1783-um008a-ja-p, 構成可能なnatルータ ユーザーズ ......pub. no. 1783-um008a-ja-p –...

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構成可能な NAT ルータ Cat. No. 1783-NATR ユーザーズマニュアル

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  • 構成可能なNATルータCat. No. 1783-NATR

    ユーザーズマニュアル

  • お客様へのご注意

    本装置の設置、構成および操作について、本書および参考資料に記載された資料に目を通してから、本製品の設

    置、構成、操作、メンテナンスを行なって ください。ユーザは適用されるすべての条例、法律、規格要件に加えて、

    設置、配線手順に熟知している必要があ り ます。

    設置、調整、供用開始、使用、組立て、分解、メンテナンスを含めた作業は、適切な実施基準に従って適切な訓練を

    受けた作業員しか実施しないでください。

    本装置を製造メーカの指定した方法以外で使用した場合、装置の保護機能が低下する可能性があ り ます。

    Rockwell Automation, Inc.は、いかなる場合も、この情報の使用または適用によ り発生した間接的または派生的な損害について一切の責任を負いません。

    本書で使用した図表やプログラム例は内容を理解しやすくするためのものであ り、その結果と しての動作を保

    証するものではあ り ません。個々の用途については数値や条件が変わるこ とが多いため、当社では図表やプロ

    グラム例に基づいて実際に使用した場合の結果については責任を負いません。

    本書に記載されている情報、回路、機器、装置、ソフ ト ウェアの利用に関して特許上の問題が発生しても、当社は

    一切責任を負いません。製品改良のため、仕様などを予告なく変更するこ とがあ り ます。

    Rockwell Automation, Inc.の書面による許可なく本書の全部または一部を複製するこ とは禁じられています。

    本書全体を通して、必要に応じて、注を使用して安全上の注意事項を示します。

    装置上、または装置内にあるラベルは、特別な注意事項に関するものです。

    Allen-Bradley、 Rockwell Software、 Rockwell Automation、 RSLinx Classic、 Stratix 5700、 Stratix 5900、 Studio 5000、 および Studio 5000 Logix Designer は、 Rockwell Automation, Inc. の商標です。

    Rockwell Automation に属していない商標は、 それぞれの企業に所有されています。

    警告: 人身傷害または死亡、 物的損害、 または経済的損失の原因となる可能性がある、 危険な環境での爆発を引き起こす可能性のある操作や状況に関する情報を示します。

    注意: 本書の「注意」は、人身傷害または死亡、物的損害、または経済的損失の原因となる可能性がある操作や状況に関する情報を示します。危険を示し、危険を防止し、結果を認識する助

    けとなるよう注意を促します。

    重要 製品を正し く使用および理解するために特に重要な事項を示します。

    感電の危険:危険な電圧が発生する恐れがあることを警告するために、 ド ライブやモータな

    どの機器または機器の内部にラベルを貼っています。

    やけどの危険 : 表面が危険な温度に達する恐れがあることを警告するために、 ド ライブや

    モータなどの機器または機器の内部にラベルを貼っています。

    アーク閃光の危険: モータ ・ コン ト ロール・センタなどの装置上、 または装置内にあるラベルは、閃光アークなどが発生する可能性があることを警告します。 アーク閃光は、人体に対

    する危険や死亡の原因となる場合があります。 適切な保護具 (PPE) を装着して ください。 作業の安全と保護具 (PPE) に必要な規制要件を順守して ください。

  • はじめに

    ネッ トワークの実装 1783-NATRは、デバイス・レベル・ リ ング(DLR) ト ポロジまたはリニア トポ ロ ジを使用し てアプ リ ケーシ ョ ンのネ ッ ト ワーク ア ド レ ス変換

    (NAT) を行な う こ とのできる埋め込み式スイ ッチ技術を採用したネット ワークデバイスです。1783-NATRルータを使用する と、プラ イベートネッ ト ワーク上で IPアドレスを変更するこ とな く、小規模なプライベート ネッ ト ワーク(マシンネッ ト ワークなど)を大規模なプラン ト規模の

    ネッ ト ワークに接続できます。

    1783-NATRルータは、プラ イベー ト ネッ ト ワークのデフォル ト ゲー トウェイ と して機能します。このデバイスは、プラ イベート IPアド レスを固有のパブ リ ッ ク IP ド レスに変換します(1対1のNAT)。プラ イベートネッ ト ワーク上のデバイスに、パブ リ ッ クネッ ト ワークからアクセスで

    きるよ うにするには、1783-NATRルータ上に変換を作成します。

    図1に、1783-NATRルータのネッ ト ワーク実装例を示します。この例では、2つの小型マシンがプライベートネッ ト ワーク と共に、リモート アクセスおよびモニタ リ ング目的のためにプラン ト規模のネッ ト ワークに

    統合されています。

    図 1 - 1783-NATR ルータのネッ トワーク実装例

    Com

    IN2

    IN1

    Ref

    FORCE

    EtherNet/IP™ EtherNet/IP™

    Cisco 3750X

    PrivateIP Address: 192.168.1.X

    MACHINE 1

    1783-NATR

    Stratix 5700

    ModuleStatus

    NetworkActivity

    NetworkStatus

    1734-AENT

    Point BusStatus

    SystemPower

    FieldPower

    ModuleStatus

    NetworkActivity

    NetworkStatus

    1734-AENT

    Point BusStatus

    SystemPower

    FieldPower

    RELAY115 VAC

    AC/

    DC

    OU

    T

    1:1 NAT Mapping

    Private Public192.168.1.2192.168.1.3192.168.1.4192.168.1.5192.168.1.6192.168.1.7192.168.1.8

    10.10.10.210.10.10.310.10.10.410.10.10.510.10.10.610.10.10.710.10.10.8

    1:1 NAT Mapping

    Private Public192.168.1.2192.168.1.3192.168.1.4192.168.1.5192.168.1.6192.168.1.7192.168.1.8

    10.10.11.210.10.11.310.10.11.410.10.11.510.10.11.610.10.11.710.10.11.8

    Public IP10.10.10.x

    Public IP10.10.11.x

    192.168.1.2

    192.168.1.3

    192.168.1.4

    192.168.1.5

    192.168.1.6

    192.168.1.8

    192.168.1.7

    PrivateIP Address: 192.168.1.X

    MACHINE 2

    1783-NATR

    ModuleStatus

    NetworkActivity

    NetworkStatus

    1734-AENT

    Point BusStatus

    SystemPower

    FieldPower

    ModuleStatus

    NetworkActivity

    NetworkStatus

    1734-AENT

    Point BusStatus

    SystemPower

    FieldPower

    RELAY115 VAC

    AC/

    DC

    OU

    T

    192.168.1.2

    192.168.1.3

    192.168.1.4

    192.168.1.5

    192.168.1.6

    192.168.1.8

    192.168.1.7

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 3

  • はじめに

    図2に、Stratix 8300 スイ ッチ付き 1783-NATRルータのネッ ト ワーク実装例を示します。

    図 2 - 1783-NATR ルータおよび Stratix 8300 のネッ トワーク実装例

    1783-NATRルータにはパブ リ ッ クポー ト とプラ イベート ポート があ り ます。これらはそれぞれ異なる目的に使用されます。

    パブリ ックポート

    パブリ ッ クポートは、デバイスをパブ リ ッ ク(外部)ネッ ト ワークに接続す

    るために使用します。パブ リ ッ クネッ ト ワークは、固有の IPアド レス指定方式を使用してプラン ト規模のネッ ト ワークにするこ とができます。パブ

    リ ッ クポートのMACアドレスは、プライベートポートのMACアドレス とは違います。パブ リ ッ クポー ト の IPアド レスも、プラ イベート ポー ト の IPアド レス とは違います。パブ リ ッ クポートは標準的なイーサネッ ト構成に

    よるスタートポロジです。

    FORCE

    EtherNet/IP™ EtherNet/IP™

    MACHINE 1

    1:1 NAT Mapping

    Private Public

    MACHINE 2

    192.168.1.2192.168.1.3192.168.1.4192.168.1.5192.168.1.6

    10.10.10.210.10.10.310.10.10.410.10.10.510.10.10.6

    Public IP10.10.10.x

    Public IP10.10.11.x

    Private IP192.168.1.x

    192.168.1.2 192.168.1.4 192.168.1.5

    For this example, all machine nodes must have their gateway IP set to 192.168.1.1

    For this example, all machine nodes must have their gateway IP set to 192.168.1.1

    192.168.1.6 192.168.1.6

    192.168.1.3

    Private IP192.168.1.x

    1783-NATR 1783-NATR

    Stratix 8300Line Controller

    ModuleStatus

    NetworkActivity

    NetworkStatus

    1734-AENT

    Point BusStatus

    SystemPower

    FieldPower

    00:00:BC:66:0F:C7

    0 1 2 3 4 5 6 7

    8 9 10 11 12 13 14 15

    0 1 2 3 4 5 6 7

    8 9 10

    A0 B0 Z0

    A1 B1 Z1

    0 2 FUSE

    1 3 OK11 12 13 14 15

    HIG

    H S

    PEED

    CO

    UN

    TER

    INO

    UT

    DC

    INPU

    T

    24VD

    CSI

    NK\

    SOU

    RCE

    24VD

    CSO

    URC

    E

    OU

    TPU

    TD

    C

    DANGER

    00 0801 0902 1003 1104 1205 1306 1407 15

    00 0801 0902 1003 1104 1205 1306 1407 15

    NC

    COM0

    COM1

    COM0

    COM1

    NC

    +V +V

    A0+ Ao-B0+

    +V -V

    COM

    COM

    COM

    COM

    B0-Z0+ Z0-A1+ A1-B1+ B1-Z1+ Z1-

    COM

    OUT0

    OUT2

    IOUT0+

    IOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    OUT1

    OUT3

    COM

    D+D-

    MBRK

    SHLD

    IN1

    1

    2

    IN2COM

    W

    V

    U

    +

    -

    ModNet

    5500S2

    192.168.1.2 192.168.1.4 192.168.1.5

    192.168.1.3

    ModuleStatus

    NetworkActivity

    NetworkStatus

    1734-AENT

    Point BusStatus

    SystemPower

    FieldPower

    00:00:BC:66:0F:C7

    0 1 2 3 4 5 6 7

    8 9 10 11 12 13 14 15

    0 1 2 3 4 5 6 7

    8 9 10

    A0 B0 Z0

    A1 B1 Z1

    0 2 FUSE

    1 3 OK11 12 13 14 15

    HIG

    H S

    PEED

    CO

    UN

    TER

    INO

    UT

    DC

    INPU

    T

    24VD

    CSI

    NK\

    SOU

    RCE

    24VD

    CSO

    URC

    E

    OU

    TPU

    TD

    C

    DANGER

    00 0801 0902 1003 1104 1205 1306 1407 15

    00 0801 0902 1003 1104 1205 1306 1407 15

    NC

    COM0

    COM1

    COM0

    COM1

    NC

    +V +V

    A0+ Ao-B0+

    +V -V

    COM

    COM

    COM

    COM

    B0-Z0+ Z0-A1+ A1-B1+ B1-Z1+ Z1-

    COM

    OUT0

    OUT2

    IOUT0+

    IOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    VOUT0+

    OUT1

    OUT3

    COM

    D+D-

    MBRK

    SHLD

    IN1

    1

    2

    IN2COM

    W

    V

    U

    +

    -

    ModNet

    5500S2

    1:1 NAT Mapping

    Private Public192.168.1.2192.168.1.3192.168.1.4192.168.1.5192.168.1.6

    10.10.11.210.10.11.310.10.11.410.10.11.510.10.11.6

    4 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • はじめに

    プライベートポート

    デバイスをプライベート (内部)ネッ ト ワークに接続するには、プラ イベー

    ト ポー ト を使用します。プラ イベー ト ネッ ト ワークは、プラン ト全体にわ

    たって IPアドレスを再利用できる、マシン領域またはプロセス領域のための小規模ネッ ト ワークにする こ とができます。プラ イベー ト ポー ト は、パ

    ブリ ッ クポートのMACアドレス とは異なる MACアドレスを共有します。プライベートポートは、パブ リ ッ クポートのIPアドレス とは異なる IPアドレスを共有します。プラ イベート ポートは、リ ニア ト ポロジでも、リ ング ト

    ポ ロ ジで も使用する こ と ができ ます。リ ング ト ポ ロ ジでは、ポー ト は

    ODVA DLR仕様に準拠します。リ ニア ト ポロジでは、ポー ト は、デイジーチェーン トポロジまたはスター型トポロジにおける標準Ethernet と して動作します。

    リ リースノートへのアクセス

    製品リ リース ノー ト は、オンラ インのProduct Compatibility and DownloadCenterから入手できます。

    1. http://www.ab.com (ク イ ッ ク リ ンク) リ ス トから Product Compatibility and Download Center を選択します。

    2. Compatibility Scenarios (互換性シナリオ) タブまたは Get Downloads(ダウンロードの取得)タブで、お使いの製品を検索して選択します。

    3. ダウンロードアイコン をク リ ッ ク して、 製品リ リース ノー

    トにアクセスします。

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 5

    http://ab.rockwellautomation.com/

  • はじめに

    参考資料 以下の資料には、ロ ッ ク ウェル・オー ト メーシ ョ ンの関連製品に関する詳細情報が記載されています。

    以下のサイ トから資料を閲覧またはダウンロードできます。http://www.rockwellautomation.com/literature印刷版マニュアルを購入される場合は、当社または当社代理店までご連絡

    ください。

    マニュアル名 説明

    Stratix Ethernet Device Specifications Technical Data (Pub.No. 1783-TD001)

    Stratixイーサネッ ト装置の仕様

    Ethernet Embedded NAT Device Product Information (Pub.No. 1783-PC017)

    イーサネッ ト組込みNATルータに関する情報

    Ethernet Tap Product Information (Pub.No. 1783-PC011) イーサネッ ト タ ップ装置の情報

    Network Address Translation Application Technique (Pub.No. ENET-AT005)

    ネッ トワークアドレス変換の適用方法に

    関する情報

    EtherNet/IP Network Configuration User Manual(EtherNet/IPネッ トワーク構成ユーザーズ)

    マニュアル(Pub.No. ENET-UM001)

    EtherNet/IP通信モジュールと Logix5000™コント ローラの使用方法およびイーサネッ ト

    ネッ トワーク上のさまざまなデバイスと

    の通信方法

    Industrial Automation Wiring and Grounding Guidelines(配線および接地に関するガイド ライン)

    (Pub.No. 1770-4.1)

    ロックウェル・オート メーシ ョ ンの産業

    システムの取付けに関する一般的な

    ガイド ライン

    製品認定に関するWebサイ トhttp://www.rockwellautomation.com/rockwellautomation/certification/overview.page

    適合宣言書(DoC)、認証、および他の認証についての説明

    6 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

    http://literature.rockwellautomation.com/idc/groups/literature/documents/td/1783-td001_-en-p.pdfhttp://literature.rockwellautomation.com/idc/groups/literature/documents/pc/1783-pc017_-en-p.pdfhttp://literature.rockwellautomation.com/idc/groups/literature/documents/pc/1783-pc011_-en-p.pdfhttp://literature.rockwellautomation.com/idc/groups/literature/documents/at/enet-at005_-en-p.pdfhttp://literature.rockwellautomation.com/idc/groups/literature/documents/um/enet-um001_-ja-p.pdfhttp://literature.rockwellautomation.com/idc/groups/literature/documents/in/1770-in041_-ja-p.pdfhttp://www.rockwellautomation.com/rockwellautomation/certification/overview.pagehttp://www.rockwellautomation.com/literature

  • Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 7

    目次

    第 1 章1783-NATR ルータの取付け

    装置の取付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9SD カードの取付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11ソフ ト ウェア要件 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12NATR デバイスの取付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 121783-NATR ルータの接地 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14NATR デバイスの配線 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15RJ45 ポートの接続 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 16DIP スイ ッチの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 171783-NATR デバイスの初回セッ ト アップ . . . . . . . . . . . . . . . . 19Web ユーザインターフェイスを使用したSD カードへの保存 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23Web ユーザインターフェイスを使用したSD カードからのリ ス ト ア . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23Logix Designer アプ リ ケーシ ョ ンを使用したSD カードへの保存 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24Logix Designer アプ リ ケーシ ョ ンを使用したSD カードからのリ ス ト ア . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26

    ネッ ト ワーク IP アドレスの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27DIP スイ ッチを使用したネッ ト ワークIP アドレスの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27BOOTP/DHCP サーバを使用したネッ ト ワークIP アドレスの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28RSLinx ソフ ト ウェアでのイーサネッ ト通信ド ライバの構成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 30RSLinx ソフ ト ウェアを使用した IP アドレスの設定. . . . . . . 32Logix Designer アプ リ ケーシ ョ ンを使用したIP アドレスの設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 34DHCP ソフ ト ウェアの使用 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 36

    第 2 章1783-NATR ルータの構成 Studio 5000 Logix Designer アプリ ケーシ ョ ンを

    使用した構成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 37EDS ファ イルのダウンロード . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 37General . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 38Connection . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 39Parameters . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 40Internet Protocol . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 44Port Configuration . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 44Network. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 45

    Device Manager の Web インターフェイスを使用した構成 . . . . 46Device Manager の Web インターフェイスを使用したルールの作成 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 48Network Address Translation . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 50Device Identity . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 51Public Network . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 51Private Network. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 52Advanced Network . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 53Device Services . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 54

    電子キーイング . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 55参考資料 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 56

  • 目次

    第 3 章1783-NATR ルータの診断 ステータスインジケータ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 57

    Web ユーザインターフェイスでの診断 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 58Diagnostic Overview . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 59Network Settings . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 60Ethernet Statistics . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 60Ring Statistics . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 62Address Conflict Detection. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 63

    Logix Designer アプリ ケーシ ョ ンによる診断 . . . . . . . . . . . . . . . . . 63Connection . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 64Module Info. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 65Network . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 66

    索引

    8 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 第 1 章

    1783-NATRルータの取付け

    装置の取付け

    以下の手順に従って、1783-NATRルータを取付けて く ださい。

    1. セキュアデジタル (SD) カードを装着します (オプシ ョ ン)。

    2. ソフ ト ウェアバージ ョ ンが正しいこ とを確認します。

    3. 以下のいずれかの構成で 1783-NATR ルータを取付けます。

    • パネル取付け

    • DIN レール取付け

    4. 1783-NATR ルータにケーブルをつなぎます。

    5. イーサネッ ト ポート を接続します。

    6. 1783-NATR ルータ用の EDS ファ イルをダウンロード します。

    7. インターネッ トプロ ト コルの設定を構成します。

    8. DIP スイ ッチを設定します。

    以下に、上記の手順について詳し く説明し ます。

    項目 参照ページ

    装置の取付け 9

    ネッ トワーク IP アドレスの設定 27

    警告 : 危険区域での適用には、 同梱の Weidmuller 1317570000電源端子台を使用して ください。

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 9

  • 第 1 章 1783-NATR ルータの取付け

    以下の図と表に1783-NATRデバイ スのコンポーネン ト を示し ます。

    項目 説明 項目 説明

    1 DIP スイッチ 7 前面図

    2 上面図 8 ユーザラベル

    3 側面図 9 前面パネルのパブリ ックポート

    4 DC コネクタ 10 ステータスインジケータ

    5 底面図 11 背面図

    6 リニアネッ トワークまたはリングネッ トワークへのコネクシ ョ ン用

    プライベートポート

    A:ポート 1

    B:ポート 2

    12 SD カードスロッ ト

    10 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 1783-NATR ルータの取付け 第 1 章

    SD カードの取付け

    SD カード の取付けはオプシ ョ ンです。SD カード の目的は、1783-NATRルータの構成のバッ クア ップと リ ス ト アです。

    1783-NATRルータから取り外したSDカード をデバイスに再装着した り、新しいSD カード をデバイ スに取付けるには、以下の手順を行なって ください。

    SD カードは、使用しないと きは1783-NATRルータから取 り外すよ う にお奨めします。 SDカードは、1783-NATRルータの構成を リ ス ト アする際に使用して く ださい。

    1. SD カードがロ ッ ク されているのか、 またはロ ッ ク解除されているのかを確認して ください。取付けの前にカードをロ ッ クする場合は、

    以下の点を考慮してください。

    – カードがロ ッ ク解除されている場合、1783-NATR ルータでデータをカードに書込んだり、 カードからデータを読取る こ とがで

    きます。

    2. 1783-NATR ルータの背面にある SD カードスロ ッ ト を見つけます。

    警告: 電源が投入されている状態で SD カードを挿入または取り外すと、 アーク放電が発生することがあります。 これ

    によって、 危険な領域に取付けている場合は爆発が起こる

    恐れがあります。

    作業を進める前に電源を切断し、作業領域が危険のない領域

    であることを確認して ください。

    ロック解除時 ロック時

    SD カードスロッ ト

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 11

  • 第 1 章 1783-NATR ルータの取付け

    3. SD カードを SD カードスロ ッ トに取付けます。

    SD カードは、 一方向にのみ取付けるこ とができます。 SD カードの刻み目は、 デバイスの上方へ向けてください。

    SD カードの装着時に抵抗を感じた場合は、 カードを引き抜いて向きを変えてください。

    4. 所定の位置にぴったり と収まるまでカードを静かに押します。

    ソ フ ト ウェア要件

    1783-NATRルータを構成するには、以下のバージ ョ ンのソフ ト ウ ェアが必要です。

    NATRデバイスの取付け

    1783-NATRルータは、DIN レールやパネルに取付ける こ とができます。

    ソフ トウェア バージ ョ ン

    RSLinx® Classic 2.7 以降

    Studio 5000 Logix Designer™ 20 以降

    警告 : クラス I、 ディ ビジ ョ ン 2 の危険な領域で使用する場合は、 適用される電気工事規定に適合する適切な配線方法

    でこの装置を適切なエンクロージャに取付ける必要があり

    ます。

    重要 1783-NATRルータは縦置き専用です。1783-NATRルータを横置きしないで ください。

    12 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 1783-NATR ルータの取付け 第 1 章

    最小間隔

    エンク ロージャの壁、配線路、および隣接する機器からある程度のスペー

    スを確保して く ださい。四方に25.4mm(1 インチ)のスペースを設けて ください。このスペースは、通風や電気的絶縁を目的と したものです。この

    スペースは、1783-NATRルータの底面に接続するためのケーブルの曲げ半径にも対応し ます。

    デバイスの寸法

    デバイ スの寸法は以下の図の通り です。

    DINレール取付け

    以下の手順に従って、1783-NATRルータ をDIN レールに取付けて く ださい。

    1. DIN レールを取付けます。

    2. ド ラ イバーを使用して 1783-NATR ルータの底面にあるラ ッチを開けます。

    3. ド ラ イバーでラ ッチを開けたまま DIN レールにラ ッチを掛けます。

    側面側面

    上面

    底面

    25.4mm(1 インチ)

    25.4mm(1 インチ)

    25.4mm(1 インチ)

    25.4mm(1 インチ)

    104.9mm(4.13 インチ)

    122.68mm (4.83 インチ)

    131.57mm (5.18 インチ)

    35.05mm(1.38 インチ)

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 13

  • 第 1 章 1783-NATR ルータの取付け

    4. ド ラ イバーを取り外し、 ラ ッチを押込んで閉じます。

    パネル取付け

    以下の手順に従って、1783-NATRルータをパネル取付けて く ださい。

    1. 1783-NATR ルータを目安にしながら、パネルにパイロ ッ ト穴のマークを付けます。

    2. M4 または #8 ねじのパイロ ッ ト穴を開けます。

    3. M4 ねじまたは #8 ねじを 2 本使用して 1783-NATR ルータをパネルに固定します。

    1783-NATRルータの接地

    金属パネルやDINレールには、1783-NATRルータ用の接地が備えられています。

    詳細は、『配線と接地に関するガイ ド ラ イン』(Pub.No. 1770-4.1) を参照して く ださい。

    警告: この製品は、 DIN レールを通してシャーシグラウンドに接地します。 適切な接地を保証するために、 亜鉛めっき

    および黄色クロ メー ト処理が施されたスチール製の DINレールを使用して く ださい。 他の材質 (例えば、 アルミニ

    ウムやプラスチック) の DIN レールを使用した場合、 腐食または酸化したり、 または不良伝導体であるために接地が

    不適切になったり、 断続的になる可能性があります。 およ

    そ 200mm (7.8 インチ) ごとに DIN レールを取付け面に固定し、 留め金を適切に使用します。

    14 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

    http://literature.rockwellautomation.com/idc/groups/literature/documents/in/1770-in041_-ja-p.pdf

  • 1783-NATR ルータの取付け 第 1 章

    NATRデバイスの配線

    1783-NATRルータの底面のDC コネク タを使用して1783-NATR ルータにDC電源を供給し ます。

    警告 : 以下のようなケーブルの抜差しを行なう と、 アーク放電が発生することがあります。

    • このモジュールやネッ トワーク上の他のデバイスに電源を供給している通信ケーブル

    • フ ィールド側電源が投入されている状態のケーブル

    これによって、危険な領域に取付けている場合は爆発が起

    こる恐れがあります。作業を進める前に電源を切断し、作業

    領域が危険のない領域であることを確認して ください。

    危険な領域で使用する場合は、同梱のWeidmuller 1317570000電源端子台を使用して ください。

    注意 : CE 低電圧指令 (LVD) に適合するために、 この機器には安全特別低電圧 (SELV) または保護特別低電圧 (PELV) に適合する電源を供給する必要があります。

    UL認証に適合するため、本機器の電源は、以下に準拠した電源を通じて供給する必要があります。

    • IEC 60950-1 ed. 2.1 clause 2.2 – SELV Circuits clause and clause 2.5 LIMITEDPOWER SOURCES

    • IEC 61010-2-201 ed. 1 clause 9.4 - Limited-energy circuit and either clause3.109 – PELV Circuit or clause 3.110 - SELV Circuit

    注意 : 単一の端子に複数の導線を接続しないで ください。

    DC- 端子

    DC+ 端子

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 15

  • 第 1 章 1783-NATR ルータの取付け

    RJ45ポー トの接続

    以下の手順に従って、1783-NATR ルータにRJ45 ポー ト を接続して く ださい。

    1. 1783-NATR ルータの前面および底面の RJ45 ポート を確認します(以下の図を参照)。

    2. イーサネッ ト ケーブルの一方の端を、 デバイスポート と して使用する前面パネルのポートに接続します。

    3. イーサネッ ト ケーブルのも う一方の端を、 制御ネッ ト ワーク内のデバイスに接続します。

    4. 2 本目のイーサネッ ト ケーブルの一方の端を、1783-NATR ルータの底面のポートに接続します。

    5. イーサネッ ト ケーブルのも う一方の端を、 リ ニアネッ ト ワークまたはリ ングネッ ト ワークに接続します。

    6. ネッ ト ワークで、1783-NATR ルータの底面のも う一つのポート も使用する場合は、このポートについても上記と同じプロセスを繰返します。

    DLR ネ ッ ト ワークで1783-NATR ルータ を使用する場合は、1783-NATRルータが リ ングスーパーバイザであるかど う かを考慮して く ださい。

    1783-NATR ルータは、デフォル ト では、非スーパーバイザ・ リ ング・ノード と して構成されます。スーパーバイザ機能を管理するには、以下のい

    ずれかの方法を行なって く ださい。

    • リ ング ・ スーパーバイザ ・モードおよび他のスーパーバイザ関連パラ メータを設定するには、 RSLinx Classic 通信ソフ ト ウェアまたは Studio 5000 Logix Designer プログラ ミ ングソフ ト ウェアを使用します。 これがデフォルトの方法です。 このオプシ ョ ンを選択

    する場合は、ソフ ト ウェアに付属しているオンラインヘルプに解

    説されている手順に従って リ ング ・ スーパーバイザ ・モードを有

    効にして ください。

    • 1783-NATR ルータのメモ リに保存されている現在のスーパーバイザ関連パラ メータを使用して リ ング ・ スーパーバイザ・モード

    を有効にするには、DIP スイ ッチを使用します。詳細は、 17 ページの 「DIP スイ ッチの設定」 を参照して ください。

    重要 プライベートポート を リング状に物理的に接続する前

    に、リングスーパーバイザがリング内に存在することを

    確認して ください。

    パブリ ックポート

    前面

    プライベートポート

    底面

    16 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 1783-NATR ルータの取付け 第 1 章

    DIPスイ ッチの設定

    1783-NATRルータのDIPス イ ッチを使用する と、以下を行な う こ とができます。

    • インターネッ トプロ ト コル (IP) 設定 (IP アドレスなど) を構成する方法を指定する。

    • 現在のパラ メータを使用して リ ング ・ スーパーバイザ ・ モードを有効にする。

    • 工場出荷時のデフォルト設定を リ ス ト アする。

    • SD カードから構成を リ ス ト アする。

    DIPス イ ッチのオン とオフの位置を確認するには、以下の図を参照してく ださい。

    以下の手順に従って、DIP ス イ ッチを設定して く ださい。

    1. スイ ッチを目的の位置にセッ ト し、1783-NATR ルータの電源を切断後、 再投入します。

    重要 スイッチ設定は電源投入すると有効になります。スイッ

    チ変更を行なっても、1783-NATRルータの電源の切断後に再投入しないと、1783-NATRルータの動作を変えるこ とはできません。

    スイッチ 1

    スイッチ 2

    スイッチ 3

    オフ オン

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 17

  • 第 1 章 1783-NATR ルータの取付け

    2. DIP スイ ッチの用途については、 以下のガイ ド ラ インを参考にしてください。

    • 開梱時、 3 つすべてのスイ ッチはオフ位置になっています。 この状態の場合、 1783-NATR ルータは非スーパーバイザ ・ リ ング ・ノードになるよ うに構成されており、パブ リ ッ クポートについて

    はデフォルトの IP アドレス (169.254.1.1) に、 プライベートポートについては DHCP に応答します。

    • アドレス、 169.254.1.1 は初回構成時にのみ使用されます。変換のために 1783-NATR を構成する場合は、パブリ ッ クポート IP アドレスを、プラン ト規模のネッ ト ワークで割付け済みのアドレスに

    変更して ください。代替の DIP スイ ッチ設定を行な うか、RSLinxClassic 通信ソフ ト ウェア、 Studio 5000 Logix Designer プログラ ミングソフ ト ウェア、 または Device Manager の Web インターフェイスを使用して 1783-NATR ルータを構成して ください。

    • デバイスの前面を手前に向けた状態でスイ ッチを左側に押すと、オフ位置にな り ます。

    • デバイスの前面を手前に向けた状態でスイ ッチを右側に押すと、オン位置にな り ます。

    • 静的アドレスを割付けたポート を構成するには、 スイ ッチ 1 をオフ位置に、 スイ ッチ 2 をオン位置にセッ ト します。

    電源投入後の動作 スイッチ 1 スイッチ 2 スイッチ 3

    インター

    ネッ ト

    プロ ト コル

    設定

    デフォルトではプライベート

    ポートの IP アドレスに DHCP を使用しますが、ソフ トウェアで

    変更可能です。

    パブリ ックポートはソフ トウェ

    アによって構成(工場出荷時の

    デフォルト設定は、パブリ ック

    ポートが 169.254.1.1、サブネッ トマスクが 255.255.255.0、ゲートウェイが 0.0.0.0 です)。

    オフ – 工場出荷時の

    デフォルト

    設定

    オフ – 工場出荷時の

    デフォルト

    設定

    スイッチ 3の位置は IP設定に影響

    しません。

    ソフ トウェアで構成された IP 設定が使用されます。(工場出荷時

    のデフォルト設定は、パブリ ッ

    クポートが 169.254.1.1、サブネットマスクが 255.255.255.0、ゲートウェイが 0.0.0.0 です。プライベートポートの工場出荷

    時のデフォルト設定は、IP アドレスが 192.168.1.1、サブネッ トマスクが 255.255.255.0、ゲートウェイが 0.0.0.0 です。)

    オフ オン

    SD カードからデバイス構成をロード し、動作を中断

    オン オフ

    リング・

    スーパー

    バイザ・

    モード

    リング・スーパーバイザ・モード

    を有効

    スイッチ 1 および 2 の位置はリング・スーパーバイザ・

    モードに影響しません。

    オン

    ソフ トウェアを通じてリング・

    スーパーバイザ・モードを有効

    オフ – 工場出荷時の

    デフォルト

    設定

    工場出荷時のデフォルト設定をリストアした

    後、動作を中断

    オン オン オンまたは

    オフ

    18 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 1783-NATR ルータの取付け 第 1 章

    • 現在のスーパーバイザ関連パラ メータを使用して リ ング ・ スーパーバイザ・モードを有効にするには、 スイ ッチ 3 をオン位置にセッ ト します。

    • 工場出荷時のデフォル ト設定を リ ス ト アして動作を中断するには、 スイ ッチ 1 および 2 をオン位置にセッ ト します。 スイ ッチ 1および 2 がオン位置にある場合、 スイ ッチ 3 の位置は無視されます。

    動作が中断される と、OKステータス インジケータは赤色に点滅します。正常動作を再開するには、スイ ッチを目的の位置にセッ ト し、1783-NATRルータの電源を切断後、再投入し ます。

    1783-NATRデバイスの初回セッ ト ア ップ

    1. すべての DIP スイ ッチをオフ位置にセッ ト します。

    2. デバイスに電源を投入します。

    3. デバイス底面のイーサネッ ト ケーブルを前面のポートに接続します。

    4. ケーブルのも う一方の端をコンピュータに接続します。

    5. Start → All Programs → Rockwell Software → BOOTP-DHCP Server の順に選択してユーティ リ ティ を起動します。

    MAC アドレスが BOOTP/DHCP の Request History リ ス トに表示されるまで 1 ~ 2 分かかり ます。

    6. BOOTP/DHCP ウ ィンド ウの Request History で MAC アドレスをダブルク リ ッ ク します。

    7. New Entry ウ ィ ンド ウで、 1783-NATR ルータのプライベート IP アドレスの値 (192.168.1.1 など) を入力し、 必要に応じてホス ト名や説明を入力して、 OK をク リ ッ ク します。

    IP アドレスが BOOTP/DHCP ウ ィンド ウの Relation List に表示されます。

    8. RSLinx Classic を開きます。

    9. 1783-NATR ルータに移動します。

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 19

  • 第 1 章 1783-NATR ルータの取付け

    10. デバイスを右ク リ ッ ク し、 Upload EDS File from Device (デバイスから EDS ファ イルのアップロード) を選択します。

    11. それぞれの EDS ウ ィンド ウで Next をク リ ッ ク します。

    12. 完了の成功ウ ィンド ウで Finish をク リ ッ ク します。

    13. Web ブラウザを開き、 192.168.1.1 に移動します。

    1 2 3

    4 5

    20 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 1783-NATR ルータの取付け 第 1 章

    14. Configuration をク リ ッ ク した後、いずれかのリ ンク (Device Servicesなど) をク リ ッ ク します。

    15. ユーザ名とパスワードの入力が要求されます。

    16. ユーザ名に “admin” と入力し、 パスワードにデバイスのシ リ アル番号を入力します。 シ リ アル番号はデバイス右側のラベルに記載され

    ています。 このシ リ アル番号がデフォルトパスワードにな り ます。

    17. 新しいパスワードの入力が要求されます。

    18. 1783-NATR ルータの独自のパスワードを指定します。

    これで、 Configuration メニュー項目にアクセスできるよ うにな ります。

    重要 パブリ ッ クポート またはプライベートポートの構成を

    変更した場合は、変更を有効にするためにデバイスをリ

    セッ トする必要があります。

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 21

  • 第 1 章 1783-NATR ルータの取付け

    19. Device Services に移動し、 Reset Module の下にある Reset Module をク リ ッ ク します。

    20. デバイスの リ セッ ト警告ウ ィ ン ド ウで Reset Module をク リ ッ ク します。

    21. デバイスが再起動されるまで待ちます。

    22. デバイスの構成を SD カードに保存します。 詳細は、 23 ページの「Web ユーザインターフェイスを使用した SD カードへの保存」を参照して ください。

    22 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 1783-NATR ルータの取付け 第 1 章

    Webユーザインターフ ェ イスを使用したSD カードへの保存

    以下の手順に従って、SDカードにデバイ スの構成を保存して く ださい。

    1. Device Configuration で、Save to SD(SD への保存)をク リ ッ ク します。

    Configuration successfully saved to SD card (SD カードへの構成の保存成功) ダイアログボッ クスが表示されます。

    2. このダイアログボッ クスで OK をク リ ッ ク します。

    Webユーザインターフ ェ イスを使用したSD カードからのリス ト ア

    以下の手順に従って、SD カードからデバイ スの構成をロード して く ださい。

    1. Device Configuration で、 Restore from SD (SD からのリ ス ト ア) をク リ ッ ク します。

    Successful SD configuration (SD 構成の成功) ダイアログボッ クスが表示されます。

    ヒン ト Restoreが灰色表示(使用不能)になっている場合は、SD カードが装着されているか確認して ください。

    • メモリカードが装着されているか。

    SD カー ドが装着されていない場合、Device Services タ ブのDevice Configurationに以下のメ ッセージが表示されます。

    ヒン ト SD カード構成は、DIPスイ ッチ設定を介してロードすることもできます。17 ページの「DIPスイ ッチの設定」を参照して ください。

    ヒン ト Restoreが灰色表示(使用不能)になっている場合は、SD カードが装着されているか確認して ください。

    • メモリカードが装着されているか。

    SD カー ドが装着されていない場合、Device Services タ ブのDevice Configurationに以下のメ ッセージが表示されます。

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 23

  • 第 1 章 1783-NATR ルータの取付け

    2. このダイアログボッ クスで OK をク リ ッ ク します。

    3. デバイスを再起動します。

    4. デバイスの リ セッ ト警告ウ ィ ン ド ウで Reset Module をク リ ッ ク します。

    Logix Designerアプリケーシ ョ ンを使用したSD カードへの保存

    1783-NATR ルータ と の通信が確立したら、以下の手順に従って メ モ リカードに保存して く ださい。

    1. Module Properties ダイアログボッ クスを開き、 Parameters タブをクリ ッ ク します。

    2. Group プルダウン メニューで Save/Restore Configuration (構成の保存 / リ ス ト ア) を選択します。

    ヒン ト 新しい構成によって、デバイスの IP ア ド レスを変更できます。

    24 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 1783-NATR ルータの取付け 第 1 章

    3. Save to SD card プルダウン メニューで Enabled を選択し、Set をク リ ック します。

    工場出荷時のデフォル ト 設定を リ ス ト アする場合は、Insert Factory Defaults を ク リ ッ ク し、さ らにSet を ク リ ッ ク し ます。

    ヒン ト Setが灰色表示(使用不能)になっている場合は、以下の点を確認して ください。

    • 正しい通信パスを指定し、プログラムモードでデバイスと通信中であるか。

    • メモリカードが装着されているか。

    メモリカードが装着されていない場合、“SD card present”の ID部分に値が表示されません。

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 25

  • 第 1 章 1783-NATR ルータの取付け

    Logix Designerアプリケーシ ョ ンを使用したSD カードからのリス ト ア

    1783-NATR ルータ と の通信を確立した後、以下の手順に従って メ モ リカードから構成を リ ス ト アして く ださい。

    1. Module Properties ダイアログボッ クスを開き、 Parameters タブをクリ ッ ク します。

    2. Group プルダウン メニューで Save/Restore Configuration (構成の保存 / リ ス ト ア) を選択します。

    3. Restore from SD card プルダウン メニューで Enabled を選択し、Set をク リ ッ ク します。

    26 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 1783-NATR ルータの取付け 第 1 章

    ネッ ト ワーク IPア ド レスの設定

    DIPスイ ッチを使用したネッ ト ワーク IPア ド レスの設定

    1783-NATRルータのDIPス イ ッチを使用して、IP設定に使用する構成方法を選択します。17 ページの「DIPスイ ッチの設定」を参照して ください。

    インターネッ ト プロ ト コル (IP)設定(IP ア ド レスなど)を、以下のよ う にして構成し ます。

    • プライベートポートについては 1783-NATR ルータのデフォルト IPア ド レス (192.168.1.1)、パブ リ ッ クポー ト については169.254.1.1 を使用し ます。その場合、1783-NATR ルータ を コ ンピ ュータに直結し、DIPス イ ッチ1をオフ、DIPス イ ッチ2をオンに設定します。コンピュータ と 1783-NATRルータのデフォル ト のIPア ド レス との間の通信を確立するには、お使いのコンピュータの「ローカルエ リ アの

    接続プロパテ ィ」で固有のIPア ド レスを入力します。コンピュータの IP ア ド レスは、パブ リ ッ クポー ト については1783-NATRルータのデフ ォル ト の IP ア ド レ ス と 同じサブネ ッ ト 上にあ る もの(169.254.1.2 など)と し、プラ イベー ト ポー ト については192.168.1.2と しなければな り ません。

    ヒン ト Setが灰色表示(使用不能)になっている場合は、以下の点を確認して ください。

    • 正しい通信パスを指定し、 デバイスと通信中であるか。

    • メモリカードが装着されているか。

    メ モ リ カー ドが装着されていない場合、”SD card present” のID 部分に値が表示されません。

    重要 パブリ ッ クポートで通信を行なうには、IP アドレスが割付けられた、少な く と も 1つのプライベートポート を他のデバイスに接続する必要があります。このため、初回構成に

    はプライベートポート を使用するようにお奨めします。

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 27

  • 第 1 章 1783-NATR ルータの取付け

    BOOTP/DHCPサーバを使用したネッ ト ワークIPア ド レスの設定

    BOOTP/DHCPサーバは、IPア ド レスの設定に使用でき る ス タン ド アロンサーバです。BOOTP/DHCPサーバは、使用時、IPア ド レスおよび他のインターネッ ト プロ ト コル(IP)パラ メータを設定し ます。

    DIP ス イ ッチ1および2がOffで、静的IP ア ド レスが保存されていない場合、BOOTP/DHCPサーバを使用してデバイ スのIPア ド レスを設定できます。

    以下場所のいずれかからBOOTP/DHCPサーバにアクセス し ます。

    • Programs → Rockwell Software → BOOTP-DHCP Server

    サーバをインス トールしていない場合は、

    http://www.ab.com/networks/ethernet/bootp.html からダウンロードしてインス トールできます。

    • Studio 5000®環境インス トールCDのToolsディ レク ト リ

    以下の手順に従って、BOOTP/DHCPサーバを使用してデバイ スのIPアド レスを設定して く ださい。

    1. BOOTP/DHCP ソフ ト ウェアを起動します。

    2. Tools メニューから Network Settings (ネッ ト ワーク設定) を選択します。

    重要 BOOTP/DHCP サーバを起動する前に、デバイスのハー ドウェア (MAC) アド レスがあるこ とを確認して く ださい。ハードウェアアドレスは通信デバイスの側面のステッ

    カーに記載されており、以下のよ うな形式のアド レス

    が使用されます。

    00-00-BC-14-55-35

    28 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

    http://www.ab.com/networks/ethernet/bootp.htmlhttp://www.ab.com/networks/ethernet/bootp.html

  • 1783-NATR ルータの取付け 第 1 章

    3. ネッ ト ワークの Subnet Mask (サブネッ トマスク) を入力します。

    Gateway アドレス、 Primary DNS アドレスおよび Secondary DNS アドレス、 Domain Name フ ィールドはオプシ ョ ンです。

    4. OK をク リ ッ ク します。

    BOOTP 要求を発行するすべてのデバイスのハード ウェアアドレスを示す Request History パネルが表示されます。

    5. 適切なデバイスを選択します。

    6. Add to Relation List をク リ ッ ク します。

    New Entry ダイアログボッ クスが表示されます。

    7. アプ リ ケーシ ョ ンでの必要に応じ、デバイスの IP アドレス、ホス ト名、 説明を入力します。

    8. OK をク リ ッ ク します。

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 29

  • 第 1 章 1783-NATR ルータの取付け

    9. この構成をデバイスに割付けるには、 デバイスが Relation List パネルに表示されるのを待って選択します。

    10. Disable BOOTP/DHCP をク リ ッ ク します。

    電源を切断後再投入する と、デバイスは割付けられた構成を使用し、

    BOOTP 要求を発行しません。

    Disable BOOTP/DHCPを ク リ ッ ク しなかった場合は、電源の切断後に再投入する際、ホス ト コン ト ローラが現在のIP構成をク リ アし、BOOTP要求の送信を開始し ます。

    RSLinx ソ フ ト ウェアでのイーサネッ ト通信ド ライバの構成

    以下の手順に従って、EtherNet/IP ド ラ イバを構成して く ださい。

    1. Communications メニューから Configure Drivers を選択します。

    Configure Drivers ダイアログボッ クスが表示されます。

    30 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 1783-NATR ルータの取付け 第 1 章

    2. Available Driver Types プルダウン メニューから、EtherNet/IP Driver または Ethernet devices をク リ ッ ク して Add New をク リ ッ ク します。

    Add New RSLinx Driver ダイアログボッ クスが表示されます。

    3. 新しいド ライバの名前を入力して OK をク リ ッ ク します。

    Configure driver ダイアログボッ クスが表示されます。

    4. Browse Local Subnet をク リ ッ ク します。

    5. OK をク リ ッ ク してダイアログボッ クスを閉じます。

    重要 パブリ ッ クポートでは、EtherNet/IP ド ライバはサポート されていません。かわりにイーサネッ トデバイスのド ラ

    イバを使用して ください。

    ヒン ト RSLinx ソフ トウェアを実行中のワークステーシ ョ ンから、別のサブネッ ト またはVLAN上のデバイスを表示するには、Browse Remote Subnetをクリ ッ クします。

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 31

  • 第 1 章 1783-NATR ルータの取付け

    新しいド ライバが使用可能になっています。

    RSLinx ソ フ ト ウェアを使用した IPア ド レスの設定

    以下の手順に従って、RSLinxソ フ ト ウ ェアを使用して通信デバイスのIPア ド レスを設定して く ださい。

    1. Communications メニューから RSWho を選択します。

    RSWho ダイアログボッ クスが表示されます。

    2. イーサネッ ト ネッ ト ワークに移動します。

    3. EtherNet/IP デバイスを右ク リ ッ ク して、 Module Configuration を選択します。

    Module Configuration ダイアログボッ クスが表示されます。

    重要 パブリ ックポートでは、EtherNet/IP ド ライバはサポート されていません。かわりにイーサネッ トデバイスのド ラ

    イバを使用して ください。

    32 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 1783-NATR ルータの取付け 第 1 章

    4. Port Configuration タブをク リ ッ ク します。

    5. Network Configuration Type で Static をク リ ッ ク し、 この構成をポートに割付けます。

    6. 適切なフ ィールドに、アプ リ ケーシ ョ ンに必要な情報を入力します。

    7. ポート設定を構成します。

    重要 Dynamic をク リ ッ クすると、1783-NATRルータの現在の IP構成がクリアされ、DHCP要求の送信が開始されます。

    変更内容を有効にするために電源の切断後再投入する

    必要はありません。

    目的 操作

    デフォルトのポート速度

    および二重性の設定を

    使用する。

    Auto-negotiate port speed and duplex をチェ ックしたままにします。

    この設定によって、実速度および二重性の設定が指定され

    ます。

    ポートの速度および

    二重通信方式の設定を

    手動で構成する。

    以下の手順を行なって く ださい。

    1. Auto-negotiate port speed and duplex チェ ックボックスのチェ ックを外します。

    2. Current Port Speed プルダウンメニューからポート速度を選択します。

    3. Current Duplex プルダウンメニューから、適切な二重通信方式の値(Half Duplex:半二重または Full Duplex:全二重)を選択します。

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 33

  • 第 1 章 1783-NATR ルータの取付け

    8. Apply をク リ ッ ク し、 さ らに OK をク リ ッ ク します。

    Logix Designerアプリケーシ ョ ンを使用したIPア ド レスの設定

    Logix Designer アプ リ ケーシ ョ ンを使用して通信デバイ スの IP ア ド レスを設定するには、以下の手順に従います。

    1. コン ト ローラ との通信を確立します。

    2. コン ト ローラオーガナイザで EtherNet/IP デバイスを右ク リ ッ ク して、 Properties を選択します。

    Module Properties ダイアログボッ クスが表示されます。

    重要 デバイスのポート設定を構成する際は、以下の点を考慮し

    て ください。

    • イーサネッ トケーブルでつながれたポートの速度と二重通信方式の設定は一致させる必要があります。 そう しな

    いと、 通信障害が発生する可能性があります。

    • オートネゴシエーシ ョ ンをサポート していない旧式のデバイス、 またはオートネゴシエーシ ョ ンが有効になって

    いると正常に動作しない旧式のデバイスについては、 固

    定速度および完全二重通信方式を設定することをお奨め

    します。

    • デバイスを非管理型スイッチに接続している場合は、Auto-negotiate port speed and duplex チェ ックボックスをチェ ックしたままにします。 このチェ ックを外すと、 通信障害

    が発生することがあります。

    • デバイスのポー ト速度および二重通信方式を強制的に使用し、そのデバイスが管理型スイッチに接続されてい

    る場合は、管理型スイッチの対応するポートにも同じ設

    定を強制的に指定して通信障害を回避する必要があり

    ます。

    • 手動で構成されたデバイスをオートネゴシエーシ ョ ンデバイスに接続すると (二重性の不適合) 、 頻繁に送信エ

    ラーが発生する場合がある。

    • 必ず、 コネクシ ョ ンの両端の構成が一致していることを確認して ください。

    34 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 1783-NATR ルータの取付け 第 1 章

    3. Internet Protocol タブをク リ ッ ク します。

    4. Manually Configure IP settings を選択します。

    この例の IP アドレスは 192.168.1.1 です。

    5. Set をク リ ッ ク します。

    6. 必要に応じて、 他のフ ィールドに他のネッ ト ワークパラ メータを入力します。

    7. Apply をク リ ッ ク します。

    8. OK をク リ ッ ク します。

    ヒン ト IPアドレスの設定後にエラーメ ッセージが表示されますが、これは、Logix Designerアプリケーシ ョ ンが以前のアドレスでモジュールを検索したためで、正常な動作です。

    重要 表示されるフ ィールドは、EtherNet/IPデバイスによって異なります。

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 35

  • 第 1 章 1783-NATR ルータの取付け

    DHCP ソ フ ト ウェアの使用

    Dynamic Host Configuration Protocol (DHCP) ソ フ ト ウ ェ アでは、TCP/IPネッ ト ワークにログオン中のク ラ イアン ト ステーシ ョ ンに自動的に IPア ド レスを割付けます。DHCPはBOOTPをベース と し、ある程度の下位互換性を維持しています。主な違いは、BOOTPでは(静的な)手動構成が可能なのに対し、DHCPでは新し く接続されたデバイ スにネッ ト ワークア ド レス と構成を静的にも動的にも割当てられる こ とです。

    DHCP ソ フ ト ウ ェアを使用してデバイ スを構成する と きは注意が必要です。EtherNet/IP通信デバイ スなどのBOOTP ク ラ イアン ト は、BOOTPクエ リ も処理する よ う にDHCPサーバが明確に記述されている場合のみ、DHCP サーバから起動する こ とができ ます。これは使用されているDHCP ソ フ ト ウ ェアパッ ケージによって決まっています。BOOTP コマン ドおよび手動IP割当てを DHCPパッケージがサポー ト しているかどう かは、システム管理者に確認して く ださい。

    注意 : EtherNet/IP 通信デバイスには固定ネッ トワークアドレスを割付ける必要があります。 このデバイスの IP アドレスを動的に指定しないで ください。

    この注意を守らないと、マシンに予期せぬ動作が起こった

    り、プロセス制御が失われることがあります。

    36 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 第 2 章

    1783-NATRルータの構成

    Studio 5000 Logix Designerアプリケーシ ョ ンを使用した構成

    EDS フ ァ イルのダウンロード

    RSLinx Classic通信ソ フ ト ウ ェアを使用して1783-NATRルータを構成するには、以下の手順に従って1783-NATRルータのEDSフ ァ イルをダウンロード して く ださい。1783-NATRルータからEDSフ ァ イルをアップロード してインス ト ールしていない場合は、19 ページの「1783-NATRデバイスの初回セッ ト ア ップ」を参照して く ださい。

    1. EDS ファ イルを以下のサイ トからダウンロード します。http://www.rockwellautomation.com/resources/eds/

    2. Network プルダウン メニューで、ネッ ト ワーク と して EtherNet/IP を選択します。

    3. Device Type プルダウン メニューで、 Communication Adapter を選択します。

    4. Bulletin/catalog number フ ィールドに、 1783-NATR と入力します。

    5. Search をク リ ッ ク します。

    項目 参照ページ

    Studio 5000 Logix Designer アプリケーシ ョ ンを使用した構成 37

    Device Manager の Web インターフェイスを使用した構成 46

    電子キーイング 55

    重要 パブリ ッ クポートで通信を行なうには、IPアドレスが割付けられた、少な く と も 1つのプライベートポート を他のデバイスに接続する必要があります。このため、初回構成に

    はプライベートポート を使用するようにお奨めします。

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 37

    http://www.rockwellautomation.com/support/networks/overview.pagehttp://www.rockwellautomation.com/rockwellautomation/support/networks/eds.page?

  • 第 2 章 1783-NATR ルータの構成

    6. Download をク リ ッ ク して、1783-NATR ルータの EDS ファ イルをダウンロード します。

    7. コンピュータの任意の場所にファ イルを保存します。

    8. 構成ソフ ト ウ ェアを使用してダウンロード したフ ァ イルを登録します。

    a. RSLinx Classic 通信ソフ ト ウェアを使用する場合は、 EDS ハードウェア ・ インス ト レーシ ョ ン ・ ツールを使用します。

    b. Start → All Programs → Rockwell Software → RSLinx → Toolsの順に選択します。

    19 ページの「1783-NATRデバイ スの初回セッ ト ア ップ」の手順を行なって、1783-NATRルータからEDSフ ァ イルをアップロードする こ と もできます。

    General

    General(全般)タブでは、デバイ ス名の指定、IPア ド レスの構成、モジュール定義オプシ ョ ンの選択などができます。

    38 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 1783-NATR ルータの構成 第 2 章

    Change を ク リ ッ ク し てModule Definition(モジ ュール定義)ダ イ ア ロ グボッ ク スにアクセス し ます。

    このダイアログボッ ク スでは、フ ァームウェア リ ビジ ョ ンや電子キーイ

    ングのオプシ ョ ンを構成でき ます。電子キーイングの詳細は、55 ページの「電子キーイング」を参照して く ださい。

    Connection

    Connection(コネクシ ョ ン)タブには構成済みのコネクシ ョ ン、モジュールを禁止するオプシ ョ ンやデバイスのメジャーフォルトが表示されます。

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 39

  • 第 2 章 1783-NATR ルータの構成

    Parameters

    Parameters(パラ メータ)タブでは、Groupプルダウン メ ニューの選択肢に依存するデバイ スパラ メータを構成できます。All Parameters を選択すると、デバイスについて使用可能なすべてのパラ メータが リ ス ト に表示さ

    れます。Groupプルダウン メ ニューから、アプ リ ケーシ ョ ンに必要なパラメータをそれぞれ選択し ます。

    IPア ド レス変換ルールの構成

    Logix Designerアプ リ ケーシ ョ ンのModule Propertiesダイアログボッ ク スのParameters タブでは、32個までルールを構成できます。それぞれのルールは個別に構成する必要があ り ます。ルールを構成するには、Groupプルダウン メ ニューからルール番号を選択します。プラ イベー ト IPア ド レスとは、プラ イベー ト ネッ ト ワーク上にあるデバイ スで構成されている IPアド レスのこ とです。パブ リ ッ ク IPアド レス とは、パブ リ ッ クネッ ト ワーク上のデバイ スがプラ イベー ト ネッ ト ワーク上のデバイ ス との通信に

    使用する変換済みア ド レスのこ とです。

    重要 ルールのプライベート IP アド レスは、1783-NATRルータのプライベートポートのIPアドレスとは異なっていることが必要です。ルールのパブリ ッ ク IPアドレスは、1783-NATRルータのパブリ ックポートのIPアドレスとは異なっていることが必要です。

    プライベー ト(マシン)ネッ トワーク上のデバイスの変換

    後のゲートウェイアドレスには、1783-NATRのプライベート・ポート・アドレスを設定する必要があります。

    40 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 1783-NATR ルータの構成 第 2 章

    以下の図では、例と して"Rule 01 Configuration" と表示されています。アプリ ケーシ ョ ンでの必要性に応じて各パラ メータ を構成し ます。Set を クリ ッ ク して変更を適用し ます。

    NAT有効

    NAT の有効または無効を切換えるには、Group プルダウ ン メ ニューのNAT Enable(NAT有効)を選択し ます。

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 41

  • 第 2 章 1783-NATR ルータの構成

    パブリ ッ ク管理インターフ ェ イス

    パブ リ ッ ク管理インターフェ イ スの有効と無効を切換えるには、Groupプルダウン メ ニューのPublic Administration Interface(パブ リ ッ ク管理インターフェ イ ス)を選択し ます。

    パブリ ッ ク IPア ド レスの構成

    パブ リ ッ ク IP ア ド レ ス を構成するには、Group プルダウ ン メ ニューでPublic IP Address Configuration(パブ リ ッ ク IPア ド レスの構成)を選択します。

    42 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 1783-NATR ルータの構成 第 2 章

    構成可能なパラ メータは以下の通り です。

    • Public IP Startup Configuration• Public IP Address String• Public IP Network Mask String• Public Gateway Address String• Public Primary Name Server String• Public Secondary Name Server String• Public Domain Name• Host Name

    Webサーバ有効

    Webサーバの有効および無効を切換えるには、Groupプルダウン メニューのWeb Server Enable(Webサーバ有効)を選択し ます。

    構成の保存/ リス ト ア

    Save/Restore Configuration(構成の保存/ リ ス ト ア)パラ メータの詳細は、24 ページの「Logix Designer アプ リ ケーシ ョ ンを使用した SD カードへの保存」および26 ページの「Logix Designerアプ リ ケーシ ョ ンを使用したSDカードからの リ ス ト ア」を参照して く ださい。

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 43

  • 第 2 章 1783-NATR ルータの構成

    Internet Protocol

    Internet Protocol(イ ン ターネッ ト プロ ト コル)タブでは、デバイ スの IP設定を構成できます。

    Port Configuration

    Port Configuration(ポー ト 構成)タブでは、デバイ スのポー ト を構成したり、ポー ト 診断情報を表示できます。

    44 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 1783-NATR ルータの構成 第 2 章

    Network

    Network(ネ ッ ト ワーク)タブでは、スーパーバイザモードの有効、カウンタの リ セッ ト 、通信の更新などができます。

    Advanced を ク リ ッ ク してAdvanced Network Configuration(詳細なネ ッ トワーク構成)ダイアログボッ ク スを表示し ます。このダイアログボッ ク

    スでは、スーパーバイザモードやリ ングパラ メータを構成できます。Set をク リ ッ ク して変更を適用し ます。

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 45

  • 第 2 章 1783-NATR ルータの構成

    Device ManagerのWebインターフ ェ イスを使用した構成

    Device Manager のWeb インターフェ イ スのConfiguration フォルダにあるリ ン ク をたどる こ とで、1783-NATR ルータを構成でき ます。個々のタブの内容には、それぞれを ク リ ッ ク してアクセスする こ と もでき ます。

    以下の手順に従って、Device ManagerのWeb インターフェ イ スで1783-NATRルータのNATを構成して く ださい。

    1. Configuration フォルダの下の任意のリ ンクをク リ ッ ク します。 この例では、 Public Network をク リ ッ ク します。

    2. 21 ページのステップ 17 で選択したユーザ名およびパスワードをこのダイアログに入力し、 OK をク リ ッ ク します。

    3. Public Network (パブ リ ッ クネッ ト ワーク) タブの各フ ィールドに適切な情報を入力します。

    この図に示す情報は単なる例です。

    46 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 1783-NATR ルータの構成 第 2 章

    4. 終了したら Apply Changes をク リ ッ ク します。

    変更内容は、 1783-NATR ルータのリセッ ト後に有効になり ます。

    5. Device Servicesタブに移動して1783-NATRルータを リセッ ト します。

    6. Private Network タブをク リ ッ ク します。

    7. Private Network (プラ イベートネッ ト ワーク) タブの各フ ィールドに適切な情報を入力します。

    この図に示す情報は単なる例です。

    8. 終了したら Apply Changes をク リ ッ ク します。

    変更内容は、 1783-NATR ルータのリセッ ト後に有効になり ます。

    9. 1783-NATR ルータを リセッ ト します。

    10. Network Address Translation (ネッ ト ワークアドレス変換) タブをクリ ッ ク します。

    11. NAT Enable プルダウン メニューから Enabled を選択します。

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 47

  • 第 2 章 1783-NATR ルータの構成

    Device ManagerのWeb インターフ ェ イスを使用したルールの作成

    以下の手順に従って、1つのルールを作成して く ださい。

    1. Network Address Translation タブで New をク リ ッ ク します。

    Create New Rule (ルールの新規作成) ダイアログボッ クスが表示されます。

    2. アプ リ ケーシ ョ ンでの必要に応じてこのダイアログボッ クスを構成し、Add Rule をク リ ッ ク します。プライベート IP アドレス とは、プライベートネッ ト ワーク上にあるデバイスで構成されている IPアドレスのこ とです。 パブ リ ッ ク IP アドレス とは、 パブ リ ッ クネッ トワーク上のデバイスがプライベートネッ ト ワーク上のデバイス との

    通信に使用する変換済みアドレスのこ とです。

    IP アドレスには、パブ リ ッ クポート とプライベートポートの割付け済みのアドレス とは異なるものを指定する必要があ り ます。

    ヒン ト ルールはすぐに有効になり、リセッ トは必要ありません。

    重要 ルールのプライベート IP アドレスは、1783-NATRルータのプライベートポートの IP アドレスとは異なっているこ とが必要です。ルールのパブリ ック IPアドレスは、1783-NATRルータのパブリ ッ クポートの IP アド レスとは異なっていることが必要です。

    プライベート(マシン)ネッ トワーク上のデバイスの変換

    後のゲー ト ウェ イア ド レスには、1783-NATRのプラ イベート・ポート・アドレスを設定する必要があります。

    48 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 1783-NATR ルータの構成 第 2 章

    Network Address Translation タブに新しいルールが表示されます。

    連番のIPア ド レスを使用して複数のルールを作成するには、以下の手順に行なって く ださい。

    1. Network Address Translation タブで New Range をク リ ッ ク します。

    Create New Rules (複数ルールの新規作成) ダイアログボッ クスが表示されます。

    2. アプ リ ケーシ ョ ンでの必要に応じてこのダイアログボッ クスを構成し、 Add Rules をク リ ッ ク します。 IP アドレスは、 追加ごとに 1 つずつ自動的にインク リ メ ン ト されます。

    IP アドレスには、パブ リ ッ クポート とプライベートポートの割付け済みのアドレス とは異なるものを指定する必要があ り ます。

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 49

  • 第 2 章 1783-NATR ルータの構成

    Network Address Translation (ネッ ト ワークアドレス変換) タブに新しいルールが表示されます。 以下の図では、 48 ページのステップ 2で作成したルールも表示しています。

    新しいルールは、アプ リ ケーシ ョ ンでの必要に応じて SD カードに保存できます。

    1. Device Configuration (デバイス構成) に移動し、 Save to SD (SD への保存) をク リ ッ ク します。

    Configuration successfully saved to SD card (SD カードへの構成の保存成功) ウ ィ ンド ウが表示されます。

    2. ウ ィ ンド ウで OK をク リ ッ ク します。

    3. これで、 構成が SD カードに保存されました。

    Network Address Translation

    Network Address Translation(ネッ ト ワークアド レス変換)タブには、以下に関する情報があ り ます。

    • NAT Enable/Disable

    • Create New Rule

    • Create New Range of rules

    50 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 1783-NATR ルータの構成 第 2 章

    ルール作成の詳細は、48ページの「Device ManagerのWeb インターフェ イスを使用したルールの作成」を参照して く ださい。

    Device Identity

    Device Identity(デバイ ス ID)タブでは、以下を構成できます。

    • Device Name (デバイス名)

    • Device Description (デバイス説明)

    • Device Location (デバイスの場所)

    アプ リ ケーシ ョ ンでの必要性に応じて各フ ィールド を構成し ます。

    Apply Changesを ク リ ッ ク して、構成を保存し ます。

    Public Network

    Public Network(パブ リ ッ クネッ ト ワーク)タブでは、以下を構成できます。

    • IP Address (IP アドレス)

    • Subnet Mask (サブネッ トマスク)

    • Gateway Address (ゲート ウェイアドレス)

    • Autonegotiate Status (オート ネゴシエーシ ョ ンステータス)

    • Select Port Speed (ポート速度の選択)

    • Select Duplex Mode (二重モードの選択)

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 51

  • 第 2 章 1783-NATR ルータの構成

    アプ リ ケーシ ョ ンでの必要性に応じて各フ ィールド を構成します。ApplyChangesを ク リ ッ ク して、構成を保存し ます。

    Private Network

    Private Network タブでは、以下を構成できます。

    • Ethernet Interface Configuration(イーサネッ ト インターフェイス構成)

    • IP Address (IP アドレス)

    • Subnet Mask (サブネッ トマスク)

    • Gateway Address (ゲート ウェイアドレス)

    • Primary Name Server (プラ イマ リ ・ ネーム ・ サーバ)

    • Secondary Name Server (セカンダ リ ・ ネーム ・ サーバ)

    • Domain Name (ド メ イン名)

    • Autonegotiate Status - Ethernet Link Port 1 (front) (オート ネゴシエーシ ョ ンステータス – イーサネッ ト ・ リ ンク ・ ポート 1 (前面))

    • Select Port Speed - Ethernet Link Port 1 (front) (ポート速度の選択 –イーサネッ ト ・ リ ンク ・ ポート 1 (前面))

    • Select Duplex Modes - Ethernet Link Port 1 (front)(二重モードの選択 –イーサネッ ト ・ リ ンク ・ ポート 1 (前面))

    • Autonegotiate Status - Ethernet Link Port 2 (rear) (オート ネゴシエーシ ョ ンステータス – イーサネッ ト ・ リ ンク ・ ポート 2 (背面))

    • Select Port Speed - Ethernet Link Port 2 (rear)(ポート速度の選択 – イーサネッ ト ・ リ ンク ・ ポート 2 (背面))

    • Select Duplex Modes - Ethernet Link Port 2 (rear) (二重モードの選択 –イーサネッ ト ・ リ ンク ・ ポート 2 (背面))

    52 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 1783-NATR ルータの構成 第 2 章

    アプ リ ケーシ ョ ンでの必要性に応じて各フ ィールド を構成し ます。

    Apply Changesを ク リ ッ ク して、構成を保存し ます。

    Advanced Network

    Advanced Network(ネッ ト ワークの詳細)タブでは、以下を構成できます。

    • Enable Ring Supervisor ( リ ンクスーパバイザ有効)

    • Supervisor Precedence (スーパバイザ優先順位)

    • Beacon Interval (ビーコン間隔)

    • Beacon Timeout (ビーコンタイムアウ ト )

    • Protocol VLAN ID (プロ ト コル VLAN ID)

    アプ リ ケーシ ョ ンでの必要性に応じて各フ ィールド を構成し ます。

    Apply Changesを ク リ ッ ク して、構成を保存し ます。

    重要 Beacon Interval、Beacon Timeout、Ring Protocol VLAN ID にはデフ ォルト値を使用することをお奨めします。

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 53

  • 第 2 章 1783-NATR ルータの構成

    Device Services

    Device Services タブでは、以下を構成できます。

    • Public Administration Interface (パブ リ ッ ク管理インターフェイス)

    • HTTP Web Server (HTTP Web サーバ)

    • Password (パスワード)

    • Module Reset (モジュールリセッ ト )

    • Save and Restore (保存およびリ ス ト ア)

    アプ リ ケーシ ョ ンでの必要性に応じて各フ ィールド を構成します。ApplyChangesを ク リ ッ ク して、構成を保存し ます。デバイ スを リ セッ ト するには、Reset Moduleを ク リ ッ ク し ます。

    デバイス構成の保存およびリス ト ア

    デバイ ス構成は、SDカード またはフ ァ イルに保存して リ ス ト アでき ます。構成を保存するにはSave to File を ク リ ッ ク し、フ ァ イルからデバイス構成を リ ス ト アするにはRestore from Fileを ク リ ッ ク し ます。SDカード の構成情報については、第1章の SD カード のセク シ ョ ンを参照してく ださい。

    54 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

  • 1783-NATR ルータの構成 第 2 章

    電子キーイング Electronic Keying(電子キーイング)は、制御システムで間違ったデバイ スを使用する可能性を減ら し ます。それは、プロジェ ク ト で定義されたデ

    バイス と取付けられたデバイスを比較します。キーイングが失敗する と、

    エラーが発生し ます。以下の属性が比較されます。

    以下のElectronic Keyingオプシ ョ ンを使用できます。

    項目 説明

    Vendor(ベンダー) デバイス製造メーカ

    Device Type(デバイスタイプ)

    製品の一般的なタイプ(デジタル I/O モジュールなど)

    Product code(製品コード) 製品の固有のタイプ。製品コードはカタログ番号に対応します。

    Major Revision (メジャーリビジ ョ ン)

    デバイスの機能を表す番号

    Minor Revision (マイナーリビジ ョ ン)

    デバイスの動作変更を表す番号

    キーイング

    オプシ ョ ン説明

    Compatible Module(互換モジュール)

    取付けられたデバイスが定義されたデバイスをエ ミ ュレーシ ョ

    ンできるときに、取付けられたデバイスがプロジェ ク ト で定義

    されたデバイスのキーを承認するこ とを許可します。CompatibleModule では、通常、デバイスを以下の特長を持つ別のデバイスと置き換えることができます。

    • 同じカタログ番号• 同じかまたは上位のメジャーリビジ ョ ン• 以下に示すマイナーリビジ ョ ン :

    – メジャーリビジ ョ ンが同一である場合、 マイナーリビジ ョンは同じかまたは上位のマイナーリビジ ョ ンであることが

    必要です。

    – メジャーリビジ ョ ンが上位である場合、 マイナーリビジ ョンはどんな番号であってかまいません。

    Disable Keying (キーイング無効)

    デバイスとの通信を試みるときに、キーイング属性が考慮されな

    いことを示します。Disable Keyingでは、プロジェク トで指定されたタイプと異なるデバイスとの通信が発生する場合があります。

    注意:Disable Keyingオプショ ンを使用するときは、十分な注意が必要です。このオプシ ョ ンを不適切に使用すると、人身傷害または死

    亡、物的損害、または経済的損失の原因となる可能性があります。

    当社は、ユーザが Disable Keying を使用しないことを強 く お奨めします。

    Disable Keying を使用する場合は、使用するデバイスがアプリケーシ ョ ンの機能要件を満たすことができるかの理解に対する全責

    任を負う必要があります。

    Exact Match(完全に一致) 通信を確立するためにすべてのキーイング属性が一致する必要があることを示します。正確に一致しない属性が存在すると、デ

    バイスとの通信は行なわれません。

    Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015 55

  • 第 2 章 1783-NATR ルータの構成

    オプシ ョ ンを選択する と きは、それぞれのキーイングオプシ ョ ンの意味

    を注意深く考慮して く ださい。

    参考資料

    電子キーイ ングの詳細は、『Electronic Keying in Logix5000 Control SystemsApplication Technique』(Pub.No. LOGIX-AT001)を参照して く ださい。

    重要 オンラインで Electronic Keyingパラ メータを変更すると、そのデバイスへのコネクシ ョ ンおよびそのデバイス経由

    で接続されるすべてのデバイスへのコネクシ ョ ンが断

    たれます。他のコン ト ローラからのコネクシ ョ ンも壊れ

    る場合があります。

    デバイスへの I/O コネクシ ョ ンが断たれると、データ損失が発生する場合があります。

    56 Pub. No. 1783-UM008A-JA-P – February 2015

    http://literature.rockwellautomation.com/idc/groups/literature/documents/at/logix-at001_-en-p.pdf

  • 第 3 章

    1783-NATRルータの診断

    ステータスインジケータ

    以下の図に、1783-NATR デバイスのステータスインジケータを示します。

    表1に、ステータ ス インジケータの説明を示し ます。

    項目 参照ページ

    ステータス インジケータ 57

    Web ユーザインターフェイスでの診断 58

    Logix Designer アプリケーシ ョ ンによる診断 63

    表 1 - 1783-NATR ルータのステータスインジケータ

    インジケータ ステータス 説明

    OK 消灯 デバイスに DC24V 電力が供給されていません。

    緑色 デバイスが正し く動作しています。

    赤色に点滅(1) 回復可能なフォルトまたは重複 IP アドレスが検出されました。(2)

    赤色 回復不能なフォルトが検出されました。

    赤色 / 黄色に点滅

    SD カードから構成をリストアできませんでした。

    赤色 / 緑色に点滅