アジャイルマネジメントとは?
DESCRIPTION
Jurgen Apello による What is Agile Management? の日本語訳http://www.slideshare.net/jurgenappelo/what-is-agile-managementTRANSCRIPT
アジャイル マネジメント?
Jurgen Appelo version 2 Translated by @hardakiro
始めに、 始まりから...
コンピュータ プログラミング
ソフトウェア エンジニアリング
アジャイル開発
1950
1960
1970
1980
1990
2000
2010
秩序 複雑 カオス
プロジェクトの 伝統的な見方
スコープ
納期 費用
コスト(リソース)を人とツールに分ける スコープを機能と品質に分ける(sugges>on: ScoB Ambler)
プロセスの次元を追加する(sugges>on: Alistair Cockburn)
(ビジネス)価値の次元を追加する(sugges>on: Jim Highsmith)
hBp://www.ambysoL.com/essays/brokenTriangle.html hBp://alistair.cockburn.us/index.php/Process:_the_fourth_dimension hBp://blog.cuBer.com/2009/08/10/beyond-‐scope-‐schedule-‐and-‐cost-‐measuring-‐agile-‐performance/
アジャイルの先駆者が 気がついたこと
1. 価値 2. 人 3. 機能 4. 品質 5. ツール 6. 時間 7. プロセス
ソフトウェア プロジェクトの 次元は7つになった
それで、 アジャイルになる、 ってどういうこと?
価値
変化を抱擁する
フィードバック
頻繁に届ける
バリューストリーム
価値マッピング 優先順位付け
インクリメント
例: フィードバックか
ら 価値を得るために
ブログを書く
人
やりとり
協働 小さなチーム
多能工 同室
自己組織化 信頼
説明責任
尊敬
例: ソーシャルネットワークを、やりとりをはぐくむのに使う
機能
顧客を巻き込む
バックログ
ユーザーストーリー
受け入れ基準
市場性のある最小の機能
ユーザーデモ
“深さ1インチ、幅1マイル”
例: 本の提案を トピックのバックログで
品質
技術的卓越
テスト駆動開発
ペアプログラミング
完了の定義
リファクタリング 出現する設計
シンプルさ
例: チェックリストを
完了の定義として使う
ツール
デイリービルド
継続的統合
テスト自動化
オープンオフィス タスクボード
バーンチャート
バージョン管理
例: 作業者にあったシンプルなツールを使う
時間
タイムボックス
イテレーション
スプリント
出荷可能な製品
段階的詳細化計画
持続可能なペース
リリース計画づくり
例: 締め切りに向けて タイムボックスで執筆する
プロセス
スタンドアップミーティング
プランニングポーカー
ベロシティ
スパイク
コードの共同所有
ふりかえり
スプリントプランニング
例: 許諾申請のプロセスを理解する
結果: (多かれ少なかれ)アジャイルな方法で作られた製品
世界の他の人たちは、アジャイルをどうあつかってるの?
hBp://www.versionone.com/state_of_agile_development_survey/10/
hBp://www.versionone.com/state_of_agile_development_survey/10/
hBp://www.versionone.com/state_of_agile_development_survey/10/
hBp://www.versionone.com/state_of_agile_development_survey/10/
アジャイルになるために、マネージャは何をすればいいの?
マネジメント 3.0 モデル
人々を 活性化する
チームに 権限委譲する
制約を きれいに揃える コンピタンスを
開発する
構造を 成長させる
すべてを 改善する
視点 #1: 人々を活性化する
組織の中で最も重要な要素は人である。マネージャは、人々を活動的で、創造的で、意欲あふれる状態にするためにできることは何でもやる。
情報イノベーションシステムをマネージする
人々の本質的欲求を理解せよ
一対一対面のミーティングを組織せよ
ギャラップの12の質問を使え
1. 仕事で自分に何を求められているか知っているか?
2. 正しく仕事を行うのに必要な材料、機材が利用できる状態か?
3. 職場では、毎日ベストを尽くせるか?
4. 過去7日の間に、自分のした良い仕事を認められたか?または褒められたか?
5. 会社の上司、同僚は、自分を個人として気遣ってくれるか?
6. 自分の成長を促してくれる人が職場にいるか?
7. 職場では、自分の意見が尊重してもらえるか?
8. 会社のミッション・目的によって、自分自身の仕事が大切だと思えるか?
9. 同僚は、良い仕事をすることにコミットしているか?
10. 職場に親友はいるか?
11. 過去6ヶ月間に、職場で自分の成長について話してくれた人がいるか?
12. 過去1年間に、職場で学び、成長する機会があったか?
360 度 評価 ミーティングを組織せよ
視点 #2: チームに権限委譲する
チームは自己組織化できる。そのためには、マネジメントからの権限委譲、承認、信頼が必要である。
庭師のようにマネージせよ
“見えない電気柵” に人々がひっかからないように
重要な判断エリア を定義せよ
1. 指示する: マネージャとして判断を下す
2. 売り込む: 判断について人々を説得する
3. 相談する: 判断する前にチームに意見を求める
4. 参加する: チームと一緒に判断する
5. 助言する: チームの判断に影響を与える
6. 確認する: チームが判断をした後にフィードバックを求める
7. 委譲する: 影響を与えない。チームが自分でやる
権限の7つレベルを使う
権限ボードを作る
視点 #3: 制約をきれいに揃える
自己組織化した結果は、どこに転ぶかわからない。それゆえ、人々と共有リソースを守り、明確な目的と、適切なゴールを示す必要がある
コモンズの悲劇に対処する
制度 共有ルールを受け入れる信頼を作る 情報 状況の理解を深める 固有性 チーム間の帰属を深める 動機 個人の改善の必要性に対応する
http://www.newscientist.com/article/mg20327225.700-‐triumph-‐of-‐the-‐commons-‐helping-‐the-‐world-‐to-‐share.html
出現するより高いゴールをマネージする
数値目標-‐お金などの外部誘因 は使うな
視点 #4: コンピタンスを開発する
チームメンバーに能力が欠けていたら、チームがゴールを達成できることはない。そのため、マネージャは、コンピタンスの開発に貢献しなければならない。
スキルと規律を区別せよ
1. 自己啓発
2. コーチング&メンタリング
3. トレーニング&認定
4. 文化&社会化
5. ツール&インフラ
6. 監督&統制
7. マネジメント
コンピテンシーへの7つのアプローチを使え
1. 時間 2. 人 3. ツール 4. 機能 5. 品質 6. プロセス 7. 価値
1. 個人
2. チーム
3. 部門
4. ビジネスユ
ニット
5. 組織
メトリクスを使って、部分最適を避ける
視点 #5: 構造を成長させる
チームは、複雑な組織のコンテキスト内で働くことが多い。そのため、コミュニケーションを促進する構造が重要である。
仕事場をネットワークとしてマネージせよ。
人々の仕事をダイナミックに
価値ユニットに基づいてビジネスを設計する
視点 #6: すべてを改善
人々、チーム、組織は継続的に改善を続け、可能な限り長く失敗を避けなければならない。
改善の3つのエンジン
第二のループ
第一のループ
ふりかえり
イテレーション
適応 探索 予測
非線形な改善を
1, 3, 5 Kaizen 漸進的な改善
2, 4 Kaikaku 急進的な改善
プラクティス同士を強く結びつけない
マネジメント 3.0 モデル
人々を 活性化する
チームに 権限委譲する
制約を きれいに揃える コンピタンスを
開発する
構造を 成長させる
すべてを 改善する
OK, ちょっと 多すぎ...
次の2つだけ 忘れないで...
ソフトウェア開発チームは、 自己組織化システムだ。 サポートせよ。邪魔するな。
アジャイルマネージャは、チームの周りのシステムに対して仕事をする。チームの中の人々に対してではない。
@jurgenappelo (twitter)
slideshare.net/jurgenappelo
jurgenappelo.com (site)
noop.nl (blog)
management30.com (book)
http://creativecommons.org/licenses/by-nd/3.0/
This presenta>on was inspired by the works of many people, and I cannot possibly list them all. Though I did my very best to aBribute all authors of texts and images, and to recognize any copyrights, if you think that anything in this presenta>on should be changed, added or removed, please contact me at [email protected].