2020 airport/station 訪日外国人向け 空港〜駅でのおもてなし ·...

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NTT技術ジャーナル 2016.10 13 2020 Showcaseの取り組み 空港や駅など交通ターミナルが 求められること 訪日外国人にとって,言語の違いや 不案内な場所における移動 ・ 食事など の文化の違いは,大きなストレスの原 因となります.特に到着したばかりの 空港やその先の乗継ぎ駅など目的地ま での移動経路においては,①ほとんど の看板や案内が日本語,英語など主要 言語に限られている点,②次の交通移 動手段や,その利用方法などを調べる 手段がすぐに思いつかない点,など解 決すべき課題が多くみられます. NTTでは,2020年に向けて,空港, 駅,街,スタジアムなどにおける「多 言語化・文化の違いへの対応」「円滑 な移動を実現する案内方法の最適化」 といった課題に対して,従来の人的対 応や看板などの物理的な施策だけでな く,ICTを併用した対策が必要ととら え,画像解析技術やビッグデータ分析 技術など最先端技術を使った革新的な 「おもてなしUI/UX(User Interface/ User Experience)」 の 提 供 に 向 け, 交通ターミナル施設運用者,関係省庁, メーカなど,多数の関係者と協同で研 究開発に取り組んでいます. 2015〜2016年度にかけて,空港,駅お よびその周辺をターゲットとして,①羽 田空港国際線旅客ターミナル,②東京駅 周辺,③なんば駅とその周辺商業施設 の 3 つのエリアにおいて実証実験を行 い,技術の有効性の検証,および導入 に向けた課題の明確化を行いました. 羽田空港での情報ユニバーサル デザイン高度化の実証実験 ■共同実験の概要 羽田空港国際線旅客ターミナル(国 際線ターミナル)は,設計段階から利 用者参加型のユニバーサルデザインを 導入しており,ハード(建築設備)と ソフト(人的対応)を両輪として,ユ ニバーサルデザインが高次元で具現化 されている世界有数の空港です.一方 で,昨今の訪日外国人の急激な増加や, 羽田空港国際線便数の大幅な増加な ど,想定を超える環境変化に対して, 既設のハードとソフトだけでは近いう ちに対応できなくなることが予想さ れ,多言語化へのさらなる対応や混雑 緩和の新たな取り組みなどが求められ ています.従来の固定的な案内サイン や対面による案内などでは,これらの 課題への対応は困難で,多様な空港利 用者のアクセシビリティや顧客経験価 値のさらなる向上に資する新たな情報 化が必要となっています. こうした状況を踏まえ,NTTと東 京国際空港ターミナル株式会社の共同 で,2015年12月より,①かざすUIに よる多言語に対応した情報提供,②動 的サインを用いた人流誘導による混雑 緩和,③音声処理技術による音声案内 の明瞭化,の 3 サービスをはじめとし た,情報ユニバーサルデザイン高度化 の実証実験を国際線ターミナルで開始 しました (1) 図1 ). 空 港 ショーケース (c) インテリジェント音サイン (b) プロジェクションサイン (a) かざして案内 図 1  羽田空港国際線ターミナルにおける共同実験の様子 2020 Airport/Station 訪日外国人向け 空港〜駅でのおもてなし 訪日外国人が年々急増する状況において,いかにして,多様 な言語で,さまざまな方のニーズに即した情報提供を行うかと いうのは,重要な課題です.そのため,特に日本の玄関口であ る空港や,移動の要所である駅においては,訪日外国人の情報 へのアクセスを容易にする技術が強く求められるとともに,世 界に向けて日本の最先端技術を発信できる場所となります.本 稿では,空港および駅での情報提供の高度化に向けて,他企 業などと連携した共同実験の取り組みについて紹介します. いちかわ ゆうすけ /中 なかむら ゆきひろ /中 なかむら ひろひさ /瀬 /深 さとし NTTサービスエボリューション研究所 †1 NTT研究企画部門 †2 NTTデータ †3 †1 †1 †1 †1 †1 †2 †3

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NTT技術ジャーナル 2016.10 13

特集

2020 Showcaseの取り組み

空港や駅など交通ターミナルが 求められること

訪日外国人にとって,言語の違いや不案内な場所における移動 ・ 食事などの文化の違いは,大きなストレスの原因となります.特に到着したばかりの空港やその先の乗継ぎ駅など目的地までの移動経路においては,①ほとんどの看板や案内が日本語,英語など主要言語に限られている点,②次の交通移動手段や,その利用方法などを調べる手段がすぐに思いつかない点,など解決すべき課題が多くみられます.

NTTでは,2020年に向けて,空港,駅,街,スタジアムなどにおける「多言語化 ・ 文化の違いへの対応」「円滑な移動を実現する案内方法の最適化」といった課題に対して,従来の人的対応や看板などの物理的な施策だけでなく,ICTを併用した対策が必要ととらえ,画像解析技術やビッグデータ分析技術など最先端技術を使った革新的な

「おもてなしUI/UX(User Interface/User Experience)」の提供に向け,交通ターミナル施設運用者,関係省庁,メーカなど,多数の関係者と協同で研究開発に取り組んでいます.

2015〜2016年度にかけて,空港,駅お

よびその周辺をターゲットとして,①羽田空港国際線旅客ターミナル,②東京駅周辺,③なんば駅とその周辺商業施設の 3 つのエリアにおいて実証実験を行い,技術の有効性の検証,および導入に向けた課題の明確化を行いました.

羽田空港での情報ユニバーサル デザイン高度化の実証実験

■共同実験の概要羽田空港国際線旅客ターミナル(国

際線ターミナル)は,設計段階から利用者参加型のユニバーサルデザインを導入しており,ハード(建築設備)とソフト(人的対応)を両輪として,ユニバーサルデザインが高次元で具現化されている世界有数の空港です.一方で,昨今の訪日外国人の急激な増加や,羽田空港国際線便数の大幅な増加など,想定を超える環境変化に対して,

既設のハードとソフトだけでは近いうちに対応できなくなることが予想され,多言語化へのさらなる対応や混雑緩和の新たな取り組みなどが求められています.従来の固定的な案内サインや対面による案内などでは,これらの課題への対応は困難で,多様な空港利用者のアクセシビリティや顧客経験価値のさらなる向上に資する新たな情報化が必要となっています.

こうした状況を踏まえ,NTTと東京国際空港ターミナル株式会社の共同で,2015年12月より,①かざすUIによる多言語に対応した情報提供,②動的サインを用いた人流誘導による混雑緩和,③音声処理技術による音声案内の明瞭化,の 3 サービスをはじめとした,情報ユニバーサルデザイン高度化の実証実験を国際線ターミナルで開始しました(1)(図 1 ).

空 港 駅 ショーケース

(c) インテリジェント音サイン(b) プロジェクションサイン(a) かざして案内

図 1  羽田空港国際線ターミナルにおける共同実験の様子

2020 Airport/Station—訪日外国人向け空港〜駅でのおもてなし訪日外国人が年々急増する状況において,いかにして,多様

な言語で,さまざまな方のニーズに即した情報提供を行うかというのは,重要な課題です.そのため,特に日本の玄関口である空港や,移動の要所である駅においては,訪日外国人の情報へのアクセスを容易にする技術が強く求められるとともに,世界に向けて日本の最先端技術を発信できる場所となります.本稿では,空港および駅での情報提供の高度化に向けて,他企業などと連携した共同実験の取り組みについて紹介します.

市いちかわ

川 裕ゆうすけ

介 /中なかむら

村 幸ゆきひろ

博 /中なかむら

村 泰た い じ

手て づ か

塚 博ひろひさ

久 /瀬せ し も

下 仁ひ と し

志 /深ふ か だ

田  聡さとし

三み つ い

井 英ひ で き

NTTサービスエボリューション研究所†1

NTT研究企画部門†2

NTTデータ†3

† 1 † 1 † 1

† 1 † 1 † 2

† 3

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NTT技術ジャーナル 2016.1014

2020 Showcaseの取り組み

■技術のポイント(1) かざすUIによる多言語に対応

した情報提供NTTが開発した「アングルフリー

物体検索技術」を利用し,到着ロビーの看板 ・ 案内板や,商業エリアの店舗建物や料理サンプル ・ 商品に,スマートフォンのカメラを向ける直感的な操作だけで,適切かつ有用な情報を得られるUIにより,適切なキーワードなど,調べる手段がすぐに思いつかないシーンにおける情報へのアクセスをサポートします.本実験では,外国人を対象として実フィールドでの評価を行い,情報ニーズの明確化,サービス化に向けた課題抽出を行いました.

(2) 動的サインを用いた人流誘導による混雑緩和

時々刻々変化する混雑状況を先読みし,動的に案内サインを変化させることにより,施設内での混雑を回避し,最適な人の流れ(人流)の誘導の実現をめざします.2015年度の実証実験では,到着ロビーや出国口などの人の滞留が発生しやすい場所において,プロジェクションマッピングを活用した動的な案内サインを提供してその有効性評価を行い,最適な表現(表記,色彩,タイミングなど)について知見を獲得したほか,誘導効果の定量的な効果値を計測しました.

(3) 音声処理技術による音声案内の明瞭化

視覚による情報収集が困難な視覚障がい者にとって音は周囲の環境を理解するための重要な情報です.そこで,

視覚障がい者の円滑な移動を支援するため,NTTが開発した「音声明瞭化技術」を活用し,周囲に雑音があっても聞き取りやすい音声で案内を行うとともに,音サイン*の音声自体が周囲に対しての騒音とならないよう環境に配慮した「インテリジェント音サイン」を開発しました.実際の視覚障がい者の体感ヒアリングや行動測定により,その有効性が確認できています.■今後の展開

本取り組みのALL羽田のモデルケースとしての発展をめざし,2015年11月26日にNTT,東京国際空港ターミナル,他 4 社共同で「空港における情報UD検討委員会」(委員長:中央大学 秋山哲男教授)を設立しました.今後は,共同実験の結果を受け個別技術の改善を行うのみでなく,空港トータルとしての視空間,音空間のデザイン高度化を推進するとともに,ほかの空港などの新たな共同実験パートナー企業の参画を呼びかけていく予定です.

東京駅周辺屋内外シームレスナビゲーション実証実験

■実証実験の概要2020年までには,準天頂衛星 4 機

体制(2018年),屋内測位技術の進歩などにより「高精度測位社会」の実現が見込まれています.国土交通省では,

「高精度測位社会プロジェクト」を立ち上げ,屋内外の測位技術,地図情報などを活用したさまざまなサービスを生み出す空間情報インフラ,およびそ

れらを効率的 ・ 効果的に整備する手法 ・ 体制などについての検討,実証実験を推進しています.NTTグループにおいても,こうした社会的な要請にこたえるべく本プロジェクトに早期より関与し,2014年度からの実証実験にも参画しており,NTTサービスエボリューション研究所もその一端を担っています(2).

2015年度に実施された「東京駅周辺屋内外シームレスナビゲーション実証実験」においては,プロジェクトよりご提供いただいた,屋内外をシームレスにつなぐ高精度な地図情報と測位環境を基に,利用者の歩行状態や端末の持ち方,気になる対象にカメラをかざすなど,いわゆるメニュー ・ ボタン操作ではない自然な所作からナビゲーション情報を得られる歩行者移動支援コンセプトを提案し,その技術実証を行いました(3).■技術のポイント

この実証では,NTT研究所技術である「パラメトリック地図基盤技術」

「アングルフリー物体検索技術」を活用し,屋内外の地図や経路を見通し良く簡潔に提示する「2.5D地図表現(平面+階層表示)」,カメラをかざした看板やランドマークの場所に合わせて関連情報の提示や撮影者の立っている位置を特定する「かざして案内」,といった特徴的な機能を実現しまし

*音サイン:視覚障がい者の移動を支援するため,トイレやエスカレータなどの場所や方向に関する情報を,音(音声 ・ 音響)によって知らせる案内のこと.

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NTT技術ジャーナル 2016.10 15

特集

た(図 ₂ ).また,これら機能に実際の地図情報を適用したり,現地測位環境で実測したりするにあたっては,東京駅周辺の屋内空間や設備,地図情報作成に精通された外部事業者様とのコラボレーションにより,さまざまな知見・ノウハウをいただき反映しています.■今後の展開

本実験により,提案したコンセプトの中でも特徴的な 2 機能(「2.5D地図表現」「かざして案内」)について,実環境におけるフィージビリティを検証することができました.一方で,2.5D地図表現でより直感的な理解を高める工夫の必要性,測位の不安定さや外乱の影響対策など,実環境であるがゆえにみえてきた課題も多く得ることができました.こうした諸課題の改善に向けて技術開発にフィードバックしてい

くとともに,2016年度以降の取り組みも継続していきたいと考えています.

なんばエリアにおける商業施設へのO2O2O送客サービス実証実験

■実証実験の概要NTTでは,2020年に向けて,空港,

駅,街,スタジアムなどにおける移動案内から飲食,買物,観光,観戦 ・ 観劇 ・ 鑑賞へと,かざすUIの活用シーンを拡げていくことを想定し実証実験を進めています.

その第一弾として,NTTとNTTデータは,南海電気鉄道株式会社および株式会社髙島屋の協力の下,共同で

「O2O2O(オーツーオーツーオー)」サービスの実証実験を2016年 6 月に実施しました.O2O2Oとは “OOH to Online to Offl ine” の略称で,ユーザに

屋外の標識(OOH)を介して情報を提供し(Online),提供情報に基づきユーザを目的地(Offl ine)に案内する仕組みのことです.本実証実験では,ユーザがOOHを実証実験専用スマートフォンアプリケーションで読み取ることにより,近隣の商業施設に関する情報を提供し,目的地へ案内します(図 ₃ ).■技術のポイント

OOHの読み取りには,NTTが開発した「ユニバーサルオブジェクト認識」プラットフォームを活用しました(図 ₄ ).ユニバーサルオブジェクト認識とは,さまざまな認識手段を統合管理するプラットフォームと共通的なAPI(Ap-pli ca tion Programming Interface)を有し,各種のクライアントアプリから呼び出し可能な技術であり,以下の特徴を有します.

ダイナミック情報連携

これ何?

屋内測位補完

いまドコ?かざして案内

かざして案内

屋内

屋外

地下

2.5D地図表示2D地図表示

2.5D地図表現

図 ₂  屋内外シームレスナビゲーション技術実証イメージ

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NTT技術ジャーナル 2016.1016

2020 Showcaseの取り組み

・ 認識対象のカバレッジを広げることができる(認識対象の数)

・ それぞれ単体で認識するよりも認識率の向上が期待できる(認識率の観点)

・ 複数の認識を同時に並行で処理することができるため,認識結果をいち早く取得することができる

(認識速度の観点)本実証実験では,実在するロゴマー

ク,ポスターなどを認識し,オンラインコンテンツと紐付け,直感的な動作だけで有益な情報を取得できるようにするため,認識技術に電子透かし技術とアングルフリー物体検索技術を採用しました.

実証実験では図 ₅ に示すOOHを作成し,大阪市なんば駅周辺および近隣商業施設に計12カ所配置しました.ポ

スターや壁面広告など既存の販促メディアデザインに半透明のシールを貼付することでサービスの導入が可能なため,現在のデザインをほぼ損なうことなく運用を開始することが可能でし

た.イベント用アプリをダウンロードいただいた訪日外国人のうち,約 6 割の方がOOHから情報取得し,さらにそのうちの約 2 割の方については,案内された場所へ実際に訪れる送客効果

可視光通信

チェックイン

BLEビーコン

送客かざして情報取得

アングルフリー・電子透かし(屋内位置測位)

アプリインストール

髙島屋大阪店様

南海電気鉄道様なんばCITY・なんばパークス様

チェックインポイント(各施設内中継Pt・免税カウンター)

OOH(設置看板)

コンタクトエリア(なんば駅・商業施設)

南海電気鉄道様

流入ルート(関空→南海線→なんば)

図 ₃  なんばエリアにおける実証実験のイメージ

コンテンツデータベース

本実験での実装部分

…RFIDBLEWi-Fi

文字認識OCR

バーコード二次元コード

電子透かし

アングルフリー物体検索

ユニバーサルオブジェクト認識プラットフォーム

図 ₄  「ユニバーサルオブジェクト認識」プラットフォーム

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NTT技術ジャーナル 2016.10 17

特集

が確認されました.■今後の展開

NTTグループでは,2020年に向けて,ユニバーサルオブジェクト認識技術を用いたかざすUIの実用化 ・ 導入,新たな技術開発 ・ 実証実験を行うとともに,新たな共同実験パートナー企業などの参画を呼びかけていく予定です.

2020年に向けた目標

訪日外国人の移動案内,情報提供サービスの実用化に向けて,ステップ①空港でのモデルケースの実証,ステップ②駅や周辺施設での実証と進めてきました.しかしながら,訪問する先々において,別々のアプリ,UI/UXを使いこなすことを旅行者に求めるのは現実的ではありません.今後は,

ステップ③エリア間移動を含む相互運用性の確立を通じて,統一感のある「おもてなしサービス」による,空港に到着してから空港に戻るまでの一連の旅行行動における情報支援の実現を,さまざまなステークホルダを巻き込んだコ ・ イノベーションによりめざします

(図 ₆ ).

■参考文献(1) 久原 ・ 山下 ・ 木下 ・ 手塚 ・ 市川 ・ 深田:“空港

の情報ユニバーサルデザイン高度化の共同実験,” NTT技 術 ジ ャ ー ナ ル, Vol.28, No.5, pp.₉-12, 2016.

(2) 礒 ・ 高木:“東京駅周辺屋内外シームレスナビゲーション実証実験——国土交通省「高精度測位社会プロジェクト」への対応,” NTT技術ジャーナル, Vol.28, No.5, pp.13-16, 2016.

(3) 阿部 ・ 小長井 ・ 千葉 ・ 武藤 ・ 長浜 ・ 瀬下 ・ 川野辺 ・ 小池 ・ 深田:“シームレスナビゲーションの高度化に向けた地図基盤技術の開発,”NTT技術ジャーナル, Vol.28, No.5, pp.1₇-20, 2016.

(上段左から) 瀬下 仁志/ 深田  聡/ 三井 英毅

(下段左から) 市川 裕介/ 中村 幸博/ 中村 泰治/ 手塚 博久

2020年に向けて,日本の玄関である空港を起点とした世界最高のおもてなしを最先端のICTを活用してシンボリックに実現し,ショーケース化していきます.

◆問い合わせ先NTTサービスエボリューション研究所 2020エポックメイキングプロジェクト

TEL ₀₄₆-₈₅₉-₂₅₀1E-mail eep-hosa lab.ntt.co.jp

(b) 既設看板へのシール貼付(a) ポスター設置

図 ₅  実証実験で用いたOOH

国 際 線INTERN

ATIONAL国 際 線

INTERNATIONA

L

ステップ③エリア間移動含む相互運用性の確立

ステップ②他の主要エリア・施設への展開(機能追加含む)

ステップ①羽田空港モデル

宿泊施設

スタジアム駅

道路

空港

図 ₆  おもてなしサービスの展開ステップ