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2015年2月15日(日) (1) (第882号) 懇親会でターネセン氏(左端)と 講師の長久保美奈氏 ゲームをしながら学習 学習中 17 18 HPHinJapan73 HPHPHP20 30 50 CAclaimerCA62 HPHPHY使30 10

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Page 1: 2015年2月15日() 882 (1)2015年2月15日() ( 882) (1) 懇親会でターネセン氏(左端)と 講師の長久保美奈氏 ゲームをしながら学習

2015年2月15日(日) (1)(第882号)

懇親会でターネセン氏(左端)と

講師の長久保美奈氏

ゲームをしながら学習

学習中

 1月17日~18日、第2

回HPHセミナーin

Japanにポスター発

表(介護・転倒予防体操

教室)で参加してきまし

た。第2回HPHセミナ

ーは、国際HPHネット

ワークと民医連の共催で

開催され、日本病院会、

保団連、日本プライマリ・

ケア連合学会、日本ヘル

スプロモーション学会が

賛同団体でした。国際講

演2題、国内HPH実践

報告2題、ポスター発表

73題とヘルスプロモーシ

ョン(以下HP)につい

て学んだ有意義な2日間

でした。

HPの第一人者ハン

ヌ・ターネセン氏の講演

は、通常の治療に患者と

一緒に行う予防・HP・

リハビリを加えることの

エビデンスを内科、外

科、精神科領域の具体的

事例をもって紹介され、

「介入の必要な人(運動

をしない、栄養不良、太

 県北の貧しい

兼業農家、六男

であるにも関わ

らず家督となっ

てしまった家に

生まれ育った私は、自

宅畑のトマトやきゅう

り、自然の果実などを

おやつとしながら、暗

くなるまで外で遊んで

いた。▼高校生になり

部活を選ぶ際、悩んだ

あげく山岳部に入部し

た。登山用品、山行代

は長期間の休みにアル

バイトをして収入を得

てあてた。女子高で通

常数名しかいない部員

であったが、部長にな

ってしまった年には20

数名を抱える大所帯と

なり、苦労も多かっ

た。しかし、あの大自

然を目の前にすると、

ちっぽけな自分と前向

きになれる自分がい

た。▼卒業後就職して

からも数回登山をした

が、結婚してからはぷ

っつりとやめてしまっ

た。30数年たち、次男

がひょんなことから数

年前に登山を始めた。

それにあやかって私も

一昨年、昨年と1回ず

つ同行させてもらっ

た。ここ4~5年で体

重は増加し、年齢も50

歳をすぎ、全く運動を

していない中体力が危

ぶまれたが、昔の感覚

は思ったほど衰えず、

次男もびっくりしてい

た。昨年は本当に忙し

すぎる年であったが、

そんな中での秋の船形

山は最高であった。今

年は少し余裕をもち、

次男の登山に何回か同

行させてもらおうと考

えている。

未来の患者像

 昨年、世界的に有

名になった「ナッツ

リターン」。機内で

のナッツの出し方に立

腹した元副社長。最終

的にCAの接遇・応対

は正しく、元副社長は

「claimer」とし

て名を残しました。

 クレームは医療業界で

も日々繰り返されている

問題ですが、その応対が

本当に正しいのか、相手

の理解を得ているのか、

確認すべき課題でした。

 今回は元CAであり現

在はあらゆる業界に「接

遇・マナー」を講演して

いるミナコーポレーショ

ンの、長久保美奈氏を迎

え「患者クレーム応対に

ついて」と題してご講演

いただきました。クレー

ムは人間のタイプや精神

状態により様々であり、

 私は、安全管理につい

て毎日頭を悩ませていま

す。その中での研修なの

で、期待して参加しまし

た。職員は62名の参加で

した。

 研修内容は、グループ

ワークを通して実際に口

や体を動かして進んでい

ったのでチームステップ

スの重要性が頭に入りや

すかったです。

 研修内容で特に印象に

残ったことを紹介しま

す。

 まず、始めにチームで

「鎖つなぎ」・「指相

撲」のゲームをしまし

それぞれに応じた「応

対」をする必要があると

いう事でした。またクレ

ームを扱う場合、マニュ

アル通りの均一な応対だ

けでは理解を得にくい事

や、逆に返答する声のト

ーン一つで相手の理解が

得やすくなる事も教えて

いただきました。相手に

ある内容を伝える場合

「理念・ポリシーから入

る」「分析・説明から入

りすぎ、日常的な喫煙、

有害な量の飲酒)にエビ

デンスのある介入を訓練

されたスタッフがおこな

うことが重要である。未

来の患者像は、自分の健

康や疾病介入の主導者と

なり、生存ではなく健康

向上を重視し、治療に感

謝するのではなくエビデ

ンスに基づくHPを求め

る必要がある」という内

容でした。

日常的に取り組んで

いることをHPの視点で

ブラッシュアップし、今

回のような交流の機会が

あったときは宮城からも

大勢で参加したいと思い

ました。

る・感じ取る」事が最大

のポイントなのです。

「クレームを言われる」

事は非難されていると感

じがちですが、実は「私

たちの病院を成長させる

種のひとつ」だと感じま

した。

(H・Y)

 「医療事

故が不幸に

するのは患

者・その家

族だけでは

なく職員も

不幸な思い

をする」、

「気付きを

発信できる

チームがエ

ラーを救

う」、「助

けを求める

た。ここから学んだこと

は、チームと相談してか

ら実践すれば勝利への成

功の鍵が導けると言う事

です。

 次に紐を使用して患者

と様々な医療者が一つの

医療に関わっているとい

う事を体験しました。そ

こから、患者も巻き込ん

で安全管理すべきである

と学び、現在産科病棟で

はウォーキングカンファ

レンスを開始したところ

です。

事の大切さ」という言葉

にはハッと気づかされま

した。事故後は患者に気

を取られがちですが、職

員も守らなければなりま

せん。そのためには、事

故接近が起きてからの対

策ではなく、事故接近が

起きないための仕組みを

日々考えながら仕事をし

ていくこと、また、少数

の気づきに対しても口に

して発信しやすい職場環

境を目指さなければなら

ないと改めて思いまし

た。

 今後2回予定されてい

る研修会(3/7・5/

30)でも、安全管理を有

効に実践できるよう学び

を深めていきます。

る」「感情・五感で伝え

る」の大きく3つのタイ

プがあり、相手がどうい

うタイプなのかを即座に

見分ける力、そしてタイ

プに合わせた分かりやす

い説明をする事が必要な

事を学びました。

 相手の心理的分析を追

及した「患者様・お客様

の6大心理」「クレーム

応対の10大原則」など

様々な角度から分析し応

対する事が、実は「予想

内の事」と聞かされた

時、自分の応対の未熟さ

を感じた方もいたのでは

ないでしょうか。そして

更に相手の心を「読み取

相手の心を

読み取り感じ取る

事故接近が

起きない仕組み

Page 2: 2015年2月15日() 882 (1)2015年2月15日() ( 882) (1) 懇親会でターネセン氏(左端)と 講師の長久保美奈氏 ゲームをしながら学習

2015年2月15日(日) (2)(第882号)

進呈いたします。余白に

日頃考えている事などを

書き添えて下さい。「声」

の欄に掲載させていただ

く場合があります。応募

資格=臨時・パート含む

県連職員。締切3月15日

当日消印有効。発表4月

1日号。1月1日号答え

①ハチ公がウインク②左

下の犬の左耳③スマホで

会話している男性の口④

右から2本目の木の枝⑤

左端の女性の胸のボタン

⑥右から3人目の女子の

左足⑦ハチ公の後ろにい

る女性の足の長さ・応募

総数17件。当選者=斉藤

初乃/坂北部診療所。大

井早苗/ケアステーショ

ンいずみ。石橋結子/つ

ばさ薬局松陽台店。橋本

彩子/十符・風の音。佐

藤頼子/坂北部デイケ

ア。(敬称省略)

1月17日(土)、フォ

レスト仙台で仙台弁護士

会主催の集団的自衛権反

対集会が行われました。

土曜日の午後にもかかわ

らず、370名の参加で、

集団的自衛権への関心の

高さを感じました。

講演で、憲法学者の樋

口陽一氏は「友人でも

あった菅原文太氏。沖縄。

集団的自衛権」と三つの

テーマでわかりやすくお

話ししてくださいまし

た。「菅原文太はがんの

身を削り沖縄の選挙応援

に行った。そこで、『空

も海も土地も国家の物で

はなく、そこに住んでい

る人の物』と発言した。

この度、県連学術委員

会では2015年度の宮

城民医連雑誌発行に向

け、下記の内容で原稿を

募集します。宮城民医連

雑誌の更なる発展のため

に、各事業所・職種(部

会)の方々をはじめ、県

連職員の積極的な応募を

お願いいたします。

1.募集するテーマ:

①総説、②原著、③医療

活動報告、④症例、⑤ト

沖縄知事選、衆議院選挙

でも基地反対、辺野古埋

め立て反対の候補者が勝

利して、県民の意思表示

となった。ところが、集

団的自衛権では我々が選

挙で選んだ政治家が戦争

に突き進もうとしてい

る。沖縄のNOを打ち消

そうとしている。恥ずか

しい状況だ。マスコミに

騙されることなく自分の

ピックス、⑥私の言いた

いこと、⑦資料の7分野。

(詳しくは宮城民医連雑

考えを持つことが大事な

ことだ」と語りました。

次に元内閣官房副長官

補の柳澤協二氏より「な

ぜ今集団的自衛権が必要

なのか。アメリカと日本

はイコールパートナーと

言えるのか。安倍総理が

邦人救出のイラストを提

示したが、そんなありえ

ない無理な世論操作で批

判が起こった」と話し、

集団的自衛権の疑問を示

して鵜呑みにせずよく考

えていく必要があると話

されました。

終会のあいさつで仙台

弁護士会の鹿又喜治氏が

「集団的自衛権は、今年

の統一地方選挙後に法案

が出される。国会まかせ

にしないことが大事。

我々も、街頭宣伝や署名

をがんばって皆さんの声

を一人でも多く届けた

い」と話されました。

誌2014年Vol35p

62「投稿規定」を参照ま

たは県連事務局担当まで

問い合わせください。)

2.発行までのスケジュ

ール:

2015年3月末:公募

締切、4月末:原稿依頼

の予定。

多くの医療・介護・福

祉の従事者が投稿してい

ただければと思います、

ご検討をお願いいたしま

す。

冬は子どもから風邪を

うつされていましたが、

今年の冬は何とか健康に

過ごせたと喜んでいまし

た。と

ころが、今日からの

どが少しイガイガしはじ

めています。油断大敵‼

ここら辺で止めておきた

いと切に願っている今日

この頃です。

ケアステーションしおか

ぜ、ケアマネ、�工藤 

純一

集団的自衛権に

ついて考えよう

その後、フォレスト仙

台から一番丁を通り、仙

台駅前までパレードを行

いました。100名が雪

のちらつく中、「他国の

ために戦争するな」「集

団自衛権、撤回させよう」

とシュプレヒコールをし

ながら元気に歩きまし

た。戦

争をする国になる事

のないように、家族が戦

Aさんに人生を語っ

ていただきました。

「16才で東京大空襲を

経験して、家も何もか

も失った。2日間くら

い食べ物を食べないで

も我慢できる。当時は

夜も3時間くらいしか

寝ないで、勉強して働

いてうんと苦労をし

た。手芸教室をひらい

て教えていた。東京か

らここに移り住んでよ

かった。元気でいるか

ぎり、自分のことは自

分でやりたいと思って

いる」「お国は何一つ

してくれないからあて

にしない。誰も助けて

くれない」と語るAさ

んですが「80代の人た

ちが、のほほんと病院

にかかっているとは思

えない。本当は子ども

に頼りたいが、子ども

は自分の家族で精いっ

ぱい。みんな迷惑をか

けたくない。自立しな

いとしかたないと思っ

ているはず」と話して

くれました。病院にか

かるのも遠慮し、本当

は皆に頼りたくても、

迷惑だと思われたくな

いと考えていることが

感じられました。

Aさんのお話では、

東日本大震災の時、一

人暮らしを心配して友

の会の人が来てくれ、

病院に避難させてくれ

たそうです。「友の会

に入って、集会所で、

ダンスや歌、お琴、尺

八をやってくれる。知

らないことをいろいろ

教えてもらった。お

茶っこ会も楽しみ。食

べ物を持ちよりで無

料。ここに引っ越して

きて友の会の皆さんと

お知り合いになれてよ

かったと、毎日感謝し

て暮らしている」と話

していました。以前は

友の会のボランティア

もしてくれていたそう

です。

共同組織の多彩な活動

友の会という顔の見

える信頼関係が大切だ

と感じました。友の会

は、班会や青空相談会、

サークル活動、うたご

え活動、お茶っこ会、

仮設訪問を定期的に

行っています。

Aさんも友の会のそ

うした活動に参加する

ことで、一人暮らしを

していても地域の人と

知り合えたり友人がで

きました。

介護保険の改悪に

よって必要な介護を受

けられない「介護難民」

や「地域で孤立する人」

がうまれることが心配

されます。

今回、Aさんのお話

をうかがって共同組織

が地域の人どうしを繋

ぐ上でも大事な存在と

なっていることを強く

感じました。�

(続)

動で示していきましょ

う。�

(記事:田中千枝)

争に行くことのないよう

に私たち一人一人が集団

的自衛権について考え行

樋口陽一氏

柳澤協二氏

クイズの解答は事業所

名、氏名、職種を記し県

連事務局に送って下さ

い。メールは不可。ファ

ックスは可。正解者に抽

選で5人に図書カードを

友の会活動・班会の様子

Aさん担当のケアマネージャー菊地貴子さん

共同組織の役割

連載②

要支援1・2が

打ち切られたらどうなるのか?

たくさんの聴衆

元気にパレード