5.ドローンを利用した ライントレース制御に 関する研究 -...

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5. ドローンを利用した ライントレース制御に 関する研究 秋田工業高等専門学校 電気情報工学科 学籍番号 230241 研究者名 古井誠哉 指導教員 平石広典

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  • 5.ドローンを利用した ライントレース制御に 関する研究

     秋田工業高等専門学校 電気情報工学科  学籍番号 230241 研究者名 古井誠哉               指導教員 平石広典

  • 背景

    近年,ヘリコプターに比べ,安定した飛行を行うことができる ドローンの開発が発展してきている.

    複数のプロペラを使用することで,安定した飛行を 実現している. ドローンによる荷物の輸送など,将来的にその活躍が 期待されている.

    ドローンの安定した飛行を用いることで, ドローンでの構内案内の実現を考案した.

  • 目的ドローンでの構内案内実現にあたって

    ドローンが構内を自在に飛行できる.

    構内ではGPSを用いることが出来ず、現在の位置を正確に 把握することが困難である.

    構内にラインを設け,そのライン上を飛行することにより, 目的の場所を飛行することを可能とする.

    本研究では,ドローンを用いて,構内案内を実現するために ドローンにおけるライントレース制御を実現する..

  • 研究方法 ライントレース制御は以下の3つの手順で実行される.                 

    使用したドローン:AR.Drone1.0 (Parrot社) 制御プログラム:Processing

    ドローンの操作は パソコンで行い, 互いは無線LANで接続.

    ①二値化   ②最小二乗法   ③PID制御

  • ①二値化

            

    重心点

    ライン検出(二値化)

    ラインのみを白となるように閾値を 決定する.

    白色に判定された座標の平均座標 を求めることでラインの重心点を計 算する.

    この重心点が常に画像の中心に なるように制御する.

  • ②最小二乗法

    ラインの直線の式を計算,ラインの傾きを求める.

    傾きの大きさによって ドローンの回転速度を決定.

    得られた値のデータから

    近似して直線の式を求める

  • ③PID制御重心点の             を決定する. 本研究では *なお,ラインを前進させるためPD制御によって計算された  前進速度に一定の値を付加している.

    ・X座標:左右方向の速度 ・Y座標:前後方向の速度 ・傾き:回転速度  

    P(比例項):ラインからのずれを補う. D(微分項):ライン上からの変動を抑える. 目標状態では,ドローンはその場で停止すれば良いので,    I(積分項)は使用しない.

  • 実際に飛行したときの様子

  • 結果・まとめ

    ドローンの飛行に利用したコースは

    白色のビニールテープを利用.約2m×3mの範囲に1周約8mのラインを設定.約30秒で1周した.

  • ありがとうございました