平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1...

28
平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 ~サービスの品質確保及び技能伝承に向けて~ 近畿ブロック研修等連絡会議

Upload: others

Post on 03-Sep-2020

1 views

Category:

Documents


0 download

TRANSCRIPT

Page 1: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

平成29年度

顔の見えるねっとわーく 活動状況報告

~サービスの品質確保及び技能伝承に向けて~

近畿ブロック研修等連絡会議

Page 2: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

はじめに

日ごろより、近畿ブロック各施設の職員の皆様にあっては、「顔の見えるねっとわーく」の

活動に、積極的にご参加いただき誠にありがとうございます。

また、各分野(グループ)のまとめ役(グループリーダー)、事務局、担当管理職の皆様に

おかれましては、各分野における委員会等の開催、企画、運営等にご尽力いただき、心より感

謝申し上げます。

顔の見えるねっとわーくは、施設の枠組みを越えたチームによる人材育成、ブロック内の職

員がフェイストゥフェイスで研鑽、情報共有、課題の確認、業務の共通化等を行っており、全

国的にも先導的な取組みで、他のブロックにおいても非常に注目を集めているところです。

今年度の取組みは、平成29年5月31日(水)にリバティおおさかで行われた、9分野の

まとめ役等会議からスタートしました。その途中経過については、平成29年9月21日(木)

及び平成30年1月29日(月)にそれぞれ行われました、2回の近畿ブロック職員研修能開

分科会にて報告していただきました。

今回、9分野の平成29年度活動状況を本書によりまとめましたので、ここにご報告させて

いただきます。

近畿ブロック各施設の職員の皆様には、次年度以降も顔の見えるねっとわーくを積極的に

活用していただき、職員間で様々な知恵を出し合い、利用者サービスの更なる質の向上に資す

る取組みとなるようご協力をお願いします。

顔の見えるねっとわーく事務局

Page 3: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

目 次

1 機械系加工分野 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2 機械系設計分野 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

3 機械系溶接分野 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

4 電気系 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

5 電子系 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

6 居住系 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

7 事務系総務分野 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

8 事務系業務分野 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

9 ものづくりICT分野 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

1

3

5

7

11

14

17

20

22

Page 4: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

1

平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ

1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

今年度の取り組みとして、1つ目は、27年度から行なっている工具研削セミナーのテキストの

共有化と若手指導員の工具研削技術の向上を引き続き行うことで検討している。2つ目は、近畿ブ

ロックの若手指導員向けに、近畿能開大で行なわれている総合制作課題実習の見学を行うことを

目的として取り組みを行いたいと考えている。

なお、ここ数年、各施設において指導員不足の影響により、機械加工グループ単独で一定の参加

者を確保することが困難な状況もあるので、年間 3 回開催することを目標とし、開催前に開催日

についてアンケートを取り、多くの指導員が参加できるようにしたいと考えている。特に施設の規

模によっては、設計グループや加工グループのように業務が区別されていない施設もあるため、設

計グループや溶接グループなど、他グループの指導員も加工分野の顔みえに参加できるようにし

たい。

また、機械加工のノウハウ等を教えることなども今後必要になるのではないかと考えており、今

後実施に向けて意見等をいただきながら検討したい。

2 平成29年度顔ねっと委員会開催状況

第1回

【開催日時】 平成29年8月22日(火) 13:00~16:00

【開催場所】 関西職業能力開発促進センター H101教室

【参 加 者】 7名

【主な議事内容】

① 平成29年度開催内容について

② 各施設の訓練実施に押せる問題点の共有

③ その他

第2回

【開催日時】 平成29年10月23日(月) 13:00~16:00

【開催場所】 近畿職業能力開発大学校 C棟機械実習場内測定室

【参 加 者】 9名

【主な議事内容】

① 技能伝承「工具研削技術」

機械系加工分野 (まとめ役):藤根 和晃:近畿職業能力開発大学校

(事 務 局):芝原 寛健:関西職業能力開発促進センター

Page 5: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

2

② 次年度以降の開催内容について

3 平成29年度の成果

(1)技能伝承「工具研削技術」

近畿ブロックの各施設における技能伝承が必要な内容として、工具研削技術(ねじ切りバイ

トの研ぎ方、ドリル研削)が意見としてあげられた。特に近畿ブロックの施設で、20代を中

心としている訓練科では工具の研ぎ方を学ぶ機会もなく指導を行っているのが現状である。こ

の問題を解決するために、近畿職業能力開発大学校の藤根氏を講師として、ドリル研削等の技

術の習得を目指した。実際に実習を通してカン・コツを学び、離職者訓練及び在職者訓練に活

かしていきたいとの意見があった。

(2)セミナーテキストの共有化

セミナーテキストの共有化として、関西職業能力開発促進センターで行なっている「計測器管

理」があげられた。現在、近畿ブロックで行なわれていないセミナーであるが、ISO9001、

14001関係の内容であるためニーズの高いものとなっている。近畿ブロック内で開催でき

ないかを検討し、テキストの見直しを行なう予定としている。

4 今後に向けて

次年度は、引き続き技能伝承に係るテーマを中心に開催予定としているが、人事異動により新たに

近畿ブロックに転入される指導員の状況に応じて弾力的に検討・実施することとしたい。

Page 6: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

3

平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系設計分野)」まとめ

1 平成29年度顔ねっと委員会開催状況

第1回

【開催日時】 平成29年10月11日(水) 10:30~17:00

【開催場所】 関西職業能力開発促進センター J403研修室

【参 加 者】 10名

【主な議事内容】

① テキスト共有化の取り組みの今後について

② 第二回役員会に向けた今後の取り組み内容の検討

③ 3Dプリンタの活用法と今後の見通し

④ 協働体制の確認及び来年度セミナーに向けて

第2回 未実施

【開催日時】

【開催場所】

【参 加 者】

【主な議事内容(予定)】

① テキスト共有化の今後の枠組みずくりについて

② 勉強会のテーマの検討

2 平成29年度の成果

(1)テキスト共有化の取り組みの今後について

CAD系のセミナーについて、テキストを共同開発することで指導内容、品質の統一化ができる

とともに、近畿内同一テキストなので、人の異動が発生しても近畿内で他の指導員との応援体制が

組めるメリットがある事が確認された。

テキストは完成版に近いので、今後は主にバージョンアップによる更新を行っていくことが確認

された。

しかし問題点と対策として以下の項目が検討された。

教材内容などの更新等がうまく出来ていないためルール作りをする。(操作方法)

機械系設計分野

(まとめ役):中脇 智幸(ポリテクセンター滋賀)

Page 7: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

4

各地域ニーズにより修正したローカルバージョンや、独自で作った課題などがあり整理が必要で

ある。これらを有効活用するためのルール作りをする。

(2)第2回役員会に向けた今後の計画について

セミナーでの問答集やアンケート結果の共有

セミナーの際に、質問内容とその回答やアンケート結果の共有化が出来れば、現状の問題点など

の把握ができ、今後の展開に活用できるとの意見があり、こちらについても作成方法や報告方法の

ルールを検討していく。

勉強会の内容

溶接、板金、新 JIS、幾何公差の理論と測定、材料(熱処理)等の意見が出された。

講師に来てもらう際、謝金等の費用が出せないので講師の選定の方法や、来年度に向けて職業大

などの出前研修の活用ができないかを検討する。(また、講師がいなくてもメンバーでの試行錯誤で

取り組むのも1つの方法)

(3)3Dプリンタの活用方法と今後の見通し

3Dものづくり普及促進会と株式会社立花エレテックを部外講師としてお招きし、現状の3Dプ

リンタの活用事例などで講演して頂いき、3Dプリンタの技術情報や最新動向を入手することがで

きた。

(4)協働体制の確認及び次年度セミナーに向けて

各施設の平成 28年度及び平成 29年度のセミナーコース一覧・実績表を持ち寄り、各施設での

セミナー受講の傾向を確認し、施設間連携によるセミナー実施や、施設間での OJT を実施するこ

とによる指導員レベルの向上を図ることを確認した。

3 平成30年度に向けて

本年度は、2回実施する予定であったが、1回の開催で終わってしまった。平成30年度は、計

画的に2回開催できるように調整を行っていく。

課題として、テキスト共有化を図るための共通データサーバが必要になる。

Page 8: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

5

平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系溶接分野)」まとめ

1 平成29年度の取組計画

第一回目は6月に開催を予定している。以下の内容を検討する。

(1)昨年度開催できなかったひずみ取りの講習の実施

(2)技能検定に必要な知識と技能の習得に係る勉強会の実施

(3)サンダー講習を職業大オーダーメイド型研修として開催

(4)アビリティ訓練課題などの教材の開発

2 平成29年度顔ねっと委員会開催状況

第1回

【開催日時】 平成29年 6月19日(月) 11:00~16:00

【開催場所】 京都職業能力開発促進センター F棟203教室

【参 加 者】 10名

【主な議事内容】

① 各施設のアビリティ訓練の充足率・就職率やセミナーの実施率等を報告した。

② 今後の開催テーマとして、技能伝承を実施することとした。(兵庫職業能力開発促進センター

の寺田先生にT-1Pの溶接方法や指導方法を指導していただく)

③ 京都職業能力開発促進センターの溶接実習場を見学した。

第2回

【開催日時】 平成29年 8月24日(木) 11:00~17:30

平成29年 8月25日(金) 9:00~12:00

【開催場所】 兵庫職業能力開発促進センター 第2実習場201教室

【参 加 者】 8名

【主な議事内容】

① 次回開催時にT-1P(鋼管のTIG溶接)を寺田先生に指導していただき、小竹先生(滋賀)、

田代先生(加古川)、縮井先生(兵庫)、井上先生(兵庫)が中心となり、その内容を教材とし

て活用できるようにまとめていくこととした。

② 日本溶接協会が開催している、船舶工務官等に対する溶接技術研修会の聴講を行った。

③ 兵庫職業能力開発促進センターの溶接実習場を見学した。

機械系溶接分野 (まとめ役):福田(ポリテクセンター兵庫)

Page 9: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

6

第3回

【開催日時】 平成30年 1月 5日(金) 11:00~17:00

【開催場所】 兵庫職業能力開発促進センター 溶接第2実習場 2F教室

【参 加 者】 7名

【主な議事内容】

① 寺田先生にT-1P(鋼管の TIG溶接)の溶接に必要な知識、技能を講議していただいた。

② 講議の内容を今後教材としてまとめていくこととした。

3 平成29年度の成果

(1)溶接技術研修会の聴講

第2回で日本溶接協会が開催した、船舶工務官等に対する溶接

技術研修会の聴講を行ったが、担当講師が造船に長年携わってい

る方で、貴重な話を聞くことができた。

(2)技能伝承

第3回で兵庫職業能力開発促進センター寺田先生を講師

に、TIG溶接技術について技能伝承を行っていただいた。

4 今後に向けて

技能伝承については、1回だけとならないよう、次年度以降も引き続き実施していくこととしてい

る。

Page 10: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

7

平成29年度「顔の見えるねっとわーく(電気系)」まとめ

1 平成29年度の取組計画

平成29年度は、下記の通り4回の実施を計画している。

(1)施設の現状・課題と今年度実施計画についての話し合い(6月19日:京都センター)

(2)企業見学(7月13・14日:株式会社たけびし)

(3)技能伝承(高圧関連、太陽光関連、パワエレ関連など)

(4)次年度に向けての体制づくり

今年度の電気系の目標は、昨年度から検討事項であった「講師リスト」の作成であり、指導員情報

の共有や施設関連携を行うことを目的としている。さらに、企業見学では IoT の内容が多く、技能

伝承でパワエレ関連を視野に入れているため、電子系との連携をしていきたいと考えている。

2 平成29年度顔ねっと委員会開催状況

第1回

【開催日時】 平成29年6月19日(月) 13:30~17:00

【開催場所】 京都職業能力開発促進センター 本館2階 202教室

【参 加 者】 10名

【主な議事内容】

① 各施設の現状及び課題

② 今年度の委員会実施計画

③ 講師リストの作成

④ 施設見学

第2回

【開催日時】 平成29年7月13日(木) 10:50~17:00

【開催場所】 株式会社たけびし(京都府京都市右京区西京極豆田町 29)

【参 加 者】 6名

【主な議事内容】

① たけびしフェア内における開催セミナーの聴講

② 講師リストの作成

電気系 (まとめ役):永井 潜弥(ポリテクカレッジ京都)

Page 11: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

8

第3回

【開催日時】 平成30年3月3日(土) 9:45~17:00

【開催場所】 関西職業能力開発促進センター D棟101教室

【参 加 者】 15名

【主な議事内容】

① 太陽光発電設備の施工

② 次年度に向けての意見交換

3 平成29年度の成果

(1)各施設の課題の共有化

第1回委員会にて、指導員体制と入所・就職に関する課題が挙げられた。

指導員体制について、中堅層までの指導員しかおらず施設内における技能伝承が困難であるこ

とや、業務の偏りがあることなど、各施設の状況について情

報共有がおこなわれた。

入所・就職について、施設によっては他施設との併願で受

験する者もいるため、近隣施設間で取り合いの可能性あるこ

とや、アビリティ訓練では若年層の入所者数が減っており、

就職で苦戦している施設もあることなど、意見交換が行われ

た。

(2)施設見学

第 1 回委員会は、ポリテクセンター京都の施設見学と併

せて三菱電機キャラバントラックによる展示見学を実施し

た。各々展示されている製品を見学するとともに、展示担当

者からの説明を受ける等、短時間ではあったが有意義なもの

となった。

(3)たけびしフェア2017の見学

第2回委員会で参加した「たけびしフェア2017」は、画期的な進化をもたらす次世代ソリュ

ーションをキーワードとした展示・紹介と、「製造現場のデータ収集と分析事例」、「ネットワーク

カメラの技術動向と最新映像解析技術」、「IoT を活用したも

のづくりの最適化と生産革新」をテーマとしたセミナーが実

施された。

たけびしフェアは昨年に引き続き 2 回目となる参加であ

った。今回は日程の調整が難しく、参加者が 6名と少なかっ

たことは残念であった。来年度の企業見学では、できるだけ

多くの方が参加できるように工夫をしたい。

Page 12: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

9

(4)技能伝承

第3回委員会は、関西職業能力開発促進センターの先生方の指導のもと「太陽光発電設備の施

工」の内容で行った。研修は指導員が参加しやすい「土曜日」に計画し、15 名の参加があった。

研修内容は、1時間程度の講義(太陽光発電システムの概要)があり、そのあと実習(スレート屋

根、和瓦屋根)を行った。

スレート屋根は、小山先生と吉岡先生の指導のもと実習を行い、比較的わかりやすい作業でス

ムーズに施工することができた。和瓦屋根は、中川先生と福本先生の指導のもと実習を行い、スレ

ート屋根に比べ作業量は多く高い技術力が求められる施工であった。

実習全体を通して、普段できない作業が多く有意義な内容であった。また、天候にも恵

まれ最後まで実習ができ、怪我や事故がなく安全に作業が行えたことは非常に良かった。

Page 13: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

10

(5)講師リストの作成

顔の見えるねっとわーくを活用した取り組みにより、以前に比べて施設間の指導員同士の距離

(関係)は近くなっているものの、人事異動等により毎年指導員体制が変わってしまう状況は続い

ている。そこで、今年度より電気系に特化した講師リストの作成を始め、8月中旬に完成した。

この講師リストは、ブロック内の電気系指導員の情報(どこに、誰が、何を担当など)を共有す

ることで、気軽に相談や情報交換、業務面での連携を実現するためのツールとしたい。

〒624-0912 TEL 0773-75-4340

氏名 永井 潜弥

年齢 ○

指導員歴(施設歴・職転)

○年目(△年目)

専門科目 PLC制御

電子情報技術科

有接点シーケンス制御の実践技術

PLC制御の回路技

生産現場におけるPLCによる位置決め制御

第二種電気工事士

これまでの経験

コメント(目標や希望などを記入してくださ

い)

PLCを用いた総合制作をしています。

顔ねっと担当 まとめ役

資格

平成29年度 顔の見えるねっとわーく(電気系) 講師リスト(京都短大)

施設情報京都府舞鶴市上安1922

シーケンス制御作業 検定盤 5台

担当アビリティ(科名)

担当したことがあるセミナー(コース名)

サンプルで書いています

Page 14: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

11

平成29年度「顔の見えるねっとわーく(電子系)」まとめ

1 平成29年度の活動方針及び取組計画について

(1)活動方針

今年度は参加しやすい環境づくりを重視する。

昨年度、参加希望者がいるにもかかわらず、日程の調整がつかずに、なかなか実施できないことが

あった。この状況を踏まえ、顔見えの諸調整機能を充実させ、少しでも参加を容易にしていく。

(2)平成29年度の取組計画

今年度の取組みについては、昨年度からの取組みを尊重しつつ、参加メンバーの自由な意見交換に

基づく企画を随時立案する。ボトムアップ的な提案によりタイムリーな課題を扱い、積極的に参加で

きる条件を整える。

① 開催時期

委員会については、年間3回程度、行事と併せて開催を予定。

第1回 平成29年6月上旬 京都ポリテク(「組込み総合技術展関西」参加)

第2回 平成29年秋ごろ 滋賀ポリテクまたは滋賀短大

第3回 平成30年2月下旬 近畿能開大(「ポリテックビジョン」参加)

② 昨年度までの継続的な取組みの見直し

イ 「参加型教材作成プロジェクト」から「教材ちえぶくろ」へ

大掛かりな教材作成ではなく、指導員のノウハウ蓄積・交換システムを構築する。

ロ 「ものづくり力量アップの取組」

「名人の技術伝承」から「相互技術供与」へと転換し、単なる勉強会ではなく技術交流の機

会とする。

ハ 「顔見え推奨研究公開訓練のブロック内実施」

通常の研究公開訓練への参加を推進する形式を模索する。

二 技術視察

指導ニーズからのボトムアップにより視察先等を検討する。

ホ 「短大/大学校の卒業制作成果のアビリティ訓練への活用」

情報交換やアイデア収集、技術交流の場として、継続的に検討していく。

電子系 (まとめ役):大山(近畿職業能力開発大学校)

Page 15: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

12

2 平成29年度顔ねっと委員会開催状況

第1回

【開催日時】 平成29年7月13日(木) 10:30~17:00

【開催場所】 京都職業能力開発促進センター 3F会議室

ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター

【参 加 者】 6名

【主な議事内容】

① 顔見え(電子系)の運営の現状と今後について討議

② 今年度の取組みの具体的方法の検討

③ 「組込み総合技術展」「IoT総合技術展」技術視察実施

第2回

【開催日時】 平成29年10月31日(火) 13:10~17:00

【開催場所】 滋賀職業能力開発促進センター 本館会議室 ほか

【参 加 者】 8名

【主な議事・内容】

① ICT生産サポート科(2科)実習見学、意見交換

② 顔見え(電子系)運営についての意見交換会

第3回

【開催日時】 平成30年2月24日(土) 10:00~16:00

【開催場所】 近畿能開大校 DII棟5階501教室、ポリテックビジョン会場

【参 加 者】 8名

【主な議事・内容】

① 今年度取組みのまとめ報告

② 来年度の取組みの基本方針について

③ ポリテックビジョン見学

3 平成29年度の成果

(1)「組込み総合技術展」「IoT総合技術展」技術視察実施

今年度は運用を開始したメーリングリストなどを通じて

指導ニーズ・要望を募った。例年、「組込み総合技術展」は

最新の技術動向が分かるとのことであり、今年も貴重な技

術情報の収集に努めた。

図1. 組込み総合技術展にて

Page 16: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

13

(2)「顔見え推奨研究公開訓練」の実施

「顔見え推奨研究公開訓練のブロック内実施」のスタイル変更の試み、また、技術交流の機会と

して、滋賀センターICT生産サポート科(2科)の実習を見学した。例年、熟練指導員の研究公開

訓練を実施してきたが、今年度は初めて若手指導員の研究公開訓練を実施した。計画時期等の問題

もあって通常の研究公開訓練への参加とはならなかったが、いろいろな訓練の様子を見学して多

様な訓練技術を磨いていく試みとなった。訓練手法などについても意見交換する場を設けること

ができた。

(3)「短大/大学校の卒業制作の成果物のアビリティ訓練への活用」

今年度も、ポリテクビジョンに出品される成果物を通して、継続的に情報交換や技術交流を図る

ことができた。

(4)「教材ちえぶくろ」

指導員のノウハウを蓄積し、情

報交換するシステム「教材ちえぶ

くろ」の運用を開始した。技術情

報Tipsやミニ課題、講義用の小ネ

タなどの情報を集積している。ま

だ、登録情報は少ないが、QC 活

動のように地道に継続して拡充を

図っていくことで、大きな成果と

なることが期待されている。「もの

づくり力量アップ」の取組みも吸

収し、指導員相互の技術供与など

広い範囲の訓練情報共有システム

として整備していく予定である。

図2. 「教材ちえぶくろ」のスクリーンショット

4 今後に向けて

昨年度の反省を踏まえ、今年度は「顔見えとしての成果」に囚われすぎないように取組みを進めて

いる。最終的に訓練を実施するのは各指導員であり、「各指導員の成果」に結びつくような顔見えとし

ての指導員間連携を模索してきた。来年度に向けては、各施設の意向や自主性を尊重した活性化策など

も取り入れ、それぞれの取組みを継続的に進めていく方向である。

以上

Page 17: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

14

平成29年度「顔の見えるねっとわーく(居住系)」まとめ

1 今年度の活動について

(1)課題・要望等

昨年度の第6回委員会時に、今年度の活動に向けて課題・要望等を各委員より発表して頂いた。

その結果、以下のような内容の講習会(技能伝承)の開催や見学会を希望する声が多かった。

① 講習会(技能伝承)

イ)電気配線の技術

ロ)電気の一般知識

ハ)ボイラー実機に関する技能

ニ)給排水衛生設備に関する技能

ホ)空調設備に関する技能

ヘ)エアコンの取付けに関する技能

ト)若手指導員の育成(技能検定指導など)

② 見学会

イ)建築現場見学の実施

ロ)振動台実験の見学

(2)活動方針

① 今年度は、技能伝承を中心に実施する。

② 電気・空調・実験を大きな 3大テーマとする。

③ 見学会を実施するかについても検討する。

④ 第1回委員会において、上記のテーマより具体的に日時・内容を決定する。

⑤ 日程については、土・日・祝日も視野に検討する。

⑥ 詳細の決定にあたり、ビル系指導員と建築系指導員ごとに分かれることも検討する。

(3)具体的な活動予定

① 第1回委員会を7月 PM ポリテク兵庫(予定)

② 技能伝承1を10月頃

③ 技能伝承2を1月頃

④ 第2回委員会を3月末 PM 近畿能開大(予定)

居住系 (まとめ役):南 泰之(ポリテクセンター加古川)

(兵庫支部)

Page 18: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

15

(4)今後の検討事項

① デュアル訓練の企業実習先、学生のインターンシップ先を共有したい。

② 今年度も各施設の訓練担当表を出してもらうかどうか。

なお、担当表が一人歩きしたら困るという意見あり。

③ 近畿の各施設が共有できる領域をクラウドに確保できないか。

2 平成29年度顔ねっと委員会開催状況

第1回

【開催日時】 平成29年 7月24日(月) 14:00~17:00

【開催場所】 兵庫職業能力開発促進センター 本館2階会議室

【参 加 者】 13名

【主な議事内容】

① 今年度の実施計画(建築系)

② 今年度の実施計画(ビル管理系)

第2回

【開催日時】 平成29年10月 8日(日) 10:30~17:30

【開催場所】 滋賀職業能力開発短期大学校 実習棟1階建築施工室

【参 加 者】 9名

【主な議事内容】

① 京都鴨川建築塾主宰の構造実験会への参加

② 山辺豊彦氏との木構造の評価についての解説及び意見交換

第3回

【開催日時】 平成30年 2月24日(土) 10:00~16:00

【開催場所】 京都職業能力開発促進センター D棟201教室

【参 加 者】 12名

【主な議事内容】

① 各訓練施設における離職者訓練の取り組みについて

② 各訓練施設における在職者訓練の取り組みについて

第4回

【開催日時】 平成30年 3月28日(水) 14:00~17:00 開催予定

【開催場所】 近畿職業能力開発大学校 DⅡ棟303教室

【参 加 者】 7名

【主な議事内容】

① 次年度の活動に係る課題・要望について

※ 詳細は調整中

Page 19: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

16

3 平成29年度の成果

(1)技能伝承

滋賀職業能力開発短期大学校にて実施される京都鴨川建築塾による構造実験会に参加した。講

師に山辺構造設計事務所所長の山辺豊彦氏を招き、木造建築物の耐震性能の知識習得を目的とし

た構造実験会である。対象は設計士や大工をはじめ、地域で活躍する家づくりのプロであり、も

のづくりにかける活発な議論や意見交換を通して、大きな刺激を頂いた。

参加者計は 35名 山辺先生による挨拶

試験体:仕口・継手(6体)

・長ほぞ込栓

・4.5kN金物

・登り梁仕口(小山式オリジナル)

・鎌継手(大工0年目製作)

・鎌継手(大工4年目製作)

・鎌継手(山根式オリジナル)

鎌継手の破壊形状

試験体:耐力壁(3体)

・構造用合板スリット型耐力壁:(山辺式)

・床板タイプ(杉板30㎜ 釘3-N75)

・伝統型耐力壁タイプ(小山式)

Page 20: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

17

平成29年度「顔の見えるねっとわーく(事務系総務分野)」まとめ

1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

(1)平成28年度の取組結果

平成28年度は、2回開催しており、その内訳は経理部会と総務部会を各1回であった。

内容としては、平成27年度内部監査の指摘事項の情報共有、業務効率化の取り組み事

例及び各施設の情報交換を行った。

各施設の昨年度の状況は、平成27年度支部一元化から2年目となり、作業フローの慣

れ等による負担軽減はあるものの業務量の多さ、煩雑さや調整が必要な事案による総務経理

の負担感はまだまだ大きいと感じる。

(2)平成29年度のまとめ役について

今年度、取りまとめ役を総務経理の担当者にお願いできない状況が生じており、その主

な理由としては、支部総務課の繁忙な状況及び取りまとめ役の負担の大きさが背景にある

と考える。

(3)平成29年度の方針、取り組み

今年度の方針として、事務系(総務)グループの活動が継続的に続けられるよう運営方

法及び取りまとめ役の決め方(各施設順番制)等についてグループ内で検討し同意を得る

ことである。

今年度の1回目としては、①運営方法等を決定 ②各施設の情報交換 を行うこととし、

2回目以降の開催については、各施設からの要望により実施することとする。

2 平成29年度顔ねっと委員会開催状況

【開催日時】 平成29年 7月27日(木) 14:30~16:30

【開催場所】 関西職業能力開発促進センター H101研修室

【参 加 者】 18名(総務及び経理担当者)

【主な議事内容】

① 次年度以降の運営方法等について

② 各施設の情報交換について

※総務関係と経理関係に分かれて情報交換を実施。

事務系総務分野

(まとめ役):中西 英明(和歌山支部)

Page 21: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

18

3 平成29年度の成果

(1)次年度以降の運営方法等について

次のとおり実施することについて了承がなされた。

①各支部が年度ごとに順番に担当する。

ただし、大阪支部については、近畿ブロック職員研修等の幹事施設であることから除く。

平成30年度:滋賀支部

平成31年度:京都支部

平成32年度:兵庫支部

平成33年度:奈良支部

平成34年度:和歌山支部

※以降についても同様の順番とする。

②取りまとめ役は1名又は2名とする。総務1名、経理1名でも良い。

③管理職は、原則取りまとめ役の担当課長とする。

④顔の見えるねっとわーく(事務系(総務))の開催回数について、各支部・施設の意向等

を踏まえて、年に1回以上の開催を行う。

(2)各施設の情報交換について

総務関係と経理関係のグループに分かれ、各施設の取り組み状況等の情報交換を行うこと

ができた。

主な内容は以下のとおり。

【総務関係】

①情報セキュリティの取組状況について

個人情報の格付「機密性2」の明示の状況、事務用パソコンワイヤーロック整備状況、暗

号化フォルダの活用状況、要機密情報フォルダ一覧(階層表)の整備状況等について、情報

交換を行った。暗号化フォルダの本部への改善依頼事項については、各施設から要望を伝え

ていく。

②旅費関係について

各施設で職員に周知している「直行・直帰における年休取得の考え方」について情報共有

を行った。また、各種割引運賃(パック商品等)の活用状況、旅費事務の簡素化に繋がる事

項(取りまとめ表、赴任旅費に関する資料作成の簡素化等)について、情報交換を行った。

③安全関係について

救急時の対応フロー、公用車事故対応時のフローの整備状況、医務室の利用状況・注意点

を情報交換し、対応フローについて整備している施設について、メールで情報交換を行うこ

ととした。また、消費期限のある防災備蓄品(保存水、乾パン等)の取扱いについて、各施

設の状況を確認した。

④業務改善の状況について

昨年度から今年度にかけて次の取り組みを行った施設があった。

・休暇簿の承認権限の担当課長委任

・雇用保険手続き添付書類の省略事業所講習会に参加

Page 22: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

19

【経理関係】

①オープンカウンタの取りまとめについて

年度初めに物品出納員に周知をしている。

②2月納品の周知について

今年度、中期計画期間の最終年度であり物品等納入期限が2月末までとなっている。12

月頃に再度周知を行っていく。

③経理マニュアルについて

容易に理解できない部分があり、わかりやすいマニュアルの作成について本部に要望して

いく。

④納品時の業者対応の注意事項について

荷物の搬入や設置時に施設職員に手伝いを申し出る業者があり問題となっている。見積聴

取時から業者が責任もって搬入し必要な人員等を積算するよう注意していく必要がある。

⑤施設間の送付状の留意事項について

共有フォルダを活用し、書類の受け渡し状況が確認できるようにする。また、期日を設け

ることも必要である。

(3)その他

時間の関係で詳しく情報交換できなかった事項など、この会議を機会にさらに施設間で情

報交換をお願いしており、メール等で情報交換を行っている。

4 今後に向けて

業務量の多さ、煩雑さや調整が必要な事案等について情報共有を行い、併せて業務効率化、

改善の取り組みの好事例の共有などにより、総務経理担当者の負担感の軽減や働き方の改善に

つなげていきたい。

平成30年度の担当施設は滋賀支部となります。よろしくお願いします。

各支部順番制となりますので、他の8部門の施設と重なる可能性がありますが、ご理解をお

願いします。

Page 23: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

20

平成29年度「顔の見えるねっとわーく(事務系業務分野)」まとめ

1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

① 今年度の議題について

・今年度は在職者訓練(能力開発セミナー)及び今年度に設置された生産性向上人材育成支援セ

ンターについてとする

(求職者支援訓練については近畿ブロック担当者会議があることと昨年度は離職者訓練(アビ

リティ)を議題としたため)

② 年間回数

・昨年度と同じく2回とする。

③ 実施時期

・1回目を8月上旬、2回目を11月上旬とした。

(各施設の業務都合等により若干の変更はあるが、昨年度の開催時期を鑑みて予定した)

④ 開催場所

・関西職業能力開発促進センター

(各支部、センターからも距離的に中心なことと、昨年度は兵庫職業能力開発促進センターに

て開催していたことから)

2 平成29年度顔ねっと委員会開催状況

第1回

【開催日時】 平成29年 8月 4日(金) 14:00~17:00

【開催場所】 関西職業能力開発促進センター E棟301研修室

【参 加 者】11名

【主な議事内容】

①自己紹介

②在職者訓練及び生産性向上人材育成支援センターの現状と課題

・現状の報告並びに課題とその対応について

平成28年度実績、平成29年度計画と実績、取組状況、課題、好事例等

① 第2回開催の予定について

事務系業務分野

(まとめ役):小林(兵庫支部)

Page 24: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

21

(第1回委員会開催風景)

(第2回委員会開催風景)

第2回

【開催日時】 平成29年11月13日(月) 15:00~17:00

【開催場所】 関西職業能力開発促進センター J棟703研修室

【参 加 者】 11名

【主な議事内容】

①質問集についての疑問について

②在職者訓練及び生産性向上人材育成支援訓練の現状報告及び今後の展望について

・10月末時点での実績と今年度の達成見込、好事例等

③意見交換、その他

3 平成29年度の成果

各施設から課題・取組状況の報告があり意見交換をした結果、他施設において活用できそうな取

組等の材料を持ち帰った。

また、顔を合わせたことにより仲間意識も高まり、気軽に情報交換を行うことができるようにな

ったことが大きいと思われる。

4 次年度に向けて

今年度は、各施設において工夫した取組を共

有できる形で提供した施設が少なかったよう

に思われる。工夫した点については、視覚化や

資料として形に残るようにしておいた方が好

事例を共有しやすいため、次年度においては資

料面について改善できる点があるのではない

かと思う。

Page 25: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

22

平成29年度「顔の見えるねっとわ~く(ものづくり ICT分野)」まとめ

1.平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

(1)IoTおよびICTに特化した訓練科・セミナーの提案、論文の発表

世間で「IoT」および「生産性向上」等の話題が活発な今、IoTの利用によって訓練カリキュラ

ムができるのではないかと考え、IoTに特化した訓練科やセミナー等の開発に関する議論や提案をす

る。

(2)昨年度からの物流・在庫管理およびIoTに関する訓練開発の継続

今年度は関連の開発をされている企業様に講演頂き、訓練に必要な項目についてさらなる検討をする。

(3)新規訓練の開拓

新規訓練を開拓するために、企業へ講演のお願いや、各種会への参加および企業見学等を行う。

2.平成29年度顔ねっと委員会開催状況

第1回

【開催日時】平成29年7月28日(金)13:30~16:00

【開催場所】関西職業能力開発促進センター H101研修室

【参加者】10名

【主な議事内容】

① 顔見えものづくりICT委員会の今年度方針や今後の展開について

② 大学校での総合製作実習および開発課題実習等の事例発表

③ ものづくりICTセミナーの事例発表

④ 離職者訓練での確認テストの紹介

⑤ 各施設からの現状報告

第2回

【開催日時】平成30年1月25日(木)13:30~17:00

【開催場所】関西職業能力開発促進センター H101研修室

【参加者】13名

【主な議事内容】

① 講演「IoT時代の情報セキュリティの必要性」

② 物流系訓練に関する報告および提案

顔ねっとニュース(ものづくり ICT分野) (事務局): 水谷 光利(兵庫職業能力開発促進センター)

豊嶋 啓一郎(港湾職業能力開発短期大学校神戸校)

(まとめ役):松井 良恭(関西職業能力開発促進センター)

Page 26: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

23

③ 港湾職業能力開発短期大学校神戸校カリキュラム紹介

④ 新規セミナー実施報告、カリキュラム提案

⑤ 各施設現状・来年度計画等報告

3.平成29年度の成果

(1)IoTおよびICTに特化した訓練科・セミナーの提案、論文の発表

・ものづくりICTセミナーの事例発表

・基盤センターの既存セミナーカリキュラムより、今後のIOT/ICTの将来予測・技術の進展から

予想される既存セミナーのカリキュラムで見込みがある系統を以下の13種類に分類(「①RFID/バ

ーコード」「②ネットワーク/ネットワークトラブル」「③統計/品質管理」「④業務の流れ・理解」「⑤

在庫管理/モノの管理」「⑥センサーからのデータ収集」「⑦データベースへのデータ収集」「⑧データ

の解析」「⑨コールセンターに対応した訓練」「⑩セキュリティ・ルータに対応したネットワーク、対

ウィルス」「⑪商慣行・法律・個人情報保護に対する知識」「⑫ピッキングシステム」「⑬受発注・入出

荷システム/在庫管理システム」)。

・論文発表1件を提出(品質管理関係)

(2)昨年度からの物流・在庫管理およびIoTに関する訓練開発の継続

・物流系アビリティ訓練「スマートロジスティクス科」カリキュラムの公表

※H27.12月の 「女性求職者等の特性を考慮した離職者訓練カリキュラムに関する研究会」より

(3)新規訓練の開拓

・未達成

(4)その他

・大学校での総合製作実習および開発課題実習等の事例発表

4.次年度に向けて

(1)新規訓練カリキュラムの提案

・ICT/IOT関連の訓練カリキュラムの検討を継続する

(2)関連訓練科の課題等の把握と改善

・IOT/ICTの将来動向の把握

・大学校/短大/他施設の総合制作事例等発表を通じ、情報の共有・見識の向上に努める。

(3)施設間連携の強化

業務を推進するためには施設関連携が不可欠である。連携するためには人的交流が重要である。今後

もできるだけ多くの委員会を開催して情報交換を密にし、連携し易い環境を構築する。

以 上

Page 27: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

24

 事務系

(総務

 事務系

(業務

 ものづくりICT

 近畿ブロ

ック訓練課長会議

 近畿ブロ

ック求職者支援訓練担当者会議

 機械系加工分野

 機械系設計分野

近畿ブロック職業能力開発施設研修等連絡会議近畿職業能力開発大学校入試委員会

 機械系溶接分野

 電気系

各府県業務推進連絡会議

担当課長等会議 近畿ブロ

ック高障分科会研修準備委員会

職業能力開発教授/職業能力開

発上級指導員連絡会議

 電子系

 居住系

 近畿職業能力開発大学校運営会議業務検討作業部会

(建築系

 近畿職業能力開発大学校運営会議業務検討作業部会

(電気及び電子・情報系

 近畿職業能力開発大学校運営会議業務検討作業部会

(機械系

作業部会(顔の見えるねっとわーく)

 近畿ブロ

ック総務課長会議

平成29年度 近畿ブロック職業能力開発施設間連携等に係る各種会議等構成(イメージ図)

近畿職業能力開発大学校運営会議(校長会議)近畿ブロック支部長等会議

Page 28: 平成29年度 顔の見えるねっとわーく 活動状況報告 · 2018. 3. 28. · 1 平成29年度「顔の見えるねっとわーく(機械系加工分野)」まとめ1 平成29年度の当初行動計画について(課題とねらい)

25

平成29年度「顔の見えるねっとわーく」各専門グループ 担当者

機械系加工分野 機械系設計分野 機械系溶接分野 電気系 電子系 居住系 事務系総務 事務系業務 ものづくりICT

施設 ポリテク関西 ポリテク滋賀 ポリテク兵庫 ポリテク京都 近畿能開大 ポリテク加古川・奈良 ポリテク和歌山 ポリテク兵庫 ポリテク関西

藤根 和晃(近畿能開大)

中脇 智幸(ポリテク滋賀)

福田 一尚(ポリテク兵庫)

永井 潜弥(京都短大)

大山 有利(近畿能開大)

南 泰之(ポリテク加古川)

中西 英明(ポリテク和歌山)

小林 武朗(ポリテク兵庫)

松井 良恭(ポリテク関西)

正 芝原 寛健 緒方 秀俊 永田 行宏 石川 大樹 石川 大樹 覚張 良太 中西 英明 小野 剛史 水谷 光利

副 松下 竜之介 梅田 良範 加畑 満久 梅田 良範 豊嶋 啓一郎

正 松下 竜之介 中脇 智幸 小竹 真太郎 髙木 修平 田口 貴久 清原 啓司 今村 祐史 池堂 咲子 磯部 一貴

副 佐々木 大地 山本 邦代 田中 香子

正 戸田 将弘 屋敷 陽一 戸田 将弘 斎藤 公利 小澤 弘明 石井 真紀子 寺井 美奈子 瀧村 幸伸 瀬戸 克典

副 覚張 良太

正 舛田 光一郎 緒方 秀俊 鈴木 仁 原田 涼 大久保 欣哉 前田 仁 皆川 克己 角田 有紀 大久保 欣哉

正 藤原 力 畑 伸明 加畑 満久 永井 潜弥 板坂 政昭 加畑 満久 種村 智久 柳川 怜奈 人見 功治郎

副 楠本 佳弘 繁永 匠 伴 卓也 廣野 暢 加畑 満久

正 生駒 洋平 市川 正美 大塚 健 中川 章人 播磨 聡 芝原 寛健 永井 廣幸 平野 芳秋 松井 良恭

正 藤根 和晃 古賀 寛光 梅田 良範 石原 俊彦 大山 有利 中川 詠子 内田 英里 相坂 一子 藤井 昌之

正 徳永敬太郎 神谷 正 縮井 哲也 渡 正充 鈴木 陽 竹村 良太 佐々木 建太 小林 武朗 浦田 宏

正 平川 高広 永田 行宏 佐々木 誉史 吉田 智和 安達 雅彦 小澤 秀祐 増田 聡子 大野 正樹 永田 行宏

正 奥薗 耕一 奥薗 耕一 奥薗 耕一 奥薗 耕一 奥薗 耕一 奥薗 耕一 嶋田 智恵子 江口 真理 奥薗 耕一

正 児玉 修作 森 雅俊 羽賀 仁美 林 昌利 小野 剛史 安藤 正博 黒瀬 彰宏 小野 剛史 原 真子

正 早田 翔 下脇 貴裕 中西 英明 片上 隆三 中西 英明 吉本 真理 中西 英明 重本 雄 中西 英明

管理職事務局まとめ役

施設窓口

各専門グループの運営に係る業務(年間計画の作成、委員会開催の事務連絡作成、委員会の進行等、議事録「顔ねっとニュース」作成)

各専門グループの委員会開催において、施設内の参加希望者を確認し、まとめ役に報告する(事前集約も含む)

近畿能開大

ポリテク兵庫

ポリテク加古川

港湾短大神戸校

ポリテク奈良

ポリテク和歌山

ポリテク関西

海江田学務課長成松訓練課長田島訓練課長

柿谷総務課長 山内訓練第二課長

事務局

ポリテク滋賀

滋賀短大

ポリテク京都

京都短大

福永次長林事業課長

まとめ役

専門グループ

担当管理職 市来指導課長 藤井訓練課長 福田訓練第一課長 塚本訓練課長