20160312 jawsdays2
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地方のユーザーはクラウドで幸せになれるかJAWS-DAYS2016版2016 年 03 月 12 日JAWS-UG 広島 +EJAWS 堀尾 紀昭
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なりゆきでクラウドにいきました
どちらかというと、昔から楽をしたかった。何でもやらないといけないのは負担。人もいない、金もない、情報も無い、聞いてまわるしかない。
実際情報はそこここにあるんですが。実際案件として取り組まなければわからない。
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ネットワークありき
インターネット VPNで統一ネットワークはマネージドネットワークに移行
これがあるから、いろいろ手が打てた。
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何でもかんでもやらない (実力も無い )
役割分担は、上流・契約、開発パートナー探しは IT部門
設計、運用、展開は各事業会社システム資産は集中じゃあ継続的に安定したサービスはどうすれば ?
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まず仮想化・ホスティング・サーバー統合へ
人に買わせて、手数料を払う。移行費用を極力掛けたくない。
ついでに監視や、業務オペレーションも委託。コンソールに張り付きたくない。
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クラウドの登場ともに、なぜかクラウドへ
仮想化のホスティング提供の延長線上でクラウドへ。会社の了解を取ったわけではありません。
いまでも社内はデータセンターの一種と思っているでしょう。
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クラウドへの移行(パターン1)
そもそものはじまりは Apatch Hadoopを紹介してくれたところがあり、原価計算(ループ主体の PG)が並列に処理できたら、確かにスピードは上がりそうだ。製品 4時間、半製品入れると 25時間かかっていた。
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クラウドへの移行(パターン1)
時間貸しなら、今回の案件は安くつく。(製品レベル 20分、半製品入れて 40分が 1バッチなので)
結局、 AWSのHadoopサービスである EMRに最終的に移行。詳しいことは知らないが今は Sparkベースのようだ。
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クラウドへの移行(パターン1)9
以前はDBサーバー内で原価計算=4HR、仕掛かり品も含めれば
25HR
AWSVPC Hadoopクラスタ(現在はEMR)
現在は、仕掛かり品まで行って40min
1.マスタ類をエクスポート(通常処理の再利用)
3.クラスタのコントロール(起動、J OB実行、終了)
VPN(社内WANの延長)
2.転送処理+クラスタの起動
4.結果の受取、DB反映(通常処理の再利用)+結果の履歴を持つことでシミュレーションに対応
クラウドへの移行(パターン 2)
AWSで開発しているベンダーの機器更新がはじまるとき、クラウドでいくこと、サービスで提供、しかし監視運用も含めてと交渉。
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クラウドへの移行(パターン 2)
クラウドだと新規ユーザーの立ち上がりがはやくできる。
今回構成を決めておくと、次のユーザーはコピーするだけ。 (そのためカスタムアプリは排除 )
監視運用は統一・プログラム化すると費用が下がる。
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クラウドへの移行(パターン 3)
Sierどっぷりも、販社として Sierが入ることでパブリッククラウドへ移行していけないか ?
新しいサービスをともに作る。その事例で相手の営業に貢献する。(その代わりやすくしてもらったりいろいろ)
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クラウドへの移行(パターン 3)
IAサーバー自体がなくなっていく現状で、若いエンジニアが ,オンプレミスならモチベーションが上がらない。
AWSの良さは、開発者、クライアント、AWS3社のエコシステム。
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クラウドへの移行(パターン 3)
今回は基幹システム。グループウエア・メールシステム・会計・マスタ管理・生産管理を移行。
移行自体は、オンプレ移行と変わりが無い。性能確認が重要。
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クラウドへの移行(パターン 4)
Webの外部向けサイトの構築インターネット外部と内部のネットワークをうまく取りますことが出来、LBやWebの仕組みのオプションが豊富
メディアスパイクにも動じず、価格も安い。
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クラウドへの移行(パターン 4)
クラウドならではのサービスを拡充、使用するのが、本来のクラウドの本筋かもしれません。
Hadoop、 KeyValueストア、ストリーミングなど。それから見ればまだまだやることはある。
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クラウドへの移行(まとめ )
パターン 1 クラウドの時間課金でのエンジンとしての使用
パターン 2 パッケージ個別対応、運用統一型パターン 3 Sier的アウトソーシングパターン 4 クラウドならではのサービス
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クラウドへの移行 全般
それぞれのパートナーは一生懸命やっているが、それだけでは意見が偏る。
そのため AWSの Professional Serviceの契約をしている。 (もう一つの判断材料として )
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クラウドへの移行 全般
いままではリースや機器寿命の 5年スパンで考えていたが、基幹は 10年 15年のスパンで考えざるを得なくなっている。
事業会社・ユーザー主体の開発に移行。IT部門はインフラ・設計・運用のコンサル部隊に
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