈管力学的分析はは Blumberger-

Holldack(9)法ならびに Wezlerの新法を用いた

動学会の規定する Tiselh胞の装置を用い Veronal

緩衝液を使った

3) 血糖の測定は Hagedron-Jensenの法で測

り主として肘正中静脈血を使った

なお乙の論文中応用いた糖尿病の重症度は昭

和 33年第 1回糖尿病研究会の席上で東京女子医大

中山光重教授東京大学医学部葛谷講師らによって

示された基準を考慮し表7の分類法にしたがった

Tab7

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(11)乙のさい血圧の測定にはしばしば Elect-

romanometer (Sanborn)を用いまた上行大

動脈断面積の測定には平面キモグラフィーを使っ

た乙れらの方法論については章 IIとおいて述べ

2) 血清 NaKは Beckmann火焔比色計で測

ったまた血疑蛋白分劃の測定には日本電気泳

Tab8

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153 40 ly I221 I (ー〉

-1748ー 千葉医学雑会誌 第35巻

血糖値は空腹時血糖を測定し 1日の尿糖は 1

日の必要カロリー(体重 1kg IL対して 30--35cal

含水炭素200gから 250g)を与えた場合の尿糖量

を使用した必要インシュリン量は上記の制限食

でコントロールするに必要なインシュリン量である

(表7)

D 観察成績

1) 擢患期間

糖尿病の発病より被検時までの推定擢患期間は

1年までのものが 4例 1年から 5年までのもの 11

例 5年以上のもの 3例であった(表的

2) 合併症

18例の糖尿病患者の中高血圧症を合併するもの

5例腎合併症限合併症各2例結核症エソ

各 1例で合併症のないものは 10例であった(表

8)

3) 重症度

前述しに分類法K従い臨床症状を考慮して分類

すると軽症(lstDegree) 3例中等症 (2nd

Degree) 12例重症 (3rdDegree) 3例であった

(表的

Tab9

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4) 血撲蛋白分劃

われわれの観察した 18例の糖尿病患者では異

蛋白血症を示すものは 12例で尋常範囲にあるも

のは 6例であったまたこれらの心末梢脈管

力学的分析を異蛋白血症を示すものと尋常範囲

にあるものとに大別して観察すると心力学的数値

-Cは異蛋白血症 12例中 8例が圧反応(1)(9)(28)で

4例が尋常反応であり容量反応は 1例もなかった

末梢脈管力学的数値では低血圧性調節〈加のもの

に尋常型が 1例尋常血圧性調節K緊張充進型

ω(28)が6例高血圧性調節(33)KE型が 1例 W

+E型が 4例みとめられた乙れは血緊蛋白分劃

値が尋常範囲とあるもの〉心末梢脈管力学的分析

にほぼ一致するが末梢脈管力学的数値で高血圧

性調節を示すものに異蛋白血症は W+E型が

Tab 10

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多く尋常範囲にあるものでは M型が 1例で W

型 E型 W+E型は 1例もなかった(表 10)血

紫蛋白分劃値と QTQlIの関係をみると血疑蛋

白分劃値が尋常範囲にあるものでは Hegglin-Hol-

zmannの式で延長短縮ともに 1例もなく

Bazettの式では延長2例短縮 1例がみとめら

れたまた異蛋白血症のあるものでは Hegglin

Holzmannの式で6例 Bazettの式で 7例がみと

められた QlI音の短縮は 1例もない(表 11)

5) 血清電解質

血清 Naでは低 Na血症が 3例高 Na血症は

1例もなかったまた血清Kでは低K血症は 1

例もなく高K血症が 3例にみられたがいずれも

軽度であった(表 12)

Tab 11

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Tab 12

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13

6) 空腹時血糖

空腹時血糖は 41回の検査で 120 mgdl以下の

もの 2回 121から 200mgjdlまで 20回 201から

300mgjdlまで 15回 301 mgjdl以上4回であっ

得本 糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とくにェネル ー1749ー第 4号ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

Tab 13 Tab 15

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Hegglin仰によれば QT時間の延長は心筋収

縮における代謝過程の遅延を意味するがわたくし

の観察した例では 41回の検査の中で Hegglin

-Hol布lannの式で 12回 Bazettの式で 18回が延

長を示し短縮は Hegglin-Holzmannの式では

1例もなく Bazettの式では 3例にみとめられ

ア」

7) QT時聞について

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8) QJI音について

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a QJI音の短縮

41回の検査では 338σ 以下は短縮しているもの

は 1例もなかったしかし QT-QlIが 20σ 以上

に短縮しているものは 2~Uacuteあった

b QTcQllcの観察

QT-Qllを心拍数で較正した Wuhrmannの式

た QT時間と心末梢脈管力学的分析の関係はQTc-Q lI c が

表 141乙示した

a 重症度によって観察した治療前後の QTの

変化

重症例では治療前rcHegglin-Holzmannの式

Tab 14

Wuhr以上のものすなわち0~04 -

mann陽性のものは 3例あったこれらの心末梢

脈管力学的分析では明Tuhrmann陽性の 3例も

QT-QlIが 20σ 以上の 2例もともに心力学的

分析では尋常反応を示し末梢脈管力学的分析で

は低血圧性調節は 1例もなく尋常血圧性調節を

示すものでは緊張先進型が Wuhrmann陽性の

ものに 2 例あり尋常型が 1 例あった QT~Qll がIcr)砧伊町mo岨0]lSCllla t H陥忽K) 1 阿旬同日f仰向酬が伽曲肘lil

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一一寸由主-1 0 1 0 1 ~ 10101010101010101010 c 重症度によって観察した治療前後の QII音

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立話工iE いい 1011010101101010い Qll音lr異常のあるものは重症軽症といじ SI1m Is I円 I6 j0131 151 5121 l 12 1

ヰ I 12 I 1宮 1例もなかった治療前後の QlI音の変化を比較

すると QT臥 Qllが 20σ 以上であった 1例は弓宅変

で QTが延長していた 1例が治療後Fig4

には 2例となり Bazettの式では治

療前の 1例が治療後には 3例となりか G)f(H明 伽Hot軍剛附〉 QT (1Ba冒flt)

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えって増している中等症では 4例の

ものが 3例1( 8例のものが 5例にい

ずれも治療後に減っている軽症例で

は不変であった(表 15)

b QTと空腹時血糖値の関係

空腹時血糖値200mgdlまでのもの

で HeggIin-HoIzmannの式 lとより

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圃回参事4肺 4臼相γ圃陣令官lDOd~ular延長を示したものが 7例 200mgjdl以

-1750ー 千葉医学会雑誌 第35巻

Tab 16 りまた QTおよび QTIを心拍数

(a1did0可恥ami巴も lsquoIasc比 laT Dfnamoιs

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すなわ〉31式〈Wuhrmannで較正した

ち QTc-QIIcが 004以上のものは

中等症群の治療前lζ1回治療後に 2回

計 3回あった乙〉では 乙れらの症例

をあげまた参考例として precoma

の状態で入院した重症の糖尿病 1例をあ

げて諸種の検査成績を検討じた

例 1 O T 51才の男性口渇全身

Tab 17 の倦怠感を主訴として昭和 32年 10月入院した

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入院時の空腹時血糖値は 129mgdlで食後 2時

間の血糖値は 268mgdlであった Staub効果は

陰性で 1日の尿糖は 50--80gアセトンは(ー)

であった

例 2 K R 48才の女性ゃく 2年程前から口

渇多飲lと気づいていたが治療を受けたことはな

い昭和田年 10月K入院したがその前後よりであり QTc-QTIcが 004以上の 1例は治療後

には 2例となり かえって増加している(表 17)

なお以上 41回の検査の心末梢脈管力学的数

値を一括して表 181乙示した

Tab 18

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口渇多飲多尿が急lζ増して 1日の尿量は平

均 2500ccであった入院時の空腹時血糖値は 188

mgjdl食後 2時間では 362mgdl体重は標準

体重にたいして +1で 1日の尿糖は 70g前後

Staub効果は陰性であった尿中アセトンは(ー)

でインシュリン1O~4単位 D 8603--2gの治

療で軽快退院した

年前から口渇1才の女性ゃく40103例

多尿があり入院前 1カ月ごろから多食するにも

かかわらず体重がいちじるしく減少した昭和 32

年 11月入院時の空腹時血糖値は 221 mgjdl食

後 2時間では 372mgdlであった体重は標準

体重にたいして -15制限食による 1日の尿糖は

100 ~ 150gで Staub効果陰性尿中アセトン

(一)インシュリン 20単位 D8603--2gメゾ

キサン 09--15gの治療によって軽快退院した

例 4 NM51才の女性昭和 17年糖尿病の

診断のもとにゃく 5カ月間インシュリン治療を

受けたことがある昭和 32年 11月全身の倦怠感

を主訴としてわたくしの内科K入院しゃく 1カ

月間インシュリン D860メゾキサンによる f台

療を受け一時軽快退院したその後自宅で食餌

療法を続けていたが昭和 33年 1月ふたたび全

E QTQIIが 20σ 以上のものならびに QTc 身の倦怠感が増強し目まい幅吐意識障害を生

QIIcが 004以上を示したもの L症例およ じて入院した入院時血圧は 112--56静脈圧は

ぴ検査成績の検討 35mm (H20)空腹時血糖値 363mgdl尿量 440

QTI音が QT時間より 20σ 以上短縮していた CC尿糖 1日10g尿中のアセトンは(十〉で呼

ものは中等症群の治療前iLl回治療後に 1回あ 気にアセトン臭があり昏睡前期の状態であった

第 4号 得本糖尿病およびyenその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネ Jレー1751-勺 ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

入院後ただちにインシュリンの静注インシュ

リシの皮下注射 リンゲル氏液 5ブドー糖液

心剤などの治療をお乙なったが死亡した

1 上記4例の重症度擢患期間血糖値基

礎代謝率 QTQTIおよび QTc-QTIc K

ついて

重症度は例4を除くとすべて中等症で

QTQTI K異常がない例4だけが重症であった

擢患期間は例4を除くとすべてが 5年以下で

例4だけ擢患期間が 15年であった基礎代謝率

はいずれも尋常値であるまた QT-QJIが 20

σ以上あるものは例2と例 3の治療前lとみられ

とれらの QTについてみると HegglinHolzmann

の式による QTの延長は 1例もなかった QTc

QTIc についてみると例4の昏睡前期状態におけ

る例でも Wuhrmannは陰性であった(表 19)

Tab 19

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2 血色素赤血球数血沈肝機能血媛蛋白

分劃およびf也清電解質について

血液相をみると貧血は例41rまた血球沈降

速度の促進は例4例2にみられるほかは ほぼ

尋常であり肝機能にも重大な障害はなかった血

Tab 20

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事7ヰsl

疑蛋白分劃では例4が軽度の異蛋白血症を示す

ほかは傾向的に低 Albumin血症軽度の高

r-Globulin血症がある程度でいちじるしい異蛋

白血症はない血清電解質では Kが尋常値また

は尋常値の上界をわずかに ζ えている程度で

Naはいずれの例でも尋常値であった血清 Na

Kは大量のインシュリンを用いた例 4でも尋常

であった ζれらの数値は表 20R示した

3 各重症度における治療前後のQT-QIIお

よび QTc-QTIcの変化

QT-QJIQTcQTIc Ir異常のあるものはすべ

て中等症群lζみられ QT-QTIが 20σ 以上のも

のは治療前に 1回治療後K1回 QTc-QTIcが

004以上あるものは治療前K1回治療後K2回

あった

4 心拍数血圧および心末梢脈管力学的

数値

心力学的分析では心拍数は例4を除くほかは

すべて尋常範囲lとあり変形期 UFZは 例 2で尋

常の上界例3の治療後では 99σ で勾尋常より延

長しているしかし乙れらの昇圧期 DAZはや

や短縮ないし尋常範間にあった緊脹期 ASZは

例3の治療後だけが尋常の上界をわずかにこえて

いるほかすべてが尋常値であり駆出期 ATZは

尋常の上界に近いものが多L末梢脈管力学的数値

では例3の治療後および例4を除くとほか

性血圧調節すなわちldquo Normotensive Regula~

tion である全末梢流血抵抗 W容積弾性率wは例 1を除けば尋常またはそれに近い ζ

れらの心末梢脈管力学的数値をまとめると例

1は低送血量性で Vmがすくないが W およ

び Eの増しによって血圧値が尋常に維持され

ているこれは緊張先進型血圧調節

ldquoAnspannumgs RegUlationであり

心力学的数値は尋常である例2は尋

常性血圧調節で UFZの増し DAZの

へりから心への流れ込みの増しが考え

られる例3の治療前は例 1と同じく

血圧は尋常で心力学的数値も尋常であ

るゆえ Vmのへりは心拍数のすくな

いためと考えられるまたこの例の治

療後は低血圧症で緊張低下型の血圧

調節を思わせるがほぼ尋常血圧におけ

る循環調節にあり DAZが治療前よ

-1752ー 千 葉 医 点f A寸こ A

社仙雑 第 35巻

りいちじるしく短縮し ATZUFZがのびまた

Vmがましている ζとから心への流れ ζみが増し

たためと思はれる例4の糖尿病昏陸前期の症例で

は血圧が低く Vsはすくなく DAZは増し

ATZは短くなる傾向にあるしかし乙の例では

Hegglinの定義すなわち QII音の短縮はなく

Wuhrmann処理(31)Irよっても病的とは認められ

なかった ζれらの心末梢脈管力学的数値を表

211r示した

Tab 21

Car rD司M lVdwes of the patientyenU (111鵠cuLa 耐 caWith ~thol叫iC QT~ -Qllc

ない

4 肝機能には重大な障害がなく異蛋白血症

異電解質血症を示す例はわたくしの観察したもの

には 1例もなかった

5 基礎代謝率はすべて尋常であった

6 QTQIIQTc-QIIc 1[異常のある例の心力

学的分析では尋常反応が多く圧反応の傾向を示

7 末梢脈管力学的分析では尋常血圧性調節に

近いが Wuhrmann陽性のものに緊張先進型が

2例あった

8 QT-QIIが 20σ 以上のもの 2例はいず

れも QTの延長を示さず臨床症状からみても

PR 8~P UFl DA宣 2AT寄 Vs IIrn 唱a E

01 NA自問e 60

-眼z36 CC ~n ~4τ1n手-

IIOT 620 2gt 61 ヨヨ 102 吉26 61 382 20喜~6q

21 KR 615- 守E 25 qι ヨ11 可時 501 q~lsquoヰ S官61へ 61

0晶 5q ヨ1 116 lq5 qョ 3611115 16官101脳50守-60 ヨ qlJ

oUt 566-IB qq 18 -守 ヨ18 可q 持軍 1212 宮古2

嶋略叫川lN 門川|竃6ベ16作| 刷 卜何叶|ト一一一一卜イト斗日吋-ベイi t川 ~J医 3 2i吋-hellip斗一斗ト主創帥

Hegglinの Energetisch-dynamischeHerzinsuf-

fizienz lL記載された所見と一致しなかったそれ

ゆえ異電解質血症および異蛋白血症ないし

肝比重大な障害をもたない糖尿病に Hegglin症候

群のあった ζ とから糖尿病における心筋代謝の異

常そのものが Hegglin症候群のー園児なりうる

かもしれない乙とを示したただしかような意図

でえらんだ糖尿病患者ゆえ 1例の昏睡前期にある

例を除けば中等度までの症例にとどまったした

F この章の者案およびまとめ

わたくしは過去2年聞にわたって糖尿病性

Hegg1in症候の有無Kついて観察した観察の対象

となった糖尿病患者は18例で計 41回の心末梢

脈管力学的分析を行い同時的t血糖血清 Nar

K血祭蛋白分劃肝機能基礎代謝などの検査を

行った心力学的分析には Blumberger-Holldack

法末梢脈管力学的分析には Wezlerの新法を用

い血清 NaKの測定lζは焔光比色計を用いた

QII音が QTより 20σ 以上短縮しているものは

中等症群1[2回また Wuhrmann式で QTc-

QTIcが +004以上のものは中等症群l乙3回あ

った ζれらの例および参考例として昏睡前

期の状態で入院した重症の糖尿病患者 1例をあげ

心末梢脈管力学的分析およびそれらの患者の

諸代謝状態を検討した

1 ζれらの患者の推定羅患年数は 1ないし

5年であった

bull 2 空腹時血糖は昏睡前期の例以外では 129

ないし 221 mgdlであり重症度は precomaの

例のほかはすべて中等症であった

3 貧血血球沈降速度の促進は precomaの

例でみられたがその他の例ではほとんど異常が

がって ζ 乙には Hegglinのいう Energetisch

Dynamische Herzinsu伍zienzの典型的なものが

なかったのは当然と思われる

今全編のむすび

観察対象 232例を疾患別1[ 10群 lζ分けて

QTと QII音の態度を調べ Hegglin症候の出現

lsquo 率を調べた

1 QII音の短縮限界を 350σ とした場合の He-

gglin症候群の出現率は 236で QT-QIIgt40σ

とした場合の Hegglin陽性率は 85であった

さらに QTの絶対的延長を加えて観察すると前

者は 51後者は 64と陽性率が減ったし

かしなおこのなかには Hegglinが指摘した臨

床症状または心不全兆候のないものをも含んでい

るそれゆえわたくしは Hegglin症候を文字ど

おりのエネルギー性力学的心不全 (EDHI)と

するさいには QTの絶対的延長とともに QII音

が 338σ 以下のものをとった方がより妥当ではな

いかと考えるかような規約のもとに調べると

Energetisch-dynamische Herginsuffizienzをもっ

Hegglin症候群は 232例中 8例 34にすぎな

かった

第 4号 得本糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネルー1753ーギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり台いについて

2 ζの観察範囲内ではとくに一定の固有な

疾患群1(Hegglin症候の陽性率が高いという結果

はえられなかった

3 Energetisch DynamischeHerzinsu伍zienz

の8例中 7例は死亡し剖検しえた 6例のすべ

ての心筋Kムコイド変性をみたすでに協研者

が 心筋症 (Wuhrmann) と Energetisch-dyna-

mische Herginsu伍zienzCHegglin)が原因い

ろいろの臨床検査所見において大きく重なり合

うζとを くりかえしのべているように ζれらの

ものは見かけ上ときにおのおの独立して認め

られるとはいえ大きな重なり合いをもっと考える

4 異蛋白血症または異電解質血症をもたな

い本態性高血圧症および高血圧性心疾患群lとお

いては QII音の延長例が 50尋常例が 39で

異蛋白血症または異電解質血症をもっ群ではむ

しろ QII音の尋常例が 68とふえ延長例が 24

とへり一見健常群の分布と似るようになる

QTの延長例は健常群異蛋白血症または異電

解質血症をもたない本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群 もつ本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群の順応増加する

5 力学的心不全に合併症その他によって

いちじるしい電解質異常が加わったさいには ED

HIにもなりうることを知った

6 異電解質血症異蛋白血症または重大な

肝の機能障害をもたない 18例の糖尿病患者につい

て心末梢脈管力学的分析を Blummb恥 培ge訂r立 er

lda 羽Tezler法の当教室変法でお ζ舵ck法およぴぴ

なった QII音が QTより 20σ 以上短縮している

ものは中等症群に 2回また QTcQIIcが 004

以上のものは中等症群に 3回あった ζれらの例

および昏睡前期の状態の重症の糖尿病患者 l例

をあげ くわしく観察成績を検討した末梢脈管

力学的分析では緊張先進型血圧調節 (Duesberg

u Schroeder)心力学的分析では圧反応 (Blum-

berger)を示すものが傾向的に多いまた異電

解質血症異蛋白血症ないし肝に重大な障害を

もたない糖尿病患者leHegglin症候群のあったこ

とから糖尿病托おける心筋代謝の異常そのものが

Hegglin症候群の一因になりうることを示した

この論文の章 1の要旨は昭和 34年4月日

本循環器病学会総会において稲垣義明木下

安弘橘正敏松崎昭相磯敬明らとともに

報告し章 2の要旨は昭和 33年5月第31

回日本内分泌学会総会において報告した

なお本研究の一部は昭和 33年度文部

省科学研究費によったことを附記する

稿を終る lζ臨み病理組織学について御懇

切な御教示を下さいました本学病理学滝沢

延次郎教授および病理学教室各位にたいし

厚く御礼申上げますまた終始御懇篤な御

指導と厳正な御校閲を賜りました恩師斎藤

十六教授l乙たいし衷心より御礼申上げます

なお第こ内科教室協研者各位lζ対し感謝の意

を表します

交 献

1Verh dtsch Ges KreisKBlumberger1)

forsch161211950

2) DuesbergRuSchroederH Pathophy~

siologie uKlinik der Kol1 apszt]st詰nde

Leipzig1944

3) EinfueiIchJKlepzigH amp Reindell

H Arch KreisIforsch241771956

4) HegglinR Die Klin Energ dynam

HerzinsuffS KBasel1947

5) HegglinR Schweiz Med Wschr83

11031953

6) Hegglin R Fortschritt der Kardiologie

Basel1953s 129 u 247

7) HolzmannM Analyse des u Wel1en

Dtsch Verhandl fur Kreislau百orschg

1195

8) HolldackK Dtsch Arch Klin Med

19871 1951

9)長谷川E博 千葉医会誌35840 (昭 34)

10)稲垣義明木下安弘橘正敏柏崎 昭相

磯敬明得本真義 日循学誌 23475C昭34)

11)稲垣義明 日内誌 451161(昭 33)

12) JaegerM BorterW Arch Kreisl

forsch273051957

13)木下安弘桑山八郎三好 陪大御恒久稲

垣義明 日内誌 461191(昭 32)

14)木下安弘三好結高橋懇桑山八郎大

御恒久稲垣義明 日内誌 461401(昭33)

15)木下安弘 千葉医学会誌 3492 (昭 33)

16)木下安弘三好陪高橋懇桑山八郎大

-1754ー 千葉医学会雑誌 第 35巻

御恒久稲垣義明米本昭彦遠藤博中村

精男 日内誌 461467(昭 33)

17)木川田隆一 千葉学会誌昭 34年 11月印

刷中

18)加藤守也 千葉医会誌 35881(昭 34)

19)松本龍二 千葉医会誌 34636(昭 34)

20) 23)のデーターは協研者松丸信太郎その他

が本誌に近日発表の予定

21)浪川素千葉医会誌 34163(昭 33)

22)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富

井信明中村精男徳政義和木下安弘橘

正敏浪川棄高橋懇桑山八郎三好

暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野

清四郎 日内誌 47452(昭 33)

23)斎藤十六渡辺昌平松本欝ニ遠藤博宮

内法城橋瓜藤光〈病理) 11回日循関東地方

会 (昭 3212)

24)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正融浪川 棄松本簡ニ梅沢英正 日本

臨床 161071 (昭 33)

25)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 正敏浪

川嚢臨床の日本 4453(昭 33)

26)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正敏浪川 棄森山典男小野清四郎宇佐

見暢久申村仁 第 56回日内総会(昭 34

4)

27)斎藤十六 日本の医学〈第 15回日本医学会総

会記録)IV613(昭 34)

28)佐瀬富士夫千葉医会誌 34677 (昭33)

29)橘正敏 千葉医会誌 34130 (昭 33)

30)高橋懇千葉医会誌 34615 (昭 33)

31) WuhrmannF Die MyokardoseBasel

1956

32) Z u DeliusL et al DtschArch Klin

Med199541952

33) WezlerK u BogerA Erg Physiol

412921939

Page 6: AaCィムC サフシフセウノィッ Hegglin ヌQCopac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900111962/KJ00005667549.pdfQII Q第2ケヤ (Q-2nd Sound interval) UFZ Sマ`(g Umformungszeit ") Vm

得本 糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とく 1(エネル第 4号 ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについで

-1747-

な数値がえられないゆえ ζの条件l乙欠けた例は

惜みなく捨てたからである乙れらの諸検査は

協研者の没我的な援助のもとにのみ可能であった

C 観察方法

心力学的分析と末梢脈管力学的分析を厳密な意

味で同時に測定し血糖血清電解質血紫蛋白分

劃などの諸検査もできるだけ同時点K近いところ

でおとなった

1) 心末梢脈管力学的分析はは Blumberger-

Holldack(9)法ならびに Wezlerの新法を用いた

動学会の規定する Tiselh胞の装置を用い Veronal

緩衝液を使った

3) 血糖の測定は Hagedron-Jensenの法で測

り主として肘正中静脈血を使った

なお乙の論文中応用いた糖尿病の重症度は昭

和 33年第 1回糖尿病研究会の席上で東京女子医大

中山光重教授東京大学医学部葛谷講師らによって

示された基準を考慮し表7の分類法にしたがった

Tab7

DIω4宮崎町

r

I陥山見Urine Sugaず

telttuire附叫(tat叫 (0出血lIoet)

u司吋M

門 HdT~ Iε v 200 へ判 q

(1t De世ree】

門oderatf T~ P gtOへ 150201 ~OO 102q

(2M D司Y回)

5町 間 宮 Twre ヨ01- ヨ0-151 -t吾首 DIl国 3

(11)乙のさい血圧の測定にはしばしば Elect-

romanometer (Sanborn)を用いまた上行大

動脈断面積の測定には平面キモグラフィーを使っ

た乙れらの方法論については章 IIとおいて述べ

2) 血清 NaKは Beckmann火焔比色計で測

ったまた血疑蛋白分劃の測定には日本電気泳

Tab8

W

m一日叩

利一叶-叶叫同同一則一叶同一叶叶叫叶一則則一叶一叫叶一叶

hart吋ム|唱

BK(

omCdv

LU

一1 一

Complication

1y |印| (ー)

140 47 4m |161 I (ー)

162 52 3m 1163 I (ー)

167 66 1m 1153 yen (ー)

160 68 1m 198 yen (ー)

164 64 1y 1211 (ー)

143 38 1y l222 I yen

myoklonus

161 45 15y l298 yen (ー〉

153 1 |18 I叫lmonaryTbc HyperteωnsS46 5y 鉛6 PU 匂印凶

149 4y | 175 IHype ion61 訂r匂伽附叫凶士

166 51 4y |323 Ip制 dotabes G叫 re即

151 49 25y |169 I Hypertension Reti

168 60 6y l131 yen Hyper刷 sion

6y l268 1 Diab Nephropa的

148 15y 1350 Diab Ne凶ropath43 I 164 50 I_yI 130 I (ー)

140 40 2y |250 [cataracta

153 40 ly I221 I (ー〉

-1748ー 千葉医学雑会誌 第35巻

血糖値は空腹時血糖を測定し 1日の尿糖は 1

日の必要カロリー(体重 1kg IL対して 30--35cal

含水炭素200gから 250g)を与えた場合の尿糖量

を使用した必要インシュリン量は上記の制限食

でコントロールするに必要なインシュリン量である

(表7)

D 観察成績

1) 擢患期間

糖尿病の発病より被検時までの推定擢患期間は

1年までのものが 4例 1年から 5年までのもの 11

例 5年以上のもの 3例であった(表的

2) 合併症

18例の糖尿病患者の中高血圧症を合併するもの

5例腎合併症限合併症各2例結核症エソ

各 1例で合併症のないものは 10例であった(表

8)

3) 重症度

前述しに分類法K従い臨床症状を考慮して分類

すると軽症(lstDegree) 3例中等症 (2nd

Degree) 12例重症 (3rdDegree) 3例であった

(表的

Tab9

官伽entIBood叫1IU附判明 hγeMt山h

numbe1 ot (dcCS

附 IAτ百pe 3 5 3

制町d1f百戸 I~ l 12

苦情棺 T百戸 ヨ ヨ ヨ

Ttl lsquo宮 Ig 18

4) 血撲蛋白分劃

われわれの観察した 18例の糖尿病患者では異

蛋白血症を示すものは 12例で尋常範囲にあるも

のは 6例であったまたこれらの心末梢脈管

力学的分析を異蛋白血症を示すものと尋常範囲

にあるものとに大別して観察すると心力学的数値

-Cは異蛋白血症 12例中 8例が圧反応(1)(9)(28)で

4例が尋常反応であり容量反応は 1例もなかった

末梢脈管力学的数値では低血圧性調節〈加のもの

に尋常型が 1例尋常血圧性調節K緊張充進型

ω(28)が6例高血圧性調節(33)KE型が 1例 W

+E型が 4例みとめられた乙れは血緊蛋白分劃

値が尋常範囲とあるもの〉心末梢脈管力学的分析

にほぼ一致するが末梢脈管力学的数値で高血圧

性調節を示すものに異蛋白血症は W+E型が

Tab 10

D野rroslashtei~嗣otildea

12caes

Napnrn6aot白G-ヨnkgee蝿ssaz

Surn

G自町由M耐目 lfascular DII聞uni目ltw叫周』

(1制1daltIO Jln噛~~ne INOnhi官e1lITpert官~c I

D H a A N 1= A N E 何 w -611

8 +110 610 011 ヰ|

312 212 111

16 110 sI2 11 唱司L

多く尋常範囲にあるものでは M型が 1例で W

型 E型 W+E型は 1例もなかった(表 10)血

紫蛋白分劃値と QTQlIの関係をみると血疑蛋

白分劃値が尋常範囲にあるものでは Hegglin-Hol-

zmannの式で延長短縮ともに 1例もなく

Bazettの式では延長2例短縮 1例がみとめら

れたまた異蛋白血症のあるものでは Hegglin

Holzmannの式で6例 Bazettの式で 7例がみと

められた QlI音の短縮は 1例もない(表 11)

5) 血清電解質

血清 Naでは低 Na血症が 3例高 Na血症は

1例もなかったまた血清Kでは低K血症は 1

例もなく高K血症が 3例にみられたがいずれも

軽度であった(表 12)

Tab 11

均牢『品帽司

日臼se

刷W問

0加例制耐a 6εgtltS

s

I6

QT I Qτ

Tab 12

lU1Il~ofニ1 HipoJgto旬百-(lf1iil

ヘヨ8胴 長J色

NdTllOpct鶴 吉Erna 10

H百perp侃 acsernit

51同 E屯IへR ヨ

sl1m L-

13

6) 空腹時血糖

空腹時血糖は 41回の検査で 120 mgdl以下の

もの 2回 121から 200mgjdlまで 20回 201から

300mgjdlまで 15回 301 mgjdl以上4回であっ

得本 糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とくにェネル ー1749ー第 4号ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

Tab 13 Tab 15

阻ildTo唱pt l1Iaderate乃pe SegtIETlteT唖pe

ヨcases l2cases 3 ca es

befor 晶ftlfl b吋γ Q(使Y befv吋trr

τ

府知lill-11Gb国岡

阿部ー ヰ ヨ E 2

嗣町叫 3 ヨ 8 q 二z針柚msVn量e-

Qr t駒智也3

肺g首附t凶mg司E- 0 8 5

η ー

2

ヨ同剛副t 2 2

切唖avaet唱e- E

Blood g吻ar

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EEEvaHtast叫PA当C地川掴cS Va吉fEuwhexztfDSr嗣Bmscs

P加 担

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ffJtle- 輔噌町ー圃官olD耐 If戸同t作on-e

AF AINIE

MlwlEI-20 01

12200 8 8 斗 012 116ョ 5

1201-ョ 守 6 2 01 018 I11 12 ヨ01 2 2 011 010 013

SI1町1 1lt1 S守 6 ヨ t S1512 I1 12 111 1

21 s

Tot1yenL 斗』 ヰ4

む空

表の

をれ

》」に

示 qd

品目

ふ小末

λ

〆表i

析分的与

二汁一司管力脈ζ

rla- a

Hegglin仰によれば QT時間の延長は心筋収

縮における代謝過程の遅延を意味するがわたくし

の観察した例では 41回の検査の中で Hegglin

-Hol布lannの式で 12回 Bazettの式で 18回が延

長を示し短縮は Hegglin-Holzmannの式では

1例もなく Bazettの式では 3例にみとめられ

ア」

7) QT時聞について

が0

4lAU

JJ

Q

U

T

A

A

(

Bαワ向

8) QJI音について

MU

L「lw

ι

t

b

m叫

m

以の

占a

)

はの日

川町

4

み U 9

mkf

infinの

a QJI音の短縮

41回の検査では 338σ 以下は短縮しているもの

は 1例もなかったしかし QT-QlIが 20σ 以上

に短縮しているものは 2~Uacuteあった

b QTcQllcの観察

QT-Qllを心拍数で較正した Wuhrmannの式

た QT時間と心末梢脈管力学的分析の関係はQTc-Q lI c が

表 141乙示した

a 重症度によって観察した治療前後の QTの

変化

重症例では治療前rcHegglin-Holzmannの式

Tab 14

Wuhr以上のものすなわち0~04 -

mann陽性のものは 3例あったこれらの心末梢

脈管力学的分析では明Tuhrmann陽性の 3例も

QT-QlIが 20σ 以上の 2例もともに心力学的

分析では尋常反応を示し末梢脈管力学的分析で

は低血圧性調節は 1例もなく尋常血圧性調節を

示すものでは緊張先進型が Wuhrmann陽性の

ものに 2 例あり尋常型が 1 例あった QT~Qll がIcr)砧伊町mo岨0]lSCllla t H陥忽K) 1 阿旬同日f仰向酬が伽曲肘lil

F~I~ヤi刊一 I A IN Ie IA IN IEI門 Iwllilb 20σ 以上のものでは緊張允進型尋常型が各 1例

~ぺt-I 6 IョI2 1010101q10lololol~15 あったとの関係を表 161と示すミ (H匂1~ JHormallは|叫|斗 10131什8151叶パ1 16

一一寸由主-1 0 1 0 1 ~ 10101010101010101010 c 重症度によって観察した治療前後の QII音

yciac Duna畑iCsl(a

12 1010101812101川0116

立話工iE いい 1011010101101010い Qll音lr異常のあるものは重症軽症といじ SI1m Is I円 I6 j0131 151 5121 l 12 1

ヰ I 12 I 1宮 1例もなかった治療前後の QlI音の変化を比較

すると QT臥 Qllが 20σ 以上であった 1例は弓宅変

で QTが延長していた 1例が治療後Fig4

には 2例となり Bazettの式では治

療前の 1例が治療後には 3例となりか G)f(H明 伽Hot軍剛附〉 QT (1Ba冒flt)

IR官常い2 1 ヰ

ltaailtlt)I II蜘 r同

GT の変化川ぃ1i101叶ヨ1 I2To1-3 5 I 12

伶as白1司鴎-

0000

市叫

0000ee-e

母国吋e si喝

』町

えって増している中等症では 4例の

ものが 3例1( 8例のものが 5例にい

ずれも治療後に減っている軽症例で

は不変であった(表 15)

b QTと空腹時血糖値の関係

空腹時血糖値200mgdlまでのもの

で HeggIin-HoIzmannの式 lとより

》約叫aMio宅aト

-ae帽 bullbull

tfo町nal

陸 oo

位回rle-lIiSlyen

町IGl駒由~ a割問唱t 回嗣刷却期柳

圃回参事4肺 4臼相γ圃陣令官lDOd~ular延長を示したものが 7例 200mgjdl以

-1750ー 千葉医学会雑誌 第35巻

Tab 16 りまた QTおよび QTIを心拍数

(a1did0可恥ami巴も lsquoIasc比 laT Dfnamoιs

pyutRk胸Hor削R除~Io聞a刊

po旬RM 型vmRh同_i唱pevRt竺F旬e

AI teIEIAINIE 刊 W ぜ三

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すなわ〉31式〈Wuhrmannで較正した

ち QTc-QIIcが 004以上のものは

中等症群の治療前lζ1回治療後に 2回

計 3回あった乙〉では 乙れらの症例

をあげまた参考例として precoma

の状態で入院した重症の糖尿病 1例をあ

げて諸種の検査成績を検討じた

例 1 O T 51才の男性口渇全身

Tab 17 の倦怠感を主訴として昭和 32年 10月入院した

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入院時の空腹時血糖値は 129mgdlで食後 2時

間の血糖値は 268mgdlであった Staub効果は

陰性で 1日の尿糖は 50--80gアセトンは(ー)

であった

例 2 K R 48才の女性ゃく 2年程前から口

渇多飲lと気づいていたが治療を受けたことはな

い昭和田年 10月K入院したがその前後よりであり QTc-QTIcが 004以上の 1例は治療後

には 2例となり かえって増加している(表 17)

なお以上 41回の検査の心末梢脈管力学的数

値を一括して表 181乙示した

Tab 18

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口渇多飲多尿が急lζ増して 1日の尿量は平

均 2500ccであった入院時の空腹時血糖値は 188

mgjdl食後 2時間では 362mgdl体重は標準

体重にたいして +1で 1日の尿糖は 70g前後

Staub効果は陰性であった尿中アセトンは(ー)

でインシュリン1O~4単位 D 8603--2gの治

療で軽快退院した

年前から口渇1才の女性ゃく40103例

多尿があり入院前 1カ月ごろから多食するにも

かかわらず体重がいちじるしく減少した昭和 32

年 11月入院時の空腹時血糖値は 221 mgjdl食

後 2時間では 372mgdlであった体重は標準

体重にたいして -15制限食による 1日の尿糖は

100 ~ 150gで Staub効果陰性尿中アセトン

(一)インシュリン 20単位 D8603--2gメゾ

キサン 09--15gの治療によって軽快退院した

例 4 NM51才の女性昭和 17年糖尿病の

診断のもとにゃく 5カ月間インシュリン治療を

受けたことがある昭和 32年 11月全身の倦怠感

を主訴としてわたくしの内科K入院しゃく 1カ

月間インシュリン D860メゾキサンによる f台

療を受け一時軽快退院したその後自宅で食餌

療法を続けていたが昭和 33年 1月ふたたび全

E QTQIIが 20σ 以上のものならびに QTc 身の倦怠感が増強し目まい幅吐意識障害を生

QIIcが 004以上を示したもの L症例およ じて入院した入院時血圧は 112--56静脈圧は

ぴ検査成績の検討 35mm (H20)空腹時血糖値 363mgdl尿量 440

QTI音が QT時間より 20σ 以上短縮していた CC尿糖 1日10g尿中のアセトンは(十〉で呼

ものは中等症群の治療前iLl回治療後に 1回あ 気にアセトン臭があり昏睡前期の状態であった

第 4号 得本糖尿病およびyenその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネ Jレー1751-勺 ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

入院後ただちにインシュリンの静注インシュ

リシの皮下注射 リンゲル氏液 5ブドー糖液

心剤などの治療をお乙なったが死亡した

1 上記4例の重症度擢患期間血糖値基

礎代謝率 QTQTIおよび QTc-QTIc K

ついて

重症度は例4を除くとすべて中等症で

QTQTI K異常がない例4だけが重症であった

擢患期間は例4を除くとすべてが 5年以下で

例4だけ擢患期間が 15年であった基礎代謝率

はいずれも尋常値であるまた QT-QJIが 20

σ以上あるものは例2と例 3の治療前lとみられ

とれらの QTについてみると HegglinHolzmann

の式による QTの延長は 1例もなかった QTc

QTIc についてみると例4の昏睡前期状態におけ

る例でも Wuhrmannは陰性であった(表 19)

Tab 19

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2 血色素赤血球数血沈肝機能血媛蛋白

分劃およびf也清電解質について

血液相をみると貧血は例41rまた血球沈降

速度の促進は例4例2にみられるほかは ほぼ

尋常であり肝機能にも重大な障害はなかった血

Tab 20

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疑蛋白分劃では例4が軽度の異蛋白血症を示す

ほかは傾向的に低 Albumin血症軽度の高

r-Globulin血症がある程度でいちじるしい異蛋

白血症はない血清電解質では Kが尋常値また

は尋常値の上界をわずかに ζ えている程度で

Naはいずれの例でも尋常値であった血清 Na

Kは大量のインシュリンを用いた例 4でも尋常

であった ζれらの数値は表 20R示した

3 各重症度における治療前後のQT-QIIお

よび QTc-QTIcの変化

QT-QJIQTcQTIc Ir異常のあるものはすべ

て中等症群lζみられ QT-QTIが 20σ 以上のも

のは治療前に 1回治療後K1回 QTc-QTIcが

004以上あるものは治療前K1回治療後K2回

あった

4 心拍数血圧および心末梢脈管力学的

数値

心力学的分析では心拍数は例4を除くほかは

すべて尋常範囲lとあり変形期 UFZは 例 2で尋

常の上界例3の治療後では 99σ で勾尋常より延

長しているしかし乙れらの昇圧期 DAZはや

や短縮ないし尋常範間にあった緊脹期 ASZは

例3の治療後だけが尋常の上界をわずかにこえて

いるほかすべてが尋常値であり駆出期 ATZは

尋常の上界に近いものが多L末梢脈管力学的数値

では例3の治療後および例4を除くとほか

性血圧調節すなわちldquo Normotensive Regula~

tion である全末梢流血抵抗 W容積弾性率wは例 1を除けば尋常またはそれに近い ζ

れらの心末梢脈管力学的数値をまとめると例

1は低送血量性で Vmがすくないが W およ

び Eの増しによって血圧値が尋常に維持され

ているこれは緊張先進型血圧調節

ldquoAnspannumgs RegUlationであり

心力学的数値は尋常である例2は尋

常性血圧調節で UFZの増し DAZの

へりから心への流れ込みの増しが考え

られる例3の治療前は例 1と同じく

血圧は尋常で心力学的数値も尋常であ

るゆえ Vmのへりは心拍数のすくな

いためと考えられるまたこの例の治

療後は低血圧症で緊張低下型の血圧

調節を思わせるがほぼ尋常血圧におけ

る循環調節にあり DAZが治療前よ

-1752ー 千 葉 医 点f A寸こ A

社仙雑 第 35巻

りいちじるしく短縮し ATZUFZがのびまた

Vmがましている ζとから心への流れ ζみが増し

たためと思はれる例4の糖尿病昏陸前期の症例で

は血圧が低く Vsはすくなく DAZは増し

ATZは短くなる傾向にあるしかし乙の例では

Hegglinの定義すなわち QII音の短縮はなく

Wuhrmann処理(31)Irよっても病的とは認められ

なかった ζれらの心末梢脈管力学的数値を表

211r示した

Tab 21

Car rD司M lVdwes of the patientyenU (111鵠cuLa 耐 caWith ~thol叫iC QT~ -Qllc

ない

4 肝機能には重大な障害がなく異蛋白血症

異電解質血症を示す例はわたくしの観察したもの

には 1例もなかった

5 基礎代謝率はすべて尋常であった

6 QTQIIQTc-QIIc 1[異常のある例の心力

学的分析では尋常反応が多く圧反応の傾向を示

7 末梢脈管力学的分析では尋常血圧性調節に

近いが Wuhrmann陽性のものに緊張先進型が

2例あった

8 QT-QIIが 20σ 以上のもの 2例はいず

れも QTの延長を示さず臨床症状からみても

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Hegglinの Energetisch-dynamischeHerzinsuf-

fizienz lL記載された所見と一致しなかったそれ

ゆえ異電解質血症および異蛋白血症ないし

肝比重大な障害をもたない糖尿病に Hegglin症候

群のあった ζ とから糖尿病における心筋代謝の異

常そのものが Hegglin症候群のー園児なりうる

かもしれない乙とを示したただしかような意図

でえらんだ糖尿病患者ゆえ 1例の昏睡前期にある

例を除けば中等度までの症例にとどまったした

F この章の者案およびまとめ

わたくしは過去2年聞にわたって糖尿病性

Hegg1in症候の有無Kついて観察した観察の対象

となった糖尿病患者は18例で計 41回の心末梢

脈管力学的分析を行い同時的t血糖血清 Nar

K血祭蛋白分劃肝機能基礎代謝などの検査を

行った心力学的分析には Blumberger-Holldack

法末梢脈管力学的分析には Wezlerの新法を用

い血清 NaKの測定lζは焔光比色計を用いた

QII音が QTより 20σ 以上短縮しているものは

中等症群1[2回また Wuhrmann式で QTc-

QTIcが +004以上のものは中等症群l乙3回あ

った ζれらの例および参考例として昏睡前

期の状態で入院した重症の糖尿病患者 1例をあげ

心末梢脈管力学的分析およびそれらの患者の

諸代謝状態を検討した

1 ζれらの患者の推定羅患年数は 1ないし

5年であった

bull 2 空腹時血糖は昏睡前期の例以外では 129

ないし 221 mgdlであり重症度は precomaの

例のほかはすべて中等症であった

3 貧血血球沈降速度の促進は precomaの

例でみられたがその他の例ではほとんど異常が

がって ζ 乙には Hegglinのいう Energetisch

Dynamische Herzinsu伍zienzの典型的なものが

なかったのは当然と思われる

今全編のむすび

観察対象 232例を疾患別1[ 10群 lζ分けて

QTと QII音の態度を調べ Hegglin症候の出現

lsquo 率を調べた

1 QII音の短縮限界を 350σ とした場合の He-

gglin症候群の出現率は 236で QT-QIIgt40σ

とした場合の Hegglin陽性率は 85であった

さらに QTの絶対的延長を加えて観察すると前

者は 51後者は 64と陽性率が減ったし

かしなおこのなかには Hegglinが指摘した臨

床症状または心不全兆候のないものをも含んでい

るそれゆえわたくしは Hegglin症候を文字ど

おりのエネルギー性力学的心不全 (EDHI)と

するさいには QTの絶対的延長とともに QII音

が 338σ 以下のものをとった方がより妥当ではな

いかと考えるかような規約のもとに調べると

Energetisch-dynamische Herginsuffizienzをもっ

Hegglin症候群は 232例中 8例 34にすぎな

かった

第 4号 得本糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネルー1753ーギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり台いについて

2 ζの観察範囲内ではとくに一定の固有な

疾患群1(Hegglin症候の陽性率が高いという結果

はえられなかった

3 Energetisch DynamischeHerzinsu伍zienz

の8例中 7例は死亡し剖検しえた 6例のすべ

ての心筋Kムコイド変性をみたすでに協研者

が 心筋症 (Wuhrmann) と Energetisch-dyna-

mische Herginsu伍zienzCHegglin)が原因い

ろいろの臨床検査所見において大きく重なり合

うζとを くりかえしのべているように ζれらの

ものは見かけ上ときにおのおの独立して認め

られるとはいえ大きな重なり合いをもっと考える

4 異蛋白血症または異電解質血症をもたな

い本態性高血圧症および高血圧性心疾患群lとお

いては QII音の延長例が 50尋常例が 39で

異蛋白血症または異電解質血症をもっ群ではむ

しろ QII音の尋常例が 68とふえ延長例が 24

とへり一見健常群の分布と似るようになる

QTの延長例は健常群異蛋白血症または異電

解質血症をもたない本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群 もつ本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群の順応増加する

5 力学的心不全に合併症その他によって

いちじるしい電解質異常が加わったさいには ED

HIにもなりうることを知った

6 異電解質血症異蛋白血症または重大な

肝の機能障害をもたない 18例の糖尿病患者につい

て心末梢脈管力学的分析を Blummb恥 培ge訂r立 er

lda 羽Tezler法の当教室変法でお ζ舵ck法およぴぴ

なった QII音が QTより 20σ 以上短縮している

ものは中等症群に 2回また QTcQIIcが 004

以上のものは中等症群に 3回あった ζれらの例

および昏睡前期の状態の重症の糖尿病患者 l例

をあげ くわしく観察成績を検討した末梢脈管

力学的分析では緊張先進型血圧調節 (Duesberg

u Schroeder)心力学的分析では圧反応 (Blum-

berger)を示すものが傾向的に多いまた異電

解質血症異蛋白血症ないし肝に重大な障害を

もたない糖尿病患者leHegglin症候群のあったこ

とから糖尿病托おける心筋代謝の異常そのものが

Hegglin症候群の一因になりうることを示した

この論文の章 1の要旨は昭和 34年4月日

本循環器病学会総会において稲垣義明木下

安弘橘正敏松崎昭相磯敬明らとともに

報告し章 2の要旨は昭和 33年5月第31

回日本内分泌学会総会において報告した

なお本研究の一部は昭和 33年度文部

省科学研究費によったことを附記する

稿を終る lζ臨み病理組織学について御懇

切な御教示を下さいました本学病理学滝沢

延次郎教授および病理学教室各位にたいし

厚く御礼申上げますまた終始御懇篤な御

指導と厳正な御校閲を賜りました恩師斎藤

十六教授l乙たいし衷心より御礼申上げます

なお第こ内科教室協研者各位lζ対し感謝の意

を表します

交 献

1Verh dtsch Ges KreisKBlumberger1)

forsch161211950

2) DuesbergRuSchroederH Pathophy~

siologie uKlinik der Kol1 apszt]st詰nde

Leipzig1944

3) EinfueiIchJKlepzigH amp Reindell

H Arch KreisIforsch241771956

4) HegglinR Die Klin Energ dynam

HerzinsuffS KBasel1947

5) HegglinR Schweiz Med Wschr83

11031953

6) Hegglin R Fortschritt der Kardiologie

Basel1953s 129 u 247

7) HolzmannM Analyse des u Wel1en

Dtsch Verhandl fur Kreislau百orschg

1195

8) HolldackK Dtsch Arch Klin Med

19871 1951

9)長谷川E博 千葉医会誌35840 (昭 34)

10)稲垣義明木下安弘橘正敏柏崎 昭相

磯敬明得本真義 日循学誌 23475C昭34)

11)稲垣義明 日内誌 451161(昭 33)

12) JaegerM BorterW Arch Kreisl

forsch273051957

13)木下安弘桑山八郎三好 陪大御恒久稲

垣義明 日内誌 461191(昭 32)

14)木下安弘三好結高橋懇桑山八郎大

御恒久稲垣義明 日内誌 461401(昭33)

15)木下安弘 千葉医学会誌 3492 (昭 33)

16)木下安弘三好陪高橋懇桑山八郎大

-1754ー 千葉医学会雑誌 第 35巻

御恒久稲垣義明米本昭彦遠藤博中村

精男 日内誌 461467(昭 33)

17)木川田隆一 千葉学会誌昭 34年 11月印

刷中

18)加藤守也 千葉医会誌 35881(昭 34)

19)松本龍二 千葉医会誌 34636(昭 34)

20) 23)のデーターは協研者松丸信太郎その他

が本誌に近日発表の予定

21)浪川素千葉医会誌 34163(昭 33)

22)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富

井信明中村精男徳政義和木下安弘橘

正敏浪川棄高橋懇桑山八郎三好

暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野

清四郎 日内誌 47452(昭 33)

23)斎藤十六渡辺昌平松本欝ニ遠藤博宮

内法城橋瓜藤光〈病理) 11回日循関東地方

会 (昭 3212)

24)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正融浪川 棄松本簡ニ梅沢英正 日本

臨床 161071 (昭 33)

25)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 正敏浪

川嚢臨床の日本 4453(昭 33)

26)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正敏浪川 棄森山典男小野清四郎宇佐

見暢久申村仁 第 56回日内総会(昭 34

4)

27)斎藤十六 日本の医学〈第 15回日本医学会総

会記録)IV613(昭 34)

28)佐瀬富士夫千葉医会誌 34677 (昭33)

29)橘正敏 千葉医会誌 34130 (昭 33)

30)高橋懇千葉医会誌 34615 (昭 33)

31) WuhrmannF Die MyokardoseBasel

1956

32) Z u DeliusL et al DtschArch Klin

Med199541952

33) WezlerK u BogerA Erg Physiol

412921939

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-1748ー 千葉医学雑会誌 第35巻

血糖値は空腹時血糖を測定し 1日の尿糖は 1

日の必要カロリー(体重 1kg IL対して 30--35cal

含水炭素200gから 250g)を与えた場合の尿糖量

を使用した必要インシュリン量は上記の制限食

でコントロールするに必要なインシュリン量である

(表7)

D 観察成績

1) 擢患期間

糖尿病の発病より被検時までの推定擢患期間は

1年までのものが 4例 1年から 5年までのもの 11

例 5年以上のもの 3例であった(表的

2) 合併症

18例の糖尿病患者の中高血圧症を合併するもの

5例腎合併症限合併症各2例結核症エソ

各 1例で合併症のないものは 10例であった(表

8)

3) 重症度

前述しに分類法K従い臨床症状を考慮して分類

すると軽症(lstDegree) 3例中等症 (2nd

Degree) 12例重症 (3rdDegree) 3例であった

(表的

Tab9

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4) 血撲蛋白分劃

われわれの観察した 18例の糖尿病患者では異

蛋白血症を示すものは 12例で尋常範囲にあるも

のは 6例であったまたこれらの心末梢脈管

力学的分析を異蛋白血症を示すものと尋常範囲

にあるものとに大別して観察すると心力学的数値

-Cは異蛋白血症 12例中 8例が圧反応(1)(9)(28)で

4例が尋常反応であり容量反応は 1例もなかった

末梢脈管力学的数値では低血圧性調節〈加のもの

に尋常型が 1例尋常血圧性調節K緊張充進型

ω(28)が6例高血圧性調節(33)KE型が 1例 W

+E型が 4例みとめられた乙れは血緊蛋白分劃

値が尋常範囲とあるもの〉心末梢脈管力学的分析

にほぼ一致するが末梢脈管力学的数値で高血圧

性調節を示すものに異蛋白血症は W+E型が

Tab 10

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多く尋常範囲にあるものでは M型が 1例で W

型 E型 W+E型は 1例もなかった(表 10)血

紫蛋白分劃値と QTQlIの関係をみると血疑蛋

白分劃値が尋常範囲にあるものでは Hegglin-Hol-

zmannの式で延長短縮ともに 1例もなく

Bazettの式では延長2例短縮 1例がみとめら

れたまた異蛋白血症のあるものでは Hegglin

Holzmannの式で6例 Bazettの式で 7例がみと

められた QlI音の短縮は 1例もない(表 11)

5) 血清電解質

血清 Naでは低 Na血症が 3例高 Na血症は

1例もなかったまた血清Kでは低K血症は 1

例もなく高K血症が 3例にみられたがいずれも

軽度であった(表 12)

Tab 11

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Tab 12

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13

6) 空腹時血糖

空腹時血糖は 41回の検査で 120 mgdl以下の

もの 2回 121から 200mgjdlまで 20回 201から

300mgjdlまで 15回 301 mgjdl以上4回であっ

得本 糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とくにェネル ー1749ー第 4号ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

Tab 13 Tab 15

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Hegglin仰によれば QT時間の延長は心筋収

縮における代謝過程の遅延を意味するがわたくし

の観察した例では 41回の検査の中で Hegglin

-Hol布lannの式で 12回 Bazettの式で 18回が延

長を示し短縮は Hegglin-Holzmannの式では

1例もなく Bazettの式では 3例にみとめられ

ア」

7) QT時聞について

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8) QJI音について

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a QJI音の短縮

41回の検査では 338σ 以下は短縮しているもの

は 1例もなかったしかし QT-QlIが 20σ 以上

に短縮しているものは 2~Uacuteあった

b QTcQllcの観察

QT-Qllを心拍数で較正した Wuhrmannの式

た QT時間と心末梢脈管力学的分析の関係はQTc-Q lI c が

表 141乙示した

a 重症度によって観察した治療前後の QTの

変化

重症例では治療前rcHegglin-Holzmannの式

Tab 14

Wuhr以上のものすなわち0~04 -

mann陽性のものは 3例あったこれらの心末梢

脈管力学的分析では明Tuhrmann陽性の 3例も

QT-QlIが 20σ 以上の 2例もともに心力学的

分析では尋常反応を示し末梢脈管力学的分析で

は低血圧性調節は 1例もなく尋常血圧性調節を

示すものでは緊張先進型が Wuhrmann陽性の

ものに 2 例あり尋常型が 1 例あった QT~Qll がIcr)砧伊町mo岨0]lSCllla t H陥忽K) 1 阿旬同日f仰向酬が伽曲肘lil

F~I~ヤi刊一 I A IN Ie IA IN IEI門 Iwllilb 20σ 以上のものでは緊張允進型尋常型が各 1例

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一一寸由主-1 0 1 0 1 ~ 10101010101010101010 c 重症度によって観察した治療前後の QII音

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ヰ I 12 I 1宮 1例もなかった治療前後の QlI音の変化を比較

すると QT臥 Qllが 20σ 以上であった 1例は弓宅変

で QTが延長していた 1例が治療後Fig4

には 2例となり Bazettの式では治

療前の 1例が治療後には 3例となりか G)f(H明 伽Hot軍剛附〉 QT (1Ba冒flt)

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えって増している中等症では 4例の

ものが 3例1( 8例のものが 5例にい

ずれも治療後に減っている軽症例で

は不変であった(表 15)

b QTと空腹時血糖値の関係

空腹時血糖値200mgdlまでのもの

で HeggIin-HoIzmannの式 lとより

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圃回参事4肺 4臼相γ圃陣令官lDOd~ular延長を示したものが 7例 200mgjdl以

-1750ー 千葉医学会雑誌 第35巻

Tab 16 りまた QTおよび QTIを心拍数

(a1did0可恥ami巴も lsquoIasc比 laT Dfnamoιs

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すなわ〉31式〈Wuhrmannで較正した

ち QTc-QIIcが 004以上のものは

中等症群の治療前lζ1回治療後に 2回

計 3回あった乙〉では 乙れらの症例

をあげまた参考例として precoma

の状態で入院した重症の糖尿病 1例をあ

げて諸種の検査成績を検討じた

例 1 O T 51才の男性口渇全身

Tab 17 の倦怠感を主訴として昭和 32年 10月入院した

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入院時の空腹時血糖値は 129mgdlで食後 2時

間の血糖値は 268mgdlであった Staub効果は

陰性で 1日の尿糖は 50--80gアセトンは(ー)

であった

例 2 K R 48才の女性ゃく 2年程前から口

渇多飲lと気づいていたが治療を受けたことはな

い昭和田年 10月K入院したがその前後よりであり QTc-QTIcが 004以上の 1例は治療後

には 2例となり かえって増加している(表 17)

なお以上 41回の検査の心末梢脈管力学的数

値を一括して表 181乙示した

Tab 18

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口渇多飲多尿が急lζ増して 1日の尿量は平

均 2500ccであった入院時の空腹時血糖値は 188

mgjdl食後 2時間では 362mgdl体重は標準

体重にたいして +1で 1日の尿糖は 70g前後

Staub効果は陰性であった尿中アセトンは(ー)

でインシュリン1O~4単位 D 8603--2gの治

療で軽快退院した

年前から口渇1才の女性ゃく40103例

多尿があり入院前 1カ月ごろから多食するにも

かかわらず体重がいちじるしく減少した昭和 32

年 11月入院時の空腹時血糖値は 221 mgjdl食

後 2時間では 372mgdlであった体重は標準

体重にたいして -15制限食による 1日の尿糖は

100 ~ 150gで Staub効果陰性尿中アセトン

(一)インシュリン 20単位 D8603--2gメゾ

キサン 09--15gの治療によって軽快退院した

例 4 NM51才の女性昭和 17年糖尿病の

診断のもとにゃく 5カ月間インシュリン治療を

受けたことがある昭和 32年 11月全身の倦怠感

を主訴としてわたくしの内科K入院しゃく 1カ

月間インシュリン D860メゾキサンによる f台

療を受け一時軽快退院したその後自宅で食餌

療法を続けていたが昭和 33年 1月ふたたび全

E QTQIIが 20σ 以上のものならびに QTc 身の倦怠感が増強し目まい幅吐意識障害を生

QIIcが 004以上を示したもの L症例およ じて入院した入院時血圧は 112--56静脈圧は

ぴ検査成績の検討 35mm (H20)空腹時血糖値 363mgdl尿量 440

QTI音が QT時間より 20σ 以上短縮していた CC尿糖 1日10g尿中のアセトンは(十〉で呼

ものは中等症群の治療前iLl回治療後に 1回あ 気にアセトン臭があり昏睡前期の状態であった

第 4号 得本糖尿病およびyenその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネ Jレー1751-勺 ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

入院後ただちにインシュリンの静注インシュ

リシの皮下注射 リンゲル氏液 5ブドー糖液

心剤などの治療をお乙なったが死亡した

1 上記4例の重症度擢患期間血糖値基

礎代謝率 QTQTIおよび QTc-QTIc K

ついて

重症度は例4を除くとすべて中等症で

QTQTI K異常がない例4だけが重症であった

擢患期間は例4を除くとすべてが 5年以下で

例4だけ擢患期間が 15年であった基礎代謝率

はいずれも尋常値であるまた QT-QJIが 20

σ以上あるものは例2と例 3の治療前lとみられ

とれらの QTについてみると HegglinHolzmann

の式による QTの延長は 1例もなかった QTc

QTIc についてみると例4の昏睡前期状態におけ

る例でも Wuhrmannは陰性であった(表 19)

Tab 19

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2 血色素赤血球数血沈肝機能血媛蛋白

分劃およびf也清電解質について

血液相をみると貧血は例41rまた血球沈降

速度の促進は例4例2にみられるほかは ほぼ

尋常であり肝機能にも重大な障害はなかった血

Tab 20

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事7ヰsl

疑蛋白分劃では例4が軽度の異蛋白血症を示す

ほかは傾向的に低 Albumin血症軽度の高

r-Globulin血症がある程度でいちじるしい異蛋

白血症はない血清電解質では Kが尋常値また

は尋常値の上界をわずかに ζ えている程度で

Naはいずれの例でも尋常値であった血清 Na

Kは大量のインシュリンを用いた例 4でも尋常

であった ζれらの数値は表 20R示した

3 各重症度における治療前後のQT-QIIお

よび QTc-QTIcの変化

QT-QJIQTcQTIc Ir異常のあるものはすべ

て中等症群lζみられ QT-QTIが 20σ 以上のも

のは治療前に 1回治療後K1回 QTc-QTIcが

004以上あるものは治療前K1回治療後K2回

あった

4 心拍数血圧および心末梢脈管力学的

数値

心力学的分析では心拍数は例4を除くほかは

すべて尋常範囲lとあり変形期 UFZは 例 2で尋

常の上界例3の治療後では 99σ で勾尋常より延

長しているしかし乙れらの昇圧期 DAZはや

や短縮ないし尋常範間にあった緊脹期 ASZは

例3の治療後だけが尋常の上界をわずかにこえて

いるほかすべてが尋常値であり駆出期 ATZは

尋常の上界に近いものが多L末梢脈管力学的数値

では例3の治療後および例4を除くとほか

性血圧調節すなわちldquo Normotensive Regula~

tion である全末梢流血抵抗 W容積弾性率wは例 1を除けば尋常またはそれに近い ζ

れらの心末梢脈管力学的数値をまとめると例

1は低送血量性で Vmがすくないが W およ

び Eの増しによって血圧値が尋常に維持され

ているこれは緊張先進型血圧調節

ldquoAnspannumgs RegUlationであり

心力学的数値は尋常である例2は尋

常性血圧調節で UFZの増し DAZの

へりから心への流れ込みの増しが考え

られる例3の治療前は例 1と同じく

血圧は尋常で心力学的数値も尋常であ

るゆえ Vmのへりは心拍数のすくな

いためと考えられるまたこの例の治

療後は低血圧症で緊張低下型の血圧

調節を思わせるがほぼ尋常血圧におけ

る循環調節にあり DAZが治療前よ

-1752ー 千 葉 医 点f A寸こ A

社仙雑 第 35巻

りいちじるしく短縮し ATZUFZがのびまた

Vmがましている ζとから心への流れ ζみが増し

たためと思はれる例4の糖尿病昏陸前期の症例で

は血圧が低く Vsはすくなく DAZは増し

ATZは短くなる傾向にあるしかし乙の例では

Hegglinの定義すなわち QII音の短縮はなく

Wuhrmann処理(31)Irよっても病的とは認められ

なかった ζれらの心末梢脈管力学的数値を表

211r示した

Tab 21

Car rD司M lVdwes of the patientyenU (111鵠cuLa 耐 caWith ~thol叫iC QT~ -Qllc

ない

4 肝機能には重大な障害がなく異蛋白血症

異電解質血症を示す例はわたくしの観察したもの

には 1例もなかった

5 基礎代謝率はすべて尋常であった

6 QTQIIQTc-QIIc 1[異常のある例の心力

学的分析では尋常反応が多く圧反応の傾向を示

7 末梢脈管力学的分析では尋常血圧性調節に

近いが Wuhrmann陽性のものに緊張先進型が

2例あった

8 QT-QIIが 20σ 以上のもの 2例はいず

れも QTの延長を示さず臨床症状からみても

PR 8~P UFl DA宣 2AT寄 Vs IIrn 唱a E

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-眼z36 CC ~n ~4τ1n手-

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Hegglinの Energetisch-dynamischeHerzinsuf-

fizienz lL記載された所見と一致しなかったそれ

ゆえ異電解質血症および異蛋白血症ないし

肝比重大な障害をもたない糖尿病に Hegglin症候

群のあった ζ とから糖尿病における心筋代謝の異

常そのものが Hegglin症候群のー園児なりうる

かもしれない乙とを示したただしかような意図

でえらんだ糖尿病患者ゆえ 1例の昏睡前期にある

例を除けば中等度までの症例にとどまったした

F この章の者案およびまとめ

わたくしは過去2年聞にわたって糖尿病性

Hegg1in症候の有無Kついて観察した観察の対象

となった糖尿病患者は18例で計 41回の心末梢

脈管力学的分析を行い同時的t血糖血清 Nar

K血祭蛋白分劃肝機能基礎代謝などの検査を

行った心力学的分析には Blumberger-Holldack

法末梢脈管力学的分析には Wezlerの新法を用

い血清 NaKの測定lζは焔光比色計を用いた

QII音が QTより 20σ 以上短縮しているものは

中等症群1[2回また Wuhrmann式で QTc-

QTIcが +004以上のものは中等症群l乙3回あ

った ζれらの例および参考例として昏睡前

期の状態で入院した重症の糖尿病患者 1例をあげ

心末梢脈管力学的分析およびそれらの患者の

諸代謝状態を検討した

1 ζれらの患者の推定羅患年数は 1ないし

5年であった

bull 2 空腹時血糖は昏睡前期の例以外では 129

ないし 221 mgdlであり重症度は precomaの

例のほかはすべて中等症であった

3 貧血血球沈降速度の促進は precomaの

例でみられたがその他の例ではほとんど異常が

がって ζ 乙には Hegglinのいう Energetisch

Dynamische Herzinsu伍zienzの典型的なものが

なかったのは当然と思われる

今全編のむすび

観察対象 232例を疾患別1[ 10群 lζ分けて

QTと QII音の態度を調べ Hegglin症候の出現

lsquo 率を調べた

1 QII音の短縮限界を 350σ とした場合の He-

gglin症候群の出現率は 236で QT-QIIgt40σ

とした場合の Hegglin陽性率は 85であった

さらに QTの絶対的延長を加えて観察すると前

者は 51後者は 64と陽性率が減ったし

かしなおこのなかには Hegglinが指摘した臨

床症状または心不全兆候のないものをも含んでい

るそれゆえわたくしは Hegglin症候を文字ど

おりのエネルギー性力学的心不全 (EDHI)と

するさいには QTの絶対的延長とともに QII音

が 338σ 以下のものをとった方がより妥当ではな

いかと考えるかような規約のもとに調べると

Energetisch-dynamische Herginsuffizienzをもっ

Hegglin症候群は 232例中 8例 34にすぎな

かった

第 4号 得本糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネルー1753ーギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり台いについて

2 ζの観察範囲内ではとくに一定の固有な

疾患群1(Hegglin症候の陽性率が高いという結果

はえられなかった

3 Energetisch DynamischeHerzinsu伍zienz

の8例中 7例は死亡し剖検しえた 6例のすべ

ての心筋Kムコイド変性をみたすでに協研者

が 心筋症 (Wuhrmann) と Energetisch-dyna-

mische Herginsu伍zienzCHegglin)が原因い

ろいろの臨床検査所見において大きく重なり合

うζとを くりかえしのべているように ζれらの

ものは見かけ上ときにおのおの独立して認め

られるとはいえ大きな重なり合いをもっと考える

4 異蛋白血症または異電解質血症をもたな

い本態性高血圧症および高血圧性心疾患群lとお

いては QII音の延長例が 50尋常例が 39で

異蛋白血症または異電解質血症をもっ群ではむ

しろ QII音の尋常例が 68とふえ延長例が 24

とへり一見健常群の分布と似るようになる

QTの延長例は健常群異蛋白血症または異電

解質血症をもたない本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群 もつ本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群の順応増加する

5 力学的心不全に合併症その他によって

いちじるしい電解質異常が加わったさいには ED

HIにもなりうることを知った

6 異電解質血症異蛋白血症または重大な

肝の機能障害をもたない 18例の糖尿病患者につい

て心末梢脈管力学的分析を Blummb恥 培ge訂r立 er

lda 羽Tezler法の当教室変法でお ζ舵ck法およぴぴ

なった QII音が QTより 20σ 以上短縮している

ものは中等症群に 2回また QTcQIIcが 004

以上のものは中等症群に 3回あった ζれらの例

および昏睡前期の状態の重症の糖尿病患者 l例

をあげ くわしく観察成績を検討した末梢脈管

力学的分析では緊張先進型血圧調節 (Duesberg

u Schroeder)心力学的分析では圧反応 (Blum-

berger)を示すものが傾向的に多いまた異電

解質血症異蛋白血症ないし肝に重大な障害を

もたない糖尿病患者leHegglin症候群のあったこ

とから糖尿病托おける心筋代謝の異常そのものが

Hegglin症候群の一因になりうることを示した

この論文の章 1の要旨は昭和 34年4月日

本循環器病学会総会において稲垣義明木下

安弘橘正敏松崎昭相磯敬明らとともに

報告し章 2の要旨は昭和 33年5月第31

回日本内分泌学会総会において報告した

なお本研究の一部は昭和 33年度文部

省科学研究費によったことを附記する

稿を終る lζ臨み病理組織学について御懇

切な御教示を下さいました本学病理学滝沢

延次郎教授および病理学教室各位にたいし

厚く御礼申上げますまた終始御懇篤な御

指導と厳正な御校閲を賜りました恩師斎藤

十六教授l乙たいし衷心より御礼申上げます

なお第こ内科教室協研者各位lζ対し感謝の意

を表します

交 献

1Verh dtsch Ges KreisKBlumberger1)

forsch161211950

2) DuesbergRuSchroederH Pathophy~

siologie uKlinik der Kol1 apszt]st詰nde

Leipzig1944

3) EinfueiIchJKlepzigH amp Reindell

H Arch KreisIforsch241771956

4) HegglinR Die Klin Energ dynam

HerzinsuffS KBasel1947

5) HegglinR Schweiz Med Wschr83

11031953

6) Hegglin R Fortschritt der Kardiologie

Basel1953s 129 u 247

7) HolzmannM Analyse des u Wel1en

Dtsch Verhandl fur Kreislau百orschg

1195

8) HolldackK Dtsch Arch Klin Med

19871 1951

9)長谷川E博 千葉医会誌35840 (昭 34)

10)稲垣義明木下安弘橘正敏柏崎 昭相

磯敬明得本真義 日循学誌 23475C昭34)

11)稲垣義明 日内誌 451161(昭 33)

12) JaegerM BorterW Arch Kreisl

forsch273051957

13)木下安弘桑山八郎三好 陪大御恒久稲

垣義明 日内誌 461191(昭 32)

14)木下安弘三好結高橋懇桑山八郎大

御恒久稲垣義明 日内誌 461401(昭33)

15)木下安弘 千葉医学会誌 3492 (昭 33)

16)木下安弘三好陪高橋懇桑山八郎大

-1754ー 千葉医学会雑誌 第 35巻

御恒久稲垣義明米本昭彦遠藤博中村

精男 日内誌 461467(昭 33)

17)木川田隆一 千葉学会誌昭 34年 11月印

刷中

18)加藤守也 千葉医会誌 35881(昭 34)

19)松本龍二 千葉医会誌 34636(昭 34)

20) 23)のデーターは協研者松丸信太郎その他

が本誌に近日発表の予定

21)浪川素千葉医会誌 34163(昭 33)

22)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富

井信明中村精男徳政義和木下安弘橘

正敏浪川棄高橋懇桑山八郎三好

暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野

清四郎 日内誌 47452(昭 33)

23)斎藤十六渡辺昌平松本欝ニ遠藤博宮

内法城橋瓜藤光〈病理) 11回日循関東地方

会 (昭 3212)

24)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正融浪川 棄松本簡ニ梅沢英正 日本

臨床 161071 (昭 33)

25)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 正敏浪

川嚢臨床の日本 4453(昭 33)

26)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正敏浪川 棄森山典男小野清四郎宇佐

見暢久申村仁 第 56回日内総会(昭 34

4)

27)斎藤十六 日本の医学〈第 15回日本医学会総

会記録)IV613(昭 34)

28)佐瀬富士夫千葉医会誌 34677 (昭33)

29)橘正敏 千葉医会誌 34130 (昭 33)

30)高橋懇千葉医会誌 34615 (昭 33)

31) WuhrmannF Die MyokardoseBasel

1956

32) Z u DeliusL et al DtschArch Klin

Med199541952

33) WezlerK u BogerA Erg Physiol

412921939

Page 8: AaCィムC サフシフセウノィッ Hegglin ヌQCopac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900111962/KJ00005667549.pdfQII Q第2ケヤ (Q-2nd Sound interval) UFZ Sマ`(g Umformungszeit ") Vm

得本 糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とくにェネル ー1749ー第 4号ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

Tab 13 Tab 15

阻ildTo唱pt l1Iaderate乃pe SegtIETlteT唖pe

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Hegglin仰によれば QT時間の延長は心筋収

縮における代謝過程の遅延を意味するがわたくし

の観察した例では 41回の検査の中で Hegglin

-Hol布lannの式で 12回 Bazettの式で 18回が延

長を示し短縮は Hegglin-Holzmannの式では

1例もなく Bazettの式では 3例にみとめられ

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7) QT時聞について

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8) QJI音について

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a QJI音の短縮

41回の検査では 338σ 以下は短縮しているもの

は 1例もなかったしかし QT-QlIが 20σ 以上

に短縮しているものは 2~Uacuteあった

b QTcQllcの観察

QT-Qllを心拍数で較正した Wuhrmannの式

た QT時間と心末梢脈管力学的分析の関係はQTc-Q lI c が

表 141乙示した

a 重症度によって観察した治療前後の QTの

変化

重症例では治療前rcHegglin-Holzmannの式

Tab 14

Wuhr以上のものすなわち0~04 -

mann陽性のものは 3例あったこれらの心末梢

脈管力学的分析では明Tuhrmann陽性の 3例も

QT-QlIが 20σ 以上の 2例もともに心力学的

分析では尋常反応を示し末梢脈管力学的分析で

は低血圧性調節は 1例もなく尋常血圧性調節を

示すものでは緊張先進型が Wuhrmann陽性の

ものに 2 例あり尋常型が 1 例あった QT~Qll がIcr)砧伊町mo岨0]lSCllla t H陥忽K) 1 阿旬同日f仰向酬が伽曲肘lil

F~I~ヤi刊一 I A IN Ie IA IN IEI門 Iwllilb 20σ 以上のものでは緊張允進型尋常型が各 1例

~ぺt-I 6 IョI2 1010101q10lololol~15 あったとの関係を表 161と示すミ (H匂1~ JHormallは|叫|斗 10131什8151叶パ1 16

一一寸由主-1 0 1 0 1 ~ 10101010101010101010 c 重症度によって観察した治療前後の QII音

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立話工iE いい 1011010101101010い Qll音lr異常のあるものは重症軽症といじ SI1m Is I円 I6 j0131 151 5121 l 12 1

ヰ I 12 I 1宮 1例もなかった治療前後の QlI音の変化を比較

すると QT臥 Qllが 20σ 以上であった 1例は弓宅変

で QTが延長していた 1例が治療後Fig4

には 2例となり Bazettの式では治

療前の 1例が治療後には 3例となりか G)f(H明 伽Hot軍剛附〉 QT (1Ba冒flt)

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えって増している中等症では 4例の

ものが 3例1( 8例のものが 5例にい

ずれも治療後に減っている軽症例で

は不変であった(表 15)

b QTと空腹時血糖値の関係

空腹時血糖値200mgdlまでのもの

で HeggIin-HoIzmannの式 lとより

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圃回参事4肺 4臼相γ圃陣令官lDOd~ular延長を示したものが 7例 200mgjdl以

-1750ー 千葉医学会雑誌 第35巻

Tab 16 りまた QTおよび QTIを心拍数

(a1did0可恥ami巴も lsquoIasc比 laT Dfnamoιs

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すなわ〉31式〈Wuhrmannで較正した

ち QTc-QIIcが 004以上のものは

中等症群の治療前lζ1回治療後に 2回

計 3回あった乙〉では 乙れらの症例

をあげまた参考例として precoma

の状態で入院した重症の糖尿病 1例をあ

げて諸種の検査成績を検討じた

例 1 O T 51才の男性口渇全身

Tab 17 の倦怠感を主訴として昭和 32年 10月入院した

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入院時の空腹時血糖値は 129mgdlで食後 2時

間の血糖値は 268mgdlであった Staub効果は

陰性で 1日の尿糖は 50--80gアセトンは(ー)

であった

例 2 K R 48才の女性ゃく 2年程前から口

渇多飲lと気づいていたが治療を受けたことはな

い昭和田年 10月K入院したがその前後よりであり QTc-QTIcが 004以上の 1例は治療後

には 2例となり かえって増加している(表 17)

なお以上 41回の検査の心末梢脈管力学的数

値を一括して表 181乙示した

Tab 18

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口渇多飲多尿が急lζ増して 1日の尿量は平

均 2500ccであった入院時の空腹時血糖値は 188

mgjdl食後 2時間では 362mgdl体重は標準

体重にたいして +1で 1日の尿糖は 70g前後

Staub効果は陰性であった尿中アセトンは(ー)

でインシュリン1O~4単位 D 8603--2gの治

療で軽快退院した

年前から口渇1才の女性ゃく40103例

多尿があり入院前 1カ月ごろから多食するにも

かかわらず体重がいちじるしく減少した昭和 32

年 11月入院時の空腹時血糖値は 221 mgjdl食

後 2時間では 372mgdlであった体重は標準

体重にたいして -15制限食による 1日の尿糖は

100 ~ 150gで Staub効果陰性尿中アセトン

(一)インシュリン 20単位 D8603--2gメゾ

キサン 09--15gの治療によって軽快退院した

例 4 NM51才の女性昭和 17年糖尿病の

診断のもとにゃく 5カ月間インシュリン治療を

受けたことがある昭和 32年 11月全身の倦怠感

を主訴としてわたくしの内科K入院しゃく 1カ

月間インシュリン D860メゾキサンによる f台

療を受け一時軽快退院したその後自宅で食餌

療法を続けていたが昭和 33年 1月ふたたび全

E QTQIIが 20σ 以上のものならびに QTc 身の倦怠感が増強し目まい幅吐意識障害を生

QIIcが 004以上を示したもの L症例およ じて入院した入院時血圧は 112--56静脈圧は

ぴ検査成績の検討 35mm (H20)空腹時血糖値 363mgdl尿量 440

QTI音が QT時間より 20σ 以上短縮していた CC尿糖 1日10g尿中のアセトンは(十〉で呼

ものは中等症群の治療前iLl回治療後に 1回あ 気にアセトン臭があり昏睡前期の状態であった

第 4号 得本糖尿病およびyenその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネ Jレー1751-勺 ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

入院後ただちにインシュリンの静注インシュ

リシの皮下注射 リンゲル氏液 5ブドー糖液

心剤などの治療をお乙なったが死亡した

1 上記4例の重症度擢患期間血糖値基

礎代謝率 QTQTIおよび QTc-QTIc K

ついて

重症度は例4を除くとすべて中等症で

QTQTI K異常がない例4だけが重症であった

擢患期間は例4を除くとすべてが 5年以下で

例4だけ擢患期間が 15年であった基礎代謝率

はいずれも尋常値であるまた QT-QJIが 20

σ以上あるものは例2と例 3の治療前lとみられ

とれらの QTについてみると HegglinHolzmann

の式による QTの延長は 1例もなかった QTc

QTIc についてみると例4の昏睡前期状態におけ

る例でも Wuhrmannは陰性であった(表 19)

Tab 19

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2 血色素赤血球数血沈肝機能血媛蛋白

分劃およびf也清電解質について

血液相をみると貧血は例41rまた血球沈降

速度の促進は例4例2にみられるほかは ほぼ

尋常であり肝機能にも重大な障害はなかった血

Tab 20

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疑蛋白分劃では例4が軽度の異蛋白血症を示す

ほかは傾向的に低 Albumin血症軽度の高

r-Globulin血症がある程度でいちじるしい異蛋

白血症はない血清電解質では Kが尋常値また

は尋常値の上界をわずかに ζ えている程度で

Naはいずれの例でも尋常値であった血清 Na

Kは大量のインシュリンを用いた例 4でも尋常

であった ζれらの数値は表 20R示した

3 各重症度における治療前後のQT-QIIお

よび QTc-QTIcの変化

QT-QJIQTcQTIc Ir異常のあるものはすべ

て中等症群lζみられ QT-QTIが 20σ 以上のも

のは治療前に 1回治療後K1回 QTc-QTIcが

004以上あるものは治療前K1回治療後K2回

あった

4 心拍数血圧および心末梢脈管力学的

数値

心力学的分析では心拍数は例4を除くほかは

すべて尋常範囲lとあり変形期 UFZは 例 2で尋

常の上界例3の治療後では 99σ で勾尋常より延

長しているしかし乙れらの昇圧期 DAZはや

や短縮ないし尋常範間にあった緊脹期 ASZは

例3の治療後だけが尋常の上界をわずかにこえて

いるほかすべてが尋常値であり駆出期 ATZは

尋常の上界に近いものが多L末梢脈管力学的数値

では例3の治療後および例4を除くとほか

性血圧調節すなわちldquo Normotensive Regula~

tion である全末梢流血抵抗 W容積弾性率wは例 1を除けば尋常またはそれに近い ζ

れらの心末梢脈管力学的数値をまとめると例

1は低送血量性で Vmがすくないが W およ

び Eの増しによって血圧値が尋常に維持され

ているこれは緊張先進型血圧調節

ldquoAnspannumgs RegUlationであり

心力学的数値は尋常である例2は尋

常性血圧調節で UFZの増し DAZの

へりから心への流れ込みの増しが考え

られる例3の治療前は例 1と同じく

血圧は尋常で心力学的数値も尋常であ

るゆえ Vmのへりは心拍数のすくな

いためと考えられるまたこの例の治

療後は低血圧症で緊張低下型の血圧

調節を思わせるがほぼ尋常血圧におけ

る循環調節にあり DAZが治療前よ

-1752ー 千 葉 医 点f A寸こ A

社仙雑 第 35巻

りいちじるしく短縮し ATZUFZがのびまた

Vmがましている ζとから心への流れ ζみが増し

たためと思はれる例4の糖尿病昏陸前期の症例で

は血圧が低く Vsはすくなく DAZは増し

ATZは短くなる傾向にあるしかし乙の例では

Hegglinの定義すなわち QII音の短縮はなく

Wuhrmann処理(31)Irよっても病的とは認められ

なかった ζれらの心末梢脈管力学的数値を表

211r示した

Tab 21

Car rD司M lVdwes of the patientyenU (111鵠cuLa 耐 caWith ~thol叫iC QT~ -Qllc

ない

4 肝機能には重大な障害がなく異蛋白血症

異電解質血症を示す例はわたくしの観察したもの

には 1例もなかった

5 基礎代謝率はすべて尋常であった

6 QTQIIQTc-QIIc 1[異常のある例の心力

学的分析では尋常反応が多く圧反応の傾向を示

7 末梢脈管力学的分析では尋常血圧性調節に

近いが Wuhrmann陽性のものに緊張先進型が

2例あった

8 QT-QIIが 20σ 以上のもの 2例はいず

れも QTの延長を示さず臨床症状からみても

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Hegglinの Energetisch-dynamischeHerzinsuf-

fizienz lL記載された所見と一致しなかったそれ

ゆえ異電解質血症および異蛋白血症ないし

肝比重大な障害をもたない糖尿病に Hegglin症候

群のあった ζ とから糖尿病における心筋代謝の異

常そのものが Hegglin症候群のー園児なりうる

かもしれない乙とを示したただしかような意図

でえらんだ糖尿病患者ゆえ 1例の昏睡前期にある

例を除けば中等度までの症例にとどまったした

F この章の者案およびまとめ

わたくしは過去2年聞にわたって糖尿病性

Hegg1in症候の有無Kついて観察した観察の対象

となった糖尿病患者は18例で計 41回の心末梢

脈管力学的分析を行い同時的t血糖血清 Nar

K血祭蛋白分劃肝機能基礎代謝などの検査を

行った心力学的分析には Blumberger-Holldack

法末梢脈管力学的分析には Wezlerの新法を用

い血清 NaKの測定lζは焔光比色計を用いた

QII音が QTより 20σ 以上短縮しているものは

中等症群1[2回また Wuhrmann式で QTc-

QTIcが +004以上のものは中等症群l乙3回あ

った ζれらの例および参考例として昏睡前

期の状態で入院した重症の糖尿病患者 1例をあげ

心末梢脈管力学的分析およびそれらの患者の

諸代謝状態を検討した

1 ζれらの患者の推定羅患年数は 1ないし

5年であった

bull 2 空腹時血糖は昏睡前期の例以外では 129

ないし 221 mgdlであり重症度は precomaの

例のほかはすべて中等症であった

3 貧血血球沈降速度の促進は precomaの

例でみられたがその他の例ではほとんど異常が

がって ζ 乙には Hegglinのいう Energetisch

Dynamische Herzinsu伍zienzの典型的なものが

なかったのは当然と思われる

今全編のむすび

観察対象 232例を疾患別1[ 10群 lζ分けて

QTと QII音の態度を調べ Hegglin症候の出現

lsquo 率を調べた

1 QII音の短縮限界を 350σ とした場合の He-

gglin症候群の出現率は 236で QT-QIIgt40σ

とした場合の Hegglin陽性率は 85であった

さらに QTの絶対的延長を加えて観察すると前

者は 51後者は 64と陽性率が減ったし

かしなおこのなかには Hegglinが指摘した臨

床症状または心不全兆候のないものをも含んでい

るそれゆえわたくしは Hegglin症候を文字ど

おりのエネルギー性力学的心不全 (EDHI)と

するさいには QTの絶対的延長とともに QII音

が 338σ 以下のものをとった方がより妥当ではな

いかと考えるかような規約のもとに調べると

Energetisch-dynamische Herginsuffizienzをもっ

Hegglin症候群は 232例中 8例 34にすぎな

かった

第 4号 得本糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネルー1753ーギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり台いについて

2 ζの観察範囲内ではとくに一定の固有な

疾患群1(Hegglin症候の陽性率が高いという結果

はえられなかった

3 Energetisch DynamischeHerzinsu伍zienz

の8例中 7例は死亡し剖検しえた 6例のすべ

ての心筋Kムコイド変性をみたすでに協研者

が 心筋症 (Wuhrmann) と Energetisch-dyna-

mische Herginsu伍zienzCHegglin)が原因い

ろいろの臨床検査所見において大きく重なり合

うζとを くりかえしのべているように ζれらの

ものは見かけ上ときにおのおの独立して認め

られるとはいえ大きな重なり合いをもっと考える

4 異蛋白血症または異電解質血症をもたな

い本態性高血圧症および高血圧性心疾患群lとお

いては QII音の延長例が 50尋常例が 39で

異蛋白血症または異電解質血症をもっ群ではむ

しろ QII音の尋常例が 68とふえ延長例が 24

とへり一見健常群の分布と似るようになる

QTの延長例は健常群異蛋白血症または異電

解質血症をもたない本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群 もつ本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群の順応増加する

5 力学的心不全に合併症その他によって

いちじるしい電解質異常が加わったさいには ED

HIにもなりうることを知った

6 異電解質血症異蛋白血症または重大な

肝の機能障害をもたない 18例の糖尿病患者につい

て心末梢脈管力学的分析を Blummb恥 培ge訂r立 er

lda 羽Tezler法の当教室変法でお ζ舵ck法およぴぴ

なった QII音が QTより 20σ 以上短縮している

ものは中等症群に 2回また QTcQIIcが 004

以上のものは中等症群に 3回あった ζれらの例

および昏睡前期の状態の重症の糖尿病患者 l例

をあげ くわしく観察成績を検討した末梢脈管

力学的分析では緊張先進型血圧調節 (Duesberg

u Schroeder)心力学的分析では圧反応 (Blum-

berger)を示すものが傾向的に多いまた異電

解質血症異蛋白血症ないし肝に重大な障害を

もたない糖尿病患者leHegglin症候群のあったこ

とから糖尿病托おける心筋代謝の異常そのものが

Hegglin症候群の一因になりうることを示した

この論文の章 1の要旨は昭和 34年4月日

本循環器病学会総会において稲垣義明木下

安弘橘正敏松崎昭相磯敬明らとともに

報告し章 2の要旨は昭和 33年5月第31

回日本内分泌学会総会において報告した

なお本研究の一部は昭和 33年度文部

省科学研究費によったことを附記する

稿を終る lζ臨み病理組織学について御懇

切な御教示を下さいました本学病理学滝沢

延次郎教授および病理学教室各位にたいし

厚く御礼申上げますまた終始御懇篤な御

指導と厳正な御校閲を賜りました恩師斎藤

十六教授l乙たいし衷心より御礼申上げます

なお第こ内科教室協研者各位lζ対し感謝の意

を表します

交 献

1Verh dtsch Ges KreisKBlumberger1)

forsch161211950

2) DuesbergRuSchroederH Pathophy~

siologie uKlinik der Kol1 apszt]st詰nde

Leipzig1944

3) EinfueiIchJKlepzigH amp Reindell

H Arch KreisIforsch241771956

4) HegglinR Die Klin Energ dynam

HerzinsuffS KBasel1947

5) HegglinR Schweiz Med Wschr83

11031953

6) Hegglin R Fortschritt der Kardiologie

Basel1953s 129 u 247

7) HolzmannM Analyse des u Wel1en

Dtsch Verhandl fur Kreislau百orschg

1195

8) HolldackK Dtsch Arch Klin Med

19871 1951

9)長谷川E博 千葉医会誌35840 (昭 34)

10)稲垣義明木下安弘橘正敏柏崎 昭相

磯敬明得本真義 日循学誌 23475C昭34)

11)稲垣義明 日内誌 451161(昭 33)

12) JaegerM BorterW Arch Kreisl

forsch273051957

13)木下安弘桑山八郎三好 陪大御恒久稲

垣義明 日内誌 461191(昭 32)

14)木下安弘三好結高橋懇桑山八郎大

御恒久稲垣義明 日内誌 461401(昭33)

15)木下安弘 千葉医学会誌 3492 (昭 33)

16)木下安弘三好陪高橋懇桑山八郎大

-1754ー 千葉医学会雑誌 第 35巻

御恒久稲垣義明米本昭彦遠藤博中村

精男 日内誌 461467(昭 33)

17)木川田隆一 千葉学会誌昭 34年 11月印

刷中

18)加藤守也 千葉医会誌 35881(昭 34)

19)松本龍二 千葉医会誌 34636(昭 34)

20) 23)のデーターは協研者松丸信太郎その他

が本誌に近日発表の予定

21)浪川素千葉医会誌 34163(昭 33)

22)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富

井信明中村精男徳政義和木下安弘橘

正敏浪川棄高橋懇桑山八郎三好

暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野

清四郎 日内誌 47452(昭 33)

23)斎藤十六渡辺昌平松本欝ニ遠藤博宮

内法城橋瓜藤光〈病理) 11回日循関東地方

会 (昭 3212)

24)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正融浪川 棄松本簡ニ梅沢英正 日本

臨床 161071 (昭 33)

25)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 正敏浪

川嚢臨床の日本 4453(昭 33)

26)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正敏浪川 棄森山典男小野清四郎宇佐

見暢久申村仁 第 56回日内総会(昭 34

4)

27)斎藤十六 日本の医学〈第 15回日本医学会総

会記録)IV613(昭 34)

28)佐瀬富士夫千葉医会誌 34677 (昭33)

29)橘正敏 千葉医会誌 34130 (昭 33)

30)高橋懇千葉医会誌 34615 (昭 33)

31) WuhrmannF Die MyokardoseBasel

1956

32) Z u DeliusL et al DtschArch Klin

Med199541952

33) WezlerK u BogerA Erg Physiol

412921939

Page 9: AaCィムC サフシフセウノィッ Hegglin ヌQCopac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900111962/KJ00005667549.pdfQII Q第2ケヤ (Q-2nd Sound interval) UFZ Sマ`(g Umformungszeit ") Vm

-1750ー 千葉医学会雑誌 第35巻

Tab 16 りまた QTおよび QTIを心拍数

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po旬RM 型vmRh同_i唱pevRt竺F旬e

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すなわ〉31式〈Wuhrmannで較正した

ち QTc-QIIcが 004以上のものは

中等症群の治療前lζ1回治療後に 2回

計 3回あった乙〉では 乙れらの症例

をあげまた参考例として precoma

の状態で入院した重症の糖尿病 1例をあ

げて諸種の検査成績を検討じた

例 1 O T 51才の男性口渇全身

Tab 17 の倦怠感を主訴として昭和 32年 10月入院した

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入院時の空腹時血糖値は 129mgdlで食後 2時

間の血糖値は 268mgdlであった Staub効果は

陰性で 1日の尿糖は 50--80gアセトンは(ー)

であった

例 2 K R 48才の女性ゃく 2年程前から口

渇多飲lと気づいていたが治療を受けたことはな

い昭和田年 10月K入院したがその前後よりであり QTc-QTIcが 004以上の 1例は治療後

には 2例となり かえって増加している(表 17)

なお以上 41回の検査の心末梢脈管力学的数

値を一括して表 181乙示した

Tab 18

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口渇多飲多尿が急lζ増して 1日の尿量は平

均 2500ccであった入院時の空腹時血糖値は 188

mgjdl食後 2時間では 362mgdl体重は標準

体重にたいして +1で 1日の尿糖は 70g前後

Staub効果は陰性であった尿中アセトンは(ー)

でインシュリン1O~4単位 D 8603--2gの治

療で軽快退院した

年前から口渇1才の女性ゃく40103例

多尿があり入院前 1カ月ごろから多食するにも

かかわらず体重がいちじるしく減少した昭和 32

年 11月入院時の空腹時血糖値は 221 mgjdl食

後 2時間では 372mgdlであった体重は標準

体重にたいして -15制限食による 1日の尿糖は

100 ~ 150gで Staub効果陰性尿中アセトン

(一)インシュリン 20単位 D8603--2gメゾ

キサン 09--15gの治療によって軽快退院した

例 4 NM51才の女性昭和 17年糖尿病の

診断のもとにゃく 5カ月間インシュリン治療を

受けたことがある昭和 32年 11月全身の倦怠感

を主訴としてわたくしの内科K入院しゃく 1カ

月間インシュリン D860メゾキサンによる f台

療を受け一時軽快退院したその後自宅で食餌

療法を続けていたが昭和 33年 1月ふたたび全

E QTQIIが 20σ 以上のものならびに QTc 身の倦怠感が増強し目まい幅吐意識障害を生

QIIcが 004以上を示したもの L症例およ じて入院した入院時血圧は 112--56静脈圧は

ぴ検査成績の検討 35mm (H20)空腹時血糖値 363mgdl尿量 440

QTI音が QT時間より 20σ 以上短縮していた CC尿糖 1日10g尿中のアセトンは(十〉で呼

ものは中等症群の治療前iLl回治療後に 1回あ 気にアセトン臭があり昏睡前期の状態であった

第 4号 得本糖尿病およびyenその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネ Jレー1751-勺 ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

入院後ただちにインシュリンの静注インシュ

リシの皮下注射 リンゲル氏液 5ブドー糖液

心剤などの治療をお乙なったが死亡した

1 上記4例の重症度擢患期間血糖値基

礎代謝率 QTQTIおよび QTc-QTIc K

ついて

重症度は例4を除くとすべて中等症で

QTQTI K異常がない例4だけが重症であった

擢患期間は例4を除くとすべてが 5年以下で

例4だけ擢患期間が 15年であった基礎代謝率

はいずれも尋常値であるまた QT-QJIが 20

σ以上あるものは例2と例 3の治療前lとみられ

とれらの QTについてみると HegglinHolzmann

の式による QTの延長は 1例もなかった QTc

QTIc についてみると例4の昏睡前期状態におけ

る例でも Wuhrmannは陰性であった(表 19)

Tab 19

Thedia股 HtP面tientsωith fclth山~iC QT~ -QB

8S 8悶01 QqIQT恥o9Fyee Pur仙圃 飢-~ NQme

sneritja3( 5t--= 6で~t

12司 司2-1 lsquoUIJ 28 00時ヨ|官O叫210宮

τ

00句告188 4十三6ヨ56 叫~S21 KR 崎80 2叫 O 2司

2与Olsquo6ヨ~ql 311t主201 bof 自司2nd Dヨ

自句8 守ヨ1qヨE ョ-001叫00 e依

|い斗~IいN 門 ωOl3叫r D 卜 叩時叶II81トヨ拘崎吋吉剖乳ρ d 5喧什|larr2 トい弓明吋叶 q

2 血色素赤血球数血沈肝機能血媛蛋白

分劃およびf也清電解質について

血液相をみると貧血は例41rまた血球沈降

速度の促進は例4例2にみられるほかは ほぼ

尋常であり肝機能にも重大な障害はなかった血

Tab 20

8匂oddte耐 st珂 otttie patie向副総拘怯[08( (i1k-Qnc

~l HaOslash1e HbR9tBgt固 Ierun批 ion PIaltrnapYotein -fyaction

句eSetsahla1lt10 宥rr針s臼(dTPPjAl 1tt1ltlt21(311f1

~I

t0z1th回 Sl3ョ0 x可 ヨ 5 R_s

ヨ 1倒 地司 11-6

マ 20 目

2ff-eR0 80 438 J6 S ιg 健3ー 4

RZH 軍$ sCf s ヨ 15 守

3IO~I~宮守

8ヨ叫iO11 xo 6 2 g訓 55 吉 ι l15 q Iloldquo E酔amp

蜘oCft包マ ヰ62 15 武守 1 6 11酔ヨF lsquo151lf6 8 8 lLwq

ヰ N門ーヨ01102 同叫 1il I~斗~I凡34 5AE同 S 113120120 510

内SE NeIK 同地

153 SO

JSO 5

15ヨElsquo E昔7f守

事7ヰsl

疑蛋白分劃では例4が軽度の異蛋白血症を示す

ほかは傾向的に低 Albumin血症軽度の高

r-Globulin血症がある程度でいちじるしい異蛋

白血症はない血清電解質では Kが尋常値また

は尋常値の上界をわずかに ζ えている程度で

Naはいずれの例でも尋常値であった血清 Na

Kは大量のインシュリンを用いた例 4でも尋常

であった ζれらの数値は表 20R示した

3 各重症度における治療前後のQT-QIIお

よび QTc-QTIcの変化

QT-QJIQTcQTIc Ir異常のあるものはすべ

て中等症群lζみられ QT-QTIが 20σ 以上のも

のは治療前に 1回治療後K1回 QTc-QTIcが

004以上あるものは治療前K1回治療後K2回

あった

4 心拍数血圧および心末梢脈管力学的

数値

心力学的分析では心拍数は例4を除くほかは

すべて尋常範囲lとあり変形期 UFZは 例 2で尋

常の上界例3の治療後では 99σ で勾尋常より延

長しているしかし乙れらの昇圧期 DAZはや

や短縮ないし尋常範間にあった緊脹期 ASZは

例3の治療後だけが尋常の上界をわずかにこえて

いるほかすべてが尋常値であり駆出期 ATZは

尋常の上界に近いものが多L末梢脈管力学的数値

では例3の治療後および例4を除くとほか

性血圧調節すなわちldquo Normotensive Regula~

tion である全末梢流血抵抗 W容積弾性率wは例 1を除けば尋常またはそれに近い ζ

れらの心末梢脈管力学的数値をまとめると例

1は低送血量性で Vmがすくないが W およ

び Eの増しによって血圧値が尋常に維持され

ているこれは緊張先進型血圧調節

ldquoAnspannumgs RegUlationであり

心力学的数値は尋常である例2は尋

常性血圧調節で UFZの増し DAZの

へりから心への流れ込みの増しが考え

られる例3の治療前は例 1と同じく

血圧は尋常で心力学的数値も尋常であ

るゆえ Vmのへりは心拍数のすくな

いためと考えられるまたこの例の治

療後は低血圧症で緊張低下型の血圧

調節を思わせるがほぼ尋常血圧におけ

る循環調節にあり DAZが治療前よ

-1752ー 千 葉 医 点f A寸こ A

社仙雑 第 35巻

りいちじるしく短縮し ATZUFZがのびまた

Vmがましている ζとから心への流れ ζみが増し

たためと思はれる例4の糖尿病昏陸前期の症例で

は血圧が低く Vsはすくなく DAZは増し

ATZは短くなる傾向にあるしかし乙の例では

Hegglinの定義すなわち QII音の短縮はなく

Wuhrmann処理(31)Irよっても病的とは認められ

なかった ζれらの心末梢脈管力学的数値を表

211r示した

Tab 21

Car rD司M lVdwes of the patientyenU (111鵠cuLa 耐 caWith ~thol叫iC QT~ -Qllc

ない

4 肝機能には重大な障害がなく異蛋白血症

異電解質血症を示す例はわたくしの観察したもの

には 1例もなかった

5 基礎代謝率はすべて尋常であった

6 QTQIIQTc-QIIc 1[異常のある例の心力

学的分析では尋常反応が多く圧反応の傾向を示

7 末梢脈管力学的分析では尋常血圧性調節に

近いが Wuhrmann陽性のものに緊張先進型が

2例あった

8 QT-QIIが 20σ 以上のもの 2例はいず

れも QTの延長を示さず臨床症状からみても

PR 8~P UFl DA宣 2AT寄 Vs IIrn 唱a E

01 NA自問e 60

-眼z36 CC ~n ~4τ1n手-

IIOT 620 2gt 61 ヨヨ 102 吉26 61 382 20喜~6q

21 KR 615- 守E 25 qι ヨ11 可時 501 q~lsquoヰ S官61へ 61

0晶 5q ヨ1 116 lq5 qョ 3611115 16官101脳50守-60 ヨ qlJ

oUt 566-IB qq 18 -守 ヨ18 可q 持軍 1212 宮古2

嶋略叫川lN 門川|竃6ベ16作| 刷 卜何叶|ト一一一一卜イト斗日吋-ベイi t川 ~J医 3 2i吋-hellip斗一斗ト主創帥

Hegglinの Energetisch-dynamischeHerzinsuf-

fizienz lL記載された所見と一致しなかったそれ

ゆえ異電解質血症および異蛋白血症ないし

肝比重大な障害をもたない糖尿病に Hegglin症候

群のあった ζ とから糖尿病における心筋代謝の異

常そのものが Hegglin症候群のー園児なりうる

かもしれない乙とを示したただしかような意図

でえらんだ糖尿病患者ゆえ 1例の昏睡前期にある

例を除けば中等度までの症例にとどまったした

F この章の者案およびまとめ

わたくしは過去2年聞にわたって糖尿病性

Hegg1in症候の有無Kついて観察した観察の対象

となった糖尿病患者は18例で計 41回の心末梢

脈管力学的分析を行い同時的t血糖血清 Nar

K血祭蛋白分劃肝機能基礎代謝などの検査を

行った心力学的分析には Blumberger-Holldack

法末梢脈管力学的分析には Wezlerの新法を用

い血清 NaKの測定lζは焔光比色計を用いた

QII音が QTより 20σ 以上短縮しているものは

中等症群1[2回また Wuhrmann式で QTc-

QTIcが +004以上のものは中等症群l乙3回あ

った ζれらの例および参考例として昏睡前

期の状態で入院した重症の糖尿病患者 1例をあげ

心末梢脈管力学的分析およびそれらの患者の

諸代謝状態を検討した

1 ζれらの患者の推定羅患年数は 1ないし

5年であった

bull 2 空腹時血糖は昏睡前期の例以外では 129

ないし 221 mgdlであり重症度は precomaの

例のほかはすべて中等症であった

3 貧血血球沈降速度の促進は precomaの

例でみられたがその他の例ではほとんど異常が

がって ζ 乙には Hegglinのいう Energetisch

Dynamische Herzinsu伍zienzの典型的なものが

なかったのは当然と思われる

今全編のむすび

観察対象 232例を疾患別1[ 10群 lζ分けて

QTと QII音の態度を調べ Hegglin症候の出現

lsquo 率を調べた

1 QII音の短縮限界を 350σ とした場合の He-

gglin症候群の出現率は 236で QT-QIIgt40σ

とした場合の Hegglin陽性率は 85であった

さらに QTの絶対的延長を加えて観察すると前

者は 51後者は 64と陽性率が減ったし

かしなおこのなかには Hegglinが指摘した臨

床症状または心不全兆候のないものをも含んでい

るそれゆえわたくしは Hegglin症候を文字ど

おりのエネルギー性力学的心不全 (EDHI)と

するさいには QTの絶対的延長とともに QII音

が 338σ 以下のものをとった方がより妥当ではな

いかと考えるかような規約のもとに調べると

Energetisch-dynamische Herginsuffizienzをもっ

Hegglin症候群は 232例中 8例 34にすぎな

かった

第 4号 得本糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネルー1753ーギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり台いについて

2 ζの観察範囲内ではとくに一定の固有な

疾患群1(Hegglin症候の陽性率が高いという結果

はえられなかった

3 Energetisch DynamischeHerzinsu伍zienz

の8例中 7例は死亡し剖検しえた 6例のすべ

ての心筋Kムコイド変性をみたすでに協研者

が 心筋症 (Wuhrmann) と Energetisch-dyna-

mische Herginsu伍zienzCHegglin)が原因い

ろいろの臨床検査所見において大きく重なり合

うζとを くりかえしのべているように ζれらの

ものは見かけ上ときにおのおの独立して認め

られるとはいえ大きな重なり合いをもっと考える

4 異蛋白血症または異電解質血症をもたな

い本態性高血圧症および高血圧性心疾患群lとお

いては QII音の延長例が 50尋常例が 39で

異蛋白血症または異電解質血症をもっ群ではむ

しろ QII音の尋常例が 68とふえ延長例が 24

とへり一見健常群の分布と似るようになる

QTの延長例は健常群異蛋白血症または異電

解質血症をもたない本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群 もつ本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群の順応増加する

5 力学的心不全に合併症その他によって

いちじるしい電解質異常が加わったさいには ED

HIにもなりうることを知った

6 異電解質血症異蛋白血症または重大な

肝の機能障害をもたない 18例の糖尿病患者につい

て心末梢脈管力学的分析を Blummb恥 培ge訂r立 er

lda 羽Tezler法の当教室変法でお ζ舵ck法およぴぴ

なった QII音が QTより 20σ 以上短縮している

ものは中等症群に 2回また QTcQIIcが 004

以上のものは中等症群に 3回あった ζれらの例

および昏睡前期の状態の重症の糖尿病患者 l例

をあげ くわしく観察成績を検討した末梢脈管

力学的分析では緊張先進型血圧調節 (Duesberg

u Schroeder)心力学的分析では圧反応 (Blum-

berger)を示すものが傾向的に多いまた異電

解質血症異蛋白血症ないし肝に重大な障害を

もたない糖尿病患者leHegglin症候群のあったこ

とから糖尿病托おける心筋代謝の異常そのものが

Hegglin症候群の一因になりうることを示した

この論文の章 1の要旨は昭和 34年4月日

本循環器病学会総会において稲垣義明木下

安弘橘正敏松崎昭相磯敬明らとともに

報告し章 2の要旨は昭和 33年5月第31

回日本内分泌学会総会において報告した

なお本研究の一部は昭和 33年度文部

省科学研究費によったことを附記する

稿を終る lζ臨み病理組織学について御懇

切な御教示を下さいました本学病理学滝沢

延次郎教授および病理学教室各位にたいし

厚く御礼申上げますまた終始御懇篤な御

指導と厳正な御校閲を賜りました恩師斎藤

十六教授l乙たいし衷心より御礼申上げます

なお第こ内科教室協研者各位lζ対し感謝の意

を表します

交 献

1Verh dtsch Ges KreisKBlumberger1)

forsch161211950

2) DuesbergRuSchroederH Pathophy~

siologie uKlinik der Kol1 apszt]st詰nde

Leipzig1944

3) EinfueiIchJKlepzigH amp Reindell

H Arch KreisIforsch241771956

4) HegglinR Die Klin Energ dynam

HerzinsuffS KBasel1947

5) HegglinR Schweiz Med Wschr83

11031953

6) Hegglin R Fortschritt der Kardiologie

Basel1953s 129 u 247

7) HolzmannM Analyse des u Wel1en

Dtsch Verhandl fur Kreislau百orschg

1195

8) HolldackK Dtsch Arch Klin Med

19871 1951

9)長谷川E博 千葉医会誌35840 (昭 34)

10)稲垣義明木下安弘橘正敏柏崎 昭相

磯敬明得本真義 日循学誌 23475C昭34)

11)稲垣義明 日内誌 451161(昭 33)

12) JaegerM BorterW Arch Kreisl

forsch273051957

13)木下安弘桑山八郎三好 陪大御恒久稲

垣義明 日内誌 461191(昭 32)

14)木下安弘三好結高橋懇桑山八郎大

御恒久稲垣義明 日内誌 461401(昭33)

15)木下安弘 千葉医学会誌 3492 (昭 33)

16)木下安弘三好陪高橋懇桑山八郎大

-1754ー 千葉医学会雑誌 第 35巻

御恒久稲垣義明米本昭彦遠藤博中村

精男 日内誌 461467(昭 33)

17)木川田隆一 千葉学会誌昭 34年 11月印

刷中

18)加藤守也 千葉医会誌 35881(昭 34)

19)松本龍二 千葉医会誌 34636(昭 34)

20) 23)のデーターは協研者松丸信太郎その他

が本誌に近日発表の予定

21)浪川素千葉医会誌 34163(昭 33)

22)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富

井信明中村精男徳政義和木下安弘橘

正敏浪川棄高橋懇桑山八郎三好

暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野

清四郎 日内誌 47452(昭 33)

23)斎藤十六渡辺昌平松本欝ニ遠藤博宮

内法城橋瓜藤光〈病理) 11回日循関東地方

会 (昭 3212)

24)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正融浪川 棄松本簡ニ梅沢英正 日本

臨床 161071 (昭 33)

25)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 正敏浪

川嚢臨床の日本 4453(昭 33)

26)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正敏浪川 棄森山典男小野清四郎宇佐

見暢久申村仁 第 56回日内総会(昭 34

4)

27)斎藤十六 日本の医学〈第 15回日本医学会総

会記録)IV613(昭 34)

28)佐瀬富士夫千葉医会誌 34677 (昭33)

29)橘正敏 千葉医会誌 34130 (昭 33)

30)高橋懇千葉医会誌 34615 (昭 33)

31) WuhrmannF Die MyokardoseBasel

1956

32) Z u DeliusL et al DtschArch Klin

Med199541952

33) WezlerK u BogerA Erg Physiol

412921939

Page 10: AaCィムC サフシフセウノィッ Hegglin ヌQCopac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900111962/KJ00005667549.pdfQII Q第2ケヤ (Q-2nd Sound interval) UFZ Sマ`(g Umformungszeit ") Vm

第 4号 得本糖尿病およびyenその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネ Jレー1751-勺 ギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり合いについて

入院後ただちにインシュリンの静注インシュ

リシの皮下注射 リンゲル氏液 5ブドー糖液

心剤などの治療をお乙なったが死亡した

1 上記4例の重症度擢患期間血糖値基

礎代謝率 QTQTIおよび QTc-QTIc K

ついて

重症度は例4を除くとすべて中等症で

QTQTI K異常がない例4だけが重症であった

擢患期間は例4を除くとすべてが 5年以下で

例4だけ擢患期間が 15年であった基礎代謝率

はいずれも尋常値であるまた QT-QJIが 20

σ以上あるものは例2と例 3の治療前lとみられ

とれらの QTについてみると HegglinHolzmann

の式による QTの延長は 1例もなかった QTc

QTIc についてみると例4の昏睡前期状態におけ

る例でも Wuhrmannは陰性であった(表 19)

Tab 19

Thedia股 HtP面tientsωith fclth山~iC QT~ -QB

8S 8悶01 QqIQT恥o9Fyee Pur仙圃 飢-~ NQme

sneritja3( 5t--= 6で~t

12司 司2-1 lsquoUIJ 28 00時ヨ|官O叫210宮

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|い斗~IいN 門 ωOl3叫r D 卜 叩時叶II81トヨ拘崎吋吉剖乳ρ d 5喧什|larr2 トい弓明吋叶 q

2 血色素赤血球数血沈肝機能血媛蛋白

分劃およびf也清電解質について

血液相をみると貧血は例41rまた血球沈降

速度の促進は例4例2にみられるほかは ほぼ

尋常であり肝機能にも重大な障害はなかった血

Tab 20

8匂oddte耐 st珂 otttie patie向副総拘怯[08( (i1k-Qnc

~l HaOslash1e HbR9tBgt固 Ierun批 ion PIaltrnapYotein -fyaction

句eSetsahla1lt10 宥rr針s臼(dTPPjAl 1tt1ltlt21(311f1

~I

t0z1th回 Sl3ョ0 x可 ヨ 5 R_s

ヨ 1倒 地司 11-6

マ 20 目

2ff-eR0 80 438 J6 S ιg 健3ー 4

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8ヨ叫iO11 xo 6 2 g訓 55 吉 ι l15 q Iloldquo E酔amp

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内SE NeIK 同地

153 SO

JSO 5

15ヨElsquo E昔7f守

事7ヰsl

疑蛋白分劃では例4が軽度の異蛋白血症を示す

ほかは傾向的に低 Albumin血症軽度の高

r-Globulin血症がある程度でいちじるしい異蛋

白血症はない血清電解質では Kが尋常値また

は尋常値の上界をわずかに ζ えている程度で

Naはいずれの例でも尋常値であった血清 Na

Kは大量のインシュリンを用いた例 4でも尋常

であった ζれらの数値は表 20R示した

3 各重症度における治療前後のQT-QIIお

よび QTc-QTIcの変化

QT-QJIQTcQTIc Ir異常のあるものはすべ

て中等症群lζみられ QT-QTIが 20σ 以上のも

のは治療前に 1回治療後K1回 QTc-QTIcが

004以上あるものは治療前K1回治療後K2回

あった

4 心拍数血圧および心末梢脈管力学的

数値

心力学的分析では心拍数は例4を除くほかは

すべて尋常範囲lとあり変形期 UFZは 例 2で尋

常の上界例3の治療後では 99σ で勾尋常より延

長しているしかし乙れらの昇圧期 DAZはや

や短縮ないし尋常範間にあった緊脹期 ASZは

例3の治療後だけが尋常の上界をわずかにこえて

いるほかすべてが尋常値であり駆出期 ATZは

尋常の上界に近いものが多L末梢脈管力学的数値

では例3の治療後および例4を除くとほか

性血圧調節すなわちldquo Normotensive Regula~

tion である全末梢流血抵抗 W容積弾性率wは例 1を除けば尋常またはそれに近い ζ

れらの心末梢脈管力学的数値をまとめると例

1は低送血量性で Vmがすくないが W およ

び Eの増しによって血圧値が尋常に維持され

ているこれは緊張先進型血圧調節

ldquoAnspannumgs RegUlationであり

心力学的数値は尋常である例2は尋

常性血圧調節で UFZの増し DAZの

へりから心への流れ込みの増しが考え

られる例3の治療前は例 1と同じく

血圧は尋常で心力学的数値も尋常であ

るゆえ Vmのへりは心拍数のすくな

いためと考えられるまたこの例の治

療後は低血圧症で緊張低下型の血圧

調節を思わせるがほぼ尋常血圧におけ

る循環調節にあり DAZが治療前よ

-1752ー 千 葉 医 点f A寸こ A

社仙雑 第 35巻

りいちじるしく短縮し ATZUFZがのびまた

Vmがましている ζとから心への流れ ζみが増し

たためと思はれる例4の糖尿病昏陸前期の症例で

は血圧が低く Vsはすくなく DAZは増し

ATZは短くなる傾向にあるしかし乙の例では

Hegglinの定義すなわち QII音の短縮はなく

Wuhrmann処理(31)Irよっても病的とは認められ

なかった ζれらの心末梢脈管力学的数値を表

211r示した

Tab 21

Car rD司M lVdwes of the patientyenU (111鵠cuLa 耐 caWith ~thol叫iC QT~ -Qllc

ない

4 肝機能には重大な障害がなく異蛋白血症

異電解質血症を示す例はわたくしの観察したもの

には 1例もなかった

5 基礎代謝率はすべて尋常であった

6 QTQIIQTc-QIIc 1[異常のある例の心力

学的分析では尋常反応が多く圧反応の傾向を示

7 末梢脈管力学的分析では尋常血圧性調節に

近いが Wuhrmann陽性のものに緊張先進型が

2例あった

8 QT-QIIが 20σ 以上のもの 2例はいず

れも QTの延長を示さず臨床症状からみても

PR 8~P UFl DA宣 2AT寄 Vs IIrn 唱a E

01 NA自問e 60

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嶋略叫川lN 門川|竃6ベ16作| 刷 卜何叶|ト一一一一卜イト斗日吋-ベイi t川 ~J医 3 2i吋-hellip斗一斗ト主創帥

Hegglinの Energetisch-dynamischeHerzinsuf-

fizienz lL記載された所見と一致しなかったそれ

ゆえ異電解質血症および異蛋白血症ないし

肝比重大な障害をもたない糖尿病に Hegglin症候

群のあった ζ とから糖尿病における心筋代謝の異

常そのものが Hegglin症候群のー園児なりうる

かもしれない乙とを示したただしかような意図

でえらんだ糖尿病患者ゆえ 1例の昏睡前期にある

例を除けば中等度までの症例にとどまったした

F この章の者案およびまとめ

わたくしは過去2年聞にわたって糖尿病性

Hegg1in症候の有無Kついて観察した観察の対象

となった糖尿病患者は18例で計 41回の心末梢

脈管力学的分析を行い同時的t血糖血清 Nar

K血祭蛋白分劃肝機能基礎代謝などの検査を

行った心力学的分析には Blumberger-Holldack

法末梢脈管力学的分析には Wezlerの新法を用

い血清 NaKの測定lζは焔光比色計を用いた

QII音が QTより 20σ 以上短縮しているものは

中等症群1[2回また Wuhrmann式で QTc-

QTIcが +004以上のものは中等症群l乙3回あ

った ζれらの例および参考例として昏睡前

期の状態で入院した重症の糖尿病患者 1例をあげ

心末梢脈管力学的分析およびそれらの患者の

諸代謝状態を検討した

1 ζれらの患者の推定羅患年数は 1ないし

5年であった

bull 2 空腹時血糖は昏睡前期の例以外では 129

ないし 221 mgdlであり重症度は precomaの

例のほかはすべて中等症であった

3 貧血血球沈降速度の促進は precomaの

例でみられたがその他の例ではほとんど異常が

がって ζ 乙には Hegglinのいう Energetisch

Dynamische Herzinsu伍zienzの典型的なものが

なかったのは当然と思われる

今全編のむすび

観察対象 232例を疾患別1[ 10群 lζ分けて

QTと QII音の態度を調べ Hegglin症候の出現

lsquo 率を調べた

1 QII音の短縮限界を 350σ とした場合の He-

gglin症候群の出現率は 236で QT-QIIgt40σ

とした場合の Hegglin陽性率は 85であった

さらに QTの絶対的延長を加えて観察すると前

者は 51後者は 64と陽性率が減ったし

かしなおこのなかには Hegglinが指摘した臨

床症状または心不全兆候のないものをも含んでい

るそれゆえわたくしは Hegglin症候を文字ど

おりのエネルギー性力学的心不全 (EDHI)と

するさいには QTの絶対的延長とともに QII音

が 338σ 以下のものをとった方がより妥当ではな

いかと考えるかような規約のもとに調べると

Energetisch-dynamische Herginsuffizienzをもっ

Hegglin症候群は 232例中 8例 34にすぎな

かった

第 4号 得本糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネルー1753ーギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり台いについて

2 ζの観察範囲内ではとくに一定の固有な

疾患群1(Hegglin症候の陽性率が高いという結果

はえられなかった

3 Energetisch DynamischeHerzinsu伍zienz

の8例中 7例は死亡し剖検しえた 6例のすべ

ての心筋Kムコイド変性をみたすでに協研者

が 心筋症 (Wuhrmann) と Energetisch-dyna-

mische Herginsu伍zienzCHegglin)が原因い

ろいろの臨床検査所見において大きく重なり合

うζとを くりかえしのべているように ζれらの

ものは見かけ上ときにおのおの独立して認め

られるとはいえ大きな重なり合いをもっと考える

4 異蛋白血症または異電解質血症をもたな

い本態性高血圧症および高血圧性心疾患群lとお

いては QII音の延長例が 50尋常例が 39で

異蛋白血症または異電解質血症をもっ群ではむ

しろ QII音の尋常例が 68とふえ延長例が 24

とへり一見健常群の分布と似るようになる

QTの延長例は健常群異蛋白血症または異電

解質血症をもたない本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群 もつ本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群の順応増加する

5 力学的心不全に合併症その他によって

いちじるしい電解質異常が加わったさいには ED

HIにもなりうることを知った

6 異電解質血症異蛋白血症または重大な

肝の機能障害をもたない 18例の糖尿病患者につい

て心末梢脈管力学的分析を Blummb恥 培ge訂r立 er

lda 羽Tezler法の当教室変法でお ζ舵ck法およぴぴ

なった QII音が QTより 20σ 以上短縮している

ものは中等症群に 2回また QTcQIIcが 004

以上のものは中等症群に 3回あった ζれらの例

および昏睡前期の状態の重症の糖尿病患者 l例

をあげ くわしく観察成績を検討した末梢脈管

力学的分析では緊張先進型血圧調節 (Duesberg

u Schroeder)心力学的分析では圧反応 (Blum-

berger)を示すものが傾向的に多いまた異電

解質血症異蛋白血症ないし肝に重大な障害を

もたない糖尿病患者leHegglin症候群のあったこ

とから糖尿病托おける心筋代謝の異常そのものが

Hegglin症候群の一因になりうることを示した

この論文の章 1の要旨は昭和 34年4月日

本循環器病学会総会において稲垣義明木下

安弘橘正敏松崎昭相磯敬明らとともに

報告し章 2の要旨は昭和 33年5月第31

回日本内分泌学会総会において報告した

なお本研究の一部は昭和 33年度文部

省科学研究費によったことを附記する

稿を終る lζ臨み病理組織学について御懇

切な御教示を下さいました本学病理学滝沢

延次郎教授および病理学教室各位にたいし

厚く御礼申上げますまた終始御懇篤な御

指導と厳正な御校閲を賜りました恩師斎藤

十六教授l乙たいし衷心より御礼申上げます

なお第こ内科教室協研者各位lζ対し感謝の意

を表します

交 献

1Verh dtsch Ges KreisKBlumberger1)

forsch161211950

2) DuesbergRuSchroederH Pathophy~

siologie uKlinik der Kol1 apszt]st詰nde

Leipzig1944

3) EinfueiIchJKlepzigH amp Reindell

H Arch KreisIforsch241771956

4) HegglinR Die Klin Energ dynam

HerzinsuffS KBasel1947

5) HegglinR Schweiz Med Wschr83

11031953

6) Hegglin R Fortschritt der Kardiologie

Basel1953s 129 u 247

7) HolzmannM Analyse des u Wel1en

Dtsch Verhandl fur Kreislau百orschg

1195

8) HolldackK Dtsch Arch Klin Med

19871 1951

9)長谷川E博 千葉医会誌35840 (昭 34)

10)稲垣義明木下安弘橘正敏柏崎 昭相

磯敬明得本真義 日循学誌 23475C昭34)

11)稲垣義明 日内誌 451161(昭 33)

12) JaegerM BorterW Arch Kreisl

forsch273051957

13)木下安弘桑山八郎三好 陪大御恒久稲

垣義明 日内誌 461191(昭 32)

14)木下安弘三好結高橋懇桑山八郎大

御恒久稲垣義明 日内誌 461401(昭33)

15)木下安弘 千葉医学会誌 3492 (昭 33)

16)木下安弘三好陪高橋懇桑山八郎大

-1754ー 千葉医学会雑誌 第 35巻

御恒久稲垣義明米本昭彦遠藤博中村

精男 日内誌 461467(昭 33)

17)木川田隆一 千葉学会誌昭 34年 11月印

刷中

18)加藤守也 千葉医会誌 35881(昭 34)

19)松本龍二 千葉医会誌 34636(昭 34)

20) 23)のデーターは協研者松丸信太郎その他

が本誌に近日発表の予定

21)浪川素千葉医会誌 34163(昭 33)

22)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富

井信明中村精男徳政義和木下安弘橘

正敏浪川棄高橋懇桑山八郎三好

暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野

清四郎 日内誌 47452(昭 33)

23)斎藤十六渡辺昌平松本欝ニ遠藤博宮

内法城橋瓜藤光〈病理) 11回日循関東地方

会 (昭 3212)

24)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正融浪川 棄松本簡ニ梅沢英正 日本

臨床 161071 (昭 33)

25)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 正敏浪

川嚢臨床の日本 4453(昭 33)

26)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正敏浪川 棄森山典男小野清四郎宇佐

見暢久申村仁 第 56回日内総会(昭 34

4)

27)斎藤十六 日本の医学〈第 15回日本医学会総

会記録)IV613(昭 34)

28)佐瀬富士夫千葉医会誌 34677 (昭33)

29)橘正敏 千葉医会誌 34130 (昭 33)

30)高橋懇千葉医会誌 34615 (昭 33)

31) WuhrmannF Die MyokardoseBasel

1956

32) Z u DeliusL et al DtschArch Klin

Med199541952

33) WezlerK u BogerA Erg Physiol

412921939

Page 11: AaCィムC サフシフセウノィッ Hegglin ヌQCopac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900111962/KJ00005667549.pdfQII Q第2ケヤ (Q-2nd Sound interval) UFZ Sマ`(g Umformungszeit ") Vm

-1752ー 千 葉 医 点f A寸こ A

社仙雑 第 35巻

りいちじるしく短縮し ATZUFZがのびまた

Vmがましている ζとから心への流れ ζみが増し

たためと思はれる例4の糖尿病昏陸前期の症例で

は血圧が低く Vsはすくなく DAZは増し

ATZは短くなる傾向にあるしかし乙の例では

Hegglinの定義すなわち QII音の短縮はなく

Wuhrmann処理(31)Irよっても病的とは認められ

なかった ζれらの心末梢脈管力学的数値を表

211r示した

Tab 21

Car rD司M lVdwes of the patientyenU (111鵠cuLa 耐 caWith ~thol叫iC QT~ -Qllc

ない

4 肝機能には重大な障害がなく異蛋白血症

異電解質血症を示す例はわたくしの観察したもの

には 1例もなかった

5 基礎代謝率はすべて尋常であった

6 QTQIIQTc-QIIc 1[異常のある例の心力

学的分析では尋常反応が多く圧反応の傾向を示

7 末梢脈管力学的分析では尋常血圧性調節に

近いが Wuhrmann陽性のものに緊張先進型が

2例あった

8 QT-QIIが 20σ 以上のもの 2例はいず

れも QTの延長を示さず臨床症状からみても

PR 8~P UFl DA宣 2AT寄 Vs IIrn 唱a E

01 NA自問e 60

-眼z36 CC ~n ~4τ1n手-

IIOT 620 2gt 61 ヨヨ 102 吉26 61 382 20喜~6q

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0晶 5q ヨ1 116 lq5 qョ 3611115 16官101脳50守-60 ヨ qlJ

oUt 566-IB qq 18 -守 ヨ18 可q 持軍 1212 宮古2

嶋略叫川lN 門川|竃6ベ16作| 刷 卜何叶|ト一一一一卜イト斗日吋-ベイi t川 ~J医 3 2i吋-hellip斗一斗ト主創帥

Hegglinの Energetisch-dynamischeHerzinsuf-

fizienz lL記載された所見と一致しなかったそれ

ゆえ異電解質血症および異蛋白血症ないし

肝比重大な障害をもたない糖尿病に Hegglin症候

群のあった ζ とから糖尿病における心筋代謝の異

常そのものが Hegglin症候群のー園児なりうる

かもしれない乙とを示したただしかような意図

でえらんだ糖尿病患者ゆえ 1例の昏睡前期にある

例を除けば中等度までの症例にとどまったした

F この章の者案およびまとめ

わたくしは過去2年聞にわたって糖尿病性

Hegg1in症候の有無Kついて観察した観察の対象

となった糖尿病患者は18例で計 41回の心末梢

脈管力学的分析を行い同時的t血糖血清 Nar

K血祭蛋白分劃肝機能基礎代謝などの検査を

行った心力学的分析には Blumberger-Holldack

法末梢脈管力学的分析には Wezlerの新法を用

い血清 NaKの測定lζは焔光比色計を用いた

QII音が QTより 20σ 以上短縮しているものは

中等症群1[2回また Wuhrmann式で QTc-

QTIcが +004以上のものは中等症群l乙3回あ

った ζれらの例および参考例として昏睡前

期の状態で入院した重症の糖尿病患者 1例をあげ

心末梢脈管力学的分析およびそれらの患者の

諸代謝状態を検討した

1 ζれらの患者の推定羅患年数は 1ないし

5年であった

bull 2 空腹時血糖は昏睡前期の例以外では 129

ないし 221 mgdlであり重症度は precomaの

例のほかはすべて中等症であった

3 貧血血球沈降速度の促進は precomaの

例でみられたがその他の例ではほとんど異常が

がって ζ 乙には Hegglinのいう Energetisch

Dynamische Herzinsu伍zienzの典型的なものが

なかったのは当然と思われる

今全編のむすび

観察対象 232例を疾患別1[ 10群 lζ分けて

QTと QII音の態度を調べ Hegglin症候の出現

lsquo 率を調べた

1 QII音の短縮限界を 350σ とした場合の He-

gglin症候群の出現率は 236で QT-QIIgt40σ

とした場合の Hegglin陽性率は 85であった

さらに QTの絶対的延長を加えて観察すると前

者は 51後者は 64と陽性率が減ったし

かしなおこのなかには Hegglinが指摘した臨

床症状または心不全兆候のないものをも含んでい

るそれゆえわたくしは Hegglin症候を文字ど

おりのエネルギー性力学的心不全 (EDHI)と

するさいには QTの絶対的延長とともに QII音

が 338σ 以下のものをとった方がより妥当ではな

いかと考えるかような規約のもとに調べると

Energetisch-dynamische Herginsuffizienzをもっ

Hegglin症候群は 232例中 8例 34にすぎな

かった

第 4号 得本糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネルー1753ーギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり台いについて

2 ζの観察範囲内ではとくに一定の固有な

疾患群1(Hegglin症候の陽性率が高いという結果

はえられなかった

3 Energetisch DynamischeHerzinsu伍zienz

の8例中 7例は死亡し剖検しえた 6例のすべ

ての心筋Kムコイド変性をみたすでに協研者

が 心筋症 (Wuhrmann) と Energetisch-dyna-

mische Herginsu伍zienzCHegglin)が原因い

ろいろの臨床検査所見において大きく重なり合

うζとを くりかえしのべているように ζれらの

ものは見かけ上ときにおのおの独立して認め

られるとはいえ大きな重なり合いをもっと考える

4 異蛋白血症または異電解質血症をもたな

い本態性高血圧症および高血圧性心疾患群lとお

いては QII音の延長例が 50尋常例が 39で

異蛋白血症または異電解質血症をもっ群ではむ

しろ QII音の尋常例が 68とふえ延長例が 24

とへり一見健常群の分布と似るようになる

QTの延長例は健常群異蛋白血症または異電

解質血症をもたない本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群 もつ本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群の順応増加する

5 力学的心不全に合併症その他によって

いちじるしい電解質異常が加わったさいには ED

HIにもなりうることを知った

6 異電解質血症異蛋白血症または重大な

肝の機能障害をもたない 18例の糖尿病患者につい

て心末梢脈管力学的分析を Blummb恥 培ge訂r立 er

lda 羽Tezler法の当教室変法でお ζ舵ck法およぴぴ

なった QII音が QTより 20σ 以上短縮している

ものは中等症群に 2回また QTcQIIcが 004

以上のものは中等症群に 3回あった ζれらの例

および昏睡前期の状態の重症の糖尿病患者 l例

をあげ くわしく観察成績を検討した末梢脈管

力学的分析では緊張先進型血圧調節 (Duesberg

u Schroeder)心力学的分析では圧反応 (Blum-

berger)を示すものが傾向的に多いまた異電

解質血症異蛋白血症ないし肝に重大な障害を

もたない糖尿病患者leHegglin症候群のあったこ

とから糖尿病托おける心筋代謝の異常そのものが

Hegglin症候群の一因になりうることを示した

この論文の章 1の要旨は昭和 34年4月日

本循環器病学会総会において稲垣義明木下

安弘橘正敏松崎昭相磯敬明らとともに

報告し章 2の要旨は昭和 33年5月第31

回日本内分泌学会総会において報告した

なお本研究の一部は昭和 33年度文部

省科学研究費によったことを附記する

稿を終る lζ臨み病理組織学について御懇

切な御教示を下さいました本学病理学滝沢

延次郎教授および病理学教室各位にたいし

厚く御礼申上げますまた終始御懇篤な御

指導と厳正な御校閲を賜りました恩師斎藤

十六教授l乙たいし衷心より御礼申上げます

なお第こ内科教室協研者各位lζ対し感謝の意

を表します

交 献

1Verh dtsch Ges KreisKBlumberger1)

forsch161211950

2) DuesbergRuSchroederH Pathophy~

siologie uKlinik der Kol1 apszt]st詰nde

Leipzig1944

3) EinfueiIchJKlepzigH amp Reindell

H Arch KreisIforsch241771956

4) HegglinR Die Klin Energ dynam

HerzinsuffS KBasel1947

5) HegglinR Schweiz Med Wschr83

11031953

6) Hegglin R Fortschritt der Kardiologie

Basel1953s 129 u 247

7) HolzmannM Analyse des u Wel1en

Dtsch Verhandl fur Kreislau百orschg

1195

8) HolldackK Dtsch Arch Klin Med

19871 1951

9)長谷川E博 千葉医会誌35840 (昭 34)

10)稲垣義明木下安弘橘正敏柏崎 昭相

磯敬明得本真義 日循学誌 23475C昭34)

11)稲垣義明 日内誌 451161(昭 33)

12) JaegerM BorterW Arch Kreisl

forsch273051957

13)木下安弘桑山八郎三好 陪大御恒久稲

垣義明 日内誌 461191(昭 32)

14)木下安弘三好結高橋懇桑山八郎大

御恒久稲垣義明 日内誌 461401(昭33)

15)木下安弘 千葉医学会誌 3492 (昭 33)

16)木下安弘三好陪高橋懇桑山八郎大

-1754ー 千葉医学会雑誌 第 35巻

御恒久稲垣義明米本昭彦遠藤博中村

精男 日内誌 461467(昭 33)

17)木川田隆一 千葉学会誌昭 34年 11月印

刷中

18)加藤守也 千葉医会誌 35881(昭 34)

19)松本龍二 千葉医会誌 34636(昭 34)

20) 23)のデーターは協研者松丸信太郎その他

が本誌に近日発表の予定

21)浪川素千葉医会誌 34163(昭 33)

22)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富

井信明中村精男徳政義和木下安弘橘

正敏浪川棄高橋懇桑山八郎三好

暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野

清四郎 日内誌 47452(昭 33)

23)斎藤十六渡辺昌平松本欝ニ遠藤博宮

内法城橋瓜藤光〈病理) 11回日循関東地方

会 (昭 3212)

24)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正融浪川 棄松本簡ニ梅沢英正 日本

臨床 161071 (昭 33)

25)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 正敏浪

川嚢臨床の日本 4453(昭 33)

26)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正敏浪川 棄森山典男小野清四郎宇佐

見暢久申村仁 第 56回日内総会(昭 34

4)

27)斎藤十六 日本の医学〈第 15回日本医学会総

会記録)IV613(昭 34)

28)佐瀬富士夫千葉医会誌 34677 (昭33)

29)橘正敏 千葉医会誌 34130 (昭 33)

30)高橋懇千葉医会誌 34615 (昭 33)

31) WuhrmannF Die MyokardoseBasel

1956

32) Z u DeliusL et al DtschArch Klin

Med199541952

33) WezlerK u BogerA Erg Physiol

412921939

Page 12: AaCィムC サフシフセウノィッ Hegglin ヌQCopac.ll.chiba-u.jp/da/curator/900111962/KJ00005667549.pdfQII Q第2ケヤ (Q-2nd Sound interval) UFZ Sマ`(g Umformungszeit ") Vm

第 4号 得本糖尿病およびその他の疾患における Hegglin症候群とくにエネルー1753ーギー性力学的心不全 (Hegglin)と心筋症 (Wuhrmann)の重なり台いについて

2 ζの観察範囲内ではとくに一定の固有な

疾患群1(Hegglin症候の陽性率が高いという結果

はえられなかった

3 Energetisch DynamischeHerzinsu伍zienz

の8例中 7例は死亡し剖検しえた 6例のすべ

ての心筋Kムコイド変性をみたすでに協研者

が 心筋症 (Wuhrmann) と Energetisch-dyna-

mische Herginsu伍zienzCHegglin)が原因い

ろいろの臨床検査所見において大きく重なり合

うζとを くりかえしのべているように ζれらの

ものは見かけ上ときにおのおの独立して認め

られるとはいえ大きな重なり合いをもっと考える

4 異蛋白血症または異電解質血症をもたな

い本態性高血圧症および高血圧性心疾患群lとお

いては QII音の延長例が 50尋常例が 39で

異蛋白血症または異電解質血症をもっ群ではむ

しろ QII音の尋常例が 68とふえ延長例が 24

とへり一見健常群の分布と似るようになる

QTの延長例は健常群異蛋白血症または異電

解質血症をもたない本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群 もつ本態性高血圧症および高血

圧性心疾患群の順応増加する

5 力学的心不全に合併症その他によって

いちじるしい電解質異常が加わったさいには ED

HIにもなりうることを知った

6 異電解質血症異蛋白血症または重大な

肝の機能障害をもたない 18例の糖尿病患者につい

て心末梢脈管力学的分析を Blummb恥 培ge訂r立 er

lda 羽Tezler法の当教室変法でお ζ舵ck法およぴぴ

なった QII音が QTより 20σ 以上短縮している

ものは中等症群に 2回また QTcQIIcが 004

以上のものは中等症群に 3回あった ζれらの例

および昏睡前期の状態の重症の糖尿病患者 l例

をあげ くわしく観察成績を検討した末梢脈管

力学的分析では緊張先進型血圧調節 (Duesberg

u Schroeder)心力学的分析では圧反応 (Blum-

berger)を示すものが傾向的に多いまた異電

解質血症異蛋白血症ないし肝に重大な障害を

もたない糖尿病患者leHegglin症候群のあったこ

とから糖尿病托おける心筋代謝の異常そのものが

Hegglin症候群の一因になりうることを示した

この論文の章 1の要旨は昭和 34年4月日

本循環器病学会総会において稲垣義明木下

安弘橘正敏松崎昭相磯敬明らとともに

報告し章 2の要旨は昭和 33年5月第31

回日本内分泌学会総会において報告した

なお本研究の一部は昭和 33年度文部

省科学研究費によったことを附記する

稿を終る lζ臨み病理組織学について御懇

切な御教示を下さいました本学病理学滝沢

延次郎教授および病理学教室各位にたいし

厚く御礼申上げますまた終始御懇篤な御

指導と厳正な御校閲を賜りました恩師斎藤

十六教授l乙たいし衷心より御礼申上げます

なお第こ内科教室協研者各位lζ対し感謝の意

を表します

交 献

1Verh dtsch Ges KreisKBlumberger1)

forsch161211950

2) DuesbergRuSchroederH Pathophy~

siologie uKlinik der Kol1 apszt]st詰nde

Leipzig1944

3) EinfueiIchJKlepzigH amp Reindell

H Arch KreisIforsch241771956

4) HegglinR Die Klin Energ dynam

HerzinsuffS KBasel1947

5) HegglinR Schweiz Med Wschr83

11031953

6) Hegglin R Fortschritt der Kardiologie

Basel1953s 129 u 247

7) HolzmannM Analyse des u Wel1en

Dtsch Verhandl fur Kreislau百orschg

1195

8) HolldackK Dtsch Arch Klin Med

19871 1951

9)長谷川E博 千葉医会誌35840 (昭 34)

10)稲垣義明木下安弘橘正敏柏崎 昭相

磯敬明得本真義 日循学誌 23475C昭34)

11)稲垣義明 日内誌 451161(昭 33)

12) JaegerM BorterW Arch Kreisl

forsch273051957

13)木下安弘桑山八郎三好 陪大御恒久稲

垣義明 日内誌 461191(昭 32)

14)木下安弘三好結高橋懇桑山八郎大

御恒久稲垣義明 日内誌 461401(昭33)

15)木下安弘 千葉医学会誌 3492 (昭 33)

16)木下安弘三好陪高橋懇桑山八郎大

-1754ー 千葉医学会雑誌 第 35巻

御恒久稲垣義明米本昭彦遠藤博中村

精男 日内誌 461467(昭 33)

17)木川田隆一 千葉学会誌昭 34年 11月印

刷中

18)加藤守也 千葉医会誌 35881(昭 34)

19)松本龍二 千葉医会誌 34636(昭 34)

20) 23)のデーターは協研者松丸信太郎その他

が本誌に近日発表の予定

21)浪川素千葉医会誌 34163(昭 33)

22)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富

井信明中村精男徳政義和木下安弘橘

正敏浪川棄高橋懇桑山八郎三好

暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野

清四郎 日内誌 47452(昭 33)

23)斎藤十六渡辺昌平松本欝ニ遠藤博宮

内法城橋瓜藤光〈病理) 11回日循関東地方

会 (昭 3212)

24)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正融浪川 棄松本簡ニ梅沢英正 日本

臨床 161071 (昭 33)

25)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 正敏浪

川嚢臨床の日本 4453(昭 33)

26)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正敏浪川 棄森山典男小野清四郎宇佐

見暢久申村仁 第 56回日内総会(昭 34

4)

27)斎藤十六 日本の医学〈第 15回日本医学会総

会記録)IV613(昭 34)

28)佐瀬富士夫千葉医会誌 34677 (昭33)

29)橘正敏 千葉医会誌 34130 (昭 33)

30)高橋懇千葉医会誌 34615 (昭 33)

31) WuhrmannF Die MyokardoseBasel

1956

32) Z u DeliusL et al DtschArch Klin

Med199541952

33) WezlerK u BogerA Erg Physiol

412921939

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-1754ー 千葉医学会雑誌 第 35巻

御恒久稲垣義明米本昭彦遠藤博中村

精男 日内誌 461467(昭 33)

17)木川田隆一 千葉学会誌昭 34年 11月印

刷中

18)加藤守也 千葉医会誌 35881(昭 34)

19)松本龍二 千葉医会誌 34636(昭 34)

20) 23)のデーターは協研者松丸信太郎その他

が本誌に近日発表の予定

21)浪川素千葉医会誌 34163(昭 33)

22)斎藤十六渡辺昌平中村和之稲垣義明富

井信明中村精男徳政義和木下安弘橘

正敏浪川棄高橋懇桑山八郎三好

暗杉浦啓太郎三橋駿一木川田隆一小野

清四郎 日内誌 47452(昭 33)

23)斎藤十六渡辺昌平松本欝ニ遠藤博宮

内法城橋瓜藤光〈病理) 11回日循関東地方

会 (昭 3212)

24)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正融浪川 棄松本簡ニ梅沢英正 日本

臨床 161071 (昭 33)

25)斎藤十六稲垣義明木下安弘橘 正敏浪

川嚢臨床の日本 4453(昭 33)

26)斎藤十六渡辺昌平稲垣義明木下安弘橘

正敏浪川 棄森山典男小野清四郎宇佐

見暢久申村仁 第 56回日内総会(昭 34

4)

27)斎藤十六 日本の医学〈第 15回日本医学会総

会記録)IV613(昭 34)

28)佐瀬富士夫千葉医会誌 34677 (昭33)

29)橘正敏 千葉医会誌 34130 (昭 33)

30)高橋懇千葉医会誌 34615 (昭 33)

31) WuhrmannF Die MyokardoseBasel

1956

32) Z u DeliusL et al DtschArch Klin

Med199541952

33) WezlerK u BogerA Erg Physiol

412921939