1)現在の摂食嚥下状態を評価しよう -...
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1)現在の摂食嚥下状態を評価しようEAT-10(イートテン)特徴:信頼性、妥当性が検証されている摂食嚥下障害スクリーニングの質問紙
http://www.maff.go.jp/j/shokusan/seizo/kaigo/pdf/eat-10.pdf 1
Q1 飲み込みの問題が原因で、体重が減少した
Q2 飲み込みの問題が、外食に行くための障害になっている
Q3 液体を飲み込む時に、余分な努力が必要だ
Q4 固形物を飲み込むときに、余計な努力が必要だ
Q5 錠剤を飲み込むときに、余分な努力が必要だ
Q6 飲み込むことが苦痛だ
Q7 食べる喜びが飲み込みによって影響を受けている
Q8 飲み込むときに食べ物がのどに引っかかる
Q9 食べるときに咳が出る
Q10 飲み込むことはストレスが多い
0=問題なし 1 2 3 4=ひどく困難
評価:Q1~10の点数を合計し、合計点数が3以上の場合、嚥下の効率や安全性について専門医に相談することを推奨
2
2)食形態を理解しよう食べやすい食形態とは・・・
・やわらかく、かみやすい・しっとりして口内でまとまりやすい
3
大きさではなくかたさがポイント ×「ぱさぱさ」「ぽろぽろ」「ぺらぺら」
摂食・嚥下障害がある場合・「きざみ食」はキケンな場合も・・・・とろみは濃ければいいわけではない
調理工夫の例• やわらかく、噛みやすくする
• 加熱などで食材をやわらかくする例:野菜のゆで時間を長くしてやわらかくする
• 切り方の工夫で、噛みやすくする
• 口内でまとまりよくする
• 口の中でばらけるもの、はりつくものは避ける
• 水分、油分でしっとりさせる:水分、油、バター、マヨネーズなど
• 「つなぎ」「とろみ」を工夫する
・肉・魚などをまとめる場合:卵、粉類(片栗粉、パン粉、小麦粉など)芋類(じゃが芋、里芋、山芋)やれんこん、マヨネーズなど
・とろっとした合え衣:豆腐、ねりごま、味噌、マヨネーズなどとろみのついた料理:ポタージュ、カレー、あんかけ料理など
4
日本摂食嚥下リハビリテーション学会「嚥下調整食分類2013」について
嚥下障害がある場合の食形態について、国内の病院、施設、在宅医療・福祉関係者が共通して使用できることを目的として、作成されたもの
「食事」「液体のとろみ」の早見表がある
解説文を熟読の上、活用が勧められている
日本摂食嚥下リハビリテーション学会 ホームページ
https://www.jsdr.or.jp/
5
学会2013分類(食事)早見表コード
名称 形態 目的・特色 主食の例 必要な咀嚼能力
他の分類との対応
0 j 嚥下訓練食品0j
均質で、付着性、凝集性・かたさに配慮したゼリー。利水が少なく、スライス上にすくうことが可能なもの
重症の症例に対する評価・訓練用少量をすくってそのまま丸のみ可能残留した場合にも吸引が容易たんぱく質含有量が少ない
(若干の送り込み能力)
嚥下食ピラミッドL0えん下困難者用食品許可基準Ⅰ
t 嚥下訓練食品0t
均質で、付着性、凝集性・かたさに配慮したとろみ水。(原則的には、中間のとろみあるいは濃いとろみのどちらかが適している。
重症の症例に対する評価・訓練用少量ずつ飲みこむことを想定ゼリー丸呑みで誤嚥したりゼリーが口中で溶けてしまう場合たんぱく質含有量が少ない
(若干の送り込み能力)
嚥下食ピラミッドL3の一部(とろみ水)
1 j 嚥下調整食1j 均質で、付着性、凝集性、かたさ、離水に配慮したゼリー・プリン・ムース状のもの
口腔外で既に適切な食塊状となっている(少量をすくってそのまま丸呑み可能)送り込む際に多少意識して口蓋に舌を押し付ける必要がある0jに比し表面のざらつきあり
おもゆゼリー、ミキサー粥のゼリー
(若干の食塊保持と送り込み能力)
嚥下食ピラミッドL1-2えん下困難者用食品許可基準ⅡUDF区分4(ゼリー状)
2 1 嚥下調整食2-1
ピューレ・ペースト・ミキサー食など、均質でなめらかで、べたつかず、まとまりやすいものスプーンですくって食べることが可能なもの
口腔内の簡単な操作で食塊状となるもの(咽頭では残留、誤嚥をしにくいように配慮したもの)
粒がなく、付着性の低いペースト状のおもゆや粥
(下顎と舌の運動による食塊形成能力及び食塊保持能力)
嚥下食ピラミッドL3えん下困難者用食品許可基準Ⅱ・ⅢUDF区分4
2 嚥下調整食2-2
ピューレ・ペースト・ミキサー食など、均質でなめらかで、べたつかず、まとまりやすいもので不均質なものも含むスプーンですくって食べることが可能なもの
やや不均質(粒がある)でもやわらかく、離水もなく付着性も低い粥類
(下顎と舌の運動による食塊形成能力及び食塊保持能力)
嚥下食ピラミッドL3えん下困難者用食品許可基準Ⅱ・ⅢUDF区分4
3 嚥下調整食3 形はあるが、押しつぶしが容易、食塊形成や移送が容易、咽頭ではばらけず嚥下しやすいように配慮されたもの。大量の離水がない
舌と口蓋間で押しつぶしが可能なもの押しつぶしや送り込みの口腔操作を要し(あるいはそれらの機能を賦活し)、かつ誤嚥のリスク軽減に配慮がなされているもの
離水に配慮した粥など
舌と口蓋間の押しつぶし能力以上
嚥下食ピラミッドL4高齢者ソフト食UDF区分3
4 嚥下調整食4 かたさ・ばらけやすさ・貼りつきやすさなどのないもの箸やスプーンで切れるやわらかさ
誤嚥と窒息のリスクを配慮して、素材と調理方法を選んだもの歯が無くても対応可能だが、上下の歯槽提間で押しつぶすあるいはすりつぶすことが必要で舌と口蓋間で押しつぶすことは困難
軟飯・全粥など 上下の歯槽堤間の押しつぶし能力以上
嚥下食ピラミッドL4高齢者ソフト食UDF区分2およびUDF区分1の一部 6
学会分類2013(とろみ)早見表段階1:薄いとろみ 段階2:中間のとろみ 段階3:濃いとろみ
英語表記 Mildly thick Moderately thick Extremely thick
性状の説明(飲んだとき)
・[drink]するという表現が適切なとろみの程度・口に入れると口腔内に広がる液体の種類、味や温度によっては、とろみがついていないことがあまり気にならない場合もある。・飲み込む際に大きな力を要しない・ストローで容易に吸うことができる。
・明らかにとろみがあることを感じ、かつ【drink】するという表現が適切なとろみの程度。・口腔内の動態はゆっくりですぐには広がらない・舌の上でまとめやすい・ストローで吸うのは抵抗がある
・明らかにとろみがついていて、まとまりがよい・送り込むのに力が必要・スプーンで【eat】するという表現が適切なとろみの程度・ストローで吸うことは困難
性状の説明(見たとき)
・スプーンを傾けるとすっと流れ落ちる・フォークの歯の間から素早く流れ落ちる・カップを傾け、流れ出た後にはうっすらと跡が残る程度の付着
・スプーンを傾けるととろとろと流れる・フォークの歯の間からゆっくり流れ落ちる・カップを傾け、流れ出た後には、全体にコーティングしたように付着
・スプーンを傾けても、形状がある程度保たれ、流れにくい・フォークの歯の間から流れ出ない・カップを傾けても流れ出ない(ゆっくりと塊になって落ちる)
粘度(mPa・s) 50-150 150-300 300-500
LST(mm) 36-43 32-36 30-32 7※早見表(食事、とろみ)は「嚥下調整食分類2013」の本文と併せて見ること
一見食べられてはいるけれど・・・・量が少なすぎる
例:嚥下障害、耐久性の低下
充分量食べられてはいても・・・・必要量がそれより多い
例:COPD、褥瘡の治癒など
→体重減少、特に筋量低下、活動量の低下、創部が治らないことも
・体の状態から、特定の栄養素への配慮が必要例:慢性腎臓病、浮腫がある場合など
→過剰な蛋白摂取で腎機能低下過剰な食塩摂取で浮腫悪化 も
・体の害になるほど量が多い例:肥満からの糖尿病、膝痛等
悪化することで、日常生活が今までのように送れなくなることも8
4.必要な栄養量を考えよう
9
健常高齢者で必要な栄養量
若年者とあまりかわらない体格、活動量を考えると、むしろ多い?? 10
成人(18~69歳) 高齢者(70歳以上)
エネルギー*望ましいBMI(kg/㎡)を維持するエネルギー量
目標とするBMI18~49歳 18.5~24.950~69歳 20.0~24.9
目標とするBMI21.5~24.9
蛋白質 60g 60g
脂質総エネルギーに占める割合として
20~30%エネルギー 20~30%エネルギー
栄養素
*標準的な体格で「活動量が少ない」場合推定エネルギー必要量男性:18~29歳 2300kcal 女性:18~29歳 1650kcal 50~69歳 2100kcal 30~49歳 1750kcal 70歳以上 1850kcal 50~69歳 1650kcal 70歳以上 1500kcal
(厚生労働省 日本人の食事摂取基準2015年度版より)
食事にしてみると・・・
11
これが1日3食で約1900kcal
しかしやわらかい食事になると・・・
栄養量がたりない・・・12
これが1日3食でどちらも約1000kcal
5.食事を「負担なく用意」できる方法を考えよう
13
在宅でよくあるケース・誤嚥性肺炎の既往があるが
「本人が食べたがるから」「食べられそうだから」「一人だけ特別に用意するのが大変だから」家族とまったく同じ食事を食べている・・・
14
誤嚥のリスク大結果的に食べられる量も減るため、低栄養に
・ある日突然妻が倒れ、夫が介護することになった料理はまったくできない・・・献立、レシピなどあっても、まったくイメージつかない・・・
・親、配偶者などに対し、「手作りの食事ではないといけない」という思いに・・・
在宅でよくあるケース
対策・まずは、三食用意する
可能なら「主食」「主菜」「野菜」をそろえる ことから
・食事では冷凍・レトルト介護食品、配食サービス等の利用家で食事用意できる場合は、
食事+少量高栄養の栄養補助食品の追加など
15
負担なく、継続できる方法を提案する
介護食品、配食サービスの利用• 冷凍・レトルト食品、栄養補助食品業者
・ ドラッグストア【レトルト食品、栄養補助食品のみ】
・インターネットの通販サイトはつらつ食品(ヘルシーネットワーク)楽天 Amazon など
• 配食サービス業者・「市内の保健福祉サービス民間関連サービスの概要(つくば市)」に記載されている事業所
宅配1・2・3 ※「やわらか食」ありセブンミールコープデリ ※夕食のみ 組合員のみワタミの宅食 ※やわらかめのメニュー有ニチレイフーズダイレクト※冷凍とレトルトのみミールタイム ※冷凍のみ
・上記以外で市内配食可能な業者武蔵野フーズ ※「やわらか食」は冷凍のみ など
16
「ユニバーサルデザインフード」の区分表
17日本介護食品協議会HP http://www.udf.jp/
難しい場合は、専門スタッフを使おう「管理栄養士」「栄養士」
日本栄養士会認定「在宅訪問管理栄養士」
何ができるの?対象者の栄養状態の評価状況にあった、食事の摂り方のアドバイスなど
• 医療保険:「在宅患者訪問栄養食事指導」診療報酬上 530点 (同一建物居住者に対しては450点
• 介護保険:「居宅療養管理指導」診療報酬上 533単位 (同一建物居住者に対しては452点)
※「栄養士」では診療報酬算定はできない
どこにいるの?
日本栄養士会、茨城県栄養士会では養成を進めているが、まだ少ない施設勤務の管理栄養士、栄養士にご相談も
18
管理栄養士による訪問栄養指導診療報酬上の扱い
算定額 ①533単位 ②452単位 ①530点 ②450点実施機関
所属
医師の指示
実施内容
対象
給付限度
①在宅療養者 ②居住系入居者
☆腎臓病食、肝臓病食、糖尿病食、胃潰瘍食、貧血食、膵臓病食、脂質異常食、痛風食、心臓疾患などに対する減塩食、特別な場合の検査食(潜血食、大腸X線検査、大腸内視鏡検査のために特に残渣の少ない調理済食品を使用した場合)、十二指腸潰瘍に対する潰瘍食、クローン病及び潰瘍性大腸炎による腸管機能の低下に対する低残渣食、高度肥満症(肥満度が+40%以上またはBMI30以上)食、高血圧に関する減塩食(食塩6g以下)
★フェニルケトン尿症、楓糖尿食。ホモシスチン尿食、ガラクトース血症食、治療食、無菌食
月2回
・関連職種と共同で栄養ケア計画を作成、交付・情報提供、指導または助言を30分以上・栄養ケアマネジメントの手順に沿って、栄養状態のモニタリングと評価を行う
・食品構成(食品ごとのめやす量)に基づく食事計画案、または具体的な献立を示した食事指導せんを交付・食事の用意や摂取等に関する具体的な指導を30分以上
居宅療養管理指導 在宅患者訪問栄養食事指導
・通院または通所が困難な利用者・医師が厚生労働大臣が別に定める特別食☆を提供する必要性を認めた場合、または利用者が低栄養状態にあると判断した場合
対象:患者または家族
・通院が困難な患者・医師が、厚生労働大臣が定める特別食☆★を提供する必要性を認めた場合 またはがん患者、摂食機能または嚥下機能が低下した患者、低栄養状態にある場合
対象:患者または家族
居宅療養管理指導事業所
常勤または非常勤
医療機関指示する医師と同一機関
常勤または非常勤
栄養ケア計画に基づいた指示少なくともkcal、たんぱく質量、脂質量、熱量構成(3大栄養素(炭水化物、蛋白質、脂質)のエネルギー比)についての具体的な指示
19
「栄養地域医療連携の会」について
目的 地域医療の中で栄養管理の関係者が連携することにより、対象者に、連続した栄養管理を提供する
会員数 96名
活動 2013年4月~年4回の勉強会を実施
実績 ・各施設の「嚥下調整食分類早見表」作成、連携施設間交換・「栄養・食事に関する連絡票」作成、連携施設間でのやりとり
20
つくば保健所、土浦保健所管轄地域を中心とした、病院、施設、学校、行政、養成学校等の栄養士有志のネットワーク
部署名 診療技術部 栄養管理科 清書用 2014/12/12
029-858-5284 FAX (直通) 029-858-5285
なし 】 とろみ副菜用【 トロメイク 】
⑦中間とろみ
①経口訓練食(ペースト)☆、ペースト食★
③三分粥、全粥(離水への配慮未)【自由に選択可】
⑥□五分粥食に準じた副食を刻み、ばらけるものをまとまりやすくした
市販のムース食品(魚、肉、野菜など)も取り入れている
⑦中間とろみ
⑦中間とろみ
離水に配慮
した粥
(三分粥,五
分粥,七分
粥)
・嚥下食ピ
ラミッドL4
・高齢者
ソフト食
・UDF区分
3
①三分粥食■、きざみ食□②■Ene1000kcal Pro50g 水分1640ml
□Ene1500kcal Pro70g 水分1800ml
①五分粥食②Ene1200kcal Pro65g 水分1730ml
③五分粥(離水への配慮未)【自由に選択可】
栄養地域医療連携の会
とろみ主食用【
※薄いとろみ スプーンを傾けるとすっと流れ落ちる。フォークの歯の間から素早く流れ落ちる。 カップを傾け,流れ出た後にはうっすらと跡が残る程度の付着。『drink』する感覚。
※中間とろみ スプーンで混ぜると少しだけ表面に混ぜあとが残る。スプーンを傾けるととろとろと流れる。フォークだと歯の間から落ちてすくえない。コップから飲むこともで
きるが細いストローで吸うには力が必要。カップを傾け,流れ出た後には全体にコーティングしたように付着。
※濃いとろみ スプーンを傾けても,形状がある程度保たれ,流れにくい。フォークの歯の間からは流れ出ない。カップを傾けても流れ出ない(ゆっくりと塊となって落ち
る)。スプーンで『eat』する感覚。
4
嚥下調整食4
かたさ・ばらけやす
さ・貼りつきやすさ
などのないもの。
箸やスプーンで切れ
るやわらかさ
軟飯,
全粥など
・嚥下食ピ
ラミッドL4
・高齢者ソ
フト食
・UDF区分
2および
UDF区分1
の一部
3
嚥下調整食3
形はあるが,押し
つぶしが容易,食
塊形成や移送が容
易,咽頭でばらけ
ず嚥下しやすいよ
うに配慮されたも
の多量の離水がな
い
1 j
嚥下調整食1j
均質で,付着性,
凝集性,かたさ,離
水に配慮したゼ
リー・プリン・ムース状
のもの
おもゆゼリー,
ミキサー粥ゼ
リー,卵豆
腐、介護食
として市販
されている
ゼリーやムース
①嚥下評価食*、経口訓練食(ゼリー)**
②*Ene57kcal Pro0g **Ene130kcal Pro6g、水分200ml
④*エンゲリート29g、**お茶ゼリーなど
・嚥下食ピラ
ミッドL1・L2
・えん下困難
者用食品許
可基準Ⅱ
・UDF区分4
(ゼリー
状)(UDF:ユニ
バーサルデザイ
ンフード)
2
1
嚥下調整食2|1
ピューレ・ペースト・ミキ
サー食など,均質で
なめらかで,べた
つかず,まとまりや
すいもの
スプーンですくって食
べることが可能な
もの
粒がなく、な
めらかで均
一なもの
付着性の低
いペースト状
のおもゆや
粥
・嚥下食ピ
ラミッドL3
・えん下困
難者用食
品許可基
準Ⅱ・Ⅲ
・UDF区分
4
2
嚥下調整食2|2
ピューレ・ペースト・ミキ
サー食などで,べた
つかず,まとまりや
すいもので不均質
なものも含むスプー
ンですくって食べる
ことが可能なもの
やや不均質
(粒あり)でも
やわらかく,
離水なく付
着性も低い
粥
・嚥下食ピ
ラミッドL3
・えん下困
難者用食
品許可基
準Ⅱ・Ⅲ
・UDF区分
4
写真D
②☆Ene280kcal Pro10g 水分350ml
★Ene1100kcal Pro50g 水分1600ml③★ペースト粥(離水への配慮未)
⑥ペースト状のほか、市販のムース食品(魚、肉、野菜など)も 取り入れている
③全粥(離水への配慮未)【自由に選択可】
コード 名称 形態 例他の分類
との対応
【 ①名称 ②エネルギー量・たんぱく質量・水分量 ③主食内容④固定料理⑤既製品⑥料理形状 ⑦とろみの状態 ⑧その他 】
t
嚥下訓練食品
0t
均質で,付着性・
凝集性・かたさに
配慮したとろみ水
(原則的には,中
間のとろみあるい
は濃いとろみ*のど
ちらかが適してい
る)
お茶や果汁
にとろみ調
整食品でと
ろみをつけ
たもの
・嚥下食ピ
ラミッドL3の
一部(とろ
み水)
0
j
嚥下訓練食品
0j
均質で,付着性・凝
集性・かたさに配
慮したゼリー
離水が少なく,スライス
状にすくうことが可
能なもの
物性に配慮
したお茶ゼ
リーや果汁
ゼリー,市販
されている
嚥下訓練ゼ
リー
・嚥下食ピ
ラミッドL0
・えん下困
難者用食
品許可基
準Ⅰ
担当者:
病棟毎に異なります。患者さんの氏名をお伝えください。 電話 (直通 )
比較的電話対応可能な曜日や時間: 土日祝以外の8:30~17:30は在院 (12:00~14:00、木曜13:00~16:00過ぎは不在が多いです)
【嚥下調整食分類2013】 施設別 食形態分類
施設名:
筑波メディカルセンター病院
21
部署名 診療技術部 栄養管理科 清書用 2014/12/12
029-858-5284 FAX (直通) 029-858-5285
なし 】 とろみ副菜用【 トロメイク 】
⑦中間とろみ
①経口訓練食(ペースト)☆、ペースト食★
③三分粥、全粥(離水への配慮未)【自由に選択可】
⑥□五分粥食に準じた副食を刻み、ばらけるものをまとまりやすくした
市販のムース食品(魚、肉、野菜など)も取り入れている
⑦中間とろみ
⑦中間とろみ
離水に配慮
した粥
(三分粥,五
分粥,七分
粥)
・嚥下食ピ
ラミッドL4
・高齢者
ソフト食
・UDF区分
3
①三分粥食■、きざみ食□②■Ene1000kcal Pro50g 水分1640ml
□Ene1500kcal Pro70g 水分1800ml
①五分粥食②Ene1200kcal Pro65g 水分1730ml
③五分粥(離水への配慮未)【自由に選択可】
栄養地域医療連携の会
とろみ主食用【
※薄いとろみ スプーンを傾けるとすっと流れ落ちる。フォークの歯の間から素早く流れ落ちる。 カップを傾け,流れ出た後にはうっすらと跡が残る程度の付着。『drink』する感覚。
※中間とろみ スプーンで混ぜると少しだけ表面に混ぜあとが残る。スプーンを傾けるととろとろと流れる。フォークだと歯の間から落ちてすくえない。コップから飲むこともで
きるが細いストローで吸うには力が必要。カップを傾け,流れ出た後には全体にコーティングしたように付着。
※濃いとろみ スプーンを傾けても,形状がある程度保たれ,流れにくい。フォークの歯の間からは流れ出ない。カップを傾けても流れ出ない(ゆっくりと塊となって落ち
る)。スプーンで『eat』する感覚。
4
嚥下調整食4
かたさ・ばらけやす
さ・貼りつきやすさ
などのないもの。
箸やスプーンで切れ
るやわらかさ
軟飯,
全粥など
・嚥下食ピ
ラミッドL4
・高齢者ソ
フト食
・UDF区分
2および
UDF区分1
の一部
3
嚥下調整食3
形はあるが,押し
つぶしが容易,食
塊形成や移送が容
易,咽頭でばらけ
ず嚥下しやすいよ
うに配慮されたも
の多量の離水がな
い
1 j
嚥下調整食1j
均質で,付着性,
凝集性,かたさ,離
水に配慮したゼ
リー・プリン・ムース状
のもの
おもゆゼリー,
ミキサー粥ゼ
リー,卵豆
腐、介護食
として市販
されている
ゼリーやムース
①嚥下評価食*、経口訓練食(ゼリー)**
②*Ene57kcal Pro0g
**Ene130kcal Pro6g、水分200ml
④*エンゲリート29g、**お茶ゼリーなど
・嚥下食ピラ
ミッドL1・L2
・えん下困難
者用食品許
可基準Ⅱ
・UDF区分4
(ゼリー
状)(UDF:ユニ
バーサルデザイ
ンフード)
2
1
嚥下調整食2|1
ピューレ・ペースト・ミキ
サー食など,均質で
なめらかで,べた
つかず,まとまりや
すいもの
スプーンですくって食
べることが可能な
もの
粒がなく、な
めらかで均
一なもの
付着性の低
いペースト状
のおもゆや
粥
・嚥下食ピ
ラミッドL3
・えん下困
難者用食
品許可基
準Ⅱ・Ⅲ
・UDF区分
4
2
嚥下調整食2|2
ピューレ・ペースト・ミキ
サー食などで,べた
つかず,まとまりや
すいもので不均質
なものも含むスプー
ンですくって食べる
ことが可能なもの
やや不均質
(粒あり)でも
やわらかく,
離水なく付
着性も低い
粥
・嚥下食ピ
ラミッドL3
・えん下困
難者用食
品許可基
準Ⅱ・Ⅲ
・UDF区分
4
写真D
②☆Ene280kcal Pro10g 水分350ml
★Ene1100kcal Pro50g 水分1600ml③★ペースト粥(離水への配慮未)
⑥ペースト状のほか、市販のムース食品(魚、肉、野菜など)も
取り入れている
③全粥(離水への配慮未)【自由に選択可】
コード 名称 形態 例他の分類
との対応
【 ①名称 ②エネルギー量・たんぱく質量・水分量 ③主食内容④固定料理⑤既製品⑥料理形状 ⑦とろみの状態 ⑧その他 】
t
嚥下訓練食品
0t
均質で,付着性・
凝集性・かたさに
配慮したとろみ水
(原則的には,中
間のとろみあるい
は濃いとろみ*のど
ちらかが適してい
る)
お茶や果汁
にとろみ調
整食品でと
ろみをつけ
たもの
・嚥下食ピ
ラミッドL3の
一部(とろ
み水)
0
j
嚥下訓練食品
0j
均質で,付着性・凝
集性・かたさに配
慮したゼリー
離水が少なく,スライス
状にすくうことが可
能なもの
物性に配慮
したお茶ゼ
リーや果汁
ゼリー,市販
されている
嚥下訓練ゼ
リー
・嚥下食ピ
ラミッドL0
・えん下困
難者用食
品許可基
準Ⅰ
担当者:
病棟毎に異なります。患者さんの氏名をお伝えください。 電話 (直通 )
比較的電話対応可能な曜日や時間: 土日祝以外の8:30~17:30は在院 (12:00~14:00、木曜13:00~16:00過ぎは不在が多いです)
【嚥下調整食分類2013】 施設別 食形態分類
施設名:
筑波メディカルセンター病院
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管理栄養士→管理栄養士( )
食事・栄養に関する連絡票
当施設で提供していた食事・栄養に関する情報をご連絡いたします。
氏名 性別 □男 □女 生年月日
身長 ㎝ 体重 ㎏(測定日 月 日)
栄養管理方法
□経口
□経腸→□経鼻 □胃瘻 □腸瘻(栄養剤の種類: )(投与量: )
□経静脈栄養→□TPN □PPN
食事内容
当施設での名称( )食事摂取状況 □自立 □一部介助 □全介助
提供栄養量(エネルギー: kcal たんぱく質: g 塩分: g)
嚥下食ピラミッド形態 レベル 0 1 2 3 4 5
主食 □おもゆ □ミキサー粥 □ゼリー粥 □ 分粥 □全粥 □軟飯 □米飯
副食 □ゼリー □ペースト状 □きざみ(カットサイズ mm)
□その他特記事項( )
水分 □とろみ無 □とろみ有 とろみ具合( 状)
食事摂取量 主食( 割)副食( 割)*全量を 10 で摂取量( kcal)
補助栄養 □有(商品名: )(摂取量: kcal)
食物アレルギー□有( )
ワーファリン内服 □有
嚥下評価 □RSST: 回/30 秒 □改定水飲みテスト (実施日 月 日)
特記事項(治療経過、状況、経腸栄養剤の投与方法の注意点、食事での注意点、栄養状態
不良への対応の工夫など)
施設名 記入年月日
担当者 電話番号
□電話済み( / ) □FAX 済 ( / ) □郵送済( / ) □返信( / )
食事形態
2012.9.14 改訂