公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

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2012.7.11 公私混合時代 公私混合時代 公私混合時代 公私混合時代の 公私混合時代 公私混合時代 公私混合時代 公私混合時代の 新しい しい しい しいイ イと 新しい しい しい しいイ イと ィア ィア ィア ィア ィア ィア ィア ィア 企業事業本部 ォ 主査 福岡秀幸

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Page 1: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

2012.7.11

公私混合時代公私混合時代公私混合時代公私混合時代のののの公私混合時代公私混合時代公私混合時代公私混合時代のののの

新新新新しいしいしいしいワークスタイルワークスタイルワークスタイルワークスタイルとととと新新新新しいしいしいしいワークスタイルワークスタイルワークスタイルワークスタイルとととと

ソーシャルメディアソーシャルメディアソーシャルメディアソーシャルメディアソーシャルメディアソーシャルメディアソーシャルメディアソーシャルメディア

NEC 企業ソリューション事業本部EGMフォーラム 主査

福岡秀幸

Page 2: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

ソーシャルネットワーキングソーシャルネットワーキングソーシャルネットワーキングソーシャルネットワーキングソーシャルネットワーキングソーシャルネットワーキングソーシャルネットワーキングソーシャルネットワーキングとととととととと

ソーシャルメディアソーシャルメディアソーシャルメディアソーシャルメディアソーシャルメディアソーシャルメディアソーシャルメディアソーシャルメディアとととととととと

ソーシャルグラフソーシャルグラフソーシャルグラフソーシャルグラフソーシャルグラフソーシャルグラフソーシャルグラフソーシャルグラフ

Page 3: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

2Employee Generated Media Forum

「SNS」という言葉でイメージするものは?

履歴書+仕事中心の人脈�Linkedinみたいなもの

Wall+統合化されたニュースフィード�Facebookみたいなもの

タイムライン+ハッシュタグ+RT �Twitterみたいなもの

日記+コミュニティ�Mixiみたいなもの

Page 4: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

3Employee Generated Media Forum

ソーシャルネットワーキングの意義

�信頼できる人と信頼できる情報を

�関係者だけで詳しい情報を

インターネットの世界が

大きくなりすぎてしまった

あまりにも色々なものが

繋ってしまったため、却っ

て使いにくくなってしまった

コミュニティの細分化

自分でコントロールできる

コミュニティ作りへ

�人間関係構築

�情報の公開範囲

Page 5: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

4Employee Generated Media Forum

「ソーシャルメディア」とは何か

1. ユーザのコミュニケーションがコンテンツの

主役である

2. IDなどによる登録制により、ユーザの同一

性が保証されている

3. ソーシャルグラフを持っていて、他のユーザ

とのつながりや関係性がユーザに公開され

ている

次の3つの要件を満たすメディアを「ソーシャルメディ

ア」と呼ぶことにします。

Page 6: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

5Employee Generated Media Forum

「ソーシャルグラフ」とは何か

ソーシャルグラフは人間関係図/信頼関係図

出典:斉藤徹 ブログ「In the loop」

Web上やソーシャルメディア上の人と人のつながりとその関係情報をグラフで表したもの

人を点、関係を線で表現するのが一般的だが、必ずしも図として表示されている必要はない

Brad Fitzpatrick氏(現Google在籍)が2007年に発表したコンセプト

Page 7: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

6Employee Generated Media Forum

ソーシャルメディアの情関分離

ソーシャルメディアの機能を2つに分離して考えてみましょう

関係構築人脈、紐帯、

ソーシャルネットワーク

情報交換コミュニケーション、

情報共有

ソーシャルグラフ

見見見見えるえるえるえる化化化化目的に応じて最適なコミュニケーション手段を利用

場を変える

Page 8: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

7Employee Generated Media Forum

ソーシャルメディアとリアル対話

ソーシャルメディア

リアルな対話の場

関係構築

情報交換

情報交換

関係構築

(主)

Page 9: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

会社公認会社公認会社公認会社公認のののの会社公認会社公認会社公認会社公認のののの

ソーシャルメディアソーシャルメディアソーシャルメディアソーシャルメディア/SNS/SNS/SNS/SNSソーシャルメディアソーシャルメディアソーシャルメディアソーシャルメディア/SNS/SNS/SNS/SNS

業務利用業務利用業務利用業務利用業務利用業務利用業務利用業務利用

Page 10: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

9Employee Generated Media Forum

ソーシャルメディアの業務利用とは?

�上司や経営層に強制

されて使うもの?

�社員が自発的に使う

もの?

どっち?

もう一度、よく考えてみよう!

Page 11: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

10Employee Generated Media Forum

社員から見た会社公認のソーシャルメディアとは?

�ソーシャルメディア利用が会社公認に

なると、どんないいことがあるのか

ホント?

� 業務時間に公然と利用できるようになる?

� 勤務時間外の利用に残業手当が支払われる?

� 非公認だと使わなかった社員も使うようになる?

� リテラシーが低くても知識がなくても使える?

� 会社のルールがユーザを守ってくれる?

� トラブル時に会社が責任をとってくれる?

公認

Page 12: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

11Employee Generated Media Forum

公私を混合した新しい働き方

「業務でソーシャルメディアを活用せよ」というのは何を意味するのか?

「社員が公私を混合した新しい働き方をすることを会社が認め・推奨する」ということにほかならないのではないか

社員のソーシャルメディア利用を会社が公認するということは?

Page 13: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

公私混合時代公私混合時代公私混合時代公私混合時代のののの公私混合時代公私混合時代公私混合時代公私混合時代のののの

ワークスタイルワークスタイルワークスタイルワークスタイルワークスタイルワークスタイルワークスタイルワークスタイル

Page 14: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

13Employee Generated Media Forum

公私混同ではなく「公私混合」

� 公→私の混合:会社所有のリソースをプライベートで利用

� 私→公の混合:個人所有のリソースを会社に提供

ここでは「公=会社」として話を進めます

「社会構造の変化から見て、今後の働き方のキーワー

ドになる言葉」 (前NTTデータ社長 山下徹氏)

工業社会では、労働時間も勤務場所も明

確に定められ、ビジネスとプライベートを完

全に分離することが求められたが、

知識創造社会においては、ナレッジワーカー

はむしろ積極的に混合させて補完し合った

方が効率よく仕事を進めることができる

Page 15: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

14Employee Generated Media Forum

知識創造社会におけるワークスタイル

知識創造社会では、工業社会とは異なった新しい働き方、

すなわち「公私混合」なワークスタイルが求められる。

【知識創造社会】【工業社会】

�機械化された大規模工場

�会社に提供した時間

�ピラミッド型階層組織

�上意下達、ほうれんそう

�公私混同は禁止� 勤務中は業務に専念

� プライベートな問題は職場に持ち込まない

�社員一人ひとりのスキル、発想力

�会社に提供した価値

�フラットな組織

�社員同士が直接情報交換・情報共有

�公私混合のススメ� イノベーションには個人の知

やクリエイティビティが必要

� 豊かな発想はリラックスした環境から

生産手段

報酬の根拠

組織構造

コミュニケーション

ビジネスとプライベートの関係

働き方に対する意識

Page 16: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

15Employee Generated Media Forum

ワークライフ・インテグレーション

�「ワークライフバランス」は仕事と生活を別々の独立したものとして、両者のバランスをとるというIBMの考え方

�「ワークライフインテグレーション」は、社員の仕事と個人生活の両立支援であり、ダイバーシティー(多様性のある人材活用)を推進していくための重要な施策

�私の部分を公にあてる「勉強会」

�勤務中にソーシャルメディアで家族や友人と交流

� BCGに則った自己管理ができ、やりたいときに仕事する

�育児支援:社内保育園

�子供の『健全な成長』と社員の

『仕事と育児の両立』を支援 Liveカメラで自分の子供の様子を見ながら仕事

Page 17: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

16Employee Generated Media Forum

公私混合により会社がメリットを享受する事例

�自己啓発を業務に活用�勤務時間外の勉強会開催

�学会やイベントに自費参加し、レポートを職場で共有

�個人人脈を利用した口コミ販促

�業務として参加できない場所での情報収集�客先の店舗、株主総会

�環境上、会社ではできない仕事を自宅や個人端末で�会社からアクセスできないWebサイトの閲覧・投稿

�子育て・介護�育児休職していた優秀な人材の早期職場復帰

�高齢化社会における介護と業務の両立

�社員のセルフブランディングによる企業イメージ向上�ソーシャルメディア上の情報発信

Page 18: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

17Employee Generated Media Forum

「公→私」の混合と「私→公」の混合

公→私 私→公

�会社が不利益を被ることを警戒

×業務上横領

×職務怠慢

�社員が不利益を被ることを警戒

�会社が警戒する不利益は「訴訟」

×会社が社員に強制

○社員が自発的に提供

社内規則で制限

いずれも情報漏洩は心配

例:私用電話 例:サービス残業法令

で制限

従来の公私混同?

Page 19: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

18Employee Generated Media Forum

7つの公私混合 (私→公)

OSS (ブログ、イラスト、ソースコード)創作物

公私意識なし (ゴルフ、サークル活動、社員家族割引)人間関係

BYOD (電子機器)、BYOS (ソフト、Webサービス)所有物

サービス残業時間

∞脳・思考

テレワーク、在宅勤務場所

経費の自己負担 (交通費、通信費、書籍、文房具)財布

実現例混合するもの

人間関係 公私意識なし (ゴルフ、サークル活動、社員家族割引)

脳・思考 ∞

Page 20: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

社内社内社内社内社内社内社内社内SNSSNSSNSSNSSNSSNSSNSSNSをををを導入導入導入導入するするするする際際際際ににににをををを導入導入導入導入するするするする際際際際にににに

考考考考えておくべきことえておくべきことえておくべきことえておくべきこと考考考考えておくべきことえておくべきことえておくべきことえておくべきこと

Page 21: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

20Employee Generated Media Forum

社内SNSの広がり

�社内Mixi みたいなもの

�社内Twitter みたいなもの

�社内Facebook みたいなもの

�社内Linkedin みたいなもの

「社内SNS」という言葉でイメージするものは?

全然イメージが違うなぁ~

Page 22: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

21Employee Generated Media Forum

良く挙げられる「社内SNSに対する期待」

�コミュニケーションの活性化

�暗黙知を形式知化

�セクショナリズムを破壊

�社員の意識変革

�企業の文化・風土を改革

�新しい事業を生み出す

それって、目的なの?手段なの?

Page 23: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

22Employee Generated Media Forum

社内SNSを成功させるためには

�目的を明確にする

�何をもって成功しているかどうかを明確にできる

�目的に沿ったKPIにより、ROIを評価できる

�コンセプトを浸透させる

�運営側がどういう場を目指しているかをユーザと共有

�トップのコミットメントを得る

�経営者が交代したら、なくなるかもしれないものと認識

�進化に対応できる体制

�技術は時代とともに進化し、既存のツールは陳腐化

�ユーザの使い方・要求は次第に高度化、多様化

Page 24: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

23Employee Generated Media Forum

社内SNSのフェーズと運営元の関心事

導入前検討期、試験運用期

黎明期

成長期

ROIのROIの

見える化見える化

活性化活性化

トラブルトラブル対応対応

成熟期

衰退期業務活用業務活用成功事例成功事例

ROIROI

Page 25: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

24Employee Generated Media Forum

社内SNSを使わない社員は何故使わないのか?

�使うように指示されないから

�使い方がよく分からない

�使うメリットが分からない

�自分から率先して情報発信

しようとは思わない

�必要ないから

�忙しいから

�面白くないから

�怖いから

�気恥ずかしいから

�禁止されているから

アンケートによる典型的な回答

Page 26: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

25Employee Generated Media Forum

インタビューに対する回答

�自分が知りたい情報がそこになさそうだったから

�自分が知りたいことがあるときにだけ、質問をした

ら答えてくれるのがいい。そうでなければ使わない

�自分からわざわざ情報発信しようとは思わない

�メールで十分だったから

�使う目的とそれによるメリットが明らかにならなけ

れば、業務時間を割いてまで使うことはできない

使おうと試みたが使わなくなってしまった人達に、「何故、使わなくなってしまったのか?」をヒアリング

Page 27: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

26Employee Generated Media Forum

社内SNSを使わない=関係構築の必要がない

�社内SNSを使わない理由

�欲しい情報がない、Q&Aサイトでもない

�利用者がみんな同じ職場で顔見知り

�他のコミュニケーション手段で満足している

�人間関係を広げる必要がない仕事をしている

決まった相手とのコミュニケーション・情報共有には、◎Face-to-face○グループウェア○ナレッジマネジメントシステム○電話、eMail、インスタントメッセンジャー▲社内SNS

Page 28: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

大企業大企業大企業大企業におけるにおけるにおけるにおける大企業大企業大企業大企業におけるにおけるにおけるにおける

全社員参加型社内全社員参加型社内全社員参加型社内全社員参加型社内全社員参加型社内全社員参加型社内全社員参加型社内全社員参加型社内SNSSNSSNSSNSSNSSNSSNSSNS

のののの課題課題課題課題のののの課題課題課題課題

Page 29: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

28Employee Generated Media Forum

大企業の中には色々な働き方の社員がいる

�外出・直帰する営業

�客先に常駐するSE

�工場のラインで作業するブルーワーカー

�一人で深い考察を要する技術者

�事務的な作業を行なうスタッフ

上司・部下との「ほうれんそう」のみが必要で、他

部門とのコミュニケーションが不要な社員が、社内

SNSに参加することに意味があるのか?

Page 30: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

29Employee Generated Media Forum

大規模社内SNSに対する経営層の懸念事項

�全社員が参加する社内SNSは、ネット上の労働

組合になってしまわないのか

�管理職も参加する労働組合?

�勤務時間中に活動できる労働組合?

�会社側との対話をしない労働組合?

�関連会社社員も参加する労働組合?

�経営方針に批判的な活動は起こらないのか

�会社の方針に対して炎上したら?

�ストライキを扇動する社員は現れないか?

�情報閲覧のコスト

社内SNSは社員と社員をつなぐネットワーク

Page 31: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

30Employee Generated Media Forum

情報閲覧のコスト

仮に、1つの記事を読むのに6分を要する

とすると、1万人がそれを読んだ場合、

6分 × 1万人 = 1000時間

�社内SNSの利用者が投稿された情報を閲覧するため

の工数を経営者は問題視することがある

果たして、それだけの社員の工数を消費するほど、価値のある情報が書かれているのか?ということが問われる

一つ一つの投稿内容のROIが問われることにつながる

Page 32: 公私混合時代の新しいワークスタイルとソーシャルメディア

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