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平成 24 年度理科支援員配置事業 事業成果アンケート調査 調査報告書 平成 25 年 3 月 独立行政法人科学技術振興機構 理数学習支援センター

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平成 24 年度理科支援員配置事業

事業成果アンケート調査

調査報告書

平成 25 年 3 月

独立行政法人科学技術振興機構

理数学習支援センター

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目 次

Ⅰ.調査の概要..............................................................1

1-1.調査の目的........................................................1

1-2.調査対象..........................................................1

1-3.調査票回収状況....................................................1

(1) 教育委員会....................................................1

(2) 学校責任者(学校長)...........................................1

(3) 教員..........................................................1

(4) 児童..........................................................1

(5) 理科支援員....................................................1

1-4.アンケート調査票の回収実績........................................2

Ⅱ.アンケート調査結果(単純集計結果).......................................4

2-1.対象小学校........................................................4

(A) 児童用アンケート..............................................4

(B) 教員用アンケート..............................................9

(C) 校長用アンケート.............................................20

(D) 理科支援員用アンケート.......................................29

2-2.教育委員会.......................................................36

Ⅲ.アンケート調査結果(クロス集計結果)....................................40

1.事業の効果...........................................................40

1-1.評価指数と数値目標.............................................40

1-2.理科支援員の事業の効果.........................................41

1-2-1.理科支援員配置前後での児童の変化と教員の見解.............41

1-2-2.活動年数と児童への効果の関係.............................47

1-2-3.活動内容と児童への効果の関係.............................47

1-2-4.人材源と児童への効果の関係...............................48

1-2-5.活動時間数・活動月数と児童への効果の関係.................48

1-2-6.理科支援員配置による教員の変化...........................49

1-2-7.活動年数と教員への効果の関係.............................51

1-2-8.人材源と教員への効果の関係...............................53

1-2-9.活動時間数・活動月数と教員への効果の関係.................55

2.理科支援員の属性及び活動内容と動機.................................57

2-1.人材源.......................................................57

2-2.活動内容.....................................................57

2-3.人材源別の活動年数...........................................58

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2-4.人材源別の活動の動機.........................................59

Ⅳ.調査結果のまとめ.....................................................60

1.事業の効果.........................................................60

1-1.事業の効果...................................................60

1-2.理科の授業形態と、児童自身の観察・実験への意欲との関係.......63

2.理科支援員の活動内容、意識等.......................................66

3.教育委員会.........................................................66

3-1.理科支援員のための研修について...............................66

3-2.類似した事業の実施について...................................66

4.今後の課題.........................................................67

【参考】主な類似事業一覧.................................................69

参考資料.................................................................75

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1

Ⅰ.調査の概要

1-1.調査の目的

独立行政法人科学技術振興機構(以下「JST」という)が定めた「平成24年度理科支援員配

置事業 事業成果アンケート調査 実施要綱」に基づき、平成24年度に理科支援員配置事業を実

施した都道府県及び指定都市においてアンケート調査を行った。

1-2.調査対象

平成24年10月から12月にかけて、理科支援員を配置した学級から無作為に抽出し、その学

級の全児童、担任、対象学級(学校)の校長及び教育委員会に対してアンケート調査を行った(416

学校から調査票を回収)。

1-3.調査票回収状況

(1)教育委員会

62 の都道府県・指定都市の教育委員会より回答を得た。

(2)学校責任者(学校長)

学校責任者からは 411 名より回答を得た。

(3)教員

理科支援員が配置された学級を担当する教員、421 名より回答を得た。

(4)児童

理科支援員が配置された児童、11,913 名より回答を得た。

(5)理科支援員

小学校に配置された理科支援員、409 名より回答を得た。

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2

1-4.アンケート調査票の回収実績

(1)アンケート調査票の回収数

児童、教員、学校責任者(学校長)に加え、理科支援員ならびに教育委員会担当者からアンケ

ート調査の回答を得た。調査票の回収総数と内訳を表1に、都道府県・指定都市別回収数を表2に

示す。

表1 アンケート回収数(全体)

アンケート回答者 回収数

児童 11,913

教員 421

学校責任者(学校長) 411

理科支援員 409

教育委員会 62

次ページに都道府県・指定都市別のアンケート回収数を示す。

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アンケート回収数(都道府県・指定都市別) 教育委員会 児童 教員 校長 支援員

合計 62 11913 421 411 409

北海道 1 140 7 7 7

青森県 1 183 6 6 5

岩手県 1 87 5 4 5

宮城県 1 58 3 3 3

秋田県 1 57 3 3 3

山形県 1 69 3 3 3

福島県 1 153 5 5 5

札幌市 1 488 11 8 8

仙台市 1 272 9 9 9

茨城県 1 362 11 11 11

栃木県 1 104 4 4 4

群馬県 1 121 4 4 4

埼玉県 1 505 17 17 17

千葉県 1 298 12 11 10

東京都 1 1503 50 48 48

神奈川県 1 151 7 7 7

さいたま市 1 540 16 16 16

千葉市 1 173 5 5 5

横浜市 1 296 10 10 9

川崎市 1 661 20 20 20

相模原市 1 362 13 13 13

新潟県 1 196 7 6 6

富山県 1 357 15 14 14

石川県 1 338 11 11 11

福井県 1 128 5 5 5

山梨県 1 73 3 3 3

長野県 1 73 4 4 4

静岡県 1 212 8 8 8

愛知県 1 173 6 6 6

新潟市 1 193 6 6 6

名古屋市 1 210 7 7 7

三重県 1 153 6 6 6

滋賀県 1 125 4 4 4

京都府 1 88 5 5 5

大阪府 1 554 17 17 17

兵庫県 1 168 8 8 9

奈良県 1 108 4 4 4

和歌山県 1 56 2 2 2

京都市 1 137 7 6 6

大阪市 1 230 8 8 7

堺市 1 108 4 4 4

神戸市 1 67 3 3 3

鳥取県 1 53 3 2 2

島根県 1 58 3 3 3

岡山県 1 106 3 3 3

広島県 1 111 4 4 4

山口県 1 180 7 7 7

徳島県 1 54 2 2 2

香川県 1 129 3 4 4

愛媛県 1 59 2 2 2

高知県 1 49 2 2 2

岡山市 1 96 3 3 3

広島市 1 63 2 2 2

佐賀県 1 50 2 2 2

長崎県 1 84 4 4 4

熊本県 1 37 1 1 1

大分県 1 33 2 2 2

宮崎県 1 108 4 4 4

鹿児島県 1 41 2 2 2

沖縄県 1 143 5 5 5

北九州市 1 30 3 3 3

福岡市 1 99 3 3 3

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Ⅱ.アンケート調査結果(単純集計結果)

2-1.対象小学校

(A)児童用アンケート

問1.あなたは何年生ですか?

5年生が 39.0%、6年生が 61.0%であり、6年生が多い。

問2. 6 年生と回答した方にお聞きします。5 年生の時も理科支援員の方が来ていましたか?

5年生のときに理科支援員が「来ていた」が 42.9%、「来ていなかった」が 57.1%だった。

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問3.あなたは理科支援員の方が来られる前は、理科の授業をおもしろいと思っていましたか?

配置前においては、肯定的な回答(「そう思う」「少しそう思う」の合計、以下同様)が

84.2%を占めた。

問4.これからの質問は、理科支援員の方が来られてからのことについてお聞きします。

A 理科支援員さんが来る前と比べて、実験・観察の授業のようすは何か変わりましたか。

「観察や実験が時間内に終わるようになった」では 76.9%、「自分たちで実験することが多くなっ

た」では 81.7%、「結果を予想しながら実験するようになった」では 80.2%、「結果について自分た

ちの班で話し合う時間が多くなった」では 66.1%が肯定的に回答している。

(1)実験や観察が時間内に終わるようになった。

(2)自分や自分たちで実験することが、多くなった。

肯定的

回答

84.2%

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(3)結果を予想しながら実験するようになった。

(4)結果について自分たちの班で話し合う時間が多くなった

B 理科支援員さんが来る前と比べて、あなたの理科に対する気持ちや考えはどうなりましたか。

「理科の授業がおもしろいと思うようになりましたか?」では 82.9%、「理科の授業がわかるよう

になりましたか?」では 85.8%、「観察・実験をしたいと思うようになりましたか?」では 83.4%、

「理科に関することを学習してみようと思うようになりましたか?」では 70.5%、「理科を勉強すれ

ば、あなたのふだんの生活や社会に出て役立つと思いますか?」では 82.4%が肯定的に回答してい

る。

(1)理科の授業がおもしろいと思うようになりましたか?

肯定的

回答

82.8%

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(2)理科の授業がわかるようになりましたか?

(3)観察・実験をしたいと思うようになりましたか?

(4)理科に関することを学習してみようと思うようになりましたか?

(5)理科を勉強すれば、あなたのふだんの生活や社会に出て役立つと思いますか?

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理科支援員の方が来られてからの理科の授業で、何か感じたことや、変わったことがあれば書いてく

ださい。

11,913 人の児童のうち、回答があったのは 7,192 人だった。

最も多い回答は「授業が面白くなった、楽しくなった」だった(2,192 件)。

次いで「準備や片付けが楽になった。準備を手伝ってくれた。」(1,017 件)、3 位に「理解できる

ようになった・わかるようになった」(957 件)が続いた。

児童用アンケート自由回答まとめ<肯定的意見>

内容 件数

授業が面白くなった。楽しくなった。 2192

準備や片付けが楽になった。準備を手伝ってくれた。 1017

理解できるようになった。わかるようになった。 957

質問しやすくなった。わからないところを聞くことができた。 555

実験がうまくいった。実験がスムーズになった。実験が理解できた。 437

授業が進むようになった。授業が時間内に終わった。 325

詳しく説明してくれた。やさしく説明してくれた。 250

理科が好きになった。理科に関心をもった。 248

先生が増えてよかった。先生が2名いるので安心だった。 243

自作教材がよかった。自分で材料を用意してくれた。 225

実験回数が増えた。実験するようになった。 154

感謝。ありがとう。 124

理科室が整備された。理科準備室がきれいになった。 104

教科書を超えた内容だった。学校で教えてないことを教えてくれた。 85

予想を立てて実験を行うようになった。 84

これからも来てほしい。来年もよろしくお願いします。 81

成績が良くなった。 70

積極的になった。自分で理科について調べるようになった。 59

皆と発表したり、実験結果を比較するようになった。 53

安全に実験ができた。実験が怖くなかった。 41

自分の態度が変わった。注意されてよかった。 38

授業の雰囲気がよくなった。騒ぎがなくなった。 32

理科の必要性がわかった。科学の重要性を理解した。 28

理科支援員は先生が知らないことを知っている。 25

コミュニケーションをとってくれた。話をしてくれた。 23

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(B)教員用アンケート

問1.何年生を担任していますか?

「6年生」が 59.0%、「5年生」が 41.0%だった。6年生の担任からの回答が多い。

問2.担任する児童は何人ですか?

「31 人~40 人」が最も多く、45.7%である。次いで「21 人~30 人」36.9%である。

問3.あなたの学級に配置されている理科支援員は何人ですか?

「1人」が 95.2%である。

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問4.これまでに理科支援員を活用した事がありますか?(現在担任している学級に関わらず、昨年度まで

の活用実績を踏まえて回答)

「活用なし」が 51.0%だが、「活用あり」も 49.0%であり、比率は同程度である。

問5.あなたの学級に配置されている理科支援員の種別等を、以下の中から選んでください(複数名配置

されている場合は該当する項目すべてに☑)。

「退職教員」が 27.7%で最も多く、次いで「地域人材(主婦等)」、3位が「学部生」だった。「非

常勤講師」「企業関係者」が続いている。「高等専門学校生」は0である。

○理科支援員

(1)種別

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(2)理科支援員の活動内容

「観察・実験等の準備・後片付け」が最も多く、94.1%。次いで「理科の授業(観察・実験)の

支援」90.7%、「理科(準備)室等の環境整備」82.9%と続いている。

○その他

理科観察園の除草、整地

パソコンでの調べ学習の手伝い

授業中の支援

科学に関するトピックなどの情報を子ども・教師へ提供

支援の必要な児童についていてもらう

備品、薬品の定期検査。理科コーナー

児童の科学に関する質問への回答

発展的な内容の紹介。

環境整備等の支援

問6.理科支援員の配置による児童の変化

「理科への興味・関心を高めた」では 94.2%、「理科の授業への学習意欲を高めた」では 94,2%、

「理科の学習内容の理解を深めた」では 95.4%が肯定的に回答している。

(1)理科への興味・関心を高めた

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(2)理科の授業への学習意欲を高めた

(3)理科の学習内容の理解を深めた

(4)その他

安全に実験を行うことができた

専門的なことを教えていただき、毎時間の授業を心待ちにしている姿が見られる

少人数での実験が可能なように準備をしていた

準備が丁寧で授業がスムーズにできた

理科室が児童にとって使いやすくなった

顕微鏡、ろ過の技能の向上もあった

実験の技能が向上した(2 名)

子どもの思いを実験に反映しやすくなった。

実験が必ず成功するので子どもが達成感と喜びをもっていた

より高度な質問を支援員に問いかける姿が見られた。

ほとんどかかわっていないので、変化はない

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問7.理科の授業の充実

理科支援員配置後には「以前よりも事前の準備をして観察・実験を行うようになった」という回

答が 84.7%を占めている。最も多い比率を見てみると、配置前は「学習単元の節目ごと」が 52.0%

と最大値を占めているが、配置後は「毎回」が 73.3%であるなど、7割近くの学級で毎回事前準備

が行われるようになっている。

(1)以前よりも事前の準備をして観察・実験を行うようになった。

[配置前]

[配置現在]

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(2)観察・実験を行う回数が増えた

肯定的回答は 73.6%である。

※上記質問にア、又はイ、と回答した方は、この1年間で、実際にどの程度観察・実験回数が増えました

か?

実験回数増の学級では、6割以上で、年間で4回以上の実験回数の増加がみられる。

(3)児童へきめ細かな指導ができるようになった

肯定的回答は 97.3%である。

(4)観察・実験の安全性が高まった

肯定的回答は 98.5%と、アンケート中でも極めて高い。

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(5)理科(準備)室や実験用具等が整理され使いやすくなった

肯定的回答は 97.4%である。

(6)計画的に授業が行えるようになった

肯定的回答は 94.7%である。

(7)その他

(1)は以前から準備は必ずしていた

時間内に実験が手際よく終わるようになった

つまずいている児童に、より支援できるようになった。

優れた教材(実験装置)等が用意され、学ぶことが多かった。

観察・実験における児童の“気付き”がよくなった。増えた

以前の指導により、実験等はかなり行っていたが、より進化した教材提示などアイディアを多く受けた。

計画以上に進んだ。

以前から実験・観察に力を入れていたので回数的にはさほど変化ない

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問8.指導力(資質)の向上

(1)児童の理科への興味や関心を高めるため、科学に関する話題を取り上げた理科の授業をするように

なった

79.6%の教員が科学に対する話題を取り上げた理科の授業を行うようになっている。

(2)児童の疑問や問題意識を考えて授業を展開するようになった。

84.6%の教員が児童の疑問や問題意識を考えて授業を展開するようになっている。

(3)児童の多様な考えなどを取り入れた理科の授業をするようになった

83.5%の教員が児童の多様な考えを取り入れた理科の授業を行うようになっている。

(4)理科(授業)への興味・関心が高まった

教員自身の理科(授業)への興味関心の高まりは、9割以上にみられている。

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17

(5)教材作成能力が高まった

82.6%の教員が教材作成能力の高まりを感じている。

(6)実験についての知識・技術について、理科支援員から指導、アドバイス等を受けた。

実験知識・技術については、76.1%の教員が理科支援員からアドバイスを受けている。

(7)実験についての知識・技術について、理科支援員に対し指導、アドバイス等を行った。

理科支援員に対して実験知識・技術のアドバイスを行った教員は、54.8%である。

(8)観察・実験の技術が向上した

理科支援員配置による観察・実験技術の向上は、84.3%の教員が感じている。

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18

(9)その他

教師も支援員から教わることがたくさんあった。

新たな実験等も指導頂けた。

理科支援員さんが来られて 3 ヶ月程なのでその効果について十分把握できていない

問9.理科支援員の配置について、当初計画していた目的を達成することができましたか?

94.2%の教員が、当初計画していた目的を達成することができたと感じている。

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問10.理科支援員の配置、児童の変化等に関して、ご意見・ご要望等がありましたら記入して下さい。

263 人の教員から回答を受けた。最も多い回答は、評価に関しては、「準備・片付けが効率化した。

楽になった」であった。次いで「児童の興味関心の向上が見られた。」、3位が「指導が充実した。

丁寧な指導ができた」であった。

教員用アンケート自由回答まとめ<肯定的意見>

内容(評価に関する部分) 件数

準備・片付けが効率化した。楽になった。 116

児童の興味関心の向上が見られた。 48

指導が充実した。丁寧な指導ができた。 41

安全性の確保ができた。実験が安全にできた。 40

専門的アドバイスを受けることができた。 24

理科室が整備された。機材がどこにあるかわかった。 21

責任をもって支援してくれた。授業の補助をしてくれた。 21

教員の負担が軽減された。楽になった。 21

授業がスムーズに進行した。予定通りに実験ができた。 17

教員の指導力が向上した。理科に対する意識の向上がみられた。 17

実験回数が増えた。より実験するようになった。 14

教材開発が充実した。あたらしい教材を開発できた。 14

意見に関する部分では、最も多かったのが「理科支援員の継続的勤務を望む。来年も来てほしい」

であり、85 件だった。次いで「本事業の継続を求む。毎年実施してほしい」27 件、3位は「柔軟な

対応を可能にしてほしい。」22 件だった。

教員用アンケート自由回答まとめ<意見・要望>

内容(意見に関する部分) 件数

理科支援員の継続的勤務を望む。来年も来てほしい。 85

本事業の継続を望む。毎年実施してほしい。 27

柔軟な対応を可能にしてほしい。 22

単元ごとなど計画的配置を可能にしてほしい。年度当初から実施してほしい。 19

理科支援員の人材確保・育成が課題。 18

支援員時間数の確保が必要。学校で活動する時間数を増やしてほしい。 15

理科支援員との打合せ時間の確保が必要。 11

配置校枠の拡大を望む。どの学校でも実施してほしい。 10

対象学年枠の拡大を望む。3年生4年生でも可能に。 8

理科専科との兼ね合いを考慮してほしい。 5

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(C)校長用アンケート

問1.貴校についてお尋ねします。学級数・児童数を記入願います。

○5年生 学級数

学級数をみると、最も多いのが「2学級」33.3%、次いで「1学級」29.2%、3位が「3学級」

22.3%だった。

○5年生 児童数

児童数をみると、ほぼ「1学級」に相当する「1~20人」「21~40人」で 30.8%、「2学級」

に相当する「41~60人」「61~80人」で 32%など、学級数と同様の傾向が把握された。調

査対象校の過半数が学年において1~2クラスである。

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○6年生 学級数

学級数をみると、最も多いのが「2学級」31.4%、次いで「1学級」30.0%、3位が「3学級」23.1%

だった。この傾向は5年生と同様である。

○6年生 児童数

児童数をみると、ほぼ「1学級」に相当する「1~20人」「21~40人」で 30.6%、「2学級」

に相当する「41~60人」「61~80人」で 31.9%など、学級数と同様の傾向が把握された。調

査対象校の過半数が学年において1~2クラスである。

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22

問2.貴校に理科支援員が配置されて何年目ですか?

配置「1年目」が 55.4%を占めている。5年以上継続して配置している学校は 12.0%である。

問3.理科支援員についてお尋ねします。

学校全体で、配置人数、配置学級数を学年毎に記入願います(両方の学年に配置している支援員は、両

方に加えて下さい)。

○5年生 配置人数

理科支援員配置人数をみると、「1人」の学校が 93.0%である。

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23

○5年生 配置学級数

配置学級数をみると、「1学級」が 30.4%、「2学級」が 34.1%、「3学級」が 21.8%と、学年の学

級数と同じ傾向を示した。

○6年生 配置人数

理科支援員配置人数をみると、「1人」の学校が 92.7%だった。

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24

○6年生 配置学級数

配置学級数の方は、「1学級」が 31.8%、「2学級」が 30.6%、「3学級」が 22.2%と、学年の学級

数「1学級」と「2学級」とで逆になっている。

問4.以下の質問について、次に挙げるア~エの中から最も近いものを選んで【 】に記入して下さい。

○(教員が)児童の理科への興味や関心を高めるため、科学に関する話題を取り上げるようになった。

肯定的回答は 85.6%である。

○(教員が)児童の多様な考えなどを取り入れた理科の授業をするようになった。

肯定的回答は、90%である。

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25

○教員の理科(授業)への興味・関心を高めた。

肯定的回答は、92.6%である。

○教員の教材作成能力を高めた。

肯定的回答は、89.8%である。

○教員の観察・実験技術を向上させた。

肯定的回答は、91.5%である。

○5・6年生の理科への興味・関心が高まった。

肯定的回答は、97.3%である。

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26

○その他(左記以外の教員や児童の変化について回答)。

17 件の回答があった。内訳を以下に記す。 児童の興味関心意欲の増大 11

教員自身の勉強になる 6

実験時間の確保ができた 2

理科室の活用整備が進んだ 1

問5.理科支援員の配置を決めたきっかけは何ですか?

1位が「教育委員会の HP やパンフレット等を見て」41.8%だった。次いで「昨年度、理科支援

員を配置したことがあり有効であったため」34.1%、3 位が「他校の評判を聞いて」18.0%だった。

4位は「保護者や教員など関係者の要望が多かったため」10.0%だった。

その他内訳 市教委・県教委としての方針や紹介などによる 73 前任校で効果があった。昨年度効果があった 8

理科教育を推進する目的で自分たちから希望 7

昨年から希望しており、本年度ようやく配置された 1

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問6.以下の質問について、次に挙げるア~エの中から最も近いものを選んで【 】に記入して下さい。

理科支援員を配置したことにより、

○理科支援員以外を含めた外部人材を受け入れる体制が整った。

肯定的回答は 74.2%だった。

○外部人材に対する教員の意識に変化がみられた。

肯定的回答は 82.8%だった。

○地域との交流が促進された。

肯定的回答は 39.5%だった。

問7 理科支援員の配置について、当初計画していた目的を達成することができた。

目標を達成することができたという回答は 95.0%だった。

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問8.理科支援員の配置や教員、児童の変化、その他理科支援員等配置事業に関して、ご意見、ご要望

等がありましたら、記入して下さい。

評価に関する部分では、最も多い回答は、「準備片付けが効率的になった。よく準備されている」

であり、76 件だった。次いで「児童の興味関心の増大がみられた。理科好きな児童が増えた」62 件、

3位は「実験中心の学習が可能になった。理科を実験ベースに変えられた。」55 件だった。

校長用アンケート自由回答まとめ<肯定的意見>

内容(評価に関する部分) 件数

準備片付けが効率的になった。よく準備されている。 76

児童の興味関心の増大がみられた。理科好きな児童が増えた。 62

実験中心の学習が可能になった。理科を実験ベースに変えられた。 55

理科支援員事業は有効である。効果的な事業である。 51

指導の質の向上がみられた。教材開発が進んだ。 35

教員の知識技術の向上がみられた。教員の指導が変わった。 33

理科教育の推進につながる。理科の指導に必要である。 22

理科室の整備が進んだ。理科室がきれいになった。 20

指導員の専門的知識がよい。専門的な観点から指導してくれる。 13

教員の負担が軽減された。児童の指導に目が届きやすくなった。 6

児童の学力が向上した。理科の成績が伸びた。 5

地域との連携に有効である。 3

要望に関する部分では、最も多かったのは「理科支援員の継続配置を望む。来年も来てほしい」90

件、次いで「本事業の継続を望む。理科支援員事業を続けてほしい」78 件、3 位は「時間数の増大

が必要。理科支援員の時間数を増やしてほしい」38 件だった。

校長用アンケート自由回答まとめ<意見・要望>

内容(要望に関する部分) 件数

理科支援員の継続配置を望む。来年も来てほしい。 90

本事業の継続を望む。理科支援員事業を続けてほしい。 78

時間数の増大が必要。理科支援員の時間数を増やしてほしい。 38

理科支援員の確保・育成が課題である。 18

専門的知識の所有者を望む。 13

配置校枠の拡大が必要。全校配置が望ましい。 7

担任との打合せ時間の確保が課題。 5

学生の使用が効果的だった。 4

同一人物の継続配置を望む。 3

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(D)理科支援員用アンケート

問1.あなたの職種等についてお尋ねします。該当するものを1つお選び下さい。

最も多かったものは「地域人材(主婦等)」であり、30.5%だった。次いで「退職教員」28.6%、3

位は「学部生」18.2%だった。4位は非常勤講師の 9.9%だった。

問2.あなたの最終学歴についてお尋ねします。該当するものを1つお選び下さい。(学生の場合は、現段

階のもの)

大学(学部)が 72.9%であり、全体のおよそ4分の3を占めている。

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問3.あなたの最終学歴における専門・専攻分野についてお尋ねします。該当するものを1つお選び下さ

い。

「教育系」が 43.1%であり、1位であった。次いで「理学系」17.5%、3 位「工学系」11.8%だっ

た。

問4.あなたは将来教職に就くことを希望していますか?

肯定している比率は 37.6%だった。3分の1以上が教職を希望している。

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問5.あなたは何歳ですか?

「60代」が 26.7%であり、1位だった。2位に「20代」24.7%、次いで3位に「40代」21.5%

となった。これらはそれぞれ、「地域人材(主婦等)」、「退職教員」、「学部生」の人材源と重なって

いると思われる。

問6.理科支援員としての活動は何年目ですか?

「1年目」が最も多く、44.7%、次いで「2年目」18.7%、3位が「4年目」15.0%となった。約

6割を理科支援員の経験者が占める。

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問7.配置された学校でどのような活動をしていますか?該当するものをすべてお選び下さい。

最も多かったのは「観察・実験等の準備・後片付け」96.3%だった。次いで、「理科の授業(観察・

実験)の支援」95.6%、3位が「理科(準備)室等の環境整備」87.5%だった。

この3種はほぼ9割の学校で行われている。

その他内訳

実験・観察教具の製作・修理 9

理科掲示物の作成 3

問8.今年度、理科支援員として学校で活動した時間は何時間ですか?

(3 月末までの予定を含めて回答してください)

「1~100時間」が 38.0%、「101~200時間」が 30.7%だった。

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33

問9.今年度理科支援員として学校で活動した期間は何ヶ月ですか?

(3 月末までの予定を含めて回答してください)

「7ヵ月~12ヵ月」が 71.6%を占めていた。

問10.今年度理科支援員として何学級担当しましたか?

22.2%の理科支援員が「2学級」を担当している。それに次ぐのは「4学級」22.0%、「7

学級以上」16.9%である。

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問11.なぜ理科支援員として活動しようと思いましたか?該当するものをすべてお選び下さい。

最も多かった回答は「理科教育に貢献できる」であり、64.3%だった。次いで「学校・地域に貢

献できる」「理科教育に興味がある」がともに 60.4%だった。4 位は「自分の知識・経験を生かせる」

59.4%だった。

その他内訳

子どもたちに関われる事をやりたいと思っていたから 8

教育の現場に携わりたかったから。 6

友人からすすめられた 4

市区町村の広報、一般公募で知ったから 3

理科離れが進んでいる中で理科の楽しさを伝えてあげたい。 2

心身の健康 1

本事業開設時教育庁義務教育課より紹介 1

問12.ご意見、ご要望等がありましたら、記入して下さい。

評価についてみると、1位は「理科教育に貢献した。理科の授業が望ましくできた」であり、3

5件、2位は「児童の理科への意識を高めたと思う。」22件、3位は「やりがいがある仕事だった。」

19件だった。

理科支援員用アンケート自由回答まとめ<肯定的意見>

内容(評価に関する部分) 件数

理科教育に貢献した。理科の授業が望ましくできた。 35

児童の理科への意識を高めたと思う。 22

やりがいがある仕事だった。 19

自分の勉強になった。 16

理科支援員は大切な制度である。 10

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35

要望についてみると、1位は「長期継続勤務を希望する」36 件、2位は「本事業の継続を望む」

34 件、3位は「時間数の拡充を望む。より長期間学校に行けたらいい」15 件だった。

理科支援員用アンケート自由回答まとめ<意見・要望>

内容(要望に関する部分) 件数

長期継続勤務を希望する。 36

本事業の継続を望む。 34

時間数の拡充を望む。より長期間学校に行けたらいい。 15

対象学年枠の拡大を望む。3年生4年生でも必要。 13

打合せを充実させるべきである。 8

教育現場の環境整備が今後の課題である。 8

研修制度の拡大を望む。 5

配置校拡大を望む。全校で実施されるべき。 5

理科支援員同士の連携が必要。 2

活動時期の明確化が必要。 2

マニュアルの整備が必要。指導方法を教授してほしい。 1

理科専科制度の導入が理想的である。 1

学校にとっての有効活用を考えるべき。 1

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36

2-2.教育委員会

問1.貴教育委員会が行った研修内容を以下の選択肢から全て選んでください。

最も多かったのは「観察・実験における安全について」95.2%、次いで「実験器具の操作方法に

ついて」「教育現場での心構えについて」93.5%だった。

その他内訳 配置校向けの事業実施他の説明会 5

理科室、理科準備室等の環境整備について 3

学習指導要領改正とその内容 1

指導訪問をし、支援員の授業での活用について 1

ICT 機器について 1

教材の作成について 1

問2.貴教育委員会による研修時間(支援員 1 人当たり平均)は何時間ですか?

最も多かったのは「6~9時間未満」33.9%、次いで「9~15時間未満」29.0%、3 位は「3~

6時間未満」24.2%だった。

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問3.貴教育委員会以外で行った研修について、あてはまる選択肢を以下の選択肢からすべて選んでくだ

さい。

(県や政令指定都市等の)教育委員会以外で行っている研修についてみると、「行っていない」と

ころが 63.0%だった。市区町村での研修率は 21%、小学校では 23%だった。

その他内訳 CST が支援員を支えて研修を行った。

県・市の理科研究会に参加

問4.問3で市区町村教育委員会または小学校が研修を実施したと回答した教育委員会にお聞きします。

どこが主体となって研修内容に関する資料を作成しましたか?あてはまる内容を以下の選択肢か

らすべて選んでください。

「市区町村」が主体となるもの、小学校が主体となるものともに 52%だった。

その他内訳

理科支援員が教科書および独自の実習資料に基づき、研修を実施した。

各市町村によって市町村主催だったり学校であったりする

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問5.域内に、独自に予算を措置して本事業に類似した事業(※)を実施している市町村等(都道府県が直

接実施する場合も含む)がありますか?

類似事業の実施があるものは 30.6%だった。

問6.本事業について、当初計画していた目的を達成することができましたか?

当初の目的を達成することができたとしたのは 96.8%だった。

問7.理科支援員配置事業について、ご意見、ご要望等がありましたら記入してください。

(1)経費の執行等事務手続きに関する要望等

事業終了に伴い、予算の確保を望んでいる場合が多い。

教育委員会用アンケート自由回答まとめ

内容(経費の執行事務手続き等) 件数

予算の確保をしてほしい。 17

JSTの指導に感謝します。 5

県から予算を執行してほしい。 1

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(2)事業内容についての要望等

1 位「事業継続を望む」が 62 都道府県指定都市中 54 件と、9割近くの教育委員会が要望の声を

あげている。次いで「3、4年生にも実施できるようにしてほしい」10 件、「事業規模の拡大を」

7件となっている。

教育委員会用アンケート自由回答まとめ

内容(事業内容についての要望等) 件数

事業継続を望む。 54

3、4年生にも実施できるようにしてほしい。 10

事業規模の拡大を。 7

継続配置。既配置校への配置増。 6

学校・自治体ごとの予算措置を可能にしてほしい。 6

配置学校数の拡大を望む。 3

教員の指導力向上の為に支援員を配置して欲しい。 2

(3)その他意見、課題等

「類似事業の開始。国への働きかけ」が1位であり、件数は 54 件、2位は「人材確保が課題であ

る。」10 件、3位は「大変有効な事業である。理科教育の推進に成果がある。」9件だった。

教育委員会用アンケート自由回答まとめ

内容(その他の意見、課題等) 件数

類似事業の開始。国への働きかけ。 54

人材確保が課題である。 10

大変有効な事業である。理科教育の推進に成果がある。 9

実験観察の充実は課題である。 9

研修会を継続したい/研修が課題である。 7

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40

Ⅲ.アンケート調査結果(クロス集計結果)

1.事業の効果

1-1.評価指数と数値目標

独立行政法人科学技術振興機構の中期計画において設定されている評価指数及びその数値目標と、

本アンケートの調査票における設問及び調査結果の関係を以下の表に示す。

中期計画における評価指数および数値目標と本アンケート調査設問および調査結果の関係

アンケート調査票の設問

児童用 教員用 対象 中期計画における評価指標

アンケート アンケート

(ア)「授業内容に興味を持った」

(8割以上)

問4B(1)

82.8%

問6(1)

94.2%

(イ)「理科についての学習意欲の向上」

(6割以上)

問4B(4)

70.5%

問6(2)

94.2% 児童

(ウ)「学習内容の理解」

(6割以上)

問4B(2)

85.8%

問6(3)

95.4%

(エ)「授業の充実」

(6割以上)

問7(2)

73.0% 教員

(オ)「指導力の向上」

(6割以上)

問8(8)

84.3%

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1-2.理科支援員事業の効果

1-2-1.理科支援員配置前後での児童の変化と教員の見解

(ア)児童の授業内容に対する興味の効果

①理科支援員配置前後での変化(児童)

全体の 82.8%の児童が、理科支援員の配置により「理科の授業がおもしろいと思うようになった」

と肯定的に回答している(「そう思う」「少しそう思う」の合計、以下同様)。

理科支援員の配置前に、おもしろいとは「あまり思わない」児童でも、配置後では 61.5%が肯定

的に回答している。

理科支援員配置前後での「理科の授業がおもしろいと思うようになった」度合いの変化

(理科支援員・児童用アンケート問4B(1)と問3のクロス集計結果)

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②教員の見解

教員の 94.2%が、理科支援員配置は児童の「理科への興味関心を高めた」と肯定的な回答をして

いる。

理科支援員の児童への効果(教員が回答)

(理科支援員・教員用アンケート問6(1)「理科への興味・関心を高めた」)

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(イ)児童の学習意欲の向上に対する効果

①理科支援員配置前後での効果(児童)

全体の 83.4%の児童が、理科支援員配置により「観察実験をしたいと思う」ようになったと肯定

的に回答している。配置前に理科の授業がおもしろいとは「あまり思わない」児童の 66.8%が肯定

を示している。

理科支援員配置前後での「観察・実験をしたいと思う」度合いの変化

(理科支援員・児童用アンケートの問4B(3)と問3のクロス集計結果)

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44

「理科に関することを学習してみようと思うようになった」でも全体の 70.5%が肯定的回答を示し

ている。

理科支援員配置前後での「理科に関することを学習してみようと思うようになった」度合いの変化

(理科支援員・児童用アンケートの問4B(4)と問3のクロス集計結果)

②教員の見解

教員の 94.2%が「理科の授業への学習意欲を高めた」と肯定的に評価している。

理科支援員の児童への効果(教員が回答)

(理科支援員・教員用アンケート問6(2)「理科の授業への学習意欲を高めた」)

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(ウ)児童の理解力向上に対する効果

①理科支援員配置前後での効果(児童)

「理科の授業がわかるようになった」の質問に対する肯定的な回答は、全体で 85.8%に達する。特

に、配置前でに理科の授業がおもしろいとは「あまり思わない」の児童の 74.3%、「思わない」児童

の 51.2%において改善がみられるのは特記できる点である。

理科支援員配置前後での「理科の授業がわかるようになった」度合いの変化

(理科支援員・児童用アンケートの問4B(2)と問3のクロス集計結果)

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「理科を勉強すれば普段の生活や社会に出て役立つと思う」に対する肯定的回答も 82.4%に達する

が、こちらにおいても、配置前で「あまり思わない」の児童の 71.0%に改善がみられている。

理科支援員配置前後での「理科を勉強すれば普段の生活や社会に出て役立つと思う」度合いの変化

(理科支援員・児童用アンケートの問4B(5)と問3のクロス集計結果)

②教員の見解

教員の 95.4%が、「児童の理科の学習内容の理解を深めた」と肯定的な回答をしている。

理科支援員の児童への効果(教員が回答)

(理科支援員・教員用アンケート問6(3)「理科の学習内容を深めた」)

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1-2-2.活動年数と児童への効果の関係

理科支援員の活動年数と児童への効果の関係を求めた。特に強い相関はなかった。 (ア)授業内容に

興味を持った

(イ)理科についての

学習意欲の向上 (ウ)学習内容の理解

児童への効果

問4B

理科支援員

の活動年数

問6

(1)理科の授業がお

もしろいと思うように

なりましたか?

(4)理科に関することを

学習してみようと思うよ

うになりましたか?

(2)理科の授業がわかる

ようになりましたか?

1年目以下 85.9% 73.1% 88.2%

2年目 83.2% 70.7% 86.9%

3年目 84.9% .69.6% 85.7%

4年目 83.5% 72.3% 88.8%

5年目 82.6% 71.3% 87.7%

6年目 81.7% 68.7% 84.5%

7年目以上 95.9% 86.5% 94.6%

1-2-3.活動内容と児童への効果の関係

活動内容と児童への効果の関係を求めた。「教材開発の支援」と「観察・実験方法等及び理科授業

の進め方等の提案・助言」において、強めの効果が見られた。 (ア)授業内容に

興味を持った

(イ)理科について

の学習意欲の向上

(ウ)学習内容の

理解 児童への効果

問4B

理科支援員

の活動内容

問7

(1)理科の授業がお

もしろいと思うように

なりましたか?

(4)理科に関するこ

とを学習してみよう

と思うようになりまし

たか?

(2)理科の授業が

わかるようになり

ましたか?

理科の授業(観察・実験)の支援 84.6% 72.1% 87.7%

観察・実験等の準備・後片付け 84.6% 71.9% 87.6%

理科(準備)室等の環境整備 84.2% 71.1% 88.1%

観察・実験等の計画立案の支援 84.4% 71.7% 87.6%

教材開発の支援 86.5% 74.5% 89.5%

観察・実験方法等及び理科授業の

進め方等の提案・助言 85.5% 72.6% 88.8%

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48

1-2-4.人材源と児童への効果の関係

人材源から児童への効果を見てみると、「大学教員(講師を含む)、研究者、学芸員等」「大学院生」

「退職教員」に比較的強い効果が見られた。 (ア)授業内容に

興味を持った

(イ)理科について

の学習意欲の向上

(ウ)学習内容の

理解 児童への効果

問4B

理科支援員

の人材源

問1

(1))理科の授業が

おもしろいと思うよう

になりましたか?

(4)理科に関するこ

とを学習してみよう

と思うようになりまし

たか?

(2)理科の授業が

わかるようになり

ましたか?

大学教員(講師を含む)、研究者、

学芸員等 4人88.5% 83.7% 87.5%

退職教員 116人 83.7% 71.9% 86.6%

非常勤講師 40人 81.9% 68.8% 85.7%

学部生 74人 80.1% 68.1% 81.9%

大学院生 11人 84.1% 69.6% 89.0%

企業関係者 26人 80.5% 66.6% 84.3%

地域人材(主婦等) 125人 79.4% 67.3% 82.0%

1-2-5.活動時間・活動月数と児童への効果の関係

理科支援員としての活動時間・活動月数が長い方が、児童への効果が大きいことがわかった。

(ア)授業内容に

興味を持った

(イ)理科につい

ての学習意欲の

向上

(ウ)学習内容の

理解 児童への効果

問4B

理科支援員

の活動時間

問8

(1)理科の授業がおも

しろいと思うようにな

りましたか?

(4)理科に関する

ことを学習してみ

ようと思うようにな

りましたか?

(2)理科の授業が

わかるようになり

ましたか?

1~100時間 85.3% 73.5% 88.6%

101~200時間 82.5% 71.4% 86.3%

201~300時間 87.1% 70.3% 88.2%

301~400時間 87.1% 73.5% 91.7%

401~500時間 80.6% 73.3% 84.4%

500時間以上 86.2% 80.3% 91.8%

(ア)授業内容に

興味を持った

(イ)理科につい

ての学習意欲の

向上

(ウ)学習内容の

理解 児童への効果

問4B

理科支援員

の活動月数

問9

(1)理科の授業がおも

しろいと思うようにな

りましたか?

(4)理科に関する

ことを学習してみ

ようと思うようにな

りましたか?

(2)理科の授業が

わかるようになり

ましたか?

1ヵ月~6ヵ月 81.8% 69.7% 85.1%

7ヵ月~12ヵ月 85.8% 72.7% 88.7%

Page 52: 平成24年度理科支援員配置事業 事業成果アンケート調査 調査報 …€¦ · 置事業 事業成果アンケート調査 実施要綱」に基づき、平成24年度に理科支援員配置事業を実

49

1-2-6.理科支援員配置による教員の変化

(エ)教員の授業の充実に対する効果

教員アンケートによると、最も肯定的比率が高いのが、「観察・実験の安全性が高まった」であり、

98.5%に達する。次いで「理科(準備)室や実験用具等が整理され使いやすくなった」97.4%、3 位

は「児童へのきめ細かな指導ができるようになった」97.3%である。

N=413

N=415

N=416

N=416

N=414

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50

(オ)教員の指導力(資質)向上に対する効果

教員の資質向上の点では、「理科(授業)への興味・関心が高まった」が1位であり 92.2%におよ

ぶ。次いで「観察・実験の技術が向上した」84.3%、「児童の多様な考えなどを取り入れた理科の授

業をするようになった」83.5%と続く。

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51

1-2-7.活動年数と教員への効果の関係

活動年数と教員への効果の関係を見てみると、「理科(準備)室や実験用具等が整理され使いやす

くなった」に強い関係が認められる。4 年目以上になると多くの項目に対して高い効果が見られる。

教員へ

の効果

問7

理科支援員

の活動年数

問6

(1)観察・実験

を行う回数が

増えた

(2)児童へきめ

細かな指導が

できるように

なった

(3)観察・実験

の安全性が

高まった

(4)理科(準

備)室や実験

用具等が整

理され使いや

すくなった

(5)計画的に

授業が行える

ようになった

1年目以下 71.0% 96.7% 97.8% 96.2% 95.1%

2年目 76.4% 97.3% 98.6% 97.3% 96.0%

3年目 72.7% 95.5% 95.5% 95.5% 90.9%

4年目 73.8% 98.4% 100.0% 98.4% 93.3%

5年目 69.6% 95.5% 95.5% 100.0% 95.5%

6年目 84.2% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

7年目以上 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

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52

指導力への影響では、「実験についての知識・技術について、理科支援員から指導、アドバイス等

を受けた」、「観察・実験の技術が向上した」において、活動年数が長い方が効果が高い。

(7)「実験についての知識・技術について、理科支援員に対し、指導、アドバイス等を行った」は1、

2年目の理科支援員を対象にしたものが多い。

理科支援

の活動年

(1)児童の理科

への興味や関心

を高めるため、

科学に関する話

題を取り上げた

理科の授業をす

るようになった

(2)児童の

疑問や問題

意識を考え

て授業を展

開するよう

になった

(3)児童の多

様な考えなど

を取り入れた

理科の授業を

するようにな

った

(4)理科(授

業)への興

味・関心が高

まった

(5)教材作成

能力が高ま

った

(6)実験

について

の知識・

技術につ

いて、理

科支援員

から指

導、アドバ

イス等を

受けた

(7)実験

について

の知識・

技術につ

いて、理

科支援員

に対し、

指導、ア

ドバイス

等を行っ

(8)観察・実

験の技術が

向上した

1年目以下 72.1% 78.4% 77.9% 87.9% 75.8% 64.2% 62.6% 78.9%

2年目 82.9% 86.8% 90.8% 92.1% 81.6% 73.7% 63.2% 84.2%

3年目 81.8% 86.4% 75.0% 93.2% 84.1% 86.4% 36.4% 84.1%

4年目 88.5% 88.5% 85.2% 91.8% 91.8% 86.9% 36.1% 86.9%

5年目 65.2% 78.3% 78.3% 82.6% 73.9% 82.6% 43.5% 73.9%

6年目 89.5% 78.9% 84.2% 94.7% 94.7% 89.5% 31.6% 100.0%

7年目以上 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 66.7% 100.0% 33.3% 100.0%

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53

1-2-8.人材源と教員への効果の関係

人材源から教員への効果を見てみると、以下のことがわかった。

・退職教員は「児童のきめ細かな指導」「計画的に授業が行えるようになった」で効果が高い。

・非常勤講師では「観察・実験の安全性が高まった」「理科室や実験用具等の整理」で効果が高い。

・学部生は「理科(準備)室や実験用具等の整理」で力を発揮。

・企業関係者は「事前準備」で効果が高い。

・地域人材(主婦等)は「理科(準備)室や実験用具等の整理」「児童のきめ細かな指導」

「観察・実験の安全性」で効果が高い。

教員への効

理科支援

の人材源

(1)以前より事

前準備

(2)観察・実験

を行う回数が

増えた

(3)児童へきめ

細かな指導が

できるように

なった

(4)観察・実験

の安全性が

高まった

(5)理科(準備)

室や実験用具

等が整理され使

いやすくなった

(6)計画的に

授業が行える

ようになった

大学教員(講師を含む)、

研究者、学芸員等 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

退職教員 82.1% 81.4% 98.2% 98.2% 95.6% 96.5%

非常勤講師 86.8% 73.7% 97.4% 100.0% 100.0% 97.4%

学部生 81.6% 70.7% 96.1% 97.4% 97.4% 93.3%

大学院生 100.0% 75.0% 91.7% 100.0% 91.7% 91.7%

企業関係者 89.2% 61.5% 92.1% 97.4% 94.9% 94.9%

地域人材(主婦等) 83.5% 72.2% 98.4% 98.4% 99.2% 92.9%

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54

・学部生は「実験についての知識・技術について、理科支援員に対し、指導、アドバイス等を行っ

た」の点で効果が高い。

・大学院生は「理科への興味・関心の高まり」と「観察・実験の技術が向上した」の点で、効果が

高い。

・地域人材は「児童の多様な考えなどを取り入れた理科の授業」について効果が高い。

・退職教員は「児童の疑問や問題意識を考えて授業を展開するようになった」や「児童の多様な考

えなどを取り入れた理科の授業をするようになった」「実験についての知識・技術について、

理科支援員から指導、アドバイス等を受けた」の点で効果が高い。

・非常勤講師は「観察・実験の技術が向上した」の点で効果が高い。

・企業関係者は「実験についての知識・技術について、理科支援員から指導、アドバイス等を受け

た」の点で効果が高い。

・このような、教師の資質に関する点においては、大学教員の与える影響はあまり強くない。

教員

への

効果

理科支援員

の人材源

(1)児童の理科へ

の興味や関心を

高めるため、科学

に関する話題を取

り上げた理科の

授業をするように

なった

(2)児童の

疑問や問

題意識を考

えて授業を

展開するよ

うになった

(3)児童の多

様な考えなど

を取り入れた

理科の授業

をするように

なった

(4)理科

(授業)

への興

味・関

心が高

まった

(5)教材

作成能

力が高

まった

(6)実験につ

いての知識・

技術につい

て、理科支援

員から指導、

アドバイス等

を受けた

(7)実験につ

いての知識・

技術につい

て、理科支援

員に対し、指

導、アドバイ

ス等を行った

(8)観察・

実験の技

術が向上

した

大学教員(講師を含

む)、研究者、学芸員

75.0% 75.0% 75.0% 75.0% 75.0% 50.0% 25.0% 75.0%

退職教員 85.3% 88.8% 86.2% 92.2% 86.2% 91.4% 31.0% 86.2%

非常勤講師 82.5% 75.0% 77.5% 90.0% 72.5% 77.5% 57.5% 87.5%

学部生 68.9% 75.7% 81.1% 94.6% 75.7% 45.9% 73.0% 71.6%

大学院生 90.9% 90.9% 81.8% 100.0% 81.8% 63.6% 63.6% 90.9%

企業関係者 81.1% 78.4% 75.7% 91.9% 89.2% 86.5% 56.8% 86.5%

地域人材(主婦等) 77.4% 81.5% 83.9% 87.1% 85.5% 70.2% 59.7% 85.5%

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55

1-2-9.活動時間数・活動月数と教員への効果の関係

理科指導員としての活動時間が長い方が、「きめ細かな指導」「観察・実験の安全性」「理科室や実

験室の整備」において高い効果を与えている。

教員への効

果 問7

理科支援員

の活動時間

問8

(1)以前よ

り事前準

(2)観察・実験

を行う回数が

増えた

(3)児童へきめ

細かな指導が

できるように

なった

(4)観察・実

験の安全性

が高まった

(5)理科(準

備)室や実験

用具等が整

理され使いや

すくなった

(6)計画的に

授業が行える

ようになった

1~100時間 78.1% 71.9% 93.8% 96.6% 96.6% 88.4%

101~200時間 80.6% 70.2% 97.6% 97.6% 94.4% 96.0%

201~300時間 87.5% 67.7% 95.2% 98.4% 98.4% 93.8%

301~400時間 93.9% 78.8% 100.0% 97.0% 100.0% 100.0%

401~500時間 75.0% 75.0% 100.0% 100.0% 100.0% 87.5%

501時間以上 100.0% 81.8% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0%

活動月数との関係をみると、「観察・実験の回数」「計画的な授業」の点において、活動月数の多

い方が肯定的影響を与えている。

教員への

効果

理科支援員

の活動月数

(1)以前よ

り事前準

(2)観察・実験

を行う回数が

増えた

(3)児童へきめ

細かな指導が

できるように

なった

(4)観察・実験の

安全性が高まっ

(5)理科(準備)

室や実験用具

等が整理され使

いやすくなった

(6)計画的に

授業が行える

ようになった

1ヵ月~6ヵ月 83.8% 70.8% 97.2% 99.1% 98.1% 92.6%

7ヵ月~12ヵ月 83.7% 73.5% 96.9% 97.9% 96.9% 95.5%

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56

教員の資質に関する点をみると、「観察・実験の技術についてアドバイス等を受けた」において、

理科支援員としての活動時間の長い方が、より強く肯定的影響を与えている。

教員

への

効果

理科支援員

の活動時間

(1)児童の理科へ

の興味や関心を

高めるため、科学

に関する話題を取

り上げた理科の

授業をするように

なった

(2)児童の

疑問や問

題意識を考

えて授業を

展開するよ

うになった

(3)児童の多

様な考えなど

を取り入れた

理科の授業

をするように

なった

(4)理科

(授業)へ

の興味・

関心が高

まった

(5)教材

作成能

力が高

まった

(6)実験につい

ての知識・技術

について、理科

支援員から指

導、アドバイス

等を受けた

(7)実験につい

ての知識・技術

について、理科

支援員に対し、

指導、アドバイ

ス等を行った

(8)観

察・実

験の技

術が向

上した

1~100時間 72.9% 79.9% 81.9% 92.4% 74.3% 70.3% 55.9% 55.9%

101~200時間 79.7% 87.3% 81.0% 88.9% 83.9% 73.0% 61.9% 77.8%

201~300時間 83.3% 88.5% 89.8% 93.4% 91.9% 88.1% 59.3% 87.1%

301~400時間 83.9% 93.5% 90.3% 93.3% 93.5% 87.1% 38.7% 93.3%

401~500時間 75.0% 75.0% 87.5% 87.5% 100.0% 87.5% 50.0% 87.5%

501時間以上 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 90.9% 100.0% 27.3% 100.0%

活動月数との関係では、「実験についての知識・技術について、アドバイス等を行った」以外の項

目全てにおいて、月数が長い方が、肯定的影響を与えている。

教員

への

効果

理科支援員

の活動月数

(1)児童の理科へ

の興味や関心を高

めるため、科学に

関する話題を取り

上げた理科の授業

をするようになった

(2)児童の疑

問や問題意

識を考えて授

業を展開する

ようになった

(3)児童の

多様な考え

などを取り

入れた理科

の授業をす

るようにな

った

(4)理科

(授業)へ

の興味・

関心が高

まった

(5)教材

作成能

力が高

まった

(6)実験に

ついての知

識・技術に

ついて、理

科支援員

から指導、

アドバイス

等を受けた

(7)実験につ

いての知識・

技術につい

て、理科支援

員に対し、指

導、アドバイ

ス等を行った

(8)観察・実験

の技術が向

上した

1ヵ月~6ヵ月 71.6% 75.2% 78.9% 89.9% 75.2% 65.1% 62.4% 78.9%

7ヵ月~12ヵ月 73.4% 86.4% 96.2% 97.6% 96.2% 78.0% 49.0% 94.1%

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57

2.理科支援員の属性及び活動内容と動機

2-1.人材源

人材源は「地域人材(主婦等)」が最も多く、30.5%である。次いで「退職教員」28.6%、「学部生」

18.2%と続く。

2-2.活動内容

活動内容は「観察・実験等の準備・後片付け」96.3%、「理科の授業(観察・実験)の支援」95.6%、

「理科(準備)室等の環境整備」87.5%、が多く、これらが理科支援員の中心業務となっている。

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58

2-3.人材源別の活動年数

活動年数的にみると、「学部生」「大学院生」においては理科支援員1年目の比率が特に高い。「企

業関係者」「退職教員」「地域人材」等では、活動年数が長い傾向がみられる。

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59

2-4.人材源別の活動の動機

人材源別に活動の動機をみると、「理科教育への貢献」においては、「大学院生」や「企業関係者」

が高い比率にある。

「地域への貢献」では「地域人材」や「大学教員」が高い比率にある。

「自分の知識・経験を行かせる」では「退職教員」と「企業関係者」が高い比率にある。

「理科教育への興味」では「大学院生」と「大学教員」、「企業関係者」が高い比率にある。

「教職への就職を希望」では「学部生」と「大学院生」が高い比率にある。

「自己研鑽」では「大学院生」が高い比率にある。

「教育委員会からの依頼や紹介」では、「退職教員」「非常勤講師」が高い比率にある。

回答

理科

教育

に貢

献でき

学校・

地域

に貢

献でき

自分

の知

識・経

験を生

かせる

理科

教育

に興

味が

ある

教職

への

就職を

希望し

ている

自己

研鑽

経歴と

して評

価され

アルバイ

トとして

興味が

あった

収入を

得る

教育

委員

会や

学校

からの

依頼

や紹

介が

あった

所属

組織

からの

依頼

や紹

介が

あった

その

大学教員(講

師を含む)、

研究者、学

芸員等

4 75.0% 75.0% 50.0% 75.0% 25.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 25.0% 0.0% 0.0%

退職教員 116 69.0% 58.6% 74.1% 57.8% 0.9% 19.0% 1.7% 6.0% 12.9% 64.7% 10.3% 4.3%

非常勤講師 40 55.0% 37.5% 52.5% 50.0% 22.5% 22.5% 2.5% 2.5% 25.0% 55.0% 12.5% 2.5%

学部生 74 56.8% 56.8% 44.6% 55.4% 94.6% 43.2% 6.8% 5.4% 8.1% 45.9% 12.2% 2.7%

大学院生 11 90.9% 54.5% 63.6% 81.8% 90.9% 45.5% 0.0% 9.1% 9.1% 45.5% 18.2% 18.2%

企業関係者 37 81.1% 59.5% 81.1% 73.0% 5.4% 27.0% 5.4% 18.9% 29.7% 27.0% 8.1% 13.5%

地域人材

(主婦等 124 58.9% 71.8% 50.8% 62.9% 13.7% 31.5% 2.4% 16.9% 26.6% 31.5% 5.6% 8.1%

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60

Ⅳ.調査結果のまとめ

1.事業の効果

1-1.事業の効果

独立行政法人科学技術振興機構の中期計画において、評価指標とその数値目標が設定されている。

平成24年度は、全て達成された。

アンケート調査結果と中期計画における数値目標の関係

アンケート調査票の設問 児童用 教員用 対象 中期計画における評価指標

アンケート アンケート (ア)「授業内容に興味を持った」

(8割以上) 問4B(1)

82.8% 問6(1)

94.2% (イ)「理科についての学習意欲の向上」

(6割以上) 問4B(4)

70.5%

問6(2) 94.2%

児童

(ウ)「学習内容の理解」 (6割以上)

問4B(2)

85.8% 問6(3)

95.4% (エ)「授業の充実」

(6割以上)

問7(2) 73.6%

教員 (オ)「指導力の向上」

(6割以上)

問8(8) 84.3%

評価指標以外の事業計画の観点を次ページの表にまとめ、肯定的評価の数値を記した。

児童用アンケートからは、高いレベルで理科実験への意欲や、科学への関心の高まりが把握でき

る(80%以上)。

教員においては、「安全性」98%以上、「きめ細かな指導」「理科室や実験用具の整理」でも 97%

以上、「計画的に授業可能」でも 94%以上が、理科支援員の効果を評価している。

また「指導力の向上」でも、「科学に関する話題」以外、80%程度以上の比率で理科支援員は評価

されている(「科学に関する話題」のみ、79.6%)。

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61

アンケート調査票の設問

児童用 教員用 対象 評価以外の事業評価の観点

アンケート アンケート

実験・観察をしたいと思う 問4B(3)

83.4%

児童 理科を勉強すれば、あなたの普段の生活や

社会に出て役立つと思う 問4B(5)

82.4%

「授業の充実」 児童へのきめ細かな指導ができた 観察・実験の安全性が高まった 理科室や実験用具が整理された

計画的に授業が行えるようになった

問7 97.3% 98.5% 97.4% 94.7%

教員 「指導力の向上」

科学に関する話題を取り上げた 児童の多様な考えなどを取り入れた

理科への興味・関心が高まった 教材作成能力が高まった

問8 79.6% 83.5% 92.2% 82.5%

【児童への効果】

児童へのアンケートによると、理科支援員配置後に、以下の点に改善がみられる。

「理科の授業がわかるようになった」85.8%、「理科を勉強すれば、ふだんの生活や社会に出て役

立つと思うようになった」82.4%、「観察・実験をしたいと思うようになった」83.4%、「理科の授業

がおもしろいと思うようになった」82.8%、「理科に関することを学習しようと思うようになった」

70.5%。この中でも「理科の授業がわかるようになった」は 85%を超え、顕著な効果と言える。

理科支援員配置前に「理科の授業があまりおもしろいと思わない」児童は、理科支援員配置後に

37.5%が「おもしろい」「少しおもしろい」と肯定的回答に変化している。学習意欲の向上もみられ、

配置前に「あまりおもしろいと思わない」児童でも、配置後に「観察・実験をしたいと思う」に変

化した児童は 47.2%におよぶ。同児童では、理解力の改善については 51.2%となった。

教員においての理科支援員の児童への効果についての見解は非常に高く、「理科への興味・関心を

高めた」では 94.2%、「理科の授業への学習意欲を高めた」では 94.2%、「児童の理科の学習内容の

理解を深めた」では 95.4%にのぼっている。

児童による自由回答では肯定的意見が中心であり、上位2項目は「授業が面白くなった。楽しく

なった」「準備や片付けが楽になった。準備を手伝ってくれた」である。それぞれ 1000 件を超えて

いる。この理由として把握されるのが「理解出来るようになった。わかるようになった。」「質問し

やすくなった。わからないところを聞くことができた」であり、957 件と 555 件の回答が挙げられ

ている。

理科支援員の人材源から見てみると「大学教員」において、児童では「面白さ」「意欲」「理解」

とも強い効果が見られた。活動時間・活動月数については、理科に対する興味・意欲・理解いずれ

も、長い方が効果があった。

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62

【教員への効果】

理科の授業については、「以前よりも事前の準備をして観察・実験を行うようになった」が 88.7%

もの回答を得ている。73.3%の教員が毎回準備を行っている。

観察・実験の増加は 73.6%の教員においてみられる。

「きめ細かな指導」では 97.3%、「観察・実験の安全性」では 98.5%、「理科(準備)室の整理等」

では 97.4%が理科支援員配置による改善を認めており、効果は極めて高い。「計画的に授業が行える

ようになった」についても 94.7%が効果を感じている。

指導力の向上についてでは、教師自身の理科授業への興味関心の高まりは 92.2%で感じられてい

る。教材作成能力の改善は 82.5%、児童の多様な考えを取り入れた授業をすることについては 83.5%、

科学に対する話題を取り入れた授業では 79.6%が、理科支援員の効果を認めている。

実験についての具体的なアドバイスは 76.1%の教員が受けており、観察・実験技術の向上は 84.3%

の教員が感じている。

理科支援員の活動年数が長い方が、教員の観察・実験の回数の増加に寄与する効果が高い。また

科学に対する話題を取り上げることについても影響を与えている。

人材源からみると、実験回数については「大学教員」が最も影響を与えている。

教員の資質の面については、「退職教員」や「非常勤講師」、「大学院生」の影響が大きい。

理科指導員の活動年数が長い方が「きめ細かな指導」「安全性」「理科室整備等」「計画的な授業」

に効果を与えている。「理科授業への興味」「教材作成能力」「観察実験技術」も同様である。

活動月数が長い方が「観察実験回数」「計画的な授業」に効果を与えている。

【校長】

「5,6年生の理科への興味・関心が高まった」効果は 97.2%の校長が評価している。

教員の理科授業への関心の向上は 92.6%、教員の観察・実験技術の向上は 91.5%が評価している。

教材作成能力の向上は 89.8%と、それぞれ9割に及ぶ。

児童の多様な考えを取り入れた授業の実施では 90.0%、科学に対する話題を取り上げた授業の実

施では 85.6%と、高い比率で評価している。

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63

1-2.理科の授業形態と、児童自身の観察・実験への意欲との関係

本年度の理科支援員調査では、児童に対して、以下のアンケートも行っている。(児童 問4A)

(1)実験や観察が時間内に終わるようになったか。

(2)自分や自分たちで実験することが、多くなったか。

(3)結果を予想しながら実験するようになったか。

(4)自分の考えを発表したり、他の班の考えを聞いたりするようになったか。

これらの中から、児童の実験観察への意欲、および、児童自身の授業内容の理解について、関係

あると思われる項目をクロス集計した。その結果、以下のことがわかった。

児童は、「自分や自分たちで実験することが多くなった」と感じるとき、実験観察への意欲が強く

なる。「自分たちでする実験が増えた」と回答している児童では、肯定的回答は 93%以上、「そうは

思わない」児童では、肯定的回答は 46.7%である。

児童の「自分たちで実験が増えた」(問4A(2))と、児童自身の「実験観察意欲」(問4B(3))

とのクロス集計

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64

また「実験における結果予想」も強い影響を与えている。「結果を予想しながら実験するようにな

った」のグループでは、実験観察への意欲は 93.3%持たれているのに対し、それらをしないグルー

プでは、実験観察への意欲は 39.0%にすぎない。

児童の「結果予想」(問4A(3))と、児童自身の「実験観察意欲」(問4B(3))

とのクロス集計

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65

授業形態では、「結果についての班での話し合い」も影響を与えている。「結果について、自分た

ちの班で話し合う時間が多くなった」のグループでは、理科の授業の理解への肯定的意見は 95.8%

と高いのに対し、それらをしないグループでは、理科の授業の理解への肯定的意見は 53.6%に過ぎ

ない。

児童の「結果についての班での話し合い」(問4A(4))と、児童自身の理解(問4B(2))

とのクロス集計

これらから、理科の授業において、児童に高いレベルで意欲・理解を促すには、「児童自身の手に

よる主体的な実験」「結果を予想しての実験の実施」「実験に基づく班での話し合い」が有効である

ことがわかる。これらは新学習指導要領における理科の目標としているところであり、今回の調査

結果から、このような児童主体の授業展開を行う中で、児童の意欲と理解を促すためには、そのよ

うな授業展開を行うために、実験準備を整え、個々の児童にアドバイスを与えられる理科支援員の

配置は極めて効果的であると言える。

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2.理科支援員の活動内容、意識等

理科支援員の人材源は「地域人材」30.5%、「退職教員」28.6%、「学部生」18.2%が主である。最

終学歴は 72.8%が大学(学部)である。

活動内容は「理科の授業(観察・実験)の支援」が 95.6%であり、次いで「観察・実験等の準備・

後片付け」96.3%、「理科(準備)室等の環境整備」87.5%が多い。

68%以上が、年間 200 時間以下の勤務である。

活動の動機としては「理科教育へ貢献できる」64.3%、「学校・地域に貢献できる」60.4%、「理科

教育に興味がある」60.4%、「自分の知識・経験を生かせる」59.4%が主だった。

3.教育委員会

3-1.理科支援員のための研修について

研修内容では「観察・実験における安全について」95.2%、「実験器具の操作方法について」93.5%、

「教育現場での心構えについて」93.5%が多い。「児童への指導方法について」87.1%も比率が高い。

支援員への研修時間では「6~9時間未満」が 33.9%、「3~6時間未満」が 24.2%であり、これ

らが過半数を占めている。

都道府県や指定都市以外の研修をみると、行っていないところが 63.0%だった。

3-2.類似した事業の実施について

類似した事業の実施が確認されたのは 30.6%だった。69.4%において、類似事業の確認はされて

いない。

類似事業の内訳を報告書末尾【参考】に付す。

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4.今後の課題

アンケート結果から、本事業における計画の数値目標が達成されたと判断可能な水準に達してい

ることがわかった。今後、さらに小学校における理科学習の充実を図るためには、本事業の目的と

このアンケートに示された達成度等から課題をつかみ、今後あるべき支援事業や環境整備のあり方

を精査する必要がある。以下にそのための参考として、課題把握に関わるアンケートに寄せられた

自由回答をまとめた。

(1)支援の必要性

・観察・実験の準備、片付け、準備室の整理など、多様に活動していただき、大変ありがたかっ

たです。子どもたちにとっても理解を深める上で、とてもよかったと思います。来年度もぜひ

配置していただけたらと思います。

・現在の小学校において、理科支援員の存在は必要不可欠です。支援員なしでは、空き時間のな

い担任、毎年減り続けている級外には、十分な実験の準備を行うことは、物理的に不可能です。

また、支援員がいることで、実際の実験結果から子どもが新たな疑問を持ったりした時にも、

臨機応変に対応し、子どもの科学的思考をさらに深めることが可能となっています。ぜひとも、

今後も理科支援員の配置が継続されるよう、お願いします。

・実験の準備を確実に行うことができるので、児童の学習理解が実感を伴ったものになり、理解

が深まっています。学級担任は突発的な児童への対応で直前の準備ができない場合もあるので、

支援員の方が一緒に準備してくださることが大変ありがたいです。子どもたちの机間支援も熱

心にしてくださり、学習意欲の向上にもつながっていると思います。今後もぜひ続けてほしい

です。

・安心して、また、自信をもって実験観察が行えるようになったのも理科支援員さんが準備や片

づけ、授業中に支援をしていただいているおかげです。実験を確実に行うことで、子どもたち

の学習に対する意欲や関心も向上していると思います。今後とも是非理科支援員の配置をお願

いします。

・ぜひ今後も、理科支援員の方に継続していらしていただきたいです。教師自身、大変勉強にな

り、準備・片付けの支援も大変助かり、深く感謝しています。実験時には、班をまわり、声を

かけ、指導したり、問いかけをすることで児童の考えを深めたりしてくださいました。器具の

取扱い方も教えていただき、児童の実験技能が高まりました。疑問をもったことについて、て

いねいに解説してくださり、理解が深まりました。普段なら、やらない実験も、手間をかけて

実験器具をつくって教師実験をしてくださり、理解が深まりました。水槽のそうじをしてくだ

さり、ミニ水族館をつくってくださり、他学年の児童も見て楽しんでいます。次の実験に必要

な物を、校内、校外から調達してくださり、普段はみれないような物まで見ることができ、児

童は、実験が楽しみとなりました。

(2)人材の確保・人材開発

・今回、学生の方、3名の配置でした。3人とも勉強熱心で、感心しましたし、自分もがんばらな

ければと刺激になりました。理科室の器具も整理され、掲示物も手づくりの明るいものになりま

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した。日ごろいそがしく、手をつけられずにいる理科室の環境づくりや教材の準備をしてくれた

ので大変たすかりました。

・理科支援員配置事業の意義・役割は、学校教育を進める上でとても大きな効力があると考えます。

配置に対してとてもありがたいと感じていますが、理科支援員自身の構えが問われる部分が大き

い。言われたこと以外しかこなさない理科支援員は学校にはふさわしくないと感じる。

・支援員が理科室の整備や学習内容に精通するまでは、かえって授業者の手がとられ、学習時間内

にも、子どもへの指示以外に支援内容を説明しなければならなかった。少人数学級には、もった

いない配置であった。

・実験・観察の際には、見守る目が多い方が安全の確保につながる。そういう意味では支援して頂

いたことはありがたかった。(子どもが気軽に尋ねられてよかった。)

・共同で教材研究や授業支援ができるシステムになると、問 8の(6)が有効である。(特に実験実

技、栽培関係)来てほしい時期にまとめて 1単元入ってもらうと、流れもわかり打ち合わせもし

やすい。

・学校のニーズに応じた支援員制度、支援員が気持ちよく働ける仕事内容になることを、切に望む。

・前の学校で、退職したベテランさんが配置されたけれども、それは若手教員にとっては負担だっ

たように思う。(すぐ主導権をとろうとする)若い学生さんが最適と思います。

・学校での経験のある方が支援員として来られた場合とそうでない場合の効果が大きく変わってし

まう。経験のない方の場合、一つ一つコーディネートしていく必要がありかえって時間と手間が

かかってしまう傾向にあるように思う。人材の確保と育成が課題になると考える。育成が現場ま

かせになると厳しいだろう。

(3)打合せ時間の確保

・1人の方が定期的に関わって頂けると、授業打ち合わせ、児童への対応などがより充実すると思

います。

・単元によって支援の効果が上がるものとあまり影響がない場合とがある。(又は学習活動)効果

を上げるためにもしっかり打ち合わせを行うべきなのだがなかなかその時間がとれないでいる。

・理科支援員の先生が事前実験をしてくれるので、安心して実験をさせることができる。週 2回し

か来校されなかったため、準備や打ち合わせが難しかった。毎日来ていただきたい。

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【参 考】

主な類似事業一覧

配置

人数

配置

学級数 予算額 事業対象 主な人材源 報酬

名称

事業概要等

1 人 1 学級 222,000 小学校3〜5

年生 教育大学

800

北海道 秩父別町

秩父別町学習支援員派遣事業

平成 24 年度〜

理科授業を対象とした支援事業となっており、理科においては実験の際に側面支援となる

ような役割を担う。賃金と交通費を支給し、交通においては町規定内とする。

1 人 4 学級 2,428,000 小学校5〜6

年生 教員免許所有者

8292(日

給)

北海道 新十津川町

小学校教科担任配置事業

平成 23 年度〜 ①町費単独による小学校 5・6 年生を対象とした理科授業の臨時教員の雇用。

②小中乗り入れ事業として中学校の理科教員が小学校における授業の実施

122 人 214 学級 2,142,000

小学校及び

中学校全学

地域人材 有

920

北海道 北広島市

北広島市授業補助員活用事業

平成 18 年度〜

全教科対象で授業補助員を配置し、きめ細やかな授業の実施をするために外部講師派

遣するという事業の中で地域住民からボランティアを募り、理科の授業において学習内容

の難易度が高くなり、理解度や定着率の個人差が広がりがちな小学 5 年生からの授業で

担任と協働による教材研究や教具の準備、実験や観察の準備と片付け等の支援をし、児

童の学力の向上を図る事業がある。報酬については時給 920 円を市費にて負担する。

5 4 0 小学校5~6

年生

社団法人日本技

術士会北海道支

部リージョナルス

テート研究会

北海道 寿都町

寿都町理科特別講師配置事業

平成 22 年度~

町内小学校 5・6 年生を対象に、科学の専門家を講師として招き、実験を交えた授業を実

施することで、より理科に対する理解や興味関心を深めることを目的とする。

・5 年生:流れる水の働き(水の働き、雨の降り出し方と水量、流速の関係)

・6 年生:大地のつくりと変化(地盤の液状化をエッキーで再現しよう)

3 7 校

45 学級不明

小学校5・6

年生 地域人材

5800

宮城県 富谷町

富谷町理科支援員派遣事業

平成 23 年度~

理科支援員配置事業と同一形態

1 校に付き、年 24 回配置。他事業と含めて実施され、予算化されている。交通費は実費に

対する支払い。

2 2 校

16 学級977000

小学校5~6

年生 地域人材

7140(1時

間)

宮城県 多賀城市

小学校理科支援事業

平成 23 年度~

理科支援員配置事業と同一形態。旅費支給、社会保険加入。

3 30 4313000 小学校3〜6

年生 地域人材

5400

秋田県 男鹿市

地域の特色を生かした理科教育

等支援事業

平成 24 年度〜

地域の自然遺産であるジオパークに因んだ教育プログラムを構成するための授業や校外

学習について、各学校を巡回するなどにより支援する。

理科教育支援員を市内小学校の理科授業等に活用することにより、授業にいける観察・

実験活動の充実と理科教育環境整備の充実を図る。

1 11 940764 小学校3~6

年生 地域人材 7127

秋田県 にかほ市

にかほ市理科学習の支援業務

平成 23 年度~

にかほ市教育研究所に非常勤講師を配置し、小学校3年から6年の理科学習において、

実験準備及び動植物採集、TTとしての授業支援を行わせるもの。小学校7校のうち、理

科専科による教科担任制を実施している学校を除く4校において実施している。

不明 不明 不明

日立市内前

小学校(25

校)

地域人材 不明

茨城県 日立市

理科室のおじさん

平成 21 年度~

ボランティアグループ(日立理科クラブ)員が週 2 日程度小学校の理科室に 6 時間在室し

理科室の整理、授業支援活動を行う。理科室に授業実施時間中常駐する。

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70

配置

人数

配置

学級数 予算額 事業対象 主な人材源 報酬

名称

事業概要等

10 64 11000000小学校3~6

年生 地域人材

時給100

0円

栃木県 大田原市

大田原市理科支援員配置事業

平成 24 年度~

地域住民から、企業の研究開発などに勤務経験のあるような人材を公募し、主に、小学

校 3~6 年生の理科の授業において、観察・実験活動の支援を行わせている。他に、科学

イベントの紹介、日食・月食・流星群などタイムリーな話題についての情報発信など、理料

に関する児童の興味・関心を高める活動をしている。勤務報酬は、時給 1,OOO 円(1 日 5

~6 時問、年間 200 日程度)で、交通費は自宅から勤務校までの距離に応じて月額支給。

社会保険は未加入。

137

(小 82

中 51

高 4)

137

小 45

中 28

高 2

3192105 小・中・高校

退職教員

(人材の主体は、

栃木県連合退職

校長会会員)

400

栃木県

スクールエキスパート活用事業

平成 23 年度〜

退職校長を中心とした教員 OB(スクールエキスパート)を公立小・中学校及び県立高等学

校に派遣し、スクールエキスパートが有する豊富な知識や経験を活かして、各学校の

様々な教育活動への支援を行い、児童生徒一人一人の学習基盤の整備を図り、確かな

学力の育成に資することを趣旨として平成 23 年度より実施している。本年度は小・中・高

校合わせて 137 人のスクールエキスパートが 75 校に派遣されているが、そのうち小学校 5

校に 5 名が計 53 回、中学校に 5 校に 5 名が計 115 回、理科に関わる支援を計画してい

る。支援内容としては、観察実験等の授業支援、地層や植物等の野外観察時の講師等の

ほか、中学校第 3 学年生徒への補習授業の補助等も実施している。事業の実施について

は、栃木県と栃木県連合退職校長会が委託契約を結び、スクールエキスパート活用委託

要項及び事業実施計画書に基づき実施している。

18 33 600000

要望のある

公立小中学

校・学年

地域人材 無

埼玉県 狭山市

学校支援ボランティアセンター事

平成 22 年度〜

狭山市では H19 年 4 月に、SSVC(狭山市学校支援ボランティアセンター)を設立し、学校

からの依頼に応じて人材を派遣する学校支援事業を行っている。

平成 22 年度から実施。SSVC に対して理科支援要請があった小学校全校(15 校)に対し

て支援し、現在は、主に 5 年生、6 年生の実験・観察の支援をしている。支援員への報酬

はなく完全ボランティアだが、市では、SSVC への委託事業費として 600,000 円が予算化さ

れている。

2 2 校

6 学級 253800

小学校1〜6

年生 退職教員

時 900

日 2700

埼玉県 東秩父村

理科等支援員

平成 24 年度〜 東西小学校の児童の野外観察等生活科や 5,6 年の理科の観察、実験等の支援に活用。

学校により活用学年や内容が異なる。

2 11 396000 小学校5~6

年生中心 地域人材

4000

埼玉県 寄居町

小学校理科支援事業

平成 22 年度~

地域住民から小学校免許状、中学校理科免許を取得者で理科に関する知識や技能を有

している方を募り、小学校 5~6 年生中心の理科の授業において、観察・実験活動の支援

を行わせるもの。謝金等の実費を町費にて負担する。

4 58 1193000 小学校3~6

年生 地域人材

3180

埼玉県 白岡市

小学校理科支援員等配置事業

平成 23 年度~

理科が得意な地域人材を理科授業に活用し、先端科学に関る実験等の演示・体験活動

の補助を行うことにより、理科教育の活性化及び一層の充実を図るもの。賃金等の実費

を市費にて負担する。

1 23 800000 小学校3〜6

年生 不明

5000

千葉県 我孫子市

理数教育支援事業

理数教育サポーター

平成 24 年度〜

平成 23 年度まで、緊急雇用対策で行っていた事業を、市で大規模校のみ事業継続をし

た。報酬が時給 1,000 円(月 80H10 ヶ月)、交通費を市費にて負担する。

11 125 7826550 中学校1~3

年生 地域人材

8225(日)

千葉県 野田市

理科指導助手派遣事業

平成 20 年度~

市報等で求人を募り、市内全 11 中学校の理科の授業において、実験・観察の支援、実験

器具の準備発展的な授業「特別授業」の実施、外部人材が行う「わくわく理科授業」のコー

ディネートを行うもの。賃金、期末手当、交通費を市費で負担。

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71

配置

人数

配置

学級数 予算額 事業対象 主な人材源 報酬

名称

事業概要等

6 70 程度 14273000小学校3~6

年生 浦安市独自雇用

10513(日)

千葉県 浦安市

理科支援ティーチャー配置事業

平成 22 年度~

子どもたちの理科離れの解消や学力向上のため、理科の観察や実験などの学習のサボ

ートする「理科支援ティーチャー」を配置し、理科事業の充実と活性化を図る。非常勤の一

般職職員として、雇用している。3 年から 6 年の理科の学級補助及び実験、観察の準備、

片付け等を行う。資格としては、中学校理科免許または、小学校免許所持としている。

3 12 19762000小学校3~6

年生

中学校に配置し

ている理科教育

支援員

5840(日)

千葉県 柏市

柏市理科教育支援員事業

昭和 63 年度~

本事業は、柏市で独自に「中学校理科の教員免許状を取得している人」を採用し、中学校

の「理科実験助手」として、市内全中学校に配したことからスタートしている。現在は「理科

教育支援員」と名称を変更し、小学校にも3名(中学校と兼務)配置している。その3名は、

週 3 回中学校、週 1 回小学校に勤務している。なお、1 日の勤務は 4 時間である。

39 不確定 0

小学校3〜6

年生

中学校1〜3

年生

大学生 有

千葉県 習志野市

大学連携(学生ボランティア)

平成 21 年度〜

千葉工業大学、東邦大学、秀明大学(以上 3 校は習志野市と提携)の学生にボランティア

を募り、小中学校の授業支援を行う。理科が多いが、限定せず、配置校の実態の応じて

授業支援を行う。(連携大学以外の学生の参加もある。)

34 34 2720000 小学校5〜6

年生 退職教員等

4000

東京都 千代田区

きめ細かな指導の推進(理科支援

員配置)

平成 22 年度〜

1 学級 60 時間で配置を計画し、JST の理科支援員配置事業の補完として実施している。

68 297 4752000 小学校3〜6

年生 地域人材

16000(日)

東京都 大田区

大田区おもしろ理科教室

平成 19 年度〜

小学校 5~6 年生において、おおた理科博士(特別講師)による授業は 1 回 2 時間を基本

として、全学級の 297 学級にて実施している。1 時間あたりの単価は、8000 円。予算

4,752,000 円。

80 457 41560000小学校5~6

年生 地域人材

1250 円

(時)

横浜市 横浜市

横浜市理科支援員配置事業

平成 23 年度~

・報酬単価については交通費を含んだ金額です。

・一般公募による応募者に対して面接を実施し、採用を決めている。

・小学校 5,6 年生の理科の授業において、観察・実験活動の支援を行わせるもの。

・報酬と交通費を横浜市で負担をする。

10 9 376000 小学校4~6

年生

企業・大学の現

役・OB技術者研

究者

1000/回

相模原市 相模原市

理科実験支援事業

平成 22 年度~

主に小学校 4 年生から 6 年生を対象に実験・ものづくりを通して理科の面白さを体験させ

る。理科の出前授業を提供するものである。なお、本事業は、公共的課題を市民と市が互

いに持つ資源を結集し、協働することによって、効果的に解決するひとつの仕組みとして

設けられた「協働事業提供制度」で事業化されたものである。

25 42 4725000 小学5年生 地域人材 有

1000(時)

石川県 小松市

小松市理科支援員配置事業

平成 23 年度~

地域住民から支援員を募集し、小学校 5 年生の理科の授業において、観察・実験の支援

を行う。

2 4 300000 小学校5、6

年生 退職教員

1500(時)

石川県 川北町

理科支援員派遣事業

平成 24 年度〜

県が理科支援員を配置できなかった学校に町独自で退職教員から支援員を募集し、小学

校 5、6 年生の理科の授業において、観察・実験の支援を行う。

1 8 330000 小学校5、6

年生 地域人材

1000(日)

静岡県 函南町

教育支援活動

県費事業である理科支援員配置事業で配置された支援員を、町費で雇い、県費配置時

数で足りない時間を補う。

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72

平成 24 年度〜

配置

人数

配置

学級数 予算額 事業対象 主な人材源 報酬

名称

事業概要等

1 3 0 小学校4〜6

年生 地域人材 無

静岡県 函南町

教育支援活動

平成 23 年度〜

地域住民からボランティアの申し出により、毎週火・木曜日 2 時間ずつ小学校 4・5・6 年生

の授業に入り、実験観察等の支援を行っている。

3 55 5096000 小学校3〜6

年生 地域人材

7000

静岡県 長泉町

小学校理科支援事業

平成 20 年度〜

理科教育の活性化と充実を図るため、小学校 3~6 年生の理科の授業において、観察・実

験活動の支援を行わせるもの。町内各小学校に一人ずつ配置する。1 日 7 時間勤務。勤

務日数は年間 202 日以内。職務としては校長の指示監督の下、以下の職務を行う。

①観察実験等の準備及び片付けに関すること。/②教材開発及び教材の作成に関する

こと。/③理科授業での担任の補助に関すること。/④その他、校長から指示された教育

に関すること。

2 47 1476000 小学校3〜6

年生 地域人材

6000

静岡県 牧之原市

理科支援員配置事業

平成 24 年度〜

地域住民の中から人材を確保し、小学校 3 年~6 年生の理科の授業において、観察・実

験の支援や理科室の整備等を行わせるもの。日当に交通費も含める。

5 39 4100000 小学校3〜6

年生 緊急雇用による

4000

静岡県 磐田市

磐田市特色ある学校づくり推進事

平成 23 年度〜

地域人材から募集し、小学校 3~6 年生の理科の授業において、観察・実験活動の支援

や理科室整備を行わせるもの。報酬・交通費を市費にて負担する。

1 4 400000 小学校5、6

年生 退職教員

6000 程度

愛知県 稲沢市

稲沢市理科支援員配置事業

平成 23 年度〜

退職教員に支援員をお願いし、小学校5~6年生の理科の授業において、観察・実験活動

の支援を行わせるもの。報償費・交通費等の実費を市費にて負担する。

19 112 41724000

小学校5、6

年生

中学校1〜3

年生

教員免許所持者

による公募

12000

愛知県 犬山市

犬山市立小中学校非常勤講師

平成 14 年度〜 理科の授業における少人数指導、TT 授業の充実のために実施している市費非常勤講師

の採用。

176 人の

うち 8 人 8 88704000 全小中学校 地域人材

1000

愛知県 岡崎市

教員補助者活用事業

平成 21 年度〜

教員補助者活用事業は、担任補助、障害児対応、理科授業補助、図書館支援を主な目

的として、それぞれの学校が目的とする教員補助者を与えられた配置人数の中で希望す

る。教員補助者活用事業は、平成 14 年度より実施しており、人材活用目的に理科授業補

助者が加わったのは、平成 21 年度より。平成 24 年度では、8 校が理科授業補助者を希

望し、希望した 8 校すべてに配置した。

1 6 6000 小学校5年生「和泉めだかネッ

トワーク」

3000(時)

大阪府 泉大津市

学校支援社会人等指導者活用事

平成 17 年度〜

「和泉めだかネットワーク」に依頼し、小学校 5 年生対象に、理科「生き物のからだのしく

み」の単元において、めだか観察の支援をしていただき、講師派遣料を「学校支援地域本

部事業」を活用し、1/3 市費負担で支出する。

9 75 1000000

小学校5、6

年生

中学生

地域人材 有

1000(時)

大阪府 大阪狭山市

学力向上推進事業

平成 23 年度~

大学(院)生や退職教員等の有用な外部人材を、理科支援員として小中学校の理科の授

業に配置し活用することで、理科の授業における観察・実験の充実及び教員の資質向上

を図る。

57 324 7126000 小中学校 地域人材 無 大阪府 箕面市

学力向上サポート事業

平成 23 年度〜

学力向上のため、子どもたちの学力・学習状況を把握するとともに、全校を対象として大

学生等の学力向上ボランティアを派遣し個に応じたきめ細やかな指導を実現するなど、学

校の教育課程の実施の支援を行う。学力向上ボランティアとして理科実験にかかる助手

を派遣している学校があり、理科実験の授業準備や授業補助の支援を行っている。学力

向上ボランティアには、謝礼として 1 時間につき 700 円を支払っている。

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73

配置

人数

配置

学級数 予算額 事業対象 主な人材源 報酬

名称

事業概要等

229 不明 56505000

小学校1〜6

年生

中学校1〜3

年生

地域人材 有

1000(時)

大阪府 東大阪市

学力向上対策学校支援事業

平成 20 年度〜 地域住民からボランティアを募り、市立小学校、中学校で放課後学習、長期休業中学習

補充支援、ティームティーチング支援などを行うもの。交通費の支給はなし。

37 250 12664880小学校5~6

年生 地域人材

1000 円

(時)

兵庫県 西宮市

西宮市理科支援員配置事業

平成 23 年度~

地域の人材から支援員(有償ボランティア)を募り、小学校 5~6 年生の理科の授業におい

て、観察・実験活動の支援を行わせるもの。交通費等の実費を市費にて負担する。

4 23 1100000 小学校5〜6

年生

学生・退職教員等

の外部人材

1100(時)

兵庫県 芦屋市

小学校理科教育推進事業

平成 24 年度〜

学生・退職教員等の外部人材を、小学校 5・6 年生の理科授業において、教員の指導のも

と、観察・実験等の支援を行わせるもの。交通費込みの報償費を市費にて負担する。4項

に1人ずつ配置。

14 64 2377000 小学校5~6

年生 地域人材

1000 円

(時)

兵庫県 三田市

三田市理科推進員配置事業

平成 23 年度~

地域住民から理科推進員を募り、小学校 5~6 年生の理科授業における、観察・実験活動

等における教員の支援や、実験等の演示・体験活動の補助を行う。学級毎に30時間配置

し、1 時間あたり 1,000 円及び交通費等の実費を市費にて負担する。

希望数 希望校

(20 回)約 72 万

小学校5~6

年生

①高校生の交流

事業/②県立大

学の職員/③市

児童科学技術館

職員

有(県立大

の教員の

み県報償

費基準に

準ずる)

兵庫県 たつの市

サイエンスリーダー育成事業

平成 24 年度~

①市内高校生(2 校)が小学校に出向き、出前授業を実施(経費は、消耗品のみ)/②県

立大学の教員がそれぞれの得意分野で出前特別授業(報償費は、県費基準に準ずる。

交通費なし)/③市児童科学技術館職員による出前授業(経費は、消耗品のみ)/④地

域の高校教員による小学校教員対象の実験実技講習会の実施(経費は、消耗品のみ)。

/H17 から行ってきた「理科大好き実験教室事業」を拡充し、H24 から「サイエンスリーダ

ー育成事業」としてスタートする。

2 6 160000 小学校3〜6

年生 地域人材

1000 円

(時)

兵庫県 朝来市

朝来夢応援事業

平成 23 年度~ 理科の授業に専門の講師を招へいし、観察、実験活動における教師の支援や実験等の

演示、体験活動を行っている。講師謝金、交通費等を市費負担。

18 18 567000 小学校6年生教育委員会非常

勤講師

0

兵庫県 篠山市教育委員会

脊椎動物化石保護・活用事業

平成 22 年度~

篠山層群という地域資源を活かした校外学習プログラムを作成し、地層の見学及び化石

発掘体験等を小学校の授業の中で実施できるよう、バスの借上げを行い講師を派遣する

などの支援を行う。

30 69 0 小学校3~6

年生

大学(院)生、退

職教員、または地

域人材

山口県 山口県

山口県理科ボランティア事業

平成 22 年度~

大学(院)生、退職教員又は地域住民からボランティアを募り、小学校 3~6 年生の理科の

観察・実験等体験的な学習において、教員の支援を行うことにより、理科の授業の充実・

活性化を図る。交通費は自己負担とする。活動保険を県教委にて費用負担する。

3 17 5565000 小学校5~6

年生 地域人材

2650 円/

時間

高知県 香南市

小学校専科非常勤講師配置事業

平成 22 年度~

地域住民から小学校もしくは中学校理科の教員免許所有者を募り、非常勤講師として小

学校 5,6 年生を中心とした理科の授業を行う。交通費等は負担していない。週 20 時間勤

務で 1 名は単独校配置であり、2 名は 2 校を兼務配置している。

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配置

人数

配置

学級数 予算額 事業対象 主な人材源 報酬

名称

事業概要等

1 3 210000 小学校4〜6

年生 地域人材

3000 円/3

時間

高知県 安田町

理科支援員配置事業

平成 23 年度~ 地域住民に依頼し、小学校 4,5,6 年生の理科の授業において、観察・実験活動の支援を

行うもの。交通費を含めた報酬を町費にて負担している。

3 23 1699000 小学校3~6

年生 退職教員

7800(日)熊本県 八代市

八代市理科支援員配置事業

平成 22 年度~

理科専科の退職教員 3 名を理科支援員に委嘱する。理科支援員は、一人 1 校を担当し、

1 校につき 64 日(1 日 6 時間)勤務し、観察・実験活動の支援等を行う。配当学年(学級)

は、学校規模等、学校の実態に応じて校長が決める。また、派遣要請のあった学校(15

校)へ理科支援員を派遣する。なお、本年度より、理科支援員が講師となり、市内すべて

の小学校の理科専科(もしくは理科担当)を対象に、教科指導研修会を夏季休業中に半

日実施する。

1 4 484000 小学校5〜6

年生 退職教員

4400(日)

熊本県 上天草市

上天草市理科支援員配置事業

平成 23 年度〜

JST が実施している理科支援員配置事業を拡充した形で、理科の授業において、観察・

実験活動等の支援の回数を増やしている。H23 年度から、JST の理科支援員配置事業を

実施。

1 5 1920000 小学校5〜中

学校3年 退職教員(校長)

8000(日)

熊本県 産山市

学校教育指導に関する事業

平成 22 年度〜

学校指導主事として、学校における教育課程、学習指導他、学校教育に関する専門的事

項について指導を行っており、特に理科について小学校 5 年~中学 3 年の理科の授業支

援や研究授業のサポートを行っている。

2 8 1508000

原則として小

学校5~6年

退職教員 有

5000(日)

鹿児島県 さつま町

理科支援員等実践研究事業

平成 23 年度~

平成22年度まで実施していた理科支援員等実戦研究事業を町単独事業として継続し、複

式学級の 5~6 年生を中心に理科の授業において、観察・実験活動の支援を行わせるも

の。報酬(交通費含む)、保険料等を町費にて負担している。

・配置学級数は、5・6 年複式学級の 8 学校(8 校)/・1 校年間 35 日配置

3 15 675000

小学校にお

いて理数の

定着に課題

のある学年

退職教員 有

4500(日)鹿児島県 姶良市

理数定着支援配置事業

平成 24 年度〜

平成 23 年度まで JST の理科支援員配置事業を活用していたが、新規で対象となる学校

がなくなったため、町単独事業として類似の事業を立ち上げた。

具体的には、理科、数学の学力の定着に課題のある生徒を個別に分析し、単にその情報

を提供するとともに、課題が改善されたかどうかについても分析評価する。また、特に個

別の支援が必要な児童には学習の支援を行う。

・3 校 15 学級に配置/・1 校あたり年間 50 回配置

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参考資料

理科の授業について質問します。 それぞれの質問について、あなたに当てはまる記号、またはあ

なたの考えに一番近い記号を選んで○印をつけてください。

問1 あなたは何年生ですか? ア、5年生(問3に進む) イ、6 年生(問2に進む)

問2 6 年生と回答した方にお聞きします。5 年生の時も理科支援員の方が来ていましたか?

ア、来ていた イ、来ていなかった

問3 あなたは理科支援員の方が来られる前は、理科の授業をお

もしろいと思っていましたか? ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

問4 これからの質問は、理科支援員の方が来られてからのことについてお聞きします。

A.理科支援員さんが来る前と比べて、実験・観察の授業のようすは何か変わりましたか。次の(1)~(4)について、ア~エの中から一つ選んで○印をつけてください。

(1)実験や観察が時間内に終わるようになった。

ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない (2)自分や自分たちで実験することが、多くなった。

ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない (3)結果を予想しながら実験するようになった。

ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない (4)結果について自分たちの班で話し合う時間が多くなった

ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

B.理科支援員さんが来る前と比べて、あなたの理科に対する気

【H24 理科支援員に関する調査票】《児童用》

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持ちや考えはどうなりましたか。次の(1)~(5)について、ア~エの中から一つ選んで○印をつけてください。

(1) 理科の授業がおもしろいと思うようになりましたか? ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

(2) 理科の授業がわかるようになりましたか? ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

(3) 観察・実験をしたいと思うようになりましたか? ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

(4) 理科に関することを学習してみようと思うようになりま したか? ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

(5) 理科を勉強すれば、あなたのふだんの生活や社会に出て 役立つと思いますか? ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

理科支援員の方が来られてからの理科の授業で、何か感じたことや、変わったことがあれば書いてください。

これで終わりです。

ありがとうございました。

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理科支援員が配置されたことに関してお聞きします。 それぞれの質問で、あなたの学級に該当するもの、または最

も近い項目に☑を付けてください。また、記述する項目には必要事項を記入願います。

問1 何年生を担任していますか?※

□5年 □6年

※複数学年の担任をしている場合は、理科支援員に関するアンケートに回答した学 級の学年を選択

問2 担任する児童は何人ですか?※

□ 1~10人 □11~20人 □21~30人 □31~40人 □41人以上

※複数学級の担任をしている場合は、理科支援員に関するアンケートに回答した学 級の平均を選択

問3 あなたの学級に配置されている理科支援員は何人です

か? ( )人

※複数学級を担任している場合は理科支援員に関するアンケートに回答した学級

の最大の配置人数を回答

問4 これまでに理科支援員を活用した事がありますか? (現在担任している学級に関わらず、昨年度までの活用実績

を踏まえて回答) □はい □いいえ

問5 あなたの学級に配置されている理科支援員の種別等を、

以下の中から選んでください(複数名配置されている場合は該当する項目すべてに☑)。

理科支援員 (1)種別

□ 大学教員(講師を含む)、研究者、学芸員等 □ 退職教員 □ 非常勤講師 □ 学部生 □ 大学院生 □ 高等専門学校生

【H24 理科支援員に関する調査票】

《教員用》

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□ 企業関係者(退職者を含む) □ 地域人材(主婦等)

(2)理科支援員の活動内容 □ 理科の授業(観察・実験等)の支援 □ 観察・実験等の準備・後片付け □ 理科(準備)室等の環境整備 □ 観察・実験等の計画立案の支援 □ 教材開発の支援 □ 観察・実験方法及び理科授業の進め方等の提案・助言 □ その他( )

これからの質問は、理科支援員が来られてからの変化につい

てお聞きします。(各項目について、ア~エの中から一つ選んでください。)

問6 理科支援員の配置による児童の変化

(1)理科への興味・関心を高めた ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

(2)理科の授業への学習意欲を高めた ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

(3)理科の学習内容の理解を深めた ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

(4)その他( ) 問7 観察・実験に係る変化

(1)以前よりも事前の準備をして観察・実験を行うようになった ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

※上記質問にア、又はイ、を付けた方は、この1年間で、実際にどの程度準

備をするようになりましたか。

[配置前]

□毎回 □学習計画の節目(次)ごと □単元導入時のみ □ほとんどしていない

[配置現在]

□毎回 □学習計画の節目(次)ごと □単元導入時のみ

(2)観察・実験を行う回数が増えた

ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

※上記質問にア、又はイ、と回答した方は、この1年間で、実際にどの程度

観察・実験回数が増えましたか?

□1~3回 □4~6回 □7~9回 □10回以上

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(3)児童へきめ細かな指導ができるようになった ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

(4)観察・実験の安全性が高まった ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

(5)理科(準備)室や実験用具等が整理され使いやすくなった ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

(6)計画的に授業が行えるようになった ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

(7)その他( )

問8 理科指導に係る変化 (1)児童の理科への興味や関心を高めるため、科学に

関する話題を取り上げた理科の授業をするようになった ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

(2)児童の疑問や問題意識を考えて授業を展開するようになった ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

(3)児童の多様な考えなどを取り入れた理科の授業をするようにな った

ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

(4)理科(授業)への興味・関心が高まった ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

(5)教材作成能力が高まった ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

(6)実験についての知識・技術について、理科支援員から指導、アドバイス等を受けた。

ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

(7)実験についての知識・技術について、理科支援員に対し指導、 アドバイス等を行った。

ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

(8)観察・実験の技術が向上した ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

(9)その他( )

問9 理科支援員の配置について、当初計画していた目的を達成することができましたか?最もよく当てはまるものを1つ選んで下さい。

□ 達成した □ おおむね達成した □ 一部達成できなかった □ 達成できなかった

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問10 理科支援員の配置、児童の変化等に関して、ご意見・ご要望等がありましたら記入して下さい。

以上でアンケートは終わりです。 ご協力ありがとうございました。

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81

( 教育委員会) 理科支援員配置事業の実施に関してお聞きします。 それぞれの質問で、貴教育委員会の実施内容に最も近い項目に

☑を付けてください。また、記述する項目には必要事項を記入願います。

問 1 貴教育委員会が行った研修内容を以下の選択肢から全て 選んでください。

□ 観察・実験における安全について □ 実験器具の操作方法について □ 児童への指導方法について □ 教育現場での心構えについて □ 理科支援員同士の情報交換 □ 理科支援員が配置される学校の教員等に対する研修 □ その他( )

問 2 貴教育委員会による研修時間(支援員 1 人当たり平均) は何時間ですか? ( )時間(年間延べ)

問 3 貴教育委員会以外で行った研修について、あてはまる選

択肢を以下の選択肢からすべて選んでください。 □ 行っていない □ 市区町村(政令指定都市を除く)教育委員会が研修を行った □ 理科支援員配置先の小学校が研修を行った □ その他( )

問4 問3で市区町村教育委員会または小学校が研修を実施し

たと回答した教育委員会にお聞きします。 どこが主体となって研修内容に関する資料を作成しまし

たか?あてはまる内容を以下の選択肢からすべて選んでください。 □ 都道府県・政令指定都市教育委員会 □ 市区町村教育委員会(政令指定都市を除く) □ 理科支援員配置先の小学校 □ その他( )

【H24 理科支援員に関する調査票】 《教育委員会用》

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問5 域内に、独自に予算を措置して本事業に類似した事業(※)

を実施している市町村等(都道府県が直接実施する場合も含む)がありますか?

□ あり □ なし

※「類似した事業」とは、「小学校理科の授業において、観察・実験活動の支援

を行う外部人材等を配置する事業」を指す。(有償・無償の別は問わない) →上記質問に「あり」と回答した場合は、別紙様式に該当事業の概要

等を記載してください。

問6 本事業について当初計画していた目的を達成することができましたか?最もよく当てはまるものを1つ選んで下さい。 □ 達成した □ おおむね達成した □ 一部達成できなかった □ 達成できなかった

問7 理科支援員配置事業について、ご意見、ご要望等が ありましたら記入してください。

以上でアンケートは終わりです。 ご協力ありがとうございました。

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83

理科支援員が配置されたことに関してお聞きします。 それぞれの質問で、貴校に該当するもの、または最も近い項

目に☑を付け、記述する項目には必要事項を記入願います。 問1 貴校についてお尋ねします。 学級数・児童数を記入願います。

5年生 ( )学級、( )人 6年生 ( )学級、( )人

問2 貴校に理科支援員が配置されて何年目ですか?

( )年目 問3 理科支援員についてお尋ねします。 学校全体で、配置人数、配置学級数を学年毎に記入願い

ます(両方の学年に配置している支援員は、両方に加えて下さい)。 ○5年生

配置人数 ( )人 配置学級数 ( )学級

○6年生 配置人数 ( )人 配置学級数 ( )学級

問4 以下の質問について、次に挙げるア~エの中から最も

近いものを選んで【 】に記入して下さい。

○(教員が)児童の理科への興味や関心を高めるため、科学 に関する話題を取り上げるようになった 【 】 ○(教員が)児童の多様な考えなどを取り入れた理科の授業を するようになった。 【 】 ○教 員 の 理 科 ( 授 業 ) へ の 興 味 ・ 関 心 を 高 め た 【 】 ○教員の教材作成能力を高めた 【 】 ○教員の観察・実験技術を向上させた 【 】 ○5・6年生の理科への興味・関心が高まった 【 】 ○その他(上記以外の教員や児童の変化について回答)

ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

【H24 理科支援員に関する調査票】 《校長用》

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問5 理科支援員の配置を決めたきっかけは何ですか? □教育委員会の HPやパンフレット等を見て

□他校の評判を聞いて □新聞や雑誌の記事を見て

□昨年度、理科支援員を配置したことがあり有効であったため □科学技術振興機構(JST)の HP やパンフレット等を見て

□保護者や教員など関係者の要望が多かったため □その他( )

問6 以下の質問について、次に挙げるア~エの中から最も近

いものを選んで【 】に記入して下さい。

理科支援員を配置したことにより、

○理科支援員以外を含めた外部人材を受け入れる体制が整った 【 】

○外部人材に対する教員の意識に変化がみられた 【 】 ○地域との交流が促進された 【 】

問7 理科支援員の配置について、当初計画していた目的を達

成することができましたか?最もよく当てはまるものを1つ選んで下さい。 □ 達成した □ おおむね達成した □ 一部達成できなかった □ 達成できなかった

問8 理科支援員の配置や教員、児童の変化、その他理科支援

員等配置事業に関して、ご意見、ご要望等がありましたら、記入して下さい。

以上でアンケートは終わりです。 ご協力ありがとうございました。

ア、そう思う イ、少しそう思う ウ、あまり思わない エ、思わない

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理科支援員の活動内容についてお聞きします。 それぞれの質問について、あなたの活動内容に最も近い項目を選んで☑を

付け、該当する項目に必要事項をご記入願います。 問1 あなたの職種等についてお尋ねします。該当するものを1つお選び下

さい。 □大学教員(講師を含む)、研究者、学芸員等 □退職教員 □非常勤講師 □学部生 □大学院生 □高等専門学校生 □企業関係者(退職者を含む) □地域人材(主婦等)

問2 あなたの最終学歴についてお尋ねします。該当するものを1つお選び下さい。(学生の場合は、現段階のもの)

□大学院博士課程 □大学院修士課程 □大学(学部) □高等専門学校、短期大学 □専門学校 □高等学校 □中学校 □その他( )

問3 あなたの最終学歴における専門・専攻分野についてお尋ねします。該当するものを1つお選び下さい。

□理学系 □工学系 □生物・医学系 □教育系 □人文・社会系 □その他( )

問4 あなたは将来教職に就くことを希望していますか? □はい □いいえ

問5 あなたは何歳ですか? □10代 □20代 □30代 □40代 □50代 □60代 □70代以上

問6 理科支援員としての活動は何年目ですか? ( )年目

《理科支援員用》【H24 理科支援員に関する調査票】

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問7 配置された学校でどのような活動をしていますか?該当するものをすべてお選び下さい。

□理科の授業(観察・実験)の支援 □観察・実験等の準備・後片付け □理科(準備)室等の環境整備 □観察・実験等の計画立案の支援 □教材開発の支援 □観察・実験方法等及び理科授業の進め方等の提案・助言 □その他( )

問8 今年度、理科支援員として学校で活動した時間は何時間ですか? (3月末までの予定を含めて回答してください)

活動時間 ( )時間

問9 今年度理科支援員として学校で活動した期間は何ヶ月ですか? (3月末までの予定を含めて回答してください)

活動(予定)期間 ( )ヶ月

問10 今年度理科支援員として何学級担当しましたか? 担当学級数 ( )学級

問11 なぜ理科支援員として活動しようと思いましたか?該当するもの

をすべてお選び下さい。 □理科教育に貢献できる □学校・地域に貢献できる □自分の知識・経験を生かせる □理科教育に興味がある □教職への就職を希望している □自己研鑽 □経歴として評価される □アルバイトとして興味があった □収入を得る □教育委員会や学校からの依頼や紹介があった □所属組織からの依頼や紹介があった □その他( )

問12 ご意見、ご要望等がありましたら、記入して下さい。

以上でアンケートは終わりです。

ご協力ありがとうございました。

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別紙

様式

〔都

道府

県・指

定都

市名

: 〕

実施

主体

事業

名開

始年

度配

置人

数(H

23)

配置

学級

数(H

23)

予算

額(H

23)

○○

市○

○市

○○

事業

H22

50

100

1,0

00,0

00

有or無

報酬

単価

(日額

)

小学

校3~

6年

生地

域人

材無

実施

主体

事業

名開

始年

度配

置人

数(H

23)

配置

学級

数(H

23)

予算

額(H

23)

有or無

報酬

単価

(日額

)

実施

主体

事業

名開

始年

度配

置人

数(H

23)

配置

学級

数(H

23)

予算

額(H

23)

有or無

報酬

単価

(日額

)

実施

主体

事業

名開

始年

度配

置人

数(H

23)

配置

学級

数(H

23)

予算

額(H

23)

有or無

報酬

単価

(日額

)

実施

主体

事業

名開

始年

度配

置人

数(H

23)

配置

学級

数(H

23)

予算

額(H

23)

有or無

報酬

単価

(日額

)

※該

当事

業が

多数

ある

場合

は、

適宜

、上

記様

式を

コピ

ーし

て記

載願

いま

す。

報酬

の有

無【そ

の他

特記

事項

事業

対象

主な

支援

員人

材源

報酬

の有

事業

概要

事業

概要

【そ

の他

特記

事項

報酬

の有

無【そ

の他

特記

事項

事業

対象

主な

支援

員人

材源

主な

支援

員人

材源

事業

対象

報酬

の有

無【そ

の他

特記

事項

※「

類似

した

事業

」と

は、

「小

学校

理科

の授

業に

おい

て、

観察

・実

験活

動の

支援

を行

う外

部人

材等

を配

置す

る事

業を

指す

。(

有償

・無

償の

別は

問わ

ない

都道

府県

・市

町村

教育

委員

会等

が単

独で

実施

して

いる

理科

支援

員配

置事

業の

類似

事業

(※

)一

事業

概要

事業

対象

主な

支援

員人

材源

事業

概要

等地

域住

民か

らボ

ラン

ティ

アを

募り

、小

学校

3~6年

生の

理科

の授

業に

おい

て、

観察

・実

験活

動の

支援

を行

わせ

るも

の。

交通

費等

の実

費を

市費

にて

負担

する

事業

概要

事業

対象

主な

支援

員人

材源

報酬

の有

無【そ

の他

特記

事項

例 4321

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平成 24 年度理科支援員配置事業 事業成果アンケート調査

実施要項

1. 調査の目的

理科支援員配置事業の成果検証及び課題把握を目的とする。

2. 調査対象

平成24年度に理科支援員が配置された学級の児童、教員、校長、理科支援員及び教育委員会の

担当者を調査対象とする。なお、調査対象校は JST が無作為抽出により決定し、調査対象学級は

調査対象校が無作為抽出により決定する。

2.1 理科支援員に関するアンケート調査

(1)児童 調査対象学級の全児童

(2)教員 調査対象学級の担任教員若しくは理科担当教員 1名

(3)校長 調査対象校の校長

(4)理科支援員 調査対象学級に配置された理科支援員1名

2.2 教育委員会に対するアンケート調査

平成24年度に理科支援員が配置された 62 の都道府県・指定都市教育委員会全てにおける本事

業担当者(各1名、指導主事又はコーディネーター)。

3. 調査の時期

調査票配布以降、平成24年12月末までに実施する。

4. 調査票の送付

4.1 理科支援員に関する調査票

JST指定調査機関から、調査対象校に直接送付する。

4.2 教育委員会に対する調査票

JST指定調査機関から、都道府県・指定都市教育委員会に直接送付する。

5. 調査票の返送

5.1 理科支援員に関する調査票

調査対象校より、JST指定調査機関に着払いにて返送する。

5.2 教育委員会に対する調査票

都道府県・指定都市教育委員会より、JST指定調査機関に着払いにて返送する。

5.3 調査票の返送期限 【平成24年12月25日(火)必着】

6. 指定調査機関

株式会社 博秀工芸 東京都文京区湯島 3-19-5 電話 03-3836-3680

7. 調査結果の公開

JST のウェブサイト等で公開する予定。

参考:過年度の事業成果アンケート調査報告書 URL

http://gakushu.tokyo.jst.go.jp/scot/achieve/index.php 以 上