ソフトウェアの構造とオープン化
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RFID リライタブルかんばん対応 XML-EDIソフトウェアの構造とオープン化の考え
方2009/4/19
原田騎郎 株式会社 情報システム総研
情報システムを担うソフトウェアのコンセプト
• ソフトウェアは、保守しつづけるもの。– 保守しやすい構造– テストの自動化
• 変えやすい部分と変えにくい部分を分ける– 変えにくい ( 変える必要がすくない )
• 基本データ構造• フレームワーク
– 変えやすい ( 変える必要が多い )• ユーザインタフェース・帳票
今回の XML/EDI のコンセプト• なるべくシンプルに、業務をサポートす
る。– 制約は少なく– 作らなければいけないコードをなるべく少な
く
• データ転送というよりは、システム連携で。– 発注側と受注側が、以下に協調して業務を行
えるか?
勘定パターンによる基本モデル
システム連携のパターン
現状モジュール構成
現状の実装
個別要件に対応に、どこを変えなければならないか?
• 自動車部品業界に限れば、カスタマイズなどが必要となる部分は、
– ユーザインタフェース ( 業務の名称・呼び方 )– 帳票のフォーマットと表示内容
– 追加情報が必要であればメッセージ構成
自動車業界内での対応
個別要件の対応に、どこを変えなければならないか?
• バイヤーとサプライヤーとの取引形態を変更する必要がある場合は、プロセス定義の修正が必要となる。
• メッセージも大幅な変更が予想されるので、相互運用性を確保するために、仕様調整のコンソーシアム組織が必要となる可能性がある。– JAMA / JAPIA との連携方法を模索
他業界 ( 新しい取引形態 ) への対応
他業界への対応 ( 業界対応後 )
実装技術• Java (J2SE / J2EE 6.0)
– Apache Tomcat– Apache HTTP Server
• Apache Struts / Apache Velocity
• Spring Framework• JBoss Hibernate
• JasperSoft JasperReport
• Mule ESB• Apache CXF
• Oracle / PostgreSQL
実装に必要な技術・知識• オブジェクト指向 分析・設計
• Java による Web アプリケーションの作成技術
• ESB / SOAP によるシステム連携技術
オープン化予定• 修正 BSD ライセンスで、近日中にオープ
ンソース化予定– フレームワーク部分– 基本データモデル部分
• オープン化の提供方法を検討中– EDI ASP 部分
ライセンス
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